焼津市の記事一覧
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満観峰(静岡市駿河区、焼津市) 山頂の展望広場に東屋整備【山ある記】
満観峰(470メートル)は、焼津・静岡側から整備された登山道がいくつもあり、富士山から伊豆半島・駿河湾などの大パノラマが楽しめる。山頂の広い展望広場には東屋[あずまや]が整備され、年々若い登山者も増えて人気上昇中の山だ。焼津側登山口の花沢の里は、古い家並みが残り風情がある。 今回は静岡側から小野薬師寺―朝鮮岩―満観峰―小坂へと里山歩きを楽しむ。JR安倍川駅を出発し、丸子川の青木橋を渡って井尻方向に進む。参道本道から小野薬師寺に登る。山桜の咲き誇る境内から朝鮮岩までの尾根道をゆっくり登坂する。いつ見ても朝鮮岩からの眺望は素晴らしい。ここからは雨上がりで滑りやすい木の根の張る下り坂を巻いて満観
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夜空彩る星々 探してみよう 静岡県内各地で観望会【しずおかアウトドアファン】
夜、星がきれいに見えると冬の訪れを感じる-。そう思う人は多いのではないだろうか。空気中の水蒸気が少なくなる冬は、大気が澄んで天体観測には絶好の時期。静岡県内各地で開かれている観望会を訪ね、夜空を彩る星々の楽しみ方を聞いた。 (生活報道部・伊藤さくら、草茅出) 浜松 親子ら冬の星座に歓声 11月18日夜、浜松市浜北区の浜名小で開かれたのは「星を見るつどい」(市主催)。気温は7度と前日から5度下がり、一足早く冬を感じる冷え込み。夕方まで曇っていた空は夜になると雲が切れ、月明かりが校庭を照らした。 集まった親子約200人を前に、浜北少年科学クラブの指導員らが星空を指し示しながら解説した。
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エアコン未設置世帯支援へ 焼津市長答弁 小中体育館 空調設置も
焼津市の中野弘道市長は5日の市議会11月定例会一般質問で、「熱中症弱者」とされる高齢者や障害者、子どもを対象にした熱中症対策として、エアコン未設置世帯への支援制度の創設と、小中学校体育館への空調設備設置に着手する方針を明らかにした。定例会最終日に関連事業費を盛り込んだ補正予算案を提出する。井出哲哉氏(凌雲の会)への答弁。 市によると、エアコンを1台も設置していない65歳以上の高齢者のみの世帯、身体障害者手帳1級、2級などの交付を受けている障害者がいる世帯に、エアコン本体と設置費用を助成する計画。申請手続きなど詳細については今後詰めていく。体育館の整備設置については、市内9中学校を優先して進め
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徳川家康の十男 頼宣の守り本尊や厨子… 海蔵寺の寺宝一堂に 焼津で特別展
焼津市三ケ名の市歴史民俗資料館で2024年2月18日まで、海蔵寺(同市焼津6丁目)に伝わる徳川家ゆかりの所蔵品を紹介する特別展が開かれている。徳川家康の十男頼宣の守り本尊やそれを納めた厨子(ずし)といった普段は見ることができない寺宝が並ぶほか、小川の地蔵信仰について紹介している。 海蔵寺はご本尊が水難よけの「小川のお地蔵さん」として地元では知られる寺院。駿府で過ごしていた頼宣が特に厚く信仰していたため、寺には徳川家から奉納された数多くの寺宝やゆかりの資料が残っている。 今回の展示会では、頼宣が持っていたとされる高さ4センチほどの守り本尊、それを納めていた徳川家の家紋が入った厨子、家康が描
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小中生 将棋の腕前競う 掛川で大会
掛川市内外の児童生徒が将棋の腕前を競う「掛川小中学生将棋大会」(将棋によるまちづくり実行委員会主催)が同市満水の22世紀の丘公園たまりーなで開かれ、55人が4クラスに分かれて対局した。新型コロナウイルス禍に伴うオンライン開催を経て、4年ぶりの対面形式になった。 結果は次の通り。 中学生 ①望月友就(静岡市駿河区)②玉田宗大(掛川市)③金原優太(同)▽小学校高学年 ①鈴木大輝(磐田市)②大石悠喜(掛川市)③佐直知哉(同)▽同中学年 ①遠藤健右(焼津市)②渡辺史鳥(掛川市)③柏晃平(同)▽同低学年 ①塚本晴輝(焼津市)②藤井悠翔(掛川市)③名倉稔(静岡市駿河区)
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カツオフライおむすび好評 焼津「福一漁業」 発売半年、新ブランドへ
焼津市の水産会社「福一漁業」が自社で漁獲したカツオを揚げた具材のおむすびを発売してから、約半年が経過した。総菜コーナーで手に取りやすいおむすびに同社として初参入。本来は揚げるとかたくなってしまうカツオを独自の製法で、揚げてもやわらかくすることに成功した。得意のすしとは異なる新たなブランドの確立を目指す。 おむすびは5月から、MEGAドン・キホーテUNY大覚寺店(同市大覚寺)を中心に販売している。カツオ、マグロ、サバ、シャケなど魚の具材を使った商品11種類を展開。開店時刻に合わせて当日早朝から調理し、提供している。 同社は同店の改装オープンに合わせて、総菜コーナーで人気の高いおむすびの商品
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焼津の塩川新聞舗 情報サイト開設半年 「複業人材」と発信力強化 閲覧定着化図る
焼津市の塩川新聞舗が複数の仕事や拠点で働く「複業人材」と連携し、地域情報発信サイトを立ち上げて、今月で半年が経過した。専門家の視点で指摘や助言を受けながら、新聞販売店にとって経験が少ないウェブの立ち上げから運営まで展開し、サイト閲覧の定着化が図られている。 同社は6月に地域情報サイト「やいだら通信」を開設した。市内のライターらが体験したグルメ、趣味といった記事を掲載している。月間のアクセス数「ページビュー」は6千。目標の1万達成に向けて、修正作業を重ねている。 サイトの開設は同社の中島健一部長が、昨年10月に市内で行われた複業人材と企業とのマッチング合宿に参加したことがきっかけ。都内のウェブ
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世界エイズデー 高校生に啓発品 ソロプチミスト焼津
焼津市の国際ソロプチミスト焼津は1日、世界エイズデーに合わせたキャンペーンを同市の焼津高で行った。会員と同高ボランティア部の部員計約30人が登校時間に合わせて校門に立ち、生徒に啓発品500部を配って、エイズ検査を受ける大切さを伝えた=写真=。 啓発品はチラシとマスク、ポケットティッシュの一式。市内の焼津中央高、焼津水産高、藤枝特別支援学校焼津分校にも配った。
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「ビキニ事件」悲劇の意味問う 3日焼津で舞台 劇団「燐光群」
1954年、太平洋・マーシャル諸島のビキニ環礁で米国の水爆実験により焼津港所属のマグロ漁船「第五福竜丸」乗組員が被ばくした「ビキニ事件」をテーマにした舞台が3日午後3時から、焼津市三ケ名の焼津文化会館で開かれる。劇作家・演出家の坂手洋二さんが自ら収集した事件に関連するさまざまなエピソードをちりばめた内容で、間もなく70年を迎える悲劇の意味を問いかける。 舞台は「わが友、第五福竜丸」で坂手さんが主宰する劇団「燐光群(りんこうぐん)」が演じる。東京・高円寺を皮切りに、焼津市、高知県、和歌山県串本町など全国7カ所で上演する。 劇では、第五福竜丸の元漁労長見崎吉男さん、元乗組員大石又七さんといっ
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こだわりの海の幸集結 3日まで焼津でいちまるマルシェ ECサイトコーナーも
焼津市の食品水産業いちまるは2日、恒例の「いちまるマルシェ・スペシャルイベント」を同市浜当目の食品工場で開いた。同社が運営するEC(電子商取引)サイト「焼津の網元」に参加する水産加工業者の商品を販売する特設コーナーが設けられ、こだわりの一品を買い求める客でにぎわった。3日まで。 焼津の網元特設コーナーには、いちまる、新丸正、丸又、カクニンベンうさぎ屋食品、焼津冷蔵など水産加工業者8社がツナ缶や練り物などを販売している。 いちまるブースでは、同社社員が自社のマグロやカツオに合うとして、あらしお(静岡市駿河区)や静岡県産醤油(焼津市)の製品を勧めるなど業者の垣根を越えた魅力の発信が実践されて
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焼津市 家族ランナー思いつなぐ 大石姉妹、互いの姿刺激に【市町対抗駅伝】
焼津市は1区の大石怜美選手(16)=静岡商高1年=と8区の妹芙美選手(14)=焼津港中2年=が、姉妹そろって初めて出走した。粘り強く走り抜き、レース後は健闘をたたえ合った。 「妹には負けられない」という怜美選手。芙美選手は2歳上の姉を「かなわない存在」としつつも追い付きたいと日々、背中を見て学ぶ。焼津市の代表で共に練習した約3カ月間は切磋琢磨(せっさたくま)を続け、姉妹での出場を心待ちにしていた。芙美選手は「今まで一緒に走ったことがなかった分、うれしかった」と笑顔を見せた。 市町対抗駅伝をきっかけに陸上を始めた2人。怜美選手は「もっとチームの順位を上げて貢献できるよう2人で頑張りたい」と
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三遊亭朝橘さん 記念の落語披露 焼津RC 3000回目の例会
焼津ロータリークラブ(焼津市)はこのほど、3千回目の例会を市内のホテルで開いた。記念講演で落語家の三遊亭朝橘さんが日本のロータリークラブの創設者米山梅吉を題材にした落語を披露した。 例会には第2620地区の中村皇積ガバナーや深沢英雄会長らが出席した。3千回を記念して米山梅吉を顕彰する米山梅吉記念館(長泉町)への寄付金を中村ガバナーに託した。 同クラブは1960年に創立し、日本で389番目のロータリークラブとして承認された。
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冬のまちに彩り 大井川文化会館でイルミネーション 焼津市
焼津市宗高の大井川文化会館ミュージコで1日夜、恒例のイルミネーション「スターダストファンタジア」の点灯が始まった。25日まで。 会館玄関前や隣接する大井川公民館周辺を赤や緑、青色のLEDライトで彩り、クリスマスに向けた華やかな雰囲気を演出している。おおいがわAkindo事業協同組合を中心とした実行委員会が企画した。 点灯式では、中野弘道市長と地元の子どもたち、市のマスコットキャラクター「やいちゃん」がボタンを押して明かりをともした。大井川ジュニア合唱団が「きよしこの夜」「あわてん坊のサンタクロース」といったクリスマスソングを中心に合唱を披露した。 点灯は午後4時半から午後9時まで。
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養護老人施設に日用品を寄贈 焼津の連合会
焼津市内の老人クラブでつくる「さわやかクラブやいづ連合会」(滝沢義雄会長)は30日、市立養護老人ホーム「慈恵園」(同市大覚寺、赤川好恵施設長)にハンドソープ約20個やティッシュ約20箱、タオル約80枚などの日用品を寄贈した。 連合会関係のイベントで用意した記念品のうち、参加者に行き届かなかった品を充てた。寄贈品は入所者の生活で活用される。
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あいのうた短歌コンテスト 表彰式や10周年トーク 静岡
静岡県はこのほど、出会いから子育てまでをテーマにした「第10回あいのうた短歌コンテスト」の表彰式と10周年記念トークショーを静岡市駿河区のグランシップで開いた。 応募作品3152首の中から選ばれた最優秀賞は、一般の部が徳島市の会社員の金城沙代さんの「君が言う 『土星くらい おいしい』が きっかけで知る 土星のデカさ」、ジュニアの部は静岡市立服織中2年の鈴木香春さんの「クローバー 君と探した あの時間 見つかんなくても 最高の思い出」。式典では、入賞者に川勝平太知事が表彰状を手渡した。 審査員を務めた歌人の俵万智さんと田中章義さん(静岡市出身)、お笑いコンビ「トータルテンボス」(御殿場市出
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富士山⇄駿河湾 高低差「日本一」のコース料理 富士宮でイベント
静岡県は29日、有名店の料理人が県内産食材で腕を振るう初めての企画「美味らららダイニング」を富士宮市の富士山本宮浅間大社で実施した。旅先の食文化を楽しむ「ガストロノミーツーリズム」推進事業の一環として県内外の希望者30人を招き、日本一の高低差を誇る富士山から駿河湾までをテーマにしたコース料理を提供した。 同ダイニングは焼津市で鮮魚店を営む前田尚毅さんのプロデュースで、フレンチ「馳走西健一」(同市)の西健一さんと無国籍料理「シンプルズ」(静岡市駿河区)の井上靖彦さんのほか、新潟県の桑木野恵子さんと小林宏輔さんが厨房に立った。 4人は日本一の高低差をテーマに、コースの中で山を表した皿から海
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10代女性誘拐の疑い 56歳の男逮捕 藤枝署
藤枝署は30日、未成年者誘拐の疑いで藤枝市瀬戸新屋、会社員の男(56)を逮捕した。逮捕容疑は29日午後5時ごろ、同市内で静岡県中部地区に住む10代の会社員女性を誘拐した疑い。同署によると、容疑者と女性は知人関係という。30日に女性の関係者から女性が見当たらないと相談があり、捜査していたところ同日午後に焼津市内の路上で歩いている2人を発見し、職務質問した。女性にけがはないもよう。同署は容疑者の認否を明らかにしていない。
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拍子木打ち鳴らし 園児「火の用心」 焼津で防火パレード
焼津市の大富幼稚園は28日、防火パレードを行った。園児23人が法被姿で拍子木を打ち鳴らし「火の用心、マッチ1本火事のもと」と声を出しながら、園周辺を練り歩いた。園児たちは出発前に「火遊びは絶対にしません」「火を大切にします」と誓いの言葉を唱和した。
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優良運転者と交通功労表彰 焼津署など
焼津署と県交通安全協会焼津地区支部は28日、交通安全活動への貢献者や長年にわたり無事故・無違反を続ける優良運転者の表彰式を焼津文化会館(焼津市三ケ名)で行った。 受賞したのは優良運転銅賞、優良運転青銅賞、交通功労銅賞計約100人。酒井孝一署長らが受賞者に表彰状を手渡した。 酒井署長は市内の交通事故が増えている現状を指摘し「基本的な部分を徹底してほしい」と呼びかけた。岡村延昌支部長は「模範ドライバーとして安全運転をしてほしい」と受賞者に語りかけた。
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ITの最新情報紹介 生成AIノーコード 焼津でフォーラム
ITの最新情報や活用法を紹介する「IT経営フォーラム2023」(焼津商工会議所、しずおか焼津信用金庫主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、焼津市三ケ名の焼津文化会館で開かれた。生成AI(チャットGPT)やプログラミングの知識がなくてもアプリ開発ができる「ノーコード」について講演した。 ソフトバンクAIプロジェクト推進部の中川栄治部長は生成AIの活用について、利用者の約7割がお試し段階でとどまっている実態を指摘。アイデア出しや事務的な作業といったビジネス上での事例を紹介し、積極的な活用を勧めた。 地元企業の幹部が参加し、ノーコードの取り組み事例を紹介するパネル討論も行われた。
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東富士地権者団体、情報提供申し入れ 米軍オスプレイ屋久島沖墜落
鹿児島県・屋久島沖の米軍オスプレイ事故を受け、同機が飛来する陸上自衛隊東富士演習場を抱える御殿場市、裾野市、小山町と地権者団体「東富士演習場地域農民再建連盟」は29日、防衛省南関東防衛局に対し事故の情報提供などを求める緊急の申し入れを行った。 御殿場市の勝又正美市長が代表して、電話で申し入れた。同市などには米空軍横田基地所属のオスプレイ1機がレーダーから消えたとの情報が入ったものの、詳細な状況は把握できていないという。被害の確認と人命の救助、米軍に対する事故の事実確認と速やかな情報提供を求めた。 勝又市長は搭乗員の安否を気遣った上で、「東富士演習場がある当市としても非常に心配な思い。市民
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焼津の福祉施設を緊急立ち入り検査 志太消防本部
志太消防本部は29日、富士市や大阪市の福祉施設で相次いで発生した火災を受けて、焼津市与惣次の福祉施設「スマイル住まいる与惣次」の緊急立ち入り検査を実施した。消防法で定められた設備の管理状況や避難経路を中心に見て回った。 予防課員と焼津消防署の署員計3人は火災報知機やホース、スプリンクラー、消火器、避難器具といった防災設備の設置状況を見て回り、施設職員に使い方を説明した。非常口の位置や荷物などが置かれていないかも入念に点検した。施設職員に消火器の実践訓練も行った。 この施設は本年度開設したばかり。同本部は福祉施設の火災が多発するなかで、避難困難な高齢者が多く入居していることから、緊急点検を実施
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いつもありがとう 交番にメッセージ 焼津・西町幼稚園
焼津市大村の西町幼稚園の5歳児13人がこのほど、焼津署中央交番(同市焼津6丁目)を訪れ、同交番の署員に日頃の業務に対する感謝の気持ちを込めたメッセージカードを贈った。 画用紙で作ったカードには赤や黄、青など色とりどりの紙で花束をデザイン。「あんしん、あんぜんをまもってくれてありがとうございます」といったメッセージも添えた。園児たちは署員にカードを手渡すと「いつもありがとう」と声をそろえてあいさつした。
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早めのライトオン 焼津で街頭指導 交通安全協会地区支部
静岡県交通安全協会焼津地区支部は29日、早めのライトオンや反射材の着用を呼びかける街頭指導を焼津市のイオン焼津店周辺で実施した。 交通安全指導員、同支部役員、市職員ら20人が3カ所に分かれて、のぼり旗を掲げたり、啓発品を配ったりして、買い物客やドライバーに、この時期の夕暮れ時にあたる午後4時ごろをめどにしたライト点灯を呼びかけた。
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総選挙V5の焼津温泉 地元市民に無料配布
焼津市の天然温泉「焼津温泉」が全国の温泉地を対象にした人気投票「温泉総選挙2023」のリフレッシュ部門で5連覇を達成したことを記念し、同市は26日、市役所で焼津温泉の湯を焼津の語呂にちなんで812人に無料配布した。 会場の市役所南口のロータリーには開始時間と同時に、車や自転車、徒歩で大勢の人が一斉に駆けつけ、10リットルの袋に入った湯を持ち帰っていった。 焼津温泉は温泉総選挙のリフレッシュ部門で2019年から1位となっている。
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焼津市議会一般質問に10氏登壇 12月5、6日
焼津市議会11月定例会は12月5、6日に一般質問を行い、10氏が登壇する。 質問者と主な質問テーマは次の通り。 【5日】井出哲哉 部活動の地域移行▽原崎洋一 DXの推進における市民意見の収集▽藤岡雅哉 港町やいづ企業応援調査団の活動▽秋山博子 リニア中央新幹線静岡工区工事の議論における市の対応▽岡田光正 市文化振興計画▽深田ゆり子 ひとり親家庭などへの支援拡充 【6日】杉田源太郎 道路の環境と安全▽石原孝之 モンゴルとの国際交流を通じて市が目指す将来像▽川島要 認知症対策への取り組み▽四之宮慎一 水害に強いまちづくり
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おたふくワクチン 接種費用を助成へ 掛川市
掛川市は29日、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)のワクチン接種費用を助成する方針を示した。早ければ2024年度に開始する。同日の市議会11月定例会代表質問で、原田陽一健康福祉部長が「子どもたちが安心して成長できるよう検討する」と述べた。藤原正光氏(創世会)への答弁。 おたふくかぜは髄膜炎や難聴などの合併症を伴う可能性があり、幼児期のワクチン接種が発症と重症化の予防に有効とされる。市健康医療課によると、リスク低減に加えて保護者の経済的負担の軽減が目的。県内では焼津市など4市町がワクチン接種の助成を行っていて、先行市町の状況を踏まえて制度設計を進める。 代表質問は、藤沢恭子(新しい風)、勝川志保子
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外来種ヤスデ 静岡県内で拡大 専門家「行政と住民連携し対策を」
節足動物ヤスデの一種で台湾原産の外来種ヤンバルトサカヤスデが静岡県内で生息域を広げている。在来種より繁殖力が強く、温暖な本県では越冬も可能な“不快害虫”。静岡市で2002年に確認されて以来、沿岸部の市町を中心に生息域を拡大し、内陸部の住民からも苦情が出ている。専門家は「外来種対策の優先順位が低く、放置されている」と指摘し、拡大防止策を講じる必要性を強調する。 ヤンバルトサカヤスデは体長3センチほどで、普段は落ち葉の下などに潜んでいる。人をかんだり農作物を食い荒らしたりはしないが、外部から刺激を受けると青酸を含む悪臭ガスを放ち、頭痛や吐き気、下痢を引き起こすことがある
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マグロの希少部位を使用した弁当 JR静岡駅で販売 29日から
焼津市の水産会社「福一漁業」が開発したマグロの希少部位を使用した弁当を、29日からJR静岡駅の「プレシャスデリ&ギフト静岡」で販売する。市場の流通量は少ないが、脂ののりがよくてうまみが濃いマグロの「頭肉」を多くの人に堪能してほしいと商品化に着手。1年半にわたる試行錯誤の末に完成させた。 商品名は「元祖トロまぐろいなり弁当」。ミナミマグロ1頭あたり数百グラムしか取れない頭肉を煮込んで柔らかくし、いなりずしと合わせた。ふたの表面にマグロを描いた弁当箱を、本物の漁網で包む仕掛けを施し「魚の町」らしさを演出している。 弁当の開発は2021年に近藤大輔副社長の発案で始まった。柔らかくして、くさみを
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静岡人インタビュー「この人」 発達障害の子どもたちのスクールでコーチを務めるプロボクサー 細川弦汰さん(焼津市)
焼津市の駿河ボクシングジムで練習に励みながら、同ジムに開設する発達障害の子どもたちを療育する「子どもスポーツスクールするが」でコーチを務める。鬼ごっこなどの遊びやボクシングのトレーニングを通じて、子どもたちにあいさつや思いやりの大切さ、礼儀などを教えている。19歳。 ―スクールのコーチになったきっかけは。 「相手の変化を察知するというボクシングで重要な要素を体得するのに効果があると指導者に勧められた。ジムでは、ただ強いだけではなく思いやりの持てるようなボクサーになるようにとたたき込まれた。自ら率先して実践することでボクシングのトレーニングにも生かされると思った」 ―子どもたちと接するに
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福産品パートナー 静岡県が24社・団体認定
静岡県はこのほど、障害福祉事業所で働く障害者の工賃向上を目指して2023年度に創設した「ふじのくに福産品等SDGsパートナー認定制度」の認定証交付式を県庁で行った。授産製品の購入や業務の発注に積極的に取り組む24社・団体を認定した。 食品や雑貨などの福産品の購入額と、清掃や除草、名刺の印刷といった業務の発注額の合計が年間30万円以上の企業・団体が対象。県のホームページで社名や団体名を公表し、県発注の入札で優遇する。 交付式で森貴志副知事は「障害のある人たちの経済的自立は重要だ。制度を周知し、仲間を増やしていきたい」と強調した。認定を受けた石原水産(焼津市)の沢入伸泰社長(38)は「普段か
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浴衣、モルック体験 モンゴル女子ソフトテニス選手 焼津の中高生と交流
焼津市役所で26日、モンゴルの女子ソフトテニス選手訪問団との交流会が開かれた。選手たちは浴衣の着付けや木製の棒を投げて点数を競うスポーツ「モルック」を体験した。 訪れたのはモンゴルのソフトテニス選手の中学生3人と高校生2人。焼津モンゴル友好協会の会員らが紙芝居を使って、食事や住居、衣服、スポーツといった日本文化を紹介した。その後、赤や青といった色鮮やかな浴衣に身を包み、焼津高ソフトテニス部の生徒と交じって、モルックに興じた。 訪問団は22日から27日まで市内に滞在し、焼津高ソフトテニス部や地元の中学生らと、合同練習や試合を行い、交流を深めた。焼津高とモンゴルの女子ソフトテニス選手の交流事
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菊川でわかものサミット 全国から参加、活動報告
若者参画のあり方を探る全国イベント「わかもののまちサミット2023」がこのほど、菊川市の常葉大菊川高と市役所で開かれた。高校生や若者支援に関わる人など約200人が出席した。開催地となった菊川市はサミットに合わせて「市こども・わかもの参画宣言」を発表した。 NPO法人わかもののまち(土肥潤也代表理事)=焼津市=の主催。全体会では菊川市市民協働センターが市内で実践される学生による活動を報告し、こども家庭庁の職員は子どもの意見を聞く施策を説明した。福井県でまちづくりに女子高生が関わるプロジェクト「鯖江市役所JK課」に参加する高校生は「大人の常識を押しつけるのではなく、高校生と大人が対等な関係で話し
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焼津・豊田中生が情報誌「やいっち」 商店街40店のこだわり掲載
焼津市小土の豊田中の2年生が市内商店街の店舗の情報誌を作成した。今春から総合的学習の時間を使って取材、編集、表紙デザインといった作業を進め、10月に完成させた。500部を取材協力店舗に加え、地区の小学校や幼稚園、保育園に配布した。 2年生約170人が作成に当たった。1年生の時に社会科の授業で焼津駅前通り商店街の店主らと接した生徒たちから「より多くの人に商店街の良さを発信したい」という要望が相次いだことをきっかけに、冊子の作成が始まった。 取材協力したのは焼津駅前通り、昭和通り、神武通りの各商店街や西町通り、浜通り、西焼津駅周辺の計40店舗。4、5人の生徒で1グループを編成し、それぞれ担
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清水区や浜松 静岡県内波紋の有機フッ素化合物 PFAS健康への影響は 〝先進地〟大阪・摂津ルポ
最近よく聞く有機フッ素化合物(PFAS。読みはピーファス)という言葉。デュポン社を相手取った米国での訴訟過程で疫学調査により疾病リスクを高めることが明らかになった。原告側の弁護士は今春出版した著書の日本語版の中で静岡市清水区三保の化学工場を名指し。海の向こうから県内に飛び火した様相も見せている。浜松市では飲用にもしていた井戸水から高濃度で検出され県内で波紋は広がる。PFASとは一体どのようなものなのか。住民による血液検査や化学工場周辺で遮水壁の設置が行われる“先進地”大阪府摂津市を訪ねた。 (清水支局・坂本昌信) 指針値520倍 「野菜食べられない」 ダイキン工
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「架空工事」TOKAI元社員ら 3回目逮捕 静岡中央署など
TOKAIホールディングス(HD、静岡市葵区)のリフォームなどを担うグループ会社TOKAIで架空の工事代金を同社に請求して損害を与えたとして、静岡中央署と静岡県警捜査2課は27日、いずれも背任の疑いでTOKAI元社員でコンサルタント業の男(44)=藤枝市岡部町内谷=、TOKAIの下請け業者の建設業の男(58)=焼津市下小田中町=の両容疑者を再逮捕した。両容疑者の逮捕は3回目。 再逮捕容疑は共謀して2020年6月、TOKAIが受注し、建設業の男(58)の会社が下請けとして施工管理した三島市の家電量販店の空調設備工事で、実際の工事代金に架空の工事費用を水増ししてTOKAIに請求し、同社に約28
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静岡県内26施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は27日、県内の高校、小中学校、保育所、こども園26施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計338人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。患者数が12人となった裾野市の小学校は学校閉鎖を行った。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 沼津市1施設7人、三島市1施設45人、裾野市3施設30人、函南町1施設12人、御殿場市5施設58人、小山町2施設7人、富士宮市1施設45人、富士市1施設11人、静岡市葵区1施設15人、藤枝市2施設20人、焼津市1施設10人、掛川市1施設5人、森町1施設7人、浜松市中区3施設38人、同市東区1施設9人、同市西区1施設19人
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大井川東小の遊具 きれいに塗り直し 県組合焼津・藤枝支部
静岡県塗装看板業協同組合焼津・藤枝支部はこのほど、焼津市宗高の大井川東小で塗装奉仕活動を行った。 同支部所属の塗装会社の作業員がグラウンドのブランコや滑り台といった遊具を塗り直した。 同支部には11社の塗装会社が所属し、毎年11月に社会貢献活動として、市内の幼稚園などで遊具の塗装をしている。
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焼津で人形供養祭 市民ら50人が参列 漁協が初開催
焼津漁業協同組合はこのほど、家庭から集めた人形の供養祭をセレモニーホールしおさい(焼津市中港)で営んだ。 祭壇には、焼津市を中心とする各家庭から寄せられたぬいぐるみ、ひな人形、だるま、こけしなどが所狭しと並べられた。組合幹部や市民ら約50人が参列し、僧侶の読経の中で焼香した。 同組合が地域貢献の一環で初めて実施した。供養料は45リットル袋で500円を納めるシステム。222件の申し込みがあり、総額17万円集まった。27日に焼津市社会福祉協議会に寄付した。
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大自在(11月27日)角界のプリンス
ウルフと言えば元横綱千代の富士。元横綱輪島なら蔵前の星。函南町出身の雑学系ライター、杉村喜光さんの「異名・ニックネーム辞典」(三省堂)で由来を知ると、クスッとしたり、なるほどと感心したり。異名を持つ大相撲力士は多い。 秋場所に続き九州場所も千秋楽まで優勝争いに絡み、土俵を盛り上げた熱海富士(熱海市出身)。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は青森県出身で、相手の力をかわす体の柔らかさから「津軽なまこ」と呼ばれた。旭富士の師匠だった大島親方(元大関旭国)は食い下がったら離れない「ピラニア」とも、技能賞6回の巧みな取り口に「相撲博士」とも。 10月の全日本力士選士権。露払いに熱海富士、太刀持ち
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子ども門前市盛況 焼津「街道カーニバル」、殿様道中も
焼津市の地場産品などを販売する「街道カーニバル」(同実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が25日、同市下江留のえづみ公園で開かれた。地元の小学生が商品の仕入れから販売までを体験する「子ども門前市」、地元の子どもたちが街道を練り歩く「殿様道中」が行われ、大勢の市民でにぎわった。 門前市には大井川西小の6年生が店頭に立ち、地元商店の指導を受けながら仕入れた洋菓子や野菜、地元の特産品を販売した。同小5年生の児童も来年に備えて、販売を手伝った。 殿様道中には同小6年生と大井川西幼稚園の園児計約60人が参加。殿様や姫様といった姿になって、同小から会場まで約2・5キロを練り歩いた。「下に、下に
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島田市旧庁舎解体前、消防訓練に活用
静岡市消防局島田消防署は24日、解体前の島田市役所旧庁舎を活用し、消防訓練を実施した。実践に近い現場で小隊の連携強化や消防活動技術の向上を図った。 隊員25人が救急と救助、消火の三つの訓練に臨んだ。救急訓練は、階段上部の蛍光灯を交換中に作業員が1階に転落したとの想定で開始した。救急隊と消防隊が連携し、傷病者の意識の有無や外傷などを確認して救急車内に収容した。スマートフォン撮影などからプライバシーを保護するため、専用シートも活用した。 旧庁舎の外壁で宙づり状態で意識を失った作業員の救助や、地下の台所からの出火を想定した屋内進入にも取り組んだ。訓練は20~22日も実施した。 増田卓史署長
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若者積極採用で焼津の東ポリ認定 厚労省のユースエール
産業用包装資材を製造販売する焼津市の「東ポリ」(蓑輪忠温社長)は、若者の採用・育成に積極的な中小企業として、厚生労働省のユースエール認定を受けた。同市の焼津公共職業安定所(ハローワーク焼津)でこのほど、蓑輪社長が飯妻宏典所長から認定通知書を受け取った。同所管内の焼津、藤枝両市内では初の認定。 同社は働きやすい職場環境づくりを目指し、有給休暇を取得しやすい雰囲気の醸成や社員同士のコミュニケーションを徹底。社員の自主性を尊重したマルチタスク化も進めている。蓑輪社長は「若い社員を雇用、教育する中で本人のやりがいや会社の業績の向上につながってほしい」と話した。 企業と求職中の若者のマッチング向上を図
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自慢のおつまみ一堂に 焼津でマルシェ 商議所青年部が初企画
焼津商工会議所青年部はこのほど、地元店自慢のおつまみを集めた「おつまみマルシェ」を焼津さかなセンター(焼津市八楠)で開いた。市内12店が串焼きやギョーザといった手軽に味わえるメニューを出品し、大勢の来場者でにぎわった。 会場ステージでは、キッズダンスや深海ザメの解体ショー、けん玉教室といったイベントも催された。同青年部としてマルシェの開催は初めての試み。地域住民との交流や青年部活動の発信を目的に企画された。同青年部の長谷川一孝会長は「市内外の人に焼津の良さを知っていただければ」と話した。
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焼津市内海岸でクリーン大作戦 市民2700人参加
焼津市と市まちをきれいにする運動推進協議会は26日、市内の海岸で「やいづビーチクリーン大作戦」を実施した。 企業や自治会、各団体などから市民約2700人が参加し、浜当目海岸や石津海岸公園など11カ所に分かれて清掃活動を展開した。 参加者は海岸を歩きながら、空き缶や紙くず、落ち葉などを分別収集して、慣れ親しんでいる海に感謝の意を示した。
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焼津・小川小150周年 学校の歴史を紹介 住民招き児童ら
焼津市小川の小川小で24日、児童たちが運営する創立150周年記念集会が開かれた。見守り活動など日頃からお世話になっている地域住民を招待し、各学年の児童がこれまで調べてきた学校の自慢や歴史について発表した。 同小は明治6(1873)年に「貫誠舎」として創立した。集会には全校児童約700人が参加し、学校のシンボル「長寿松」の秘密、校歌の歌詞の意味、スクールパートナーの役割といった学年ごとのテーマについて発表した。6年生は学校の歴史や文化について調べた内容を元にしたオリジナルソングを披露した。
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全国の逸品「社員」が仕入れ 焼津水産高、模擬会社設立20周年 25日まで販売イベント
焼津水産高(焼津市)の流通情報科生徒でつくる模擬会社「フィッシュパラダイス・魚国」は24日、焼津さかなセンター(同市八楠)で販売イベントを実施した。魚国設立20周年を記念して、全国各地の逸品を集めた「ご当地フェア」を企画。生徒たちが仕入れた商品約40品が並んだ。25日まで。 単独で行うイベントとしては最大規模。「社員」たちはこれまでの販売傾向や焼津さかなセンターの客層を念頭に置いて、日持ちする商品を中心に仕入れた。「ご当地フェア」は北海道、関東、関西、中国、九州・沖縄とブロックごとに仕入れた缶詰やふりかけなどが並ぶ。たこやきやチーズケーキの缶詰といった珍しい商品も販売する。 仕入れ担当の
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市内31事業所の従業員111人表彰 焼津商議所
焼津商工会議所は22日、優良従業員表彰式を焼津市内のホテルで行った。市内31事業所から選考した勤続10~45年以上の従業員計111人の功労をたたえた。 表彰状を手渡した小原照光会頭は長年の勤務をたたえ「今後もほかの従業員の模範となってほしい」と語りかけた。受賞者を代表し、勤続50年で東海ガスの飯塚好美さんは「自らの知識や経験を生かして地域社会に貢献したい」と謝辞を述べた。
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かつお節削ってみよう 焼津の加工業組合 大井川東小で授業
11月24日の「いいふし(1124)の日」に合わせて、焼津鰹節水産加工業協同組合は24日、かつお節の出前授業を大井川東小(焼津市宗高)で行った。小3の児童はかつお節の削りを体験したほか、同組合員によるカツオの解体実演を見学した。 大石智之組合長がカツオを三枚におろしながら、かつお節の製造工程を説明した。児童たちは、かんなにかつお節を当てて、前後に動かして削った。削り立てのかつお節を口に運ぶと、「よい香り」「おいしい」と感想を述べた。「かつお節のおいしさを保つためには」「骨を抜く作業は誰がするの」などと質問し、組合員が丁寧に答えた。 同組合は削り節パックと特製の学習教材を市内全小学校に配布し、
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無菌充填液体だし 製造拡大 かつお節製品「小林食品」(焼津) ライン増設 常温保管可で需要増
かつお節製品製造「小林食品」(焼津市田尻)が無菌充塡(じゅうてん)液体だしの製造ラインを増設し、10月に本格稼働した。燃料代高騰の影響が逆に、同社の手がける常温保管可能な無菌充塡液体だしの需要増大につながった。最新鋭の機械を投入し、製造量の拡大を図る。 新製造ラインは7月、同社工場内に完成した。かつお節から抽出しただしを殺菌処理し、外気に触れないまま、無菌の状態でアルミ袋に詰める。機械は分解しなくても清掃することが可能といった、無菌状態を保つ工夫が施されている。生産量は従来の製造ラインに比べて1・2倍ほど拡大する。 同社はカツオやサバ、昆布などを使った無菌充塡液体だしを製造し、業務用として飲
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静岡県内でも長期の就業体験 静岡の法人、学生と企業つなぐ場提供
「長期のインターンシップに参加したいけど、静岡県内で実施する企業が見つからない」。そんな学生の声を受け、NPO法人ESUNE[エスネ](静岡市)と一般社団法人草薙カルテッド(同市)が、プロジェクト型長期インターンシップのコーディネート事業を共同開発した。3~5カ月間、企業や団体が学生と継続的に関わる。学生と接点が少ない中小企業を支援し、学生に挑戦する場を提供するのが狙いだ。 焼津市のIT企業サンロフトは「人づくりプロジェクト」と題したインターンシップを実施中。参加する東京経済大3年の水沢亮也さん(21)=藤枝市=と静岡大1年の今坂茉鈴さん(19)が3カ月間のうち50時間を目安に活動し、IT
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フリースクール、経営難や周知不足が課題 静岡県内の小中学校、不登校は1学級1~2人 重み増す受け皿
静岡県内で小中学生の「不登校」が増加する中、不登校の子の受け皿になっているフリースクールの経営難や周知不足が課題になっている。他県では行政が財政支援する動きも出てきているが、本県には補助制度はなく、保護者へのフリースクール情報の提供を拒む公立小中学校もあるという。フリースクール関係者からは行政支援を求める声が上がっている。 県教委によると、公立小中学校で年30日以上欠席(病気は除く)した「不登校」の児童生徒は、直近の統計がある2021年度で8030人(小学校2642人、中学校5388人)。単純化すると1学級に1、2人いる計算になる。また、約2千~3千人がフリースクールを含む関係機関とつな
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家康の死因に諸説 「最期の地」に残る伝承
戦乱を終結させて天下太平を築いた徳川家康は元和2(1616)年4月、波乱に満ちた75歳の生涯を閉じた。最期の地となった静岡県には、死因にまつわる逸話や伝承が複数残る。天ぷらによる食あたり、持病、タカ狩り中の暗殺―。最晩年の姿を史料からひもとき、識者に解説を聞いた。 元和2(1616)年 家康の容態 最晩年 少しずつ衰弱 造形作家・漫画家たたらなおきさん作の「1月21日昼から22日夜更けにかけて、田中をめぐる一日の回転ジオラマ」。家康が発病し、床に伏せる場面を表現している。 亡くなる直前の家康はどのような状態だったのか。居城だった駿府城の跡地に建つ静岡市歴史博物館の広田浩治学芸
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焼津温泉をせっけんに 東海大と地元施設、開発大詰め
焼津市駅北の元湯なかむら館が東海大人文学部の学生と共同で取り組んでいる同館の源泉かけ流しの湯を使ったせっけんの開発が大詰めを迎えている。昨年9月から、学生が中心となって材料や製法、コンセプトなど議論を重ね、カラフルな見た目の泡立ちのよい商品に行き着いた。25日に同館で行うマルシェイベントで試作品を販売する。 同館の植田正樹社長が焼津温泉の認知度向上を図ろうと温泉を使った商品開発を企画。温泉に詳しい同大の斉藤雅樹教授に相談して温泉の湯を使ったコーヒーなど商品のアイデアを出し合い、家庭で手軽に使えることから、せっけんに決めた。同大1年生(当時)の学生14人が加わり、月1回集まって、商品のコンセ
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初期消火や応急措置実施 志太消防本部、3人に感謝状
志太消防本部はこのほど、焼津市内で発生した二つの事案について、初期消火をしたり、応急措置を行ったりしたとして、大井川郵便局に勤務する配達員とJR焼津駅職員、通報男性に感謝状を贈った。 大井川郵便局の岡本和久さんは8月15日、配達先の焼津市飯淵の住宅で火災が発生しているのを発見し、119番通報。近くの住民と協力して、初期消火を行い、延焼を抑えた。 JR焼津駅(焼津市)のホームで9月26日に高齢の男性が意識を失い倒れる事案が発生。この様子を目撃した藤枝市の自営業佐塚健太さんが駅職員に知らせた後に119番した。駅職員は自動体外式除細動器(AED)や心臓マッサージといった救命措置を協力して実施した。
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高草山山麓 バスツアーで堪能 焼津、ミカン狩りや寺院見学
焼津市は22日、自主運行バスに乗って高草山山麓を巡るツアーを実施した。参加者は花沢の里近くの橘農園(同市野秋)でミカン狩りを体験したり、寺院を見たりして楽しんだ。 参加した約20人はJR焼津駅から自主運行バスに乗って「高草山石脇入口」で降車し、約2キロの道を歩いて、農園に着くと、黄色に色づいた温州みかんをもぎとり、その場で試食したり、袋いっぱいに詰め込んだりして堪能した。 鳴沢不動尊などの寺院、史跡も見学した。ツアーはバスの利用促進を図る目的で企画された。
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熱海富士 快勝 霧島、琴ノ若と首位 翠富士給金 1差で追う 大相撲九州場所11日目
大相撲九州場所11日目(22日・福岡国際センター)は、大関霧島が関脇若元春を寄り切り、9勝2敗で首位を守った。関脇琴ノ若も大関貴景勝を送り出して9勝目。貴景勝は4敗目を喫し、2場所連続優勝が厳しくなった。大関豊昇龍は朝乃山を下手投げで退けて勝ち越し。 関脇大栄翔は一山本を引き落として7勝目。一山本は3敗に後退した。若元春は4勝7敗。 トップの2敗で霧島、琴ノ若、平幕熱海富士(熱海市出身)が並び、1差の3敗で豊昇龍、平幕の翠富士(焼津市出身)、竜電、一山本が追う混戦。十両は琴勝峰ら3人が3敗で首位に並んだ。 ◇2敗 霧島、琴ノ若、熱海富士 ◇3敗 豊昇龍、翠富士、竜電、一山本 熱海富士
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女子相撲の山下 技で世界3位 焼津中央高2年の軽量級 アジアではV
今秋、開催された女子相撲の国際大会で、焼津中央高2年の山下寧々(17)が軽量級(65キロ未満)で傑出した活躍を見せた。いずれも都内で行われたアジア選手権を制し、世界選手権は3位。世界コンバットゲームズ(サウジアラビア)も銅メダルを手にした。シニアを相手に奮闘し「多くの経験ができた。アジアでの金メダルは手応えがある」と充実感をにじませた。 焼津小川小1年で相撲を始め、5年から焼津市の兼平道場で腕を磨く。166センチの身長は海外勢と比べ小柄だが、右四つから、相手の力も利用した「技」の相撲が持ち味。かつて同じ道場に通い、今や幕内最軽量の115キロで渡り合う翠富士(飛龍高出、伊勢ケ浜部屋)に憧れる
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静岡県内72施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は22日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、こども園計72施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1354人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市3施設26人、函南町1施設34人、沼津市3施設90人、三島市2施設27人、伊豆の国市1施設14人、清水町1施設8人、長泉町2施設31人、御殿場市7施設97人、富士市3施設43人、富士宮市2施設147人、静岡市駿河区2施設20人、同市葵区7施設128人、同市清水区4施設61人、焼津市4施設94人、牧之原市3施設49人、島田市2施設20人、藤枝市7施設88人、掛川市6施設67
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「雪女」西欧文化から考察 焼津 八雲記念館で講演会
焼津小泉八雲記念館(焼津市三ケ名)でこのほど、小泉八雲作品「雪女」をテーマに同記念館元学芸員で常葉大の那須野絢子助教による講演会が開かれた。那須野さんは八雲作品に登場する雪女について、江戸時代の伝承でのモデルと違いがあることから、「日本と西欧の文化を融合させたヒロイン」と自説を展開した。 雪女は「怪談」に収録されている作品の一つだが、八雲の怪談作品で唯一原典や原話がないとされる。那須野さんは八雲が来日して初めての著作で、松江滞在時に聞いたとされる伝承の雪女について「さもしい顔をした化け物」などと表現していることを指摘。八雲作品の雪女について、語り継がれていた日本の雪女像と、西洋文学で流行して
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各国大使 高校実習興味深く 太平洋島嶼国 焼津水産高 操船や食品製造視察
ミクロネシアやフィジーなど太平洋島嶼(しょ)国の駐日大使らが22日、焼津水産高(焼津市)を訪れ、操船シミュレーションや食品製造といった実習の様子を視察した。 大使らは生徒たち手作りのゲスト国の国旗で出迎えられ、同高の年間行事について紹介する映像を視聴した。操船シミュレーションの機器が置いている部屋に移動し、担当教諭から実習内容の説明を受けた後、実際にかじを握って操作したり、「実習はどれだけの期間なのか」などと質問したりした。 食品科学科3年の生徒たちによるサバのハンバーグの試作実習を見学。ミンチ状のサバを、棒でかき混ぜていく様子を興味深げに見守っていた。 大使らは21日に静岡市内で開かれた「
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踊ろう「黒はんぺん音頭」 焼津でイベント 園児や市民150人
焼津文化会館(焼津市三ケ名)で、焼津市の歌謡グループ「しんえがおスターズ」が歌うご当地ソング「黒はんぺん音頭」に合わせて踊るイベントが開かれた。振り付けを担当した「智美子ときずな会」から手ほどきを受け、地元の幼稚園児や一般市民ら150人が汗を流した。 参加者はしんえがおスターズの歌声に合わせ、輪になって体全体を使いながら踊りを披露した。イベントは踊りの経験の有無にかかわらず、地域住民が一堂に会して踊ることで、地元を盛り上げようと企画された。 黒はんぺん音頭は、しんえがおスターズの港八郎さんが作詞し、1月に完成した。来年2月に名称を「焼津黒はんぺん」と変えて全国発売される。
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未利用海洋資源で価値向上 静岡 MaOIが成果発表
静岡県は21日、海洋資源を活用して産業創出を目指す県の「MaOI(マリンオープンイノベーション)プロジェクト」の成果発表会を静岡市内で開いた。プロジェクトの推進機関であるMaOI機構の加戸久生コーディネートプロデューサーがこれまでの支援事業を紹介するなどした。 加戸氏は焼津市の化粧品メーカーがマグロのえらの抽出物に注目し、免疫系の機能を検証した事例などに触れ、「未利用資源を使用することは付加価値の向上につながる」と強調。オンラインを含めて聴講した関連企業や大学の関係者に「公設試験場や大学とつながりがあり、県行政との距離の近さも当機構の強み」と参画を呼びかけた。 プロジェクトは2019年に始動
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太平洋の島嶼国と16道県が国際交流 静岡でネットワーク会議
静岡県など16道県と太平洋島嶼(しょ)の16カ国・地域が加盟し、特色を生かした国際交流に取り組む「太平洋島嶼国・日本地方自治体ネットワーク」の実務者会議が21日、静岡市駿河区のグランシップで開かれた。実務者会議の本県開催は初めて。 6カ国と10県から駐日大使や担当幹部らが出席し、交流事例の報告や意見交換を行った。本県は県立の漁師養成校「漁業高等学園」(焼津市)にミクロネシアから短期留学生を受け入れた取り組みを紹介した。川勝平太知事は「より一層の交流につなげ、本県の魅力を体験する機会になれば」と期待。大使を代表してトンガのテヴィタ・スカ・マンギシ特命全権大使は「気候変動などの共通課題は私たち
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緑綬褒章 受章を報告 焼津市大井川花の会
焼津市の大井川地区で活動する「焼津市大井川花の会」の平井純子会長らがこのほど、市役所に中野弘道市長を訪ね、「緑綬褒章」受章を報告した。 平井会長はこれまでの活動を振り返り「花は水をあげれば元気になる。その姿を見て私たちも励みにもなる。今後もこつこつ活動を続けたい」と語った。中野市長は「長年積み重ねてきた活動が評価された」と受章をたたえた。 同会は1957年に「大井川町花の会」として発足。旧大井川町の公民館や学校の通学路、公園などに設置した花壇に花を植え育てている。3日発令の秋の褒章で、社会奉仕活動の功績に授与される緑綬褒章を受章した。
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子ども食堂におむすび寄付 焼津・福一漁業 漁網 リサイクル収益充てる
焼津市の水産会社「福一漁業」はこのほど、海外巻き網船で使われていた漁網のリサイクル収益で購入したおむすびを同市道原のこども食堂「ももいろ食堂」に寄付した。 寄付したのは同社が製造販売する「福一のふく惣菜 おむすび」シリーズのカツオやマグロ、シャケを使った商品計100個。同社の廃漁網を都内の素材メーカーが買い取り、得られた収益分をこども食堂に提供する食材の購入費に充てた。 この日は同食堂を訪れた地元の小学生や高齢者計9人が、それぞれ選んだおむすびをほお張った。カツオのフライを使ったおむすびを選んだ小5の大西絢菜さん(10)は「食べやすくておいしい」と満足げな表情を浮かべた。
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障害ある児童らの泳ぎに声援 焼津 日頃の練習成果披露
水泳を楽しむ障害のある子どもらが集う「水に親しむ集い」(焼津市主催)が19日、ディスカバリーパーク焼津水夢館(同市田尻)で開かれた。県中部を中心に約40人の児童生徒らが日頃の練習の成果を披露した。 一人5分間を使って自由に泳ぎを披露するコーナーでは、サポート役から激励を受けながら得意な泳法に挑戦したり、サポートを付けずに全力でどこまで泳ぎ切れるか試したりした。25メートルの平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライ、自由形でタイムを競う記録会も行われた。 子どもたちが泳ぎ切ると、プールサイドから大きな声援と拍手が送られた。
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認知症不明者捜索 流れ実践 声かけや家族へ連絡 焼津で訓練
静岡福祉大(焼津市)と同市は18日、認知症の行方不明者を捜し出して声かけをする訓練を同市の焼津駅前通り、昭和通り、神武通りの各商店街で実施した。参加者は商店街を歩いている行方不明者を保護し、家族に連絡するまでの流れを実践した。 参加した6人は専用アプリを通じて、行方不明者の服装や年齢、呼び名といった特徴を確認すると、同大焼津駅前サテライトキャンパス(同市栄町)を起点に各商店街に散らばり、行方不明者役の3人を捜した。発見すると、あらかじめ教えられた認知症の人への接し方や声かけのポイントを念頭に、「どこに行きますか」「少し休みましょうか」などと話しかけた。 行方不明者役の衣服には「みまもりあいス
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望遠鏡や時計、家康も触れた? プラネタリウムで西洋技術紹介 ディスカバリーパーク焼津
ディスカバリーパーク焼津天文科学館(焼津市田尻)で19日、徳川家康を題材にした番組が投影された。家康が駿府の地で触れたとされる望遠鏡や時計、天文航法といった西洋の先端技術を紹介し、江戸時代の人々と星との関わりを解説した。 番組では、久能山東照宮に残された黄金色の時計、大覚寺全珠院の八丁櫓(ろ)などを映像で紹介。南方への航海のため、南半球で見える星座の研究が進んだことや八丁櫓と焼津との関わりについて説明した。 この日のプラネタリウムドームには、会話を即時に文字化するアプリ「UDトーク」を活用して、リアルタイム変換の字幕が表示された。
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交通安全功労者を表彰 県対策協、127人18団体に
静岡県交通安全対策協議会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の交通安全功労者等表彰式を県庁で開いた。地域や職場などで交通安全に尽力した127人18団体の功績をたたえた。 表彰を受けたのは長年にわたり地域で活動する交通指導員や、従業員や児童生徒に交通安全教育を積極的に行う事業所や学校など。協議会副会長の森貴志副知事は「関係者が一丸となって交通安全の取り組みを推進することが不可欠」と述べ、表彰状を手渡した。 主な受賞者は次の通り。 【交通安全対策協議会会長表彰】交通安全功労者 佐野勝信(富士市)和田恒明(熱海市)▽交通安全優良団体 松永工基(焼津市)静岡ガス静岡支社(静岡市)ミダック富士宮営
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大自在(11月20日)富士山なぜ青く
「富士山を描いてみて」と色鉛筆を渡されたら何色を使うか。何色に見えているかという問いだ。筆者も長年の疑問だった。 焼津市東益津小6年の佐藤花音[かのん]さんが周囲に尋ねると、青という答えが多かった。そこから始めた自由研究は、空気中の微粒子に光が衝突して空が青く見える「レイリー散乱」に学びを深め、児童生徒の優れた自然科学研究を奨励する第39回山崎賞を受賞した。 富士山がいち早く青く描かれたのは、江戸時代後期の天保2(1831)年ごろから版行された浮世絵師葛飾北斎の「富嶽[ふがく]三十六景」だという。輸入化学顔料の「ベロ藍」(プルシャンブルー)が人々を驚かせた。ベルリン生まれの藍色なのでそう
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焼津駅前彩る幻想的な光 巨大カツオのオブジェも
JR焼津駅南口駅前広場(焼津市栄町)で19日夜、ライトアップ・イルミネーション「ボニート・ノクターン」が始まった。会場には、約1万個の電球が飾られ、シンボルツリーや巨大オブジェにそれぞれ仕掛けを施し、幻想的な光の空間を作り出す。来年1月末まで。 駅前広場に架かる歩道橋には長さ約7メートル、幅約2メートルの巨大カツオの木製オブジェを設置。インスタグラムで「#焼津イルミネーション」を付けて投稿すると、ターントクルこども館の方向に光線を発射する仕掛け。駅前広場に設置したシンボルツリーは高さ約7メートルで、上部には市の名産アメーラトマトを模した真っ赤なオブジェが飾られている。クリスマスや正月になる
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「えびす講市」で商売繁盛、大漁祈願 焼津・西宮神社
「おいべっさん」の名で親しまれている焼津市栄町の西宮神社で19日、年に一度の「えびす講市」が始まった。夕刻から夜にかけ参拝や縁起物を求める人でにぎわった。20日まで。 えびすさまに商売繁盛、五穀豊穣(ほうじょう)、大漁を祈願する伝統行事。神社前と焼津駅前通り商店街には多くの露店が並び、商店主や漁業関係者が詰めかけた。 神社の拝殿では、参拝客が鈴を鳴らして手を合わせた後、焼津高の生徒や地域住民による福娘から、升や熊手といった縁起物、60センチほどのお札、えびすさまの姿を描いた御神影(おみえ)札を授かった。
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「ならここの湯」170万人達成 掛川 伊藤さん夫妻らに記念品
開業から20周年を迎えた掛川市居尻の温泉施設「ならここの湯」は19日、入場者170万人を達成した。同所で記念セレモニーを開き、170万人目と前後2組の入場者に花束やタオル、入湯券などを贈った。 170万人目になったのは、磐田市上新屋の伊藤春男さん(78)、広子さん(73)夫妻。17年間にわたって毎週1回、通い続けている常連で、春男さんは「自分にしっくり合っている湯。大洞院や小国神社など周辺の名所を回る寄り道も楽しい」と喜んだ。 施設は2003年9月に開業した。春に色とりどりの傘を飾るアンブレラスカイ、秋から冬にかけての竹明かりなど四季に応じた空間演出で人気。運営する第三セクター「森の都ならこ
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焼津の港町彩るクリスマスマーケット 25、26日、石津西公園で開催 フードやワーク70店
焼津市石津の石津西公園で25、26の両日、クリスマスマーケット「ピックヨウル」(焼津環境緑化事業協同組合、実行委主催)が開かれる。地元有志が、冬の行事が比較的少ない焼津を盛り上げようと企画したイベントで昨年に続き2回目。前回は想定より多い来場者だったことから、出店者を拡大し、会場も変えて実施する。 「ピックヨウル」はフィンランド語で「小さなクリスマス」という意味で、クリスマス前に友人たちと一緒に過ごすフィンランドの風習。当日の出店者は前回の倍以上の70店。コーヒーやスープ、ピザといった飲食やリース作りのワークショップが並ぶ。 会場内には協賛金の出資者の名前を記したランタン100個が並ぶ。
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焼津市民講師養成講座 6人に修了証授与
焼津市は18日、「焼津おとな倶楽部」の講師役を担う市民を養成する講座の最終回を小川公民館(同市小川)で開き、受講した6人に修了証を授与した。受講生は自らが伝えたいテーマに基づいて企画した講座内容を発表した。 童謡・叙情歌の講座を企画した70代男性は電子ピアノで「みかんの花咲く丘」「早春賦」「あゝ人生に涙あり」を弾きながら、その歌詞が持つ意味や背景を解説した。ギター教室を企画した別の70代男性は、リタイアした男性が家に閉じこもりがちなところを「もったいない」と指摘し、ギターを通じて社会参加を促す考えを述べた。 11日に行われた初回講座で講師を務めたSBS学苑本部の社員と元静岡放送アナウンサ
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「やった!」初ゴールに笑顔⚽ 肢体不自由児ら 静岡でサッカー挑戦
静岡市内で肢体不自由児の保護者向けサロンを運営する団体「ハナソ」はこのほど、肢体不自由児らが対象のサッカー教室を同市葵区の藁科中で開いた。サッカーJ3アスルクラロ沼津のスタッフが講師となり、参加した約20人にサッカーや運動の楽しさを教えた。 外出にハードルを感じる肢体不自由児や家族に、屋外活動へ前向きな気持ちを持ってもらうため企画。参加者は鬼ごっこやシュート練習を行った後、試合に挑戦した。ゴール前に来たボールを車椅子でうまくブロックしたり、ドリブルで相手をかわしたりするなど白熱した試合を繰り広げた。激しい競り合いの末にゴールが決まると、チームメート同士で「やった」と喜んだ。 焼津市立港小
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サクラエビ×シラス みなと丼に舌鼓 22日から「おおいがわ桜えびめぐり」 焼津市長ら試食、PR
駿河湾産サクラエビの水揚げ漁港の大井川港がある焼津市で22日からサクラエビ料理をPRするイベント「おおいがわ桜えびめぐり」が始まる。12月22日まで。17日に参加店舗の一つ大井川港漁協直営食堂「さくら」(同市飯淵)で市のPR役やいづマリンレディの2人と中野弘道市長が同店自慢のメニューを試食した。 同イベントは市内の飲食店や物販店計20店が参加。専用はがきにメッセージを書いて送ると抽せんでミナミマグロセットを贈呈したり、公式X(旧ツイッター)で140文字の小説を募ったりする関連キャンペーンも実施する。 試食会では大井川港の特産サクラエビとシラスを一度に食べられる「大井川みなと丼」に舌鼓を
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琴ノ若、一山本全勝 熱海富士 初黒星 大相撲九州場所6日目
大相撲九州場所6日目(17日・福岡国際センター)は、3大関は豊昇龍が高安の小股すくいで初黒星を喫した。先場所優勝の貴景勝は翔猿を送り出して1敗を維持したが、霧島は初顔の豪ノ山に突き落とされて2敗目。熱海富士(熱海市出身)は佐田の海に敗れ、初めて土が付いた。 3関脇は琴ノ若が小結北勝富士を押し出し、6連勝とした。大栄翔は正代にはたき込まれ、連敗で4勝2敗。若元春は小結阿炎の小手投げに屈して星が五分に戻った。 勝ちっ放しは琴ノ若と平幕の一山本の2人となった。1敗が貴景勝、豊昇龍と翠富士(焼津市出身)ら平幕3人。 押しに徹し急成長 豪ノ山 大関戦初勝利 入幕3場所目で初の大関戦勝利にも、支
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静岡県内20施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は17日、県内の高校、小中学校20施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計243人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設7人、三島市1施設10人、清水町1施設10人、富士宮市1施設11人、静岡市葵区2施設18人、同市清水区1施設9人、焼津市1施設21人、牧之原市1施設9人、藤枝市1施設17人、島田市1施設12人、御前崎市1施設7人、磐田市1施設25人、浜松市天竜区1施設14人、同市中区3施設42人、同市東区1施設8人、同市西区1施設17人、同市浜北区1施設6人
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MYFC「J1目指せる」 藤枝市長に今季報告と抱負
今季からサッカーJ2に参戦した藤枝MYFCの関係者が17日、藤枝市役所に北村正平市長を訪ね、残留を決めたリーグ戦の結果を報告し、来季の目標にJ1昇格を掲げた。 訪問したのは鎌田昌治会長と徳田航介社長、須藤大輔監督、杉田真彦主将=静岡西高出=、北村海チディ選手の5人。今季は14勝18敗10分けの12位だった。 徳田社長は「決してマイナスなイメージはなく、改善していけば本格的にJ1を目指せる」と強調。須藤監督は、中心選手のけがによる離脱など今季の厳しい戦いを振り返った上で「若手が台頭して、柔軟性を持ちながら荒波を乗り越えた。地域の方が元気になれるプレーをして結果もたぐり寄せ、夢の舞台であるJ1昇
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シジシージャパン 焼津市に610万円
シジシージャパン(東京都)は17日、焼津市に現金約610万円を寄付した。寄付金は市内小学校の図書室の本購入やターントクルこども館といった子育て支援施設の運営に活用する。 シジシージャパンと同社グループはコンクールの応募作品1枚につき50円を積み立て、文部科学大臣賞受賞者4人の児童らが住む自治体に、寄付金として配分している。同社グループに加盟するヒバリヤ新鮮市場小土店(焼津市)から応募した市内児童の作品が全国児童画コンクールの小学校低学年の部で文部科学大臣賞を受賞したことから寄付につながった。 市役所で行われた贈呈式では、東海シジシーの寺田憲一郎社長が「未来の子どもたちのために使ってほしい」と
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焼津市教委「学校福祉部」発足半年 子どもの課題に 迅速なサポート 専門家助言 改善、相談増
学校生活に課題を抱える児童生徒やその家庭への支援に向け、焼津市教育委員会が本年度新設した「学校福祉部」が改善例を増やしている。教職員に加えて各分野の専門スタッフを配置し、心理面、医療面、経済面などからサポート体制を敷くことで効果を上げる。 学校福祉部は子どもの学校生活をサポートする「子ども支援課」、家庭をフォローする「家庭支援課」で構成する。体制を部に格上げし、常勤職員はほぼ倍の14人とした。不登校や自傷行為、校内の問題行動、いじめなど、学校や保護者からの相談を受けて、対象の子どもや家庭にあった支援を展開する。 これまでは担当職員だけで対応してきたが、心理師や保健師、社会福祉士らが一緒
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一閑張り作品 籠や小物入れ 焼津の萩原さんら
日本の伝統工芸「一閑(いっかん)張り」の作家萩原照代さん=焼津市=と萩原さんが主宰する教室の生徒による作品展がこのほど、静岡市駿河区西島で開かれた。 萩原さんと生徒約10人が制作した籠や小物入れなど80点以上が並んだ。一閑張りは竹や木などで組み上げた骨組みに和紙を重ねて貼り合わせ、柿渋を塗って仕上げる技法。萩原さんは今回の作品展でパネルや陶器の花瓶を使った作品にも挑戦し、「古き良き古文書やお気に入りの絵柄の和紙をリサイクルし、長く使うことができる」と一閑張りの魅力を語った。会場では展示作品の即売も行った。
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54議案を上程 焼津市議会開会
焼津市議会11月定例会は16日開会し、会期を12月15日までの30日間と決めた後、4億3700万円を追加する本年度一般会計補正予算案など54議案を上程した。このうち、教育委員、農業委員の人事議案など26議案は同意、承認、報告した。
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安全運転に貢献 優秀事業所表彰 静岡で県警など
静岡県警と自動車安全運転センター県事務所はこのほど、同センターが発行している運転記録証明書を有効活用し、従業員の交通事故防止と安全意識向上に努める優秀安全運転事業所の表彰式を静岡市葵区で開いた。 表彰はプラチナ賞と金賞が各2事業所、銀賞が5事業所、銅賞が8事業所で、プラチナ、金、銀を受賞した代表者が静岡中央署で、県警の加藤悟交通部長と同事務所の北沢博所長から表彰状と盾を受け取った。 最高賞のプラチナは、愛知陸運御殿場営業所(御殿場市)とサッポロビール静岡工場(焼津市)。それぞれの代表者は「活動の手綱を緩めることなく頑張りたい」「従業員の交通安全徹底とともに、事故のない社会の実現に貢献して
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インフルエンザ 静岡県内29施設で学級・学年閉鎖
静岡県は15日、県内の高校、小中学校、幼稚園29施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計592人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設41人、沼津市2施設163人、裾野市1施設8人、長泉町1施設11人、御殿場市6施設76人、静岡市清水区4施設51人、同市葵区4施設106人、同市駿河区1施設31人、焼津市1施設8人、島田市2施設24人、藤枝市4施設59人、浜松市中区1施設8人、同市南区1施設6人
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アマチュア21団体 演奏や歌声を披露 焼津で「市民音楽祭」
焼津市で活動する音楽団体が出演する「市民音楽祭」(市、市音楽連盟主催)がこのほど、大井川文化会館ミュージコ(同市宗高)で開かれた。アマチュアの合唱団体や器楽団体が一堂に会し、ハイレベルな演奏や歌声を披露した。 音楽団体同士のつながりを深めようと開催し、今年で42回目。合唱や吹奏楽、ギター演奏など21団体525人が順番に登壇し、日頃の練習成果を披露した。焼津高、清流館高、焼津中央高の生徒たちも出演し、会場を盛り上げた。最後に出演者と来場者全員で童謡「ふるさと」を合唱した。
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全国の地酒、試飲で手軽に 沼津の専門店リニューアル 若者に体験機会を
沼津市末広町の地酒専門店「沼津 酒・ながしま」がこのほどリニューアルオープンした。アルコール離れが進んでいるとされる若者に、地酒を手軽に体験してもらおうと試飲スペースを新設した。2代目店主の長島玲美さん(48)は「人生を豊かにする日本酒や焼酎の良さを知るきっかけをつくりたい」と意欲を示す。 焼津市の「磯自慢」や新潟県の「〆張鶴」といった日本酒や焼酎など約80種類を販売する店内の一角に、立ち飲みできるカウンターを設けた。土日祝日に2~3種類の地酒を有料で提供する。ジュースも用意する。生産者と客との交流の機会をつくる構想もある。 同店は約7割が個人客。コロナ禍で始めたインスタグラムの効果で若
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大自在(11月15日)番付表
最下段の序ノ口力士の文字は、2ミリもない。大相撲九州場所の番付表を手に取った。肉眼で探すのも大変だが、西序ノ口14枚目のところに安青錦[あおにしき]。その上に片仮名で出身地が書いてある。 19歳の安青錦は、十両獅司に次いで2人目のウクライナ出身。ロシアによるウクライナ侵攻後の昨年4月に日本に避難してきた。国際大会で知り合った関西大相撲部主将(当時)の山中新大[あらた]さんを頼って避難生活と稽古を続け、安治川部屋に入門した。 元関脇安美錦の安治川親方は、伊勢ケ浜部屋の部屋付き時代には翠富士(焼津市出身)や熱海富士(熱海市出身)らを鍛えた。早稲田大学大学院でも学び、異文化交流で相撲の魅力を発
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複合的「困りごと」窓口開設 ひきこもり、生活困窮など支援策実施へ 焼津市役所
ひきこもりや生活困窮といった複合的な課題を抱える市民を支援する焼津市の「困りごとマルっとサポートセンター」の業務が13日から始まった。子ども、高齢者、障害者、生活困窮者の「困りごと」に関連する庁内27課と関係機関が連携し、課題解決に向けたアプローチを図っていく。 センターでは主に「親が高齢者で子どもが障害者」「親が生活困窮家庭で子どもがひきこもり」といった単一の支援機関では対応が難しかったり、将来的に状況の悪化が予想されたりするケースについて、就労、居住、居場所づくりといったアプローチを通じて、適切な支援策を実施していく。 業務初日は市役所で関係者を集めて式典が行われた。中野弘道市長は市民の
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花沢城、石脇城の「御城印」販売 歴史民俗資料館など 焼津高書道部 制作協力 巨大作品パフォーマンスも
焼津市歴史民俗資料館は11日、花沢城、石脇城を訪れた記念の証しとなる「御城印(ごじょういん)」の特別版第2弾の販売を始めた。和紙にそれぞれの城に関連する武将のイラストをあしらった特別デザイン。中央の文字は焼津高書道部の生徒が毛筆で書いた。 第2弾は生徒たちの力強い文字の横に、花沢城は武田信玄と今川義元、石脇城は北条早雲のイラストを添えた。同資料館と市観光協会で販売している。 販売初日には花沢地区で御城印の販売イベントが催され、制作に協力した同校書道部の生徒たちが巨大書道パフォーマンスを披露した。7人の生徒はそれぞれバランスを取りながら、筆を使って力強い文字を書いた。 3年の鈴木茉奈さん
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熱海富士に激励メッセージ集「次は優勝を!」 市が後援会に託す ファン132人分
熱海市は13日、大相撲秋場所で優勝争いを演じる活躍を見せ、九州場所に臨んでいる同市出身の熱海富士(伊勢ケ浜部屋)宛てのメッセージカード集を地元後援会に託した。市役所でメッセージを募ったところ、市内外のファン132人が激励文を寄せた。 熱海富士は11勝4敗で終えた秋場所で、優勝決定戦に挑んで敗れたものの、初の三賞となる敢闘賞を獲得した。市は秋場所後の9月末から2週間、熱海富士に送るメッセージカードの記載台と回収箱を市役所に設置。子どもからお年寄りまで幅広い年代のファンが訪れ「次は優勝を目指して」「横綱になるまで頑張れ」などと一言を記した。 132人分のメッセージカードは、一つの冊子にまとめ
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地域の歴史残る仕事を 大河原建設(島田市)/朝倉純夫社長【キーパーソン・最前線】
島田市役所新庁舎をはじめ、島田第一小新校舎など地元の核となる公共施設工事に関わってきた。旧金谷庁舎跡地にPFI方式で整備した金谷地区生活交流拠点施設「かなうぇる」は大和リースと共に特別目的会社の金谷PFIパートナーズとして管理運営を担う。来年の創業70年に向け12月には新社屋完成が控える。 ―「かなうぇる」の施設運営の視点は。 「設計・施工から運営までを一体的に担う強みを生かしたい。これまで金谷地区には小さな子どもが遊べる場所が少なかった。15年の事業期間を通じ、行政サービスの提供だけでなく、高齢者や親子連れが楽しみながらくつろげる施設を目指している」 ―公共工事にかける思いは。 「
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主将「全力で走り切る」 焼津市チーム壮行会 【市町対抗駅伝】
静岡市で12月2日に開かれる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に向け、焼津市チームの壮行会が12日、市総合体育館(同市保福島)で開かれた。 選手を代表して主将の松岡遊さん(17)=藤枝明誠高3=が「最後まで全力で走り切る」と抱負を述べた。 登録選手21人のうち、松岡さんを含む17人が出席し、原田洋一郎監督が一人一人名前を読み上げて紹介した。中野弘道市長は「これまでの練習の成果を思い切り発揮してほしい」と激励した。
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俳句団体「宇宙」 設立30周年祝う 静岡市で大会
静岡県中部在住者を中心とした俳句の愛好家団体「宇宙」はこのほど、設立30周年記念大会を静岡市駿河区で開き、会員ら約90人が節目を祝った。 30周年記念に合わせて会員が寄せた俳句の発表や功労者の表彰などを行った。会員111人が10年間で詠んだ作品をまとめた30周年記念合同句集がお披露目された。 会員は静岡市や焼津市などそれぞれの地域の句会で研さんを積んでいる。同団体主宰の島村正さん(80)=静岡市駿河区=は「ここまで続いているのは会員の尽力のたまもの。今後も努力していい作品を詠んでほしい」と期待した。
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丹精込めた菊230点、見頃 焼津神社で展示会 愛好家が出品
焼津市菊花会は15日まで恒例の菊花展を同市の焼津神社で開いている。会員8人が丹精込めて育てた作品約230点が並んでいる。 黄や白、ピンクといった色とりどりの菊が並ぶ。大菊やドーム形など多彩な種類がそろい、参拝客が足を止めて美しい花に見入っている。 今年の出来栄えについて、光地進代表は酷暑の影響で咲く時期に1週間ほどのずれが生じたと振り返り「(3日からの展示会の)終盤の方が見頃」と語る。期間中は午前9時から午後2時まで販売も行っている。
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第五福竜丸、記憶つなぐ舞台 水爆実験で被災、来春70年
米国による太平洋・ビキニ環礁での水爆実験で漁船「第五福竜丸」が被ばくしてから来年3月で70年となるのを前に、劇作家・演出家の坂手洋二さん(61)が主宰する劇団「燐光群」が、事件をテーマにした舞台の稽古を続けている。元乗組員23人のうち、存命なのは2人。「記憶を途切れさせてはいけない」との思いで11月17日の初舞台に臨む。 舞台は「わが友、第五福竜丸」。東京・高円寺を皮切りに、第五福竜丸の母港だった静岡県焼津市、建造地・和歌山県串本町、当時同じ海域で被ばくした多くの日本漁船が出航した高知県のほか、名古屋市、大阪府吹田市、岡山市で行われる。 劇中では、被ばくの体験を語り続け、2021年に87
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熱海富士、初日は妙義龍 大相撲九州場所 翠富士は湘南乃海
日本相撲協会は10日、大相撲九州場所(12日初日・福岡国際センター)の取組編成会議を開き、初日と2日目の取組を決めた。先場所で優勝争いに絡んだ熱海富士(熱海市出身)は妙義龍、翠富士(焼津市出身)は湘南乃海と初日に当たる。 先場所優勝の大関貴景勝は初日に小結北勝富士、2日目に正代と対戦する。ともに先場所で敗れた難敵を迎え撃つ。横綱照ノ富士は腰痛で3場所連続休場となった。他の2大関は霧島が初日に宇良、2日目に小結阿炎戦。豊昇龍は正代、宇良と顔を合わせる。3関脇は大栄翔が明生、若元春が高安、琴ノ若が翔猿と初日に当たる。 朝乃山が休場 左脚負傷途中出場も 元大関で東前頭筆頭、朝乃山(29)=本
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火災報知機設置を促進 志太消防本部
志太消防本部は10日、秋季全国火災予防運動(15日まで)に合わせて、火災予防と住宅用火災警報器設置促進を呼びかける街頭広報をJR焼津駅で行った。 焼津市消防団女性消防隊と消防職員が「火の用心」などと声をかけながら、駅利用者に啓発チラシとポケットティッシュを配った。
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焼津・駿河ボクシングジム、競技姿勢奨励 塩沢さん、細川さん選出
焼津市柳新屋の駿河ボクシングジムが行う「子どもスポーツスクールするが」に通う児童生徒を対象に、競技に向き合う姿勢などを評する「ジュニア駿河賞」を創設し、初代受賞者に小学4年の塩沢晃さん(10)=焼津市=が選ばれた。2008年に始まったジム生対象の「駿河賞」には10月にプロデビュー戦を勝利した細川弦汰さん(19)=同=が受賞した。 スクールやジムでの練習内容や思いやりのある言動などのポイントを評価し、最も優れたジム生、スクール生に贈る。塩沢さんは練習熱心さや相手を優しい言葉で諭す姿勢、細川さんは試合への臨み方や立ち振る舞いが高く評価された。 塩沢さんと細川さんはジムの鈴木憲会長から賞状、関
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スマホ・ネットの家庭内ルール どうしてる?⑤ キュレーター/読者の意見【賛否万論】
スマートフォンやネットの家庭内ルールについて、前回までに寄せられた投稿には、「親もけじめをつけた使い方を」「使用による怖さを伝え、子の自制を促す」といった保護者への注意喚起を呼びかける声の一方、「もはや体の一部。徹底的に使ったら」や「今の時代、スマホやネットが使えない方が問題」と活用することに対するメリットに注目する意見もありました。今回も引き続きキュレーターと読者の意見を紹介します。 衝突恐れず 子どもと対峙 キュレーター 松浦静治さん(島田市) 任意団体Study Like Playing代表。20年間の小中学校教員生活の後、早期退職して地域で子どもを育む活動を実
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16日から11月定例会 焼津市議会
焼津市議会は9日、議会運営委員会を開き、11月定例会の日程を16日から12月15日までの30日間と内定した。4億3700万円を追加する本年度一般会計補正予算案など54議案を審議する。 市立総合病院の手術で直腸に穴があいた状態の「直腸穿孔(せんこう)」を発症した女性に対し、市は解決金280万円を支払うことで和解が成立したことを報告し、承認を求める。
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静岡県勢力士、飛躍の1年締めくくり 2人の富士、賜杯今度こそ 12日から大相撲九州場所【しずスポ】
霊峰「富士」をしこ名に抱く2人の県勢力士が、角界の頂に迫っている。ともに飛龍高出身で伊勢ケ浜部屋の翠富士(本名・庵原一成)が春場所、熱海富士(本名・武井朔太郎)が秋場所で優勝争いを演じた。そろって番付を上げて迎える九州場所は12日が初日。飛躍の1年を締めくくる土俵で県勢初の賜杯に手を掛けるか。 技と闘志光る小兵 翠富士 出身地焼津での大相撲秋巡業で大声援を受けた翠富士=市総合体育館(写真部・坂本豊) 幕内最軽量115キロながら卓越した技術と闘争心で大型力士と渡り合う。小兵・翠富士の相撲は好角家の心をつかむ。進化を示したのが春場所だ。初日から破竹の10連勝。そこから5連敗で優勝には
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熱中症対策など大塚製薬と協定 焼津市
焼津市はこのほど、大塚製薬(東京都)と包括連携協定を結んだ。同社が得意とする熱中症対策や女性の健康といった分野の知見を、市の健康政策やまちづくりに生かしていく。市が包括連携協定を締結するのは17団体目。 市役所で行われた締結式には、中野弘道市長、同社名古屋支店の平内秀司支店長らが出席した。中野市長は今夏の記録的な暑さを災害と位置付け、来夏に向けた熱中症対策で協力を求めた。平内支店長はこれまでの実績を踏まえ「熱中症対策を含めて幅広く協力していきたい」と述べた。 同社では、市民向けの熱中症対策講座の開催、働く女性を対象にした健康面のアドバイス、スポーツに携わる児童生徒のサポートなど幅広い協力
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12月、ひとり親相談会 静岡市葵区、焼津、藤枝
ひとり親を支援する団体「シングルペアレント101」(静岡市葵区)は12月、県中部で、ひとり親家庭向けの無料相談会を開く。 相談は「離婚前後」「家計」「子どもの発達」「住まい」の4分野で、二つまで選ぶことができる。同団体のほかファイナンシャルプランナーや公認心理師、居住支援法人の関係者など、離婚家庭の支援経験がある専門員が対応する。 会場は15日静岡市葵区、16日焼津市、17日藤枝市。全会場無料託児あり。希望者はシングルペアレント101<メールsingleparent101szk@gmail.com>へ事前に申し込む。
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黒はんぺんでギネスに挑戦 オンラインで284人同時実食 焼津中央高生企画、120センチ巨大サイズも製作
焼津中央高(焼津市小土)の生徒たちがこのほど、地元名物黒はんぺんを同時に食べる人数のギネス世界記録に挑戦した。企画に賛同した同校生徒や保護者らが主にオンラインで参加し正午に合わせて、黒はんぺんを実食した。 ギネス世界記録の新設部門「フィッシュケーキをオンラインで同時に食べた最多人数」に284人が挑んだ。100人の参加が認められれば、新記録達成になるという。 参加者はあらかじめ配布された同市の食品製造「丸又」が製造した黒はんぺんの入った袋を正午に開封し、生徒の合図で一斉に食した。実食の様子は焼津PORTERS(同市中港)に設置された8台のモニターに映し出され、企画した生徒たちが見守った。
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静岡県人口355万3518人 10月1日推計 16カ月連続減
静岡県がこのほど公表した10月1日現在の県推計人口は355万3518人で前月に比べて2300人減少した。推計人口の減少は16カ月連続で、社会動態も6カ月ぶりに減少に転じた。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 転入数から転出数を引いた社会動態は146人減(転入1万14人、転出1万160人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は2154人減(出生1678人、死亡3832人)だった。 市町別で人口が増加したのは、焼津市の30人をはじめ、菊川市24人など5市町のみ。減少は30市町で、最多の静岡市が581人、浜松市348人、藤枝市184人、富士宮市182人などが続いた。
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社説(11月8日)サクラエビ秋漁 気を緩めず資源管理を
国内では駿河湾でしか漁をせず、近年は不漁対策が待ったなしのサクラエビの秋漁が始まった。11月1日の漁獲は最近5年の初日で最も少なく、前年の3割程度の約1トンにとどまり、1ケース(15キロ)当たり前年初日を2割上回る平均約7万9千円で取引された。 初日の漁獲が低調だったのは、まだ海水温が高いためなどとして2回目の出漁は見合わせている。サクラエビの群れがまとまるのは水温17~18度とされ、初日時点ではまだ20度以上あったという。 「秋が深まれば漁獲が上向く」と漁業者は期待する。春漁が豊漁で滑り出すなどした「明るい兆し」を関係者とともに信じたい。 県水産・海洋技術研究所は毎夏、駿河湾内で産卵
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こども病院に10万円を寄付 焼津・山田工務店
焼津市の山田工務店(山田耕二社長)と同社社員でつくる社員会はこのほど、病気と闘う子どもたちやその家族への支援に役立ててもらおうと、静岡市葵区の県立こども病院にそれぞれ10万円を寄付した。 山田社長や社員会代表として黒木和敏管理部課長らが同病院を訪ね、坂本喜三郎院長に目録を手渡した=写真=。山田社長は「病室で過ごす子どもたちが快適に暮らせるように」と述べ、黒木課長は「通院する子どもが待ち時間を楽しく過ごせるように活用してほしい」と話した。同病院の坂本院長は謝意を述べ、感謝状を手渡した。
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焼津市、12人に有功章 画家八木さんに「篤行賞」
焼津市はこのほど、市の発展に貢献した市民、団体を表彰した。地方自治、社会福祉、教育学術文化、産業といった分野で寄与した12人に有功章、8人と11団体に感謝状をそれぞれ贈った。同市出身の画家八木道夫さん=山梨県富士河口湖町=に特別表彰の「篤行賞」を贈呈した。 焼津文化会館(同市三ケ名)で行われた表彰式で、中野弘道市長は功労をたたえながら、元気なまち創造に向けた取り組みへの協力を呼びかけた。長年にわたり市内長寿者の肖像画を描いてきた八木さんは「今後も焼津に恩返しできるよう筆を持ち続けたい」と謝辞を述べた。
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TOKAI元社員ら「架空工事」手口繰り返す 静岡中央署など詐欺容疑再逮捕
TOKAIホールディングス(HD、静岡市葵区)のリフォームなどを担うグループ会社TOKAIで架空の工事代金を同社に請求して現金をだまし取ったとして、静岡中央署と県警捜査2課は6日、詐欺の疑いでTOKAI元社員で自称コンサルタント業の男(44)=詐欺容疑で逮捕、藤枝市岡部町内谷=、TOKAIの下請け業者の建設業の男(58)=同、焼津市下小田中町=の両容疑者を再逮捕した。同署などは両容疑者が同じ手口で繰り返し現金を詐取していたとみて調べている。 再逮捕容疑は共謀して2019年11月中旬から2020年1月下旬の間、TOKAIが受注した袋井市内の大学の空調設備工事について、実際は他の下請け業者が全
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反戦の思い貫いた記録 元高校教諭の塚本さん遺稿集を発刊、仲間が編集
ロシアのウクライナ侵攻やパレスチナ問題、軍備増強を推し進める中国の動向など国際平和に緊張と不安が漂う中、生涯を通して反戦を訴え続け6月に急逝した元高校教諭、塚本清一さん(享年81)=藤枝市=の遺稿集が発刊された。3章仕立てで全175ページに及ぶ冊子には、教壇や地域でひたすらに平和を願い歴史を伝え続けた真摯(しんし)な思いが込められている。 塚本さんは太平洋戦争が勃発する1941年に御前崎で生まれた。戦後の米国占領下を経験して進学した静岡大教育学部の学生時代が60年安保闘争と重なり、社会変革の機運を痛感する学生時代を過ごした。卒業後は高校の社会科教諭として静岡県内各校で教えた。初任地の松崎
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「毎日富士山が見える幸せ」 静清信金、ポスター配布へ
静清信用金庫は、大河ドラマ「どうする家康」にちなんで徳川家康とゆかりが深い静岡の魅力を募集し、寄せられたメッセージを掲載したポスターを10日に同金庫全店でお披露目する。飲食店や観光施設などで張り出しを希望する店舗に無料で提供する。 「毎日富士山が見える幸せ」「おいしいお茶と緑の絶景」―。2907件に上る“静岡愛”のメッセージを抜粋し、約7500文字を山盛りに詰め込んだ杯を武士が献上するデザインに仕上げた。同金庫ホームページでは専用コーナーも設け、「気候」「海の幸・山の幸」などジャンルごとに静岡の魅力と詳しいメッセージを紹介している。 ポスターは営業エリア(静岡市、
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車いすスポーツ 挑戦 焼津で体験会 パラ選手指導 バスケットとソフトボール、小中高生50人
焼津市保福島の市総合体育館でこのほど、車いすバスケットボールと車いすソフトボールの体験会(日本生命静岡支社主催)が開かれた。小学生から高校生計約50人が、東京パラリンピック女子車いすバスケットボール日本代表の北間優衣選手らの指導を受けながら、実際に車いすに乗ってバスケットボールの試合やソフトボールの打撃、走塁を体験した。 車いすバスケットボールの体験コーナーで、参加者は北間選手から車いすの操作方法を学んだ後に、シュートの練習で汗を流した。試合形式のゲームでは、県車椅子バスケットボールクラブの選手も加わり、操作に悪戦苦闘しながら、実践で競技内容に触れた。 車いすソフトボールでは、浜松市を拠点に
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経験基に起業ノウハウ伝授 静岡の法人 焼津でセミナー
志太起業ネットワーク推進協議会はこのほど、創業や起業をテーマにしたセミナーを焼津PORTERS(焼津市中港)で行った。農業生産法人の鈴生(静岡市葵区)の鈴木貴博社長が講師となり、自身の経験を基に起業のノウハウについて伝えた。 鈴木社長は会社を経営していくと軸がぶれる時があると経験談を披露し、「経営理念を定めていれば元に戻ることができる」と強調した。資金面については、貯金を元手にした経営はうまくいかないと自説を展開し、金融機関から資金調達すべきと指南した。 磐田市内に設置した太陽光型植物工場を舞台に、脱炭素や福祉といった社会課題の解決に取り組んでいることを紹介。自分の強みを社会の課題解決につな
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一輪車マラソン 高木さん総合V 焼津で全国大会
全日本一輪車マラソン大会(日本一輪車協会主催、JUA県一輪車連盟共催)が5日、焼津市の大井川陸上競技場と大井川マラソンコースで開かれた。フルマラソン総合優勝は「浜松U・C・フライングカイト」の高木忠将さんが輝いた。 県内外の4歳から78歳までの幅広い年齢層の約420人が出場し、フル、ハーフ、10キロ、5キロの4種目で、タイヤの大きさと年代別に分かれて競った。選手たちは風を受けながら、川沿いのコースを疾走した。
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全国のカツオ逸品 集合 焼津で「魚フェス」 わら焼きのたたき人気
焼津市は5日、漁業や水産文化を発信する「魚(とと)フェス」を焼津漁港新港地区で開いた。全国カツオまつりサミット(同実行委主催)に合わせた行事で、マグロ丼やかつお節、なまり節といった地元水産加工品販売やカツオ一本釣りの模擬体験などを通じて、「さかなのまち」の魅力を発信した。 会場内には、焼津市内の水産加工会社がブースを設け、マグロやカツオ、サバ、シラスといった焼津ならではの加工品を販売した。なかでも焼津市と高知県中土佐町それぞれの製法によるわら焼きのカツオたたきが振る舞われたコーナーには、長蛇の列ができた。商品提供ブースの近くでは、わら焼きの実演が行われ、来場者はその様子を写真に収めていた
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かつお節工場見学 市がツアーを企画 焼津市
焼津市はこのほど、自主運行バスに乗ってかつお節工場を見学するツアーを行った。参加者は老舗のかつお節製造「ヤマ十増田商店」(同市小川新町)を訪れ、工程を見学した。 参加者は同社幹部の解説を聞きながら、手火山(てびやま)造りといった伝統のいぶす手法を見て回った。工場に併設された直売所でかつお節製品の買い物も楽しんだ。 ツアーは自主運行バスの利用促進のために企画された。JR焼津駅から焼津循環線を使って、アクアスやいづのバス停で降車。そこから同社まで約3キロの道のりをウオーキングして、町の魅力にも触れた。
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⚽技能実習生らフットサル J2・藤枝MYFCが大会開催
Jリーグ2部(J2)藤枝MYFCはこのほど、技能実習生らを対象にしたフットサル大会を吉田町の高島スポーツ広場で開いた。社会連携活動の一環で、企業間で技能実習生の交流を図ることが目的。焼津市と吉田町から9社12チームで計約190人が参加した=写真=。 大会は6チームずつで予選リーグを行い、各リーグ上位3チームと下位3チームに分かれて決勝トーナメントを行った。今年2年目で昨年は焼津市の企業だけで実施し、Jリーグから高評価を受けパブリック賞を獲得した。今年初めて参加したヤマザキの山崎寛治会長は「国籍に関係なく、みんなが平等なルールで楽しめるのは本当にいいこと。地道な活動を通じて一歩ずつやることが
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ポリオ撲滅へ 募金呼びかけ 焼津RC
焼津ロータリークラブ(焼津市)はこのほど、ポリオ(小児まひ)撲滅に向けた募金活動を焼津市内で行った=写真=。 世界ポリオデー(10月24日)に合わせた取り組み。クラブメンバーは昭和通り商店街での「焼津ハロウインカーニバル」にブースを設け、来場者にロータリークラブによるポリオ撲滅キャンペーンを説明したほか、予防接種を受けるための募金協力を呼びかけた。
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外国人市民とイモ掘り交流 焼津・利右衛門自治会
焼津市の利右衛門自治会は「多文化共生社会を考える会」を立ち上げ、このほど地域の外国人市民を対象としたサツマイモ掘り体験会を地区内の畑で行った。フィリピン出身の市民など約30人が秋の味覚の収穫を楽しみながら、交流を深めた。 同自治会内の外国人の割合は約20%と、市内平均に比べて高い割合で占めている。今後も外国人市民増加が予想されるなか、同自治会では外国人市民との共生を進めようと、7月に考える会を発足させた。イベントなどを通して、交流促進やコミュニティー創出を目指す。 大石正明会長は「外国人市民と顔の見える関係づくりを進めていきたい。将来的には外国人市民の中から自治会役員としての参加を目指したい
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カツオ消費拡大策 考える 焼津で全国サミット 関係者一堂に 講演やパネル討論
全国のカツオ産業関係者が一堂に会す「全国カツオまつりサミット」(同実行委主催)が4日、焼津市内で始まった。初日は市役所で焼津をはじめ各地のカツオ産業に携わる関係者らによる講演やパネル討論が行われ、カツオの魅力や消費拡大策について発信した。5日まで。 水産加工「山福水産」(同市)の見崎真代表、焼津鰹節水産加工業協同組合の大石智之組合長は焼津とカツオ産業の歴史について紹介。ともに、鉄道の発展や動力船の導入、加工業者の技術革新といった明治時代の出来事を中心に、地元水産業の歴史について解説した。 宮城県気仙沼市や鹿児島県枕崎市、宮崎県日南市、西伊豆町、焼津市でカツオ産業を営む関係者が登壇し、それぞれ
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焼津海上花火 夜空に5000発 4年ぶり 通常開催
焼津市の焼津漁港新港地区で3日、焼津海上花火大会(同実行委主催)が開かれた。海上スターマインなど約5千発が秋の夜空を彩った。 今年で48回目。4年ぶりに新型コロナウイルス禍前の通常形式に戻した。大型花火が打ち上げられ、多くの市民や観光客が楽しんだ。
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J藤枝の試合運営 障害者390人が参加 就労支援4年目
Jリーグ2部(J2)藤枝MYFC(徳田航介社長)が障害者の就労を支援しながら共生社会の推進を図る「福祉支援プロジェクト」の終了報告セレモニーがこのほど、藤枝総合運動公園サッカー場で行われた=写真=。 活動は4年目で、ホームゲーム当日と前日に行う会場の設営・準備作業を焼津市内の障害者就労継続支援事業所に依頼し、同市の協力とパートナー企業の協賛を得て、対価を支払う仕組み。今季は計12試合で焼津市内の福祉事業所5カ所から延べ約390人が参加した。 利用者が活動に参加した富士山フジドリームビレッジの西躰亮貴常務は「自分たちで段取りなどを考え、成長した姿が見える。社会性を身に付ける場を与えてもらいあり
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寝食ともに2日間 合唱合宿スタート 焼津の「ゆりかもめ」
焼津市少年少女合唱団「ゆりかもめ」の定期演奏会(来年1月21日)に向けた練習合宿が3日、焼津青少年の家(同市石津)で始まった。小学3年から中学3年までの団員27人が寝食を共にしながら、2日間みっちりと練習に励む。 団員たちは定期演奏会で披露する曲目をパートごとや全体で合わせる練習を繰り返し、音程やリズムを確認した。初日は全員で姿勢を正して腕を縦や横に動かしながら、伸びやかな声を出す練習をした後、「アンダー・ザ・シー」を身ぶり手ぶりを交えながら合唱した。 演奏会は来年1月21日に大井川文化会館ミュージコで行う予定。第1部は「ふるさと」や「もみじ」といった楽曲、第2部はディズニーソングなどポップ
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全国24チームが熱戦 藤枝で自治体シニアサッカー開幕
自治体職員シニアサッカーフェスティバル2023(全国自治体職員サッカー連盟、藤枝市主催)が3日、藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場など4会場で開幕した。5日まで。全国の自治体などから女子と40歳以上の男子で構成する24チーム計約600人が参加し、県内からは同市、県庁、浜松市、焼津市、磐田市の5チームが出場した。 試合は前後半15分ハーフ。4グループ6チームによるリーグ戦を行い、グループ順位を決定する。選手は年齢を感じさせないはつらつとしたプレーで熱戦を展開した。 大会は新型コロナウイルス禍の影響で4年ぶりに開催した。
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山七など3社が大臣賞 焼津で県水産加工品品評会
静岡県水産加工業協同組合連合会は2日、第17回県水産加工品総合品評会(静岡新聞社・静岡放送後援)を焼津市の県水産・海洋技術研究所で開いた。最高位の農林水産大臣賞に山七(焼津市)の「鰹本節」、やましち鈴木商店(同)の「若干しらす」、静岡うなぎ漁業(吉田町)の「うなぎ蒲焼(真空パック)」が選ばれた。 予備審査を通過した製品を対象に、3年に1度開かれる品評会。組合加盟企業など90社がかつお節や乾燥サクラエビ、釜揚げシラス、練り物など161点を出品した。学識者や製造業者ら審査員21人が、原料や食味、加工技術などを総合的に評価した。 同連合会の増元英人専務理事は「シラスやサバをはじめ、原料不足が続
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焼津・清流館高で授業料の徴収誤り 県教委が謝罪、返金
静岡県教委は2日、焼津市の清流館高で授業料475万2千円の徴収誤りがあったと発表した。 県教委によると、生徒96人に対する授業料の10月31日の口座振替で、5カ月分の授業料として1人当たり4万9500円を引き落とすところ、誤って10カ月分の9万9千円を引き落とした。事務担当者の電算処理にミスがあったという。 保護者から学校に指摘があり判明した。県教委は関係する保護者に謝罪し、速やかに返金手続きを行うとしている。
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焼津水産高生が「浜通り」歴史学ぶ
焼津水産高(焼津市)の生徒がこのほど、焼津の水産業発祥の地「浜通り」の歴史を学ぶ実習を行った。同市の観光ボランティアガイド「やいづ観光案内人の会」の会員の案内で、通り沿いの神社や寺院、建物などを巡った。 同校の流通情報科2年生約20人が参加し、漁師の信仰を集めてきた船玉浦神社、晩年に浜通りを訪れた作家小泉八雲ゆかりの場所などを見て回った。ポイントごとにガイドが写真を用いながら、海水を川へ流すために設けた通路や家屋を海水流入から防ぐための「堰板(せきいた)」といった浸水被害を防ぐための工夫を中心に説明した。 生徒たちはあらかじめ配られた浜通りに関する質問用紙に、ガイドから聞いた案内内容を書き込
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献上鰹節 和紙で丁寧に包んだ7本を箱詰め 焼津の協同組合
焼津鰹(かつお)節水産加工業協同組合は1日、皇居で行われる新嘗祭(にいなめさい)で宮中に献上する鰹節の箱詰め作業を焼津市上小杉の同組合事務所で行った。 献上品は5回のかび付け工程で熟成を重ねた最高級の本枯節。組合員でつくる焼津鰹節伝統技術研鑽会が4月から半年かけて製造した260本のうち、色やつや、形が上質な79本を厳選した。 天皇陛下に献上する鰹節7本は担当者が1本ずつ丁寧に和紙で包んで、きり箱に収めた。組合の代表者が8日に宮中に参内する。20本は靖国神社(東京都)に届ける。 同組合の大石智之組合長は「天候にも恵まれて、よい仕上がりの鰹節ができた」と出来栄えを評した。
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書歴70年 桜井さん(焼津市)が静岡市葵区で初個展 大作そろう
書歴70年を超え全国に教え子がいる焼津市の書家桜井流翠さん(88)の初の個展「桜井流翠米寿記念展」が1日、静岡市葵区の市民文化会館で始まった。5日まで。 4月からの3カ月間で書き上げた17点が並んだ。唐代の詩人李白の詩を書き連ねた縦1・1メートル、横6メートルの作品など、大作がそろった。流れるような行草体、仮名交じりの調和体、一文字一文字がつながらず区切られている「単体」などと各作品の書体はさまざまで、まるで複数人が参加した合同展のような趣がある。 同館では桜井さんの教え子の作品を集めた「花翠会一門展」も同時開催している。宮城岐阜など各県の弟子が101点を出品した。同展会期も5日まで。
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小学校通学路を緊急点検 浜松の事故受け、区画線の状況を確認 焼津市
焼津市は1日、浜松市で10月下旬に発生した下校中の児童を巻き込んだ交通事故を受けて、市内13小学校の通学路の緊急点検を実施した。歩道のない通学路を中心に、区画線の状況や道路施設の損傷などを確認した。 大井川東小の通学路に当たるJA大井川まんさいかん静浜(同市宗高)周辺で行われた点検には、市道路課職員、焼津署員が参加した。施設前の市道に設置された歩行者用「グリーンベルト」を歩き、白線が薄くなっている箇所を中心に見ながら、子どもが安全に通行できるかどうかについて話し合った。焼津署員は、車の往来が激しい市道の状況を見て、薄くなっている白線の是正を提案した。 市は緊急点検の指摘事項をまとめた上で
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焼津市、かつお商品セット贈呈 全国サミットに合わせ 5日まで LINEキャンペーン
焼津市は3日から、市内で開催する全国カツオまつりサミット(4、5日)に合わせ、市のLINE(ライン)公式アカウントの友だち登録者を対象に、抽選でかつお節や関連商品を贈呈するキャンペーンを実施する。5日まで。 焼津さかなセンター(同市八楠)で販売するかつお節やなまり節、かつお節のふりかけ、だし、缶詰めといった商品を詰め合わせた「お楽しみセット」が抽選で50人に当たる。 3日正午までに友だち登録し、性別や年齢などの情報を入力して「受信設定」が完了すると、かつお節に関するアンケートが届く。回答終了後に抽選に参加できる。3日から24日まで焼津さかなセンターで当選画面を見せると、賞品と引き換えできる。
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廃棄予定の制服など持ち出し 空自静浜基地、2等空尉を懲戒処分
航空自衛隊静浜基地(焼津市)は31日、廃棄予定の被服を許可なく持ち出したとして、第11飛行教育団整備補給群の男性2等空尉を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。 同基地によると、2等空尉は2005年ごろから18年8月ごろまでの間、静浜を含む所属していた基地で補給倉庫内に保管されていた廃棄予定の制服や作業服、靴など計116点を許可なく持ち出して、不法に所持していたという。持ち出した被服類は自宅や貸倉庫で保管していた。2等空尉は「廃棄されるのがもったいないと思い、予備用のため確保していた」と話しているという。
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倉庫会社元幹部「不起訴不当」 焼津カツオ盗で静岡検察審査会
静岡検察審査会が、焼津市の焼津漁港に水揚げされた冷凍カツオの窃盗事件に絡み、窃盗容疑で逮捕された同市の冷蔵倉庫会社の50代元幹部を不起訴とした静岡地検の処分について「不起訴不当」と議決したことが31日までに関係者への取材で分かった。静岡地検は再捜査する。 元幹部は2021年3月に、窃盗の罪で有罪判決を受けた運送会社元社長らと共謀し、宮城県の船会社が水揚げした冷凍カツオ計約10トンを盗んだとして、昨年5月に焼津署に逮捕された。元幹部は盗んだカツオを自身が管理する冷蔵倉庫で保管していたとされる。静岡地検は昨年8月に不起訴処分にした。 議決は26日付。検審は元幹部について、「預かった冷凍カツオ
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不登校、外国ルーツの児童生徒支援 体制強化 必要性訴え 総合教育会議 焼津市
焼津市は30日、市長と市教委が教育行政について協議する総合教育会議の本年度2回目の会合を市役所で開いた。不登校や外国につながる児童生徒への支援事例を示した上で、継続的に進める観点から体制強化の必要性を訴えた。 市教委は支援した児童生徒が登校につながったケースについて、本年度9月末で47人と昨年度(40人)に比べて改善事例が増加したことを示し、専門スタッフを取りそろえた学校福祉部の実績を強調した。担当者は「専門性の高い支援を継続的に行うにはさらなる体制の強化が必要」と述べた。外国につながる児童生徒を相手する支援員については、10月に退職者が出たことを明らかにした。 委員からは不登校や外国に
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障害者相談支援事業 非課税扱いと誤認 焼津市 1350万円未納
焼津市の中野弘道市長は31日の定例記者会見で、社会福祉法人などに委託している障害者相談支援事業が消費税の課税対象にもかかわらず非課税扱いにしていたと明らかにした。市が法人に支払うべき消費税は約1350万円に上り、早急な支払いに向けて準備を進めている。 市障害福祉課によると、社会福祉法に基づく社会福祉事業は消費税が非課税とされるが、2012年の障害者自立支援法改正に伴い、非課税だった障害者相談事業の一部が課税対象となった。こうした変更が明確に周知されていなかったことから、誤った取り扱いが続いたという。 市が10月4日の厚生労働省の通知を受けて、税額の修正が可能な過去5年分を調べたところ、業務委
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田代ダム案前進「大きな成果」 焼津市長
焼津市の中野弘道市長は31日の定例記者会見で、JR東海が田代ダムを管理する東京電力リニューアブルパワーと協議を進めていたリニア中央新幹線トンネル工事湧水の県外流出対策「田代ダム取水抑制案」が大筋でまとまったことを受けて、「水資源確保に向けて大きな成果」との認識を示した。さらに「住民の不安の解消につながる」と実現に期待を寄せた。
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木版画の味わい 感じて SBS学苑パルシェ校 受講生が静岡市葵区で作品展
SBS学苑パルシェ校(静岡市葵区)の木版画クラス受講生の作品を紹介する「静岡版画クラブ展」が31日、同市役所市民ギャラリーで始まった。11月5日まで。 受講生9人と講師の伊東槃特さんが風景画を中心に38点を出展した。砂丘の風紋の流れを緻密に表現した縦85センチ、横40センチの作品や、岐阜県白川村にある白川郷の冬の朝、夕焼け、夜の様子を同じ木版で色を変えて描き分けた作品などが並び、来場者の目を楽しませている。 見る人が癒やしを感じる版画作りを目指す受講生の大久保勇さん(79)=焼津市=は「作品テーマに込めた作家のメッセージや木版画の味わいを少しでも感じてもらえたらうれしい」と制作者の思いを
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響け マンドリンの音色 藤枝拠点の団体 5日に焼津で定演 難曲 入念に確認
藤枝市を拠点に活動する志太マンドリン・ギターアンサンブル(鷲山正二代表)は5日午後2時から、第36回定期演奏会(静岡新聞社・静岡放送後援)を焼津市大井川文化会館ミュージコで開く。入場無料。団員30人以上が本番に向け、熱のこもった練習に励んでいる。 演奏会は2部構成。第1部はマンドリンのオリジナル4曲を予定する。第2部はNHK連続小説の特集として、「あまちゃん」のオープニングテーマ曲や、「おはなはん」「おしん」「あさが来た」などの主題歌を披露する。 10月中旬、団員は約9分間の難曲とされる「いのちを紡ぐうた」など第1部の曲を中心に練習した。鷲山代表の指導を受けながら、テンポの切り替えや曲調
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来年4月 大相撲御殿場場所 33年ぶり、市制施行70周年記念 10日から市民優先販売
2024年度に市制施行70周年を迎える御殿場市で同年4月11日、記念イベントとして「春巡業 大相撲御殿場場所」(実行委員会主催)が開かれる。11月からチケットを販売する。 御殿場場所の開催は33年ぶり。市体育館を会場に、迫力の取組や力士との握手会、力士同士がぶつかり合う公開稽古、禁じ手を楽しく紹介する「初っ切り」、相撲甚句など地方巡業ならではの企画が多数行われる。先場所優勝争いを引っ張った熱海市出身の熱海富士、焼津市出身の翠富士ら本県出身力士を含む計約200人の相撲団が訪れる予定。 席数は約3千席。入場料は1人1万5千円から7千円で、記念座布団付きの席もある。11月10~17日にオンライン上
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静岡県内36施設 インフルエンザで学級・学年閉鎖
静岡県は30日、県内の高校、小中学校、幼稚園36施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計372人確認され、学年閉鎖、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 南伊豆町2施設11人、伊東市1施設6人、伊豆の国市1施設9人、沼津市1施設6人、長泉町1施設6人、富士市1施設12人、静岡市清水区2施設30人、同市葵区1施設13人、同市駿河区1施設13人、焼津市2施設18人、島田市1施設9人、牧之原市1施設10人、掛川市3施設34人、磐田市10施設83人、浜松市西区1施設10人、同市北区1施設38人、同市中区2施設20人、同市東区2施設24人、同市浜北区2施設20
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翠富士(焼津市出身)、熱海富士(熱海市出身)ともに番付上げる 大相撲九州場所番付
日本相撲協会は30日、大相撲九州場所(11月12日初日・福岡国際センター)の番付を発表し、ともに飛龍高出身の翠富士(伊勢ケ浜部屋、焼津市出身)が西前頭5枚目、熱海富士(同、熱海市出身)が西前頭8枚目に上がった。ともに高校横綱の実績がある22歳の北の若とロシア出身で24歳の狼雅、日大出身の美ノ海、東洋大出身の東白龍が新入幕となった。新入幕4人は2013年夏場所以来。 秋場所を11勝4敗で制し、4度目の優勝を果たした大関貴景勝は東。成績と内容次第で横綱昇進の話題が浮上する可能性がある。2場所連続休場中の横綱照ノ富士は東、霧島と豊昇龍の両大関は西だった。 小結は2場所ぶりの阿炎が東、21場所ぶ
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ディスカバリーパーク焼津 プラネタリウムで「宇宙の果てまで」 子ども教室 魅力伝える
ディスカバリーパーク焼津天文科学館(焼津市田尻)で28日、近代的プラネタリウム誕生100周年を記念した「子ども宇宙教室」が開かれた。講師の明石市立天文科学館(兵庫県)の井上毅館長がプラネタリウムの歴史と魅力を解説した。 井上館長は100年前にドイツでプラネタリウムが誕生した経緯や、丸いドームに投影するメカニズムについてユーモアを交えながら解説した。日周運動や年周運動といった天体の動きの投影方法についてグラフィックを使って説明した。 焼津と明石のプラネタリウムの違いも紹介。1997年に焼津に導入された光学式とデジタル式の投影機を制御できるプラネタリムについて、井上館長は「進化の象徴」と評した。
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焼津の技能実習生とフットサル大会 J藤枝にパブリック賞 社会連携 参加者「交流の契機に」
Jリーグが全60クラブの社会連携活動の中から優れた取り組みを表彰する「シャレン!アウォーズ」でパブリック賞を獲得したJリーグ2部(J2)藤枝MYFC(徳田航介社長)の受賞セレモニーが28日、藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場で行われた。 同クラブ初の受賞で、焼津市内の技能実習生らを対象にしたフットサル大会を開催し、コロナ禍で希薄になっていた交流を復活させたことが高評価を受けた。フットサル大会は同市内の水産関係などの事業者と協力して昨年11月に実施し、ベトナムやミャンマーなどから来日した技能実習生と日本人従業員合わせて約70人が参加した。 大会に参加した山福水産の見崎真社長は「賞のおかげで焼津
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ハーモニカ演奏 聴衆魅了 SBS学苑生ら静岡市で発表会
SBS学苑パルシェ校などでハーモニカ教室を開く栗田満穂さん(静岡市駿河区)の教室生ら約80人による発表会が29日、同市葵区のしずぎんホールユーフォニアで開かれた。ハーモニカの美しい音色が約300人の来場者を魅了した。 所属する教室ごとに発表し、「サライ」やアイルランド民謡「春の日の花と輝く」などを披露。焼津市で活動するしおかぜハーモニーによる「東京ブギウギ」では、息の合った軽やかなメロディーに、来場者は体を揺らしリズムに乗って演奏を楽しんだ。フィナーレは教室生全員でベートーベンの交響曲第9番「歓喜の歌」と童謡「ふるさと」を奏でた。 栗田さんは「コロナ禍で外部イベントへの出演がなくなった分
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静岡県勢18人優勝 水泳「金」ラッシュ 全国障害者スポーツ大会
全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」第2日は29日、鹿児島県内で各競技を行った。静岡県選手は7競技に出場し、水泳で7人が金メダルを獲得するなど18人が優勝を果たした。 水泳は50メートル自由形で小梁ひなの(焼津市)と前田龍佑(静岡市)、加藤真吾(浜松市)、永井さやか(浜松市)がそれぞれ頂点に立った。50メートル平泳ぎで池田伊吹(藤枝市)と大島史也(静岡市)、50メートル背泳ぎで森晴毅(三島市)も栄冠を手にした。小梁と森、大島は2連覇、池田は3連覇をそれぞれ達成した。 アーチェリーの繁田一紀(静岡市)は大会新記録で優勝した。知的障害者フットソフトボールは準優勝を飾った。 本番ア
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豪快な包丁さばきに歓声 焼津南保育園でマグロ解体ショー
焼津市の焼津南保育園で27日、マグロの解体ショーが行われた。園児たちは職人の豪快な包丁さばきに目を見張り「さかなのまち焼津」への理解を深めた。 用意したのはシドニー沖で捕れ、焼津港に水揚げされた重さ35キロの天然ミナミマグロ。焼津鮮魚組合の職人が包丁で頭や背、腹と手際よく切り分ける様子に、園児から「すごい」と歓声が上がった。園児は部位に直接触って感触を確かめた。 質問コーナーでは「どうやって寝るのか」「なんで目がつるつるなのか」「大きさはどれぐらいなのか」といったマグロに関する疑問が寄せられた。
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SPAC宮城嶋さんらダンス JR静岡駅「パルシェ」でハロウィーン
静岡市葵区のJR静岡駅ビル「パルシェ」は29日、県舞台芸術センター(SPAC)俳優の宮城嶋遥加さん(清水区出身)を招いたハロウィーンイベントを同駅ビルなどで開いた。宮城嶋さんと教え子によるダンスパフォーマンスのほか、一般参加の子どもたちと一緒に館内を練り歩くパレードを展開した。 ダンスパフォーマンスは同駅コンコースに宮城嶋さんと「志太こどもミュージカル」に通う教え子の中高生5人が和装で登場した。オリジナル楽曲に合わせ、ハロウィーンで「トリックオアトリート」とお菓子をもらう様子をイメージしたダンスを披露した。教え子の一人、静岡雙葉高2年の佐野心音さん(16)=焼津市=は「舞台よりも人との距離が
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かつお節に宿る明治の「焼津魂」 11月4日の全国サミットで発信 「低級品」試行錯誤で最高位に
国内有数のかつお節の産地である焼津市。その基礎を作った明治20年代の取り組みに焼津鰹節水産加工業協同組合の大石智之組合長が着目し、11月4日に同市で開かれる全国カツオまつりサミットで発信する。「低級品」の評価に甘んじていたかつお節を当時の水産関係者が条件の悪さを解消すべく試行錯誤し、明治28(1895)年の内国勧業博覧会で最高位を得るまで引き上げた。その過程を紹介することで、今も宿る「焼津魂」を知ってほしいと考えている。 サミットで講演する予定の大石組合長はテーマを選定するため、組合が刊行した「焼津鰹節史」を読み返した。江戸時代に土佐、薩摩、紀州に比べて評価の低かった焼津のかつお節が変わ
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静岡県勢10選手が「金」 全国障害者スポーツ大会
全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」が28日開幕し、鹿児島市の白波スタジアムで開会式が開かれた。初日はジャベリックスローの井戸杏香(伊東市)、立ち幅跳びの森下実咲(御前崎市)ら県勢10選手が優勝した。 井戸は6連覇、森下は2連覇をそれぞれ達成。陸上200メートルでは増田嶺(吉田町)が2連覇を果たし、松永大護(静岡市)も優勝した。1500メートルでは久松昴琉(富士市)と増田吏峯(吉田町)が男女の各部門を制した。 水泳は小梁ひなの(焼津市)と加藤真吾(浜松市)が25メートル自由形で頂点に立ち、森晴毅(三島市)は25メートル背泳ぎで2連覇した。フライングディスクは本間明文(袋井市)
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商店街の魅力 文化祭でPR 焼津高2年生 ブース出店、クイズ大会も
焼津高(焼津市中港)の2年生が本年度、地元商店街との交流を通じて地域の課題を掘り起こす活動に取り組んでいる。28日の同高文化祭で、生徒自らが協力店舗のブースを出店し、来場客に商品販売やサービスを通じて、商店街の魅力をアピールした。 参加するのは2年生32人。4月から、4人一組で焼津駅前商店街の「丸玉園」「チーズピゲ」「肉の石割本店」など8店舗に出向き、仕入れから販売までの流れや店の課題について学んできた。共通して浮かび上がったのは、高校生をはじめとした若者世代の利用率の低さ。その解消に向けて、まずは商店街に近い同高の生徒に周知すべきと考え、文化祭でのブース出店を企画した。 文化祭では、映像や
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住民有志が焼津神社清掃
志太地域の住民有志でつくる交流グループ「交流会四季悠々」(新美邦子会長)は28日、焼津市の焼津神社で清掃奉仕活動に取り組んだ。 会員や家族、友人ら約30人は拝殿や鳥居周辺でほうきで落ち葉を集めたり、かまで雑草を取ったりして汗を流した。
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親子で自然満喫 生物や植物観察 焼津ライオンズクラブ
焼津ライオンズクラブはこのほど、恒例の親子自然観察会を焼津市の栃山川自然生態観察公園で行った。市内の小学生と保護者計約65人が参加し、自然に触れて楽しんだ。 参加者は専門スタッフの指導を受けながら、木の実や松ぼっくり、枝、ススキの穂などを使って工作したり、バッタ、チョウ、カマキリ、ザリガニなどを捕って観察したりした。焼津水産高家庭ボランティア部の生徒らの協力で、ろうそくで走るポンポン船のデモンストレーションも行った。最後に参加者全員で公園内をごみ拾いした。 子どもたちは捕った虫の大きさに驚いたり、たくさんの松ぼっくりで大きな犬を作ったりと、それぞれ自然を堪能した。
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「蓮」映える巨大絵画完成 書家吉永さん、字入れ豪快 藤枝特支焼津分校生、焼津水産高で展示へ
焼津市の藤枝特別支援学校焼津分校の美術部生徒が巨大絵画を制作した。書家の吉永益美さん(藤枝市)が27日、分校に隣接する焼津水産高を訪れ、絵からイメージした「蓮」の一文字を書き入れて完成した。11月11日に開かれる焼津水産高の文化祭で展示する。 作品は美術部生徒16人が夏休みに1週間をかけて、縦3メートル、横4メートルの和紙に「睡蓮」をテーマに描いた。色合いを変えたり、遠近法を使ったりして、ピンクの花が咲き誇る様子を表現した。 吉永さんは生徒たちが見守る中で、作品をじっと見つめた後に、中央の余白部分に太い筆で体を激しく動かしながら、力強い文字を書き上げた。生徒からは「迫力あるパフォーマンス
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ガス漏れ火災想定し訓練 焼津・大井川港振興会 初動手順を確認
焼津市の大井川港臨海地区の企業でつくる「大井川港振興会」は27日、ENEOS大井川ガスターミナル(同市利右衛門)で防災訓練を実施した。同振興会や志太消防本部、市から参加した職員や社員らは、初動の手順を確認し合った。 訓練は地震発生後にタンク周辺でガス漏れを確認し、さらに火災が発生した―との想定で実施した。参加者は発生から通報までの流れを確認したほか、地上やはしご車で火元に向かって消火活動を行った。
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宮城出身の高橋さん 震災経験基に講演「今をしっかり生きて」
東日本大震災で被災した経験を語り継ぐ「命のかたりべ」として活動する宮城県石巻市出身の高橋匡美さんが26日、焼津市役所で講演した。乳幼児教育連絡協議会に参加した市内幼稚園や保育園などの職員に、命の大切さについて訴えた。 高橋さんは東日本大震災で石巻市の実家に住んでいた両親を亡くした。震災3日後の実家周辺の様子について「地獄のようだった。自然の怖さを感じた」と語った。両親の死を受け入れられずに、苦しい日々を送った経験を踏まえ、「あすを迎えられるのは奇跡。つらいときはしゃがんでもよい。今をしっかり生きてほしい」と訴えた。最後に、自身のふるさとに立地し震災の影響で閉校となった小学校の校歌を歌って締
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茶況(10月27日)鈴木長十商店、大臣賞 鶴亀品評会
静岡県茶商工業協同組合(県茶商)はこのほど、第57回静岡茶品評会(通称・鶴亀品評会)の擬賞会議を開き、1キロ当たり4千円に仕上げた「鶴印」最高金賞の農林水産大臣賞に鈴木長十商店(森町)を、同2千円「亀印」1位の農林水産省農産局長賞に荒畑園(牧之原市)を選んだ。 出品点数は計114点で、内容や入札販売会の結果を総合して評価した。表彰式は11月15日に県茶業会館で開く。 このほかの主な入賞者と順位は次の通り。 【鶴印】最高金賞 ②長峰製茶B(焼津市)③鈴木長十商店▽金賞 ④佐々木製茶(掛川市)⑤掘武商店(同) 【亀印】最高金賞 ②鈴木長十商店▽金賞 ③長峰製茶④おさだ製茶(森町)⑤佐々木
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福祉功労者を表彰 静岡で県大会
静岡県や県教育委員会、県社会福祉協議会などでつくる「ふじのくに健康福祉キャンペーン推進協議会」はこのほど、静岡市駿河区のグランシップで本年度の県健康福祉大会を開いた。 社会福祉に貢献した個人・団体の表彰後、表彰を受けた民生・児童委員の原川光世さん(77)=焼津市=や、里親として約150人の里子を育ててきた水野国彦さん(67)、厚子さん(66)夫妻=磐田市=が事例報告を行った。厚子さんは母親が自殺した女子高生を預かった事例などを紹介し、「わが子も人の子も区別なく育てるべき。子どもたちの成長を感じることができる生活をこれからも楽しく送りたい」と話した。 知事表彰を受けた個人、団体は次の通り。 【
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豪快な包丁さばき「すご~い」 焼津南保育園でマグロ解体ショー
焼津市の焼津南保育園で27日、マグロの解体ショーが行われた。園児たちは職人の豪快な包丁さばきに目を見張り「さかなのまち焼津」への理解を深めた。 用意したのはシドニー沖で捕れ、焼津港に水揚げされた重さ35キロの天然ミナミマグロ。焼津鮮魚組合の職人が包丁で頭や背、腹と手際よく切り分ける様子に、園児から「すごい」と歓声が上がった。園児は部位に直接触って感触を確かめた。 質問コーナーでは「どうやって寝るのか」「なんで目がつるつるなのか」「大きさはどれぐらいなのか」といったマグロに関する疑問が寄せられた。
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島田の加賀さん Sクラス優勝 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の将棋大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。83人が参加し、最強のSクラスは加賀照久さんが優勝した。 中部関係の入賞者は次の通り。 S ①加賀照久(島田市)④谷川和男(焼津市)▽C ②中村圭佑(静岡市葵区)
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焼津神社「郷魂祠」で例祭 南方に渡った先人しのぶ
戦前フィリピンやインドネシア・ボルネオでかつお節を生産していた「皇道産業焼津践団」に参加した水産関係者をまつる焼津神社(焼津市)の「郷魂祠」で26日、例祭の前夜祭が執り行われた。関係者らが集まり、南方へ渡った先人たちをしのんだ。 記録によると、焼津践団は1942年にかつお節加工業の従事者を中心に設立。フィリピンやボルネオに拠点を設けて、かつお節生産を担っていたが、戦局の激化で戦地にかり出され、渡った人の大半が亡くなった。焼津市内にほこらを設け、44年から例祭を行っている。 26日は主催する焼津鰹節水産加工業協同組合と郷魂祠奉賛会の関係者らが参加した。同組合の大石智之組合長は「先人たちの水産業
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左官の技 石で浮世絵壁画 焼津の増田さん 色とりどり 制作に1カ月
焼津市柳新屋の工芸家増田龍二さん(71)が左官工法の「洗い出し」を使って石で絵を描く「石彩画」を制作した。左官職人として培った技を駆使し、色とりどりの石を使って、浮世絵の壁画が完成した。 作品は縦65センチ、横50センチで葛飾北斎の美人画をモチーフにしている。増田さん方の車庫の壁に飾っている。石にセメントと色のついた粉を混ぜ込んで、緑や茶といった石を作成。それを表面のセメントを取って石を出していく「洗い出し」と呼ばれる左官の工法を応用し、1カ月かけて完成させた。特殊な配合で作り上げた金粉のような石を使用するなど工夫やアイデアも施されている。 増田さんが左官職人の経験を生かして何か表現できない
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磐田の鈴木さん Aクラス優勝 日将連浜北支部大会 浜松市
日本将棋連盟浜北支部の将棋大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。83人が参加し、最強のSクラスは加賀照久さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①加賀照久(島田市)②宇藤敬行(磐田市)③丸一健悟(中区)④谷川和男(焼津市)⑤内山透(西区)▽A ①鈴木大輝(磐田市)②石川三余(西区)③渥美賢信(磐田市)④稲場理(浜北区)⑤菅沼優星(磐田市)▽B ①高瀬啓一郎(中区)②高木健吾(東区)③尾藤菊一(中区)④田村勇太郎(中区)⑤花本真也(西区)▽C ①塚本和芳(森町)②中村圭佑(静岡市葵区)③北島耕太郎(西区)④鈴木勉(森町)⑤赤松賢伸(天竜区)▽D ①高瀬冬馬(中区)
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スマホ・ネットの家庭内ルール どうしてる?③ ペアレンタルコントロール【賛否万論】
前回、前々回の賛否万論では、子どもが家庭内でネット・スマホを利用するにあたり、フィルタリングを中心にしたペアレンタルコントロールの重要性が分かってきました。今回は、フィルタリングの具体的な内容や状況に応じた個別設定(カスタマイズ)の方法などを紹介します。 (社会部・薬袋貴信) フィルタリングは自律と他律 子どもたちがインターネットやスマホと上手に付き合っていける環境をつくるために、保護者はどのような考え方をしたらよいのでしょうか。20年以上、地域の情報化支援に取り組むNPO法人「イーランチ」(焼津市)の松田直子理事長は「自律と他律」をキーワードに掲げます。低年齢時は、フィルタリングを
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日新栞盈工業を完全子会社化へ ハローG
インフラ関連事業を手がけるハローG(焼津市)が、民事再生法の適用を申請した浄化槽保守点検業の日新栞盈(かんえい)工業(吉田町)を完全子会社化する。25日までの関係者への取材で分かった。 日新栞盈工業が町の一般廃棄物収集運搬業の許可業者として担っていた浄化槽の維持、点検業務は継続する方針で、現在の従業員は継続雇用する。今後は従業員の増員や設備投資を実施していくという。ハローGの主力であるプロパンガス事業の販路拡大につなげる狙いもある。 町内では同社を含め2社がし尿・浄化槽汚泥の一般廃棄物収集運搬業の許可を受けている。
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容疑者確保の動き確認 焼津署 強盗想定し訓練
焼津署は25日、強盗事件を想定した緊急配備訓練を焼津市内で実施した。署員たちは被害の申告内容を聞き取ってから、犯人発見、逮捕までの流れを通じて、迅速な容疑者確保に向けた動きを確認した。 JR焼津駅前のロータリーで引ったくり事件が発生したという想定。訓練は被害者役が焼津駅前交番に駆け込み、被害申告するところから開始。緊急配備体制を敷いた同署は、車のナンバーから逃走車両を発見、追跡し、アクアスやいづ付近に車両を追い込み、逃げようとする犯人役を署員らが取り押さえた。 同署の高橋博之地域課長は「スムーズな容疑者確保につなげるために訓練内容を検証していきたい」と語った。
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窃盗未遂の犯人逮捕に貢献 焼津の夫婦に感謝状 挙動不審、声かけ…検挙の決め手に
焼津署は24日、市内で発生した窃盗未遂事件の犯人逮捕に貢献したとして、同市の中野了一さん、ひろ子さん夫婦に感謝状を贈呈した。 事件が発生したのは8月8日。市内の住宅敷地内で浄化槽ブロワー1台を盗もうとしたが、未遂に終わった。同署は9月14日、窃盗未遂の疑いで同市の無職男(65)を逮捕している。 中野さん夫婦によると、ひろ子さんが自宅の外にいたところ、車を運転する男に遭遇。どこか挙動不審だったため、気になって車を降りた男の行動を見ていたところ、近くの住宅で浄化槽ブロワーを盗もうとしていた。了一さんが「何をしているの」と声をかけたところ、男は「修理に来た」と返答し、その場から立ち去った。了一
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小泉八雲の世界、独自解釈で表現 アイルランドと日本の芸術家ら 焼津の記念館で企画展
焼津市三ケ名の焼津小泉八雲記念館で、小泉八雲の「怪談」に収録された作品をテーマに日本とアイルランドの芸術家が描いた版画や写真を集めた企画展が開かれている。八雲作品を読み込んでそれぞれの解釈に基づいて制作した計40点が並ぶ。来年1月8日まで。 主催はアイルランドの作家でつくる団体「ブルー・ムーン・プロジェクツ」。アイルランドで育ち、日本で晩年を過ごした八雲の生涯をたたえる展覧会として、同団体が企画した。 参加した芸術家はアイルランド、日本それぞれ20人。怪談に収録された「雪女」「むじな」「耳無芳一の話」といった作品から1話を選び、木版画や写真、シルクスクリーンなどの手法で作品の世界観を表
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外壁塗装のトラブル防ぐには 藤枝のリフォーム会社がセミナー
住宅リフォーム「あんしんりふぉーむ」(藤枝市)は22日、悪徳リフォーム業者からの被害を防ぐためのセミナーを同社焼津ショールーム(焼津市西小川)で開いた。同社の貝沼求社長が講師となって、外壁塗装でのトラブル事例を踏まえ、予防策や信頼できる業者を見極めるポイントを伝えた。 貝沼社長はリフォーム関連の不要な工事などを契約させる「点検商法」のトラブルが県中部での高齢者宅を中心に多発していると警告。なかでも外壁塗装の手抜きに関しては「10年ほど経過しないと被害の有無が分からない」と指摘した。 外壁塗装で使用する塗料は1缶約50平方メートル塗ることができると説明。塗装範囲にフルで使用すれば、空の缶が
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伊豆長岡名物の温泉まんじゅうPR 29日、伊豆の国で催し
伊豆長岡温泉名物の温泉まんじゅうをPRする「温泉まんじゅう祭」(同実行委主催)が29日午前10時から、伊豆の国市古奈のアクシスかつらぎ特設会場で開かれる。 市内4店舗の温泉まんじゅう2個ずつと同市産茶葉のティーバッグのセットを1箱800円(税込み)で販売する。当日販売分は限定500箱。実行委は26日までの事前予約を推奨している。 焼津みそまん学会(焼津市)と奥浜名湖観光協会(浜松市北区)も参加し、みそまんじゅうの詰め合わせを販売する。問い合わせは市観光協会<電055(948)0304>へ。
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中西部のアート作家4人 浜松で合同作品展 イラストや写真など
浜松市南区卸本町のスケートボードパーク「ヌートリア」で店長を務める吉田和将さん(28)とアート作家仲間の計4人が29日までの正午から午後8時まで、合同作品展を同パーク近くの資材置き場を改装した特設会場で開いている。イラストや写真など約70点を並べた。 吉田さんは左官業に従事した経験を生かし、木材やスケートボードの板に染料を塗り重ねて絵や模様を表現。QRコードを表した90センチ四方の作品も注目を集める。いずれも触ることができる。静岡市駿河区で古着店を営む山梨滉大さんは、人、乗り物などをモチーフにしたイラストを出した。 松浦駿太さん(焼津市)は旅先の風景などを撮った写真、山本将平さん(静岡市
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不登校や発達障害の子 挑戦さまざま“文化祭” 焼津・上行寺
焼津市焼津4丁目の上行寺で21日、不登校や発達障害といったさまざまな事情の子どもがチャレンジする場「みんなの文化祭」(ココミラ+など主催)が開かれた。歌やファッションなどのステージイベント、フリースクールなどのブース出展、不登校の子どもらによる作品展が行われ、来場者を楽しませた。 本堂をステージにしたファッションショーでは、11人のモデルが就労支援事業所のスタッフがデザインしたTシャツを着てランウエーを歩いた。それぞれポーズを決めると、来場者から大きな拍手が送られた。 主催者の一人は「学校に通っていないからといっても日々の生活を楽しんでいる。そうした部分を表現できる場になれば」とイベントの趣
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プラネタリウムで富士山楽しもう ディスカバリーパーク焼津
ディスカバリーパーク焼津天文科学館(焼津市田尻)のプラネタリウムで11月26日まで、富士山世界遺産登録10周年を記念した番組「富士の星暦」が投影されている。映像作家KAGAYAさんが3年にわたって撮影した富士山とその周辺から見える星空や山頂からの景色を堪能できる。 田貫湖や精進湖など周辺のスポットから撮影した太陽が山頂にかかる「ダイヤモンド富士」、満月が山頂にかかる「パール富士」といった光景を紹介している。富士山頂付近に静止しているように見える「笠雲(かさぐも)」については発生するメカニズムも分かりやすく解説している。富士山頂からの夜景や雲が流れていく様子を迫力ある映像で紹介し、日本一の頂
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資材置き場でアート鑑賞 浜松で作家仲間ら合同展
浜松市南区卸本町のスケートボードパーク「ヌートリア」で店長を務める吉田和将さん(28)とアート作家仲間の計4人が29日までの正午から午後8時まで、合同作品展を同パーク近くの資材置き場を改装した特設会場で開いている。イラストや写真など約70点を並べた。 吉田さんは左官業に従事した経験を生かし、木材やスケートボードの板に染料を塗り重ねて絵や模様を表現。QRコードを表した90センチ四方の作品も注目を集める。いずれも触ることができる。静岡市駿河区で古着店を営む山梨滉大さんは、人、乗り物などをモチーフにしたイラストを出した。 松浦駿太さん(焼津市)は旅先の風景などを撮った写真、山本将平さん(静岡市
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車の死角や内輪差 トラックの特性確認 焼津・東益津中で交通安全教室
焼津市中里の東益津中で20日、自転車の交通安全教室が開かれた。1年生の生徒約60人が参加し、トラックを使って死角や内輪差といった車両の特性を知ることで、交通ルールを学んだ。 県交通安全協会焼津地区支部と日本通運が共同で実施した。トラックが交差点の角に置かれたコーン標識をどれだけ倒さずに走行できるかを実験。生徒は倒れたコーンの位置を確認して、内輪差について学んだ。代表生徒が自転車に乗って、トラックの横を走行する際の対処法を実践した。交通安全指導員は、内輪差によって生じた事故の事例を紹介し、焼津市内はトラックが多く行き交うことから注意を呼びかけた。 車の死角を知る実験では、ドライバー役の生徒
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街中でワシミミズク 通行人が発見、飼い主の元へ 焼津市栄町
21日午前9時20分ごろ、焼津市栄町の植栽にフクロウ科のワシミミズク1羽が隠れているのを通行人が発見し、焼津署に通報した。同署によると、ペットとして飼われていたところを逃げ出したとみられる。夕方に飼い主が判明して返還された。 ワシミミズクは体長約60センチ。オレンジ色の識別用クローズドリングとアンクレット、緑色のストラップ「ジェス」を付けていたという。
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病院周辺を清掃 焼津市シルバー人材センター会員ら
焼津市シルバー人材センターは21日、市立総合病院(同市道原)周辺で清掃活動を行った=写真=。同日の「シルバーの日」に合わせて実施した。 センターの会員と事務局職員約45人が参加し、病院周辺にある医師宿舎駐車場の草取り、清掃を行った。 27日には「シルバー人材センター事業普及啓発促進月間」の一環で、グランリバー大井川(同市下江留)で街頭啓発を行う予定。
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児童生徒ら、ウバメガシ50本植樹 焼津市「みどりの祭典」
焼津市はこのほど、みどりある街づくりを推進する「みどりの祭典」を同市高新田の潮風グリーンウォークで開いた。緑化運動に取り組む小川小、東益津中の児童生徒らでつくる「みどりの少年団」の団員らが、潮風に強いとされるウバメガシを植樹した。 参加者は潮風グリーンウォーク散策路の本年度整備区間の一部にあたる盛り土のり面に、ウバメガシ計50本を植えていった。式典で中野弘道市長は散策路の整備状況を説明し「津波が来ても防いでくれたと(後世の人たちが)思ってくれたら」と語った。 潮風グリーンウォークは栃山川から大井川港まで約4・8キロの遊歩道。市によると、散策路の整備は2025年度に完了する見通しで、22年
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焼津市でも3000人分の個人情報流出か NTT西日本子会社問題
NTT西日本の子会社NTTビジネスソリューションズ(大阪市)の元派遣社員が顧客情報を不正流出させていた問題で、焼津市は19日、特定健康診査未受診の市民約3千人分の個人情報が含まれていたと発表した。現時点で不正利用の被害は確認されていないという。 市によると、流出の可能性があるのは2015年12月から16年3月まで、特定健診の未受診者に対するコールセンター業務をNTTマーケティングアクト東海支店=現NTTマーケティングアクトProCX(プロクス)=に委託した約3千人分の氏名、住所、電話番号、生年月日の情報。クレジットカードや金融機関の口座といった情報は含まれていない。プロクス社側から市に報告
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焼津ご当地ソング 「黒はんぺん音頭」全国発売 メンバーらが市長に報告
焼津市の歌謡グループ「しんえがおスターズ」が歌うご当地ソング「黒はんぺん音頭」が来年2月上旬に全国発売されることが決まった。同グループの2人と曲のプロデュースを担当した編曲家若草恵さんがこのほど、市役所に中野弘道市長を訪ね、報告した。 若草さんは日本レコード大賞編曲賞、作曲賞を受賞し、これまでに手がけた編曲は4千曲以上と日本を代表する編曲家、作曲家として知られる。しんえがおスターズの港八郎さんがご当地グルメを題材に作詞した「黒はんぺん音頭」は、名称を「焼津黒はんぺん」と変えて全国発売される。 若草さんは「焼津の文化や黒はんぺんを全国に発信するお手伝いができて光栄」と意気込みを語ると、中野
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県内外の祭事や自然 愛好家4人が写真展 静岡市葵区
静岡県中部の写真愛好家4人による作品展「写友4人会の写真展」が31日まで、静岡市葵区古庄の写真店「ズームアイ」のギャラリーで開かれている。 展示したのは高須聖美さん(59)=焼津市=、渡辺健司さん(85)=静岡市葵区=、浦田光一郎さん(73)=同区=、吉村宗之さん(77)=同市駿河区=の4人。焼津祭りなど県内の祭事やイベントを楽しむ人々、秋山郷(長野県・新潟県)の鮮やかな新緑と紅葉を美しく切り取った作品など個性豊かな約40点が並ぶ。 4人での写真展は初めて。高須さんは「写真好きな4人それぞれのセンスや好みなど違いを楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。
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公園きれいに「お片付け」 焼津の保育園児ら清掃活動
焼津市小規模保育園連合会に加盟する13園に通う2歳児ら約100人がこのほど、市内8カ所の公園で一斉清掃活動を行った。園児たちは保育士と一緒になって、最寄りの公園に落ちているごみを拾い集めた。 日頃から保育活動で使っている公園をきれいにしようと企画された。拾った落ち葉などは園に持ち帰って、子どもたちの工作に使用する。 同市西小川の堅小路公園には、周辺5園の園児と保育士計約50人がごみ袋を片手に、落ち葉を拾ったり、草むしりをしたりして、園内をきれいにした。市のマスコットキャラクター「やいちゃん」も駆け付け、園児たちの奮闘ぶりを見守った。
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作業構台の耐荷重性向上 焼津・タイセン工業 全国から引き合い
土木建築サービス業のタイセン工業(焼津市)は、のり面工事などに使用する作業構台の耐荷重性の改良に成功し、受注を伸ばしている。作業構台の構造を応用した斜路も開発し、土砂崩れ現場で応急仮設道路として活用できる。国の新技術情報提供システム(NETIS)に登録され、全国から引き合いが相次ぐ。 作業構台は足場のような骨組み構造で、建設重機や大型車両を載せるため通常は補強材を用いて組み立てる。一般的な柱の間隔が180センチに対し60~150センチに対応し、構造体を強化。作業床の下に複数の特殊部材を設置することで荷重を分散させる造りにした。一連の部品開発で複数の特許を取得。高速道路の補修工事や地滑り対
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「静岡文学マルシェ」 焼津に全国の自主制作本 10月22日まで
静岡県内外の文学愛好家がつくる自主制作本を展示即売する「静岡文学マルシェ」が20日、焼津市の「プレイボール!カフェ」で始まった。22日まで。 県内17組を含む全国21都府県の62組の書籍やグッズ約210点を販売する。詩歌集やミステリー、ファンタジー小説、絵本といった文芸作品に加え、今年は介護や文具をテーマにしたエッセー集、星占いなどの実用書も多く、ジャンルの幅が広がった。2016年から年1回のペースで開催している。 表紙にリボンやトレーシングペーパーを使ったり、タイトルを型押ししたり、短編小説を一つ一つ封筒に入れたりするなど、一般の書店では見られない装丁の本も多い。同マルシェ実行委員会の
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焼津水産化学工業のTOB不成立 株価上昇で不調に
焼津水産化学工業(YSK)は19日、YJホールディングス(東京)の株式公開買い付け(TOB)が成立せずに終了したと発表した。株価が買い付け価格を上回る状態が続き、TOBに応募した株式数が買い付け予定数の下限(発行済み総数の3分の2)に満たなかった。 TOBに応募した株式数は約301万株と、発行済み総数の26・4%にとどまった。YSKは東証スタンダード上場を継続する。経営企画部は「引き続き企業価値の向上を目指し、中期経営計画に基づいた安心安全の向上、国内事業の強化、海外展開の加速などに取り組む」としている。 YSKは国内市場の規模縮小やエネルギー価格の高騰などで経営環境が悪化。YJホールデ
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焼津満載「魚フェス号」11月5日運行 三島駅発、港町演出でおもてなし
JR東海は11月5日に焼津市内で開催する「魚(とと)フェス」に合わせて三島―焼津間の臨時快速「焼津 魚フェス号」を運行する。車内では市のPR役やいづマリンレディが記念乗車証を配ったり、近隣茶産地の銘茶や漁師のおやつ「みそまん」を提供したりと、焼津ならではのおもてなしイベントを企画している。 臨時列車は三島駅午前7時53分発で、沼津、富士、清水、静岡各駅を停車し、焼津駅に着くのは午前9時3分を予定している。座席は全車指定席。車内は大漁旗や魚河岸シャツなどを飾り付けて、港町の雰囲気を演出する。 5日は同社主催の「さわやかウォーキング」も焼津市内で開催し、コラボ企画として車内やウオーキング受け
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明治安田生命が焼津市に寄付 こども館遊具購入に
明治安田生命保険静岡支社はこのほど、同社の地域社会支援活動「私の地元応援募金」として従業員らが寄せた74万4千円を焼津市に寄付した。市はターントクルこども館(同市栄町)の遊具購入に充てる予定。 同館で贈呈式が行われた。同支社の妹背俊紀支社長は「子どもたちが元気に遊ぶ姿に思いをはせながら寄付した」と思いを語ると、中野弘道市長は「愛される施設となるようさまざまな事業を展開していく」と謝意を示した。
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食品ロス減、地元活性化策… 焼津水産高で生徒が研究成果発表
焼津水産高(焼津市)は17日、生徒がこれまで研究してきた成果の発表会を同校で開いた。6グループの生徒が食品ロスを減らすための取り組みや地元「浜通り」の活性化策といったさまざまなテーマについて研究内容を披露した。 食品科学科の生徒は、食品ロスを減らすために市場に出回らずに廃棄されるマグロの部位を使った商品開発に挑戦した。マグロの胃袋については、市場価値が低い原因とされるにおいや見た目を調理方法で改善していく過程を紹介し、工夫次第で新たな魅力を引き出せることを証明してみせた。 ウナギの養殖で生じる排水を使って稲の栽培に挑んだ栽培漁業科の生徒は、実験データを示しながら、稲作の新しい可能性を提起
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英語必須、個性伸ばして 国際交流テーマに特別講義 静岡福祉大
静岡福祉大はこのほど、海外教育研修事業を手がける「アイエスエイ」(東京都)の平田敏之取締役を講師に招き、国際交流をテーマに特別講義を行った。平田氏はグローバル化社会で生き抜くために、英語を使いこなすことは必須とした上で、得意なものを磨いて個性を伸ばすことの重要性を説いた。 平田氏は各種データを示しながら、日本人の若者が他のアジア諸国に比べて、海外留学への意欲が薄く、自己肯定感が乏しいことを指摘。経済成長する東南アジア諸国の現状を紹介し、「変化の激しい社会に飛び込むことでさまざまな可能性が生まれる」と、海外留学を勧めた。 日本企業でも社員の多国籍化がより進み、英語力は必須条件になると予測。英語
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詐欺被害未然防止の信金職員に感謝状 焼津署
焼津署はこのほど、詐欺被害を未然に防いだとして、しずおか焼津信用金庫焼津西支店(焼津市西小川)と応対した職員に署長感謝状を贈った。 同署によると、8月1日に来店した女性が「SNSで知り合った外国の医師に送金したい」などと申し立てた。応対した職員らが詐欺被害を疑い、振り込み手続きを保留させた上で、警察に通報し、被害を未然に防いだ。 贈呈式では、窓口で応対した職員八木ひかるさんら関係者が酒井孝一署長から感謝状を受け取った。
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「ならここの里」 東海ガスに譲渡へ 掛川市
掛川市は19日の市議会全員協議会で、民間に譲渡するキャンプ場・温泉施設「ならここの里」(同市居尻)の譲渡先候補者が東海ガス(焼津市塩津)に決まったと明らかにした。20日に建物売買仮契約を締結する。 公募型プロポーザルで審査し、既存顧客の満足度向上に向けた事業計画や地域密着の基本姿勢などを評価した。東海ガスが提示した投資額は9千万円。キャンプ場の管理棟やコテージ、温泉会館などの建物を譲渡し、土地は市が保有したまま有償で貸し付ける。東海ガスによる経営の開始は2024年4月を予定している。
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レンタルのゴルフクラブを売却した疑い 焼津署、横領容疑で和歌山の男逮捕
焼津署は18日、横領の疑いで和歌山県岩出市波分、会社員の男(51)を逮捕した。逮捕容疑は昨年10月下旬から11月上旬にかけて、ゴルフ用品などの製造販売を手がける焼津市の会社のインターネットレンタルサービスを利用して借りたゴルフクラブ2本(時価計12万円相当)を、ゴルフ用品買い取り店に売却した疑い。
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外出困難者、ICTで広がる就労 東京の接客ロボ、焼津で操作
テレワークや情報通信技術(ICT)の普及で、外出が不自由なために従来は就労が困難だった障害者や難病患者が在宅で働けるようになり始めた。焼津市の難病患者の女性は東京・日本橋のカフェに設置されたロボットを自宅から操作し、会話で接客する。保険薬局の静岡市内の事業所では通勤が難しい身体・精神・発達障害者12人が在宅勤務している。来年4月から企業の障害者法定雇用率が段階的に引き上げられるのを前に、テレワークの多様化が注目される。 ビジネスや買い物の男女が行き交う日本橋。カフェのテーブルに置かれた高さ23センチの白いロボットが首を動かし、薄緑色の目で客の顔を見渡すと、明るい声で接客を始めた。「ようこ
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恐喝容疑で暴力団幹部ら逮捕 熱海署
熱海署は18日、恐喝の疑いで焼津市中根、指定暴力団山口組系幹部の無職の男(46)と伊豆市修善寺の無職の男(47)の両容疑者を逮捕した。2人の逮捕容疑は6月上旬、熱海市内で、業者の紹介料名目で県東部の40代男性から現金10万円を脅し取った疑い。
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藤枝駅前の乱闘 7人全員不起訴 静岡地検
JR藤枝駅前の繁華街で8月に暴力団員らが起こした乱闘事件で、静岡地検は18日までに、傷害の疑いで逮捕、送検されていた指定暴力団山口組系組幹部で焼津市の無職男性(48)ら7人全員を不起訴処分とした。17日付。理由は明らかにしていない。 他に不起訴になったのは漁師の男性(61)=焼津市=、指定暴力団山口組系組員の無職男性(41)=藤枝市=、住所不定、職業不詳の男性(55)、指定暴力団稲川会系組幹部で住所不定の無職男性(45)、藤枝市の無職男性(36)、ブラジル国籍で住所不定、自称塗装業の男性(25)。 静岡県警によると、8月14日未明、藤枝駅前の路上で、対立する二つのグループによる約20人規
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スパークリング茶 世界V 焼津の製茶会社など報告 市長「新しいジャンルに」
焼津市の長峰製茶などが中心となって活動する晩茶の再興に取り組む団体「ボーディーティーアンドカルチャー」のメンバーがこのほど、市役所に中野弘道市長を訪ね、団体の開発したスパークリングティーがシンガポールで開かれた「にっぽんの宝物世界大会2023」の「日本と海外の融合部門」でグランプリを獲得したことを報告した。 受賞商品は乳酸発酵茶を原料にしたボトリングティーで甘い香りとかんきつを思わせる香りが特徴。審査ではもなかと一緒に出したところ、ペアリングの相性の良さや「健康的でおいしいノンアルコール飲料」という観点から高い評価を得た。 報告には長峰製茶の多々良高行社長、安間製茶(袋井市)の安間孝介代表ら
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井林内閣府副大臣 焼津の病院を視察 藤枝でも
感染症危機管理を担当する井林辰憲内閣府副大臣(衆院静岡2区)は18日、議論が始まっている「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」の見直し作業に向け、焼津と藤枝両市の病院を視察し、医療関係者と意見交換した。 焼津市のコミュニティーホスピタル甲賀病院を訪れ、病院の概要と新型コロナウイルス感染症対策の取り組みに関して説明を受けた。コロナ中等症の患者を受け入れていた病床と、病院独自で所有している救急車、ワクチンを接種する予防医療センターを見学し、コロナ禍で導入した設備や感染拡大時の様子、対応などについて理解を深めた。 現場関係者からは「当初は国からの指示がなく現場任せだと感じた」「2類から5類に
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ショベルカーやコンクリートミキサー車見学 島田・金谷小で建設会社が出張授業
橋本組(焼津市)はこのほど、建設業界で使用する車両の仕組みを学ぶ出張授業を島田市金谷河原地先の大井川河川敷で開いた。金谷小の1年生約70人が重機の役割などへの理解を深めた。 建設業を身近に感じてもらい、将来の担い手づくりにつなげることが目的。ショベルカーやコンクリートミキサー車、散水車などが並んだ。児童は社員から説明を受けながら、順番に見学した。ヘルメットを着用して高所作業車に乗ったり、クレーン付きトラックが重い物を持ち上げる様子を確認したりした。
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「美食」で焼津ににぎわい 地球環境史ミュージアム館長講演 富士山活用 発信力高めて
ふじのくに地球環境史ミュージアムの佐藤洋一郎館長がこのほど、焼津市役所で食と旅行を組み合わせた新しい観光スタイル「ガストロノミーツーリズム」について講演した。佐藤館長は焼津商工会議所を中心に進めている「美食のまちやいづ」事業に絡めながら、食の魅力発信の重要性について説いた。 「美食のまちやいづ」はJR焼津駅周辺から焼津港の一帯をスペインの観光地サンセバスチャンをモデルに食でにぎわい作りを目指す事業。佐藤館長はにぎわい作りの上で宗教との関係を指摘。サンセバスチャンがキリスト教徒の巡礼の聖地であると紹介した上で、焼津について「存在そのものが信仰の対象である富士山を活用してみては」と提案した。 コ
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草花や心象の意欲作 74点集結 県日本画展 22日まで静岡
静岡県日本画連盟の第45回県日本画展(静岡新聞社・静岡放送後援)が18日、静岡市駿河区の県立美術館県民ギャラリーで始まった。22日まで。 会員と一般の各部に計74点が寄せられ、最高賞の同連盟賞は岡村奈緒美さん(静岡市)の「夢見る頃を過ぎても」に決まった。1人の女性が複数の扉の前に立つ作品。「生きていく難しさや楽しさを感じながら、人生を振り返っている姿が感じられる」と評価された。会場には入念に写生された草や幻想的な心象風景など、日本画の伝統を踏まえた上で新たな表現を追求した作品が並んでいる。 その他の主な受賞者は次の通り。 【会員の部】知事賞 野中浄恵(浜松市)▽静岡新聞社・静岡放送賞 大迫和
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104訓練の米海兵隊、キャンプ富士入りへ 11月中旬
防衛省南関東防衛局は17日、在沖縄海兵隊が11~12月に陸上自衛隊北富士演習場(山梨県富士吉田市、山中湖村)で実施する「沖縄県道104号線越え155ミリ榴弾砲実弾射撃訓練の分散・実施」(104移転訓練)の前後に、御殿場市のキャンプ富士に滞在する計画を明らかにした。 同市で開かれた東富士演習場使用協定運用委員会で、同局の関兼文企画部長が説明した。地元側は訓練部隊のキャンプ富士到着日と出発日の速やかな連絡、安全管理や規律保持の徹底などを要望して了承した。 訓練部隊は第12海兵連隊第3大隊の約300人。車両は約60両で、砲数6門。11月中旬にキャンプ富士に入る。同演習場で同23日から12月2日
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食と温泉文化で観光振興 11月1日、沼津でフォーラム
静岡県は11月1日、「ふじのくに食と温泉文化フォーラム」を沼津市のプラサヴェルデで開く。本県が誇る食文化と温泉文化を発信し、観光誘客や交流人口拡大につなげる。 富士・箱根・伊豆国際学会の五條堀孝会長が基調講演する。サスエ前田魚店(焼津市)の店主前田尚毅さんらによる食のトークセッションのほか、ハンガリーやドイツ、イタリアの有識者が「温泉と心の健康づくり」をテーマにシンポジウムを行う。参加無料。交流会は参加費が必要。 希望者は特設サイトのフォームから申し込む。
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藤枝、焼津市の共同ごみ処理施設「クリーンセンター」11月着工 関係者ら安全祈願
藤枝、焼津両市が共同で藤枝市仮宿、高田地区に建設している新ごみ処理施設「クリーンセンター」の安全祈願祭と起工式が17日、建設予定地で行われた。11月からの着工に先立ち、事業主体である志太広域事務組合の管理者の北村正平藤枝市長や副管理者の中野弘道焼津市長、設計・施工事業者ら関係者約100人が工事の安全を祈願した。2026年12月に完成、27年1月から供用開始する予定。 同施設は焼津市の一色清掃工場、藤枝市の高柳清掃工場とリサイクルセンターの老朽化を受け、ごみの焼却や不燃物処理機能を集約する計画。敷地面積は2・75ヘクタールで、建設事業費は224億円に上る。 神事が執り行われ、北村藤枝市長と
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焼津市民文化祭ポスター原画 “空飛ぶカツオ”屋外展示 駅前商店街近くの民家
焼津市民文化祭のポスターに掲載された作品の屋外展示がこのほど、焼津駅前通り商店街近くの同市栄町の民家で始まった。清流館高3年の小野田理沙さん(17)が制作した原画を拡大印刷し、民家の壁に飾っている。 作品は大漁旗がはためく青々とした空をカツオが飛んでいる様子を描いた。スマートフォンを使って制作したという小野田さんは「市民文化祭の雰囲気に合わせて鮮やかな作品にした」と語る。縦約1メートル、横約2メートルに引き伸ばし、ラミネート加工して展示している。 文化祭の初日に合わせて行われた除幕式には小野田さんと地元関係者が出席した。小野田さんは展示作を見て「思っていたよりも迫力がある」と驚きながら
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白井貴子の「FLOWER POWER」、アナログ盤で11月発売 焼津で製造
1980年代に「ロックの女王」と呼ばれたシンガー・ソングライター白井貴子が11月1日、85年に発表したアルバム「FLOWER POWER」をアナログ盤で発売する。9月上旬、焼津市のソニー・ミュージックソリューションズ大井川プロダクションセンターを訪れ、レコードの製造工程を見学した。 「英知に感謝」白井さん、製造工程を見学 同所は69年にレコードの生産を開始したが、CDの普及に伴って89年に量産を終了。2018年に再開し、24時間体制で稼働している。年々プレス機を増やし、24年には現在の倍量の生産体制が整うという。 白井が同所を訪ねるのは2回目。初めて訪れた08年は、廃CDをリサイクルする
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円安急進 輸入原料高に拍車 静岡県内企業「限界」 10月、1ドル=150円一時突破
急速に進む円安が、原材料や製品を輸入に頼る静岡県内企業の収益を圧迫している。今月上旬に外国為替市場で約1年ぶりに1ドル=150円を一時突破し、その後は膠着(こうちゃく)状態が続く。日米の金利差は開いたままで、円安基調が転じる可能性は当面低いとの見方が強い。影響は幅広い業種に及び、値上げと経費削減で窮状をしのぐ企業から「経営努力は限界」と悲痛な声が上がる。 輸出製造業も「行き過ぎ」警戒 ニューヨーク市場で円相場が今年の最安値を更新してから一夜明けた4日、JA静岡経済連の大井川肥料工場(焼津市)で3台のショベルカーがせわしなく行き交っていた。500銘柄、1日当たり最大150トンを製造し、数年
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インフルエンザ 静岡県内14校で学級閉鎖
静岡県は16日、小中学校、高校計14校でインフルエンザに感染したとみられる患者167人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】三島市13人、富士市11人、静岡市葵区14人、島田市12人、磐田市12人、浜松市西区30人、同市南区10人 【中学校】下田市11人、裾野市6人、富士宮市6人、焼津市5人、磐田市10人、浜松市西区11人 【高校】袋井市16人
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カラフルなカツオ 商店街“スイスイ” 焼津、モビール展示
カツオの形をした芸術作品を商店街全体に展示する「焼津カツオSHOWてん」(焼津カツオART実行委員会主催)が11月12日まで、焼津市の焼津駅前通り商店街やターントクルこども館、静岡福祉大焼津駅前サテライトキャンパスで開かれている。天井からつるすことで揺れ動くカツオの「モビール」約220点が商店街をにぎわせている。 モビールのベースとなるカツオ型の板は長さ約50センチ(子ども用は約20センチ)で、藤枝特別支援学校焼津分校の生徒が制作した。作家たちは板に鮮やかな色を塗ったり、模様を施したりして自由に表現した。沖縄県出身の画家山城えりかさんが講師を務めるアトリエ教室の子どもたちも出品。魚の形をした
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焼津医師会館がリニューアル
焼津市医師会の医師会館(同市西小川)が14日、リニューアルオープンし、記念式典が行われた。医師会が主体となって介護予防を支援する「通いの場」を新設し、地域住民の健康増進の拠点として活用していく。 新拠点は鉄骨造の地上2階建てで延べ床面積約2千平方メートル。2021年11月から工事を進めていた。健診センターや訪問看護ステーション、臨床検査センター、市中部地域包括支援センターといった医療、介護、看護の機能を備える。 式典には医療関係者や地元関係者らが出席した。市医師会の堀尾恵三会長は「これからも地域の求めに応じて活動を続けていく」と述べた。
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焼津駅舎整備改修 JR東海と協議へ 市政要望に市長回答
焼津市の中野弘道市長は16日、焼津商工会議所から受けていた2024年度の市政要望に回答した。回答書ではJR焼津駅の駅舎整備について、所有するJR東海と改修に向けて協議を進めていく考えを示した。 回答書では、焼津駅南口広場のあり方について、地元関係者や学識経験者を交えて検討を進めていることを明らかにした。焼津さかなセンターの建て替えについては、市と運営する焼津水産振興センターでリニューアルに向けた取り組みを進めていることを示し、「活性化に向けて引き続き支援していく」と答えた。 中野市長が焼津商工会議所を訪れ、小原照光会頭に回答書を手渡した。意見交換で小原会頭は商議所が進める「美食のまちやい
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米女子レスリング代表選手団、4年ぶり伊豆へ 国際交流“腕試し” 高校や市役所訪問
今月焼津市で開催された「全日本女子オープンレスリング選手権大会」に出場した米国代表の選手団が、伊豆市内を訪れている。選手団が同市へ来訪するのは4年ぶりで、伊豆総合高(同市)の生徒と交流したり、菊地豊市長を表敬訪問したりした。 選手団を引率する米国人指導者と修善寺キッドレスリングクリニック(同市)の梅原龍一代表が、30年来の友人で長年にわたり相互交流を続けてきた。選手団所属の12~17歳の12人は、同校などでトレーニングにも励んだ。 選手はこのほど同校の英語授業に招かれ、2年生と英会話やじゃんけんゲーム、アームレスリングなどで交流した。互いに英語で自己紹介もして楽しんだ。 ニューヨーク
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「地元文化人巡り」楽しんで 静岡県中部3市4施設でスタンプラリー
日本の近代史に名を残す静岡県中部ゆかりの文化人の関連4施設を巡る「するが文化の散歩道スタンプラリー2023」(静岡市、焼津市、藤枝市主催)が、2024年1月14日まで開かれている。県立大国際関係学部の細川光洋教授とゼミ生が協力し、6回目となる今回は台紙を文庫本サイズに変えた。持ち運びやすく、愛らしいデザインで幅広い世代の来館を呼びかける。 静岡市の中勘助文学記念館(葵区)、市立芹沢銈介美術館(駿河区)、焼津小泉八雲記念館(焼津市)、小川国夫が執筆を続けた藤枝市の郷土博物館・文学館が参加している。 スタンプは、中や八雲らの肖像画。スタンプを押す台紙の枠部分は、小説に登場するモチーフや作家の
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焼津・青木神社 東小児童が神楽「浦安の舞」奉納
焼津市本町の青木神社で14日、例大祭に合わせて地元の焼津東小の児童が神楽「浦安の舞」を奉納した。 舞子を務めたのは3~5年生の計9人。赤いはかま姿で神殿に上がり、扇を手に持ったり、鈴の音を響かせたりしながら、優雅に舞った。神社総代や地元区長らが参列し、無病息災を願った。
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サバや鶏皮 七輪で堪能 焼津・いちまるマルシェスペシャル
焼津市の食品水産業いちまるはこのほど、恒例の「いちまるマルシェ・スペシャルイベント」を同市浜当目の食品工場で開いた。ブースで買い求めた食材をその場で焼いて食べる「七輪コーナー」が設けられ、来場客はサバや肉の美味を堪能した。 今回は来場者に少しでも長く会場に滞在してもらう仕掛けとして8台の七輪を設置した。マグロを入れる木製の「トロ箱」をベンチ代わりに並べて、魚の町らしさを演出した。 出店者は27店舗で、焼津冷蔵のサバや村松精肉店のスライスした鶏皮といった七輪で焼けるような食材を中心に、クラフトビールやおつまみが販売された。2020年12月から始まった「スペシャルイベント」は今回で10回目。本多
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静岡人インタビュー「この人」 電話応対コンクール県大会で優勝した 本杉綾乃さん(焼津市)
日本電信電話ユーザ協会静岡支部が主催する大会で頂点に立った。準優勝の望月優花さんとともに、20日に札幌市で開かれる全国大会に出場する。ハルソラ合同会社(藤枝市)勤務。40歳。1児の母。 -優勝の感想は。 「初めて出場した昨年は地区予選敗退だったので、まさかという感じ。勉強会に出てスキルを高めた成果が出たのかなと感じる。同僚のサポートがあり、(会社の)地口伊智子代表の指導もありがたかった。恩返しできたという気持ちが強い」 -力を入れた点、苦労したところは。 「練習段階で競技時間の3分以内になかなか収められず、心配だった。大会2日前にようやく『何とかなりそう』と手応えを持てた。本番は持ち
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災害見舞金拡充へ 焼津市長に要望書 市議会会派凌雲の会
焼津市議会会派「凌雲の会」は13日、市災害見舞金の支給額拡充についての要望書を中野弘道市長に提出した=写真=。中野市長は「前向きに検討していきたい」と答えた。 要望に訪れたのは池谷和正会長ら6人の市議。昨年の台風15号に伴い東益津地区で床上浸水が発生したことや、県で短期間に複数回被災した世帯を対象にした災害特別見舞金の創設といった動きを踏まえ、市民の負担を少しでも軽減できるよう支給額の拡充を求めた。 市の災害見舞金では、住居の床上浸水で1万円、住居の全焼、全壊、流出で5万円をいずれも一世帯に支給している。
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焼津市とモンゴル首都区 相互交流促進を確認 防災、経済分野
モンゴル・ウランバートル市チンゲルテイ区のムンフバト区議長、バトスンベレル区長らが、焼津市役所で中野弘道市長と会談し、両自治体の相互交流促進について確認した。 区長や区議長、区議ら10人は7日から11日まで焼津市に滞在し、モンゴルの祭り「ナーダム」を模したイベントに参加したり、市内の公共施設を視察したりして過ごした。 会談で区長はモンゴルで最近珍しく大雨が降ったことを紹介。視察した大井川の水防施設を取り上げ、「大変勉強になった」と語り、防災対策、都市計画の協力を呼びかけた。区議長は「経済分野の交流が広がることを期待する」と話した。参加者の一人は、モンゴルの教育事情を踏まえ、特別支援学級な
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地域安全のつどい 防犯功労者ら表彰 静岡
静岡県防犯協会連合会と県警は12日、本年度の「地域安全のつどい」を静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開いた。防犯や少年の非行防止に尽力した功労者らを表彰した。 全国地域安全運動(20日まで)の関連行事。連合会の栗原績理事長と県警の水嶋春彦生活安全部長が表彰状を伝達した。参加者を代表し、防犯ボランティアに取り組む静岡大3年の高橋恵さんが「地域安全運動の担い手として一層の努力をする」と宣言した。 表彰を受けた功労者らは次の通り。 内閣府特命担当大臣表彰 西村保(藤枝市)菊川厚代(同)▽全国防犯協会連合会防犯功労者・防犯栄誉金章 大杉弘海(磐田市)勝又利幸(裾野市)▽同連合会功労ボラン
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翠富士と熱海富士が凱旋 地元に感謝、来場所へ意欲 大相撲巡業焼津場所
4年ぶりに焼津市で開催された12日の大相撲巡業焼津場所には、幕内の翠富士(伊勢ケ浜部屋、焼津市出身)、熱海富士(同、熱海市出身)が参加した。熱海富士が静岡県勢初優勝に迫り、翠富士も10勝を挙げた秋場所直後の凱旋(がいせん)とあって2700人のファンが来場。両関取は「声援が多く、地元の温かさを感じた」と喜んだ。 熱海富士は平幕ながら千秋楽まで優勝を争った先場所を「一番一番いろいろな経験をさせてもらった。これからにつながる」と振り返った。稽古では優勝決定戦で敗れた大関貴景勝に胸を借りて力強くぶつかり、来場所へ「目の前の相手に集中しながら結果が付いてくれば」と意欲を示した。地方巡業では、中学時代
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3人制バスケで町おこし 焼津で地方チーム代表ら意見交換
焼津市総合体育館(同市保福島)でこのほど、プロスポーツによる地域活性化について話し合うミーティングが行われた。「焼津CITYユナイテッド」と3県の3人制バスケットボールチームの代表らが参加し、チーム運営や競技を通じての町おこしについて意見交換した。 参加したのは、焼津CITYユナイテッドの良知正浩チーム代表と、群馬県みなかみ町、千葉県大多喜町、奈良県をそれぞれ拠点とするチームの代表ら。チーム設立のきっかけについてみなかみ町のチームの大塚俊代表はスポーツを通じて町の振興を考えた時に、少人数でできる3人制バスケに着目し「地方であればあるほど適している」と持論を展開した。 大多喜町のチームでエ
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スマホ・ネットの家庭内ルール どうしてる?① 保護者の声、子どもの意見【賛否万論】
子どもたちが家庭内で私的にスマートフォンやゲームなどの情報端末を利用する際のルールはどうなっているでしょうか。県教委が行った家庭教育実態調査の「スマホ、ネット、ゲームをどのように利用させたら良いか」の項目では、小中学生を持つ保護者の半数近くが不安や悩みを抱えていることが明らかになりました。県教委の2022年度学校対象調査によると、県内の小学生は約4割、中学生では8割、高校生ではほぼ全員がスマホを所有する時代です。子どもたちにとって、同世代の友人たちとの欠かせないコミュニケーションツールで、自分だけの“聖域”として貴重な居場所である一方、学習や健康への影響、犯罪に巻き込
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4年ぶり大相撲焼津場所 ファン熱視線 静岡県出身力士の取り組みに拍手
大相撲の秋巡業「焼津場所」(同実行委員会主催)が12日、焼津市保福島の市総合体育館で開かれた。市内で4年ぶりとなる巡業に市民ら約2700人が訪れ、熱のこもった取り組みや稽古に声援を送った。 先場所優勝争いを引っ張った熱海市出身の熱海富士、焼津市出身の翠富士ら静岡県出身者を含む力士ら計約180人が参加。熱海富士対朝乃山、翠富士対宇良の地元勢と人気力士の対決、琴ノ若、若元春、貴景勝の三役力士の争いと熱のこもった取り組みに、ファンはくぎ付けとなった。静岡県出身力士のしこ名が呼ばれると、場内からはひときわ大きな拍手が起こった。 2人の力士が相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する「初っ切り」なども行わ
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バスケの楽しさ子どもに 3人制プロチームが教室 焼津 地方チームと試合も
焼津市の3人制バスケットボールチーム「焼津CITYユナイテッド」がこのほど、市総合体育館(同市保福島)で活動報告会を開いた。小学生を対象にしたバスケットボール教室やプロチームを招待してのエキシビションマッチなどを通じて、選手たちが地域の子どもたちと交流を深めた。 午前中に行われた小学生を対象にしたバスケットボール教室には焼津市を中心に270人の児童が参加した。子どもたちは最初、笛を合図に瞬時にグループを作ったり、じゃんけんをして勝敗ごとに大きなリアクションをしたりするゲームに挑戦。チーム競技に不可欠なコミュニケーションの大切さについて学んだ。その後、選手たちも加わり、ドリブルしながらの鬼ごっ
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介護予防に「通いの場」新設 焼津市医師会館リニューアル
焼津市医師会は14日にリニューアルオープンする医師会館(同市西小川)に介護予防を支援する「通いの場」を新設し、健康増進や高齢者の社会参加を支援する。市内の医師や看護師、管理栄養士ら医療介護の専門職が、講座や運動、レクリエーションを実施する。市医師会によると、介護予防の拠点を医師会主体で設けるのは全国的にも珍しいという。 通いの場は1階フロアに設置。医療や介護の専門職と高齢者が触れ合う場を設けることで地域福祉の向上を図る狙いもあり、要支援1・2の市民を対象にした通所型の介護予防サービスも実施する。参加者は市の広報や公民館を通じて募ったり、特定健診で生活機能の低下を指摘された市民に案内したりし
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陸自オスプレイが千葉の所属部隊へ 焼津に8月 予防着陸
防衛省は11日、焼津市の航空自衛隊静浜基地で8月末に予防着陸した陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイ1機が11日午前、同基地を離陸して所属する千葉県の陸自木更津駐屯地に戻ったと明らかにした。予防着陸の原因になったギアボックスの交換作業のため、基地に残ったままだった。防衛省は「引き続き適切に点検して、安全な運用に努める」としている。 防衛省によると、交換作業が終わり、静浜基地周辺で試験飛行するなどして、運用に問題がないと確認した。機体は11日午前9時半ごろに静浜を離れ、同10時5分ごろ、木更津に着陸した。 陸自オスプレイは8月31日、静岡県沖を訓練飛行中に予防着陸を求めるランプが点灯し、静浜
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人物画など愛好家作品展 静岡市役所市民ギャラリー
静岡市や焼津市の絵画愛好家でつくる「静岡画友会」の作品展が15日まで、静岡市役所市民ギャラリーで開かれている。人物画や風景画など、会員24人が描いた作品45点が並ぶ。 笑みを浮かべるウクライナ人女性の柔らかい表情を描いた作品のほか、女性の髪の毛やスカートをぼかすタッチで今にも動き出しそうな臨場感を表現した作品などが目を引く。夕暮れ時に東名高速道路の高架下に差し込む夕日の美しさを影とのコントラストで巧みに演出した風景画も注目を集める。 同会は月に1回、静岡市内の公民館で外国人留学生らをモデルに招き、人物画を描く練習を行っている。会長の永井次雄さん(73)は「同じ人物をモデルにしても、描く人
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女性経営者ら「本音トーク」 静岡・葵区で交流会
静岡県内で活躍する女性経営者や起業家、事業承継者などが集い交流する「ミニJ300in静岡」(女性社長.net、うるおいキャリア共催)がこのほど、静岡市葵区の市コ・クリエーションスペースで開かれ、約20人が参加した。 「本音トークセッション」には、岩崎蒟蒻(こんにゃく)店(焼津市)代表の岩崎真紗美さん、富士の酒(掛川市)代表の榛葉冴子さん、宇宙日本食開発「チームゆら」代表の増田結桜さん(静岡市清水区)がゲストとして登壇。起業や事業承継の経緯や事業拡大のポイント、SNS活用、家庭との両立などについて語った。岩崎さんは「ビジネスを加速させるには競争ではなく、“共創”の発想
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キャンプ飯 静岡らしさプラス つくだ煮、カレー… 災害時の非常食にも【しずおかアウトドアファン】
せっかく県内でキャンプをするなら、“静岡らしさ”のある食事を作るのも楽しみの一つ。近年のアウトドアブームで県内企業が開発したキャンプ飯関連の商品も相次いで登場している。手軽に活用できる商品を探してみた。 焼津の事業者 協力し開発 焼津市では技術力が高い水産加工会社が集まる特徴を生かし、市内の事業者が協力。キャンプでの使用をイメージした商品開発プロジェクトが2022年度に始動した。現在は「やいづキャンプ飯」の統一ブランド名で、14社が手間をかけず味わえる商品を展開している。 ヤギショーの「カツオトマトライス」は、登山の携行食としても人気のアルファ化米を使
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インフルエンザ感染 静岡県内8小中学校で学級閉鎖
静岡県は10日、小中学校計8校でインフルエンザに感染したとみられる患者62人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】藤枝市6人、牧之原市7人、浜松市中区10人、同市北区6人 【中学校】沼津市7人、焼津市10人、藤枝市8人、牧之原市8人
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焼津市ふるさと納税サイト 寄付金額を誤表示 294人に返金
焼津市は10日、ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」で返礼品の寄付金額を本来より少なく掲載し、誤った金額のまま526件の寄付を受け取っていたと発表した。寄付者294人には、市のふるさと納税業務の支援事業者を通じて、誤りを謝罪するとともに、寄付については返金していく。 誤表示が見つかったのは「釜揚げ桜えび 約300グラム」。サイト上で6日午前10時から本来は1万円にもかかわらず「千円」と掲載していた。10日午前8時半に寄付者からの問い合わせで判明し、1時間半後に掲載を停止した。これに伴い、受領した寄付額は本来526万円のところを52万6千円と少なくなってしまった。 市によると、ふるさと納
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焼津の子どもたちに バスケの楽しさ伝える 3人制「CITYユナイテッド」
焼津市の3人制バスケットボールチーム「焼津CITYユナイテッド」が9日、市総合体育館(同市保福島)で活動報告会を開いた。小学生を対象にしたバスケットボール教室やプロチームを招待してのエキシビションマッチなどを通じて、選手たちが地域の子どもたちと交流を深めた。 午前中に行われた小学生を対象にしたバスケットボール教室には焼津市を中心に270人の児童が参加した。子どもたちは最初、笛を合図に瞬時にグループを作ったり、じゃんけんをして勝敗ごとに大きなリアクションをしたりするゲームに挑戦。チーム競技に不可欠なコミュニケーションの大切さについて学んだ。その後、選手たちも加わり、ドリブルしながらの鬼ごっ
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焼津でモンゴル文化堪能 五輪レガシーイベントで料理や相撲
焼津市は8日、モンゴルの祭り「ナーダム」を模したイベント「やいづナーダム」を清見田公園(同市三ケ名)で開いた。来場者はステージ上の伝統楽器の演奏や舞踊などでモンゴル文化を堪能した。 東京五輪・パラリンピックでホストタウンを務めた縁で始まったイベントで4回目。会場内には民族衣装「デール」の試着コーナーや移動式住居「ゲル」の見学コーナー、モンゴル料理、射的ゲームのブースなどが設けられ、大勢の人が詰めかけた。モンゴル相撲「ブフ」の試合も行われ、日本の相撲とひと味違った競技を堪能した。 中野弘道市長は「モンゴル国と互いの絆がさらに深まるよう心と心の交流を重ねていきたい」と語った。
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静岡県内の病院救急救命士 連携へ初組織 設立
病院に勤務する静岡県内の救急救命士が7日、初の連携組織となる部会を設立した。静岡市駿河区で開いた初会合には、病院救急救命士に加え、雇用する医療機関の関係者ら約25人が参加し、自院の活動状況や課題などを発表した。 甲賀病院(焼津市)、浜松医科大付属病院(浜松市東区)、西島病院(沼津市)などの病院救命士らが登壇。医師や看護師との業務のすみ分け、教育体制の構築、院内での救命士部門設立、市消防局との連携など幅広い課題や展望を示した。「法改正を通じて業務範囲が拡大していることをもっと知ってほしい」との声も上がった。 部会によると、救急救命士を雇用する病院は県内で限られ、1カ所あたり数人の在籍が平均
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危険業務従事者叙勲発表 静岡県内は元警察官ら110人
政府は7日付で、警察官や自衛官など危険性の高い業務に従事した元公務員を対象とする「第41回危険業務従事者叙勲」の受章者3646人(うち女性15人)を発表した。内訳は瑞宝双光章が1710人(同4人)、瑞宝単光章が1936人(同11人)。発令は11月3日。 職種別では、警察官が1859人(同6人)で全体の半数を占めた。次いで自衛官959人(同8人)、消防吏員646人、海上保安官90人、刑務官や入国警備官89人(同1人)、麻薬取締官2人、漁業取締職員が1人だった。 都道府県別では北海道が287人で最も多く、埼玉県268人、神奈川県209人、千葉県201人、東京都157人と続いた。静岡は110人
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静岡県内小中高16校 インフルエンザで学級・学年閉鎖
静岡県は6日、小中学校、高校計16校でインフルエンザに感染したとみられる患者205人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】小山町4人、湖西市27人、同市18人、浜松市西区17人、同市北区6人 【中学校】御殿場市5人、静岡市葵区12人、同市駿河区10人、同市清水区9人、焼津市5人、浜松市西区17人、同市浜北区8人 【高校】富士市34人、静岡市清水区10人、同市葵区10人、湖西市13人
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大相撲焼津場所へ反社勢力排除宣言 勧進元社長と中川親方
焼津市保福島の市総合体育館で12日に行われる大相撲の秋巡業「焼津場所」(同実行委員会主催)を前に、主催団体の関係者が6日、焼津署を訪れて暴力団排除宣言を行った。 同署を訪れたのは同場所勧進元のアルファエネフォメーション(横浜市)の若浜俊介社長と中川親方。若浜社長が反社会的勢力に対して「不当な要求に応じない」「利用しない」「会場に入らせない」などと記した宣言を読み上げ、酒井孝一署長に手渡した。
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新幹線でふるさと焼津へ 「はたちの集い」参加者を無料送迎
焼津市は来年1月5日、20歳の節目を祝うイベント「はたちの集い」(来年1月7日開催)に参加する対象者を東海道新幹線と東海道線の車両を貸し切って、無料で同市に送迎する企画を行う。車内ではふるさとにちなんだ仕掛けを施し、特別感を堪能させることで「焼津愛」の醸成につなげていく。 乗車できるのは、はたちの集いに参加する焼津市出身、在住者から40人。東京駅から静岡駅への「ひかり」号は最後尾の車両、静岡駅から焼津駅への東海道線は全車両をそれぞれ貸し切りにする。車内のほか、出発地のJR東京駅周辺で交流イベントを行う。 今月中に「はたちの集い」に参加予定者全員に案内はがきを送る。応募者多数の場合は抽せん
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静岡県内8校で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は5日、小中学校、高校計8校でインフルエンザに感染したとみられる患者113人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】御殿場市34人、富士宮市9人、焼津市7人、浜松市西区8人 【中学校】島田市6人、同市24人、藤枝市14人 【高校】浜松市中区11人
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特殊詐欺未然防止 金融機関に感謝状 焼津署
焼津署はこのほど、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、焼津市内の2金融機関とそれぞれの応対した職員に署長感謝状を贈った。 表彰されたのは静清信用金庫石津支店と応対した長田知之さん、静岡中央銀行焼津支店と応対した蓬田春美さん。 同署などによると、発生したのは2件とも先月5日。同信金石津支店に来店した高齢夫婦が「息子がかばんをなくしてお金が必要」などと言って、250万円を口座から引き出したいとの申し出があった。来店した夫婦と面識があった長田さんは息子の勤務先を聞き出した。職員が勤務先に連絡したところ、息子がトラブルなく仕事をしていることを確認。警察にも通報し、被害を防いだ。 同銀行焼津支店に来店し
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駿河海岸の保全施設 整備促進を要望 焼津市長ら、国交省に
焼津海岸整備促進協議会は5日、堤防や離岸堤など駿河海岸(焼津工区、大井川工区)の保全施設の整備促進を国土交通省に要望した。会長の中野弘道焼津市長らが同省に小鑓隆史政務官を訪ね、文書を届けた。 残り約1・6キロとなっている栃山川以北の粘り強い海岸堤防整備の早期完成▽大井川工区で計画する3基の有脚式離岸堤の早期整備▽越波・侵食対策のための養浜工事の継続―といった7項目を盛り込んだ。 中野市長は取材に、国土強靱化(きょうじんか)5カ年加速化対策などにより駿河海岸の事業も大きく進んだとして「市民の安心度は高まっている。しっかり最終形にまとめていく必要がある」と説明。2024年度当初や5カ年対策後の予
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大井川港の大物狙え! 焼津で釣り大会にぎわい 重量競う
焼津市でこのほど、大井川港釣り大会(同実行委主催)が開かれた。市内外から愛好家や家族連れが集まり、釣り上げた魚の重量を争う競技に挑んだ。 昨年はコロナ禍で規模を縮小しての運営だったが、今年は制限をなくしての開催となった。競技では制限時間内で釣った魚5匹以内の総重量で順位を決めた。ライフジャケット姿の出場者はそれぞれのスポットで糸を垂らし、クロダイやサバ、アジといった魚を釣り上げた。参加した子どもたちは「釣れた時のさおがとても重くて驚いた」などと感想を述べた。 初心者向け教室や魚のさばき方教室、飲食や雑貨などを販売するレインボーマーケットも開催され、大勢の来場者でにぎわった。
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鹿児島国体 7日開幕 本県選手団を発表
静岡県スポーツ協会はこのほど、鹿児島県で開催される国民体育大会「燃ゆるかごしま国体」(7~17日)に出場する本県選手団を発表した。大会は7日に総合開会式を行い、入場行進の旗手は、2016年に正式種目になって以来初出場となるラグビー成年女子の主将山本みなみ(鈴与)が務める。 ◇…本部役員…◇ 団長 川勝平太(県スポーツ協会会長)▽副団長 中谷多加二、庄司政史、佐々木禎、鈴木啓久、松井和子、丹生敬人、長沢滋文(以上県スポーツ協会副会長)鈴木学(県スポーツ・文化観光部理事兼スポーツ局長)▽総監督 石川惠一朗(県スポーツ協会専務理事)▽総務 大村文孝(県スポーツ振
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焼津駅前通り商店街 歩行者天国にして「運動会」 8日、食楽しむ「おかずクエスト」も
焼津市の焼津駅前通り商店街で道路の一部を歩行者天国にして子どもに遊び場を提供する「みんなでつくる みんなのアソビバ」(みんなのアソビバプロジェクト主催)が8日に開かれる。今回は会場スペースを広げるほか、9月の「わたしの商店街クエスト」に参加した大学生が発表した内容に基づいて出店する。 今回のテーマは「運動会」。人工芝を敷き詰めた区画で、玉入れや大縄跳び、だるまさんが転んだといった種目を行う。会場には地元の幼稚園や保育園の園児たちが描いた絵を飾り付ける。 会場スペースは東西方向に走る道路を挟んでめがね橋付近まで広がり、前回のほぼ倍の長さに延びる。飲食や物販などが出店するほか、定休日の商店街
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子育てガイドブック刷新 焼津市 QRコードで詳細情報
焼津市は子育てに役立つ情報を集めた冊子「子育てガイドブック」を作成し、2日から市役所などで配布している。2014年度から毎年度発行してきた「子育てすくすくガイド」を大幅リニューアルし、QRコードを活用して、市のホームページから詳細情報を入手できる仕掛けを施すことで、すくすくガイドに比べてページ数のコンパクト化を図った。 妊娠、出産時の手続きや申請窓口、医療機関や幼稚園、保育園、小学校といった子育て世代に欠かせない情報が記している。妊娠中から小学生まで必要な届け出や手当、支援などが一目で分かる「子育てカレンダー」、親子で過ごしやすい市内の公園や施設の紹介コーナーも盛り込まれている。 A5判で4
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補正予算案など可決 焼津市議会閉会
焼津市議会9月定例会は4日、最終本会議を開き、約8600万円を追加する本年度一般会計補正予算案など22議案を可決、認定、報告して閉会した。
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焼津市、キャッシュレス決済浸透 対応種類、窓口拡大
焼津市は施設使用料や手数料などの支払いでQRコードを利用するキャッシュレス決済について、今年4月から9月までの利用件数が約9千件と前年同期比約1・5倍に伸びていることを明らかにした。金額も増えていて、決済手段としての利用が定着しつつある。1日からQRコード決済の種類と利用窓口を拡大し、サービス向上を図っていく。 QRコード決済は2021年度から「PayPay」で対応可能となった。利用者から種類拡大の要望を受けて、「d払い」「楽天ペイ」「au Pay」「メルペイ」が加わった。さらに利用可能施設と窓口をそれぞれ増やし、17施設9窓口に拡大した。 市では施設利用料や手数料など約60種類の支払い
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三共食品を子会社化 いなば食品
いなば食品(静岡市清水区)は4日、三共食品(焼津市)の全株を取得し、子会社化した、と発表した。買収額は非公表。三共食品は1952年創業で、従業員60人、売上高16億円程度。業務用レトルト食品やペットフード生産を手がける。いなば食品は三共食品の子会社化により、従来の生産規模の拡大を図る。
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病院救急救命士、処置は搬送患者限定… 法的課題発信で静岡県内初の団体設立へ
病院に勤務する静岡県内の救急救命士が10月7日、連携組織となる初めての団体「県病院救急救命士部会」(仮称)を設立する。県内の病院救急救命士は30人ほどと限られる上、入院患者の容体急変時に搬送患者と同様の救命処置ができないなどの課題があるため、救命士同士で連携しながら法的な課題を情報発信していく。 救命士の救命処置は、医師の具体的な指示に基づく特定行為を含む30以上の項目がある。法的には「重度傷病者が病院に搬送されるまで」と定義されていたが、2021年の法改正で「入院するまで(しない場合は医療機関に滞在する間)」となり、活動範囲も「病院前」から「救急外来」までは広がった。 ただ、部会立ち上
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和菓子店に鮮やかアート 特支生徒力作 焼津で展示
焼津市の神武通り商店街の御菓子司角屋(同市本町)で3日からアート作品展が始まった。藤枝特別支援学校焼津分校の生徒たちが果物や花を描いた力作が並び、和風作りの店内に彩りを添えている。16日まで。 展示作品は7人の生徒が昨年度の美術の授業で制作した計7点。店内と外に並べている。レモンを描いた3年の坂元聖莉菜さん(17)は「レモンの持つ明るい部分を表現した」と語る。メロンの絵を出品した3年の八木将樹さん(18)は何日かに分けて制作したことで「色合いに違いが生じている様子を見てほしい」と鑑賞ポイントを話す。 同校が同店で不定期に開催されているアート作品展に関心を示し、生徒の作品展示会開催を同店に
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焼津に予備着陸の陸自オスプレイ 10月11日にも千葉・木更津へ
防衛省は3日、焼津市の航空自衛隊静浜基地で8月末に予防着陸し、そのままとどまっている陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイ1機に関し、11日にも所属する千葉県の陸自木更津駐屯地へ戻る見通しになったと明らかにした。整備作業にかかる時間を考慮し、今月下旬を予定していたが早まった。 防衛省によると、オスプレイは予防着陸の原因になったギアボックスの交換作業に当たっており、終わり次第、地上で機能点検を実施。さらに10日以降、静浜基地周辺の洋上で試験飛行し、運用に問題ないと確認できれば木更津に戻る。
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静岡県予算編成に要望 県市長会、8分野43項目提出
静岡県内23市の首長でつくる県市長会(会長・中野弘道焼津市長)は3日、定例市長会を静岡市内で開き、県の2024年度予算編成に対する要望・提言をまとめた要望書を川勝平太知事に提出した。 要望は、「地方行財政の充実」や「保健・医療・福祉」「農業振興」「都市基盤整備」など8分野43項目。特に「防災対策の充実」では、激甚化や頻発化する豪雨災害を踏まえ、2021年の7月豪雨で被災した黄瀬川大橋(沼津市)の橋梁(きょうりょう)架け替えなどによる早期復旧、22年の台風15号災害の復旧や治山対策の予算確保、国土強靱(きょうじん)化対策などを求めた。 川勝知事に要望書を手渡した中野会長は「コロナ禍から経済
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画面越しでマイナ口座登録やスマホ相談支援 焼津市、庁舎に窓口
焼津市は9月末から、画面上のオペレーターが各種手続きを支援する「オンライン窓口」を市役所本庁舎と大井川庁舎に設置している。マイナンバーカードに公金受取口座を登録する手続きを支援するほか、スマートフォンの操作方法に関する相談も受け付けている。端末上に必要書類をカメラで映し出したり、手持ちのスマートフォンの画面を共有したりできる機能を備えていて、デジタルに不慣れな市民でも扱いやすいような工夫が施されている。 オンライン窓口は12月末まで市役所本庁舎に4台、大井川庁舎に1台設置している。各端末の間には間仕切りが設けられ、それぞれヘッドホンを付けてやりとりするなどプライバシーに配慮されている。
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焼津市大井川地区 大河と共生に先人の知恵【わたしの街から】
焼津市南部の大井川地区。「暴れ川」として知られる河川の下流に位置するだけに、たびたび洪水の被害を受けてきた。水の抵抗を少なくする「舟形屋敷」や、集落ごとにまつられている洪水防止を願う地蔵など大河との戦いの痕跡が随所に残っている。 「舟形屋敷」 洪水から家守る 舟形の屋敷が残る大井川地区(本社ヘリ「ジェリコ1号」から) 焼津市 大井川地区 大井川地区に残る「舟形屋敷」 屋敷をぐるりと囲むように流れる水路=焼津市上新田 屋敷に水を防ぐために設けられた「ボタ」=焼津市上新田 屋敷
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静岡県内20施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は2日、幼稚園と小中学校計20施設でインフルエンザに感染したとみられる患者195人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 【幼稚園】浜松市東区6人 【小学校】三島市6人、長泉町8人、同町7人、御殿場市7人、富士宮市6人、富士市10人、同市11人、静岡市葵区5人、藤枝市16人、浜松市西区14人、同市浜北区10人 【中学校】三島市14人、沼津市18人、裾野市8人、静岡市清水区11人、同区8人、焼津市12人、牧之原市8人、浜松市中区10人
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静鉄ストア 藤枝に物流拠点 事業効率化、コスト削減図る
静鉄ストア(静岡市葵区)は2日、同区と焼津市に分散していた物流拠点を藤枝市に集約し、今月稼働を始めた「藤枝統合センター」の開業式を同センターで行った。山岸運送(島田市)が新設した物流センターを活用し、ストーク(焼津市)が運営する。建物は鉄骨造り2階建て、延べ床面積約8800平方メートル。従来の2倍強の空間を確保し、1階に冷蔵品と常温品、2階に常温品を保管する。 1日当たりトラック約15台分の配送効率化を図り、運転手不足が懸念される「2024年問題」に対応する。原材料・エネルギー高が続く中、コスト低減による収益力強化にもつなげる考え。 静鉄ストアの森下登志美社長は式典で「物流環境を変革し、10
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「やいちゃん」LINEスタンプ第2弾発売 焼津市若手職員制作
焼津市の若手職員でつくる「市役所若者倶楽部」は市のマスコットキャラクター「やいちゃん」が地元の魅力を発信するLINE(ライン)スタンプを制作した。3日から市内在住のイラストレーターやまむらともよさんが描いたイラストと、実写版の計32点をセットで販売する。 やいちゃんを使ったLINEスタンプの販売は2017年8月に続く第2弾。スタンプはやまむらさんのオリジナルキャラクター「かえるのる~くん」も登場し、焼津温泉や花沢の里、焼津神社大祭といった地元の名所、イベントを描いたり、「やっきり」「ちょびちょび」「おぞい」などの「焼津弁」を紹介したりしている。 同倶楽部の採用2年目、3年目の職員6人のグ
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「超老」芸術家の自信作一堂に 静岡グランシップ
静岡県民のアート活動を支援する県文化財団内の組織「アーツカウンシル(AC)しずおか」は3~8日、高齢になっても絵画や彫刻などに取り組み続ける「芸術家」の作品を一堂に集めた「超老芸術展―遅咲きのトップランナー大暴走!―」を、静岡市駿河区のグランシップで開く。開幕を翌日に控えた2日、作品の搬入、展示作業が行われた。 「超老芸術」は、ACしずおかの櫛野展正チーフプログラム・ディレクターが命名した概念。専門的な美術教育を受けていないのに、ユニークな作品群を生み出す力がある高齢者が多いことに気づいた。 今回は県内外22組の「超老芸術家」が集まる、初の大規模展。平面・立体作品約1500点が並ぶ。
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焼津漁協が外部監査人制度導入 カツオ盗防止策など検証
焼津漁港(焼津市)で発生した冷凍カツオの窃盗事件に関連し、焼津漁業協同組合が外部監査人制度を導入したことが、1日までに関係者への取材で分かった。昨年末にまとめた第三者委員会の報告書で指摘された事項の進み具合を検証し、組織の体質改善に生かしていく。 制度導入を決定したのは9月25日。外部監査人には第三者委で委員長を務めた第一東京弁護士会所属の前田俊房弁護士が就く。第三者委や再発防止委員会が指摘した漁港内の窃盗防止策、漁協組織のガバナンスやコンプライアンス意識といった事項の監査を実施する。 第三者委は報告書で、組合の内部統制の欠如を指摘し、体質改善に向けて第三者機関による監査制度の導入を提言
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「第7わかば丸」 漂流船14人救助 パプアニューギニア沖、カツオ漁で発見 焼津の「極洋水産」 市が表彰
焼津市飯淵の極洋水産が所有する海外巻き網船「第7わかば丸」がパプアニューギニア沖で漂流していたボートに乗っていた14人のパプアニューギニア人を救助した。焼津市は9月29日、功績をたたえ同社の傍島康之社長に表彰状を贈った。 同社によると、わかば丸は平塚義仁漁労長を含む乗組員27人を乗せて、焼津漁港を出発し、カツオ漁のためパプアニューギニア沖を航行していた。8月8日に同国のケビアンから約160キロ先で幼児や子どもを含む14人が乗ったボートを発見。すぐさま救出し、約7時間かけてケビアンに移動し、現地当局に引き渡した。 14人は発見場所から300キロ先の島で生活していたとみられ、島から島へと移動して
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土木担い手不足 打破遠く 業界、イメージアップに懸命
全国で土木の担い手不足が叫ばれて久しい。静岡県も県建設業協会が2022年に実施したアンケートによると、回答した140社の従業員数は計4378人で、21年の調査(135社回答)に比べ2割以上減少した。県や建設業界は若者に土木の魅力を知ってもらおうと工事現場や最先端技術の見学会などを開いているが、現状打破の兆しが見えない。専門家は「官民が一昔前の業界のイメージを払拭することに重点を置きすぎている」と指摘し、若者へのアプローチの在り方を見直すべきだと提言する。 専門家 「社会貢献意識に訴求を」 同協会のアンケートでは、22年に新卒採用を実施したと答えた39社の採用数は計130人(求人充足率43%
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焼津8自治会 交通安全誓う 市長に宣言書提出
焼津市内の8自治会は29日、住民約2万2700人分の交通安全宣言書を中野弘道市長に提出した。 提出したのは焼津第1、第4、第6、豊田第8、第9、第10、大富第18、つつじ平の各自治会。対象自治会の約6割の住民が署名した。 市役所で行われた提出式では、各自治会の代表者が市交通安全対策協議会会長の中野市長に署名を手渡した。 中野市長は市内の人身事故が増加傾向にあることを指摘し「署名に参加することで各家庭で話題になるし、交通安全への意識も高まる」と交通事故抑止の効果に期待した。
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ボディビル国際大会へ 沢下さん(焼津)抱負 「全力で楽しみたい」
10月にスペインで行われるボディビル競技の国際大会「アーノルドクラシックヨーロッパ2023」のボディフィットネス部門に出場する焼津市の沢下美香さんがこのほど、市役所に中野弘道市長を訪ね、大会に向けての抱負を語った。 沢下さんは9月9日に栃木県で行われたオールジャパンマスターズフィットネスチャンピオンシップで優秀な成績を収めたことから、世界大会への切符を手にした。 市役所を訪れた沢下さんは半年かけて15キロ減量したことや、日頃からバランスが取れた食事を心がけていることなど大会に向けた取り組みを紹介し「(大会)当日は全力で楽しみたい」と意気込みを示した。中野市長は「夢に向かって進む姿勢をみんなに
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中学付近通学路 速度取り締まり 焼津署
焼津署は29日、可搬式速度違反自動取締装置を使った取り締まりを焼津市中根の大富中近くの市道で実施した。署員たちが早朝から約2時間にわたり、制限速度違反に目を光らせた。 秋の全国交通安全運動期間中の通学路一斉取り締まりの一環で行われた。制限速度30キロの市道を、仕事場に向かう車や登校する児童生徒の姿が見られた。同署の岩見貴雄交通課長は市内の交通事故が増えている現状を懸念し「速度違反が少しでも減るよう、ドライバーの意識付けにつながれば」と効果に期待した。
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空の玄関口で静岡PR 静岡県がAKB48とコラボ 東アジア文化都市
静岡県は、日中韓の文化交流事業「東アジア文化都市」の機運醸成に向け、人気アイドル「AKB48」とのコラボレーションで制作したキービジュアルを静岡空港に設置した。除幕式にはAKBのメンバーも参加し、事業の周知に加え本県の文化や魅力をPRした。 空の玄関口として、静岡を国内外にアピールしようと空港内5カ所に設置。AKB48のメンバーが同空港や焼津さかなセンター(焼津市)、ふじのくに茶の都ミュージアム(島田市)などを訪れる様子を撮影した写真と施設の魅力を伝えるコメントを掲載した。 除幕式には撮影モデルを担った田口愛佳さん、谷口めぐさん、橋本陽菜さん、武藤小麟さんの4人が出席。縦2メートル、横3
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通学路の速度違反、取り締まり 焼津・大富中学校付近の市道
焼津署は29日、可搬式速度違反自動取締装置を使った取り締まりを焼津市中根の大富中近くの市道で実施した。署員たちが早朝から約2時間にわたり、制限速度違反に目を光らせた。 秋の全国交通安全運動期間中の通学路一斉取り締まりの一環で行われた。制限速度30キロの市道を、仕事場に向かう車や登校する児童生徒の姿が見られた。同署の岩見貴雄交通課長は市内の交通事故が増えている現状を懸念し「速度違反が少しでも減るよう、ドライバーの意識付けにつながれば」と効果に期待した。
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本人確認アプリ登録でポイント 焼津市3000円分 マイナカード取得者対象
焼津市は10月2日からマイナンバーカードに本人確認アプリを登録すると3000円分のポイントを付与するキャンペーンを実施する。ポイントによる消費促進とともに、本人確認アプリを通じたデジタル通知機能の利用拡大を図る狙い。11月30日まで。 対象はマイナンバーカードを取得していて、カード読み取り可能なスマートフォンを持つ市民。マイナンバーカードを使って、本人確認アプリ「xID(クロスアイディ)」に登録すると、先着2万人にポイントが付与される。 アプリに登録すると本人特定が可能になるため、市の発出する各種通知が、従来の郵送から手持ちのスマートフォンに直接届ける方式に転換を図ることができる。 市DX推
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芝生広場、豊かな緑 焼津で向学心育む【キャンパス界隈 静岡福祉大学~憩いの場~】
大学の正門から入るとすぐに広がる緑の空間。春にはサクラが咲き誇る。実習や交流活動などで訪れた地域の子どもたちと学生が鬼ごっこに興じたり、学生同士でベンチや芝生に腰を下ろして会話を楽しんだりする光景が見られる。 緑とピンクが鮮やかな風景を横目にこの春入学した社会福祉学部1年の小松希さん(19)は、自然あふれるキャンパス空間がお気に入り。「緑は人の心を落ち着かせる」と理由を語る。演劇サークルに所属し、活動拠点である大学構内の建物の最上階からは青々した雄大な富士山や駿河湾も眺められる。「自然に囲まれていて、福祉の学びやとしてはもってこいの環境」と半年ほど経過したキャンパスライフを振り返る。 友
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ビール減税、販促強化 静岡県内小売店、コスト増で下げ幅苦慮 10月酒税法改正
10月の酒税法改正によるビール系飲料などの税額変更を受け、県内小売店でも新ジャンル(第三のビール)の駆け込み需要がみられるほか、新ジャンルとの価格差縮小に伴うビールの消費拡大が予想されている。各店が法改正前後の販促に力を注ぐ中、コスト増加を理由に10月以降の値付けを悩む様子も散見された。自社の利益確保と消費喚起の両立が可能な対応を模索している。 県中部で食品スーパー8店舗を展開する富士屋(焼津市)は、いずれの商品も、税額の変動に合わせた売値を設定する方針で、新ジャンルの酒税増額を知らせるポップを売り場に設置している。10月以降はビールの価格低下を周知し、売り場を拡充する。 谷口豊彦バイヤ
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運送業社長に有罪 焼津カツオ窃盗事件で静岡地裁判決
焼津市の焼津漁港に水揚げされた冷凍カツオの窃盗事件を巡り、窃盗の罪に問われた市内の運送会社「堀住運送」社長(62)=同市北新田=の判決公判で、静岡地裁は28日、懲役2年6月、執行猶予3年(求刑懲役2年6月)を言い渡した。 判決理由で国井恒志裁判長は「組織的、常習的な犯行の一環」と指摘。自らトラックにカツオを積み込むなど「主体的に関与し、重要な役割を担った。厳しい非難を免れない」とした。一方、共犯者を含めて被害法人3社に弁償し、反省していることなどを踏まえて執行猶予が相当とした。 判決によると、被告は市内の水産加工会社「マルテ小林商店」元役員(45)らと共謀して2021年3月11日、焼津漁
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カツオ、マグロご賞味あれ きょう29日から11月まで 焼津でグルメイベント
焼津市で29日からカツオとマグロを楽しむグルメイベントが始まる。市内飲食店など27店舗がオリジナル限定メニューを提供するほか、記念品を贈呈するキャンペーンも実施し、港町グルメをPRする。11月21日まで。 イベントは年間を通して地域資源の魚を楽しむ「焼津ぐるめぐり」の第1弾で、カツオのオムライス、パスタ、マグロを使ったカレーといったメニューが味わえる。期間中は食後の感想や店舗へのメッセージを募るキャンペーン、焼津に関する140字小説のコンテストも行う。 28日は参加店舗「さかな大食堂 渚」が提供するメニューの試食会が焼津さかなセンター(同市八楠)で行われた。 試食会にはやいづマリンレデ
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デジタルサービス 焼津で市民ら意見交換
焼津市はこのほど、スマートシティに関する市民対象のワークショップを開いた。公募で参加した市民ら25人がグループに分かれて、デジタルを活用した市民サービスについて意見を交わした。 参加した市民は8月の市職員向けワークショップで出されたデジタルサービスの提案内容を元に、議論した。出席者からは「電車やバスを補完する二次交通の導入につなげることはできないか」「観光促進のため魅力発信に活用すべき」「ネットで完結する行政手続きを拡大してほしい」といった意見が出た。 冒頭には、市担当者によるスマートシティ政策についての説明や静岡大情報学部の杉山岳弘教授らを招いたパネル討論が行われた。
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地震発生!自分の身守れ 焼津でシェイクアウト訓練
地震発生時に机の下に身を隠すなど1分間の安全確保行動を実践するシェイクアウト訓練が28日、焼津市内で行われた。市によると、企業や学校など約430団体、約7万5600人が参加し、自分の命は自分で守るという意識を高めた。 静浜幼稚園(同市宗高)では、園児と市のマスコットキャラクター「やいちゃん」が午前10時に訓練開始を告げる同報無線のサイレンを合図に、かがんで手で頭を守るポーズを行った。その後、防災ずきんをかぶって園庭に走り、避難時の行動を確認した。 シェイクアウト訓練は平日の仕事中に気軽にできるのが特徴。市では2017年度から導入していて、今回で7回目。
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海で「大きくなってね」 園児、カサゴ稚魚放流 焼津
日本釣振興会県支部は28日、焼津市鰯ケ島の焼津漁港親水広場ふぃしゅーなで、カサゴの稚魚1万匹を海に放流した。焼津幼稚園の園児約40人が「大きくなってね」と声をかけながら、5センチほどの魚を海に放した。 豊かな釣り場を育み、子どもの環境、自然教育につなげようと毎年実施している。幼稚園児が参加するのは3年ぶり。ライフジャケット姿の園児たちは、8匹ほどが入ったバケツを手に持って、「頑張って」などと言いながら、大海原に放った。 カサゴの稚魚は3年ほどで30センチの成魚に育つという。焼津漁港は比較的育ちやすい環境だという。同支部では静岡、浜松市などでも放流を行っている。
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年末商戦に向け水産品展 静岡市中央卸売市場 バイヤーが情報交換
静岡市葵区の市中央卸売市場で26日、年末商戦に向けた水産商材の展示会が開かれた。静岡県内外の水産メーカーなど荷主約300社が計約7千品目を並べた。 展示会は同市場水産協会や卸売業者の魚市静岡魚市と三共水産が主催。新型コロナウイルス禍で本格的な開催は4年ぶりとなった。主催した卸売業者によると、昨年までは燃料や資材の高騰などを受けて全体的に値上げ傾向だったが、今年はマグロやカニ、イクラなど一部商品の価格は緩やかに回復してきているという。 会場には、県内を中心に卸問屋や小売業者、量販店のバイヤーら千人以上が次々と訪れ、ブースを回りながら商談に臨んだり、年末に向けて情報交換したりした。 出展し
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静岡新聞広告賞 受賞10作品決定
静岡新聞広告賞2023(静岡新聞社主催、県広告業協会後援)のオンライン審査がこのほど行われ、広告主部門5点、クリエーティブ部門5点が受賞した。 広告主部門は昨年9月から今年8月末までに、本紙や広告特集に掲載された広告が対象。1次選考を通過した38作品からグランプリや県広告業協会賞など5点が選ばれた。 クリエーティブ部門では、建設システム(KENTEM)(富士市石坂)、太陽堂(浜松市中区)、フジ物産(静岡市清水区)、静岡ダイハツ販売(浜松市東区)、焼津ミール(焼津市田尻)の5社をアピールする新聞広告を募集した。県内在住または出身のクリエーターが寄せた203点から受賞作品を選出した。 審査はコピ
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中北薬品と連携協定 焼津市
焼津市は26日、医薬品生産販売「中北薬品」(名古屋市)と包括連携協定を結んだ。地方創生推進に向けて、健康増進や子育て支援、女性活躍といった分野で連携していく。市が包括連携協定を締結するのは16団体目。 市役所で行われた締結式には、中野弘道市長、同社の森厚俊専務らが出席した。同社は100を超える自治体と協定を結び、健康増進や子育て支援といった分野で地域貢献活動に取り組んでいる。森専務は「焼津市にとって役に立てるような活動をしていきたい」と語った。 中野市長は「課題解決策をともに探っていくため指導してほしい」と呼びかけた。
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ハグコーヒー(ターントクルこども館店) 子ども眺めて一休み【キャンパス界隈 静岡福祉大学~行きつけの店~】
JR焼津駅南口の駅前通り商店街沿いにある焼津市の子育て支援拠点「ターントクルこども館」(同市栄町)1階の絵本図書館「やいづえほんと」の一角に店を構える。同館を利用する親子連れでにぎわう。講義を終えて一休みしようと訪れる学生たちも多い。 児童福祉などを学ぶ静岡福祉大社会福祉学部4年の藤山純典さん(21)もその一人。1年の時からボランティアとして参加している子ども向けイベントの告知チラシを置いてもらおうと同館を訪ねた時に来店したことを機に、しばしば足を運ぶようになった。 館内からは子どもたちがおもちゃで遊ぶ声が聞こえ、店内のカウンター近くに並んだ絵本を手に取る姿も見られる。「子どもたちの姿を
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焼津のさわやかクラブ連合会 創立60周年 会員ら節目祝う
焼津市内の老人クラブでつくる「さわやかクラブやいづ連合会」は26日、創立60周年記念式典を市総合福祉会館(同市大覚寺)で行った。会員ら約100人が集まり、節目を祝した。 同連合会の滝沢義雄会長は会員たちの日頃からの活動に謝意を示すとともに、「より地域に溶け込み、若い人も巻き込むような活動をしていきたい」と語った。中野弘道市長は、地域社会を支えてきたと会員たちの活動をたたえ「若い人を見かけたら声をかけてほしい」と呼びかけた。 会長職や役員を長年務めた会員や勤続功労者、米寿や喜寿の会員を表彰したほか、「のばそう健康寿命、担おう地域づくり」と題した大会宣言案を採択した。
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「パパッとライス」好調続く 生産量5年前比25%増 はごろもフーズ
はごろもフーズの包装米飯製品「パパッとライス」の販売好調が続いている。2000年の製品投入以来、消費者の高齢化などで市場が拡大し、新型コロナウイルス禍では巣ごもり需要を捉えて売り上げが伸長。生産量は5年前比25%増に達し、今年7月に行った価格改定による影響も見られないという。焼津市の製造拠点がこのほど報道機関に初めて公開され、担当者は「引き続きシェア拡大を図りたい」と話した。 パパッとライスは現在、同市田尻の自社工場「サンライズプラント」で1日約7万5千個、年間約1600万個を製造する。柔らかく炊き上げ、パックを小分けできる製品の特徴がシニア層に好評という。 価格は1パック税抜き165
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静岡県内7施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は25日、こども園、小学校、高校の計7施設でインフルエンザに感染したとみられる患者95人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 【こども園】袋井市3人 【小学校】静岡市清水区9人、焼津市13人、同市13人、同市11人 【高校】浜松市中区14人、同区32人
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訪問型の介護や看護 サービス内容学ぶ 焼津市医師会が勉強会
焼津市医師会はこのほど、高齢者の在宅医療・介護サービスの勉強会を市役所で開いた。市内の医師や歯科医師、看護師、ケアマネジャーなどが参加し、市内の事業者や歯科医師、管理栄養士から、それぞれ行っている訪問型の介護や看護、歯科診療、栄養食事指導のサービス内容や課題について学んだ。 定期巡回・随時対応型訪問介護看護の「権兵衛」(同市大覚寺)、看護小規模多機能型居宅介護の「池ちゃん家ドリームケア」(同市五ケ堀之内)の担当者が、それぞれのサービス内容について具体的な事例を示しながら説明。看護師と介護職員が連携し合うことで、要支援者やその家族の「住み慣れた家で過ごしたい」という希望を実現可能にする点を強調
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大自在(9月25日)「四股1000回」
大相撲の力士は、土俵に上がると仕切り前に左右交互に四股を踏む。「相撲大事典」(現代書館)によれば、四股とは「両足を開いて立ち、軸足は軽く曲げて構え、他方の足は膝を伸ばして体の側方に高く上げる」とある。 柱に向かって突っ張りを繰り返す鉄砲とともに、相撲の基本動作の四股。「醜[しこ](強いもの、醜いもの)」に通じるといわれる。四股を踏むことは地中の邪気を祓[はら]い大地を鎮める神事から発したとされ、「地固め」とも呼ばれる。 昭和の大横綱大鵬は、四股500回を日課にしたという。「新版 横綱の品格」(双葉山著、ベースボール・マガジン社)に寄せた一文で「上げる足より、支える足にこそ意味がある。単調
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焼津の建設会社 詐欺被害防止 静岡中央署 感謝状贈呈
オレオレ詐欺被害を未然防止したとして、静岡中央署はこのほど、焼津市の建設業戸崎建設に署長感謝状を贈った。同署によると、建設業者が詐欺を防ぐのは珍しいという。 同署によると、7月24日に同社グループリーダーの青木哲也さん(43)が顧客の高齢女性から「至急現金が必要になった。銀行職員に出金理由を求められたら『リフォーム代金の150万円』と答えてほしい」と事前に電話で相談を受けた。その後女性が金融機関に訪れ、対応した同職員から電話で出金用途を尋ねられた時、女性に言われた通りの回答をしたが、電話口の女性の慌てた様子を不審に感じて女性の息子に詳細を確認。女性が息子をかたるオレオレ詐欺に遭っていたと判明
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島田市新庁舎が完成 10月10日開庁 行政機関集約 大井川流域の木材活用
2021年7月から建設工事が進められていた島田市役所新庁舎が完成し、24日に竣工(しゅんこう)式が行われた。10月10日に開庁を迎え、16日までに全部署で業務を開始する。 式典で染谷絹代市長らがくす玉を割ると同時に、航空自衛隊静浜基地(焼津市)の訓練機2機が上空を飛行して門出を祝った。染谷市長は「市民の安心安全を支えられる庁舎となった。長く愛される場所にしていきたい」とあいさつした。関係者約90人が出席した。式の前には、島田帯まつり保存会のメンバーが大奴の演舞を披露して華を添えた。 新庁舎は鉄筋コンクリート造りの地上4階建て。延べ床面積は現庁舎の約2倍の約1万1250平方メートルで、近
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異なる質感の「白」 ペイント作品60点並ぶ 小林さん(焼津) 静岡市葵区
焼津市の美術家小林由季さんの個展が23日、静岡市葵区鷹匠のギャラリー「NEUF(ヌフ)」で始まった。30日まで。 「白」を基調としたシンプルなペイント作品約60点を展示した。自分自身の在り方を問い、思考をクリアにすることを目指して創作しているという小林さん。今回はこれまで主に使用していたアクリル絵の具の他に、日本画の顔料なども用いて作品を制作。やすりで削ったり素手でこすったりして、一枚一枚が異なる質感に仕上げた。 小林さんは「どれも同じ『白』に見えるが光の加減や見る向きの違いで色の見え方が変わる。見る人によって異なるアートの解釈を楽しんで」と作品の魅力を紹介した。
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焼津市内を行進 第五福竜丸の久保山さん命日 墓前で平和誓い
太平洋ビキニ環礁で1954年3月、米国の水爆実験によって被ばくした焼津港所属の遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」の無線長だった久保山愛吉さんの69回目の命日に当たる23日、焼津市内で核廃絶を訴える墓参行進が行われた。 静岡県原水爆被害者の会、原水爆禁止県協議会などでつくる「3・1ビキニデー県実行委員会」が主催する恒例事業。被ばくから半年後に亡くなった久保山さんをしのんで、今年は約200人(主催者発表)が集まった。JR焼津駅から久保山さんの墓がある同市浜当目の弘徳院までを歩き、墓前に花を手向け、手を合わせた。 弘徳院で行われた「墓前の誓いのつどい」であいさつに立った県原水爆被害者の会の石原洋輔会
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清流館高生が長寿祝い演奏 焼津の高齢者施設
焼津市一色の特別養護老人ホームあおい荘で23日、長寿をお祝いする会が開かれた。入所する高齢者とその家族らが地元高校の吹奏楽部による演奏会などで節目を祝った。 「夕涼みコンサート」では、清流館高吹奏楽部の生徒が出演し、「糸」「小さな恋のうた」「花は咲く」といった楽曲を演奏した=写真=。最後に利用者たちは生徒たちの「ふるさと」の演奏に合わせて、合唱した。
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浸水被害の楽団 裾野市に訴訟準備 スプリンクラー問題
裾野市民文化センターでスプリンクラーが突然作動した浸水被害で、管弦楽団「シンフォニエッタ静岡」(焼津市)は22日、施設設置者の裾野市を相手取った損害賠償請求訴訟の準備をしていると明らかにした。 楽器の修理費や、けがをした楽団員の治療費などの被害額を精査し、年末か年明けに同市に請求する。折り合いがつかなければ訴訟に踏み切るか判断する。芸術監督・指揮者の中原朋哉氏は同日、静岡市内で開いた記者会見で、請求額が1点1千万円を上回る楽器が複数あるとの見解を示した。 事故原因を「特定できない」とした市設置の事故調査委員会に対しても、「原因は明らかでありながら結論をゆがめた」として法的措置を検討してい
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空自静浜基地周辺施設整備に補助を 藤枝、焼津市長 防衛省に要望
藤枝市と焼津市でつくる志太広域事務組合は22日、航空自衛隊静浜基地の周辺民生安定施設として、新ごみ処理施設の整備と高機能消防指令センターの機器更新に対し補助金を確保するよう、防衛省に要望した。北村正平藤枝市長と中野弘道焼津市長が同省で宮沢博行副大臣(衆院比例東海)と面会し、文書を届けた。 藤枝市に建設中の新ごみ処理施設は、既存の3ごみ処理施設の機能を集約する形で2027年1月の供用開始を目指している。消防指令センターの機器は老朽化が進み「安定稼働のために更新が不可欠」とした。 北村市長らは住民生活向上の観点から両事業の必要性を強調し、宮沢氏は「思いはしっかり受け止めた。鋭意努力する」と応
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焼津と家康の関わり紹介 市歴史民俗資料館 11月まで特別展
焼津市三ケ名の市歴史民俗資料館で、焼津と徳川家康の関わり合いについて紹介する特別展が始まった。家康が狙撃された時の馬に付いていたとされる鐙(あぶみ)を展示し、武田家の軍勢に追われて逃げてきた家康にまつわる伝説を紹介するなど、焼津ならではの家康像を示す。11月26日まで。 四つのコーナーに市内で所蔵されている史料など22点を展示。鐙は良知家所蔵で、家康と懇意にしていた良知惣右衛門が、タカ狩りをしていた家康が刺客に襲われた場所で発見し、そのまま代々保管してきたという。春日局が惣右衛門に託したとされる、徳川家光が幼少時に着用した腹掛けも公開している。 地元に伝わる家康のいわゆる「敗走伝説」、小
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静岡県立美術館の名作、沼津で 移動展「旅する人生」 10月1日まで
静岡県立美術館の所蔵作品を紹介する移動美術展「旅する人生」(県立美術館、沼津市振興公社主催)が22日、同市民文化センターで始まった。10月1日まで。 同センターでの移動美術展は3年ぶり。雄大な富士山と愛鷹山を描いた歌川広重の浮世絵や、焼津市出身の石田徹也さんがサラリーマンの姿をユーモアたっぷりに表現したアクリル画など、多様な約30点が並ぶ。江戸幕府最後の将軍徳川慶喜による風景画もある。 23日には、来館者先着100人までを対象にしたシルクスクリーンの体験講座を開く。同センターの担当者は「これだけの作品を沼津で見られる機会はあまりないので、ぜひ足を運んでほしい」と話した。
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台風15号被災 あす23日で1年 生活復興、いまだ途上 静岡・清水区
河川氾濫による4千棟近い住宅の浸水や、13日間にわたる6万世帯以上の断水被害を静岡市清水区にもたらした台風15号から23日で丸1年が経過する。復興は進んでいるように見えるが、近年まれに見る大規模な被災だったため、元通りの生活を取り戻せず不便な生活を送っている区民もいる。海面上昇に加え黒潮大蛇行の長期化など特有の被災リスクも重なり、不安を抱えながら日々を過ごす人たちも少なくない。行政が対策を急ぐ巴川本流以外の支流などでは、予算が十分ではなく対策が手つかずの場所も残っている。 巴川浸水 家財そのまま 「ようやく最後の土砂がここから運び出せるめどが立った」。静岡市清水区内の河川維持管理などに
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「バスケ好きの子 地元で育てたい」 元ベルテックス主将・大沢さん 10月から静岡にスクール
静岡市を拠点とするバスケットボール男子Bリーグ・ベルテックス静岡の元主将で今夏引退した同市清水区出身の大沢歩さん(32)が小学生から高校生までを対象にしたバスケットボールスクールを10月に静岡市内で開校する。プロで培った技術に加え、「チームスポーツの選手として不可欠な要素」(大沢さん)として、あいさつや礼儀作法、思いやりの気持ちといったことも教え、人としての成長を促す。子どもたちに魅力を伝えていくことで、「バスケ好き」を増やし、競技人口の拡大につなげる。 大沢さんは現役時代、オフシーズンを使って子どもたちを中心にバスケを教えるクリニックを個人で開いていた。引退後にバスケの裾野拡大に貢献し
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静岡県内13施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は21日、小学校など計13施設で、インフルエンザに感染したとみられる患者240人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。浜松市中区の幼稚園は全園閉鎖した。 市区町別の患者数は次の通り。 【幼稚園】沼津市18人、浜松市中区25人。 【小学校】清水町23人、富士市12人、静岡市清水区48人、同区7人、焼津市11人、藤枝市31人、島田市19人。 【中学校】裾野市12人、清水町9人、藤枝市9人。 【高校】浜松市中区16人。
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インド友好議連 自民静岡県連が発足 関係深化 目的に
自民党静岡県連は21日、インドとの友好関係の加速を目的に、インド友好促進議員連盟を発足した。 自民県連の県議で構成し、県議会会派自民改革会議に所属する議員全41人が発足時に会員として名を連ねた。会長に杉山盛雄氏(沼津市)、副会長に植田徹氏(富士市)、幹事長に良知淳行氏(焼津市)が就いた。 今後、講演会や勉強会の開催のほか、視察なども計画し、静岡空港の利活用促進や海外企業の活力の取り込み、県内企業の人材確保などに役立てる。 県庁で同日開かれた設立総会で、幹事長の良知氏は「県内企業がインドに進出し、交流が進む。人口流出が続く本県でもインドとの友好を促進することで、県民の生活向上や本県の発展
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書籍で多様性考えて 「虹と風の学校」 焼津市に寄贈
包括的な性の多様性について啓発し実現を目指す団体「しずおか虹と風の学校」の小谷しずく代表は19日、焼津市役所を訪れ、性の多様性への理解を深めるための書籍を市に寄贈した。市内の小中学校などで活用する。 寄贈したのはピーター・ブラウン著の「ぼくのスカート」、津田聡子著の「発達がゆるやかな思春期女子のための月経教育マニュアル」。書籍の購入には性的マイノリティー当事者の保護者からの寄付金を充てた。 寄贈式では小谷代表が市民協働課の桜井芳之課長に書籍を手渡した。小谷代表は「包括的な性の多様性について考えるきっかけになれば」と話した。桜井課長は「小さいときから多様性について学ぶことで自然に受け入れられる
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障害児の性教育 「情報繰り返し伝えて」 静岡市葵区で講座 家庭でできること紹介
静岡市肢体不自由児保護者家族のサロン「ハナソ」は19日、障害のある子どもへの性教育をテーマにした講座を葵区のあさはた緑地公園センターハウスで開いた。焼津市知的障害者相談員の吉田恵美子さんが講師を務め、家庭や施設でできる性教育を紹介した。 吉田さんは放課後等デイサービスや学校などで性教育をテーマに講演を続けている。自慰行為について「正常な発達(の過程)と捉えることが大事」とし、正しいやり方で適切な時間と場所でできるよう教えることの大切さを説いた。正しい方法を伝えるためには同性が支援したり、入浴時に性器の洗い方を練習したりすることなどを紹介した。 生理(月経)の対応では「大人になる体を祝福で
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同級生喜寿の力作一堂に 焼津・小川小1958年度卒業生が展示会
焼津市立小川小を1958年度に卒業した当時のクラスメートによる作品展が21日から同市東小川の柳屋ギャラリーで始まった。趣旨に賛同した「6年2組」のクラスメートが制作した油彩画、写真、衣服などの力作が並ぶ。26日まで。 卒業生55人のうち、20人の作品約100点を展示している。5年前の2018年3月、70歳の古希を過ぎた記念として26人のクラスメートが同じ会場で作品展を開催。大勢の来場客で好評だったことから、77歳の喜寿を迎える今年に再びの開催を企画した。 64年の東京五輪で聖火リレーのランナーを務めた村松茂さんは使用したトーチと走っている様子を写した写真を出品した。画本「銀河鉄道の夜」で
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名車の運転席をリビングに 日産「スカイライン」などの椅子再現 焼津の家具工房 国内外から注文相次ぐ
焼津市相川の家具工房「木工のデン」が、日産自動車の名車の座席を再現したリビングチェアを製作し、自動車愛好家の間で注目を集めている。運転席の骨組みを木で作り、高級インテリアとして市販化した。日産公認商品として販売開始から5年を迎え、国内外から注文が相次ぐ人気シリーズとして定着している。 木工のデンは2018年に「スカイライン2000GT」を皮切りに、「フェアレディZ」「スカイライン2000GT―R」の運転席をリビングチェアとして相次ぎ再現。椅子の骨組みを本来の鉄パイプではなく木で作り、車両用のレザーを施した。「2000GT」と「Z」は椅子の高さを普段の座り心地が良いように、実際の5分の4の
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コロナワクチン、秋接種は個別9月29日 集団10月6日から 焼津市
焼津市は20日、新型コロナウイルスワクチン秋接種計画を発表した。市内医療機関による個別接種は29日から、市内2会場の集団接種は10月6日からそれぞれ実施する。 接種券は21日から、春に接種した65歳以上の市民と基礎疾患を持つ市民、医療従事者に配布する。生後6カ月から64歳までの市民には10月5日以降に発送する予定。 ファイザーとモデルナのオミクロン株派生型「XBB・1・5」に対応したワクチンを使用する。個別接種では従来株に対応したワクチンも選択できる。 接種費用は国が定める特例臨時接種の期間である来年3月末まで無料。
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大井川港開港60年 24年夏秋に記念事業 一般質問に市長答弁 焼津
焼津市の中野弘道市長は20日の市議会9月定例会一般質問で、2024年に開港60周年を迎える大井川港について、夏や秋に記念イベントや式典の開催を検討していることを明らかにした。吉田昇一氏(凌雲の会)への答弁。 大井川港は1964年に開港し、これまで市や地元自治会、関係事業所でつくる「大井川港振興会」が主体となって、10周年ごとに記念事業を実施している。中野市長は「振興会を積極的に支援し盛り上げていきたい」と答弁し、商工会や観光協会と連携を図りながら、開催する方向で検討していることを明らかにした。
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焼津の市道 区画線 更新前倒し 市長方針 当初計画より3年
焼津市の中野弘道市長は20日の市議会9月定例会一般質問で市道の区画線の更新計画について、当初より3年前倒しで進める方針を明らかにした。本年度下半期から2025年度上半期までを緊急対策期間と位置付け、白線を引き直す作業の迅速化を図る。鈴木浩己氏(公明党)への答弁。 市によると、当初は幹線道路22キロを21年度から28年度まで区画線を更新する計画だった。車線を感知する自動車の安全運転システム普及などを踏まえ、計画時期の見直しを図り、完了時期を25年度上半期と定め、作業ペースを早める。
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廃棄の漁網をリサイクル 焼津の福一漁業 地元こども食堂に収益寄付
焼津市の水産会社「福一漁業」が海外巻き網船で使われていた大量の漁網をリサイクル業者に売却し、収益を地元のこども食堂に寄付する取り組みを始めた。廃棄物を再利用するメーカーと巡り合ったことをきっかけに活動が具体化。8月中旬から同社駐車場に置いている10トンほどの廃漁網の仕分け作業が進む。 漁網は海外巻き網船で大量の魚を捕獲してすくい上げる際に使用している。素材は6割がポリエステル繊維、4割がナイロンを採用。修繕しても機能しなくなった網は廃棄していた。 廃漁網を受け取るのは都内の素材メーカー。ナイロン製の漁網を原料に複合ナイロン樹脂を生成する実績を持っている同社に、福一漁業が売却を打診した。
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静岡県内13校学級閉鎖 インフルエンザ
静岡県は19日、小中学校、高校計13校でインフルエンザに感染したとみられる患者114人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】沼津市8人、同市8人、静岡市葵区5人、藤枝市5人、掛川市17人、湖西市17人、浜松市中区2人、同区12人、同市南区11人。 【中学校】焼津市6人、同市8人。 【高校】磐田市7人、同市8人。
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緊急車両気付き 親指上げよう 円滑走行へサイン考案 保育園で実演指導 志太消防本部
志太消防本部は本年度、歩行者や自動車などの運転手が緊急走行の消防車両に対し存在に気付いたことを伝える合図として、親指を上げる「サムズアップ」のサインを考案し、実践を呼びかけている。交差点や横断歩道をスムーズに走行し現場到着時間の短縮につなげる狙い。19日には焼津消防署東分署の署員がたかくさ保育園(焼津市坂本)で園児に実演指導した。 署員は園児にクイズを通して、火災発生時に消防車が1分1秒でも早く現場に駆け付けようと走行していることを伝え、車を見かけたら合図を送ってほしいと呼びかけた。園児は説明を受けた後、赤色灯を回した消防車に向かって親指を上げ、サインを確認した。 同本部によると、車内の
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新病院、30年度開院目標 焼津市事業管理者が答弁 市議会
焼津市の寺田浩己病院事務部長は19日の市議会9月定例会一般質問で、焼津市立総合病院(同市道原)の隣接地に建て替える計画の新病院について、2030年度に開院を目指す方針を明らかにした。24年度までに基本設計を修正し、25年度に実施設計を策定、26年度に工事着手する目標を示した。村松幸昌氏(凌雲の会)への答弁。 新病院は17年度に策定した基本計画では、現在の病院西側駐車場に病床数450床程度の施設を、総事業費約314億円で整備し、25年度の開院を目標としている。その後基本設計の作業に入っていたが、新型コロナ禍に伴い患者数の減少や感染症対策を見直す必要性が生じたため、ストップしていた。 基本設計は
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家康の生涯、大河交え解説 焼津 小和田静大名誉教授が講演
焼津市歴史民俗資料館は18日、静岡大名誉教授の小和田哲男さんを講師に招き、徳川家康の生涯をテーマにした特別講演会を同市の焼津文化会館で開いた。小和田さんは時代考証を務める大河ドラマ「どうする家康」のエピソードも交え、家康の人間的魅力や先見性について解説した。 小和田さんは家康にまつわるエピソードでこれまでの通説と新説を紹介。嫡男信康と正妻の築山殿が命を落とした事件については、信長が家康に2人の処断を命じたことを疑問視し、「家康自らが判断を下した」との説を披露した。 家康の魅力の一つとして語られる家臣を大事にする点について、それらが形成された出来事として三方ケ原の戦いの大敗北を挙げ、「負け
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児童が元気よくトライ! タグラグビー 静岡・葵区で大会
第17回しずおかスポーツフェスティバル「タグラグビー中部地域大会」(静岡県スポーツ協会など主催)が17日、静岡市葵区の西ケ谷総合運動場で開かれた。市内のラグビースクールに通う児童約50人が出場し、日頃の練習の成果を発揮した。 タグラグビーは危険な接触プレーを避け、タックルの代わりにボール保持者の腰ひも(タグ)を取る。5チームで総当たり戦を行い、児童は互いに声をかけ合いながらパスを回して必死にトライを目指した。得点が決まると観客から「ナイストライ!」と大きな拍手が起こった。 焼津市立大富小4年の池谷斉時君(10)は「仲間と一緒に試合ができて楽しかった」とさわやかな汗を流しながら話した。
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焼津親水広場でフェス 飲食など盛況 フラダンス、ビーチバレーも
フラダンスショーやビーチバレー大会を行う「ビーチフェスinやいづ2023」(実行委主催)が17日、焼津市鰯ケ島の親水広場ふぃしゅーなで開かれた。今年整備されたスケートボードなどが楽しめる区画に飲食など23店舗が出店し、にぎわいを見せた。 会場近くにはキッチンカー8台が展開。出店者数は昨年のほぼ倍に達した。フラダンスショーには12チームが出演し、白い砂を敷き詰めた人工ビーチで華やかな踊りを披露した。ビーチバレー大会には15チームが出場し、熱戦を繰り広げた。 (焼津支局・福田雄一)
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袋井発スパークリングティー 「乾杯」を変える 世界が称賛
しずおか生まれのスパークリングティー(発泡性茶飲料)が世界から絶賛された。開発したのは、袋井市の茶業関係者らでつくる晩茶研究会。茶の新たな可能性の発掘を目指して試行錯誤を重ね、乳酸発酵茶を原料とした「bodhi(ボーディー)」を生み出した。「このノンアルコール飲料は世界の『乾杯』を変えられる」―。審査員からの賛辞に押され8月下旬、シンガポールで開かれた「にっぽんの宝物 世界大会2023」の「日本と海外の融合部門」でグランプリに輝いた。 晩茶研究会にグランプリ「可能性示せた」 晩茶研究会が活動を始めたのは2019年。安間製茶(袋井市)の安間孝介さん(44)、池田園(同市)の池田佳正さん(5
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焼津・石脇川、高草川流域 治水対策促進協議会を設立
焼津市の石脇川、高草川流域の自治会長などでつくる治水対策促進協議会の設立総会が15日、市役所で開かれた。激甚化する水害に備え、流域全体で取り組む「流域治水」に向けて、短期、中長期の対策を検討するほか、県への要望活動を進めていく。 中野弘道市長や地元市議、自治会長、市幹部が参加した。中野市長は全国各地で発生する水害の状況を踏まえ「地域の安心安全の確保をしっかりと行う」と決意を示した。 治水対策促進協議会を巡っては、8日に小石川流域でも設立された。
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音楽に合わせ 即興ダンス 焼津で白熱!66人がバトル
焼津市中港の交流施設「焼津PORTERS(ポーターズ)」で17日、ダンスイベントが開かれ、県内外から参加した66人が白熱のダンスバトルを繰り広げた。 予選は約10人ずつのグループでダンスを披露し、審査員から高得点を得た上位16人が本戦に進出した。勝者が敗者を取り込んで駒を進めるトーナメント方式で対戦し、徐々に人数を増やしながらぶつかるダンスバトルに会場の雰囲気もヒートアップ。音楽に合わせた大技や即興で切れのある動きに、観客から大きな歓声や拍手が湧き上がった。 市地域おこし協力隊の隊員として交流人口拡大に取り組む花田光陽さん(28)が企画し、今回で5回目。花田さんは9月末で協力隊の任期を終
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JA大井川 交通安全宣言書提出 3署に計3012人分
JA大井川は15日までに、職員と家族が署名した1043世帯3012人分の交通安全宣言書を焼津、島田、藤枝の各署に提出した。焼津署には岡村節雄代表理事専務らが訪れ、14事業所213世帯629人分の署名を酒井孝一署長に手渡した。 宣言書には子どもと高齢者に対するいたわり運転▽早めのライト点灯▽飲酒運転の根絶―などの実践事項を記載している。酒井署長は焼津市内の交通事故増加傾向を懸念し「宣言書は心強い」と述べた。
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廃棄物でカブトムシ飼育 焼津「しいの木」 環境問題学ぶ 成虫まで観察
焼津市東小川のオルタナティブスクール「しいの木」の児童生徒がサッポロビール静岡工場(同市浜当目)のビール製造過程で出たビールかすなどを使って、カブトムシを飼育する課外授業が15日から始まった。来年6月までをめどに幼虫から成虫になるまでの成長観察を通じて、廃棄物の有効活用といった環境問題について学ぶ。 カブトムシは、「モルトフィード」と呼ばれるビールかす、藤枝市のしいたけ農家から提供を受けた使わなくなった菌床、朽ちた木といった本来であれば捨てられる物を配合したオリジナルの飼育マットで育てていく。同工場の従業員が3カ月かけてあらかじめ作った。カブトムシの成長を促進する「栄養の高い土」(同工場担
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結婚式は自分たちらしく フォトウエディング SNS映えも意識【NEXTラボ】
親しい人のみ招待する少人数婚や、式を挙げずに写真撮影だけ行うフォトウエディング―。結婚式は価値観の多様化に伴って変化し、新型コロナウイルスの流行を経て、選択肢が広がっている。ブライダル業界関係者や新婚カップルを訪ね、結婚式の今を探った。(生活報道部・伊藤さくら) ともに会社員の四條永伍さん(35)、奈保さん(32)夫妻=山梨県南部町=は6日、挙式を前に静岡市駿河区中原の式場「エスプリ・ド・ナチュール」で前撮り撮影に臨んだ。「式当日はゲストが主役だと思う。忙しくて落ち着いて撮影できないだろうから、2人だけの写真を事前に撮りたい。2人の時間を楽しむことができれば」。ヘアセットや着替えなどの準
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トンネル内事故 訓練で連携確認 東名高速日本坂
中日本高速道路は14日、静岡市駿河区と焼津市にまたがる東名高速道日本坂トンネル上り左ルートで、人身事故と車両火災を想定した防災訓練を実施した。県警や消防関係者ら約100人が参加し、関係機関が緊密に連携を取りながら初動対応の流れを確認した。 訓練は、2車線のトンネル内で追い越し車線を走行していた大型バスが前方の軽乗用車に追突、反動で軽乗用車が前方の乗用車に追突し計3台が絡む事故が発生、うち1台から出火して負傷者が出た―との想定で行った。中日本高速道路管制センターから事故発生の連絡を受けた県警高速隊などが現場に向かい、両車線の通行止めと避難誘導を実施した。消防が車両内に閉じ込められた人の救出や
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外国ルーツの市民 日本語習熟へ 焼津で11月まで講座
焼津市はこのほど、外国にルーツを持つ市民を対象にした「はじめての日本語教室」の第1回講座を和田公民館(同市田尻)で開いた。11月19日まで計10回にわたり、同公民館と市役所で行い、日本人サポーターと交流しながら日本語の習熟度を高める。 フィリピンやブラジル、ベトナムといった外国にルーツを持つ市民約60人が参加した。事前に能力判定テストを行い、「入門」「初級」とレベル別に分けて実施。受講者にはサポーターがペアで付き、全講座に臨む。 初回は自己紹介ができるようになることを目指し行われた。受講者は学習シートに、自身の名前や出身地、住所、好きなことといった項目を母国語で埋めていった後、サポーター
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大井川中生、自転車ルール学ぶ 焼津、交通安全教室
焼津市下江留の大井川中で14日、自転車の交通安全教室が開かれた。1年生約170人の生徒が実験を通して交通ルールを学んだ。 講師として県交通安全協会焼津地区支部の交通安全指導員が参加した。子どもの目線を体験するため、座った状態の生徒の間を自転車が通り抜ける実験を実施。指導員は、子どもは予測不能な動きをすると指摘し「そばを走るときは気を付けて運転してほしい」と呼びかけた。 見通しの悪い交差点を想定した実験では、自転車の生徒が、左右に立つ生徒たちの姿を確認してから、走り抜けた。講話では、指導員から左側通行や歩道内を原則走ることはできないといった自転車のルールについて学んだ。
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静岡県内小中高13校 インフルエンザで学級・学年閉鎖
静岡県は13日、小中学校と高校計13校でインフルエンザに感染したとみられる患者182人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。下田市の小学校は学校閉鎖を行った。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】下田市9人、富士市21人、同市17人、藤枝市7人、焼津市15人、菊川市17人、浜松市中区24人、同市西区8人、同市南区6人。 【中学校】沼津市6人、富士宮市13人、磐田市8人。 【高校】森町31人。
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車いすラグビーを生徒が体験 静岡市葵区の中央特支校 若山選手による講演も
東京パラリンピック車いすラグビー日本チームのメンバーで銅メダルを獲得した若山英史選手(沼津市出身)が11日、静岡市葵区の中央特別支援学校を訪れ、講演会やミニゲームを行った。同校高等部1~3年生約30人が参加し、障害者スポーツの魅力を学んだ。 若山選手は講演会で車いすラグビーのルールや魅力を解説した。「練習はつらいけど、勝つことで仲間や応援してくれる人と喜びを分かち合える瞬間が一番うれしい」と話し、来年パリで開催されるパラリンピックの出場に向けて意欲を示した。 車いす利用者を含む生徒たちはバトン代わりにバレーボールを使い、若山選手も交えてリレーに挑戦した。職員らが応援する中、全力でボールを
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焼津の外壁落下事故 施工業者、モルタル厚塗りでずれ補正 ターントクルこども館
焼津市栄町の市子育て支援施設「ターントクルこども館」で7月、建物外壁の一部が落下した事故で、焼津市は12日、同施設を施工した焼津市の業者が柱の位置が当初の設計より5センチずれるミスを起こし、さらに外壁にモルタルを厚く塗って、外観上のずれを補正していたことを明らかにした。一連の行為について、業者は事故直後まで市に報告していなかった。市は専門家による検証委員会を設置。モルタルを厚く塗りすぎたことが事故の原因と特定した。 事故は7月16日早朝に職員がこども館北側の芝生広場に1メートル四方のモルタルが落ちているのを発見したことで発覚した。けが人はいなかった。 市によると、施工したのは同市の総合建
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商店街に“新風”公開プレゼン 焼津を変えるプラン 大学生が提案
JR焼津駅前の商店街を舞台に月3万円を稼ぐことができるビジネスプランを策定する「わたしの商店街クエスト」(一般社団法人トリナス主催)はこのほど、焼津市内で公開プレゼンテーションを実施した。市内に滞在した大学生11人はこれまでに調べてきた焼津の課題や現状を基に、これらを解決するアイデアを披露した。 中央大1年の市原彩羽さんは駅前の商店街の屋根に着目し「雨の日でも犬の散歩がしやすい商店街」として犬関連のイベントで人を呼び込むことを提案した。商店街に高校生の姿がないことに疑問を持った山梨県立大3年の山口泰暉さんは、まちづくりに興味のある高校生をグループ化して、商店街の課題解決を担わせるプランを説明
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魚釣れる感触を疑似体験 焼津で講義 親子で海の魅力学ぶ
焼津市役所でこのほど、同市出身で釣りの魅力を発信するユーチューブチャンネル「六畳一間の狼」を運営する2人による海の魅力を伝える講義が行われた。小学生とその親ら計約30人が釣りざおを使って魚が釣れるときの感触体験や海に関するクイズに参加し、“海の町”の魅力を学んだ。 市役所若手職員でつくる「市役所若者倶楽部」が企画した。2人はこれまで焼津で釣り上げたクロダイやシイラ、タチウオなどを写真で紹介。「深海に近く、多くの魚が釣れる豊かな海」と焼津の港の特徴を説明した。 子どもたちは釣りざおの先にある糸を2人が引っ張ることで、魚が釣れる時の感触を体験。大きくしなるさおと格闘し
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40周年記念賞に名古屋の稲葉さん 可睡ゆりの園フォトコン 袋井
袋井市の可睡ゆりの園はこのほど、2023可睡ゆりの園フォトコンテスト(静岡新聞社・静岡放送後援)の入賞者を発表した。 毎年5~7月の開園時期に合わせて開催している恒例イベント。咲き誇るユリをはじめとした園内の風景を撮影した6266点が県内外から寄せられた。審査の結果、40周年記念賞に稲葉進さん(愛知県名古屋市)の「梅雨の晴れ間」、大賞には加藤恒夫さん(神奈川県平塚市)の「きらめく星座」が選ばれた。来年5月に表彰式を行う予定。 その他の主な入賞者は次の通り。 推薦 宮崎司郎(愛知県豊田市)▽特選 犬塚勝英(浜松市)加藤芳樹(同)佐藤美栄子(神奈川県茅ケ崎市)杉本昌弘(藤枝市)松浦昌(掛川
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焼津と磐田の小中2校 インフルエンザで学級・学年閉鎖
静岡県は11日、小中学校計2校でインフルエンザに感染したとみられる患者計18人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。 焼津市の小学校12人、磐田市の中学校6人。
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外出のきっかけに商品券 焼津市、70歳以上に配布へ
焼津市は70歳以上の市民に市内店舗で使用できる「高齢者いきいきおでかけ商品券」を配布する。物価高騰で影響を受ける生活面を支援するとともに、コロナ禍が明けても依然控えがちな外出のきっかけになればと導入に踏み切った。 対象は9月1日時点で市に住民票がある約3万4千人。1人当たり3千円分の商品券を22日から順次郵送で届ける。市内のスーパーやドラッグストア、飲食店や衣料品店など約320店舗で使用できる。 市では昨年度も、70歳以上の市民に商品券7千円分とタクシーチケットを配っている。市地域包括ケア推進課の担当者は「まだまだ外出を控える高齢者は多い」と導入の背景を語る。
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焼津ライオンズクラブと高校生 献血協力呼びかけ
焼津市の焼津ライオンズクラブは9日、献血活動を同市大覚寺の市総合福祉会館で行った。会員がのぼり旗を掲げ、来館した市民に協力を呼びかけた。 市民らは問診を受けた後、献血車で献血を行った。終了後、サポートとして参加した焼津水産高家庭ボランティア部の生徒からお礼の品としてツナ缶を受け取った。 同クラブは社会貢献活動の一環として毎年、献血事業を実施している。
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19日から一般質問 焼津市議会、13氏登壇
焼津市議会9月定例会は19~21日に一般質問を行い、13氏が登壇する。 質問者と主な質問テーマは次の通り。 【19日】川島要 高齢者も障害者も安心して投票できる投票所の環境整備促進▽杉田源太郎 優良農地の活用▽村松幸昌 新病院建設の進捗(しんちょく)状況▽藤岡雅哉 ポストコロナの観光振興▽石原孝之 認知症政策▽岡田光正 スポーツ推進計画 【20日】鈴木まゆみ LGBT法について▽鈴木浩己 防災減災対策▽奥川清孝 人口減少対策▽深田ゆり子 学校・公共施設の女子トイレに生理用ナプキン常備▽吉田昇一 開港60周年を迎える大井川港▽秋山博子 学校断熱改修の実現 【21日】村田正春 教職員の働き方改革
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大規模災害時の救護活動は 看護師らトリアージ学ぶ 焼津 人形使って素早く判断
焼津市消防防災センター(同市石津)で9日、治療の優先順位を決める「トリアージ」について学ぶ研修会が開かれた。市内在住の看護師ら約30人が訓練用の人形を使って、大規模災害を想定した救護活動を実践した。 講師の県災害医療コーディネーター松岡良太さんが「START法」と呼ばれるトリアージ方法について解説。対象者1人30秒以内を目安に、歩行や呼吸の有無、呼吸数といった判断するポイントを説明した。松岡さんはトリアージについて、活用された過去の事例を踏まえながら、限られた時間と資源を投入する災害現場で不可欠である点を強調した。 参加者はあらかじめ配られたトリアージ・タッグを使って、スクリーンに示された傷
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防火ポスター優秀作を審査 焼津の幼年・少年消防クラブから97作品
志太消防本部はこのほど、焼津市内の幼年・少年消防クラブの防火ポスターコンクール審査会を市役所で開いた。小学生や幼稚園児らから集まった作品の中から市長賞や消防団長賞などを与える優秀作を選んだ。 作品は火災予防がテーマで、市内クラブに所属するクラブ員から97作品が集まった。審査員として中野弘道市長や市消防団の岩本操団長ら計5人が参加。事務局が事前に絞り込んだ22作品について審査し、五つの賞計10作品を選んだ。優秀作の表彰式は11月に開催される予定。
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ラグビーW杯開幕 桜戦士、商戦熱く 静岡県内、盛り上がり期待
ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会は8日(日本時間9日)開幕。日本代表の初戦(チリ戦)が10日に迫り、静岡県内でユニホームや書籍など関連商戦が盛り上がってきた。本県が試合会場の一つとなり、日本が強豪国相手に勝利するなど躍進した前回の日本大会と比べて「盛り上がりに欠ける」との指摘もあるが、各店は新型コロナウイルスの5類移行で上向く個人消費に期待し、喚起策を講じて4年に一度の商機に照準を合わせる。 着て レプリカユニホームなど応援グッズ売り場を特設したSPOPIAシラトリ静岡ジャンボ店(静岡市葵区)には、7月下旬から消費者の問い合わせが増えている。9月初旬時点の中心購買層は40~5
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7、8月 焼津市役所の足湯好評 1日30人利用 目標の5割増
焼津市は8日までに、市役所本庁舎北側に設置した足湯施設の利用者数が7、8月で当初目標の約5割増であることを明らかにした。JR焼津駅南口に続く2カ所目として6月末に開設した施設。コロナ禍明けで外出の機会が増えたことも相まって、好評を博している。 市によると、足湯の利用者数は7、8月がいずれも1日当たり約30人で、月ごとの目標者数の1日20人を上回っている。利用者からは「市役所にあって分かりやすい」と立地の良さを指摘する声や、「人が少なくゆっくり入れる」とリラックス効果を挙げる意見が集まっている。中野弘道市長は「コロナ禍明けでゆっくりしたいという気持ちに合致しているのでは」と分析する。 今月1日
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パパッとライス 米寿祝う はごろもフーズ 焼津市民に贈る
はごろもフーズは6日、包装米飯製品「パパッとライス」の自社製造工場がある焼津市に同製品を寄贈した。商品名と米にちなみ、88歳の米寿を迎えた市民820人に8個ずつ贈る。 寄贈式が市役所で行われた。後藤佐恵子社長は「今後も皆さんが健やかな日々を送られるようにと願う」と話し、中野弘道市長は「(工場は)地元産業の要。地域を思う気持ちあってこその寄贈であり、感謝したい」と応じた。 同社によると、パパッとライスは軟らかく炊き上げ、パックを小分けにできるのが特徴で、シニア層に好評。寄贈品は3段階ある食感のうち、真ん中の「やんわか」を選んだ。 敬老の日を前にした取り組みで、昨年に続き2年目。製造工場「サンラ
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小石川流域全体で治水対策促進要望 焼津、協議会設立
焼津市の小石川流域の自治会長などでつくる治水対策促進協議会の設立総会が8日、市役所で開かれた。水害の激甚化に備え、流域全体で取り組む「流域治水」に向けて事業の調査や県への要望活動を進めていく。 中野弘道市長を会長に、焼津地区や豊田地区の自治会長、市議、市幹部が参加した。総会では設立趣旨書や規約を確認した後に、事業計画案を全会一致で承認した。中野市長は過去の台風に伴う水害を踏まえ「治水対策を加速化していくためにも自治会の協力をお願いしたい」と述べた。 総会終了後、県島田土木事務所の担当者が、流域治水の考え方やそれらを取り入れた対策について説明した。
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志太地域6社の地酒飲み比べ 10月焼津でイベント
焼津市の酒屋有志でつくる「焼津地酒倶楽部(くらぶ)」は10月25日午後6時から、志太地域6社の地酒を楽しむ「秋の地酒まつり」を焼津文化会館(同市三ケ名)で4年ぶりに実施する。 地酒まつりはこれまで春と秋の年2回開催されてきたが、コロナ禍に伴い2019年秋を最後に中止してきた。今回は従来のパーティー形式ではなく、着席の状態で楽しんでもらう。 会費は5千円。定員は180人。申し込み・問い合わせは同倶楽部事務局<電054(624)4343>へ。
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魅力的な焼津へ何が必要? 市や市内関係機関 若手職員がワークショップ
焼津市はこのほど、目指すべき地域の理想像について検討するワークショップを焼津PORTERS(同市中港)で開いた。市や市内関係機関の20代、30代の若手職員らが集まり、魅力的な焼津にするために何が必要かを話し合った。 商工会議所、漁協、JA、金融機関、社会福祉協議会などの関係機関と市役所から計24人が参加し、四つのグループに分かれて意見交換した。参加者は豊富な自然や食材、充実した子育て環境をまちの魅力として挙げる一方、不便な市内移動の解消や駅前の活性化を求める意見が出た。
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長寿者の肖像画 描いて半世紀 焼津市出身 洋画家八木さん 市に寄贈 今年は4人分
焼津市出身の洋画家八木道夫さんが6日、市役所に中野弘道市長を訪ね、自身が描いた市内の長寿者の肖像画を寄贈した。ふるさとへの恩返しの思いから始めた取り組みは今年で50年目。贈った長寿者の絵は延べ175枚になった。 描いたのは押尾ちゑさん(103)、秋山タツさん(103)、川口いねさん(102)、成瀬逸郎さん(102)の4人。家族から借りた写真やエピソードを元に、本人の性格や生活ぶりを踏まえて描き上げた。 八木さんはこれまでの取り組みを振り返りながら「これからも体が続く限り絵を描き続けたい」と次作に意欲を見せた。中野市長は絵の寄贈に謝意を示し「本人にとっても家族にとっても肖像画は宝になる」と語っ
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静岡県内10施設 インフルエンザで学級・学年閉鎖
静岡県は6日、幼稚園と小学校と高校計10施設でインフルエンザに感染したとみられる患者計176人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。5日発表分から新シーズン(2023~24年)となったが、最初の月に100人を超えた例は過去10年間になく、感染が拡大している。 県によると、8月27日までの1週間で、定点医療機関1カ所当たりの患者数は1・44人(前週0・96人)だった。7月下旬以降は流行の目安値の「1人」をやや下回る状況が続いていたが、夏休み明け以降、各地で感染者が増えているとみられる。県は「今後各地で急拡大する恐れがある」として、対策を呼び掛けている。 6日発表分の市区町別の患
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認知症当事者の集い「本人ミーティング」広がる 藤枝市など 体験談冊子を作成
認知症の当事者が集い、自らの体験や悩み、生活上の工夫などを話し合う「本人ミーティング」が県内でも広がりつつある。交流の場としてだけでなく、行政の認知症施策や地域づくりに当事者の視点や意見を反映させる取り組みとしても注目されている。 「道に迷う時、自分では迷っているという感覚はないんです」「そう、自分も正しい道を進んでいる感覚です」-。藤枝市が6月に開いた本人ミーティング。認知症当事者が体験を語り合った。参加したのは60~80代の当事者4人と行政、福祉関係者。道に迷った経験や服薬の工夫、スマホの活用法など、話題は多岐にわたった。 同市は2020年度から月1回、市内の古民家カフェを会場にミ
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街の課題探り事業案を 焼津で「わたしの商店街クエスト」 大学生11人挑戦、意見交換
JR焼津駅前の商店街を舞台に資源や課題を調べた上で、月3万円稼ぐことができるビジネスプランを策定する「わたしの商店街クエスト」(一般社団法人トリナス主催)が5日から10日まで、焼津市内で行われている。参加する大学生11人は初日から2日間、市内企業を訪ねたり、まちづくりに携わる人と会ったりして、プラン策定に向けたヒントを探りだした。9日に行われる公開プレゼンテーションでプランを披露する。 学生たちは市内を視察しながら市職員から駅前商店街活性化に向けた課題を聞いたり、地域交流会に参加したりした。総合建設業の橋本組やIT企業のサンロフトにも訪問し、事業内容をリサーチした。静岡福祉大焼津駅前サテライ
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敬老の日にお茶を JA大井川、焼津と藤枝両市に寄贈
地元の高齢者にお茶を楽しんでもらおうと、JA大井川は敬老の日に合わせ、管内で生産された深蒸し茶や普通煎茶などを焼津、藤枝両市に寄贈する。6日には岡村節雄代表理事専務が焼津市役所を訪ね、中野弘道市長に手渡した。 深蒸し茶15キロを焼津市に届けた岡村代表理事専務は、お茶が健康に良いことを強調。「社会で活躍された高齢者に飲んでほしい」と語った。市は贈呈された500グラム入り30袋の深蒸し茶を市内の高齢者施設に配る。 藤枝市には14日に普通煎茶と抹茶入り玄米茶各10キロ、ふきん50枚を贈呈する予定。
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マダイの稚魚 児童ら放流 焼津水産高生 飼育
焼津市の焼津ボートクラブと焼津水産高はこのほど、同市の焼津漁港周辺で、県内の小中学生と一緒にマダイの稚魚約1000尾を放流した。子どもたちはマダイを海に放して、地元の水産業への理解を深めた。 マダイは体長7、8センチ。同校生徒が卵の段階から飼育してきた。夏休み期間中には小中学生が餌やりを体験した。 今回放流に参加したのは餌やり体験した児童生徒約20人。焼津ボートクラブのボート12隻に分乗し、目的地に着くと、バケツで稚魚を海に放流した。子どもたちは「元気に育って」と声をかけながら、大海原に放たれた魚を見送った。 同クラブによると、児童生徒が参加しての稚魚放流は3年ぶりに実施した。
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親子でできるヨガ体験 やいづ親善大使 西林さんが指導
焼津市大覚寺の市総合福祉会館でこのほど、「やいづ親善大使」を務める同市出身のヨガインストラクター西林さきさんによる親子ヨガ教室が開かれた。4歳から小学生の子どもとその保護者が西林さんの指導の下、家庭でもできる簡単なヨガを体験した。 市役所若手職員でつくる「市役所若者倶楽部」が企画した。午前の部には11組の親子が参加し、西林さんの動きに合わせて、足を伸ばしたまま座った姿勢で前後に進んだり、ひざを抱えた姿勢で足を目いっぱい伸ばしたりして、汗を流した。親子で向かい合って体を動かす場面もあり、ヨガを通じてコミュニケーションを深めた。西林さんは「簡単にできる動きなので自宅でも遊びながら取り組んでほしい
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焼津水産高生徒ら9月9日の献血をPR 総合福祉会館でLC実施
焼津市の焼津ライオンズクラブは5日、富士屋東名店(同市八楠)で9日に実施する献血への協力を呼びかけた。会員と焼津水産高の生徒が来店者にチラシを配った。 参加者は店の入り口前に立ち、のぼりを掲げながら、献血の必要性について記したチラシを配った。同クラブの献血は9日午前9時半から市総合福祉会館(同市大覚寺)で行う。
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焼津市、LINE友だち15万人突破 同規模自治体で全国トップ 10日まで抽選で特産品
焼津市は6日から、市のLINE(ライン)公式アカウント友だち登録者数15万人突破を記念して、抽選で特産品を贈呈するキャンペーンを実施する。10日まで。登録者数は2020年12月開設以降、順調に伸ばし、全国10万~15万人規模の自治体で首位となった。賞品の点数を昨年キャンペーンよりも多くして、ユーザーの愛顧に応える。 賞品は水産物を使ったお菓子、缶詰、なまり節、焼津温泉の素といった特産品5千円相当の詰め合わせセット。昨年実施した12万人突破キャンペーンに比べアイテム数を拡充した。 6日までに市LINE公式アカウントを登録すると、応募メッセージが届き、アンケートに回答したら、抽選に参加でき
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ヘリ山岳救助訓練 秋のハイキングシーズンに備え 志太消防本部と静岡県消防防災航空隊
志太消防本部は5日、静岡県消防防災航空隊と合同で、山岳救助訓練を焼津市内で実施した。ハイキングシーズンに起こり得る山岳救助事案に備えて、山頂付近の要救助者を捜索し、ヘリで救出する動きを確認した。 訓練は、同市の満観峰山頂付近でハイキング中の1人が熱中症と思われる症状で倒れた、との想定で進めた。同本部の高度救助隊の隊員4人が瀬戸川河口グラウンド(同市浜当目)から航空隊のヘリに乗り込んで満観峰に向かい、航空隊員と協力しながら要救助者を捜索救出し、同グラウンドへと搬送した。
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全国、東海経験「今後に生かす」 中体連出場8人 焼津市長に報告
8月に静岡県や三重県などで行われた中体連の東海大会や全国大会に出場した焼津市内の6中学校8人がこのほど、市役所に中野弘道市長を訪ね、成績を報告した。 訪れたのは、各校で陸上、水泳、バドミントン、バレーボール、卓球に取り組む2、3年生の生徒。バレーボールで全国大会に出場した東益津中3年の宮内礁さんは「全国のレベルを肌で感じた」と振り返った。陸上に取り組む焼津中3年の増田大楽さんは東海大会、全国大会で予選敗退したことに悔しさをにじませ、「この経験を高校に進んだときに生かしたい」と巻き返しを誓った。 中野市長は「大舞台に立てる人は限られている」とし、夢を持つことの大切さを語りかけた。
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木のおもちゃ遊び人気 焼津で「木育キャラバン」 絵本読み聞かせも
焼津市はこのほど、同市のターントクルこども館で人気の木のおもちゃ遊びや大型絵本の読み聞かせを体験できる「木育キャラバン」を和田公民館(同市田尻)で開いた。大勢の親子連れがこども館とは違う空間で「おもちゃとえほんの世界」を堪能した。 会場内には岐阜県の家具製造「オークヴィレッジ」が提供した木のボールを転がして音を鳴らす楽器、大型の木琴、木馬などのおもちゃが並んだ。東京・多摩地域の木材で作ったはんこ、こども館の木のおもちゃも人気を博した。 こども館スタッフによる読み聞かせコーナーでは、同館所蔵の大型絵本を使って、集まった親子連れを本の世界へといざなった。 (焼津支局・福田雄一)
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藤枝に「静かな夜過ごす」キャンプ場整備 24年3月開業予定 交流人口拡大へ
藤枝市の中山間地域の活性化に向け、同市瀬戸谷地区のびく石ふれあい広場を有効活用し、官民連携で宿泊・滞在拠点施設を整備する事業が4日、始まった。事業主の東海ガス(焼津市、丸山一洋社長)が中心となってニーズが高まるキャンプ場を整備し、交流人口の拡大を目指す。2024年3月にオープンする予定。 新たに開設する施設名は「びく石山 静かな夜のキャンプ場」(仮称)。同社は、瀬戸谷温泉ゆらくの隣接地に新陶芸センターや道の駅を複合的に整備する市の「ふじえだ陶芸村構想」に共感。地域に貢献する新規事業として、滞在型の観光拠点となる宿泊施設を提案し、主体的に事業を進めることになった。 コンセプトは「夜を静かに
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後継者不足の水産業、AI活用で後押し エフ・シー・シー(浜松)「ドウマン」養殖参入へ
四輪、二輪用クラッチのトップメーカー、エフ・シー・シー(浜松市北区)は、「ドウマン」の名で知られる浜松地域特産ノコギリガザミの養殖に乗り出す。自社工場で製造する部品の点検や異常検出で導入するAI技術を応用する。水槽内の観察カメラと自動給餌機を組み合わせたシステムを開発し、効率的な成育を促す。将来は種苗生産や稚ガニの海洋放流による天然資源回復も目指す。 自動車の変革期に対応した新規事業創出の一環で、高齢化や担い手不足が課題の地元水産業を、製造業が日頃取り組む省力化や生産性向上の観点から後押しする。出荷や販売を含め約5年以内の事業化を見据える。国内の産業ベースでのノコギリガザミ養殖の成功事例は
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鹿児島国体、16日から会期前競技 静岡県選手団発表
静岡県スポーツ協会は「燃ゆる感動かごしま国体」会期前競技の水泳、体操、ローイング、レスリング、ゴルフ、ビーチバレーボールに出場する県選手団を発表した。 会期前競技の実施期間は16~24日。水泳は鴨池公園水泳プールが会場で、開催日は競泳22~24日、飛び込み18~20日、水球17~20日、アーティスティックスイミング(AS)16日。オープンウオーター(OWS)スイミングは18日に屋久島町で実施する。体操は21~24日、新体操は16、17日、トランポリンは18日に鹿児島アリーナが会場。ローイングは21~24日で鹿屋市、同じ日程でレスリングは日置市で行う。ゴルフは20~22日で会場は男子が霧島市
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焼津の事業者に鮮魚介類回収命令 食中毒菌検出 静岡県中部保健所
静岡県中部保健所は4日、水産食品を販売する東中央(焼津市)が輸入販売した生食用鮮魚介類「開き赤貝 韓国産」から食中毒菌の腸炎ビブリオが検出され、食品衛生法に基づく規格基準違反に該当するとして、当該製品の回収を命令した。 保健所によると、違反品は合成樹脂製包装入り。8月25日に韓国から1箱240尾入りを59箱輸入し、そのうち50箱を東京、福岡、石川、愛知、兵庫の1都4県の市場などで販売した。1グラム当たり290の腸炎ビブリオが検出されたという。 金沢市福祉健康局保健所の抜き取り調査で発覚した。これまでに健康被害の報告はないという。
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緊急抑止対策、6日まで取り締まり強化 交通死亡事故連続発生で静岡県警
静岡県内で交通死亡事故が連続発生したことを受け、県警は4日、緊急抑止対策を始めた。6日まで各地で指導や取り締まりを強化する。 県内で8月31日~9月2日、交通事故で3人が死亡した。31日は浜松市中区の市道で歩行者の70代男性、1日は袋井市の市道で歩行者の80代男性が、それぞれ乗用車と衝突して死亡し、2日は焼津市の市道で乗用車を運転する60代男性が単独事故で亡くなった。 県警はドライバーに対し、横断歩道付近の歩行者らに注意を払った走行と制限速度の順守を求め、歩行者には横断時の安全確認徹底をはじめ夜間や朝方の反射材着用などを呼びかける。
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船釣り体験、ニジマスつかみ取り… マリンレジャーに親しむ 焼津
焼津市石津の釣り餌問屋「はなまる」が3日、海や魚について遊びながら学ぶイベント「はなまるキッズパーク」を同社で開いた。参加者はニジマスつかみ取りや実際の釣り船で船釣り気分を味わえるコーナーなどを通じて、マリンレジャーを楽しんだ。 ニジマスつかみ取りコーナーでは、参加者はくるぶし辺りまで水に入って、泳いでいる魚を捕まえようと必死に追いかけた。海釣り体験コーナーでは、会場内に実際の釣り船を設け、床に置いている魚に見立てた紙を磁石にくっつけて釣り上げた。体験に当たってはライフジャケット着用を必須とした。 同社の石田正昭代表が子どもたちに遊び場を提供したいという思いから企画した。石田代表は「海の
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焼津の市民団体 小石川の護岸清掃
焼津市の市民団体「小石川をきれいにする会」(仲野和則会長)は2日、同市焼津2丁目の小石川の橋付近で清掃活動を行った。 焼津地区会員と団体賛助会員の市内企業から約30人が参加し、護岸の雑草を取り除いた。 17日にも豊田地区会員が小石川の清掃活動に取り組む予定。
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焼津市水産振興会が優秀船表彰 船主や漁労長ら 水揚げ額日本一に寄与
行政や水産関係者などでつくる焼津市水産振興会はこのほど、市内のホテルで2022年水揚げ優秀船表彰式を行った。水揚げ金額7年連続日本一を誇る焼津漁港を中心とする市内の水産業の発展に寄与した船主や漁労長らの功績をたたえた。 表彰を受けたのは22年に遠洋カツオ、遠洋マグロ、海外巻き網、沿岸漁業、沖合近海漁業などで優秀な水揚げ実績を挙げた県内外の11船主、8漁労長と、焼津、小川、大井川港各漁協から推薦のあった6団体3個人。 中野弘道市長が出席者一人一人に表彰状や感謝状、記念品を手渡した。中野市長は漁業者の功績に謝意を示し「オール焼津で日本一の港を目指す」と語った。 焼津、小川両港を合わせた「焼津漁港
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川に車転落、男性死亡
2日午後3時25分ごろ、焼津市大住の黒石川に乗用車が転落したと通行人から110番があった。運転していた同市中根、無職の男性(69)の死亡が搬送先の病院で確認された。焼津署によると、男性は道路からそれて前方から約5メートル下の川に落ち、全身を強く打ったとみられる。同署は転落の原因を調べている。
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アイテニスクラブ島田オープン 山本プロが技伝授
アイテニスクラブ島田のオープンセレモニーが2日、島田市稲荷の同クラブで開かれた。同所で20年続いたルナール島田テニスクラブが8月31日に閉鎖され、藤枝市や焼津市で教室を運営するアイテニスクラブが引き継いだ。 記念イベントとして、全日本選手権で優勝経験のある山本育史プロ(52)を招きテニス教室を開いた。参加した同クラブのメンバーら約60人に丁寧にアドバイスしながら、プロの技を伝授した。 参加者はテニス用品の展示販売や飲食も楽しんだ。同クラブの石川節雄オーナー(81)は「アットホームな雰囲気で楽しいクラブ。今後は小学生の育成に力を入れていきたい」と展望を語った。
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そば店から出火、ほぼ全焼 男性店主がやけど 焼津市石津港町
1日午前11時45分ごろ、焼津市石津港町のそば店「岩久石津店」から出火、木造2階建ての店舗兼住宅をほぼ全焼した。店内にいた店主の男性(70)は腕や顔にやけどを負った。 志太消防本部によると、店主の男性から「(1階調理場の)天ぷら油の付近から火が出て、天井まで上がっている」と119番があったという。焼津署によると、出火当時は開店準備中で客はいなかった。同署は詳しい出火原因を調べている。
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陸自オスプレイ 焼津に予防着陸
陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイ1機が8月31日、焼津市の航空自衛隊静浜基地に予防着陸したことが分かった。訓練のため静岡県沖を洋上飛行中に予防着陸を求めるランプが点灯し、近くの同基地へ向かった。けが人や機体主要部の損傷、自衛隊施設外への被害はなかった。ギアボックス内部に金属片ができたのが原因で、部品交換などの整備ができれば、基地から移動する。 陸自オスプレイは2020年7月から千葉県の木更津駐屯地で暫定配備中。防衛省は予防着陸となったのは初めてとしている。金属片ができるのは機体を運用する過程で起きる一般的な現象で、陸自オスプレイは飛行を見合わせず、運用を続けるという。
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あんどん明るく港町彩る 焼津・浜通りでマルシェ 2日まで
焼津市城之腰の浜通りで1日夜、あんどんや灯籠を通り沿いに並べる「夏のあかり展」(NPO法人浜の会主催)が始まった。地元の飲食店などが出店する夜市「あんどんマルシェ」も近くの駐車場で4年ぶりに同時開催し、多くの家族連れでにぎわった。2日まで。 あかり展は今回で14回目。歩行者専用にした道路約370メートルにわたり、市内の園児や児童、公民館講座の受講生らが描いた約350点のあんどんに明かりをともして展示している。古い港町の風情を残す浜通りが優しい光に包まれ、来場者の心を和ませている。 点灯時間は午後6時半から9時まで。通り沿いの常照寺では、同市ゆかりの作家小泉八雲の作品朗読会も開かれている。
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近ツー過大請求 返還和解議案を承認 焼津市議会
焼津市議会9月定例会は1日開会し、会期を10月4日までの34日間と決めた後、8600万円を追加する本年度一般会計補正予算案など22議案を上程した。このうち、新型コロナウイルスワクチン接種コールセンター事業に関連し、近畿日本ツーリストが過大請求額を返還する和解契約議案など5議案を承認、報告した。 一般質問は19、20、21日に行う。
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凹凸から生まれる物語 アーティスト ふるさわともこさん(静岡市清水区)【表現者たち】
白い静かな紙の世界。凹凸で見せるのは、複数のコーヒーカップから立ち上る湯気と香り。自在に膨らんだ形が、穏やかな日常を連想させる。アーティストふるさわともこさん(55)=静岡市清水区=がエンボス版画で描くのは「陰影から感じられる少し不思議な物語。不規則な形を表現するのが好き」と話す。 先端を滑らかに削った割り箸1本で凹凸を作る。30年近く愛用してきた。型紙を重ねた木炭紙の裏に押し当て輪郭線を出していく。 凹凸が表現できる幅は、型紙の厚さ1ミリ。走る子どもたちの姿、生活の道具、植物の葉も、シンプルで存在感のある線を目指す。 武蔵野美術短期大で工芸デザインと金工を学び、卒業後は雑誌の挿絵など
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ガソリンならぬ…♨ 焼津「温泉スタンド」 市役所駐車場に完成
焼津市が市役所本庁舎北側駐車場に整備していた「温泉スタンド」が完成した。1日から供用を開始し、焼津温泉の湯を有料で販売する。隣接する足湯と合わせて、市民になじみの深い市役所から焼津温泉の認知度向上を図っていく。 スタンドでは40度前後の温泉の湯を10リットル100円で販売する。市役所駐車場と併設していて、24時間利用可能。利用者はあらかじめ持ち込んだポリタンクに湯を詰め込んで自宅へ持ち帰る。 供用開始を前に31日、中野弘道市長や焼津温泉協議会の会員らが出席して式典が行われた。中野市長は「良質な温泉を家庭でも楽しんでほしい」と設置の背景を説明した後に、最初の利用者として、用意したポリタンク
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焼津市にも中国から迷惑電話 処理水放出巡り
東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を巡り、中国から相次いで発信されているとみられる迷惑電話について、焼津市は31日、中国の国番号「86」から始まる電話が2件確認されたことを明らかにした。 市によると、「86」から始まる国際電話は29日に市役所大井川庁舎、30日に市役所本庁舎にそれぞれかかってきた。いずれも相手側は中国語と思われる言葉で一方的に何かを話した後に切ったという。
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焼津の福祉事業者、静岡の企業に譲渡 「池ちゃん家」 拠点エリア拡大へ
焼津、藤枝両市で介護、障害者福祉事業を展開する「池ちゃん家・ドリームケア」(焼津市)が、静岡市内で介護事業を行う「フォーユー」(静岡市葵区)に株式譲渡するM&A(企業の合併・買い取り)が31日までに成約した。フォーユーは池ちゃん家社の看護師資格を有する専門スタッフを引き継ぐとともに、拠点を志太地域に拡大することで、サービスの幅を広げる。 池ちゃん家社は池谷千尋代表が2000年に創業し、04年に法人を設立した。介護、障害児支援、保育事業を焼津、藤枝両市の10施設で展開している。看護師資格を持っている職員もいることから、医療サービスが提供できる。池谷代表は後継者不在である点や実質一人でマネジメ
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時論(8月31日)朔太郎、「連詩の会」の系譜
口語自由詩を確立した詩人萩原朔太郎(1886~1942年)は、昨年が没後80年。秋から年明けにかけて焼津小泉八雲記念館(焼津市)など全国52カ所の文学館や記念館が企画展を実施した。 朔太郎の故郷前橋市などが主催する「萩原朔太郎賞」は、現代詩の賞としては屈指の権威を誇る。先週公表された今年の候補6詩集の作者名の欄に、静岡ゆかりの詩人がずらりと並んでいる。県内生まれが選ばれれば、2000年の江代充さん(藤枝市出身)以来。「文学の秋」の幕開けを飾る吉報を待ちたい。 20代の水沢なおさん(長泉町出身)の「シー」は、第25回中原中也賞を受けた「美しいからだよ」に続く第2詩集。ダブルミーニングを巧み
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美容室で現金盗んだ疑い 焼津署が男逮捕
焼津署は30日、常習累犯窃盗の疑いで焼津市下小田、無職の男(59)を逮捕した。逮捕容疑は6月下旬、焼津市内の美容室で現金約6千円を盗んだ疑い。同署によると、閉店後に美容室の裏口ドアを壊して侵入したという。
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ドローン資格取得へ修了審査 焼津市、講習機関登録後初めて実施
焼津市職員を対象にした小型航空機(ドローン)の操縦者技能証明を取得するための修了審査が30日、市総合体育館(同市保福島)で行われた。市がドローンの講習機関として登録されてから初めての実施。審査員の資格を持った市職員が受験者の実技飛行や飛行前点検といった項目を厳しい目で審査した。 受験したのは市防災航空隊「ブルーシーガルズ」の隊員5人。飛行前点検では、部品一つ一つについて異常の有無や、正常に作動するかどうかを確認した。実技ではコースを枠からはみ出さないように飛行したり、直径5メートルの円2個を8の字で周回したりした。機体の位置安定機能をオフにした不安定な状態で安全に着陸できるかを試す飛行にも
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エントランス“泳ぐ”多彩な魚 焼津・田中さんの絵画 「ジャクソン」引き渡し
静岡市駿河区登呂の釣り具メーカー「ジャクソン」(加藤慶太社長)は29日、軽度の知的障害のある会社員田中拓実さん(25)=焼津市石津=に描いてもらった絵画(縦40センチ、幅150センチ)の引き渡し式を同社本社で行った。田中さん本人と両親も出席し、絵画を飾る予定のエントランスで社員らと記念撮影した。 アートを通じて障害者の社会参加を促すNPO法人アートコネクトしずおかの関係者と知り合いの加藤社長が活動内容に感銘を受けるとともに、自身も釣りが趣味で子供のころから絵を描いていた田中さんの作風にほれ込んだ。同NPO法人によると、特定の作者にテーマを決めて描いてもらうオーダーメードの依頼は同社が初めてと
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文字とアートの融合 作品60点 静岡デザイン専門学校講師 葵区で個展
静岡市葵区の静岡デザイン専門学校グラフィックデザイン科講師の池田仁さん(70)=焼津市=の個展「デザインと遊ぶ」が30日、同区七間町の同校サテライトギャラリー「デザインファーム」で始まった。9月10日まで。 人工血管が付いた心臓に「Restore」と文字を書き入れ、心臓手術に成功した喜びを表現したイラストなど、文字とアートを融合させた約60点の作品が並ぶ。ワインコルクや商品の空き箱、タグなどを組み合わせて“飛行機”を模した作品24個を1枚の板に張り付けた作品は、箱に描かれた多彩な文字や模様が来場者を楽しませている。 池田さんは「文字の持つ奥深さや、生活の中にある身
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乳がん経験者 ドレス姿美しく 静岡の結婚式場で写真撮影楽しむ
乳がんを経験した女性にウエディングドレスを着てもらうイベントが29日、静岡市駿河区の結婚式場「エスプリ・ド・ナチュール」で開かれた。フリーランスのウエディングプランナー松永直子さん(焼津市)が主催し、今年で3回目。協力者が増え、これまでで最も多い県内外の女性13人がドレスアップと写真撮影を楽しんだ。 「乳がんと闘ってきた女性の美しさを引き出し、おしゃれや美容を楽しんでもらいたい」(松永さん)との思いで、2021年から続けるイベント。国内外で活躍するプロのフォトグラファー、ヘアメークに加え、静岡英和学院大短期大学部と静岡デザイン専門学校の学生など約20人がボランティアとして協力した。趣旨に賛
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国道150号BP 整備促進要望 国に志太榛原3首長
牧之原市の杉本基久雄市長、御前崎市の柳沢重夫市長、吉田町の田村典彦町長が29日、国土交通省で西田昭二政務官と面会し、志太榛原地区の国道150号バイパス(BP)の整備促進を要望した。事業中区間の着実な工事進展と未着手区間の事業化を通じて、全線4車線化による供用を早期に実現するよう訴えた。 焼津市から牧之原市にかけての駿河海岸の津波、高波対策なども、予算を確保して進めるよう求めた。杉本市長らは、BPと海岸保全施設が同時並行的に整備されることで、地域の防災力向上や住民の安心・安全につながると説明した。 西田氏は「重要性は理解している」と述べ、国土強靱化(きょうじんか)の観点からも前向きに取り組む姿
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レスリング全国大会で好成績 焼津ジュニアスクール、7人入賞
第40回全国少年少女レスリング競技選手権に出場し入賞した焼津ジュニアレスリングスクールに所属する小学生がこのほど、焼津市役所に中野弘道市長を訪ね、成績を報告した。 訪れたのは、6年男子36キロ級で優勝した清水千晃さん(焼津市小川)、3年女子30キロ級で優勝の渡辺ひかりさん(同市中根)、4年女子28キロ級で頂点に立った清水心葉さん(藤枝市葉梨)ら男女7人。部門別でこのほか3人が準優勝、1人が3位といずれも入賞した。大会は7月28日から30日まで三重県四日市市総合体育館で行われた。 清水千晃さんは「いっぱい練習して良い結果を残せてよかった」と感想を述べた。中野市長は「レスリングは焼津市にとっ
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高齢者の家で本音トーク 焼津高生、地域課題解決へ学習 福祉の現実向き合う好機
焼津高(焼津市中港)の生徒たちが本年度、地元のお年寄りとの交流を通じ、高齢者を取り巻く地域の課題を掘り起こす活動に取り組んでいる。一人一人に担当の生徒を割り振り、自宅を訪ねたり、一緒にレクリエーションをしたりして信頼関係を築いた上で本音を探り、課題解決に生かすことを目指す。将来福祉の道を志す生徒たちは、普段の授業では知ることが難しい現実に向き合う機会として前向きに臨んでいる。 同校では初の試みで、福祉を学ぶ2年生18人が参加している。同校周辺に住む12人の高齢者一人一人について2人一組の担当を決め家庭訪問と交流会を各2回行った上で、10月の文化祭に招待する。交流を通じて学んだ成果はまとめ
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ボート漕艇、中学生が体験 焼津市地域クラブ
焼津市地域クラブ活動「やいづ海洋クラブ」の生徒が26日、同市の小川港でボート漕艇を体験した。市中学校ボートレース大会で使用しているボートを使って、基礎技術を学んだ。 クラブ部員の中学生14人が参加。中学校元校長の大石哲郎さんから、オールの入れ方やこぎ方、かじ取りの仕方など、ボート漕艇の技術について指導を受けた。港中3の桜井琉生さん(14)は「メンバーと声をかけ合って、スピードを上げていくのが楽しかった」と感想を述べた。市教委学校教育課の奥川慶一指導主事は「焼津の夏の風物詩でもある中学生のボート漕艇が本年度も実施できて良かった」と語った。 市では、中学生が休日に参加する地域クラブ活動を20
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延期していた焼津海上花火、11月3日開催 午後6時開始に変更
焼津海上花火大会の臨時実行委員会が28日、焼津市役所で開かれ、開催を延期していた同大会について11月3日に実施する方針を決めた。 臨時会合には関係者ら約40人が出席。事務局の延期日程案を承認した。開始時刻は日没を考慮し、当初の計画を1時間半早めて午後6時からとする。会場は焼津漁港新港地区。打ち上げ数量は当初と変わりなく計約5000発。荒天の場合は11月26日に延期する。 同大会は8月14日に予定していたが、台風接近に伴い延期した。
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夜間避難 どこが危険? 焼津市、総合防災訓練 多目的車 現地展開も
焼津市は26日夜、総合防災訓練を市内で実施した。地域住民が夜間でも避難所まで安全にたどり着けるか確認したり、市職員が本年度導入した防災多目的車を現地に展開させたりした。 利右衛門地区の避難訓練には約450人が参加した。午後6時50分に大規模地震が発生したという想定で実施。住民らは避難経路上での危険箇所や注意すべきことなどを確認しながら、大井川南小の屋上など地区内で決められた避難場所に集まった。市独自の「わが家の安否確認カード」を使って、住民の安否を確認した。 同地区で行った訓練の総括本部長の伊藤昇一さん(同市利右衛門)は「昼間と全く景色が違い、注意すべきことが浮き彫りになった」と夜間訓練
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焼津で小学生バレーボール大会 女子・港クラブ(焼津)、男子・北駿クラブ(御殿場)優勝
小学生のバレーボール大会「ライオンズ旗争奪夏休みリーグ優勝大会」(焼津市バレーボール連合スポーツ少年団主催、焼津ライオンズクラブ協賛)がこのほど、焼津市内で開かれた。男子の部は北駿バレーボールクラブ(御殿場市)、女子の部は港バレーボールスポーツクラブ(焼津市)がそれぞれ優勝した。 男子の部は県内から8チームが大井川南小で、女子の部は県内7チームが大井川東小でそれぞれ6人制の試合を繰り広げ、頂点を争った。会場は大きな声を出しながら、ボールを懸命に追う子どもたちの熱気に包まれた。
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SSクラスは増井さん優勝 日将連浜松8月大会
日本将棋連盟浜松支部の8月大会がこのほど、浜松市東区の積志協働センターで開かれた。69人が参加し、最強のSSクラスで増井豊さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①増井豊(中区)②山本房代(豊橋市)③田中雅英(南区)▽S ①菅沼優星(磐田市)②岡本徳裕(同)③大橋翔太郎(同)▽A ①藤原紳裕(御前崎市)②安藤隼斗(焼津市)③宮城島捷翔(浜北区)▽B ①杉田大和(浜北区)②永野裕也(同)③兼平正樹(菊川市)▽C ①杉山敏郎(北区)②山下浩之(浜北区)③片山久(東区)
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焼津の80代女性 カード7枚と20万円詐取被害
焼津市の無職女性(85)が24日、息子を名乗る男らに現金20万円とキャッシュカード6枚、クレジットカード1枚をだまし取られたと焼津署に届け出た。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。 同署によると、24日午後1時50分ごろ、女性宅に「かあさん、どこのカードある」などと電話があり、女性は自宅を訪れた男にカードを渡した。その後、再び男から「現金ある」などと電話で言われ、女性宅を訪れた男に現金を手渡した。 女性が立ち寄った銀行の行員に一連の出来事を話したことで発覚した。
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1日から9月定例会 焼津市議会
焼津市議会は25日、議会運営委員会を開き、9月定例会の会期を9月1日から10月4日までの34日間と内定した。新型コロナウイルスワクチン接種コールセンター事業に関連し、近畿日本ツーリストが過大請求額を返還する和解契約の承認を求める議案など22議案を審議する。 8600万円を追加する本年度一般会計補正予算案では、焼津さかなセンターの誘客対策費1500万円、マイナンバーカード新規交付申請者に配布するクオカードの追加購入費480万円などが盛り込まれている。一般質問は19、20、21日に行う予定。
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エネルギー価格高騰 焼津市が事業者向け補助制度 9月29日まで受け付け
焼津市はエネルギー価格の高騰を受けて、市内の事業者に補助制度を創設した。中小企業などに電気料金の一部を、貨物自動車の運送事業者に車両維持費の一部をそれぞれ一定額支援する。申し込みを9月29日まで受け付けている。 電気料金の補助制度については、1月から6月までの電気使用量の合計が50万キロワット時以上、または10万キロワット時以上の月がある事業所が対象。上限は中小企業で50万円、協同組合で200万円。事業費は6千万円。 運送事業者向けの補助制度は車両1台につき1万円支援する。上限は50万円。市内には対象の事業者が150社ほどあるという。事業費は2350万円。 市内では主力水産業を中心に、
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なまり節の工程見学 焼津 自主運行バスでツアー
焼津市は25日、自主運行バスで市内の産業、観光スポットを巡るツアーを実施した。参加者は水産加工会社「カネヨ」の工場(同市小川新町)でなまり節の製造工程を見学したり、周辺の施設を回ったりして、楽しんだ。 参加した22人は最初に中山憲社長から焼津となまり節の関わり合いについて説明を受けた後、後藤真也工場長の先導の下、作業場や従業員がゆでたカツオの形を整えたり、パックに詰めたりしている様子を見学した。 後藤工場長はなまり節が無添加食材で体に良い点を強調し「特に成長期の子どもには食べてほしい」と語りかけた。最後にできたてのなまり節を振る舞った。 ツアーはバスの利用促進を図る目的で企画された。J
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環状交差点の通行ルールが定まってまもなく10年。現状はどうなっている?【NEXT特捜隊】
円形状の道路を回るようにして走行する環状交差点(ラウンドアバウト)。2014年の改正道交法の施行で通行のルールが定められ、全国的に導入が相次いだ。10年近くがたち、現状はどうなっているのか。今回の「NEXT特捜隊」は、河北新報(仙台市)の特集記事を基に静岡県内や全国の状況を調べた。 ▶ラウンドアバウト、まだ浸透不足? 仙台では通行トラブル続発「1日2、3回はクラクション」【パートナー紙から】 「ひやり減った」/改良に費用 静岡県内 静岡県道路企画課や県警交通規制課によると、静岡県内で環状交差点に指定されているのは計9カ所(3月末時点)。最多は浜松市の3カ所で焼津市が2カ所、静岡、菊川
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3河川水系の治水対策要望 焼津市長らが静岡県議会に
焼津市の中野弘道市長と石脇川、高草川、小石川周辺の市内自治会長らがこのほど、静岡県議会を訪ね、3河川水系の抜本的な治水対策についての要望書を中沢公彦議長に提出した。 石脇川放水路の排水ポンプ場新設や高草川遊水池の早期完成、小石川水系の護岸かさ上げによる応急対策実施などを求めた。要望書の提出は昨年10月、今年2月に続き3回目。
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女性経営者が焼津で交流会 従業員との関係作り、プライベートとの切り替え…仕事の悩み共有
しずおか焼津信用金庫、焼津市、藤枝市は22日、女性事業者交流会を焼津PORTERS(焼津市中港)で開いた。製造業やサービス業などを営む女性経営者らが、人気スイーツ店の立ち上げに携わった女性社員の講演を聴いた後、グループごとに分かれて、従業員との関係作りやプライベートと仕事の切り替え方といった仕事上の悩みについて共有を深めた。 参加者は7グループに分かれて、自己紹介した後に、「心と体の健康管理」「従業員との関係作り」「プライベートと仕事の向き合い方」「仕事を通じた経験談」とそれぞれ与えられたテーマに沿って意見交換した。 チーズスイーツ専門店「チーズピゲ」の立ち上げに関わったグリーンアース(
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ツナ缶製造の元祖、静岡市・焼津市 豊富な原料強みに一大産地へ【発祥自慢】
蒸し上げたビンチョウ(トンボ)マグロの身を白衣の従業員が手際よくさばいて缶に詰め、食用油を充塡[じゅうてん]する工程へ流す。静岡市清水区の由比缶詰所は、伝統的な綿実油を使ったツナ缶を製造している。「製造後、時間がたった方が味はなじむ。倉庫で半年から1年間ほど保管して出荷しています」と同社の川島大典営業部長兼企画部長(43)。丁寧に作られた一缶を買い求めようと、全国から注文が入る。 身を詰めたツナ缶が流れる由比缶詰所の製造ライン=静岡市清水区 静岡市、焼津市 「静岡県缶詰史」(同編集委員会編)などによると、県内では1929(昭和4)年、全国で初めてツナ缶(マグロの
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脱炭素 5市2町で推進 来年の公募に参加目指す 静岡市で首長会議
連携中枢都市圏を形成する静岡県中部5市2町(静岡、島田、焼津、藤枝、牧之原各市と吉田、川根本両町)は22日、静岡市葵区で首長会議を開いた。同市内の3カ所が選ばれている国の「脱炭素先行地域」に関し、各市町の観光施設の脱炭素化を進め、圏域としても選定を目指すことを確認した。2024年2月と8月ごろに予定されている次回の公募に向け、難波喬司静岡市長は「覚悟を持って取り組む」と強調した。 各市町は太陽光発電や再生可能エネルギーの導入可能性がある脱炭素拠点候補施設の選定を進めている。国が広域的な取り組みを推進していることを踏まえ、難波市長は「各自治体が先行的に事業をやっている。良いものはまねをして全
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オズの魔法使い 熱演!! 焼津・大井川ジュニア合唱団 現役生、卒団生らに拍手
焼津市の大井川ジュニア合唱団はこのほど、大井川文化会館ミュージコ(同市宗高)で第28回定期演奏会を開いた。小学3年生から中学3年生の団員24人と卒団生に加え、中野弘道市長が特別出演し、ミュージカル「オズの魔法使い」を熱演した。 主人公のドロシー、飼い犬のトトとかかし、ライオン、ブリキのきこりなどを演じた団員たちは、23曲の挿入曲を歌ったり、踊ったり、戦ったりして躍動感あふれるステージを繰り広げた。一曲を歌い終えると場内から拍手が送られた。中野市長はドロシーたちの行く手を阻む悪役「カリダ」の声と、エメラルドの都のポップコーン屋の役で登場した。 舞台上の大道具や小道具、衣装は地元のボランティアや
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多彩な水彩画188点並ぶ 静岡県立美術館で県協会展、27日まで
静岡県水彩画協会展(静岡新聞社・静岡放送後援)が23日、静岡市駿河区の県立美術館で始まった。一般、会友など4部門に出品された作品187点と遺作1点を展示している。27日まで。 30~90代の出品者による多彩な作品が並ぶ。一般の部で最高賞の県水彩画協会賞に選ばれた岡本雪江さん=菊川市=の作品「酒造所の春」は、濃淡の異なる色を重ねて満開の桜を巧みに表現した点が評価された。 同協会の羽根田英世会長(77)=島田市=は「発色が良い透明水彩、油彩画のような力強い仕上がりのアクリル絵の具、それぞれの魅力を感じ取ってもらえたら」と来場を呼びかけた。 その他の主な入賞者は次の通り。 【一般】新人賞
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気になる新聞記事 語り合う 児童と学生 疑問点挙げ 焼津・静岡福祉大で交流会
静岡福祉大と静岡新聞社・静岡放送、焼津市は22日、大学生と小学生が新聞を読み、語り合う「子どもの新聞交流会」を同大(焼津市本中根)で開いた。児童12人が本紙などを読みながら気になった記事と疑問点について話し合った。 参加した焼津、藤枝両市の小学1年生から6年生の児童は四つのグループに分かれて、22日付紙面と20日付の別刷り紙面「週刊YOMOっと静岡」を読み、SDGs(持続可能な開発目標)やスポーツなどの記事について、それぞれが気になる理由を話したり、大学生に意見を聞いたりして新聞の読み方を学んだ。 児童たちは記事に関心を持った理由について発表した。「宮崎駿監督アニメ」を取り上げた児童は「10
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子ども将棋 盤上で熱戦 プロ棋士が指導対局も 牧之原
日本将棋連盟などが主催する第64期王位戦七番勝負第6局の開催予定地となっている牧之原市でこのほど、「杏林堂杯 子ども将棋大会」(牧之原市将棋によるまちづくり実行委主催)が開かれた。 大会には小学生の低学年、高学年の2部門に県内外から29人が出場した。児童らは真剣な表情で対戦相手と向かい合い、盤上で熱戦を繰り広げた。瀬川晶司六段と北尾まどか女流二段を招いた指導対局も行われ、子どもたちは戦法や手筋などについてアドバイスを受けた。 主な結果は次の通り。 低学年の部 ①安田清流(岐阜県)②安藤隼斗(焼津市)③佐々木和斉(愛知県)▽高学年の部 ①鈴木大輝(磐田市)②稲場理(浜松市浜北区)③門奈光(浜松
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児童 井川の山道駆け抜け 山岳レースの望月将悟さんら講師
静岡市葵区井川地区のレクリエーション施設「県民の森」周辺の山道を巡る「将悟キッズ こども山遊びの会」がこのほど、小学生を対象に開かれた。県中部で陸上教室などを展開するラン・スポーツ松本塾(焼津市)が企画し、県内の小学3~5年生10人が参加した。 井川地区出身で本州を横断する山岳レースで4連覇した同市消防局勤務の望月将悟さん(45)と、同塾の代表で元マラソン選手の松本真由美さん(56)が講師を務め、約5キロの山道を駆け抜けた。子どもたちは両手を使ってバランスを取るなど山道を走る際の注意点を学んだ。その後、同地区で採れたジャガイモやキュウリを自分たちで調理して味わった。 松本さんは「大自然の中で
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無免許死亡ひき逃げ認める 静岡地裁公判で男
焼津市内で5月下旬、乗用車を無免許運転し、路上に座っていた男性をはねて死亡させ、そのまま逃走したとして、自動車運転処罰法違反(無免許過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた静岡市駿河区の男(20)=事件当時(19)=の初公判が21日、静岡地裁(国井恒志裁判官)で開かれ、男は起訴内容を認めた。 検察側は冒頭陳述などで、男が運転免許を取得したことがなかったと指摘。乗用車は当初友人が運転していたが、途中で交代した男が、前照灯を消してフォグランプのみ点灯した状態で、前方左右を注視せず、安全確認が不十分なまま時速35~40キロで漫然と走行していたと述べた。路上に男性を見つけて急ブレーキをかけ
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「おいしい!プロジェクト」10年ぶり活動再開 嚥下障害予防 焼津の有志が力
食べ物を飲み込むことが難しくなる「嚥下(えんげ)障害」の予防に取り組んできた焼津市内の有志でつくる「おいしい!プロジェクト」が、約10年ぶりに活動を再開した。保健師や言語聴覚士らに加え、地元の食品会社が参加。口腔(こうくう)機能を強化する体操を実践するほか、飲み込みやすい食品を紹介し、介護予防の観点から自らの口で食べ続ける重要性を訴えていく。 同プロジェクトは2006年に発足した。嚥下障害予防を目的に考案した「あいうえお体操」を指導したり、飲み込みやすい嚥下食を開発したりしてきた。メンバー各自の所属部署が変わるなどの事情から近年は活動休止状態だったが、メンバーの市職員が一人暮らしの高齢者
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力士に合わせ元気よく 焼津の少年相撲教室に40人 そんきょの姿勢や四股…基本練習
焼津市の焼津体育館などで20日、市少年相撲教室が開かれた。小学生約40人が参加し、2人の力士から相撲の基本動作を学んだり、相撲の動きを取り入れたトレーニングで体を動かしたりして、国技の魅力に触れた。 荒磯親方と琴大龍、琴太豪が指導役として参加。児童たちは力士に合わせて、そんきょの姿勢やちりちょうず、四股といった基本動作を実践した。 NIKEのトレーナー桑野東萌さんが考案した「スモウインスパイアトレーニング」も実施。子どもたちは保護者も一緒に、軽快な音楽に合わせて、四股やすり足、開脚や脇を締めるなどの動きで汗を流した。 参加者は「疲れが取れた」「家でも簡単にできそう」などと感想を述べた
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魚の残さ“リサイクル” 半世紀前からSDGS実践 見学受け入れ本格化 焼津の飼料製造会社
焼津市田尻の飼料製造業「焼津ミール」が古くからSDGs(持続可能な開発目標)を実践していた企業として、関係者の間で注目を集めている。1965年の設立当時から、本来は捨てられる魚の残さを原料に、飼料や肥料、油を製造している。昨年末にホームページを設けて事業内容を発信したところ、中学校や高校、大学などから問い合わせが相次いだ。魚の町のリサイクルを発信しようと、今年から施設見学の受け入れを本格化した。 同社は焼津市や静岡市清水区、御前崎市に立地する水産加工会社や鮮魚店が廃棄するカツオ、マグロなどの頭、尾、骨といった残さを専用の車両で回収。同社工場に運び入れた後、砕いて加熱し絞るなどして飼料用魚
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大自在(8月20日)「信念を貫く」
SBSテレビで放送されている日曜劇場「VIVANT」。阿部寛さん演じる警視庁公安部の捜査官を補佐する「ドラム」さんの存在が気になって仕方ない。長身の阿部さんと対照的なずんぐりむっくりで、スマホの音声翻訳を使いこなすあの人である。 元力士の富栄[とみさかえ]ドラムさん。現役時代は富栄のしこ名で幕下6枚目が最高位。100キロ超の体重で連続バック転をこなす運動神経と陽気な性格を生かし、引退後はユーチューバー、俳優として活動する。 所属した伊勢ケ浜部屋では、横綱日馬富士らの付き人もしたという。同部屋の翠富士(焼津市出身)や熱海富士(熱海市出身)は、第二の人生で活躍する兄弟子に刺激を受けたことだろ
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「焼津温泉に投票を」 総選挙5連覇へPR
JR焼津駅南口駅前広場(焼津市栄町)で18日、全国の温泉地を対象にした人気投票「温泉総選挙2023」にエントリーしている「焼津温泉」に投票を呼びかけるキャンペーンを実施した。リフレッシュ部門で5連覇を目指し、市のPR役やいづマリンレディらがチラシを配布し、支援を訴えた。 キャンペーンには、焼津温泉協議会の会員や市観光協会職員、市職員に加え、市のマスコットキャラクター「やいちゃん」も参加し、「目指せ5連覇」と書かれたメッセージボードを掲げながら、駅の利用者に温泉をPRするチラシを配った。受け取った市民からは「応援しています」「頑張って」との声が上がった。 温泉総選挙の投票は10月26日まで行わ
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平和への思い絵画やキルトで表現 20日まで展示イベント 静岡・葵区
核兵器廃絶や世界平和を訴える「ピースフェスティバル」(静岡YWCA主催)が20日まで、静岡市葵区のアイセル21で開かれている。 原爆投下による広島市内の惨状を原爆被害者が描いた絵画30点や、平和への思いと憲法前文などをキルトで表現した「ピースタペストリー」が並ぶ。米国が太平洋のビキニ環礁で行った水爆実験で焼津市の漁船が被ばくした「第五福竜丸事件」を説明するパネルも展示している。 同YWCA運営委員の宮本真里さん(52)=同区=は「次世代が核被害に遭わないよう、作品を通して平和を考えるきっかけにしてほしい」と話した。 19日午後1時半からは、焼津高演劇部が、第五福竜丸元船長の久保山愛吉さ
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焼津市、近ツーと和解 過大請求4258万円返還契約
近畿日本ツーリストが新型コロナウイルスワクチン接種コールセンター事業で焼津市など委託元の自治体に過大請求していた問題で、同社が同市に過大請求額を返還する和解契約を結んだことが17日、明らかになった。 市によると、契約は1日に専決処分で締結した。同社の返還額は確定した過大請求額約4258万円に年3%の遅延利息を加算した金額。10日に返還された。市は市議会9月定例会に和解議案を提出する。
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焼津駅周辺マップ 本年度版発行 海鮮、カフェ59店掲載 市観光協
焼津市観光協会はJR焼津駅周辺の飲食店を紹介するマップの本年度版を発行した。同駅から市役所、焼津内港のエリアにある海鮮、カフェ、居酒屋など59店舗を地図や写真で紹介。1万部発行し、主に同観光協会(同市栄町)、焼津さかなセンター(同市八楠)で配布している。 マップは21年度から作製していて今回第3弾を数える。本年度版は掲載店舗を初年度より7店舗増加。最近オープンした洋食、バー、カフェの3店舗が新たに加わっている。 JR焼津駅周辺の地図に、店舗の位置をジャンル別に色分けして落とし込み、行き方を分かりやすく紹介。さらに、観光協会の会員店舗はお薦めメニューの情報に写真を付けて掲載している。
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家康関連の神社や寺で「縁珠」集めよう 全7種、家紋など絵柄入り
徳川家康とゆかりのある県中部の神社や寺、城を象徴する家紋や御朱印を記した「縁珠(ゆかりだま)」が静岡市など計7カ所で発売されている。縁珠とこれらをつなぐ「縁紐(ゆかりひも)」が一つずつ置かれていて、施設を訪ねながら集め、1本に完成させていく。来年1月末まで。 縁珠と縁紐を販売しているのは久能山東照宮(静岡市駿河区)、清見寺(静岡市清水区)、駿府城公園(静岡市葵区)、静岡浅間神社(同)、焼津神社(焼津市)、史跡田中城下屋敷(藤枝市)、富士山本宮(富士宮市)。縁紐は田中城は藤色、久能山東照宮は紫色といったように各施設の特徴と合わせた色を用意した。 縁珠は直径15ミリの木製で両側にそれぞれの
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⚽SBS杯国際ユースサッカー 未来のスターを発掘 杉本真子アナ【SBSマイクリレー】
みなさんはじめまして。今年4月に静岡放送(SBS)に入社しました新人アナウンサーの杉本真子です。焼津市出身です。私は体を動かすことがとにかく好きでダンスを10年近く続けていました。 私の家族は清水エスパルスの大ファンで日本平へ足しげく通っています。私自身も静岡サッカーをずっと応援してきました。2014年、清水のJ1残留に向けて、チーム、サポーターが一丸となった川崎戦での村田和哉選手の強烈なゴールが、今も深く印象に残っています。当時の愛読書は「Jリーグ選手名鑑」でした。今も実家の本棚には何年分かの名鑑が並んでいます。 そんな私の入社後、初のサッカーの仕事が今日(17日)から始まるSBSカッ
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平和の尊さかみしめ 終戦の日、静岡県中部各地で追悼式典【戦後78年 しずおか】
終戦の日の15日、県中部の各市町で戦没者を追悼する式典が行われた。市民や遺族らが出席し、戦争の悲惨さや平和の尊さをかみしめた。 島田市、平和願い活動 高校生が発表 活動を報告する高校生委員=島田市のプラザおおるり 島田市平和祈念式典(市平和祈念事業実行委主催)が15日、同市のプラザおおるりで行われた。運営に携わった市内の高校生が、平和への願いを込めて実施した活動の内容を報告した。 高校生委員として島田高と島田商業高の生徒6人が参加し、原爆ドーム(広島市)の保存活動に浄財を寄付する「募金ガチャ」などを企画した。ガチャガチャには平和をテーマにした缶バッジやステッカーを詰めた。2年連続
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日常の「平和」表現作品 焼津市が募集 11月まで
焼津市は11月17日まで第8回焼津平和文化賞の作品を募集している。日常の暮らしの中で平和を感じる瞬間や平和を表現した作品を募る。 テーマは「私が考える平和」「身近で感じた平和」「地域と平和」「平和へのメッセージ」など。作品部門に文字による表現、絵画、写真を設けた。 応募資格は市内在住者▽市内に通勤・通学している▽市内の団体・サークルで活動している▽市出身者のいずれかに該当する人。「一般の部」「中学生・高校生の部」に分けて審査し、作品部門ごとに最優秀賞1点、優秀賞2点を選考する。 表彰式と作品展示会は来年2月中旬に開催する予定。
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オーストラリアでの⚽交流楽しみ 焼津の中学生、奮闘誓い猛練習
焼津市在住の中学生が20日からサッカー交流事業で姉妹都市オーストラリア・ホバート市を訪れる。現地のクラブチームと対戦したり、同市やシドニーといった都市を観光したりして、スポーツを通じて交流を深める。参加生徒は6月ごろから週1回集まり、試合形式の実践練習で異国での勝負に備える。 参加するのは同市在住でサッカー部やサッカークラブに所属する中学生26人。中学生のサッカー国際交流事業は市サッカー協会主催で行う。2016年度、18年度、メルボルンで実施したが、その後コロナ禍の影響で途絶えていた。ホバート市への遠征は初めて。 生徒たちは20日から25日まで、同世代の子どもたちが所属する現地クラブチ
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焼津市「こども家庭センター」開所 妊娠から子育て、相談支援
妊産婦、子育て世帯、子どもの相談支援を担う焼津市の「こども家庭センター」の開所式が14日、市役所アトレ庁舎(同市本町5丁目)で行われた。児童福祉と母子保健に精通する専門スタッフを配置し、妊娠期から子育て期まできめ細やかな相談支援体制を整えた。 同センターは改正児童福祉法で2024年4月から各自治体に設置が努力義務化される。市はこれに先立ち、センター設置に踏み切った。保健師や助産師、社会福祉士、保育士など専門スタッフ52人が常駐し、子育て全般や子どもの発達、母子の健康といった困り事についての相談に応じる。 同庁舎1階を「母と子の健康」、2階を「子どもの相談」としたコーナーを設置。同一施設に
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強制わいせつ罪で元焼津市議起訴 静岡地検
静岡地検は14日、強制わいせつ罪で焼津市保福島、元焼津市議の容疑者(55)を静岡地裁に起訴した。 起訴状などによると、被告は6月9日午前、自宅で、マッサージを装って10代女性にわいせつな行為をしたとされる。被告は2019年の焼津市議選に無所属で立候補して当選し、2期目を目指した今年2月の市議選で落選した。
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神輿渡御 若衆ら勇ましく 「東海一の荒祭り」焼津神社大祭
東海一の荒祭りとも称される焼津神社大祭は最終日の13日、神輿(みこし)を担いで市街を練り歩く「神輿渡御」を焼津市内で実施した。新型コロナの影響で取りやめていた通常方式が4年ぶりに復活した。 社殿から境内に2基の神輿を運び出し、白装束の若い祭り衆が上下に揺らしながら担いだ。「アンエットン」という伝統のかけ声を発し、砂煙を上げながら勇壮な練りを繰り広げた。 国選択・県指定無形民俗文化財「獅子木遣(や)り」の手古舞衣装の少女や、猿田彦ら神役の先導で街中に繰り出した。市内4カ所の御旅所を巡りながら、夜に神社に戻った。 神輿渡御は新型コロナの影響で2020年、21年と中止。22年は実施したが、
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LINEクーポン 18日から配信開始 焼津市
焼津市は18日から、市のLINE(ライン)公式アカウントから割引クーポンを配信するキャンペーン第4弾を実施する。飲食店や物販など約280店舗が参加。LINEの友だち登録15万人突破を記念するとともに、エネルギー価格高騰の影響を受ける市民の生活支援を図ろうと企画した。27日まで。 500円割引クーポン、千円割引クーポンをそれぞれ1回利用できる。同一店舗の利用は1回まで。市公式LINEから専用サイトに入り、対象店舗に備え付けのQRコードを読み込むと、クーポンを利用できる。
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大井川焼津線ダイヤ改正 焼津市バス 経路変更で時短
焼津市の自主運行バス「大井川焼津線」は今月からダイヤを改正し、運行している。経路の一部を変更することで、JR焼津駅から市役所大井川庁舎までの到着時間が約10分間短縮された。停留所も2カ所新設し、利便性の向上を図った。 同線はJR焼津駅から市立総合病院、大井川地区東部を経由し、市役所大井川庁舎まで約20キロを結ぶ。変更した経路上にあった「グランリバー前」「港湾会館前」「水産加工センター」など5カ所の停留所は、デマンド型乗合タクシー「くるりん号」の停留所として継続使用する。 さらに、大井川港漁業協同組合付近に「大井川港」、廃止する水産加工センターの代替で「市営住宅前」の停留所を新設した。
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研究員の仕事体験 昆虫標本を分類 静岡で中高生向け講座
静岡市駿河区のふじのくに地球環境史ミュージアムでこのほど、研究員や学芸員の仕事に興味のある中高生に向けた体験講座が開かれた。 研究の楽しさを知ってもらおうと同ミュージアムが昨年から始め、今年は県内各地から6人が参加した。同ミュージアムの研究員から仕事の内容について説明を受け、通常は見られないバックヤードを見学。保管されている未整理の昆虫標本を分類する実習を体験した。顕微鏡や虫眼鏡を使いながら標本を観察し、図鑑を参考に「ハチ目」「ハエ目」などに分類した。 焼津市から参加した中学3年の橋本大和さんは「昆虫標本についてここまで詳しく学ぶのは初めて。好きな虫を職業にすることへの理解を深めたい」と話し
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元気に泣いて 神ころがし 「アンエットン」かけ声響く 焼津神社 4年ぶり従来方式
焼津市焼津2丁目の焼津神社で12日、子どもの健やかな成長を願う神事「神ころがし」が行われた。新型コロナの影響で取りやめていた従来方式が4年ぶりに復活した。 神ころがしは国選択無形民俗文化財で、幼児の体を回転させて泣き声が大きいほど元気に育つといわれている。今回は従来方式とともに、昨年導入した「神揺乃帆(かみゆりのほ)」と呼ばれる布に子どもを乗せて揺らす方式と併用して実施した。 氏子総代の男衆2人一組が「アンエットン」と独特なかけ声とともに、子どもを揺らした。焼津市の吉田侑史君(1)は昨年布を使った方式で神ころがしを受けたが、従来方式の復活を知った両親が再び連れてきた。4歳の兄も従来方式を
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祭りで活気の港町 満喫 焼津でガイドウオーク
焼津市は12日、自主運行バスを利用したガイドウオークを開いた。参加者は「浜通り」沿いのバス停を起点に市街地を巡りながら、大祭期間中の焼津神社で執り行われている神事を鑑賞するなどして、従来型の祭り復活でにぎわう港町を堪能した。 参加者はJR焼津駅から自主運行バスに乗って横町バス停で下車。大祭で町中を練り歩くみこしが立ち寄る「御旅所」や史跡を巡りながら、約2キロの道を歩いて焼津神社へ向かった。 神社の境内では「アンエットン」という男衆のかけ声が響き渡る中、やいづ観光案内人の会のボランティアガイドで高校2年生の山口紗桜さんがオリジナルのパネルを使って、神社の成り立ちや参拝の仕方について解説した。
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焼津カツオのドッグフード 長期保存可能、塩分も配慮 老舗なまり節店が第2弾
焼津市城之腰の老舗カツオのなまり節専門店「川直」が焼津港で水揚げしたカツオを使ったドッグフードを開発した。犬の健康に配慮し、塩分が比較的少ないとされる一本釣りのカツオを使用。レトルト加工を採用することで、商品を長持ちさせることに成功した。企業プロジェクトの応援購入サービスサイト「マクアケ」で30日まで先行販売している。 商品名は「わんこのかつおくん」。昨年秋にキャットフード「ねこのかつおくん」を販売したところ、ユーザーからドッグフード開発の要望が多数寄せられたため、第2弾投入に踏み切った。 「わんこ」では塩分に敏感なペットユーザーの要望に応え、材料を「ねこ」で使っていた巻き網で取ったカツ
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ふるさと納税で焼津市に寄付 KDDI中部総支社
KDDI中部総支社(名古屋市)は10日、企業版ふるさと納税を活用して焼津市に寄付した。寄付金はターントクルこども館(同市栄町)を核にした子育て支援事業に充てる。 同こども館で行われた贈呈式では同総支社の嶋崎敏光総支社長が、杉山佳丈こども未来部長に目録を手渡した。嶋崎総支社長はこども館について「地域に密着して、文化歴史を大事にしている」と感想を述べた。杉山部長は「思いに応えられるように大切に使いたい」と寄付金の使途について語った。
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消防士なりませんか 藤枝消防署で大学生が職業体験
志太消防本部は10日、大学生に職業体験してもらうインターンシップを藤枝市の藤枝消防署で実施した。静岡県内外の大学に通う3、4年生11人が参加し、消防の仕事への理解を深めた。 オレンジ色の救助服とヘルメット、安全帯を着装した学生は消防隊員の補助を受け、はしご車に搭乗。地上約36メートルでの活動の緊張感を体感した。建物間に張った高さ約12メートルのロープを渡る訓練や放水、消火器の使い方も体験した。 大学生対象のインターンシップは9日から始まり、学生は自動体外式除細動器(AED)を使った応急手当ての訓練を行ったり、焼津市消防防災センターで119番を受信する情報指令課などを見学したりした。 唯
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東海大会出場「金賞を」 焼津市民吹奏楽団長 市長に報告
焼津市民吹奏楽団の志村博之団長がこのほど、焼津市役所に中野弘道市長を訪ね、9月3日開催の東海吹奏楽コンクールに県代表として出場することを報告した。 同楽団は7月16日に開かれた県吹奏楽コンクールの職場一般の部で金賞を受賞し、東海大会への出場切符を獲得した。同大会出場は通算6回目。 志村団長はこれまでの支援に感謝を示すとともに「東海大会での金賞が一つの目標」と語った。中野市長は志村団長の指導をたたえ、「楽しみにしている」と激励した。
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愛と平和考える 子ども向け100冊 裾野・鈴木図書館
裾野市立鈴木図書館で27日まで、「あいとへいわ展」が開かれている。愛と平和について考える子ども向けの小説や歴史書、絵本など約100冊を並べ、貸し出している。 親子づれや子どもの来館が増える夏休みに合わせ、同図書館で活動するボランティア団体「きいろいつばさ」が中心になって企画した。いま読んでほしい図書として、米国のビキニ水爆実験で被ばくした焼津市のマグロ漁船を描いた「ぼくのみたもの第五福竜丸のおはなし」、原爆の悲劇を語り継ぐ不朽の名作「ふたりのイーダ」、井上ひさしの「子どもにつたえる日本国憲法」などを選んだ。 同じ時間軸を生きるさまざまな境遇の子どもの姿を描いた「ぼくがラーメンたべてるとき」を
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焼津海上花火 秋以降に延期 台風接近のため
焼津海上花火大会実行委員会は9日、焼津市の焼津漁港新港地区で14日に開催する予定の同花火大会について、開催時期を秋以降に延期すると発表した。台風7号接近に伴い、荒天が予想されるため決定した。
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ハラール対応で新工場 水産加工品イスラム圏へ出荷 いまる井川商店(焼津)
水産加工業「いまる井川商店」(焼津市)は、東南アジアや中東の販路開拓に注力している。ハラール(イスラム教の戒律)認証対応の工場を稼働させて漬け魚や切り身の生産態勢を整え、現地の日系量販店や飲食店への出荷を本格化させた。イスラム圏での日本食人気を追い風に商機取り込みを図る。 同社は国内大手スーパーや外食産業などに漬け魚や総菜、切り身を出荷する。国内市場が頭打ちとなる中、2017年ごろから海外輸出や訪日外国人(インバウンド)の需要に着目。アルコール不使用の調味料や製造工程の研究を重ねて2022年、ハラール認証付きの工場を建設した。地上2階建てで、低温冷蔵設備や真空包装装置などをそろえる。
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焼津市「さかな文化」観光地化 観光庁採択 16事業者、施設改修活用
焼津市観光協会は9日、策定した地域計画が観光庁の「地域一体となった観光地・観光産業の再生・高付加価値化事業」に採択されたことを明らかにした。市内16事業者が補助金を活用し、遊休施設や既存の施設を活用して、焼津ならではの「さかな文化」を体験できる観光地化を目指す。 地域計画は市観光協会が焼津市、しずおか焼津信用金庫などと連携して策定した。対象の施設はホテル、水産加工会社などが所有する焼津港エリアを中心に立地する17カ所。例えば、水産加工会社は使用していない状態の店舗を解体し、体験型施設に転換する。港に立地する別の水産加工会社は施設を改修して、観光客向けの食材販売コーナーを設置。市内のホテルで
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焼津IC周辺の市道 整備促進へ予算要望 市長、国交副大臣に
焼津市の中野弘道市長は9日、国土交通省で豊田俊郎副大臣と面会し、東名高速道焼津インターチェンジ(IC)周辺の市道整備促進へ予算確保を要望した。 県による焼津広幡線の四車線化に合わせ、産業活動や市民生活の向上のために周辺の市道整備を進めていると説明。2024年度当初予算での措置に加え、国土強靱化(きょうじんか)5カ年加速化対策が終了する25年度末以降も財源を維持していくよう訴えた。中野市長によると、豊田氏は「しっかりやっていく」などと応じたという。 焼津第7自治会の松田隆行会長らも同行し、自民党の井林辰憲氏(衆院静岡2区)と若林洋平氏(参院静岡選挙区)が同席した。
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12施設で使えるチケット配布 焼津市 65歳以上の市民対象
焼津市は高齢者を対象に市内12カ所の施設で使えるチケットを配布する。コロナ禍の影響で閉じこもりがちとなっている高齢者が出かけるきっかけになればと企画した。今月末まで申し込みを受け付けている。対象者は65歳以上の市民。施設ごとに使えるチケット計8枚を1セットにして配る。ディスカバリーパーク焼津の天文科学館や水夢館、ターントクルこども館、アクアスやいづをはじめ、市内の温泉施設、市総合福祉会館と大井川福祉センターの入浴施設などの施設で使用すると、利用料が無料か割引となる。 高齢者が立ち寄る頻度が高かったり、子ども連れで行けそうだったりする有料施設を対象に選んだ。市地域包括ケア推進課の担当者は、チ
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消防ホース握り水圧体感 焼津で志太消防本部教室 小学生、煙の中避難訓練も
志太消防本部は8日、少年消防クラブ夏季教室を焼津市の市消防防災センターで開いた。新型コロナウイルス禍の影響で4年ぶりの実施。市内の小学4年から6年までの児童21人が参加し、訓練の体験を通じて消防の仕事を学んだ。 児童は消防隊員の補助を受けて放水を体験した。放水時の反動に負けないよう、左足を前に出して体重をかけ、体を安定させた。濃煙迷路体験室で無害の煙をたき、視界が悪い状況で外に避難する訓練にも挑戦。ハンカチで口を押さえ、低い姿勢で出口を探した。 防火衣を着装して記念撮影したり、はしご車や救急車といった車両を見学したりして楽しんだ。119番を受信する情報指令課や災害対策本部室など庁舎内も訪
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24年春に花博20周年 浜名湖ガーデンパーク 国際庭園エリア再整備へ ネパール出身 ナレスさん(焼津)助言
来春の浜名湖花博20周年記念事業の一環として、静岡県や市などでつくる実行委員会は会場の一つとなる浜松市西区の浜名湖ガーデンパークの国際庭園エリアを再整備する計画を進めている。8日にはエリア内ネパール庭園の魅力向上に向け、同国出身で、ふじのくに親善大使のマハラジャン・ナレスさん(50)=焼津市=を現地に招いて助言を受けた。 再整備するのは、2004年の浜名湖花博終了後から、現在も保存されているネパールや韓国、インドネシアなどアジアゾーンの庭園が中心。このほか、日本庭園を新設する予定。 ネパール庭園は、木やれんがを使用した休憩所「パルツァ」や仏教の平和のシンボル「サンティディプ」など同国の文
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魚河岸シャツでゲストお出迎え 焼津RC例会
焼津市の焼津ロータリークラブはこのほど、市内ホテルで開いた例会で、ご当地シャツ「魚河岸シャツ」を着用した。同クラブの例会では初。深沢英雄会長は「焼津の文化を組織全体で発信したい」と狙いを語る。 この日の例会には、静岡、山梨両県のロータリークラブを統括するガバナー中村皇積さんが訪れ、参加者のほとんどが地元おなじみのシャツ姿で出迎えた。浜松ハーモニーロータリークラブに所属する中村さんもシャツに袖を通し、会場全体は港町らしい雰囲気に包まれた。
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藤枝特支焼津分校にユニホームを贈呈 焼津LC
焼津ライオンズクラブはこのほど、藤枝特別支援学校焼津分校(焼津市焼津5丁目)の生徒たちでつくるフットサルチームに新しいユニホームを贈呈した。生徒たちは名古屋市内で開かれた全国特別支援学校フットサル大会の東海地区大会(日本ライオンズ主催)に真新しいユニホームに袖を通して臨んだ。 焼津市内で行われた贈呈式には、同分校の杉山晴美副校長と選手らが出席した。ユニホームを受け取った生徒たちは「皆さんの応援を力に変えて精いっぱいプレーしたい」とお礼を述べた。
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高齢者 ダンスで一汗 焼津の施設 地域協力隊 花田さん指導
焼津市田尻北の特別養護老人ホームつばさで4日、ブレイクダンス教室が開かれた。利用者は講師を務めた市地域おこし協力隊の花田光陽さんと一緒に、手足を動かして、ブレイクダンスの動作を実践した。 花田さんは最初にブレイクダンスの歴史や四つの動きで構成されていることを紹介。ウインドミルと呼ばれる大技を披露した。その後、利用者と一緒にトップロック、ハンドウエーブと呼ばれるブレイクダンスの動きを実践した。 利用者は花田さんに合わせて、手を伸ばし何かをつかんで下に捨てるといった動作を繰り返すことで、リズムに乗ったダンスを行った。うまくできないとためらう利用者に花田さんは「完璧でない動きが個性となり、かっこよ
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閉店のビッグモーター焼津店前 街路樹枯れ 県が伐採
中古車販売大手ビッグモーター(東京)の閉店した焼津店(焼津市八楠)前にあった街路樹が枯れていたため、道路を管理する静岡県島田土木事務所が伐採していたことが、4日までに関係者への取材で分かった。 関係者によると、伐採したのは店舗前の国道150号沿いに植栽されていた樹木1本。樹勢が弱っていたことから、2022年1月に伐採したという。伐採した樹木の周囲の低木には異常は確認されなかった。伐採時、同社焼津店は既に閉店していた。現在は飲食店が営業している。 伐採した理由について、県は「倒木の恐れがあるため」としている。土壌調査を行う予定はないという。
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給食作り疑似体験 小中生大変さ実感 焼津「残さず食べたい」
焼津市大島の市学校給食センターで3日、小中学生と保護者を対象にした施設見学会が開かれた。児童たちは回転釜やフライヤーといった調理器具で作業の疑似体験を楽しみながら、学校給食に理解を深めた。 親子連れ約40人が参加した。センター職員の説明を受けながら、調理場を見学し、一部の機器では食材に見立てた紙やボールを使って、ひっくり返したり、すくったりして、調理工程を体験した。参加した児童の一人は給食作りの大変さを実感し「これからは残さずに食べるように頑張りたい」と感想を述べた。 見学会は2014年度から夏休みに合わせて開催し、本年度で8回目。20、21年度はコロナ禍の影響で中止していた。センターでは市
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学生が「藤枝情報」発信 市広報課でインターン
藤枝市は4日、大学生が市役所の仕事を学ぶインターンシップを市内で開き、県内外の学生3人が広報課の業務を体験した。 参加したのは名城大3年の松尾蒼生さん(20)=焼津市出身=と静岡大3年の谷坂佳祐さん(21)=島田市出身=、静岡産業大3年の伊藤信治さん(21)=静岡市葵区出身=。松尾さんと谷坂さんは藤枝東高を卒業し、伊藤さんは藤枝のキャンパスに通う。藤枝の魅力向上や活性化を目指して情報発信したいという理由で参加した。 学生は広報課職員の指導を受けながら、市内各地で取材活動に励んだ。同市時ケ谷の二ツ池では、8月末まで見頃を迎えているハスを動画で撮影。市梨業振興会の大石幸男会長を訪ね、藤枝特産のブ
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バリアフリー絵本展 静岡福祉大、藤枝の図書館と開催 子どもたち笑顔に
静岡福祉大(焼津市)のバリアフリー文庫が所蔵する「バリアフリー絵本展」が27日まで、藤枝市立駅南図書館で開かれている。同大と同図書館の連携事業の一環。布絵本作りの先駆者といわれる「ふきのとう文庫」(札幌市)と、布絵本作家山本敬子さん(島田市)の作品計30点が並ぶ。 布絵本は視覚、知的障害で絵本を読めない子どもたちが触って楽しめるよう、ボタンやひもなどを使って工夫されている。ふきのとう文庫からは動物や虫、果物の作品が展示され、文字がなくても理解できる温かみのある本がそろった。 山本さんは「ちょうちょう」や「うさぎ」といった童謡を題材にした。同大の学生と共同製作した「ドライブ」は開くと車や弁
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税金の大切さ 親子で学ぶ 焼津 藤枝法人会女性部会、税務署
藤枝法人会女性部会と藤枝税務署は3日、夏休み親子税金教室を焼津市三ケ名の焼津文化会館で開いた。焼津、藤枝両市の小学生親子約70人が参加し、税金の使い道や集める仕組みを学んだ。 講師を務めた藤枝税務署職員が買い物して支払った消費税がどのように流れていくかについて、イラスト入りのマグネットを使って解説した。参加者は税金に関するクイズに挑戦し、救急車の搬送が有料の国があることを伝えると、驚きの声が上がった。 1億円のレプリカが入ったジュラルミンケースを持って、重みを体験したり、税金がなくなる社会を描いたアニメを鑑賞したりして、税やお金の大切さを学んだ。
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浜言葉で聞く焼津人情 音声、動画 HPで公開 冊子デジタル化、静岡精華学園が寄贈
焼津市の方言「浜言葉」を集めた冊子の内容がデジタル化され、3日から市歴史民俗資料館のホームページで公開されている。文章はもとより、音声や動画を通じて、港町らしい言葉を学びながら、楽しむことができる。 公開したのは2017年に刊行した「人情を今に伝える 焼津の浜言葉」。焼津の浜言葉を遺(のこ)す会会長を務めた故・長谷川寅吉さんの編著で、静岡精華学園が運営する静岡福祉大が出版した。冊子は関係者に配布され、焼津図書館に置かれているが、貸し出しはしていない。同学園が浜言葉を多くの人に知ってほしいという思いから、デジタル版を市に寄贈した。 冊子での本文に加え、付属のCDに収録された浜言葉を駆使した交通
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B1三遠選手とバスケ 浜松で児童向け体験会
サーラグループとバスケットボール男子Bリーグ1部(B1)・三遠ネオフェニックスはこのほど、浜松市浜北区のサーラグリーンアリーナで、小学生向けのバスケットボール体験会を開いた。 県内外の小学生約150人が、1~3年と4~6年に分かれて参加した。児童は三遠の兪龍海選手と山内盛久選手から手ほどきを受けてフリースローに挑戦し、選手2人と児童5~7人でミニゲームを行った。 焼津市立大井川東小5年の安本暖生君は「ミニゲームでディフェンスができて、楽しかった」と笑顔を見せた。山内選手は「ボールに恐怖心を持たず、とても元気に楽しんでくれた。プロとして、バスケをやっている意義を再確認できた」と話した。
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“世界一高い”「ガチャ」山頂に出現 富士宮市が今夏設置 登頂の記念、土産にも【富士山臨時支局】
富士山頂に今夏、標高が“世界一高い”カプセル玩具販売機「ガチャガチャ」がお目見えした。富士宮市公認の「宮ガチャ」で、富士山をあしらった特製キーホルダーが手に入る。多くの登山者が登頂の記念にと、中身を楽しみにガチャを回している。 市は開山日の7月10日から、山頂の山小屋「頂上富士館」の土産コーナーの一画にガチャガチャを設置した。カプセルは山小屋の物資用ブルドーザーに載せて逐次補充する。 1回500円で、キーホルダーは全100種類。表面は4種類で市公認キャラクター「さくやちゃん」と頂上富士館の「ぐうすけ」が「富士山の山頂に行ってきました」と証明してくれる。裏面は25
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焼津市 職員対象ワークショップ 「子育て・教育」「産業・観光」… 地域課題 ITでどう解決? スマートシティ実現へ
焼津市は1日、デジタルを活用した市民サービスについてアイデアを出し合う職員対象のワークショップを市役所で開いた。各部署から選抜された33人の職員が政策テーマごとに分かれて、それぞれの課題を洗い出し、デジタルでの解決策を話し合った。提案内容は、年内をめどに策定中のスマートシティ推進方針に反映する。 参加した職員は「子育て・教育」「産業・観光」といった市総合計画第2期基本計画で掲げた6政策ごとに、スマートシティの中で目指すべき理想像を掲げ、それを実現するためのサービスのアイデアを出し合った。 「防災・都市・環境」のグループは、困っている人とそれをサポートできる人をマッチングする地図アプリについて
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お見事! 小6で英検2級に合格 前年不合格 入念対策実る 焼津の中島柚香さん
焼津市の小学6年生中島柚香さん(11)が高校卒業レベルに匹敵する英検2級に合格した。5年生で受検した時は筆記問題でつまずき不合格。1年間過去問やドリルで対策を施して今夏再挑戦し、悲願を達成した。 柚香さんは自宅で英語教室を開く母親の影響で、幼い頃から家庭内では英語と日本語双方で会話するのが習慣だった。最初は日本語で返答することが多かったが、いつしか英語の頻度が増えてきたという。英語に慣れてきたところで小3の時に3級に合格。4年で準2級を取得した。 5年の時に臨んだ2級の試験では、インターネット選挙の是非について英語で記す設問を解こうとするも、前知識がなかったため得点できなかった。こうし
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「ゼロカーボンシティ」実現へ 焼津市が協議会 団体代表らに委嘱状
焼津市が掲げる二酸化炭素(CO2)排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」実現に向けた協議会の設立総会がこのほど、市役所で開かれた。委員として参加する市内団体の代表らに、中野弘道市長から委嘱状が交付された。 協議会には市自治会連合会、焼津商工会議所、大井川商工会、JA大井川、焼津漁業協同組合、市観光協会などの代表が委員として参加している。総会では、事務局が環境基本計画や地球温暖化関連の実行計画、昨年度の温室効果ガス排出量の算定結果、ゼロカーボンシティ実現に向けた事業について説明した。 市は2021年3月に、二酸化炭素(CO2)排出量ゼロを50年までに目指すことを表明している。中野市長
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小中教職員が夏季研究大会 静岡県内各地 焼津では理科
静岡県内の小中学校教職員でつくる県教育研究会の夏季研究大会が2日、始まった。2、3の両日を中心に21研究部の授業実践の発表や講演が県内各地で行われる。 焼津市三ケ名の焼津文化会館で開かれた理科の大会は「夢と感動をもって自然と向き合い、主体的に追究し、科学の世界を広げる理科教育」をテーマに、県中西部の学校の実践例が報告された。 藤枝市立高洲中の伊藤泰希教諭は生徒の疑問点を元に授業を展開したり、専門用語の解説をせず、実験を通してそれぞれが自分の言葉で表現できるように導いたりしたことを紹介した。アンケートで授業に意欲的に取り組む生徒が増えた一方、難しさを感じると答えた生徒もいたため配慮が必要と
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 7月27日はクロダイやメジナ、シロギス、ハゼ、ベラ、アジ、タカベなど。29日は小ムツや小イサキ、小アジ、小メジナ、サンバソウ(イシダイの幼魚)、スズメダイなど。30日はイシガキダイや小メジナ、小アジ、小イサキ、サンバソウ、ベラなどが釣れた。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東や川奈周辺はシロギス狙いの投げ釣りの好シーズン。メゴチも釣れる。できるだけ遠投してポイントを探る。夕方以降は毒があるゴンズイも釣れるため要注意。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 7月26日夜の沼津沖船釣りは70~90セ
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「大漁釣守」にアジ登場 シリーズ10作目 焼津・那閉神社で限定販売
焼津市浜当目の那閉(なへ)神社は釣り人の大漁を祈願したお守り「大漁釣守」の種類にアジの絵柄を加え、数量限定で販売する。2019年から始まったシリーズは今回の絵柄で限定品を含めて10種類目になる。 今回のアジは明るい黄金色の「昼釣り用」、濃い青色の「夜釣り用」と2種類制作した。通常のアジに加え、めったに釣れないアジの中でも最大サイズの「ロウニンアジ」が描かれている。角度によって光る工夫も施されている。 大漁釣守シリーズは、駿河湾で釣れる魚をコンセプトに、常時販売しているカツオ、タイ、イカの3種類に加えて、ブリ、ヒラメ、タチウオといった期間限定品を制作してきた。オリジナルのデザインが、釣り人
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親子でゲット!“焼津カード” 5枚目は「シークレット」 市役所若手職員が企画
焼津市内の観光スポットに置かれたカードを収集するイベントが1日、始まった。ターントクルこども館など4施設を周遊しながらカードを集め、ゴールの市観光協会に向かうと5枚目のシークレットカードを入手することができる。9月30日まで。 企画したのは市役所若手職員でつくる「市役所若者倶楽部」のグループ。昨年度好評だったことから内容を少しだけ変更して実施する。昨年度実施分を分析したところ、家族層の利用者が多かったことから、今回は配布場所を親子で体験できる施設に絞った。 配布場所はターントクルこども館、市消防防災センター、深層水ミュージアム、焼津小泉八雲記念館、市観光協会。各施設を訪ねると、市内スポ
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企業説明会 留学生どっと 静岡 40社マッチング図る
外国人留学生向けポータルサイトを運営する「AKI」(東京都)は1日、留学生を対象にした合同企業説明会を静岡市内で開催した。採用実績のある地元企業など約40社がブースを構え、来場した県内外の留学生に事業の魅力を伝えた。 同社によると、日本で就職を希望する留学生と、外国人材を求める企業がともに増加傾向にあるという。企業の採用担当者らはそれぞれのブースで事業概要や採用の流れ、求める人物像などを説明し、留学生の質問に応じた。焼津市の水産加工食品メーカー「シーラック」の樋口徹業務部長は「インバウンド需要を取り込みたい。商品開発に外国人の目が必要」と話した。 会場には500人を超える留学生が来場。希望す
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焼津さかなセンター 建て替えなど支援を 商議所が市に要望書
焼津商工会議所は31日、2024年度焼津市行政への要望書を中野弘道市長に提出した。焼津さかなセンターの建て替えに向けた支援、石脇川の治水対策強化といった要望を18項目盛り込んだ。 今回は要望事項全て新規項目。焼津漁港の新港エリアにある市単独用地について「にぎわいを創出できるエリア」として、集客機能を有した利用の検討を求めた。仕入れ価格上昇の影響を受ける水産業者に対する支援策の創設も要望事項として記した。 要望書提出に市役所を訪れた小原照光会頭は焼津さかなセンターの建て替えについて触れ「魚だけではなくいろんな要素を組み合わせた施設にできないだろうか」と持論を述べた。中野市長は「焼津市としてでき
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ノーコードツール 焼津市が8月から業務利用 庁内の仕事効率化
焼津市は8月から対話型人工知能(AI)「Chat(チャット)GPT」と、プログラミングの知識がなくても独自のアプリ開発が可能なノーコードツールの業務利用を試行的に始める。 チャットGPTについては、自身のスマートフォンや市役所内の専用端末で利用できるようにする。利用に先立ち、市は個人情報や非公開情報を入力しないといった注意事項を盛り込んだガイドラインを策定した。使用範囲も盛り込まれていて、文章の要約や翻訳、下書きの作成、アイデアだしなどと定めている。 ノーコードツールについては、民間企業提供の無償プログラムを使用する。具体的な事例として、部署内のエクセルについて、従来は専門知識を有する職
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大井川ジュニア合唱団 ミュージカル20日上演 舞台道具作り急ピッチ ボランティア「子どもの力に」
焼津市の小中学生による大井川ジュニア合唱団が8月20日に上演するミュージカル「オズの魔法使い」で劇中に使用する道具作りが急ピッチで進んでいる。舞台監督を務める山村康夫さんを中心とするボランティアが週末や夜に、山村さんが経営する自動車整備工場(同市利右衛門)に集まり、大道具や小道具の制作に励んでいる。 制作陣は昨年10月ごろから、出来上がった台本を参考に場面ごとに使う道具を作っている。道具の量は「2トントラック3台分」(山村さん)になるという。会場への搬出入や舞台上での入れ替え作業もこなす。作った道具は劇が終わると同時に、一部を残して解体する。子どもたちの発表の場づくりに協力したいと、オリジ
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焼津PORTERS フードコート営業開始 地元なじみの3店
焼津PORTERS(焼津市中港)のフードコートの営業が29日、始まった。地元になじみが深い「やいづキャンプ飯」のアンテナショップ、焼きたてパンのお店「ピーターパン」が手がけるカフェ、水産会社が手がけるおむすび店「こめふく」の3店が出店。初日は大勢の来場客でにぎわった。 フードコートは施設1階部分に開設した。「やいづキャンプ飯」のショップでは、プロジェクトに参加する地元事業者14社の商品を店頭に並べるほか、その中のいくつかの商品を日替わりで提供し、試食できる。おむすび店では、おむすびに削り立てのかつお節をかけ放題のサービスを展開。かつお節は月ごとに違うメーカーの製品を使用する。カフェ「POR
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水上バイク同士衝突、男性重傷 牧之原
30日午後2時5分ごろ、牧之原市相良の海水浴場「さがらサンビーチ」から約30メートルの沖合で、走行中の水上オートバイ同士が衝突した。それぞれ1人が乗船し、焼津市の男性(43)が右大腿(だいたい)骨を折る重傷を負った。 御前崎海上保安署によると、男性が水上オートバイを操縦していたところ、後方から県内在住の50代男性の水上オートバイが衝突したとみられる。2人は知人関係で衝突後、船舶を自力走行させて陸に戻ったという。同署が詳しい原因を調べている。
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「被爆者の声共有したい」 焼津・平和のための戦争展で高校生大使
世界平和や核兵器の廃絶を国内外で訴える高校生平和大使の2人が30日、焼津市本町のふれあいギャラリーで開かれている「焼津・平和のための戦争展」(同実行委員会主催)に出席し、これまでの活動を通じて学んだことを報告し、核兵器のない平和な社会実現のために自らできることを発表した。 発表したのは静岡雙葉高1年の中野愛子さん(16)=焼津市=と清水東高2年の東井上遥華さん(17)=静岡市駿河区=。中野さんは広島原爆被爆者の講演を聴いた経験を踏まえ、「二度と同じ事が起きないためには、事実から学ぶことが大切」と学習の重要性を述べた。被爆者の高齢化を懸念し、「自分たちが(被爆者の)声を集めて正しい知識を共有
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火災対応方針など確認 志太消防本部 大規模倉庫見回り 焼津市
志太消防本部は27日、大規模倉庫の火災に対応する活動方針を盛り込んだ警防計画の現地点検を始めた。11月までに焼津、藤枝両市の倉庫18棟について、消火活動に必要な情報を見て回る。初日はサッポロビール静岡工場(焼津市浜当目)の倉庫で実施した。 焼津消防署、同署東分署の署員ら約20人が、倉庫の外周や内部で、採水口や扉の位置、天井の高さ、荷物の集積場所といった情報を警防計画と照らし合わせながら見て回った。同工場の事務所前では、はしご車を実際に動かし、はしごを伸ばしてゴンドラがどこまで届くかを確認した。 大規模倉庫は大量の可燃物が集積していたり、扉や窓などが少なかったりすることから、一般火災と比べ
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海岸美化に貢献 吉田の団体表彰 葵区、静岡河川事務所
国土交通省静岡河川事務所は27日、河川や海岸の美化活動に尽力した団体に対する表彰式を静岡市葵区の同事務所で開いた。 焼津市から牧之原市まで続く駿河海岸のうち吉田町の住吉工区の清掃に貢献した地域活動支援センター「レタスクラブ」(同町)に、同事務所の阿部聡所長が「中部地方整備局長表彰」の感謝状を伝達した。 同町で就労継続支援施設を運営する同クラブは利用者が約10年間にわたり、近隣の海岸や河川を清掃し続けた功績が評価された。利用者代表の良知教文さん(65)は「きれいな状態だとごみを捨てにくい。海岸をきれいに保つため活動を続けていきたい」と話した。 同表彰は、7月の「河川・海岸愛護月間」に合わせて毎
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空手全国大会「メダル狙う」 小中学生7人、焼津市長に抱負
空手の全国大会に出場する焼津市空手道連盟所属の小中学生7人が27日、市役所に中野弘道市長を訪ね、意気込みを語った。 訪れた中学生は8月3、4の両日に行われる全国中学生空手道選手権大会、小学生は7日からの全日本少年少女空手道選手権大会にそれぞれ出場する。 大富小6年の久保野茉子さんは「小学生最後の全国大会でメダルがもらえるよう頑張りたい」と誓った。中野市長は「体調に注意して大会に臨んでほしい」と激励した。
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高齢者の「居場所」一目で 焼津・豊田地区 住民がマップ サロン、ラジオ体操… 出歩くきっかけに
焼津市豊田地区の住民たちが高齢者の居場所となるようなサービスやイベントを紹介するオリジナルマップを作成した。地元の高齢者が出かけるきっかけになるようにと、ふれあいサロンやラジオ体操といった情報を掲載している。地元の公民館や医療機関、薬局、商店などに置いている。 名称は「とよだ いきいきまっぷ」。自治会長や民生委員、ボランティアなどでつくる豊田地区地域ささえあい協議体が作成した。A4判の冊子では、豊田第8、第9、第10各自治会のふれあいサロン、さわやかクラブ、グラウンドゴルフ、ラジオ体操といった高齢者が比較的参加しやすい場の活動について、写真や地図を使って紹介している。 市では介護予防や健康維
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小舟を海へ 大漁祈願 船玉浦神社で例大祭 焼津水産高生が製作
「ふなだまさん」の愛称で漁民の信仰を集めている焼津市本町1丁目の船玉浦神社で26日、例大祭が行われた。参列者は焼津水産高の生徒が製作した木製の小舟を海に納め、航海の安全や大漁を祈願した。 神社総代や地元の自治会役員ら約30人が参列し、本殿で神事を行った後に、漁船「貴政丸」に乗り込んで、焼津内港から沖に出た。海上に着くと、赤飯を盛った小舟を神饌(しんせん)として流した。 小舟を製作したのは同高3年の鈴木雄心さん(17)と良知誠也さん(17)。2人は大海原に浮かんでいく舟の様子を漁船から見守った。
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焼津水産高生 “実習産”ウナギいかが 30日まで、松坂屋静岡店で販売
焼津水産高(焼津市)は26日、栽培漁業科の生徒が育てたウナギで作ったうな重など3商品の販売を静岡市葵区の松坂屋静岡店本館地下1階鮮魚売り場で始めた。今年の「土用の丑(うし)の日」である30日まで数量限定で販売する。 同校は国内の高校で唯一ウナギの養殖許可を持つ。同科淡水班の3年生15人が臨海実習の一環で、2年間かけてニホンウナギを丁寧に育てた。大井川の伏流水をコンクリート製のいけすに満たして育てられた同校のウナギは、川魚特有の泥臭さや脂を抑え、あっさりとした味わいが特徴。 店頭販売を行った同班3年の佐野夏音さん(17)は「早起きして餌やりをするなど丹精を込めて育てた。臭みの少なさを感じな
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静岡人インタビュー「この人」 プラネタリウム誕生100年の番組を制作 日向健さん(焼津市)
プラネタリウム誕生100年の今年、勤務するディスカバリーパーク焼津天文科学館で自主制作番組を手がけた。解説員として星や宇宙の魅力を伝える。富士宮市出身。43歳。 ―番組のコンセプトは。 「プラネタリウムは誕生から100年で大きく様変わりした。近年は、デジタル映像の進化でよりリアルな宇宙が再現可能になっている。そうした技術を使い、臨場感あふれる映像体験をテーマに据えた。プラネタリウムを訪れるのは人生で3度とも言われる。最初は親と、2度目は恋人と、3度目は自分の子どもと。その回数が増えるきっかけになればうれしい」 -内容は。 「現在投影中の『宇宙だいぼうけん!』は、米航空宇宙局(NASA
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「やいづ少年の船」伊豆大島へ出航 中学生、2泊3日学びの旅
焼津市の中学生が乗船する「やいづ少年の船」が26日、4年ぶりに伊豆大島に向けて同市の焼津漁港を出港した。28日まで2泊3日の日程で、36人の生徒が友情を育みながら、洋上で各種の体験活動に取り組む。 同市城之腰の焼津新港城之腰西岸壁で行われた結団式で、中野弘道市長は少年の船の歴史を振り返り、「将来につながる貴重な経験になる」と送り出した。生徒を代表して大富中3年の林桜子さんは、楽しみにしている取り組みとして船の操舵(そうだ)体験や釣りを挙げ、「中学生活最後の夏休みなので、全力であらゆることに取り組みたい」と語った。 保護者は安全な航海を願い、紙テープで見送った。汽笛を合図に旅立つ生徒たちに「
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 21日は小イサキや、タカベ、スズメダイ、小アジなど。22日は小アジやイワシ、カマス、メジナなど。23日はアジやベラ、小イサキ、ショゴ(カンパチの幼魚)、マルソウダなどが揚がった。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 ウキ釣りではメジナ。大小さまざまな個体が揚がる。サビキ釣りではアジ。シマアジやショゴも交じるがネンブツダイが多い。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 18日午前の沼津沖船釣りは20~30センチ超のマアジや30~40センチの大サバが多数。他に小マダイやホウボウ、ソウダガツオなど。19日午
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夏休み期間の昼食代 焼津市が2万円補助 経済支援必要児童生徒に
焼津市は学校給食のない夏休み期間、経済的な理由で支援が必要な児童生徒に「昼食費」として1人2万円を補助する。27日と9月21日に支給する。 対象は就学援助費の支給認定を受けている児童生徒の保護者。27日は6月1日現在で認定を受けている児童生徒762人の保護者に支給する。 就学援助費の項目に学校給食が含まれていて、授業があるときは実質無料となっているが、給食がない夏休み中の家計負担を軽減する目的で補助を実施する。 申請は不要で、学校を通じて就学援助費の口座へ振り込まれる。
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発達に課題の市民への寄り添い方 焼津 相談業務従事者向け研修会
焼津市はこのほど、発達に課題を抱えた市民からの相談業務に対応するための研修会を市役所で開いた。窓口業務を行う職員が参加し、相談者の思いにどのように寄り添い、聞き取っていくかについて話し合った。 研修会は8月の「こども家庭センター」設置に合わせて、適切な窓口対応ができることを目的に企画された。講師に市民ファシリテーター団体「Musubi」の原口佐知子代表を迎え、参加者はグループごとに分かれ、発達に課題を抱えた人からの相談に対する対応策について、自らの窓口での経験を踏まえて、意見を交換し合った。
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アプリでページ読み上げ 焼津市が新福祉ガイドブック
焼津市は視覚障害者や文字情報が理解できない市民に向けて、音声で読み上げる機能を有した「障害者福祉ガイドブック」を制作した。今月から障害者手帳を新規に交付した市民などに配布している。 ガイドブックは毎年作成していて、障害者が利用できる行政サービスや制度、手続き方法が掲載されている。本年度の「音声版」では、冊子の各ページに音声コードを掲載。利用者があらかじめ「ユニボイス」と呼ばれる専用アプリをダウンロードし、音声コードを読み取ると、ページに書かれた情報を読み上げる。 アプリを開発したのは、NPO法人日本視覚障がい情報普及支援協会。ガイドブックに書かれた文章を正確に読み上げるように、市が音声データ
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カヌー、相撲、レスリング 高校生 いざ全国大会へ! 焼津
夏季の全国大会に出場する焼津市の高校生15人が25日、市役所に中野弘道市長を訪ね、意気込みを語った。 訪問したのは全国高校総体に出場する焼津水産高カヌー部の生徒と焼津中央高相撲部の生徒に加え、全国高校生グレコローマンレスリング選手権大会に臨む2校と藤枝北高の生徒。両大会は今月から8月までに開かれる。 焼津水産高カヌー部の木田遥斗さんは「決勝進出を目標に頑張りたい」、焼津中央高相撲部の高木優太さんは「県代表という誇りを持って楽しみたい」、藤枝北高レスリング部の山口菜々子さんは「今までの練習の成果を十分に発揮したい」とそれぞれ抱負を述べた。中野市長は「全国で思い切り頑張ってください」とエールを送
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ビーチバレー 浜松の中高生 「感謝胸に全国挑む」
8月開催のビーチバレーボールの全国大会に出場する浜松市の浜松城北工業高の1組2選手と、浜西バレーボールクラブ所属の中学生2組4選手が26日、市役所を訪れて、中野祐介市長に大会への抱負を語った。 浜松城北工業高2年の神谷治輝、西田壮太組は7月に焼津市であった県大会に優勝し、8月4~6日に大阪府で開かれる「全日本ビーチバレーボールジュニア男子選手権大会」に挑む。 浜西バレーボールクラブの2組は同19、20の両日、愛知県で行われる「全国中学生ビーチバレーボール選手権大会」に出場。男子の清沢真心(中部3)、岡田瑛太(八幡3)組と女子の杉野結衣菜(南部3)、和光陽菜(蜆塚3)が息の合ったプレーで勝
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裾野・スプリンクラー浸水 互いに歩み寄る姿勢を 【東部 記者コラム 湧水】
裾野市民文化センター大ホールで昨年9月、舞台上のスプリンクラーが突然作動し、公演前の管弦楽団「シンフォニエッタ静岡」(焼津市)が水をかぶった問題が長期化している。施設開設者の市と楽団がそれぞれ放水の原因を調べ、結果を公表。「特定できなかった」とする市側と、「漏水が原因」と主張する楽団側の間で亀裂が深まっている。市民が望む大ホールの早期再開のためにも、これから本格化する和解交渉では感情論を捨て、互いに歩み寄る姿勢を示せないだろうか。 市が設置した事故調査委員会によると、スプリンクラーには配管内の漏水とバルブの傷が確認された。現地での経過観察調査では放水につながる推定漏水量に達しなかったが、バ
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川雄の「特上伊達巻」日本一に 焼津市長に報告
焼津市東小川の練り製品製造販売「川雄」の「特上伊達(だて)巻(大)」が第74回全国蒲鉾品評会で最高賞の農林水産大臣賞を受賞した。化学調味料などは使わずに、昔ながらの石臼を使った伝統製法を用いて、職人が丁寧に生地を作り、ふっくらと仕上がっている。前田勝利社長らがこのほど、市役所に中野弘道市長を訪ね、日本一の栄誉を報告した。 主原料はスケトウダラとイトヨリダイのすり身で、これに新鮮で高品質な鶏卵や上白糖を混ぜ合わせている。同社では現在、伊達巻の製造に特化していて、最近は冷凍おせちのメニューにも採用されているという。 前田社長は「伝統(の技術)を評価してもらえてうれしい」と喜びを語った。中野市
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実験や工作で科学楽しむ 焼津でフェス4年ぶり 親子連れにぎわう
焼津市田尻のディスカバリーパーク焼津天文科学館は23日、科学のお祭り「サイエンスフェスティバル」を4年ぶりに開催した。来場者は館内全階に設けられた実験工作や体験のブースで、天文や科学の知識を楽しみながら学んだ。 日本気象予報士会静岡支部は「お天気おもしろ実験室」を出展。来場者は、予報士たちと一緒に、身近なものを使って雲ができるメカニズムについて学んだり、風速計をうちわで仰いで台風の風を起こしたり、カメラの前で気象予報士気分を味わったりして、楽しんだ。 最上階の天文台にある大型望遠鏡で昼間の星を眺めるコーナー、ストローと輪ゴムを使ってジタバタした動きをするおもちゃの工作コーナー、「ヘラクレスヘ
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熱海富士 十両初優勝 来場所の再入幕確実 大相撲名古屋場所
大相撲名古屋場所千秋楽は23日、名古屋市のドルフィンズアリーナで行われ、十両は西筆頭の熱海富士(20)=本名武井朔太郎、熱海市出身、伊勢ケ浜部屋=が大奄美との優勝決定戦を制して初優勝した。県勢の十両優勝は、2020年11月場所の翠富士(26)=焼津市出身、伊勢ケ浜部屋=以来。来場所の再入幕を確実にしている。 熱海富士は20年11月場所初土俵。22年3月場所で十両に昇進。同年11月場所では新入幕を果たしたが、4勝11敗で幕内から陥落していた。 決定戦で十両優勝 年下の快進撃 刺激 西十両筆頭の熱海富士が11勝4敗同士の優勝決定戦で幕内経験者の大奄美を退けた。再入幕を確実にした20歳のホ
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焼津の酒米原料 カップ酒いかが? 全工程地元にこだわり完成 志太泉酒造(藤枝)
焼津市の農家でつくる「焼津酒米研究会」の育てた酒米を原料にした、志太泉酒造(藤枝市宮原)の新商品「NYAN CUP(ニャンカップ)」が完成した。8月から焼津市中新田の酒類販売店「リカーズグリーン」を中心に販売する。原材料、造酒、販売と全ての工程を地元で賄うことにこだわった。若い人など日本酒初心者でも手に取りやすいように180ミリリットルのカップ酒で売り出す。 3者連携商品の企画が持ち上がったのが昨年。コロナ禍明けに伴い戻りつつある観光客を迎える際に、「魚だけではない焼津の売りを作りたい」(リカーズグリーンの大塚洋平さん)という思いから商品化に着手した。 酒米の稲は伸びやすく、台風シーズン
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「文化の違い見つけたい」 豪ホバート市派遣 焼津の中高生が結団式
焼津市の姉妹都市オーストラリア・ホバート市に派遣される中高生の結団式がこのほど、市役所で行われた。生徒たちは「文化の違いを見つけたい」「焼津の魅力を伝えたい」などと抱負を述べた。 同派遣事業は2020年から22年までコロナ禍の影響で中止となっていて、実施は4年ぶり。中学生4人、高校生11人の計15人が27日に出発し、ホストファミリー宅やホバート市内の学校で同世代の学生と交流し、8月4日に帰国する。 式で生徒を代表してあいさつした大井川中3の吉田帆花さんは英語は得意ではないとしながらも「失敗を恐れずにたくさんのことに挑戦したい。自分から積極的に話しかけていきたい」と決意を述べた。焼津・ホバート
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佐々木君(愛知)藤森君(埼玉)V 将棋JT杯静岡大会「こども大会」 静岡県勢2人準V
プロ棋士の公開対局などを行うイベント「将棋日本シリーズJTプロ公式戦/テーブルマークこども大会」静岡大会は22日、プロ棋士の対局に先立ち、小学生以下が対象の「テーブルマークこども大会」を開いた。全国から293人が参加し、3年生以下の部は佐々木和斉君(愛知県豊橋市立八町小3年)、4~6年生の部は藤森舜太君(さいたま市立仲町小6年)がそれぞれ優勝した。 ブロック対局、トーナメントを勝ち上がった決勝進出者は羽織はかま姿でステージに上がり、阿久津主税八段、山田久美女流四段の大盤解説付きで対局した。 相手の時間切れで勝利した佐々木君は「ほぼ互角で少しこちらが有利かな、という状態だった。お互いに勝つ
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焼津の高校男子バスケ選抜 結団式 モンゴルで5年ぶり親善試合
焼津市は8月、市内在住、在学の高校生による男子バスケットボール選抜チームを5年ぶりにモンゴルに派遣する。22日に市総合体育館(同市保福島)で結団式が行われた。 選抜チームは高校生12人で、鈴木則央監督やコーチの計3人も加わる。派遣期間は8月2日から6日までで、モンゴル・ウランバートル市チンゲルテイ区の高校生との合同練習や親善試合を行うほか、遊牧民生活体験や文化施設の視察も予定している。 式では、中野弘道市長が「異文化の感覚を味わってほしい」と激励。羽田明夫教育長は「友情の輪を広げてほしい」と送り出した。鈴木監督は「この世代にさまざまな文化に触れあえる機会を与えてくれてありがたい」と述べた
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焼津・岡村建設工業 交通安全呼びかけ
夏の全国交通安全運動の一環として、焼津市栄町の岡村建設工業(岡村延昌社長)はこのほど、同社前で交通安全を呼びかける街頭広報活動を実施した。 同社社員ら36人が参加。通勤、通学の時間帯に合わせて「交通安全」と書かれたのぼり旗や看板を掲げて、ドライバーに事故防止の意識高揚を図った。
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焼津の小学校でインフル 42人確認
静岡県は21日、焼津市の小学校1校でインフルエンザに感染したとみられる患者計42人が確認され、複数の学年で学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。
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処理水風評の記述加え要望書修正案 特三漁港協 焼津で総会
国内の主要漁港都市の議長で組織する全国市議会議長会特定第三種漁港協議会は19日に焼津市内で開いた本年度総会で、宮城県3市の議長の意見を踏まえ、国への要望書案に東京電力福島第1原発処理水の海洋放出に対する風評被害に関する記述を盛り込む修正案を策定する方向で一致した。 当初案では、水産業の振興や安定経営を図るための要望事項31項目が盛り込まれていた。これに宮城県内の気仙沼、石巻、塩釜の各市議会議長が、海洋放出に伴う風評被害が新たな問題になるとの認識を示し、要望書に取り上げるよう求めた。 協議会長で長崎市議会の毎熊政直議長は冒頭、「要望の実現に向けて、一致団結して取り組みたい」と述べた。焼津市など
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島田掛川信金と焼津市が連携協定 地方創生取り組み
焼津市と島田掛川信用金庫は20日、地方創生推進に関する包括連携協定を結んだ。若者や女性の就業支援や移住定住の促進といった地方創生関連に取り組む。 取り組み事項としては、企業誘致や観光プロモーション、産業振興や事業承継、DX化といった内容が盛り込まれた。市が包括連携協定を結んだのは今回で14団体目。 式では同信金の千葉靖史理事長ら幹部、中野弘道市長が出席し、協定書に署名した。千葉理事長は「焼津市の未来に貢献できるよう尽力していきたい」と抱負を述べると、中野市長は「地方創生のさらなる強化のための新しい協力関係の一歩」と答えた。
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海難物故者 冥福を祈る 焼津で法要
焼津市の焼津漁業協同組合は20日、海難物故者の霊を慰める「浜施食会(はませじきえ)」の法要を焼津市中港のセレモニーホールしおさいで営んだ。遺族や漁業関係者ら約150人が参列し、事故で亡くなった組合に所属する乗組員を供養した。 参列者は読経に合わせて焼香し、故人の冥福と安全な航海を祈った。記録が残る海難物故者は390人。物故者一人一人の名前とそれぞれが所属していた船名も読み上げられた。 橋ケ谷長生組合長は「漁業者にとって海難は宿命」とした上で、航海技術の進歩で事故が減りつつある現状に触れ「海難の恐ろしさを忘れずにしたい」と語った。
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ダンスや食通じ フィリピン知って 静岡で慈善イベント、8月
静岡市や焼津市を拠点に、日系フィリピン人の日本語教育や就労支援などを行うNPO団体「エフエスカマ」は8月12、13の両日、初のチャリティーイベント「フレンドリー・フィリピーノ・フェスティバル」を静岡市葵区の青葉シンボルロードで開催する。 スポンサー協賛費や物販売り上げの一部をフィリピン在住の若い日系フィリピン人への教育支援などに充てる。特設ステージでは、フィリピンの伝統的な踊り「ムスリムダンス」などの披露やフィリピンの民族衣装を身にまとったミスコンショーなどを行う。飲食ブースも出展され、フィリピンの豚の丸焼き「レチョン」やフルーツ入りのかき氷「ハロハロ」などが販売される。 同NPO代表の
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まちかどリポーター始動 取材ノウハウ「先輩」伝授 焼津市
地元の魅力を伝える記事を作成し、ウェブ上で発信する焼津市民有志の「まちかどリポーター」が本年度の活動を始める。 市役所でこのほどキックオフミーティングが行われ、新規加入者を含めた19人が参加。グループごとに分かれて、「先輩リポーター」が記事の書き方や取材の仕方について伝授した。 グループでは、「取材前には何を聞くかといった準備を怠らない」「意外性のある(テーマの)記事が印象に残りやすい」「小さい企業は信頼関係を築いてから取材に取りかかった方が良い」といった具体的なアドバイスが出た。「企業PRにならないように記事として取り上げるにはどうすればよいか」という悩みを打ち明けるリポーターもいた。 参
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焼津・浜当目海水浴場が海開き 来月20日まで駐車場や更衣室開設
焼津市の浜当目海水浴場が21日、海開きした。市や観光協会、地元自治会関係者ら約20人がシーズン中の無事故を祈願した。 式典のほか、志太消防本部が水難救助訓練を行い、ボートや浮輪などによる救助法を披露した。 訓練後、市のマスコットキャラクター「やいちゃん」が見守る中、2組の親子連れが「冷たい」「気持ちよい」などと言いながら、水遊びを楽しんだ。 同海水浴場は波が穏やかで水質も良好たなめ、家族連れに人気がある。期間中は100台分の駐車場、更衣室、2カ所のシャワー室を無料で提供する。 開設は8月20日まで(午前10時~午後4時)。混雑が予想される土日祝日、8月14~18日は午前10時~午後5
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元職員 退職金求め提訴 焼津カツオ盗、漁協懲戒解雇
焼津市の焼津漁港で水揚げされた冷凍カツオの窃盗事件で、焼津漁業協同組合から懲戒解雇された40代の男性元職員が20日までに、処分は無効などとして漁協を相手取り、退職金約675万円の支払いを求める訴えを静岡地裁に起こした。 訴状によると、男性は2000年4月に漁協に就職し、18年4月に市場部係長になった。冷凍カツオを盗んだとして21年10月に焼津署に逮捕され、22年3月に漁協から懲戒解雇された。その際、退職金は支払われなかった。同年10月、窃盗の罪で有罪判決を受けた。 男性側は、カツオの窃盗行為に誘われた18年4月より少なくとも10年ほど前から、漁協では慣習として窃盗が行われていたと指摘する
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「佃煮の日」 焼津産PR 静岡県商工業協組
静岡県佃煮(つくだに)商工業協同組合はこのほど、県庁を訪れ、川勝平太知事に県内産のつくだ煮をPRした。6月29日の「佃煮の日」に合わせた啓発活動の一環。 同組合の清水英訓代表理事らが焼津産のつくだ煮を紹介し、マグロは身が柔らかく、カツオは歯ごたえが特徴とPRした。全国では材料に小さな魚介類を使う場合が多く、大型のカツオやマグロを扱ったつくだ煮は珍しいこともアピール。昭和初期に大量に水揚げされたカツオの有効活用のために作り始めたとの歴史も伝えた。 川勝知事は「静岡ならではの素晴らしい食文化」とたたえた。
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スペインの日常 油彩画で表現 静岡で26日まで展示会
中学校の美術教諭を退職後、スペインで約20年間移住生活を送った上野勲さん(81)=焼津市=の展示会が20日、静岡市葵区追手町のしずぎんギャラリー四季で始まった。26日まで。 スペイン在住時の日常の光景や生活の場面を切り取った油彩画37点が並ぶ。青にこだわり色鮮やかに描いた力作が来場者を魅了する。地中海沿いの町にあった自宅を描いた作品「赤い日傘のある庭」は、テーブルや椅子を並べて来客をもてなす現地特有の庭の風景を、真っ白な家などとともに色彩豊かに表現した。 上野さんは「年金だけの収入の中で楽しんだスペインの生活を感じ取り、参考にしてもらえればうれしい」と来場を呼びかけた。
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まちおこし、SDGs… 総合学習の成果を披露 焼津・小川中で「市長と語る会」
焼津市東小川の小川中で19日、「中学生と市長が語る会」が開かれた。3年生の生徒が総合的な学習の時間を通して学んだ成果や学校の自慢について披露した。 発表では、「まちおこし」をテーマに学習した生徒は商店街のシャッターに魚の絵を描いて、焼津のまちを活性化できないかと提案した。SDGsを学んだ生徒はごみの出し方などこれまで調べてきた成果を紹介し、「マイバッグを持とう」「家庭ごみを減らそう」と自らができることも挙げた。学校自慢では中学校で蛍を飼育していることや、あいさつに力を入れていることも説明した。 中野弘道市長はインドで象を調教する時の手法を事例に挙げながら「『どうせできない』と自分でメンタルロ
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熱海富士勝ち越し 来場所再入幕確実 大相撲名古屋場所(11日目)
大相撲名古屋場所11日目(19日・ドルフィンズアリーナ)は、大関昇進に挑む関脇大栄翔が新大関霧島のはたき込みに敗れ、3敗目を喫した。4日目から出場の霧島は初日の不戦敗を含めて5勝4敗2休。平幕錦木が遠藤を寄り切って10勝目を挙げ、単独首位に立った。 同じく大関昇進が懸かる2関脇は豊昇龍が玉鷲を押し出して9勝目。若元春は勝ち越しを決めた。翠富士(焼津市出身)は王鵬に押し出され2場所連続の負け越し。1敗の錦木を2敗で豊昇龍、北勝富士が追い、3敗で大栄翔、若元春、遠藤、新入幕の伯桜鵬が続く。 西十両筆頭の熱海富士(熱海市出身)は白鷹山を寄り切りで下して勝ち越しを決め、来場所の幕内再入幕を確実に
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焼津市 モンゴルに室内土俵贈呈 友好交流のチンゲルテイ区 相撲文化普及を支援
焼津市の中野弘道市長、県相撲連盟の下村勝彦会長らはこのほど、モンゴル・ウランバートル市チンゲルテイ区を訪れ、マットの室内土俵を贈呈した。友好交流の覚書を結ぶ同区が相撲文化普及に乗り出していて、これに応えようと実現した。 贈呈式は3日に同区スポーツセンターで行われた。東京農大で相撲を経験した同センター所属の指導者と現地の少年力士4人が参加した。下村会長は土俵について説明するとともに、土俵上での作法を実演した。その後、現地の力士たちが広げた室内土俵で相撲を披露した。 同区には相撲を練習している子どもたちが十数人いるとされる。参加者は「一生懸命練習して活躍したい」と喜んだ。室内土俵を使った大会も開
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釣り場ガイド 東部/中部/西部
東部 熱海 14日はメジナやアジ、スズメダイ、ネンブツダイ、タカベ。15日はマダイやクロダイ、オオモンハタ、カサゴ、小アジ、タカベ、スズメダイが釣れた。16日は強風のため休園した。 ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600 伊東 伊東港周辺はサビキ釣りでアジ。群れによって大きさが違うので、針のサイズは3~5号を用意する。上層はネンブツダイが多いため、タナを調整しながら狙う。投げ釣りではシロギス。近場でも良型が釣れ始めた。 ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177 沼津・船 14日午前の沼津沖船釣りは30センチ前後のマアジや40センチ前後の
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焼津大井川のデマンドタクシーくるりん号 市民がキャラ考案
焼津市大井川地区で運行しているデマンド型乗合タクシー「くるりん号」のイメージキャラクターが決まった。このほど、キャラクター考案者への表彰式が市役所大井川庁舎(同市宗高)で行われた。 考案したのは同市上新田の小島亜早美さん。くるりん号という名前から、市の鳥ユリカモメにくるくる回るかざぐるまのような羽根をイメージした。応募作品から市地域公共交通大井川分科会委員の審査を経て決定した。 式典に出席した小島さんは「多くの人に親しみをもって乗ってもらえるようになれば」と喜びを語った。 デマンド型乗合タクシーは、市が大井川地区で運行する自主運行バス2路線のうち廃止した1路線の代替手段として導入した。
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平成のおもちゃ一堂に 焼津で企画展
焼津市三ケ名の市歴史民俗資料館で平成に流通したおもちゃを集めた企画展が開かれている。人気キャラクターの人形やカード、家庭用ゲーム機と懐かしい品が当時を振り返る新聞記事と合わせて並んでいる。9月10日まで。 会場内にはウルトラマンや仮面ライダー、ポケットモンスター、美少女戦士セーラームーン、名探偵コナンといったキャラクターを使った人形やおもちゃなど関連グッズをはじめ、任天堂の家庭用ゲーム機やその後続機、ゲームソフトを展示している。 平成初期に子どもだった現在の20代や30代をターゲットに企画した。担当者は「当時を懐かしんだり、子どもに解説したりして楽しんでほしい」と話す。 休館日は月曜日
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「汚名返上に貢献できれば」焼津の老舗がカツオわら焼き体験
焼津市城之腰の老舗なまり節専門店「川直」は17日、観光客向けにカツオのわら焼き体験を始めた。参加者は職人が手際よくさばいたカツオを市内では珍しいわらで焼く工程を体験し、実食する。山口直之代表は、一連の窃盗事件に伴う「焼津のカツオ」のブランド力低下を憂い、「作る工程を体験してもらって、汚名返上に貢献できれば」と狙いを語る。現在のところ、9月までを予定している。 初日の午後の回には10人ほどが参加した。使用するのは焼津漁港で水揚げされた一本釣りのカツオ1尾。参加者は山口代表が3本の特殊な包丁を使い分けながらさばく様子を見学した後、一人ずつわらを燃やして生じた炎の上にカツオをのせた網を入れ、焼い
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近畿日本ツーリスト社員を刑事告訴 過大請求で掛川、焼津市
近畿日本ツーリストが新型コロナウイルスワクチン接種コールセンター事業で掛川、焼津両市など委託元の自治体に過大請求していた問題で、両市は18日、同社静岡支店で事業を担当していた男性社員を詐欺容疑で刑事告訴したと発表した。告訴状提出は同日付。 掛川市によると、契約内容や再委託先の出勤状況を再点検した結果、約2835万円の水増し請求があったと判断した。内訳は、コールセンター業務分が約2623万円、多言語対応業務分が約211万円。同社に委託した期間は21年3月~23年3月で契約総額は約1億7213万円だった。久保田崇市長は「契約内容に違反する重大な行為と判断したため刑事告訴した」とコメントした。同
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親子で模型作りに挑戦 静岡市葵区
静岡市PTA連絡協議会(大石修会長)は15日、家族で模型作りを体験するイベント「親子模型フェス」を同市葵区の市民文化会館で開いた。市内の児童・生徒と保護者ら約850人が参加し、ミニ四駆やキャラクター人形などの製作に取り組んだ。 模型メーカーの青島文化教材社(同市葵区)、タミヤ(同市駿河区)、ハセガワ(焼津市)の3社の協力を受けて開催した。参加した親子連れはニッパーやドライバーを手に模型を組み立て、完成品を動かして楽しんだ。 子どもたちに模型に親しんでもらうために企画した。大石会長は「地場産業のプラモデルを通じ、ものづくりの楽しさを体感してもらえた」と語った。
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早朝ラジオ体操、優秀出席者表彰 千回から1万回198人 焼津市総合体育館
焼津市保福島の市総合体育館で17日、早朝ラジオ体操の優秀出席達成者への表彰式が行われた。千回から1万回の出席達成者計198人をたたえた。 市ラジオ体操連盟の石垣保津美会長が1万回を達成した山田昌代さん、漆畑怜子さん、大石昌男さんの3人に表彰状を手渡した。千回、2千回、3千回、5千回、7千回達成者の各代表者も表彰された。 達成者ら参加者全員による「心のふれあい親子ラジオ体操会」も行った。午前6時半からの放送に合わせて、ラジオ体操第1、第2で汗を流した。
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小石川の散策路きれいに 焼津
焼津市の市民団体「小石川をきれいにする会」(仲野和則会長)は15日、JR焼津駅近くの小石川「みずべ散策路」の清掃活動を行った。 会員と団体賛助会員の市内企業に加え、近隣の住民計約40人が参加した。散策路や歩道にある小石や雑草を取り除いた。
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焼津のこども館 外壁一部が落下 けが人なし
焼津市は16日、ターントクルこども館(同市栄町)の建物外壁の一部がはがれて落下したと発表した。けが人はいないという。18日までに該当箇所を修繕する。 市によると、16日早朝に職員がこども館北側の芝生広場に1メートル四方のモルタルが落ちているのを発見した。芝生広場を閉鎖し、施設の緊急点検を実施したところ、ほかに異常はなかったという。