伊豆の国市の記事一覧
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沼津、伊豆の国で移動スーパー開始 MV東海
マックスバリュ(MV)東海は6日までに、買い物支援のために地域を巡る移動スーパー2台の運営を沼津、伊豆の国の両市で始めた。生鮮食品や日用品など約500品目を積んだ専用車で商品を販売している。 沼津市を巡回する7号車は1日から稼働し、MV沼津南店を拠点に門池地区、第4地区東、第5地区、金岡、片浜地区などの公民館や公園などを巡っている。8号車はMV伊豆長岡店を拠点に、6日から運営を始めた。沼津市静浦、内浦地区のほか、伊豆の国市長岡、韮山、大仁地区で販売する。 MV東海は昨年4月、浜松市天竜区で移動スーパー1号車を始めた。沼津、伊豆の国の両市での運営は今回が初めて。
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神島公園の名称募集 伊豆の国市
伊豆の国市は23日まで、神島地区の狩野川右岸河川敷に整備している狩野川神島公園の名称を募集している。 同公園は建物のメンテナンスなどを手がける「JM(ジェイエム)」(東京都)が整備中で、10月にオープンする予定。遊具、自転車、キャンプ、ドッグラン、キッチンカーなどのエリアを設ける。 応募は郵送、専用フォームなどで受け付ける。詳細は市ホームページで。問い合わせは市都市計画課<電055(948)2909>へ。
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地域おこし協力隊 榊田さんを委嘱 伊豆の国市
伊豆の国市はこのほど、都市地域から過疎地域に移住して地域活性化に取り組む市地域おこし協力隊に榊田幸平さん(26)=同市=を委嘱した。伊豆長岡温泉など地域の魅力向上に向けたイベントの企画や運営、情報発信に取り組む。任期は来年3月まで。 榊田さんは日本大(三島市)に在学中、伊豆の国市の伊豆長岡温泉南山荘前で開催されているイベント「温泉場お散歩市」に参加し、運営の手伝いを約2年間行っていた。伊豆長岡温泉のまちづくりに関わった経験を生かせると思い応募した。 埼玉県本庄市出身。大学卒業後は沖縄県の由布島で観光案内や土産店の運営に従事していた。「地域の方との交流を大切に、小さいことからこつこつと頑張って
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梅の実狩り 袋いっぱい 伊豆の国・大仁梅林
伊豆の国市の大仁梅林でこのほど、梅の木のオーナーらによる梅の実狩りが行われた。 参加者は大仁神社の境内や裏山に広がる梅林で、ピンポン球ほどの大きさの実を袋いっぱいに収穫して持ち帰った。梅林の管理委員会によると、2日の活発な梅雨前線と台風2号による記録的な大雨で実が落ち、気候の変化で例年より熟すのが早いという。金子佳史委員長(67)は「数年後には梅林を育て始めて50年になる。梅まつりもあるので整備に力を入れたい」と話した。 家族で梅の実収穫を楽しんだ三島市立長伏小2年の萩原耀大君(8)は「家に持ち帰って梅のシロップにして飲む」と心を弾ませた。 梅林には約80種類600本が植えられている。オーナ
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ベトナム国籍の男 同僚刺す傷害疑い 大仁署が逮捕
大仁署は5日、傷害の疑いでベトナム国籍、沼津市口野、水産加工作業員の男(25)を逮捕した。逮捕容疑は5月13日夜ごろ、伊豆の国市北江間のアパート内で、同じ水産加工会社で働く同僚の男性(20)=同市口野=の背中を刃物で刺し、けがを負わせた疑い。 同署によると、当時2人は勤務時間外で、同僚を含む外国人の知人十数人で集まっていた。男性は既に退院しているという。 駿東伊豆消防本部によると、消防隊員が駆けつけた際には、男性は背中に刃物で刺された幅3センチの刺し傷や複数の切り傷があり、知人に抱えられていたという。 関係者によると、当時2人と知人は酒を飲んでいて、何らかのトラブルが生じて刺された可能
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自転車と教育 どうつなげる 伊豆の国 23日講演会
伊豆の国市は23日午後7時から、マウンテンバイク全日本選手権チャンピオンの品川真寛さんが講師を務める講演会「自転車で造るまちづくり」を同市四日町の韮山文化センターで開く。品川さんが自転車の楽しさや自転車を通じた子どもたちへの教育、市民の健康につながる取り組みについて話す。 定員は50人で応募者多数の場合は抽選。同講演会専用サイトで14日までに申し込みフォームに入力する。問い合わせは市観光文化課<電055(948)1480>へ。
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モンゴル国講座で市民ら理解深める 伊豆の国
伊豆の国市友好都市交流協会はこのほど、モンゴルへの理解を深める「モンゴル国講座」を同市のあやめ会館で開いた。 市内外から約80人が、講師の県地域外交課杉村・ゴン・エルデネハタン地域外交専門官から話を聞いた。杉村地域外交専門官は、モンゴルの概要や文化、歴史のほか自治体との交流を解説した。「日本が長年にわたり支援をしてくれていることにモンゴル人は感謝している」と話した。 市はモンゴルの首都ウランバートル市ソンギノハイルハン区と2015年に友好都市交流の覚書を交わした。
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民生児童委員協 静岡市で活動報告 2研究地区
静岡県民生委員児童委員協議会は6日、本年度総会を静岡市駿河区のグランシップで開いた。2021年度から2年間、研究地区に指定された伊豆の国市伊豆長岡と菊川市小笠の両地区の民生委員児童委員協議会が活動を報告した。 伊豆の国市伊豆長岡の室伏美登里会長は見守り対象者への具体的な対応事例を示し、専門機関と連携した解決策などを説明した。菊川市小笠の杉山茂会長は長期休業明けに小中学校で行ったあいさつ運動を紹介。「コロナ禍でも工夫して活動できた」と述べた。 議事では、本年度事業計画など4議案を原案通り承認した。岩倉睦弘会長は「新型コロナの感染拡大によって生活困窮世帯やひきこもりが増加し、近年はヤングケア
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11日伊豆の国で義時・江間まつり 飲食店のマルシェなど
江間郷土研究会は11日午前9時から午後4時まで、北条義時800年忌を記念して「義時・江間まつり」を伊豆の国市南江間の江間公園で開く。折り紙でこまを作るワークショップや、パトカー、消防車の展示を行う。地元飲食店などが集まるマルシェも開く。 入場無料、雨天中止。問い合わせは同研究会<電055(948)4558>へ。
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デザイン思考取り入れ職員提案 伊豆の国市 DX推進でワークショップ
伊豆の国市はこのほど、デザイン思考を取り入れた職員のワークショップを市役所で開いた。昨年度策定した「市デジタルトランスフォーメーション(DX)推進計画」の一環。 防災や移住に関わる企画課や危機管理課などの若手職員20人が、同思考に通ずるNTT西日本(大阪市)社員から指導を受けた。テーマは「どのようなサービスを提供すれば、市民生活をより良くすることができるか」で、アイデアの創出から発表まで一日を通して考え抜いた。農業に関する定額課金制サービスや防災情報アプリなどの部署を横断した事業を、職員の前で提案した。 対話型人工知能(AI)を使った企画を提案した班では、災害時や日常で市民が撮影した写真をネ
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事業計画承認 市民表彰も 伊豆の国市スポーツ協総会
伊豆の国市スポーツ協会はこのほど、総会を同市のあやめ会館で開いた。 昨年度の事業と決算報告、本年度の事業計画と予算案などの計6議案を承認した。役員の改選も行い、会長に飯田靖之氏を新任した。任期は2年。 議事に先立ち、昨年度に優秀な成績を収めた市民や市内団体を表彰した。山下正行市長は「全世代に渡ってスポーツが盛んで、皆さんの姿を見て感動した」と話した。 主な受賞者、受賞団体は次の通り。 水口将希、渡辺莉緒、鶴見大介、河上由奈、角田遥音、角田健基、本多秀、谷口心美、後藤斗磨、湯浅海、高村麻友、萩原陽菜、小山秀子、寄留麻友香、渡辺大虎、岡本剛道、神馬良栄、杉山亮太、栗田全、兼子佑太、竹内郁斗、新谷
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浴衣姿でスポーツや縁日 伊豆の国
伊豆の国市子ども会連合会は4日、「チャレンジ ゆかたで集合!作って遊ぼう!」を同市の韮山時代劇場で開いた。地元の子どもたち約70人が浴衣、甚兵衛(じんべえ)姿でイベントを楽しんだ。 ボッチャやモルックなどのスポーツ、オリジナルの入浴剤やうちわ作りで、小学校、学年を問わず交流した。水風船釣りや輪投げ、くじ引きなどの縁日も開いた。この日は夏日となり、汗を流しながら一足早い夏祭りを体験した。 同市立大仁小4年の堀江正悟君(10)は「ボッチャは負けたけど、みんなで遊べて楽しかった」と話した。
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80歳で20本以上目標 歯と口腔の健康啓発 伊豆の国市で推進委
伊豆の国市はこのほど、本年度1回目の歯と口腔(こうくう)の健康づくり推進委員会を同市の韮山福祉・保健センターで開いた。 市民が80歳の時に20本以上歯を残すことを目指し、昨年度までの歯と健康についての紙芝居やポスター展示などの普及啓発活動を振り返った。本年度の年間計画も確認した。 山下正行市長は「歯の状態は動脈硬化に影響することが分かっているので、健康で豊かな生活を送るためには欠かせない」と話した。新任の武田友良会長は「任期の2年間で活発な活動をしたい」と述べた。
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藤枝で静岡県乾しいたけ品評会 伊豆の朝香さん大臣賞
静岡県椎茸産業振興協議会はこのほど、「第72回県乾しいたけ品評会」を藤枝市岡部町の日椎連乾しいたけ流通センターで開いた。伊豆市を中心に伊豆の国市や藤枝市、森町など県内産の干しシイタケ102点を審査し、最高賞の農林水産大臣賞に朝香博典さん(伊豆市)の天白どんこが選ばれた。 「天白どんこ」「茶花どんこ」「どんこ」「こうこ」「こうしん」の5部門で行い、5人の審査員が大きさや形、色具合などを見比べた。上位入賞品は6月下旬の「第70回全国乾椎茸品評会」に出品される。 主な入賞者は次の通り。 【農林水産大臣賞】朝香博典(天白どんこ、伊豆市) 【林野庁長官賞】福室勝義(茶花どんこ、伊豆市)朝香博典
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8日から定例会 伊豆の国市議会
伊豆の国市議会は1日、議会運営委員会を開き、6月定例会を8日に開会すると決めた。会期は30日までの23日間。 本年度一般会計補正予算案など5案件を審議する。一般質問は9、12、15、16日に行い、計13人が登壇する。
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⚾韮山【高校野球チーム紹介2023夏】
昨年から走攻守バランス良く成長してきた。チームで徹底している約束事や足を絡めた攻撃パターンなどの1年間の成果を、自信を持って試合で体現する。守備では要所を抑える「チーム野球」をモットーにしている。主戦星谷と内野陣の連携を意識して、実戦形式の練習を積んできた。マネジャーが米を30合炊いて作るおにぎりを練習後に食べている。 部長 山口 真央 監督 武井 淳 ①星谷 奎斗(3年、三島錦田) ②小川 勝也(2年、伊東対島) ③塩谷 天聖(3年、伊豆の国大仁) ④杉浦 宏明(3年、沼津門池) ⑤井原 泰造(3年、伊豆の国韮山) ⑥中浜 天恋(3年、長泉北) ⑦鈴木 太智(3年、三島北) ⑧松村 悠
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源氏や北条氏の史跡歩いて巡る 伊豆の国
しずおか健康長寿財団はこのほど、ウオーキングイベント「頼朝・政子ロマンの路歴史探訪」を伊豆の国市内で開いた。 県東部の住民や静岡市、焼津市民ら約80人が、成福寺や北条氏邸跡、願成就院など7カ所を巡るコースを歩いた。約4キロを2時間かけて巡り、伊豆の国歴史ガイドの会会員から源氏、北条氏にまつわる史跡や国宝の説明を受けた。県中部に住む参加者が多く、同市の山や施設、旧街道についての解説も聞きながら、歩いて健康増進を図った。 同財団の鈴木宏幸事務局長は「大河ドラマの効果もあり、県内各地から多くの人が参加してくれてありがたい。楽しんでもらいつつ、健康につながれば」と話した。
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THIS 伊豆 体育祭 中央高 競技名に地元色 ・玉入れ→入れろ!長岡饅頭 ・棒倒し→狩野川アベンジャーズ
伊豆の国市の伊豆中央高で30日、体育祭が行われた。伊豆にちなんだ名前の競技で熱戦を繰り広げた。 生徒は学年、クラスで5組に分かれ、得点を競った。玉入れの「入れろ!長岡饅頭(まんじゅう)」や棒倒しの「狩野川アベンジャーズ」など、競技名に地元色を出している。オリジナル競技の「天城越え」は中腰の生徒の背中を、両手を仲間に補助してもらいながら約100メートル歩く。生徒は声をかけ合いながら、学年の垣根を越えたチームワークで乗り切った。 (大仁支局・小西龍也)
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日本語の美しさ周知 国際ソロプチミスト伊豆天城 フォーラム選考会
国際ソロプチミスト伊豆天城はこのほど、8月に京都市で行われる「ソロプチミスト ユース・フォーラム」に参加する代表女子生徒の選考会を伊豆の国市内で開いた。代表は三島南高(三島市)2年の明石麗奈さんに決まった。会では家族でウクライナの惨禍を伝える活動をしているネデリコ・ミランさん(14)を加え、主張発表や意見交換を行った。 県東部3校5人が「日本の伝統文化」をテーマに、食文化や思いやりの心について発表。その後、生徒同士で「今欲しいもの」「挑戦したいこと」などについて意見交換した。 明石さんは日本語の美しさを伝えていきたいといい、「外国人の日本語教師になることが夢。美しい日本語が多くの人に使われる
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伊豆の国市は若手職員企画 20周年記念事業
2025年4月に迎える伊豆の国市制20周年に向け、市民の機運醸成を図る事業を実施するため、第1回市制20周年記念事業検討委員会が29日、市役所で開かれた=写真=。委員の若手職員11人が節目の盛り上げを担当する。 山下正行市長が主任主事、主事から委員を任命。事務局の企画財政部企画課職員が市の地域活性化に資する取り組みや市制10周年の実績などを説明した。委員は市制20周年式典プログラムや市民に周知するための事業の企画などを話し合った。 委員は今後、月1、2回の会議を行い、来年7月ごろに山下市長へ企画案となる最終報告書を提出する。
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アユ情報 狩野川(5月27~29日)ほか友釣り
狩野川(5月27~29日) 22センチまでが矢熊橋6~19匹。20センチまでが尾崎荘前3~11匹、松ケ瀬つり橋2~34匹。18センチまでが宮田橋3~6匹、嵯峨沢橋8~14匹。17センチまでが飯田おとり店前3~6匹。15センチまでが遠藤橋1~3匹。(狩野川漁協) 興津川(5月20日=解禁日、午後1時まで) 17センチまでが新幹線下流2~6匹、立花橋4~8匹、高瀬出合い4~17匹、黒川出合い1~7匹、片瀬えん堤2~8匹。16センチまでが承元寺えん堤上流2~7匹、梨の木えん堤下流3~10匹、丸淵3~7匹、但沼大橋2~8匹、清水小島中学校前1~5匹、倉庫裏2~10匹、宮島橋3~6匹、和田島橋5~
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市民主役でまちづくり推進 伊豆の国市 プラットフォーム設立
伊豆の国市はこのほど、地元の団体で組織する「まちづくり団体プラットフォーム」を設立した。今後登録の23団体が連携し、課題解決や情報交換にあたる。同市のあやめ会館で設立会を開き、約40人が意見交換をした。 市内では自然保護や歴史研究、防災、観光振興などさまざまな団体が活動しているが、協働での取り組みやつながりは行政を含めて限定的だった。それぞれの団体の強みを効果的に活用し、市民主導のまちづくりを推進しようと企画した。初回の活動となるこの日は、市協働まちづくり課が設立の趣旨説明、3団体が活動報告を行った。意見交換では参加者がグループに分かれ、取り組みを共有したり連携の手だてを話し合ったりした。
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記者コラム「清流」 先進技術で安全運転を
春の全国交通安全運動の一環として大仁署などが開いたサポートカーを体験する交通安全教室を取材した。自動ブレーキ、自動駐車機能を搭載した車を体験した。 特に驚いたのは自動駐車機能。ボタン一つ、数回の切り返しでぴったり駐車場の白線内に駐車した。区画線のないスペースでの駐車にも対応している車種もあり、車同士の接触の減少に効果が期待される。教室では同署管内の交通事故の約4割が追突事故との話が出て、自動ブレーキ機能も事故防止には有効だと思った。 電車が通っていなかったり駅やバス停が遠かったりすると、車での移動に頼らざるを得ない地域もある。加害者にならないためにも、先進技術の助けをうまく借りながら安全
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「高齢者介護学ぶ」 研修員が市長訪問 メキシコ→伊豆の国
メキシコでコミュニティーを基盤とした高齢者の包括介護プロジェクトに取り組む研修員11人が30日、伊豆の国市役所に山下正行市長を訪ね、市内で行う視察研修のあいさつをした。 研修員は同国で高齢者専門医や保健局保健課の職員として働いている。6月1日まで市の高齢者保健、福祉の講義を受けたり、老人ホームを訪問したりする。 山下市長はデイサービスの説明をし、「高齢者のニーズに合った対応や施策に取り組んでほしい」と話した。研修員らは「日本の文化に触れて、文化から生まれているであろう高齢者対応を学びたい」と述べた。
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伊豆の国名産 ミニトマト収穫 特支児童15人
伊豆の国市の伊豆の国特別支援学校小学部の3年生15人が30日、ミニトマトを栽培するJAふじ伊豆伊豆の国果菜委員会の宇田朋幸さん(43)=同市=が所有する市内のハウスで収穫を体験した。 児童は市名産で真っ赤に育ったミニトマトを一つ一つ丁寧に収穫した。学校で栽培していることもあり、「ミニトマトのおいしい食べ方は何ですか」「ミニトマトはどれくらいの時間でできますか」と宇田さんに質問した。宇田さんは「洗ってそのまま食べるのが一番おいしい」「大体2カ月で食べられるようになる」などと回答した。
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日本総合医学会創設 沼田さんの生涯紹介 伊豆の国で講演会
国際ソロプチミスト伊豆天城はこのほど、NPO法人日本総合医学会の伊東修理事長を招き、同医学会の創立者沼田勇さんの生涯を伝える講演会を、伊豆の国市内で開いた。 沼田さんの生誕110周年を記念し、会員16人が伊東理事長から功績などを聞いた。伊東理事長は沼田さんとの出会いや名言を説明。「食事療法により多くの患者を救ってきた」「玄米自然食を骨子とし、東洋医学、民間療法の見直しを図った」と話した。
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ギフト新デザイン、かわいらしく 伊豆の国のブランド振興会総会
伊豆の国ブランド振興会は26日、設立総会を伊豆の国市内で開いた。市の名物を取りそろえた「伊豆の国ブランドギフトセット」のデザイン一新など、地域振興に努める。 規約案や役員の選出、事業計画および予算書の3議案を承認した。望月良則会長は「アフター大河での販路開拓を目指す」とあいさつした。 本年度はふるさと納税返礼品申請準備や市内外のイベントへの出店に取り組む。6月5日から注文受け付けを開始するギフトセットでは、箱に韮山反射炉や市の名産のトマト、狩野川、さらに市商工会のキャラクター「ぬえ左衛門」をあしらったかわいらしいデザインになっている。
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落語と三味線の調和 伊豆の国 文化財施設で公演
伊豆の国市吉田の国登録有形文化財「知半庵(旧菅沼家住宅)」で27日、落語家春風亭昇吉さん(43)と、米国生まれの三味線奏者コリーン・クリスティナ・シュムコーさん(37)がコラボした「粋な五月」(同プロジェクト委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれた。落語と楽器の珍しいコラボで、県内外からの来場者は新感覚を楽しんだ。 公演のメインは落語の怪談話「牡丹灯籠(ぼたんどうろう)」。昇吉さんの言葉による繊細な情景描写に、三味線の作曲も行うシュムコーさんが音色でサポートした。昇吉さん、シュムコーさんのそれぞれの単独公演、対談も行った。 昇吉さんは「知半庵の光、音、雰囲気も一緒に楽しんでほしい
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信号機改善など事業計画報告 大仁署交通規制審議会
大仁署交通規制審議会がこのほど、伊豆の国市内で開かれ、本年度の事業計画として信号機の改善、一般交通規制の変更などについて報告された。 視認性の改善のため、同署管内9カ所の信号機のLED化を行う。伊豆市柏久保の鮎見橋交差点から同市日向地先までの間は最高速度を40キロから50キロに引き上げる。行政の代表者ら約20人が審議し、計画を全て承認した。 参加者は同署管内の交通事故件数の報告を受けた。2025年に同市の修善寺、中伊豆、天城の3中学校を統合した新中学校が開校するにあたり、周辺の交通状況の確認もした。
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シダックス創業者寄贈の志龍講堂 将来への志抱く場に【龍城 韮山高 150周年 今昔ものがたり⑥学校編】
韮山高の龍城門を通り正面右に現れる建物が、同校のシンボルでもある志龍講堂だ。2005年にシダックス創業者の志太勤さん(1953年卒)が建物を県に寄付して以来、生徒の教育活動や学校生活を支える場になっている。 きっかけは同校で講演依頼を受けた際、当時の校長から「講堂の耐震性に問題があるが、予算がない」と相談を受けたこと。「生徒への思い、建設資金、チャンスの三つが偶然重なった」。志太さんは新講堂の建設を申し出た。 「講堂には生徒が勉強しながら語り合い、食事ができる場が必要」と、1階に売店を併設した食堂ホールのほか、同校の歴史や卒業生の業績を紹介する展示コーナーを作り、2階に約千人を収容する講
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文化財展示施設 新設へ調査着手 伊豆の国市
伊豆の国市は26日までに、新たな文化財展示施設の設置に向けた調査、検討に着手したと発表した。 設置時期や場所は未定。市郷土資料館の移転に関する議論や市民から寄せられた意見を踏まえ、改めて文化財などを公開する拠点施設が必要と判断した。同資料館の保管物の一部も移動する予定。 市は今年、同資料館を大河ドラマ館がある韮山時代劇場映像ホールに移転する構想を見直していた。
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重大少年事件、記録廃棄問題「後世に残す意識なく」 静岡県内3事案「検討なく廃棄」
「組織として記録を後世に残すという意識がなかった」。重大少年事件の記録廃棄問題で25日、記者会見した最高裁の小野寺真也総務局長は、最高裁の不適切な対応があり、各裁判所で長年にわたり記録保存の運用が浸透せず、深刻な事態を招いたことに苦渋の表情を浮かべた。 午後3時過ぎに最高裁内の一室で始まった記者会見には多くの報道陣が集まった。「事件に関係する方々を含め、国民の皆さまにおわび申し上げます」。出席した小野寺局長ら3人は深々と頭を下げた。 調査報告書によると少年事件の件数は減少しているものの、民事や家事事件を中心に記録の分量は大きく増加。全国的に保管スペースが手狭だったことから、1991年に「
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思い出の「たこ焼パパさん」 生徒集い恋愛相談も【龍城 韮山高150周年 今昔ものがたり⑤学校編】
30代から50代の韮山高出身者にとって、忘れられない「居場所」がある。かつて通学路沿いのスーパー横で営業していた、赤い屋根が目印のたこ焼き店「たこ焼パパさん」だ。 「パパさん」こと清野正孝さんが、妻の寿美子さんと開業したのは1988年。最初は下宿生が常連になり、その後部活帰りに集まれるスポットとして生徒に定着した。生徒との関係性について「多感でいろんなこと考える時期でしょ。友達にも親にも先生にも言えないことを相談できる、身近な大人だったのかな」と寿美子さんは振り返る。 独特なのは、部活ごとの「つけ帳」文化。先輩が後輩のために代金を預け、メッセージを添えて記帳した。ソフトクリームをコッペパ
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落語と三味線、新感覚の共演 春風亭昇吉さん×シュムコーさん 27日から伊豆の国で怪談話
伊豆の国市吉田の国登録有形文化財「知半庵(旧菅沼家住宅)」で27、28の両日、落語家春風亭昇吉さん(43)と、米国生まれの三味線奏者コリーン・クリスティナ・シュムコーさん(37)がコラボする異色のイベント「粋な五月」(同プロジェクト委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれる。関係者は「古き良き日本文化を現代風にして再興するきっかけにしたい」と目を輝かせる。 公演のメインは落語の怪談話「牡丹灯籠(ぼたんどうろう)」。昇吉さんの言葉による繊細な情景描写に、三味線の作曲も行うシュムコーさんが音色でサポートする。主催団体のあわやのぶこ代表(71)によると、落語と楽器のコラボは珍しく、「普段落
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角川俳句短歌 静岡県内12人入賞
角川文化振興財団は24日、第17回角川全国俳句大賞と第14回角川全国短歌大賞の入賞者を発表した。静岡県内からは12人が選ばれた。 【俳句】自由題部門秀逸 松本義久(浜松市)松永敏秀(静岡市)中川正男(浜松市)吉野民子(同市)山岸文明(伊豆の国市) 題詠部門特選、静岡新聞社賞 渡井文代(富士宮市)▽静岡新聞社賞 名倉悦子(浜松市) 【短歌】自由題部門特選 佐藤きみ子(湖西市)▽秀逸 大庭拓郎(浜松市)▽佳作 海瀬安紀子(静岡市)室野英子(伊豆市) 題詠部門静岡新聞社賞 松井恵(浜松市)
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自主性発揮する龍城祭 学校舞台 ゲーム開発【龍城 韮山高150周年 今昔ものがたり④学校編】
韮高生の自主性が発揮される一大行事が5月中旬の龍城祭だ。1年の多くを勉強と部活に費やす同校でも、4月末から祭りまでは準備に集中する特別な時期。初日は文化部が舞台発表する芸能祭、2日目が模擬店の並ぶ文化祭、最終日の3日目は体育祭、そして出し物で盛り上がる後夜祭がフィナーレを飾る。今年はコロナ禍を経て、文化祭を4年ぶりに一般公開した。 近年はスマートフォンや動画などデジタル技術を活用した展示も増えた。今年は物理部が3Dゲーム「NIR=A」を発表した。学校周辺の地形をモデルに、廃虚化した世界を探検する3Dアクションゲーム。「物理部は元々、帰宅部扱いだった。ゲーム構想を立ち上げたら、他の部活や他校
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児童が取材のこつ学ぶ 「IZUCCO」情報誌発行へ 伊豆の国で講座
伊豆の国市の魅力を小学生が取材、執筆する地域情報誌「IZUCCO(いずっこ)」の第4号の発行に向けた初回講座がこのほど、同市の大仁くぬぎ会館で開かれた。児童が取材や写真撮影、冊子のデザインのこつを学んだ。 今回参加するのは市内の小学3~6年生の20人。児童はデザイナーの大塚公美子さん(35)=同市=と、市内で新たに開くジェラート店のポスター作成に10分で取り組んだ。ジェラートを大きく描いたり「全て伊豆の国市の食材を使っています!」と店の自慢を書いたりして作成した後、大塚さんから「伝えたいことを伝えるための表現をどう考えるかが大事」とアドバイスを受けた。 児童は市内中学生の「子ども編集部」
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上まで登るぞ 伊豆の国 小学生ら体験 ツリークライミング
ツリークライミングのイベントを手がける「BRANCH」(伊豆の国市)はこのほど、同市の市民の森浮橋で体験会を開いた。 地元の小学生らが同社スタッフから指導を受け、高さ5~10メートルの大木を登った。木に設置したロープを操りながら上を目指した。地上で見守る保護者に「とても高い」「もっと上まで行く」と大きな声で伝え、樹上から自然の景色を楽しんだ。
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大仁駅、三島広小路駅に副駅名「ともにつくる、つぎをつくる。」伊豆箱根鉄道
伊豆箱根鉄道は23日、大仁駅(伊豆の国市)と三島広小路駅(三島市)の副駅名権のスポンサー契約を東芝テック(東京都)と締結した。副駅名は同社の経営理念を参考にした「ともにつくる、つぎをつくる。」となった。 駅名標に副駅名と同社のロゴマークを表記し、電子レシートサービスのイメージキャラクター「レシオ」が登場している。電車内CMの放送を行うことも決まり、「グローバルトップのソリューションパートナーへ」というアナウンスが同駅に到着する車内で流れる。 契約は大仁駅が年間55万円、三島広小路駅が年間77万円で、それぞれ2年契約。大仁駅で行った除幕式で、同社の錦織弘信社長は1950年に大仁地区で創業し
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歌唱指導 新時代へつなぐ 生徒主体 伝統見直し【龍城 韮山高150周年 今昔ものがたり③学校編】
「押忍!」。4月中旬の放課後、1年生の教室から声が聞こえた。新入生の通過儀礼ともいえる「歌唱指導」の伝統は、コロナ禍を機に大きく揺らいだ。 歌唱指導は夏の野球応援に向け、約1週間かけて応援団が新入生に校歌や応援歌を教える自主的な行事。歌を覚えることに加え、理不尽とも思える指導を耐え抜いて仲間との絆を強め、校訓でもある「忍」の精神を養うのが目的とされていた。 ところが新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年、休校に伴い中断。飛まつ防止のため翌年以降は1~2日に短縮し、寮歌の練習もなくなった。生徒は「歌詞があやふやなまま卒業してしまう」と伝統の存続を危ぶんだ一方、「歌を覚えるのが目的なら
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少子化、学区自由化の波 名門も自助努力必要龍城【龍城 韮山高150周年 今昔ものがたり②学校編】
志願倍率0・98倍―。 2023年度の入学者選抜試験で、韮山高普通科は募集定員240人に対して志願者数が236人となり、倍率が1倍を下回る「定員割れ」となった。 併願可能な理数科の志願者数が募集定員40人を大きく上回ったため、実際に入学した両科の生徒数は定員を確保した。だが、日本の社会が直面する少子化の影響は県内最古の名門校にも影を落とす。小川圭一校長は「普通科は充足しないのではないか、という雰囲気が昨冬からあった。教職員間に危機感はある」と口にする。 県内公立高校の通学区域は撤廃され、小学部や中学部を併設して一貫教育に乗り出す私立高校も増えている。選択肢は広がり、特に三島市や駿東郡
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産地維持へミカン改植 レモン生産へ 静岡県東部JAと生産者団体
JAふじ伊豆(沼津市)と生産者団体の東部地区柑橘委員会はこのほど、2023年度協議会を伊豆の国市で開いた。農家の高齢化と減少に直面する中、産地の維持・発展に向け、ミカンのブランド品種への改植やレモンの生産拡大に取り組む方針を確認した。 同JAは静岡県東部の8農協が合併して、2022年4月に発足した。初年度のかんきつ類販売高は16億3千万円で、県内有数のミカン産地である沼津市西浦地区が「表年」だったこともあり、好調に推移したという。10年後の31年度の販売高目標は、6・6%増の17億3800万円とした。 地域ブランドミカン「寿太郎」の苗供給数は23年度の900本から1600本に増やし、ミカ
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待望! 狩野川でアユ釣り解禁 愛好家が続々と
静岡県東部、伊豆地域を流れ、アユの友釣りの聖地として知られる狩野川で21日、アユ釣りが解禁された。待ちわびた愛好家が続々とさおを繰り出した。 伊豆市の修善寺橋付近では、釣り人が十数メートル間隔で並び、魚影を追った。狩野川漁協によると、今年は遡上(そじょう)も多く見られ、特に上流部で活発。アユは10~23センチで小さめが多いという。 また、静岡県と伊豆市は本年度から、カワウ被害が増えている中で、ドローンを活用した対策も行う。 同漁協は5月上旬から中旬にかけて、伊豆の国市の神島橋付近と伊豆市柏久保の狩野川支流の大見川には10~15グラムほどの海産稚魚計千キロを、伊豆市の上流域には20グラム
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知られざる創設者・柏木忠俊 胸像制作し再び顕彰【龍城 韮山高150周年 今昔ものがたり①学校編】
戦国時代の武将北条早雲の居城があった龍城山の麓にある韮山高(伊豆の国市)は今年、創立150周年を迎えた。県内で最も歴史ある公立校の過去と現在をひもときながら、新たな未来像を探る。 ◇ 創立記念日の4月15日、創設者の柏木忠俊(1824~78年)の胸像が学校職員室前に設置された。同校150周年史の編さん副委員長を務める桜井祥行前校長(1980年卒)は「歴史に埋もれていた柏木先生の功績が、やっと伝わった」と感慨深げに見つめた。 桜井前校長が赴任した2016年当時、柏木の写真は校長室に1枚置かれているのみ。創設者を教員に尋ねても、挙がるのは幕末に韮山反射炉や東京・お台場を造成した先
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伊豆の国のALT 5歳児に英語指導 市が本年度開始
伊豆の国市は本年度から、市内の保育園、幼稚園、認定こども園計12園の5歳児を対象とした外国語指導助手(ALT)による英語の指導を始めた。 幼児期から英語や異文化に触れる環境づくりの推進が目的。公立園では1回1時間で月2回程度、園児は歌やゲームを通じて英語に親しむ。私立園でも同程度の英語教育事業を実施している。市は本年度予算のうち、4600万円を英語教育の推進に充てている。
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全国20市町村首長 課題解決へ研究会 都内で首長サミット
全国の信用金庫でつくる「よい仕事おこしネットワーク」(事務局・城南信金)は15日、東京都内で初の全国首長サミットを開いた。伊豆の国市の山下正行市長ら同ネットワークの取り組みに賛同する20市町村の首長が参加し、人口減少・高齢化など共通課題の解決や地域活性化に向けた研究会の発足を決めた。 研究会は11月に都内で開かれる信金のネットワークを生かした商談会「よい仕事おこしフェア」で成果発表を行う方針。城南信金の川本恭治理事長は自治体や企業、大学など100を超える団体がフェアの実行委と包括連携協定を締結したことを紹介し「各地の好事例を共有することで、全国的な困り事の解決につなげていきたい」と意気込ん
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ベトナム国籍の男性、背中に刺し傷 伊豆の国市
13日午後10時半ごろ、伊豆の国市北江間で「男性が出血し、けがをしている」と119番があった。駿東伊豆消防本部によると、ベトナム国籍の20代男性が病院に搬送された。命に別条はないとみられる。背中に刃物で刺されたような幅3センチの刺し傷や複数の切り傷があり、消防隊員が駆けつけた際には知人に抱えられていたという。 関係者によると、男性は同日、同所のアパート内で外国人とみられる複数の知人と酒を飲んでいた。何らかのトラブルが生じて刺された可能性がある。現場にいたとされる知人のうち、1人と15日夕方時点で連絡が取れていないという。 大仁署は現場の状況などを詳しく調べるとともに、知人の行方を追ってい
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伊豆周遊、景色楽しむ エロイカジャパン、国内外から自転車愛好家
サイクリングイベント「エロイカジャパン2023」(エロイカジャパンイン伊豆半島実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が13日、伊豆市などで始まった。国内外から訪れた自転車愛好家が風光明媚(めいび)で起伏のある伊豆半島の周遊に繰り出した。 国内からの参加者のほか、イタリアや米国などから来日した約40人が合図とともに伊豆箱根鉄道修善寺駅をスタート。この日の参加者は、「長嶋茂雄ロード」や伊豆長岡温泉などの主に伊豆の国市内を走る33キロのコースと、それらに加え天城湯ケ島温泉郷、筏場のわさび沢などの伊豆市内も巡る65・4キロのコースに分かれ、行程を楽しんだ。 イベントの発祥は1997年のイタリ
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韮山城や早雲発信 継承を市長に要望 伊豆の国市民有志
伊豆の国市民有志によって結成された「韮山城 早雲公を顕彰する会」は11日、市役所に山下正行市長を訪ね、活動支援についての要望書を提出した。 要望には市の歴史文化を活用し、郷土愛の高揚と観光文化の振興を促す方策を掲げた。大川清仁会長(73)は「大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の北条義時のように、北条早雲の魅力を市全体で発信したい」と話し、山下市長は「韮山城は2025年度の国指定史跡の登録を目指している。その年は市制20周年でもあるので、連携して継承活動に取り組みたい」と述べた。 同会は4月に結成。今後市内の子どもたちへの出前講座やオリジナルの絵馬の作成などの活動を予定している。
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採用試験受験者 伊豆の国市が募集 31日まで
伊豆の国市は31日まで、来春の職員採用試験の受験者を募集している。合併後初となる社会人経験者の募集を行う。募集は一般事務、保健師、土木、幼稚園教諭および保育士の4職種。1次試験の「テストセンター試験」は全国の会場で受験できる。 詳細は市ホームページへ。
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市長と新規職員が歓談 伊豆の国市
伊豆の国市は11日、本年度新規採用職員と山下正行市長との昼食休憩を使った懇親会を市役所で開いた。弁当を食べながらさまざまな話題を気兼ねなく語り合った。 この日は長寿介護課、幼児教育課の職員4人が参加し、所属や仕事内容のほかに、大変なことや仕事で意識していることを伝えた。出身地や取り組んでいたスポーツ、ゴールデンウイークの過ごし方といったプライベートな内容も話し、緊張しながらも笑顔で歓談した。山下市長に海外での経験や趣味についても尋ね、貴重な機会を満喫した。 山下市長は最後に市民が安心して暮らせる街になるように頑張ろうといい、仕事については「1人で悩まないで相談することを大事にしてほしい」
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伊豆の国で出土 石櫃展示 国の重文指定30年で企画展
伊豆の国市は7月23日まで、企画展「北江間横穴群の石櫃(いしひつ)」を同市三福の市郷土資料館で開いている。 天皇に仕えた役人を指すとの説が有力な「若舎人(わかとねり)」の銘が刻まれた石櫃が、国の重要文化財指定から30年の節目に企画した。国指定史跡「北江間横穴群」から出土した石櫃や土師(はじ)器、須恵器など約30点が並ぶ。国などが調査した1974~80年当時の横穴群の写真や資料も展示している。 毎週月曜、26日、6月25~30日は休館。開館時間は午前9時から午後4時半。入館無料。 重要文化財に指定された石櫃は、同市長岡のあやめ会館1階で常時公開されている。
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花咲く伊豆の国 推進協が総会 4議案承認
花咲く伊豆の国推進協議会はこのほど、総会を伊豆の国市役所大仁庁舎で開いた。 昨年度の事業報告と収支決算、本年度の事業計画と収支予算の4議案を承認した。本年度の事業計画では、伊豆長岡温泉場通りの花飾りの植え替えや先進地視察研修に取り組む。
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記者コラム「清流」 新しい制服で交流
伊豆中央高(伊豆の国市)と修善寺中(伊豆市)の入学式では、新入生が新しい制服に身を包んだ。制服は各校とも上級生とは大幅に違うデザインだった。 同高では1979年の開校以来初めてのリニューアル。女子生徒の制服の色はグレーが基調になった。同中と天城中、中伊豆中の新入生は、3年次に3校を統合した新中学校が開校することから、同じ制服を着用できるよう一新され、紺色がメインとなった。また、どの学校でもスカートかスラックス、リボンかネクタイを選択できるようになった。生徒は自身に合ったスタイルで式に臨んでいた。 各学校は多様性への配慮や生徒のニーズを反映。組み合わせを選択できるので、おしゃれをすることも
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不審者対応 迅速に 伊豆の国・大仁北小で訓練
伊豆の国市立大仁北小で10日、校内に侵入した不審者から児童らの身を守る防犯訓練が行われた。素早い情報伝達で全校に危険を伝え、複数の男性教諭が集まって不審者を取り押さえる方法を確認した。 大仁署員が扮(ふん)するスーツ姿の不審な男が1年生の教室に侵入すると、男性教諭が応対する間に児童がベランダから避難した。異変はすぐに職員室や教室に伝わり、緊急放送で全校児童に危険を知らせた。爆発物の入ったペットボトルを見せ、刃物を突きつける不審者に対し、駆けつけた男性教諭がさすまたや机などで応戦した。 訓練後グラウンドに集合した児童は、避難完了までにかかった時間を教諭と振り返った。同署生活安全課の永井啓太
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交通ルール 学校周辺で確認 伊豆の国特別支援学校生
伊豆の国市の伊豆の国特別支援学校は10日、交通安全教室を開いた。小学部の4~6年生約40人が交通安全協会大仁地区支部の交通安全指導員と学校周辺を歩き、交通ルールを確認した。 児童は横断歩道の正しい渡り方や信号のルールを学習。2グループに分かれて学校周辺の踏切と国道136号の交差点に向かい、それぞれで教わった内容を再確認した。踏切に向かったグループでは、渡る前に右、左、右を確認すること、渡ったら周囲から車が来ていないか目視することを徹底した。
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オートバイ転倒、運転男性搬送 伊豆スカイライン 一時通行止め
10日午前6時ごろ、伊豆の国市浮橋の伊豆スカイライン下り線で東京都八王子市の男性(56)のオートバイが転倒し、男性が軽傷を負った。事故の処理などで、同スカイライン山伏峠インターチェンジ(IC)-亀石峠IC間の上下線が約2時間半、通行止めになった。
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伊豆の国で倉庫焼く けが人なし 9日正午ごろ
9日正午ごろ、伊豆の国市田中山の峰工務店の倉庫から出火し、鉄骨平屋建ての倉庫1棟が全焼し、近接する倉庫1棟が半焼した。けが人はいなかった。大仁署などが出火原因を調べている。
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21日、伊豆の国で「モンゴル国講座」 歴史や文化学ぶ
伊豆の国市友好都市交流協会は21日午後2時から4時まで、モンゴルへの理解を深める「モンゴル国講座」を同市長岡のあやめ会館で開く。 市はモンゴルのウランバートル市ソンギノハイルハン区と都市交流の覚書を交わしている。本年度、市民団体や地元中学生のモンゴル訪問の再開を予定しているため、同協会が企画した。県地域外交課の杉村・ゴン・エルデネハタン地域外交専門官がモンゴルの歴史や文化などについて講義する。 申し込みは19日午後5時までに、市協働まちづくり課内の同協会事務局<電055(948)1412>へ。
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陶芸作家4人 伊豆の国で作品展 個性豊かに200点
伊豆の国市中のギャラリー「noir(ノアール)/NOKTA(ノクタ)」で14日まで、4人の陶芸作家による作品展「陶森(とうもり)」が開かれている。 マグカップや皿、花器など、カラフルな色合いで作家の個性が前面に出た作品約200点が並ぶ。南伊豆町の「岩殿寺窯」で働いていた古荘美紀さん(55)=東京都世田谷区=は、作品に西伊豆町の土を使用。練らずにたたいて伸ばすことで、土の色の違いがまだら模様となって作品の一部に現れている。 開館時間は午前11時から午後5時まで。木曜休館。
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ジオ学習成果 ポスターに 長岡中生徒が制作、展示 伊豆
美しい伊豆創造センターは6月20日まで、伊豆の国市立長岡中の生徒が制作したジオポスターを伊豆市修善寺の伊豆半島ジオパークミュージアム「ジオリア」で展示している。 同校2年生は昨年度、総合的な学習で地域の商業施設を取材したり、理科の授業で学校敷地内の地層の観察をしたりして、地元の大地の成り立ちと変化を学んだ。1年間の学習の総まとめとしてポスターを作り、校内表彰で選ばれた作品が並んでいる。 「伊豆長岡の大地の歴史と地震の仕組み」「大室山プレゼンツアー」など、テーマを設定。フィールドワークを通して学んだ伊豆半島の歴史や地形を、写真を織り交ぜて紹介している。展示作品は伊豆半島ジオパークのホームページ
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公共施設の再配置 26日まで意見公募 伊豆の国
伊豆の国市は26日午後5時まで、公共施設再配置計画(改定案)に対する意見を公募している。計画は市役所伊豆長岡庁舎の企画課窓口や大仁、韮山両支所の市民課窓口、市ホームページなどで公表している。意見の提出は企画課への持参、郵送、ファクス、メールで受け付ける。問い合わせは伊豆の国市役所企画課<電055(948)1413>、詳細は市ホームページへ。
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伊豆の国市テーマ 俳句と短歌を募集
伊豆の国市の「韮山反射炉を愛する会」は12月末まで、反射炉などを題材にした俳句と短歌を募集している。 反射炉やその関連施設のほか、同市の歴史、風物をテーマにした作品も可。応募は各部門3作品までで、反射炉関連の作品を1作品以上応募する。優秀作品には賞を贈り、全作品をまとめた作品集も制作する。 反射炉にある規定用紙に記入するか、同会事務局からメール、ファクスで規定用紙を取り寄せる。応募は郵送、メールなどで受け付けている。問い合わせは同会事務局<電0558(76)0030>へ。
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身近な風景の版画41作品並ぶ 伊豆の国で14日まで
伊東市富戸の絵本作家兼版画家田中清代さん(50)の版画展「ひかりのけはい」が6日、伊豆の国市中のギャラリー「noir(ノアール)/NOKTA(ノクタ)」で始まった。14日まで。 同市の城ケ崎海岸の遊歩道やシュノーケリングで見た海中といった身近な風景の凹版画など41点が並ぶ。宮沢賢治の物語やアンデルセン童話から印象に残ったシーンも版画で表現した。田中さんが制作した絵本「くろいの」の原画も飾られている。 田中さんは「作品の陰影部分に注目してほしい」と話した。 午前11時から午後5時まで。木曜休館。
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色鮮やかなバラ 各地で見頃 先代女将が栽培 伊豆の国
伊豆の国市中の民宿「一句石(いっくいし)」前の「女将(おかみ)さんのバラ園」で、色とりどりのバラが咲き始めている。 1300平方メートルの敷地に約350品種、2千株が植えられ、赤、黄、ピンクなどさまざまな色の花が咲いている。一句石の女将、松井佳代さんによると、2日現在で三分咲き。10日が見頃で、20日ごろまで楽しむことができるという。 バラは約20年前に先代女将の小林一世さんが栽培を始めた。松井さんや従業員も手入れを手伝っている。
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「パン祖のパン」こんがり 伊豆の国 江川邸でフェス
「江川邸パンフェスタ」(江川文庫主催)がこのほど、伊豆の国市の国指定重要文化財「江川邸」で開かれた。 幕末の韮山代官江川太郎左衛門英龍が兵糧食としてパン製造に取り組み、「パン祖」と呼ばれることにちなんだ企画。地元の飲食店や雑貨店など38店が並んだ。英龍の1842年のレシピを基に作った「パン祖のパン」を、邸内のかまどを使って調理し、販売した。 同文庫の橋本敬之学芸員(70)は「英龍の文化財や功績を多くの人に知ってもらい、楽しんでもらえたら」と話した。
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議長に柴田氏 副議長は高橋氏 伊豆の国市議会
伊豆の国市議会は28日、臨時会で正副議長選を行い、柴田三敏氏(75)を議長、高橋隆子氏(52)を副議長に選出した。 柴田三敏氏(しばた・みつとし)ホテル役員。3期。古奈 高橋隆子氏(たかはし・たかこ)農業。2期。韮山山木
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5議案を可決・同意 伊豆の国市議会臨時会
伊豆の国市議会は28日、臨時会を開き、正副議長や各常任委員会、議会運営委員会などの人事を決めた。 市人権擁護委員の菊池之利氏(69)の6月11日からの市教育長任命にも同意した。任期は3年。ほかに3億7千万円を追加する2023年度一般会計補正予算案など5議案を原案通り可決・同意した。 各委員会の正副委員長は次の通り(正副順)。 総務産業建設 井川弘二郎、八木基之▽福祉文教環境 森下茂、山本昭彦▽議会運営 鈴木俊治、笹原恵子
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女性部総会 2議案承認 伊豆の国市商工会
伊豆の国市商工会女性部は26日、通常総会を市内のホテルで開いた。昨年度の事業報告と収支決算、本年度の事業計画と収支予算の2議案を承認した。 本年度の事業計画では、県内外の商工会女性部員と交流する「おもてなし受け入れ事業」や、愛知県での先進地視察研修に取り組む。土屋洋美会長(67)は「地道な積み重ねで市の元気につながるように励みたい」と話した。
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蔵春院と檀信徒 浄財20万円寄付 伊豆の国市と市社協に
伊豆の国市の蔵春院の檀(だん)信徒は24日、福祉振興のため、10万円を市と市社会福祉協議会にそれぞれ寄付した。 同院の恒例行事「花まつり」でのチャリティーバザーなどで集まった浄財を充てた。檀信徒の飯田英之代表(75)、同院の山田元晶住職(71)ら役員4人が市役所を訪れ、山下正行市長に寄付金を手渡した=写真=。 飯田代表は「行事がコロナ禍で行えず、4年ぶりに寄付できた。改めて市の福祉のために続けたい」と話した。
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頼朝、政子のゆかりの地散策 5月22日、伊豆の国
しずおか健康長寿財団は5月22日、ウオーキングイベント「頼朝・政子ロマンの路歴史探訪」を伊豆の国市内で開く。 成福寺や北条氏邸跡、願成就院など7カ所を巡る約4キロのコースを、伊豆の国歴史ガイドの会会員の説明を受けながら歩く。源氏、北条氏に関わる文化財や伝承が残っている場所を約2時間かけて回る。 参加者は午後1時に伊豆箱根鉄道韮山駅に集合。申し込み、問い合わせは同財団<電054(253)4221>へ。
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園児が花壇に植栽体験 マーガレットなど250本 伊豆の国
伊豆の国市ののぞみ幼稚園年長児が20日、トヨタユナイテッド静岡伊豆の国店(同市)敷地内の花壇とプランターに花を植栽した。 同店の地域貢献活動の一環で、園児23人は「伊豆の国市花の会大仁支部」の会員と体験した。シャベルで土を掘った後、ポットに入ったマーガレット100本、マリーゴールド100本、ラベンダー50本を植えた。紫色や黄色の色とりどりの花に「もっと大きく育ってね」「きれいになってね」と声をかけながら植栽した。
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幼児期の成長育む 関わり方は 5月21日、伊豆の国で講演会
伊豆の国市は5月21日午後1時半から4時まで、お茶の水女子大の宮里暁美教授の講演会「幼児期の成長に大切な関わり方」を同市四日町の韮山文化センターで開く。 子育て中や子育てに関心を持っている人が対象。人格の基盤を形成する1歳前後から就学前までの時期に大切な保護者や養育者の役割および幼児との関わり方を学ぶことができる。 参加費は無料。申し込みは同月19日までに市ホームページの専用フォームに入力するか、市生涯学習課<電055(948)1461>へ。
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インフルで2校 学年・学級閉鎖 磐田と伊豆の国
静岡県は21日、小学校2校でインフルエンザに感染したとみられる患者計69人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設の患者数は次の通り。 伊豆の国市の小学校60人、磐田市の小学校9人。
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レモンビールリニューアル 醸造所×ラーメン店、苦手な人もゴクゴク!
伊豆の国市中の醸造所「反射炉ビヤ」と三島市北田町の「ラーメンやんぐ」が共同開発した「生搾りレモンビール」がこのほど、原材料の一部とデザインをリニューアルした。山田隼平醸造長(30)は「果実味が感じられるフレッシュ感を味わってほしい」とアピールする。 原材料に使われているレモンは高梨哲宏店主(37)の義理の祖父青木敬一さんが生産した沼津市西浦産のレモンを使用し、すっきりとした味わいになった。ラベルはビール瓶を覆う全面のシールになり、瓶を並べるとレモン畑のように見える。醸造量は、開発した2020年は150リットル、その2年後には千リットルだったが、今回は2千リットルまで増量した。 同ビール
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伊豆の国市長とまちづくり語ろう 座談会参加者募集
伊豆の国市は今月から、市長座談会「市長と語ろう」を開始し、参加者を募集している。 まちづくりに関連するテーマについて、山下正行市長と直接対話する。市民の声を反映させ、「市民が主役のまちづくり」を推進するために企画した。 対象は市民または市内に通勤通学している人を中心として構成された団体で、当日5人以上参加できること。申し込み団体が希望する日時、場所で1時間程度行う。開催希望日の30日前までに市ホームページの専用フォームもしくは開催申込書で申し込む。詳細は市ホームページへ。
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定期総会で4議案承認 伊豆・大仁地区保護司会
大仁地区保護司会定期総会が18日、伊豆市の修善寺生きいきプラザで開かれた。 昨年度の事業報告、収支決算・募金会計と、本年度の事業計画、収支予算の計4議案を承認した。本年度事業計画では、伊豆の国市役所大仁庁舎2階での更生保護サポートセンター開設や業務のICT化に取り組む。
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おもてなし、愛犬にも 「イヌバウンド」客獲得目指す 宿泊“犬”数6000匹 伊豆長岡温泉・小松家八の坊
伊豆長岡温泉の旅館「小松家八の坊」が、愛犬家の利用に特化した大胆なリニューアルに踏み切り、話題を呼んでいる。年間1500匹だった“宿泊犬数”は昨年度、約6千匹まで増えた。旅館を運営する望月敬太専務(38)が目指すのは愛犬を伴った訪日外国人旅行(インバウンド)、「イヌバウンド」文化の確立、開拓だ。 同旅館には愛犬と過ごせる設備が豊富にそろう。添い寝ができるベッドや一緒に入れる露天風呂も整備した。ソファやテーブル、壁紙などは引っかいても差し支えのない素材に。屋上にはドッグラン、犬専用の作務衣(さむえ)もある。 昨年末には広さ約120平方メートルの2部屋を改修。愛犬と家
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韮山高教諭が22日市民講座 創立150周年記念事業 伊豆の国
伊豆の国市の韮山高有慶館(同窓会館)で22日午後1時半から、同校の創立150周年記念事業の市民講座が開かれる。 同校の古賀恵介教諭が「江川坦庵公像のなぞ」と題して講演する。問い合わせは同窓会事務局<電055(940)0770>へ。
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コロナワクチン 春と秋接種開始 伊豆の国市
伊豆の国市は19日、本年度の新型コロナウイルスワクチンの接種を5~8月の春開始接種と9~12月の秋開始接種の2段階で実施すると発表した。国が無料で打てる予防接種法の特例臨時接種を2024年3月まで1年間延長したことへの対応。春開始接種はオミクロン株対応2価ワクチンで、65歳以上の高齢者や5歳以上で基礎疾患がある人、医療、介護従事者が対象。一部の対象者への接種券は28日ごろの発送を予定する。秋開始接種では使用ワクチンは未定で、5歳以上の全年代を対象とする。 会場は韮山福祉・保健センター(同市四日町)、伊豆保健医療センター(同市田京)、順天堂大静岡病院(同市長岡)の3カ所。いずれの接種も1、2回
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静岡県にデジタル活用求める 行政経営推進委が意見書
静岡県行政経営推進委員会(佐藤克昭委員長)はこのほど、今後の県の行政経営について、さらなるデジタル技術の活用や人材育成強化などを求める意見書を川勝平太知事に提出した。 同委員会は行政経営の検証や課題を検討する。2022年度は、行政改革の進捗(しんちょく)や「行政経営革新プログラム2025」(計画期間22~25年度)の事業、業務のペーパーレス化を検証した。 意見書は、限られた財源と人的資本の制約の中、環境変化に適応するために「これまでの延長線ではない変革」を求めた。デジタル技術・データ活用による県行政のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、ペーパーレス化による県民の利便性向上や行
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FMいずのくに 開局10年でマルシェやライブ 韮山時代劇場でにぎわい
「FMいずのくに10thアニバーサリー」(同FM、伊豆の国市主催)がこのほど、同市の韮山時代劇場で開かれた。 同FM開局10周年を記念したイベント。マルシェとして、同市のスイーツ店「九(いちじく)」など、地元と県東部の飲食店、雑貨店18店舗が出店した。同FMでパーソナリティーとして番組を持っているアーティストや裾野市のシンガー・ソングライター、フルヤトモヒロさんのライブも行われた。イベント終了後は10年間を振り返る同FM開局10周年特別記念番組を放送した。 神田凌介局長(31)は「災害時などを含め、今後も市民の方に寄り添って関わることを大事にしたい」と話した。
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伊豆の国市指定有形文化財 北條寺文書 初公開
伊豆の国市はこのほど、同市南江間の北條寺が所有し、昨年3月に市指定有形文化財に登録された中世の古文書「北條寺文書」を同寺で一般に初公開した。同日のみの公開で、地元や関東圏から約60人が訪れた。 同文書は同市の中世寺院経営や北条氏の領国支配の実態を伝える資料。既に廃寺となっている同市南江間の吉祥寺(きっしょうじ)、同市寺家の円成寺(えんじょうじ)などの古文書も含む文書群で、戦国大名の寺院管理の様相もうかがえる。北條寺では室町時代から近代にかけての古文書類56通を所有し、中世に作成された14通が同文書として市指定有形文化財に登録されている。同文書の北条氏康判物(はんもつ)、足利将軍家御教書(みぎ
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こんにゃくの花が開花 伊豆の国・杉山さん宅
伊豆の国市三福の杉山ふみえさん(81)方の庭で、数年に1回しか花が咲かないと言われているこんにゃくの花が開花し、近所で話題になっている。 花は8本、最も高いのは約150センチ。先端には約50センチの紫褐色の「肉穂花序(にくすいかじょ)」があり、独特の強い臭いを放っている。下部に付いている赤黒い花びらのような部分は「仏炎苞(ぶつえんほう)」で、臭いにつられて入ってきた虫を内部に閉じ込める仕組みになっている。英語圏では「Devil’sTongue」(悪魔の舌)と呼ばれ、大きく開けた口から天に向かって鋭くとがった舌を出しているように見える。 杉山さんによると、50年以上前に母親が庭にこんにゃくの種
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指輪など100点以上 総額1000万円超盗難 アピタ大仁店
17日午前0時ごろ、伊豆の国市吉田のアピタ大仁店で、多数の貴金属が盗まれる被害があった。大仁署によると、盗まれたのは指輪など100点以上で、被害額は1千万円以上とみられる。同署は建造物侵入と窃盗の疑いで捜査している。 同署によると、2階の店舗で陳列されていたり、キャビネットに入っていたりした商品が盗まれていたという。防犯カメラの映像から、犯人は2人とみられる。 3階の非常口から逃走したもよう。開店中に店内に潜んでいたか、3階の立体駐車場で閉店を待っていた可能性がある。侵入を感知した警備会社を通じて同署に通報があった。署員が現場に駆け付けた時には、犯人は既に逃走していたという。
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鮮やかツツジ見頃 富士山と共演 伊豆の国・パノラマパーク
伊豆の国市の観光施設「伊豆パノラマパーク」でツツジが見頃を迎え、赤やピンク、白色など色鮮やかな花が来園者を楽しませている。 山麓とロープウエーで結ばれた標高452メートルの葛城山山頂付近には、約3万5000株のミツバツツジやヤマツツジなどが植栽。同施設によると、今の時期が最も満開に近く、4月下旬まで見頃が続くという。17日は晴天に恵まれ、富士山と駿河湾、ツツジの共演を写真撮影する人が見られた。 母親と犬を連れて訪れた元山由紀乃さんは「いろんな色の花があってかわいらしい。富士山も見られて良かった」と話した。
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昨年度の伊豆の国 移住73人 最多
伊豆の国市は17日、昨年度の県外から市への移住者数が過去最多の73人だったと発表した。 移住者数は過去最多を記録した2021年度の47人から約1・6倍増加。20~40代で子どものいる世帯での転入も、過去最多の14世帯53人となった。移住者の多くが東京圏(東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県)からの移住だった。 移住相談件数は、電話や市の移住定住支援サイト「Life Izu Country(ライフイズカントリー)」を通じた移住相談が増加し、昨年度は過去最多の182件だった。これまで最多だった21年度の127件を上回った。市が行ったアンケートでは、同市の自然豊かな環境や子育て環境の充実が主な移住理
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韮山高150周年 創設者の胸像設置
今秋、創立150周年を迎える韮山高(伊豆の国市)の記念事業実行委員会は15日、創設者の柏木忠俊(1824~78年)の胸像を同校の正面玄関に寄贈し、設置した。 柏木の功績を研究する桜井祥行前校長によると、柏木は幕末期に韮山代官の江川英龍(1801~55年)の手代として支えた後、同校の前身である教員養成所を73年に創設。現在の県知事に当たる足柄県令として伊豆地域の政治、教育、産業の発展に寄与した。ただ、建学の精神を体現した英龍は「学祖」として親しまれてきたが、柏木は教員、在校生にも長く知られない存在だったという。 胸像は彫刻家の堤直美さん、台座は平成建設の秋元久雄社長、揮毫(きごう)は成願寺(同
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伊豆の老人ホームを安全運転事業所指定 大仁署
大仁署はこのほど、伊豆市の老人ホーム「伊豆中央ケアセンター」に本年度の安全運転管理推進事業所の指定証を交付した。 同署で高橋文典署長が同センター担当者に手渡した。昨年度同事業所に指定されていた駿東伊豆消防本部の田方中署(伊豆の国市)には感謝状が贈られた。
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伊豆の国の工場から出火 けが人なし 17日午前9時10分ごろ
17日午前9時10分ごろ、伊豆の国市北江間の新光洋電機から出火し、鉄骨平屋建ての工場をほぼ全焼した。大仁署によると、出火時作業員がいたが、逃げて無事だった。同署などが出火原因を調べている。
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金太郎やかぶと、こいのぼり 男児の成長願うつるし飾り 伊豆の国の温泉旅館「おおとり荘」
端午の節句を前に、伊豆の国市古奈の温泉旅館「おおとり荘」で男児の成長を願うつるし飾りが展示されている。宿泊客以外にも公開されている。 地元の大仁女性の会と天城しゃくなげの会の手作りで、金太郎やかぶと、こいのぼりなどのかわいらしい作品が約3千個並ぶ。70~80センチほどの迫力のある大型作品も展示している。大仁女性の会の海瀬俊子代表(83)は「イチゴなどの市を代表するものも飾ってあるので注目してほしい」と話した。 一般公開は正午から午後3時まで。5月7日まで飲み物と温泉まんじゅうのサービスもしている。展示は同31日まで。
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水口さんに大臣感謝状 行政相談12年 伊豆の国市
伊豆の国市で3月末まで行政相談員を長年務めた水口孝子さん(69)にこのほど、総務大臣感謝状が贈られた。市役所で贈呈式が開かれ、総務省静岡行政監視行政相談センターの吉田功児所長が手渡した。 水口さんは旧伊豆長岡町の職員。12年間委員を務めた。市民から生活環境や行政手続きなどの相談を受けて解決に協力した。 在任期間を振り返り、「12年間やり遂げることができたのは支えてくださった方のおかげ。とにかく相手の目線に立って話を聞くことを大事にしてきた」と話した。
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自民は過半数の40 静岡県議会会派構成決まる
静岡県議会は14日、30日からの改選後の会派構成を発表した。定員68に対し、各会派の構成人数は自民改革会議が40人、ふじのくに県民クラブは18人、公明党県議団が5人となった。会派に所属しない無所属議員は5人。 会派と所属議員は次の通り。カッコ内は選挙区。 【自民改革会議】10期 天野一(静岡市葵区)▽8期 植田徹(富士市)中谷多加二(浜松市天竜区)▽7期 杉山盛雄(沼津市)鈴木利幸(浜松市北区)▽5期 宮沢正美(三島市)落合慎悟(藤枝市)竹内良訓(浜松市中区)中沢公彦(同市東区)▽4期 中田次城(伊東市)土屋源由(伊豆の国市)鳥沢由克(裾野市)和田篤夫(御殿場市・小山町)鈴木澄美(富士市
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静岡県内クラフトビール飲み比べ 22日三島・楽寿園に16社集結
クラフトビール関係各社でつくる「静岡クラフトビール協同組合」(代表・片岡哲也柿田川ブリューイング社長)は22日午前10時から午後4時まで、県内のビール醸造所が集う祭典「第2回静岡クラフトビアジャンボリーin三島」を三島市の楽寿園で開く。 柿田川ブリューイング(沼津市)のほか、リパブリュー(同)、反射炉ビヤ(伊豆の国市)、フジヤマハンターズビール(富士宮市)など16社が参加。近年開業したHORSEHEAD LABS(静岡市清水区)、ラフ&ラフブリューイング(富士市)など5社も顔をそろえる。県東部の飲食店も出展し、味を競う。楽寿園の入場料300円が必要。ビールは各自購入する。雨天決行。詳細は「
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記者コラム「清流」 桜 楽しみ方さまざま
3月上旬、伊豆の国市神島の狩野川土手は桜が満開になった。散るのも早く、もう見られないのかと残念に思ったが、下旬には同市中条の狩野川さくら公園でも満開に。同じ市内でも開花時期には差があった。桜スポットを見つけるのが楽しみの一つだった。 葛城山にロープウエーで上る観光施設「伊豆パノラマパーク」でも、山頂の「碧(あお)テラス」のソメイヨシノがきれいだった。夜間はライトアップされていて、水盤に映る幻想的な光景に心打たれた。韮山反射炉では、見方によっては反射炉が隠れるほどの桜が咲き、来場者や親子連れでにぎわっていた。 時間に限りがあるが、さまざまな楽しみ方ができる桜。これからの時期は市内のどこにど
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新入学児童に黄色い帽子贈る 伊豆の国明社会
「伊豆の国市明るい社会をつくる会」はこのほど、市内の新入学児のため黄色い帽子310個を同市教委に贈った。寄贈式が大仁小で行われ、土屋龍太郎会長は「子どもたちが事故に遭ったりけがをしたりしないで学校に通ってほしい」とあいさつ。増田貴史雄教育長は「見守りも含めて意義のある文化を継続したい」と話した。 1年青木泰誠君(6)と伊郷太悠君(6)がその場で帽子を着用し、それぞれ「うれしい」「車に気をつけて登下校する」と述べた。
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自転車の安全な乗り方学ぶ 大仁署 伊豆中央高で教室
大仁署と交通安全協会大仁地区支部は10日、新入生を交通事故から守る県民運動の一環として、伊豆中央高(伊豆の国市)で自転車の交通安全教室を開いた。 1年生164人が、本年度からの改正道交法の施行によるヘルメット着用の努力義務化を受け、「自転車安全利用5則」を学んだ。代表生徒は自転車のシミュレーターを体験し、スピードを出しすぎないことや横断歩道に歩行者がいたら降りることを確認した。同指導員は、同校生徒がよく利用する伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅までの県道について「歩道を通行する場合は車道寄りを徐行して走ろう」と伝えた。 永田照英さん(15)は「改めて通学路では後方や左右の確認に気をつけようと思った」と話
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交通ルール守ろう 新入学児に指導 伊豆の国・大仁小
大仁署と交通安全協会大仁地区支部は10日、新入学児を交通事故から守る県民運動の一環として、伊豆の国市立大仁小で下校指導を行った。 1年生64人が「助けて」と大きな声を出す練習をした。同署交通課の下位明聡課長は「防犯ブザーをランドセルに着けて、何かあった時には鳴らそう」と呼びかけた。 交通安全指導員からは横断歩道の正しい渡り方を教わった。「横断歩道の前では止まる、手を挙げる、車が来ないか前後左右を確認する。しっかり守ろう」と説明を受けた。
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日本最古 パンのレシピ発見 “元祖”韮山代官の江川英龍メモ 味は現代風?
江戸時代後期に現在の伊豆の国市で日本初のパンを焼き、「パン祖」と呼ばれる韮山代官江川太郎左衛門英龍(坦庵、1801~55年)が書き残したレシピが新たに見つかった。これまでは1842年のレシピが最古だったが、今回見つかったのはその1年前のもの。英龍の関連資料を保管する「江川文庫」(同市)の橋本敬之学芸員(70)は「新たな名物としたい」と意気込む。 レシピは昨年、橋本さんが文献の整理中に発見し、材料や分量が記されていた。「スセースブロート」「ハンネコック」という名のパンや、現代のカステラに似た菓子パン2種類の作り方が記載されていた。橋本さんは「英龍の母・安藤久(ひさ)がカステラを焼くのがうまく
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ノバ社製ワクチン 伊豆の国に20日、接種センター開設
静岡県は20日、伊豆の国市の順天堂大静岡病院に、新型コロナウイルスのノババックス製ワクチン接種センターを開設する。アレルギーなどの理由でファイザー製やモデルナ製が打てない12歳以上の県民が対象。 接種日は7月20日までの毎週木曜日(5月4日を除く)。事前予約を受け付けている。接種希望日の直前の火曜日までに、県新型コロナ対策推進課の予約専用電話<電080(8659)4205>へ申し込む。
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電車内、駅の警戒強化 本年度 大仁署
伊豆箱根鉄道の車内や駅周辺で不審者の出没事案が昨年相次いだのを受け、大仁署は本年度、署員を車内と管内の駅ホームに配置するなど警戒を強化している。 新学期が始まり、朝の通学時間帯に制服を着た警察官が不定期で巡回して警戒している。11日は伊豆長岡駅ホームで乗降客の警戒にあたった。対応した同署生活安全課の永井啓太警部補は「春から夏にかけて不審者事案が多くなる傾向がある。昨年を踏まえ、未然の防止に努めたい」と話した。 同署によると、昨年は1~6月に不審者事案が多かった。車内に空席が多いにもかかわらず女子高校生の近くに座ったり、下車後も付きまとったりする事案が発生したという。
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心肺蘇生法学ぶ 伊豆の国で講座
伊豆の国市田原野の農産物直売所「大仁まごころ市場」は10日、医療関係者と市民の距離を縮めることを目的とした「まごころ健康講座」を同市の田原野公民館で開いた=写真=。 同直売所の出荷者やその家族約30人が、伊豆保健医療センター(同市)の小野憲病院長から心肺蘇生法の講座を受けた。小野病院長は「心臓や呼吸が止まっている成人には救急車が来るまで胸骨圧迫を続ける。肘を伸ばして1分間に100回のペースで行うことが大事」と話した。
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FMいずのくに 10周年でイベント 15日、マルシェや特番
「FMいずのくに10thアニバーサリー」(同FM、伊豆の国市主催)が15日午前10時から午後3時まで、同市四日町の韮山時代劇場で開かれる。 同FM開局10周年を記念したイベント。マルシェとして地元飲食店や雑貨店など25店舗以上が出店する。県東部のシンガー・ソングライターや、同FMで番組をもつアーティストによるライブも行われる。午後4時からは同FM開局10周年特別記念番組も放送する。
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園児用の歯ブラシ200本、市教委に寄贈 伊豆の国の2LC
伊豆の国市の伊豆長岡、大仁の両ライオンズクラブ(LC)はこのほど、園児用の歯ブラシ約200本を市教委に寄贈した。 両LCの役員が同市のあやめ会館を訪れ、増田貴史雄教育長に手渡した。伊豆長岡LCの安江啓二会長と大仁LCの土屋昭会長は「小さいころから歯磨きの習慣を身につけてほしい」などと話した。市教委を通じて伊豆長岡、大仁両地区の幼稚園や保育園、こども園の5歳児に配布される。
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伊豆の国市指定無形民俗文化財 「荒木神社の三番叟」登録
伊豆の国市教委は7日までに、荒木神社(同市原木)例大祭で奉納される「荒木神社の三番叟(さんばそう)」を市指定無形民俗文化財に登録した。 三番叟は能楽「翁(おきな)」に特有の舞で、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る芸能。「荒木神社の三番叟」は舞手1人と太鼓や小鼓、笛などを奏でる複数人のはやし方で構成されていて、かつては日の出とともに演じられていたことから、地元では「日の出さんば」と呼ばれている。 原木区三番叟有志の会の宮口広明代表は「地元の有志により代々受け継がれてきた芸能だが、未来に継承していくきっかけになれば」と話した。市指定の文化財登録は今回で37件目。
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伊豆箱根鉄道 修善寺駅でフェスタ 車掌体験で“出発進行” 親子連れら にぎわい
伊豆箱根鉄道はこのほど、「いずっぱこスプリングフェスタ」を修善寺駅で開いた。春風がそよぐ暖かな気候の中、親子連れでにぎわった。 沿線地域の魅力発信を目的に、今年で6回目の開催。「修善寺バーガー」など、伊豆市、伊豆の国市の地場産品を販売する出店20店が並んだ。ドアの開閉や車内放送ができる子ども向けの車掌体験や、「ラブライブ!サンシャイン‼」のラッピング電車の展示も行った。
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ミニトマト 規格確認 JAふじ伊豆、目ぞろえ会
JAふじ伊豆の伊豆の国果菜委員会はこのほど、特産のミニトマトの目ぞろえ会を伊豆の国市の韮山野菜集出荷場で開いた。今季は好天が続いて順調に生育し、質、量ともに上々という。 生産者やJA関係者ら約60人が出席し、サイズや色づきなどの出荷規格を確かめた。今季の出荷は7月下旬まで続く予定。西山稔委員長は「店に並んだ時に最も良い味になるようにしている。しっかりとしたミニトマトを出荷し続けたい」と話した。
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夜桜、世界遺産・韮山反射炉と共演 伊豆の国
伊豆の国市中の世界遺産・韮山反射炉が9日まで、桜の開花に合わせた夜間ライトアップをしている。 夜の静寂の中で反射炉と桜が美しく照らし出されている。ライトアップは午後6~8時で、開花している間は期間を延長する予定。
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女子生徒の制服一新、グレー基調に選択制 伊豆中央高で入学式
伊豆中央高(伊豆の国市)は6日、入学式を同校で開いた。本年度の新入生から、女子生徒の制服を一新。真新しい制服に身を包んだ。 制服はグレーを基調に、スカートかスラックス、リボンかネクタイを選択できる。エンブレムやブレザーの首元のラインには元の制服の色に近い紺を使い、伝統や歴史の継承の意味を込めている。女子生徒は自身に合ったスタイルを選び、式に臨んだ。 本年度の新入生は164人で、男子78人、女子86人。式では一人一人名前が読み上げられ、大きな声で返事をし、新生活のスタートを切った。
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伊豆の国で9日「パン祖」フェスタ
「江川邸パンフェスタ」(公益社団法人江川文庫主催)が9日午前10時半から午後3時まで、伊豆の国市の国指定重要文化財「江川邸」で開かれる。 幕末の韮山代官江川太郎左衛門英龍が兵糧食としてパン製造に取り組み、「パン祖」と呼ばれることにちなんだ企画。当日は邸内のかまどを使って英龍のレシピを基にパン焼きを再現し、販売する。「伊豆の国うま広場」(同市)による引き馬体験や、地元飲食店の出店も行う。
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伊豆箱根鉄道 駿豆線沿線 新1年生へ 下敷き寄贈
伊豆箱根鉄道は5日、駿豆線沿線市町(三島市、函南町、伊豆の国市、伊豆市)の小学校に本年度入学する約1500人に電車マナーが書かれた下敷きを寄贈した。伍堂文康社長が三島市役所を訪れ、駿豆線沿線地域活性化協議会会長の豊岡武士・三島市長に届けた。 下敷きには「ホームでは走らない」「電車の中で騒がない」「線路の近くでは遊ばない」などと記載。裏面には駿豆線の写真や路線図がデザインされている。 新1年生へのオリジナルグッズの寄贈は2016年から、鉄道を身近に感じ、沿線地域への愛着を育もうと毎年続けている。 伍堂社長は「子どもの元気な声が活気の源。その一助になればいい」と期待した。豊岡市長は入学児童が減少
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「未来へ」ゾウの絵贈る 福島・大熊町の子どもへ最後の支援 伊豆の国のボランティア団体
東京電力福島第1原発事故後、避難生活を送る福島県大熊町の子どもの支援を2013年から毎年続けている伊豆の国市のボランティア団体「YAMANEKO楽舎(がくしゃ)」(市川幸子代表)が最後の支援活動として同市にアトリエを持つオーストラリア人画家、エドワード・カーさん(69)が描いたアフリカゾウの絵を子どもたちに贈った。支援がいったん区切りを迎えた市川代表(61)は「子どもたちには前向きに頑張る姿勢で未来を切り開いてほしい」と願った。 10年の活動に区切り 復興への思い届け カーさんは同団体による福島の現状を語る講演会に参加し、支援活動に賛同した。絵の題材にアフリカゾウを選んだのは、多くの野生
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決意新た各地で辞令交付式 市発展に意欲 伊豆の国市
伊豆の国市は3日、新規採用職員への辞令交付式を同市のあやめ会館で開いた。 同市の新規採用職員は17人。スーツに身を包んだ職員は緊張した面持ちで山下正行市長から辞令書を受け取り、公務員として自治体の発展に力を尽くす決意を示した。山下市長は「『市をこうしたい』というさまざまな夢と希望を持っていると思う。早く仕事に慣れて活躍してほしい」と話した。
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韮山反射炉 来場者11万人 22年度 伊豆の国市 21年度比77%増加
伊豆の国市は4日までに、2022年度の韮山反射炉(同市)の来場者数が11万8043人だったと発表した。 21年度は6万6527人で約77%増。コロナ禍以前の19年度入場者数は18万362人で、市は「大河ドラマ効果はあったが、個人旅行が主流となったことにより過去ほどの回復には至っていない」と分析している。
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児童、県大会の優勝報告 IZULUバレーボールクラブ 伊豆の国市長を訪問
伊豆の国市を拠点に活動する「IZULU(イズル)バレーボールクラブ」の選手らがこのほど、市役所に山下正行市長を訪ね、県小学生バレーボール大会兼県スポーツ少年団バレーボール交流大会で優勝したことなどを報告した。 同クラブは同大会のほか、全国スポーツ少年団バレーボール交流大会の総当たりを行った組で準優勝、小学5年生以下の児童が出場できる東海小学生バレーボール連盟新人大会男子の部で準優勝に輝いた。芹沢祐希主将(12)は「緊張したけれど、みんなで楽しくできた。練習の成果も生きた」と述べた。
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児童らに金管楽器紹介 伊豆の国で伊豆ジュニアブラス
静岡県東部地域の小学生で編成するブラスバンド「伊豆ジュニアブラス」がこのほど、金管楽器の体験見学会を伊豆の国市の長岡総合会館で開いた。県東部の児童と保護者約100人が金管楽器の魅力に触れた。 メンバーはトランペットやトロンボーンの楽器ごとに、クラシック曲や映画主題歌などを演奏した。担当している楽器の魅力や特徴も伝え、「ユーフォニアムはきれいな音が出る」「チューバは大きくて低い音が出る」と紹介した。
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高まるクラフトビール熱 醸造所続々オープン 三島・沼津
沼津市のクラフトビール醸造所「リパブリュー」が3月、三島市で缶ビール製造を主体にした新工場を稼働させた。同市では同じ3月に「fete(フェット)三島醸造所」が醸造を開始。近隣の沼津市でも起業が相次いでおり、首都圏以外では異例の「クラフトビール集積地」が出現した形だ。互いに切磋琢磨(せっさたくま)し、品質向上と県東部の交流人口増を目指す。 品質向上へ切磋琢磨・交流人口増に期待 リパブリューの新工場「ナチュラル・ルーツ・スタジオ」は同社の新しい缶ビールブランドを展開するための拠点。米国発祥の人気スタイル「ヘイジーIPA」など4種の製造を始めている。 地下77メートルからくみ上げた水を使い、
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記者コラム「清流」 未来に残る記録媒体は
母校の韮山高(伊豆の国市)で3月中旬、2000年当時の生徒会が校内に埋めたタイムカプセルが開封された。中には、学園祭のパンフレットや寄せ書き、写真などが入っていた。 印象深かったのは、音楽部の演奏を録音したMDが見つかった瞬間。開封を見つめる人が「おお…」とどよめいた。当時最新のデジタルメディアだったMDだが、いまや再生機器をほとんど見なくなった。20年先の未来を予測するのは、やはり難しい。 創立100周年の1973年に撮影した8ミリフィルムも発掘した。150周年を記念して今年の在校生も新たに埋めるそうだが、どの記録媒体を使えば20年後も再生可能なのだろうか。むしろアナログ
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自転車活用し地域づくり 伊豆の国市とメリダジャパン協定
伊豆の国市はこのほど、同市の道の駅「いずのへそ」で自転車展示・試乗施設「メリダ・エックス・ベース」を展開するメリダジャパン(福田三郎社長)と自転車を活用した地域づくりに関する連携協定を締結した。 連携協力事項は「子どもたちの健全育成」「狩野川神島公園をはじめとする公共施設等の活用」など8項目。市役所で行われた締結式で山下正行市長は「自転車利用者を市外や遠方からも呼び込み、地域の活性化を図る取り組みを行いたい」、福田社長は「特に子どもたちに自転車の楽しさを体験してほしい」と述べた。
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伊豆の国市の田んぼから出火
1日午後1時35分ごろ、伊豆の国市原木の田んぼから出火し、枯れ草など約494平方メートルを焼いた。約10分後に鎮火した。けが人はいなかった。大仁署によると、解体業者がビニールハウスの骨組みに使われている金属の支柱をエンジンカッターで切断する際に出た火花が枯れ草に燃え移ったという。
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神島公園整備へ 工事の安全祈願 伊豆の国
伊豆の国市神島の狩野川右岸河川敷に位置する狩野川神島公園の整備工事安全祈願祭が3月31日、同公園予定地で開かれた=写真=。山下正行市長、指定管理者の「JM(ジェイエム)」(東京都)の大竹弘孝社長らが出席した。山下市長は「外国人も多く訪れるような日本一の公園にしたい」と話した。 同公園は10月1日にオープンする予定。広さ14・1ヘクタールで、遊具やキャンプ、ドッグランなどのエリアを設ける。
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「遠い存在」「もっと対話を」 県議選告示 有権者の声、人口減対策に期待も
統一地方選の静岡県議選が31日告示され、無投票を除く19選挙区で9日間の舌戦が火ぶたを切った。県議は、国政や立法を担う国会議員や、地域や生活に密着した問題を扱うことが多い市町議と比べて「役割がよく分からない」「存在感が薄い」とも言われる。県内の有権者は県議にどんな働きや政策を期待しているのか聞いた。 県議の印象を有権者に尋ねると、「接する機会が少ない」「遠い存在」といった声が多い。沼津市の教員菊池昌太郎さん(24)は「選挙中は各候補者の活動の発信があるが、選挙がない期間は何をしているのか分からない」と物足りなさを示す。 特に静岡、浜松の両政令指定都市は県からの権限移譲が進み、両市選出の県
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交通指導員の退任、委嘱式 伊豆の国市
伊豆の国市はこのほど、交通指導員の退任式と委嘱式を市役所で開いた。 退任者には山下正行市長から感謝状と記念品が贈呈され、新任指導員13人を含む任命者32人には委嘱状が交付された=写真=。6年以上務めた退任者には大仁署の高橋文典署長から感謝状も手渡された。 指導員の任期は2年で、登下校時の小中学生への交通指導などを行う。
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長岡地区活性化へ 横浜の学生が調査 施設立ち寄り回数注目 伊豆の国
伊豆の国市はこのほど、横浜国立大大学院の学生らと長岡地区のまちづくりを考える活動の成果発表会を同市のあやめ会館で開いた。 市が官民で地域の課題を共有して活性化策を検討する「まちづくり地域プラットフォーム」の一環。同大学院都市研究室に所属する学生らが現地に出向いて聞き取り調査などを行った。長岡地区に来た観光客の施設への立ち寄り回数に着目した学生は、「観光客1人当たり1.75カ所の訪問と少なく、温泉があることから観光客は多いが、地区外への移動が多く見られる」と課題を説明した。
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バルーンアートに挑戦 伊豆の国小学生 剣や犬 できたよ
伊豆の国市社会福祉協議会は28日、春の小学生福祉体験を同市の韮山農村環境改善センターで開いた。同市在住の小学生と保護者約30人がバルーンアートに挑戦した。 参加者は、同協議会のボランティア養成講座を受講した市民から作り方を学んだ。簡単に作れる剣やハートの形のほか、犬などの難しい作品にもチャレンジし、色とりどりの風船を使って仕上げた。 長岡南小3年の両角倫太朗君(9)は「風船でいろんなものを作ることができると分かって楽しかった」と話した。 (大仁支局・小西龍也)
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江川酒試飲会 今年のお味は 伊豆の国
伊豆の国市の江川邸でこのほど、「江川酒」の試飲会が開かれた。 江戸時代末期の韮山代官江川英龍の業績発信を目的とした有志団体「江川英龍公を広める会」の事業。2020年に見つかった「江川酒」の製法書を基に、伊豆市の万大醸造ができる限り当時の製法を再現して醸造している。 今年は400本をつくり、同会員らが出来栄えを確認した。橋本敬之副会長(71)は「コクがあっておいしくなった」と話した。
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市民提案の事業 6団体、成果報告 伊豆の国市
伊豆の国市は28日、地域課題の解決に向けて市民団体と市が協働で取り組む「市民提案型パートナーシップ事業」の本年度の報告会を同市のあやめ会館で開いた。 同事業を実施した6団体が成果や展望を報告した。中高学年の小学生が街を取材して作るローカルマガジン「IZUCCO(いずっこ)」の制作実行委員会は、「参加者の95%が大人になったらまた地元に住みたいと回答してくれた」と伝えた。 来年度の同事業の募集期間は4月3~20日。詳細は市ホームページに掲載している。
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“桜のトンネル”見ごろ 伊豆の国
伊豆の国市中条の狩野川さくら公園の桜が見ごろを迎えている。 堤防沿いでは桜のトンネルが約450メートル続き、桜は100本以上が開花している。市によると、4月上旬ごろまでが見ごろで、晴れた日には桜と雪をかぶった富士山を同時に見ることができるという。
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夕日や夜桜楽しんで 夜8時まで営業延長 伊豆パノラマパーク、4月2日まで
伊豆の国市の葛城山にロープウエーで上る観光施設「伊豆パノラマパーク」は4月2日まで、夕日や夜桜を楽しんでもらおうと、営業時間を午後8時まで延長する。 「碧(あお)テラス」では駿河湾に沈む夕日や夜景、富士山を眺めることができる。テラス内の葛城神社前にあるソメイヨシノはライトアップされ、水盤に映る幻想的な光景を楽しめる。 今年は写真撮影用に手に持てるサイズの「桜提灯(ちょうちん)」を用意。山頂展望広場までの170メートルのコースもライトアップしている。 ロープウエー上りの最終運行は午後7時半。
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無免許運転の疑い 無職の男逮捕 大仁署
大仁署は28日、道交法違反の疑いで伊豆の国市富士見、無職の男(30)を逮捕した。逮捕容疑は2022年12月4日午前5時ごろ、同市の市道で乗用車を無免許運転した疑い。同署によると、乗用車は他人名義。容疑者は単独事故を起こし、車を置いて逃げたという。
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2道路料金徴収期限延長を説明 県、伊豆の国市民に
静岡県は28日、伊豆中央道と修善寺道路の料金徴収期限を延長する方針について、伊豆の国市民対象の説明会を同市の長岡総合会館で開いた。 県担当者は市民ら約100人に伊豆地域の道路の現状や今後の取り組みを説明。両道路を無料化した場合、それぞれ交通量が約2倍となり、さらに渋滞が悪化すると報告した。「渋滞を避けて生活道路へ通過車両が流入し、地域の安全性が懸念される」と話した。 今後はETCや道路を使う度に安くなる新たな割引制度の導入を目指す。
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沼津・静浦バイパス一部開通 渋滞解消など期待 1期工区2.5キロ
静岡県と沼津市は27日、同市と伊豆の国市を結ぶ計画の国道414号静浦バイパスのうち、沼津市下香貫と同市大平をトンネルなどで結ぶ第1期工区2・5キロの開通式を同市大平で開いた。地元関係者が念願の開通を祝い、「通り初め」を行った。 第1期工区は1994年に着工。ルートに固い岩盤が貫く沼津アルプストンネル(1・1キロ)や軟弱地盤を抱え、長期の難工事となった。市中心部と大平地区のアクセス向上や国道414号の渋滞解消が期待される。 トンネル入り口の銘板の文字を書いた沼津西高芸術科の生徒や、地元の香貫小と大平小の児童らがくす玉を割り、完成を祝した。頼重秀一市長は「大平地区と市中心部を直結するルートが
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バレークラブに野菜ギョーザ寄付 三島の会社など
静岡県民に野菜摂取を促す「野菜マシマシプロジェクト」の一環でオリジナル餃子(ギョーザ)の開発に携わったにしはらグループ(三島市、西原洋平社長)と店頭の自動販売機で扱ううさぎ薬局修善寺店(伊豆市)はこのほど、伊豆の国市拠点のIZULU(イズル)バレーボールクラブにギョーザを寄付した。 子ども世代への食育が目的。同市で行った贈呈式で西原社長が平岩純総監督に、レンコンの歯ごたえを感じられ、かつお節と昆布で和風味に仕上げた「旨味たっぷり餃子」とホウレンソウや長ネギを入れニンニクを効かせた「スタミナ旨塩餃子」の2種類計45箱を贈った。
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井川氏の生涯を映像化 ピオーネ生みの親 情熱や功績伝承 伊豆の国
伊豆の国市発祥のブドウの品種「ピオーネ」を開発した育種家の故井川秀雄氏(旧伊豆長岡町出身)の生涯を映像化した「ピオーネものがたり~変人と呼ばれた男・井川秀雄~」が完成した。このほど、同市のあやめ会館で上映会が開かれた。 井川氏の孫で、ピオーネの原木を保全し関連事業を推進することを目的とした「ピオーネの原木を守る会」の加々見宏子代表らが制作した約20分の作品。生前の井川氏を知る農家の証言を基に、ブドウ育種に情熱を注いで千種類以上の品種改良に成功した功績や人生の苦労をまとめた。市民やブドウ栽培を学んだ地元の小学生など約100人が上映会に訪れた。 上映後に加々見代表は「自分を貫き通してやり遂げたの
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いずのくに北条 PR大使に感謝状 SNSなど情報発信
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」伊豆の国市推進協議会はこのほど、「いずのくに北条PR大使」として、北条家ゆかりの地を広く発信した歴史タレント小栗さくらさん(東京都出身)とフリーアナウンサー小川さなえさん(宮城県出身)に感謝状を贈った。 2人はSNSでの情報発信やPR動画の撮影を通して、市の知名度向上やイメージアップにつながる活動に取り組んだ。市役所で行われた贈呈式で小栗さんは「名産品などを発信して市のことがさらに好きになった」、小川さんは「1年間活動して市を地元のことのように話せるようになった」と述べた。
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反射炉保全事業 韮山高生が寄付 伊豆の国市
韮山高(伊豆の国市)生徒会はこのほど、韮山反射炉(同市)の保全事業に役立ててもらおうと、現金15万1982円を市に寄付した。 5月に開いた文化祭「龍城祭」の模擬店での売上金などを充てた。生徒会の2年池田心会長と会計の2年平松奈倖さんが市役所を訪れ、山下正行市長に目録を手渡した。
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総務部総務課長に市川氏 伊豆市人事
伊豆市は23日までに、4月1日付の人事異動を内示した。本年度は部局長や課長に退職者がいないことから、例年に比べ小規模で、部長級の異動などはなかった。総務部総務課長兼コンプライアンス担当課長は市川和年総務部資産経営課長が務める。 主な異動は次の通り。 【課長級】総務部総務課長兼コンプライアンス担当課長(総務部資産経営課長)市川和年▽総務部資産経営課長(市民部税務課長)市川幸章▽市民部税務課長(総務部総務課長兼コンプライアンス担当課長)松本卓也▽市民部税務課参事(市民部税務課主幹)小柳出伸幸▽市民部リサイクルセンター所長(建設部用地管理課長)土屋寛記▽産業部観光商工課長兼昭和の森会館支配人
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記者コラム「清流」 観光は「体験型」へ
今年の観光のトレンドについて、美しい伊豆創造センターの植松和男専務理事(64)に取材した。飲食よりも体験型のコンテンツがトレンドといい、興味を持った。 伊豆の国市の狩野川堤防で開かれた「城山さくらまつり」では、上空にパラグライダーが見えた。会場はかわまちづくり公園付近で、自転車を楽しむ人も多かった。沼津市内などを巡った「富士山の日ウオーク」(ぬまづ観光ボランティアガイド主催)では、東京から足を運ぶ参加者も。マスク着用のルールも緩和され、新たなトレンドとして定着していくと感じた。 植松専務理事によると、伊豆半島への観光客数はコロナ禍前の約7~8割に戻ってきたという。アクティビティを体験した
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給水タンク車導入 災害時などに活用 伊豆の国市
伊豆の国市が県の補助を受け購入した加圧式給水タンク車=写真=が22日、納車された。災害や水道管路の事故で断水が発生した際、迅速な給水活動に生かす。 タンク容量は2800リットルで、市として初の給水車の配備となった。山下正行市長は「市内だけでなく、近隣の市町で必要な時にも稼働させていく」と話した。
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企画財政部長に守野氏 伊豆の国市人事
伊豆の国市は23日までに、4月1日付の人事異動を内示した。小規模の組織改編があるが、規模は例年並み。企画財政部長に守野充義都市整備部長を充て、都市整備部長は西島和仁まちづくり政策監が就く。 主な異動は次の通り。 【部長級】企画財政部長(都市整備部長)守野充義▽まちづくり政策監(企画財政部参与=企画担当=兼市長公室長)小池正登▽産業部参与=農林担当(県から派遣)土屋政幸▽都市整備部長(まちづくり政策監)西島和仁▽会計管理者(会計管理者兼会計課長)鈴木雅彦 【課長級】企画財政部市長公室長(健康福祉部健康づくり課長)野田和彦▽企画財政部財務課長(企画財政部参事兼財政室長)西島圭美▽総務部総務
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14案件可決、閉会 伊豆の国市議会
伊豆の国市議会3月定例会は23日、最終本会議を開き、2023年度一般会計予算案など計14案件を可決し、閉会した。
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市境の東部地域活況/沼津 中心街引き合い強く/熱海【静岡県内公示地価 東部の取引状況】
沼津市 住宅地は1・3%下落した。地域による明暗が拡大している。大岡や岡宮などの東部は長泉町や三島市の代替地として求める動きもあり引き合いは強い。岡宮は10万5千~12万円が中心で、強気の価格設定も。供給が限られる中心部も売り手に優位な状況が続く。西部は下落が続くが、下げ幅は縮小傾向。沿岸部の南部は依然低調。実勢価格が公示地価の半分以下になるケースもあるという。 商業地は1・5%下がった。沼津駅に近い高島町で16万5千円の売買事例があった。再開発の余地が大きい駅南口への関心が高まっている。 三島市 住宅地は交通手段や買い物の利便性に優れた市街地で人気が高い。三島田町駅に近い南田町や
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地元の美しさ にじみで表現 清水町で絵画展
2016年に来日し、伊豆の国市のアトリエで制作に励むオーストラリア人画家、エドワード・カーさんの絵画展が31日まで、清水町のサントムーン柿田川本館2階の喫茶ロリアンで開かれている。 田方平野や駿河湾など地元の姿を、豊かなにじみの技法で表現した計6点を展示した。縦約1メートル、横約1・5メートルの大作2点も喫茶店で過ごす客の目を楽しませている。三嶋大祭りのしゃぎりの様子を描いた作品では、下地に塗った金の塗料を浮かび上がらせることで、しゃぎりを披露する人々の気迫を表現したという。 カーさんは「まわりの人たちに助けられて開催できてうれしい。地元の力強さや美しさを感じてほしい」と話した。
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作業場から出火 伊豆の国市中 22日午前7時半
22日午前7時半ごろ、伊豆の国市中の修栄工業の作業場から出火し、約1時間40分後に鎮火した。出火当時作業員らがいたが、逃げて無事だった。大仁署が出火原因を調べている。
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記者コラム「清流」 伊豆長岡の新観光地に
伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅構内に、カフェと土産店を併設した「イズーラ伊豆長岡」がオープンした。内装、外観共にリニューアルした。 同社の担当者によると、お薦めは「温泉まんじゅうパフェ」。パフェには伊豆の国市名物の温泉まんじゅうがそのまま置かれていた。見た目に驚かされたが、意外にアイスクリームと合う。コーヒーには天城山系で採水された軟水を使用。甘みがあり、すっきりしていて飲みやすかった。土産店には同市や県内各地の銘菓、雑貨など約300点が並び、どれを買うか迷うほどだった。 同駅は伊豆長岡温泉の玄関口でもあれば、同市の世界遺産韮山反射炉などへの観光拠点でもある。「イズーラ伊豆長岡」が観光地の一つと
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重鎮退き保守分裂 下田市・賀茂郡/無風から一転、選挙戦に 伊豆市/熱海、伊東、伊豆の国は無投票の公算【静岡県議選の構図 統一地方戦2023しずおか⑥】
重鎮退き保守分裂 下田市・賀茂郡 定数1 県政史上最長の10期40年を務めた森竹治郎氏が引退を表明。後任を巡って事実上の保守分裂選に発展した。自民党籍を持つ2人による一騎打ちが濃厚となっている。 県連の公認を得て出馬するのは、前南伊豆町議の加畑毅氏。一方、賀茂地区の自民党各支部による公認争いで敗れた前下田市議の橋本智洋氏は無所属の立場での立候補を決めた。それぞれの地元自治体への切り崩しを図っているほか、他町でも支持の拡大を急いでいる。互いに森氏が心血を注いだ伊豆縦貫自動車道の整備促進や港湾事業を重点施策に掲げる。 無風から一転 選挙戦に 伊豆市 定数1 自民現職で3選を目指す野田治久氏
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西伊豆ジオサイト Eバイクで巡る モニターツアー実施
美しい伊豆創造センター(伊豆市)は20日、電動アシスト付き自転車「Eバイク」を活用してジオサイトを巡るモニターツアーを西伊豆町で行った。参加者は、ガイドの案内を受けながら同町の景色を楽しんだ。 伊豆の国市で自転車展示・試乗施設を展開するメリダジャパンのインストラクターが案内役を務めた。町観光協会を発着点に、沢田公園や大浜海岸などを回った。参加者は、美しい海の眺望や地層を見て回った。 ツアーの本格開始は、2023年度中を目指す。モニターツアーは27日も実施予定で、午前10時、午後1時、午後3時からの計3回。問い合わせは美しい伊豆創造センター<電0558(72)0520>へ。
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巨大な“卒業証書” 韮山小 パネル展示 一生の記念日、満面の笑み
伊豆の国市立韮山小の卒業式に合わせて、同小学校の保護者有志で組織する「韮山小学校おやじの会」はこのほど、写真撮影用の巨大な卒業証書パネルを展示した。 パネルは縦2メートル、横3メートルで同小のPTAと合同で作成した。パネルを見た卒業生は歓声を上げ、卒業の寂しさを感じさせない満面の笑みで思い出の写真を残した。根津勝美会長(46)は「パネルで卒業式を一生の記念日にしてほしい」と話した。
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社説(3月19日)しずおか遺産 地域史語り合う契機に
静岡県は、県内各地の魅力ある歴史を地域に点在する文化財や歴史資源で結んだストーリー(物語)として紹介する「しずおか遺産」制度を始めた。第1弾として「近代教育に情熱をかけたしずおか人の結晶」(磐田市など4市町)「秋葉信仰と街道」(浜松市など8市町)「文学の聖地『伊豆』と温泉」(伊豆市など5市町)の3件を認定した。 県は「しずおか遺産」を国が取り組む「日本遺産」のローカル版として位置付ける。2025年まで毎年募集し、歴史資源活用による地域のブランド化を目指す。ただ、現時点で認定のメリットはロゴマークの使用、PR動画の制作にとどまる。支援のありようには課題が残る。 15年度に始まった「日本遺産
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大河ドラマ推進協 伊豆の国市で解散 事業、決算報告
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」伊豆の国市推進協議会は16日、解散総会を同市の韮山時代劇場で行った。 同協議会が本年度の事業と決算を報告した。観光拠点となった大河ドラマ館(同市)の来場者数は目標の約2倍となる約19万5千人を記録したこと、市内への経済波及効果は16億円以上だったことなど、地域の盛り上がりとなったと共有した。稲村浩宣会長は「解散はするが、観光が多様化している中でこの機運をできるだけ残し続ける」と話した。
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温泉場お散歩市 定着 伊豆の国 月1開催、7周年
伊豆の国市の伊豆長岡温泉南山荘前で月に1回開催されているイベント「温泉場お散歩市」がこのほど、7周年を迎えた。地域活性化に向けた行事として定着し、毎回多くの来場者でにぎわっている。 住民有志らの企画で2016年3月に始まった。当初は10店舗程度の出店だったが、最近は毎回50店舗前後が出店している。この日は、県東部地域の小学生で編成するブラスバンド「伊豆ジュニアブラス」の演奏や地元団体による紙芝居披露などで盛り上がった。 (大仁支局・小西龍也)
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思い出品と23年ぶり対面 伊豆の国・韮山高卒業生 タイムカプセル開封
10月に創立150周年を迎える韮山高(伊豆の国市)は18日、2000年に開催した学校祭「龍城祭」で当時の生徒会が校内に埋めたタイムカプセルを開封した。卒業生や学校関係者80人以上が見守る中、思い出の品と23年ぶりに対面した。 校内の江川坦庵像脇にある記念の石碑を目印に1時間以上かけて掘り出した。カプセルからは、23年前の写真やビデオ、龍城祭のポスターのほか、携帯電話、MD(ミニディスク)、新聞、近隣の弁当店のメニューなど当時の雰囲気が伝わる品々が見つかった。 創立100周年の1973年に埋められ、2000年に開封したカプセルから引き継がれた8ミリフィルムや50年前の龍城祭のポスターも同じ
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「鎌倉殿」セット ベンチに再生 伊豆の国市 大河レガシー、新たな観光資源に
静岡県東部を主なロケ地として、昨年末に放送が終了した大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。オープンセットの作られた伊豆の国市が、セット解体時の廃材を活用して観光客の誘致に乗り出した。その名も「おもてなしベンチ」。国連の掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」にも一役買う。 ベンチを製作したのは、撮影のためのセットの設計や解体に携わった「伊豆の国市建設業協会若手の会」(木村真一代表)。主に「北条館」に使われている木材を利用した。「13人」にちなみ、会に所属する13事業所が、願成就院(同市寺家)や韮山時代劇場(同市四日町)など、市内の神社や寺院、大河ドラマゆかりの施設13カ所に設置した。 ベンチはセ
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完全下校 新年度から午後4時半に 函南、伊豆の国の中学 授業、部活時間数は維持
函南町の中学校が2023年度から、完全下校時刻を午後4時半に設定する。本年度最も遅かった5~7月で1時間15分早まる。大胆な日課変更で、授業や部活の時間数は従来通り確保する。生徒の学校外での活動の充実や教員の働き方改革への効果を期待する。町教育委員会が16日の町総合教育会議で示した。伊豆の国市教委によると、同市の全中学校も導入する。 本年度週4日あった6時限目を、夏場は週2日、冬場は週3日に変更。5時限目までの曜日を増やし、部活動の開始時間を従来より早めて約1時間半の活動時間を維持した。新たに週1日の7時限目を設けるほか、保護者との面談を長期休み中に実施したり、家庭訪問を廃止したりし、減少
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トヨタモビリティ 特支に和太鼓寄贈 伊豆の国
トヨタモビリティパーツ静岡支社はこのほど、和太鼓を伊豆の国市の伊豆の国特別支援学校に贈った。同校で行われた贈呈式で、生徒は早速和太鼓を使って演奏を披露した。 同社が2016年のリオデジャネイロパラリンピックを機に始めた障害者支援事業の一環。年2回、県内の特別支援学校に必要とする物品を贈り、今回で15校目になる。 贈呈式で京極知樹支社長(56)は「コロナ禍で大きな声は出せないが、大きな音は出せる。和太鼓を使って元気に盛り上がってほしい」と話し、2年の増田条さん(17)と勝又沙羅さん(17)は「みんなで大切に使う」「新しい和太鼓で練習に励む」と答えた。 その後、贈呈された和太鼓を使い、同校
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工夫いっぱい 花壇30面展示 伊豆の国でフェア
「花咲く伊豆の国フェア2023」(花咲く伊豆の国推進協議会主催)が19日まで、伊豆の国市中の韮山反射炉芝生広場で開かれている。 県内の企業や団体、学生らが造った花壇約30面を展示している。花壇の大きさは1~6平方メートルで、「春らんまん」「いきいきガーデン」などのタイトルが付いている。土屋建設(伊豆の国市)が作った花壇は、ショベルカーとダンプカーのおもちゃを飾って工夫した。 土屋洋美会長(68)は「年々花壇はレベルアップしている。来場者には花に興味をもってもらい、まちづくりにまでつながってほしい」と話した。 展示は午前10~16時。16日以降は花の寄せ植えのワークショップも開く。
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「梅原龍三郎と伊豆」 4月16日まで 上原美術館で特別展
日本近代洋画を代表する梅原龍三郎(1888~1986年)の特別展「梅原龍三郎と伊豆」が4月16日まで下田市の上原美術館で開かれている。伊豆とゆかりの深い梅原の作品など56点が並ぶ。 静浦の一角を描いた油彩画「江ノ浦 残月」(1936年)は同館新収蔵で初公開。オレンジ色の山が海面に映り、月が残る夜明けが印象的に表現されている。会場では描かれた地域ごとに分けて展示し、梅原と伊豆の縁を紹介している。 同館によると、梅原は43年に伊豆の国市へ疎開。大仁ホテルの離れをアトリエに多くの作品を残した。関係者から貸与された滞在時の日記も展示。初公開の品という。 梅原は20歳でフランスに渡り、ルノワール
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自民候補の24人 公明静岡県本部が推薦 静岡県議選
公明党県本部は13日、県議選(31日告示、4月9日投開票)で自民党県連公認の立候補予定者計24人を県本部として推薦すると発表した。公明候補者の空白選挙区で自公の選挙連携を強化する。 同本部は「推薦依頼を受けた立候補予定者について協議し、党中央幹事会で決定した」としている。 推薦する立候補予定者は次の通り。 加畑毅(下田市・賀茂郡)藤曲敬宏(熱海市)土屋源由(伊豆の国市)宮沢正美、伊丹雅治(三島市)加藤祐喜(長泉町)鳥沢由克(裾野市)和田篤夫、勝俣昇(御殿場市・小山町)木内満(富士宮市)良知淳行、松島和久(焼津市)西原明美(藤枝市)大石健司(牧之原市・吉田町)河原崎聖(島田市・川根本町)
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御殿場の4中学校サッカー部 アスル選手の技術間近で
サッカーJ3アスルクラロ沼津の選手と、御殿場市立中4校のサッカー部員との交流会が11日、同市東田中の「パレットごてんば」で開かれた。部員約60人が選手と一緒に練習した。選手の高い技術を間近で見て、成長への意欲を高めた。 大迫暁、前川智敬、杉本大雅(伊豆の国市出身)の3選手を迎えた。アスルクラロサッカースクールのスタッフの指導でシュートとパス回しを練習した。 パス回しの練習では、大迫選手が「どこでボールをもらえば出しやすいか考えて」「ボールと周りの両方を見て」とアドバイスした。好プレーには元スペイン代表の名選手になぞらえ、「ナイス、イニエスタ」と声を張り上げて雰囲気を盛り上げた。 原里
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新入学児童への祝い品を寄贈 安協大仁地区支部
交通安全協会大仁地区支部はこのほど、伊豆の国市教育委員会に新入学児童への祝い品を寄贈した。 祝い品は交通安全啓発用の反射材と自由帳。三枝勝美支部長と交通安全指導員が同市のあやめ会館に増田貴史雄教育長を訪ね、祝い品を手渡した。三枝支部長は「親子で交通安全について会話をするきっかけにしてほしい」と話し、増田教育長は「悲惨な交通事故がないように指導に努めたい」と述べた。 祝い品は伊豆市教委にも贈った。
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韮山高2年生が課題研究発表会 成果や新規事業も
伊豆の国市の韮山高で11日、普通科の文系探究コースと理数科の2年生による課題研究発表会が開かれた。 計75人が4、5人のグループに分かれて設定した課題の研究成果や新規事業を発表した。同コースでは「韮山高図書室の倉庫から近現代史の新見解を探る」、同科では「韮山高生の自転車通学でどれだけの電力をまかなえるか」など、同校に関する独自の課題を見つけた発表もあった。 デビットカードを用いた新サービスを提案したグループは、金融に関する問題を解いたりゲームをクリアしたりすると、デビットカードのポイント還元率が上がる機能を持つアプリのアイデアを披露した。
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ジオラマの立体作品や水彩作品 小中生らの600点伊豆の国で展示
伊豆の国市を中心に県東部の小中学生らが通う絵画造形教室「アトリエチッコ」の作品展が11日、同市南條の同教室で開かれる。12日まで。 教室生56人が本年度作成に励んだジオラマの立体作品群や水彩絵の具を使った平面作品など約600点が並ぶ。段ボールの角を使い塗装したお面や水彩絵の具4色を混ぜ、可能な限り茶色に近づけて表現したしょうゆつぼの絵画などを飾っている。コロナ禍を挟んだ4年ぶりの開催で、生徒は毎週違うテーマで作品を制作していた。 同教室の講師を務める沼田洋介代表(50)は「1年分の作品なので数が多い。『音楽をアートにする』などの面白いテーマの作品もあるので注目してほしい」と話した。 開
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聴導犬 もっと知って 伊豆の国 利用者、手話で訴え
伊豆の国市ボランティア連絡会はこのほど、「市民ボランティアのつどい」を同市の韮山福祉・保健センターで開いた。 会員や市民約80人が講演会などを聞いた。聴導犬利用者の細井崇仁さん(54)、佐織さん(50)夫妻=河津町=は「聴導犬のこと、もっと知ろう」と題した講演を行い、「飲食店やホテルで入店を断られることがある。理解が進んでほしい」と手話で訴えた。スポーツジム「IGGY HANDS(イギーハンズ)」(三島市)の遠藤大翼代表(40)は座りながらできる腹筋や背筋の鍛え方を披露した。 講演会の合間には、同連絡会の団体が手品と詩吟を披露し、参加者は歓声や笑顔にあふれた。
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伊豆長岡駅に「イズーラ」10日オープン 伊豆箱根鉄道 カフェと地元名物販売
伊豆箱根鉄道は10日、伊豆長岡駅構内にカフェと土産店を併設した「イズーラ伊豆長岡」をオープンする。地元や県内の特産品を扱い、地域の拠点を目指す。同施設の前田浩幸店長は「伊豆の国市の新しい玄関口として発信していきたい」と意気込む。 同施設は地元名物の温泉まんじゅう3種類や伊豆市、県内各地の銘菓、雑貨など約300種類を取りそろえる。カフェは20席を設け、温泉まんじゅうを使ったスイーツや地元の水を使ったコーヒーも販売する。 観光庁の「地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業」の一環。元々は売店と飲食店が並ぶスペースだったが、昨年12月末から改修を始めていた。外観もリニューア
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伊豆の国で一時450軒が停電
東京電力パワーグリッド静岡総支社は9日、伊豆の国市の北江間と南江間地区の一部約450軒で停電が発生したと発表した。同日午前8時50分ごろに発生し、約1時間半後に復旧した。同総支社によると、配電設備のケーブルが断線したという。
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掛川市 国際女性デーちなみ ミモザ身に着け定例会
女性の社会参加や地位向上を考える「国際女性デー」(3月8日)に合わせて、掛川市は市職員がシンボルカラーの黄色のネクタイやバッジ、ハンカチなどを身に着けて公務に当たるキャンペーンを行った。市議会も賛同し、2月定例会一般質問では市議や市幹部が黄色いミモザの花のミニブーケを胸元に飾って議事に臨んだ。 市議会の女性議員比率は28・5%で、伊豆の国市に次いで県内2番目に高い。同日の一般質問に登壇した4人はいずれも女性。学校女子トイレの洋式化や沿岸部の災害対策、大河ドラマの放送効果を生かした観光誘客などを市当局にただした。 久保田崇市長と石川紀子副市長は市ホームページでメッセージを発信し、ジェンダー
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静岡県内の製造現場 女性就労に課題 正社員化進める企業も 男女平等指数経済分野・全国ワースト1位
8日の国際女性デーに合わせ、「地域からジェンダー平等研究会」が公表した都道府県版ジェンダー・ギャップ指数で、静岡県は経済分野の指数が47都道府県中最低となった。「中小の製造業が多く、女性の就労が不利な環境がある」(三浦まり上智大教授)との背景が指摘され、環境改善に向けた取り組みが求められる。 県東部の精密機器製造工場に勤める沼津市の女性(50)は今月、新型コロナウイルス流行以降2度目となる派遣切りに遭った。派遣社員として工場で20年以上働くが、手取りは残業を頑張っても月15万円止まり。「受注減で手取りが減ることはあっても、増えはしない」。シングルマザーで安定を望むが、「正社員の声がかかるの
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軽傷ひき逃げの疑い 大仁署、男を逮捕
大仁署は7日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ・事故不申告)の疑いで、清水町生まれ、住所不定、自称自営業の男(35)を逮捕した。逮捕容疑は1月12日午後6時ごろ、伊豆の国市四日町の市道で乗用車を運転中、三島市の男性教諭(59)と沼津市の大学生の女性(22)の乗用車に衝突してそれぞれに軽傷を負わせ、そのまま逃げた疑い。同署によると、容疑者は現場に車を放置し逃げたという。
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土肥戸田衛生センター解体 沼津市2.4億円負担
沼津市は7日、昨年12月末に稼働を停止した土肥戸田衛生センター(伊豆市小土肥)について、同市が負担する解体費が約2億4900万円に上るとの見通しを市議会民生病院委員会で明らかにした。 解体工事は2023年度に焼却灰の撤去などから着手し、26年度までの計画。伊豆市負担分と合わせた解体費の総額は、焼却灰の撤去や汚染水処理費の増加で当初より4200万円増え、約5億9400万円となった。沼津市は焼却灰のリサイクル費用として1900万円も負担する。 センターは沼津、伊豆両市が一部事務組合を組織し、旧戸田村域と旧土肥町域のごみ処理を担ってきた。伊豆市が伊豆の国市と新たなごみ処理施設を建設したため、稼
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静岡県東部ブロックにサギ電話注意報
静岡県警は7日、サギ電話が多発しているとして、東部ブロック(大仁、三島、沼津、裾野、御殿場、富士、富士宮各署管内)に注意報を発令した。9日までの期間中、各署員らがATM付近での警戒や注意啓発活動を強化する。 県警生活安全企画課によると、6日午前9時半~午後5時半ごろ、三島市と函南町で計6件、伊豆の国市で4件、富士市と富士宮市で各2件、裾野市で1件の不審電話を確認した。 親族をかたり「息子さんが救急で運ばれてきた」「病院で会社のカードと携帯電話を盗まれた」と電話してくる手口や、役所職員をかたり「保険料の払い戻しがある」とだましてくる内容もあった。
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16選挙区で無投票か 静岡県議選、総定数の4割26人 現職も心境複雑
統一地方選の前半戦となる静岡県議選(31日告示、4月9日投開票)は3月6日時点で、全34選挙区のうち半数近い16選挙区で出馬予定者数が定数を上回らず、無投票になる可能性がある。このまま定数を超える数の立候補者がいなければ、4割に当たる26人が投票なしで当選が決まる。有権者の投票機会を奪う無投票に対し、無投票が見込まれる選挙区の現職も「地域の幅広い声が上がることが選挙の役割。無投票を喜べない」(伊豆地域の県議)と不安の声が上がる。 無投票が予想されるのは、伊東市(定数1)、熱海市(1)、伊豆の国市(1)、三島市(2)、清水町(1)、裾野市(1)、富士市(4)、富士宮市(2)、藤枝市(3)、牧
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6選挙区で選挙戦か 静岡県議選・東部地区 説明会に30陣営
静岡県選挙管理委員会は6日、静岡県議選(31日告示、4月9日投開票)の東部地区立候補予定者説明会を沼津市内で開いた。立候補を予定している県東部・伊豆の30陣営が出席し、これまで無投票とみられていた伊豆市選挙区を含む6選挙区で選挙戦の可能性が濃厚になった。 選挙区も含め立候補を検討している1陣営も参加した。伊東市、熱海市、伊豆の国市、三島市、清水町、裾野市、富士市、富士宮市の8選挙区は無投票の公算が大きくなった。 各選挙区の定数と出席陣営数は次の通り(カッコ内は定数)。検討中の1陣営は除く。 下田市・賀茂郡(1)2、伊東市(1)1、熱海市(1)1、伊豆市(1)2、伊豆の国市(1)1、函南
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心肺蘇生やAED学ぶ 伊豆の国のガイド2団体 コロナ禍での救命講習
伊豆の国市は4日、市内でガイド活動を担う2団体を対象とした救命講習会を同市のあやめ会館で開いた。ガイドツアー参加者が突然倒れた場合などの危機管理が目的。 伊豆の国歴史ガイドの会と伊豆の国外国語ガイドの会の計16人が、駿東伊豆消防本部応急手当指導員から講義を受けた。心肺蘇生法やAEDの使い方などを学んだ。コロナ禍で変更された胸骨圧迫時の対応の「倒れている人の口をマスクやハンカチで覆う」「屋内では換気を行う」「人工呼吸は行わない」といった点にも注意しつつ、救急隊が到着するまでの一連の流れを体験した。伊豆の国外国語ガイドの会の堀内祝子会長(64)は「ガイド中に参加者が倒れたことがあった。落ち着い
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城山さくらまつり復活 伊豆の国 子どもら演技盛り上げ
「城山さくらまつり」(大仁ライオンズクラブ主催)が4日、伊豆の国市の狩野川堤防で開かれた。満開の桜の下、地元の子どもたちらによるパフォーマンスでにぎわった。 コロナ禍で4年ぶりの開催。堤防に焼きそばや綿菓子などの屋台約10軒が並んだ。同市拠点のチアリーディングチーム「パワフルキッズ」やよさこいソーランを踊る「モダン日舞『樹の子』」らによるショーも行われ、演技を見に来た来場者から大きな歓声が上がった。 同クラブの土屋昭会長(43)は「再開できたので、これから継続して街の活性化につなげたい。来年は市のかわまちづくり公園を生かした祭りにして、地元を盛り上げたい」と話した。
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タオル580枚 社協に寄贈 田方労福協
田方地区労働者福祉協議会はこのほど、タオル580枚を伊豆の国市社会福祉協議会に寄贈した。 田方地区ろうきんグリーン友の会との合同企画。会員らが不用になったタオルを集めた。社協はデイサービス事業や災害備蓄などに活用する。 同市の韮山福祉・保健センターで社協の河野真人会長に目録を手渡した同地区労福協の杉原波絵会長は「今後も活動に協力したい」と述べた。
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マーケット課題議論 伊豆の国でJAふじ伊豆
JAふじ伊豆はこのほど、職員や農家、管内のファーマーズマーケットの出荷者が集合して問題点や課題を話し合う会議「ファーマーズサミット」を伊豆の国市の同JA伊豆の国地区本部で開いた。 関係者約30人がそれぞれ同マーケットの来客数や販売高を説明。職員は店舗へのアンケートを集計し、「営農アドバイザーによる営農指導強化や新たなPR企画を取り入れた販売強化をしてほしいという意見が多かった」と分析結果を発表した。今後の取り組みとして、「動画を使った栽培指導体制の構築」「規格外農作物を使った商品の開発」などを挙げ、参加者は検討した。
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障害者施設が完成 理事長が報告「地域拠点に」 伊豆の国
4月に伊豆の国市小坂にオープンする障害者グループホーム「オリーブの庭」を開設する福祉団体「一滴の水」(小野登志子理事長)は3日、同施設の内覧会と完成報告会を開いた。小野理事長はあいさつを通して地域の拠点とすることを誓った。 同グループホームでは近くに農場を運営し、利用者は野菜や花などを育てることができる。椅子に座ったまま入浴できる設備もある。小野理事長は、利用者による作品の展示会を行ったり、田植えの体験ができたりすることを説明し、「懸命に生きている人を支援したい。利用者に豊かな日常に触れてもらえたら」と話した。 6日から施設内の見学ができる。希望者は同団体<電055(949)0077>へ
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テロに備え訓練 伊豆の国・大仁署
大仁署はこのほど、テロ対策ネットワーク大仁の定期総会とテロ対策訓練を伊豆の国市で行った。 5月に広島県で開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)を前にした取り組み。観光施設「伊豆パノラマパーク」駐車場で行った訓練では、不審車両の中から爆発物の可能性があるものが見つかったとの想定で、県警機動隊の爆発物処理班が安全に処理する手順を紹介した。 あやめ会館で開いた定期総会で高橋文典署長は「テロ対策の情報を共有して未然防止し、協力して安心安全な社会を実現したい」とあいさつした。
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物置が全焼、けが人なし 伊豆の国市中
3日午後1時35分ごろ、伊豆の国市中の平屋建て物置から出火し、約500平方メートルを全焼した。けが人はいなかった。大仁署などが出火原因を調べている。
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特殊詐欺見破り声かけ コンビニ2店に大仁署が感謝状
特殊詐欺被害を未然に防止したとして、大仁署は2月28日、管内のコンビニ2店と従業員に署長感謝状を贈った。 感謝状を受けたのは伊豆市のファミリーマート修善寺温泉店と従業員の水口龍紀さん、伊豆の国市のセブン-イレブン伊豆長岡南店とマネジャーの細谷素子さん。両店舗とも来店した高齢女性が電子マネーを購入しようとした際、メモを見ながらだったり高額だったり不審な点があったため、声をかけて詐欺を見破った。 水口さんは「女性は機械の操作手順を書いた紙を持っていた。詐欺を防げて良かった」と話し、細谷さんは「女性に落ち着きがなく、家族にも内緒にしてと言われて違和感があった」と振り返った。同署で感謝状を手渡し
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伊豆中央道と修善寺道路 料金徴収40年延長
静岡県は1日の県議会建設委員会で、伊豆中央道と修善寺道路の料金徴収期限を40年程度延長する方針を明らかにした。近接する国道414号静浦バイパスの一部区間の有料化とともに、県議会6月定例会に関連議案を提出する。 伊豆中央道と修善寺道路の料金徴収期限は10月2日。翌3日から無料化される予定だったが、交通量が大幅に増える懸念があるとして2月定例会一般質問で延長する方針を示していた。 山梨義之道路企画課長は建設委で、有料化する静浦バイパスの建設期間や償還期間が40年程度になると説明。周辺道路への影響を踏まえると、伊豆中央道と修善寺道路、静浦バイパスの徴収期限を同時期とすることが妥当と述べた。
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中川さん緑十字銀章 交通安全協会大仁地区支部
交通安全協会大仁地区支部はこのほど、交通安全功労者の表彰伝達式を伊豆の国市の田方教育会館で開いた。高橋文典大仁署長と三枝勝美支部長が受賞者に表彰状を手渡した。 受賞者は次の通り。 【交通栄誉章「緑十字銀章」】中川幸衛 【関東管区局長・協会連合会会長連名表彰】鈴木弘 【交通栄誉章「緑十字銅章」】功労者 鈴木敬三、重田敬子、川口昭一▽優良運転者 古屋初代、堀江勝美、土屋典男、此平茂、渡辺広明、土屋広雄、市川由紀子 【交通功労金賞・銀賞】金賞 下田裕子▽銀賞 三枝勝美、渡辺政子、田村久敏、梅原泰嗣、福室龍雄、友部みつ江
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5議案を可決 伊豆の国市議会
伊豆の国市議会3月定例会は28日、本会議を開き、2億8100万円を減額する本年度一般会計補正予算案など5議案を原案通り可決した。一般会計など8会計の23年度当初予算案の上程も行った。
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「人づくり重要」 伊豆の国市議会 市長が施政方針
伊豆の国市議会3月定例会が27日開会し、会期を3月23日までの25日間と決めた後、山下正行市長の施政方針演説や議案の上程を行った。 山下市長は施政方針で、「市民が住みたい、住み続けたいと思う伊豆の国市をつくるにはまず人づくりが重要。未来を担う子どもたちのために子育てや教育に関する施策に重点的に取り組む」と述べた。 議事では上程した22案件のうち、9議案を原案通り可決、同意した。
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児童図書やパズル 伊豆の国市に寄贈 東芝テック
伊豆の国市に事業所を置く東芝テックはこのほど、市立幼稚園・保育園、放課後児童教室に児童図書305点と木製パズル12点計50万円相当を寄贈した。 1992年から続ける社会貢献活動の一環。土屋竜宏静岡事業所長らが市役所を訪れ、山下正行市長や増田貴史雄教育長らに寄贈品を手渡した。 木製パズルは伊豆市の障害者施設「駿豆学園」の製品。増田教育長は「大切に使わせてもらう」と感謝した。
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フィナンシェいかが 戸田の特産品タチバナ使用 沼津の菓子店 伊豆の国の企業開発
土産物企画、開発、卸売りなどを担うスプレッド企画(伊豆の国市、袰岩=ほろいわ=敬蔵代表)と菓子店ヴォワ・ラクテ(沼津市、大和美佐子代表)は、同市戸田地区の特産品タチバナを使ったフィナンシェを開発し、2月から同店で販売を始めた。袰岩代表は「サービスエリアや駅構内、ドライブインにも販路を広げ、タチバナの認知向上につなげたい」と話す。 タチバナは日本固有のかんきつで、同地区が国内北限で最大の自生地。皮に苦みがあり実が小さく、加工に手間がかかるため、商品開発に向かないとされていた。 昨年11~12月に戸田森林組合が収穫、冷凍したタチバナを、三ケ日みかんの加工販売を行う食肉販売業フードランド(浜松
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帝京大野球部が伊豆の国で合宿 27日まで
首都大学リーグの帝京大硬式野球部が27日まで、伊豆の国市の韮山運動公園で春合宿を行っている。4月からの新シーズンに向け、新2~4年の部員50人が技術向上や体力強化に励んでいる。 合宿は17日から始まった。22日には山下正行市長が同公園を訪れて練習を見学し、唐沢良一監督と意見交換した。唐沢監督は「両翼が広く、グラウンドをもっとしっかり整備すれば多くのチームを呼べる。地元の子どもたちにもいい環境でプレーしてもらいたい」と求めた。 同部は毎年市内で合宿をしている。OBには阪神の青柳晃洋投手やヤクルトの塩見泰隆外野手らがいる。
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特産を学校給食に ミニトマトを寄贈 伊豆の国の生産者
JAふじ伊豆の伊豆の国果菜委員会はこのほど、伊豆の国市特産のミニトマト240パックを市教委に寄贈した。3月1日に市内の幼稚園や小中学校で給食として提供される。 西山稔委員長と阿部聖人副委員長が同市のあやめ会館に増田貴史雄教育長を訪ね、ミニトマトを手渡した。西山委員長は「市内のミニトマトの生産量は県内一。栄養豊富なので、子どもたちがたくさん食べて元気に育ってほしい」と期待した。 増田教育長は「地域の産業を学べる良い機会になる」と感謝した。
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経済波及効果16億円 伊豆の国「鎌倉殿の13人」大河ドラマ館 試算を発表
伊豆の国市は22日、地元ゆかりの北条義時が主人公になった昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放映に合わせた大河ドラマ館の設置による市内への経済波及効果が16億1千万円だったとの試算を発表した。 調査には静岡経済研究所の協力を得た。大河ドラマ館の来場者414人にアンケートを行い、宿泊費や飲食費、土産代など1人当たりの市内消費額の平均を出した。来場者の居住地調査も1282人に実施して金額を算出した。 来場者の総数は19万5838人。1人当たりの市内消費額の平均は居住地別で、市内が1220円、市内を除く県内が4015円、県外が9780円。来場者の割合は市内3・7%、市内を除く県内が31・8%、
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伊豆の国市 教育、子育てに重点 23年度予算案 一般会計207億円
伊豆の国市は21日、2023年度当初予算案を発表した。伊豆市と整備していた廃棄物処理施設が完成するなど大型建設事業が落ち着き、一般会計は前年度比0・7%減の207億4千万円。教育や子育て環境の充実のほか、産業振興や市民協働の分野に手厚く配分した。 「住みたい・住み続けたい伊豆の国」をテーマに編成した。22年度の廃棄物処理施設の整備費を除いた当初予算は197億4千万円だったため、同施設の整備以外の予算規模は10億円増加した。 22年度にモデルの幼稚園1園で実施していた英語教育は市内全園に拡大する。総額4600万円を充てて年長児から中学生までを指導するALTを5人から8人に増員し、私立園には
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物価高騰対策で16市町に謝辞 JAふじ伊豆
JAふじ伊豆の鈴木正三組合長は20日、伊豆の国市役所に山下正行市長を訪ね、肥料や家畜飼料の高騰を受けて市が実施した農家支援策に対して謝辞を述べた。 同JAは管内各市町に対策の実施を要請し、16市町が応じて支援金の給付などを行った。鈴木組合長は「農家は大変感謝している。これからは時代の流れを読んで対応していきたい」と述べ、お礼書を山下市長に手渡した。 同JAは役員が27日までに16市町を訪問して謝辞を伝える。
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チア全国大会金賞 伊豆の国・パワフルキッズ 全5チームノーミス
伊豆の国市拠点のチアリーディングチーム「パワフルキッズ」がこのほど、都内で開かれた第20回子どもチアリーディング大会(日本チアリーディング協会主催)のエキシビションジュニアスター部門で最高賞の金賞と、奨励賞を受賞した。 園児から高校生までの計62人がA~Eの5チームを編成して出場した。小学6年から中学2年までの計17人で編成したAチームが金賞、中学3年と高校1年の計4人で組んだEチームが奨励賞に選ばれた。パワフルキッズが同大会で金賞を獲得するのは3年ぶり。 5チーム全てがノーミスで演技を終えた。相原健二監督によると、大会前の練習時から充実した内容の演技ができていたという。相原監督は「ノー
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青トマトコーラ開発 熟す前の酸味、風味 料理研究家桜井さん、伊豆の国で販売へ
トマトやミニトマトが熟す前の状態の「青トマト」を有効活用しようと、伊豆市の料理研究家桜井美鈴さん(50)が青トマトのクラフトコーラ「いずのくに元気エード」を開発した。25日に伊豆の国市で販売を始める。 桜井さんは昨年、伊豆の国市のトマト農園でアルバイトをした際、収穫作業などで実が落ちてしまったり房に触れてしまったりした青トマトが1日数キロ単位で廃棄されているのを知った。多くの青トマトが毎日捨てられるのはもったいないと感じ、活用方法の検討を始めた。 青トマトを大量に使う調理方法を考え、スパイスとの相性がよかったため、クラフトコーラの開発を思い付いた。材料は青トマト、2種類のスパイス、きび砂
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三島信金支店に大仁署が感謝状 特殊詐欺防止
特殊詐欺被害を未然防止したとして、大仁署はこのほど、伊豆の国市の三島信用金庫田京支店と大瀧健人店舗長に署長感謝状を贈った。 同署によると、1月30日正午ごろ、来店した60代女性がATMの操作に迷っていたため、大瀧店舗長が声をかけた。話を聞いたところ、還付金名目の詐欺であることが疑われた上、女性の携帯電話に犯人から電話がきたため、大瀧店舗長が電話に出て女性にATMの操作をやめさせ、警察に通報した。 同支店で高橋文典署長から感謝状を受け取った大瀧店舗長は「女性は信じ込んでいて詐欺の恐ろしさを知った。何げない声かけから防げてよかった」と振り返った。高橋署長は「手口はいろいろと変わるので、今後も
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公用車の車検費用 未払いで職員戒告 伊豆の国市
伊豆の国市は17日、公用車の車検費用の支払いを怠ったとして、廃棄物対策課の50代の主査を戒告の懲戒処分にしたと発表した。処分は15日付。 市によると、主査は昨年2~3月に民間事業者に発注した大仁清掃センターの公用車の車検費用について、事業者から請求書を受け取り、催促を受けていたが、上司に報告せずに事務処理も行わなかった。本年度になってから支払おうとしたが、処理方法が分からずに放置していたという。市は10日までに、公用車4台分の車検費用計75万9529円を事業者に支払った。 市は昨年末に事業者から相談を受けて未払いを把握した。市は当時の上司2人をそれぞれ文書と口頭で注意した。
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東海北陸7県の青年建築士集う 浜松でブロック大会
静岡県など東海北陸7県の青年建築士でつくる「建築士会東海北陸ブロック会青年建築士協議会」はこのほど、浜名湖ブロック大会を浜松市西区の舞阪協働センターで開いた。本県の約40人を含む約90人が出席し、各県の代表者が日ごろの活動について報告した。 本県は風間建築工房(伊豆の国市)の風間健一社長(46)が地域貢献の「ケンチクフェスタ」の取り組みを発表した。建築の魅力を子どもたちに伝えようと昨年10月に三島市で開催。集客に力を注ぎ、約150人を会場に集めたと説明した。 分科会では「災害とこれからの建築士」をテーマに、西井構造設計事務所(浜松市中区)の西井裕敏社長による講演「応急危険度判定の実施要領
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27日から定例会 伊豆の国市議会
伊豆の国市議会は17日、議会運営委員会を開き、3月定例会を2月27日に開会すると決めた。会期は3月23日までの25日間。 本年度一般会計補正予算案や来年度の各種当初予算案など30案件を審議する。一般質問は3月10日と13~15日の計4日間を予定している。
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ステージ演芸など おおひと梅まつり 19日、伊豆の国
伊豆の国市の大仁梅林と大仁神社で19日午前9時半から、おおひと梅まつり(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれる。 新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催は3年ぶり。ステージ演芸や屋台の出店、甘酒のサービスなどを行う。雨天決行。詳細は市観光協会のホームページに掲載した。 問い合わせは同協会<電055(948)0304>へ。
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ロケーションジャパン大賞/伊豆の国市が準グランプリ、牧之原市に部門賞 ロケツーリズムアワード/西伊豆町が地域大賞
映画、テレビドラマなどの撮影で地域を盛り上げた作品とロケ地を顕彰するロケーションジャパン大賞の授賞式が16日、都内で開かれた。伊豆の国市ゆかりの北条義時が主人公になった大河ドラマ「鎌倉殿の13人」と、積極的に観光誘客を図った同市が準グランプリに輝いた。 作品の世界観を伝える同市の大河館の来場者数は、目標の10万人を大幅に超える約20万人となった。ロケセット見学会なども通じて作品を生かしたPRを展開し、市内の経済波及効果は16億円に上るという。 山下正行市長は「コロナ禍だったが、多くのお客さまに来てもらった。受賞は夢のようで大変光栄に思う」と喜びを語った。 部門賞(支持率部門)には、映画
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児童養護施設にチョコスイーツ寄贈 伊豆の国 バレンタインの恒例
伊豆の国市南江間のドライブイン「いちごプラザ」内のクレープ専門店「ベリベリークレープ」と第一生命保険伊豆長岡営業オフィスは14日、同市の児童養護施設「伊豆長岡学園」に同店のチョコを使ったスイーツを贈った。 バレンタインデーに合わせた恒例の取り組み。仲原孝彦支配人と大谷栄義オフィス長が施設を訪れ、橘川英和施設長に生チョコラップクレープ50個を手渡した。橘川施設長は「特別感が増して子どもたちが喜ぶ」と感謝した。
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韮山城跡を巡り富士山眺めよう 23日、伊豆の国
富士山の日に合わせ、伊豆の国市の伊豆の国歴史ガイドの会は23日、同市の韮山城跡から富士山を眺める体験イベントを開く。 同市の江川邸駐車場を発着点に約1・6キロのコースを同会のガイドとともに歩いて富士山を見る。出発時間は午前9時と同10時の2部制。事前申し込み不要で、参加無料。雨天中止。 問い合わせは同会の萩原伝会長<電090(2772)1374>へ。
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消防団員ら語る 東日本大震災経験「災害はいつでも起こりうる」 伊豆の国
伊豆の国市消防団は12日、東日本大震災で被災した岩手県釜石市の消防団と建設会社の関係者を招いた防災講演会を伊豆の国市のアクシスかつらぎで開いた。消防団員や建設業関係者らが聴講し、防災意識を高めた。 釜石市消防団に所属する会社員前川智克さん(44)と青紀土木(同市)の青木健一社長が登壇した。地震発生直後の救助活動の様子や地域の状況、復旧に向けた道路啓開の取り組みなどを動画や写真を使いながら説明した。 前川さんは救助活動の最中に津波にのまれて一時意識を失った経験を語った。奇跡的に助かり、5日間飲まず食わずで救助活動にあたった。別々に避難した家族と再会できたのは3カ月後だったという。 経験を
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「鎌倉殿」大河館閉館 伊豆の国、今後の誘客へ 市民の結束力継続期待【解説・主張しずおか】
伊豆の国市ゆかりの鎌倉幕府第2代執権、北条義時が主人公になった昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の世界観を伝える同市の大河ドラマ館が1月15日に閉館した。事業費を巡って市議会が予算を否決するなど紆余[うよ]曲折のあった施設だったが、最終的に来場者数は目標の10万人を大幅に上回る19万5838人となった。誘客に向けた官民連携の取り組みを継続し、今後のさまざまな事業に反映させてほしい。 「大成功だった。このチーム力、団結力を今後のまちづくりに生かしていろいろなことに挑戦していきたい」。大河ドラマ館閉館後に施設前で行われた記念式典で、山下正行市長が今後への意気込みを語った。市民や市職員の尽力に対
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つるしびな華やか 5000個手作り 伊豆の国、11日から
伊豆の国市古奈の温泉旅館「おおとり荘」は11日から、ロビーに展示した地元団体手作りのつるしびなを一般向けに無料公開する。 大仁女性の会と天城しゃくなげの会が約5千個を制作した。ツルやカメ、タイといった縁起物のほか、干支(えと)にちなんだうさぎなどかわいらしい作品が並ぶ。原勝政支配人は「気軽に立ち寄って楽しんでもらえれば」と期待した。 一般公開は4月3日までの正午から午後3時まで。3月6日までは地元名物の温泉まんじゅうとお茶を提供する。ひな人形も展示している。 同旅館は全国的にも珍しい漆塗りの大浴場や館内の空調設備、ロビーなどの改装も行い、10日から新装オープンする。
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産科、コロナ対応に苦心 妊婦の感染増 診療所から病院へ負担偏重も
新型コロナウイルスの流行で、産科病院が本来の役割以上の対応に追われる事態が続いている。コロナに対する抵抗感などから妊婦感染者の受け入れが産科診療所で進まない中、「第8波」の感染爆発で拍車がかかった。感染状況が落ち着きつつある今も改善し切れていないといい、関係者は感染症法上の5類移行に向け、是正を訴える。 「できる限り自施設で管理を」 県は1月中旬、感染したかかりつけの妊婦の対応を病院に回す産科診療所が相次いでいるとして、陽性が判明しても分娩(ぶんべん)まで一貫して取り扱うよう通知した。病院に依頼する場合は、切迫早産の兆候がある▽中等症以上のコロナ症状がある-など4点の目安を明記した。
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伊豆の国のチーム出身者4人所属 箕面自由学園高(大阪) チア全国V
伊豆の国市拠点のチアリーディングチーム「パワフルキッズ」の出身選手が所属する箕面自由学園高(大阪府)が、1月末に都内で開かれた全日本高校チアリーディング選手権大会で優勝した。 同校で出場した16人のうち、植村明加さん(3年)、紀春花さん(1年)、伊山華叶さん(同)、小松星良さん(同)の4人がパワフルキッズの出身者。62チームが出場したディビジョン1で、ノーミスの演技で頂点に立った。セカンドチームが競うディビジョン2も同校が優勝し、榎本浬子さん(2年)と菊地春姫さん(同)がメンバーとして貢献した。 同校は全国から選手が集まる強豪校で、メンバーは寮生活で技術を磨いている。パワフルキッズからは
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国道414号静浦バイパス 1期工区 3月27日開通
静岡県沼津土木事務所と沼津市は7日、国道414号静浦バイパスのうち、同市下香貫から同市大平の沼津大平インターチェンジ(IC)までを結ぶ第1期工区2・5キロが3月27日午後3時に開通すると発表した。海岸線を通る国道414号の渋滞解消や、同市大平地区へのアクセス向上が期待される。 同工区は1994年に着工、2018年に沼津アルプストンネル(1・1キロ)が貫通した。ルートの一部に軟弱地盤を抱え、長さ50メートルを超えるくいを打ち込むなど、難工事となった。今回開通する区間は片側1車線で歩行者の通行も可能。 静浦バイパスは同市下香貫と伊豆中央道長岡北IC(伊豆の国市)を結ぶ6・9キロの計画。残る4
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伊豆のへそ「いちご尽くしのスイーツビュッフェ」シーズン序盤から甘み十分【道の駅 食探訪⑬】
静岡県内を代表するイチゴ生産地、伊豆の国市。同市にある「伊豆のへそ」内の「いちごBon Bon BERRY 伊豆の国ファクトリー」では毎年、5月上旬ごろまでのシーズン中だけのイチゴスイーツビュッフェが好評だ。 ショートケーキやタルト、ゼリー、エクレアなど常時約15種類が並ぶ=写真=。時間限定で特別メニューも登場する。使用するのは市内の紅ほっぺ、章姫、きらぴ香のほか、三島市で栽培される白イチゴも。パティシエの渡辺淳一さん(39)は「台風の影響を受けたが、社内会議で『今年は特においしい』と声が上がるほど、シーズン序盤から甘みがのっている。手作りのスイーツで味わって」と薦める。 制限時間は1時
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地域経済再生へ連携加速 駿豆地区商工振興懇 伊豆の国で定例会
東部と伊豆の経済団体でつくる駿豆地区商工振興懇話会(会長・紅野正裕沼津商工会議所会頭)は3日、伊豆の国市で定例会を開いた。コロナ禍などで低迷する地域経済の再生に向け連携を加速していくことを確認した。 定期的に開催し、東部・伊豆地域をどう結び、活性化につなげるかについて議論している。紅野会長は「地域経済の振興へ事業所の支援を重ねていく」と強調した。開催地を代表して同市商工会の大沢秀光会長も「インフラが少しずつ整備され、互いが近くなっている」と話した。 懇話会は2商議所(沼津と三島)と8商工会(長泉町、函南町、沼津市、清水町、裾野市、御殿場市、小山町、伊豆の国市)で構成。商議所会頭や商工会長
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市町議4割超が高齢男性 静岡県内、性別・世代「バランス」遠く【NEXTラボ×統一地方選】
女性議員を増やすため、政党や自治体に立候補や議員活動の環境整備に向けた取り組み強化を促した「政治分野の男女共同参画推進法」の改正から1年半余り。静岡新聞社は4月の統一地方選を前に、県議会と県内市町議会に所属する全議員の性別と年齢を調べ、分布図を作成した。 調査は2022年12月末時点。市町議会の総計は、全議員655人のうち65歳以上の男性が287人と44%に上り、性別年齢とも大きな偏りが見られた。女性は全ての年代を合わせても16%に過ぎなかった。県議会は、67人のうち55~64歳男性が36%(24人)と最多で、最高齢は80歳(2人)、女性は13%(9人)だった。 市町ごとにみると、静岡市
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静岡人インタビュー「この人」 全国高校生パンコンテストで最優秀賞を受賞した 杉山小雪さん(静岡市清水区)
伊豆の国市で1月下旬に開かれた第17回パン祖のパン祭内のコンテストで、全国各地の30校から応募のあった331作品の中で最優秀賞のパン祖のパン祭大賞・農林水産大臣賞に選ばれた。静岡農高の2年生で、食品科学部の部長。17歳。 -出品作品の特徴は。 「作品名は『ライ麦ブロート~穀物の香り』。サワー種などの酵母を使い、外はカリカリ、中はもちもちとした食感になるように香ばしく焼き上げた。クリームチーズやジャムと一緒に食べるのがおすすめ。材料は食物繊維が多いので、腸の働きも良くなる」 -こだわったところは。 「生地がべたついて丸め込むのが難しかったので、スピード感を持って手際よく作業できるように
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自治体の担当者が高血圧対策学ぶ 静岡市葵区で研修会
静岡県はこのほど、高血圧対策をテーマにした研修会を静岡市葵区で開いた。県や市町で保険事業や健康づくりに取り組む担当者らが参加し、医療データの分析手法や自治体の優良事例を学んだ。国民健康保険加入者らの膨大な医療データを健康課題の解決に生かし、医療費の適正化を図る狙い。事業に協力した静岡社会健康医学大学院大の田原康玄研究科長は、保健師や栄養士が日常業務で感じる疑問や課題を基に仮説を立てた上で、データで検証することが重要だとの認識を示した。 県内外の自治体担当者は減塩や血圧測定を促す取り組みを報告した。伊豆の国市健康づくり課の担当者は尿中のナトリウムとカリウムを測定した結果を踏まえ、野菜摂取の重
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サギ電話多発 静岡県警が注意報 東部、中東遠ブロック
静岡県警は31日、東部ブロック(大仁、三島、沼津、裾野、御殿場、富士、富士宮各署管内)と中東遠ブロック(菊川、掛川、袋井各署管内)にサギ電話の多発注意報を発令した。焼津市を中心に県中部でも複数の不審電話が確認されていて、県内全域で警戒が必要という。 県警によると、30日午前8時20分~午後4時50分ごろ、伊豆の国市(奈古谷、守木、三福、宗光寺)、函南町(上沢、新田、日守)、沼津市(大岡、常盤町、西浦河内、中沢田、本丸子町)、御殿場市板妻、富士市(神谷、富士岡)、富士宮市(ひばりが丘、北山)で計17件、掛川市上西郷と袋井市(岡崎、諸井、豊沢)で計4件の不審電話を認知した。親族や市職員をかたる
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鵺退治 中学生、堂々と 伝統の踊り、13人披露 伊豆の国
平安時代の武将源頼政の故事にちなんだ行事「第58回鵺(ぬえ)ばらい祭」(実行委、伊豆の国市観光協会主催)が29日、同市の湯らっくす公園で開かれた。地元の長岡中1、2年生13人が伝統芸能「鵺踊り」を勇ましく披露した。 鵺踊りは妖怪の鵺を頼政と家来が刀などで退治する内容。約2カ月間練習を重ねた生徒は、堂々とした言い回しや軽妙な動きを披露し、観客を沸かせた。頼政役を務めた渡辺和花さん(2年)は「自信を持って楽しく演じられた。これを見てかっこいいと思い、来年は自分がやりたいという人が出てきてくれればうれしい」と期待した。 伊豆中央高の弓道部は弓矢のパフォーマンスを披露した。
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伊豆の国 風景総選挙1位は「桜並木と狩野川と富士山」 市民投票、地元魅力を再確認
伊豆の国市はこのほど、市民が地元の魅力に対して投票する「まるごと総選挙」の結果を公表した。風景では「伊豆中央高付近から眺める桜並木と狩野川と富士山」が1位に選ばれた。 地元の魅力を再確認し、郷土愛の醸成を図るのが目的。投票は昨年10~11月にインターネットや公共施設で行い、有効票は902票だった。質問は風景のほか、観光地、公園、2種類の特産品の計5問を設けた。 結果をまとめた冊子は1月の「二十歳のつどい」で配布した。概要版は広報紙2月号に同封する。結果は2025年の市制施行20周年に合わせた事業にも活用する。 市企画課の担当者は「意外な結果もあり、これこそ市民の生の声だと感じた。今後の
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狩野川神島公園を整備 キャンプ、ドッグラン…集客拠点に 伊豆の国市、管理業者と調印
伊豆の国市は狩野川神島公園の整備や運営に関する基本協定を建物のメンテナンスなどを手がける「JM(ジェイエム)」(東京都)と締結し、27日に市役所で調印式を開いた。同公園は集客拠点として、10月1日のオープンを予定している。 同公園は「かわまちづくり」事業の一環で、市が国土交通省と連携して神島地区の狩野川右岸河川敷に整備する。民間の資金やノウハウを活用する公募設置管理制度(Park-PFI)により、同社が多目的広場や芝生広場などを整備した後に市が買い取り、同社が指定管理者として運営する。同社は函南町の川の駅「伊豆ゲートウェイ函南」の管理も担っている。 同公園の広さは約14・1ヘクタール。遊
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災害時に物資供給 コメリのNPOと伊豆の国市が協定
伊豆の国市は27日、全国にホームセンターを展開するコメリ(新潟市)が設立したNPO法人コメリ災害対策センター(同)と災害時の物資供給に関する協定を締結した。同NPOが協定を結ぶのは全国で千件目で、静岡県内では24件目。 地震や風水害が発生した際に、市の要請に基づいて同NPOがブルーシートや毛布、飲料水など必要な物資を提供する。災害対策情報の提供や防災啓発活動にも取り組む。 市役所で開いた締結式で山下正行市長と捧雄一郎理事長が協定書に署名した。山下市長は「いつ起こってもおかしくない災害の復旧には日用品の調達が必要。大変ありがたい」と感謝した。捧理事長は「ホームセンターの商品は災害時に必要な
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伊豆の国の2団体 厚労大臣表彰報告 視覚障害者を支援
ボランティア功労があったとして厚生労働大臣表彰を受けた伊豆の国市の2団体が25日、市役所で山下正行市長に受賞を報告した。 受賞したのは韮山声のボランティア(小池陽子代表)と点訳グループいずかたつむり(川口千賀子代表)。韮山声のボランティアは1981年に設立し、市の広報紙を音読、録音したCDを視覚障害者に届けている。点訳グループいずかたつむりは86年から、点字本の作成や小中学生への点字指導に取り組んでいる。 小池代表は「必要な人がいる限り活動を続ける」と抱負を述べ、点訳グループいずかたつむりのメンバーの永田文代さんは「活動を通じてボランティア精神を学べている」と語った。山下市長は「長年の活
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レジオネラ検出 伊豆の国市の温泉交流館
伊豆の国市は26日、市高齢者温泉交流館(寺家)の浴槽から基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されたため、同日から当面の間休館すると発表した。 17日に採水した水質検査で検出された。清掃や消毒を行い、再検査で安全が確保されるまで休館する。市によると、これまでに体調不良者は確認されていないという。
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バレー部と野球部テーマに市民講座 28日、韮山高
伊豆の国市の韮山高有慶館(同窓会館)で28日午後1時半から、同校の創立150周年記念事業の市民講座が開かれる。 OBの富田稔さんが「バレー部・野球部の栄光」と題して講演する。問い合わせは同窓会事務局<電055(940)0770>へ。
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救急車利用 注意点学ぶ 伊豆の国の高齢者
伊豆の国市北江間の特別養護老人ホーム「いちごの里」で23日、火災予防と予防救急の高齢者向け講座が開かれた。 同施設で実施している高齢者の居場所づくり事業「カフェいちご」の参加者約20人を対象に、駿東伊豆消防本部田方中消防署の救急隊員を講師に招いて実施した。 救急隊員は搬送人数が増加傾向にあることや高齢者がけがをする場所として住宅内が多いことを紹介し「高齢者は転倒するだけで入院という可能性もあるが、危険箇所を把握することで予防できる。緊急時は迷わず119番を」と呼びかけた。
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変電所での火災想定し連携 熱海消防署と東電が訓練
熱海市の熱海消防署と東京電力パワーグリッド静岡総支社は24日、同市の初川変電所で火災を想定した初期対応訓練を行った。消防隊員と同支社の社員が連携を取りながら消火活動の手順や二次災害を防ぐための注意点などを確認した。 変電所の地下にある変圧器から出火したとの想定。所内をモニターで監視している伊豆の国市の制御所で機器の異常を感知し、熱海市消防本部に通報した。 駆けつけた消防隊員は、同支社の社員から変電所内の構造や火災の状況を確認。所内は二酸化炭素消火設備が作動しているため、酸素マスクを装着して所内に進入して消火活動に当たった。 熱海消防署の鈴木正人署長は「顔の見える関係を構築し、連携を密に
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杉山さん(静岡農高2)最優秀賞 全国高校生パンコンテスト 伊豆の国
第17回パン祖のパン祭(実行委主催)最終日の22日、全国高校生パンコンテストの表彰式が伊豆の国市の韮山時代劇場で行われた。最優秀賞のパン祖のパン祭大賞・農林水産大臣賞には食事パン部門に「ライ麦ブロート~穀物の香り~」を出品した静岡農高2年の杉山小雪さん(17)が選ばれた。 杉山さんの出品作品は、サワー種などを香ばしく焼き上げたライ麦パン。生地を丸め込む工程を繰り返し練習し、手際よく成形できるようにした。21日の実技審査ではこれまでで最も良い仕上がりになったという。 杉山大一大会委員長から表彰状を受け取った杉山さんは「初出場だが自信はあった。頑張って練習して良かった」と喜んだ。杉山大会委員
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ホース連結し送水手順確認 伊豆の国で消防訓練
伊豆の国、伊豆、函南の3市町を管轄する駿東伊豆消防本部第2方面と3市町消防団は22日、林野火災合同訓練を伊豆の国市のさつきケ丘公園で行った。 指揮隊と消火隊計11隊53人が参加し、公園北側の山林から出火したとの想定で実施した。団員らは火元までの坂道を駆け上がって消防車両計7台をホースで連結し、水槽車から約700メートル先へ送水する手順を確かめた。 訓練は空気が乾燥して火災が発生しやすい冬季に合わせて毎年開催している。
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開幕「パン祖のパン祭」 伊豆の国、販売やコンテスト 22日まで
日本で初めてパンを焼いたとされる幕末の韮山代官江川太郎左衛門英龍(坦庵)の功績をたたえるイベント「第17回パン祖のパン祭」(実行委主催)が21日、伊豆の国市の韮山時代劇場をメイン会場に始まった。パンの販売や全国高校生パンコンテストなどを行う。22日まで。 4部門を設けたコンテストには全国各地の30校から331点の応募があり、26人が書類審査を通過して実技審査に臨んだ。同市三福のパン店「ベケライ・ダンケ」で実施した実技審査では審査員が見守る中、出場者は手際よく作業を進め、パンの製作技術を競った。22日に同劇場大ホールで出場者によるプレゼンと表彰式を実施する。 同劇場では全国各地の有名店から
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⚽清水エスパルス 監物拓歩(DF) 優れた配球能力【ルーキー紹介】
配球能力に優れた貴重な左利きのセンターバックだ。伊豆の国市出身で、中学、高校と清水の下部組織に所属。大学を経由して「憧れだった」というエスパルスのエンブレムを背負い、プロ生活をスタートする。 中学時代から世代別の日本代表に選出され、U-17(17歳以下)ワールドカップ(W杯)にも出場。有望株として注目される存在だったが、ユースからの昇格はかなわなかった。 プロ入りには遠回りとなった道のりも、成長の糧とした。「環境と人に恵まれた」という早大では先輩の背中からリーダーシップや振る舞いを学び、対人守備の強さにも磨きを掛けた。3年時に経験したけがでの長期離脱も乗り越えた。 かつて世代別代表でと
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移転構想を見直し 伊豆の国市郷土資料館 映像ホール利用再開へ
伊豆の国市の山下正行市長は19日の定例記者会見で、市郷土資料館を大河ドラマ館が設置されていた韮山時代劇場映像ホールに移転する構想を見直すと明らかにした。映像ホール利用者の理解を得られなかったとしている。映像ホールは3月から一般の貸し出し利用を再開する。 市郷土資料館は現在、大仁地区の市中央図書館2階にある。史跡巡りが目的の市内来訪者の周遊コースから外れていることや建物の構造上、夏季に高温になる環境面を考慮して大河ドラマ館閉館後の映像ホールに移転する計画だった。市内が盛り上がった大河ドラマのレガシー(遺産)として、郷土教育の充実や観光振興に活用する狙いがあった。 市は昨年12月、移転構想に
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ボーイスカウト大仁第1団50周年 式典で関係者祝う 伊豆の国市
伊豆の国市を拠点に活動するボーイスカウト大仁第1団はこのほど、結成50周年記念式典を同市のアクシスかつらぎで開いた。 これまでの奉仕や自然体験の活動を振り返るスライドショーが上映され、団員ら出席者は節目を祝うとともに今後の活動への思いを新たにした。土山惟之団委員長は「皆さんとともにお祝いできてうれしい。多くの人の努力によって今があるので、次の50年に向けて実績をさらに積み上げていきたい」と抱負を述べた。
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9事業者に褒状 静岡県農林漁業奨励賞 先進的取り組みを評価
静岡県は18日、経営発展を目指して先進的な取り組みを行う県内農林漁業事業体をたたえる「ふじのくに未来をひらく農林漁業奨励賞」の表彰式を県庁で行った。特産品のブランド化や県産材の利用拡大、中山間地での複合経営などを進める9事業者に川勝平太知事が褒状を手渡した。 受賞した個人・団体は次の通り。 農業 高橋純哉(伊豆の国市)小河麦人(富士宮市)志村吉紀(静岡市)森木農園(牧之原市)深川知久・馨(菊川市)渥美隆裕・敦子(浜松市)▽林業 志村清(静岡市)落合大樹(島田市)▽漁業 南駿河湾漁業協同組合「波乗り鰆推進協議会」(御前崎市)
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淫行の疑いで男逮捕 三島署など
三島署と県警少年課は18日、県青少年環境整備条例違反の疑いで伊豆の国市四日町、ダンプ運転手の男(30)を逮捕した。逮捕容疑は昨年11月上旬、自宅で県東部に住む10代女性が18歳未満と知りながら淫行した疑い。同署によると、容疑を否認している。
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地域公共交通関連5件承認 伊豆の国市
伊豆の国市は16日、本年度第2回の市地域公共交通会議を同市のあやめ会館で開いた。 小中学校の登下校時間変更に伴うダイヤの見直しがあった自主運行バスの運行計画など5件の協議事項がいずれも承認された。公共交通に関連した地区座談会の開催状況や燃料価格の高騰に伴う公共交通事業者への支援金などの説明も行った。 会議の会長を務める磯崎猛副市長は「コロナ禍によって交通事業者は依然として厳しい状況だと聞く。中長期的な視点で意見をいただきたい」とあいさつした。
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鵺踊り、本番へ入念稽古 頼政役に長岡中生・渡辺さん「見る人に感動を」 伊豆の国で29日披露
平安時代の武将源頼政の故事にちなんだイベント「第58回鵺(ぬえ)ばらい祭」(実行委、伊豆の国市観光協会主催)が29日午後2時から、同市の湯らっくす公園で開かれる。伝統の「鵺踊り」の披露に向け、地元の長岡中1、2年生が2022年末から稽古に励んでいる。 鵺は頭がサル、胴体がトラ、尾がヘビの妖怪。同市古奈地区の生まれとされるあやめ御前の夫頼政とその家来が、宮中に現れて天皇を悩ませた鵺を退治した言い伝えに基づき、毎年祭りを開催している。 出演する生徒13人は毎週日曜に長岡区民館で鵺踊りの出演経験者から所作や刀などの道具の扱い方を教わっている。頼政役の渡辺和花さん(2年)は「細かな動きも完璧にし
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伊豆の国ミニトマト原料のクラフトビール「政子の情熱」開発 大屋幸子(おおやさちこ)さん【とうきょうウオッチ/静岡へ発進&発信】
羽田空港隣接地の醸造所併設ビアレストラン「羽田スカイブルーイング」など、大田区内で飲食店を経営する。全国の信用金庫による「よい仕事おこしネットワーク」で伊豆の国市とつながり、「政子の情熱」が誕生した。44歳。 ―政子の情熱の現状は。 「昨年9月に醸造を始めて10月末に約500本が完成したが、ほぼ完売となった。ビールらしい味わいの中にほんのりとミニトマトを感じてもらえる仕上がりとなり、とても評判が良かった。年1回のイベントのような形で今後も提供できればと考えている」 ―開発の前には、伊豆の国市へも実際に足を運んだ。 「ビニールハウスに入れてもらい、生産に携わるニューファーマーの方たちか
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「鎌倉殿」大河ドラマ館が閉館 来場者数19万人 伊豆の国
伊豆の国市ゆかりの北条義時が主人公になった昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に合わせて市推進協議会が同市の韮山時代劇場に設置した大河ドラマ館が15日、閉館した。来場者数は目標の10万人を大幅に上回る19万5838人だった。 同日は閉館時間の午後5時に合わせ、大河ドラマ館のスタッフが登場人物の似顔絵が描かれたうちわを振って来場者を見送った。閉館後の式典で総来場者数が発表され、関係者が1年間の取り組みをたたえ合った。山下正行市長は「スタッフのおもてなしがすばらしく、大成功だった。市民のこの団結力を今後のまちづくりに生かしたい」と述べた。 同劇場では同日、手作り雑貨や飲食物が並ぶマーケットや市
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食事パン部門を新設 全国高校生コンテスト 21、22日 伊豆の国で「パン祖のパン祭」
伊豆の国市で21、22の両日に開かれる第17回パン祖のパン祭を主催する実行委員会は13日、プレス発表会を同市のあやめ会館で開き、概要を説明した。メインイベントの全国高校生パンコンテストで食事パン部門を新設した。 コンテストはカリフォルニア・レーズン、地産地消、手仕込みを含む計4部門で、全国各地の30校から331点の応募があった。書類審査を通過した26人が21日にパン店「ベケライ・ダンケ」で実施する実技審査に進み、22日に韮山時代劇場でプレゼンと表彰式を行う。県勢で実技審査に臨むのは伊豆中央、静岡農の両校の1、2年生計8人。 メイン会場の同劇場では全国各地の有名店から取り寄せたパンの販売や
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東京フィル「鎌倉殿」テーマなど熱演 伊豆の国でコンサート
大河ドラマのテーマ曲などを演奏するコンサート「ブラボー!オーケストラ」(伊豆の国市など主催)が14日、同市の長岡総合会館で開かれた。東京フィルハーモニー交響楽団が出演した。広上淳一さんの指揮で、同市ゆかりの北条義時が主人公になった「鎌倉殿の13人」のエバン・コール作曲のメインテーマや大河ドラマの作中で使用されたクラシックの名曲などを披露した。 市内が盛り上がった大河ドラマ関連事業のフィナーレとして開催した。同市の韮山時代劇場に設置された大河ドラマ館は15日が最終開館日。
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住民集い「わたしの避難計画」作成 伊豆の国・三福区で講座
伊豆の国市は14日、災害時に活用する行動計画「わたしの避難計画」を作成するワークショップを同市の三福公民館で開いた。 三福区内の組の代表者約30人に市危機管理課の職員が作成手順を説明した。参加者は大雨や地震を想定し、自宅周辺のハザードマップを見ながら避難のタイミングや家族との集合場所などを決め、用紙に記入した。今後区民にも作成を促す。 昨年度は南條区を対象に計画を作成し、本年度は三福、長塚の両区で実施した。同課の担当者は「避難の際にパニックになるのを防ぐため、冷蔵庫など自宅の見える場所に貼って活用して」と呼びかけた。
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岩田さんに静岡県知事賞 伊豆の国でイチゴ品評会
伊豆の国市は14日、第37回伊豆地区いちご品評会表彰式を同市の韮山農村環境改善センターで行った。最高賞の県知事賞には同市韮山山木の岩田一さん(75)が出品した紅ほっぺが選ばれた。 紅ほっぺ122点、きらぴ香29点、章姫3点の計154点の出品があった。岩田さんは「伊豆の国はイチゴ栽培の環境に恵まれ、さまざまな世代の生産者が頑張っている。今後も産地としての信頼を得るようにしたい」と話した。審査を担当した県東部農林事務所の担当者は「優れたイチゴが多く、生産者の熱意を感じられた」と講評した。 出品されたイチゴは同市の韮山時代劇場で販売された。そのほかの主な受賞者は次の通り。 県経済産業部長賞
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伊豆の国で軽傷ひき逃げ 正面衝突後に逃走
12日午後6時10分ごろ、伊豆の国市四日町の路上で乗用車同士が正面衝突し、三島市大宮町の男性教諭(59)が胸などに軽傷を負った。対向車両を運転していた男は乗用車を放置して逃走した。大仁署はひき逃げ事件とみて調べている。
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あったか共同湯、湧く郷土愛 身近な温泉の価値見直す【NEXTラボ】
豊富な温泉資源に恵まれた静岡県。特に源泉が集中する伊豆半島には、地域住民の手で管理・運営される共同湯や共同浴場が数多くあり、古くから暮らしの中に温泉がある。一般も入浴できる施設には、源泉かけ流しの「本物の温泉」を求めて遠方から訪れる人も。寒さが本格化したこの時季、身近な温泉の価値を見直したい。 伊東 住民の日常 観光資源に 伊東市桜木町の「岡布袋[ほてい]の湯(岡湯)」。午後2時前、営業開始を待ちわびる住民が次々にやってきた。「ほぼ毎日来ている。うちに風呂はあるが、まず沸かさない」と渡辺定則さん(85)。いつもの顔ぶれと会話を楽しむ社交の場でもある。 岡湯は地元の岡財産区が管理、運営す
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伊豆の国でひき逃げ 12日夜、男性教諭けが
12日午後6時10分ごろ、伊豆の国市四日町の路上で乗用車同士が正面衝突し、三島市大宮町の男性教諭(59)が胸などに軽傷を負った。対向車両を運転していた男は乗用車を放置して逃走した。大仁署はひき逃げ事件とみて調べている。
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出初め式 功労者らを表彰 伊豆の国消防団
伊豆の国市消防団はこのほど、出初め式を同市のアクシスかつらぎで開いた。功労者の表彰などを行い、防火への思いを新たにした。 表彰された主な功労者は次の通り。 【消防庁長官表彰】大川健、梅原秀行、小川正樹 【県消防協会長表彰】特別功労章 荻野一義▽功労章 大川充晃、浜洋和、西島基弘、梅原良浩
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つるしびな500本「うさぎもいるよ」 伊豆の国で展示会
伊豆の国市の主婦でつくる手芸グループ「和布遊半」は4月10日まで、つるしびなの作品展を同市中の蔵屋鳴沢特別展示場で開いている。 メンバーが手作りしたつるしびなを500本以上展示した。今年の干支(えと)にちなんだうさぎの飾りなど縁起物をモチーフにしたかわいらしい作品が並ぶ。近田典子代表は「日本の伝統文化を継承するためにじっくりと見てもらいたい」と話した。 着物の生地を使ったリメーク品などの販売も行っている。会場は世界遺産・韮山反射炉の横。
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2年間で3回詐欺防止 伊豆の国のコンビニに認定証 大仁署
大仁署はこのほど、特殊詐欺被害を2年以内に3回防いで署長感謝状を受けた伊豆の国市のファミリーマート韮山中條店に特殊詐欺被害防止優良店の認定証を交付した。認定は同署管内で初めて。 同署によると、昨年10月2日に来店した高齢男性がメモを見ながら5万円分の電子マネーを購入しようとした。店員の吉岡友香さんが不慣れな様子を不審に思い、警察に通報した。同店は2021年10月と昨年1月にも詐欺を見抜いて感謝状を受けていて、3回で計30万円分の被害を防いだ。 同店でオーナーの水口智文さんに認定証を手渡した高橋文典署長は「連携して被害を防ぐために今後もお力添えをいただきたい」と協力を求めた。水口さんは「い
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市の発展に貢献 16人6団体表彰 伊豆の国市
伊豆の国市は10日、自治や経済、文化などの分野で市の発展に貢献した16人6団体に対する表彰式を同市のあやめ会館で行った。 表彰状を手渡した山下正行市長は「今後も市の発展のために支援していただきたい」と協力を求めた。受賞者を代表して保護司の内田澄代さん(南江間)が「これからも地域に心を寄せ、市の未来に貢献したい」とあいさつした。 そのほかの受賞者は次の通り。 【功績表彰】堀井一雄、JAふじ伊豆伊豆の国苺(いちご)委員会、高橋裕一、望月克、米倉秀人、岡本剛道、寄留麻友香、小山秀子、神馬良栄、杉山亮太、竹内郁斗、宮本瑞穂、志村唯斗、林優翔、天満蓮玖斗、山田脩平 【善行表彰】マックスバリュ東
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伊豆中央道で事故、一時通行止め
9日午前10時ごろ、伊豆の国市花坂の伊豆中央道で対向する乗用車2台が衝突する事故があった。大仁署によると、けが人はいなかった。影響で伊豆長岡インターチェンジ(IC)-長岡北IC間の上下が約2時間にわたり通行止めになった。
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大人の一歩 若者堂々と 東部各地で「二十歳の集い」【伊東/下田/伊豆・伊豆の国/南伊豆】
静岡県東部の市町で8日、「二十歳の集い」が開かれた。人生の節目を迎えた若者らが式典や関連イベントに臨み、一層の飛躍を誓った。 伊東 新たなスタート 名称「二十歳式」に 伊東市では名称を新たに「二十歳式(はたちしき)」とし、式典を市観光会館で開催した。該当する549人のうち398人が出席し、決意を新たにした。 各中学の校歌を流した後、実行委員長の日吉大成さんが「私たちには強い絆で結ばれた仲間がこんなにもいる。二十歳を新たなスタート地点として、それぞれの道に確かな一歩を踏み出していこう」と述べた。 小野達也市長は「世界に誇れる伊東市を築くために、まちづくりへの参画を期待している」と祝いの言
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郷土愛醸成へ冊子 20歳に式典で配布 伊豆の国市
伊豆の国市はこのほど、郷土愛醸成や移住定住促進を目的にした冊子「Izunokuni de kurasso(伊豆の国市で暮らそう)」を作成した。8日の市内での「20歳のつどい」で参加者に配布する。 昨年10~11月に実施した市民が地元の魅力に対して投票する「まるごと総選挙」(有効票数902)の結果を掲載した。風景や観光地、特産品など五つの設問に対する得票数や割合を載せ、市民が魅力をどのように感じているかを伝えている。移住者のインタビューや、就業、住宅などのデータも紹介した。 A5判6ページ。市役所や各支所でも配布する。広報紙2月号にはアンケート結果の概要版を同封する。 市企画課の担当者は
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伊豆の国の男子中学生を保護 「似た人が歩いている」と通報 12月から行方不明
静岡県警は5日、昨年12月3日から1カ月以上にわたり行方不明になっていた伊豆の国市の中学3年の少年(15)を同市内で発見し、無事に保護したと発表した。目立った外傷はないという。 県警人身安全対策課によると、5日午前9時45分ごろ、同市の男性から「行方不明者に似た人が歩いている」と大仁署に通報があった。署員が韮山反射炉に近い同市中の路上を1人で歩いていた少年に声を掛け、服装や名乗った名前、荷物に書かれていた氏名などから本人と特定した。 少年は帽子をかぶっていなかったことを除き、行方不明時と同じ服装だった。水筒などを持っていたものの、所持金は数百円程度だったという。 少年は行方不明になった
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女性社長6.9%、全国41位 静岡県内3万4000社、民間調べ
信用調査会社の帝国データバンク静岡支店がこのほど発表した県内企業の女性社長比率は6・9%で、前年から0・2ポイント上昇した。全国水準の8・2%を下回り、都道府県別で41位だった。近年の県内は緩やかな上昇傾向にあるものの、全国比較では低水準が続く。 2022年4月の改正女性活躍推進法施行で、女性活躍に関する情報公開の対象企業が従業員数301人以上から、101人以上に拡大された。同支店の担当者は「上場企業だけでなく、中小企業もSDGsやダイバーシティ(多様性)を重視した経営が求められている。女性の管理職人材を育成するためにも、女性が働きやすい職場環境の整備や社内の意識変革が不可欠」と指摘する。
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地域おこし協力隊 活動成果や抱負 伊豆の国で報告会
伊豆の国市地域おこし協力隊の2人がこのほど、活動報告会を同市のあやめ会館で行った。 報告したのは、市観光協会で旅行商品制作やプロモーションを行う平尾潤さん(下田市出身)と一般社団法人エリアマネジメントで温泉街などのまちづくりに取り組む渡辺公二郎さん(神奈川県平塚市出身)。 2020年11月に就任した平尾さんは日帰り温泉マップやサイクリングを盛り込んだ宿泊プランの作成などの活動成果を説明し、「定住して自分で事業形成したい」と抱負を語った。22年5月から活動する渡辺さんは「地元の人に温かく迎えられた。地域を良くするためにもっと交流したい」と意気込んだ。
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重量挙げ 22個目の世界マスターズ「金」 伊豆の国・鈴木さん
伊豆の国市守木の鈴木幸宏さん(75)がこのほど、米国・フロリダ州で開かれた世界マスターズウエートリフティング選手権大会(国際ウエートリフティング連盟主催)の75~79歳55キロ級の部で優勝した。1988年の初出場以来、同大会で獲得した金メダルは22個になった。 全日本選手権で優勝して出場した。バーベルを一気に上げる「スナッチ」で45キロ、2段階で上げる「ジャーク」で50キロを記録した。鈴木さんによると、同大会の金メダル獲得個数は世界最多という。 新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに開催された。鈴木さんは「トレーニングを続けることで健康管理ができる。表彰台で国歌を聞くのはやはり気分がいい」
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詐欺被害を未然防止 コンビニ2店舗に感謝状 大仁署
特殊詐欺被害を未然防止したとして、大仁署はこのほど、コンビニ2店と応対した店員らに署長感謝状を贈った。 伊豆市のファミリーマート修善寺温泉店では11月2日、高齢女性がメモを見ながら1万円分の電子マネーを購入しようとしたため、江刺家淳店長が聞き取りをして警察に通報した。伊豆の国市のミニストップ韮山南條店では今月11日、高齢男性が5万円分の電子マネーを動揺した様子で買おうとしたことを店員の小林久代さんが不審に思い、近藤精孝店長(当時)に報告して防いだ。 同署で高橋文典署長が感謝状を手渡した。江刺家店長は「手口が変わってきている中で適切に対応できた」と振り返り、小林さんは「まさか自分たちの店舗
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「遠江の昔話」出版 鈴木さん(伊豆の国)160話執筆
昔話の研究に取り組む伊豆の国市三福の鈴木暹(のぼる)さん(79)がこのほど、県中西部の昔話をまとめた「遠江の昔話」を自費出版した。 吉田町から湖西市までの6市町に住む9人から聞き取った160話を掲載した。キツネにまつわる話が多く、できる限り話し言葉で表記して親しみやすい文章にした。鈴木さんは「時代を反映した話が多い」と話した。 A5判296ページ。1冊2400円。郵送も受け付ける。問い合わせは鈴木さん<電090(9027)4324>へ。
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高校生パンコンテスト 運営費募る 1月に伊豆の国で開催
伊豆の国市で来年1月21、22の両日に開かれる「第17回パン祖のパン祭 全国高校生パンコンテスト」を主催する実行委員会は同月20日まで、運営費をガバメントクラウドファンディングで募っている。目標金額は100万円。 コンテストは未来のパン職人の育成を目的に実施していて、毎年全国各地から応募がある。小麦をはじめとした材料費の高騰で運営費の増加が想定されることからクラウドファンディングの実施を決めた。 寄付への返礼品はパンのセットなどを贈る。杉山大一大会委員長は「コンテストは手作りのすばらしさを感じられるように企画してきた。今後も生徒のために運営できるようにしたい」と協力を求めた。 寄付の申
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伊豆の国の大河ドラマ館に門松 地元NPOが寄贈
伊豆の国市の韮山時代劇場内の大河ドラマ館前に28日、門松が設置された。 里山の環境保全などに取り組む地元のNPO法人高原倶楽部が手作りした2基を寄贈した。高さは約1・7メートル。来館者が記念撮影をして一足早く新春気分を味わっている。 同NPOの中野敏夫工房部会長は「市内が大河ドラマで盛り上がった締めの期間に協力できれば」と話した。大河ドラマ館は1月1~15日は市民の入館料が無料になる。
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伊豆の国の地域サロンでおたのしみ祭 来店客とコミュニケーション
伊豆の国市大仁の地域サロン「くっちゃべり処(どころ)雑貨よろづや」で27日、年末おたのしみ祭が開かれた。 シイタケやちらしずしなどの総菜を販売した。小川理恵代表らは販売しながら来店客とコミュニケーションをとり、「良いお年を」と声をかけ合った。 地域サロンは平日を中心に開設している。小川代表は「高齢者をはじめ、地域住民が気軽に立ち寄ってくれればうれしい」と話した。
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元日にマラソンとウオーキング大会 伊豆の国市教委
伊豆の国市教委は1月1日午前9時15分から、第18回元旦マラソン&ウオーキング・ノルディックウオーキング大会(静岡新聞社・静岡放送後援)を長岡体育館周辺で開く。 マラソンは1・2キロと2・2キロの2コース。ウオーキングとノルディックウオーキングは2・4キロを歩く。参加無料。当日の午前8時半から受け付けを行う。 問い合わせは市生涯学習課<電055(948)1461>へ。
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伊豆の国市 広報紙1月号で地元FMを特集
伊豆の国市は広報紙の来年1月号で地元のFMいずのくにをテーマにした特集を掲載した。 パーソナリティーの紹介やリスナーの意見などをまとめたほか、スマートフォンアプリで番組を聴けることを紹介した。2019年の台風15号で被災した千葉県木更津市の「かずさエフエム」と東日本大震災被災地の宮城県石巻市の「ラジオ石巻」のスタッフへのインタビューも行い、災害時のコミュニティーFMの活動事例を解説した。 特集は10ページ。1月1~3日には特集を記念した特別番組をFMいずのくにで放送する。
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郷土資料館の移転 市民有志が反対要望 伊豆の国市に
伊豆の国市の大河ドラマ館が設置されている韮山時代劇場映像ホールを利用する市民有志がこのほど、同ホールへの市郷土資料館の移転構想に反対する要望書を市役所で山下正行市長に提出した。構想を再検討し、大河ドラマ館閉館後の同ホールの貸し出し再開を求めた。 要望書は同ホールを文化活動で利用する6団体の連名。そのうち3団体の6人が訪問し「使い勝手が良いので閉館後は市民がこれまで通り活動できるようにしてほしい」と求めた。山下市長は「市民の公益のために理解してほしい」と応えた。 市が11月に行った無作為抽出の市民アンケート(有効回答数602)では、「移転した方がよい」「どちらかといえば移転した方が良い」が
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参道に茅の輪 31日、大祓式 伊豆の国・広瀬神社
伊豆の国市田京の広瀬神社に25日、茅(ち)の輪が設置された。31日午後4時から1年の汚れや厄を落とす大祓(おおはらい)式を開く。 奉賛会の元役員でつくる「茅の輪の会」(佐藤清会長)のメンバー7人が作業に参加した。チガヤを使って手作りした直径約2メートルの茅の輪を参道に置いた。佐藤会長は「近隣の多くの人に参拝してもらいたい」と期待した。茅の輪は来年1月15日午前に撤去する。
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大河後もいざ伊豆の国 ドラマ館閉館まで 誘客盛り上げラストスパート
伊豆の国市ゆかりの鎌倉幕府第2代執権の北条義時が主人公になった大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の全48回の放送が18日に終了した。市内周遊の拠点となる大河ドラマ館は来年1月15日まで開館していて、来館者数は目標の10万人を大幅に上回る18万人超えが確実。誘客が期待できる年末年始に向け、市民は盛り上げのラストスパートをかける。 「市民による新たな活動も生まれ、大きな成果が出ている。市内が一体となって盛り上がった」。山下正行市長は大河ドラマをきっかけに全国から注目が集まった1年間を振り返り、事業に関わった多くの市民やさまざまな団体の取り組みに対して感謝した。 来館者数は今月半ばに17万7千人に到
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交通安全願い静岡県警音楽隊演奏 伊豆の国
大仁署と交通安全協会大仁地区支部は23日、交通安全クリスマス会を伊豆の国市の韮山時代劇場で開いた。静岡県警音楽隊が演奏を披露し、地元の園児らに交通安全を呼びかけた。 音楽隊はクリスマスソングの「ジングルベル」や「赤鼻のトナカイ」をはじめ、園児にも聞きなじみのあるアニメの主題歌など計10曲を演奏した。園児は手拍子をしながら音楽やカラーガードのパフォーマンスを楽しんだ。 年末の交通安全県民運動の一環。交通安全指導員は横断歩道の渡り方などを指導する寸劇を披露した。
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警察の業務に協力 10人に署長感謝状 大仁署
大仁署は22日、警察業務に協力した功労者10人に署長感謝状を贈った。伊豆の国市の田方教育会館で開いた贈呈式で感謝状を手渡した高橋文典署長は「多くの人に支えられ、協力を受けていることを署員一同、心に刻みたい」と感謝した。 感謝状を受けた功労者は次の通り。 署の環境美化 望月良和、武津江夫妻(伊豆の国市吉田)▽警察車両整備 吉木信秀(同市北江間)▽地域安全推進員 杉田諭(伊豆市柏久保)勝呂健一(同市小土肥)勝呂真人(同市八木沢)登木口九(同市土肥)▽少年警察ボランティア 宇田久子(伊豆の国市韮山韮山)西原常夫(同市長岡)▽特殊詐欺被害防止イラスト、広報紙作成 松下美和(同市田原野)
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バスケ全国大会へ意欲 伊豆の国の中学生チーム
伊豆の国市を拠点に活動するバスケットボールチーム「WITH J PROUD(ウィズジェイプラウド)」が26~28日に静岡市で開かれる14歳以下の全国大会「ECCカップU14」(バスケットボールジャパンアカデミー主催)に初出場する。 メンバーは中学1、2年の7人。4日に開かれた東部地区チャンピオンシップで沼津門池中に勝利し、地区代表として出場が決まった。このほど伊豆の国市役所で山下正行市長に出場を報告したメンバーは「得意分野を生かして点を取る」「目標を細かく立てて行動したい」と抱負を語った。 山下市長は「伊豆の国の代表としてどんどん上を目指して」と激励した。
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伊豆中央高 25日に恒例「冬のコンサート」
伊豆の国市の伊豆中央高は25日、恒例の「第33回冬のコンサート」を同市長岡総合会館のアクシスかつらぎで開く。入場無料。 第1部はクラシック曲を中心としたシンフォニックステージ、第2部は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のテーマ曲などを披露するポップスステージ。午後2時開演で、計9曲を演奏する。 問い合わせは同校<電055(949)4771>へ。
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伊豆の国市長 大河ドラマ館閉館後「郷土資料館の移転前向き」
伊豆の国市の山下正行市長は21日の定例記者会見で、大河ドラマ館が設置されている韮山時代劇場映像ホールの大河ドラマ館閉館後の運用について「郷土資料館を移転できるように前向きに検討したい」と述べた。 市郷土資料館は現在、大仁地区の市中央図書館の2階にある。史跡が多い韮山地区からのアクセスが悪く、来訪者の周遊コースに入っていないことに加え、建物の構造上、夏季に高温になって来場者や史料にとって適切な環境ではないなどの課題がある。 市は当初、映像ホールは大河ドラマ館閉館後の来年3月から貸し出しを再開する予定だった。しかし大河ドラマをきっかけに多く人が市内に訪れ、同劇場を拠点に地域を周遊していること
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伊豆の国 2022年の十大ニュース 1位は「鎌倉殿の13人」
伊豆の国市は21日、山下正行市長が選んだ2022年の十大ニュースを発表した。1位は市ゆかりの北条義時が主人公になった大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に関連した市内の盛り上がり(通年)だった。 韮山時代劇場内に設置した大河ドラマ館は目標の来館者数10万人を大幅に上回り、18日時点で17万7252人が訪れた。市民や有志団体も活発に事業に関わり、盛り上げに貢献している。2位は「源氏あやめ祭」や「伊豆の国花火大会」など3年ぶりに開催(7、8月)、3位は新ごみ処理施設の名称が「クリーンセンターいず」に決定(8月)を選んだ。 4位以下は次の通り。 ④新し尿処理施設「きよら江間」が稼働(3月)⑤ミニトマ
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大河「鎌倉殿」最終回 義時しのび焼香 伊豆の国・北條寺
伊豆の国市ゆかりの北条義時が主人公の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の最終回に合わせ、同市南江間の北條寺は18日夜、敷地内に焼香台を設けた。 地元の江間郷土研究会と杉山商店が協力し、放送終了後の午後9時から設置した。約60人が訪れ、手を合わせて義時をしのぶとともにメッセージノートに思いをつづった。 同寺は義時が創建し、境内には義時夫妻の墓がある。大河ドラマの市推進協議会はツイッターの公式アカウントで情報を発信し、「最終回にふさわしいイベント」などのコメントが寄せられた。
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警察犬所有者らに嘱託書交付 大仁署
大仁署は19日、嘱託警察犬の所有者・訓練者に対する嘱託書を同署で交付した。 交付を受けたのは、ヤハト・フォン・マンヨーソウ号(雌、4歳)の所有者兼訓練者の高山亘さん(伊豆市)とデルント・オブ・ハウス・ベッケン号(雄、7歳)の所有者の名倉克己さん(伊豆の国市)。2頭はいずれもシェパードで、10月に県警鑑識課が行った審査会で合格した。嘱託期間は来年1年間。 2人に嘱託書を手渡した高橋文典署長は「有事の際は協力してもらい、地域の安全安心を確保したい」と話した。高山さんは「高齢者の行方不明などの事案があれば家族のために早期に発見したい」と述べ、名倉さんは「社会貢献のために活躍できれば」と話した。
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伊豆の国市議会 8議案可決、閉会
伊豆の国市議会12月定例会は19日、最終本会議を開き、追加提出された4議案を含む計8議案を原案通り可決し、閉会した。
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地域の団体連携、課題解決へ 伊豆の国市が意見交換会
地域で活動する団体が連携した課題解決や情報交換ができるプラットフォームの設立に向け、伊豆の国市は15日、市内の各種団体メンバーによる意見交換会を市役所で開いた。 市内では自然保護や歴史研究、防災、観光振興などさまざまな団体が活動しているが、協働での取り組みやつながりは行政を含めて限定的だった。それぞれの団体の強みを効果的に活用し、市民主導のまちづくりを推進しようと企画した。 市協働まちづくり課が中心となり、来年度の設立を目指す。意見交換会には18団体から約30人が参加し、それぞれの活動概要や課題を話し合った。山下正行市長は「皆さんの活動は市の財産。相談し合える関係を築いてほしい」と期待し
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感染者遺族の収骨可能に 静岡県内の火葬場 コロナ対応変更
新型コロナウイルス感染者の遺体を火葬する際に感染拡大防止などを理由に遺族の収骨を認めていなかった静岡県内の一部火葬場が10月~11月中旬、いずれも対応を改めて認めたことが、16日までの一部事務組合などへの取材で分かった。 火葬場は、各市町または複数の市町でつくる一部事務組合が管理運営している。伊豆の国市、伊豆市、沼津市と、牧之原・御前崎両市、三島・函南両市町でつくる一部事務組合の計5団体は、9月末時点では遺族の立ち会いも収骨も認めていなかったが、いずれの団体も10月~11月中旬の間に容認に転じた。 このうち伊豆の国市と伊豆市は、入場者の人数制限もせず、遺体を火葬する時間帯も非感染者の火葬
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伊豆の国でひき逃げ 車の女性軽傷
16日午後4時半ごろ、伊豆の国市長岡の国道414号交差点で、停止していた沼津市の女性会社員(41)の乗用車に車が追突し、そのまま逃走した。女性は首や腰を打ち、軽傷を負ったもよう。大仁署はひき逃げ事件として捜査している。同署によると、逃走した車は銀色のセダン型とみられる。
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北条政子の生涯 大塚さん一人語り 伊豆の国で1月7日
伊豆の国市は来年1月7日午後4時から、いずのくに大使の大塚良重さんによる北条政子を題材にした一人語り「政子の想いを誰が知ろうか」を同市の韮山時代劇場で開く。 政子の生涯を叙情豊かに語る。今回のポスターなどのデザインを手がけた紙切り作家水口千令さんらとのトークも行う。入場無料。往復はがきで申し込む。12月21日の消印有効。 問い合わせは市文化財課<電055(948)1428>へ。
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イチゴクレープ専門店オープン 伊豆の国、18日
伊豆の国市南江間のドライブイン「いちごプラザ」を運営する仲原商事は18日、施設内にイチゴクレープ専門店「ベリベリークレープ」をオープンする。 施設内では同社が販売するイチゴ大福が名物になっているが、市内特産のイチゴをさらにPRしようと企画した。パティシエとの共同開発で、イチゴ大福と同様に地元の契約農家から仕入れる紅ほっぺをふんだんに使っている。自宅などでも楽しめるようにと、土産用の個包装されたミニクレープも用意した。 仲原孝彦支配人は「クリームや生地にもこだわった。大福の次の看板商品になれば」と期待した。
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記者コラム「清流」 食べ物への思い
静岡県内各地で勤務していると、その土地それぞれで特産の食べ物と出合える。魅力や思いを語る生産者や地元住民はとてもかっこよく見える。 伊豆の国、伊豆の両市では地元に関連した食べ物が給食を通じて子どもたちに紹介された。伊豆の国市では舞台になっている大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にちなみ、鎌倉時代の食事や歴史上の人物が愛した献立を基に、地元食材も交えて提供した。伊豆市では「地元のおいしい物を味わい、地域の農家に感謝してほしい」との思いから市内産の新米を継続的に使っている。 クラスの仲間といろいろと話している様子が見られるかと期待し、取材で学校を訪れると、現在は「黙食」を実施中。子どもたちが食べ物
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脅迫罪で教諭に罰金10万円命令 沼津簡裁
沼津区検は15日までに、脅迫の罪で伊豆の国市立中教諭の男性(25)=伊東市=を、脅迫と傷害の罪で左官業の男性(25)=同市=を略式起訴した。沼津簡裁は14日付で、教諭に罰金10万円、左官業の男性に罰金30万円の略式命令をそれぞれ出した。 略式命令などによると、2人は共謀して8月14日午前、同市内の路上で東京都の男性会社役員=当時(25)=を脅迫した。左官業の男性は会社役員の顔を殴り軽傷を負わせた。
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23年度の予算編成 自民所属市議 伊豆の国市長に要望
自民党所属の伊豆の国市議7人は15日、来年度の予算編成に対する要望書を山下正行市長に市役所で提出した。 要望は、生活支援と経済支援、公共施設再配置計画の明確化、大河ドラマレガシー(遺産)の継続的事業展開の3項目。大河ドラマ関連では、市内のさまざまな歴史資源を含めた事業展開を求めた。
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イチゴ狩りオープン「いっぱい食べて」 伊豆の国、ウェブ予約導入
伊豆の国市の江間いちご狩り組合は14日、今期の開園式を同市北江間の江間いちご狩りセンターで開いた。開園期間は15日から来年5月6日まで。 今期からセンターのホームページでウェブ予約できるシステムを導入した。組合員14人がビニールハウス約90棟、約2ヘクタールで紅ほっぺと章姫を栽培していて、JAふじ伊豆によると、伊豆地域最大級。 開園式で岩田行彦組合長は「新型コロナ禍3年目だが、今期はインバウンドが見込める。赤く、大きく実ったイチゴをおなかいっぱい食べてもらい、良い思い出を作ってほしい」と期待した。 30分食べ放題。料金は時期によって変わり、1400円から2千円。幼児は1100~1700
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伊豆の国市長 英語で市の魅力発信 海外経験生かし、職員提案
伊豆の国市は海外経験がある山下正行市長が、市内の魅力を全編英語で紹介する動画を市長公式ユーチューブチャンネル「Mayor MASA(メイヤーマサ)」で配信している。 市長就任前の官僚時代、在米国日本大使館や在ジュネーブ日本政府代表部での勤務など計8年間の海外在住経験がある。回復傾向にあるインバウンドのPRや英語教材への活用などを目的に、市協働まちづくり課の職員の提案で企画した。 動画は1本3分程度で、5日現在、7本を公開している。葛城山や足湯、侍、願成就院など外国人も関心がありそうなテーマで地元の魅力を紹介した。山下市長は「大河ドラマ関連事業を通じて情報発信の重要性を認識した。市内の魅力
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「無冠の仏像」22点 無指定文化財紹介 下田・上原美術館
国宝や重要文化財として指定を受けていない名品に着目した展示会「無冠の仏像 伊豆・静岡東部の無指定文化財」が2023年1月9日まで、下田市宇土金の上原美術館で開かれている。所有する施設外では初めて公開された作品を含めた計22点が並ぶ。 三島市の長福寺に伝わる平安時代の十一面観音像と如来像は寺外初公開となる。頭部の形などに特異な点があり、由来も不明の神秘的な作品。裾野市の茶畑浅間神社の「四面神像」は四つの頭部がある国内唯一の女神像ともされ、平安時代の富士山信仰の影響が推察される。 来館者からひときわ注目を集めているのが国清寺(伊豆の国市)の彫像断片約130点だ。南北朝から室町時代の木造で、足
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伊豆の国市原木区の有志団体 カーブミラー清掃
伊豆の国市原木区の有志団体「原木スタイル~繋~」はこのほど、区内でカーブミラーの清掃と点検を行った。 メンバー11人が参加し、3グループに分かれて通学路のカーブミラーの汚れを落とし、曇り止め防止剤を使って磨いた。吉村真樹代表は「事故がなくなることを願っている。地域のつながりを大切にしたい」と話した。
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意識高め詐欺ゼロ 伊豆の国市四日町区 大仁署が感謝状
地域住民が自発的に防犯意識を高めて特殊詐欺の被害を抑止したとして、大仁署はこのほど、伊豆の国市四日町区に署長感謝状を贈った。 同区ではサギ電話が多発する時期があったことから、同署が5~9月に特殊詐欺被害防止推進地区に指定した。区民が署名した「特殊詐欺に騙(だま)されま宣言」を同署に提出したほか、県警の「さくらセーフティ作戦」を展開して対策を講じ、指定期間に特殊詐欺被害は確認されなかった。 同署が区民に行ったアンケートでは、同作戦の展開によって特殊詐欺への警戒心や知識が向上したとの回答が9割だった。同署は推進地区の指定を管内の他地区で継続する。 同市の韮山小体育館で竹内堅二区長に感謝状を
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JAふじ伊豆韮山支店 新築移転オープン
伊豆の国市四日町の旧市役所韮山庁舎の跡地に新築移転したJAふじ伊豆韮山支店が12日、オープンした。 少人数の相談スペースやプライバシーに配慮した個室を用意して相談機能を充実させた。ATM2台、来客用駐車場約30台分を設ける。鉄骨造り2階建てで、敷地面積約4200平方メートル、延べ床面積約1500平方メートル。1階が支店で、2階には同JA伊豆の国地区本部の事務所が入る。 記念式典で役員らがテープカットを行い、開店を祝った。鈴木正三組合長は「気持ちを新たにして快適な空間での手続きや効率的な業務を行い、さらなるサービス向上に努めてほしい」と話した。
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源頼朝公像 島田で“里帰り”展示へ 千葉山智満寺の倒木杉使用
島田市の千葉山智満寺で2012年に倒木した「頼朝杉」を使い制作された源頼朝公像が同市に“里帰り”し、23~25日に市博物館で展示公開される。像は来春をめどに源氏ゆかりの鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)に奉納される予定で、静岡県内で鑑賞できる最後の機会になる見込みだ。 頼朝公お手植えと伝えられる頼朝杉は推定樹齢800年で、名木を通じた地域活性化などに取り組む銘木総研(大阪市)が中心となってプロジェクトを進め、京都市の仏師江里康慧氏に制作を依頼した。ことし10月に完成し、11月には伊豆の国市で特別公開された。像に加え截金(きりかね)細工が施された厨子(ずし)も見どころだとい
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軽トラック、畑に転落 下敷きになり男性死亡 伊豆の国市
10日午前10時半ごろ、伊豆の国市南江間の狩野川河川敷の農道で、同市南江間、無職男性(82)の軽トラックが道路脇の畑に転落した。男性は車外に放り出されて軽トラックの下敷きになり、搬送先の病院で死亡が確認された。 大仁署によると、方向転換しようとバックした際に道路から約2メートル下の畑に転落したとみられる。同署が原因などを調べている。
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郷土資料館の移転案 伊豆の国市、市民と意見交換
伊豆の国市はこのほど、市郷土資料館の移転構想に関する市民意見交換会を韮山農村環境改善センターで開いた。 現在は大仁地区の市中央図書館2階にある市郷土資料館を、大河ドラマ館が設置されている韮山時代劇場映像ホールにドラマ館閉館後に移転するとの構想。移転すれば史跡が多い韮山地区や伊豆長岡地区の江間地域にアクセスしやすいため、児童生徒や観光客が周遊する際の拠点として活用できる一方、映像ホールが文化活動などで利用できなくなる。市中央図書館は建物の構造上、夏季に高温になり、来場者や史料にとって適切な環境ではないとの課題もある。 意見交換会では市が経緯や移転効果、課題、代替施設などを説明した。出席した
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観光再興へ静岡県独自割引 年明け開始、食テーマ宿泊旅行や体験
川勝平太知事は9日、新型コロナウイルス禍で打撃を受けた観光産業を支援するため、静岡県独自の観光促進事業を実施する方針を明らかにした。食をテーマにした静岡県内宿泊旅行や日帰り体験に対する料金割引を2023年1月にも開始する。県議会12月定例会一般質問で、自民改革会議の土屋源由氏(伊豆の国市)に答えた。 観光振興課によると、県内各地の旬の食材や料理、食文化に触れる宿泊旅行、コロナ禍で需要が高まるパラグライダーやアスレチックなど体験型アクティビティーの料金を割り引く。閑散期とされる1月中旬から2月末ごろの実施を想定。県内外の旅行客を対象とし、全国旅行支援との併用を可能にする方向だ。 水際対策の
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小学生バレー「IZULU」全国へ 伊豆の国
伊豆の国市拠点のIZULU(イズル)バレーボールクラブが11月に掛川、袋井の両市で開催された静岡県小学生バレーボール大会兼県スポーツ少年団バレーボール交流大会男子の部で連覇を達成した。来年3月の県内での全国大会に出場する。 IZULUは東部地区1位で12チームが参加する県大会に出場。トーナメントの2回戦から登場し、3試合を勝ち抜いて頂点に立った。平岩純監督、芹沢祐希選手、増島来選手が優秀賞を受賞した。 今夏も全国大会に出場する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で棄権した。選手は悔しさを胸に、全国の舞台に向けて技術向上に励んでいる。
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大仁署の名称「伊豆中央署」に 移転新築、2023年6月開所
静岡県警は7日までに、伊豆の国市三福に移転建て替えする大仁署(同市大仁)の名称を、伊豆中央署に変更することを決めた。新庁舎の開所は、併設する射撃場の壁補強工事が完了する2023年6月になる見通し。 築46年の現庁舎の移転建て替えを契機に、管内(伊豆の国市、伊豆市)住民の意見を踏まえた新名称の検討作業を進めてきた。署協議会の答申などを踏まえ、「伊豆の国市と伊豆市の双方に偏らない」「観光地が数多く点在し、知名度が高い『伊豆』を冠する名称であれば、旅行者から認識しやすい」といった観点を重視して最終的に決定した。 新庁舎の開所と新名称への移行は当初、23年4月1日を予定していた。浜松西署敷地内の
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特別列車「GEO TRAIN」 映える地形、乗せて出発 伊豆箱根鉄道と韮山高生コラボ
伊豆箱根鉄道と美しい伊豆創造センターは、韮山高(伊豆の国市)の写真報道探究部が撮影したジオサイトの写真などを展示した特別列車「いずっぱこGEO TRAIN(ジオトレイン)」を駿豆線(三島-修善寺)で運行している。 写真映えをテーマに、1、2年の部員9人が伊豆半島内の14カ所を訪れて写真を撮影した。同センターのジオパーク推進部の監修で説明文を付け、20種類のシールを電車の窓に貼っている。列車は部員がデザインしたオリジナルのヘッドマークを付け、1日2~10往復する。 5日に伊豆市の修善寺駅で開いた式典で、関係者がテープカットをして運行を祝った。鈴木千咲紀副部長(2年)は「写真の明るさや角度に
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地域中小支援 都内で商談会 全国信金、静岡県内企業も出展
静岡県内9信用金庫を含む全国の信金組織による商談会「よい仕事おこしフェア」(同実行委員会主催)が6日、都内の東京ビッグサイトで始まった。新型コロナウイルス禍で厳しい経営環境に置かれる中小企業の本業支援と地域経済の活性化を目指し、3年ぶりの通常開催にこぎ着けた。7日まで。 ものづくり、食品、観光の各分野で約460事業者がブースを出展し、県内の企業、団体も活発に売り込んだ。防滑専門メーカーのイーモア(浜松市南区)は公共、商業施設のエントランスや階段、スロープなどで多数の施工実績を持つ床用防滑材をアピール。企画管理本部長の山田佳子さんは「来場者が関心を寄せてくれる。首都圏での販路拡大につなげたい
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スペシャルオリンピックス・ボウリング 宮本さん(伊豆の国)全国3位報告
広島県で開かれた知的障害者のスポーツ全国大会「第8回スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・広島」のボウリング競技で3位になった伊豆の国市の宮本瑞穂さん(31)がこのほど、市役所で山下正行市長に結果を報告した。 同競技には24人が出場し、能力や年齢で分かれた部門で予選と決勝を行った。宮本さんは予選で平均143の好スコアを出し、決勝は30歳以上で最も高レベルの部門に進出。そこで3位になり、銅メダルを獲得した。 宮本さんは「優勝を狙っていたので悔しい。次は一番をとりたい」と意気込んだ。山下市長は「今回の活躍をPRして競技を広めて」と話した。
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スタンプラリーで地域の歴史知る 伊豆の国・吉田区
伊豆の国市の吉田区青少年健全育成会はこのほど、地元の小学生がスタンプラリー形式で地域を巡るイベント「吉田学校」を区内で実施した。 小学3~6年の15人が参加した。子どもたちは寺院や神社など5カ所を回り、座禅の体験や地元住民の講話を通じて地域の歴史や文化に対する知識を深めた。 菅沼弘志会長は「地元住民と声をかけ合える関係を築き、吉田の歴史を正しく知って伝承の担い手になってくれればうれしい」と期待した。
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住民連携で備え確認 「地域防災の日」静岡県東部各地で訓練
「地域防災の日」の4日、静岡県東部の各地で訓練が行われた。避難所の運営訓練や地元の要介護者が避難所へ向かう際の補助など、実践に即した内容をこなした。 富士・要支援者の避難手助け 富士市では約380カ所で計約4万2千人が訓練に取り組んだ。昨年度から内閣府や県の個別避難計画作成モデル事業に取り組む富士南地区では、計画作成済みの要支援者11人が自宅から避難所に向かう道のりを住民らで補助した。 足が不自由な特別支援学校の生徒宅には支援者として登録する民生委員らが向かい、バギー型車いすが通行できる避難経路を家族と確認しながら進んだ。高齢者宅では浸水被害を想定し、階段で最上階に上る補助をした。 災
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優良安全運転管理者ら表彰 大仁地区安全運転管理協会
大仁地区安全運転管理協会はこのほど、本年度地区表彰式を伊豆の国市の田方教育会館で開いた。優良安全運転管理者の表彰などを行った。 主な受賞者は次の通り。 全日本交通安全協会交通栄誉章「緑十字銅賞」 鈴木充▽優良安全運転管理者 大城英樹、森勇、吉田敬一、森勲、服部保江、渡辺達也、潮木弘樹▽優良事業所 静岡日産自動車大仁店、大熱海国際ゴルフクラブ、長岡リハビリテーション病院、木村土木▽優良運転者 竹谷愛美、堤竜也、露木翔
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伊豆の国商工会女性部員が交流 岡部町の女性部と
伊豆の国市商工会女性部はこのほど、おもてなし交流事業の一環で藤枝市の岡部町商工会女性部を伊豆の国市内に受け入れた。 岡部町の女性部15人を江川邸駐車場でうちわを持って出迎え、施設内や大河ドラマ館などを巡った。女性部員とともに歓迎した伊豆の国市の大沢秀光会長は「女性部の交流が地域を盛り上げる原動力になれば」とあいさつした。岡部町の立石昌江部長は「お互いに刺激し合って意識を高めたい」と話した。 伊豆の国市の土屋洋美部長は「またゆっくりと伊豆の国に来てほしい」と期待した。
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伊豆の国市 長岡南小の5人力走【市町対抗駅伝】
伊豆の国市は長岡南小の4~6年生5人がメンバー入りし、このうち6年生3人が出場した。同じ学びやの仲間同士で、今後も切磋琢磨(せっさたくま)することを誓った。 2区の正治道選手(11)から3区の大川桜季選手(12)にたすきが渡り、菊地夏尉選手(12)は9区で力走した。5年の中島和奏選手(11)と4年の長倉翼選手(10)は1500メートル走に出場した。 学校で駅伝の話をすることはないが、練習時には気軽に話せる仲間がいることで互いに刺激し合えているという。大川選手は「みんなの応援が力になった」と喜んだ。
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ドラマ館場所 市長「最良の選択だった」 伊豆の国市議会一般質問
伊豆の国市の山下正行市長は1日の市議会12月定例会一般質問で、韮山時代劇場内に開館している大河ドラマ館の設置場所について「最良の選択だった。官民一体でにぎわいの創出ができている」と述べた。天野佐代里氏への答弁。 設置場所を巡っては、大河ドラマ関連事業費を盛り込んだ予算の否決に伴って民間施設などほかの候補地も挙がった。山下市長は同劇場内の日だまり広場や大ホールで実施されるイベントと大河ドラマ事業の相乗効果を実感し、「市民による新たな活動が生まれている」と地域の盛り上がりに感謝した。 否決による予算確保のずれ込みや規模縮小の影響については、旅行会社への案内が遅れたため、開館直後のツアー客の確
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3市町の広報紙 12月号に合同取材記事を掲載 田方広報研究会
伊豆、伊豆の国、函南の3市町などの広報担当者でつくる田方広報研究会は、3市町が発行する広報紙12月号に合同で取材した共通記事を掲載した。 「身近にある野外アクティビティ」をテーマに、3市町のおすすめ屋外施設計9カ所を写真付きで紹介した。そのうち4施設で職員のインタビューを行い、特徴や魅力を伝えている。表紙は3市町で切り替え、伊豆は修善寺虹の郷、伊豆の国はメリダエックスベース、函南は川の駅伊豆ゲートウェイ函南の写真を採用した。 伊豆、伊豆の国の2市は1日、函南町は15日の発行。研究会は3市町のほか、JAふじ伊豆と伊豆保健医療センター(伊豆の国市)の担当者が所属している。
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大河テーマなど演奏 東京フィル 伊豆の国で1月14日
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のメインテーマなどを演奏するコンサート「ブラボー!オーケストラ」(伊豆の国市など主催)が1月14日午後4時から、同市の長岡総合会館で開かれる。 東京フィルハーモニー交響楽団が出演する。指揮は広上淳一さん。入場無料だが、12月12日必着で往復はがきでの申し込みが必要。 問い合わせは市観光文化課<電055(948)1177>へ。
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伊豆の国の酪農家 知事賞など報告 畜産共進会乳牛の部
静岡県畜産共進会の乳牛の部で県知事賞など好成績を収めた伊豆の国市の酪農家がこのほど、市役所に山下正行市長を訪ね、受賞を報告した。 渡辺稔さん(46)が第2部(生後12カ月以上15カ月未満)で最優秀賞と県知事賞に輝いた。高橋実徳さん(35)はいずれも経産牛の第6部(生後30カ月未満)と第7部(生後30カ月以上36カ月未満)でそれぞれ最優秀賞に選ばれた。田中山ファームは第1部(生後9カ月以上12カ月未満)で優秀賞に入った。 渡辺さんは「伊豆の国の仲間のおかげで受賞できた」と感謝した。山下市長は「受賞を励みにどんどんいろいろなことにチャレンジしてほしい」と話した。
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園児の英語教育拡充へ 伊豆の国市、来年度予算に計上方針
伊豆の国市の増田貴史雄教育長は30日の市議会12月定例会一般質問で、現在モデル園の1園で実施している英語教育事業を市内の幼稚園と保育園、こども園に拡充するために来年度当初予算に関連費を計上する方向で検討していると述べた。小沢五月江氏への答弁。 モデル園は長岡幼稚園。外国人講師を招いて6月から5歳児を対象に週1回1時間程度、歌やゲームを通じて英語に触れていて、10月末までに計11回実施した。日本語は使わずに全て英語で行われているが、園児は友達とやりとりしながら楽しんでいて、保護者からも好意的な意見が聞かれているという。 来年度は本年度と同様に5歳児を対象に行い、私立園には補助金を出す方針。
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三島駅前再開発、順大が進出意向 医療福祉の充実期待 市議会 一般質問答弁
三島市は30日、広域健康医療拠点を整備する三島駅南口東街区の再開発事業について、伊豆の国市で付属病院を運営する順天堂大が進出の意向を示していることについて「医療・福祉の充実につながる可能性がある」との認識を示した。同日の市議会11月定例会で、野村諒子氏(緑水会)の一般質問に答えた。 関係者によると、順大は高層棟4階の約千平方メートルに高機能な健診センターや診療施設を導入する計画。市当局は進出する医療機関について「正式に決定している段階ではない」としつつ、順大の構想に期待を示した上で「市医師会の意見を伺いながら具体的な機能を決定していきたい」と語った。 また建築資材の高騰に伴い工事費が上昇
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東部、伊豆在住者は大河ドラマ館半額 1月15日まで
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の伊豆の国市推進協議会は12月1日から、県東部、伊豆地域在住者を対象に同市の大河ドラマ館の入場料を半額にする。来年1月15日まで。 大河ドラマ事業に対する地域住民の盛り上げに感謝する取り組み。大人200円、子ども50円で入場できる。券売機で住所を証明するものを提示する。 限定記念証の配布や市内宿泊割引券の抽選企画も実施する。問い合わせは市観光文化課<電055(948)1177>へ。
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森林整備に10万円 伊豆の国市へ寄付 日本生命沼津支社
日本生命保険沼津支社と同社職員らでつくるボランティア組織「“ニッセイの森”友の会」は28日、森林整備や環境保全に活用してもらおうと伊豆の国市に現金10万円を寄付した。 同会の設立30周年を記念した取り組み。十河健二支社長=写真右=らが市役所を訪れ、山下正行市長に目録を手渡した。十河支社長は「これからも地域に根差した取り組みを進めたい」と話し、山下市長は「森林保全はとても大事。有効に活用する」と感謝した。
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狩野川神島公園の区域決定など11案件可決、同意 伊豆の国市議会
伊豆の国市議会12月定例会は29日開会し、会期を12月19日までの21日間と決めた後、行政報告や議案の上程を行った。上程された15案件のうち、神島地区の狩野川河川敷に設置する狩野川神島公園の区域決定など3議案を含む計11案件を原案通り可決、同意した。 山下正行市長は行政報告で、検討されていた市役所伊豆長岡庁舎の増築について「DXの進展や人口減少に伴う将来的な行政需要の動向が不透明のため、増築は当面行わずに既存建物の有効活用を進める」と述べた。
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八幡神社の歴史、理解深める 清水町で講座
清水町はこのほど、源頼朝と弟義経が再会時に腰かけたとされる対面石がある八幡神社で歴史講座を開いた。約15人が参加し、所蔵する文書のレプリカを見たり、境内を歩いたりして神社の歴史に理解を深めた。 同神社宮司で、町の文化財保護審議委員をの勝又清文さんが講師を務めた。勝又さんは対面石のエピソードや、旅人や武将などから信仰を受けていたことを紹介。参加者はいずれも町文化財の、徳川家康から領土を安堵(あんど)してもらった朱印状の写しや応神天皇が描かれた掛け軸などを見た後、境内を見学した。 高校2年の武藤美優さん(17)=伊豆の国市=は「神社についてなかなか知ることが無かった。貴重なものが見られて満足
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「自分の力を出し切る」 伊豆の国市チームが壮行会【市町対抗駅伝】
静岡県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する伊豆の国市チームの壮行会が26日、同市の韮山時代劇場で開かれた。 昨年は2時間25分1秒のタイムで市の部21位。天野正人監督は練習を支えた選手の家族やスタッフらに感謝の言葉を述べた上で、「前回の記録に迫れるよう頑張る」と語った。選手もそれぞれ「チームとして良い走りをする」「自分の力を出し切る」などと健闘を誓った。山下正行市長は「1秒でも自己ベストを更新してほしい。チーム一丸となれば満足のいく結果が得られる」とエールを送った。
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日常の風景描く 三島市の日本画家大場さん、伊豆の国市で作品展
三島市の日本画家大場茂之さん(67)の作品展が30日まで、伊豆の国市奈古谷のアトリエ(旧奈古谷公民館)で開かれている。 日常の何げない風景を描いた大小さまざまな作品約80点を展示した。地元の国清寺の石段や韮山城跡、ネパールの景色などを題材に自然豊かな様子を実景に近い形で描いている。大場さんは「自然を取り入れるのが日本画。個展をきっかけに旧友と再会できるのがうれしい」と話した。 会場は韮山生涯学習センターの向かい。
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道の駅伊豆のへそ 26日から周年祭 出店やスタンプラリー
伊豆の国市の道の駅「伊豆のへそ」で26~28日、周年祭が開かれる。地元飲食店の出店や道の駅に関する展示、スタンプラリーなどを行う。問い合わせは道の駅の運営会議事務局(市観光文化課内)<電055(948)1480>へ。
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強要容疑で逮捕の男 伊豆の国市立中学教諭 市教委が公表
伊豆の国市教委は24日、伊東市内で男性を脅迫し謝罪させるなどしたとして、23日に強要容疑で伊東署に逮捕された男が伊豆の国市立中教諭だと明らかにした。政令市を除く静岡県内公立学校の教職員の逮捕は、2022年度に入り6人目。 逮捕されたのは伊東市和田1丁目の男(25)。逮捕容疑は8月中旬ごろ、同市の自称左官の男(25)=強要と傷害容疑で逮捕=と共謀し、市内で東京都の男性会社役員(25)を脅迫して必要のない謝罪をさせた疑い。同署によると、容疑者は被害者とトラブルになった際、被害者が録音していたデータの削除を要求するなどしたという。 伊豆の国市教委は容疑者の勤務校を明らかにしていないが「生徒と保
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「鎌倉時代」味わって 国清汁や義時ゼリー 伊豆の国市で共通給食
「和食の日」の24日、伊豆の国市は和食の基盤が作られたとされる鎌倉時代の食事を基にした特別給食を市内の小中学校と幼稚園計13施設で提供した。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公で市ゆかりの北条義時にちなんで「義時給食」と名付けた。 玄米入りご飯、サケの塩焼き、納豆あえ、国清汁、義時ゼリー、丹那牛乳の計6品。主菜は源頼朝が献上されて和歌を詠むほど気に入ったとされるサケを使い、頼朝の祖先の源義家が出陣の際に俵に入れた煮豆が発酵した言い伝えから納豆も材料に選んだ。国清汁は地元の国清寺で600年の歴史があるみそ汁で、地元産のゴボウやサツマイモを入れた。 デザートの義時ゼリーは狩野川をイメージした
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源頼朝像お披露目 伊豆の国 島田の倒木杉使用
千葉山智満寺(島田市)で2012年9月に自然倒木した「頼朝杉」を使った源頼朝公像が23日、伊豆の国市の韮山時代劇場で特別公開された。征夷大将軍になった頃をモチーフに、権力の頂点に立つ気品のある様子を表現した像で、神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮に奉納する。 像の制作は名木を通じた地域活性化や文化継承に取り組む銘木総研(大阪市)を中心としたプロジェクト。倒れた杉の樹齢は推定800年で、頼朝が挙兵時に手植えしたとされる。像は高さ99センチ、横幅130・5センチ、奥行き95センチ、重さ50キロで、顔立ちなどはさまざまな肖像画や像を参考に、仏師の江里康慧さんが新たなイメージで作り上げた。 一般公開を前
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伊豆中央高の美術、陸上部 静岡県展や東海大会で好成績
伊豆の国市の伊豆中央高の美術部と陸上競技部がこのほど、静岡県の作品展や東海大会で好成績を収めた。 美術部は県高校総合文化祭美術・工芸部門で2年生3人が受賞した。薬師寺翔子さんの油彩画「不可思議、解きやしょう。」は県高校文化連盟会長賞に選ばれ、全国総合高校文化祭に出品される。木内唯斗さんは県高校美術・工芸教育研究会優良賞、星屋愛梨さんは特選に選ばれた。妖怪の世界観を描いた薬師寺さんは「油絵は初挑戦だったが満足のいく作品に仕上がった。もっと多くの人に見てもらいたい」と喜んだ。 陸上競技部は東海新人大会で2年生6人が計5種目で入賞を果たした。渡辺優斗さんは男子5千メートル競歩で自己ベストを22
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29日から定例会 伊豆の国市議会
伊豆の国市議会は21日、議会運営委員会を開き、12月定例会を11月29日に開会すると決めた。会期は12月19日までの21日間。 1億7100万円を追加する本年度一般会計補正予算案など15案件を審議する。一般質問は11月30日から12月2日の3日間で、11人が登壇する。
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黒字決算を報告 大仁まごころ市場 伊豆の国市
伊豆の国市田原野の農産物直売所「大仁まごころ市場」はこのほど、第20期定時株主総会を同市の大仁くぬぎ会館で開いた。当期利益206万円を計上した決算報告を承認した。 総売り上げは9月の長雨が影響し、前年比1・7%減の1億5800万円。来客数は同0・4%減の8万9506人だった。運営を受託した韮山時代劇場内の大河ドラマ館に併設する物産館の売り上げは4900万円。 湯川保夫取締役の辞任に伴い、新取締役に清水浩幸支配人が就任する議案も承認した。土屋龍太郎社長は「堅調に推移している。出荷者の健康意識を高める取り組みを進め、物産館で扱う加工品の販売を直売所でもできれば」と話した。
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河津下田道路 1期区間起工 伊豆縦貫道南端、工事の安全を祈願
将来的に沼津市と下田市を結ぶ伊豆縦貫自動車道の南端部分「河津下田道路」の1期区間(延長5・7キロ、下田市箕作-同市六丁目)の起工式が19日、同市箕作で行われた。関係者約50人が、工事の安全に願いを込めた。開通時期は未定。 伊豆南部では高度な治療が受けられる伊豆の国市の順天堂大静岡病院に患者を搬送する場合1時間以上を要していて、縦貫道が全線開通すれば下田市からの搬送時間は半分程度に短縮される見込み。周辺の国道3路線では2019~21年度にかけ年間11~30回の通行止めが発生していて、災害時の緊急輸送路としての期待がかかる。下田港から首都圏への輸送時間減による海産物への需要増なども見込まれる。
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伊豆の国ブランド ギフトセット発売 注文受け付け
伊豆の国市商工会女性部は30日まで、伊豆の国ブランド認定商品を詰め合わせたギフトセットの注文を受け付けている。 スイーツなど11商品が入ったバラエティーギフト(3500円)と肉料理など8商品を詰め合わせたプレミアムギフト(5千円)の2種類を50セットずつ用意した。12月上旬に発送する。 問い合わせは商工会本所<電055(949)3090>へ。
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姉妹都市 京都・長岡京市と交流 伊豆の国から市民団
伊豆の国市の団体がこのほど、姉妹都市交流の一環で京都府長岡京市を1泊2日の日程で訪れ、地元住民と親睦を深めた。 伊豆の国市から訪問したのは市友好都市交流協会と市音頭保存会のメンバーら28人の市民団と市議13人。友好交流会には山下正行伊豆の国市長と中小路健吾長岡京市長も出席し、互いに地元の音頭を踊って交流した。 長岡京ガラシャ祭のパレードにも加わり、伊豆の国をPRした。
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衆院「10増10減」成立 静岡など140選挙区改定
衆院小選挙区定数「10増10減」を反映し、1票の格差を2倍未満とする改正公選法は18日の参院本会議で可決、成立した。区割り改定の対象は、静岡など25都道府県の140選挙区でいずれも過去最多。1票の格差は現行の2・096倍から1・999倍に縮小する。公布を経て、12月28日にも施行される見通しだ。10増10減の対象となった15都県では与野党の候補者調整が今後の焦点となる。 比例代表ブロックも3増3減。衆院解散は当面ないとみられ、新たな区割りは次に全国一斉で行われる衆院選から適用される。議席減の対象県では、自民党が岡山などで小選挙区議席を独占。同党には難しい候補者調整が待ち受ける。 寺田稔総
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医療と介護 両輪で活用を 三島でシンポジウム
医療と介護の総合的な確保に向けたシンポジウム(県、医療と介護シンポジウム開催実行委員会主催)がこのほど、三島市の三島商工会議所で開かれた。「医療と介護の上手な利用」をテーマに医師による基調講演とパネル討論を行った。 パネル討論には伊豆保健医療センター(伊豆の国市)の清水啓介医師、静岡市静岡医師会医療・介護連携推進センター相談員の浅利恵美子さん、認知症の夫の介護を経験した伊豆の国市認知症キャラバン・メイトの大川和美さんが登壇した。大川さんは介護者の交流会に出席したことを振り返り「泣きながら話したが、大変なことを聞いてもらうことで本当に救われた。今でも参加して経験を話したり悩みを聞いたりしてい
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居合道 子ども教室が級位審査会 伊豆の国
居合道の無双直伝英信流静岡東部道場傘下の子ども向け教室「梛(なぎ)」は16日、級位認定審査会を伊豆の国市の韮山体育館で行った。昨年4月の教室開講以来初の審査会で、年長児から小学6年までの8人全員が同道場が設ける級位の2~9級に合格した。 子どもたちは緊張しながらも真剣なまなざしで「前切り」や「追撃刀」など5本の形を披露し、技の正確さや姿勢、礼式などの審査を受けた。8歳以上の教室生は技の名前や刀の部位名などを答える試験も実施した。韮山小6年の尾形寧々さんは「先生や友達と稽古して上手になると楽しい」と話した。 子ども専門の居合道教室として全国で初めて開講し、現在は13人が所属する。教室を開講
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被害者支援へ連携確認 伊豆の国で連絡協議会
大仁署犯罪被害者支援連絡協議会が15日、伊豆の国市の田方教育会館で開かれた。委員を務める弁護士、医師、行政職員と署員計14人が参加し、関係機関の連携を確かめた。 想定される事例に基づき、対応方法を検討した。高橋文典署長は「犯罪被害者に寄り添い、前向きに生きていくために支えていきたい」と話した。 同署によると、1~9月の管内の支援件数は昨年より3件少ない9件だった。刑事手続きの流れや支援制度を説明し、事件の区切りごとに被害者に状況を説明している。
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静岡人インタビュー「この人」 第28回酒田市土門拳文化賞奨励賞を受賞した 若林茂さん(三島市)
写真家土門拳の出身地・山形県酒田市が主催する同賞。東京・新宿のニコンプラザ東京で受賞作品展が28日まで開かれている。初めての応募で、カラー30枚組みの作品「母 卒寿」が高い評価を受けた。元私立高教員で現在は非常勤講師。高校の写真部顧問の経験もある。伊豆の国市出身、65歳。 ―どのような作品か。 「この賞はただのコンテストではなく、写真家の資質を問う賞と言われる。しっかりした準備が必要と考え、10年間ほど撮りためた写真を拾い集めた。部屋の中に始まり、5月ごろから冬までの農作業を経て、再び部屋での静穏な写真になるように構成した。1枚目と30枚目にいずれも父の遺影が写り、ループさせることも意識
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自転車選手がトークショー 19日に伊豆の国
メリダジャパンは19日午後2時15分から、伊豆の国市田京の道の駅「伊豆のへそ」内の自転車施設「メリダ・エックス・ベース」で自転車ロードレース選手によるトークショーを開く。 新城幸也選手(バーレーン・ヴィクトリアス)ら3選手をゲストに招く。オリジナルグッズが当たる抽選会も行う。入場無料で申し込み不要。 問い合わせは同施設<電0558(77)2727>へ。
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住民の「誇り」醸成 伊豆の魅力 地域が認識を【記者コラム湧水】
「『何でこんなとこに引っ越してきたの』と冗談交じりに言われました。でも半分は本気のような気がして。これでは子どもたちが地元に自信を持てない」。伊豆市で11月上旬に移住者の増加をメインテーマに開かれた会議で出た男性移住者の意見に強く同意した。人口減少や少子高齢化が長く叫ばれている伊豆地域。地元住民が魅力を認識し、誇りを持たなければ衰退の一途をたどるだろう。 3年前の春、この地域に赴任してきた際にあいさつ回りをしていると、男性と同じような場面に何度も出くわした。「何にもないところでね」「子どもを全然見なくなっちゃったよ」。今でも再三聞く話だが、自然、産業、歴史とさまざまな面で伊豆には魅力がある
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⚾野球技術、小中生に指導 元プロ岡島、清水さん
元プロ野球巨人の岡島秀樹さんと清水隆行さんによる野球教室(長嶋茂雄ロード記念少年野球教室・学童野球大会実行委員会主催)が13日、伊豆の国市のさつきが丘公園野球場で開かれた。地元の小中学生約60人が参加し、元プロから技術を教わった。 メジャーリーグのワールドシリーズ制覇も経験した元投手の岡島さんは、球の握り方や投球で片足立ちになるときに安定する軸足の使い方を指導。肩や肘に負担をかけない投げ方を教え、「チームメートと日々楽しく練習を続け、プロ野球選手を目指して」と呼びかけた。清水さんは走塁時のベースの踏む位置などを指導し「どうやったら速くなるのか日頃の練習から意識を」と話した。 巨人終身名誉
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ボランティア養成 スマホで写真講座 17日、伊豆の国
伊豆の国市社会福祉協議会は17日午後1時半から、ボランティア養成講座「スマホで撮れる!はじめての写真講座」を同市の韮山福祉・保健センターで開く。 タケチカメラ(伊東市)の武智一雄さんが講師を務め、実践を踏まえながら撮影技術を学ぶ。受講後は社協のイベントで撮影ボランティアとして協力する。定員20人、参加無料。 問い合わせは社協<電055(949)5818>へ。
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墨の現代アート多彩 伊豆の国、知半庵で作品展
伊豆の国市吉田の国登録有形文化財「知半庵(旧菅沼家住宅)」で12月4日まで、第10回知半アートプロジェクト「墨のこえ」(同プロジェクト委員会+チーム知半主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれている。国内外の現代作家3人による墨のアートを展示している。 沼津市の現代美術家青木一香さんは今回のために最新作として球体の作品を制作。土間の梁(はり)には数々の球体をつるし、宇宙のような空間を表現した。前座敷には一畳ほどの和紙に墨絵を描き、「踏むアート」として設置している。 米国の詩人で墨絵画家のアラン・ラオさんの墨絵や神奈川県在住のフランス人書家・現代美術家のドミニク・エザールさんの書も展示した
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自転車こいで発電に挑戦 伊豆の国・長岡北小 温暖化対策学ぶ
静岡県地球温暖化防止活動推進センターは10日、環境学習プログラム「アース・キッズチャレンジ」を伊豆の国市立長岡北小で開いた。5年生23人が温暖化防止に向けて自身ができる対策を学んだ。 児童はセンターのスタッフから温暖化の仕組みを学び、ごみの分別や自転車を使った発電などを体験して資源や電気の大切さを体感した。日常生活のイラストを使って家庭でできる取り組みを考えた。児童は今回の体験を基に自宅でエコ生活を実践し、体験前との変化を確かめる。 三島信用金庫からの寄付金を活用し、伊豆の国市内では初めて開催した。センターは本年度、県内26市町の98校で約5700人を対象にプログラムを実施している。担当
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樹齢800年「頼朝杉」で頼朝像 23日、伊豆の国市で特別公開
千葉山智満寺(島田市)で2012年に倒木した「頼朝杉」を使った源頼朝公像がこのほど完成した。頼朝挙兵地の伊豆の国市で23日に特別公開される。 名木を通じた地域活性化や文化継承に取り組む銘木総研(大阪市)が中心となったプロジェクト。倒れたのは推定樹齢800年の杉で、頼朝が挙兵時に手植えしたと伝わる。杉を有意義に活用して伝承しようとプロジェクトが発足した。 像は高さ99センチ、横幅130・5センチ、奥行き95センチ、重さ50キロ。仏師の江里康慧[こうけい]氏が像を、江里さんの娘で截金(きりかね)師の朋子氏が像を収める厨子(ずし)のデザインを手がけた。最終的に神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮に奉納す
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ラブホ拠点の詐欺グループ 指示役ら3人を詐欺容疑で逮捕 静岡県警など
ラブホテルを拠点に詐欺電話をかけて現金をだまし取る「かけ子」グループを捜査している静岡、茨城両県警の合同捜査本部は9日までに、詐欺の疑いで東京都立川市生まれ、住所不定、無職の男(24)、茨城県つくば市生まれ、住所不定、無職の男(24)、伊豆の国市の無職の男(20)=事件当時(19)=の3容疑者を逮捕した。 逮捕容疑は共謀して7月15日午後1時ごろ、氏名不詳者に山梨県北杜市の無職女性(88)宅にうその電話をかけさせた上、伊豆の国市の容疑者が女性宅を訪れて現金100万円をだまし取り、同容疑者が東京都内のコインロッカーに預け入れた現金をつくば市生まれの容疑者が回収した疑い。 県警捜査4課による
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医療田園都市 人材が鍵 誘致へ環境整備に課題 サンフロント21懇話会東部地区分科会
沼津市で8日開かれたサンフロント21懇話会東部地区分科会は、県立静岡がんセンターの山口建総長、ふじのくに医療城下町推進機構の大坪檀理事長の講演に続き、「ファルマバレープロジェクトが描く未来 医療田園都市構想」をテーマにパネル討論を行った。 パネリストは山口、大坪両氏と長泉町の池田修町長、日本政策投資銀行設備投資研究所の青山竜文上席主任研究員、感染症迅速診断キットなどを製造するタウンズ(伊豆の国市)の野中雅貴社長。進行役は同懇話会TESS研究員の青山茂シード副社長。 今後20年に向け山口氏が掲げる「医療田園都市」構想への期待と課題が議論の軸になった。池田氏は過去20年で町の製造品出荷額や所
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伊豆中央高校 女子生徒の制服を一新 2023年度新入生から
伊豆の国市の伊豆中央高は来年度の新入生から、女子生徒の制服を一新する。大幅なリニューアルは1979年の開校以来初めて。 色はグレーを基調にした。スカートかスラックス、リボンかネクタイを選択できる。エンブレムやブレザーの首元のラインには現在の制服の色に近い紺を使い、伝統や歴史の継承の意味を込めた。 夏服用にニット素材のグレーのベストを導入し、ブラウスは現在よりもストレッチが効く素材を採用して動きやすくした。男子生徒の制服は詰め襟の「学ラン」で変わらない。 昨年度から時代や生徒のニーズを反映した制服に変更しようと検討を始め、生徒らにアンケートも行った。試着した西村美咲さん(3年)は「明るい
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庭園照らす竹灯籠 伊豆の国・江川邸 幻想的に2022本
伊豆の国市の国重要文化財江川邸で5、6の両日、竹灯籠を展示するイベント「灯(とも)そう2022 江川邸の庭へ」(実行委主催)が開かれた。2022本の竹灯籠などが庭園を照らした。 地域課題の放置竹林を整備し、有効活用するのが目的。LEDを使った竹灯籠やオブジェが並び、来場者は敷地内をゆっくりと巡りながら幻想的な空間を楽しんだ。 運営には地元の韮山高や県立大の学生が協力し、費用は個人や企業の寄付のほか、クラウドファンディングを活用して募った。実行委の河野真人代表は「多くの人の協力があり感謝の気持ちでいっぱい。放置竹林に関心を持ってもらえれば」と話した。
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紅ほっぺ きらぴ香 伊豆の国でイチゴの出荷本格化
静岡県内有数のイチゴ産地の伊豆の国市で出荷が本格化している。クリスマスが近づく12月中旬に最初のピークを迎え、来年5月末までに首都圏などに450万パックの出荷を見込む。 7日には同市のJAふじ伊豆韮山野菜集出荷場に6軒の生産者が紅ほっぺときらぴ香計977パックを持ち込んだ。同JA伊豆の国苺(いちご)委員会の役員が集まり、出来を確かめた。飯田寿夫委員長は「資材や燃料費の高騰が生産者にも影響している。ほかの産地に負けない品質を保ち、昨年以上の売り上げを出したい」と話した。 委員会には137人の生産者が所属し、28・2ヘクタールで栽培している。今期は10月下旬に初出荷を迎えた。夏場の高温で定植
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市民有志「大河」テーマ曲練習 伊豆の国、20日披露
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の舞台になっている伊豆の国市の市民有志らでつくる吹奏楽団が20日、ドラマのメインテーマ曲を同市の韮山時代劇場で演奏する。 同市の会社員山田清彦さん(49)が発起人となり、団体に所属していない愛好家でも演奏を楽しむ機会を設けようと企画した。市内外から25人程度が集まり、練習に取り組んでいる。17日に同劇場で最終練習を行い、20日は午前11時半と午後1時半の2回演奏する。 問い合わせは山田さん<電090(8671)8015>へ。
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魅力いっぱい伊豆の国 児童が記者 情報誌「IZUCCO」第3号
伊豆の国市の魅力を地元の子どもたちが取材、執筆する地域情報誌「IZUCCO(いずっこ)」の第3号がこのほど完成し、披露発表会が5日、同市神島のトヨタユナイテッド静岡伊豆の国店で開かれた。参加した児童は「地元の魅力を知り、さらに好きになった」と振り返った。 今回は「友達に伝えたい伊豆の国市のいいとこ」をテーマに、市内外の小学3~6年生20人が参加し、5月に始動した。記者や写真家らから取材のこつを教わった後、市内でツリークライミングや乗馬を体験。精肉店やキノコ農園にも訪れたほか、山下正行市長へのインタビューなども行った。 発表会で児童は保護者や来場者に完成した冊子を手渡し、「友達に地域をたく
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柿の収穫、丁寧に 特別支援学校生が体験 伊豆の国
函南町の沼津特別支援学校伊豆田方分校の生徒は4日、伊豆の国市天野の土屋建設(同市)が管理する農園で柿の収穫を体験した。 高等部の1年生11人が参加した。同社の従業員から作業方法を教わり、はさみを使って1個ずつ丁寧に収穫した。磨いて出荷用の袋詰め作業も行った。 職業教育の一環で毎年実施している。同社の土屋昭専務は「果樹園で楽しみながら体験してもらい、就職先の選択肢になれば」と期待した。
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要配慮者の避難 災害対応考える 伊豆の国で勉強会
伊豆の国市の伊豆保健医療センターはこのほど、第8回医療と福祉の多職種勉強会をオンラインで開いた。同市の福祉施設「プレーゲおおひと」の深沢康久施設長が災害時の要配慮者の避難対応について講演した。 テーマは「災害時に誰も取り残さないまちづくり」。深沢施設長は東日本大震災被災地での支援経験から、事前に避難計画を立てることが重要だとを説明した。医療や福祉に関わる専門職が連携する必要性も訴えた。 勉強会は医療、介護、福祉など多職種が顔の見える関係をつくって相互理解を深めるのを目的に2カ月に1回開催している。今回は約120人が参加した。主催する同センターの清水啓介医師は「災害対策をテーマに専門職が連
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武者行列に参加 伊豆の国市交流協会 東京・八王子
伊豆の国市友好都市交流協会はこのほど、東京都八王子市で開かれた第11回八王子北条氏照まつりに参加した。 会員や韮山城を復元する会のメンバーら計13人が訪問した。協会の渡辺隆秀会長ら4人がよろい武者の衣装を身に着け、「伊豆の国甲冑(かっちゅう)隊」としてまつりの武者行列に加わった。 渡辺会長は「3年ぶりに八王子と交流できて良かった。今後も市民同士のつながりを強めたい」と話した。
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2議案を可決 伊豆の国市議会
伊豆の国市議会は4日、臨時会を開き、1億1300万円を追加する本年度一般会計補正予算案と深沢橋架け替え工事の請負契約締結案の2議案を原案通り可決した。 補正予算には、マイナンバーカードとマイナポイントの申請支援関連費300万円、電子決済を活用したプレミアム付き商品券事業費1億円、地域観光推進事業費1千万円を盛り込んだ。いずれも国の補助金を充てる。
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韮山時代劇場の花壇を植え替え 伊豆の国
伊豆の国市の花咲く伊豆の国推進協議会はこのほど、同市の韮山時代劇場内のおもてなし花壇で花の植え替えを行った。 地元の伊豆の国特別支援学校の生徒とあゆみ保育園の園児も協力し、約70人で作業に取り組んだ。パンジー約2500株を植えたほか、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」をモチーフにしたオブジェは約800株のビオラで彩った。 土屋洋美会長は「花を通じて人のつながりができれば」と期待した。
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社説(11月4日)重大少年事件記録 永久保存へ明確基準を
神戸市で1997年に発生した連続児童殺傷事件で逮捕された当時14歳の少年に対する少年審判の処分決定書など事件記録一式をはじめ、重大少年事件の記録が各地の家裁で廃棄されていたことが明るみに出た。 この問題で、最高裁は全国の裁判所に、少年事件以外も含めて保存期間の満了した全ての裁判記録の廃棄を、一時停止するよう指示した。最高裁は重大少年事件記録の廃棄の個別事例について経緯を徹底検証した上で、永久保存への明確な基準作りを急ぐべきだ。 廃棄された記録に関し、警察、検察や弁護士らが一部の写しを保管している可能性もある。協力を得て可能な限りの記録復元に努めてほしい。それが将来に対する司法の責任ではな
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韮山、清水東が最優秀賞 高文連新聞コンクール 読み応えのある記事評価
静岡県高文連新聞専門部は3日、秋季文化祭を伊豆の国市の韮山高で開いた。22校が応募した県高校新聞コンクール(静岡新聞社共催)の表彰式を行い、最優秀賞には韮山高写真報道探究部と清水東高新聞部が選ばれた。 韮山はしっかりと取材された読み応えのある記事やレイアウトが高評価だった。清水東は9月の台風15号で被害を受けた地域でボランティアする生徒の話題など多彩な記事が評価を受けた。 全体として、学校行事だけでなく、さまざまなテーマの取材に挑戦して各校の生徒に思いを届けるように講評された。 そのほかの受賞校は次の通り。 優秀賞 沼津東、富士、富士東、富士宮西▽記事内容奨励賞 富士市立、日大三島、
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サツマイモ収穫「重くて大きい」 伊豆の国・韮山中の特別支援学級
伊豆の国市立韮山中の特別支援学級の生徒はこのほど、校内の畑でサツマイモの収穫を体験した。 地元の就労継続支援B型事業所「もくせい苑」の協力を受け、生徒7人が土を掘り起こした。20~30センチほどに成長したサツマイモもあり、「重くて大きい」「どうやって料理して食べよう」などと話しながら収穫を楽しんだ。 宮崎克久校長は「生徒の成長には地域の力やつながりが必要」と感謝した。
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断水発生時に対応 井戸所有者と協定 伊豆の国・山木区
伊豆の国市韮山地区の山木区はこのほど、断水が発生した際に井戸を貸し出す協定を区内の井戸所有者7人と締結した。災害などの有事に井戸水を生活用水として利用できる。 区の役員によると、昔から井戸を所有する家庭が多い地域で、活用できないかという声が出ていた。昨年度から自主防災活動の一環で検討を始め、区内で利用可能な井戸を調査した。水質検査の結果、7戸の井戸の水が生活用水として利用可能だと分かり、「災害時協力井戸」として協定を結んだ。 年に1回以上、水質検査を実施する。米山芳彦区長は「災害が起こらないことが一番だが、発生時は水の確保に苦労すると聞く。区民に協力してもらいありがたい」と話した。
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来年創立150周年 卒業生ら演奏会、美術展も 伊豆の国・韮山高
伊豆の国市の韮山高講堂で30日、来年の創立150周年に向けたプレイベント「龍城の響き」(同実行委主催)が開かれた。卒業生や音楽部の生徒がクラシックや合唱などを演奏し、節目を祝った。 いずれも同校の卒業生で、日本とスイスを拠点に活動するバイオリニスト牧野順也さんと、武蔵野音大大学院のピアニスト森田真由さんはそれぞれバッハとスクリャービンの楽曲を独奏で披露し、「チャールダーシュ」などで共演した。牧野さんは「講堂が完成した3年時以来に舞台に立つことができ、感慨深い」と話した。 後半は元同校音楽教諭大久保敏之さんらの指揮の下、音楽部の生徒や卒業生が同校の学祖江川坦庵を題材にした合唱曲や校歌などを
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花飾り製作体験 伊豆の国で教室
伊豆の国市の花咲く伊豆の国推進協議会は30日、秋の花飾り教室を同市の韮山時代劇場で開いた。市民約40人が参加し、2部制でコンテナガーデンと壁かけプランターの製作を体験した。 日本ハンギングバスケット協会の講師から株の分け方や配置などの指導を受け、丁寧に花を植えて完成させた。31日に同劇場内のおもてなし花壇を植え替えるのを前に、受講生は花壇に設置するオブジェの装飾作業を手伝った。 土屋洋美会長は「庭先や玄関に飾り、市内全体が花であふれる心地よい雰囲気でお客さまをおもてなししましょう」と呼びかけた。
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仮装の子ども 温泉街を回る 伊豆の国
就労継続支援事業所を運営する伊豆の国市の「ふじ・さくらworks」は30日、市内でハロウィーンイベントを開いた。伊豆長岡温泉街に3カ所のチェックポイントを設け、仮装した地元の子どもたちが回った。 かわいらしいコスチュームを着たりカボチャを模したアイテムを持ったりした子どもたちは、チェックポイントで「トリック・オア・トリート」と言うと菓子をもらった。同社の担当者は「観光客ににぎやかな温泉街だと思ってもらえれば」と話した。
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暮らしやすいまちづくりテーマ 伊豆の国市議会、市民と意見交換
伊豆の国市議会は28日、議会報告会を市役所大仁支所で開き、市民との意見交換と議会の役割などの説明を行った。 市民34人が参加した。意見交換では4グループに分かれ、「暮らしやすいまちづくり」をテーマに議員に思いを伝えた。少子高齢化を危惧する市民は「就職先が少なく、まちがどんどんさみしくなってしまう。もっと魅力をアピールしてほしい」と求めた。まちづくりの方向性を不安視する市民は「コンセプトがぼんやりしている。もっとはっきり示して」と訴えた。 地元が舞台の大河ドラマ関連事業の関心も高く、さらなるPRや経済効果の提示を求める意見が出た。自営業の市民は「大河ドラマで一定の効果はあるが、円安で生活は
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校歌作詞者 穂積忠を紹介 韮山高150年記念講演 伊豆の国
伊豆の国市の「韮山高150年史編さん委員会」はこのほど、市民講座を同校で開いた。来年の創立150周年を前にした記念事業の一環。桜井祥行前校長が「歌人穂積忠と北原白秋」と題して講演した。 穂積忠(1901~54年)は旧制韮山中(現韮山高)出身の歌人で、旧制中創立30周年の26年に校歌の作詞を手がけた。桜井前校長によると、穂積は中学時代に北原白秋の門下となった後、国学院大で民俗学者の折口信夫に学んだという。桜井前校長は「歌作は北原、万葉集と民俗学は折口に師事した。2人の師に挟まれ苦悶(くもん)していたようだ」と振り返った。 教職の道に進んだ穂積は旧制韮山中では国語・漢文の教諭として勤務し、郷
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インディゴブルーにライトアップ 韮山反射炉 脳卒中予防を啓発
「世界脳卒中デー」の29日を前に、伊豆の国市の韮山反射炉が26日、脳卒中予防の普及啓発に向けたシンボルカラー「インディゴブルー」にライトアップされた。11月6日まで、日没から午後8時まで点灯する。主催する日本脳卒中協会県支部によると、脳卒中は寝たきりになる最大の原因。対策は予防が第一となるが、発症後の迅速な専門的治療により後遺症の軽減も可能という。ライトアップを通じ、「突然の発症時に速やかに受診することを県民に知ってもらいたい」としている。 世界脳卒中デーは2006年10月、南アフリカで開催された脳卒中国際会議で世界脳卒中機構が結成されたのを記念して定められた。県内では28~30日に静岡市
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伊豆の国発祥「ピオーネ」 原木保全へ「守る会」が講演会
伊豆の国市発祥のブドウの品種「ピオーネ」の原木を保全し、関連事業を推進することを目的にした「ピオーネの原木を守る会」の設立記念講演会がこのほど、同市のあやめ会館で開かれた。原木のある市内の農園を管理する加々見宏子代表は「ピオーネが伊豆の国で生まれたことに誇りを持ってほしい」と訴えた。 ピオーネは加々見代表の祖父で育種家の故井川秀雄氏(旧伊豆長岡町出身)が開発した。講演会では、浜松市北区都田町でピオーネを生産する県落葉果樹振興協会の波多野善弘ぶどう部会長を講師に招いた。波多野部会長は井川氏の功績をたたえ、「ピオーネは作るのが難しいが、味、香り、食感がほかのブドウよりも優れている」と評価した。
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クラフトビール「政子の情熱」完成 伊豆の国産ミニトマト使用
伊豆の国市のニューファーマー(新規就農者)が生産する「伊豆の国ミニトマト」を原料にしたクラフトビールが完成し、このほど、都内でお披露目された。赤みがかった色と同市ゆかりの北条政子にちなんで、商品名を「政子の情熱」と付けた。羽田空港近くのビアレストラン「羽田スカイブルーイング」などで販売する。 全国の信用金庫ネットワークにより生産者と同レストランを運営する大鵬(大田区)を結び、9月から醸造に取り組んできた。同社の担当者は「こくはあるが、重すぎない。トマトが緩和してくれ、非常に飲みやすく仕上がった」と説明した。 生産者を代表してJAふじ伊豆「伊豆の国果菜委員会」の西山稔委員長や同市の山下正行
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ポンプ車中継確認 伊豆の国市消防団が放水訓練
伊豆の国市消防団は23日、駿東伊豆消防本部第2方面本部田方中、田方北の両消防署の協力を得て、ポンプ車の中継訓練を同市の狩野川河川敷で行った。 狩野川から約100メートルの距離をポンプ車3台とホースでつないで火元に放水するとの想定で、団員と署員計126人が参加した。団員は署員から指導を受けながら水圧の調整や無線でのやりとりの手順を確かめた。ホースの構造やポンプ車の配置場所などをテーマにした座学も行った。 荻野一義団長は「入ったばかりの団員もいる。実践的な訓練を行い、実際の火災時は消防署と協力したい」と話した。今井将一朗本部長は「消防署だけでは人員や機材の数に限界がある。大きな災害になればな
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伊豆の国市公式LINEスタンプ 政子と八重姫が登場
伊豆の国市はこのほど、市にゆかりのある北条政子と八重姫をモチーフにした市公式LINE(ライン)スタンプ「いずのくにの政子と八重」をリリースした。 政子と八重姫が登場する大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の盛り上がりを契機にした取り組みで、主人公の北条義時のスタンプに続く第2弾。政子13種類、八重姫19種類の計32種類で、鎌倉時代の言い回しや日常会話で使いやすいデザインを用意した。価格は120円。 問い合わせは市協働まちづくり課<電055(948)1412>へ。
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社会貢献2団体表彰 国際ソロプチミスト伊豆天城 伊豆の国
国際ソロプチミスト伊豆天城(山田久美子会長)はこのほど、活動を通じて社会貢献した団体をたたえるクラブ賞表彰式を伊豆の国市で開いた。 受賞したのは、児童養護施設での読み聞かせなどを行う伊東市の伊豆高原きらめき(大村涛子代表)と剣道や川遊び体験で子どもの健全育成に取り組む河津町のNPO法人豆游義塾(長田育郎理事長)の2団体。山田会長は「地域のボランティア活動を支援するのが使命。すばらしい団体を表彰できてうれしい」と話した。
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大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ゆかりの地巡る 伊豆の国・南條区民
伊豆の国市南條区は23日、「第46回南條区民祭 家族ふれあいウオーキング大会」を市内で実施した。区民約180人が参加し、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のゆかりの地を巡った。 同区民ホールから韮山時代劇場内の大河ドラマ館まで約4キロのコースを設定。真珠院や北条氏邸跡、政子産湯の井戸などを訪れ、子どもから高齢者までさまざまな世代の区民が散策しながら交流を楽しんだ。 市にゆかりのある大河ドラマの盛り上がりを契機にコースを決めた。山田亘区長は「地域住民がつながることで活性化する。コロナ禍でなかなか集まれなかったが、開催できてうれしい」と喜んだ。 激励に訪れた山下正行市長は「素晴らしい取り組み。市
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福島の子ども支え10年 ミカンお礼の色紙、活力に 伊豆の国「YAMANEKO楽舎」
東日本大震災で被災した福島県の子どもたちを支援する伊豆の国市のボランティア団体「YAMANEKO楽舎(やまねこがくしゃ)」の活動が今年で10年目を迎えた。市川幸子代表は原発事故の影響で避難生活を余儀なくされた住民を思いやり「課題は山積み。福島のことを忘れないでほしい」と願う。 同団体は2013年から、同県会津若松市に避難した同県大熊町の子どもたちの支援を始め、行事に合わせて現地を訪れて親睦を深めた。新型コロナ禍で訪問できなくなってからは静岡の特産品を贈る取り組みに注力し、活動費は福島県産品の販売収益を充てている。 震災発生後1カ月で会津若松市内に開校した大熊町の幼稚園、小学校、中学校に通
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地域安全推進26年 渡辺会長に表彰伝達 大仁署
地域安全推進員の活動に長年尽力したとして、大仁署はこのほど、同署地域安全協議会の渡辺公人会長(伊豆の国市中島)に全国防犯協会連合会防犯功労者表彰(防犯栄誉銅章)と県警本部長感謝状(一般協力章)を伝達した。 渡辺会長は1996年から地域安全推進員として26年間、防犯パトロールや子どもの見守り活動に取り組んでいて、2016年から現職を務めている。東京五輪・パラリンピック自転車競技の地元開催となった昨年は、署が編成した伊豆オリパラ特別パトロール隊で副隊長を担った。 同署で高橋文典署長から表彰状を受け取った渡辺会長は「推進員の代表として認められた。パトロールや見守りが犯罪抑止につながるので、地域
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タリウム事件、記録を廃棄 静岡家裁沼津支部 永久保存せず
2005年に伊豆の国市の少女が母親に劇物のタリウムを飲ませた事件で、殺人未遂容疑で逮捕され、少年審判で医療少年院送致の決定を受けた、この少女に関する全ての事件記録を静岡家裁沼津支部が廃棄していたことが21日、同家裁への取材で分かった。保存期間の満了に伴い、16年11月16日に廃棄したという。 最高裁の規定によると、少年事件の記録は少年が26歳になるまで保存するよう定めている。一方、史料的価値の高い記録は期間満了後も保存しなければならないとし、事実上の永久保存となる「特別保存」と呼ばれている。静岡家裁によると、支部を含めて現時点で特別保存の扱いにしている記録は1件もないという。 タリウム事
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大好きな伊豆の国 まるごと総選挙 11月17日まで市民投票
伊豆の国市は11月17日まで、市内の魅力に対して市民が投票する「わたしの大好きな伊豆の国市まるごと総選挙2022」を実施している。郷土愛醸成と移住定住促進が目的。 設問は富士山を望む風景、観光地、公園、イチゴスイーツ、ミニトマト料理の五つ。それぞれ複数の選択肢からお薦めを一つ選ぶ。ネットでの回答か、市役所本庁舎、各支所、図書館に設置している投票用紙に記入する。 投票は1人1回。結果は来年1月の「二十歳の集い」で参加者と保護者に配布して魅力を発信するほか、広報紙にも掲載する。問い合わせは市企画課<電055(948)1413>へ。
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自転車盗難防止へ高校生ら呼びかけ 大仁署
大仁署は19日、伊豆の国市の伊豆中央高の生徒と共同で自転車盗難被害防止キャンペーンを同市の伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅で行った。全国地域安全運動の一環。 交通安全委員の生徒や署員ら約20人が参加し、駅の出入り口と駐輪場で啓発品を配布した。啓発品は同校美術部がデザインしたイラストをあしらったキーホルダー。駅と駐輪場の利用者に施錠の徹底やツーロックの活用を呼びかけた。 同署によると、今年に入って管内で自転車の盗難が20件確認されていて、そのうち4件が同駅の駐輪場で被害にあっている。無施錠の自転車が多く盗まれているという。荒川瑠杜委員長(2年)は「面倒くさがる人もいるが、鍵をかけ忘れないように防犯の
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地域活性化へ連携 伊豆の国市、第一生命と包括協定
伊豆の国市と第一生命保険は18日、地域活性化や市民サービスの向上を目的とした包括連携協定を締結した。 市民の健康増進や市政の情報発信、地域の安心安全確保などに連携して取り組む。市が生命保険会社と包括連携協定を締結するのは初めて。同社沼津支社が市内で商工観光や危機管理、健康福祉の分野で積極的に地域貢献活動に取り組んでいることから締結が決まった。 市役所での締結式で山下正行市長と横溝有美子支社長が協定書に署名した。山下市長は「協定締結前から地域のために活動してもらっている。より一層協力していきたい」と述べた。横溝支社長は「市が力を入れることを全力でお手伝いしたい」とあいさつした。
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「伊豆」の文化発信強化 川勝知事と半島10市町サミット
川勝平太知事と伊豆半島地域5市5町の首長が地域課題を話し合う伊豆半島地域サミットが17日、熱海市内のホテルで開かれた。日中韓の3都市による文化芸術交流事業「東アジア文化都市」の2023年の国内開催都市に本県が選ばれたことなどを踏まえ、県と市町が連携して伊豆地域の文化発信を強化していくことを確認した。 伊豆の国市の山下正行市長は、伊豆半島の歴史文化や自然の魅力発信の拠点となる県立歴史文化博物館の設置を提案。伊豆市の菊地豊市長も、全国文学サミットを開催して伊豆半島から質の高い文化を発信したいと述べた。下田市の松木正一郎市長は伊豆半島に県営の運動公園の整備を要望した。 川勝知事は文学や温泉を活
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ピオーネを守る会 23日に設立講演会 伊豆の国
伊豆の国市発祥のブドウの品種「ピオーネ」に関連した事業を推進する「ピオーネの原木を守る会」は23日午後2時から、設立記念講演会を同市のあやめ会館で開く。 ピオーネは育種家の故井川秀雄氏(旧伊豆長岡町出身)が開発した。現在は孫の加々見宏子氏が農園を引き継いで管理している。加々見氏が同会の代表を務める。 講演会では、浜松市北区都田町でピオーネを生産する県落葉果樹振興協会の波多野善弘ぶどう部会長が講演し、加々見氏と対談を行う。入場無料で、定員は先着60人。問い合わせは加々見代表<電090(6461)0169>へ。
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反射材着用「明るく、目立って」 大仁署が街頭指導
大仁署は31日まで、夕暮れから夜間にかけての交通事故防止を目的に、歩行者に反射材着用を呼びかける街頭指導「明るく・目立て・ピカッと作戦!」を管内で実施している。 夕方のパトロールを強化し、歩行者に対して反射材の効果を説明する。このほど、伊豆の国市天野の狩野川リバーサイドパークを出発点に署員と交通安全指導員計8人が2方面に分かれて周辺を巡回。歩行者に靴用の反射テープやLEDライトなどの交通安全グッズを配布して使用を促した。 同署交通課の担当者は「これからの季節は夕暮れが早くなる。効果を体感して事故防止に役立ててほしい」と話した。
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マクドナルド調理場から出火 伊豆の国
15日午後0時半ごろ、伊豆の国市吉田のアピタ大仁店1階にあるマクドナルド大仁アピタ店の調理場から出火し、分電盤と天井の一部を焼いた。けが人はなかった。大仁署が出火原因を調べている。
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子育て支援充実へ 委員10人に委嘱状 伊豆の国市
伊豆の国市はこのほど、本年度第1回の子ども・子育て会議を市役所で行った。委員に委嘱状を交付した。 会議は子ども・子育て支援法に基づく機関で、委員は保護者代表や保育施設の代表、教育委員ら10人。任期は2年。保育施設の利用定員や子ども・子育て支援事業計画の策定・変更などを協議する。 第1回会議では自己紹介や役割の説明などを行った。委嘱状を手渡した山下正行市長は「より一層の子育て支援の充実を図るため、幅広い視点から意見をいただきたい」とあいさつした。
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全229話 駿河の昔話 伊豆の国の鈴木さん自費出版
昔話の研究に取り組む伊豆の国市三福の鈴木暹(のぼる)さん(79)がこのほど、静岡県中東部地域の昔話をまとめた「駿河の昔話」を自費出版した。 富士宮、静岡、沼津、長泉、富士の各市町で調査し、地元住民から聞いた昔話229話を掲載した。静岡市葵区井川地区出身の住民からは同地区が山間部であることから、オオカミなど動物にまつわる話を聞けたという。鈴木さんは「昔の人の心や文化を見詰め直してほしい」と話した。 A5判、313ページ。1冊2500円。郵送も受け付ける。問い合わせは鈴木さん<電090(9027)4324>へ。
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施設名表示板の文字 児童が執筆 クリーンセンターいず
伊豆市立天城小の6年生26人は13日、同市佐野で来年1月に稼働する新廃棄物処理施設「クリーンセンターいず」の施設名表示板に採用する文字の執筆を同校で行った。 同施設が学区内に新設されることから、同校が伊豆市伊豆の国市廃棄物処理施設組合から依頼を受けた。事前に練習を重ねた児童は、縦34・5センチ、横136センチの用紙に筆で「クリーンセンターいず」と丁寧に書いた。組合が選出した1作品を基に表示板を作り、年内に管理棟入り口のひさし部分に設置する。 組合の担当者は「小学生は社会科見学でも訪れる。身近な施設だと知ってもらいたい」と話した。施設は焼却試験の実施に向け、10日からごみ収集車による可燃ご
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スペシャルオリンピックス ボウリング・宮本さん(伊豆の国)全国大会へ
広島県で11月に開催される知的障害者のスポーツ全国大会「第8回スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・広島」にボウリング競技の部で出場する伊豆の国市の宮本瑞穂さん(31)がこのほど、市役所に山下正行市長を訪ね、抱負を語った。 宮本さんは5月に行われた県大会で好成績を収め、県代表の座をつかんだ。14ポンドの球を投げ、毎週日曜に三島市で練習する。4年前の全国大会では優勝を果たした。 宮本さんは「1番になる自信はある。負けずに優勝したい」と意気込んだ。山下市長は「けがをせずに、また結果を報告に来て」と激励した。同席したNPO法人「スペシャルオリンピックス日本・静岡」の湯浅優子理事長は
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伊豆半島ジオパーク再認定向け現地審査開始 10カ所訪問、取り組み検証
伊豆半島ジオパークの世界ジオパーク再認定に向けた現地審査が11日、伊豆の国市の世界遺産・韮山反射炉を皮切りに始まった。海外の審査員2人が14日まで伊豆地域に滞在し、ジオサイトなど10カ所を訪問して2018年の認定後の取り組みを検証する。 審査員はノルウェー国籍の世界ジオパークネットワーク出納長クリスティン・ランネス氏とマレーシア国籍の地質学者ラサヌバリ・アスマ氏。18年の認定時に示された域内事業者とのパートナー戦略構築など9項目の改善勧告を受け、取り組みを推進した箇所を中心に訪問する。現地審査後、早ければ年内にも国連教育科学文化機関(ユネスコ)・ジオパーク評議会で再認定の可否が決まる。
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地域交通を特集 広報紙10月号 伊豆の国市
伊豆の国市は広報紙「広報いずのくに」の10月号で、地域の交通を巻頭特集で取り上げた。 「みんなの交通 昔、今、そして未来」と題し、市内の公共交通の歴史や生活様式の変化に伴う移動手段の現状を10ページにまとめた。大正、昭和時代の公共交通事情や街並み、自家用車の増加による現在の交通渋滞などを写真付きで紹介。交通事業者へのインタビューや公共交通の利用方法も掲載した。 市協働まちづくり課の担当者は「市民が今後の公共交通を考えるきっかけになれば」と期待した。
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不正アクセス スマホ窃盗 大仁署と静岡県警、容疑者3人逮捕
不正入手したNTTドコモの「dアカウント」の情報を使ってスマートフォンを盗んだとして、大仁署と県警サイバー犯罪対策課は11日、不正アクセス禁止法違反、私電磁的記録不正作出・同供用、窃盗の疑いでいずれも中国籍で福岡市に住む大学生ら男女3人を逮捕した。 逮捕されたのは福岡市南区塩原4丁目、大学生の男(21)、同区三宅3丁目、大学生の女(24)、同市中央区草香江1丁目、日本語学校生の女(23)の3容疑者。3人の逮捕容疑は何者かと共謀して昨年6月19日から23日までの間、NTTドコモが管理するサーバーに複数回にわたって不正アクセスし、入手した伊豆の国市の80代男性のdアカウント情報を変更してスマー
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予防救急学ぶ 伊豆の国・千代田区
伊豆の国市千代田区は6日、区役員らを対象に救急隊員を招いた予防救急講座を同市の千代田公民館で開いた。 役員ら約20人が参加した。駿東伊豆消防本部田方中消防署の救急隊員が講師を務め、自宅での転倒予防策を紹介した。階段や浴室、玄関などの写真を使いながら身近に潜む危険箇所を説明し「日常的に住んでいると安心だと思ってしまう。どこが危険か確かめ、救急車を呼ぶ機会を少しでも減らして」と呼びかけた。 市長岡地域包括支援センターによる救急キットや在宅医療の案内も行った。川嶋正二区長は「いざというときのために知識を身に付け、区内で助け合いたい」と話した。
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障害者施設の利用者が交流 伊豆の国
社会福祉法人「春風会」(沼津市)はこのほど、運営する障害者施設の利用者が交流する第13回ふれあいの集いを伊豆の国市のあやめ会館で開いた。 沼津、伊豆の国、伊豆の3市から6施設の利用者や職員が集まった。利用者らは歌謡曲に合わせたダンスなどを披露し、会場が一体となって楽しんだ。 法人の石川三義理事長は「一人一人が個性を大事にして地域社会に貢献して」と呼びかけた。
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特別支援学校生の後遺症訴訟 東京高裁判決確定 静岡県教育長「緊急対応の手順、再確認」
静岡県立東部特別支援学校(伊豆の国市)の男子生徒=当時(13)=が校内で意識を失った際の学校の対応を巡り、静岡県に損害賠償を命じた東京高裁の判決が確定したことを受け、県教委の池上重弘教育長が7日に記者会見を開き、「二度と同様の事故が起きないよう、緊急時の対応マニュアルを再確認する」と述べた。 判決などによると、男子生徒は2014年12月、歩行訓練中に体調を崩して一時心肺停止となり、低酸素脳症を発症して遷延性意識障害などで寝たきりとなった。訴訟で、県は現場の状況から、教諭らに事後措置を執る義務がなかったなどと主張したが、東京高裁は救急車の要請や心肺蘇生措置をする義務があったとした一審判決を支
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全国大会初出場でV 伊豆の国・男子中学生バレーボール「イズル」
伊豆の国市を拠点に活動する男子中学生バレーボールチーム「IZULU(イズル)U-14バレーボールクラブ」が9月に大阪府で開かれた第25回全国ヤングバレーボールクラブ男女優勝大会に初出場で優勝を果たした。県予選は決勝で敗れて準優勝だったが、補欠出場が決まり、快挙を達成した。 チーム関係者によると、同大会は全国から予選を突破した中学生年代のクラブチームが集まる一番大きな大会。48チームが出場し、予選と決勝トーナメントを行った。 IZULUは予選2試合をいずれもストレート勝ちで突破。決勝トーナメントでも3試合連続のストレート勝ちで決勝に進出した。決勝では県予選決勝で敗れた掛川市が拠点の掛川スペ
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22日に市民講座、30日に音楽会 韮山高150周年記念事業
来年に創立150周年を迎える伊豆の国市の韮山高で22、30の両日、記念事業が開かれる。 22日は午後1時半から同窓会館で第7回市民講座を開く。桜井祥行前校長が「歌人穂積忠と北原白秋」と題して講演する。 30日はプレイベントを実施する。午後1時半から志龍講堂で音楽部と同窓生が出演する音楽会を行う。新テニスコートの落成イベントや美術展も同時開催する。 問い合わせは同窓会事務局<電055(940)0770>へ。
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伊豆の国市民文化祭 9、10の両日 アクシスかつらぎで
第18回伊豆の国市民文化祭(実行委など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が9、10の両日、同市のアクシスかつらぎで開かれる。 台風や新型コロナ禍の影響で4年ぶりの開催。芸能部門に歌唱、演奏、舞踊など29団体、展示部門に美術、工芸、伝統文化など35団体が参加する。友好都市の京都府長岡京市文化協会からも作品が寄せられる。 問い合わせは市生涯学習課<電055(948)1461>へ。
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入札監視委員3人 伊豆の国市が委嘱
伊豆の国市は6日、市入札監視委員会の委嘱状交付式を市役所で行った。 市が発注する建設工事の入札や契約過程、内容の透明性を確保するために新設した。委員は3人で、税理士、弁護士、大学教授が務める。任期は今月から2年。 第1回定例会議の前に行った交付式で山下正行市長が委嘱状を手渡した。山下市長は「第三者の視点からチェックし、公平公正に実施されているか審議してほしい」と話した。
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健康増進に役立てて 伊豆の国市に寄付 明治安田生命
明治安田生命沼津支社は5日、住民の健康増進に役立ててもらおうと、伊豆の国市に現金21万1500円を寄付した。 従業員からの善意などを活用した。同支社伊豆田方営業所の畑中純所長らが市役所を訪れ、山下正行市長に目録を手渡した=写真=。畑中所長は「市民の健康のために活用してほしい」と願い、山下市長は「有効に使わせていただく」と感謝した。 市は子どもの虫歯予防事業に活用する。
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お薦めラーメン マガジンで紹介 FMいずのくに
FMいずのくにはこのほど、フリーペーパー「クラブいずのくにマガジン」の最新号を発行した。 市民がなじみやすい内容を掲載しようと、市内のラーメン店を巻頭特集に掲載した。同FMスタッフが薦める11店舗を写真付きで紹介している。担当者は「手にとってもらい、新しい発見のきっかけになれば」と期待している。 韮山時代劇場内の同FMスタジオなどで配布している。
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静岡市と川根本町に土木職員派遣 県庁で壮行会 台風15号被害
静岡県は5日、台風15号で被害を受けた静岡市と川根本町に「ふじのくに災害復旧支援隊」の土木技術職員計4人を派遣した。約2カ月間にわたり河川や道路などの公共土木施設の災害復旧に当たる。 県庁で壮行会があり、太田博文交通基盤部長は「近年まれに見る大きな災害で、いまだに全容がつかめていない。市町の職員と連携や情報共有を図り、地域住民に寄り添って業務を遂行してほしい」と激励した。 静岡市に派遣される沼津土木事務所都市計画課の河原崎武主幹(53)は「(被災者が)一日も早く以前の生活を取り戻せるよう災害復旧に全力を尽くす」と決意を述べた。被災箇所の調査や災害復旧に必要な査定設計書の作成業務などを担う
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イチゴ大きく育ってね 児童が定植体験 伊豆の国
JAふじ伊豆青壮年部伊豆の国地区北支部は3日、伊豆の国市内3小学校で特産のイチゴの定植体験会を開いた。 長岡北小では校内のビニールハウスで支部員の手ほどきを受け、全校児童が苗約600本を高設栽培の棚に植えた。順調に育てば年内に収穫できる見込みという。 同支部食育部会の杉山翔太部会長は「イチゴ栽培を身近に感じ、育ち方を知ってもらえれば」と期待した。 長岡南、韮山南の両小学校でも実施した。
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台風被害の静岡市に職員派遣 29日まで 伊豆の国市
伊豆の国市は4日、台風15号で被災した静岡市に職員の派遣を始めた。29日まで。 期間中、交代で1日2人ずつ派遣する。災害廃棄物の収集運搬業務を担う。
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順天堂大 三島駅前の医療拠点に進出意向 再開発の核施設
三島市のJR三島駅南口東街区で2026年度の完成を目指して進められている再開発事業で、エリアの核となる広域健康医療拠点に、伊豆の国市などで付属病院を運営する順天堂大が進出の意向を示していることが、3日までの関係者への取材で分かった。高度機能を有する健診センターや外来診療などの医療設備を導入する方針。 現時点の計画では、再開発で建設が予定される高層棟の4階に約千平方メートルの医療スペースを設ける。順大によると「高機能健診センターを中心に専門性の高い外来機能を運営する予定」とし、事業主体のミサワホームと設置構想について協議を進めているという。周辺地域の県東部では静岡がんセンター、ファルマバレー
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アパートの室内一部焼く 3日午前、伊豆の国市守木
3日午前5時半ごろ、伊豆の国市守木のアパートの一室から出火し、室内の一部を焼いた。大仁署によると、在宅していた家人2人のうち1人が喉に痛みを訴えて病院に搬送された。同署などが出火原因を調べている。
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狩野川台風の記憶継承 伊豆の国でフォーラム 河川の整備状況紹介
伊豆の国市大仁区の住民でつくる「水晶山の会」はこのほど、1958年の狩野川台風の記憶を後世に伝えることを目的とした狩野川フォーラムを区公民館で開いた。 国土交通省沼津河川国道事務所の中島康支副所長が近年の災害事例をテーマに、狩野川台風や市内に甚大な被害をもたらした2019年の台風19号などの概要を説明した。 二つの台風は進路や総雨量が似ているが、19号では狩野川の決壊がなかったことを紹介し「堤防や河川の整備が充実してきた。狩野川放水路の影響もある」と述べた。 フォーラムは狩野川台風が伊豆に接近した9月26日に合わせて開催していて今回が5回目。
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迫力の和太鼓響く 伊豆の国特支 伊豆総合高生演奏
伊豆市の伊豆総合高郷土芸能部はこのほど、伊豆の国市の伊豆の国特別支援学校を訪れ、和太鼓の演奏を披露した。 小学部と中学部・高等部を対象に2部制で行い、5曲ずつ披露した。部員は全身を使って和太鼓の音色を体育館内に響かせた。特別支援学校の児童生徒は迫力ある音に驚きながらも、手拍子や足踏みをして演奏を楽しんだ。国府方北斗部長(2年)は「楽しんでもらえて満足」と喜んだ。伊豆中央ロータリークラブが交流や相互理解の促進を目的に企画した。
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都内で静岡産直マルシェ JR大井町駅前
静岡県産品の魅力を首都圏に発信する「静岡産直マルシェ」が1日、東京都品川区のJR大井町駅前で始まった。2020年から定期的に続くイベントで、県内からの出店者が菓子や茶、富士山麓の有機野菜などを来場者に売り込む。2日まで。 今回は初めて、ベアードブルーイング(伊豆市)、反射炉ビヤ(伊豆の国市)、リパブリュー(沼津市)といった県内のクラフトビールを販売。品川区のクラフトビールも並び、飲み比べを楽しむ人の姿も目立った。 ベアードブルーイングの志沢勇太さんは「こうした場で消費者と直接話をできることは素晴らしい。ビール作りに込める思いなどを知ってもらい、次は工場にも足を運んでもらえれば」と話した。
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停止のごみ処理施設 解体費約5.5億円 土肥戸田センター
沼津市は30日、12月末で稼働を停止するごみ処理施設「土肥戸田衛生センター」(伊豆市小土肥)について、施設解体費が約5億5200万円に上る見込みを市議会民生病院委員会で公表した。 市クリーンセンター管理課によると、施設が傾斜地にあり工事に時間を要するため、解体に約4億円、約2・9キロある送水管の撤去に約1億円かかるとした。沼津市と伊豆市との費用負担の割合は両市の協議で決定する。 同センターは両市による一部事務組合が運営している。旧戸田村域と旧土肥町域のごみ処理を担っているが、伊豆市と伊豆の国市が共同で新処理施設を建設したことから、12月末で稼働停止する。
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記者コラム「清流」 議員自ら身を切る覚悟を
裾野市議選(定数19)が10月2日に投開票される。有権者にとって最も身近な存在の市町議だが、あまり知られていないのが議員報酬。同市の場合、月額32万5000円で議長は38万5000円。68万2500~80万8500円の期末手当も年に2回、支給される。 大幅な税収減などに伴い、「財政非常事態」を宣言した同市。公共交通の廃止や減便、助成金の削減など市民生活への影響は幅広く及んでいる。事情が異なるため、議員定数や報酬を一概に論じるのは早計かもしれないが、人口が同規模の伊豆の国市と菊川市はともに定数17で報酬は月額30万円となっている。 裾野市の人口は約30年ぶりに5万人を下回った。「聖域なき構
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15案件可決、認定 伊豆の国市議会閉会
伊豆の国市議会9月定例会は30日、最終本会議を開いた。2021年度一般会計決算認定や市下水道条例の一部改正案のほか、追加提出した図書館システムの購入など計15案件を原案通り可決、認定し、閉会した。 追加提出された議員発議の「伊豆中央道の無料化完全実施の意見書」では、来年の料金徴収期限後の無料化を国と県に求めた。
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特別支援学校生 後遺症訴訟 静岡県が上告断念、賠償確定へ
静岡県立東部特別支援学校(伊豆の国市)に通っていた男子生徒が歩行訓練中に体調を崩したのに、学校側が適切な対応を取らなかったため寝たきりになったなどとして、男子生徒が学校管理者の県に治療費など約1億2255万円の損害賠償を求めた訴訟で、一審、二審でいずれも支払いを命じられた県が、最高裁への上告を断念する方針を固めたことが29日、分かった。近く上告期限を迎え、約8134万円の支払いを命じた判決が確定する見通し。 県教育委員会は「一審、二審で示された判決内容を真摯(しんし)に受け止める」と説明した。東京高裁から判決確定証明書が届き次第、正式に発表するとしている。 15日の東京高裁判決は、市民向
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鎌倉殿の“13万人” 伊豆の国・大河ドラマ館来場
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の伊豆の国市推進協議会が同市の韮山時代劇場に設置している大河ドラマ館の来場者数が27日、13万人に到達した。 節目の来場者は会社の同期2人と訪れた東京都の会社員斎藤貢一さん(64)。記念品として市内宿泊割引券3万円分が贈られた。斎藤さんは「妻が大河ドラマが好きで、一緒に見始めたら面白かったので訪れた。割引券を使ってまた来たい」と喜んだ。 協議会はドラマタイトルにちなみ、「鎌倉殿と13万人目になろう!」と題してSNSでPRしていた。斎藤さんらは「鎌倉殿」の源頼朝役を務めた大泉洋さんの等身大パネルと記念撮影した。
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経営者ら向けに計画作成セミナー 西伊豆町商工会
西伊豆町商工会は27日、経営者や起業を目指す町民を対象にした講座「やさしい経営計画作成セミナー」を始めた。同町商工会で開かれた初回講座では、参加した6人が経営方針について考えた。 伊豆の国市の中小企業診断士、秋田豊さん(37)が講師を務めた。参加者は取り組む事業の概要などを紹介したり、経営戦略を立てるためのSWOT分析の活用方法について学んだりした。 秋田さんは自身の経験を説明した上で「ターゲットを明確にすることは収益性を高める」と強調した。 全2回。次回は10月4日に開催される。
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酒気帯び運転の疑い 男を逮捕 大仁署
大仁署は26日、道交法違反の疑いで鹿児島県生まれ、住所不定、無職の男(74)を逮捕した。逮捕容疑は25日午後10時55分ごろ、伊豆の国市で乗用車を酒気帯び運転した疑い。川に落ちる単独事故を起こして発覚した。
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新ごみ処理施設で火入れ式 伊豆市と伊豆の国市、共同整備 23年1月本格稼働
伊豆市と伊豆の国市が共同で伊豆市佐野に整備している新廃棄物処理施設「クリーンセンターいず」で25日、安全を祈願する火入れ式が開かれた。 施設は一部鉄筋コンクリートの鉄骨造りで地上4階、地下1階建て。建築面積は約4100平方メートルで、1日82トンの処理能力を備える。10月にごみ収集車による可燃ごみの搬入を受け入れて焼却試験を行い、来年1月に本格稼働する。 式典には両市の市長や地元役員、施工業者ら約40人が出席した。神事を行い、両市長ら代表者が点火スイッチを押して焼却炉に火を入れた。施設組合管理者を務める菊地豊伊豆市長は「本当に長い道のりだった。両市民に活用してもらいたい」とあいさつした。
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就労事業所製品 ノベルティーに 第一生命伊豆長岡
伊豆の国市の第一生命保険沼津支社伊豆長岡営業オフィスは、同市の就労継続支援B型事業所「もくせい苑」の製品をノベルティーに採用している。 製品は巾着袋、コースター、ポケットティッシュケースの3種類でいずれも布製。地元ゆかりの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の市推進協議会のロゴマークをデザインした。営業先で配布している。 3種類を300個ずつ計900個発注した。大谷栄義オフィス長は「地元に関連した物を渡すと喜ばれる。施設利用者を支援したい」と話した。事業所の山田芳治施設長は「企業とのコラボはありがたい。障害者への理解につながれば」と感謝した。
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新会長に山田さん 国際ソロプチミスト伊豆天城
国際ソロプチミスト伊豆天城はこのほど、第30期の理事会メンバーを決めた。新たに会長に就任した山田久美子さん(伊豆の国市)は「支援を待っている女性が明るく希望ある未来に向かえるように、会員と力を合わせたい」とコメントした。 そのほかの理事会メンバーは次の通り。 副会長 三田規子(伊豆の国市)▽セクレタリー 土屋洋美(同)▽Cセクレタリー 田村紀久子(同)▽トレジャラー 渡辺幸子(沼津市)▽2年理事 兼子早枝子(三島市)▽1年理事 小沢五月江(伊豆の国市)
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トマトサミット初開催 JAふじ伊豆、生産者ら「産地発展を」
JAふじ伊豆は22日、ミニトマトと大玉トマトの生産者らが今後の産地構想を検討するトマトサミットを伊豆の国市の同JA伊豆の国地区本部で初めて開いた。生産力強化に向けた連携を確かめ、所得向上や産地の維持発展を目指す共同宣言を行った。 同JAによると、管内のミニトマトの生産量は県内トップ。伊豆の国、三島函南の両地区でトマトを生産する七つの部会があり、JAの合併を契機に情報共有する機会を設けようと企画した。 生産者やJAの役職員ら約30人が出席し、部会ごとの生産量や軒数、課題を共有した。所属する57人全員が新規就農者の伊豆の国果菜委員会の西山稔委員長は「生産者同士の情報共有はできているが、技術の
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STOP性暴力 講演会参加募る 29日、伊豆の国
伊豆の国市社会福祉協議会は29日午後1時半から、子育て支援講演会「STOP性暴力!」を同市のあやめ会館で開く。 県立大看護学部の藤田景子教授を講師に招き、性暴力の背景や被害防止策、ケアの方法などを学ぶ。対象は市民で定員は50人程度。参加無料。 申し込みは市社協<電055(949)5818>へ。
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オミクロン株対応ワクチン 伊豆の国市、10月1日から
伊豆の国市は21日、新型コロナウイルスオミクロン株対応ワクチンの接種を10月1日から始めると発表した。 21日から予約の受け付けを始めた。4回目の接種対象者から接種を始める。対象者には今月末までに接種券を発送し、順次拡大する。 接種は個別と集団を併用する。
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地域の歴史や文化財に関する図書、市内全小中校へ 伊豆の国市教委
伊豆の国市教育委員会はこのほど、地域の歴史や文化財に関連した書籍を市内全小中学校9校に配架した。児童生徒の調べ学習に役立て、郷土愛を育むのが目的。 市にゆかりがあり、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公の北条義時や市内の世界遺産・韮山反射炉などに関連した書籍903冊400万円分を購入した。専門書や小説、図鑑、まんがなどさまざまなジャンルをそろえ、児童生徒数や図書室の規模に応じて分配した。 増田貴史雄教育長や市教委の担当者が21日、141冊を配架した大仁中を訪れ、図書室の特設コーナーの様子を視察した。図書委員長の川口陽咲稀さん(3年)は「読みやすそうな本があり、いろいろなことを学べそう。生
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安倍元首相の国葬「弔意強要しないで」 伊豆の国市に市議有志
伊豆の国市議の有志が20日、安倍晋三元首相の国葬で、市民に弔意を強要しないように求めた。市役所で山下正行市長と増田貴史雄教育長に申し入れ書を提出した。 市議6人の連名。憲法が保障する個人の自由を尊重し、弔意の表明や半旗の掲揚、黙とうを市民に要請しないように求めた。山下市長は「強要しない」と述べ、増田教育長は「教職員や児童生徒に黙とうや半旗の掲揚を求めない」と応えた。
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資機材倉庫設置 災害に備え覚書 伊豆の国市社協など
伊豆の国市社会福祉協議会と社会福祉法人「春風会」(沼津市)、災害ボランティアコーディネーター伊豆の国は20日、災害ボランティア活動用資機材と倉庫の運用に関する覚書を交わした。 同法人が運営する伊豆の国市田京の福祉施設「ぬくもりの里」の敷地内に倉庫を設置する。高圧洗浄機や発電機、一輪車などの資機材を保管し、災害復旧活動時に使用する。 同施設で行った調印式で3団体の代表者が覚書に署名し、倉庫を見学した。災害ボランティアコーディネーター伊豆の国の大川清仁会長は「施設に協力してもらえるのはとてもありがたい」と感謝した。
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温泉まんじゅう 詰め合わせ販売 10月2日に伊豆の国
伊豆の国市の伊豆長岡温泉名物の温泉まんじゅうをPRする「温泉まんじゅう祭」(実行委主催)が10月2日午前10時から、同市のアクシスかつらぎで開かれる。 市内業者の温泉まんじゅうの詰め合わせを販売するほか、焼津みそまん学会(焼津市)と奥浜名湖観光協会(浜松市)によるみそまんじゅうの販売や飲食物ブースの出店もある。詰め合わせは8個入り800円で、予約を29日まで受け付けている。当日は300箱限定で販売する。 問い合わせは伊豆の国市観光協会<電055(948)0304>へ。
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伊豆の国市社協に食料品105キロ寄贈 三島信金
三島信用金庫は16日、役職員から集めた食料品105キロを伊豆の国市社会福祉協議会に寄贈した。県東部4信金が取り組むフードドライブ事業の一環。 8月29日から9月2日に信金の本部や各支店の役職員が缶詰や乾麺など保存が可能な食料品を持ち寄った。営業店支援部の山田豊和部長が同市の韮山福祉・保健センターを訪れ、社協の河野真人会長に届けた。山田部長は「今後も地域貢献のために継続したい」と述べ、河野会長は「コロナ禍で困っている人は多いので大変ありがたい」と感謝した。 社協は子育て世帯の支援などに活用する。
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特殊詐欺防止活動に協力 大仁署、コンビニに感謝状
大仁署は15日、特殊詐欺被害防止活動に協力する伊豆の国市四日町のセブン-イレブン伊豆の国四日町北店に署長感謝状を贈った。 同署によると、同店は日頃から防犯意識が高く、県警の「さくらセーフティ作戦」に協力して啓発を積極的に行っている。詐欺にだまされて来店した高齢女性に対し、警察への相談を促して未然防止したこともあった。店舗で高橋文典署長から感謝状を受け取った佐藤学店長は「地域のお客さまが多い。ちょっとした異変に気が付けるように声を掛けたい」と話した。 同署は「敬老の日」に合わせ、園児の声を録音した特殊詐欺被害防止メッセージをパトカーから流して高齢者を中心とした来店客に注意を呼び掛けた。
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ピオーネ農園を見学 伊豆の国の児童 栽培方法や歴史学ぶ
伊豆の国市の長岡南小3年生約90人は15日、ブドウの品種「ピオーネ」の発祥地として知られる同市小坂の果樹園を訪れ、栽培方法や歴史を学んだ。 地域の農業への理解を深める授業の一環。児童は果樹園を管理する加々見宏子さんからピオーネが誕生した経緯や特徴を教わった。「収穫量はどれくらいか」「なぜピオーネという名前を付けたのか」「どうなると食べ頃か」などの質問をして地域の特産品への関心を高めた。 果樹園のスケッチも行った。1学期にはイチゴ農家の学習も実施した。
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静岡県内100歳以上、最多2679人 最高齢は114歳古屋さん(伊豆の国)
静岡県は16日、県内の100歳以上(15日現在の満年齢)の高齢者数が1日現在で2679人(男性324人、女性2355人)になったと発表した。前年調査から16人増加し過去最多を更新した。 県内最高齢は114歳の古屋かほるさん(伊豆の国市)で、男性の最高齢は108歳の水野清隆さん(磐田市)。 本年度に100歳を迎える人は1326人(男性193人、女性1133人)で、前年より23人多い。 100歳以上の高齢者はここ数年は100~200人前後増えていた。今回は100歳を迎える人が微増だったことで全体数も微増にとどまった。県は理由は不明としている。 県は100歳を迎える人に駿河漆器や駿河竹千筋
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静岡県の賠償増額 東部特支生、後遺障害訴訟 東京高裁判決
静岡県立東部特別支援学校(伊豆の国市)に通っていた男子生徒が歩行訓練中に体調を崩したのに、学校側が適切な対応を取らなかったため寝たきりになったなどとして、男子生徒が学校管理者の県に治療費など約1億2255万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は15日、県に約7906万円の支払いを命じた一審静岡地裁沼津支部判決を変更し、後遺障害を重くみて賠償額を約8134万円に増額した。 控訴審で県側は、生徒の突然の体調変化自体は学校の教育活動とは無関係で、当時保護者もそばにいたことから、事後措置を行う義務はなかったなどと主張していた。判決で高橋譲裁判長は「教育活動と無関係であるとしても、そのこ
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100歳を迎える伊藤さんら祝う 伊豆の国・山下市長
伊豆の国市の山下正行市長は15日、本年度100歳になる市民の自宅などを訪れ、祝い状と記念品を贈って長寿を祝福した。 来年2月に100歳の誕生日を迎える同市中條の伊藤はなさん(99)は今でも掃除や洗濯などの家事を自分でこなす。編み物や新聞への寄稿、友人と体操教室に通うのが趣味。家庭菜園では今夏、スイカを16玉収穫した。 祝い状などを手渡した山下市長は「大変な人生を歩んできた。体に気を付けてお元気に過ごして」といたわった。伊藤さんは「友人と交流するのが何よりも楽しい。120歳まで生きたいね」と笑顔を見せた。 市によると、本年度100歳になる市民は23人。
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伊豆の国のミニトマト原料 酸味と情熱のビール 東京・羽田で醸造中
伊豆の国市のニューファーマー(新規就農者)が生産する「伊豆ニューミニトマト」を原料にしたクラフトビールの醸造が、東京都大田区の羽田空港近くで始まった。多くの人が行き交うエリアで需要拡大を目指す新たな挑戦。生産者は「伊豆の国のミニトマトの知名度を高め、ブランド化を図る好機にしたい」と期待を込める。 空港隣接地にある醸造所併設のビアレストラン「羽田スカイブルーイング」で9日行われた仕込み式。生産者の井上俊夫さん(65)=JAふじ伊豆「伊豆の国果菜委員会」委員長=や伊豆の国市の山下正行市長が足を運んだ。レストラン運営会社社長の大屋幸子さん(44)らと鍋に麦芽を投入し、10月下旬の完成を楽しみに
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はんこ店に車突っ込む 沼津、けが人なし
15日午前8時40分ごろ、沼津市市場町のはんこ店「はんこ家一番沼津店」に同市の女性会社員(47)の運転する乗用車が突っ込み、店舗の壁の一部が壊れた。沼津署によると、店前の交差点で乗用車と、伊豆の国市の男性会社員(61)の中型トラックが衝突し、そのはずみで乗用車が店舗に突っ込んだという。けが人はいない。店舗関係者によると、開店前で店内に人はいなかった。乗用車を運転していた女性は「ぶつかって(進路が)曲がってしまった」と話した。
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大仁梅林で剪定 伊豆の国 田方農高生が就業体験
伊豆の国市の大仁梅林管理委員会は15日まで、田方農高(函南町)の2年生11人を就業体験で受け入れている。 生徒は同梅林で梅の木の剪定(せんてい)などの整備に取り組んでいる。13日には5人が参加し、木に登ってのこぎりで枝葉を切り落とした。園芸デザイン科ガーデンコースの五十嵐稔季さん(17)は「学校とは違うことを学べる。安全に気を付けて体験したい」と意気込んだ。 同委員会の金子佳史委員長は「委員会のメンバーは高齢化が進んでいて、若者の力はとても助かる。来年の梅まつりに招待し、自分たちの作業の結果がどうなったか見てもらいたい」と話した。
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教員2人 JICA派遣へ抱負 静岡県庁訪問
国際協力機構(JICA)の海外協力隊2022年度2次隊で、青年海外協力隊員として赴任する県内の女性2人が12日、県庁に山本東地域外交担当部長を訪ね、任務への抱負を語った。 沼津特別支援学校教諭だった川口もみじさん(23)=伊豆の国市出身=はエジプトに派遣され、現地の協会でソフトボールなどの指導法を伝える。静岡市立清水小教諭だった寺田花織さん(28)=静岡市清水区出身=はヨルダンのパレスチナ難民キャンプに派遣され、現地の学校で体育を指導する。派遣期間は10月から2年間。 学生時代にソフトボール部で投手だった川口さんは「ソフトやスポーツをする中で夢をつかむきっかけになれば」と意欲を示し、寺田
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デザインで地域課題を解決 沼津のNPO設立報告会 勝野さん(伊豆の国)講演
7月に立ち上げた沼津市の文化・芸術振興に取り組むNPO法人「レザミ・デ・ザール」がこのほど、設立報告会を同市のプラサヴェルデで開いた。伊豆の国市で土産物店兼デザインスタジオを営む勝野美葉子さん(26)が講演し、地域の課題解決のためのデザインを紹介した。 「地域に根ざしたコトづくり」と題して、自身が手掛けた修善寺に観光客を呼び込むプロジェクトの事例などを交えて伝えた。勝野さんはデザインが「現状をよりよいものに変えること」と定義し、地域の課題や特色、魅力を整理する大切さなどを語った。「とりあえずやってみる精神で取り組んでいる」と自身のデザインに向き合う姿勢を話した。 会員ら約40人が参加し、
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源頼家「病相の面」 9月14日に特別公開 伊豆の国・光照寺
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」伊豆の国市推進協議会は14日、同市寺家の光照寺に伝わる「源頼家公 病相の面」=写真=を同寺で特別公開する。 面は修善寺に幽閉された頼家の様子を母の北条政子に知らせるために作られたとされる。普段は非公開だが、大河ドラマで関連する場面が放送されたのに合わせて公開する。時間は午後1~4時。 問い合わせは市観光文化課<電055(948)1177>へ。
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最期まで安心 地域社会寄与 在宅医療の活動広げる 伊豆保健医療センター総合診療科長/清水啓介氏【本音インタビュー】
伊豆の国市の伊豆保健医療センターが注力する在宅医療の中心的な役割を担う。地域ケア部や総合診療科の新設など本年度の組織改編にも尽力した。センターが拠点となって周辺市町にも在宅医療の取り組みを広げ、市民が住み慣れた地域で安心して過ごせる社会の実現を目指す。 -在宅医療の現状は。 「昨年度に自分が赴任する前までは医師2人体制だったが、現在は非常勤も含めて7人になり、訪問診療数は右肩上がりになっている。医師がフットワークを軽く訪問することで患者や家族はもちろん、助言を受ける訪問看護師の安心にもつながっている。7月からは在宅医療全体のマネジメントを担当する看護師を配置した。こまめに情報共有をするこ
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エリザベス英女王死去 静岡県内関係者からも悼む声
エリザベス英女王の死去が伝えられた9日、静岡県内の関係者が「英国の母」と敬愛された人柄をしのび、追悼の言葉をささげた。 2012年ロンドン五輪陸上男子代表の飯塚翔太さん(31)=ミズノ、御前崎市出身=は、開会式で女王がヘリコプターからパラシュートでスタジアムに舞い降りたように見せたサプライズ演出が印象的だったという。開会式は事前合宿地のドイツからテレビで見たため、対面できなかった。「これだけ長く在位され、『母』と呼ばれたお人柄からも、国民から愛された女王だったと感じる。一度お会いしたかった」と語った。 静岡大電子工学研究所(浜松市中区)特任教授の寺西信一さん(69)は、光を電気信号に変
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大河出演・宮沢エマさん 伊豆の国各地で撮影 雑誌取材
電子版旅行雑誌「旅色」の取材が8、9の両日、伊豆の国市内各地で行われ、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に主人公北条義時の妹実衣役で出演する俳優宮沢エマさんが撮影に臨んだ。 道の駅「伊豆のへそ」や伊豆パノラマパークなどの観光地を訪れた。9日は世界遺産・韮山反射炉でガイドから説明を受ける様子などを撮影した。宮沢さんは「伊豆は自然、食事、歴史を満喫でき、四季折々の楽しみ方がある」と魅力を語った。 今回の記事は俳優らが案内役で登場する企画「旅色フォーカル」として、10月20日に公開される。市や市観光協会のホームページにも掲載するほか、紙の冊子を用意して計2万部を配布する。発行元によると、旅色は月に5
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CIO補佐官 NTT西日本の松下さん就任 伊豆の国市
伊豆の国市のCIO(最高情報責任者)補佐官にこのほど、NTT西日本静岡支店ビジネス営業部公共営業担当課長の松下友紀さん(47)が就任した。 就任は8月31日付。松下さんは静岡市出身で、これまでに焼津市のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進計画の策定支援や、鳥取市でのスマート農業実証実験や災害情報共有システムの導入などの業務を担当した。伊豆の国市では情報政策課の職員とともに市民の利便性向上や職員の働き方改革に取り組む。 6日に市役所で山下正行市長と面会した松下さんは「行政サービスのDX化で市民に恩恵を与えられるように一丸となって進めたい」と抱負を述べた。
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コロナ後見据え新ブランド創出 サンフロント21懇話会分科会
静岡県東部地域の活性化策を提言する静岡新聞社・静岡放送の「サンフロント21懇話会」(代表幹事・清野真司静岡中央銀行社長)は5日、伊豆の国市で伊豆地区分科会を開いた。コロナ後を見据え、温泉や歴史をはじめ代表的な地域資源を生かした新ブランド創出の必要性などを話し合った。=関連記事19面へ 第1部は基調講演を行い、講師は作家で本紙夕刊小説「頼朝 陰の如く、雷霆の如し」作者の秋山香乃氏(沼津市在住)。「頼朝再発見in伊豆」をテーマに、自身が感じている伊豆の魅力を交えながら伊豆と源頼朝のエピソードを紹介した。 第2部は「ウィズコロナ時代の持続可能な観光地」と題したパネル討論で、秋山氏のほか、徳田和
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サンフロント21懇話会 伊豆地区分科会「持続可能な観光地」討論
5日開かれた静岡新聞社・静岡放送の「サンフロント21懇話会」伊豆地区分科会は、作家で本紙夕刊小説「頼朝 陰の如く、雷霆の如し」作者の秋山香乃氏の講演に続き、「ウィズコロナ時代の持続可能な観光地」をテーマにパネル討論を行った。秋山氏のほか、宿泊予約事業の「ゆこゆこホールディングス」(東京都)の徳田和嘉子社長、日本大国際関係学部の矢嶋敏朗准教授、伊豆の国市観光協会の稲村浩宣会長が登壇し、誘客策や伊豆観光の魅力を語った。 秋山氏は歴史資源だけで人を呼び込むことの難しさを指摘し、「温泉など魅力的な要素を持たせた観光をPRしてはどうか」と提案した。徳田氏は主に退職したアクティブシニア層に向けた事業
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仏の港町描いた大作 洋画家中西さんが寄贈 伊豆の国市に
神奈川県鎌倉市の洋画家中西繁さん(76)は4日、フランス・ブルターニュ地方の港町を描いた大作「ドュアルヌネ」を伊豆の国市に寄贈した。 横6・48メートル、縦1・94メートルで、中西さんがフランス留学中に描いた2004年の作品。橋の上から港を眺める構図で、大小さまざまな船が行き交う川の両岸に洋風建築が並ぶ様子を描いた。 8月30日から4日まで同市のアクシスかつらぎで開いた作品展「廃墟と再生」の最終日に合わせて寄贈した。中西さんは「すばらしい景観でとても好きな作品。多くの人に見てもらえればうれしい」と話した。山下正行市長は「いろいろなメッセージを受け取れる。作品を見た子どもたちがグローバルに
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伊豆の業者1カ月入札参加停止に 静岡県発表
静岡県は5日、工事請負契約に関する措置要綱に基づき、伊豆市の中伊豆設備工業を6日から1カ月間の入札参加停止にすると発表した。 建設業課によると、同社は営業所の届け出をせずに伊豆の国市の大仁営業所を営業していた。
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時代劇場あずまや 改修、看板装飾も 伊豆の国・飯田木工
伊豆の国市南條の飯田木工はこのほど、地域貢献事業の一環で、大河ドラマ館が設置されている同市の韮山時代劇場のあずまやを改修した。 塗装がはがれるなど老朽化していたあずまやのベンチの座席と背もたれを新しい木材に交換した。敷地南側に設置している大河ドラマ館の看板には、鉄パイプの枠に沿って木材を装飾した。 望月隆一代表は「ベンチに座って歴史ある地域の雰囲気を感じてもらいたい」と期待した。
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静岡県東部各地で防災訓練 地域結束、備え万全に
静岡県東部の各地で4日、大規模地震を想定した防災訓練が行われ、被災時の行動や避難所運営などの手順を確認して有事に備えた。コロナ禍での避難想定や、地域の特性・課題を踏まえて実践的な訓練に取り組んだ。 倒壊家屋から「救出」 沼津 沼津市では金岡中部・西部地区連合自治会の会員120人が金岡中で訓練に臨み、防災意識の高揚を図った。駿東伊豆消防本部沼津北署員が、倒壊家屋から逃げ遅れた人を救出する訓練を実施した。 体育館には段ボール製のベッドなどを設置し、コロナ禍を踏まえた避難所の様子を確認した。 同自治会の土屋新一会長(75)は「高齢者が多くなってきているので、共助できれば」と話した。 ポリ袋給
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田方農高で6月発見 歌川芳藤作「源頼朝冨士野巻狩之図」 「義時の里」(伊豆の国)で公開
大河ドラマ館が設置されている伊豆の国市の韮山時代劇場内の特別展示施設「義時の里」で30日まで、江戸から明治にかけて活躍した浮世絵師歌川芳藤(1828~87年)の作品「源頼朝冨士野巻狩之図」の公開が行われている。 作品は函南町の田方農高同窓会の所蔵。6月ごろに校内にある同窓会館で見つかった。同校創立者の仁田大八郎が、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に登場する仁田忠常の子孫であることから、大河ドラマ館の来訪者にも見てもらおうと修復して展示した。 大きさは縦35センチ、横75センチ。1193年に源頼朝が富士の裾野で行った巻き狩りが題材で、巨大なイノシシを仕留める仁田忠常から躍動感を感じられる。周
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大仁署が協議会 特殊詐欺対策重点
大仁署協議会はこのほど、本年第3回会合を同署で開いた。5~8月の業務報告を行い、9~12月の業務重点として「1年を締めくくる安全安心活動の推進」と「特殊詐欺対策」の2項目を示した。 業務報告では、高橋文典署長が管内の刑法犯認知件数や交通事故の発生件数など治安情勢を解説した。各課長らが期間中に実施したランニングパトロールや夏祭り対策、災害対応訓練の概要を写真などで説明した。管内に静養で滞在した岸田文雄首相の警護活動も紹介した。 高橋署長は「日頃署員には何が必要か住民目線で考えるように求めている」と述べた。
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志願者、雇用増へ 伊豆総合高と議論 伊豆の国市商工会
伊豆の国市商工会はこのほど、伊豆市の伊豆総合高との意見交換会を同校で開いた。商工会役員や同校の幹部職員ら約20人が参加し、入学志願者や地元での雇用の増加に向けて意見を出し合った。 松浦真一郎校長が入学志願者数が定員に届かず、生徒数の減少が続く現状を説明した。沼津・三島方面の高校に進学する伊豆地域の生徒が増加傾向にあるといい、「特色は地域とのつながり。教員の教育力や生徒の意欲など学ぶ環境は非常に良い状況なので、中学校の先生にも見てもらいたい」と話した。商工会役員からは「特色や情報のさらなる発信が必要」「離職した卒業生を対象に地元での再就職相談の仕組みを構築できないか」などの意見が出た。意見交
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洋画家中西繁さん「廃墟と再生」展 9月4日まで伊豆の国
洋画家中西繁さん(76)=神奈川県鎌倉市=の作品展「廃墟と再生in伊豆の国」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が4日まで、伊豆の国市古奈のアクシスかつらぎで開かれている。戦争や災害によって破壊されたまちを描く中西さんはロシアのウクライナ侵攻に触れ「平和が一番。戦争について全世界で考えないといけない」と話す。 中西さんは1995年の阪神淡路大震災を機に世界各国の廃虚を描き始めた。「廃墟と再生」展は全国各地で実施し、2015年には米国ニューヨークで開催した。中西さんが伊豆の国市内に芸術家が集う施設「伊豆の国アートビレッジ」を設けたことが縁で、今回の展示会を開いた。 縦2メートル、横3~
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補正予算など10議案を可決 伊豆の国市議会
伊豆の国市議会9月定例会は31日、本会議を再開し、本年度一般会計補正予算案など10議案を原案通り可決した。12億6300万円を追加する補正予算には、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた事業者を支援する緊急経済対策事業費6600万円などを盛り込んだ。
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軽傷ひき逃げ容疑 伊豆の国の男逮捕 大仁署
大仁署は31日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで伊豆の国市田京、会社員の男(35)を逮捕した。 逮捕容疑は29日午後1時ごろ、同市中條の国道136号で乗用車を運転中、横断歩道の手前で停車した同市の家業手伝いの女性(52)の乗用車に追突し、首などに軽傷を負わせてそのまま逃走した疑い。同署によると、目撃情報などから容疑者を特定した。
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決算など8件上程 伊豆の国市議会
伊豆の国市議会9月定例会は29日開会し、会期を9月30日までの33日間と決めた後、2021年度一般会計の決算認定など8案件を上程した。 21年一般会計決算によると、歳入は264億1400万円、歳出は251億3600万円。翌年度に繰り越す1億7500万円を差し引いた実質収支は11億200万円で、前年度から1億7千万円増えた。健全化判断比率4指標のうち、実質公債費比率は6・8%、将来負担比率は40・3%でいずれも早期健全化基準を下回った。
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地元団体が連携 盆踊り楽しむ 伊豆の国
伊豆の国市の韮山時代劇場でこのほど、多彩なイベントを楽しむ「伊豆の国 盆踊りNight(ナイト)」が開かれた。 地元の各種団体が連携する機会を設けようと、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の市推進協議会誘客おもてなし部会と市商工会青年部が主催した。会場参加型の盆踊りが行われたほか、飲食物の販売などを行った。浴衣姿の来場者もあり、夏のイベントを満喫した。 手作り雑貨などを販売するひだまりマーケットも同時開催した。
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新ごみ処理施設 伊豆市、伊豆の国市の親子見学
伊豆市伊豆の国市廃棄物処理施設組合はこのほど、伊豆市佐野に建設している新ごみ処理施設「クリーンセンターいず」で工事現場親子見学会を開いた。 両市の親子19組55人が参加した。施工業者の担当者からの説明で焼却炉やごみピットを見学し、施設の仕組みを学んで大きさを体感した。測量や重機の乗車など建設工事の業務も体験した。 同施設は10月から焼却試験を行う。来年1月の本格稼働を予定している。
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9月から全4回 元気づくり講座 伊豆の国、オンラインで
伊豆の国市の伊豆保健医療センターは9月21日から、伊豆の国、伊豆、函南の3市町の住民を対象にした本年度の元気づくり講座をオンラインで実施する。同2日まで受講者を募集している。 同センターの小野憲病院長らが講師を務め、地域医療や訪問看護、保険の仕組みなどについて解説する。初回のほかは11月16日、来年1月18日、同3月15日の全4回で、毎回午後2~3時に実施する。ウェブ会議システム「ズーム」を使用する。参加無料。 講座の詳細を受信するメールアドレスが必要。申し込みは午後1~4時に受け付ける。問い合わせは同センター栄養科<電0558(76)5811>へ。
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営業先で詐欺被害未然防止 葬儀会社2人に大仁署感謝状
大仁署はこのほど、特殊詐欺被害の未然防止と人命救助にそれぞれ貢献した2人に署長感謝状を贈った。 葬儀会社に勤める三島市の竹浪祐子さん(62)は5月に伊豆の国市の80代女性宅を営業で訪問中、女性が電話で口座番号などを伝えているのを不審に思い、詐欺を疑って大仁署に通報した。数分後に受け子とみられる男が訪問してきたため、警察に通報していることを伝えたところ、走って逃げたという。 伊豆市の団体職員鈴木賢さん(58)は6月に同市冷川の県道で道に迷って座り込んでいた70代女性を救護して車で自宅まで送り届けた。同報無線などで行方不明者の情報を覚知していた上、午後9時過ぎに人通りが少ない路上にいるのを不
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熱中症女性救助 郵便局員に感謝状 駿東伊豆消防本部
熱中症で倒れた女性を救助したとして、駿東伊豆消防本部は24日、三島郵便局第1集配営業部大仁集配センターの西岡慶さん(36)=三島市=に消防長感謝状を贈った。 同本部によると、西岡さんは6月28日の正午ごろ、配達先だった伊豆の国市浮橋の住宅の庭で女性が倒れているのを発見した。すぐに119番し、救急車が到着するまで熱中症対策で持っていた保冷剤で女性の体を冷やしたり、段ボールで日陰を作って仰いだりして応急手当てをした。 当日は真夏日で現場周辺は人通りが少なく、女性は意識がもうろうとした危険な状態で命を落とす危険もあった。現在は熱中症の後遺症はほとんどなく、経過は良好という。 伊豆の国市の田方
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鎌倉殿の13人 屋外セット見学 伊豆の国市、30日まで参加募集
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の伊豆の国市推進協議会などは9月10、11の両日、撮影で使用した市内の屋外オープンセットの体験会を現地で開く。 当時の街並みを再現したセットを関係者の話を聞きながら見学する。両日とも午前9時、同10時半、午後1時半、同3時からの計4回実施する。参加無料。中学生以下は保護者の付き添いが必要。 8月30日までに市ホームページの専用フォームから申し込む。応募者多数の場合は抽選する。問い合わせは市観光文化課大河ドラマ推進室<電055(948)1177>へ。
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コロナ抗原検査キット 25日から受け付け 伊豆の国市
伊豆の国市は23日、新型コロナウイルス抗原検査キットの無料配布の受け付けを25日から始めると発表した。 対象は市内在住の18~39歳。ネットでの手続きができ、陽性でも軽症の場合は医療機関を受診せずに健康観察ができる人に限定する。受け付けの翌日に自宅へ配送する。申請は1人1回まで。問い合わせは市健康づくり課<電055(957)0028>へ。
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カード盗み、70万円引き出した疑い 大仁署が男逮捕
大仁署は23日、窃盗の疑いで住所不定、無職の男(21)を逮捕した。 逮捕容疑は2月25日、逮捕済みの男らと共謀し、郵便局員や金融機関職員を装って伊豆の国市の80代の男女それぞれの自宅を訪れて封筒をすり替える手口でキャッシュカードを盗み、同市内のコンビニとスーパーのATMから現金計70万円を引き出した疑い。
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郷土資料館移転を検討 伊豆の国市、大河ドラマ館施設に
伊豆の国市は22日、市中央図書館2階に入る市郷土資料館を、大河ドラマ館が閉館後に韮山時代劇場映像ホールへの移転を検討していると市議会全員協議会で明らかにした。 同資料館は広さ約200平方メートルで、市内遺跡の出土品の常設展示や年4、5回の企画展を実施している。市内の主要な史跡とは離れていて来訪者が地理的に周遊しづらく、観光や小学生の史跡巡りのルートにも入っていないため、効果的な情報発信ができない課題がある。大河ドラマ館が設置されている映像ホールを展示スペース、伊豆の国物産館を事務所兼案内所として活用する構想。同一施設内でさまざまな体験学習ができるようになるという。今後市民や施設利用者を対象
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29日から定例会 伊豆の国市議会
伊豆の国市議会は22日、議会運営委員会を開き、9月定例会を8月29日に開会すると決めた。会期は9月30日までの33日間。本年度一般会計補正予算案など22案件を審議する。一般質問は9月1日と5~7日の4日間に行い、14人が登壇する。
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鎌倉殿、トリックアートに 伊豆の国市内6カ所に設置 写真コンテスト、9月15日まで
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の伊豆の国市推進協議会は9月15日まで、市内6カ所に設置したトリックアートのフォトコンテストを開催している。 トリックアートは地域の歴史を題材に、韮山時代劇場、江間いちご狩りセンター、江間公園、古奈もみじ公園、道の駅「伊豆のへそ」の5施設の壁面や地面に描いた。同劇場では、大ホールの壁面に源頼朝一行の騎馬と敵の武者を描き、観光案内所前にピンク色の扉を開くと北条義時が現れるデザインのアートを用意した。 フォトコンテストは、ツイッターの協議会公式アカウントかインスタグラムの市観光公式アカウントをフォローし、「#伊豆の国トリックアート」を付けて投稿する。写真は必ず人物
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夏休みの岸田文雄首相 伊豆の国「大河ドラマ館」を訪問
夏休み中の岸田文雄首相は18日、伊豆の国市の韮山時代劇場に設置されている大河ドラマ館を訪問した。 午後4時35分ごろに家族とともに訪れ、山下正行市長らの案内で展示物を30分ほど見学した。関係者によると、写真スポットでは烏帽子(えぼし)をかぶって記念撮影したという。隣接する伊豆の国物産館にも足を運んだ。 来館者や地元住民の呼び掛けには手を振って応えた。山下市長は「すごく穏やかだった。激務で大変な中、来てもらいありがたい」と話した。岸田首相は19日まで市内の温泉旅館で静養している。
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原油価格高騰受け 運送業者に支援金 伊豆の国市
伊豆の国市は18日、原油価格高騰の影響を受けた市内の運送事業者などに所有する車両台数に応じた支援金を給付すると発表した。 これまで公共交通事業者への給付は実施してきたが、運送事業者は初めて。対象は市内に本社か主となる事業所がある中小法人や個人で、事業用車両を所有している事業者。大型車は1台5万円、そのほかは1台2万円を支給する。 市は対象が約260台、総額約1千万円の給付を見込んでいて市議会9月定例会に補正予算案を提出する。支給の受け付けは9月下旬から11月下旬を予定している。
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新会長に花房氏 三島西RC
三島西ロータリークラブ(RC)はこのほど役員改選を行い、新会長に伊豆の国市の花房孝光氏(67)を選任した。任期は来年6月末までの1年間。 同RCの創立50周年に当たり、来年5月に記念式典を開催する。メンバーによる演劇「親睦一座」も披露される予定で、これから練習を重ねるという。9月には三島市内でウクライナを支援するバンドのチャリティーコンサートも開く。花房会長は「これまでコロナでできなかったことも多かった。記念の年にふさわしい取り組みをやりたい」と話した。
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夏休みの岸田文雄首相 伊豆の国市内の温泉旅館に
夏休み中の岸田文雄首相は17日、静養先の伊豆の国市内の温泉旅館に入った。19日までの2泊3日の予定で滞在する。 午後2時50分ごろ、首相を乗せた車が警備車両とともに旅館に到着した。関係者によると、滞在中はほとんど外出せずに旅館で過ごすという。 安倍晋三元首相の銃撃事件もあり、旅館周辺では到着前から制服を着た警察官が頻繁に巡回する様子が見られた。近隣住民によると、朝から多くの警察官や警察車両が往来し物々しい雰囲気だったという。 関係者によると、地元住民にも滞在に関する情報は伝えられていなかった。旅館の近所に住む女性(60)は「警察官が多くて驚いた。首相は大変そうなのでゆっくりとくつろいで
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地域活性へ全国信金と協定 駿河湾フェリー、利用促進図る
一般社団法人ふじさん駿河湾フェリー(滝浪勇理事長)は17日、全国254の信用金庫のネットワーク「よい仕事おこしフェア実行委員会」(事務局・城南信用金庫)と、地域活性化に関する包括的連携協定を締結した。県庁で締結式を行い、滝浪理事長と城南信金の川本恭治理事長が協定書に署名した。 同法人は駿河湾フェリーの利用促進に向け、全国の各信金による会員向けツアーへの旅行商品の提供や、同実行委の商談会を通じた情報発信などを目指す。フェリーを含む観光振興で、県内の中小企業支援にもつなげる狙い。滝浪理事長は「県内の信金も含めて今まで以上に思いを共有し、地域連携を進めたい」と意気込んだ。 同実行委と県内の公的
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地元企業と求職者 マッチングを開催 伊豆の国で20日
伊豆、伊豆の国の両市と両市商工会は20日午後1時から、地元企業と求職者のマッチングを目的とした「伊豆おシゴトさがしフェア」を伊豆の国市のあやめ会館で行う。 旅館、福祉、建設、製造など両市に事業所がある23社がブースを設ける。就職相談コーナーも用意し、キャリアカウンセラーがアドバイスする。失業認定の対象になる求職活動に該当し、希望者には参加証明書を発行する。 参加無料で事前の申し込み不要。年齢制限はなく、学生の保護者の参加も可能。最終入場は午後3時。 問い合わせは伊豆の国市商工課<電055(948)1415>へ。
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全日本ゲートボールへ「負けない」 メンバー、伊豆の国市長を訪問
10月に福井県で開催される第38回全日本ゲートボール選手権大会に出場する伊豆の国市ゲートボール協会所属のメンバー5人が15日、市役所に山下正行市長を訪ね、抱負を語った。 メンバーは鈴木俊治さん、伊奈静夫さん、山本三郎さん、中島オリエさん、工藤啓さん。7月に浜松市で開かれた県大会で16チームの頂点に立ち、全国大会への出場を決めた。 キャプテンの鈴木さんは「相手チームのうまい選手を見ながら采配している。『負けない』という強い気持ちが大切」と意気込んだ。山下市長は「全国大会でもチームワークを生かして頑張って」と激励した。
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祭りの高揚感、独特の絵で表現 オーストラリア出身のカーさん
15日に三島市で開幕した三嶋大祭りの熱気を表現した絵画展が17日まで、同市のみしまプラザホテルで開かれている。6年前から伊豆の国市に住むオーストラリア出身の画家エドワード・カーさん(68)が独特の技法で描いた油彩画8点が並び、祭りの盛り上げに一役買っている。 流鏑馬(やぶさめ)や頼朝公旗揚げ行列、しゃぎりなど、コロナ前の2019年に見た大祭りの様子を描き上げた。下地に金色の塗料を塗る日本画の技法に水彩、油彩の技術を融合させ、祭りの高揚感を表現したという。3年ぶりの大祭り開催に、「大勢の人に心から楽しんでもらいたい」と話した。 絵画展の会場は夜もライトアップされるため、ウインドー越しに作品
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盆踊りを楽しもう 伊豆の国で20日、イベント多彩に
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の伊豆の国市推進協議会誘客おもてなし部会と市商工会青年部は20日、地域の各種団体が連携して多彩なイベントを繰り広げる「伊豆の国盆踊りNight(ナイト)」を同市の韮山時代劇場で開く。 午後5時から、市音頭保存会や伊豆長岡芸妓(げいぎ)連などが参加し、ステージイベントや来場者参加型の盆踊りを行う。三段花壇では竹灯籠の展示や太鼓演奏を実施する。飲食物や手作り雑貨の販売をする「ひだまりマーケット」やマウンテンバイクの体験会も午前10時から開催する。 問い合わせは事務局の市観光文化課<電055(948)1480>へ。
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大河ドラマ撮影 エキストラを募集 8月17日まで伊豆の国
伊豆の国市は17日まで、市ゆかりの北条義時が主人公の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の撮影に参加するエキストラを募集している。 撮影は30日から9月3日までで、場所は市内。対象は20~60代の男女で武士や庶民の役で参加する。市のホームページに掲載している専用サイトから申し込む。 市内での撮影は昨年7月と12月に続き3回目。市観光文化課大河ドラマ推進室の担当者は「貴重な体験になるので多くの人に参加してほしい」と呼び掛けている。問い合わせは同推進室<電055(948)1177>へ。
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軽ワゴンと衝突、女性死亡 沼津市志下の国道414号
12日午後1時50分ごろ、沼津市志下の国道414号で、伊豆の国市長岡の会社役員男性(71)の軽ワゴン車と、道路を横断中の高齢女性が衝突した。女性は全身を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。沼津署が女性の身元や事故原因を調べている。
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柔道通じ友好深める モンゴルの小中学生が合宿 伊豆の国
モンゴルの柔道アカデミーに所属する小中学生が14日まで、伊豆の国市の長岡体育館で夏季合宿を行っている。2018年度から実施しているモンゴルと市の柔道を通じた友好交流事業の一環。 訪問団は10~15歳の選手14人とコーチら3人の計17人。モンゴルの全国大会で優勝し、将来五輪出場を目指す有望選手もいるという。7日に市内に入り、市柔道連盟や近隣市町のスポーツ少年団も参加して合宿に取り組んでいる。 8日に市役所を訪れ、山下正行市長と懇談した。子どもたちは日本の白米や温泉を気に入り、滞在中は水族館などで観光を楽しむ予定があるという。 コーチのゲンデン・バトエルデネさん(44)は「子どもたちは柔道
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モンゴル文化、体験で理解を 12日から伊豆の国
伊豆の国市は12~14日、体験型イベント「モンゴル文化に触れてみよう」を同市の韮山時代劇場で開く。 市がモンゴルのウランバートル市ソンギノハイルハン区と都市交流の覚書を交わしていることから企画した。直径6メートルほどのゲルを芝生広場に設置して遊牧民の生活を体験するほか、民族衣装の試着や岩塩の販売、絵本の読み聞かせなどを行う。時間は午前10時から午後4時で、14日は正午まで。 モンゴル出身の市国際交流員サンジドルジ・ムンフジャルガルさんは「体験を通じてモンゴルに行った気分を味わって」と来場を呼び掛けている。問い合わせは市協働まちづくり課<電055(948)1412>へ。
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ウクライナ医大生 研修で受け入れ 医療の基礎知識を指導 順天堂大静岡病院
伊豆の国市の順天堂大静岡病院は8日、ウクライナの医大生3人の受け入れを始めた。病院運営元の学校法人順天堂がロシアの軍事侵攻で教育や研究を継続できなくなった学生や研修医、研究者を系列病院などで受け入れる取り組みの一環。12日まで救急診療科で研修を行い、医療の基礎知識を指導する。 研修を受けるのはアンゼヘリカ・シベクチさん(22)、オレクサンドラ・リアベツさん(22)、カテレナ・チャエメンシカさん(24)。3人は5月下旬から6月上旬にかけて来日した。受け入れは3カ月間の予定だが、ウクライナに帰国できるかは不明で、延期する可能性があるという。 同病院では患者の治療に関する会議に参加し、院内の集
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講義、演習で学ぶ 地域活動のこつ 27日から伊豆の国
静岡県コミュニティづくり推進協議会と県、伊豆の国市は27日と9月3日、講義や演習を通じて地域活動のこつを学ぶ「出張コミカレ」を同市の大仁くぬぎ会館で行う。 27日は一般社団法人「SACLABO(サクラボ)」(藤枝市)の渡村マイ代表と裾野市東地区おやじの会何にもしない合宿実行委員長の小田圭介さんが講義を行う。3日はNPOサプライズ(伊豆市)の飯倉清太代表が講師を務め、演習に取り組む。 対象は市内やその周辺で地域活動をしている人や、これから始めようと考えている人などで先着30人。問い合わせは伊豆の国市協働まちづくり課<電055(948)1412>へ。
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不審者の侵入対応 教職員が防犯訓練 伊豆の国特支
伊豆の国市の伊豆の国特別支援学校と大仁署はこのほど、不審者の侵入を想定した防犯訓練を同校で行った。 署員が不審者役を務め、1階から保護者を装って校内に入り、子どもと接触をしようとする想定で実施した。不審者の侵入を確認した教職員は複数人で応対し、子どもに近づけないために校舎外で待機するように促した。不審者が刃物を出すと、刺股で距離をとって通報を受けた警察官の到着を待った。 同署生活安全課の担当者は「不審者を見失わないことが大切。一人一人が対応を確認して」と呼び掛けた。
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子育てママをアプリで応援 伊豆の国市、コラムや情報発信
伊豆の国市はこのほど、子育て情報を発信する「いずのくに子育て応援アプリ」を制作した。市内の情報をまとめるほか、子育て世代の母親によるコラムを掲載する。 これまでは子どもの予防接種の日程管理を主な目的にウェブとメールを併用した「いずのくに子育てモバイル」を導入していたが、利便性やスマートフォンの普及率を踏まえてオリジナルのアプリをリリースした。 子どもの生年月日から予防接種のスケジュールを自動作成する機能を設け、子育てイベント情報などとともにプッシュ通知で知らせる。子育て世代の母親が「ママ記者」として情報を集め、親子で楽しめる遊び場やイベントの体験リポートなどを紹介する。 アプリのダウ
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「東海中学総体 力を発揮」 伊豆の国の出場選手 激励会
伊豆の国市教育委員会は4日、東海中学総体に出場する市内3校の生徒の激励会を市役所で開いた。出場種目は、韮山が男子バレーボールと水泳、長岡が柔道と陸上、大仁が陸上で計26人。県大会での好成績を受け、県内外の会場で実施される東海大会に出場する。 生徒は「中学で最後の大会。悔いのないようにしたい」「練習してきた力を発揮して自己ベストを更新したい」などと抱負を語った。山下正行市長は「高いレベルでの経験は自分の視野を広げる。体調管理をして万全の態勢で臨んで」と激励した。
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伊豆中央道で3台絡む事故 4日午前6時15分ごろ
4日午前6時15分ごろ、伊豆の国市長岡の伊豆中央道長岡第3トンネルでトラックと対向の乗用車2台の計3台が衝突する事故が発生した。 大仁署によると、トラックと乗用車の運転手の計2人が軽傷を負ったもよう。事故処理の影響で、伊豆長岡インターチェンジ(IC)-長岡北IC間の上り線が一時通行止めになった。
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小学生福祉体験 8月17~19日に 伊豆の国市社協
伊豆の国市社会福祉協議会は17~19日に市内で開く「夏の小学生福祉体験」の参加者を10日まで募集している。 17日はあやめ会館で募金箱作り、18日は韮山福祉・保健センターで高齢者へのインタビュー、19日は大仁くぬぎ会館で障害者施設職員へのインタビューを行う。いずれも午前10時から同11時半までで、対象は市内の小学4~6年生。参加無料。体験の様子は動画撮影し、社協のユーチューブ公式チャンネルで公開する。声のみなどの出演も可。問い合わせは社協<電055(949)5818>へ。
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はにわと勾玉作り 6、9日に体験会 伊豆の国
伊豆の国市は6、9の両日、はにわと勾玉(まがたま)作り体験教室を市中央図書館で開く。 粘土を使ったミニチュアのはにわと、やすりで石を削る勾玉を作る。各日、はにわは午前10時から正午、勾玉は午後1時半から同3時半。 対象は小学生以上で各回定員20人。参加費は、はにわは無料で勾玉は300円。当日の申し込みも可。 問い合わせは市郷土資料館<電0558(76)5678>へ。
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特殊詐欺に騙されま宣言 伊豆の国・四日町区
伊豆の国市四日町区はこのほど、「特殊詐欺に騙(だま)されま宣言」を行い、区民が署名した宣言書を大仁署に提出した。同署によると、区単位での宣言書の提出は県内初。 区内の住民宅にサギ電話が多発する時期があったことから区が同署と相談し、決意表明として宣言することを決めた。四日町公民館で竹内堅二区長が「区民が一丸となって特殊詐欺に対する危機感や抵抗力を高め合う」との宣言書を読み上げ、高橋文典署長に手渡した。高橋署長は「特殊詐欺は決して許されない犯罪。地元の署長として大変心強い」と感謝した。 同署は県警の「さくらセーフティ作戦」の一環で、独居の高齢女性が被害に遭いやすいなどの特殊詐欺の特徴をまとめ
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3年ぶり開催 伊豆の国花火大会 4日まで
伊豆の国市観光協会は1日夜、「伊豆の国花火大会」を同市の狩野川河川敷で始めた。4日まで。 初日は大仁橋下流付近で花火を打ち上げる「きにゃんね大仁夏祭り」が開かれた。音楽に合わせて次々と花火が打ち上がり、夜空を彩った。 河川敷には見物客が多く訪れ、3年ぶりに開催された夏の風物詩を楽しんだ。 3日は「韮山狩野川まつり」、4日は「伊豆長岡温泉戦国花火大会」をいずれも千歳橋下流付近で実施する。
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伊豆中央道で追突事故3件相次ぐ 30日夕方、伊豆の国
30日午後5時50分ごろから6時40分ごろにかけて、伊豆の国市小坂の国道136号伊豆中央道で3件の追突事故が相次ぎ、伊豆長岡―大仁中央両インターチェンジ間の上下線が午後7時から8時半まで通行止めとなった。 大仁署によると、事故対応で出動した消防車両を含む計8台が関連し、男性2人が軽傷を負った。5時50分ごろに乗用車が軽トラックに追突し、6時15分ごろに4台が絡む玉突き事故が発生した。同40分ごろには救急搬送の要請を受けて現場に出動し、路肩に止まっていた消防車両に乗用車が追突した。
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鎌倉殿の13人 大河ドラマ館10万人 伊豆の国、半年で目標達成
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の伊豆の国市推進協議会が同市の韮山時代劇場に設置している大河ドラマ館の来場者数が10万人に到達し、29日に同所で記念式典が開かれた。当初の年間目標の来場者数10万人を1月の開館から半年あまりで達成した。 節目の来場者は三重県松阪市から家族3人で旅行に訪れた会社員佐波斉さん(56)。協議会の稲村浩宣会長らから記念品として特産物の詰め合わせや地元の農産物を受け取った。佐波さんは「大河ドラマが好きでドラマ館に来るのが目的だった。びっくりしたがうれしい」と喜んだ。 山下正行市長は「目標を達成できて感無量。市民の協力やスタッフのおもてなしのおかげ」と感謝した。名誉館長を
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大河ドラマ館で来館記念証配布 伊豆の国、8月1日から
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の伊豆の国市推進協議会は8月1日から、同市の韮山時代劇場に設置している大河ドラマ館の来場者に限定の来館記念証を配布する。 デザインは6種類。市にゆかりがある北条家の時政、宗時、義時、泰時、政子と八重姫の6人の名前や肩書などをそれぞれデザインした。1日100枚、1カ月で3千枚を閉館する来年1月まで月替わりで配布する。 協議会が当初の目標に設定した来館者10万人を今月中に達成する見込みとなったことに合わせた取り組み。
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社会を明るくする運動 ミニ集会と講演会 伊豆の国
大仁地区更生保護女性会大仁支部は27日、「社会を明るくする運動」の強化月間に合わせたミニ集会と講演会を伊豆の国市役所大仁支所で開いた。 大仁署の高橋文典署長が講師を務め、「交通事故の現状と対策」と題して講話を行った。高橋署長は交通事故の発生状況や県警が推進する「しずおか・安全横断三つの柱」の取り組みなどを紹介し「ドライバーと歩行者の双方が交通安全意識を持って」と呼び掛けた。電動アシスト付き自転車の安全利用も求めた。 同署田京交番の寺堀隼人交番長による犯罪の発生状況の説明や、生活安全課員による特殊詐欺のアポ電の実演も行った。
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ネコの保護活動知って 伊豆の国で写真展、7月31日まで
伊豆の国市で保護猫活動に取り組むボランティア団体「いずのくにのねこの会」(岡山優子代表)は31日まで、「保護猫たちのパネル展」を同市のアピタ大仁店で開いている。 保護されて引き取られたネコの写真を名前付きで展示した。愛くるしいネコの写真が来店客を和ませている。捕獲した野良猫を不妊・去勢手術をして地域に返す「TNR」の取り組みや地域猫の活動、市の補助金制度をパネルで紹介した。 同会は有志4人が集まって6月に結成した。担当者は「無責任な飼い主によってつらい思いをするネコがいる。正しい飼い方を啓発するとともに、地域猫の活動を知ってもらいたい」と期待した。
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地域経済再生へ 定例会で連携確認 駿豆地区商工振興懇話会
静岡県東部の10の商工会議所と商工会で構成する「駿豆地区商工振興懇話会」(会長・紅野正裕沼津商議所会頭)はこのほど、第121回定例会を清水町商工会で開き、物価高や消費減退など厳しい局面にある地域経済再生へ連携していくことを確認した。定例会は年3回ほど持ち回りで開催。今回は各団体の22人が出席した。紅野会長は「物価高、コロナ、ロシアのウクライナ侵攻など経済情勢は不透明。行政との連携も深めたい」と強調。清水町商工会の仲田敏道会長は、小規模事業者は一層厳しい現状に置かれているとし、「情報交換など定例会を有意義な内容にしていきたい」と話した。 県東部地域局の板垣孝博局長の講話も行った。 懇話会の
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豪華客船「スカンジナビア」後世に 関連資料で回顧 沼津の元係留地で催し
1970年に沼津市西浦木負の沖合に係留され、ホテルとして営業した豪華客船「スカンジナビア」(旧名ステラポラリス)を振り返るイベントが開業記念日の24日、係留地点近くの飲食店「海のステージ」で開かれた。世界的建築家の故黒川紀章さんが手掛けた併設のプールなどの設計図を展示した。 スカンジナビアは営業終了後の2006年、えい航中に沈没した。近年は同市が舞台となったアニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」の楽曲プロモーションビデオにスカンジナビアを思わせる船が登場し、ファンにも知られている。 展示は「スカンジナビアを保存する会」元事務局長で同店のオーナー前島希久也さん(82)が「沼津の宝だった船を
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新たに27商品認定 伊豆の国ブランド
伊豆の国市商工会はこのほど、地場産品や歴史資源などにちなんだ商品とサービスを認定する伊豆の国ブランドの第12次認定審査会を市商工会本所で行った。新たに14事業所の27商品を認定した。 認定されたのは和洋菓子や洋食、歴史上の人物をデザインのモチーフにしたマグカップなど。商工会役員らが試食や商品の確認を行い、認定にふさわしいか審査した。認定品は91事業所の263商品になった。 新たに認定した商品は、大河ドラマ館が設置されている同市の韮山時代劇場内の伊豆の国物産館で販売している。
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韮山時代劇場イベント多彩 農産物販売、市町PRブース 伊豆の国
大河ドラマ館が設置されている伊豆の国市の韮山時代劇場で23日、農産物販売や県外市町のPRなど多彩なイベントが開かれた。 同市の農産物直売施設「大仁まごころ市場」は創業20周年祭を実施し、地元特産の田中山スイカやトウモロコシなどを販売した。同市の伊豆保健医療センターもブースを出し、管理栄養士監修の野菜を使ったレシピを紹介した。同施設の土屋龍太郎社長は「市民の健康維持に協力したい」と話した。 同市出身の北条義時が主人公の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に登場し、北条氏と関わりのある比企氏や畠山氏ゆかりの県外市町もPRブースを構えた。 大河ドラマ館では同日から、メーカーズシャツ鎌倉(神奈川県鎌倉
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ごみ処理手数料 当面値上げせず 伊豆の国市方針
伊豆の国市の山下正行市長は22日の定例記者会見で、料金の見直しが検討されていたごみ処理手数料について、コロナ禍の影響などを踏まえて当面の間は値上げをしない方針を示した。 手数料を巡っては、2005年の合併以降一度も見直されていないことから市一般廃棄物処理対策委員会が見直しを検討していた。伊豆市と共同で建設している新ごみ処理施設が稼働する来年1月をめどに、燃やせるごみの手数料(45リットル)を9円から30円にするなどの意見を昨年3月にまとめた。 市はコロナ禍による物価高や燃料費の高騰を踏まえて値上げを見送った。山下市長は「ごみ処理は市民生活に欠かせない。施設稼働後のデータを収集して手数料を
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伊豆の国、富士の文化財計画認定 保存活用、静岡県内計4市に
文化庁は22日、富士、伊豆の国の両市がそれぞれ申請した文化財保存活用地域計画を認定した。地域の文化財の総合的な保存活用の方針や具体的な取り組みを示す計画で、県内での認定は計4市になった。 富士市の計画は、市内に点在する文化財で「頼朝と曽我兄弟」、「富士山信仰とかぐや姫」の二つのテーマの関連文化財群を設定した。2031年までの10年間、関連商品の展開支援や位置情報を元に散策を楽しむアプリの開発などを通して、文化財を生かした観光の活性化を進める。 国指定史跡「浅間古墳」など古墳群がある須津地区など2地区を文化財保存活用区域に設定した。同地区の市指定史跡「千人塚古墳」では、26年までに古墳公園
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無免許運転の疑い 伊豆の国市の男を逮捕
三島署は21日、道交法違反(無免許運転、安全運転義務違反)の疑いで、伊豆の国市南江間、石材業の男(64)を逮捕した。 逮捕容疑は20日午後5時半ごろ、函南町内の町道で軽トラックを無免許運転し、軽乗用車と衝突する事故を起こした疑い。
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8月花火打ち上げ 狩野川河川敷整備 伊豆の国
伊豆の国市で8月1日に開かれる「きにゃんね大仁夏祭り」を前に、主催の実行委員会と市建設業協会は17日、花火を打ち上げる狩野川河川敷で草刈りと整地を行った。 約40人が参加し、大仁橋下流付近の河川敷の草を刈った。協会の会員は花火の打ち上げ場所周辺で作業に取り組み、ショベルカーなどの重機も使って整備した。協会の土屋龍太郎会長は「花火業者に気持ち良く打ち上げてもらうために環境を整えたい」と話した。
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修学旅行史テーマ 23日に市民講座 伊豆の国・韮山高
伊豆の国市の韮山高有慶館(同窓会館)で23日午後1時半から、同校の創立150周年記念事業の市民講座が開かれる。 同校教員の鈴木愛広さんが「戦前の高校における修学旅行史」と題して講演する。問い合わせは同窓会事務局<電055(940)0770>へ。
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竹灯籠催し会場 運営協力の静岡県立大生が見学 伊豆の国
伊豆の国市の江川邸で11月に開かれる竹灯籠イベントの運営に協力している静岡県立大経営情報学部の学生が17日、同施設を見学し、活用方法を検討した。 学生は上原克仁准教授ゼミの3、4年生5人。竹灯籠のデザインを考えるほか、子ども向けワークショップの補助を担当する。 江川文庫学芸員の橋本敬之さんの案内で、イベント時に竹灯籠を設置する竹林など敷地内を見て回り、来場者の見学ルートを確かめた。4年の石井杏奈さんは「江川邸を実際に見るのは初めて。来場者が楽しめるように竹灯籠の配置をしっかり考えたい」と話した。 イベントを主催する実行委員会はクラウドファンディングで運営費を募り、目標の100万円を達成
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サポカー性能体験 伊豆の国で乗車会 大仁署
大仁署はこのほど、日本自動車販売協会連合会県支部と連携して安全運転サポート車(サポカー)の体験乗車会を伊豆の国市の駿東伊豆消防本部田方中消防署駐車場で行った。 交通安全協会大仁地区支部の長岡、大仁両分会の会員ら約20人が参加した。衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い急発進抑制装置が搭載された車に乗り、自動車販売店スタッフの運転で性能を確かめた。 夏の交通安全県民運動に合わせた取り組み。高橋文典署長は「効果を体感して交通安全意識を高め、地域の人にも広めて」と呼び掛けた。
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プールで安全祈願祭 伊豆の国
伊豆の国市田京の広瀬公園水泳プールが16日、今夏の営業を開始した。 開園に先立ち、山下正行市長や市職員、プール管理会社の担当者らがプールサイドで安全祈願祭を行い、期間中の無事故を願った。山下市長は「安全管理、感染対策を万全にして楽しんでもらいたい」とあいさつした。 流水、25メートル、幼児用の3種類のプールを備える。入場料は高校生以上410円、小中学生100円、幼児無料。営業は8月28日まで。
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レストラン新装 調理風景を披露 伊豆パノラマパーク
伊豆の国市長岡の観光施設「伊豆パノラマパーク」は15日、施設内のイタリアンレストラン「トラットリア伊豆パラディーゾ」をリニューアルオープンした。 ピザを焼く様子をガラス越しに見ることができるライブキッチンを入り口付近に新設した。ロープウエーでつなぐ葛城山山頂の「碧(あお)テラス」にちなみ、内装や家具は青色を基調にした。食材は契約農家から取り寄せる箱根西麓野菜や沼津港から仕入れる鮮魚など地物の使用にこだわった。 同施設は「生地から手作りしたピザや田舎風の料理を楽しんで」と呼び掛けている。
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下校児童を走って見守り 大仁署員、声掛け巡回
大仁署は13日、児童生徒の下校時間に合わせ、署員が通学路を走って見守る「ランニングパトロール」を伊豆の国市の大仁北、大仁両小周辺で行った。隊列を組んで巡回し、子どもへの犯罪や交通事故の抑止を図った。 各課の署員計10人が参加した。そろいのオレンジ色のビブスを身に着けてグループに分かれ、子どもたちに「気を付けてね」「さようなら」などと声を掛けながら走った。生活安全課の稲葉正人課長は「子どもたちの近くを走ることで細かな変化に気が付ける。安心して夏休みを迎えてほしい」と話した。 同署は毎週水曜を「下校見守り強化の日」に設定し、地域のボランティアや学校と連携して警戒する。20日は伊豆市修善寺地区
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地元史跡や活動紹介 伊豆の国商工会女性部 松崎の部員受け入れ
伊豆の国市商工会女性部は13日、おもてなし交流事業の一環で松崎町商工会女性部を市内に受け入れ、史跡や活動を紹介した。 同市南江間の北條寺では伊豆の国の土屋洋美部長らが歓迎のうちわを持って松崎の部員ら16人を出迎えた。伊豆の国歴史ガイドの会の大村政義事務局長が案内役を務め、境内の北条義時夫妻の墓を解説した。 商工会女性部の全国大会で表彰を受けた「伊豆の国ブランドギフトセット」事業の箱詰め作業の見学も行い、松崎の部員は今後の活動の参考にした。
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ピオーネに袋掛け 伊豆の国の施設利用者が体験
伊豆の国市田京の就労継続支援B型事業所「もくせい苑」は12日、同市小坂のピオーネ農園で実の袋掛けを行った。 利用者と職員計4人が体験した。農園を管理する加々見宏子さんから手順を教わり、房を覆うように白色の紙袋を丁寧にかぶせた。加々見さんによると、袋をかぶせることで実の病気や害虫被害、日焼けを防ぐ効果があるという。 8、11の両日にも利用者が訪問した。1月には木の皮むきも体験している。
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FMいずのくにフリーペーパー 最新号は「防災特集」
伊豆の国市のFMいずのくにはこのほど、フリーペーパー「クラブいずのくにマガジン」の最新号を発行した。台風シーズンに備え、表紙と巻頭特集のテーマを防災にした。 計5ページにわたって防災関連の話題を提供している。表紙は市危機管理課が監修し、写真付きで防災備蓄品を紹介した。防災意識の啓発に取り組む同市の有志団体「チーム防災いずのくに」の活動紹介や、一般市民に備えを聞くインタビューの記事を掲載した。 スマートフォンでラジオ放送を聴けるアプリ「レディモ」や市と連携して防災に取り組む市内の自動車販売店も紹介している。神田凌介局長は「いざというときのために活用してもらえれば」と話した。3カ月に1回発行
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地域一体で魅力発信へ 伊豆の国市観光協会 稲村浩宣会長【キーパーソン】
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける中、伊豆の国市ゆかりの北条義時が主人公の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放映を、地元観光の再活性化に向けた「追い風」と捉える。全国的に注目が集まる好機をどう生かすか。協会の役割や戦略を聞いた。 -新型コロナの影響は。 「まだまだ厳しい状況が続いている。市内の観光の中心地である伊豆長岡温泉では、過去は団体客を多く受け入れていたが、現在は旅館がそれぞれの個性を磨き、多様な客のニーズに対応して受け入れている。協会としても魅力を発信して広く知ってもらうことが大切だ」 -地元ゆかりの大河ドラマの効果は。 「『伊豆の国市』の名前が全国に広まった。従来、北条家
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ワクチン予約代行 7月19日から 伊豆の国市
伊豆の国市は11日、新型コロナウイルスワクチン追加接種の予約代行支援を19日から9月9日までの平日に市内3カ所で実施すると発表した。 主に4回目の接種をする高齢者を対象に、あやめ会館と市役所の大仁、韮山両支所で行う。時間は午前9時から正午までと午後1時から同3時半まで。届いた接種券入りの封筒一式と生年月日が分かるものを持参する。
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反射炉で草刈り 伊豆の国
伊豆の国市建設業協会はこのほど、同市の世界遺産・韮山反射炉の周辺で草刈りなどの環境整備活動を行った。 会員事業所から65人が参加し、反射炉に隣接する韮山古川や北東部公園で雑草を刈り取った。河川内で刈り取った雑草はまとめてクレーンでつり上げて撤去した。大河ドラマ館が設置されている韮山時代劇場でも草刈りを行った。 反射炉の世界遺産登録を契機に、来訪者のおもてなし事業として毎年実施していて今年で8回目。土屋龍太郎会長は「大河ドラマの影響で多くの観光客が訪れている。多くの市民や各種団体にこの活動を知ってもらい、おもてなしを活性化させたい」と話した。