森町の記事一覧
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静岡県内26施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は27日、県内の高校、小中学校、保育所、こども園26施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計338人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。患者数が12人となった裾野市の小学校は学校閉鎖を行った。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 沼津市1施設7人、三島市1施設45人、裾野市3施設30人、函南町1施設12人、御殿場市5施設58人、小山町2施設7人、富士宮市1施設45人、富士市1施設11人、静岡市葵区1施設15人、藤枝市2施設20人、焼津市1施設10人、掛川市1施設5人、森町1施設7人、浜松市中区3施設38人、同市東区1施設9人、同市西区1施設19人
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犯罪被害者支援 協力を呼びかけ 森町で県警など
静岡県警と県、NPO法人静岡犯罪被害者支援センター、森町はこのほど、同町のピアゴ森店で、犯罪被害者支援の広報活動を行った。犯罪被害者週間(25日~12月1日)の一環。担当者ら10人が来店者らに同週間や、県や県警の相談窓口を紹介するチラシを配布し、事件や交通事故の被害者の支援に向けて理解と協力を呼びかけた。 経済面や根拠のないうわさ話などで被害者が受ける二次的被害、支援制度について解説するパネルも展示した。県のマスコットキャラクター「ふじっぴー」も登場し啓発に一役買った。
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美容師が和装技術披露 振り袖や舞妓姿 浜松城公園彩る
美容師がヘアメークや着付けの技術を披露する「和の祭典 着物フェスティバル」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、浜松市中区の浜松城公園で開かれた。華やかな着物に身を包んだ59人が会場を彩った。 県美容業生活衛生同業組合加盟店の西部会に所属する美容師80人が参加し、一般公募で集まったモデルを和装姿に仕上げた。振り袖や七五三、舞妓(まいこ)の姿に変身したモデルが登場すると、来場者は歓声を上げ、盛んに写真を撮影した。花魁(おいらん)道中も行われ、あでやかな花魁姿のモデルが観客を魅了した。モデルで参加した森町の専門学校生山本純華さん(20)は「普段とは違う自分になれたみたいで楽し
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中区の相曽さん Sクラスで優勝 日将連浜北支部大会 浜松市
日本将棋連盟浜北支部の11月大会がこのほど、浜松市浜北区竜南のサンライフ浜北で開かれた。73人が参加、最強のSクラスは相曽剛史さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①相曽剛史(中区)②宇藤敬行(磐田市)③内山透(西区)④石野俊夫(掛川市)⑤横山渡(牧之原市)▽A ①門奈光(東区)②赤松竜也(天竜区)③鈴木大輝(磐田市)④岡本徳裕(同)⑤石川三余(西区)▽B ①藤原紳裕(御前崎市)②渥美良純(北区)③幸田好司(磐田市)④山口昌行(中区)⑤門奈紀明(東区)▽C ①佐藤粹聖(西区)②松岡優人(中区)③高橋直之(北区)④庄司圭佑(静岡市)⑤村松利郎(森町)▽D ①志村正雄(袋井市)②山下
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静岡県内62施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ
静岡県は21日、県内の高校、小中学校、幼稚園、保育所、こども園計62施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計1035人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊東市1施設6人、沼津市3施設36人、三島市5施設72人、裾野市4施設40人、清水町3施設28人、御殿場市1施設9人、小山町1施設16人、富士宮市2施設28人、富士市6施設101人、静岡市清水区2施設22人、島田市2施設33人、藤枝市1施設5人、牧之原市1施設6人、森町1施設12人、菊川市2施設22人、掛川市1施設23人、浜松市中区12施設229人、同市南区2施設34人、同市東
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農林水産業功労者 28人1団体を表彰 静岡県庁
静岡県農林水産業振興会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の農林水産業功労者の表彰式を県庁で行った。各団体や企業の要職を務め、事業者の生産性向上や所得増大に貢献した農業22人、林業4人、水産業2人の計28人、農業1団体に、川勝会長が表彰状を贈った。 功労者は次の通り。 【個人の部】農業 赤井穀(静岡市葵区)渥美保広(浜松市西区)石川茂(西伊豆町)石川正巳(静岡市清水区)石田史(御殿場市)大石祐次(吉田町)大松均(御前崎市)長田辰美(森町)加藤常夫(函南町)金田強(富士宮市)川村耕史(静岡市清水区)吉川昌文(同)鈴木周司(浜松市東区)中嶋栄作(牧之原市)名倉光子(掛川市)藤井恵(西伊豆
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2005年完成の清水庵原球場、新たな歴史へ/名物「ちいちい餅」/三池平古墳とJ-STEP【わたしの街から】
東名高速道の清水インターチェンジ(IC)や新東名高速道の清水いはらICなど、車移動の要所を持つ静岡市清水区の庵原地区。かんきつ類などの農作物生産が盛んで自然豊かな同地区には、清水庵原球場や清水ナショナルトレーニングセンター(J―STEP)、県指定史跡の三池平古墳があり、スポーツや文化の地域資源も豊富だ。 静岡市清水区の新東名高速道清水いはらインターチェンジ(IC)のほど近く。走らせる車の窓を開けると聞こえてくる球音の元を探せば、高台の上にナイター照明の設備が見えた。同区初の市営球場として作られた清水庵原球場だ。完成以来、高校野球をはじめ多くの試合が行われてきた球場は、来季からプロ野球の2
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交通安全功労者を表彰 県対策協、127人18団体に
静岡県交通安全対策協議会(会長・川勝平太知事)はこのほど、本年度の交通安全功労者等表彰式を県庁で開いた。地域や職場などで交通安全に尽力した127人18団体の功績をたたえた。 表彰を受けたのは長年にわたり地域で活動する交通指導員や、従業員や児童生徒に交通安全教育を積極的に行う事業所や学校など。協議会副会長の森貴志副知事は「関係者が一丸となって交通安全の取り組みを推進することが不可欠」と述べ、表彰状を手渡した。 主な受賞者は次の通り。 【交通安全対策協議会会長表彰】交通安全功労者 佐野勝信(富士市)和田恒明(熱海市)▽交通安全優良団体 松永工基(焼津市)静岡ガス静岡支社(静岡市)ミダック富士宮営
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「熱い応援で背中押して」 森町チーム選手壮行会【市町対抗駅伝】
12月2日に静岡市で開かれる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の森町チームの選手壮行会が19日、町文化会館で行われた。 代表選手は21人。指名証や代表旗を受け取り、大会での健闘を誓った。 前回大会の成績は町の部8位。選手兼監督の天野元文さんは「選手が全力で走れるようコロナ前と変わらない熱い応援で背中を押してほしい」と来場者に呼びかけた。 選手は次の通り。 時田絃永(宮園小6)内藤徹二(森小6)村松湊馬(飯田小6)田村愛寿(森小5)松下心春(宮園小6)袴谷友希(旭が丘中3)岡田大和(同1)田村蓮姫(森中1)天野友珠子(旭が丘中1)片岡叶葉(同2)平田爽馬(磐田
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特産ずらり 森町産業元気に! 太鼓演奏、大使委嘱式も もりもり2万人まつり
第36回森町産業祭「もりもり2万人まつり&農協祭」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が19日、町文化会館で開かれた。地場産品の販売や子どもたちによるステージ発表などの催しがコロナ禍前の規模で4年ぶりに実施され、多くの家族連れでにぎわった。 地元産業の活性化を目的としたイベントで、町内の農業者や商工団体などが138のブースを並べた。地元特産の次郎柿や自然薯(じねんじょ)が人気を集めたほか、茶の手揉みの実演会も行われ、多くの人だかりができた。友好町・北海道森町の物産展では、いかめしやホタテ、昆布といった海産物が販売された。 ステージでは、園児による和太鼓演奏などが繰り広げられ、花を添え
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茶況(11月17日)太田茶店 総合V 森の茶仕上品評会
「森の茶仕上品評会」(森町茶商組合など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、町茶業センターで開かれた。価格別で審査を行い、総合優勝は太田茶店が選ばれた。 組合所属の製茶問屋が「森の誉」「森の香」の2部門に出品した。県内茶業関係者が外観と香気、水色、滋味の4項目200点満点で採点。総合2位の優秀賞はおさだ製茶が受賞した。 各部門の入賞者は次の通り。 【森の誉】優等 太田茶店▽1等1席 同▽同2席 八幡屋茶舗▽2等1席 おさだ製茶▽同2席 太田茶店▽同3席 八幡屋茶舗 【森の香】優等 おさだ製茶▽1等1席 太田茶店▽同2席 同▽2等1席 おさだ製茶▽同2席 鈴木長十商店▽同3席 島
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森町特産のトウモロコシ「甘々娘」 ポタージュに 11月19日から限定販売
森町特産のトウモロコシ「甘々娘」を使用したポタージュ「森のとうもろこしPOTAGE―甘々娘」の販売が19日、町内を中心に始まる。町文化会館駐車場で同日開かれる森町農業祭のほか、アクティ森や磐田市のギフトピュアなどで計2670袋を数量限定販売する。 同町で山間地域の活性化に取り組む「森町ツーリズム研究会 森町でつながる推進部会」が開発した新商品。静岡県森町と北海道森町の友好町締結55周年の記念として企画し、約2年前から準備を進めてきた。 ポタージュには、6月の台風2号の被害などで出荷に適さなくなった甘々娘を活用。野末農園(静岡県森町中川)、佐野農園(同町飯田)、竹内農園(同町向天方)から
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イタリア映画祭で優秀佳作賞 映像ディレクター岡部さん(浜松市東区)
浜松市東区の映像ディレクター岡部聡さん(47)が小国神社(森町)拝殿の屋根のふき替え工事に密着したドキュメンタリー映画を制作し、イタリア・モンテカティーニ国際短編映画祭で最高賞に次ぐ「優秀佳作賞」に選ばれた。同映画祭で日本人の受賞は初めて。岡部さんは16日、市役所で作品をアピールした。 受賞したのは「Connect」(つなぐ)と題した30分の作品。同神社で2022年1月から1年かけて撮影した。ヒノキの皮をそぎ、竹のくぎで打ち込む伝統技法の「檜皮(ひわだ)ぶき」で行う工事に密着。映画祭では「日本の伝統文化が美しく表現されている」などと評価された。 岡部さんはフリーランスの映像ディレクターと
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「小さな親切」作文コンクール 荒川さん、溝尻さん知事賞
「小さな親切」運動県本部の第11回作文コンクール(静岡新聞社・静岡放送後援)の入賞者がこのほど、決まった。最高賞の知事賞に小学生の部は浜松可美小4年の荒川美和さん、中学生の部は浜松引佐南部中3年の溝尻圭さんが輝いた。 「小さな親切」と「私の心のワクチン」をテーマに、県内の小中学生から2583編が寄せられた。 荒川さんは、学校生活で困っているときに、友人からもらった手紙で勇気を得たエピソードを披露。小さなさりげない親切が誰かの悲しみを救う大切さをつづった。 溝尻さんは、バス降車時に転倒し負傷した高齢者を、ボーイスカウトの経験を生かし手際よく介抱した事に触れ、正しい知識と相手を思いやる気持
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インフルエンザ 静岡県内24施設で学級・学年閉鎖
静岡県は16日、県内の高校、小学校、幼稚園24施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計232人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 河津町1施設10人、熱海市1施設8人、伊豆の国市1施設9人、沼津市1施設12人、長泉町1施設9人、御殿場市1施設8人、小山町1施設7人、富士宮市2施設15人、静岡市葵区3施設30人、同市清水区2施設24人、牧之原市1施設11人、磐田市2施設20人、掛川市1施設4人、袋井市2施設22人、森町2施設24人、浜松市中区1施設11人、同市南区1施設8人
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御前崎の魅力 ぎゅっと凝縮 市役所周辺で25、26日まつり 食品や雑貨 100ブース
御前崎市の第17回大産業まつりが25、26の両日、市役所周辺で開かれる。市内の企業や組合、店舗などが約100件のブースを構え、市は「御前崎の魅力が詰まったイベント」と来場を呼びかけている。 会場には市特産の農産品や飲食物、雑貨の物販コーナーが並ぶ。今年は自治体同士の交流が深い長野県高森町をはじめ、山梨県の甲斐市と中央市も参加し、リンゴなどを販売する予定。 開催時間は両日とも午前9時半から午後3時まで。雨天決行。問い合わせは市商工観光課<電0537(85)1135>へ。
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茶況(11月15日)鶴亀品評会の入賞者を表彰 静岡県茶商
静岡県茶商工業協同組合(県茶商)は15日、第57回静岡茶品評会(通称・鶴亀品評会)の表彰式を静岡市葵区の県茶業会館で開いた。 荒茶1キロ4千円に仕上げた「鶴印の部」で、最高賞の農林水産大臣賞を受賞した鈴木長十商店(森町)の鈴木洋太郎専務は「さらに精進して静岡高級煎茶の消費拡大に努めたい」と語った。同2千円の「亀印」最高賞の農水省農産局長賞は荒畑園(牧之原市)が受賞した。 (経済部・垣内健吾)
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静岡県内公立図書館 半数超に浸水リスク 想定区域の2割が対策「できていない」 静岡新聞社アンケート
静岡県内の公立図書館96館のうち、考えられる最大規模の降雨時に浸水すると国と県が想定する区域「洪水浸水想定区域」に位置している施設が51館あることが、11日までに静岡新聞社のアンケートで分かった。回答を寄せた94館の54・3%に上る。このうち、浸水対策が「できていない」「あまりできていない」と回答した施設が計10館(19・6%)あった。「十分できている」「ある程度できている」と回答した施設でも、館内にハザードマップを掲示していないなど、対策が不十分な現状が浮き彫りになった。 昨年9月の台風15号で静岡市立南部図書館の地下書庫が浸水し、約2万冊を廃棄する被害があった。図書館の浸水対策は喫緊
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袋井市選手団が結団式 「力強い走りで次世代へ」【市町対抗駅伝】
静岡市で12月2日に開かれる第24回県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する袋井市選手団は9日夜、結団式を市教育会館で行った。選手や関係者が結束を高め、健闘を誓った。 選手団を代表して主将の松沢明希さんは「歴代のたくさんの選手が関わり、絆を強めてきたのが袋井チーム。万全の状態で力強い走りで完走し、次世代につなげたい」と意気込みを語った。大場規之市長は「走る楽しさを感じながら、励んできた練習の成果を発揮してほしい」と激励した。 選手団は次の通り。 監督 鈴木将夫▽コーチ 高橋俊明▽選手 尾上奏斗(山名小6)深谷悠莉(浅羽東小6)桑原史明(袋井南小6)小川理湖
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森町長選 新人の川崎知哉氏出馬へ
任期満了(2024年3月9日)に伴う森町長選で、JA遠州中央の前代表理事理事長の川崎知哉氏(64)=同町三倉=が9日までに、無所属で出馬する意向を固めた。近く正式表明する見通し。 川崎氏は取材に、「森町で暮らす子どもたちの未来のために貢献する」と意欲を示した。 川崎氏は同町出身で、旧農業経営高卒。1979年に旧遠州森町農協に入り、JA遠州中央森支店長などを歴任した。2017年6月から20年6月まで、代表理事理事長を務めた。 町長選には3選を目指す現職の太田康雄氏(64)が出馬を表明している。
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甘く実った皇室献上柿を収穫、箱詰め 次郎柿の原産地・森町
次郎柿の原産地とされる森町で7日、皇室献上柿の収穫、梱包(こんぽう)作業が行われた。町内20農家が計約680個を摘み取り、町職員らが上質な160個を厳選してきり箱に詰めた。 次郎柿の献上は毎年恒例で、今年で110回目。5代にわたって献上している太田知宏さん(29)=同町森=は「おいしく召し上がっていただき、日々健康に過ごしていただけたら」と丁寧に柿を摘み取った。今期の柿は夏の暑さなどが原因で収穫量は少ないが生育は順調で、甘みある良質な柿に仕上がっているという。 納品された柿は厳選の後、40個ごとに計4箱に詰められた。宅配便で発送し、天皇、皇后両陛下と上皇ご夫妻、秋篠宮ご夫妻に献ずる。
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舞児還し、豪華絢爛 盛大に締めくくる 「遠州森のまつり」
遠州の秋祭りの最後を飾る森町の「遠州森のまつり」は5日、最終日を迎えた。祭りを締めくくる舞児還し(まいこがえし)が盛大に執り行われ、祭りは最高潮に達した。 舞児還しは祭りの3日間三島神社に仕え、舞の奉納を終えた各町内の舞児を家族の元へと送り届ける伝統の祭事で、祭りのクライマックスとして最終日に行われる。 最終日は金守神社から三島神社へみこしを還御した後、二輪屋台が三島神社に集まり、舞児を乗せて各町内へ繰り出した。沿道を埋め尽くす町民らのちょうちんの明かりに包まれながら、豪華絢爛(けんらん)な屋台が引き回され、秋祭りを締めくくった。 (袋井支局・北井寛人)
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優良運転者や交通功労者表彰 安協森地区支部
交通安全協会森地区支部はこのほど、2023年度の優良運転者と交通功労者らの表彰式を森町文化会館で開いた。町内の個人と団体を表彰した。 岡野良隆支部長と袋井署の杉山大輔署長が個人65人と1団体を表彰し、3事業所に感謝状を贈った。岡野支部長は「受賞者の方々は地域の安全運転意識向上に貢献してきた。今後とも模範となる運転で地域の無事故、無違反を推進してほしい」と呼びかけた。
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秋彩る「遠州森のまつり」開幕 豪華絢爛 屋台引き回し
遠州の秋祭りの最後を飾る森町の一大行事「遠州森のまつり」が3日、開幕した。彫刻が施されたきらびやかな14地区の屋台が町の中心部を舞台に激しい練りを繰り広げる。5日まで。 三島神社の祭礼として古くから続く伝統の行事で、初日は同神社で祭典開始宣言式が執り行われ、関係者が祭りの成功と無事を祈った。式典後、宮司が二輪屋台をおはらいすると、豪華絢爛(けんらん)な屋台が町内へ繰り出して勇壮に引き回され、にぎやかな祭りが幕を開けた。 4日は三島神社を午後1時40分に出発し、金守神社へ神輿(みこし)渡御する。5日は午後0時半から、金守神社から三島神社に神輿還御する。祭り期間中に三島神社に仕えた各町内の舞児(
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江原素六の書23点 書家 杭迫さん(森町出身)作品も 沼津で展示
静岡県東部の産業や教育振興に尽力した実業家江原素六(1842~1922年)と、森町出身で日本を代表する書家の杭迫柏樹さん(89)=京都市=の書を展示する「江原素六遺墨展・書 杭迫柏樹の世界展」(江原素六先生顕彰会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が2日、沼津市のプラサヴェルデで始まった。7日まで。 顕彰会設立60周年と市制100周年を記念した展示会。市明治史料館などが所蔵する素六の書23点と、JR沼津駅北口にある素六の銅像の題字を揮毫(きごう)した杭迫さんの書21点が並ぶ。素六の書は、自身の座右の銘だった「先憂後楽」など、中国の古典や聖書の一節をしたためた作品が中心。杭迫さんの書は自身が大切に
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ごみ処理民間委託 選定検討状況 報告 中遠広域事務組合
磐田、袋井、森の3市町でつくる中遠広域事務組合はこのほど、組合議会全員協議会を磐田市新貝の粗大ごみ処理施設で開いた。森町一宮の一般廃棄物処分場で現在扱っている埋め立てごみ処理の民間委託について、事業者の選定に向けた基本方針案の検討状況を報告した。 民間委託に際し、組合側は「ゼロエミッション(全量資源化)」を圏域の最終目標に想定した。資源のリサイクルやごみの減量化のほか、災害時の緊急対応を考慮して委託先を複数・異方面とすることなどを提案した。今後は技術的な課題を踏まえ、調査、研究を進めていく考えを示した。 森町一宮の最終処分場を巡っては昨年10月、2024年12月までに民間委託先選定の基本方針
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自動車道完成へ連携強化 浜松市長「命の道 議論を」 三遠南信サミット分科会
「第31回三遠南信サミットin遠州」は30日、浜松市中区で全体会に先立って三つの分科会を開いた。道路整備、人口減少対策、魅力創造の各テーマで加盟市町村の首長、議会議長、経済団体代表らが討論した。=関連記事5面へ 道路整備の分科会は浜松市の中野祐介市長、戸田誠市議会議長、斉藤薫浜松商工会議所会頭を含む12人が出席し、三遠南信自動車道がもたらす効果や期待を話し合った。沿線各自治体の出席者から、少子高齢化や豪雨による道路損傷、医療体制の手薄さ、農林水産物の高い輸送費、伝統芸能の担い手減少といった共通する地域課題が挙がり、同自動車道の完成に向けて自治体間の連携強化を求める意見が相次いだ。 中野
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個人移動後押し「特定原付」 モビリティショーに出展 スズキ安定の四輪、デイトナは電動二輪
東京ビッグサイト(東京都)で開催中の「ジャパンモビリティショー」(26~11月5日)は、スズキや二輪アフターパーツメーカーのデイトナ(森町)が、今年7月の改正道交法施行で誕生した新しい車両区分に対応した、個人の移動を後押しする小型電動モビリティの試作モデルを出展している。 新車両区分「特定小型原動機付自転車」は、16歳以上は免許なしで乗車でき、最高速度は車道が時速20キロ以下、歩道が6キロ以下と設定されている。スズキは、四輪の安定感と手軽さが特徴という「SUZU―RIDE(スズライド)」と、大きな荷台を備えた「SUZU―CARGO(スズカーゴ)」を出展した。 スズライドは日常生活や通勤通
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茶況(10月27日)鈴木長十商店、大臣賞 鶴亀品評会
静岡県茶商工業協同組合(県茶商)はこのほど、第57回静岡茶品評会(通称・鶴亀品評会)の擬賞会議を開き、1キロ当たり4千円に仕上げた「鶴印」最高金賞の農林水産大臣賞に鈴木長十商店(森町)を、同2千円「亀印」1位の農林水産省農産局長賞に荒畑園(牧之原市)を選んだ。 出品点数は計114点で、内容や入札販売会の結果を総合して評価した。表彰式は11月15日に県茶業会館で開く。 このほかの主な入賞者と順位は次の通り。 【鶴印】最高金賞 ②長峰製茶B(焼津市)③鈴木長十商店▽金賞 ④佐々木製茶(掛川市)⑤掘武商店(同) 【亀印】最高金賞 ②鈴木長十商店▽金賞 ③長峰製茶④おさだ製茶(森町)⑤佐々木
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補正予算など3議案を可決 森町議会臨時会
森町議会は27日、臨時会を開き、600万円を追加する本年度一般会計補正予算案など3議案を原案通り可決した。 補正予算案には、2022年の台風15号に伴う豪雨により被災した鍛治島地区上田水道利用組合の飲料水供給施設の整備事業に対する補助金を計上した。補正後の総額は103億2558万円。
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磐田の鈴木さん Aクラス優勝 日将連浜北支部大会 浜松市
日本将棋連盟浜北支部の将棋大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。83人が参加し、最強のSクラスは加賀照久さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①加賀照久(島田市)②宇藤敬行(磐田市)③丸一健悟(中区)④谷川和男(焼津市)⑤内山透(西区)▽A ①鈴木大輝(磐田市)②石川三余(西区)③渥美賢信(磐田市)④稲場理(浜北区)⑤菅沼優星(磐田市)▽B ①高瀬啓一郎(中区)②高木健吾(東区)③尾藤菊一(中区)④田村勇太郎(中区)⑤花本真也(西区)▽C ①塚本和芳(森町)②中村圭佑(静岡市葵区)③北島耕太郎(西区)④鈴木勉(森町)⑤赤松賢伸(天竜区)▽D ①高瀬冬馬(中区)
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介護給付費 初の3000億円超 21年度 静岡県内 制度開始から3.7倍に
静岡県が25日までにまとめた2021年度の介護保険事業年報によると、介護サービスの利用者負担を除いた介護給付費は前年度比1・5%増の3030億6300万円だった。高齢化の進展に伴って利用が拡大し、初めて3千億円を上回った。 給付費は01年度に1千億円、09年度に2千億円を突破。介護保険制度が始まった00年度と比べると3・7倍に膨らんだ。25年には団塊の世代が全て75歳以上の後期高齢者となり、さらなる増加が見込まれる。 介護費用は前年度から1・5%増えて3368億4千万円となり、こちらも過去最多を更新した。 65歳以上の1人当たり給付費は26万1963円で前年度から1・8%増えた。全国平
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今夏の観光施設客5.1%増 静岡県内、猛暑と台風で伸び悩む
静岡県は24日までに、静岡県内主要観光施設の夏季期間(7、8月)の入り込み状況を2022年同期比5・1%増の433万7847人だったと発表した。増加要因に新型コロナウイルス感染症の5類移行を挙げた一方で、連日の猛暑や台風の影響で外出を控える傾向があり伸び悩んだと分析した。 42施設を対象に調査した。コロナ禍前の19年同期比は85・6%にとどまった。22年比の入り込み客で最も増加率が高かったのは掛川城(来場者数2・1万人)で178・4%増。続いて、44・5%増の富士山世界遺産センター(同2・9万人)、39・9%増の森町体験の里アクティ森(同2・1万人)、35・6%増の日本平夢テラス(同7・
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年代に合った提案を 静岡県茶業青年団/太田貴久団長【キーパーソン】
静岡県内若手茶商でつくる静岡県茶業青年団の本年度団長として、9月の全国茶審査技術競技大会(闘茶会)で団員を率いた。5段以上の段位を持つ競技会上位入賞者が2年以上の研修を経て得られる資格「日本茶鑑定士」を新たに取得。消費の現状や展望を聞いた。 ―若者の「お茶離れ」をはじめ、茶業界の現状をどう受け止めているか。 「業界は変わらず後退が続く。近年は燃料費の高騰や物価高による家計の圧迫が響き、嗜好(しこう)品といえる茶は人々の生活の中から削られ、消費はますます減少している。一方、こうした現状を何とかして打開しようと、県内の若手茶商の姿勢は良い方向へ変わってきている。親から継いで終わりではなく、自
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屋台引き回し勇壮に 森町・許禰神社例祭
森町北部の三倉地区で21、22の両日、「許禰(きね)神社例祭」が執り行われた。地区内の三倉、黒田、中村、大府川の4町が参加。屋台を引き回し、威勢のよいかけ声を響かせた。 森小2年堀尾優月さんと森中1年増井柚香さんが舞児(まいこ)を務め、同神社で、豊栄の舞と浦安の舞を奉納した。22日には、神事を終えた舞児が屋台に乗せられ、自宅や地元の会所へ送り届ける「舞児送り」を実施。にぎやかな祭りばやしの音色が響き渡る中、若者たちが勇壮に屋台を操って、地区内を練り歩いた。 許禰神社は、平安時代の法令集「延喜式」に記載された由緒ある社とされる。
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流鏑馬神事で繁栄祈る 湖西・女河八幡宮と二宮神社
秋祭りのシーズンを迎えた湖西市内で15日、静岡県や市の無形民俗文化財に指定されている流鏑馬(やぶさめ)の神事が、女河八幡宮(同市新所)と二宮神社(同市新居町中之郷)の2カ所で営まれた。地域住民が太鼓を打ち鳴らして神社に集まり、神事を通じて地域の繁栄や無病息災を祈った。 県の文化財に指定された女河八幡宮では、巫女(みこ)役の女児が神社を参拝する「巫女卜(みこのうら)」や、男児3人が馬で境内を駆ける「十列児(じゅうれんじ)」など、流鏑馬と共に古来から伝わる神事を順に執り行った。巫女卜には年長から小3の女児3人が選ばれ、華やかな着物を身に着けて馬に乗った。十列児には東小6年生の男児3人が参加し、
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森町特産の茶や次郎柿ワインに列 都内のまつりに出展
森町は14日、東京都の江東区民まつりに参加した。町役場、観光協会、茶商組合、菓子屋などの関係者が特産品の販売を通じ、地元の魅力を発信。新型コロナ禍後では初めて試飲・試食の提供も可能となり、茶や次郎柿ワイン、栗蒸しようかんを求める来場者の長い列ができた。15日まで。 町は2016年から出展している。町出身の実業家・鈴木藤三郎が明治期、現在の江東区内に砂糖工場を作ったのが縁。村松弘副町長は「こういう機会を通じて区内外の人たちが森町の名前を覚え、興味をもってくれるようになればありがたい」と述べた。
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栗の大きさ2.5倍 味濃厚の蒸し羊羹 森町・太田茶店
森町の太田茶店は茶の魅力発信を目的に、普通サイズの約2・5倍の大きさで仕上げた「びっくり栗蒸し羊羹(ようかん)」の販売を始めた。 同町一宮の栗を大きな実のままふんだんに使った商品で、秋の味覚を通常の栗蒸し羊羹よりも濃く味わえるのが特徴。1本約600グラムの羊羹のうち、100グラム超の栗が詰まっている。話題性が期待される茶菓子を販売し、同時に茶のおいしさをPRすることが狙い。31日まで、数量限定で売り出し、茶とのセット販売なども予定する。 同店の太田幹久会長(72)は「お茶に合う上品な秋の味覚を味わうことで、お茶離れが進む若い世代にも茶に興味を持ってもらいたい」と話す。 (袋井支局・北井
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地域安全のつどい 防犯功労者ら表彰 静岡
静岡県防犯協会連合会と県警は12日、本年度の「地域安全のつどい」を静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開いた。防犯や少年の非行防止に尽力した功労者らを表彰した。 全国地域安全運動(20日まで)の関連行事。連合会の栗原績理事長と県警の水嶋春彦生活安全部長が表彰状を伝達した。参加者を代表し、防犯ボランティアに取り組む静岡大3年の高橋恵さんが「地域安全運動の担い手として一層の努力をする」と宣言した。 表彰を受けた功労者らは次の通り。 内閣府特命担当大臣表彰 西村保(藤枝市)菊川厚代(同)▽全国防犯協会連合会防犯功労者・防犯栄誉金章 大杉弘海(磐田市)勝又利幸(裾野市)▽同連合会功労ボラン
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特産治郎柿の等級確認 JA遠州中央森町で目ぞろえ会
森町特産の治郎柿の目ぞろえ会が13日、JA遠州中央森町集荷場で開かれた。15日から始まる集荷を前に、生産者ら約40人が等級基準や出荷手順を確認した。 JA担当者らの説明を受け、色合いや熟し具合などから「秀」や「優」をはじめとした等級基準を確認した。同JA森町柿部会は約80人。今季は昨季より出荷量は減少の見込みだが、生育は順調で良質な柿の収穫が期待できるという。出荷は12月上旬ごろまでの予定で、町内ではJA直売所などで販売する。 治郎柿は町内が原産とされる甘柿。江戸末期に農民松本治郎が幼木を育てたことが起源とされ、同部会は松本治郎の名を残そうと「次郎柿」を「治郎柿」に改めて出荷している。
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植物染め着物 帯地など並ぶ 沼津で染織家鈴木さん
函南町の染織家鈴木紀代子さん(74)の染織展「ふり返って」がこのほど、沼津市のモンミュゼ沼津で始まった。11月17日まで。 浜松市出身の鈴木さんは30代から本格的に染織を始め、埼玉県や森町などに工房を構えて活動してきた。ここ数年は染織から離れ、「最後の個展」と語る今回は着物や帯地など約20点の他、小物や使ってきた機織り機などを出品している。藍や桜、ヨモギなどの植物で染めた糸で織った紬や麻の着物が並んでいる。格子の縞(しま)や矢羽根の柄が印象的な作品や、絵がすりを入れた繊細な作品も飾られている。 10月15日午後2時からは、着物研究家のシーラ・クリフさんらを招いたトークイベント「きもの好きのき
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声援力にたすきつなぐ リレーマラソン開催 浜松市西区
第16回遠州リレーマラソン(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が8日、浜松市西区の浜名湖ガーデンパークで開かれた。県内の93チーム、計約1300人が健脚を競った。 新型コロナの影響で開催は4年ぶり。コースは、パーク内にある1周約3キロのサイクリングロードを周回する14区間計42・195キロ。1チーム7~14人でたすきをつなぎ、参加者はチームメートや家族からの声援を受けて懸命な走りを見せた。 主な結果は次の通り。 ①カワセミ・スペシャル(森町)②Blacker’s(東区)③浜松市役所JC(南区)④浜松ホトニクスB(天竜区)⑤天竜連合(同)
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あなたの森町魅せて 12月10日まで 写真作品募集
森町は「第7回森女ハッピープロジェクト フォトコンテスト」と題し、12月10日まで、同町の魅力を撮影した作品を募集している。町の若手女性職員による恒例企画で、入賞者には職員が選んだおすすめの町産品を贈る。 本年度のテーマは「あなたの魅せたい森町」。インスタグラムで森女ハッピープロジェクトをフォローし、「フォトコンテスト森町」「あなたの魅せたい森町」のハッシュタグ(検索目印)と撮影場所などを記載して投稿する。最優秀賞獲得者には1万5千円相当の町産品詰め合わせをプレゼントする。 問い合わせは町企画財政課<電0538(85)6305>へ。
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台湾で茶業発展尽力 森町ゆかり 偉人紹介 28日、講演会
台湾で茶業発展の基礎をつくった森町ゆかりの偉人について学べる講演会「藤江勝太郎と台湾茶」(同町、町教育委員会主催)が28日、森町文化会館で開かれる。 藤江(1865~1943年)は森町城下の茶商の家に生まれ、台湾に渡ってウーロン茶や紅茶の製法を学び、森町を拠点として日本にウーロン茶の製法を広めた。台湾で「桃園茶業改良場」の初代場長も務めた。講演会では森町茶業史編集委員の樺島彩波氏が、藤江の功績を解説する。午後1時半開演、入場無料。問い合わせは町教育委員会<電0538(85)1114>へ。 (袋井支局・北井寛人)
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許禰神社例祭 森町長にPR 21日から三倉地区
森町北部の三倉地区で21、22の両日、「許禰(きね)神社例祭」が開かれる。祭事部長の田島知比呂さん(38)ら祭り関係者がこのほど、町役場に太田康雄町長を訪ね、完成したポスターをPRした。 地区内の三倉、黒田、中村、大府川の4町が参加し、2輪屋台を引き回す。今年は中学1年生の女子生徒と小学2年生の女子児童が舞児(まいこ)を務め、平安時代の法令集「延喜式」にも記述のある歴史ある許禰神社に、浦安の舞と豊栄の舞を奉納する。 舞児を神社に迎える「舞児迎え」は21日午後3時ごろ、神社から親元に帰す「舞児送り」は22日午後4時ごろ行う。田島祭事部長は「舞児送りは屋台で盛大に送る。ぜひ見に来てくれれば」と呼
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家康テーマ 版画や陶像 森町・小国神社
大河ドラマにちなんだ美術品などを紹介する「徳川家康公の世界展」(アートフォースM&K主催)が13日まで、森町の小国神社研修室で開かれている。家康を中心に、豊臣秀吉や武田信玄ら武将をかたどった木版画や陶像など、遠州、三河(愛知県)地域の作家が制作した約50点が並ぶ。 家康の全体像や家臣を描いた掛け軸、家康と武田信玄が激突した三方ケ原の戦い(1573年)を表現した版画がひときわ目を引く。主催する亀岡光則代表(72)は「日本全体の幸せを考えて行動し、文化振興の礎を築いたといえる家康の偉大さを感じてもらえたら」と話した。
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国際名茶品評会 静岡県は金賞6点
7月に中国で開かれた第14回国際名茶品評会(世界茶連合会主催)の審査結果がこのほど発表され、本県から金賞に6点、銀賞に1点が選ばれた。 2年に1度の品評会で、日本や中国、韓国、台湾などから計542点の出品があった。本県からは17点が出品された。 県内の入賞者は次の通り。 金賞 相藤園相藤令治(川根本町)山二園(沼津市)相藤農園(川根本町)太田茶店(森町)松下園松下芳春(掛川市)お茶の宝玉園(袋井市)▽銀賞 カネトウ三浦園三浦克暢(島田市)
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雑踏事故防止や交通安全対策報告 袋井署協議会
袋井署協議会(沼野純子会長)の本年度第3回会合がこのほど、同署で開かれた。協議会委員7人と署幹部が出席し、5~8月期の業務運営重点を振り返った=写真=。 同署は、森町内で相次いだ農作物の盗難被害防止対策の推進、4年ぶりの開催となった「ふくろい遠州の花火」における雑踏事故防止や交通安全対策に力を入れてきたことを報告した。9~12月期は、警察署のホームページなどを活用した情報発信の推進や交通死亡事故の抑止に重点的に取り組むと示した。委員からは「ホームページを見てもらう工夫が必要ではないか」などと意見が挙がった。 会議前には、新委員への委嘱状の交付、新役員の選出も行った。
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11月3~5日「遠州森のまつり」 祭典本部が静岡新聞社・静岡放送浜松総局でPR
森町で11月3~5日に営まれる「遠州森のまつり」の祭典本部のメンバーが2日、浜松市中区の静岡新聞社・静岡放送浜松総局を訪れ、江戸時代から続くとされる伝統の祭りをPRした。 「けんかまつり」の異名を持つ祭りで、きらびやかな彫刻などが施された町内14の屋台が登場し、激しい練りを繰り広げる。見どころの一つの神輿(みこし)渡御は4日午後1時40分、三島神社を出発し、金守神社に向かう。神輿還御は5日午後0時半に金守神社を出る。 三島神社到着後、舞を奉納した子どもを家族の元に送り届ける「舞児還し(まいこがえし)」で最高潮を迎える。 祭典本部頭取会長の鈴木進さんは「勇壮で華やかな屋台の引き回しを多く
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小国神社奉献米 丁寧に刈り取り 森町・内山さんの水田
森町の小国神社に奉献する米の収穫祭「宮代神饌田抜穂祭(みやしろしんせんでん・ぬきほさい)」が1日、同町一宮の内山博文さん(80)の水田で行われた。毎年10月1日に実施する秋の風物詩。 同神社の神職が神事を執り行い、黄金色の田を大麻や切麻(きりぬさ)ではらい清めた。その後、白丁装束に身を包んだ内山さんが、イセヒカリの初穂を「忌鎌(いみがま)」を使って丁寧に刈り取った。地元住民や太田康雄町長、議員らも参列した。 地域に残る伝統文化の復興と継承を目的に2007年から実施。内山さんの田では8年近く続くという。 今年の稲穂は5月に実施した「御田植祭」で地元中学生らが手植え。内山さんが管理し、順調に生育
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茶況(9月29日)350~340円台で取引 静岡県産、秋冬番茶
静岡市中の静岡県産秋冬番茶は初倉、榛原、坂部、勝間田、磐田などの荷が取引された。早場所の初倉は生産を終えた工場も出てきた。相場は前日より5円下げの355~345円での手合わせが中心。 あっせん業者は「買い手は多くないが、取引はスムーズにいった。値動きのペースも平年並み」と話す。 ◇ 県病害虫防除所は10月の病害虫発生予察情報でチャハマキへの警戒を呼びかけている。平年より気温が高く発生が増える予報で、被害があれば摘採・整枝後の早期防除が必要。 週明け生産本格化 袋井、森 袋井市、森町の各地で秋冬番茶の生産が始まった。週明けに本格化の見通し。JA担当者によると、生産開始時期
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戦没者の冥福祈る 森町で追悼式
森町は29日、4年ぶりに町戦没者追悼式を町文化会館で開いた。遺族ら約130人が参列し、平和への決意を新たにした。 全員で戦争犠牲者への黙とうをささげた。太田康雄森町長は「ふるさとや家族を思いながら多くの尊い命が亡くなった。平和の大切さを次世代に語り継いでいかなければならない」と述べた。参列者は戦没者の冥福を祈り、壇上の慰霊碑に献花した=写真=。 同町によると8月末現在、町内の遺族は173世帯。追悼式は新型コロナの影響で、2020年から中止していた。
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自転車利用時のヘルメット啓発 森町、電動アシスト体験
森町交通安全対策委員会はこのほど、自転車利用時のヘルメット着用の重要性や電動アシスト自転車の乗り方を確認する講座「乗ろうよ電チャリ」を町文化会館などで開いた。秋の全国交通安全運動の一環。 シニアクラブ会員など約20人が参加し、袋井署員と交通安全指導員から自転車が関わる事故の特徴や、ヘルメットの正しい着用方法を学んだ。ヘルメットの安全性を検証する実験では豆腐を入れた容器が2個用意され、片方にはヘルメットを“着用”。約3メートルの高さから落下させて豆腐の崩れ方を比べ、ヘルメットで頭を守る大切さを確認した。 講座後はヤマハ発動機の電動アシスト自転車専売店「エルドラード森町」で、電動アシスト自転車の
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森町産の新米寄贈 学校給食で味わう 農林業経営者会
森町農林業経営者会(鈴木直希会長)はこのほど、森町教育委員会を訪れ、森町産の新米「究極のコシヒカリ」を贈った。町内の幼稚園児、小中学生が学校給食で味わった。 地元産の米のおいしさを知り、郷土愛を育んでもらおうと、毎年実施している。鈴木会長は「地元産のコシヒカリを食べて、食育や農業に興味を持つきっかけになれば」と野口和英教育長に新米を手渡し、野口教育長は「つやも甘みもあり子どもたちも職員も喜んでいる」と感謝した。
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Sクラス 阿部さんV 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の将棋大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。81人が参加し、Sクラスは阿部哲也さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①阿部哲也(東区)②横山渡(牧之原市)③宇藤敬行(磐田市)④門奈佑紀(東区)⑤天野聡(静岡市)▽A ①中川幸一(北区)②宮城島捷翔(浜北区)③杉田大和(同)④岡本康夫(掛川市)⑤渡辺伸五(北区)▽B ①幸田好司(磐田市)②村松清(東区)③高瀬啓一郎(中区)④藤原紳裕(御前崎市)⑤高橋建夫(袋井市)▽C ①赤松賢伸(天竜区)②村松利郎(森町)③芝田信照(袋井市)④鈴木与四郎(西区)⑤中村敏男(浜松市)▽D ①八木澤椋(磐田市)②北島
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議員定数調査委 森町議会が設置 9月定例会閉会
森町議会9月定例会は21日、最終本会議を開いた。議員発議による町議会の議員定数等調査特別委員会の設置など19議案を原案通り可決し、閉会した。設置される特別委は全議員12人で構成し、中根幸男氏が委員長を務める。議員定数や報酬について調査する。 災害復旧工事費など5億8606万円を追加する本年度一般会計補正予算案や、同日追加上程した町営住宅の外壁改修を行う建設工事請負契約の締結案も原案通り可決した。
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一般ごみ排出量2.5%減 112万トン 産廃は2年ぶり増、静岡県内21年度
環境省が実施した一般廃棄物処理事業実態調査によると、2021年度の静岡県の一般ごみ総排出量は約112万7千トンで、前年度に比べ約2万9千トン(2・5%)減少した。産業廃棄物の排出量は953万トンで、前年度より20万トン(2・1%)増加した。県は20年度に続き、新型コロナウイルス禍で県民の消費行動が停滞した一方、建設業や製造業の活動が再開し始めた結果とみている。 一般廃棄物の排出量は3年連続減少した。県民1人1日当たりの排出量は843グラムで、前年度比15グラム(1・7%)減。全国平均の890グラムを下回った。都道府県別では前年に続き全国で7番目に少なかった。資源化せずに埋め立てる「ごみ最終
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森町町長選出馬 太田氏が正式表明
森町の太田康雄町長(64)は19日の町議会9月定例会で、任期満了に伴う町長選(2024年2月6日告示、11日投開票)に、3選を目指して出馬すると正式表明した。中根幸男氏の一般質問に答えた。同町長選への出馬表明は太田氏が初めて。 太田氏は健康寿命の延伸をはじめ、住宅政策や企業誘致の推進などの重要性に触れ、「森町の現在、将来のために必要な事業を実施し、住む人も訪れる人も心和らぐ町の実現に取り組みたい」と強調した。人口減少の克服と、地域の自立的で持続的な活性化に向けた計画の策定についても引き続き進める考えを示した。 太田氏は元信用金庫職員。町議を3期務め、16年2月の町長選で初当選した。
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静岡県西部の魅力 首都圏に発信 9月20日まで都内で催し
静岡県西部地域の魅力を首都圏に発信するPRイベントが19日、東京・日本橋の日本橋プラザビルで始まった。県西部地域局と管内6市町(磐田、袋井、掛川、菊川、御前崎市と森町)が初めて企画した。20日まで。 釜揚げしらすや遠州織物(磐田市)、クラウンメロンの菓子(袋井市)、くず粉を使ったアイス「くずシャリ」(菊川市)といった各市町の特産品が並んだ。ユニークな御利益わらじ(森町)、掛川・高天神・横須賀3城の御城印(掛川市)なども人気を集めた。無料で冷茶も振る舞う。 県西部地域局の永井雅也局長は「各市町が少子高齢化、人口減少に強い危機感を持っている。イベントをきっかけに、観光客の呼び込みや移住・定住
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小規模保育所「3歳以上受け入れ」 静岡県内、検討の動きなし 定員、設備余裕なく
原則0~2歳児を預かる小規模保育所で「3歳以上も受け入れることができる」とした4月の国の通知に対し、静岡県内は現時点でどの市町も新たな受け入れを検討していないことが18日までに、静岡新聞社の取材で分かった。施設の定員や設備面で余裕がないのが主な理由。保護者にとって転園せず同じ施設に続けて預けられる利点がある一方、実施にはハードルが高い状況が浮き彫りになった。 認可小規模保育所を有する27市町(4月1日時点)に電話で尋ねた。最も多い53施設がある浜松市は「0~2歳児の保育需要が大きいので(3歳以上を)受け入れる予定はない」(幼児教育・保育課)とし、48施設を有する静岡市も「保護者からニーズは
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松井さん(浜松)最優秀 小国神社写真コンテスト
森町の小国神社はこのほど、「第21回古代の森 小国神社写真コンテスト」(静岡新聞社・静岡放送後援)の入賞作品21点を発表し、同神社で表彰式を行った。最優秀賞には松井紀和さん(浜松市中区)の「華やかな祭礼」が選ばれた。 「境内に咲く草花・樹木など」「祭事・催事」「野鳥」の3部門に、今回から「学生の部」を設けて全4部門で募集し、町内外から285点が寄せられた。入賞作品を含む50点を研修室に24日まで展示する。同神社で開かれた表彰式で松井さんは「実力のある方々が受賞してきた賞なので、いまだに信じられない」と喜びを語った。 その他の入賞者は次の通り。 優秀賞 藤田正男(浜松市南区)戸塚敏明(掛
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上品な梨の香り漂う 遠州森町BEER 9月17日限定販売
森町中川の野末農園で採れたナシを使用したクラフトビール「遠州森町BEER ジャパニーズペアホワイトエール」が17日から、町内を中心に数量限定で販売される。販売を前に発表会がこのほど、アクティ森(同町問詰)で開かれ、関係者が出来栄えを確認し、販売の好調を祈願した。 「幸水」と「あきづき」を掛川市の醸造所で加工した。和梨の上品な香りが特徴で、ホワイトエールらしい甘酸っぱいフルーティーな味わいを楽しめる。 森町の住民有志や県、町などで構成する「森町ツーリズム研究会森町でつながる推進部会」(吉筋恵治会長)が立ち上げた地域おこしの一環で、毎年地元産の果物を使ったクラフトビールを発表している。8月に
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「お達者度」自立健康生活期間、静岡県全体伸び 男性/菊川初のトップ 女性/御殿場6年連続
静岡県は15日までに、65歳から自立して健康に生活できる期間を示した2020年の「お達者度」をまとめた。男性は18・59年、女性は21・57年で、いずれも前年から延伸した。市町別にみると、男性は菊川市が19・45年で初めて1位になり、女性は御殿場市が22・57年で6年連続トップだった。 要介護度2未満の状態を「お達者」と定義し、人口や死亡数、介護認定状況のデータに基づいて県が毎年独自に算出している。県全体は前年に比べ男性が0・29年、女性が0・19年それぞれ伸び、いずれもデータの公表を始めた09年以降で最長となった。 2位以下は男性が裾野市、袋井市、湖西市、三島市の順。女性は湖西市、森町
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茶況(9月15日)袋井、森の秋冬番茶 9月下旬から摘採
袋井市、森町の各地で秋冬番茶の生産準備が進んでいる。9月下旬から、袋井市北部、森町南部などで摘採が始まるとみられる。 JA担当者によると、生産は10月初旬から本格化する見通し。袋井市内の茶生産者は「夏の初期、暑さによる水不足で樹勢が弱まった。秋に入って回復しつつあるが、収穫量は例年よりやや減少の可能性がある」と懸念する。 (袋井支局・北井寛人)
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太田森町長 3選出馬意向
森町の太田康雄町長(64)は14日までに、任期満了に伴う町長選(2024年2月6日告示、11日投開票)に、3選を目指し出馬する意向を固めた。19日の町議会9月定例会で正式に出馬を表明する見通し。同町長選に出馬の意向を示したのは太田町長が初めて。 太田町長は1期目に掲げた人口減少対策などを継続するとともに、2期目から取り組む遠州の小京都リノベーション推進計画や、企業立地推進事業を通して、「森町の活性化に尽力したい」と意欲を見せた。 太田町長は元信用金庫職員。町議を3期務め、16年2月の町長選で初当選した。
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個性光る写真34点展示 フォトクラブ袋井 市役所で会員展
袋井市や近隣市町の写真愛好家でつくるフォトクラブ袋井の会員展が20日まで、市役所市民ギャラリーで開かれている。 クラブは月に2回ほど活動し、会員10人がそれぞれの感性で自由に撮影することがテーマ。会場には個性が光る34点の作品が並ぶ。森町の大洞院の紅葉や天浜線の駅、水滴の滴るユリの花など、多様な題材がそろう。こいのぼりの内側を撮影し、色を反転するなど技巧を凝らして独創的な世界観を表現した抽象写真も来場者の目を引いている。 菅家司会長(76)は「会員たちの自由な表現から、撮影者の個性や思いを感じ取ってもらえたら」と来場を呼びかけた。
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経験や価値観 英語で発表 磐田、中学生弁論大会
磐田、袋井両市と森町の中学生が英語スピーチを競う「磐周地区中学校英語弁論大会」がこのほど、磐田市国府台の磐周教育研究所で開かれた=写真=。16校から代表各1人が出場し、堂々としたスピーチを披露した。 出場した生徒は、自身の経験や価値観などを英語でまとめ、ジェスチャーを交えて1人5分以内で発表した。入賞者は次の通り。 ①鈴木良来(磐田福田)②鈴木晴大(袋井)③千葉美幸(袋井浅羽)④大場千寛(磐田一)⑤稲垣遼太郎(磐田向陽)
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静岡県内小中高13校 インフルエンザで学級・学年閉鎖
静岡県は13日、小中学校と高校計13校でインフルエンザに感染したとみられる患者182人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。下田市の小学校は学校閉鎖を行った。 市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】下田市9人、富士市21人、同市17人、藤枝市7人、焼津市15人、菊川市17人、浜松市中区24人、同市西区8人、同市南区6人。 【中学校】沼津市6人、富士宮市13人、磐田市8人。 【高校】森町31人。
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設立者の偉業「誇り」 森町・遠江総合高生 台湾研修の成果報告
森町の遠江総合高の生徒がこのほど、町役場を訪ね「第1回台湾生徒派遣研修」(8月18~22日)に参加した感想や学習の成果を太田康雄町長に報告した。 研修は同校同窓会の支援事業で、2、3年生計6人が参加した。同校前身の周智農林学校の設立者で、台湾の発展に貢献した鈴木藤三郎のゆかりの地などを巡り、台湾の歴史や文化、日本との友好関係を学んだ。 鈴木が初代社長を務めた台湾製糖の跡地、糖業博物館などを見学。台湾で茶業発展の基礎をつくった藤江勝太郎(森町出身)が初代場長の桃園茶業改良場も訪問した。 参加した岡茜里さん(3年)は「自分の学校を作った人が台湾で偉業を成し遂げていることを学び、誇りを持てた
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祭り屋台撮って50年 病に負けず集大成写真展 森町の岩本雅志さん「地域の誇り見てほしい」
ライフワークとして50年以上、県内各地の「祭り屋台」を1人で撮影し続けてきた岩本雅志さん(85)=森町=が、集大成となる写真展を12日から10月1日まで、森町文化会館で開く。展示する写真に納まる屋台は1838台。「地域それぞれの誇りを見てほしい」。写真展の成功のため、突如襲ってきた病にも負けず、日々リハビリに励みながら病室から家族に指示を出して準備を進めてきた。 屋台写真を撮り始めたのは、30歳を過ぎたころ。森町の小学校教員時代に、児童たちの姿を撮るために買ったカメラが壮大な「屋台写真人生」のきっかけを作った。「地域一丸で屋台を引く人たちの顔は本当に生き生きしている。日本っていいなと感動し
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森町の魅力、一緒に探そう 現役大使が仲間募る キャラクター「コモコモ」呼びかけ
森町のプロモーション大使と町のPRキャラクター「コモコモ」が8日、浜松市中区の静岡新聞社・静岡放送浜松総局を訪れ、地域の魅力発信をする大使の第3期メンバーへの応募を呼びかけた。町のイベント活動やSNS発信を通じて町内外に魅力をPRする。応募期間は29日まで。 任期は2年で、おおむね1時間以内で同町に通えることなどの条件を満たした18歳以上が対象。性別や未婚・既婚は問わない。書類と面接で選考後、11月19日の森町産業祭で委嘱式を行い、活動を開始する。 現在は大学生、ピアニストなど9人で活動していて、森の石松まつりなどの行事参加や観光パンフレットのモデルなどに取り組んでいる。大使の足立羽美さ
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茶況(9月8日)全国茶審査大会出場4人が意欲 森町役場訪問
静岡県茶業青年団の茶審査技術競技大会(闘茶会)で上位に入賞し、9日に鹿児島県で開かれる全国大会に出場する森町の鈴木洋太郎さん(36)、長田夏海さん(45)、大場邦浩さん(42)、山崎真弘さん(42)の4人がこのほど、町役場を訪れ、太田康雄町長に健闘を誓った。 4人は静岡市で行われた県大会で上位10位に入り、全国出場を決めた。全国大会では茶の産地や外観、味を判定し、成績を競う。 太田町長は「茶処静岡としてのプレッシャーに負けず、頑張ってきてほしい」と激励した。 (袋井支局・北井寛人)
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記者コラム「清流」 「アクロス」の物語
2000年代に“地震予知の新兵器”と期待され、森町で稼働していた気象庁気象研究所の地下構造探査システム「アクロス」が老朽化のため撤去される。プレート境界の監視は困難だったが、地震波速度の変化観測などで成果を挙げた。 静岡大などの研究グループは、実際に巨大地震が発生した後のデータにも注目していたが、幸か不幸か、アクロスの設置期間に地震は起こらなかった。老朽化に伴い、維持費などの観点から継続稼働が困難になり、研究者にとって消化不良に終わった側面もある。 文部科学省が8月に公表した科学技術指標では、注目度の高い論文数の国別順位で、00年代にトップ5に位置した日本は13位
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JA遠州中央 「こしひかり」PR 浜松市長に
JA遠州中央の山田耕司代表理事理事長らがこのほど、新米をアピールしようと浜松市役所を訪れ、磐田市、袋井市、森町など管内で収穫された「遠州中央こしひかり」を中野祐介・浜松市長に贈った=写真=。同JAによると、今季は暑さが続き、雨も少ないという厳しい環境だったものの、農家らによる水の管理の工夫により味も色つやも良好という。山田代表理事理事長からコメの説明を受けた中野市長は「おいしいお米ができたのは農家の努力とJAの支援のおかげだ。われわれも生産環境整備、消費拡大に取り組む」と謝意を述べた。
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静岡県内10施設 インフルエンザで学級・学年閉鎖
静岡県は6日、幼稚園と小学校と高校計10施設でインフルエンザに感染したとみられる患者計176人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。5日発表分から新シーズン(2023~24年)となったが、最初の月に100人を超えた例は過去10年間になく、感染が拡大している。 県によると、8月27日までの1週間で、定点医療機関1カ所当たりの患者数は1・44人(前週0・96人)だった。7月下旬以降は流行の目安値の「1人」をやや下回る状況が続いていたが、夏休み明け以降、各地で感染者が増えているとみられる。県は「今後各地で急拡大する恐れがある」として、対策を呼び掛けている。 6日発表分の市区町別の患
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袋井市内の移り変わり描く 田中さん個展
風景画を50年以上にわたって描き続ける田中稔さん(77)=袋井市葵町=の個展「袋井百景」が10日まで、市役所市民ギャラリーで開かれている。 酒屋などが並ぶ昭和50年代の市内の町並みや、約60年前まで袋井市-森町間を走っていた秋葉線の袋井駅を描いた油彩、水彩画約40点がそろう。愛野公園の秋景色など近年の風景を写した作品も並び、市内の移り変わりを絵画で楽しめる。 田中さんは「全て現地に行って描いてきた作品。現場の空気感や雰囲気を感じてもらいたい」と来場を呼びかけた。
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森町長選 2月11日投開票
森町選挙管理委員会は1日、任期満了(2024年3月9日)に伴う町長選の日程を24年2月6日告示、同11日投開票と決めた。 同町長選ではこれまでに、現職の太田康雄氏(64)を含めて立候補を表明した人はいない。 9月1日現在の選挙人名簿登録者数は1万4611人(男7199人、女7412人)。
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森町議会開会 19議案を上程
森町議会9月定例会が1日、開会した。会期を1~21日の21日間と決めた後、2022年度の決算認定や、5億8606万円を追加する本年度一般会計補正予算案など19議案を上程した。このうち、6月の台風2号接近に伴う豪雨により被災した公共施設などの復旧経費2億7260万円を計上した本年度一般会計補正予算の専決処分、町教育委員に宮崎智栄氏(58)を任命する人事案は承認、同意された。 一般質問は19日に行う。
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天竜浜名湖鉄道で防災訓練 情報把握など手順確認
天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)は1日、「防災の日」に合わせた社内防災訓練を天竜二俣駅(同区)に隣接する車両基地などで行った。午前9時に三重県沖でマグニチュード(M)9・0の南海トラフ地震が発生した想定で、沿線各駅の情報把握や被災後の消火、救助活動といった一連の手順を確認した。 訓練では浜松市や掛川市、森町などが強く揺れ、大津波警報が出されたとして、松井宜正社長を本部長とする仮設の地震災害対策本部を車両内に置き、16人が参加した。防災ラジオや災害時の優先電話を使い災害規模の把握や乗客、社員の安否確認を実施。「遠州森駅では旅客8人が避難して負傷者なし。駅舎の瓦が落下」など具体的な情報を対策本部
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清水町、町営住宅の保証人廃止へ 条例改正案を議会に提出
清水町は31日までに、町営住宅の入居条件としていた連帯保証人の確保を廃止する方針を決めた。町営住宅条例の一部改正案を、同日開会した町議会9月定例会に提出した。単身高齢者の増加を受けて、住宅困窮者の入居の支障とされてきた条件を撤廃する。 清水町内には柿田、外原の2地区に町営住宅がある。これまでは町内在住の保証人1人を入居者に求めていた。条例が改正された場合、緊急連絡先は必要だが、保証人を確保せずに入居が可能となる。 静岡県によると、県内で公営住宅の連帯保証人の規定がないのは熱海市、森町、川根本町の3市町のみという。県営住宅では、保証人が見つからない場合に家賃債務保証業者に委託料を払えば保証
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森町議会は1日から 9月定例会
森町議会は28日、議会運営委員会を開き、9月定例会の会期を1~21日の21日間と決めた。2022年度の各会計の決算認定や、災害復旧工事費など約5億8千万円を追加する本年度一般会計補正予算案など19議案を審議する。一般質問は19日に行う予定。
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薬膳茶・ハーブティー開発に力 静岡県内茶業者、訴求力強化へ
静岡県内で茶に果実や草花、豆類を配合した薬膳茶・ハーブティーの新商品を開発する動きが活発化している。製茶問屋らは緑茶の香りやうまみと、ハーブが持つリラックス効果などを掛け合わせた商品の研究を重ね、急須になじみが薄い顧客層への訴求力強化に結び付けている。 季節や体調に合ったお茶で体の内側から整える-。鈴和商店(静岡市葵区)は昨年、薬剤師と共同で考案した薬膳茶のシリーズ商品を発売した。 国産ウーロン茶にハトムギや黒豆を配合した「慈雨(じう)」、ほうじ茶にヨモギやシナモンを加えた「温香(おんこう)」など4種類で、小売店「茶屋すずわ」や各地の雑貨店、セレクトショップなどへ出荷する。女性を中心に香
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磐田一中2年の中村さん最高賞 中東遠ピアノコン
静岡県中東遠ピアノ指導者連盟はこのほど、中東遠PTCピアノコンクール(静岡新聞社・静岡放送後援)を森町文化会館で開いた。最高のPTC賞には磐田一中2年の中村姫凜さんが輝いた。 中東遠地域の園児や小中高生ら約200人が15部門に出場。各部門の受賞者は11月12日に同所で開かれる記念コンサートに出演する。 主な受賞者は次の通り。 【プレ】A部門 広田蘭(ふじの花保育園)▽B部門 内山大暉(赤佐小)▽C部門 田中結愛(豊田東小)▽D部門 若林玲奈(磐田東部小)▽E部門 中山裕玄(常葉大付属菊川中) 【ソロ】A部門 堀田時生(いずみ第二保育園)▽B部門 清水悠伸(豊岡南小)▽C部門 萩原悠月(掛川二
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自然の中で友達と成長 土のう積み方、ロープワーク… 1泊2日野外教室 袋井、児童50人が体験
袋井青年会議所主催の野外体験教室「アドベンチャースクール」が19日、袋井市豊沢の豊沢の丘防災広場で、1泊2日の日程で始まった。初日は袋井市と森町の小学1~6年生約50人が土のう作りなどに挑戦した。 児童は、陸上自衛隊板妻駐屯地(御殿場市)の第34普通科連隊第2中隊の隊員らの手ほどきを受け、強度の高い土のうの積み方や、災害時に活用できる「もやい結び」といったロープワークを学んだ。自動体外式除細動器(AED)の使用訓練では、要救助者の発見から周囲の確認、胸骨圧迫、AED使用などの一連の流れを確かめた。 教室は、自然の中での体験を通じて子どもたちの自立心を養うとともに、集団生活のルールや友達の大切
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茶況(8月18日)審査技術1位に磐田の松下さん JA遠州中央闘茶会
JA遠州中央はこのほど、若手茶業者が茶の審査技術を競う闘茶会を袋井市の茶ピアで開いた。出場者23人の中から、磐田地区の松下公彦さんが1位に輝いた。上位10人は、29日に静岡市内で開催される県茶生産青年茶審査技術競技会に出場する。 4年ぶりの開催で、同JA管内の浜松市天竜区、袋井市、磐田市、森町の若手生産者らでつくる茶生産青年会の会員が出場した。鹿児島や京都など10府県の荒茶を5種ずつ二つのブロックに分けて外観審査と内容審査を行い、各審査30秒の制限時間内に生産地を判定した。 そのほかの県大会出場者は次の通り(かっこ内は地区名)。 ②左口欣也(磐田)③稲垣誠俊(同)④丸尾友基(袋井)⑤新
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伊藤謙一氏 自民会派に 静岡県議会届け出
静岡県議会事務局は18日、最大会派の自民改革会議が無所属の伊藤謙一氏(袋井市・森町)の会派入りを届け出たと発表した。 伊藤氏は4月の県議選に無所属で出馬し、初当選した。 新たな会派構成は次の通り。 自民改革会議41▽ふじのくに県民クラブ17▽公明党県議団5▽無所属5
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戦没者悼む「大輪の光」 森町で花火大会
森町商工会は16日夜、森町納涼花火大会を同町森の太田川親水公園で開いた。約2千発の打ち上げ花火が夏の夜空を彩った。 戦没者の慰霊のため、毎年8月15日に合わせて開催しているが、台風7号の影響で1日延期となった。当日は、特大スターマインなどさまざまな種類の花火が豪快に打ち上がり、大勢の観衆が満喫した。会場には、かき氷や焼きそばなどの露店約80店舗が5年ぶりに並び、大いににぎわった。 同大会に合わせ、母親と一緒に横浜市から見に来たという小学1年猪股朔真君(6)は「初めて打ち上げ花火を見てとても楽しい。打ち上がって(火花が)たくさん散らばる花火が好き」と笑顔を見せた。
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家康の生涯 絵や造形作品で紹介 20日まで森町・小国神社
徳川家康の生涯を描いた歴史マンガなどを手がけた絵本・造形作家のたたらなおきさん(58)=静岡市葵区=の作品が並ぶ「遠江 家康ワールド」(実行委主催)が20日まで、森町の小国神社で開かれている。作品を楽しみながら家康にまつわる歴史が学べる。 駿府(静岡市)で過ごした幼少期、戦いに明け暮れた青年期など、家康の姿を段ボールで制作して生涯を伝えた作品や、同神社に残る家康が腰をかけたとされる「立ち上がり石」の逸話を解説したイラスト作品が並ぶ。ペーパークラフトのワークショップや段ボール甲冑(かっちゅう)の着用体験も展開され、家族連れでにぎわっている。 たたらさんは「家康の生い立ちから生きるパワーをも
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森町納涼花火大会 16日に開催延期
森町商工会は14日、同町太田川親水公園で15日に開催予定だった森町納涼花火大会について、開催を16日に延期すると発表した。台風7号の接近に伴い、荒天が予想されるため決定した。16日も午後7時半開始予定で、約2千発を打ち上げる。
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森町に設置 アクロス“引退”地下構造探査システム 地震波速度の変化観測で成果
“地震予知の新兵器”と期待されて森町睦実の町営グラウンドに設置され、2006年6月に稼働した気象庁気象研究所の地下構造探査システム「アクロス」が老朽化のために本年度で撤去されることが12日までに、同研究所への取材で分かった。微弱な人工地震波を発生させて地下の構造を24時間監視するシステム。同研究所と名古屋大、静岡大の研究グループが15年以上にわたり、南海トラフ地震の想定震源域などの監視や研究に活用した。当初の役目は終えたが、研究者は「森町を含め各地のアクロスの開発、運用で装置の成熟度は高まった」と話す。 気象研、名大、静大 活用15年 アクロスは同町のほかに愛知県豊
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台風2号復旧費用 国交省、財務省査定 静岡県は169カ所、70億円申請
国土交通省と財務省は18日まで、6月の台風2号で被災した県内の河川や道路などの公共土木施設(公園、港湾を除く)の災害査定を実施している。県は政令市を除く169カ所、計約70億円を申請している。申請内容が妥当と認められると、復旧事業費の3分の2は国が補助する。 県土木防災課によると、今月7~10日に第1次査定として、県内8土木事務所管内の106カ所で実施している。内訳は、堤防が決壊し甚大な被害が出た磐田市の敷地川などの河川が81カ所、森町の太田川沿いで崩落した県道大河内森線などの道路が21カ所。このほか砂防施設が1カ所、急傾斜地が3カ所あり、申請額は計約44億円に上る。 申請箇所が多い島田
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イチジク出荷前に規格確認 JA遠州中央 磐田で目ぞろえ会
JA遠州中央いちじく部会はこのほど、本格出荷を前にイチジク目ぞろえ会を磐田市加茂のJA園芸流通センターで開いた。部会員ら約20人が参加し、出荷規格を丁寧に確認した。 参加者は、イチジクを手に取りながら品質や階級の見極め方、パックへの詰め方などを確認した。目ぞろえ会に先立ち、同部会の立花毅部会長は「待ちに待ったシーズン。この場で出荷規格をすり合わせ、品質の良いものを出荷したい」とあいさつした。 同部会では2023年度、部会員37人が磐田、袋井、森町の約4.6ヘクタールでイチジクを栽培している。8月中旬から出荷量が増え、11月末ごろまで続く見込み。
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茶葉の鑑定を体験 静岡で食育イベント
静岡市葵区のレストランルモンドふじがやで5日、夏休みの子ども食育イベント「おいしい夏休みを体験しよう」(国際観光日本レストラン協会主催)が開かれた。市内の小中学生が、オリジナルのブレンド茶作りや鉄板焼きのシェフ体験に挑戦した。 同協会に加盟する同店で、毎年開催しているイベント。今年は、同区の製茶問屋勝山商店の勝山喜弘社長を招き、製茶やブレンドの技術を知り、静岡茶の魅力を伝えるプログラムを用意した。 参加した10人の親子は、勝山さんが持参した茶葉3種類の鑑定を体験。茶商らが鑑定で用いる拝見茶わんを使い、荒茶と仕上茶の違いを嗅ぎ分け、好みの配合でブレンドした。 森町産のトウモロコシなど静岡
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広島の思い この目で 耳で 本県の児童生徒 式典を前に学び【戦後78年 しずおか】
6日、広島市で開かれる平和記念式典に参列する本県の児童生徒が5日、同市に入った。市によると、今夏参列するのは三島と藤枝、掛川、袋井、森、磐田の6市町。「原爆の日」を前に被爆地の歴史を学んだ。 森町の小中学生4人は平和記念公園に足を運んだ。案内役の地元ボランティア金本隆子さん(73)から「若い世代が戦争の悲惨さを伝えていってほしい」と託された森中3年の山本惇太さんは、「自分だけが平和の尊さを知っていても、周りに教えなくては意味がない」と胸に刻んだ。 展望台を備えた「おりづるタワー」からの街並みを目に焼き付けたのは三島北中3年の長舟由紀さん。「焼け野原の状態を学んだので、復興へ大変な努力があ
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核の恐怖 古里に訴え 広島在住、静岡県出身者の「県人会」発足40年【戦後78年 しずおか】
広島在住の静岡県出身者らで組織する「広島静岡県人会」が今年、発足40年を迎えた。会長は元ヤマハ社員の柴田禎司さん(79)=広島県廿日市市=。「原爆の日」を前に「8月6日は平和の尊さや核兵器の恐ろしさを考える1日にしてほしい」と古里へ訴える。 同会は1983年発足。元プロ野球広島で同年主力に定着した長嶋清幸さん(61)=自動車工高(現静岡北高)卒=を支援する本県関係者の後援会設立を機に、誕生した。 広島市で開かれる全国都道府県対抗男子駅伝の本県代表の応援に力を入れていて、選手団の慰労会開催のほか、レース会場周辺で本県の特産品販売も実施してきた。森町・天宮神社の国指定重要無形民俗文化財「十二
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来訪者増へ「課題再確認」 袋井で知事広聴会
川勝平太知事と地域住民が意見を交わす広聴会「平太さんと語ろう」が4日、袋井市のメロープラザで開かれた。県外から同市や森町に移住し、地域活性化や農業に取り組む県民と川勝知事が、パネル討論会形式で意見交換した。川勝知事は「来訪者を増やすため、森町などへのアクセス手段や通信環境の課題を再確認したい」と述べた。 森町地域おこし協力隊員として活動する佐野祥さんは世界24カ国を旅して回った後、山里での生活に関心を持ち、同町に移住した。現在は保全活動や魅力発信に尽力している。佐野さんは「山里に残る自然や文化は財産と言えるが、住民は減少し続け、保全が困難になっている。行政との連携を強めていきたい」と述べた
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平和の尊さ 広島で考えたい 6日の式典参列 掛川、藤枝、森の児童生徒【戦後78年 しずおか】
新型コロナウイルスの5類移行後初めての夏を迎え、静岡県内各市町による広島市の平和記念式典への児童生徒の派遣が、コロナ禍前の水準に戻りつつある。4年ぶりに6日の式典に小中学生を派遣するのは掛川、藤枝、森の3市町。行政、教育関係者は「現地でしか分からないことを感じてきてほしい」と期待する。 7月20日、掛川市の城東中の校内で、同市訪問団メンバーの3年堀川那々帆さんと寺田希瑠[のえる]さんが、全校生徒約200人で作った千羽鶴を確認していた。同市は城東と原野谷、西の3中学から各2人を派遣する。 幼少期から祖母の戦時中の経験を伝え聞いてきた堀川さんにとって、訪問団への立候補は自然な流れだった。「
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森町商工会 15日花火大会へPRに力 協賛企業紹介ポスターを制作
森町で8月15日に開催される「森町納涼花火大会」(森町商工会主催)に向け、町商工会は31日、協賛企業を紹介する特別ポスターを制作した。地元の機運醸成へとつなげる。 同花火大会は企業の支援で成り立っていることから、商工会では協賛企業のPRに取り組んでいる。例年制作している折り込みチラシに加え、さらなる発信力の強化を目的に、新たにポスターを企画した。10万円以上協賛した企業25社を掲載している。天浜線の各駅や町内事業所などに掲示する予定。 花火大会は同町の太田川親水公園で午後7時半~8時半。特大スターマインなど計2千発を打ち上げる。会場には5年ぶりに屋台が出店する。
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森町長が感染 新型コロナ
森町は28日、太田康雄町長(64)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。8月1日まで在宅で公務に当たる。 町によると、27日夜に発熱し、翌日感染が判明した。在宅期間中は職務代理者は置かず、連絡体制を確保して対応する。
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茶況(7月27日)掛川の山啓製茶 3連覇 東京都優良茶品評会
第51回東京都優良茶品評会(都茶協同組合主催)が都内で開かれ、掛川市伊達方の山啓製茶が仕上げ茶1キロ7千円の「都の華」部門で、3年連続で1等1席の農林水産大臣賞に輝いた。3連覇は史上初という。 昨年に連覇を果たし、プレッシャーがある中、試行錯誤を重ねた。渡辺直利製造部長(53)は「難しい年だったが慎重かつ丁寧に仕上げた。香りや水色などバランスが良くなるよう意識した」と語り、弟の高良営業部長(49)は「過去2回の経験を生かし良い原料を見極めたことが3連覇につながった」と振り返る。 斎藤徹社長(54)は「地域の農家や茶業関係者、社員に感謝したい。栄誉ある賞を3回受賞できうれしく思う」と話した
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保育士 地元でキャリア研修 中東遠5市町が広域開催【届かぬ声 子どもの現場は今】
保育士らの処遇改善につながる「キャリアアップ研修」の受講を後押ししようと、中東遠地域の5市町(掛川、袋井、菊川、磐田市、森町)が本年度から同地域を会場に研修を開講している。業務が多忙で職場を離れるのも難しい保育士のため、より近い場所で受講機会を増やす目的。関係者によると、近隣自治体が連携して広域的に開講する事例は全国的にも珍しいという。 「気持ちの切り替えが難しい子に、どう対応したらいいか」。19日、袋井市役所東分庁舎コスモス館で行われた研修に5市町の保育士や幼稚園教諭ら95人が集まった。テーマは「障害児の発達の援助」。個々の特性を理解した上でどのように支援をするべきか、参加者は講義内容を
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台湾の屏東中正RCと交流 袋井RC
袋井市と森町を拠点とする袋井ロータリークラブ(RC)はこのほど、台湾の屏東中正RCの会員を招いた交流会を同市で開いた。食事や市内見学などを通じて相互理解を深めた。 同市出身の農業土木技師鳥居信平(1883~1946年)が屏東県に地下ダムを造った縁で、昨年から両団体の交流が始まった。鄭智端会長ら4人が訪れ、流しそうめんを体験したほか、市月見の里学遊館にある鳥居信平像の視察、同市特産のクラウンメロンの温室ハウス見学も行った。 今後も継続的に交流し、将来的に自治体同士の交流につなげることを目指すという。鄭会長は「貴重な時間を過ごすことができた。これからさらに友情を深めていきたい」と話した。
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浜岡原発情勢連絡会 廃炉作業で意見交換 解体現場の視察も
中部電力と浜岡原発から半径31キロ圏(UPZ)の5市2町で構成する情勢連絡会は13日、情報交換会を御前崎市佐倉の同原発で開いた。廃止措置中の1、2号機の設備解体現場を視察した。 参加したのは島田、磐田、焼津、藤枝、袋井市と吉田、森町の担当者。中電社員から説明を受けながら1、2号機の原子炉建屋やタービン建屋の内部を見学した。廃炉作業で発生した撤去物や今後解体する原子炉の圧力上昇を抑制するための設備「サプレッションチェンバ」も見て回った。 中電は1、2号機について2024年度から原子炉圧力容器など原子炉領域の解体作業に着手する方針。36年度までの廃止措置完了を目標に掲げる。 出席者からは意
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リンゴ飴専門店、Z世代中心に話題 静岡県内でも人気広がる
縁日の定番お菓子の一つとして長く愛されてきた「リンゴ飴(あめ)」が近年、新たに脚光を浴びている。こだわりの食材を使い、カラフルな見た目や多様なフレーバーを展開する専門店のリンゴ飴だ。これまでは主に東京都内で相次いで出店されていたが、静岡県内でも取り扱う店舗が増えている。流行に敏感な「Z世代」と呼ばれる若者を中心に、SNSで映えるおしゃれな“進化系”スイーツの人気が高まりそうだ。 静岡市葵区の中心街にある木箱型のトレーラーハウス。リンゴのロゴが描かれた真っ赤な丸い看板が掲げられているのは、11日にオープンした「りんご飴専門店 富士林檎」だ。ガラスの引き戸を開けると、
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茶況(7月8日) 県産二茶取引終了へ 静岡市中
静岡市中の県産二茶取引は、富士の一部工場の荷口を除き終わった。県外産三茶を手当てする動きは見られるが、茶問屋街は一服ムードに包まれている。 飲料関連の仕入れを手がける郡部の中堅問屋は「品質は例年並み。炭疽(たんそ)病の影響で、茶期後半に数量が減ったのは想定外だった」と話した。二茶の平均単価はおおむね前年並みとみられる。リーフ原料を調達した市中問屋は「前年と比べて割高感を感じる荷が多かった」と評した。 県中西部で1ヘクタール当たりの収量が伸びた茶園がある一方、東部では出荷量が半分近く減った工場もみられた。シーズンを通じて、市中や静岡茶市場の取引は盛り上がりを欠いた。あっせん業者は「飲料関連
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⚾遠江総合【高校野球チーム紹介2023夏】
自主自立をテーマに掲げ、自分たちで考える野球を徹底している。打線は爆発力があり、追い込まれても粘り強く食らいつく。目標はベスト16。新しい歴史をつくりたい。 部長 高橋 竜央 監督 飯塚 大佑 ①加茂 拓斗(3年、磐田城山)163、69、右右 ②山本 竜生(3年、森旭が丘)165、80、右右 ③名越 泰雅(2年、袋井)179、85、左左 ④榛葉 圭祐(2年、掛川北)158、57、右右 ⑤山田 凌太(3年、掛川桜が丘)169、71、右右 ⑥田光 亨成(2年、磐田神明)172、65、右右 ⑦山崎 朔弥(3年、掛川桜が丘)174、66、右右 ⑧鍵山 蓮(3年、掛川北)179、76、右右 ⑨天
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茅の輪くぐり 無病息災祈願 森町・小国神社で夏越大祓式
日常で付いたけがれを清める「夏越大祓式(なごしのおおはらえしき)」が6月30日、森町一宮の小国神社で執り行われた。 夏と大みそかの半年に一度行われる伝統行事で、拝殿前に神職や地域住民らが作った直径約3メートルの茅(ち)の輪を設置。おはらいを受けた参列者が神職に続いて8の字を描くように三度くぐり、無病息災や疫病よけなどを祈願した。 大祓式は国の安寧を願う宮中行事が由来で、神社を通じて民間に広がった。同神社では毎年6月30日に実施し、夏本番を健康に過ごせるようにとの願いも込められているという。今年は雨にもかかわらず300人以上が参列した。
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浜松でブルーベリー狩りとジェラート満喫 浜松学院大生が旅行商品 ウェブサイトで販売
浜松市中区の浜松学院大地域共創学科の学生8人が浜松・浜名湖ツーリズムビューローと連携して体験型旅行商品の開発に取り組み、6月中旬からビューローのウェブサイト「ちょい旅ガイド」で発売された。 北区都田町の農園「あおいとり」でブルーベリー狩りとジェラートを楽しめるパック商品。園内では広大なハウスに果樹が並び、新鮮で甘い実を食べられる。ジェラートは「複数の味わい方ができると楽しい」と学生が提案。園長の佐藤聡さんが森町の専門店「アリア」に依頼し、直径2センチ近い特大の実を混ぜたカップアイスを製造した。 学生たちは昨年、授業で旅行商品の企画に挑戦し、複数の案から高柳亜依さん(3年)が考えたブルーベ
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ヤマハ発 子会社吸収合併へ 電装領域の経営資源集約
ヤマハ発動機は30日、二輪車や船外機、電動アシスト自転車などの電装品を手がける100%子会社のヤマハモーターエレクトロニクス(YEJP、森町)を吸収合併する方向で検討を始めたと発表した。2025年1月の合併を目指す。 世界的に脱炭素に向けた動きが進む中、規制対応や環境に配慮した製品の開発力を強化するため、電装領域の経営資源を集約する。成長領域に位置付ける電動アシスト自転車事業の規模拡大、主力の二輪車や船外機の電動化などを加速させる。 YEJPは1973年設立。森町のほか、インドネシアやブラジルなど海外7カ所に生産拠点を置く。従業員の雇用は維持するという。 7月1日付の組織変更も同日発表した。
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天浜線フリー切符で「PAS」無料貸し出し 浜松・天竜二俣駅
天竜浜名湖鉄道(浜松市天竜区)とヤマハモーターエレクトロニクス(森町)は1日から、同区二俣町の天竜二俣駅でヤマハ発動機の電動アシスト自転車「PAS」の無料貸し出しを始める。11月末まで。 駅窓口で天浜線の1日フリー切符を提示すると先着順で借りられる。対象はスポーツタイプ1台とシティサイクル2台の計3台。午前9時から午後4時まで利用できる。 両社はこれまでに、ラッピング列車の運行や副駅名のスポンサー契約などを通じてPASのPRを行ってきた。無料貸し出しはPASの発売30周年を記念した連携事業として企画した。 天浜線の担当者は「PASで坂道でも快適に散策できる。天竜二俣駅から歴史ある二俣の
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県町村議長会長に遠藤・小山町議長
静岡県町村議長会はこのほど、役員を改選し、新会長に遠藤豪小山町議会議長を選任した。 副会長には遠藤嘉規河津町議会議長、監事に吉筋恵治森町議会議長と田口彰一函南町議会議長が就いた。 任期は、いずれも26日から1年間。
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安倍川本流・フライ 最後に良型アマゴ 増水でポイント選び苦戦【魚影を追って】
昨年9月の台風15号は中部地区を中心に県内河川の釣り環境に大きな打撃を与え、その影響はいまだに尾を引いている。興津川漁協の前沢元次組合長が「雨に対する回復力が極めて低下している」と語るように、いったん雨が降るとなかなか濁りが取れない。 まさに雨の後で特に本流は厳しい状況だったが、フライロッドをせいせい振りたいと思い、5月末、静岡市の安倍川本流の上流部に向かって車を走らせた。増水の川でポイント選びに苦戦したが、ラストチャンスで良型のアマゴを手にすることができた。 どこまで上ったら釣りができるだろうか。時々車を止め、川をのぞき込む。灰色の流れが少しずつ澄み始め、水量、濁りともに何とか竿を出せ
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静岡県内1人心肺停止 熱中症、8人搬送
静岡県内で27日、熱中症とみられる症状で少なくとも8人が救急搬送された。うち1人は搬送時、心肺停止状態だった。 袋井市森町広域行政組合袋井消防本部によると、心肺停止の状態だったのは、袋井市の男性(63)。午後0時半ごろ、屋外で倒れているのを通行人が発見したという。このほか、西伊豆町の女性(79)が重症。中等症は5人、軽症は1人だった。
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12議案を可決 森町議会 定例会閉会
森町議会6月定例会は27日、最終本会議を開いた。三倉幼稚園を閉園する森町立学校設置条例の一部改正案や、1億2600万円を追加する本年度一般会計補正予算案など12議案を原案通り可決し、閉会した。補正後の総額は94億6千万円。
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被災地方鉄道 乗って応援 大鉄、熊本ツアー企画 名物広報「守りたい風景」案内
昨秋の台風15号で被害を受け、大井川本線の家山―千頭間で運休している大井川鉄道(本社・島田市)が被災から丸1年を迎える9月、同じく自然災害の影響で不通区間が残る熊本県の地方鉄道などを訪ねる応援ツアーを計画している。企画の中心を担い、全行程に同行する大鉄の名物広報、山本豊福さん(58)は「被災した鉄道の復旧には『乗車』という行動が重要。乗って応援してほしい」と強調する。 大井川鉄道の蒸気機関車(SL)「かわね路号」 静岡空港からフジドリームエアラインズ(FDA)が熊本便を運航していて、くま川鉄道(人吉市)の永江友二社長が山本さんと親交があったことがきっかけ。今回訪問する同鉄道、南阿蘇
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森町産の茶 給食で味わって 茶商組合 ティーバッグ寄贈 町教委に
森町茶商組合(松浦芳雄組合長)はこのほど、町教育委員会にティーバッグ茶を寄贈した。町教委を通じて保育園や幼稚園、小中学校の給食などで提供される。 地域の子どもたちに同町産茶に親しんでもらおうと30年前から続けている。今年の一番茶で製造し、随時各園、各校へと届ける。年間で約300キログラムの消費を想定しているという。 町文化会館で贈呈式が開かれ、野口和英教育長に茶を手渡した松浦組合長は「これをきっかけに家庭でも茶を飲むお子さんが増えてくれたらうれしい」とあいさつ。野口教育長は「特産のお茶を飲むことで地元のすばらしさを再認識できる機会にもなる」と述べた。
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災害時商工会が連携へ 県連合会と中東遠6団体協定
静岡県商工会連合会と中東遠地区の商工会6団体は26日、大規模災害や感染症流行時の連携協定を締結した。 6団体は菊川市、御前崎市、掛川みなみ、森町、浅羽町、磐田市の各商工会。地震や台風などで協定を結んだ商工会が被災した場合、職員派遣や物資提供を行う。会員事業者の被災状況の調査や相談窓口業務の代行、被災支援に関する情報提供などのサポートも想定している。 同日、御前崎市商工会で調印式が開かれ、県商工会連合会の前沢侑会長をはじめ6団体の会長が協定書に署名した。菊川市商工会の清水厚会長は「今後もよりよい商工会活動ができるように連携関係を深めていきたい」とあいさつした。
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蓄電池 森町に寄贈 避難所で活用を レッドホースコーポレーション
ふるさと納税をはじめとする地方創生事業に携わるレッドホースコーポレーション(東京都)がこのほど、業務委託を受ける森町にポータブル蓄電池を寄贈した=写真=。 同社は2016年から町のふるさと納税の中間支援を担っている。今月2日の豪雨により町内で被害が相次いだことを知り寄贈を申し出たという。蓄電池はフル充電でスマートフォン約570台の充電がまかなえ、約700回の使用が可能。避難所で活用するほか、防災訓練やイベントでの使用も検討するとしている。 同町の町民生活センターで贈呈式が開かれた。山田健介社長から目録を受け取った太田康雄町長は「災害が発生した際に大きな力になる。有効に活用したい」と感謝し
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規格外野菜、格安で販売 廃棄減へ生産者タッグ 森町で取り組み
生産者が協力して規格外野菜を格安で販売する取り組みが、森町谷中の遠州森鈴木農園で行われている。お値打ち価格での販売に加え、同町特産のトウモロコシの集客力を後押しに売り上げを伸ばし、廃棄される農作物の削減につなげる。 同農園の直売所には、週末限定で静岡市葵区の鈴生(すずなり)が出店している。用意したのは生産している枝豆の中で色や形がふぞろいな「規格外品」。味に問題はないものの店で販売することができず、加工用として扱ってきた。正規品の半額以下の値段で販売することで、200キロ以上売れるという。 同社は規格外品の加工に多大なコストがかかるため、廃棄処分を検討していた。話を聞いた鈴木農園の鈴木弥
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災害通報システム 森町が構築方針へ 町議会 一般質問
森町議会6月定例会は22日、一般質問を行った。太田康雄町長は災害通報のあり方について「本町に合ったより良いシステムを構築する」との方針を示し、有効な手段の一つとして既存のオンライン申請フォームの活用を挙げた。岡戸章夫氏への答弁。 町は災害時の情報収集を電話で行っていたが、昨秋の豪雨災害では電話対応に追われて情報発信などに遅れが生じた。既に町で使っている申請フォームを活用することで、迅速かつ正確な情報収集につながり、情報の一元管理によって被害状況などを把握しやすくなる。一方で運用体制の整備や人材育成、人員配置などが課題という。 太田町長は「災害通報での町民の利便性向上と迅速な災害対応を実現する
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「ききょう寺」花見頃 涼しげ4万5千株 森町の香勝寺
「ききょう寺」として知られる森町草ケ谷の香勝寺でキキョウが見頃を迎えている。7月23日まで「ききょう園」を開園していて、約10種類4万5千株の涼しげな花が参拝者を楽しませている。 約8千平方メートルの敷地を青紫や白色の花が彩る。園内にはアジサイや風鈴もあり、季節感を演出している。同寺によると見頃の時期は例年並みで、現在ほぼ満開を迎えているという。 家族で町内から訪れた浅岡辰彦さん(34)は「清楚(せいそ)で落ち着く色。子どもと見られてよかった」と笑顔を見せた。
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静岡県人口355万9529人 6月1日時点 12カ月連続減
静岡県が20日に公表した6月1日現在の県の推計人口は355万9529人で、前月より931人減少した。減少は12カ月連続。社会動態は前月に引き続き、転入数が転出数を上回る社会増になったが、自然動態の減少数が上回った。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 転入数から転出数を引いた社会動態は1270人増(転入1万2025人、転出1万755人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は2201人減(出生1687人、死亡3888人)だった。 市町別で人口が増加したのは、長泉町の69人増を筆頭に、伊豆市57人増、吉田町45人増など9市町あった。減少したのは26市町で、浜松市241人減
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MTBで爽快! 東京五輪前後コース続々開設 乗りこなす達成感人気【しずおかアウトドアファン】
2021年の東京五輪で自転車競技のマウンテンバイク(MTB)、ロード、トラック種目が行われた静岡県では、大会前後にMTBを楽しめるコースが相次いでオープンした。森や草原を駆け抜ける爽快感や、起伏に富んだ難易度の高いコースを乗りこなす達成感が人気を集めている。 初心者から上級者まで利用 「伊豆MTBコース」 静岡県自転車競技連盟の練習会で伊豆MTBコースを走る参加者=伊豆市の日本サイクルスポーツセンター 東京五輪の競技会場となり、世界トップクラスの選手たちが連日熱戦を繰り広げた日本サイクルスポーツセンター(伊豆市大野)。五輪本番で使ったコースの一部を継承してオープンし
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「濁水対策や災害復旧を」 太田川漁協 静岡県と森町に要望書
森町の太田川漁業協同組合(山本俊康組合長)は20日、太田川で長期化する濁水と、昨年、今年と相次いだ豪雨災害の復旧に関する要望書を県と同町に提出した。漁協としての事業を1年間休止する間に、徹底的な対策の実施を求めた。 同町の町民生活センターで開かれた意見交換会で、県河川企画課の山田真史課長と太田康雄町長に手渡した。要望書では「昨年の台風15号以降、太田川ダムの放流水の濁りによって河川の濁りが続き、アユの資源を保護するための最低限の放流もできない状況」と指摘。影響を受ける漁協の経営と、太田川の資源保護に対する補償も求めた。 説明会には町職員や議員、組合員が出席した。県の担当者が、地元が求めて
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アユ釣り、遊漁事業を今季中止 森町・太田川漁協 濁水と豪雨影響
森町の太田川漁業協同組合は13日までに、太田川と上流部の吉川、三倉川における今年のアユ釣りをはじめとする全ての遊漁事業の中止を決めた。濁水の長期化や昨年、今年と相次いだ豪雨災害の影響などから判断した。同組合によると、解禁取りやめの対応は初という。 理事会で台風15号の被害を受けた昨年9月以降、アユ釣りに適した濁度に戻っていないこと、濁りにより十分に稚アユを放流できていないことなどを理由に山本俊康組合長が提案、全会一致で可決した。これを受けて組合員に中止の通知を送付し、遊漁券の購入者には払い戻しの対応を取る。 太田川は静岡県内有数のアユ釣りの名所として知られ、ピーク時には県内外から4千人以
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昨秋台風15号で応急復旧の50カ所 再被害確認 静岡県土木施設
静岡県は13日、昨年9月の台風15号で被災し応急復旧工事を行った県管理の河川護岸や道路など公共土木施設計329カ所のうち、今月上旬の台風2号により50カ所で土のうが流出するなどの再被害が確認されたと明らかにした。 県によると、50カ所のうち応急復旧工事の土のうが全て流出したのは20カ所、一部流出は25カ所、一部沈下は5カ所。河川護岸が43カ所で、残りは川沿いの道路だった。再び決壊した磐田市の敷地川護岸など、被害が大きかったり人家が近かったりする危険箇所は現時点で十数カ所確認されているといい、監視態勢を強めていく。土のうを積み直すなどの復旧工事は、いずれも6月中の完了を目指すという。 この
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森町・極楽寺「あじさい園」 1万3千株が色とりどりに
「あじさい寺」の別名で知られる極楽寺(森町一宮)で7月2日まで、あじさい園が開園している。約1万3千株のアジサイが色とりどりの花を咲かせていて、参拝者が写真撮影や散策などを楽しんでいる。 同寺は創建された約1300年前から裏山にアジサイが群生していたと伝わる。より多くの人々に見てもらおうと、先々代の住職が50年ほど前に参道に移植した。現在はアナベル、カシワバアジサイなど50種類以上が植えられている。 同寺によると、ホンアジサイやヒメアジサイも15日ごろまでに色づきが進み、見頃のピークを迎えるという。岡田昌孝住職は「雨の日はまた違った表情が楽しめる。日本の四季を感じてほしい」と話した。
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森町で土のう作り支援 豪雨災害派遣、友好町の北海道森町職員
台風2号の接近に伴う豪雨災害に見舞われた森町に12日、友好町の北海道森町の職員4人が派遣された。5日間にわたって滞在し、災害支援活動に従事する。 2012年に締結した災害発生時における相互応援に関する協定を基に、北海道森町から派遣の申し出があった。初日は現場確認調査と、土のう作りに取り組んだ。16日までに三倉、天方地区町内会への飲用水の配布や土のう積み作業、連絡道の整備などに関わる予定という。 現地責任者の葛西十夢さん(44)は「町道や林道など道路関係の損傷が激しく、想像していたよりも被害が大きい。友好町として交流があって身近に感じているので、少しでも役に立てたら」と話した。
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森町の無形文化財「十二段舞楽」優雅 松崎・伊那下神社
森町の天宮神社の国指定重要無形民俗文化財「天宮神社十二段舞楽」がこのほど、松崎町松崎の伊那下神社で奉納された。天宮神社氏子の若衆でつくる「天社轂(てんしゃこく)団」が訪れ、太鼓や鐘、笛の演奏に合わせて優雅に舞った。 天社轂団のメンバーは、全12演目のうち4演目を舞殿で披露した。紙の面をかぶり天下太平や五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「安摩(あま)」や、暴れる獅子をおとなしくさせる所作を表し、悪霊退散の祈りを込めた「獅子」などの舞を見せた。観客は天宮神社舞楽保存会による舞の説明を受けながら、迫力ある舞踊を写真に収めていた。 2019年に改修された伊那下神社の舞殿完成を祝い、神社総代会が主催した
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天浜線で一時運転見合わせ
9日午前8時半ごろ、森町の天竜浜名湖鉄道円田-遠江一宮間で発生した倒木により、掛川-天竜二俣間で一時運転を見合わせた。同鉄道によると、上下計6本が全区間で運休したほか、9本で最大約2時間10分の遅れが発生し、約150人に影響した。
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職場の課題解決 事例紹介し合う 静岡県内企業17チーム
職場の課題解決にチームで取り組む「QC(クオリティー・コントロール=品質管理)サークル」東海支部静岡地区の事例発表会がこのほど、静岡市のグランシップで開かれた。製造、事務・販売・サービスの各部門で、静岡県内企業の17チームが業務効率化や機械トラブル解消につなげた活動成果を紹介した。 製造部門で地区長賞を受けたキャタラーのチームは職場で粉じんが飛散する問題を、飛散防止板の設置や集じんホースの接続で改善した。同じく地区長賞のプライムアースEVエナジーのチームは、溶接位置を追従補正するスキャナー用LED照明の故障原因を解析し、不具合解消を遂げた。 このほか、受賞したのは次の通り。 【製造】優
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町内陶芸家の力作集結 森町で作品展
第6回森町陶芸家作品展「遠州森乃炎」(町ミキホール文化振興会主催)が9日、町文化会館で開催される。県内最大数の窯元がある同町の陶芸家の作品が一堂に集結する。11日まで。 町内で最も歴史があり、明治時代から続く伝統の「森山焼」を引き継ぐ中村陶房や、独自の釉薬や焼き方を研究し、鮮烈な赤色が特徴の焼き物を手がける静邨陶房など、代表する6軒が出品。作風の異なる約70点が並ぶ。遠江総合高の生徒が「伝統工芸」の授業で制作した作品も展示する。 同町の工芸産業の振興に大きく貢献した故松井晴山氏の遺作展も同時開催するほか、茶席を設けて出展作家の急須で入れた同町産茶と和菓子を提供する。1セット300円で、なくな
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記者コラム「清流」 町が誇る特産品
この時期の森町には、日の昇らない時間から長い行列ができる場所がある。特産トウモロコシ「甘々娘」を買い求める列。来訪者は県内外を問わない。前日の夜から並ぶ猛者さえいる。初夏の風物詩としてすっかり定着しているようだ。 今年も遠州森鈴木農園の初収穫を取材した。販売開始を今か今かと待つ列の中、10時間近くたってようやく購入できたという男性に話を聞いた。「どうやって食べるか今から楽しみ」。ほころんだ顔を見て少しうらやましく思った。 一方で不満に思うこともある。町のアピールが控えめなことだ。シーズンの到来をもっと大々的に発信すれば良いのに、と。全国に根強いファンがいるキラーコンテンツで、観光振興にも
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三倉幼稚園閉園へ 森町、定例会で議案提出
森町は7日に開会した町議会6月定例会で、三倉幼稚園を閉園とする森町立学校設置条例の一部改正案を提出した。質疑を経て最終本会議で採決を行う予定。可決されると、町内の公立幼稚園は5園となる。 同幼稚園は1953年に旧三倉小の校舎の一部を利用して開設した。地域の過疎化に伴う園児の減少により、2016年度以降休園となっていた。今年9月に小中学校跡地利活用に関する事業者公募を実施するに当たって閉園を決めた。既に地域住民への説明は終えているという。
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公営住宅に4世帯 静岡県内3市町 台風2号大雨災害
静岡県は7日、梅雨前線と台風2号による記録的な大雨で土砂崩れや浸水害が発生し、3市町で4世帯6人が公営住宅に一時入居していると発表した。 県によると、伊東、沼津、森の3市町が市町営住宅を被災者に提供している。 このほか、函南町から住宅1棟の一部損壊の報告があった。道路陥没やのり面崩壊に伴う通行止めは18路線26カ所で続いている。
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金森 歓喜の初タイトル 27歳前田2位、3位に松井 ゴルフ県社会人選手権
第5回県社会人ゴルフ選手権大会(県ゴルフ連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)決勝は7日、袋井市の葛城ゴルフ倶楽部山名コース(6960ヤード、パー72)で最終日を行い、首位で出た金森祐介(富士チサンCC)がイーブンで回り、通算145の1オーバーで初優勝を飾った。 初日首位タイの前田高志(朝霧ジャンボリー)は76と崩れ4打差2位。初日4位の松井桂佑(森町)が75と粘って通算150で3位に入った。 5位までが第6回大会の決勝シード権、15位までが第52回県アマチュアゴルフ選手権の決勝シード権を獲得した。 2日目の重圧 耐え抜いた 県内きっての実力者が待望の初戴冠だ。首位発進の金森が「何度も崩れ
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森町議会14議案上程
森町議会6月定例会は7日、開会した。会期を27日までの21日間と決めた後、天宮地区の町道本町城下線のり面の補強工事費4200万円を含む1億2600万円を追加する本年度一般会計補正予算案など14議案を上程した。このうち、人権擁護委員に山田広さん(65)=西俣=を再任し、相羽公子さん(64)=睦実=を新任する人事案に同意した。一般質問は22日に実施し、5氏が登壇する予定。
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掛川・三熊野神社大祭写真コン 磐田の河合さん 特選
掛川市の三熊野神社大祭を題材にした「第26回おまつり写真コンテスト」(掛川観光協会大須賀支部、静岡新聞社・静岡放送主催)の作品展が30日まで、同市西大渕のプラザ大須賀で開かれている。応募のあった全295点を展示している。 コンテストの開催は4年ぶり。特選は磐田市の河合敦史さん。祭りを楽しむ2人の子どもを撮影し、構成や子どもの表情が評価された。準特選は森町の丸山俊治さんと藤枝市の小沢大介さんだった。 このほかの受賞者は次の通り。 観光協会大須賀支部会長賞 袴田保(袋井市)▽静岡新聞社・静岡放送賞 佐原正人(愛知県津島市)▽掛川みなみ商工会長賞 安池信隆(静岡市)▽遠州横須賀倶楽部城代賞 浦田光
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金森、前田が首位発進 ゴルフ静岡県社会人選手権 1打差で宮下追う
第5回県社会人ゴルフ選手権大会(県ゴルフ連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)決勝は6日、袋井市の葛城ゴルフ倶楽部山名コース(6960ヤード、パー72)で開幕した。初日は金森祐介(富士チサンCC)と前田高志(朝霧ジャンボリー)が1オーバーの73で首位に並んだ。1打差の3位は宮下健(伊東CC)、2打差の4位には松井桂佑(森町)がつけた。シードと予選通過者合わせて123人が出場し、2日間36ホールのストロークプレーで県社会人チャンピオンの座を争う。 得意のウェッジさえる 金森 高い技術示す 得意のウェッジがさえ、高い技術力を持つ金森が3バーディーを奪って首位に並んだ。 「ピン位置が難しかった」
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袋井市陸協20周年記念事業 マーク、マスコット制作「一緒に飛躍を」 静岡文化芸術大生が協力
袋井市陸上競技協会は2020年に迎えた創立20周年の記念事業として、シンボルマークとマスコットキャラクター、ロゴデザインを制作した。協会アイデンティティー構築に向けた取り組みで、協会旗や横断幕、グッズなどを展開し、イメージアップに活用する。 静岡文化芸術大(浜松市中区)デザイン学部の学生を対象に募集し、3年生の大石海帆さん(21)のデザイン案を採用した。大石さんによると、シンボルマークは「陸上競技選手の躍動」がテーマで、競技に真摯(しんし)に向き合い、全力で取り組む選手の姿を表現した。 キャラクターの「ホッパー」は、袋井市と森町を想起させるえんじ色と緑色を使用。競技場を駆け抜ける風雲児を
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静岡県内の待機児童5人 受け皿確保、減少続く 4月1日時点
静岡県は2日、静岡県内の保育所や認定こども園の待機児童が4月1日時点で前年より18人少ない5人だったと発表した。県内35市町のうち34市町で「待機児童ゼロ」を達成した。国の子ども・子育て支援新制度が始まった2015年度は780人に上ったが、施設整備で受け皿が拡大したことなどから減少が続いている。 5人の待機児童はいずれも函南町で確認された。年齢別にみると1歳が4人、2歳が1人。県によると、低年齢児の預け入れが増え、申し込みに対し保育士が不足したという。前年の16人からは11人減った。伊東市、三島市、森町、清水町は待機児童を解消した。 本年度の申し込み児童数は211人増の6万9108人。女
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藤枝で静岡県乾しいたけ品評会 伊豆の朝香さん大臣賞
静岡県椎茸産業振興協議会はこのほど、「第72回県乾しいたけ品評会」を藤枝市岡部町の日椎連乾しいたけ流通センターで開いた。伊豆市を中心に伊豆の国市や藤枝市、森町など県内産の干しシイタケ102点を審査し、最高賞の農林水産大臣賞に朝香博典さん(伊豆市)の天白どんこが選ばれた。 「天白どんこ」「茶花どんこ」「どんこ」「こうこ」「こうしん」の5部門で行い、5人の審査員が大きさや形、色具合などを見比べた。上位入賞品は6月下旬の「第70回全国乾椎茸品評会」に出品される。 主な入賞者は次の通り。 【農林水産大臣賞】朝香博典(天白どんこ、伊豆市) 【林野庁長官賞】福室勝義(茶花どんこ、伊豆市)朝香博典
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行政相談に貢献 16人表彰、感謝状 静岡で委員全体会議
総務省静岡行政監視行政相談センターはこのほど、行政相談委員全体会議を静岡市駿河区のグランシップで行った。長年の功労や業務への貢献をたたえ、行政相談委員4人に表彰状、12人に感謝状を贈呈した。 行政相談委員は市民の要望や相談、苦情を聞き取り、行政とのつなぎ役を担うボランティア。元教員ら民間有識者らで構成され、全国では約5千人、県内では128人が活動している。 表彰された委員は次の通り。 中部管区行政評価局長表彰 菊池文江(富士市)鈴木とみ子(静岡市葵区)▽静岡行政監視行政相談センター所長感謝状 中森つた子(熱海市)山田義正(同)遠藤勉(伊豆市)笠井英彦(静岡市駿河区)石切山泰三(同市清水
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活動功労者や優秀選手を顕彰 袋井市陸協総会 大会最高記録更新者も
袋井市陸上競技協会はこのほど、2023年度の総会を市教育会館で開いた。長年にわたり協会の活動に貢献した役員や指導者、昨年度全国大会で優秀な成績を残した選手を顕彰した。 20年にわたって協会主催の大会の役員として運営、準備などに尽力した大石周平さん(73)、昨年夏の全国高校総体の男子100メートルで8位入賞を果たした銭田瑞生さん(18)ら4人に賞状が贈られた。主催大会の最高記録を更新した小中高生を表彰する「ベスト・トライアル」認定証の授与、本年度の事業計画案や予算案の審議も行われた。 この他の顕彰者とベスト・トライアル認定者は次の通り(所属は当時)。 【顕彰】優秀指導者章 伊藤武郎、杉浦伸幸
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静岡県内の特産品並ぶ 浜松市西区のイオンなど
静岡県内産の農林水産物や加工品、ご当地グルメを販売する「静岡県フェア」が2日、浜松市西区のイオンモール浜松志都呂を主会場に始まった。4日まで。店内の特別催事場に県内の約25事業者がブースを構え、お茶や蜂蜜、ブレンドコーヒー、スイーツなどを販売している。森町のトウモロコシ、袋井市のメロンなどの果物コーナや、生鮮食品売り場では本県の肉や魚をそろえた。観光地などのパネル展示も見られる。 フェアは県とイオンリテール東海カンパニーの包括連携協定の一環。県内7店舗のほか、愛知、岐阜、三重、和歌山県の計64店舗で同時開催し、本県の食の魅力を発信する。
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7日から6月定例会 森町議会
森町議会は31日、議会運営委員会を開き、6月定例会の会期を6月7日から27日までの21日間と決めた。1億2600万円を追加する本年度一般会計補正予算案など14議案を審議する。一般質問は22日に行う予定。
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3議案を可決、承認 森町議会臨時会
森町議会は29日、臨時会を開き、1億3900万円を追加する本年度一般会計補正予算案や、町職員の特殊勤務手当に関する条例改正の専決処分など3議案を原案通り可決、承認した。 補正予算には住民税非課税世帯などに対して1世帯当たり3万円を支給する電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金の支給費4500万円を追加。高校生世代までの児童を養育する世帯に児童1人につき1万円を支給する子育て世帯応援給付金事業費2200万円も盛り込んだ。補正後の総額は93億3400万円。
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静岡県内、早い梅雨入り 10年ぶり5月に
気象庁は29日、静岡県を含む東海地方や九州北部、四国、中国、近畿地方が梅雨入りしたとみられると発表した。東海地方が5月に梅雨入りするのは2013年以来10年ぶりで、平年より8日早く、昨年より16日早い。梅雨前線の活動が活発で、今後台風2号などの影響も見込まれるため早期の発表となった。 静岡地方気象台によると、県内は前線や湿った空気の影響で29日未明から山間部を中心に雨が降った。向こう1週間は動きの遅い台風から前線に湿った空気が吹き込む影響で、総降水量が多くなる恐れもある。 ハナショウブが見頃を迎えた森町一宮の小国神社境内の一宮花しょうぶ園では29日午後、訪れた人たちが傘を差しながら、雨に
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本陣で一服 森町「戦国夢茶会」
戦国時代をイメージしたロケーションで茶と和菓子が味わえる「戦国夢茶会」(森町観光協会主催)が27日、同町問詰のアクティ森で始まった。28日まで。 広場に陣幕や野だて席を設け、同町産一番茶で作った「戦国夢茶」と、まんじゅうかうぐいす餅のいずれかを提供。新緑の中で地域自慢の味を楽しめ、家族連れなどでにぎわっている。 会場では手ぬぐいや湯飲みなど、三倉地区のハイキングコース「戦国夢街道」の限定商品の販売も行っている。茶と和菓子のセットは1人300円。なくなり次第終了。
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茶況(5月22日)県産二茶は今週初荷 静岡市中
静岡市中に25日ごろ、早場所から県産二茶の初荷が届く。今週から月末にかけて稼働工場が増える見通しで、あっせん業者は「減産した前年より引き合いが見込める」と話す。 最終盤の県産一茶は、富士のかぶせが1000円台前半で成立した。県外産種子島二茶の中心値は600円台で推移している。 ◇ 静岡茶市場に23日、鹿児島県本土物二茶が知覧から入荷する予定。市中問屋は「水色の良い品の手当てを進める」と語る。 ◇鹿児島県茶市場(キロ・円) ▽煎茶上場 21, 251キロ 2, 599~209(平均581) 藤枝 藤枝市岡部町の「玉露の里」でこのほど、朝比奈玉露を使ったコロッ
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男性の家事育児は3時間未満 女性の4分の1 22年度県男女共同参画白書
静岡県がこのほど公表した2022年度の「県男女共同参画白書」で、初めて項目に盛り込まれた「週平均1日当たりの男性の家事・育児時間」は2時間50分で、女性の約4分の1にとどまった。県担当者は「固定的な性別役割意識に反対する人は増えているが、行動変容に結びついていない」と分析する。県は25年度までの目標値を3時間30分と定めて施策を展開する。 同白書は、01年に始まった県男女共同参画推進計画に基づく施策の実施状況や市町の現況、全国比較などを毎年公表している。 家事・育児関連時間は、隔年実施している男女共同参画に関する県民意識調査で、21年度に初めて設問に加わった。国による全国データはあった
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J2磐田、ホームタウンに西部7市町追加 「より愛されるクラブに」
J2磐田は16日、従来の磐田市に加え、新たに静岡県西部7市町(御前崎、菊川、掛川、袋井、浜松、湖西市、森町)をホームタウンとして追加すると発表した。Jリーグ理事会で承認された。浜浦幸光社長は「より親しまれ愛されるクラブを目指したホームタウン活動により一層取り組み、世界で躍動するクラブづくりに努める」とコメントした。
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移住者最高2634人 静岡県内、22年度 18市町が最多更新
川勝平太知事は15日の定例記者会見で、行政の支援制度を利用して2022年度に静岡県外から県内に移住した人は前年度比41・0%増の2634人で、過去最多を更新したと発表した。最多更新は20年度から3年連続で、県内35市町のうち18市町で過去最高となった。知事は若年層が8割に上ることを強調し、「各地域のきめ細やかな支援の成果が表れた」と評価した。 移住者(世帯主)の年代別では、前年度に引き続いて20~40代が全体の83・6%を占めた。最多は20代で34・3%、30代32・0%、40代17・3%、50代8・7%と続いた。県によると、若年層を中心に地方移住への関心が継続する中でも新型コロナウイルス
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内容証明郵便物の保存謄本1通紛失 森町の三倉郵便局
日本郵便東海支社は12日、森町の三倉郵便局で保管していた内容証明郵便物の謄本を紛失したと発表した。「外部への流出の可能性は低い」としている。 対象は2020年9月30日に引き受けた郵便物の保存謄本1通で、部内監査で所在不明になっていることが判明した。不要書類の処分時に誤って断裁処理したとみられるという。 同郵便局の管理者が当該謄本の差出人に謝罪し、事実関係を説明した。事故を受け、支社管内の全郵便局に謄本の保存状況の緊急点検と、謄本保存に関わる社員への研修も実施した。
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おいしいお茶入れ方学ぶ カフェ営業前に遠江総合高生
森町の中心市街地で20、21の両日開催される「町並みと蔵展」に向け、主催する森町木三の里連は10日、ボランティアとしてお茶カフェの営業に携わる地元の遠江総合高地域家庭部の生徒を対象とした茶の入れ方教室を同校で開いた。 1~3年生約20人が参加。町茶商組合の組合員を講師に、煎茶のおいしい入れ方を学んだ。湯温は80度前後、茶葉の量は1人当たり2~3グラム、最後の一滴まで抽出するといったポイントを意識しながら挑戦し、急須で入れた茶を味わった。 町並みと蔵展は町おこしを目的に年2回開催している。今回は「家康と森町」をテーマに、徳川家康に焦点を当てた講演会やゆかりの地巡りなどを行う。生徒は古民家カ
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豊田ク(磐田)初優勝 JA学童軟式野球
第11回JAときめき旗学童軟式野球大会(JA遠州中央主催)はこのほど、磐田市鎌田の磐田兎山公園野球場で準決勝と決勝を行った。決勝戦は豊田クラブスポーツ少年団(同市)が中泉クラブスポーツ少年団(同市)との接戦を7-5で制し、初優勝を果たした。 豊田クは決勝戦で足を絡めた攻撃で得点を重ねた。同点で迎えた最終回には打線がつながって2点を追加し、中泉クを突き放した。3位には笠原スポーツ少年団(袋井市)と袋井東少年野球クラブ(同)が入った。 同大会は4月29日に開幕し、同JA管内の磐田、袋井の両市、浜松市天竜区、森町からの22チームがトーナメント戦を繰り広げた。
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伝統「武家凧揚げ」4年ぶり 子の成長願う 森町
森町伝統の「武家凧(ぶかだこ)揚げ」が5日、太田川河川敷で4年ぶりに開催された。横長のたこが晴れた空に舞い上がった。 町内会や祭り若衆、初子を祝う家族が集まった。参加者は町の名前や鶴の絵が表現された色鮮やかなたこを慣れた手つきで操り、子どもの健やかな成長を願った。風が吹いてたこが舞うと歓声が上がった。 武家凧揚げは江戸時代に領主の嫡子誕生を祝って揚げられたことが始まりとされる。名前は領主の家臣が揚げたことや、横長形状でしっぽを付けないたこが「へい」と呼ばれる弓状の鳴り物を付け「ぶかぶか」と揚がる様子が由来になったとも伝わる。
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端午祭で幸せ祈願 森町・小国神社
森町の小国神社で5日、端午祭が執り行われた。昨年中に同神社で命名した0~1歳児と保護者計約60人が参列し、子どもの成長や家族の幸せを祈願した。 祝詞奏上、豊栄舞の奉奏などが行われ、家族らにかしわ餅や境内で採取した天然のハショウブ、ヨモギなどが授与された。ハショウブとヨモギは古くから魔よけとして重宝され、子どもたちが元気に過ごせるようにと祈りを込めた。 娘らと参列した浜松市の足立美和さん(40)は「天気に恵まれ、家族みんなで元気に参列できてうれしい」と笑みを浮かべた。
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心癒やす若緑色の並木道 森町・小国神社 「青葉モミジ」見頃
紅葉の名所として知られる森町一宮の小国神社で、新緑の「青葉モミジ」が見頃を迎えている。みずみずしい若緑色の並木道の中、参拝者が散歩や写真撮影などを楽しんでいる。 境内を南北に流れる宮川沿いの散策路に大小さまざまな約千本が植えられ、紅葉シーズンとは違った趣が感じられる。神社によると、青葉が朝日で輝く午前7~9時ごろが特におすすめ。見頃は8月ごろまで続き、夏にかけて緑が深まり季節の移ろいを楽しめるという。 打田雅臣禰宜(ねぎ)は「緑が美しく、一年間の中でもとても良い季節。時間の許す限り青葉モミジをめでながら、心と体を癒やし整えていただければ」と話した。
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母の日 新茶で憩いの時間 静岡県内業者、工夫凝らし商品開発
5月14日の母の日を控え、新茶のギフト販売が佳境を迎えている。香りや味わいが深まった一番茶を仕上げる時期と母の日は重なるため、県内茶業者はアイデアや工夫を凝らして厳選した商品を売り出す。 老舗の小山園茶舗(静岡市葵区)は、川根や牧之原などの一番茶をブレンドした商品「若葉」と、県内産玉露を使ったカステラのセットを提案する。常連客やSNSで興味を持った購買層による予約注文数が昨年比で約1割増えたという。15年ほど前に始めた母の日ギフトの累計販売数は1万2千個。成岡敬悟専務は「家族でお茶を楽しむ時間の魅力を感じるきっかけになれば」と期待する。 創業約150年の本目浅吉商店(同区)は新茶とカーネ
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議長に吉筋氏 副議長は中根氏 森町議会
森町議会は27日の臨時会で正副議長選を行い、議長に吉筋恵治氏(71)、副議長に中根信一郎氏(65)をそれぞれ選出した。 吉筋恵治氏(よしすじ・けいじ)陶芸家、町ツーリズム研究会会長。3期。葛布 中根信一郎氏(なかね・しんいちろう)建築塗装会社代表。3期。橘
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4議案を可決、承認 森町議会臨時会
森町議会は27日、臨時会を開いた。町監査委員に岡戸章夫町議を選任する人事案や、1300万円を追加する本年度一般会計補正予算案など4議案を原案通り同意、可決、承認した。 住民税均等割が非課税の子育て世帯に対して児童1人当たり5万円を支給する生活支援特別給付金の給付事業費1千万円などを盛り込んだ。補正後の総額は91億9400万円。
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中学生に走り方指導 袋井 五輪出場高瀬さん講師
袋井市のトップアスリート交流事業が22日、同市のエコパスタジアムで開かれた。ロンドン、リオデジャネイロ五輪の陸上日本代表の高瀬慧さん(34)=静岡市出身=らを招き、袋井市と森町の陸上競技部に所属する中学生120人が正しい走り方などを学んだ。 高瀬さんは走りの姿勢づくりのトレーニングや、最後までスピードを維持する技術を指導。参加者からスタートのポイントを問われると「45度の角度(の姿勢)を意識」「体ごと前に出る」「股関節を伸ばす」の3点を挙げた。県西部で走り方を指導する「SPRINT ACADEMY SHIZUOKA(スプリント・アカデミー・シズオカ)」の川瀬聡一朗コーチも講師を務めた。 袋井
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地域貢献の一環で 静岡県内3団体に寄付 LC国際協会334-C
静岡県内73のライオンズクラブ(LC)で構成するLC国際協会334-C地区はこのほど、県聴覚障害者協会、日本盲導犬協会、県腎臓バンクの3団体に対して計30万円を贈った。 同クラブでは地域貢献の一環として、毎年県内の慈善団体などへの寄付を実施している。森町のザ・フォレストカントリークラブで開催した、県内各LCの会員向け記念チャリティーゴルフ大会の参加者200人から募った浄財を活用した。 同所で贈呈式が開かれ、太田厚利地区ガバナーから各団体の代表者に目録を手渡した。太田ガバナーは「誰もが安心して暮らせる社会を目指して実施している。活動に役立ててもらえたらうれしい」と話した。
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浜松市中区の丸一さん Sクラスで優勝 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の4月大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。102人が参加し、最強のSクラスで中区の丸一健悟さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①丸一健悟(中区)②久野杏太(磐田市)③夏目雄介(島田市)④中川丈太郎(浜北区)⑤石川晴翔(西区)▽A ①菅沼優星(磐田市)②渥美孝太郎(東区)③岡本徳裕(磐田市)④稲場理(浜北区)⑤鬼頭慶(富士宮市)▽B ①幸田好司(磐田市)②高栁正芳(浜北区)③門奈光(東区)④高瀬啓一郎(中区)⑤尾藤菊一(同)▽C ①赤松僚助(天竜区)②塚本和芳(森町)③斉藤裕二(北区)④伊藤龍(浜北区)⑤鈴木淳平(同)▽D ①松浦達雄(掛
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袋井、森の新茶 出来上々初取引 前年より7日早く 手合わせの音響く
袋井市と森町で14日、新茶初取引が行われた。いずれも前年より7日早い。両市町の取引所で開所式が開かれ、茶業関係者やJA、市町の職員らが新茶シーズンの到来を祝った。 茶ピア取引所(同市岡崎)での式典には約50人が出席した。4工場から5口34キロが持ち込まれ、最高値は袋井茶の語呂合わせで2万9618円。売り手と買い手が一対一で価格交渉する相対取引が行われ、JA職員と茶商の商談が成立すると手合わせの音が響いた。 同町森の町茶業センターでは関係者が手締めを行い、茶業のさらなる発展を祈願した。式典終了後の取引には2工場の11口18キロが上場。町内の茶商が外観や茶葉の香り、水色などを入念に確認し、目
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茶況(4月14日)清水のかぶせ 高評価 静岡茶市場 県産一茶
静岡茶市場の県産一茶は前日比横ばいの1127キロが上場した。清水小島で生産されたかぶせの手摘みの評価が高かった。 初倉はやぶきたの荷が初上場した。本山筋は美和や丸子などが少量取引された。 ◇ 静岡市中では初倉や磐田が6000円台半ばから4000円周辺で取引された。榛原や相良の一部荷口で、6000円台の成立があった。 あっせん業者は「内容が芳しくなかった一部の品は、前年より大きく値を下げた」と話す。 ◇静岡茶市場一番荒茶相場(キロ・円) ▽成立 1万1081キロ(県内1,127キロ、県外9,954キロ) 清水 22,000 7,000 美和 5,50
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自民は過半数の40 静岡県議会会派構成決まる
静岡県議会は14日、30日からの改選後の会派構成を発表した。定員68に対し、各会派の構成人数は自民改革会議が40人、ふじのくに県民クラブは18人、公明党県議団が5人となった。会派に所属しない無所属議員は5人。 会派と所属議員は次の通り。カッコ内は選挙区。 【自民改革会議】10期 天野一(静岡市葵区)▽8期 植田徹(富士市)中谷多加二(浜松市天竜区)▽7期 杉山盛雄(沼津市)鈴木利幸(浜松市北区)▽5期 宮沢正美(三島市)落合慎悟(藤枝市)竹内良訓(浜松市中区)中沢公彦(同市東区)▽4期 中田次城(伊東市)土屋源由(伊豆の国市)鳥沢由克(裾野市)和田篤夫(御殿場市・小山町)鈴木澄美(富士市
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「新絶景フォトコン」 静岡県議選投票率向上企画 最高賞は熱海市選挙区
静岡県選挙管理委員会は9日投開票の県議選で、投票率向上に向けた企画として実施した「新絶景!静岡県民フォトコンテスト」の最高賞に熱海市選挙区の写真を選出した。企画の盛り上がりもむなしく、県議選の投票率は44・62%と過去最低を更新し、無投票選挙区が選ばれる結果となった。 最高賞は熱海湾を彩る熱海海上花火大会の様子を鮮やかに写し出した作品。決選投票で最多得票を獲得し、「静岡代表景色賞」に輝いた。浜松市出身の絶景プロデューサー詩歩さんによる特別審査員賞は、静岡市葵区、菊川市、袋井市・森町の3選挙区の写真が選ばれた。特設ウェブサイトで閲覧できる。 企画は、県議選啓発キャラクターに起用したサッカー
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乾燥シイタケ 最高価格昨年並み 浜松市天竜区で入札会
浜松市天竜区山東のJA遠州中央光明農産物集出荷場で14日、乾燥シイタケの入札会が行われた。昨年より約50キロ少ない約670キロが集荷され、業者が袋ごとに入札した。 県西部最大の産地である同区と磐田市、森町の生産者が搬入し、県内の業者が入札に参加した。乾燥シイタケは全て原木栽培で、豊かな香りと味わいが特徴。生産者の減少や燃料費の高騰を受け、近年は集荷量が減少傾向にある。 入札業者は、乾燥シイタケを手に取って香りや形を確かめながら値踏みをしていた。平均価格は昨年より680円高い1キロ4760円、最高価格は昨年並みの同8880円だった。
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地元新茶いち早く 一煎茶パック配布 JA遠州中央
袋井市と森町で2023年度の新茶初取引が行われたことを記念し、JA遠州中央は14日、支店と営農経済店舗など48店舗で、来店者に管内産の新茶で製造した一煎茶パック(5グラム入り)計2千袋を配布した。 茶産地のPR活動の一環で、地域住民に新茶シーズンの到来を周知し、いち早く地元の新茶を味わってもらおうと3年前から実施しているという。当日は各店舗でのぼり旗を店頭に立てたり、ポスターを掲示したりするなど新茶ムードの醸成に取り組んだ。
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茶況(4月13日)初取引 数量限られ足早 静岡茶市場 県産一茶
新茶初取引が実施された静岡茶市場の静岡県産一茶の顔ぶれは限られた。上級茶やマレ物が目立ち、取引は足早に終わった。 前年に続いて出品された富士の和紅茶は、1万8000~8500円で取引された。 県外産一茶は、鹿児島県本土や宮崎から入荷した。1000円台の成立が増えている。 ◇ 静岡市中の県産一茶は相良や初倉、榛原から荷が届き、おおむね前年並みの価格で商談が成立した。仕入れに慎重な問屋が多く、買い気は広がっていない。 15日に御前崎や坂部などの荷が入り、顔ぶれが広がる見通し。牧之原地域の生産者は「雨天前にミル芽を摘採したい」と話す。 ◇静岡茶市場一番荒茶相場(キロ・円)
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「森のお茶」繁栄さらに 茶商組合、小国神社で祈願 森町
新茶シーズンの到来に合わせ、森町茶商組合は13日、同町一宮の小国神社で「遠州森の茶献茶祭」を執り行い、関係者が町の茶業のさらなる繁栄を祈願した。 町内の生産者や茶商、JA職員、商工団体代表ら約50人が出席。煎茶道静風流の天野智堂さん、守本湖堂さんがお点前を披露し、神前に茶を供えた。同組合の松浦芳雄組合長はあいさつで「いよいよ新茶の季節を迎える。伝統、文化を継承しつつ、森の茶の魅力を発信していく」と強調した。 一宮地区の茶園で森の茶をPRする初摘みも行われ、太田康雄町長や茶娘姿の「遠州の小京都森町プロモーション大使」らがもえぎ色の茶葉を摘み取った。初取引は前年より7日早い14日に行われる。
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天浜線「ヤマハPAS号」刷新 森町で出発式
ヤマハモーターエレクトロニクス(森町、松本和幸社長)は12日、ヤマハ発動機の電動アシスト自転車「PAS」の発売30周年を記念し、天竜浜名湖鉄道で運行するラッピング車両「ヤマハPAS号」をリニューアルした。基幹部品製造工場からの最寄り駅となる同町の遠州森駅で出発式を行い、関係者が新車両の出発を祝った。 PASは世界初の電動アシスト自転車として1993年に発売された。ヤマハモーターエレクトロニクスでは、基幹部品の駆動ユニットを設計・製造している。 初代ラッピング車両は2019年12月に運行開始。昨年3月には、同駅の副駅名を「PASのふるさと森町」にするなど、天浜線でのPRを進めている。 出
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袋井市・森町 「新風」に支持、自民苦杯【静岡県議選 戦いの軌跡】
2議席を巡り3氏がしのぎを削った選挙戦は、無所属新人の伊藤謙一氏がトップ当選を果たした。同じく無所属の現職伊藤和子氏は地盤の森町で強さを見せ、自民現職の渡瀬典幸氏を振り切り2期目を決めた。 「県政に新風を」を掲げた伊藤謙氏は、若さと10年にわたる袋井市議経験をアピールして性別、年齢を問わず幅広く浸透した。主要団体の推薦は受けず、徹底した草の根運動で支持を拡大した。無党派層に加え自民党支持者の取り込みにも成功し、同市全域をまとめた。充実した支援態勢を背景に、陣営が課題とした南部地域でも街頭演説を重ねて着実に票を上積みした。 伊藤和氏は根強い人気を誇る同町で他候補の2倍以上の票を獲得。推薦を
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5個人3団体に観光功労表彰
静岡県観光協会は10日までに、2023年観光功労表彰の受賞者5個人3団体を選定した。表彰式は6月に開催予定の定時会員総会で行う。受賞者は次の通り。 会長感謝状 谷敦(前袋井市観光協会長)小倉豊寿(森町観光協会副会長)▽会長表彰状 小野俊幸(JR東日本横浜支社小田原・伊豆統括センター所長)彦坂晋也(遠州鉄道東ブロック長兼磐田営業所長)片山隼人(東海自動車バス営業部旅行営業課長)▽ふじのくにしずおか観光大賞 島田大祭保存振興会▽同奨励賞 富士市観光ボランティアガイドの会、裾野市スポーツツーリズム推進協議会
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静岡県議選 開票結果(選管最終)
下田市・賀茂郡 1―2 選管最終 当13,532 加畑毅 自新① 12,605 橋本智洋 無新 伊東市 1―2 選管最終 当12,221 中田次城 自現④ 5,014 犬飼このり れ新 伊豆市 1―2 選管最終 当7,869 野田治久 自現③ 1,738 森良雄 無新 函南町 1―2 選管最終 当6,671 岩田徹也 自新① 5,371 広田直美 無現 長泉町 1―2 選管最終 当7,777 加藤祐喜 自新① 7,075 渡辺迅 無新 御殿場市・小山町 2―4 選管最終 当13,192 勝俣昇 自現② 当 8,077 和田篤夫 自現④
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14日に新茶初取引 森町茶業センター
JA遠州中央は6日、森町茶業センターでの2023年度の新茶初取引を14日に開催すると発表した。前年より7日早い。 同センターで午前7時半から開所式を行い、終了後に取引に入る。同JAによると、今年は気候条件に恵まれ、順調に生育が進んでいるという。一番茶のピークは今月下旬頃になる見通し。
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厳選の森町 若者に発信 女性職員目線 映像と音楽、印象的に PR動画 公開
森町はこのほど、若者世代がターゲットのPR動画を作成した。若手女性職員の目線を取り入れ、4分弱に地域の魅力を詰め込んだ。ユーチューブの公式チャンネルで公開している。 30代以下の女性職員で構成し、情報発信役を担う森女HAPPYプロジェクトの活動の一環。2022年度の取り組みの集大成として、撮影地の選定や構成などに携わった。 町内約20カ所で撮影した100カット以上の素材の中から厳選し、遠州森のまつりや北部のマウンテンバイク施設、町産トウモロコシなどを取り上げた。ナレーションや紹介文は入れず、音楽と映像で視聴者を引きつけるよう工夫した。 22年度のプロジェクトリーダーを務めた斎藤陽奈さん(30
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静岡県議選、女性候補者25選挙区でゼロ 9選挙区15人のみ、男女均等ほど遠く
9日投開票の県議選(定数68)に立候補した92人のうち女性は15人(16%)にとどまった。前回2019年の12人(12%)、前々回15年の9人(9%)より増えたが、18年施行の政治分野の男女共同参画推進法が目指す「候補者数の男女均等」の実現はいまだ遠い。 全34選挙区を見ると、女性が立候補したのは9選挙区(26%)。25選挙区(74%)でゼロだった。女性候補者は定数の多い選挙区に集中する傾向があり、15人のうち12人は定数3~5の選挙区に立候補した。3~5人区の計8選挙区中、女性がいないのは沼津市と静岡市駿河区の2選挙区だけ。一方、定数1または2の26選挙区は、伊東市、函南町、袋井市・森町
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期日前投票2.06% 静岡県議選 前回比0.47ポイント増
静岡県選挙管理委員会は3日、県議選(9日投開票)の期日前投票の第1回中間状況を発表した。1、2日の2日間で、無投票選挙区を除く19選挙区の投票者数は選挙人名簿登録者数の2・06%に当たる4万231人となった。前回選(23選挙区)の同時点と比べ、投票率は0・47ポイント上昇した。 市区町のうち、最も投票率が高かったのは南伊豆町の6・77%(投票者数466人)。次いで浜松市東区4・14%(4387人)、下田市3・91%(692人)、浜松市南区3・84%(3169人)、森町3・45%(506人)と続いた。 期日前投票は8日まで。市区町の庁舎に設置された投票所の受付時間は午前8時半~午後8時。各
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袋井市・森町(定数2-3)立候補者の決意 静岡県議選
静岡県議選は9日の投開票に向け、無投票を除く19選挙区の43議席を巡って67人が激しい選挙戦を繰り広げている。人口減少や新型コロナウイルス禍で落ち込む地域経済の活性化、防災対策など課題が山積する中、候補者は何を強調して支持を呼びかけているのか。人物像と合わせて紹介する。(届け出順。名前の右のかっこ内は党派、現元新の別、丸数字は当選回数、投票日基準の満年齢の順) 誰もが輝く未来目指す 伊藤和子氏 伊藤和子(いとうかずこ)氏 (無現①、65歳) 当選翌年に新型コロナウイルスが流行し、病院勤務の経歴を買われてアフターコロナ生活環境づくり特別委員会に選任された。少子化対策事業にも携わっ
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子どもの門出 地域でお祝い 小中新1年生参列し神事 森町・小国神社「勧学祭」
森町一宮の小国神社で2日、新たな門出を迎える地域の子どもの健康と学業成就、通学安全を祈願する勧学祭が執り行われた。 一宮、園田の14地区からなる氏子地域に住む小学1年生、中学1年生17人が保護者と参列した。 氏子総代がとりまとめた参列者の名簿を神前に供えて祝詞を奏上し、代表の児童生徒が玉串をささげて充実した学校生活を送れるよう祈った。神事の終了後、子どもたちに神職から授与品が手渡された。 同神社によると、地域の宝である子どもたちの成長を祝う恒例の行事として昭和ごろから行われているという。参列した嶋奏人君(6)は「神様に友だちがいっぱいできるようお願いした。勉強も頑張りたい」と話した。 (袋井
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地域安寧願い 十二段舞楽 森町・天宮神社
森町の天宮神社で1日、例大祭の前夕祭が執り行われ、国指定重要無形民俗文化財の「天宮神社十二段舞楽」が奉納された。五穀豊穣(ほうじょう)と、地域の安寧を願って地元の小学生や氏子、舞楽保存会のメンバーが舞をささげた。 十二段舞楽は天下太平への祈りを込めて子どもたちが太刀舞を繰り広げる「太平楽」や、暴れる獅子をおとなしくさせる所作を表現し、悪霊を退散させる「獅子」などからなる。30歳以下の氏子で構成される「天社轂(てんしゃこく)団」と森小の児童が笛や太鼓、かねの音色に合わせ、舞殿上で優雅な舞を披露した。 同神社によると、十二段舞楽は705年に社殿を造営した際、都から訪れた神官が記念に奉納した舞
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磐田の鈴木さん SSクラス優勝 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第228回大会がこのほど、磐田市の市総合福祉会館iプラザで開かれ小中学生7人を含む47人が参加した。最強のSSクラスは磐田市の鈴木庄三さん、準優勝は磐田第一中3年の久野杏太さん。 上位入賞者は次の通り。 SS ①鈴木庄三(磐田市)②久野杏太(同)③横山渡(牧之原市)▽S ①岡本康夫(掛川市)②藤原紳裕(御前崎市)③渥美良純(浜松市)▽A ①前田勇(掛川市)②山元一雄(磐田市)③斉藤正直(浜松市)▽B ①松田寿一(浜松市)②鈴木勉(森町)③鈴木繁(磐田市)
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浜松いわた信用金庫人事(4月1日、地名のみは支店長または支店)
総務部長(総務部副部長)松下進▽SDGs推進部長(SDGs推進部副部長)竹内嘉邦▽ソリューション支援部付部長(ソリューション支援部副部長)田中紀充▽経営サポート部付部長(営業統括部営業店支援室副部長=ブロック長=)良知昭寿▽経営企画部副部長(経営企画部付調査役)古橋克重▽デジタル推進部副部長(経営企画部経営企画課課長)田村和也▽システム統括部副部長(審査部法人審査課調査役)柳沢明伸▽豊田・香りのまち・豊田北=副部長待遇=(豊田・香りのまち・豊田北)伊藤篤志▽人事部人財開発課調査役(人事部人財開発課次長)大久保善規▽資金証券部資金証券課調査役(資金証券部資金証券課次長)松下友彰▽SDGs推進部
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森町認可保育園が完成 需要高まり 50年ぶり開園へ
4月1日に開園を迎える認可保育園「プティ森町園」(森町飯田)の落成式が28日、同園で開かれた。太田康雄町長をはじめ町議、地域住民らが出席し、町では約50年ぶりに開園する認可保育園の完成を祝った。 木造2階建ての546平方メートルで、保護者にも喜ばれるおしゃれな内装に仕上げた。園庭は人工芝を敷き、安全に遊べる環境を整えた。0~5歳の70人の受け入れが可能で、一時保育にも対応。初年度は4歳までの40人程度の入園を予定している。 運営するのは志太榛原地域を中心に保育園や美容室を展開するペッツ(焼津市)。経営する保育園は6カ所目で、県西部は初めて。式では前川敦代表取締役が「地域の皆さんと園を盛り上げ
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人事=しずおかフィナンシャルグループ(FG、4月3日、地名のみは支店または支店長)
【しずおかFG】経営管理部担当部長=静岡銀行兼務(静銀モーゲージサービス社長)炭山直哉▽経営企画部経営企画室IR担当マネージャー(経営企画部DX戦略推進室課長=静岡銀行兼務)納本幸誠【静岡銀行】資産形成サポート部所管(国際営業部所管)代表取締役専務執行役員営業本部長委嘱地区カンパニー、営業戦略部、コーポレートサポート部、ライフプランサポート部、デジタルチャネル営業部所管福島豊▽市場営業・国際営業担当、国際営業部、ストラクチャードファイナンス部所管を兼ねる 常務執行役員東京営業部担当営業副本部長兼東京営業部長委嘱市場営業部所管滝和彦▽信用サポート・企業経営サポート担当営業副本部長委嘱信用サポー
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教育長に野口氏 森町議会が同意
森町議会3月定例会は24日、最終本会議を開き、2023年度当初予算案など28議案を原案通り可決。同日追加提出した、今月末で退任する比奈地敏彦教育長(68)の後任として森中校長の野口和英氏(60)=同町森=を任命する人事案に同意した。 任期は4月1日から残任期間の2024年9月30日まで。比奈地教育長は2014年4月から4期9年務めた。「後進に道を譲りたい」として辞意を伝えていた。 野口氏は同町出身で、日本大卒。掛川東高教頭、森小校長などを歴任して2021年から現職。
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遠州鉄道沿線で上昇/浜松市中区 西部の動き活発化/掛川【静岡県内公示地価 西部の取引状況】
浜松市中、東、西、南区 住宅地は中区と東区がそれぞれ0・5%上昇。県内変動率上位10位に中区の遠州鉄道沿線3地点が入った。上島は軒並み10万円以上。一方、高級住宅地で好条件の山手町、蜆塚などは18万~21万円でも「土地が出れば飛ぶように売れる」。東区は商業施設が近い丸塚町や上新屋町などで引き合いが強くそれぞれ9万円前後。昨年に浸水被害があった地域は敬遠されている。西区は1・0%下がったが下落率は縮小した。南区は0・1%下落。商業地は中、東区でそれぞれ0・7%上昇した。ドラッグストアなどの需要が強い。中区の街中は「様子見状態」。 浜松市浜北区 住宅地は0・5%、商業地は0・2%それぞれ
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要支援児童保育に補助金 森町長方針 来年度から 現場負担を軽減
森町の太田康雄町長は22日の町議会3月定例会一般質問で、2023年度から「要支援児童保育事業費補助金」を創設する方針を示した。特別な配慮や支援が必要な幼児の増加に伴う現場の負担を軽減することで保育環境の維持を図る。川岸和花子氏への答弁。 要支援児の対応に当たる保育士の人件費の3分の1を助成する。町によると県内で初の取り組みで、財源はふるさと納税を活用。保育士の質の維持・向上も課題と捉え、掛川、磐田、袋井、菊川の4市合同で進める「保育士等キャリアアップ研修」に参画し、研修機会の確保に努める。 岡戸章夫、佐藤明孝、西田彰、増田恭子の4氏が登壇したほか、町は新型コロナウイルスワクチンの接種事業費な
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防災、高齢者施策は 県議選袋井市・森町選挙区 立候補予定者が討論
袋井青年会議所は20日夜、県議選(31日告示、4月9日投開票)袋井市・森町選挙区の立候補予定者による公開討論会を市月見の里学遊館で開いた。自民現職の渡瀬典幸氏(60)と無所属現職の伊藤和子氏(65)、無所属新人の伊藤謙一氏(36)が防災対策や高齢者施策などのテーマで意見を交わした。 防災について伊藤和氏は浅羽海岸での津波対策などを例に「地域での対策に予算をかけるべき」と提言。災害ボランティアの体制整備の必要性も訴えた。「抜本的なインフラ整備が必要」とする伊藤謙氏は「民間団体や企業などとの協定締結も同時に進める。情報発信も課題だ」と指摘した。渡瀬氏は「避難所の環境を整備して災害関連死を防ぐ。
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石松ら扮し行列 森町で「まつり」 供養祭など
幕末に活躍した森町ゆかりの侠客(きょうかく)「森の石松」をしのぶ3年に一度の大祭「森の石松まつり」(町観光協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が19日、同町内で開かれた。仮装行列や供養祭などが行われ、観光客でにぎわった。 町のプロモーション大使8人が石松や親分の清水次郎長らに扮(ふん)し、役場から天宮神社までを練り歩いた。沿道には地元住民らが訪れ、行列に手を振ったり、写真を撮ったりしていた。 石松が眠る大洞院で行われた供養祭では、石松役の小寺由里子さん(22)が威勢良く口上を披露。全員で三度がさを投げて祭りを締めくくった。地元和菓子店が開発した「森の石松だんご」の限定販売なども行われた。 石
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1年間の成果披露 「夢づくり大学祭」 森町で19日まで
森町の住民参加型生涯学習講座「森の夢づくり大学」の大学祭が18日、町文化会館で始まった。各講座の「学生」が、1年間の活動の成果を披露している。19日まで。 学び合いの場の創出を目的に2007年に始まった取り組みで、本年度は34講座に10~80代の346人が参加。大学祭は3年ぶりの開催で、手芸や絵画、作文、講座の活動を紹介するパネルを展示している。体験コーナーも設け、家族連れなどが訪れている。 19日は午前9時~午後3時。作品展示や茶道、体操の体験会に加えて太極拳、ハーモニカなどの発表会を予定している。特別講座として、午後1時半からサンドアートパフォーマンスライブも開催する。入場無料。
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浜北の永野さん Sクラスで優勝 日将連3月大会
日本将棋連盟浜北支部の3月大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれ、104人が参加した。最強のSクラス優勝は浜北区の永野孝太郎さん。 上位入賞者は次の通り。 S ①永野孝太郎(浜北区)②渡辺快(天竜区)③石野俊夫(掛川市)④門奈佑紀(東区)⑤石上幸四郎(藤枝市)▽A ①早津徳文(南区)②高野涼介(東区)③野中力也(中区)④河合将輝(浜北区)⑤渡辺伸五(北区)▽B ①稲場理(浜北区)②山口昌行(中区)③前田勇(掛川市)④門奈光(東区)⑤藤原紳裕(御前崎市)▽C ①斉藤裕二(北区)②泉龍一(西区)③塚本和芳(森町)④武村岳史(浜北区)⑤赤松賢伸(天竜区)▽D ①中村敏男(南区)
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森町人事 自治体DX対応へ総務課増 産業課商工観光係も
森町は17日、4月1日付の人事異動を内示した。自治体DXへの対応として総務課情報管理係を2人、遠州の小京都リノベーション推進計画の取り組み加速へ産業課商工観光係を1人増員した。地域包括支援センターに理学療法士を配置し、介護予防の機能強化を図る。対象者は前年度より6人少ない56人。 主な異動は次の通り。 【参事・課長級】会計管理者兼参事兼会計課長(会計管理者兼会計課長)古川敏勝▽参事兼建設課長(上下水道課長)岡本教夫▽参事兼総務課長(福祉課長兼地域包括支援センター所長)平田章浩▽参事兼学校教育課長(学校教育課長)塩沢由記弥▽福祉課長兼地域包括支援センター所長(健康こども課長補佐)小沢貴代美
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袋井市人事 部長職に50代前半登用 チャレンジ&スマイル実践へ
袋井市は17日、4月1日付の人事異動を内示した。市政運営の基本方針「チャレンジ&スマイル」の実践として部長職に50代前半の職員を積極登用する。 ともに52歳の藤田佳三スポーツ政策課長、石黒克明教育企画課長がそれぞれ産業部長、教育部長に昇任する。市民生活に関する事業に長く携わった渡辺浩司協働まちづくり課長を危機管理部長に起用。総合健康センターの再編に伴い、健康・保健分野での実務経験豊富な鈴木立朗健康づくり課長を総合健康センター長に充てる。全体の異動対象は前年度から10人増の111人。 主な異動対象者は次の通り。 【部長級】理事兼総務部長(総合健康センター長)乗松里好▽危機管理部長(協働ま
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地域に“慈善”広め40年 県明るい社会づくり推進協議会遠州地区連絡協 病院など車いす寄付し解散
掛川や袋井など6市町で慈善活動に取り組む県明るい社会づくり推進協議会遠州地区連絡協議会が16日、解散した。各市町で活動を担う組織の整備が進んだため。同協議会は同日、残った活動資金を活用して中東遠総合医療センター(掛川市菖蒲ケ池)に車いす8台を寄付した。 同協議会は約40年前に発足し、中東遠地域の全域で活動してきた。同協議会から派生する形で各地区に支部が設立され、それぞれが地元で清掃活動や福祉支援、交通安全啓発などを手がけるようになったことから、広域をカバーする役割を終えたと判断した。 同センターで開かれた車いすの贈呈式で、同協議会の加藤一司理事長が「各地で独自の活動が行われるようになった」と
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前回同様4氏で激戦に/磐田市 自現2氏に新人が挑戦/掛川市 3氏が混戦/袋井市・森町 無投票の公算/御前崎市 12年ぶり選挙戦へ/菊川市【県議選の構図 統一地方戦2023しずおか③】
磐田市 前回同様、4氏で激戦に 定数3 前回と同じ顔触れの現職、新人計4人が3議席を争う選挙戦になる見通し。当落が99票差だった前回同様に激戦が予想される。 自民現職の野崎正蔵氏は、地元の豊田地区の保守層を固め、市全域の企業・団体にも支持を広げる。自民現職の江間治人氏は、地盤の旧磐田市地区や自身の会社を置く福田地区の支持固めを進める。 元教員で無所属現職の沢田智文氏は、支援母体の教職員組合をはじめ、連合傘下の労組票をまとめる。元市議の無所属新人川崎和子氏は、ミニ集会や街頭演説など草の根の活動で、市全域への浸透を図っている。 自現2氏に新人が挑戦 掛川市 定数2 4選を目指す増田享大氏
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自民候補の24人 公明静岡県本部が推薦 静岡県議選
公明党県本部は13日、県議選(31日告示、4月9日投開票)で自民党県連公認の立候補予定者計24人を県本部として推薦すると発表した。公明候補者の空白選挙区で自公の選挙連携を強化する。 同本部は「推薦依頼を受けた立候補予定者について協議し、党中央幹事会で決定した」としている。 推薦する立候補予定者は次の通り。 加畑毅(下田市・賀茂郡)藤曲敬宏(熱海市)土屋源由(伊豆の国市)宮沢正美、伊丹雅治(三島市)加藤祐喜(長泉町)鳥沢由克(裾野市)和田篤夫、勝俣昇(御殿場市・小山町)木内満(富士宮市)良知淳行、松島和久(焼津市)西原明美(藤枝市)大石健司(牧之原市・吉田町)河原崎聖(島田市・川根本町)
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流出医療資材を回収 掛川、地元有志ら作業に汗
掛川市の山間部で保管されていた大量の医療資材が昨秋の台風15号で流出した問題で、地元事業者や市民有志が11日、同市の田代川流域で流出物の回収作業に当たった。約30人が医療用シートやチューブなど約1400キロを拾い集めた。 市の委託で2月から取り組んでいる事業者の作業に、近隣の明ケ島キャンプ場の愛好団体「炭焼の杜災害復興委員会」の有志や地元区長会役員らが加わった。市環境政策課によると、流出物が流木に絡まったり河床に埋まったりしているため、回収は手作業に頼らざるを得ない部分が多いという。 撤去した流出物は現場付近の市有地に仮置きし、県の調査結果を踏まえて処分する。3月末の回収完了を目指してい
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3年に一度の大祭「森の石松まつり」 19日、森町市街地で
幕末に活躍した森町ゆかりの侠客(きょうかく)「森の石松」を供養する3年に一度の大祭「森の石松まつり」(町観光協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が19日、石松の墓がある大洞院や同町市街地で開催される。 見どころは仮装行列で、町のプロモーション大使が石松や親分の清水次郎長に扮(ふん)して町役場から天宮神社まで練り歩く。供養祭のほか、祭りに合わせて地元和菓子店が開発した「森の石松だんご」の限定販売も行われる。 同町の観光振興にも寄与している石松に感謝をささげ、墓前でさらなる地域の観光発展を祈願する恒例行事。昨年開催予定だったが、コロナ禍で延期となっていた。仮装行列は午前10時~正午で、供養祭
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静岡人インタビュー「この人」 地射手役を30年連続で務めた 藤田陽一さん(森町)
森町の小国神社で行われる伝統の神事御弓始祭(おゆみはじめさい)で、氏子の弓引き代表として弓を射る「地射手(ぢいて)」を30年連続で務めた。高校から弓道を始め、現在は県弓道連盟森支部の支部長。60歳。 -節目を迎えた感想は。 「まずは長い間、健康に務められたことに感謝している。初めは先輩方についていくことに精いっぱいで、これほど長く続けられるとは思ってもみなかった。今は地射手役の中でも最年長になった。リーダーとしての責任を持ち、伝統の神事を途絶えさせてはいけないとの思いで役目を担っている」 -30回目の神事をどのような思いで臨んだか。 「これまでと同じように平常心でいることを心がけたが
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茶況(3月10日)新団長に太田さん 静岡県茶業青年団
静岡県茶業青年団(県茶青)は9日、総会を静岡市葵区で開き、新団長に太田茶店(森町)の太田貴久さん(41)を選んだ。任期は1年。 副団長にはキムラ加工(島田市)の木村恭輔さん(42)、カネタ八木商店(藤枝市)の八木良浩さん(41)が就いた。太田団長は「魅力ある組織づくりを進め、消費拡大に取り組みたい」と抱負を語った。 総会ではこのほか、団則を改正し、団員資格の年齢をこれまでの45歳以下から47歳以下へと引き上げた。
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6議案を可決 森町議会 定例会
森町議会3月定例会は8日、本会議を再開し、2億6300万円を追加する本年度一般会計補正予算案など6議案を原案通り可決した。森小の放課後児童クラブを新たに設置する条例の一部改正案が追加上程された。
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ボンネットに夫乗せ走行 殺人未遂容疑の女性不起訴処分 地検浜松支部
静岡地検浜松支部は7日までに、袋井市内で乗用車のボンネットに20代の夫を乗せたまま約2キロ走行したとして殺人未遂の疑いで逮捕、送検された森町の女性(23)を、罪名を暴行に切り替えた上で不起訴処分とした。処分は2日付。理由は明らかにしていない。
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森町 高齢者の支援体制充実【未来につなぐ 遠州7市町23年度予算案⑦】
人口の3割を65歳以上が占める森町では、健康寿命の延伸を図る取り組みが盛んに行われてきた。県が65歳から自立して生活できる期間を算出した「お達者度」では、直近の結果で男性は35市町で3位、女性は4位に入るなど上位の常連。一方で高齢化の進展に対する危機感は強い。町は2023年度、大学と連携して高齢者への支援体制を拡充する。 町保健福祉センターで毎月開催される高齢者向けのお出かけ運動教室。70~90代の参加者が足踏みや屈伸、道具を使った運動に励む。町ではこのほかに認知症予防の脳活性化教室、居場所づくりなどの施策を展開していて、福祉課の担当者は「高齢者の自立支援事業は他の自治体と比べても手厚い」
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給食費の保護者負担分据え置き 森町
森町の太田康雄町長は3日、4月からの町内の公立幼稚園と小中学校の給食費について、保護者負担は据え置くとの方針を示した。 物価高騰に伴い、給食の単価は1食当たり幼稚園、小学校は258円から283円、中学校は301円から331円に引き上げる。一方、家庭で負担する年間増額分計約640万円は町が補助する。 子育て支援施策の一環で、財源にはふるさと納税を充てる。太田町長は「給食の質を維持するためにはやむを得ないと判断した。町を応援するためにいただいた寄付を子育て世代のために活用する」と話した。
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森町・吉川 医療資材の流出「元の姿に」 住民ら清掃、7トン回収
掛川市の山間部で保管されていた大量の医療資材が昨秋の台風15号で流出した問題で、漂着が確認されている森町で3日、地元事業所や住民有志らが河川清掃を実施した。被害の目立つ吉川約5キロ間で作業にあたり、一般ごみを含む約7トンを回収した。 県から委託を受けた町建設事業協同組合に所属する町内の建設会社や流域にあるアクティ森の社員のほか、太田川漁業協同組合の組合員、町職員、町議ら約50人が参加した。参加者は2手に分かれて流木に絡まった医療用のガウンやマスク、チューブなどを手作業で取り除いた。ごみは仕分けし、医療資材は同組合で保管する。 吉川はアユ釣りの人気スポットとして知られ、地元からはシーズンに
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有権者数302万4720人 12月から7899人減 静岡県内1日時点
静岡県選挙管理委員会が2日に公表した県内の選挙人名簿登録者数(基準日1日)は302万4720人(男148万6439人、女153万8281人)で、昨年12月の前回登録時と比べて7899人減った。 減少数が多かった市区部は、静岡市清水区656人、同市葵区580人、浜松市中区463人など。町部は小山町104人、長泉町83人、森町73人など。 増加した市区部はなく、町部は清水町19人だけだった。
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袋井市 南側エリア整備【遠州7市町23年度予算案⑤】
袋井市が都市拠点に位置付ける袋井駅南地区新幹線南側エリア。市は2023年度、機能強化に向けた整備事業に着手する。中長期的に取り組む一大事業は市民の発想や民間活力も取り入れ「治水機能とにぎわい・魅力を有した活力ある都市空間」の創出を目指す。 「気軽に入れるカフェがあるとうれしい」「勉強できる場所を作ってほしい」。中学校で開かれた同エリアの将来像を考えるワークショップ。約30人の生徒が意見を出し合い、理想の街の姿を思い描いた。市は構想策定へ大学生や地権者らからも意見を募った。地域の声を参考にしながら成案化を進める。 対象範囲は現在農地となっている30ヘクタールで、立地条件の良さから07年から
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「森の石松」と浜北 伝承に危機 コロナ、会員高齢化… 周知活動に限界も
清水次郎長の子分で年配者を中心になじみの深い侠客(きょうかく)の「森の石松」。浜松市浜北区で別の侠客に討たれたとされ、区内には石仏があるが、地元でも知る人は少なくなっている。一部の住民グループは新型コロナウイルスの感染拡大で中断していた周知活動を再開した。ただ、会員の高齢化などで取り組みの拡大は難しくなっている。 1月下旬、遠州鉄道美薗中央公園駅と小林駅間にある道本子安堂を、地元のボランティアグループ「遠州山辺の道の会」が街歩きイベントの一環で紹介した。安置された森の石松のための石地蔵は首がなく、ばくちに強い石松の伝説にあやかろうと、一部が削られ、持ち去られたとみられる。同市南区の馬渕豊
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33議案を上程 森町議会開会
森町議会3月定例会は1日、開会した。会期を24日までの24日間と決め、本年度一般会計補正予算案や2023年度当初予算案など33議案を上程した。この内、同町と掛川、菊川、御前崎の3市で構成する東遠学園組合の規約の変更案を原案通り可決した。 太田康雄町長は23年度へ向けた施政方針演説を行い、安定的な行財政運営の継続に向けた財政の健全化、地域資源を生かしたまちづくりなどを推進すると表明。「町の将来像『住む人も訪れる人も心和らぐ森町』の実現へ、町民の皆さまの協力をいただきながら誠心誠意取り組む」と述べた。 22年度補正予算の規模は自然災害防止対策事業の伊豆橋沢川や大久保川、大洞院川の改修費370
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レゾンFC(袋井)優勝 JAときめき杯U-12サッカー
第29回JAときめき杯U-12サッカー大会は26日、決勝戦を磐田市大久保のゆめりあで行い、レゾンフットボールクラブU-12(袋井市)が福田サッカースポーツ少年団(磐田市)を2-0で破って優勝した。 同大会には、磐田市、袋井市、浜松市天竜区、森町から小学生の24チームが出場。この日は磐田、袋井両市の3会場で、予選リーグの順位ごとにトーナメント戦を行った。3位には田原FC(磐田市)と磐田第一JFSS(同)が入った。
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事前説明会に33陣営 静岡県議選西部地区 8選挙区で選挙戦か
静岡県選挙管理委員会は27日、県議選(3月31日告示、4月9日投開票)の西部地区13選挙区の立候補予定者説明会を浜松市で開いた。計33陣営が出席し、7選挙区で選挙戦が濃厚となったほか、これまで無投票とみられていた同市南区も選挙戦となる可能性が出てきた。 南区は現職2陣営に加え、夜間照明付きの新野球場建設に反対している地元環境保全団体の関係者が出席した。同団体は取材に、「各候補予定者の主張を確認し、夜間照明に反対する候補がいなければ、候補者を擁立して反対の選択肢を提示する」と説明した。 同市西、浜北、天竜の各区と湖西市、御前崎市の5選挙区は無投票の公算が大きくなった。西区と浜北区は2015
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電動自転車の専売店開店 エルドラード森町 魅力発信の拠点に
電装部品組み立て・加工のサステン工業はこのほど、ヤマハ発動機の電動アシスト自転車専売店「エルドラード森町」を森町森に開店した。ヤマハPASの“ふるさと”の同町で、電動アシスト自転車の魅力発信の拠点として期待されている。 「PAS」とスポーツタイプの「YPJ」、PASのバッテリーを非常用電源として使用できるUSBアダプター「モリバ」などを取り扱う。15台の試乗車を保有し、敷地内の坂路試走路で乗り心地を体験できる。将来はレンタサイクル事業にも乗り出す予定という。 店内装飾には持続可能な森林管理の国際基準を満たした同町産の木材を活用し、町内の建築物としては初となる「FS
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森町、流出医療資材回収へ 3月中の完了目指す
掛川市の山間部で保管されていた大量の医療資材が昨秋の台風15号で川に流出し、森町など広範囲に流れ着いた問題で、同町は24日、流出物の回収に着手する方針を示した。3月中の完了を目指す。 同日開かれた町議会全員協議会で説明した。費用は230万円を見込み、既存予算で対応する。対象範囲は掛川市との境に位置する椋地川の1・6キロ。回収後は保管していた同市内の70代男性の所有地に仮置きする。下流の太田川での回収は管理者の県が行う。 町によると、県が排出元の事業者を特定し、聞き取りなどを通じて流出物は危険性が少ないとの判断を示したため回収を決めた。掛川市も同様の方針で、今後も情報共有しながら県には継続
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森町23年度予算案 まちづくり、子育てに重点 一般会計最大91億円
森町は24日、2023年度当初予算案を発表した。一般会計は91億4100万円と前年度当初比4・2%増で、2年連続で過去最大の予算規模を更新。地域資源を活用したまちづくりや、子育て支援などを主要事業に位置づけた。 2014年から取り組む遠州の小京都まちづくり推進事業を、今年2月に策定した計画に基づき本格化する。古民家利活用のためのプロデュース業務委託事業に2千万円を計上し、藤江勝太郎邸のリノベーションに着手。計画に明記した歴史・文化継承拠点の整備に向け、町有施設の解体工事(1600万円)も実施する。 790万円を投じて「森っ子お助け隊」を設置し、ヤングケアラーへの対策や虐待防止につなげる
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魅力創出、都市開発へ 「遠州の小京都」 森町、推進計画策定
森町は24日、「遠州の小京都リノベーション推進計画」の策定内容を発表した。地域に残る歴史文化の保全や、資源を生かした新たな魅力の創出へ、都市開発に着手する。 町は2014年から「遠州の小京都」をキーワードにしたまちづくりに取り組んでいる。21年11月に計画策定の協議を開始し、今月完成にこぎ着けた。今後は計画に基づいて事業を進めていく。 古民家や蔵などの歴史的・文化的建築物の活用、公共施設跡地の再整備を基本方針とした。23年度当初予算案に関連事業費を計上し、藤江勝太郎邸(同町城下)の活用に向けた企画業務の民間委託、計画対象である旧児童館と旧静岡銀行森町支店跡地の解体工事などを実施する。
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森町議会定例会 3月1日開会
森町議会は21日、議会運営委員会を開き、3月定例会の会期を3月1日から24日までの24日間と決めた。本年度一般会計補正予算案や、2023年度当初予算案など33議案を審議する。一般質問は22日に行う予定。
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名誉町民の書家知って 杭迫さん故郷森町で個展
森町出身で日本を代表する書家杭迫柏樹さん(88)=京都市=の作品展(町、町教育委員会主催)が26日まで、町文化会館で開かれている。2022年に町に寄贈された122点の中からえりすぐりの43点を展示。第一人者が手がけた貴重な書作品の数々を見ようと県内外から大勢のファンらが訪れている。 昨年「森町名誉町民」の第1号となった杭迫さんの活躍を町民に広く知ってもらおうと開催した。日展をはじめとする国内有数の展覧会への出展作や、旭日小綬章の受章を記念して制作したびょうぶ作品、地元を題材とした書も並んでいる。 19日はオープニングセレモニーが行われた。杭迫さんは「私が今日あるのは森町があったから。故郷
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袋井市23年度予算案 産業振興や教育に重点 一般会計388億円
袋井市は17日、2023年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比6・2%増の388億3千万円。5年連続で過去最大を記録した。「未来に向けた実践予算」を掲げて産業振興、教育・子育て、健康増進を重点項目に位置づけた。 県に事業化を働きかけてきた森町袋井インター通り線の整備促進事業に1300万円を計上した。昨年11月に県、森町と締結した覚書の対象区間の測量調査などを実施し、整備計画策定の準備に着手する。 幼児教育の質向上にICTを活用する。幼稚園、認定こども園の計13園に園務支援システムを導入(4200万円)し、0~2歳児クラスへの午睡チェックセンサーの設置や、連絡帳の電子化などにより
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茶況(2月17日)おさだ製茶(森町)表彰 訪日客に食文化発信
訪日外国人に日本の食文化を発信する優れた取り組みをたたえる、食かけるプライズ2022(農林水産省主催)の表彰式がこのほど都内で開かれ、「日本茶製造の秘密発見ツアー」を考案して「食かける賞」に輝いたおさだ製茶(森町)の長田夏海社長が表彰を受けた=写真=。 ツアーは、火入れ工程を体験してもらうことで製茶技術の奥深さを伝える企画で、和菓子と抹茶でもてなす機会も設ける。長田社長は「訪日客に帰国後も茶を楽しむ習慣を持ってもらえるよう、工夫を重ねたい」と話した。 最高賞の「食かける大賞」には「景観美と世界農業遺産“わさび”を満喫する旅」を提案した「和とモダンが織りなす里山の古
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土産品大臣賞 都内で表彰式 鈴木長十商店
全国推奨観光土産品審査会(日本商工会議所、全国観光土産品連盟主催)の表彰式がこのほど、都内で開かれた。食品部門で最高賞の農林水産大臣賞を受賞した老舗茶問屋の鈴木長十商店(森町)の鈴木洋太郎専務が賞状を受け取り「お茶で受賞できたことは業界を代表して誇らしく感じる」と喜びを語った。 受賞商品は「至福 極の茶箱」。県内生産者が作る希少な茶18種類を、きり製のミニ茶箱と緑色の風呂敷で包んだ。地域の資源や素材を生かし、インバウンド(訪日客)向けにデザインされたギフト商品に仕立てた点などが評価されたという。 極の茶箱はグローバル部門で特別審査優秀賞も獲得。同社の「優煎茶のお茶豆」は菓子部門の特別審査
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県内外の山野草花 色鮮やかに写真展 2月19日まで、磐田市
磐田市南島の築地洋さん(80)の山野草花写真展「うたかた」が19日まで、同市福田の福田中央交流センターで開かれている。県内外の色鮮やかな草花32点を紹介している。 長野県志賀高原で撮影した赤紫色の花「ヤナギラン」はA2ワイドサイズに印刷し、花が咲き広がる様子をダイナミックに表現。森町で見つけたという青紫色の花「ハルリンドウ」は、背景をぼかして花が浮かび上がるように撮影するなど細部まで工夫を凝らした。 退職を機にカメラを始めた築地さんは「展示会を通じて山野草などの自然に親しみ、心が健やかになってもらえたら。来場者には写真を見て歌や句を詠んでほしい」と話した。
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森町PR大使 新たに2人 加藤さん、沢口さんを任命
森町産業祭実行委員会(実行委員長・太田康雄町長)はこのほど、地域の魅力の発信役を担う「遠州の小京都森町プロモーション大使」に同町出身の大学生加藤瑞貴さん(20)と、アルバイト店員の沢口美穂さん(27)=浜松市中区=を新たに任命した。 2人は書類選考と面接を経て選ばれた。任期は6日から2年間。現在活動中のメンバー7人、1キャラクターとともにラジオ出演や観光パンフレットのモデル、イベントでのPRなどに取り組む。 委嘱式が同町の町民生活センターで開かれ、太田町長が2人に委嘱状を手渡した。加藤さんは「生まれ育った町に恩返しする」と意気込み、沢口さんは「森町のことを知らない人たちに魅力を伝えていき
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記者コラム「清流」 好奇心持ち発見を
森町の小国神社で祭礼に供えられる古式神酒の醸造が行われているのを知ったのは昨年夏のこと。「神社の酒造り」に好奇心がかき立てられて取材を開始し、白酒(しろき)が完成するまでの約1カ月間に密着した。 普段立ち入ることのできない神饌(しんせん)殿で行われる醸造作業は独特の緊張感があった。数百年以上にわたり継承されてきた歴史の重みや関係者の努力が少しでも伝わればと記事を執筆した。掲載後には読者から「こんなことが行われているなんて知らなかった」との感想をいただいた。 袋井支局に赴任して3年。古式神酒をはじめまだまだ知らないことばかりと実感する。4年目も好奇心を持ち、たくさんの新しい発見をしたいと思
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榛葉さん(東区)が最強Sクラス優勝 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の2月大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれた。98人が参加し、最強のSクラスで東区の榛葉大樹さんが優勝した。上位入賞者は次の通り。 S ①榛葉大樹(東区)②安藤舜聖(富士市)③佐藤登(東区)④田中雅英(南区)⑤清水克真(静岡市)▽A ①須山佳宏(南区)②早津徳文(同)③佐原志依(浜北区)④渥美孝太郎(東区)⑤石川三余(西区)▽B ①野中力也(中区)②阿部久夫(磐田市)③宮城島捷翔(浜北区)④門奈光(東区)⑤高柳正芳(浜北区)▽C ①佐藤粹聖(西区)②塚本和芳(森町)③佐原向(浜北区)④武村岳史(同)⑤三輪勝次(東区)▽D ①五屋隆志(西区)②大角昌史(
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緑茶輸出 最高を更新 北米やアジア向け好調 伸びは鈍化、先行き不透明
北米やアジア向けの緑茶輸出額が増加基調を維持している。財務省貿易統計によると、2022年の輸出額は前年比7.1%増の218億8742万円、輸出量は1.3%増の6262トンと過去最高を更新した。粉末タイプの商材需要が堅調で、円安も押し上げ要因となった。ただ、ロシアのウクライナ侵攻などが世界経済に影を落とし、過去2年と比較して伸び率は鈍化しており、先行き不透明感が漂い始めている。 年初こそ好調だったが、ウクライナ侵攻で物価高が進んだ欧州連合(EU)向けの出荷が減退した。輸出量全体でも伸び悩み、9~12月は4カ月連続で前年を割り込んだ。輸出額の伸びは、円安に振れた為替影響に支えられた面が強い。
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三倉森町生まれの栗 ビール、ジャムに 数量限定発売
森町三倉産の栗を使ったクラフトビール「森町生まれ みくら栗麦酒」と、「栗ジャム」が11日、同町などで数量限定で発売される。完成発表会が9日、同町のアクティ森で開かれた。関係者は新たな地域の名物として期待を寄せている。 企画したのは同町で山間地域の活性化に取り組む「森町ツーリズム研究会 森町でつながる推進部会」。同部会によると、栗を使ったビールは県内では珍しい。栗の持つ風味を生かし、飲み応えのある黒ビールに仕上げた。ジャムはラム酒が香る大人な味わいが特徴。ビールと一緒にバレンタインの贈り物としてもおすすめという。 同町北部に位置する三倉地区では、約10年前から耕作放棄地の活用策として県主導
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遠州の小京都駆ける 森町ロードレース 1800人が参加
「第50回記念森町ロードレース大会」(森町体育協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、同町内で開かれた。コロナ禍により3年ぶりの開催。幅広い年代のランナーが早春の“遠州の小京都”を駆け抜けた。 例年全国から参加があるが、今大会は県内在住者に限定。6~88歳の約1800人が参加した。町文化会館周辺を発着点に3キロ、5・3キロ、ハーフマラソンの3部門が行われ、ランナーが町内を巡った。沿道には多くの地元住民らが訪れ、声援を送った。 年代、男女別の1~6位の入賞者には地元特産品を贈り、特別賞も設けた。町体育協会の亀沢進会長は「出場者の笑顔を見て開催できて良かったな
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写真愛好家6人 日本の祭り展示 静岡市葵区で28日まで
静岡市在住で戦前生まれの写真愛好家6人による作品展「日本の祭り」が28日まで、同市葵区古庄の写真店「ズームアイ」で開かれている。県内外の祭りの様子を撮影した計42点を出品している。 6人は長年にわたり各地を訪れ、祭りを記録として残そうと写真に収めてきた。森町の森の石松まつりや島田市の島田大祭・帯まつり、徳島市の阿波おどりなどの祭りに臨む、地域住民の生き生きとした表情をとらえた作品が並ぶ。 出品した静岡市葵区の鈴木芬(かおる)さん(81)は「特徴のある祭りを見て楽しんでほしい」と話した。
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厄払い開運祈り神事 「わっはっは」福招く 森町・小国神社
森町一宮の小国神社で3日、春一番の神事「節分祭」が執り行われた。ともに浜松市出身の俳優筧利夫さん、元宝塚歌劇団の俳優天玲美音さんが一般奉仕者とともに年男、年女を務め、1年の開運厄除へ祈りをささげた。 色とりどりの直垂(ひたたれ)姿の奉仕者52人が拝殿での神事に臨んだ。柳と梅の木で作ったむちで柱を打ちつけて邪気をはらう「鬼追(やら)い」や笑い声で福を呼び込む「福笑い神事」などが行われた。福笑い神事では打田文博宮司と筧さん、天玲さんの「わっはっは」の声を合図に奉仕者も一斉に声を張り上げた。 神事終了後、舞殿で豆まき神事が行われ、奉仕者が待ち構えた参拝者に福豆や福餅などを投げた。
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浜松・東区の坪井さん 「海坂」俳句大会最高賞
静岡県西部を中心に活動する俳句結社「海坂」はこのほど、新年俳句大会を浜松市中区の福祉交流センターで開いた。 会員93人が2句ずつ寄せた計186句の中から、特選最高賞の「天」には坪井孝之さん(83)=東区=の「餅のごと 赤子受け取る 初湯殿」を選んだ。久留米脩二主宰ら11人が選句し、講評した。 発行する月刊俳誌「海坂」は創刊78年目で、2023年1月号で通巻922号を迎えた。22年度の年間賞の授与も行った。受賞者は次の通り。 海坂賞 鈴木保美江(中区)▽濤声賞 小山えつ(同)西田躬穂(天竜区)▽帆走賞 鈴木純子(袋井市)▽新人賞 佐藤正巳(森町)鈴木利育(中区)▽奨励賞 大草高(袋井市)
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リユース容器 ごみ減へ共有 持ち帰り客から回収→洗浄→再利用 袋井・8店で始動
循環型社会への一歩として、袋井市で何度でも使えるリユース容器のシェアサービス「メグルー」が始まった。企画したのは社会課題の解決に取り組む同市の一般社団法人ペイフォワード静岡(鈴木功三代表)。同様の試みは全国で広がりつつあるが、静岡県では先進事例とされ、同法人は行政とともに持続可能な街づくりを推進する。 1月上旬、鈴木代表が経営する「Honey!ハニー‼」など市内飲食店で事業がスタートした。持ち帰り商品などを入れるリユース容器は全店舗で共有。利用客は食べ終わったら容器を参加店に返却し、洗浄して繰り返し使う。これまで使い捨て容器で提供していた店は経費削減にもつながる。現在8軒で行われていて、参
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森町の文化財生かそう 景観魅力、誘客の“起爆剤”必要 継承へ官民で手段模索
静岡県は25日、地域の文化財保存と活用に向けた取り組みなどを学ぶ「文化財を支える地域活動研修会」を森町総合体育館で開いた。文化財や観光、まちづくりに関わる町内外の官民約40人が参加。「遠州の森町の街並み」をテーマに、地域ぐるみで文化財継承に向けた手段を探った。 参加者は8班に分かれて同町の本町や仲町周辺を散策。町内の魅力や課題、今後の方向性などを各班でまとめて報告した。昔ながらの町家や蔵が点在する景観に触れ「古い街並みが良い意味で残っていた」との意見が多く出た。「食事処や買い物ができる『起爆剤』となる場所がほしい」など、身近な文化財価値を後世に伝えながらも、観光誘客とまちづくりにつなげる提
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菊川市営「火剣山キャンプ場」 24年度から指定管理へ
菊川市は26日、同市富田にある市営の「火剣山キャンプ場」について、2024年度から指定管理者制度を導入する方針を明らかにした。同市大石の保養施設「小菊荘」は23年度以降の指定管理者が決まらず、当面の間休館する。 同日の市議会全員協議会で報告した。市商工観光課によると、キャンプ場は近年のアウトドアブームで利用者数が増加傾向にある。しかし、利用日の2週間前の予約を必要とすることや、現在管理を担う地元団体の高齢化など課題が多く、指定管理者制度によりサービス向上や継続的な運営につなげる。 予約方法の改善や区画の増設、電源やWi-Fi(ワイファイ)の整備を行う考え。利用料金も改定する。関連する条例
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長年の福祉貢献 個人や団体表彰 森町社協
森町社会福祉協議会はこのほど、「第41回森町社会福祉大会」を町文化会館で開いた。長年地域の社会福祉に貢献している個人、団体を表彰した。 奉仕活動に従事した町民に対し、鈴木寿一会長から賞状が贈られた。小学生を対象とした子どもの描く福祉のまちづくり作文コンクールの入選者を表彰し、代表児童3人が朗読した。昨年9月の台風15号における災害ボランティアの活動報告も行われた。 表彰を受けた個人、団体は次の通り。 【町社会福祉協議会会長表彰】社会福祉関係団体役員 朝比奈千鶴子(谷中)山本令子(中川下)▽社会福祉事業協力者 福田地福の会(福田地)上川原憩いの場「みのり」(円田) 【町社会福祉協議会会
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高病原性鳥インフル 静岡県内6例目 浜松の野鳥死骸から検出
静岡県は26日、浜松市東区で23日に回収したハヤブサ1羽の死骸から高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表した。陽性確定は県内6例目。 県自然保護課によると、死骸は23日に同区の住宅街で見つかった。県の簡易検査で陽性反応が確認され、国立環境研究所の遺伝子検査で高病原性かどうかを調べていた。 昨年12月以降に確認された全6例の回収地点を起点とする野鳥監視重点区域が一部重複しているため、県は2月20日まで全重点区域(浜松、磐田、袋井、掛川、湖西各市と森町の一部)で監視パトロールを強化する。周辺の養鶏場で異常は確認されていないという。
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茶況(1月24日)鈴木長十商店の「極の茶箱」大臣賞 全国観光土産品審査会
全国推奨観光土産品審査会(日本商工会議所など主催)がこのほど開かれ、鈴木長十商店(森町)の「至福 極の茶箱」が食品部門で最高賞の農林水産大臣賞を受賞した。 県内生産者が作る希少な茶18種類をきり製のミニ茶箱と風呂敷で包み、優れたギフト商品と評価された。 審査会は魅力的な観光土産品の育成や発掘を目的としていて、今年で63回目。「菓子」「食品」「民工芸」「グローバル」の4部門に計553商品が寄せられた。
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「目標持ち努力楽しもう」 東京五輪ソフト「金」山崎さん 森町・宮園小で教室
東京五輪ソフトボールの金メダリスト山崎早紀さん(掛川市出身)が19日、森町の宮園小を訪問した。静岡県の「オリンピック・パラリンピックレガシー教育推進事業」の一環。6年生が講話や実技指導などを通じてオリンピアンと交流を深めた。 山崎さんは講話で自身の体験を紹介。小学2年でソフトボールを始め、競技人生の中で故障などさまざまな壁に直面したと振り返った。その上で、そうした困難を乗り越える力の大切さを説き「努力を楽しみ、目標に向かって最後まであきらめないこと。後悔しないように頑張ってほしい」と語り掛けた。 実技指導では、キャッチボールやバッティングに挑戦。山崎さんが打撃、守備の実演を行うと、児童は
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遠州地域の風景 色彩豊かに表現 磐田で24日まで
森町の郷土史スケッチクラブと美術クラブによる「合同小作品展」が24日まで、磐田市見付の旧赤松家記念館内蔵ギャラリーで開かれている。遠州地域の風景など色彩豊かに表現した作品が並ぶ。 10~80代までの会員計17人が油彩画や水彩画などを出品した。旧赤松家の赤レンガ造りの門や蓮華寺山から望む森町の街並み、太田川の鉄橋を渡る天竜浜名湖鉄道など、日常の景色を優しい筆遣いで描写している。 郷土史スケッチクラブの大須賀義明さん(77)=森町=は「普段散歩する場所など身近な場所を夢中になって描いた」と話し、来場を呼びかけた。 月曜休館。
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平穏、豊穣 一矢に願い 森町・小国神社「御弓始祭」
森町一宮の小国神社で17日、遠州に春の訪れを告げる神事「御弓始祭(おゆみはじめさい)」が執り行われた。大勢の参拝者が見守る中、1年の平穏無事や五穀豊穣(ほうじょう)の願いを込めて矢が放たれた。 拝殿で祭典が行われ、静岡県内の弓道愛好者らが参列。弓矢に福が授けられた後、境内に設けた射場で武士装束姿の「地射手(ぢいて)」が30メートル先の的を目がけて矢を放った。見事に命中すると、観衆から拍手が起こった。 30年にわたり大役を務めている同町の会社員藤田陽一さん(60)は「長い間、健康で役目を果たせていることをありがたく思う。今年も地域の繁栄などを祈りながら弓を引いた」と振り返った。 同神社に
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大人の決意新たに 西部各地で「はたちの集い」【袋井/磐田/森町】
静岡県西部の各地で8日、「成人の日」(9日)を前に「はたちの集い」が開かれた。昨年と同様、新型コロナ感染拡大防止のため開催場所や時間を分けた分散開催が目立った。式典では華やかな振り袖やスーツ姿の参加者が友人らとの再会を喜んだ。 袋井 周囲、地域へ恩返し 袋井市では、過去2年間の成人式は分散開催だったが、はたちの集いに名称が変わった今回はエコパアリーナを会場とし、638人が一堂に会した。 代表の中山彩李さん、平出瑚桃さん、河野楓雅さん、赤堀優斗さんが登壇。家族、恩師らに感謝の思いを伝え、周囲の人々や地域への恩返しを誓った。大場規之市長は挑戦の大切さを説き「新しい日本には皆さんの若さあふれる
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流出医療資材「回収困難」 掛川の土地管理者 行政対応求める 台風15号
掛川市の山間部に保管されていた大量の医療資材が昨秋の台風15号により川に流出し、森町など広範囲に流れ着いた問題で、掛川市は6日、土地を管理する市内の70代男性が静岡県に対して「回収が困難」として行政対応を求めていることを明らかにした。市は「早期解決に向けて県、森町と協議したい」としている。 市によると、男性は大型浴槽で湯を沸かすための燃料として、使用期限が切れた未使用の医療用ガウンやチューブなどの資材を調達し、大型土のうで保管していたという。台風15号で土のう約100袋のうち10~15袋が破損し、近くを流れる田代川に流出した。 市職員と市議が同日、同市炭焼の現地を視察し、流出元や拡散した
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袋井署管内寺社で露店警戒 静岡県警など 沼津、三島の事件受け
暴力団員らが昨年、沼津市と三島市の夏祭りで露店の出店権を不正に取得したとされる事件を受け、県警組織犯罪対策課と袋井署は5日、袋井市の法多山尊永寺などで暴力団排除に向けた露店警戒を実施した。同課員らが露店に暴力団員の姿がないかなどを確認した。 同寺では警察官4人が初詣に合わせて並んだ約50店を巡回。店主に露天商の組合員であることを示すカードの提示を求め、正しい手続きで出店申請されているか、暴力団員の不当な介入がないかを確認した。同日、森町の小国神社でも行った。 県暴力団排除条例では、祭りや花火大会などで暴力団関係者らが出店することを禁じている。県警は全県的に警戒を強化している。
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出火件数が過去最少 救急車出動は過去最多3921件 袋井消防本部22年概況
袋井消防本部は6日までに、2022年の袋井市、森町での火災と救急の概況(速報値)を発表した。出火件数は20件で1971年の組合消防の発足以来、最少を記録した。一方で救急車の出動件数は過去最多の3921件だった。 同本部は出火件数減少の要因について「SNSを活用するなど、幅広く火災予防の広報を展開したことが功を奏したのでは」としている。内訳は建物火災が9件、車両火災6件など。原因は焼却行為からの延焼が最多の3件で、次いで配線関係の不備、不良が2件だった。死者は21年と同じ1人、損害額は5100万円で前年から4600万円の増額。 救急車の出動種別は急病が全体の6割以上を占める2609件、一般
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掛川山間部から医療資材流出 台風15号 森町まで15キロ以上
2022年9月の台風15号で掛川市の山間部に保管してあった医療用資材が田代川(同市)に流出し、森町まで達していたことが5日までに、関係者への取材で分かった。流出物は3カ月以上が経過した現在もほぼ手つかずのままで、地域住民からは困惑や憤りの声も広がる。県や地元の掛川市、森町が調査に乗り出し、実態把握を進めている。 関係者によると、流出したのは医療用マスクやチューブなど。新品とされ、明ケ島キャンプ場(掛川市炭焼)近くの私有地に土地の管理者が保管していた。流出は田代川から森町の太田川まで15キロ以上に及んでいる。県が土地管理者への聞き取りなどに着手したほか、掛川、森の両市町も現場確認を進めている
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スマホの使い方、高齢者が指南 袋井・森で講師育成に着手、同世代に分かりやすく
高齢者が同世代にスマートフォンの使い方を指南-。袋井・森地域シルバー人材センターは本年度、行政や企業と連携し、60歳以上を対象としたスマホ講師の育成事業に乗り出した。同様の試みは全国的にも珍しいという。高齢化社会が進む中でシニア世代の活躍の場を広げ、デジタルディバイド(情報格差)の解消を図る。 昨年11月初旬に袋井市のメロープラザで開かれた講習会。同市在住の60~80代が参加した。講師を務めるのはシルバー会員。電源の入れ方など基本動作からインターネットやメールの使用方法まで、分かりやすく説明した。この日が“講師デビュー”だった藤沢三男さん(66)は「戦々恐々だったが
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「住み続けたい街」大東建託調査 静岡県内版1位に初の森町
大東建託(東京都)が発表した「住み続けたい街ランキング2022」の静岡県版で、森町が初の1位に輝いた。豊かな自然や伝統文化などの特色に加え、移住定住施策の推進が評価されたとみられる。結果を受け、町は2023年も関連する施策の拡充を図っていくとしている。 調査は居住者を対象に行われ「生活利便性」「親しみやすさ」など8項目で採点。19年からの4年分の回答を集計している。同町は「静かさ治安」「自然観光」など4項目で県内1位と高い評価を得ていて、東海版でも3位に入った。 定住推進課によると、同町は仕事をしながら農業に取り組める環境があり、中山間地域の中では交通の利便性が高いため、首都圏からの移住
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豊作祈り「田遊祭」 森町・小国神社 稲作見立てた演目奉納
森町一宮の小国神社(打田文博宮司)で3日、五穀豊穣(ほうじょう)や疫病鎮護を祈願する国の選択無形民俗文化財「田遊(たあそび)祭」が営まれた。旧社家の13人が、田作りから刈り入れまで稲作の様子を表現した演目を厳かに奉納した。 同神社によると、鎌倉時代中期には始まっていたと記録が残る神事芸能で、素朴な見立て芸と唱え言が特徴。稲作の作業を順番に演じる12段の演目で構成される。 黒い烏帽子(えぼし)と白装束をまとった演者は境内の舞殿で、大太鼓を田に、扇子をくわに見立てたり、代かきの牛を演じたりして稲作の所作を表現。疫害をもたらす鳥を追い払う「鳥追い」などの演目を本殿に向かって披露した。打田宮司も
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餅焼き堪能「1年、元気に」 森町・大洞院、3日まで
森町橘の大洞院で3日まで、新年恒例「餅焼き」が行われている。初日の元日から、地元住民や帰省中の家族連れなど多くの参拝客らが訪れ、焼きたての餅を味わいながら無病息災を祈願した。 約600年前の開山から燃え続けているとされる「灯明」から取った火で、餅を焼いて食べると健康に過ごせるといわれている。 2021、22年は新型コロナの影響で、檀家(だんか)が焼いた餅を販売していた。今年は感染防止に配慮し、境内の屋外に取り付けたテント内に5台の焼き台を設置。参拝客自身が網の上で一つずつ餅を焼き上げて、ほおばった。餅は地元で収穫されたもち米を使用しているという。 森町森の渡辺久徳さん(72)は「毎年家
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拝殿 お屋根替え完了 森町・小国神社 1年ぶりの姿、新年準備
森町一宮の小国神社で行われていた拝殿の「お屋根替え」が、このほど完了した。覆いが撤去されて約1年ぶりに“神社の顔”が姿を現し、新年を迎える準備が整った。 お屋根替えは約50年に一度、本殿など社殿群で行われ、今回は2019年に着工した。拝殿では1月に屋根を解体し、東大寺や出雲大社でも用いられる「檜皮(ひわだ)ぶき」の工法で修繕。劣化の進んだ飾り彫りや破風も復元し、伝統の技でよみがえった真新しい屋根が参拝者を迎えている。 同神社によると、1月1日午前5時ごろから初詣客が増え始め、10日ごろまでにぎわいが続くという。打田雅臣禰宜(ねぎ)は「きれいになった社殿へお参りし、
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森JVC準V報告 静岡県小学生バレー 町長訪問、全国へ決意
11月に行われた「第51回県小学生バレーボール大会兼県スポーツ少年団バレーボール交流大会」女子の部で準優勝した森JVC(森町)がこのほど、町役場に太田康雄町長を訪ねた。3月に本県で開催される全国大会への出場を報告した。 森JVCは森小を拠点とし、小学1~6年約20人が所属する。平均身長は150センチ程度と小柄ながら、レシーブ力が武器の堅守のチーム。県大会でも粘り強くボールをつなぎ、過去最高のベスト8を突破。決勝進出を果たし、初めての全国への切符をつかんだ。 レギュラーメンバーの6人や富田敏照監督らが訪問。名倉希織キャプテンは「全国大会でも森JVCらしい粘り強いバレーを見せたい」と抱負を述
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次郎柿ワイン「お待たせ」 2年ぶり数量限定販売 森町内15店舗で購入可
森町特産の治郎柿を使った「遠州森町次郎柿ワイン」が22日、町内で発売された。昨年は製造中止となり、2年ぶりの販売。酒販店など15店舗で、数量限定で取り扱っている。 県指定天然記念物の原木から採れた柿をはじめ、同町産の治郎柿を100%使用。フルーティーな味わいが特徴で、飲みやすさから女性を中心に根強い人気があるという。 ワインは地元の特産品を使った新たな名物を作ろうと、町や商工会、生産者らで構成する遠州森町次郎柿ワイン推進協議会が企画した。昨年は天候不良により柿が不作で、初めて製造を取りやめた。今年は一昨年より3割程度増産し、約2800本を販売している。 同協議会は同日、完成祝賀式を小
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13議案可決 森町議会が閉会
森町議会12月定例会は23日、最終本会議を開き、職員の定年引き上げに関する条例の一部改正案や、本年度一般会計補正予算案など13議案を原案通り可決し、閉会した。
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森町・小国神社 神事の酒 伝統継承
秋が深まる10月半ば、森町一宮の小国神社では古式神酒の醸造が始まる。祭礼に供する神饌(しんせん)の工程を本紙に公開した。取材が入るのは「歴史上初めて」(神職)。戦争も感染症も乗り越え、連綿と続く神事の酒造りに迫った。 プスッ…プスッ-。本殿隣の神饌殿。普段立ち入ることのできないこの場所で作業が行われる。発酵が進み、気泡のはじける音とともに甘い香りが部屋中に漂っている。「今年は天候に恵まれてこうじの調子が良く、いつも以上においしく仕上がった」。醸造を担う林圭祐権禰宜(ごんねぎ)がうなずく。 蒸した地元・一宮産の新米とこうじを混ぜて酒母を作り、境内の井戸水と酒だるに仕込む。日陰
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水道料金改定「予定通り」 森町議会一般質問 太田町長が表明
森町の太田康雄町長は21日開かれた町議会12月定例会一般質問で、来年度からの上水道料金の改定について「延期することなく、予定通り4月から実施する」と述べた。西田彰氏への答弁。 使用口径ごとに平均約20%の値上げを行う計画。2025年度までの3年間は価格を維持し、以降の料金改定は順次検討する。料金改定は1974年の事業開始以来初めて。老朽化に伴う施設の更新費用や人口減少による収益の減少などにより経営環境が悪化し、町は2021年度から審議会を設置して水道料金のあり方について議論を重ねた。 太田町長は「水道事業は普遍的なサービス。次世代に安心安全な水道を引き継ぐためには経常収支の黒字化、内部留
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勇壮「火の舞」闇を照らす 秋葉山の神事、伝統脈々 浜松市天竜区春野町【わたしの街から】
浜松市天竜区春野町領家の秋葉山山頂に、火伏せの神社として信仰を集めてきた秋葉神社上社は立つ。標高866メートルの社殿からは浜松の街並みや遠州灘まで見渡せる。15、16の両日に行われた「秋葉の火まつり」には、全国から参拝者が訪れた。クライマックスを飾る「火の舞」は、長く一子相伝で受け継がれ、古来の信仰の姿を現代に伝えている。 16日午後11時前、神楽殿の照明が一斉に暗転した。本殿でたいまつに神火をともすまでの約10分間。身を切るような寒さの中、暗闇に包まれた境内が静まりかえる。その闇と静寂は、たいまつの火によって破られた。参拝者は、一年の厄を炎の筋に焼きはらわれることを願い、勇壮な舞を見つめ
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市民ニーズに対応 副市長2人案を可決 袋井市議会
袋井市が市議会11月定例会に提出していた、副市長を1人増員して2人とする条例の一部改正案が19日の最終本会議で、賛成多数で可決された。同市が副市長の2人体制を敷くのは2013年以来。 求められる行政サービスが高度化する中で市民のニーズに応えるための対応。浅羽海岸の活性化や都市計画道路森町袋井インター通り線の整備を受けての沿線地域のにぎわい創出、駅南地区の開発事業といった新規計画の着手に伴い、より付加価値の高い事業の推進も目的としている。 庁内の実務執行担当と渉外担当の二つの役割を想定し、外部との連携、情報収集役を担う副市長は今後県や国、民間企業出身者など幅広い人材と交渉を進める。大場規之
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森町の風景、水彩で 絵画講座の作品展 袋井、25日まで
森町の絵画講座「遠州の写生めぐり」の作品展が25日まで、袋井市川井のギャラリー喫茶いこいで開かれている。講師を務める大須賀義明さん(77)と受講生16人が全12回の講座で手がけた写生画など21点を出展した。 舞楽「蟷螂(とうろう)」で知られる山名神社にあるカマキリの水口や、紅葉鮮やかな大洞院といった町内の風景などを水彩で描いた。繊細なタッチで表現した美しい景色を、訪れた人々が興味深そうに眺めている。 同ギャラリーの営業日は毎週木曜日から日曜日(第3木曜は除く)。
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台風15号テーマに町長と住民ら意見 森町
森町は14日、太田康雄町長や幹部職員と住民代表が町の将来について話し合う「森町を語る会2022」を町文化会館で開いた。 三倉、天方、森の3地区の町内会長43人が出席し、9月に甚大な被害をもたらした台風15号をテーマに意見交換した。担当職員が被害状況などを示し、参加者からは災害時の定期的な情報発信や、要支援者の避難体制の整備を求める意見などが上がった。 太田町長は「皆さまからの意見を基にリスク管理のあり方などを見直し、さらに安全な街づくりを進めていく」と話した。 住民とともに地域の活性化や課題解決を図ることを目的に開催している。16日は一宮、園田、飯田の3地区の町内会長と意見交換を行う。
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浜松市東区の阿部さん Sクラス優勝 日将連浜北支部大会
日本将棋連盟浜北支部の12月大会がこのほど、浜松市浜北区の浜北文化センターで開かれ、87人が参加した。 上位入賞者は次の通り。 S ①阿部哲也(東区)②中川丈太郎(浜北区)③寺崎勝(東区)④内山透(西区)⑤門奈佑紀(浜北区)▽A ①稲場渉(浜北区)②鈴木大輝(磐田市)③高野涼介(東区)④渡辺伸五(北区)⑤須山佳宏(南区)▽B ①森孝彰(東区)②大堀忠二(北区)③大庭悦治(磐田市)④渥美良純(北区)⑤原木優太(東区)▽C ①稲場理(浜北区)②三輪勝次(東区)③佐藤粋聖(西区)④鈴木与四郎(西区)⑤斉藤正直(東区)▽D ①内藤利雄(磐田市)②川崎駿一(森町)③鈴木勉(森町)④竹内康高(東区)
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「町並みと蔵展」前に清掃 蓮華寺で森中3年生
森町立森中の3年生24人がこのほど、近所の蓮華寺で清掃活動を実施した。10、11の両日、町内で開催される「町並みと蔵展」(実行委員会主催)を前に、会場の一つである同寺の美化に励んだ。 生徒は歴史伝統文化保存会の北島惠介会長から同寺や地域の歴史などの説明を聞き、本堂のぞうきん掛け、子安地蔵尊のすす払いなどの作業に臨んだ。小栗彪月さん(15)は「きれいな姿の仏像を見てほしいと思って取り組んだ」と話した。 町並みと蔵展は街中の活性化を目的に開催し、33回目。98軒の出店が並ぶほか、今年は「蓮華寺の紅葉と木喰仏・森町さんぽ」をテーマにウオーキングツアーなども行う。
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静岡県議選 伊藤氏が立候補正式表明 袋井市・森町選挙区
元袋井市議の伊藤謙一氏(35)=同市月見町=が6日、市内で記者会見し、任期満了に伴う来春の県議選に同市・森町選挙区(定数2)から無所属で立候補することを正式に表明した。 伊藤氏は「市議として地域の課題と向き合う中で、より俯瞰(ふかん)的な立場から取り組む必要があると感じた。県とのパイプ役を担い、防災対策やアフターコロナを見据えた産業振興などに力を入れたい」と語った。 同市出身、米・サウスイーストミズーリ州立大卒。貿易会社勤務などを経て2013年の市議選で初当選し、21年5月から約1年半、副議長を務めた。
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森町 家康ゆかりの地巡る ハイキングと動画楽しむ企画
森町は1日、徳川家康ゆかりの戦国夢街道ハイキングコース(同町三倉)を時代劇動画と巡る企画を開始した。来年の大河ドラマ「どうする家康」の放送開始を見据えた、観光振興策の一環。 同所は距離別に3コースが設定されていて、企画は5・5キロの「三丸コース」で実施。五つのポイントに設置されている看板のQRコードを読み取ると、家康にちなんだオリジナルストーリーの時代劇を視聴できる。 動画は三倉地区で武田軍と繰り広げた合戦と、同地区に残る逸話を基にした。1話3分程度で全5話。戦に敗れた家康が武田軍から逃げ延びるまでの家臣の奮闘などを描いた。撮影は同所で行われ、四季折々の自然と物語の臨場感を楽しめる。
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森町 父の背中追い初出場 天野選手、憧れの舞台で快走【市町対抗駅伝】
森町は、父である天野元文監督(43)の背中を追い、長女の友珠子選手(12)=宮園小6年=が3区走者として初出場した。 選手としても計16回出場経験がある元文監督。友珠子選手は物心ついたときから、町のために汗を流す父の姿を見てきた。「かっこいい。いつか私も」と、小学1年の頃から練習に励んできた。 ついに今年、憧れの舞台に立つと、森町の歴代3区の記録1位と並ぶ走りを見せた。「気持ちよかった。森町の順位を上げられるようにもっと成長したい」と前を見据えた。 元文監督は「いい走りだった」と笑顔でたたえ、「今年は出場できなかったが、いつか一緒に選手として走りたい」と夢を語った。
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12議案を上程 森町議会が開会
森町議会12月定例会は2日、開会した。会期を23日までの22日間と決め、職員の定年引き上げに関する条例の一部改正案や、9400万円を追加する本年度一般会計補正予算案など12議案を上程した。台風15号に伴う町道の路肩崩壊、土砂の流出などに対応する崩土除去等作業費2600万円などを盛り込んだ。補正後の総額は103億7800万円。
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プレミアム付き商品券販売開始 3日午前8時から 森町商工会
森町商工会は12月3日午前8時から、町内在住、在勤者が利用できるプレミアム付き商品券「森上げよう!プレミアム商品券」の販売を開始する。 コロナ禍で地元事業者への支援策として始まり、3回目。1冊1万円、プレミアム率は30%。8千冊限定の販売で1世帯5冊まで。高齢者らに配慮して代理の購入も可能とした。取り扱い店数は昨年から10件増えた181店舗。有効期間は来年2月末まで。販売期間は3~5日で3、4日は森町総合体育館、5日は町商工会館で午前9時から販売する。いずれも午後4時までで、売り切れ次第販売を終了する。 問い合わせは同商工会<電0538(85)3126>へ。
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一般会計補正予算案など8議案を可決 森町議会臨時会
森町議会は29日、臨時会を開いた。12月下旬からマイナンバーカードを利用してコンビニで住民票のコピーなどを取得できるサービスを開始することに伴い、交付手数料を300円から200円とする条例の一部改正案や、2100万円を減額する本年度一般会計補正予算案など8議案を原案通り可決した。補正後の総額は102億8400万円。
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森町児童館でボランティア 遠江総合高野球部
森町の遠江総合高野球部がこのほど、近所の森町児童館でボランティア活動を実施した。今年から「愛プロジェクト」として取り組んでいる奉仕活動の一環。部員たちは園児や小学生と遊んだり、閉館後の片付け、消毒作業などを手伝ったりした。 愛される野球部を目指し、学校周辺の清掃活動やあいさつ運動などを行っている。今後は老人ホームへの訪問などを予定しているという。 1年の名越泰雅さん(16)は「子どもの気持ちを考えて接することを心がけた。活動を通じて地域の皆さんに応援してもらえるチームになりたい」と話した。
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12月定例会、2日から23日まで 森町議会議運
森町議会は25日、議会運営委員会を開き、12月定例会の会期を12月2日から23日までの22日間と決めた。職員の定年引き上げに伴う条例の一部改正案や、台風15号による災害復旧費など9400万円を追加する本年度一般会計補正予算案など12議案を審議する。一般質問は21日に行う予定。
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ゴルフ 松井が初代王者、PO制す 静岡県ミッドアマチュア選手権
第1回県ミッドアマチュアゴルフ選手権(県ゴルフ連盟主催、静岡新聞社・静岡放送など後援)が24日、葛城ゴルフ倶楽部宇刈コース(6912ヤード、パー72)で行われた。松井桂佑(森町)が3オーバーの75で並んだ木部正己(サザンクロスCC)とのプレーオフを制し、初代王者に輝いた。 堅実なリカバリー光る 手に汗握るプレーオフ。堅実なリカバリーで持ち直した松井が、第5打のパーパットを確実に沈め、アマチュア大会初のタイトルを獲得した。 重圧のかかる第1打は、正規ラウンドで感覚が良かったスプーンを選択したが「緊張してしまった」と左へ大きく引っかけてしまう。対する木部がフェアウエーに乗せていただけに、苦し
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“紅葉の名所”人気 晩秋の森町に多くの観光客 大洞院と小国神社
森町で紅葉が見頃を迎えている。同町はシーズン中、静岡県内外から人々が見物に訪れる“紅葉の名所”として知られている。多くの観光客が晩秋の景色が広がる町内で散策を楽しんでいる。 特に人気の紅葉スポットが大洞院と小国神社。大洞院では本堂に向かう階段斜面に植えられた紅葉を立体的に観賞できる。イチョウとのコントラストも見どころの一つだ。小国神社は境内を流れる宮川沿いのモミジが鮮やかな赤、黄に染まる。幽玄な雰囲気に包まれ、写真撮影する参拝者も見られる。両寺社とも日没後はライトアップを行っている。 町産業課によると、例年10~12月は18万人以上が町を訪れている。今年は昨年より
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一年の収穫に感謝 森町・小国神社で新嘗祭 農業など発展願う
森町一宮の小国神社で23日、稲作をはじめとする農業などの発展を願う「新嘗祭(にいなめさい)」が執り行われた。町内農業関係者らが、一年の収穫に感謝の祈りを込めた。 地元部農会の代表やJA職員ら約100人が参列。大祭用の装束姿の打田文博宮司が祝詞をささげ、巫女(みこ)の神楽舞を奉納した。神前には同町産の新米や特産の次郎柿、クラウンメロンなどを供え、豊作を祝った。氏子が生産した農作物の品評会、販売会も開かれた。 新嘗祭は毎年11月23日の宮中祭祀(さいし)に合わせて全国の神社で行われ、五穀豊穣(ほうじょう)や国家安泰などを祈願する。2月の耕作始めに行う祈年祭とともに重要な祭典の一つに位置づけら
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知事顕彰受賞の5地域が活動報告 ふじのくに品格ある邑づくり
2021年度ふじのくに美しく品格のある邑づくり知事顕彰を受賞した5地域の代表者がこのほど、静岡県庁に川勝平太知事を訪ね、各地の取り組み内容を報告した。 5地域は丹那(函南町)、五感で癒される湧水の里いのかしら(富士宮市)、小瀬戸(静岡市葵区)、抜里(島田市)、天方(森町)。酪農業のブランド化や移住促進、茶畑やホタルなどの里山風景保全といった取り組みが評価された。川勝知事は「コミュニティーが持つ絆の強さが伝わってきた」として活動の深化を期待した。 知事顕彰は学識者らでつくる推進委員会が「環境(農村空間)」「社会」「経済」の各分野で総合的に評価して選定する。
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森町の地場産品 一堂 3年ぶり産業祭、58団体が出展
第35回森町産業祭「もりもり2万人まつり&農協祭」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が20日、町文化会館の駐車場で開かれた。町内事業所など58団体が販売、PRブースを出展し、町民らでにぎわった。 町菓子組合の加盟店やJA遠州中央などによる和菓子、治郎柿、茶などの地場産品の即売会が行われた。中には行列ができ、開場後30分で商品が完売した人気ブースもあった。 産業祭の目玉は友好町・北海道森町の物産コーナー。同町物産協会がいかめしやホタテ、昆布といった海産物を販売した。 地元産業の活性化やにぎわいづくりなどを目的とした恒例のイベントで、3年ぶりの開催。今年は感染症対策として規模を縮
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選手一丸で表彰台狙う 森町チームが壮行会【市町対抗駅伝】
12月3日に静岡市で開かれる第23回県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の森町チームの選手壮行会が20日、同町総合体育館で行われた。代表選手は21人。指名証や代表旗を受け取り、大会での健闘を誓った。 前回大会は町の部で3年連続6位入賞。第4回大会では優勝を果たしている。選手兼監督の天野元文さんは「町民の多くの方から応援の声を頂いている。チーム一丸となって表彰台に上がれるよう頑張りたい」と決意を述べた。太田康雄町長は「体調を整えて持てる力を十分に発揮し、思い出に残る大会にしてほしい」と激励した。 地元の小国神社の打田雅臣禰宜から、必勝祈願のお守りが贈られた。 選手
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茶況(11月17日)鶴亀品評会の入賞者を表彰 静岡県茶商工業協同組合
静岡県茶商工業協同組合(県茶商)は16日、第56回静岡茶品評会(通称・鶴亀品評会)の表彰式を静岡市葵区の県茶業会館で行った。1キロ当たり4千円に仕上げた「鶴印」の部で農林水産大臣賞に輝いた、赤堀商店(御前崎市)の赤堀浩司社長らが賞状を受け取った=写真=。 赤堀社長は「荒茶を作る茶農家に感謝したい。精進を続け、静岡茶の需要拡大に取り組む」と抱負を話した。2千円「亀印」で1等1席だった鈴木長十商店(森町)、「同一荒茶による仕上技術競技会」で県知事賞を受賞した田中秀明さん(赤堀商店)ら入賞者も表彰を受けた。
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森町袋井インター通り線 整備方針覚書締結 静岡県と袋井市、森町
静岡県と袋井市、森町は14日、都市計画道路森町袋井インター通り線の整備方針に関する覚書を締結した。両市町が10年以上、整備促進に取り組む重要路線。市役所で締結式が開かれ、計画の始動に向けて役割を明確化した。 森町の新東名高速道森掛川インターチェンジ(IC)から、袋井市の東名高速道袋井ICや国道1号を結ぶ広域幹線道路。同路線の整備で周辺の活力創出などが期待できるため、両市町は2009年に期成同盟会を発足。県への要望活動や勉強会などを行ってきた。 覚書の対象は市町の行政界をまたぐ2・3キロ区間。太田川を通過し、橋の架設など事業の進め方が課題だった。同区間を3分割し、それぞれ事業主体となり整備
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静岡県議選 伊藤謙一氏出馬へ 袋井市・森町選挙区
袋井市議会副議長の伊藤謙一氏(35)=同市月見町=が15日までに、任期満了に伴う来春の県議選に同市・森町選挙区(定数2)から立候補する意向を固めた。 伊藤氏は取材に「市議として地域を見る中で、県政の場で取り組むべき課題があると感じていた。県との間により強固なパイプを築きたい」と述べ、DX推進や子育て・高齢者施策の充実、災害対策などの取り組みに意欲を示した。 同市出身、米・サウスイーストミズーリ州立大卒。貿易会社勤務、自動車販売業などを経て2013年の市議選で初当選し、3期目。21年5月から副議長を務めている。
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遠江の国分寺まつり 小国神社への国司行列再現 磐田
奈良時代に現在の磐田市に建てられた遠江国分寺の歴史を伝える「国分寺まつりin遠江」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が12日、同市中泉の国指定特別史跡・遠江国分寺史跡公園などで3年ぶりに通常開催された。恒例の「国分寺参拝行列」に併せ、今回新たに、遠江国司が聖武天皇の勅使として森町一宮の小国神社に参向した様子も再現した。 遠江国司の桜井王に扮(ふん)した草地博昭磐田市長をはじめ、奈良・天平時代の装束をまとった地元住民約50人の行列が、小国神社へ歩みを進めた。境内で参向の儀式を執り行い、古式十二段舞楽の一つ「色香舞」を奉納した。 遠江周智郡司役は太田康雄森町町長が務めた。 大橋芳隆実
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茶況(11月11日)鈴木長十商店 総合V 森の茶仕上品評会
「森の茶仕上品評会」(森町茶商組合など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、町茶業センターで開かれた。価格別で審査を行い、総合優勝には2年連続で鈴木長十商店が輝いた。 「森の誉」「森の香」の2部門に組合所属の製茶問屋が計56点を出品。県内茶業関係者が外観や香気など4項目で採点した。総合2位の優秀賞は太田茶店が受賞した。 各部門の入賞者は次の通り。 【森の誉】優等 太田茶店▽1等1席 同▽同2席 八幡屋茶舗▽2等1席 鈴木長十商店▽同2席 太田茶店▽同3席 松浦製茶 【森の香】優等 鈴木長十商店▽1等1席 同▽同2席 太田茶店▽2等1席 松浦製茶▽同2席 同▽同3席 八幡屋茶舗
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茶況(11月11日)鈴木長十商店 最高金賞受賞 世界緑茶コン
世界緑茶協会はこのほど、世界緑茶コンテスト2022の表彰式を静岡市駿河区で行った=写真=。静岡県内関係で桐製のミニ茶箱に厳選した茶を詰め合わせた「至福 極の茶箱」を出品し、最高賞の最高金賞を受賞した鈴木長十商店(森町)が盾を受け取った。 国内から40点、タイや台湾など海外から55点が出品され、香りや味わい、パッケージデザインなどを審査。最高金賞に12点、金賞に20点を選んだ。 県内の金賞入賞茶は次の通り。 CHAKAトライアルセット(かねはち茶園、静岡市葵区)▽香寿四種「煎・釜・酵・焙」(製茶問屋山梨商店、同区)▽ボトリングティー東平玉露三品種飲みくらべ(長峰製茶、焼津市)
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皇室献上へ「次郎柿」箱詰め 厳選160個、磨いて包装 森町
皇室へ献上する森町の特産品「次郎柿」の箱詰め作業が7日、同町の町民生活センターで行われた。毎年恒例で、献上は109回目。町職員が160個を厳選し、きり箱に梱包(こんぽう)した。 町内の農家21軒で収穫された計695個を、職員が色つややサイズなどを確認した。丁寧に磨いて1個ずつ包装し、40個ごとに計4箱に詰めた。作業に従事した総務課主事の安形絵美さん(29)は「細心の注意を払って詰めさせていただいた。森町のおいしい柿をぜひ召し上がってもらいたい」と話した。 今年は収穫量が多く、大きさは例年並みかやや大きめ。甘みが乗っている。出荷はいつもより1週間ほど早く始まったという。 町によると、19
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絵画や書、感慨の三人展 「昭和二十年生」の美術家 森町
森町出身で森小、森中のクラスメートの美術家3人による作品展「昭和二十年生 同級生の三人展」が10日まで、町文化会館で開かれている。 出展者は高木正衛さん(77)=神奈川県鎌倉市=、大須賀義明さん(77)=同町=、山中貞夫さん=享年(41)=。3人は幼なじみで高木さんは日本画家、大須賀さんは洋画家として活躍中。山中さんも書道家として高い評価を受けていた。 同展では日本画院展で入選した高木さんの「太湖悠久」や、大須賀さんが60年前まで袋井市-森町間を走っていた秋葉線電車を描いた連作などを展示。親族から借り受けた山中さんの書作品6点も並ぶ。 今年3月に開かれた森中の同級会で作品展の開催の話が
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屋台集結、舞児還し 盛大にフィナーレ飾る 遠州森のまつり閉幕
森町中心部で3日間開催された「遠州森のまつり」は6日、熱気に包まれながら幕を下ろした。最終日は祭りを締めくくる「舞児還し(まいこがえし)」が行われ、盛大にフィナーレを飾った。 舞児還しは舞を奉納した舞児を各町内へ送り届ける祭事。金守神社から三島神社にみこしを戻した後、14町の屋台が同神社に集結した。舞児を乗せて出発し、おはやしやかけ声に合わせて勇壮に引き回しを繰り広げた。 森のまつりは三島神社の祭礼として古くから続く伝統行事。コロナ禍により3年ぶりに平年通りの形で行い、大勢の見物客が詰めかけた。大石清悟頭取会長は「無事行うことができ、町民の皆さんに喜んでもらえて良かった」と振り返った。
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秋彩る「森のまつり」 町内にきらびやかな屋台やみこり 6日まで
森町の秋を彩る伝統の「遠州森のまつり」が6日までの3日間、三島神社(同町森)を中心に開かれている。14地区がきらびやかな装飾の施された屋台を引き回し、街中に祭りばやしが響き渡っている。 同神社の祭礼として古くから続く一大行事。夜には屋台がぶつかり合う激しい練りが繰り広げられることなどから「森のけんか祭り」としても知られる。中日の5日はみこしの渡御が行われ、地元小学生の引くみこしが神社を出発し、金守神社を目指して約1時間30分かけて町内を巡った。 コロナ禍により一昨年は中止、昨年は規模を縮小しての実施だった。感染症対策を徹底して3年ぶりに平年通りの形で開催した。 最終日は午後0時半からみ
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電動小型モビリティの開発強化 デイトナ 2024年の新商品販売目指す
デイトナ(森町)は二輪アフターパーツ用品以外の収益の柱となる新規事業の一環で、電動小型モビリティの開発を強化している。参入済みの電動アシスト自転車に加え、新たに時速20キロ未満の電動キックボードタイプの製品開発に着手した。法改正により、免許なし(16歳以上)の公道走行が可能になる2024年ごろをめどに、製品販売を目指す。 試作段階中だが、23年の半ばにテスト販売を始める方針。同社は12年から電動アシスト自転車を展開し、現在は折り畳み機能とスタイリッシュなデザインが特徴の4種類を販売している。ただ、体力がなくバランスが取りにくい高齢者には手が出しにくい面がある。このため、開発中のモビリティ
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遠江国司の行列を再現 12日「国分寺まつり」 磐田・史跡公園
奈良時代に現在の磐田市に建てられた遠江国分寺の歴史を伝える「国分寺まつりin遠江」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が12日、同市中泉の国指定特別史跡・遠江国分寺史跡公園などで開かれる。今回は新たに、遠江国司が聖武天皇の勅使として森町一宮の小国神社に参向した様子も再現する。 2020、21年はコロナ禍で規模を縮小したため、3年ぶりの通常開催となる。恒例の国司一行参拝行列は、国司の桜井王や太政大臣らにふんした約50人の行列が午前8時半ごろJR磐田駅北口を出発し、史跡公園に向かう。国司一行の行列は同10時40分ごろから、小国神社の参道も練り歩き、境内で参向の儀式や舞楽の披露も行う。 こ
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イシガケチョウ、森町で発見 紀伊半島以南に生息「珍しい」
渡りチョウのアサギマダラの観察を続ける掛川市倉真の佐藤典雄さん(74)が10月29日、森町鍛冶島の山中で石が積まれた石垣のような模様をしている「イシガケチョウ」を発見した。 イシガケチョウは紀伊半島以南の本州、四国、九州、南西諸島に生息しているとされる。佐藤さんはアサギマダラの撮影中に偶然、フジバカマに止まるイシガケチョウを見つけた。体長は約7センチ。「数日前にテレビで見て知ったばかりだったので、見つけることができ驚いた。見たことのない珍しい柄できれいだった」と話した。
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産業祭3年ぶり開催へ 森町長方針 北海道森町コーナーも
森町の太田康雄町長は1日、「森町産業祭 もりもり2万人まつり&農協祭」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)を3年ぶりに開催する方針を示した。2日の実行委で正式決定する。 2万人が訪れる町の一大イベント。35回目の今回は町内の事業所、団体による茶や和菓子など町の特産品の即売会に加え、友好町の北海道森町の物産コーナーも設ける。実行委員長の太田町長は「台風15号で被害を受けた皆さまにも元気を与えられるイベントにしたい」と話した。 森町産業祭は20日午前9時から、町文化会館の駐車場で開かれる。感染症防止対策としてステージイベントは中止し、会場内での飲食は禁止する。
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⚾野球U-23W杯 森町出身相羽さん、町長にV報告
台湾で開催された野球のU-23(23歳以下)ワールドカップ(W杯)に、日本代表として出場した相羽寛太さん(20)=森町出身=がこのほど、町役場に太田康雄町長を訪ねた。W杯での優勝を報告し、今後の目標についても語った。 相羽さんは兄の影響で小学1年時に森町青葉少年野球クラブに入団し、野球を始めた。旭が丘中から静岡高を経て、現在はヤマハ野球部でプレーし、抜群の守備力と思い切りの良い打撃が持ち味の遊撃手として活躍している。 W杯では主に一塁手で出場し、計5試合で主軸を任された。先発した全試合で安打を放ち、大会通算打率は3割超を記録。韓国との決勝戦でも3打数1安打と3大会ぶり2度目の優勝に貢献し
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大自在(11月1日)中東遠の秋祭り
キンモクセイの香る頃、天竜川以東の遠州地方は秋祭りの盛期。毎週末の祭典は地域の歴史、土地柄を感じさせて興趣が尽きない。一年の節目として受け継がれてきた伝統行事だが、コロナ禍からは逃れられなかった。 中止や規模縮小を余儀なくされた各地の祭りが今秋、3年ぶりに再開へと動いた。完全な形ではないにしても笛や太鼓に心は躍る。コロナ禍克服に近づいたと思えばなお喜ばしい。 木材交易で栄え「遠州の小江戸」とも称された掛塚湊の往時を伝える磐田市の貴船神社例大祭「掛塚まつり」は、屋台の引き回しを限定的に再開した。一連の秋祭りの締めくくりとして4~6日、「遠州の小京都」と呼ばれる森町で催される遠州森のまつりは
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原発敷地内の断層を視察 浜岡周辺5市2町の情勢連絡会
中部電力と浜岡原発から半径31キロ圏の5市2町(島田、磐田、焼津、藤枝、袋井市、吉田、森町)で構成する情勢連絡会は31日、情報交換会を御前崎市佐倉の同原発で開いた。各市町担当者は中電から原子力規制委員会の新規制基準適合性確認審査の現状について説明を受け、敷地内の断層や緊急時対策所などを視察した。 同社静岡支店の山元章生支店長代理が審査状況を説明した。長期化する審査の効率化を図るため、3、4号機の並行審査や、地震や津波など自然現象の審査の進捗(しんちょく)を踏まえたプラント審査の先行実施を、9月上旬に規制委に提案したと報告した。 陸域から海域にかけて東西方向に14本走る敷地内断層「H断層系
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補正予算など2議案を可決 森町議会臨時会
森町議会は31日、臨時会を開き、4100万円を追加する本年度一般会計補正予算案など2議案を原案通り可決した。 未就学児1人あたり5千円分の図書カードネットギフトを支給する事業費350万円や、新生児から1歳の子どもを対象に紙おむつ2袋を支給する費用81万円などを盛り込んだ。補正後の総額は103億500万円。
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「大黒天像」豊橋から出開帳 森町・小国神社 参拝者続々と
小国神社(森町一宮)で30日、愛知県豊橋市の船形山普門寺に奉安されている「大黒天像」の開帳が始まった。両寺社を含む遠州、三河地域の一社三山による企画で、同神社で仏像が祭られるのは歴史上初めてという。静岡県内外から大勢の参拝者が訪れ、約500年前に造像された貴重な姿に手を合わせている。31日まで。 大黒天像は室町時代に造られた木彫の立像で、招福や五穀豊穣(ほうじょう)などの御利益があると伝わる。開帳は大黒天が同神社の祭神である大己貴命(おおなむちのみこと)の神仏習合した姿という縁で実現した。林義将住職が天竜浜名湖鉄道で運び、神社まで届けた。 今回は特別に大黒天像の撮影や交流サイト(SNS)
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森町袋井インター通り線 整備方針で覚書締結へ
袋井市の大場規之市長は28日の定例記者会見で、11月14日に県や森町と都市計画道路森町袋井インター通り線の整備方針に関する覚書を締結すると発表した。計画の本格化が期待され、大場市長は「地域の活性化へ大きな一歩だ」と述べた。 同路線は森町の新東名高速道森掛川インターチェンジ(IC)から袋井市の東名高速道袋井ICや国道1号を結ぶ広域幹線道路で、国道150号までつながる。2009年の期成同盟会の発足以来、両市町が整備促進へ取り組んできた。現在一部区間で事業着手されているが、全体の供用開始時期は未定。 覚書の対象は太田川をまたぐ2・3キロ区間。橋の架設など事業の進め方が課題となっていた。同区間の
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茶況(10月27日)赤堀商店(御前崎)が農水大臣賞 鶴亀品評会
静岡県茶商工業協同組合(県茶商)は26日、第56回静岡茶品評会(通称・鶴亀品評会)の擬賞会議を開き、1キロ当たり4千円に仕上げた「鶴印」は、赤堀商店(御前崎市)が1等1席の農林水産大臣賞に輝いた。2千円「亀印」の1等1席となる農林水産省農産局長賞には鈴木長十商店(森町)が決まった。 出品点数は計101点で、内容や入札販売会の結果を総合して評価を決めた。表彰式は11月16日に県茶業会館で開く。 このほかの入賞者は次の通り。 【鶴印】1等 ②丸山製茶(掛川市)③牧之原製茶(御前崎市)▽2等 ①おさだ製茶(森町)②八幡屋茶舗(同) 【亀印】1等 ②おさだ製茶(同)③鈴木長十商店(同)▽2等
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塩の道や旧東海道 中東遠を自転車旅 4コースプレツアー
中東遠地域を自転車で巡る「ゆるゆる遠州ガイドライド」(同実行委主催)のプレツアーが23日、掛川市役所を発着点に行われた。4コースに計60人が参加し、40人の地元サイクリストが名所を案内した。 適度に起伏がある掛川、磐田、袋井、菊川、御前崎、森の5市1町の地形を生かし、太平洋岸自転車道や塩の道、旧東海道を通る55~80キロのコースを設定した。参加者は神社や歴史施設、農園を巡り、風景や特産品を堪能した。 同ガイドライドは新型コロナウイルス禍で3年間開催が見送られた。2019年には北海道など県外からの参加者も含め最多の260人が集まった。今回のプレツアーを生かし、23年4月下旬に本格的に再開す
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舞児乗せ屋台引き回し 森町三倉地区・許禰神社例祭で2年ぶり
森町最北部の三倉地区で22、23の両日、許禰(きね)神社(小沢由彦宮司)の例祭が執り行われた。新型コロナ禍で見送っていた屋台の引き回しも2年ぶりに実施され、静かな山あいに威勢のよいかけ声が響き渡った。 森小3年岡戸陽葵さん(9)と森中3年滝瀬樹里さん(14)が舞児(まいこ)を務め、同神社で豊栄の舞と浦安の舞をそれぞれ奉納した。23日には、神事を終えた舞児らが屋台に乗り、地元の会所などへ送り届ける「舞児送り」を行った。 同神社は三倉、黒田、中村、大府川の4町内会の氏神に当たる。平安時代の法令集「延喜式」に記載された由緒ある社とされる。 (磐田支局・崎山美穂)
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災害ごみ123トン処理施設搬入 中遠広域事務組合
磐田、袋井、森の3市町でつくる中遠広域事務組合は24日の組合議会全員協議会で、粗大ごみ処理施設(磐田市新貝)に18日までに台風15号の災害ごみ約123トンが搬入されたと明らかにした。 施設では11月30日まで、各市町が発行する罹災(りさい)証明書がなくても、住居地域を確認した上で不燃ごみやがれきを無料で受け入れている。通常の開場は平日のみだが、10月1、2、10日の3日間は臨時で災害ごみの受け入れを行った。 一般廃棄物最終処分場(森町一宮)に搬入している埋め立てごみ処理の民間委託化については、2024年12月までに委託先選定の基本方針を決める意向を示した。
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豪雨関連追加予算 専決処分など承認 森町議会臨時会
森町議会は21日、臨時会を開き、1億5800万円を追加する本年度一般会計補正予算案や、先月の台風15号の接近に伴う豪雨災害に関する事業費2億6700万円を追加した同予算の専決処分など8議案を原案通り可決、承認した。 予算案には、災害復旧費として町道や林道の路肩崩壊、土砂流出に対応する崩土除去等作業手数料など1億2100万円を計上した。被災した飲料水供給施設の復旧支援に向けた飲料水供給施設整備費補助金1千万円や、町商工会が実施するプレミアム商品券発行事業への補助金2600万円も盛り込んだ。補正後の総額は102億6400万円。
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台風15号、史跡に爪痕 小島陣屋跡/三池平古墳など甚大被害
9月の台風15号の影響で、静岡県内の国、県指定文化財の敷地内で斜面崩壊などが発生し、近隣住宅も含めて大きな被害が生じている。静岡市の16日までの調査では、清水区の国指定史跡「小島陣屋跡」で土砂や石垣が崩れ、隣接する民家3棟の外壁を突き破った。同区の県指定史跡「三池平古墳」は地滑りで延長約40メートルの亀裂が生じた。両史跡とも、近隣世帯が安全のために避難し、被害の拡大防止が求められている。 小島陣屋は1704年、駿河国小島藩藩主の松平信治が設置。城郭を思わせる石垣が良好に残り、大名陣屋の構造を知る上で貴重と評価され、2006年に国史跡として指定された。台風で被災したのは「馬場石垣」と呼ばれる
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豊田合成森町工場 事故防止に貢献 袋井署で感謝状伝達
袋井署はこのほど、安全運転管理推進事業所として周辺地域の事故防止に貢献した豊田合成森町工場(森町睦実)に県警交通部長感謝状を伝達した。 通勤時間帯に管理職が工場の内外に立ってあいさつ運動を実施したほか、近隣の幼稚園で交通安全教室を開くなど積極的な活動を昨年度展開。前年度からの事故件数の減少につなげた。同署で開かれた伝達式で、太田守署長から感謝状を受け取った原口博吉工場長は「われわれの活動が認められてうれしい。今後も無事故を目指し、できることをやっていきたい」と話した。
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町村会100周年祝う 静岡で総会 県予算に要望も
静岡県町村会の総会が6日、静岡市内で開かれ、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で先延ばしされていた創立100年記念講演会などを行った。県の2023年度予算編成に向けた要望書を川勝平太知事に提出した。 20年に設立100年を迎えたことを受け、会長の太田康雄森町長は「幾多の困難に直面しても町村はその都度、地域住民と一体となり試練を乗り越えてきた。われわれ町長はさまざまな課題に目をそらさず、先人の築いた礎を次代に引き継ぐ」などと述べた。 総会では永年勤続の町職員81人が表彰された。地方財政協会の瀧野欣弥会長が「コロナ後の地方行財政」と題して講演した。 要望は7分野29項目。恒常的に町で不足す
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県立9校で台風被害 静岡県教委報告 浸水や設備損傷
静岡県教委は5日の県議会文教警察委員会で、台風15号の影響により、県立高と県立特別支援学校の計9校で床上浸水や土砂の流入、落雷による消防設備の損傷など、建物や設備への被害が確認されたと報告した。 特に被害が大きかった天竜高(浜松市天竜区)は最大1メートル程度の床上浸水で実習用機器が故障するなどの影響が出た。県教委は同校と、製茶工場の浸水や農業用散水ポンプの故障が確認された静岡農高(静岡市葵区)について、災害対応の協定を結ぶ業者に対応を要請した。 被害があったのはほかに、遠江総合(森町)、磐田農(磐田市)、富士(富士市)、清水西(静岡市清水区)、藤枝西(藤枝市)、川根(川根本町)の6高と静
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天浜線 魅力収めた100点並ぶ 都内のアマ写真家2人作品展、10日まで
天竜浜名湖鉄道に魅了された都内在住のアマチュア写真家桜井路子さん、吉田靖子さんの作品展「私たちの天浜線」が4日、森町文化会館で始まった。約3年にわたって沿線の風景や住民の表情などを撮りためた約100点を展示している。10日まで。 2人は2019年に天浜線の撮影会に参加したのを機に、「風景だけでなく、駅ナカのグルメや沿線を支える住民など駅ごとに違う魅力に引かれた」(桜井さん)という。これまでに40回以上、都内から撮影に通った。2人が東京・銀座で開いた展示会を知った地元住民からの要望を受け、初の県内開催を決めた。 サクラや新緑の茶畑、イチョウなど四季折々の自然風景と、列車や駅舎との共演を捉え
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和田島ブロックの断水復旧 生活用水供給に地域差 静岡・清水区
静岡市は3日、清水区の中山間地の和田島ブロックで続いている断水の復旧の進捗(しんちょく)状況を発表した。同ブロックでは1日に通水作業を始めたが、高低差のある地形の影響で、生活用水の供給に地域差が生じている。 同ブロックのうち、南地区3700戸ではほぼ全域で生活用水が配水されたが、水道管のさびなどで濁水が発生している地域がある。西地区200戸と北地区600戸では配水池への貯水ペースにより、配水に地域差が出ている。飲用可能のめどは南地区が4日、西地区が4~5日、北地区が5日。市によると、断水解消に向けた作業は順調に進んでいるという。 県のまとめでは、島田、藤枝、掛川、森の4市町計149戸で続
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台風15号「七夕豪雨以来の雨量」 森町が被災状況発表
森町は3日、台風15号の接近に伴う豪雨による町内の被災状況を発表した。9月23日正午から24日午前2時までの累積雨量は太田川ダムで384ミリ、最大時間雨量は三倉で80・5ミリと、七夕豪雨以来の規模の雨量を記録したと報告した。 9月30日現在の速報値は住宅の床上浸水9件、床下浸水27件、住宅への土砂流入17件、道路の被災182カ所など。負傷者など人的被害は確認されていない。町によると、河川護岸の浸食や土砂崩れなどによる被害が目立ち、影響は広範囲に及んだという。 太田康雄町長は「関係機関と連携して復旧へ向けて全力で取り組んでいる。災害に関する相談や困り事は遠慮せず役場に連絡してほしい」と話し
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静岡県内の孤立集落、全て解消 清水区和田島の断水は継続 台風15号豪雨
静岡県は2日、台風15号の影響で孤立が続いていた静岡、島田両市の6世帯16人について、孤立は解消したと発表した。これにより、生活やライフラインに障害を伴う県内の孤立集落は全てなくなった。 孤立が解消されたのは静岡市葵区中藁科の2地区4世帯9人と、島田市川根地区(家山)の2世帯7人。ただ、両地区とも道路崩落などで車両が通行できない状態は続いている。県は「孤立はいったん解消したが、生活に必要な支援は引き続き続ける」としている。 市によると、同日から陸上自衛隊が、静岡市清水区で問題になっている災害廃棄物の撤去支援に入った。約200人が2カ所の集積場所から市指定の仮置き場に搬送した。 県による
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交付金を前倒し 7市町に55億円 台風15号被害
静岡県は30日、台風15号で被災した県内7市町に11月交付分の普通交付税の一部を前倒しして交付することが決まったと発表した。 災害救助法が適用された交付団体20市町のうち、7市町が前倒し交付を希望し、総務省が決定した。 交付額は、静岡市18億3700万円、浜松市21億5900万円、磐田市5億3800万円、藤枝市2億9900万円、袋井市2億4300万円、牧之原市2億5600万円、森町1億6300万円。 普通交付税は4、6、9、11月の年4回配分される。今回の交付額は11月交付分の30%に当たり、残りは11月に交付される。
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森町の県道袋井春野線 片側交互通行で再開 住民安堵、通学可能に
台風15号の接近に伴う崩落で通行できなくなっていた森町問詰の県道袋井春野線で29日、片側交互通行による通行が再開された。交通面などで影響を受ける現場以北の住民からは「これで安心して通行できる」と安堵(あんど)の声が広がった。 現場は24日以降全面通行止めとなっていて、その間、北部に住む約千人の足に支障が出た。市街地への行き来には山道へ迂回(うかい)しなければならず、通勤時など混雑する時間帯には事故や渋滞が生じたという。 通行再開を受け、区間運休となっていた秋葉バスサービス(同町森)の「秋葉線」では、同日テスト運行を実施。30日から一部区間で運行を再開する。保護者の送迎、家庭学習で対応して
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森町 名誉町民に書家・杭迫さん 3月創設、第1号
森町は3月に創設した「森町名誉町民」の称号第1号を、同町出身で日本を代表する書家杭迫柏樹さん(88)=京都市=に贈った。称号贈呈式がこのほど、町文化会館小ホールで開かれた。 杭迫さんは同町森の生まれ。周智高(現在の遠江総合高)卒業までの18年間を地元で過ごした。その後は京都市を拠点に書家として活動を開始し、これまでに日本芸術院賞、京都府文化賞特別功労賞などの受賞歴を誇る。現在も日展名誉・特別会員、日本書芸院名誉顧問といった要職を務めている。 式典には町関係者80人が出席。太田康雄町長から杭迫さんへ称号記と記念品が手渡された。太田町長は式辞で「町を挙げて末永く顕彰することで、杭迫先生がふる
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森町の県道崩落、生活に支障 台風15号被害 復旧見通し立たず
台風15号の接近に伴う豪雨で森町問詰の県道袋井春野線が崩落した影響により、現場以北の住民の交通に支障が出ている。同線は山間地域と市街地をつなぐ交通の要衝。周辺住民は早期の復旧を望むが、見通しは立っていないのが現状だ。 町の中心部や町外への通勤、通学などで同線を日々利用しているのは約千人。崩落後は山道を迂回(うかい)路として使っているが、すれ違いが困難で、脱輪などの事故も相次いだ。県が交互通行の措置を取っているが、通勤時間帯などには渋滞が生じている。 影響は学校教育にも及んでいる。森小、森中に通う子どもたちは、崩落で秋葉バスが区間運休になり公共交通機関による通学手段を失った。当面は保護者の
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断水続く 森町・三倉の一部地域 69戸約130人
森町北部の三倉の一部地域で、断水が続いている。台風15号による豪雨が原因とみられ、地域に住む69戸約130人の生活に影響が出ている。 町によると、24日午前2時半ごろ、同地区に設置している簡易水道の配水タンクに水がなく、断水しているとの通報が町にあった。その後も土砂崩れに伴う配水管の断裂など、関連の通報が多数寄せられたという。 事態を受け、町は公民館付近に給水タンクを設置するなどし、応急給水を実施している。対応にあたる上下水道課は27日中の復旧を目指す。2日間を風呂の残り湯や備蓄の飲料水などでしのいだという会社員の鈴木清文さん(59)は「飲む水がなくなり、風呂にも入れずきつい。(復旧が)
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19議案可決、認定 森町議会
森町議会9月定例会は26日、最終本会議を開いた。新型コロナのオミクロン株対応ワクチンの接種費を含む4億1200万円を追加する本年度一般会計補正予算案や、2021年度の決算など19議案を可決、認定し、閉会した。
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静岡県出身の音楽家 10月に森町で演奏会 フルートや二胡
本県出身の世界的音楽家3人によるコンサート「フルート・二胡(にこ)・ピアノで巡る世界音楽紀行」(森町ミキホール文化振興会主催)が10月2日、森町文化会館大ホールで開かれる。 同町の天宮神社十二段舞楽保存会会員で、フルート奏者の古川はるなさん=静岡市出身=をはじめ、二胡奏者の鈴木裕子さん=焼津市出身=、ピアニスト奥村友美さん=浜松市出身=が出演。「大陸を巡る音楽の旅」を表現し、クラシックや中国音楽など、世界各国の楽曲を披露する。 午後2~4時。入場料は一般2千円、高校生以下は千円。チケットは森町文化会館で販売している。 問い合わせは同会館<電0538(85)1111>へ。
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相羽さん(森町)「弾ける夏」最優秀 小国神社写真コンテスト
森町の小国神社はこのほど、「第20回古代の森 小国神社写真コンテスト」(静岡新聞社・静岡放送後援)の入賞作品20点を発表した。最優秀賞は相羽強さん(同町)の「弾ける夏」が選ばれた。 「境内に咲く草花・樹木などの自然」「祭事・催物」「野鳥」の3部門で行われ、200点以上の応募があった。神職や町関係者、地元デザイン会社の代表らが審査した。今回から小学生―大学生を対象とした学生の部も新設し、伊藤佑真君(袋井市)の「妹の七五三」が最優秀賞に輝いた。 入賞作品と特別に選ばれた作品の約40点を10月9日まで研修室に展示する。 その他の主な入賞者は次の通り。 優秀賞 上田修平(森町)松井紀和(浜松
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森町 県道袋井春野線が崩落、通行止め 台風15号豪雨
森町では、同町問詰の県道袋井春野線が崩落した。現場は復旧作業に伴い、付近100メートルを通行止めにした。 町防災課によると、24日午前2時15分ごろ、避難所開設のために通りかかった職員が道が崩れているのを発見した。幅3・5メートルの片側道路が、増水した川によって削り取られたとみられる。崩落による死傷者はいない。 袋井春野線は山間部と町中心部をつなぐ。現場からさらに2・5キロメートル北の地域に住む会社員の大嶋弘子さん(62)は「長年住んでいるが、これほどの被害は珍しい。普段通勤などで使っている道なので早く復旧してほしい」と話した。
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水辺の景色美しく 画家鴨井さん 浜松市北区で水彩画展示
浜松市中区の画家鴨井清さんの水彩画展が30日まで、同市北区細江町のギャラリーカフェ寸座フランセで開かれている。 長野県、奈良県など旅先で描いた風景画を中心に約45点が並ぶ。諏訪湖や上高地の田代池、八千穂高原の遊亀湖など、反射を生かして水辺の美しさを際立たせた力作が来場者の目を引く。初夏や初冬など、季節による景色の変化も描き分けた。 森町の茶畑や小国神社の紅葉、佐鳴湖(浜松市)など、県内の身近な風景を色鮮やかに表現した作品も展示している。 開館時間は午前9時半から午後6時。火曜定休。
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古民家題材に墨彩画の力作 浜松市中区で作品展
「はままつ墨彩画クラブ」の作品展「墨彩画・古民家展」(静岡新聞社・静岡放送後援)が30日まで、浜松市中区の浜松いわた信用金庫蜆塚支店で開かれている。 同団体は市内で活動するサーラ墨彩画クラブと佐鳴台墨彩画クラブで構成。今回は12人が48点を出品した。 森町や京都府の旧美山町など県内外の哀愁漂う古民家を題材にした作品がそろう。和紙ににじんだ墨が独特の風合いを生み出し、来場者の目を引く。初秋の紅葉などを描いた作品も見られる。 講師の大道邦夫さん(80)は「墨が和紙にじわりと染み込んで、奥深い色彩になっている」と見どころを語った。
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森町の丸山さん大賞 袋井・可睡ゆりの園フォトコン
袋井市の可睡ゆりの園はこのほど、2022可睡ゆりの園フォトコンテスト(静岡新聞社・静岡放送後援)の入賞者を発表した。大賞には丸山俊治さん(森町)の「梅雨の贈り物」が選ばれた。 開園期間(5月下旬~7月上旬)に合わせて開催している恒例のイベント。咲き誇るユリをはじめ、園内の風景を撮影した5242点が全国から寄せられた。120人を入賞とし、来年の開園中に表彰を行う予定。 その他の主な入賞者は次の通り。 推薦 茂渡知(愛知県豊田市)▽特選 岡野茂樹(浜松市南区)佐藤美栄子(神奈川県茅ケ崎市)鈴木隆広(磐田市)滝本和正(湖西市)松浦昌(掛川市)▽準特選 門谷若次(三重県伊勢市)神谷浩造(愛知県
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GIGAスクール「基本的な操作問題なく」 森町教育長報告
森町の比奈地敏彦教育長は21日の町議会9月定例会一般質問で、町が実施するGIGAスクール事業の現状を報告した。児童生徒の様子について「技能は順調に向上し、基本的な操作は問題なく行っている」とした。岡戸章夫氏への答弁。 町では1人1台のタブレット端末を整備し、2021年度から活用を開始している。現在は教員間の活用レベルの平均化、家庭学習での活用などに取り組んでいる状況という。 ICT機器を活用することで深い学びにつながっているとする一方、教員間の活用度合いに差があること、今まで以上に情報の扱い方などの指導が必要になっていることを課題に挙げた。比奈地教育長は「教員の活用能力の底上げを図るとと
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茶況(9月20日)市茶青、団体2位 全国闘茶会
第69回全国茶審査技術競技大会(闘茶会)がこのほど開かれ、静岡茶業青年団(市茶青)が団体戦で2位入賞を果たし、県茶業青年団(県茶青)が3位で続いた。個人の部では、森町の太田貴久さんが4位に入った。 静岡市葵区の静岡茶市場など全国各地の会場をオンラインでつなぎ、分散開催した。茶葉の外観を吟味したり、滋味や水色を確かめたりして、産地を当てて点数を競った。 個人の部10位以内の県勢入賞者は次の通り。 ⑤平岡佑太(静岡市)⑥山崎元郷(掛川市)⑦東久保和弥(静岡市)
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森町の和梨ビール 甘酸っぱく上品な香り 数量限定、17日発売
森町産の和梨を使用したクラフトビール「森町生まれ梨麦酒ペアビア」が17日から、同町を中心に1800本限定で販売される。発売前の発表会が15日、アクティ森(同町問詰)で開かれ、関係者が出来栄えを確認し、販売の好調を祈願した。 町や天方地区の住民有志らでつくる「森町ツーリズム研究会 森町でつながる推進部会」の地域振興策の一環で、今年で2年目。同町の野末農園から仕入れた「幸水」と「豊水」を掛川市の醸造所で加工した。甘酸っぱいフルーティな味わいと、梨の上品な香りが特徴という。 発表会には、部会メンバーや同農園の野末直嗣代表らが出席。吉筋恵治会長は「今年も良い仕上がりのビールができた。町外の方にも
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電動アシスト自転車試乗 10月2日、アクティ森で体験会
電動アシスト自転車の利活用促進に向け、森町は10月2日、特別試乗会を同町問詰のアクティ森で開催する。秋の風景を楽しみながら乗り心地や性能を体験できる。入場無料。 同町で自転車事業を展開する企業、団体が出展し、ヤマハ発動機の「PAS」、デイトナの「DE01」など、町ゆかりの自転車を用意。同所を発着点に初級、中級、上級の3コースを走る。特産品販売会も同時開催する。 町は本年度、町民を対象に購入費用の助成事業を開始するなど、電動アシスト自転車の普及に取り組む。町産業課係長の福島光英さん(45)は「体験したら快適さが伝わると思う。特に利用したことがない人には試乗してほしい」と話す。 イベントは
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一般ごみ3.8%減 コロナで事業系少なく 静岡県内20年度
環境省がこのほど実施した2020年度の一般廃棄物処理事業実態調査によると、本県の一般ごみの総排出量は115万6千トンで、前年度と比べて4万6千トン(3・8%)減少した。一般ごみのうち、事業所から排出される事業系ごみの減少が主な要因で、県は新型コロナウイルス禍で事業活動が停滞した影響とみている。 事業系ごみの排出量は30万9千トンで、前年度比12・1%減だった。一方、家庭から出される生活系ごみは84万6千トンで同0・3%減にとどまった。 県民1人1日当たりのごみ排出量は前年度比3・1%減の858グラムで、全国で7番目に少なかった。資源化されずに埋め立てる「ごみ最終処分量」は同7・0%減の4
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皇室献上米、丁寧に収穫 森町で40年ぶり「抜穂祭」
皇室へ献上する米の収穫の祭典「抜穂祭(ぬきほさい)」が9日、森町谷中の農業村松久雄さん(74)の水田で行われた。同町での実施は1982年以来40年ぶり。 地域住民や農業関係者らが参列し、11月に宮中で行われる新嘗祭(にいなめさい)に供える神饌(しんせん)米の収穫作業に取り組んだ。 地元・小国神社の神職が神事を執り行い、白丁装束に身を包んだ村松さんや、妻くに子さん(74)らがコシヒカリの初穂を丁寧に刈り取っていった。収穫した米は精米して選別を行い、10月下旬に一升を献上する予定。 町内の農家の中でも高い栽培技術を誇ることから選ばれた村松さんは「(献上の)話を聞き、しっかりとした品質の米を
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西遠圏の移動実態調査、交通計画を策定へ 静岡県、浜松市
公共交通や道路網の将来計画を作るため、静岡県や浜松市が県西部7市町の住民を対象にした大規模な移動実態調査に乗り出す。無作為に選んだ約2万世帯に特定の日の外出先や目的、交通手段などを尋ね、分析する。新型コロナウイルス感染拡大やインターネットの普及など社会情勢の変化が人の移動に及ぼす影響についても調べる。 居住者の1日の動きを調べる「パーソントリップ調査」を9~11月に実施する。対象は西遠都市圏(浜松、磐田、掛川、袋井、湖西、菊川の各市と森町)。約2万世帯を抽出し、あらかじめ指定した平日と休日の各1日の移動状況についてウェブか調査票への記入で回答してもらう。2023年度末に分析結果を示し、24
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認可保育園、23年春に開園 森町飯田 申し込み12日から
森町飯田に来年4月、認可保育園「プティ森町園」が開園する。同町によると、町内での認可保育園の開園は約50年ぶり。建設予定地でこのほど、起工式が開かれ、関係者が無事の完成を祈願した。 保育事業などを展開するペッツ(焼津市)が運営する。園舎の広さは約546平方メートルで、定員は70人。0歳から就学前の児童を預けることが可能。町は12日から、入園の申し込みを受け付ける。 式には同社担当者や町関係者らが出席。前川敦会長は「子どもたちの笑顔が森町全体を明るくするような保育園を目指したい」とあいさつした。
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わたしの主張県大会 影山さん(浜松与進中)最優秀
静岡県教委はこのほど、8月27日に森町で開催した中学生のスピーチコンテスト「わたしの主張2022」県大会の結果を発表した。最優秀賞には浜松市立与進中3年の影山夏希さんを選出した。影山さんは全国大会に向けた候補者として、関東・甲信越静ブロックの選考に推薦された。 中学生が日頃の生活の中で感じたことを発表する大会。県内143校1万1464人の応募の中から、事前審査で選ばれた13人が県大会に出場し、スピーチを披露した。 影山さんは職場体験で学んだ食品ロスの問題を取り上げ、一人一人が意識と行動を変える必要性を訴えた。 そのほかの入賞者は次の通り。 優秀賞 松永悠伽(静岡蒲原3)勝間田陽妃(裾
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光入門セミナー 森町で27日
浜松地域イノベーション推進機構フォトンバレーセンター(浜松市中区)は「知識ゼロからの『ひかり』入門セミナー」を27日午後2時から、森町の森町商工会で開く。参加無料。 光産業創成大学院大の瀧口義浩学長らがレーザーや発光ダイオード(LED)について紹介するほか、光や電子技術の活用事例を解説する。定員30人。 申し込みは同センターのホームページで受け付ける。問い合わせは同センター<電053(471)2111>へ。
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森町・3校の空き校舎 民間利用で活性化へ
森町は2日までに、統合に伴い空き校舎となっていた泉陽中と三倉、天方の2小学校の活用方針を町議会全員協議会に報告した。民間利用を基本とし、観光や産業振興などの地域活性化につなげる。 泉陽中は教育の振興や福祉の向上など、三倉小は観光振興を想定。天方小は町と民間で共同利用し、地域の複合施設に加えて移住定住に向けた利活用を基本方針としている。 今後は民間企業からアイデアを募り、事業者の選定を終えた段階で説明会を開く。企画財政課の担当者は「地域の活性化やコミュニティーの維持強化につながるよう取り組んでいきたい」と話した。 2019年度末に泉陽中、20年度末に両小学校が閉校し、以来、町ではアンケー
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森町の魅力発信ヘ 「プロモーション大使」募集 産業祭実行委
森町産業祭実行委員会は30日まで、地域の魅力の発信役を担う「遠州の小京都森町プロモーション大使」を募集している。イベントへの参加やSNSなどを通じて町内外にアピールする。 さまざまな分野で活躍する人材の力を借りて町のPRにつなげようと、今年1月に発足。現在は大学生、映像クリエーターら7人が活動中で、ラジオ出演やショッピングモールでの売り子、観光パンフレットのモデルなどに取り組んでいる。 任期は2年で、町が指定した行事に参加可能、おおむね1時間以内で同町に通えるなどの条件を満たした18歳以上が対象。性別や未婚・既婚は問わない。書類と面接で選考を行う。 実行委で事務局を務める町産業課主事の
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22議案を上程 9月定例会開会 森町議会
森町議会9月定例会が1日、開会した。会期を26日までの26日間と決め、2021年度の決算認定や、4億1200万円を追加する本年度一般会計補正予算案など22議案を上程した。 菊川、掛川、御前崎、森の4市町で構成する東遠学園組合の児童発達支援センター「第4めばえ」の町内での開設に向けた用地取得費4600万円、新型コロナのオミクロン株対応ワクチンの接種費4千万円などを盛り込んだ。補正後の総額は97億5千万円。 7月の豪雨により被災した公共施設の復旧経費1900万円を計上した同一般会計補正予算の専決処分や、町教育委員に早馬保男氏(56)=同町大鳥居=を再任する人事案は承認、同意された。
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地元の技術、参拝者にPR 電動アシスト自転車展示 森町・小国神社
森町一宮の小国神社で28日、ヤマハ発動機の電動アシスト自転車「PAS」と「YPJ」の展示が始まった。同町で駆動ユニットを製造するヤマハモーターエレクトロニクスと、PAS専門店エルドラード森町との共同企画で地域が誇る技術をPRする。 地元産業の応援を目的に、打田文博宮司とヤマハモーターエレクトロニクスの橘内透社長が話し合い、エルドラード森町の協力で実現した。展示場の除幕清祓(きよめはらい)式が行われ、関係者が開設を祝った。打田宮司は「先端技術に触れ、森町の奥深さを知ってほしい」とあいさつした。 1993年に世界初の電動アシスト自転車としてPASが発売されて以来、主要部品の製造が行われてい
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9月定例会会期 1日から26日間 森町議会
森町議会は24日、議会運営委員会を開き、9月定例会の会期を1~26日の26日間と決めた。2021年度の各会計の決算認定や、4億1258万円を追加する本年度一般会計補正予算案など22議案を審議する。一般質問は21日に行う予定。
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親子で防災知識学ぶ 袋井、消防の仕事体験学習
袋井消防本部は20日、少年消防クラブのメンバーらを対象にした体験学習会を袋井市の袋井消防庁舎・市防災センターで開いた。管内(同市、森町)の小学生が消防署の仕事を体験して防火、防災に関する知識を身につけた。 同本部は地域の防火、防災リーダーの育成を目的に小学4年生を対象に少年消防クラブ員を募集し、体験学習会などを開催している。この日は同クラブの児童と父母ら計53人が参加。グループごとにはしご車や地震体験車への搭乗、放水訓練などに取り組んだ。 父親が消防士という森町の朝比奈大惺君(10)は「普段どんな仕事をしているのか、大変さが分かった」と話した。
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抗原検査キット無料配布 森町、22日から申し込み開始
新型コロナウイルスの感染者急増に伴う医療機関の逼迫(ひっぱく)解消に向け、森町は22日から、軽度の症状がある町民を対象とした抗原検査キットの無料配布の申し込みを開始する。 対象は基礎疾患がない、妊娠の可能性がないなどの条件を満たした18~39歳。検査で陽性が判明した場合、県の「自己検査・療養受付センター」への登録を促し、医療機関を受診することなく公的支援につなげる。 受付時間は平日の午前8時半~午後5時で、27、28日は午前中のみ受け付ける。申し込み翌日に自宅へ配送する。1日の配布数は30個で当面の間、継続する。 申し込み、問い合わせは町健康こども課<電0538(85)6330>へ。
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来春の統一地方選 伊藤氏らの推薦決定 連合静岡
連合静岡は17日に静岡市で開いた執行委員会で、来春予定されている統一地方選のうち静岡県議選と浜松市議選に立候補を予定している現職計4人の推薦を決めた。 推薦が決定したのは、県議選に出馬予定の伊藤和子氏(65)=袋井市・森町=、良知駿一氏(39)=浜松市北区=、田内浩之氏(45)=湖西市=の3人と、浜松市議選に出馬予定の斉藤晴明氏(66)=中区=。
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わたしの主張大会 代表17人作品集に 裾野市
裾野市はこのほど、6月に開いた「わたしの主張大会」の代表作品集を発行した。市役所や支所、生涯学習センターなどで無料配布するとともに、電子版を市の公式サイトで公開している。 市内の小中学校と高校の代表17人が将来の夢やふるさとへの思い、環境問題、ジェンダー差別などをテーマに自身の考えを発表した。作品集は全21ページ。市代表として、27日に森町で開かれる県大会に出場する勝間田陽妃さん(西中3年)ら出場者全員の作文を顔写真とともに紹介している。 入選には伊藤璃大さん(東中3年)と水野可麗さん(不二聖心女子学院中3年)が選ばれた。
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森町の夜空に4年ぶり花火 2千発夜空彩る
森町商工会は15日、4年ぶりとなる森町納涼花火大会を同町森の太田川親水公園で開いた。2千発の打ち上げ花火が夜空を彩った。 戦没者の慰霊のため、毎年8月15日に開いている。2019年以降、台風や新型コロナウイルスの影響で実施を見送っていた。来場客は次々と打ち上がる鮮やかな花火に見入っていた。 同商工会の鈴木康之会長(70)は「子どもたちの夏の思い出になり、地元を元気づけられたらうれしい」と話した。 感染対策のため、打ち上げ時間を例年よりも30分短縮。露店の出店もなかった。
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地域の魅力 アーティストが発信 ACしずおか招致、森町などに滞在 住民との交流も促進
静岡県民の創造活動を支援する「アーツカウンシル(AC)しずおか」が地域住民とアーティストの出会いを提供する事業「マイクロ・アート・ワーケーション(MAW)」が8月、始まった。全国から選ばれたアーティストたちが、まちづくりや移住促進などに取り組む県内団体の“地元”に滞在し、地域の魅力の発信や住民との交流を図る。事業は昨年度に続き2回目。 本年度第1弾として、森町のまちづくり団体「森と町づくりの会」が写真家秋野深さん(52)=千葉県=、画家鋤柄ふくみさん(39)=愛知県=を8日から受け入れている。9日は団体の岩瀬進哉代表(41)=同町役場移住コーディネーター=らが2人を
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中東遠ピアノコンクール 萩原さん(掛川西郷小)最高賞
静岡県中東遠ピアノ指導者連盟はこのほど、中東遠PTCピアノコンクール(静岡新聞社・静岡放送後援)を森町文化会館で開いた。最高のPTC賞には掛川市立西郷小5年の萩原彩巴さんが輝いた。 中東遠地域の園児や小中高生ら200人が17部門に出場。各部門の受賞者は11月23日に同所で開かれる記念コンサートに出演する。 主な受賞者は次の通り。 【プレ】A部門 松本乙花(佐藤幼稚園)、内山大暉(赤佐西幼稚園)▽B部門 石神貴咲子(倉真小)▽C部門 鈴木華音(東山口小)▽D部門 渡辺想代(掛川第二小)▽E部門 遠藤鈴奈(周南中)▽F部門 藤田和子(浜松北高) 【ソロ】A部門 山岡樹季(天王幼稚園)▽B
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神棚の基礎知識 小国神社で教室 森町、神道文化継承へ
森町の小国神社は6日、神棚・神具の専門店「神棚の里 静岡木工」(吉田町)と合同の神棚まつり教室を同神社で開いた。県内外の参加者が神棚の基礎知識や神札の祭り方などを学んだ。 同社社員が講師を務め、神棚を設置するタイミングや場所、神具の並べ方などを解説。拝礼の作法は神社と同じ二拝二拍手一拝が基本とし「厳密にはお辞儀の角度が異なるが、どちらも敬う気持ちが大切」と語り掛けた。 同社が神道文化の次世代への継承を目指して今年始めた取り組みで、全国の神社で同様の催しを行う方針という。神職による同神社の歴史講話や、境内散策なども行われた。
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ワクチン接種で誤って皮下注射 森町病院
公立森町病院は4日、1日午後に町内の介護施設で実施した新型コロナウイルスワクチンの4回目接種で、入所者と職員計31人に誤って皮下注射したと発表した。現時点で被接種者の健康状態に重大な問題は生じていないという。 皮下組織の下にある筋肉まで針を深く刺す筋肉注射が正しい方法だったが、医師への接種方法の確認が不足していたという。接種部位に腫れやかゆみがみられるものの、その他の副反応などは確認されていないという。当面、健康状態の観察を続ける。
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記者コラム「清流」 待ち遠しい本当の日常
ようやく。袋井市と森町で開かれた祭典を取材中、祭りばやしを聞いて思った。コロナ禍での生活が2年を経過し、少しずつ日常を取り戻しているように感じる。 袋井市上山梨地区の伝統行事「山梨祇園祭り」は、一昨年が中止、昨年は神事のみで、3年ぶりにみこしの渡御などが行われた。森町の「祇園例大祭」も屋台の引き回しを解禁した。地域住民のいきいきと祭りを楽しむ姿が印象に残っている。 ただ、どちらの祭りも制限が設けられていた。主催者は何とか開催するために苦心したと思うが、制限なく実施したかったのが本音だろう。いつも通りの祭りができるようになった時、本当に日常が戻ったと言える。その日が来ることを今か今かと待ち
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地域住民とアーティストの交流促進 12団体が38人受け入れ
静岡県民の創造活動を支援する組織「アーツカウンシル(AC)しずおか」は、地域住民とアーティストの出会いと交流を促進する取り組み「マイクロ・アート・ワーケーション(MAW)」に参加するアーティストと受け入れ団体を発表した。 MAWは2021年度に続く2回目。8月上旬から11月中旬まで県内外38人のアーティストが順次、県内に拠点を置く12団体の活動エリアに4~7日間滞在し、フィールドワークや地域住民との意見交換会を行う。 アーティストに各地域の魅力発信や新しいプロジェクトの創出を担ってもらい、地域の未来につなげるのが狙い。5月下旬から7月上旬までそれぞれ募集し、23都府県の121人、13団体
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結成50年の森町青葉少年野球クラブ 初の全国「思い切り勝負」 亡き恩師に活躍誓う
全国各地のブロック大会を勝ち上がった少年野球チームが日本一を決める「全国スポーツ少年団軟式野球交流大会」(4日開幕、奈良県)に、森町青葉少年野球クラブが出場する。県大会、東海大会を制し、結成50年にして初めてつかんだ夢の舞台。亡き恩師への思いを胸に全国の強豪に挑む。 同クラブの発足は1972年。卒団生は400人を数え、甲子園の出場選手も輩出した。現在は飯田小、森小の1~6年生23人が練習に励む。現チームは6年生を主体とした強打のチームで、切れ目なくどこからでも得点できる。冬場は1日800回の素振りで打力を磨いた。 県大会と東海大会は自慢の打線がつながり、7試合で計72得点を記録。これまで
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浜松医大などシンポ 「人生会議」の大切さ紹介 森町
浜松医科大(浜松市東区)地域医療学講座と県西部保健所、中東遠の市民団体などはこのほど、「地域医療シンポジウムinもりまち」を森町文化会館で開いた。 町家庭医療クリニックで指導医を務める棚橋信子さんが講演した。棚橋さんは、もしもの時に本人が望む医療・ケアについて医師や家族と事前に話し合う「人生会議」の大切さを紹介。関わった患者の事例を交え「どう生きたいかを伝えるチャンスで、深刻に話し合う必要はない。地域で語り合えることが大事」と強調した。 棚橋さんに加え、公立森町病院在宅医療支援室長の巧麻理さん、町訪問看護ステーションの和田都子副師長らによるパネル討論も行われ、人生会議や在宅療養などをテー
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「二輪」活況 コロナ禍で続く 静岡県内業界、一層の拡大期待
新型コロナウイルス下で、「密」を回避した移動やリモート生活による趣味の時間が注目され、二輪購入や免許取得の需要が続いている。かつてバイクに乗っていた人が、長年のブランクを経て再び乗り始めた「リターンライダー」や女性、若者など需要の裾野は広がりつつあり、二輪関連業界は市場のさらなる活性化に期待を寄せる。 6月下旬、浜松市東区の遠鉄自動車学校浜松校。「旅行で遠出をしなくなった。二輪免許を取ったら、風を感じながら海沿いを走りたい」。浜松市北区の女性会社員(20)が教習に励んでいた。 遠鉄自校が運営する系列3校の2021年度の二輪入校生は、19年度比52・5%増の1565人と大きく伸びた。女性割
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疫病退散など祈り 森町・山名神社の祇園例大祭で舞楽
山名神社(森町飯田)の祇園例大祭が16日、同地区内で始まった。国指定重要無形民俗文化財の「天王祭舞楽」が奉納され、地元の小中学生ら15人が疫病退散や五穀豊穣(ほうじょう)へ祈りを込め、八つの演目を披露した。17日まで。 室町時代に現在の大阪から伝わったとされる同舞楽は、昆虫や動物のかぶり物を身に着けて舞うのが特徴。清めの舞「八初児」や「鶴」、「蟷螂(とうろう)」などで構成され、「鶴」の舞では、背中に羽を付けた2人が笛や太鼓の音に合わせて両手を広げるなどして鶴を演じた。 今年は8町内での屋台の引き回しが3年ぶりに行われた。最終日の舞楽奉納は午後4時から。
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医師偏在是正へ議論 静岡県など都内でシンポ
静岡県など12県でつくる「地域医療を担う医師の確保を目指す知事の会」は15日、東京都内でシンポジウムを開いた。新型コロナウイルス感染症の拡大や医師の働き方改革への対応を踏まえ、医師偏在是正の必要性をテーマに議論を交わした。 公立森町病院の中村昌樹院長が登壇し、全診療科の患者に対応する家庭医の養成プログラムを紹介した。2010年の開始以降、家庭医の定着によって外来負担が減少したとし「家庭医を地域に行き渡らせ、重症化させない医療を提供すれば、医師の働き方改革にもつながる」と述べた。 政府の新型コロナ対策分科会長を務める公益財団法人結核予防会の尾身茂理事長は基調講演し、新型コロナと医師偏在に共
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古民家再生の活動紹介 島根の松場さん しずおかの推進協シンポ
空き家の利活用に取り組むしずおか民家活用推進協会はこのほど、一般社団法人化を記念したシンポジウムを静岡市葵区のペガサートで開いた。島根県でアパレルや古民家再生などの事業を展開する石見銀山生活文化研究所所長の松場登美さんが基調講演し、地域づくりの考えを紹介した。 約40年前に夫の故郷、島根県大田市に移り住み、布小物の製造・販売を始めた。古民家を改修した店舗から、現在は全国展開するライフスタイルブランドに成長した。「土地に根ざした暮らし方を楽しみ、提案したい」との思いで、地域の風景や環境づくりに投資してきたという。 本社のある同市大森町に若い世代が集まり、武家屋敷を再生した宿泊施設も展開する
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ドクターカー10月運行 中東遠総合医療センター、消防と協定
中東遠総合医療センター(掛川市菖蒲ケ池)は10月、医師派遣用緊急車両「ドクターカー」の運行を開始する。出動範囲に当たる掛川と袋井、森の3市町の消防機関と同センターが14日、一人でも多くの傷病者の救命を目的にした協定を締結した。ドクターカー配備は中東遠地域で初めてになる。 宮地正彦院長と3市町の首長が同センターで協定書に署名した。宮地院長は「新型コロナ対応を経験し、体制が十分でなくても院外に活動を拡大することでもっと良い医療が提供できると確信した」と述べ、救命率の向上を誓った。 車両はスズキから8月に寄贈される予定の小型車をベースに、救急医療に必要な資機材や医薬品を搭載して整備する。
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維新倍増2位 首位は自民、立民・国民後退 参院選比例得票率
10日に投開票された参院選で、比例代表の県内政党別得票は自民党が約61万9千票を獲得し、堅くトップを維持した。得票率は40・05%と前回の2019年参院選と比べ1・27ポイント上昇した。日本維新の会は前回から2倍超の得票を得て6位から2位に躍進。新興の少数政党、諸派勢力も得票を伸ばした。一方、立憲民主党は前回の2位から4位に、国民民主党は3位から5位へ後退した。 自民は全43市区町で政党別で最多得票となり、前回から3万7千票余り増やした。続く維新は約17万7千票を確保し、約10万票を上乗せした。得票率は6・30ポイント増の11・47%。43市区町のうち27市区町で立民を上回り、都市部で強
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森町と損保 罹災書申請支援で覚書
森町はこのほど、あいおいニッセイ同和損害保険と「広域水災発生時の共同取組に関する覚書」を締結した。豪雨などの水害発生時に罹災(りさい)証明書の申請をサポートする。 両者が昨年8月に結んだ地方創生に関する連携協定に基づく取り組み。町内で大規模水害が発生した際、火災保険契約者に対して同社が火災保険の損害調査業務で取得した写真などの資料を提供。町の広域自然災害対応の支援にも取り組む。 町町民生活センターで締結式が開かれ、太田康雄町長と、同社浜松支店の作田慎支店長、静岡損害サービス部の宮本浩史部長が調印した。太田町長は「被災した際、いかに迅速に町民の生活再建を行えるかが課題となる。今回の覚書は大
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水辺の「大切な宝」観察 スッポンにも興味津々 森町・宮園小
森町立宮園小の5年生が13日、地元の一宮地区で水生生物の観察を行った。静岡大教育学部の加藤英明准教授が講師を務め、水辺の生き物の生態に触れて環境について考えた。 児童は用水路に入って捕獲したカエルやエビなどを観察。保全生物学を専門とする加藤准教授はトノサマガエル、コオイムシといった全国的に減少傾向の生物を例に「森町から離れると見かけなくなる生き物ばかり。身の回りに大切な宝が存在している」と語り掛けた。身近な外来生物についても紹介した。 加藤准教授がスッポンを素手で捕まえてみせ、児童らが驚きの声を上げる場面も。首を伸ばしたり、抵抗したりするスッポンを興味津々の様子で眺めていた。 子ども
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涼呼ぶブルーベリーかき氷 砂糖控えめ アクティ森で限定販売
森町体験の里アクティ森(同町問詰)は7月末まで、地元産ブルーベリーをふんだんに使用したかき氷を限定販売している。暑い時期にぴったりな爽やかな味わいという。 ブルーベリーは鍛冶島地区の農家から仕入れた。砂糖は控えめにし、素材の味を生かした。特製シロップは好みに合わせて“追いシロップ”も楽しめる。氷の中には地元和菓子店のブルーベリー生クリーム大福が入っている。 1杯980円。各日数量限定のため、事前予約に対応している。問い合わせはアクティ森<電0538(85)0115>へ。 (袋井支局・仲瀬駿介)
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知識と技術 安全運転競う 袋井
交通ルールの知識と安全運転技術を競う「第10回セーフティドライバーコンテスト袋井地区大会」(袋井地区安全運転管理協会主催)が7日、袋井市諸井の遠鉄袋井自動車学校で開かれた。 同市、森町の安全運転管理者選任事業所から8事業所の22人が参加。法令や車の構造などに関する知識を問う学科と、技能競技の合計点で順位を決めた。上位3人は10月開催の県大会に出場する。 主な成績は次の通り。 ①白倉誠也(袋井市役所)②山田寛(同)③野村祐也(天竜製鋸)④小松原拓海(静岡製機)⑤寺田圭介(NSKワーナー)
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地域文化振興 功労者を表彰 静岡県団体連絡協
静岡県地域文化団体連絡協議会はこのほど、静岡市葵区の県教育会館で総会を開き、地域文化の振興や伝統継承などに貢献した功労者3人を表彰した。 表彰を受けたのは、菅沼義也さん(81)=湖西市=、望月よしのさん(80)=森町=、石川隆久さん(81)=浜松市北区=の3人。杉田豊会長が賞状を手渡した。 菅沼さんは、水墨画講師として長年、市民講座で指導し、湖西市芸術祭を盛り上げた。望月さんは、50年以上にわたり箏(そう)、三弦の指導者を務め、伝統音楽文化の伝承に取り組んでいる。石川さんは、細江町文化協会写真部で熱心に活動を続け、同町の文化振興に尽力した。
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茶況(7月8日)最終盤の富士500円台 静岡市中 県産二茶
静岡市中の県産二茶は、富士の一部工場から荷が届いた。生産は最終盤で、500円ほどで手合わせした。 富士の生産者は「台風の影響で品は落ちてきている。最終の出荷に向けて品質管理を徹底する」と話す。 県外産は鹿児島県種子島産三茶が約3500キロ届き、400円台から300円台後半で商談成立した。鹿児島県本土物三茶の見本の持ち込みは少ない。 静岡茶市場には午前10時現在、県産二茶約55キロが届いた。 藤枝 ある生産者は「原油の高騰で摘採機の運用コストなどが上がった。ただでさえ茶価が低迷する中、厳しいシーズンだった」と話した。 島田、金谷、川根 川根地域の生産者は「単価安で採算が見込めず、二
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記者コラム「清流」 被害防ぐには
森町の夏の味覚といえばトウモロコシ。人気品種「甘々娘」は生でも食べられ、抜群の甘みが特徴。シーズンが到来すると、県内外のファンが同町へ購入に訪れる。 一方で収穫期は盗難のリスクが高まる。昨年、約3000本の甘々娘が盗まれる事件が発生し、今年6月にはトウモロコシを盗んだ男が逮捕された。袋井署などが警戒を強化するが、被害を防ぐには生産者や地域で防犯意識を高めることが重要という。 同署によると、昨年は夏にかけて特殊詐欺が増加した。標的になりやすい高齢者の警戒心の醸成が課題だ。農作物の窃盗も詐欺も、被害を防ぐには自主防犯の大切さが共通する。ただ、自分事として捉えにくいのも事実。報道を担う一員とし
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ハンゲショウ白く開花 見頃は10日ごろ 森町・鍛冶島地区
森町鍛冶島の「半夏生の里」で、自生するハンゲショウが開花し始めた。同所は国内有数の群生地として知られ、町内外から訪れた家族連れなどが周辺を散策したり、写真撮影を楽しんだりしている。 ハンゲショウは水辺などに群生するドクダミ科の多年草で、夏至から11日目に当たる「半夏生」の時期から小さな白い花を咲かせ、一部の葉っぱが白くなっていく。同所では、900平方メートルの湿地に約23万本が自生している。 住民有志でつくる「てんぽうの里 半夏生」が2013年から管理していて、地域活性化の一環として魅力発信などにも取り組んでいる。同団体によると、10日ごろに見頃を迎える見込みで、1週間程度楽しめるとい
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森町野球クラブに横断幕など贈呈 袋井RC
袋井市の袋井ロータリークラブ(RC、鈴木直人会長)はこのほど、8月4日から奈良県で開催される「全国スポーツ少年団軟式野球交流大会」に出場する森町青葉少年野球クラブに支援金10万円と横断幕を贈った。 同クラブは飯田小と森小の1~6年生約20人が所属している。県大会で初めての頂点に立ち、東海大会でも優勝。結成50年の節目に初の全国大会出場を決めた。快挙を受け、袋井RCは青少年奉仕事業の一環として支援を決めた。 袋井RCは同日、同市内で開いた例会に堀内可寿監督と畑中陽七太主将を招いた。目録を手渡した鈴木会長は「全国のチームと友好の輪を広げてほしい。素晴らしい報告が聞けることを期待している」と激
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森町の次代担う小中高生を応援 高林賞2団体23個人
高林滋さん(72)=森町森=が創設した「森町青少年スポーツ文化振興基金 高林賞」の授与式がこのほど、町総合体育館で開かれた。町内の2団体23個人に贈呈した。 同町の次代を担う小中高生を応援しようと2016年に私財3千万円を投じて設立した。他の模範になっている個人団体に贈る「森っ子元気な応援助成」や、「スポーツ活動助成」「文化活動助成」を設けている。 授与式には東海大会を優勝し、初の全国大会出場を決めた森町青葉少年野球クラブが代表で出席。主将の畑中陽七太君(12)が授与証を受け取った。 このほかの受賞者は次の通り。 【森っ子元気な応援助成】フロル新体操 【スポーツ活動助成】乗松侑奈、
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森町ブルーベリー「飲んで食べて」 ビールとスイーツに
森町天方の鍛冶島地区で栽培しているブルーベリーを使用したクラフトビールとスイーツが2日から、町内を中心に数量限定で販売される。住民らによる地域おこしの一環。発売を前に商品発表会が1日、アクティ森(同町問詰)で開かれた。 天方の住民有志や県、町などで構成する「森町ツーリズム研究会森町でつながる推進部会」が、地元産ブルーベリーのブランド化を目指して取り組む事業で、今年で4年目。収穫期を迎える7、8月に毎年販売している。 鮮やかな赤紫色のビールは、爽やかな香りと酸味のある味わいが特徴。飲みやすいように通常のビールよりアルコール度数を抑えている。部会関係者によると、これまでで一番のできという。ス
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茶況(7月1日)富士の二茶もちあい 静岡市中
静岡市中では、富士の二茶の取引が続いている。相場はほぼ横ばいで、500円台前半の手合わせが多い。 富士は来週中に生産を終える工場が増える見通し。生産者は「雨不足で茶園が乾燥しているため、芽伸びは良くない」と話す。あっせん業者は「予約注文を受けているが、想定より生産数量が少なく、商いは当面続きそう」と見通す。 静岡茶市場には午前10時現在、県産二茶が5037キロ届いた。 藤枝 JA茶業部藤枝工場に1工場から2口727キロが上場し、870~460円。高値はかぶせ。 島田、金谷、川根 島田市の生産者は「涼しい日が多く、生育が順調に進まなかった」と二茶を振り返る。 榛原、相良 市内の
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茅の輪くぐり 無病息災願う 森町・小国神社で夏越大祓式
小国神社(森町一宮)で30日、夏の伝統行事「夏越大祓式(なごしのおおはらえしき)」が執り行われた。参列者らが茅(ち)の輪くぐりなどの神事に臨み、無病息災や疫病除けなどを祈願した。 日常で付いた心身のけがれを清めるため、半年に1度行われる。拝殿前に神職や地域住民が3日掛けて製作した直径2・5メートルの茅の輪を設置し、おはらいを受けた参拝者が神職に続いて8の字を描くように3回くぐった。 家族で訪れた袋井市の主婦中村有希さん(36)は「家族みんなの健康を願いながらくぐった。平穏で幸せに過ごせたら」と話した。 同神社によると、夏越大祓式は宮中行事として平安時代から行われ、その後民間に広まったと
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マダニ感染症 森町で確認 静岡県内今年4例目
静岡県は29日、森町の高齢女性がマダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染したと発表した。県内では今年に入って4例目。 県によると、女性は21日から発熱が続き、23日に医療機関を受診して入院した。女性は普段から農作業をしていて、マダニにかまれた自覚や跡があったため、県環境衛生科学研究所で検査したところ感染が分かった。 SFTSはウイルスを保有するマダニにかまれたり、感染した犬や猫の体液に触れたりすることで感染する。重症化すると死に至ることもある。
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不用品「リユース」推進 袋井市と森町、ジモティーと協定
袋井市、森町、両市町のごみ処理施設を運営する袋井市森町広域行政組合は28日、不用品取引などの地域情報サイトを運営するジモティー(東京都)と資源の再利用に関する連携協定を結んだ。同社との協定締結は県内初。7月から、ごみ処理施設に搬入された不用品を再利用する「リユース事業」を開始し、ごみの削減につなげる。 住民から回収した木製家具などの粗大ごみを対象に、再利用可能な品をサイトに出品し、無償譲渡する。リユース活動促進に向けた企画立案や広報啓発で協力することなども協定に盛り込んだ。 締結を記念して同日、「袋井森もったいない市」を中遠クリーンセンター(同市岡崎)で開いた。同センターに持ち込まれた再
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森町納涼花火大会 8月15日、4年ぶり開催
森町商工会は27日、夏の恒例行事「森町納涼花火大会」を8月15日に同町の太田川親水公園で開催すると発表した。開催は4年ぶり。感染症対策を徹底した上で実施する。 商工会の理事会で決定した。花火の規模は縮小しないが、打ち上げ時間を午後7時半~同8時半と例年より30分短縮。露店の出店はせず、飲食も自粛を要請する。 同大会は19年度が台風で、20、21年度はコロナ禍で開催を見送った。ポスターやチラシの準備などを進めているという。 鈴木康之会長は「町を元気づけたいとの思い。記憶に残る花火大会にしたい」と話した。
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12議案可決、閉会 森町議会
森町議会6月定例会は27日、最終本会議を開いた。町が同日追加上程した本年度の一般会計補正予算案など12議案を原案通り可決し、閉会した。 コロナ禍での原油価格・物価高騰に対する支援事業などを実施する。低所得世帯を対象に1世帯5万円を給付する町独自の「森町生活・暮らし支援臨時特別給付金」の費用8200万円を盛り込んだ。給食材料費の増額に伴い小中学校や幼稚園、保育園などの給食費の一部を公費で負担し、負担軽減を図る。 中小企業の燃料費や光熱水費など固定費への補助事業費1千万円を追加したほか、690万円を計上し、認定農業者に対して経費増加分の一部も支援する。補正後の総額は93億1834万円。
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茶況(6月24日)初倉の本茶取引終了 静岡茶市場 県産二茶
静岡茶市場の県産二茶は、本山筋や沼津などが上場した。初倉の本茶取引が終了するなど、持ち込み数量は減少局面にある。 初倉は500円台半ばで手合わせした。JA担当者は「500円台に入って以降、相場は保たれた」と振り返った。沼津は500~400円台で成立した。本山筋は20~10円ほど下げ、900~600円台で商談成立した。上物の一部は弱含んでいる。 市中問屋は「終盤に入り、品落ちが目立つ品が増えた」と話す。 藤枝 二茶の減産傾向を受けて、買い手側からは「年間売り用の安値の品がもう少し欲しい」との声が聞かれる。 島田、金谷、川根 JA大井川金谷工場は11工場から15口5950キロが上場、
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キキョウ涼しげ 境内彩る 森町・香勝寺
「ききょう寺」として知られる森町草ケ谷の香勝寺で、キキョウが境内を彩っている。参拝者が青紫や白色の涼しげな花を眺めながら散策を楽しんでいる。 約8千平方メートルの「ききょう園」に15種類4万5千株が植えられている。7月中旬ごろまで楽しめるという。 家族で訪れた掛川市の山田伽奈さん(29)は「鮮やかなキキョウと一緒に子どもの写真が撮影できた」と笑顔を見せた。
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中学女子トイレに生理用品を配置 森町議会 教育長答弁
森町議会6月定例会は23日、一般質問を行った。比奈地敏彦教育長は2学期から、町内2中学校の女子トイレに試験的に生理用品を配置すると報告した。利用状況やトイレへの配置の必要性を調査する。西田彰氏への答弁。 現在、町内の小中学校は保健室で生理用品を管理している。女子生徒全員を対象にアンケートも実施し、現状とニーズを把握した上で今後必要な支援や取り組みを検討する。 町教委が展開する男女共同参画社会の実現に向けた取り組みの一環。比奈地教育長は「子どもたちがさらに安心して学校生活を送れるよう努めていく」と述べた。 このほか、佐藤明孝、川岸和花子、岡戸章夫、増田恭子の4氏が登壇した。
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茶況(6月23日)単価4.5%高、数量横ばい 鹿児島茶市場一茶
JA鹿児島県経済連のまとめによると、鹿児島県茶市場の今期一茶取引の平均単価(5月末時点)は前年比4・5%高の1602円、取扱量は0・2%減の4509トンだった。 今期は、3月中旬以降の気温上昇とともに一斉に芽が伸び、短期集中型の生産となった。 4月中旬に降雨が続いたが、ミル芽の前倒し摘採など品質維持に向けて対策がとられた。新茶商戦向けの手当てが一巡した4月下旬以降の取引の中心価格帯は、2500~1500円に集中した。 品種別の平均単価はさえみどりが7・8%高の2884円と最も高く、ゆたかみどりが2014円(14・6%高)と続いた。 静岡市中の県産二茶は富士の一部から荷が届いた。出回り
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直売所に新たな農産物を 集客強化、所得向上へ JA遠州中央
JA遠州中央は本年度、直営のファーマーズマーケットと直売所7店舗の新しい魅力となる農産物の生産・商品化に向けたプロジェクト「ここなら農産物」を始めた。品ぞろえが少なくなる時期を中心に、店舗ごとに新たな農産物を並べて集客力を強化し、生産者の所得向上につなげる。 各店舗では、それぞれの地域の特産品が人気を集めているが、季節によって店頭に並ぶ商品の種類や量に波があるのが現状。各店舗の出荷部会に「ここならでは」の特産開発に挑戦してもらい、一年を通じて消費者を満足させられる品ぞろえを実現することで売り上げ増を図る。 同JA管内は山間部から沿岸部まで広大なエリアに耕作地が広がり、気候や土壌も多様。初
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茶況(6月22日)本山筋早い片付き 静岡茶市場 県産二茶
静岡茶市場の県産二茶の上場量は、前日の降雨の影響で約2万2600キロにとどまった。終盤の本山筋の片付きは早かった。 本山筋は藁科や美和、麻機などが持ち込まれ、900円周辺から600円台で商談成立した。ある生産者は「下げ幅は小幅のままで終わりそう。最終盤で底値が見えてきた」と話す。 500円台の品の引き合いは堅調に推移している。JA関係者は「数量が伸びない中、想定よりもドリンク関連以外の相場がしっかりしている」と話す。 藤枝 降雨の影響でJA茶業部藤枝工場への持ち込み量は少なかった。中心は600円台。 島田、金谷、川根 降雨の影響で出荷は少量だった。JA大井川川根工場は12口3261キ
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茶況(6月21日)上場数量伸び悩む 静岡茶市場 県産二茶
静岡茶市場の県産二茶は約4万キロが上場した。芽伸びの遅さや降雨などにより上場量が大きく伸びないまま、中西部産地の生産が終わろうとしている。 本山筋からは藁科や美和などが持ち込まれ、800円台後半から600円台で取引された。ある生産者は「内容を評価して買ってもらっているが、前年比で平均単価は100円以上安くなる見通し」と話す。 湯日、初倉は600~500円台で商談成立。富士は小幅な下げで500円台中心の商いが続く。 静岡市はこのほど、日本茶インストラクター協会東日本ブロックの会員向けセミナーをオンラインで開き、お茶っぱくらぶ代表の大塚喜美江さんが市内産の茶の魅力を紹介した=写真=。
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袋井消防本部の職員4人 救助技術入賞を報告、関東大会へ抱負
このほど開かれた「県消防救助技術大会」のロープブリッジ救出の部で入賞した袋井消防本部の職員4人が20日、市役所を訪れ、袋井市森町広域行政組合管理者の大場規之市長に関東大会への出場を報告した。 訪問したのは鈴木豊大消防副士長、宇田崇真副士長、山田勘太消防士、山崎真杜消防士。水平に張られた20メートルの救助ロープを往復して要救助者を救出する種目で、当日は雨が降る悪条件の中、51秒1の記録で14チーム中2位に入り、同本部として2015年以来の関東大会出場を決めた。関東大会では同種目初の全国大会出場を目指す。 リーダーの鈴木副士長は「ミスなく、4人全員が役割を果たせた」と振り返り「関東大会も上位
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茶況(6月20日)量伸びず小幅な下落 静岡市中 県産二茶
静岡市中の県産二茶は、坂部や磐田などの荷が取引された。休日を挟んだが数量は伸びず、下げ幅は小さい。 前週末比10~5円ほど下げた品が多かった。早場所は初倉で多くの工場が生産を終えたほか、磐田も週内にめどがつく見通し。磐田の中心値は500円台後半。初倉は600円台前半から500円台半ばで成立した。 榛原、坂部、勝間田はしっかりしており、600円台前半から500円台半ばの手合わせが多い。小笠や金谷は600円台半ばから600円前後で成立した。あっせん業者は「芽伸びが進まないまま、終盤戦に入った」と語る。 静岡茶市場は午前10時現在、県内産二茶が約4万6456キロ届いた。 藤枝 JA茶業部
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茶況(6月17日)需給かみ合い足早 静岡茶市場県産二茶
静岡茶市場の県産二茶は、約4万キロが上場した。需給のバランスがかみ合い、取引は足早に終わった。 初倉は500円台、湯日は600円台中心で商談がまとまった。磐田は600~500円台、森は700~600円台で成立した。市中問屋は「色落ちがみられるが、内容は安定している」と評価する。 本山筋は1000円前後から800円台が多い。ある茶工場幹部は「数量が伸びずに生産を終える展開になりそう」と懸念する。 富士は600円台半ばから500円台半ば、沼津は500円台中心で取引された。 藤枝 出回り量が徐々に膨らみ始め、二茶生産はピークに入った。 島田、金谷、川根 JA大井川金谷工場は19工場から
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茶況(6月16日)中山間地産に期待 静岡茶市場 県産二茶
静岡茶市場の県産二茶の上場はほぼなかった。17日に仕入れを再開する予定の買い手は、中山間地産の値ごろ品に期待を寄せる。 16日までの取引で、中山間地の荷の引き合いはおおむね堅調を維持している。本山筋では多くの工場が稼働しており、一定量の持ち込みが続く見通し。 美和の生産者は「予報では来週も雨天の日があるので、計画的に摘採していく」と話す。 市中問屋は「前年比で生産量は少ないとみて、形状物をそろえていく」と語る。 藤枝 天候が回復し、生産者は摘採作業を再開した。売り手、買い手側ともに雨後の様変わりを懸念する。 島田、金谷、川根 中元商戦が始まり、販売店では得意先に封書などで贈答用商品
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インター通り線「産業振興に必要」 袋井市議会で市長答弁
袋井市議会6月定例会は16日、一般質問を行った。大場規之市長は都市計画道路に定めている森町袋井インター通り線について「本市道路網の骨格となる縦貫道の整備を促進することが、今後の産業振興に必要」との認識を示した。高木清隆氏(自民公明クラブ)への答弁。 森町袋井インター通り線は新東名高速道森掛川インターチェンジ(IC)と市中心部を結び、国道150号までつながる幹線道路。同市と森町による「森町袋井インター通り線期成同盟会」が早期着工を目指している。 同盟会の会長を務める大場市長は今年1月に同市や近隣市町の運送業210社を対象に実施した、森町袋井インター通り線の整備に関する調査結果を報告。森掛川
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茶況(6月15日)一茶仕入れ在庫12・1%増 県茶業青年団、調査
静岡県茶業青年団がこのほどまとめた一茶の仕入れ在庫状況調査によると、今期の荒茶総仕入れ量は前年比12・1%増、平均単価は11・9%安の2236円だった。 仕入れた荒茶の価格別比率は1999~1500円と1499~1000円がそれぞれ22・1%と最も高く、2499~2000円の15・4%が続いた。 団員からは「安価な一茶を多く仕入れることができた。二茶で在庫調整する」(金谷)「ミル芽の良品が少なかった」(川根)などの意見があった。調査は5月に行い、団員ら37人が回答した。 藤枝 二茶シーズンと梅雨が重なったため、生産者は今後の天候を考慮しながら摘採計画を立てている。 島田、金谷、川根
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茶況(6月13日)富士が連日入荷 静岡市中 県産二茶
静岡市中の県産二茶は磐田や榛原、初倉などが取引された。12日に初荷が届いた富士も連日入荷して出回った。全体では30~10円ほど値を下げた商いが多い。 磐田は600円台後半から500円台半ばで商談成立した。中心は600円前後に移行している。初倉は600円台後半から500円台後半で手合わせした。 榛原は780~600円弱とまちまち。坂部や勝間田は600円台半ばが多い。坂部を扱うあっせん業者は「朝晩の気温が低く、数量が伸びない」と話す。 小笠、金谷は800~650円で成立した。富士は500円台で取引された。静岡茶市場には午前10時現在、県内産二茶が約3万8000キロ届いた。 藤枝 JA茶
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記者コラム「清流」 山間地のMTBパーク
森町三倉のマウンテンバイク(MTB)専用施設「ミリオンペタルバイクパーク」を取材した。4月に開業したばかりの同所では、幅広い世代の人たちが楽しんでいる。 中山間地に設けられたコースは全て手作りで、「上級者から初心者まで誰でも楽しめる」がコンセプト。週末限定の営業でも、毎週県内外から愛好者が訪れるという。山林の有効活用に加え、MTBを通じた地域活性化も期待されている。 記者もバイクを借りて体験させてもらい、山道を走る爽快感に圧倒された。「ダイエットにも効果的ですよ」の誘いに心が揺れた。 自然豊かな山林を満喫しながら、健康づくりにもなる。週末は家族や友人とミリオンペタルバイクパークでMTBを体験
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救助大会前に訓練成果披露 袋井消防本部
袋井消防本部は7日、14日開催の「県消防救助技術大会」に出場する特別救助隊による消防技術の披露会を袋井消防庁舎(袋井市国本)の訓練塔で開いた。地域住民らが見守る中、日頃の訓練の成果を披露した。 種目は水平に張られた20メートルの救助ロープを往復し、要救助者を救出する「ロープブリッジ救出」。署内の選考会を経て選ばれた鈴木豊大消防副士長、宇田崇真副士長、山田勘太消防士、山崎真杜消防士が出場する。 4人は業務の合間を縫って訓練を重ね、披露会でも息の合った救出活動を繰り広げた。リーダーの鈴木副士長は「実力的に十分狙えると思うので、優勝を目指して頑張りたい」と意気込みを語った。 火災現場を想定し
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森町議会 23日に一般質問
森町議会6月定例会は8日開会した。会期を27日までの20日間と決め、新型コロナワクチン4回目接種の事業費など1億7400万円を追加する本年度一般会計補正予算案など10議案を上程した。名誉町民に同町出身の書家杭迫柏樹氏(87)を選定する議案と、固定資産評価審査委員会委員に中村克宏氏(63)=同町森=を選任する人事案は原案通り可決、同意した。一般質問は23日に5氏が行う。
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子育て議員、生計厳しく 安定収入求め兼業【地方議会と女性 第2章 活動の環境㊦】
2018年に子ども3人と森町に移住し、20年の補選で初当選したシングルマザーの町議川岸和花子さん(50)は、公務のない土日はフリーカメラマンとして働く。「議員報酬だけで生計を立てるのは難しい」 同町の議員報酬は月額20万3千円。そこから税金と社会保険料を納める。家賃や食費、生活費に加え、勉強会や交流会の参加費用など、議員としての研さんのための出費もある。末っ子が学費を稼ぎながら専門学校へ通い始めたので教育費はかからなくなったが、貯金するゆとりはない。 一方で、議員生活は充実している。「できる限り町民の役に立ちたい」。議会の定例会は年4回。「町長から具体的で前向きな答弁を引き出し、町政をよ
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茶況(6月7日)雨後の出回りに期待 静岡市中
静岡市中の静岡県産二茶は、6日の降雨の影響で出回りがほぼなかった。県内各地で7日、摘採が再開され、買い手はミル芽品の入荷に期待を寄せている。 二茶取引の序盤は800~700円台の成立が多い。一部の良品やかぶせの荷は1000円台で取引された。買い手は「品質はまずまず。量販店に卸す商材向けに前年並みの数量を仕入れる」(郡部の中堅問屋)と話す。 県産二茶の顔触れが広がるのは10日ごろから。県中部の生産者は「指導機関の方針に沿って、計画的な生産に徹する」と話す。 藤枝 ある販売店では、年間売り用の一茶の袋詰め作業が完了したという。 島田、金谷、川根 管内の茶商は二茶について「品質は良いが、
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待機児童減少23人 静岡県内受け皿拡大 「潜在」も減1671人
静岡県は、静岡県内の保育所や認定こども園などの待機児童が4月1日時点で前年より38人少ない23人だったと発表した。保育所の整備など受け皿確保が進み、減少が続いている。 一方、特定の保育所を希望するなどの理由で待機児童に計上されない「潜在的な待機児童」は231人減の1671人だった。 待機児童は5市町で確認された。内訳は函南町16人(前年27人)、森町3人(同11人)、清水町2人(同2人)など。湖西、袋井、裾野、伊豆の4市は保育所の定員拡大などにより、待機児童を解消した。 待機児童23人を年齢別にみると、1歳が13人で最も多く、2歳6人、4歳以上2人、0歳と3歳各1人となった。 県内の
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MTB活用、山林に価値 ミリオンペタル合同会社(森町)甚沢攻代表【キーパーソン】
森町三倉の山林にマウンテンバイク(MTB)専用施設「ミリオンペタルバイクパーク」を造成した。4月から土日限定で営業を開始していて、毎週末、県内外から愛好者が訪れている。中山間地域に整備した思いや展望などを聞いた。 -パークの魅力は。 「MTB愛好歴の長い社員らが中心になって作った、こだわりの詰まったコース。子どもから上級者まで誰もが満足できるパークを目指し、異なる難易度のコースを7種類用意した。今後、初心者コースも造成する予定。パーク内の雑木林で、四季を感じられるのも魅力の一つ」 -造成の経緯は。 「家族が山林を所有していて、将来私が引き継ぐことになる。自分の代で山の価値を高め、子ど
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茶況(6月6日)本山筋が初上場 静岡茶市場 県産二茶
静岡茶市場の県産二茶は本山筋の足久保や沼津、富士、森などが初上場した。雨後に各地で稼働する工場が増える見通し。 中山間地の荷の多くは800円を超え、一部は1000円台で取引された。初倉は700円台半ばが中心。富士も700円台で成立した。売り手は「来場する買い手は前年より少ないと感じた。雨後の価格動向を注視したい」(県中部の工場幹部)と話した。 県外産二茶は鹿児島県種子島の取引がほぼ終わった。上場数量は前年比でやや増えたが、平均単価は2割ほど安い見込み。 藤枝 市場関係者によると、二茶の取引開始は今週後半ごろの見通し。 島田、金谷、川根 関係者によると、川根地域は週末に一部で摘採が始
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記録更新の選手を表彰 袋井市陸上競技協会
袋井市陸上競技協会はこのほど、本年度の総会を市教育会館で開いた。「ベスト・トライアル」の認定証授与式などが行われた。 同協会が主催する大会の最高記録を更新した中高生を表彰する制度で、袋井市と森町の選手に限定した「袋井・森版」の中学生を含め、本年度は4人を認定した。出席した3人に岩瀬護会長から認定証などが手渡された=写真=。 袋井市、森町の陸上クラブ5団体に助成金を贈ったほか、本年度の事業計画案と予算案の審議も行われた。 ベスト・トライアル認定者は次の通り(所属は当時)。 中学男子 奥沢真(浜松東陽3、走り幅跳び)▽高校男子 大谷高史(豊橋南2、110メートルハードル)▽高校女子 村瀬
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茶況(6月3日)初倉の生産本格化へ 静岡市中 静岡県産二茶
静岡市中の静岡県産二茶は、来週以降に初倉の出回りが本格化する見通し。磐田や榛原などの工場も順次販売を始める予定で、買い手の関心が高まっている。 市中問屋は「需要の先行きは見通せないが、値ごろ品を一定量確保する」と話す。初倉の生産者は「上級品の引き合いは前年よりやや弱い。生産量は増やさない」と語る。 鹿児島県本土物二茶は、さえみどり、あさつゆなどの見本が届いた。郡部問屋は「鹿児島現地の生産量が膨らまない見通しから、相場もしっかりしているのでは」とみる。 藤枝 市場関係者によると、二茶の収穫が本格化するのは来週後半ごろからの見込み。 島田、金谷、川根 JA大井川金谷工場でわせ品種が出
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森町議会8日から 補正予算など10議案審議
森町議会は2日、議会運営委員会を開き、6月定例会の会期を8~27日の20日間と決めた。新型コロナワクチンの4回目接種の事業費を含む1億7491万円を追加する本年度一般会計補正予算案など10議案を審議する。一般質問は23日に行う予定。
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森町で夜間警戒開始 袋井署、犯罪や事故防止
袋井署はこのほど、犯罪や交通事故抑止に向けた夜間警戒強化活動を森町内で開始した。地域との連携を強化し、パトロールや検問などを実施する。 夏場に収穫期を迎える農作物を狙った窃盗被害や、子どもの交通事故、水難事故の未然防止などを目的とした取り組み。当面の間、パトカーや市民ボランティアによる青色防犯パトロール車が巡回を行う。 出発式が町拠点防災倉庫の駐車場で開かれ、署員や町職員、同署管内防犯協会の防犯指導員らが出席した。 太田守署長は「森町での警戒強化をアピールすることで、地域住民の意識向上にもつなげたい」と話した。
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住民参加型の家造り 建築会社営む松村さん(森町)が挑戦
家は地域のみんなで建てる―。最近はあまり見られない住民参加型の家造りの普及に、森町で建築会社を営む松村寛生(ひろお)さん(46)が挑戦している。新築や改築の壁塗りに、プロやその家で生活する人だけでなく地元住民らも参加するワークショップを展開。5年前に始め、じわりと広がっている。松村さんは「持続可能な開発目標(SDGs)が注目される今こそ、地域の人たちに暮らし方を見つめ直してもらいたい」と語る。 浜松市浜北区の中安利文さん(67)方に5月上旬、家族連れやDIY好きの主婦らが次々と訪れた。改築家屋の土壁を塗るためだ。袋井市の会社員鈴木彦太郎さん(38)は長女の美紀子ちゃん(2)と一緒に参加。
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茶況(6月1日)数量・単価、前年下回る 静岡茶市場 県産一茶
静岡茶市場が1日発表した5月31日までの県内産一番茶の累計取扱数量は、前年同期比2・7%減の769トン、平均単価は7・8%安の1559円だった。数量・単価共に前年を下回った。 中山間地や遅場所の産地で生産量の前年割れが目立った。ドリンク関連の需要が弱かった点も取扱量減少の一因となったという。相場面では高価格帯の荒茶の引き合いが弱く、コワ葉化による品質低下などが重なっておおむね軟調だった。 ◇ 静岡茶市場の1日取引は鹿児島県種子島二茶が約3500キロ上場した。500円台の成立が増えている。 藤枝 販売店は、夏場に向けて冷茶として味わえる商品のPRを強化している。 島田、金
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一の鳥居再建祝い 住民らくぐり初め 森町の天宮神社
森町天宮の天宮神社でこのほど、4年前に倒壊した「一の鳥居」が再建された。除幕式やくぐり初めなどが行われ、地域住民らが鳥居の完成を祝った。 高さ5・6メートル、幅4・5メートル。境内のヒノキを活用し、費用は参拝者や氏子からの寄付金などでまかなった。同神社によると、以前の鳥居は100年以上の歴史があったが、2018年9月の台風24号で倒壊した。 再建を記念して国指定重要無形民俗文化財「天宮神社十二段舞楽」の一つ「獅子」の奉納なども行われた。河合治郎宮司は「皆さんの協力で立派な鳥居を再建できた。神社のシンボルになってくれれば」と話した。
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茶況(5月28日)日本茶アワード出品募る 6月20日まで
日本茶インストラクター協会などは6月20日まで、消費者目線で魅力ある茶を顕彰する「日本茶アワード2022」への出品茶を募っている。 普通煎茶、深蒸し煎茶、ほうじ茶、ウーロン茶など12部門を設け、専門家による審査でプラチナ賞などの入賞茶を選ぶ。さらに消費者による人気投票を行い、日本茶大賞を決める。 日本茶アワードのウェブサイトから必要書類をダウンロードして申し込む。問い合わせは日本茶アワード2022実行委員会事務局<電070(5454)1827>へ。 ◇ 静岡市中は県外産二茶を手当てする買い手が少なく、閑散としていた。静岡茶市場には鹿児島県種子島二茶が約900キロ上場した。
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トウモロコシ盗防げ 袋井署が警戒強化 昨年は50万円被害も
森町にトウモロコシの収穫シーズンが到来し、袋井署は町内の生産者に対して防犯対策の徹底を呼び掛けている。昨年、人気品種を狙った大規模窃盗事件が発生し、農産品の盗難防止という地域の課題が浮かび上がった。「丹精込めた農作物を盗ませない」-。地域一丸で警戒態勢を強化する。 「不審な人物や車両を見かけたらすぐに通報してほしい」。29日からトウモロコシの収穫を予定している村松さとる農園(同町飯田)で27日、同署生活安全課の担当者が防犯指導を行った。同署は5月末から当面、夜間巡回や検問を展開し、町内の警戒にあたる。同農園の村松悟代表(74)は「警察の協力はとても心強い。他の農家とも連携し、気をつけたい」
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山林維持へMTB疾走 ヤマハ発社員ら 森町に専用施設手作り
森町三倉の山林に今春、マウンテンバイク(MTB)の専用施設「ミリオンペタルバイクパーク」がオープンした。ヤマハ発動機社員らでつくる同好会「森マウンテンバイククラブ」が1年以上かけて、手作業で一から作り上げた。適度に人の手を入れることで森林の機能を維持しつつ、中山間地のにぎわいづくりにつなげる。 「ヤマザクラやコナラなどが並び、雰囲気が素晴らしい」―。2020年秋、フォレストツーリズムのイベントで現地を訪れた同クラブ部長の小倉幸太郎さん(47)は多様な植生に魅了され、パーク開設を思い描いた。自分たちの手でMTBを楽しめる環境をつくるのが長年の夢だった。 山林所有者で町森林組合の甚沢万之助組
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朝採れ「甘々娘」雨中の収穫 森町の特産トウモロコシ
トウモロコシの生産が盛んな森町で27日、甘さが特徴の特産品種「甘々娘(かんかんむすめ)」の収穫が始まった。収穫期は7月いっぱい続く見通し。遠州森鈴木農園(同町谷中)では、採れたてのトウモロコシが直売所に並び、荒天にもかかわらず早朝から大勢の人が買い求めた。 午前4時半ごろ、町内最大規模の約16万平方メートルの農園で今年初めての収穫作業が行われた。従業員が手際よくもぎ取り、コンテナに詰めた。初日は約3万5千本を販売した。鈴木弥社長(46)によると、若干生育が遅れたものの、例年以上に糖度が高く仕上がったという。 町内では甘々娘のほかにも、甘みが特徴の「森の甘太郎」や「ゴールドラッシュ」といっ
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森町が課税漏れ 町県民税など10件
森町は24日、2020、21年度分の町県民税と国民健康保険税の課税漏れがあったと発表した。追加徴収の対象は町県民税が6件(6人)計57万4500円、国民健康保険税は4件(4人)計45万9300円。事務手続き上のミスが原因という。 同町によると、町県民税は国税庁の確定申告データなどに基づいて課税しているが、データを町のシステムに取り込む際、適切な対応をしていなかった。確定申告内容が反映されず、町県民税は本来の税額より少ない金額で計算され、それに伴い国民健康保険税も減額された。4月中旬に22年度の町県民税課税のために21年度の課税状況を確認して発覚した。 町は対象者への説明と謝罪を行い、追加
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茶況(5月24日) 鹿児島二茶の商い始まる 静岡市中
静岡市中は県産一茶の出回りがほとんどなかった。鹿児島県から本土物二茶の見本が初めて届き、商談が行われた。生産の本格化は来週以降とみられ、様子見姿勢の買い手が多かった。 鹿児島二茶の品種はさえみどり、ゆたかみどり、くりたわせなど。あっせん業者は「週末から来週にかけて、見本の数も増えていく」とみる。 例年鹿児島二茶を手当てする市中問屋は「一茶の下物を一定量手当てした。県外産の購入量は多くない」と話す。 静岡茶市場は午前10時現在、県内産1409キロ、県外産150キロが上場した。 藤枝 市場関係者によると、一茶の仕入れの不足分を二茶で補う動きが予想されるという。 島田、金谷、川根 指
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中学生ら五穀豊穣願う 森町・小国神社「御田植祭」
森町一宮の小国神社の「御田植祭」(同神社田遊び神事保存会、同神社御田植祭伝承会主催)が22日、同神社近くの水田で執り行われた。五月女と五月男(さおとこ)の装束に身を包んだ地元中学生らが神事に臨み、古式にならった方法で苗を植えて五穀豊穣(ほうじょう)を祈願した。 地元・旭が丘中の1~3年生の有志ら16人が田んぼに入り、雅楽の演奏に合わせて苗を掲げたり、体を左右にひねったりする独特の所作で田植えに取り組んだ。田植えの前には、氏子青年会のOBや、同校教員が代かき牛に扮(ふん)して田を耕す様子を演じた。 同神社などによると、御田植祭は1680年に記された地誌「遠州一宮記録」に記述が残り、例祭に次
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森小1年鈴木さん 空手全国大会へ 町長に意気込み
4月に開かれた「第37回県少年少女空手道選手権大会」の小学1年生女子組手の部で準優勝した森町立森小の鈴木心麻さん(7)が20日、町役場を訪れ、太田康雄町長に大会の結果と「全日本少年少女空手道選手権大会」への出場を報告した。 鈴木さんは父将太さん(39)の影響で4歳から空手を始め、将太さんの運営する空手道場「一心舘」で腕を磨いている。県大会では得意の足技を武器に勝ち上がり、全国への出場権を獲得した。 家族と訪問した鈴木さんは、県大会の結果について「練習の成果を出せて楽しかった」と振り返り、自身初の全国の舞台については「全部勝ちたい」と意気込みを語った。太田町長は「県大会で準優勝は立派。全国
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茶況(5月18日)一茶取引は終末ムード 静岡茶市場
静岡茶市場は、前日の雨天の影響で上場数量はほとんどなかった。一茶取引は終末ムードを迎え、一部の産地を除き、生産者は二茶の摘採準備を進めている。 一茶の仕入れを終えた市中問屋は「前年より安値で仕入れることはできたが、品質には物足りなさがあった」と振り返り、二茶のミル芽良品に期待する。県中部の生産者は「二茶の需要は限られるとみて、量より質を意識したい」と話す。 ◇ 県病害虫防除所は、5月の病害虫発生予察情報でチャノキイロアザミウマへの警戒を呼び掛けている。二茶生育期から増加するため、萌芽(ほうが)期に被害が出ないように防除する必要がある。 藤枝 生産者は、ならしや茶樹の更新作
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茶況(5月17日)本山の工場、本茶生産終了 静岡茶市場 静岡県産一茶
静岡茶市場の県産一茶は、美和や富士などから計2697キロが上場した。本山筋は共同工場が本茶生産をほぼ終え、最終局面を迎えている。 本山筋や清水は2000~1000円が多い。品種物のかぶせは3000円台で取引された。美和などの共同工場の多くで、終値が前年割れとなった。ある工場幹部は「4月末の雨で品落ちが進んだ。大口購入する買い手も少なく、取引は盛り上がりを欠いた」と話す。 東部は富士が少量上場し、700円台で取引された。富士の生産者は「雨天の合間に摘採を進め、週明けには生産を終える」と語る。 藤枝 地域のブランド茶「藤枝かおり」は買い手から人気があり、高値での取引が目立った。 島田、
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少年野球熱戦 森町大会に24チーム出場 22日決勝
「第50回少年野球森町大会」(静岡県野球連盟袋井支部主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が15日、森町営グラウンドなど同町内で開幕した。22日までの3日間で24チームの頂点を決める。 同町や袋井市を中心に県西部などから参加があった。トーナメント形式で、初日は同グラウンドのほか、遠江総合高(同町森)、旭が丘中(谷中)で1、2回戦が行われた。優勝を目指して各会場で熱戦が繰り広げられ、児童が一生懸命に白球を追った。 21日に準々決勝、22日に準決勝と決勝が町営グラウンドで行われる。天候不良の場合は29日に延期する。
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茶況(5月14日)出回りなく市中閑散 県産一茶
静岡市中は前日の雨天の影響で出回りはほぼなく、閑散としていた。県産一茶取引の本格再開は16日以降になる。 富士などの東部が雨後を待って摘採を再開する。700円台の荷が増え、一定数の問屋が購入を続けている。富士の生産者は「相場下落を踏まえ、ある程度の数量を確保して利益を確保したい。20日ごろまで生産を続ける」と話す。 財務省貿易統計によると、3月の緑茶輸出量は前年同月比10・8%増の653トンと2カ月連続で前年同月を上回った。金額ベースでは4・5%増の18億5697万円だった。 輸出先は、米国が18・8%減の7億8663万円でトップ。カナダ2億4590万円(5・0倍)、台湾2億713万
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浜岡原発再稼働、容認ゼロ 周辺11市町首長アンケート
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)が政府要請で全炉停止してから14日で11年が経過するのに合わせ、静岡新聞社は浜岡原発から半径31キロ圏の緊急防護措置区域(UPZ)内に位置する11市町の首長を対象にアンケートを行った。浜岡原発が原子力規制委員会の審査に「合格」した場合、再稼働を容認すると回答した首長は今年もいなかった。 脱炭素社会実現の必要性や世界的なエネルギー価格の高騰を背景に原子力利用を求める声もある中で、UPZ内の各首長が地元の原発には依然、厳しい見方を保っていることが浮き彫りになった。 アンケートは4月に実施し、全首長から回答を得た。規制委の審査で新規制基準を満たした場合、首長とし
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茶況(5月13日)雨前に最終盤の仕入れ 静岡茶市場県産一茶
静岡茶市場の県産一茶は、富士や本山筋などから約1万1000キロが上場した。雨後の様変わりを懸念し、最終盤の仕入れに動く買い手がみられた。 本山筋は多くの共同工場が生産を終え、持ち込み数量は少なかった。美和や賤機、藁科が1000円台後半から前半を中心に取引された。買い手は「安値の形状物や、目立った特徴がみられるかぶせの良品を最終盤で確保する」(市中問屋)と話した。 富士や沼津などの東部は800~600円台で成立。富士の生産者は「最終盤の一茶に関心を持つ買い手が仕入れを継続し、相場が保たれているのでは」と語る。 藤枝 市場関係者によると、一茶の終値は1100円前後だった。 島田、金谷、
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茶況(5月13日)富士、生産は来週めど 静岡市中 県産一茶
静岡市中の県産一茶は、東部を中心に出回った。富士では週末の雨天を挟んで摘採が進み、来週中には大方のめどがつく見通し。 富士は820~700円前後で商談成立した。おおむね堅調だが、欠点が目立つ品は値を下げた。かぶせはやぶきたが2000円弱、つゆひかりが2300円前後で取引された。あっせん業者は「価格は前年並み。水色の良さに定評がある荷の引き合いは強い」と話す。 14日は降雨でほとんどの農家が摘採を休む。週明けに刈り取りを進め、まとまった数量を生産予定の工場が多い。 静岡茶市場には午前10時現在、県内産1万1013キロ、県外産1148キロが上場した。 藤枝 ほとんどの茶園で一茶生産を終
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森町出身の学生に特産品 定期便、16日から申し込み
森町は16日午前9時から、静岡県外に住む同町出身の学生に地元産品を届ける「つながる森町学生応援定期便」の申し込みを開始する。 新型コロナ感染拡大の影響を受けた学生の生活支援と町の魅力発信につなげようと始まった事業で、3回目。先着100人に6~12月の7ケ月間、茶や和菓子、トウモロコシなどの特産品を贈る。 対象は町内の小学校か中学校を卒業、保護者の住民登録が同町など、4項目の条件に該当する大学生や専門学校生ら。申込書に必要書類を添付し、町産業課商工観光係へ郵送かファクス、メールで申請する。今回からインターネットでの注文も受け付ける。 問い合わせは同係<電0538(85)6319>へ。
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遠州森の茶PR 茶器やチラシなど 森町の信金で企画展
浜松いわた信用金庫森町支店(同町森)で31日まで、企画展「私たちの森町~新茶展」が開かれている。新茶シーズンに合わせ、遠州森の茶をアピールしている。 町と町茶商組合との共同企画で、昨年に続いての開催。森地区で製造されている森山焼の急須や土瓶、茶香炉など、組合から貸し出された茶器をロビーに展示し、同町の茶のPRチラシなども設置している。 同支店では18日まで、毎日先着50人の来店者に新茶1パック(6グラム入り)をプレゼントしている。宮城哲支店長は「森町の茶を知ってもらい、地元の魅力を再認識してほしい」と話した。
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もえぎ色薫る新緑 茶畑×富士山×雲海...静岡県内スポット巡り【写真・動画特集】
春から夏にかけて若葉が芽吹き、深まっていく緑がまぶしい季節だ。静岡県内各地には新緑を楽しめるスポットがいくつもある。 山あいの茶畑で朝日を浴びて輝く新芽が霊峰や流れる雲海と共演する光景、水面に映り込む鮮やかな青葉モミジ。この時期ならではの景色を求めて各所を巡った。 静岡市清水区吉原 山あいの茶畑で摘採を待つ新芽。朝日を浴びて輝き、富士山、雲海と共演した=4月25日、静岡市清水区吉原 森町一宮 雨の翌日、小国神社の敷地内を流れる宮川の河原の水たまりには色鮮やかな青葉モミジが映り込んだ=4月25日、森町一宮 島田市川根町
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静岡県大会優勝 森町・青葉少年野球クラブ 町長に報告
4月に開かれた「第8回しずぎんカップ・県スポーツ少年団学童軟式野球大会」で初優勝を果たした森町青葉少年野球クラブが10日、町役場を訪れ、太田康雄町長に報告した。 同クラブは飯田小と森小の1~6年生23人が所属する。下位からでも大量得点を狙える打撃力が持ち味で、県大会も6試合で計64得点と打線がつながった。決勝戦は強豪のリトルジャイアンツ(三島市)に先制を許しながらも終盤の集中打で逆転し、1点差で競り勝った。県内252チームの頂点に立ち、東海大会出場を決めた。 堀内可寿監督(40)や主将の畑中陽七太君(11)ら6年生4人が訪問し、畑中君は県大会優勝を「夢みたい。本当にうれしかった」と振り返
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茶況(5月10日)買い手一部に一服感 静岡市中、県産一茶
静岡市中の県産一茶は、富士や相良などから荷が届いた。中場所産地が一茶生産をほぼ終え、一部の買い手に仕入れの一服感がみられる。早場所から届いた番茶の引き合いは堅調だった。 相良は800円台、金谷は1000円周辺などで成立した。磐田の番茶は600円周辺で取引された。 富士は50円ほど値を下げ、850~700円台前半の商いが多い。売り手は「前年比で引き合いは弱い。買い手が使いやすいよう、品質管理を徹底する」(富士の生産者)と話す。 静岡茶市場は午前10時現在、県内産2万2621キロが上場した。 藤枝 JA茶業部藤枝工場に4工場から5口612キロが持ち込まれ、2700~1150円。
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茶況(5月9日)本山 値ごろ品に引き合い 静岡茶市場 県産一茶
静岡茶市場の県産一茶は、本山筋や磐田、沼津などから約3万900キロが上場した。本山筋は形状物の値ごろ品に引き合いがあり、片付きが早かった。 美和や藁科は1000円台後半から半ばで取引された。生産を終える工場が増え、上場数量は減少した。賤機は2000円前後でしっかりしている。 磐田や袋井は800円台から700円前後などで成立。初倉からは出物類が持ち込まれた。 富士は900~700円台を中心に手合わせした。東部全体では軟調な相場展開が続き、600円台の成立もあった。市中の中堅問屋は「二茶の仕入れ数量を減らし、前年より安い一茶の下物を確保する」と話す。 藤枝 大型連休が終わり、新茶商戦は
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茶況(5月6日)品落ちで弱もちあい 静岡茶市場 県産一茶
静岡茶市場の県産一茶は、本山筋や沼津などから約4万6700キロが上場した。値ごろ感のある形状物に引き合いがある一方で、品落ちにより商談成立に時間を要する場面も増えていて、相場は弱もちあい。 本山筋の美和や藁科は2000円前後、賤機は2000円台前半を中心に取引された。本山筋の一部工場は、今月上旬で生産のめどが付く見通し。 初倉や磐田、袋井は1000円前後が平均値。市中問屋は「4月下旬の天候不順が響き、品落ちが進んだ」と指摘した。 東部は1000円前後から700円台で取引された。富士の生産者は「価格が下げ止まらない。コワ葉化が進む前に生産を進めたい」と話す。 藤枝 一茶生産は終盤に入
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茶況(5月5日)東部の数量増加傾向 静岡茶市場
静岡茶市場の県産一茶は、前日に続いて東部からの持ち込み数量が多く、約5万4500キロが上場した。早場所産地は、生産を終える工場が増えている。 本山筋は1000円台後半の荷が増えた。美和や藁科は2000円周辺が中心値。賤機は2000円台前半が多い。買い手は「新茶ムードは落ち着きつつある。年間を通して販売する商品づくりに向けて選別買いを続ける」(市中問屋)と話した。 初倉は1000円台前半、川根は3000円台から1000円台とまちまち。森や春野は2000円台前半などで商談成立した。盛期の沼津は1000円台から800円台の荷が多い。 静岡市中は榛原、相良、勝間田が1400~800円周辺で手合
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茶況(4月3日)上場連日の4万キロ 静岡茶市場 県産一茶
静岡茶市場の県産一茶の上場数量は、3日連続で4万キロを超えた。本山筋など一部の荷口の引き合いは強く、活況な取引となった。大型連休中は好天に恵まれ、入荷量が安定する見通し。 賤機は2000円台半ばが中心だった。藁科や美和は2000円台前半が多い。清水は有度が終盤を迎えた。 川根は2000円台半ば、袋井は1000円台前半などで成立した。盛期の沼津は上場数量が1万5000キロを超え、平均は1100円前後。三桁台の商いも増えている。東部の生産者は「相場が下がったことで、大口の販売が増えつつある」と話す。 静岡市中の県産一茶取引は、前日から200~100円ほど値を下げた。終盤の初倉は持ち込み数量
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茶況(5月2日)形状物 引き合い堅調 静岡茶市場 県産一茶
静岡茶市場の県産一茶は雨後で入荷量が前日よりやや減り、約4万4000キロが上場した。欠点が目立つ荷口の商談は時間を要した一方、形状物の引き合いは堅調だった。 本山筋の美和や賤機は2000円台半ばが平均値。藁科は共同工場などの一部荷口の評価が高いものの、2000円台前半が増えてきた。買い手は「全体的に求めやすい価格帯にはまってきた」(市中問屋)と語った。 磐田は1000円台前半、初倉は1500円前後を中心に取引された。袋井は弱含みで1000円台半ばから1000円台前半、森や天竜はまちまちで、2000円台半ばなどで成立した。 富士は1000円台前半が多い。沼津の上場量は1万キロを超えて弱含
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森町宮園小の武田さん優勝 そろばん静岡県大会
そろばんの技能を競う「そろばんグランプリ2022県大会」(県商工会議所連合会など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、静岡市葵区の静岡商工会議所会館で開かれた。小学生85人が出場したジュニア部門の個人総合は、森町立宮園小6年の武田一麦さんが優勝した。 県大会の開催は3年ぶり。中高生対象のスクール部門には51人、一般対象のシニア部門には3人が参加した。かけ算、割り算、見取り算など6種目で個人の総合得点を競ったほか、読み上げ暗算など種目別競技も行った。 各部門の個人総合の成績上位者2人ずつ計6人は7月24日に神戸市で開かれる全国大会に出場する。 その他の優勝者は次の通り。 【個人総
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茶況(4月30日)静岡県産一茶 産地の顔触れそろう
静岡市中の県産一茶は産地の顔触れがそろい、一定数量の入荷が続いた。取引では29日と同様、前日比400~100円の下げが目立った。大手の仕入れが伸びず、軟調相場が続いている。 初倉は2100~1400円で商談が成立した。1600円前後の取引が増えている。磐田は郡部での商いが多く、市中の出回り数量は限られた。 勝間田は2000円前後から1500円、相良や榛原は2200~1200円で手合わせした。1600円台が増えている。坂部は弱含みで平均値は1500円周辺。牧之原の製茶工場幹部は「大口の販売が少なく苦戦している」と話す。 金谷は2800~2000円などで成立した。富士は1600~1300円
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茶況(4月29日)八十八夜前、仕入れ佳境
静岡市中の県産一茶は出回りが増え、前日比400~100円ほどの下げ幅で成立する取引が多かった。八十八夜商戦向けの仕入れが大詰めを迎え、値ごろ品を手当てする動きがみられた。 初倉は2100~1500円で成立した。磐田は1500円前後が中心値になった。来週中に生産を終える工場が増える見通し。 相良や榛原は2500~1400円とまちまちだが、1700円周辺が多い。坂部や勝間田は2000円前後が中心。牧之原地域のかぶせの良品は3000円台で取引された。 金谷は3200円から2000円台半ば、小笠は2000円台後半などで商談成立した。出回りが増えた富士は1000円台で、品質や価格にばらつきがある
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磐田の宇藤さん SSクラス優勝 磐田将棋愛好クラブ
磐田将棋愛好クラブの第222回大会がこのほど、磐田市の市総合健康福祉会館iプラザで2年ぶりに開かれ、小~高校生7人を含む49人が参加した。 上位入賞者は次の通り。 SS ①宇藤敬行(磐田市)②久野杏太(同、磐田第一中3)③越川純平(浜松市)▽S ①岡本康夫(掛川市)②河合健(浜松市)③神谷達弘(磐田市)▽A ①松尾三十四(掛川市)②玉利洋和(磐田市)③赤松僚助(浜松市、浜名高3)▽B ①鈴木勉(森町)②藤沢勝(磐田市)③鈴木繁(同)
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茶況(4月28日)選別買い傾向強まる 静岡茶市場
静岡茶市場の県産一茶は、約1万8000キロが上場した。雨後で品質低下を指摘する買い手が多く、選別買いの傾向が強い商いとなった。 本山筋は雨後で品質差に開きがみられた。藁科は5000円周辺から2000円台とまちまちで、平均は3000円台。賤機は3000円台半ばが中心で、美和も3000円台が増えた。 磐田や初倉は2000円前後が中心となっている。初倉の生産者は「コワ葉化が進みつつある。軟調相場が続いているので、生産を急ぎたい」と話す。 清水有度は3000円台半ばが中心値。森、天竜の良品は5000円台で成立した。 市中の中堅問屋は「水色が良い品物を優先的に手当てしていく」と話す。 藤枝
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3議案を可決、承認 補正予算案など森町議会臨時会
森町議会は28日、臨時会を開き、1300万円を追加する本年度一般会計補正予算案や町税条例の一部を改正する条例の専決処分など3議案を原案通り可決、承認した。新型コロナウイルスワクチンの接種券の準備経費800万円などを追加した。補正後の総額は89億8800万円。
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茶況(4月26日)本山筋の上場数量増加 静岡茶市場 県産一茶
静岡茶市場の県産一茶は、今期最多となる約2万6800キロが上場した。本山筋は大川などで共同工場が本格稼働し、持ち込みが増えた。コワ葉化などの欠点が目立ったり、特徴に乏しかったりする荷口が値押しされる傾向が目立ってきた。 本山筋の足久保は6000円台から5000円周辺が多い。藁科は5500円前後などで取引された。大川は4000円台後半などで成立。賤機は3000円台が増えた。上物の一部は1000円以上下げて成立した。本山筋の生産者は「今年は初値が前年より安い。適期摘採の重要性を感じる」と話す。 2000円台の荷口の下げ幅は500~200円が中心。磐田は2000円台前半、袋井は2000円台半ば
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国の補助制度活用を指南 磐田市など3商工会 創業、業態転換後押し
磐田市、森町、浅羽町3商工会はこのほど、国の持続化補助金など創業支援制度の活用を促すセミナーを同市商工会本所で開講した。コロナ禍に対応した地元事業者の創業や業態転換を後押しするのが狙い。 持続化補助金は6月申請分から、過去3年間に創業した事業者を対象にした新たな枠が設けられ、従来は50万円が上限だった補助額が最大200万円に引き上げられる。この制度改正を活用し、中小事業者の新たな挑戦を支援しようと企画した。 飲食や製造、食品販売など多業種から23人が受講。中小企業診断士が講師を務め、初回は創業の基礎知識や補助金のポイントを説明した。5月中旬までに全4回開催し、持続化補助金の申請に必要な事
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茶況(4月25日)雨後で出回り少量 静岡県産一茶、静岡市中
静岡市中の県産一茶は、前日の降雨で生産を中止した工場が多く、出回りは初倉や榛原などからの少量にとどまった。週内に富士や沼津など東部の持ち込みが始まる見通し。 25日は県内各地で摘採が再開された。市中のあっせん業者は「天候が優れない日が続く。晴天の日にできるだけ生産したいという工場は多い」と話す。 初倉や磐田、榛原などは3000円台前半から2000円台前半の荷口が多い。週末以降に東部からの出回りが増え、産地の顔ぶれがそろう見込み。 県外産鹿児島県本土物は2000円台前半が多い。おくみどりの見本が増えている。 静岡茶市場は午前10時現在、県内産1939キロ、県外産1万613キロが上場した
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茶況(4月22日)美和の生産本格化へ 静岡茶市場 県産一茶
静岡茶市場の県産一茶は、磐田や初倉、湯日などから前日比横ばいの5668キロが上場した。本山筋の美和の荒茶工場が操業を始め、23日に上場する予定。 前日の雨天や芽伸びの鈍さで上場数量は膨らまなかったが、一部の荷口で商談に時間を要した。初倉は品質差が大きく、5000円台~2000円台で商談成立。値下げ幅は500円ほどで、平均価格帯は3000円台半ばだった。 湯日は4000円台前半~3000円台、磐田は4000~2000円とまちまちで、中心は2000円台。市中問屋は「雨天を考慮して、コワ葉化する前に値ごろ品を一定量仕入れる」と話した。 本山筋は美和や賤機から少量が上場。足久保や内牧で摘採が進
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茶況(4月21日)買い手は慎重姿勢 静岡茶市場
静岡茶市場の県産一茶は、初倉や磐田などから5816キロが上場した。価格に見合った品物を選別する買い手が目立った。 持ち込みが増えた磐田は4000~2000円台など、品種物は3000~2000円台などで商談成立した。買い手は「日数が経過し、品質が安定してきた」(市中問屋)と話した。 初倉は4000円台後半などで取引された。品種物に加え、やぶきたの数量が増えている。 本山筋は賤機や美和の一部などから上場した。共同工場の生産が本格化する週明けから量が膨らむ見通しで、売り手は「雨後の晴天で芽伸びが進んだ。適期摘採を呼び掛ける」(JA担当者)としている。 県外産は頴娃や知覧などから計1万892
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新茶シーズン到来 森町振興協が初摘み
新茶シーズンの到来に合わせ、森町茶業振興協議会は20日、新茶の初摘みを同町中川の茶園で行った。 遠州森の茶のPRなどを目的とした恒例行事で、会長を務める太田康雄町長や茶商組合、生産者の代表らが参加した。茶娘姿の「遠州の小京都森町プロモーション大使」のメンバーともえぎ色の茶葉を摘み取り、新芽の状態を確認した。 同町の新茶初取引は21日で、前年より5日遅い。生育は順調という。太田町長は「いよいよ森町が一番活気づくシーズンを迎える。茶に関わる全ての人にとって良い年になることを期待している」と話した。
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遠江総合高 希望の企業・進学先理解の説明会
遠江総合高(森町森)は20日、「遠高マッチングフェスタ」を町総合体育館で開いた。キャリア教育の一環で、3年生206人が希望する職種の企業や上級学校について理解を深めた。 県内の製造業やサービス業など50社と、大学、短大、専門学校41校が参加。個別説明の形式で行われ、生徒は希望する進路のブースを回った。企業、学校の担当者は概要説明のほか、生徒からの質問にも応じ、求める人材や勉強しておくべきことなどについてアドバイスを送った。 今駒斗和さん(18)は「進路を迷っていたので参考になった。満足のいく選択ができるように考えていきたい」と話した。 進路選択や企業選択に役立ててもらおうと開催していて
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茶況(4月19日)初倉が今季初上場 静岡茶市場 県産一茶
静岡茶市場の県産一茶は初倉が初上場した。雨後で荷口は少なく、来場する問屋も限られた。19日に摘採が進み、20日の上場数量は増える見込み。 初倉の数量は少なく、6000~5000円台などで商談成立した。磐田地区は5000円台などで取引された。初倉の生産者は「香りや色合いなどは安定している。他産地の数量が増える前に生産を進めたい」と話す。 初倉や磐田、牧之原地区などは20日以降に出荷する生産者が増える予定。市中問屋は「色づきや形状に特徴がある品物を前年並みに仕入れたい」と語る。 県外産の鹿児島県本土物は2000円台の商談成立が多い。ゆたかみどりが終盤。あさつゆには一定の引き合いがある。
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古式十二段舞楽を奉納 森町・小国神社 国指定重要無形民俗文化財
小国神社(森町一宮)で16日、国指定重要無形民俗文化財の「古式十二段舞楽」が奉納された。地元の小学生や保存会のメンバーが国と地域の安寧、人々の繁栄へ願いを込め、伝統の舞を神前にささげた。 例祭行事の一つで、計12演目を奉奏した。鎧兜を身にまとった子どもたちが矛や太刀を持って勇壮に舞い、平和を祈願する「太平楽」、子孫繁栄を願って白い面を付けた演者2人が独特のテンポで舞う「色香」などを披露した。 古式十二段舞楽は同神社で社殿が造営された際、都から遣わされた天皇の使者が十二段の舞楽を奉納したことが起源とされ、1300年にわたって地域で受け継がれている。宮園小の2~6年生と、氏子有志計約60人が
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トラック自動運転構想 「車や物流進化」道半ば【未完の大動脈 新東名10年㊦】
2021年2月、新東名高速道の遠州森町パーキングエリア(PA)。先頭の大型トラックが走り始めると、隊列を組む後続の2台もつられるように動きだした。本線で3台は一定の車間距離を保ち、時速80キロで浜松サービスエリア(SA)まで約15キロ走行。何げない光景のようだが、後続2台は無人で運転されていた。 経済産業省と国土交通省が進めるトラック自動運転の「隊列走行」実証実験。産学官連携で15年2月に検討会を設け、テストコースで実験を繰り返してきた。「着実に成果が得られている」。経産省自動車課の井沢樹課長補佐は強調した。 国は、高速道路でのトラック自動運転を25年度以降に実現させる構想を描く。新東名
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茶況(4月15日)茶業の繁栄を祈念 小国神社で献茶祭 森町
小国神社献茶会(松浦芳雄会長)はこのほど、遠州森の茶献茶祭を森町一宮の小国神社で執り行った。茶業関係者らが同町の茶業の繁栄を祈念した。 新茶シーズンに合わせて行っている恒例行事。茶商や生産者、太田康雄町長らが出席した。神事が行われた後、煎茶道静風流の天野智堂さん、守本湖堂さんがお点前を行い、神前に茶を供えた。 松浦会長は「いよいよ新茶シーズンが到来する。本年が森の茶にとって良い年となるよう願っている」とあいさつした。
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JA遠州中央 21日に新茶初取引 茶ピア、森町茶業センター
JA遠州中央は14日、茶ピア取引所(袋井市)と森町茶業センターの2022年度新茶初取引を、それぞれ21日に開催すると発表した。いずれも前年より5日遅い。 茶ピアは午前6時半から取引所前で、森町茶業センターは午前8時から開所式を行い、終了後に取引に入る。同センターでの式典の実施は3年ぶり。 同JAによると、両市町とも気候条件に恵まれ、生育は順調に進んでいるという。一番茶のピークはいずれも30日前後の見通し。
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茶況(4月14日)榛原、来週出回り 静岡市中、県産一茶
静岡市中の県産一茶は坂部や榛原から来週初めに入荷する見通し。相良では15日出荷を始める工場があり、徐々に顔ぶれや出回り数量が増えていく。 坂部の荒茶工場幹部は「色はのってきた。適期摘採を徹底したい」と話す。早場所の初倉は、週末に生産を開始する工場が増える見込み。 静岡茶市場には磐田、磐田市豊田のさえみどりとおおいわせが計200キロ上場。平年並みの価格で問屋数社が荷物を分け合った。 県外産一茶は鹿児島県本土物が1万700キロ上場した。親値は2千円台が増えてきた。 藤枝 冬場にしっかり冷え込んだことや春先の適度な降雨が生育に好影響を与え、JA関係者は「良い品質の茶葉を収穫できそう」と期
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「しずおか和牛」共励会 森町・武友さん最優秀
生産者団体と流通業者、県などでつくる県産牛肉普及推進協議会は11日、県産和牛ブランド「しずおか和牛」の第6回枝肉共励会を浜松市東区の市食肉地方卸売市場で開いた。最優秀の知事賞には武友沙千子さん(森町)が選ばれた。 県内畜産農家が肥育した出荷月齢26カ月以上の24頭を出品した。網の目状の脂肪「サシ」の入り方やロース芯の面積などを審査し、24点のうち22点が最高ランクの5等級だった。優秀賞は遠山畜産(掛川市)、平石武身さん(浜松市北区)、向陽肉牛牧場(富士宮市)。 しずおか和牛は2017年に立ち上げたブランド。県内黒毛和種飼育農家の約9割が参加し、2021年度は県内和牛出荷頭数の約3割に当た
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茶況(4月12日)磐田の品種物、初上場 静岡茶市場
静岡茶市場に磐田と磐田市豊田の計約100キロが初上場した。品種はおおいわせとさえみどりで、平年並みの価格で商談成立した。 来週にかけて数量が増加していく見込み。市中問屋は「味がしっかりしており、今後の出来に期待できそう」と話した。 静岡市中には初倉のさえみどりとやぶきたが届いた。生産に向けて準備を進める初倉の生産者は「天候次第だが、全体の出回り数量が少ない今週中に摘採を始め、利益を確保したい」と話す。 ◇ 静岡茶市場で11日、茶商らでつくる同市場買手懇話会の総会が開かれ、鹿児島などの県外産地では、短期集中で生産が進むと報告された。 藤枝
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ルール順守呼び掛け ドライバーに安全運転訴え 森町
森町や袋井署などは、「交通安全インターバル作戦」を町内で実施し、ドライバーに安全運転を呼び掛けた。 交通安全協会森地区支部の役員や町職員ら約120人が参加。通勤時間帯の主要交差点で「スピード落とせ」「ライト点灯は早めに」と書かれたのぼり旗を手に注意喚起した。 同署によると、2022年の町内の交通事故発生状況は4日現在の速報値で11件。
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森町・小国神社に桜の苗寄贈 伊藤園プロジェクト
伊藤園(東京都渋谷区)と、桜の保全活動などに取り組む公益財団法人日本さくらの会は3日、森町一宮の小国神社に桜の苗木を奉納した。同社の主力ブランド「お~いお茶」の発売30周年の記念事業として、2019年から展開する「わたしの街の未来の桜プロジェクト」の一環。同神社で奉納式が行われた。 春季限定で販売する「お~いお茶」桜満開パッケージの売り上げの一部を全国の桜の植樹や保全活動に寄付している。同神社には神代曙3本を植樹した。 同社南関東地域営業本部の山本亨本部長らが同神社を訪ね、太田康雄町長も同席した。山本本部長は「小国神社に来た人がこの桜を見て元気になってもらえたら」とあいさつし、打田文博宮
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森町・天宮神社「十二段舞楽」 児童奉納、五穀豊穣、地域安寧願う
森町天宮の天宮神社で2日、例大祭が執り行われ、国指定重要無形民俗文化財「天宮神社十二段舞楽」が奉納された。地元の小学生や氏子青年、保存会が五穀豊穣(ほうじょう)と地域の安寧を願って舞を披露した。 天下太平を祈願して子どもたちが太刀を振る「太平楽」、暴れる獅子をおとなしくさせる所作を表現し、疫病退散の祈りを込めた「獅子」などの全12演目。20~30代の若者で構成する「天社轂(てんしゃこく)団」と児童が、笛や太鼓、かねの厳かな音色に合わせて優雅に舞った。 同神社によると、舞楽は705年に社殿を整備した際、京都の舞人が記念に奉納した舞が起源とされる。感染症対策として例年より時間を短縮して実施し
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ふじのくに品格ある邑づくり 森町の団体に知事顕彰
森町天方地区を拠点に地域振興に取り組む「森町ツーリズム研究会」(吉筋恵治会長)などがこのほど、農業や美しい景観、地域に伝わる文化・伝統などを次世代に継承する活動を推進する「ふじのくに美しく品格のある邑(むら)づくり」の知事顕彰に選ばれた。 天方地区では同研究会を中心に棚田や半夏生といった自然景観の持続的な保全活動、ブルーベリービールなど地場産品を活用した商品開発などを展開している。団体と地域住民が協力して環境整備、ブランド開発などに積極的に取り組んでいる点が評価された。 町町民生活センターで授与式が開かれ、吉筋会長や地元関係者が出席。県中遠農林事務所の森谷浩行所長から賞状が手渡された。吉
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小中高生ゴルファー熱戦 森町で静岡県ジュニアチャレンジ
小中高生のアマチュアゴルファーが競う「県ジュニアチャレンジゴルフ大会」(ザ・フォレストカントリークラブ主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が31日、森町橘の同クラブで開かれた。 静岡県内外から100人が出場し、小学生低学年(1~3年)と高学年(4~6年)、中学生男女、高校生男女の計6部門で競った。子どもたちが力強いショットを放つと、ギャラリーから拍手が起こる場面もあった。 初心者、経験者を問わず、ゴルフの楽しさを知ってもらおうと2018年から開催し、1ホール最大10打までに制限する特別ルールを設定している。要望が多く、今大会から県外選手の出場を可能とした。 各部門の優勝者は次の通り。 小
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地域おこし協力隊 新加入の松葉さんら委嘱 森町
森町は1日、地域おこし協力隊と移住コーディネーターの委嘱状交付式を町町民生活センターで開いた。太田康雄町長が新たに地域おこし協力隊に加わる松葉知香さん(26)らに委嘱状を手渡した。松葉さんは愛知県東浦町出身。地域おこしの活動に携わりたいと、今年3月に同町森に移住した。 中山間地域の資源を活用した特産品の開発や町のPRに取り組む。 このほか、地域おこし協力隊の佐野祥さん(33)と横山春人さん(35)、移住コーディネーターの岩瀬進哉さん(41)を再任した。 松葉さんは「森町の新たな魅力を発見したい。みんなでわくわくできるようなことに取り組んでいく」と意気込みを語った。 太田町長は「地元の
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天浜線・遠州森の副駅名「PASのふるさと森町」に 期間限定
天竜浜名湖鉄道は30日、遠州森駅(森町)の期間限定の副駅名として、ヤマハモーターエレクトロニクスが命名した「PASのふるさと森町」を記した新駅名看板に掛け替えた。天浜線の駅名スポンサー制度の5駅目で、掲出期間は2年間。 同駅はヤマハ発動機の電動アシスト自転車「PAS」の駆動ユニットを設計・製造する同社の最寄り駅。2019年12月からPASのラッピング車両を運行するなど、天浜線を使ったPRを進めている。 除幕式には、天浜線の松井宜正社長、ヤマハモーターエレクトロニクスの橘内透社長、太田康雄森町長らが出席。関係者が見守る中、テープカットで新副駅名の門出を祝った。 橘内社長は「密にならない移動
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“桜のアーチ”見頃 森町・太田川桜提
森町の花見の名所として知られる太田川桜堤(同町向天方)の桜が見頃を迎えた。散策や写真撮影を楽しむ地元住民、観光客らでにぎわっている。 太田川沿い約2キロにわたって千本ものソメイヨシノが植えられ、“桜のアーチ”を作り上げている。町産業課によると、町内ではこのほか、小国神社や戦国夢街道などでも見頃を迎えていて、来月3日ごろまで続く見通しという。
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森町産ヒノキ使用の定規、新1年生に贈る 町森林組合
森町森林組合(甚沢万之助組合長)はこのほど、町教育委員会に同町産ヒノキを使った定規を寄贈した。町内小学校に入学する新1年生125人に贈られる。 子どもたちに地元で生産される木材の魅力を知ってもらおうと、昨年から寄贈を行っている。定規には、同組合が取得している森林管理の国際的な認証「FSCマーク」、町の鳥カワセミのイラストが印刷されている。 町文化会館の教育長室を訪れた甚沢組合長は「山は私たちの生活に密接している。山を管理することの大切さを感じてほしい」と述べた。比奈地敏彦教育長は「希少な資源で作っていただいている。環境教育につなげたい」と感謝した。
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静岡家庭医養成協 掛川、袋井市加入 21年度の第2回総会開催
磐田、菊川、森、御前崎の4市町の首長や医療関係者でつくる静岡家庭医養成協議会(会長・太田康雄森町長)は29日、2021年度の第2回総会を町家庭医療クリニックで開いた。掛川、袋井両市の加入を承認し、22年度から6市町による協議会として活動することが決定した。 中東遠地域の全市町が加わり、一体的に地域医療の担い手の育成や環境整備などを推進する。協議会規約の改正案が可決され、正式に加入が認められた。事業計画も審議し、医師の確保に向けた採用事業や、研修指導事業などに取り組むことを決めた。本年度の事業経過や決算報告などもあった。 太田町長は「中東遠の6市町が協力しながら地域医療の充実を図っていきた
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団体や施設に18万円を寄付 森町ライオンズクラブ
森町ライオンズクラブ(鈴木寿一会長)は23日、町内の団体、公共施設に計約18万円を寄付した。 対象は町ボランティア連絡会と町社会福祉協議会、町立図書館。それぞれ活動費や図書の購入費などに充てる。同クラブ事務所で贈呈式が開かれ、各団体、施設の代表者が出席し、鈴木会長から目録を受け取った=写真=。 ボランティア連絡会には1994年、図書館には開館した95年から寄付を行っていて、町社協は今年から始めた。会員約50人から浄財を募った。 鈴木会長は「地域の福祉の向上に貢献できればとの思い。町民のために役立ててもらいたい」と話した。
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自転車マナーアップモデル 遠江総合高(森町)に感謝状 袋井署
袋井署と県交通安全協会森地区支部はこのほど、1年間自転車の安全運転の啓発活動に取り組んだ2021年度自転車マナーアップモデル校の遠江総合高(森町)に対して感謝状を贈った。 生徒は朝の街頭指導や、交通安全川柳の作成などに取り組み、地域の交通事故防止に貢献した。同校で開かれた贈呈式には1、2年生約400人が出席。浅羽正人森分庁舎担当次長が槫松一樹校長に感謝状を手渡した。 浅羽次長は「高い意識で自転車を利用していただいた。今後もマナー向上の先頭に立ち、見本になってほしい」と呼び掛けた。
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飯田地区に認可保育所 森町長が開設計画報告
森町の太田康雄町長は22日の町議会3月定例会一般質問で、2022年度の一般会計当初予算案に計上した民間保育園への整備補助について、事業主の「ペッツ」が飯田地区に認可保育所を開設する計画を進めていることを報告した。川岸和花子氏への答弁。 総事業費は2億1980万円で、町は1億2200万円を補助する。既に基本設計は完了し、実施設計、土地利用申請、着工を経て23年の開園を目指す。同施設の定員は70人を予定している。22年の町内保育園の待機児童数は1~10人の範囲を見込んでいて、太田町長は「(開園によって)保育園の待機児童は解消できる」との見通しを示した。 このほか清水健一、岡戸章夫の両氏が登壇
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税に関する絵はがき審査 竜洋東小6年の鵜飼さん、最優秀
磐田法人会女性部会(岡野式子部会長)はこのほど、税に関する絵はがきコンクールの最優秀賞と、県法人会連合会女性部会連絡協議会会長賞の表彰式を磐田市中平松の竜洋東小で行った。2賞を受けた6年の鵜飼柚希さん(12)に岡野部会長が表彰状を手渡した。 森町、磐田、袋井両市の小学校32校から1786点が寄せられ、112点が入賞した。鵜飼さんは貨幣が入った砂時計や道路、パトカーなどを描き、税金の重要性を表した。磐田税務署長賞の表彰式も市内で行った。 主な入賞者は次の通り。 磐田税務署長賞 内田朱音(豊田北部小6)▽磐田法人会長賞 村中柊奈(磐田北小6)▽審査員長賞 外山恵(田原小6)▽磐田財務事務所
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小学生ら舞台で元気いっぱい 演奏、ダンス、舞楽 森町でフェスタ
第24回森町こどもの舞台フェスタ(森町ミキホール文化振興会主催)がこのほど、町文化会館で開かれた。コロナ禍で3年ぶりの開催。小学生らが日頃の練習の成果を披露した。 町内のピアノ教室、バレエ教室など7団体が参加。元気いっぱいに演奏やダンスを繰り広げた。天宮、山名両神社の舞楽もあり、こども教室と保存会の6人が地域で受け継がれる伝統芸能を堂々と演じた。 子どもたちに発表の機会を提供しようと1997年から続く恒例イベント。後日、動画も配信する予定。振興会事務局長を務める同会館の村松達雄館長は「今年こそ何とか開催できるようにと準備を進めてきた。保護者にも喜んでもらえて良かった」と話した。
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ナシ、レタス、トウモロコシ栽培 野末直嗣さん(森町) 6次産業化で地域活性【自然の仕事人】
森町特産のレタスの収穫が終盤を迎え、トウモロコシの栽培準備を行う野末直嗣さん(39)を訪ねた。 野末さんは県立農林大学校(現・県立農林環境専門職大学)で果樹の栽培技術と経営について学び、卒業後20歳で自家に就農した。 野末さんの家は、ナシに加え、水田を活用して、水稲、レタス、トウモロコシを順番に栽培している。その中で、ナシ、トウモロコシ、レタスの生産が野末さんの担当。3年前から白いトウモロコシを導入し、「HAKU」という名前で独自ブランド化して販売している。 また、6次産業化を通じた地域おこしにも取り組んでいる。昨年秋、森町の地域活性化活動をしている団体や地域の活性化について学ぶ県立
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森町の人事 子育て支援の充実へ 専門職員を配置
森町は18日、4月1日付の人事異動を内示した。子育て支援の充実を目的に再編した福祉課と健康こども課に専門職員を配置し、業務を円滑に進める。自治体DXの推進に向けて総務課課長補佐を2人体制とし、1人は情報管理係長を兼務とした。機構改革に伴い、対象者は2021年度より41人多い62人。 主な異動は次の通り。 【参事・課長級】参事兼税務課長(病院事務局長兼医事課長)鳥居孝文▽参事兼企画財政課長(企画財政課長)佐藤嘉彦▽社会教育課長兼歴史民俗資料館長(社会教育課長)松浦博▽病院事務局長兼医事課長(病院管理課長)朝比奈直之▽議会事務局長(住民生活課課長補佐兼生活環境係長)内藤豊久▽健康こども課長(
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救急車、なぜゆっくり走行? 処置中、揺れに配慮「理解を」 袋井消防のツイッター投稿に反響
「緊急走行中の救急車が遅くてイライラ… そんな経験はありませんか?」―。袋井消防本部がツイッターなど会員制交流サイト(SNS)で発信したメッセージが話題を呼んでいる。一般のドライバーに救急搬送への理解、協力を呼び掛ける内容で、ネット上であっという間に広がった。思いがけない反響の大きさに担当者は驚きながらも「消防業務への理解を深めるきっかけになれば」と願う。 注目されているのは、緊急走行なのに「なぜ遅いか」を説明した2月27日の投稿。緊急走行時の救急車の車内では不安定な状況で処置が行われ、傷病者の症状によっては揺れに細心の注意を払って運転しなければならないことを動画付きで紹介し
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浜松メイワン4店舗新装 12日から、製茶販売や土産店など
浜松ターミナル開発(浜松市中区)は12日以降、JR浜松駅ビルの商業施設「メイワン」で、新たに「うなぎいもストア」など4店舗をオープンする。 新幹線改札前に位置し、土産店など20店が入る「エキマチウエスト」の4店舗との入れ替えで出店する。 12日に松浦製茶(森町)、ことぶき観光物産(浜松市東区)の土産店「松香堂」がオープン。15日にうなぎいも協同組合(同市南区)のストア、クリームチーズサンド専門店「ルソマサンド」(同)が開店する。 浜松ターミナル開発担当者は「地元で親しまれている店を集めた」と話している。
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5~11歳ワクチン接種始まる 掛川、袋井、森町合同で
掛川、袋井、森の3市町による、5~11歳向け新型コロナウイルスワクチンの集団接種が7日、袋井市愛野のエコパスタジアム会議室・研修室で始まった。4月までに1500人程度の接種を完了する。 小児接種を効率的に進めるため、中東遠総合医療センター(掛川市)の協力を得て実施。初日は約300人が訪れた。小学生の息子2人に付き添った掛川市の女性(42)は「子どもに持病があり、家族で相談して決めた。すんなり受けられて良かった」と話した。 実施日は1回目が3月7~11日で、2回目は28日~4月1日。1日の接種は最大500人で、接種枠は掛川市1300人、袋井市千人、森町200人。
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森町 観光拠点化、誘客促進 「小京都」のまち整備へ【22年度予算案/遠州7市町⑦完】
森町は「遠州の小京都」をキーワードに、中心市街地の歴史的、文化的価値が高い街並みを生かしたまちづくりを推進する。全国京都会議から“小京都”の認定を受けている同町は、2022年度当初予算案に1800万円を計上した。リノベーション事業などハード面の整備に着手し、観光拠点化を目指す。 同町城下の秋葉街道沿いに老朽化が進む木造2階建ての家屋がある。台湾の茶業発展に貢献した技師藤江勝太郎(1865~1943年)の生家。町は今月中に、貴重な歴史資源である家屋を取得する。その後は改修した上で店や資料館などとしての利活用を検討していく。将来的には森、天宮、城下に点在する古民家や蔵も
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天浜線の魅力、ポスターに 高校生制作、全39駅PR 森町で展示
郷土の歴史、伝統文化を継承し、保護・活用などに取り組む森町歴史伝統文化保存会主催の「天竜浜名湖鉄道展」が13日まで、町文化会館で開かれている。高校生が制作した天浜線の魅力を発信するポスターなどが展示されている。 協力したのは同町の遠江総合高と浜松学芸高(浜松市中区)の生徒。なじみのある天浜線の活性化に貢献しようと参加し、乗車マナーの向上を呼び掛けるポスターと全39駅のPRポスターをそれぞれ出展した。会期前日には両校の生徒が展示準備を手伝った。 天浜線から貸し出された二俣線のホーロー看板や森町病院前駅開業を記念したヘッドマークに加え、町内スケッチクラブとフォトクラブによる天浜線を題材とした
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36議案を上程 森町議会3月定例会開会
森町議会3月定例会は1日開会し、会期を24日までの24日間と決めた後、2022年度当初予算案や6億5200万円を追加する21年度一般会計補正予算案、村松弘副町長を再任する人事案など36議案を上程した。 同補正予算には太田川右岸の堤防道路の舗装修繕費などを盛り込んだ。補正後の総額は102億2600万円。掛川、袋井の両市と7日から開始する5~11歳の新型コロナワクチンの合同接種に係る経費など1200万円を追加した本年度一般会計補正予算の専決処分と人事案3件は承認、同意された。 太田康雄町長は施政方針演説を行い、アフターコロナを見据えて足踏みとなっていた事業や取り組みを再度推進すると表明。「町
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自慢の歌声披露 袋井歌謡連盟が発表会
袋井歌謡連盟と袋井市は27日、連盟会員の発表会を同市高尾の袋井中央ホールで開いた。60~90代の約100人が参加し、華やかな着物やスーツに身を包んで自慢の歌声を披露した。 連盟には袋井、磐田、掛川、菊川各市と森町で活動する15団体が所属する。年に3回発表会を開いているが、新型コロナウイルスの影響で、今回の開催は3年ぶりだった。会員らは1人ずつ舞台に上がり、美空ひばりや鳥羽一郎さんの曲などを披露した。 片桐篤子会長は「歌が元気の源。発表の機会を今後も設けていきたい」と話した。
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森町22年度予算案 子育て、企業誘致を推進 一般会計87億円
森町は25日、2022年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比11・5%増の87億7600万円。「次代を展開するチャレンジ予算」を掲げ、過去最大の予算規模。地域課題の解決に向け、子育て支援や企業誘致などを推進する。 待機児童の解消へ保育所などの整備補助として1億2200万円を計上。民間事業者による保育園整備を促す。「子ども家庭総合支援拠点」を新設(360万円)し、全ての子どもと家庭に切れ目のない支援を提供する。 企業誘致の推進対策では、中川下工業専用地域と森掛川インターチェンジ周辺地区開発可能性調査費(2400万円)を盛り込み、工業専用地域の拡大利用や工業団地整備を検討。1700
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森町議会 3月1日から定例会
森町議会は21日、議会運営委員会を開き、3月定例会の会期を1日から24日までの24日間と決めた。 新型コロナウイルスワクチンの接種に係る経費の専決処分や、2022年度当初予算案など36議案を審議する。一般質問は22日に行う予定。
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シカ対策、技術共有 天竜森林管理署が自治体担当者に紹介
天竜森林管理署(浜松市浜北区)は18日、県西部自治体の林業・獣害対策担当者を招いた現地見学会を同市天竜区龍山町の瀬尻国有林で実施した。同署が取り組むシカの捕獲や防護柵による獣害対策を紹介。地域事情に応じた対策法について意見を交わした。 浜松、湖西、磐田、掛川の4市と森町の担当者が参加。わなを使ったシカの捕獲現場を見学し、職員が仕掛けの設置を体験した。新たに造林したエリアに設けたシカやウサギ対策の柵も紹介した。 同署管内の国有林では主伐後の再造林を進めているが、シカの食害で苗木が育たないケースが多発し、駆除を含めた対策に力を入れている。 同署の宮内基好森林技術指導官は「獣害対策は地域全体
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小児向けワクチン 掛川、袋井、森3市町合同接種 3月7日から
掛川と袋井、森の3市町は16日、掛川市の中東遠総合医療センターで会見を開き、5~11歳を対象にした新型コロナウイルスワクチン接種の概要を説明した。袋井市愛野のエコパスタジアム会議室・研修室を会場に、3市町が合同で3月7日から実施する。 実施日は1回目3月7~11日、2回目28日~4月1日の延べ10日間。各日午後4~8時で、同センターの小児科医と看護師、薬剤師が対応する。1日500人接種が上限で、接種枠は掛川市1300人、袋井市千人、森町200人。 3月3~5日には高齢者らを対象にした3回目接種も実施して、中東遠地域のワクチン接種の前倒しを図る。 小児向けワクチン接種の複数市町による広域
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5~11歳ワクチン 掛川、袋井、森 3月から合同接種
掛川市は14日、5~11歳を対象にした新型コロナウイルスワクチン接種を袋井市、森町と合同で3月から実施すると発表した。エコパスタジアム(袋井市愛野)の会議室に会場を設ける。 3市町が連携して圏域のワクチン接種の加速化を図る。合同接種には中東遠総合医療センター(掛川市)が協力する。16日に3市町の首長らが同センターで会見し、概要を説明する。
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国際基準認証 取得から5年 環境意識の高まり好機 遠州森林認証グループ管理責任者/甚沢万之助氏【本音インタビュー】
掛川、森両市町の森林組合と行政で構成する遠州森林認証グループが、森林管理の国際基準「FSC認証」を初取得してから3月で5年を迎える。認証林の面積は当初の1106ヘクタールから2467ヘクタールと2倍以上に拡大した。脱炭素社会の実現に向けた機運の高まりを追い風に、需要の掘り起こしを狙う。 ―林業を巡る現状は。 「難しい経営を強いられているが、環境や社会、経済への配慮が重視される時代になり、社会的な要求は高まっている。森林資源が政府の管理外で無制限に伐採されている国があり、木材が潤沢に供給される状態は続かない。持続可能な管理がますます重要になる。人口減少を受けて国内需要は先細る可能性が大き
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解体予定の建物情報提供 袋井消防と建設事業協組が協定
袋井市森町広域行政組合袋井消防本部はこのほど、市建設事業協同組合と消防訓練場所の確保の協力に関する協定を締結した。消防組織が民間企業と協定を結ぶのは県内で初めて。大規模災害への対応力強化につなげる。 協定は、同組合が所有者の了解を得た上で解体予定の建物情報を消防本部に提供する。シャッターや床、壁の破壊活動など、災害現場を想定した訓練を計画的に実施することで、消防隊員の技術向上を図る。 市役所で締結式が行われ、管理者の大場規之市長と永井智克之代表理事が署名した。大場市長は「協定を機に一層の連携強化につなげたい」とあいさつ。永井代表理事は「地域の安心安全確保に貢献できることを誇りに思う」と述
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十湖大賞に鈴木さん(与進中3) 小中高生ら応募1万句 浜松市東区で俳句大会表彰式
浜松市出身の俳人松島十湖(1849~1926年)にちなんだ「十湖賞」俳句大会(東区俳句の里づくり事業実行委など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式が11日、東区の市総合産業展示館で行われた。最高賞の十湖大賞には与進中3年鈴木皓陽さんの「夏の風吹くたび山が呼吸する」が選ばれた。 県内の小中高生と全国の一般から1万838句が寄せられ、120句が入選した。鈴木さんの句は年代別の最優秀作品である十湖賞4句の中から選出された。審査員の村松二本さんは「山が呼吸する」との表現について「擬人化したというより本当に山が呼吸していると感じたのだろう。心から出てきた言葉だ」と感性をたたえた。 鈴木さんは「
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地域防災後押し森町に機材寄贈 県LPガス協会
静岡県LPガス協会(静岡市葵区)はこのほど、森町にLPガス仕様の防災機材を贈った。町拠点防災倉庫で寄贈式が行われ、森峯雄会長らが訪問した。 同協会は地域防災への貢献を目的に、県内市町に防災資機材を提供する「LPガス地域防災応援プロジェクト」に取り組む。同町には低圧LPガス発電機1台と炊き出しセットなどを寄贈。町総合体育館に設置し、町は防災訓練などでの活用も検討する。 森会長は太田康雄町長に目録を手渡し、「大規模災害の発生時に活用していただければ」とあいさつ。太田町長は「有事の備えとしたい」と話した。
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豚熱防疫活動に貢献 袋井建設業協会に市が感謝状
昨年末、県内で初めて豚熱の防疫活動が行われた袋井市内で同活動に貢献したとして、市は中東遠地域の建設会社55社でつくる袋井建設業協会(鈴木和男会長)に感謝状を贈呈した。 宮城県丸森町の農場で12月25日、豚熱の発生が確認された。これに伴い、同市での感染は確認されなかったが、予防措置として市内農場で防疫を実施した。協会は県の要請を受け埋却作業に従事。17社36人が携わった。 市役所でこのほど贈呈式が行われ、鈴木会長ら役員4人が出席。大場規之市長は「迅速かつ適切に作業を進めていただいた。日頃から培われている対応力のおかげ」とたたえ、感謝状を手渡した。 現場で指揮した秋山萬之介環境・災害対応委
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茶況(2月4日)茶の入れ方や効能 5年生に教室 森町茶業青年団
森町茶業青年団(石田宏之団長)はこのほど、茶の入れ方教室を飯田、宮園の町内2小学校の5年生を対象に実施した。 飯田小では約30人が参加。青年団員が入れ方や茶の効能などについて解説し、煎茶の入れ方を実践した。児童は湯の温度や量などについてアドバイスを受けながら、丁寧に湯を注いだ。ほうじ茶、紅茶などの入れ方や味の違いなども学んだ。 小学生が地元の茶に触れ、将来の需要喚起につなげようと毎年続けている。家庭でも茶を入れてもらおうと急須と茶葉をプレゼントした。石田団長は「若い人に急須で入れる茶の魅力を知ってもらえたら」と話した。 (袋井支局・仲瀬駿介)
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森町・小国神社で2年ぶり豆まき 年男役に演歌歌手松原さん
小国神社(森町一宮)で3日、恒例の節分祭が執り行われた。袋井市出身の演歌歌手松原健之さんと元宝塚歌劇団の女優天玲美音さんが一般奉仕者とともに年男、年女役を務めた。今回は2年ぶりに舞殿での豆まき神事も行われ、1年の開運厄除と新型コロナ収束へ願いを込めた。 色とりどりの直垂(ひたたれ)姿の奉仕者約50人が、拝殿での神事に臨んだ。柳と梅の木で作ったむちで柱を打ちつけて邪気を払う「鬼追(やら)い」や、「福笑い神事」などが行われた。福笑い神事では松原さんと天玲さん、打田文博宮司がコロナ禍に考慮して声量を落としながら「わっはっは」と声を上げて福を呼び込んだ。 神事後、奉仕者は舞殿へと上がり、参拝者に
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補正予算案を可決 森町議会臨時会
森町議会は3日、臨時会を開き、1億8300万円を追加する本年度一般会計補正予算案を原案通り可決した。住民税非課税世帯などを対象とした臨時特別給付金や、新型コロナワクチンの3回目接種の日程前倒しに向けた経費を追加。3月以降に開始予定の5~11歳の同ワクチン接種の準備費用も盛り込んだ。補正後の総額は95億6100万円。
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手水舎建て替え完了 森町・山名神社 水口「蟷螂」をモチーフ
森町の山名神社で行われていた手水舎の建て替え工事が完了した。竣工祭がこのほど行われ、国指定重要無形民俗文化財の同神社天王祭舞楽の一つ「蟷螂(とうろう)」をモチーフとした水口がお披露目された。 旧手水舎は嘉永7(1854)年の建築。老朽化が目立ち倒壊の恐れもあったため、昨年9月に着工した。虹梁(こうりょう)のケヤキ材をそのまま使用するなど、旧手水舎の古い材料も生かした。 「蟷螂」は全国でも珍しいカマキリが題材となった舞。神社の象徴の一つであり、世の中の厄災を断ち切ってほしいとの願いを込めて水口のデザインにカマキリを採用した。村松佳典宮司(52)は「昔の材料も使ってすばらしい手水舎が完成した
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森町PRへ 「大使」に7人1キャラ任命
森町産業祭実行委員会は、「遠州の小京都森町プロモーション大使」に同町や近隣在住の7人と、町PRキャラクターを任命した。町体験の里アクティ森でこのほど委嘱式が行われ、地域の魅力発信へ決意を新たにした。 昨年8月から募集し、大学生やピアニスト、映像クリエイターなどの多彩な分野で活躍する人材を選出した。任期は2年で、SNSや町内外のイベントへの参加などを通じてPR活動に取り組む。町の観光イベントで誕生した「コモコモ」にも委嘱。さらに活躍の場を広げる。 委嘱式では、それぞれ意気込みを語り、太田康雄町長から委嘱状やクラウンメロン、レタスなどの地元産品を受け取った。太田町長は「経験や特技などを生かし
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天竜川水系の取水制限強化 浜松など5市町、第2段階に
天竜川水利調整協議会は28日、昨年10月から少雨傾向が続いている天竜川水系で同日から、取水制限を強化したと発表した。 1月7日から実施している取水制限の第2段階に当たる。節水率を上水道で5%から10%に、工業用水と農業用水は10%から20%に引き上げた。対象は上水道が浜松、磐田、袋井、湖西市と森町で、工業用水は浜松、磐田、袋井の3市、農業用水は同3市と森町。 県水利用課によると、27日時点の佐久間ダムの貯水率は24・2%まで低減している。
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浜松学芸高生が森町訪問 遠江一宮駅など撮影 PR動画で最優秀報告
昨年11月の「高校生CMコンテスト2021」で、森町の遠江一宮駅を舞台に撮影したPR動画で映像部門グランプリに輝いた浜松学芸高(浜松市中区)地域創造コースの生徒がこのほど、町役場を訪問し、太田康雄町長に受賞報告した。 訪れたのは2年の横村美優さん、セライヤ桜さん、山本果奈さん、戸塚巧真さん、畠山倖知さん。同コースの生徒は天竜浜名湖鉄道の駅のポスターを制作するPR活動に取り組んでいる。昨年度から動画制作にも挑戦し、活動の一環として同コンテストに参加した。 5人は浜松市在住の作家いぬじゅんさんの協力を得て「中高生には共感を、大人にはどこか懐かしさを感じる青春」をテーマに制作。大学生が久しぶり
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静岡県内2養豚場の移動制限を解除 豚熱疑い、異常なし
静岡県は25日、昨年12月に豚熱(CSF)に感染した疑いのある雌豚が確認された袋井市と森町の養豚場2戸について、出荷(移動)制限を解除したと発表した。 1月24日に立ち入り検査を行い、豚の健康状態に異常がないことを確認した。両養豚場が飼育する約9300頭の豚は1カ月間、健康状態の経過観察を行っていた。いずれも豚熱の発生は確認されなかった。 県によると、両養豚場は、豚熱感染が確認された宮城県内の養豚場から人工授精用の精液を仕入れ、雌豚に交配していた。雌豚に症状はなかったが、国の指針に基づき、「疑似患畜」と判定されていた。
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3回目ワクチン 森町、集団接種30日から
森町は新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、集団接種を30日から町保健福祉センターで開始すると発表した。2回目の接種から8カ月が経過した約2千人分の接種券は既に発送済みで、今後随時発送していくという。
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伊豆・土肥金山砂金採り大会 森町の岡本さん3位
伊豆市の観光施設「土肥金山」はこのほど、第12回砂金採り大会を同施設で行った。埼玉県の会社員熊倉一樹さん(37)が連覇した。 県内外の中学生から70代までの49人が参加した。参加者は水槽内の砂に交じった砂金を専用の皿を使って30分間で何粒集められるか競った。71粒を獲得した熊倉さんは「今回も運に恵まれた」と喜び、純金5グラムのインゴットを受け取った。 2位以下は次の通り。 2位 牛島宏樹(川崎市)3位 岡本康司(森町)
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新聞投稿謝礼の図書券 地元小学校に寄付 森町の中田さん
長年にわたり静岡新聞の「ひろば」などへの投稿に取り組む森町森の理容業中田真一さん(78)が18日、採用の謝礼として受け取った図書券3万円分を町立森小に寄贈した。 中田さんが新聞投稿を始めたのは2008年。知人から勧められ、初めての投稿が採用されたことでのめり込んだ。「掲載されると周りの人たちから反響がある」ことがやりがいといい、これまでの採用数は161本を数える。掲載、未掲載分合わせ約250本の投稿を納めた書籍も自費出版した。 地元で、孫3人が通った同校への恩返しの思いから定期的に寄付を行っていて、3回目。中田さんが同校を訪れ、萩原義顕校長に手渡した。学校図書の購入費に充てられる。 中
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一年の平穏無事を祈願 新春伝統の「御弓始祭」 森町・小国神社
森町の小国神社で17日、新春の伝統神事「御弓始祭(おゆみはじめさい)」が執り行われた。参拝者が見守る中、一年の平穏無事とコロナ禍の収束へ願いを込め、射手が矢を放った。 神事に先駆けて拝殿で行われた祭典には、県内の弓道愛好者ら約20人が参列した。弓矢に福が授けられた後、境内に設けられた射場で烏帽子(えぼし)や直垂(ひたたれ)を身にまとった「地射手(ぢいて)」が、約30メートル先の的めがけて矢を打ち込んだ。見事に命中すると、参拝者から拍手が起こった。 同神社によると、御弓始祭は疫病の神を鎮める神事で、江戸時代以前から行われていたとされる。使用した矢は災厄除けの縁起物として知られるという。
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メッセージ大会と美術展入賞者表彰 静岡県すこやか長寿祭
しずおか健康長寿財団と県は13日、県すこやか長寿祭の美術展と熟年メッセージ大会(いずれも静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式を静岡市駿河区のグランシップで開いた。 美術展では日本画、彫刻、書など6部門に計247点が寄せられ、60点が入賞した。長年の経験や培ってきた知識を社会に向けて発信する熟年メッセージ大会には、計63点の応募があった。同財団の佐古伊康理事長や県福祉長寿局の浦田卓靖局長らが受賞者に表彰状を手渡した。 美術展に寄せられた作品は16日まで、グランシップ6階に展示している。熟年メッセージ大会のグランプリや準グランプリ作品は、同財団のホームページで動画配信している。 主な入賞者は
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火災損害額、大幅に減 袋井消防21年概況
袋井消防本部はこのほど、2021年の管内(袋井市、森町)での火災と救急の概況を発表した。出火件数は速報値で27件と前年から増減が無かった一方、損害額は550万円で20年の2億200万円から大幅な減額となった。 焼損床面積は124平方メートルで、前年比で866平方メートル減少した。火災種別の内訳では建物火災15件、車両火災2件など。死者は昨年と同じ1人。出火原因は放火(疑い含む)が6件で最多を記録し、こんろ、火入れが3件だった。 救急車の出動件数は3402件で、208件の増加。2203件の急病が最も多く、負傷503件、交通事故286件と続いた。搬送人員2702人のうち、軽症が51・3%を占
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欧州の風景描く 森町の大須賀さん作品展 30日まで磐田グランドホテルで
SBS学苑浜松校の絵画教室講師で画家の大須賀義明さん(76)=森町飯田=の作品展が30日まで、磐田市岩井の磐田グランドホテルで開かれている。欧州の風景を描いた水彩画約20点が並ぶ。 旅行で訪れたフランス・パリのエッフェル塔や、スペイン・トレドの丘に立ち並ぶ建造物などの絵を展示した。建て替えのため一時休業する同ホテルにゆかりがある磐田市の画家、故求正美さんの作品も飾った。 約20年前から県内の歴史を紹介する情報誌で挿絵を描いている大須賀さんは「普段描く絵とは違う雰囲気を楽しんで」と話した。
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天竜川水系の節水対策開始
静岡県は7日、少雨の影響で佐久間ダム(浜松市天竜区)の貯水量が減少しているとして、天竜川水系の節水対策を始めた。当面、上水道5%、工業用水と農業用水各10%の取水を制限する。水を大切に使うよう県民に呼び掛けている。 県によると、浜松、磐田、袋井、湖西各市と森町が対象。昨年10月に約9千万立方メートルあった同ダムの貯水量は1月5日現在、4386万立方メートルまで減り、貯水率は59・8%から29・1%まで落ち込んでいる。少雨に加え、同ダムの法定点検のため水位を下げたことも要因という。 天竜川の節水対策は2018年12月以来約3年ぶり。当時は過去最長の132日間行った。今回の節水は6日に県や関
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防火の誓い新た 式典で功労表彰 森町、消防出初め式
森町消防団の新年消防出初め式がこのほど、町総合体育館などで行われた。団員106人とOB、来賓らが出席し、防火や地域安全へ誓いを新たにした。 新型コロナ感染防止のため規模を縮小した式典では、団員の勤続功労表彰や団員家族への感謝状贈呈などを行った。太田康雄町長は「地域に密着した防災機関として活動や訓練を通じて組織や個人のスキルアップを図り、これからも地域の安全を守ってほしい」と訓示した。 式典後は太田川親水公園で一斉放水を行った。 主な被表彰者は次の通り。 【県消防協会長表彰】功労章 鈴木裕也▽勤続功労章15年以上 鈴木裕也▽同10年以上 天野大易慈、小田雅人、安形真卓 【同協会磐周支