テーマ : 袋井市

デジタル化、都市機能充実 袋井市予算案 一般会計398億3000万円

 袋井市は16日、2024年度当初予算案を発表した。一般会計は23年度当初比2・6%増の398億3千万円。6年連続で過去最高を更新した。デジタル化による市民生活の変革、都市機能の充実やにぎわい創出、産業支援に重点を置いた。
  photo03
 電子書籍の貸し出し開始や学校図書室と市立図書館への共通システム導入などを進める「まちじゅう図書館推進事業」に2億円を計上した。児童や生徒が端末で自宅からでも電子書籍を読むことのできるサービスの提供や、学校と市立図書館の蔵書を一括管理して児童が学校から図書館の文献を調べられるシステムの構築などを図る。
 市内全域の道路、公園などの全照明灯にLEDを導入する(1億8400万円)。人感センサーによる省電効果も合わせ、15年間で電気料と維持管理費の計3億円のコスト削減が見込まれる。
 袋井駅南側エリアの整備(4億4千万円)、同笠海岸エリアのにぎわい創出事業(2億3500万円)にも予算を配分し、まちの防災機能強化と地域活性化を推進する。このほか、クラウンメロン経営継承への支援制度創設に330万円を計上した。
 歳入は、定額減税に伴い市税が23年度当初比3・0%減の150億7700万円。月見の里学遊館の大規模改修事業完了などで市債は34億2千万円と10・7%の減額となった。
 国民健康保険など特別5会計、水道など企業3会計を含めた総額は643億8千万円で2・6%増。
 (袋井支局・北井寛人)

いい茶0

袋井市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞