2023年3月26日(日)

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教育しずおかの記事一覧

教育しずおか
  • 〈特集〉静岡県教職員異動2023
  • 〈特集〉教育デジタル地図 変わる学校環境
  • 〈特集〉静岡県高校入試情報2023
  • 静岡県内公立高再募集 全日制54人が合格

     静岡県教委は24日、県内公立高の2023年度入学者選抜再募集の合格者を発表した。全日制は再募集を実施した47校64科のうち、28校31科に62人が受験し、54人が合格した。実質倍率は1・15倍。  学年制の定時制は11校11科で受験があり、25人のうち17人が合格した。単位制の定時制は3校3科を10人が受験し、9人が合格した。  新型コロナウイルスの感染などを理由に試験を受けられなかった生徒が対象となる追加検査は、1人が受験し合格した。 ▶高校入試しずおか サイトへアクセス  

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  • 優秀な成績収めた47個人1団体表彰 牧之原市教委など

     牧之原市教育委員会表彰と山崎こども教育賞の2022年度表彰式がこのほど、牧之原市の市史料館で開かれ、47個人、1団体が表彰された。 スポーツや学業の各分野で優秀な成績を収めたり、学校生活で模範となる活動に取り組んだりした児童生徒らが受賞した。 主な受賞者は次の通り。 【少年少女ノーベル賞】志田茉央(川崎小6)加藤碧(榛原中3)川村颯太(藤枝明誠高1)

    速報NEWS
  • 1100人 それぞれの道へ 静岡大が浜松地区卒業式

     静岡大の浜松地区卒業式が23日、浜松市中区のアクトシティ浜松で開かれた。工学部、情報学部の卒業生と大学院修了生の計約1100人が巣立ち、それぞれの道へと歩み出した。  日詰一幸学長が両学部や大学院研究科の代表者に学位記を手渡し、「身につけた専門知を生かし、さまざまな社会課題や困難な問題に立ち向かってほしい。主体的に学ぶ機会を持ち、学びの幅を広げていくことを期待している」と激励した。  卒業生を代表し、情報学部行動情報学科の村松俊平さん(22)は「文理融合の多角的な視点を身につけた。大学院に進学し、今の研究をさらに発展させる」と決意を語った。

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  • 定時制高生マッチング拡大 浜松商議所、企業の人材確保サポート 

     浜松商工会議所が地元企業の人材確保策の一環で本年度から始めた「市内定時制高校生との就労マッチング事業」への賛同が広がりを見せている。工業系の定時制生徒と中小製造業の引き合わせから始まり、採用に苦慮する企業側のニーズを受け、普通科の定時制でも福祉など非製造業を含む幅広い企業の紹介につなげた。通学前の時間を利用し、パート・アルバイトで就労した事例も出ている。  事業は浜松工高定時制(同市北区)と連携して昨年6月に始動した。中小製造業で日頃の工業教育の学びを在学中から生かしてもらうのが狙い。同校で2回に分けて開かれた説明会では計12社が企業概要や働き方を説明し、1~3年生35人がインターンシップ

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  • 次期学長に今井氏 浜松学院大

     浜松学院大や浜松学院中高などを運営する学校法人興誠学園(浜松市中区)は23日、次期学長に同大副学長兼同大短期大学部部長の今井昌彦氏(64)を選出したと発表した。  就任は4月1日付で、任期は2027年3月末までの4年間。今井氏は「社会や時代の変化を一早く察知し、学生の教育や就職先の質確保、研究の推進およびその成果の還元に努める」とコメントした。  今井氏は1987年に名古屋大大学院教育学研究科を修了し、教育学などが専門。東海学院大や愛知産業大などの教授を歴任し、2016年4月に同大短期大学部教授に就任した。21年7月から同大副学長を務める。  現在、理事長と学長を兼任する俵山初雄氏(72)は

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  • 学校核に人材育成 裾野市教委に提案 市社会教育委

     裾野市社会教育委員会は23日、「学校を核とした地域づくりのための環境整備」について市教育委員会に答申した。地域と学校、行政が一体となったまちづくりに向け、中心的役割を担う人材活用などを提案した。 地域全体で子供たちを育てるため、「学校づくりだけでなく地域づくりが重要になる」と指摘。具体的な実現方法として、統括役となる地域学校協働活動推進員の配置、地域おこし協力隊制度を利用した社会教育コーディネーターの配置、地域に開かれた学校の体制強化の3案を示した。 社会教育委は諮問を受け、2年間かけて答申をまとめた。土屋八重子委員長は市役所で風間忠純教育長に答申書を手渡し、「単年度で代わるのではなく、中長

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  • 千葉で29日「全国ソフトテニス」 出場4児童 力強く抱負 浜松市教委訪問

     千葉県白子町で29日から開催する「第22回全国小学生ソフトテニス大会」に出場する浜松市内の選手が22日、中区の市教委を訪れ、宮崎正教育長に大会への意気込みを語った。 同大会に出場するのは、6年生女子シングルスに阿多古クラブの田口蒼葉さん(上阿多古小6)、4年生以下男子ダブルスに同クラブの鈴木愛矢君(北浜北小4)と浜北ジュニアの鈴木理斗君(麁玉小3)ペア、磐田市の選手とペアを組む豊田健友の仲村崚平君(富塚小5)。いずれも1月に中区の花川運動公園で開かれた県大会で準優勝以上の成績を収め、全国行きを決めた。 同日、訪問した選手らは「予選で1位通過する」「1本でも多く取りに行く」などと抱負を語り、宮

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  • 学習記録帳を終了 平岡さん「第1号」 御前崎市教委が認定証

     生涯学習に意欲的に取り組んだとして御前崎市教委はこのほど、学習記録帳「学びのパスポート」を市内で初めて終了した平岡さと江さん(74)に第1号の認定証を手渡した。 同パスポートは地域で開催される講座や講演会、ボランティア活動などで学んだことを記入する冊子。昨年から配布し、学びを30回実践すると認定証が交付される。 平岡さんは朗読やパソコンの学習教室に参加したほか、高齢者福祉施設に出向き二胡(にこ)のボランティア演奏に取り組んできた。長尾詔司市教育部長から認定証を受け取った平岡さんは「今後も学びを深めていきたい」と意気込みを語った。

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  • 静岡市に「しずおか自主夜間教室」 民間の学びの場、よりどころに 年齢、国籍、不登校など背景はそれぞれ

     「自主夜間中学(教室)」。公立の夜間中学とは異なる民間団体による学びの場だ。静岡県内では元教員が静岡市葵区で2020年に「しずおか自主夜間教室」を設置し月に2回活動をしている。年齢や国籍、不登校や形式卒業者など状況が異なる人たちのよりどころになっている。  「いつも問題をありがとう。こんなにぜいたくな事ないわ、3人に教えてもらって」  3月上旬の学習会で、利用者の女性(75)は指導ボランティアの女性たちに声をかけた。「勉強をしてこなかった。漢字から学びたい」と同教室に通い始め、今は古典「枕草子」や漢字検定の問題集に取り組んでいる。担当ボランティアは数人いて、毎回机を囲んで、朗らかな談笑の声が

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  • 優秀4教諭に表彰伝達 浜松市教委

     浜松市教育委員会は20日、学校教育で顕著な成果を収めた教職員をたたえる本年度の「文部科学大臣優秀教職員表彰」の伝達式を同市北区東三方町の市教育会館で開いた。 表彰されたのは、学習指導で功績を挙げた平章(蒲小)、他の教職員の模範として評価された磯部志保(与進小)、馬淵元余(雄踏中)の3教諭と、学校体育、保健分野で尽力した吉田知子養護教諭(内野小)。宮崎正教育長が4人に表彰状を手渡した。 宮崎教育長と懇談した4人は「子どもや教職員、保護者、地域の人たちとのつながりを意識した」「全ての生徒が幸せになるために何をすべきか常に考えてきた」などと振り返った。

    速報NEWS
  • 教職員の人事異動発表 静岡県教委など

     静岡県教委と静岡、浜松両市教委は20日、2023年度の人事異動を発表した。発令は4月1日。 教職員人事異動 ▶特設サイト「静岡県教職員異動」で教職員の人事名簿をご覧いただけます   ▶有料購読者限定サイト「あなたの静岡新聞」有料会員の方は便利な検索機能付きサイトで人事名簿をご覧いただけます(※有料会員向けメールで配布したユーザー名とパスワードが必要です)  

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  • 法・経済学科で静岡大2次募集 夜間主コース

     静岡大は28、29の両日、人文社会科学部の法学科と経済学科(いずれも夜間主コース)の大学入学共通テストを課す学校推薦型選抜で、欠員補充のための2次募集を行う。  定員は法学科10人、経済学科3人。共通テストの成績で選抜を行う。出願者は志望書、推薦書など必要書類を同大入試課へ持参して出願手続きを行う。合格発表は31日。  募集要項はホームページで公開している。問い合わせは同課<電054(238)4465>へ。

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  • ネットの安全利用 富士市教委に冊子 公衆電話会が寄贈

     公益財団法人「日本公衆電話会」はこのほど、中学生向けにインターネットの安全な利用を啓発する冊子約2千冊を富士市教育委員会に寄贈した。 冊子は、交流サイト(SNS)から「闇バイト」に応募してしまった事例や出会い系アプリを使用し、性的被害を受けたケースなどを紹介。「ルールやマナーを守ってスマートフォンを使用しよう」と呼びかけている。 同会静岡支部の渡辺栄一支部長らが市役所を訪ね、森田嘉幸教育長に冊子と目録を手渡した。4月に入学する市内の新入生に配布する予定。

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  • 青春のコロナ川柳「初デート 食事で発覚 マスク詐欺」 生徒の心の変化乗せ3年 静岡・安倍川中

     静岡市立安倍川中が、新型コロナウイルスの影響で一斉休校があった2020年度から校内コンテスト「コロナ川柳」を続けている。コロナ禍とともにあったこの3年。学校生活を“定点観測”した出品作をたどると、未来が見えない戸惑いや不安に始まり、やがて展望を持とうとしたり、困難を笑い飛ばそうとしたりという心の変化が見て取れる。  本年度は「初デート 食事で発覚 マスク詐欺」「新しい 友の素顔を まだ知らない」「思ってた シチュウ感染 おいしそう」など応募作158点から6点が入選した。任意参加だが全生徒の7割が投稿し、審査員を務めた保健専門委員長の川崎陽彩さん(2年)は「今しか作れな

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  • 城内中校長に栗田氏 静岡市教委 23年度人事異動

     静岡市教育委員会は20日、2023年度の定期人事異動を発表した。全体では952人が異動し、校長級は80人と22年度から9人増加した。 教職員人事異動 ▶特設サイト「静岡県教職員異動」で教職員の人事名簿をご覧いただけます ▶有料購読者限定サイト「あなたの静岡新聞」有料会員の方は便利な検索機能付きサイトで人事名簿をご覧いただけます(※有料会員向けメールで配布したユーザー名とパスワードが必要です)   栗田保孝教育調整監が城内中校長に就く。校長級ではそのほか、静岡葵小に望月敏博教職員課長、長田南中には小山浩明西奈中校長が回る。清水飯田小には酒井貴代清水庵原小校長が、西奈中には南條徹中島中校長が

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  • 湖東中に水野氏 浜松市教委 23年度人事異動

     浜松市教育委員会は20日、2023年度の定期人事異動を発表した。退職者を含む異動総数は965人と例年並み。若手や女性を積極的に管理職に登用したほか、小学校教科担任制の推進など教育活動の充実や幼小連携に配慮した。 教職員人事異動 ▶特設サイト「静岡県教職員異動」で教職員の人事名簿をご覧いただけます ▶有料購読者限定サイト「あなたの静岡新聞」有料会員の方は便利な検索機能付きサイトで人事名簿をご覧いただけます(※有料会員向けメールで配布したユーザー名とパスワードが必要です)   中学校長の異動は16校。湖東中は水野貫一学校教育部次長兼教職員課長を起用し、光が丘中は山下拓水窪中校長が回る。  

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  • 難聴児、聞けて話せる 人工内耳や補聴器、療育で増加 「通常学級で聴覚使って」 医師が就学助言活動

     人工内耳や補聴器の早期装用、適切な療育によって聞けて話せる難聴児が増えている。一方で、聞けて話せるため通常学級へ就学できると考えられる難聴児でも通常学級を選択していないケースがあることを県内の耳鼻科医らが問題視し、就学先を判断する保護者や就学支援委員会に医学情報や医師の意見を伝えて活用してもらおうと動いている。  「音声言語の獲得には聴覚活用を主にした療育が欠かせない」。人工内耳手術の実績を持ち、難聴児の支援体制構築に取り組む県立総合病院の高木明医師は語気を強める。難聴児支援の先進地・オーストラリアでは聴くことを重視した早期の介入で大きな成果を上げている。  口話のほか、口形や手の動きで日本

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  • 全日制は0.07倍 静岡県内公立高再募集

     静岡県内公立高の2023年度入学者選抜の再募集が17日、締め切られた。県教委によると、全日制は47校64科953人の募集に対し、28校31科62人が志願した。志願倍率は0・07倍(前年度0・05倍)。  学年制定時制は16校16科402人の募集に11校11科25人が志願し、倍率は0・06倍(同0・03倍)。  単位制定時制は3校3科169人の募集に3校3科10人が志願し、倍率は0・06倍(同0・04倍)だった。  再募集は22日に面接などを行い、24日に合格者を発表する。  新型コロナウイルスの感染などを理由に試験を受けられなかった生徒が対象となる追加検査は、16日に1人が受験した。 ▶高校

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  • 回転名札 校長が発明 子どもの個人情報“くるっと”保護 藤枝・西益津小

     藤枝市立西益津小の河原茂樹校長(59)が、防犯機能に優れた児童、生徒用の名札「くるっとネーム2.0」を発明した。個人情報を不特定多数の目に触れさせないよう名札を回転させて名前を隠せる工夫を施した。  全国の小中学校では、個人情報保護のため校外では名札を外す指導が広がっている。一方で、登下校時のけがや交通事故など緊急事態の際、すぐに名前が分かる名札の必要性が指摘されていた。  河原校長は4年前、藤枝市内の印刷会社「中央印刷」などと協力して第1弾の名札を開発。特許を取得し、商標登録した。今回発明した第2弾は、洋服の生地を傷めるとの教員や保護者からの相談を踏まえ、金具を使わないプラスチック製の差し

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  • 門出の日 静岡県内小中学校で卒業式 マスク外し証書受け取りも

     静岡県内の多くの小中学校で16日午前、卒業式が行われた。政府方針で、学校で新型コロナウイルス対策のマスク着用が4月から個人判断となるのを前に、式では着用が求められなかった。席の間隔を確保するなどした上で来校者を受け入れ、マスクを外した児童生徒が卒業証書を受け取る場面がみられた。  沼津市立第三中では、卒業生137人が大川裕司校長から卒業証書を受け取った。大川校長は「確実に心と身体がたくましくなった。みなさんは私たちの希望。これから充実した生活を送ることを期待している」と激励。  卒業生を代表して増田孟さんが、コロナ禍で2カ月遅れて始まった中学生活と仲間との思い出を「泣いて、笑ったかけがえのな

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  • 全日制47校など再募集 静岡県内公立高

     静岡県教委は14日、県内公立高の2023年度入学者選抜について、合格者の状況と再募集実施校を発表した。定員割れに伴う再募集は全日制が47校64科、学年制の定時制が16校16科、単位制の定時制が3校3科で行う。  併設する中等部からの入学予定者を除く全日制90校の合格者数は1万7896人。受験者数の1万9156人を合格者数で割った実質倍率は1・07倍だった。  再募集の定員は全日制が953人。定時制は、学年制と単位制を合わせて571人。再募集の願書受け付けは16日から17日午後4時まで。22日に面接などを行い、24日に合格者を発表する。  新型コロナウイルスの感染などで試験を受けられなかった生

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  • 川根本町3校再編 新学校は「三ツ星小」 4月開校

     川根本町の小学校3校を再編して、4月に開校する新しい学校の名称が14日、「三ツ星(みつぼし)小学校」に決まった。同日の町議会3月定例会で学校設置条例の一部改正案が可決された。  町の学校再編計画は中川根第一小、中川根南部小、中央小の3校を再編して、まずは三ツ星小を開校する。三ツ星小は中央小の校舎をそのまま活用する。三ツ星小は隣接する中川根中と再編して、来年春に9年制の義務教育学校になる予定。町は学校名を一般公募して学校運営協議会や教育委員会で審議した。  定例会ではこのほか、15議案を原案通り可決した。委員会に付託した2023年度一般会計予算案など11議案の採決と一般質問は最終日の24日に行

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  • 1万9000人”春”つかむ 静岡県内公立高で合格発表

     静岡県内公立高で14日、2023年度入学者選抜の合格者発表が一斉に行われた。全日制と定時制の92校で約1万9千人が合格した。各高校では、合格者番号の校内掲示とウェブ上での発表を行った。  志願倍率は全日制1・04倍、学年制定時制0・45倍、単位制定時制0・72倍だった。  県教委は同日午後、定員割れで再募集を行う学校と募集定員を発表する。再募集の願書は16日から17日午後4時まで受け付け、22日に面接などを行う。合格者発表は24日。  静岡市葵区の静岡高では、正午に合格者の受験番号一覧を掲示した。受験生は緊張した様子で見守り、自分の番号が見つかると「やった!」と歓声を上げたり、家族と抱き合

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  • 「孫に会いたい」一心 リハビリ重ね見守り隊に 沼津の79歳男性

     「孫に会いたい」。外出もままならなかった状況からリハビリを重ね、児童の下校時の見守り隊に参加している高齢男性がいる。沼津市の岡敬三さん(79)。毎月5回を目標に始めて4月で1年。笑顔を取り戻し、利用するグループホームの仲間と愛孫の帰り道に向かう。  10日午後2時半過ぎの同市高島本町。下校する開北小の児童らが続々と横断歩道を渡ってくる。友達に交じった孫の1年生の知幸君が駆け寄り「じいじ、ただいま」。数分の会話の後、岡さんは「気をつけて帰れよ」と送り出した。「楽しいよ。かわいい」。目を細め、知幸君の後ろ姿をいつまでも見届けた。  やりたいことはない―。部屋にこもりがちだった岡さん。何か生きが

    速報NEWS
  • 「駿府寺子屋」楽しく歴史学べる場に 4月開講、大学生講師が意気込み

     徳川時代の歴史的意義を研究、発信する「徳川みらい学会」と静岡市歴史博物館が4月に開講する子ども向け講座「駿府寺子屋」で講師を務める大学生らが11日、講座内容に関する打ち合わせを静岡市葵区の同博物館で行った。同館の学芸員らも加わり、小学生に駿府の歴史を分かりやすく伝える方法などを話し合った。  講師は静岡大人文社会科学部で日本史を専攻する新3・4年生計7人が担当する。3年の木村啓人さんは「博物館内の坂を使い『リアルすごろく』ができないか」などと斬新なアイデアを提案。同学年の藤木彩加里さんは「楽しく歴史を学べる場にしたい」と意気込んだ。  同講座では、市内の小学4~6年生が江戸時代の駿府の様子を

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  • 給食にバネ片が混入 静岡市清水区の学校

     静岡市教委は13日、同市清水区和田島の両河内小中で同日提供した給食の春キャベツのサラダに、長さ約10ミリの金属片が混入していたと発表した。生徒1人が口に含んだ際に気が付いた。健康被害はないという。  市教委によると、給食を入れて運ぶ「食缶」のふたを固定するクリップのバネの一部が脱落して混ざったという。他に異物混入の報告はないとしている。  給食を提供している両河内学校給食センターは、調理器具の点検を行って安全を確認した上で14日以降の給食提供を実施する。

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  • ⚽鈴木さん(サッカーU―16女子代表)にエール 藤枝中 卒業式代わりに壮行会 16日から国際試合へ

     サッカーU-16(16歳以下)女子日本代表に選ばれた藤枝市立藤枝中3年の鈴木由真さん(15)の壮行会が13日、同校で開かれた。16日から始まる沖縄県での国際試合に出場するため、17日の卒業式に出席できない鈴木さんに向けて、3年生約180人が激励と別れの言葉を送った。  3年生を代表して7人の生徒が「諦めず頑張る由真ちゃんと友達になれて良かった」「つらいことや大変なことがたくさんあるかもしれないけど、頑張ってね」などとエールを送った。  友人と共に涙を流した鈴木さんは、寄せ書きを受け取り「代表になれたのは周りの支えがあったから。卒業式に出席できないのは悲しいが、本当にこの学年で良かった」と感

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  • 19日、活動報告会 静岡学習支援ネット

     静岡県内の大学生でつくる「静岡学習支援ネットワーク(SSS)」は19日午後1時から4時まで、静岡市駿河区のグランシップで、本年度の活動報告会を開く。  支援の輪を広げることが狙いで、関心がある人の参加を呼びかけている。1年間の振り返りのほか、不登校の子などの居場所づくりに取り組む一般社団法人「かけはし」(横浜市)の広瀬貴樹代表の講演、来場者を交えたグループワークを行う予定。  オンライン受講可。受講希望者はSSS<メール ssskouhou2@gmail.com>へ。

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  • UDデジタル教材 小中学校で活用へ 浜松市

     浜松市ユニバーサルデザイン(UD)審議会(宮田圭介会長)は13日、2022年度第3回会合を市役所で開いた。市側は22年度の事業実績について報告し、開発したデジタルのUD教材を23年度から市内小中学校で活用する方針を示した。  教材は、エレベーターやトイレなどUDに配慮した市中心部の実際の設備をバーチャル空間で体験できる仕組み。22年6~7月に実証実験などを行い、本格運用にこぎ着けた。  市側はこのほか、22年度中の小中学校や企業などで実施したUD出前講座などの受講者(2月末現在)が前年同期比283人増の9535人だったことも報告した。担当者は「コロナ禍前の受講者1万1千人の水準に戻すとともに

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  • 18歳門出祝いカード贈る 市出身者や市長がエール 富士市と市教委

     富士市と市教育委員会はこのほど、本年度中に18歳になる同市在住者へ門出を祝うメッセージカードを贈った。各分野で活躍する同市出身者による動画や小長井義正市長からの言葉でエールを送った。  昨年4月に成人年齢が18歳に引き下げられたことを受け、自覚を促すきっかけにしてもらうために企画した。対象者は約2500人で、3月初旬に発送を終えた。  カードに掲載されているQRコードからアクセスできる動画には、シンガー・ソングライター結花乃さんら同市出身の4人が登場。18歳当時の思い出を紹介し「やってみたいことに素直な気持ちで飛び込んで」などと応援した。小長井市長は、富士山の写真を背景に「自らの力を信じて、

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  • 夢へ新たな一歩 静岡県内5専門学校が卒業式

     静岡理工科大専門学校グループ5校の卒業証書授与式が13日までに県内各地で行われ、専門技術や知識を学んだ卒業生1209人が新たな一歩を踏み出した。  5校は静岡産業技術専門学校、沼津情報・ビジネス専門学校、浜松未来総合専門学校、静岡デザイン専門学校、静岡インターナショナル・エア・リゾート専門学校。新型コロナウイルス感染拡大前は合同卒業式を実施していたが、近年は学校ごとに行っている。  このうち静岡インターナショナル・エア・リゾート専門学校は13日、静岡市葵区のしずぎんホールユーフォニアで式を行い、130人の卒業生が1人ずつ卒業証書を受け取った。静岡理工科大の杉浦哲理事長はコロナ禍での学生生活の

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  • 子どもの読書推進 浜名湖ロータリークラブが寄付 湖西市教委に10万円

     子どもたちの読書を推進するため、浜名湖ロータリークラブ(RC)がこのほど、湖西市内の学校図書の充実に充ててもらおうと、市教委に現金10万円を寄付した。  同RCの神藤雅章会長と高柳慎一幹事の2人が市役所を訪れ、渡辺宜宏教育長に浄財を手渡した。神藤会長は、「青少年育成のため有意義に使ってほしい」とあいさつした。渡辺教育長は「心遣いに感謝している。子どもたちには読書を通じて想像力や言語能力を身につけてほしい」と述べた。  市教委は、市内公立幼、こども園、小中学校の計16施設を対象に、各施設の希望に応じた図書を購入する。

    速報NEWS
  • 4小中学校で学級・学校閉鎖 インフルエンザ

     静岡県は13日、小中学校4校でインフルエンザに感染したとみられる患者計60人が確認され、学級・学校閉鎖を行ったと発表した。  市区町別の施設の患者数は次の通り。  下田市の中学校9人、西伊豆町の中学校31人、吉田町の小学校7人、浜松市西区の小学校13人。

    速報NEWS
  • 「国際協力」テーマに交流 静岡文化芸術大生と東海大生 浜松

     東海大国際学部(神奈川県)の学生13人が9日、浜松市中区の静岡文化芸術大を訪れ、国際問題や世界の文化について学ぶ両大の学生が、発展途上国などの生産品を適正な価格で取引するフェアトレードや国際協力活動をテーマに交流した。  東海大の学生はアフリカ内陸部のブルンジの農家から、コーヒー豆を直接輸入するプロジェクトを紹介した。同大に同国留学生が在籍していることから、「授業で学ぶフェアトレードやSDGsが国際的な社会問題を解決するための身近な取り組みだと感じた」と設立の経緯を話した。  バングラデシュの内紛で被害に遭った家族の支援のために同国を訪れた文化芸大の学生は、少数民族「ジュマ」同士で内紛が起き

    速報NEWS
  • 静岡文化芸術大が大臣賞 秘書検定、都内で表彰式

     実務技能検定協会が実施する4種類のビジネス系検定(秘書・サービス接遇・ビジネス文書・ビジネス実務マナー)の本年度成績優秀者・優秀団体表彰式が10日、都内で開かれ、静岡文化芸術大(浜松市中区)が秘書検定で最優秀の文部科学大臣賞を受賞した。  同大は年2回、学内団体受験を実施。本年度は86人が受験し、準1級に1人、2級に76人が合格した。合格率は89・5%。優秀な成績を収めたとして、全国の3団体が同賞に選ばれた。  同大では学習本を無料で貸し出したり、学内で対策講座を開いたりと学生のバックアップを行ってきた。文科省の担当者から賞状を受け取った松下育蔵理事は「秘書検定は就職にも役立つ。これからも学

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  • 少子高齢、過疎化…高校生が課題と解決策発表 伊豆「サミット」

     静岡大未来社会デザイン機構は11日、「伊豆半島探究学習サミット」を伊豆市の修善寺生きいきプラザで開いた。県東部9校の高校生70人12チームが、本年度の「総合的な探究の時間」で自治体や地元の関係団体から聞いた地域課題と解決策を、他校の生徒や同大教員の前で発表した。  サミットは初開催。生徒は伊豆半島の市町で深刻な課題の「少子高齢化」「過疎化」「資源の持続可能性」などに着目し、発表した。沼津市立高は「同市に人を呼び込み活性化させる方法」をテーマに、同市に住むUターン、Iターン経験者に職業インタビューを行って冊子にまとめた。御殿場西高は農家の後継者不足を知ってもらうため、共同で農業の魅力をSNS

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  • 東海道金谷宿大学 受講生力作ずらり きょうまで、島田

     島田市教育委員会の生涯学習事業「東海道金谷宿大学」の本年度成果発表会が11日、同市の夢づくり会館で始まった。12日まで。同事業は今年で30周年を迎え、12日に記念式典を開催する。  「教えたい人」が講座を開設し、「学びたい人」が学生として受講する仕組みで、本年度は83講座に約900人が受講した。絵画や写真、手編み、フラワーアレンジメント、つるし飾りなど、幅広い分野の講座で学んだ受講生の力作が並ぶ。初日のステージ発表ではフラダンスや太極拳などを披露した。  金谷宿大学は1993年に設立された。12日の作品展示やステージ発表は正午まで。その後の記念式典では、長年にわたり講座を開いている対象者を表

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  • 教育実習予定者の個人情報を誤送信 浜松西高

     静岡県教委は10日、浜松西高(浜松市中区)で教育実習予定者12人の氏名や大学名などを含むメールの誤送信があったと発表した。  誤送信は6日に発生。担当教員が事務連絡のため12人にメールを送る際、うち1人のアドレスの入力を誤った。メールを受け取った人から7日に連絡があり、発覚した。関係者全員に謝罪し、メールも削除されたという。  県教委は「外部にメールを送信する際は複数人で確認作業を行うなど、再発防止に向けた指導を徹底する」としている。

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  • 裁判員「若者の視点必要」 地裁浜松支部 経験者ら意見交換

     裁判員経験者と法曹三者による意見交換会が10日、静岡地裁浜松支部で開かれた。成人年齢の引き下げで18、19歳の国民が裁判員に選ばれるようになったことについて、経験者からは「事件が複雑化する中、若い人の視点も必要になる」と歓迎する声が上がった。  出席した経験者は40~70代の男女8人。同支部で開かれた殺人や傷害致死、放火、強制性交致傷といった刑事事件公判を担当した。  18、19歳が裁判員を務めることについて、60代の男性は「SNS(交流サイト)が絡んだ犯罪が増えている。若者の意見があるとありがたい」と述べた。40代の女性会社員からは「わいせつ事案などの場合、ストレスを与えないようにする配慮

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  • 御前崎の新小1に交通安全の啓発品 菊川署と安協支部

     静岡県交通安全協会菊川地区支部と菊川署は7日、御前崎市内の小学校の新入児童に配布する交通安全啓発の祝い品を市教委に贈った。  新学期が始まるのに合わせ、道路標識が描かれた書類収納ファイルと交通マナーの学習冊子を約700セット用意した。小学1年生向けに横断歩道の正しい渡り方などを分かりやすく解説し、新入児童や保護者の交通安全意識の向上につなげる。  同日、市役所で行われた贈呈式で藤沢照夫支部長と吉川靖剛署長が長尾詔司市教育部長に祝い品を渡した。藤沢支部長は「登下校中の子どもたちの事故防止に役立ててほしい」と述べた。  啓発品は菊川市内の新入児童にも配布される。  

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  • 若者視点で政策 公共資産活用、婚活支援… 磐田市に関東学院大生

     関東学院大法学部の3年生22人が10日、磐田市に持続・発展可能なまちづくりに向けた政策を提言した。公共資産の有効活用や婚活支援、市内産業の活性化など四つのテーマについて、若者の視点を生かしたアイデアを披露した。  学生たちは牧瀬稔准教授(自治体政策学)のゼミに所属。テーマごとのグループに分かれ、市の担当課への聞き取りや現場視察などを重ね、政策にかかる費用や制度上の根拠なども示しながら提言をまとめた。  学生たちは市役所で提言をプレゼンテーションした。公共施設の老朽化に伴う維持管理経費の増大を課題としたグループは、小学校を統廃合して経費を抑えつつ、使わなくなる学校は、グランピングやサバイバルゲ

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  • 藤枝市の施策学生が提案 研究成果発表会 地域課題解決へ

     藤枝市と包括連携協定を結ぶ県内大学の学生による本年度の地域政策研究の成果発表会がこのほど、同市の市産学官連携推進センターで開かれた。学生は地域イノベーションや多文化共生の推進など各テーマに基づいて藤枝で調査し、施策提案と合わせて同市幹部らに報告した。  6大学9研究室の学生ら計45人が参加した。静岡理工科大理工学部建築学科のテーマは「地域文化資源を生かした地域ブランド化と観光・交流の推進」。藤枝旧市街地で新たな魅力創出に向け、周辺の環境や公共施設、イベント状況、新しい拠点などの基礎調査を実施した。  藤枝旧市街地総合再生計画区域内にある岡出山地区の小路が花回廊となる仕掛け作りや、人々の居場所

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  • Jam9 後輩を歌で祝福 浜松・西部中 卒業式目前サプライズ

     浜松市中区の西部中で10日、同市を拠点とする3人組音楽ユニット「Jam9」の母校凱旋(がいせん)ライブが行われた。卒業を間近に控えた3年生141人を含む全校生徒約400人が、先輩からの歌のエールを受け取った。  会場の体育館は、メンバーのギズモさんとイシノユウキさん兄弟が在学した27年前、文化発表会で演奏した思い出の舞台。音楽活動の出発点で、アレンジした校歌や即興ソングなど9曲を熱唱した。ギズモさんらは「自分の心に素直になり、大きな夢を持って飛び立ってほしい」と激励の言葉を贈った。  入学直後からコロナ禍の影響を受けた3年生を少しでも喜ばせようと岡本雅康校長がサプライズで企画した。半年以上前

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  • 浜松市文化・スポーツ賞 大会で活躍 生徒児童表彰

     浜松市は10日、児童生徒文化・スポーツ賞の授与式を中区のクリエート浜松で開いた。全国大会や県大会などで顕著な成績を収めた小中学生26団体、75個人に鈴木康友市長が賞状を贈呈した。  本年度は特に全国中学校体育大会での活躍が目立った。浜松開誠館中サッカー部と浜松修学舎中男子バレーボール部が全国優勝を果たし、与進中男子バスケットボール部と浜松修学舎中男子卓球部は3位に入賞した。積志中3年小池雛さんが陸上女子100メートルで2位、細江中3年大谷芽以さんは同1500メートルで3位となった。  ほかにも、芸術、ロボット制御技術、各種のスポーツなど幅広い分野で優れた成果を発揮した。  

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  • 高校長級18人退職 静岡県内公立校 小中学校は120人

     静岡県教委と静岡、浜松両市教委は8日までに、2022年度末の定年退職者をまとめた。校長級の退職者数は高校などが18人、特別支援学校5人。小中学校は小学校62人、中学校58人の計120人が退職を迎える。  教職員の異動作業は定年退職者の後任人事を中心に進んでおり、発表は20日の見通し。  高校長級は、県高校長協会長で高校教育課指導監や総合教育センター所長を歴任した小関雅司・静岡のほか、同協会副会長の長井利樹・浜松北、渡辺紀之・沼津東らが一線を退く。県教員育成指標の改訂に伴う研修体系化に尽力した松下和弘・総合教育センター所長も職を退く。特別支援学校は山田伸代・藤枝らが、政令市以外の小中学校では県

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  • 若手や女性登用 夜間中学の新設対応 静岡県教委人事異動、大詰め

     静岡県教委と静岡、浜松両市教委が8日までにまとめた県内公立校の2022年度末の校長級定年退職者は、高校長級が前年度より4人、特別支援学校が3人少なかった。政令市を含む小中学校は前年度より14人少ない。県教委では若手、女性の管理職への登用のほか、県立夜間中学校の新設などを踏まえた人事異動の作業が大詰めを迎えている。  高校の退職者は、県高校長協会理事の小川伸吾・沼津西と清水正信・清水西のほかに、太田裕・御殿場、多嶋洋一・裾野、福島由子・吉原、中村真二・富士宮北、鈴木伸彦・静岡東、国川淳子・藤枝西、鈴木政昭・島田、松本稔章・島田商、白井秀幸・浜松湖東、宮本宗明・浜松江之島、児玉一淑・浜松東、柳本

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  • スクールロイヤー 5月までに開始 静岡市教委

     静岡市教育委員会は8日に開かれた市議会市民環境教育委員会で、市立小中、高校の教職員の悩みに弁護士が法的な側面からアドバイスする仕組み「スクールロイヤー」制度を5月までに開始できるよう整備を進めると説明した。  スクールロイヤー制度では、保護者から寄せられる苦情や校内のいじめ問題に対して、弁護士が中立の立場から学校側の法律上適切な対応などを助言する。2022年9月から市校長会が県弁護士会と試験運用を実施中で、市教委は年間の相談件数を60件程度と見込む。4月中に同会と市教委で協定を結ぶ予定という。

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  • 御前崎クエスト修了式 市教委青少年体験育成事業

     御前崎市教委の青少年体験育成事業「御前崎クエスト」ジュニアプログラムの修了式がこのほど、同市のマリンパーク御前崎で開かれた。長尾詔司市教育部長が参加した子どもたちに修了証を手渡した。  市内の小学4年~中学3年生50人が年間を通じて、自然に触れあいながら地域の魅力を学んだ。学年の垣根を越えて互いに協力する大切さを身に付け、シュノーケリングや宿泊キャンプ、環境保全活動などに取り組むなど郷土愛と探究心を育んだ。  長尾部長は「大人になってもずっと御前崎を好きでいてほしい」と呼びかけた。

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  • 浜松開誠館 サーバーがウイルス感染 成績データ閲覧できず

     浜松市中区の浜松開誠館中・高(生徒約1200人)で学校のサーバーがコンピューターウイルスに感染し、生徒の成績や個人情報データが暗号化されて閲覧できなくなっていることが8日、同校への取材で分かった。個人情報の流出は確認されていないという。県警に被害を相談している。  同校によると、2月下旬にウイルス感染が分かり、生徒の提出物や出席状況、単元ごとの小テストの結果など少なくとも過去5年間のデータが閲覧できなくなった。8日現在、復旧していない。  データを紙で保存している教員もいたが、高校3年生の3学期の成績について一部教科では担当教員が記憶を基に話し合って決めたという。大学受験の出願は2学期までの

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  • 子どもの性被害防止へ組織連携 千葉市教委、取り組み強化 初動対応にも重点

     家庭や学校など本来は安全なはずの場所で、子どもが性的被害を受ける事例が後を絶たない中、千葉市教委が教員による性暴力事件をきっかけに取り組む防止策や発生時の初動対応が注目を集めている。本県で性暴力の根絶を目指して活動するフラワーデモ静岡は2022年12月、「千葉市と同じような仕組みを本県にも導入すべき」と県教委に提言した。千葉市教委の性暴力対策を取材した。  18年、13年から教え子7人に強制性交などを繰り返した同市立小教員=懲役14年の判決が確定=が逮捕された。同市教委は、周りの大人が被害に気付かず発覚が遅れた事態を重く見て、20年に大学教授らでつくる有識者検討会を設置した。  同市教育職員

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  • 裾野市15カ年計画 14小中、9校に再編 須山小は小規模特認校

     裾野市は7日、少子化に伴う小中学校の再編計画を発表した。2023年度から15カ年の中長期計画として、現在の14校を9校に統廃合する。山間地にある須山小は通学の利便性などを考慮して単独存続させ、学区を撤廃する小規模特認校制度を導入して市内全域から児童を受け入れる。  現在の9小学校と5中学校を、6小学校と3中学校に再編する。前、中、後期の3段階で計画を進め、前期は25年度に東小と向田小を統合。東小校舎を利用し、向田小跡地には東中を移転する。さらに27年度をめどに、富岡第一小を存続校に富岡第二小と統合する。  具体的な時期は未定だが、中期と後期には富岡第一小と富岡第二小の統合校に吸収する形で千福

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  • 今春中学教壇に 常葉大・松島さん初個展「イヌに噛まれる」 浜松のギャラリー

     浜松市東区中田町の書絵堂ギャラリーで14日まで、常葉大造形学部4年で、4月からは中学の教壇に立つ浜松市の松島彩乃さん(22)が陶器や絵画の初個展「イヌに噛(か)まれる展」を開いている。色鮮やかな湯のみやカップなど、この1年に制作した陶器を中心に約70点を持ち込んだ。  大学生活の集大成と意気込む松島さん。自身の生き方を飼い主に従順な犬に重ね合わせて、ネガティブなイメージは青い鼻の犬で、ポジティブさはダックスフントのような胴の長い犬で表現。2種類の犬に社会への反骨心を込めたという。  自宅で土台を作り、片道2時間をかけて陶器を焼きに静岡市のキャンパスに通った。初個展について「自分はひとりじゃな

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  • 海野さん(付属静岡中)に理事長賞 静岡倶楽部 小中生の科学研究表彰

     静岡市の経済人や有識者でつくる「静岡倶楽部」(杉山義郎理事長)は6日、市内の小学5年生~中学3年生を対象にした科学研究奨励賞の表彰状授与式を同市葵区で開いた。2022年度は10作品を表彰した。最高賞の理事長賞は静岡大付属静岡中3年の海野遥光さん(15)が輝いた。  海野さんの研究タイトルは「水ロケットをより遠くに飛ばせver.3」。飛距離を延ばすために適したロケットの先端形状を実験を通じて検討し、成果をまとめた。熊野善介審査委員長(静岡大名誉教授)は「自分で実験装置を組み立て、データを取って比較している。発表も大変素晴らしい」と講評した。  このほかの受賞者は次の通り。  静岡ロータリークラ

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  • 相良小6年生 里山づくり「思い出の遊び場」披露 1年間の学習成果、他クラスの児童招待

     牧之原市の相良小の6年生が6日、郷土学習の一環で同市大江の山林で整備を進めてきた里山づくりの成果発表を同所で行った。  同小の6年生はクラスごとに決めたテーマに沿って1年間、郷土学習を進めてきた。6年2組では地元の紅林憲雄さん(69)らの協力を得ながら、「思い出となる遊び場」をテーマにした里山づくりに励んできた。今回は自分たちが手がけた小屋やお気に入りのスポットを巡ってもらおうと、ビンゴ形式のウオークラリーを企画。別クラスの児童を招待し、案内役となって自分たちの活動の成果を披露した。  小栗佑翔君(12)は「みんなで楽しみながら1年間取り組めた。自分が大きくなっても自然と関わり続けたいと思っ

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  • 地域の魅力再発見! 安倍川中 名物などテーマに発表

     静岡市葵区の安倍川中は6日、1年生の探究活動「地域の魅力再発見」の発表会を同校で開いた。クラス代表計12人が登壇し、調べた内容を紹介した。  一人一人が「安倍川もち」や「安倍川橋の歴史」「駒形商店街」「安倍川花火大会」など身近なテーマを設定。調べ学習や関係者の聞き取り、現地を探訪して気付いたことを資料にまとめ「地域の名物として守っていきたい」などと語った。  生徒の投票の結果、望月洸志さんがMVPに選ばれた。

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  • 最高賞に能島さん(大里中1) 静清信用金庫で表彰式 詐欺撲滅へポスター製作

     静岡市内の中学生が特殊詐欺被害の防止を訴える「せいしんポスターコンクール」の表彰式が6日、同市葵区の静清信用金庫本店で開かれた。最高賞の同信金理事長賞に大里中1年の能島梨沙さんが選ばれた。  コンクールは同信金と市教育委員会が進める部活動支援事業の一環で、13中学の美術部員から160点が寄せられた。表彰式では、佐藤徳則理事長や市内の3警察署長が入賞者に賞状を贈った。  能島さんの作品は、警察官を装った男にキャッシュカードを差し出す場面を「簡単に未来を渡さないで」という言葉を添えて描いた。能島さんは「詐欺の怖さが伝わり被害が減ってほしい」と話した。  入賞作品は今後、ポスターなどにして同信金店

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  • 税に関する絵はがきコンクール 最高賞に秋岡さん(袋井西小)

     静岡県法人会連合会主催の「税に関する絵はがきコンクール」で、袋井市立袋井西小6年の秋岡玲名さん(12)が最高賞の県知事賞に輝いた。同校で6日、表彰式が開かれた。  静岡県内355校の小学5、6年生から1万949点の作品が寄せられ、県内13法人会でのコンクールで最優秀作品に選ばれた13点が県の審査に進んだ。  秋岡さんは税によって暮らしが支えられているとの思いを込めて「税で創る幸せ」とメッセージを記し、財布から道路や救急車などが飛び出している様子を描いた。表彰式で磐田法人会女性部会の岡野式子部会長から賞状を受け取った秋岡さんは「うれしい。これまで税金を意識することはあんまりなかったけど、考える

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  • インフルエンザ 静岡県内小中3校 学級・学年閉鎖

     静岡県は6日、小中学校3校でインフルエンザに感染したとみられる患者計22人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。  市区町別の施設の患者数は次の通り。  御殿場市の中学校13人、浜松市中区の小学校6人、同市天竜区の小学校3人。

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  • サクラサク、受験生笑顔咲く 静岡県立大と静岡大で合格発表 4年ぶり掲示

     静岡県立大と静岡大の一般入試前期日程の合格発表が6日午前、両大学で行われた。いずれも掲示とインターネットによる発表。掲示は新型コロナウイルスの影響で2019年を最後に中止していたため4年ぶりとなった。  静岡市駿河区の県立大では午前10時、掲示板に合格者の受験番号一覧を張り出した。受験生や家族約30人が見守り、合格者は自分の番号を見つけると、付き添いの家族や友人と抱き合って喜んだ。  食品栄養科学部に合格した磐田市の山城彩友音さん(18)は「環境系の仕事に就くのが夢で、ここが第1志望。ずっと不安だった。アクセスが集中してホームページを閲覧できなかったらと思い、直接見に来た」と目を潤ませた。コ

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  • 「1秒も無駄にできず」津波避難、釜石に学ぶ 当時の教諭と生徒、訓練や教育の大切さ浜松で訴え 東日本大震災12年

     東日本大震災から12年となるのを前に、岩手県釜石市の釜石東中で震災を経験した教諭と生徒が5日、浜松市内で「あの日」を語った。講師は当時同校3年の菊池のどかさん(27)=釜石市=と、元教諭の糸日谷美奈子さん(44)=千葉市=。菊池さんは、最初に避難した場所から高台に逃げた1分半後、最初の避難場所が津波に襲われたことを振り返り、「1秒も無駄にしてはいけない」と訴えた。  「釜石の教訓を静岡に」をテーマに、浜松市防災学習センターが主催した。津波から命を守り「釜石の奇跡」とも呼ばれる行動を取った体験者の生の声を聞こうと、100人以上が来場し学びを深めた。  震災前から防災教育に熱心だったことで知られ

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  • 焼津中央高チーム最優秀 「SDGs Questみらい甲子園」

     持続可能な開発目標(SDGs)について高校生が設定した課題を解決しようと考えたアイデアを発表する「SDGs Quest みらい甲子園」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送共催)の県大会表彰式が5日、静岡市清水区の清水テルサで開かれた。最優秀賞には焼津中央高のチーム「中央TTC2」が輝いた。  昨年に続き2度目となった今回は、県内20校から130チーム、計513人が参加した。応募作を吟味し、16チームにアイデアの内容をプレゼンテーションする動画の提出を課した。審査員が実現可能性への説得力や設定した課題に対する共感性、熱意などを評価し、最優秀賞、優秀賞、二つの協賛社賞の受賞4チームを選んだ。  中

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  • 選挙、児童に疑似体験を 若者層の関心向上へ提言 静岡市「啓発サポーター」高校、大学生9人

     若年層の投票率向上を図るため静岡市選挙管理委員会が委嘱した「選挙啓発サポーター」の初代メンバーが5日、最後の会合に市役所で臨んだ。1年間の活動を振り返り、若者の政治や選挙への関心を高めるための取り組みを提言した。  2022年4月に創設された制度で、市内在住または在学の高校生と大学生計9人が啓発用の冊子やDVDを作成した。  最終会合では1人ずつ活動の感想を述べた。静岡英和女学院高3年生の河村紗英さん(18)は「選挙に参加することがどれだけ大切かを学ぶことができた」と報告。常葉大法学部3年生の堀池麻莉さん(20)は有効な啓発活動として、小学生に選挙を疑似体験してもらう取り組みを提案した。  

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  • 高校生「裁判員、自分事に」 西遠女子学園 地裁浜松支部が出前講座

     静岡地裁浜松支部はこのほど、裁判員制度をテーマにした出前講座を浜松市中区の西遠女子学園高で行った。3年生約60人が刑事裁判の手続きや裁判員裁判の仕組み、法廷での審理の流れなどを学んだ。  先崎春奈裁判官と大村泰平裁判官が講師を務めた。成人年齢の18歳への引き下げで裁判員の対象年齢になった生徒もいることを踏まえ、先崎裁判官は「裁判員には、法律の知識がなくても分かりやすい説明を心がけている」「裁判員を経験した人からは良い社会経験だったとの意見が多い」などと紹介した。  大石心和さんは「今まで裁判は遠い存在だったけど、自分事になった」と話し、湯沢愛理亜さんは「4月から法学部に進学する。裁判員に選ば

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  • 静岡県立高ALT 11人削減へ 財政厳しく、見直し対象に 戸惑う学校現場

     静岡県立高で長年実施されてきた外国語指導助手(ALT)の全校配置が2023年度から見直され、任期が切り替わる8月に11人削減される見込みとなっている。全校配置はグローバル人材育成に向けた英語教育の充実のため1998年度から実施されてきたが、県の23年度一般会計当初予算案で事業見直しの対象となった。県教委は削減分を2校兼任の配置で対応する方針で、学校現場から戸惑いの声が上がっている。  県教委高校教育課などによると、削減案は22年度に全県立高85校(分校を除く)と県教委事務局、総合教育センターに配置していたALT87人を、23年度に76人へ減らす。見直し額は約1900万円。県立高のALTは国の

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  • 教育実践論文表彰 富士一小が最優秀 市教委

     富士市教育委員会は2日、本年度の教育実践研究論文の表彰式を同市の市教育プラザで行った。市内の幼稚園、小中学校の教諭らから寄せられた18点から、富士一小の4人による合同論文が最優秀賞に輝いた。  同校の高田直樹、杉山樹保、小杉奏、宮本順子の4教諭は、5年生の総合学習の一環として、JR富士駅北側の活性化を目指す授業を企画した。児童は店舗へのインタビューを通して街の課題を見つけ、集客方法を考えたという。森田嘉幸教育長は「子どもが地域愛を育むきっかけになる授業だった」と講評した。  このほかの受賞者は次の通り。  優秀賞 畠山明子(吉原小)田形智(今泉小)秋山栄奈(富士中央小)▽優良賞 井出悠梨恵(

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  • 寺西・静岡大特任教授 NHK放送文化賞 イメージセンサー技術

     静岡大は3日、同大電子工学研究所の寺西信一特任教授(69)がNHKの放送文化賞を受賞したと発表した。  放送事業の発展や放送文化の向上に功績があった人を表彰する賞。寺西特任教授は光を電気信号に変換するイメージセンサーの技術「埋め込みフォトダイオード」を発明し、放送用カメラの小型・高性能化に寄与したことなどが評価された。埋め込みフォトダイオードは現在もスマートフォンのカメラなどで活用されている。  寺西特任教授は放送業界に与えた業績を顕彰する「第74回技術・工学エミー賞」(全米テレビ芸術科学アカデミー主催)を2月に、英国のエリザベス女王工学賞を2017年に受賞している。

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  • 「学び」で産業創出 静岡大が基金 竹林名誉教授の寄付基に

     静岡大は3日、AIやVR・メタバース関連のコンテンツ開発、人材育成に役立てようと、竹林洋一同大名誉教授が寄付した1億円を基に「学びのイノベーション基金」を設立した。基金はAIやメタバースを活用した学習環境構築、社会問題解決に向けたイノベーション創出などに活用する。  同日、静岡市駿河区の同大静岡キャンパスで行われた覚書の締結式で、竹林名誉教授は、今後は人間に寄り添ったAIが重要となると指摘した上で、「新たな産業創出へ『学び』を通して若い人材が世の中を変える挑戦をしてほしい」とエールを送った。日詰一幸学長は「本学がイノベーションの先陣を切っていくため、有効に活用したい」と感謝した。  竹林名誉

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  • 西山口小の千葉教諭が最優秀 教育研究論文の表彰 掛川市教委

     掛川市教育委員会はこのほど、2022年度の教育研究論文表彰式を市教委で開いた。最優秀賞には、特別支援教育の専門性向上を図るための組織体制づくりに注力した千葉典子教諭(西山口小)の論文が選ばれた。  佐藤嘉晃教育長が千葉教諭ら入賞者4人と1グループに表彰状を手渡した。千葉教諭の研究題目は「『誰一人取り残さない教育』を目指して」。教員へのアンケートなどを通じて特別支援教育を拡充させる手だてを探り、現場の意識向上につなげた取り組みが高い評価を得た。  佐藤教育長は「市の教育の課題をしっかり捉えている。同僚や後輩と共有して、目の前の子どもたちのために実践を充実させてほしい」と話した。  

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  • 春目指し、全力勝負 静岡県内公立高 入試スタート

    ​ 静岡県内の公立高92校で2日、2023年度入学者選抜が一斉に始まった。受験生は同日午前に国語と数学、英語の学力検査を受けた。午後は社会と理科の試験を行う。中学の3年間、新型コロナウイルス禍で臨時休校などを経験しながら学びを進めた生徒たちが試験に臨んだ。  県教委によると、全日制と定時制を合わせた志願者数は2万9人。志願倍率は全日制1・04倍、学年制定時制0・45倍、単位制定時制0・72倍。3日は面接や学校裁量枠の実技検査を行う。合格発表は14日正午以降で、受験校での掲示とウェブ発表を並行して行う。  浜松市中区の浜松西高(定員86人)は2日、受験生約100人を3教室に分けて入試を実施した。

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  • 第五福竜丸、教材から削除へ 「被ばくの記述にとどまり 実相継承には至らぬ内容」 広島市の小中高生向け平和教育、「はだしのゲン」に続き

     広島市教育委員会が、市立の小中高校を対象にした「平和教育プログラム」の教材から漫画「はだしのゲン」を削除する方針を決めた問題で、米国のビキニ水爆実験で被ばくした焼津市のマグロ漁船「第五福竜丸」の記述もなくすことが1日、分かった。教員用の指導資料には記述を残し、生徒に概要や参考文献を紹介するという。  第五福竜丸は69年前の3月1日、太平洋マーシャル諸島ビキニ環礁での水爆実験に遭遇し、乗組員23人全員が被ばくした。日本で反核運動が高まるきっかけとなった。  平和教育プログラムで使う市教委作成の「ひろしま平和ノート」では、第五福竜丸は核兵器を巡る世界の現状を学習する中3の部分に掲載されている。乗

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  • 高校生ビジネスプラン 東海地区発表会 伊東商高が賞独占

     第10回高校生ビジネスプラン・グランプリ(日本政策金融公庫主催)で好成績だった東海地区の高校が集う発表会がこのほど、名古屋市で開かれ、伊東商高のグループが賞を独占した。  発表会は4校が計6プランを披露した。伊東商は空き家問題の解決につながるサービスを提案したグループ(リーダー・新田凜さん)が審査員選考の賞に選ばれた。また地域の野菜のブランディングを考えたグループ(リーダー・三島木菜花さん)が視聴者投票で選出される賞に輝いた。  新田さんは「プレゼン練習をたくさん行ってきたので、その成果が出た」とし、三島木さんは「最後にこのような賞を受賞できてうれしい」と喜んだ。  (伊東支局・白柳一樹)

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  • 伊東商 最後の生徒巣立つ 静岡県内公立高で卒業式 マスク緩和も着用目立つ

     静岡県内の多くの公立高で28日、卒業式が行われた。新型コロナ対策のマスク着用で個人に判断が委ねられ、受験期や花粉症の季節と重なる中での式典。統合で4月から新高校「伊豆伊東高」となる伊東商高では式典中、マスクを着用する卒業生の姿が目立った。  県教委によると、全日制93校のうち89校が同日に式を開催した。県教委は国の方針に基づき、各校に卒業式でのマスクは外すことを基本とするよう通知した。ただ、各地域や学校の感染状況などを踏まえて判断するよう求めた。会場入りする保護者の人数についても制限は求めず、各校に委ねた。  60年の歴史に幕を閉じる伊東商の最後の卒業生は105人。同校は県教委の通知に基づき

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  • 過失運転傷害で教諭と職員懲戒 静岡市教委

     静岡市教育委員会は27日、自動車運転中にそれぞれ別の事故を起こし過失運転傷害で摘発された同市駿河区の中学校の30代男性教諭と教育委員会事務局の40代女性職員に停職1カ月の懲戒処分を行ったと発表した。  教職員、教育総務両課によると、男性教諭は2019年11月7日午前7時25分ごろ、同市葵区で自動車通勤中、交差点を右折する際にハンドル操作を誤り反対車線に進入し、別の乗用車と衝突して運転していた男性と同乗者の女性の2人にけがを負わせた。20年3月10日に静岡簡裁から罰金50万円の略式命令を受けた。示談が成立し処分を決めた。  女性職員は21年9月22日午後1時55分ごろ、同市清水区で乗用車を路外

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  • 読書習慣定着へ小冊子 下田市教委 市民のお薦め紹介

     下田市教委は児童生徒らの読書習慣の定着に向けた小冊子を制作した。市内の大人たちが薦める書籍の紹介を通じ、子供たちの関心を高める狙い。  小冊子はA4判10ページ。市内在住の絵本作家鈴木まもるさん(70)がイラストを手がけ、監修も担当した。市内の公務員や水族館のトレーナー、住職ら12人が一問一答形式で「子供に読んでもらいたい本」「自身が子供のころ好きだった本」「大人になって好きな本」などを回答している。  市子ども読書活動推進計画第3次計画の一環。市内の幼稚園や保育園、小中学校に配布したほか、市立図書館でも入手できる。  鈴木さんは「大人たちの興味ある本に触れることで、読書がなぜ大切かを子供た

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  • 県立夜間中学で入学者説明会 県内初、4月開校 磐田本校

     静岡県教委は24日、4月に開校する県内初の夜間中学「県立ふじのくに中学校」の入学者説明会を磐田市の磐田農高で開いた。県教委の担当者が、複合商業ビル「天平のまち」(同市中泉)に開設する磐田本校の入学予定者に学校生活の流れを説明した。  3学期制で、体育祭や遠足などの行事があると紹介した。日本語や数学の力に合わせたコース選択や、選んだコースでない勉強をしたり、困りごとを教員に相談したりできる自由参加の時間「ユーダイモニア・タイム」についても解説した。  夜間中学は家庭の事情や不登校など、さまざまな事情がある人たちが学び直す場で、県立ふじのくに中学校には10~70代の16人が今春に入学予定。  説

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  • 静岡県内5大学 2次試験開始 国公立大前期日程

     国公立大2次試験の前期日程が25日、全国の171大学で始まった。志願者は23万1450人で、募集人員に対する倍率は昨年と同じ2・9倍。今年も試験会場での新型コロナウイルス対策が課題となった。  国立大(82大学)には17万6484人が志願し、倍率は2・8倍。公立大(89大学)の志願者は5万4966人で、倍率は3・3倍。大手予備校によると、医・歯系や経済系の人気が高まる一方、国際系は新型コロナの影響で倍率が低迷する傾向が出た。  県内では5大学が試験を実施した。前期日程の志願者数は静岡大2865人、浜松医科大579人、県立大960人、静岡文化芸術大742人、県立農林環境専門職大49人の計519

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  • 志願変更230人 静岡県内公立高入試

     2023年度の県内公立高入学者選抜の志願変更が24日に締め切られた。県教委のまとめによると、志願変更をしたのは230人で、志願者数の1・15%(前年度比0・01ポイント増)だった。全日制課程の志願倍率は1・04倍で、志願変更後も変化はなかった。  志願変更があったのは、分校を含む92校中78校。230人の内訳は志願先の高校を変更したのが165人、同一校での大学科の変更が24人、小学科の変更が41人。全日制で志願倍率が最も高いのは変更前と同じ沼津東理数の2・20倍で、変更前からは0・03ポイント下がった。続いて浜松南理数が0・05ポイント下がって2・08倍、磐田南理数が変更前と同じ1・73倍だ

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  • 学校の謎ルール、見直しませんか⑥ 読者の意見【賛否万論】

     学校の謎ルールや校則をテーマにした投稿文の紹介を続けます。これまで寄せられた意見のほとんどは校則見直し賛成派。「校則を緩めれば学校が荒れる」「欲望のままに生きる若者が増えるだけ」という見直し反対派のつぶやきはどこからか聞こえてきますが、投稿は多くありません。見直しの動きはこのまま加速していくでしょうか。 読者 会社役員・見嵜敦さん(焼津市)56歳  皮肉にも「コロナ禍での教育者の怠慢を露呈させた」のがこの「ブラック校則問題」だ。全国的にマスクが品薄の状況でまで「白以外だめだ」としかるなど、学校には治外法権があるといわんばかりの対応に非難が殺到したことに始まり、次々と問題が明るみに出るも、抜

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  • 23年度静岡県内公立高入試 志願変更を締め切り

     2023年度の県内公立高入学者選抜の志願変更が24日、締め切られた。県教委のまとめによると、志願変更をしたのは230人で、志願者数の1・15%(前年度比0・01ポイント増)だった。全日制課程の志願倍率は1・04%で、志願変更後も変化はない。 ▶高校入試しずおか サイトへアクセス  

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  • 三島市教委 中学に「校内支援室」 教室入れない生徒対象 

     三島市教育委員会は新年度から、登校しても教室に入れない中学生をサポートする「校内支援室」を市内中学7校のうち3校に開設する。オンラインも活用しながら通常授業を受けられる環境を整えるなど、きめ細かな学習支援を進める。22日に開かれた市議会2月定例会で、土屋利絵氏(改革みしま)の代表質問に答えた。  校内支援室には教職経験者を中心に常駐の指導員を1人ずつ募集し、1日6時間、週5日配置する予定。これまでは保健室や使用していない教室で対応していたため、特段の設備がない中での学習指導にとどまっていた。支援室の開設により1人1台のタブレット端末を利用した通常授業との通信や指導員との交流が可能になり、早期

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  • 古い、暗い…元は男子トイレ 女子生徒自ら更衣室改修へ 掛川の高校、企業も協力

     掛川工高(掛川市葵町)の女子生徒有志が、老朽化が進んだ自校の更衣室の改修に乗り出す。「待っていても変わらない。自分たちの手で何とかする」。長年にわたって悪評の的だった更衣室の再生に取り組み、校舎の環境改善と設備施工の技術習得を両立させる構えだ。  校舎は築58年。1、2年生が体育着や実習着に着替えるため日常的に使う女子更衣室は約25平方メートルで、元は男子トイレだった。日当たりが悪く薄暗い上、タイルの黒ずみやにおいが染みつき、不満が募っていたという。  改修に名乗りを上げた生徒は学年や学科を超えた11人。環境設備科2年今村美羽さん(17)は「古さもにおいも気になる。ずっと我慢してきた。明るく

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  • 生徒同士でトラブル解決「ピア・サポート」 浜松の学校が導入 傾聴、仲介能力習得に一役

     生徒同士が学校生活の悩みや課題解決に向けて助け合い、円滑な人間関係の構築を目指す「ピア・サポート」の授業が、浜松市内の小中学校などで進められている。身近なトラブルや問題とどのように向き合い、どう取り組んだらいいのか。何が可能なのか。市立蜆塚中の試みを追った。  1月中旬、同市中区の蜆塚中でピア・サポート講座が開かれた。1~3年12人が3人ずつの班に分かれ、「けんかをしてしまった生徒の仲介」を題材に、ロールプレーイング型の訓練に臨んだ。「友人グループで遊ぶ予定が雨で中止となったが、1人だけ中止連絡が回らなかった」という設定。生徒は連絡担当者のAさん、連絡が来なかったために憤るBさん、仲介役のメ

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  • 授業外業務「勤務と認めて」 掛川西高の非常勤講師 人事委に措置要求

     静岡県立掛川西高に勤務する非常勤講師岡野修一さん(74)が、テスト問題の作成や採点など、報酬対象である授業時間以外の業務について「授業と同等の勤務内容と認め、賃金の支給をしてほしい」と求める措置要求書を、21日までに県人事委員会に提出した。  会見によると、岡野さんは同校教員で唯一、「地学基礎演習」を専門とし、3年生2グループを対象に1カ月計8コマの授業を行う。報酬は1コマあたり2820円、月額で2万2560円を得ている。岡野さんが本年度の1、2学期に確認したところ、定期テストを行う月だと問題作成や採点など授業以外の作業に平均計34時間を費やしていたが、給与には反映されていない。  出題内容

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  • 静大4.6倍、浜医大6.9倍 国公立大2次4.3倍 確定志願者数

     文部科学省は21日、今年の国公立大2次試験の確定志願者数が昨年比5476人減の42万3180人だったと発表した。募集人員に対する倍率は昨年と同じ4・3倍。前期日程は25日から始まる。  国立大(82大学395学部)の志願者は29万8305人で、倍率は3・9倍。公立大(92大学206学部)は12万4875人の5・6倍だった。  静岡大は4・6倍、浜松医科大は6・9倍、県立大は5・6倍、静岡文化芸術大は4・9倍、県立農林環境専門職大は4・1倍だった。  学部系統別の倍率は、人文・社会系4・4倍、理工系4・2倍、農・水産系4・2倍、医・歯系4・8倍、薬・看護系5・2倍、教員養成系3・6倍などとなっ

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  • 浜松市 発達支援学級を8校新増設 23年度から

     浜松市教委は21日の定例会で、2023年度に市立の小学校5校と中学校3校の計8校で発達支援学級を新増設する方針を示した。うち2校は新規の支援学級開設となる。  新規2校のうち西小(中区)は「知的」、西都台小(西区)は「自閉症・情緒」の学級種を設置する。23年度の支援学級の設置校は小学校96校中78校(設置率81・3%)、中学校48校中43校(同89・6%)となる。  このほか、市教委は23年度から、不登校の児童、生徒が通う適応指導教室の呼称を変更すると報告した。校内適応指導教室は「校内まなびの教室」、校外適応指導教室は「校外まなびの教室ふれあい」とする。児童や生徒、保護者の抵抗感を和らげ、親

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  • 男子高校生に淫行 市立中教諭を懲戒免職処分 浜松市教委

     浜松市教委は22日、男子高校生に淫行したとして県青少年環境整備条例違反容疑で逮捕された同市立中勤務の男性教諭(38)を懲戒免職処分にしたと発表した。処分は21日付。  男性教諭は2022年10月、同市内の自宅で、男子高校生が18歳未満と知りながら淫行したとして島田署に逮捕され、静岡簡裁から罰金30万円の略式命令を受けた。浜松市教委の聞き取りに対して事実を認め、「軽率な行動が生徒や関係者に大変迷惑を掛けてしまった。自分の甘さが原因で、信頼を裏切ってしまい申し訳ない」などと話しているという。  男性教諭は20年10月に県西部のアパートのベランダに侵入したとして住居侵入容疑でも逮捕・送検されたが、

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  • インフルエンザ 小中学校計4校で学級閉鎖 21日の静岡県内

     静岡県は21日、小中学校計4校でインフルエンザに感染したとみられる患者62人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。  市区町別の学校と患者数は次の通り。  御殿場市の小学校15人、浜松市中区の小学校15人、同市南区の小学校11人、同区の中学校21人。

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  • 夜間中学3コース制に 教育長答弁 日本語習得に応じ選択

     池上重弘教育長は4月に開校する県内初の夜間中学「県立ふじのくに中学校」について、日本語の習得状況に応じて「初期日本語」「学習言語習得」「教科学習」の3コースの選択制にする方針を説明した。高田氏への答弁。  県教委義務教育課によると、4月の入学予定者は計16人。このうち75%は外国にルーツがあるといい、選択制により生徒個々の状況に対応した指導を行う。数学は小学校の算数から学べるコースを設け、習熟度別に学習を進めるとした。  磐田本校(磐田市)と三島教室(三島市)の両方に全教科の専門教員を配置し、全ての授業で複数の教員を配置するチームティーチングを取り入れる方針も示した。  池上教育長は「幅広い

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  • 吉原工の学科名 県教委が訂正 公立高志願状況一覧表

     静岡県教委は20日、17日に公表した2023年度県内公立高入学者選抜の志願状況をまとめた一覧表で、吉原工高の学科名に誤りがあったと発表した。「理数科学」とあるのは、正しくは「理数化学」だった。

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  • 東海大生、仲間と旅立ち 30日間研修航海 清水出港

     東海大の静岡県内外のキャンパスから学生が参加する研修航海の出港式が19日、清水港で開かれた。航海は3月20日までの30日間の予定。  研修航海は船内共同生活で協調性を育もうと1968年に始まった同大の教育活動で、新型コロナウイルス禍の影響を受け実施は3年ぶり。例年は海外へと繰り出していたが、国内航路で再開した。  今回は研修学生84人と教職員や医師看護師の研修団役員、研修船乗組員と海洋学部の練習学生ら総勢137人が同大海洋調査研修船「望星丸」に乗り込み、小笠原諸島や沖縄、広島など日本各地を巡る旅に出た。  出航前に清水マリンビルで開いた式典で学校法人東海大学の松前義昭理事長は「仲間との共同生

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  • 育てたい子ども像議論 沼津・原中学校区 地域運営学校始動へ 住民や教師方向性共有

     沼津市の原中学校区で4月から、地域住民が学校運営に関わる「コミュニティ・スクール」(CS、地域運営学校)が始まる。17日には、住民や教師が方向性を共有する会合が同市の原地区センターで開かれた。兵庫教育大大学院の竹西亜古教授や同大学院の学生が指導役として加わり、地域で育てたい子どもの姿について議論した。  会合は以前、同大学院でCSに関して研究した原中の梶原利彦教頭が企画。CSの核となる学校運営協議会に加わる住民や、高校生、校区内の3小中学校の教諭、自治会役員ら幅広い世代の約70人が参加した。  10のグループに分かれ、地域の「いいところ」「残念なところ」を話し合った上で、地域の良さや課題を踏

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  • まち活性化へ高校生提案 若者へ観光PRを 伊豆で未来塾「SNS使い情報発信」

     伊豆市はこのほど、「未来塾 高校生まちづくり探究講座」の最終回を市内で開いた。地元の高校1、2年生が地域活性化や魅力の発信などに対するアイデアをプレゼンした。  講座には高校生10人が参加し、静岡大客員教授や県地域づくりアドバイザーなどを務める地元のNPO法人「NPOサプライズ」の飯倉清太代表を講師に昨年11月から計4回行った。地域コミュニティーの継承や新しい土産物の提案、ワサビ農家の後継者問題など生徒それぞれでテーマを設定し、関係者への聞き取りや統計データの収集も行った。  田方農高2年の鈴木菜々美さんは若者に向けた観光情報のPR不足を課題に挙げた。インスタグラムの投稿例を紹介し、「高校生

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  • 志願倍率1・04倍、最高は沼津東理数2・23倍 静岡県内公立高入試

     静岡県内の公立高は17日、2023年度入学者選抜の願書受け付けを締め切った。県教委のまとめによると、全日制90校163科(分校を含む)の志願倍率は1・04倍で、前年度から0・02ポイント上昇した。  併設中等部からの入学予定者を除く募集定員1万8598人に対する志願者数は1万9284人で、前年度から5人減った。定員割れは55校74科で前年度から5科減った。志願倍率の最高は沼津東理数の2・23倍。浜松南理数の2・13倍、磐田南理数の1・73倍、科学技術建築デザインの1・63倍が続いた。  再編により23年度に開校する伊豆伊東の志願倍率は普通0・86倍、ビジネスマネジメント0・96倍。新設学科の

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  • 児童生徒が熱海の課題研究 交通や医療など 市教委に成果発表

     熱海市教育委員会はこのほど、市内の児童、生徒が社会的な問題や地域の魅力について学習した成果を発表する「市総合的学習発表会」を開いた。各校と市教委をオンラインでつなぎ、それぞれの代表者やグループが課題解決策や今後の目標などを発表した。  市教委の「魅力ある総合的な学習の授業作り」の一環で、本年度初めて実施した。中学生の部では、持続可能な開発目標(SDGs)や地域の交通、防災、医療をテーマにした発表が行われた。  地元の長浜海岸周辺の交通環境を取り上げた多賀中1年の真野玲菜さんは、横断歩道のない場所を渡る人が多い現状を説明。現地の写真を示しながら横断歩道の案内看板やガードレール設置などの改善策を

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  • インフルエンザ 小学校2校で学級閉鎖 17日の静岡県内

     静岡県は17日、小学校2校でインフルエンザに感染したとみられる患者17人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。県内139の定点医療機関における直近1週間(6~12日)の平均患者数は4・24人で、前週の3・35人から増加した。  市区町別の学校と患者数は次の通り。  函南町の小学校8人、静岡市清水区の小学校9人。

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  • 静岡県内公立高の志願状況発表 志願倍率は1・04倍

     静岡県教委は17日、県内公立高の2023年度(令和5年度)の入学者選抜の志願状況を発表した。県教委のまとめによると、全日制90校163科(分校を含む)の志願倍率は1・04倍だった。 ▶高校入試しずおか サイトへアクセス  

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  • 沼津の魅力、学生が発掘 日大国際関係学部、原地区に着目 観光振興へマップ作成

     日本大国際関係学部(三島市)で観光を学ぶ宍戸学教授のゼミの学生が沼津市と連携し、観光振興に取り組む活動が広がりを見せている。2年目を迎えた本年度は、中心市街地だけでなく、歴史や文化の色合いが強い市西部の原地区での観光活性化策の提言に取り組んだ。今後は豊富な自然や水産物で知られる戸田地区での研究にも意欲を見せ、学生ならではの視点を生かした観光促進に期待が集まる。  1月下旬、ゼミに所属する3年生が沼津市商工会(同市原)の会員に向け、原地区の研究成果を発表した。地域活性化のまちづくりや観光事業について研究するチーム「地域観光ユニット」の学生は、JR沼津駅周辺以外の誘客が進んでいないことを課題と

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  • エリア制部活動「日本平野球部」 18日開幕の静岡県選抜大会へ 清水三中、四中生で構成

     静岡市が進める中学部活動改革「シズカツ」の先行事例として2022年4月から活動している同市清水区の清水三中、四中、五中のエリア制部活動「日本平」が、18日に開幕するしんきんカップ第53回県中学選抜野球大会に初出場する。大会では清水小島中と合同チームを結成し、初勝利を狙う。  日本平野球部は清水五中からの入部希望者がいなかったため、清水四中と清水三中の2校で構成する。両校の生徒は拠点校の四中に集まり、所属校の垣根無く同じ部の一員として練習を重ねている。  両校はエリア制部活動導入まで合同チームを組んでいた。エリア制となった今との違いについて菊場玄太監督ら指導陣は「合同チームは毎年バラバラになる

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  • 知人を脅迫、児童に暴言 小中学校教諭2人を懲戒処分 静岡県教委

     静岡県教委は16日、知人を脅迫したとして県東部の中学校に勤める男性教諭(26)を停職1カ月、担任するクラスの児童に暴言を繰り返したとして焼津市立豊田小の男性教諭(60)を戒告の懲戒処分にしたと発表した。  中学校教諭は昨年8月14日に伊東市内の路上で知人男性を脅迫したとして伊東署に逮捕され、沼津簡裁から罰金10万円の略式命令を受けた。教諭は男性と飲酒していて、別の知人とともに口論になったという。現在は自宅謹慎している。  小学校教諭は昨年4~10月、児童に「ばかなやつらばっかりだ」「学校に来るな」「俺は嫌だけどお金をもらってるから今年は担任をする」などの暴言を繰り返した。被害児童の保護者から

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  • 町立保育施設の再編で意見交換 清水町が教育会議

     清水町は15日、総合教育会議を町役場で開き、町立の4幼稚園と2保育所のあり方について意見交換した。町は共働き世帯の増加などで幼稚園利用者が減っているため、保育施設の再編を検討していることを報告した。  来年度の幼稚園入園予定者は1月時点で計282人、定員充足率は36・6%の見通し。4園を2カ所に統合するなど教育委員会が想定した複数の再編案と、民間導入も検討していると説明した。  関義弘町長と朝倉和也教育長、教育委員4人らが参加。委員からは「幼保一体型の認定こども園はどうか」「医療機関と連携するなど特色を出すとよい」といった意見が出た。裾野市をはじめ全国各地で相次いでいる不適切保育を踏まえ、「

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  • 浜名湖花フェス 浜松の児童招待 市教委にチケット

     はままつフラワーパークを運営する市花みどり振興財団(塚本こなみ理事長)は13日、同園を会場に3月21日から6月11日まで開催する「浜名湖花フェスタ」の招待券を市教委に寄贈した。市内の小学生約4万3千人を招待する。  花フェスタは季節の花や植物を楽しむイベント。園内では春先に1300本の桜と50万本のチューリップが咲き始め、4月下旬からはフジやシャクナゲが見頃を迎えるという。  宮崎正教育長にチケットのレプリカを手渡した塚本理事長は「児童は新型コロナで3年間、窮屈な思いをしてきたと思う。家族で自然や花の美しさを感じてほしい」と話した。

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  • 部活動、地域移行へ方針 静岡県教委策定 月内にも市町に説明

     静岡県教委は15日の定例会で、公立中学校の部活動の地域連携や地域クラブ活動の在り方に関する方針を策定した。2022年末に国が示したガイドラインを踏まえ、23年度から市町が行う検討の方向性としてまとめた。国が「改革推進期間」と位置付けた23~25年度に市町教委などの学校設置者が行う取り組みとして、地域移行に関する協議会の設置や教員の兼業規定の検討などを示した。  方針は、部活動について「スポーツや文化等に親しませ、学習意欲の向上や責任感のかん養など学校が目指す資質・能力の育成に資する」と教育的意義を強調し、学校の働き方改革と生徒の活動機会確保との両立を目指す考えを掲げた。  県教委側も市町と同

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  • 公立高校出願開始 23年度静岡県内入学選抜 17日正午締め切り

     静岡県内の公立高で15日、2023年度入学者選抜の願書受け付けが始まった。締め切りは17日正午。県教委は同日午後5時ごろに志願状況を発表する。志願変更の受付は22日から24日正午まで。  県教委によると、一般選抜を実施するのは全日制が分校を含む90校(募集定員1万8930人)、学年制定時制は17校(同680人)、単位制定時制が3校(同640人)。  全日制の試験は3月2日に学力検査、3日に面接や実技などを行う。合格者発表は14日正午以降。試験当日に風邪などの体調不良で受験できなかった生徒を対象とする追検査は9日、新型コロナウイルスを理由に受験できなかった生徒を対象とする追加検査の日程は16日

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  • 全国自作視聴覚教材コンクール 島田空襲テーマ 映像作品優秀賞 島田工高生 「平和への思い伝われば」

     1945年7月26日の島田空襲をテーマに島田工高の生徒が制作したドキュメンタリー映像がこのほど、日本視聴覚教育協会が主催する全国自作視聴覚教材コンクールの社会教育部門で優秀賞を受賞した。生徒たちは「映像を通じて島田空襲のことをより多くの人に知ってもらいたい」と話している。  制作メンバーは3年の舩島珠凜さん、水野主喜さん、鈴木大颯さんと1年の三輪勇太さんの4人。遺族へのインタビューを交えて長崎型原子爆弾の模擬爆弾とされる爆弾が市内に投下され、広島・長崎への原爆投下につながっていった歴史をまとめ、市平和祈念事業実行委員会の「高校生委員」として式典運営に取り組んだ高校生の活動にも密着した。  1

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  • 焼津市「学校福祉部」新設へ 子ども・家庭支援体制強化

     焼津市教育委員会は2023年度、学校生活に課題を抱える児童生徒やその家庭への支援を担う「学校福祉部」を新設する。教職員のみならず公認心理師や保健師、市長部局の職員を配置し、それぞれの専門分野の視点に立った手厚い支援体制を目指す。14日までに関係者への取材で分かった。  市教委は21年度に家庭・子ども支援課を設置し、ケースワーカーを中心に、不登校などの課題を抱えた児童生徒とその家庭の支援活動を展開してきた。ただ、支援を要する児童生徒が増加し、内容も複雑化する現状から、機能の分散や専門的人材の配置が課題となっていた。  新設する学校福祉部は、いじめや不登校、発達障害についての支援を行う「子ども支

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  • 富士山周辺の特色探求 地元児童「登山口サミット」成果報告

     富士山の登山口に近い静岡、山梨両県の4小学校の児童はこのほど、地域の特色を考え自分たちにできることを探る「富士山登山口子供サミットプロジェクト」の成果報告会をオンラインで行った。  参加したのは富士宮市の大宮小、小山町の須走小、御殿場市の印野小、山梨県富士吉田市の吉田小の6年生。児童らは昨年4月から、富士山周辺の生き物や観光施設について探求してきた。  報告会で各校児童は、地元旅館で人気の食べ物を調査してパンフレットを作成したり、観光施設の清掃をして訪れた人の意見を聞いたりした活動を発表。野鳥の調査を通して、富士山の周辺では木の実などの食べ物や巣作りの材料が豊富で生き物が過ごしやすい環境が整

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  • 地域課題解決へ大学生らが企画 ふじのくに・大学コンソーシアム

     ふじのくに地域・大学コンソーシアムは11、12の両日、自治体や企業が抱える地域課題の解決に向けて取り組んだ静岡県内の大学生や大学教員、高校生の活動報告会をオンラインで開いた。  同コンソーシアムの助成事業に参加した大学ゼミなど38団体と、地域で独自に取り組む高校の5団体が藤枝市の静岡産業大藤枝駅前キャンパスから配信した。若年層の文化会館利用やICT(情報通信技術)を活用した伝統芸能の継承と普及など、多分野から若者視点で提案した。  県立大の「湖中真哉ゼミ」の学生たちは、藤枝茶を活用した20代女性対象の体験型観光商品を企画した。同大学生にアンケートを実施した上で、多種類の茶とチョコレートの組み

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  • 生徒が「スイーツ店長」に 常葉大橘高 育てたサツマイモ商品販売

     常葉大橘高の英数科1、2年生の有志が11日、同市葵区の焼き芋販売店「いもじぇんぬ」で、同校で育てたサツマイモで作ったスイーツを販売した。12日までの2日間限定で、生徒が店長として店頭に立つ。  生徒らは校内の空きスペースを有効活用するため、栽培しやすくて幅広い年代に人気のあるサツマイモに着目して、昨年5月から人気品種「シルクスイート」を育ててきた。  サツマイモで地域も盛り上げようと、同店の協力で商品化にも取り組んだ。  店頭には、焼き芋(税込み250円)、焼き芋に黒蜜をかけた「おいもカップ」(同350円)と「おいもでアイス」(同500円)の3種類が並んだ。  地元の幼稚園、小学校などにチラ

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  • 「磐田学園」新園舎完成 家庭的療育へ居場所確保

     磐田市西貝塚の福祉型障害児入所施設「県立磐田学園」(望月伸晃園長)の新園舎完成を祝う式典が10日、同所で開かれた。施設老朽化解消に加え、個々の特性に応じて少人数グループで生活する「小規模ユニット制」を導入。児童らの居場所を確保することで家庭的療育の実現を目指す。  新園舎は居住、管理、機能訓練、屋外設備の4棟で構成され、延べ床面積3736平方メートル。居住棟はベッドや机付き個室のほか、共用リビングなどを設けた。正面玄関は県内産の木材を使用し、ぬくもりのある雰囲気を演出している。  式典では、地元住民や県内の障害児入所施設関係者など約50人が出席し、テープカットを行って完成を祝った。森貴志副知

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  • 静岡県高文連 10団体4個人を表彰 優秀成績たたえる

     静岡県高校文化連盟はこのほど、文化活動の全国大会などで優秀な成績を収めた団体や個人をたたえる特別表彰授与式を静岡市葵区のもくせい会館で開いた。10団体4個人を表彰した。  受賞者を代表し、全国高校ギター・マンドリン音楽コンクールで文部科学大臣賞を受けた浜松市立高マンドリン部の柳川和希さん(2年)は「全国優勝を目標に切磋琢磨(せっさたくま)し、納得の演奏ができた。さらなる高みを目指したい」とあいさつした。  受賞した団体、個人は次の通り。  【団体】浜松聖星・吹奏楽部、浜松市立・マンドリン部、同・放送部、三島北・箏曲部、静岡大成・放送部、静岡・棋道部、日大三島・囲碁将棋部、百人一首部門県選抜チ

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  • 新中央図書館整備 担当課を設置 静岡県教委組織改編

     静岡県教委は10日、2023年度の事務局の組織改編案を発表した。JR東静岡駅南口に建設する新中央図書館の整備本格化に向けて、社会教育課にあった新図書館整備室を1人増員して11人体制の新図書館整備課とする。新図書館は27年度開館を目指し、23年度は実施設計を予定している。  このほか、地域からの意見聴取体制を強化するため、高校教育課を1人増やす。必修教科「情報」の指導力向上に向け、総合教育センターに指導主事を1人増員する。

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  • 志榛地区新構想高 校名案は「ふじのくに国際高」

     静岡県教委は10日、2024年度に開校する志榛地区新構想高校の校名案を「県立ふじのくに国際高」としたと発表した。県議会2月定例会に県立高設置条例の一部改正案を議案として提出し、県議会の議決で正式決定する。  校名案は22年9~10月に公募を行い、計100人から116件の応募があった。地元の高校生や教職員の意見を反映して絞り込み、県教委の定例会で案を決めた。  同校は島田市の金谷高所在地に整備中。多様な生き方を尊重し生徒の個性を伸ばす学校として多部制の単位制定時制課程を置き、生徒自身が通学時間や時間割を決める「フレックスハイスクール」とする。26年度からの国際バカロレア教育導入を目指している。

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  • 静岡県内私立高が合格発表 2023年度入試

     静岡県内の全日制私立高39校で10日、2023年度入試の合格発表が行われた。各校は1、2の両日に学力検査や面接などを実施した。  県私学協会によると、10日正午までに再募集Aを実施するとした学校は、御殿場西、飛龍、静岡英和女学院、常葉大付属常葉、静岡学園、浜松学院、浜松学芸、西遠女子学園、浜松啓陽の9校。15、16日に願書を受け付け、17日に試験を行う。詳細は各校や同協会のウェブページで公表している。  新型コロナウイルスの感染などで試験を受けられなかった生徒を対象とする追加試験も原則17日に行う予定。再募集B日程は実施校ごとに公表する。

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  • 学校のブラック校則、謎ルール、見直しませんか④ しずしんニュースキュレーター/読者の意見【賛否万論】

     なぜコートやジャンパーを着て登校してはいけないの? 静岡県にも寒波が襲来した1月下旬、子どもたちのこんな声が聞こえてきました。「なぜならジャンパーを着てはいけないというルールがあるから」。大人がこんな説明をしたら、子どもたちはどんなふうに思うでしょう。学校の校則は転換期を迎えているようです。新しいレギュラーキュレーターの意見や読者の投稿を紹介します。 キュレーター 高木有加さん(長泉町)ママとこどものヒミツキチmorisbaseの家主。ママ防災塾マモルマムズの代表ほか。3年B組金八先生第3シリーズ世代。1男1女の母。校則と聞いて思い出すのは、「A中学校黄金時代」である。  3年B組金八

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  • 横田さん(田方農高3年)高校生初大臣賞 フローラルアクセサリー

     12都県のアーティストが出品する「第71回関東東海花の展覧会」で、田方農業高(函南町)フラワーデザイン部の横田和奏さん(3年)が全3部門の最高賞となる農林水産大臣賞に輝いた。主催する日本フラワーデザイナー協会によると、高校生の農水大臣賞の受賞は初めて。  フローラルアクセサリー部門に出品した横田さんは、耳に着けるイヤーカフを制作した。カスミソウやブーゲンビリアなど4種類の植物をあしらい、トンボが羽休めする秋の風景をデザイン。ルスカスの葉を編んでトンボの体をつくり、羽は植物由来のスケルトンリーフで表現するなど精巧な技術で作品を仕上げた。  同展覧会はフローラルアクセサリー、ブライダルブーケ、

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  • 学び変革や地域連携重視 静岡県立高検討委 見直し方針案を協議

     静岡県立高の再編案を含む第3次長期計画を再検討する「県立高の在り方検討委員会」(委員長・村山功静岡大教授)が9日、第3回会合を県庁で開いた。県教委事務局が同計画の見直しに向けた基本方針の骨子として、学びの変革と、地域や実社会との連携、教育基盤の確立の3点を今後の方向性とする案を示した。  骨子案は「有徳の人の育成」や「誰一人取り残さない教育の実現」などを理念に掲げ、生徒の主体的な学びや多様な学びの在り方、教育効果を高める学校規模や施設などの基盤確保などを重視して見直しを行うことを盛り込んだ。  今後、約15年間で中卒者数が3分の2に減少する推計も示し、委員からは「本県の地域性や長期的な人口減

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  • 給食費8%引き上げ 磐田市立小中28校 市費で負担軽減も

     磐田市教委は9日、物価高騰を受け、4月から市立小中学校28校の給食費を約8%引き上げる方針を発表した。2023年度は約16%の食材価格上昇を見込むが、市が上昇分の約半額を支出し、引き上げ額を抑える。  引き上げは14年度以来、9年ぶり。学校給食課によると、引き上げ後は1食270~320円と19~23円の増額。年間では3430~4120円の負担増になる。  市は保護者負担軽減のための費用5400万円を2023年度一般会計当初予算案に計上。市費投入がなければ、年間7090~9222円の値上げになるという。  現在は高めに設定している竜洋中と豊岡地区の小中3校の給食費は、他地域と同等の設備を導入し

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  • エシカル甲子園特別賞 富士特支学校生が報告 静岡県庁

     昨年12月に徳島県で開かれた「エシカル甲子園2022」で特別賞の日本エシカル推進協議会長賞に選ばれた県立富士特別支援学校高等部エコサービス班の生徒らが7日、県庁に池上重弘教育長を訪問し、成果を報告した。  エシカル甲子園は、環境や社会のためになるエシカル消費を推進する取り組みについて全国の高校生が発表する大会。同校のエコサービス班は、ペットボトルの回収や分別を通じて資源や自然、地域をつなごうと活動している思いをプレゼンテーションで発表した。  大会で発表した同校高等部2年の北詰湧大さんが、池上教育長の前でプレゼンテーションを披露した。北詰さんは「マイクを使った発表は緊張したけれど、笑顔で発表

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  • ユーチューバーに学ぼう 高校生が企画運営、浜松で講演会

     静岡県教委は、県内の高校生が地域や学校の枠を超え、イベントを企画運営する「ドリーム・プロジェクト」の西部地区企画として、中高生を対象にした講演会「静岡在住の動画クリエイターから将来のアドバイスを聞こう!」を浜松市浜北区の浜北文化センターで開いた。  人気ユーチューブチャンネル「はじめしゃちょーの畑」のメンバー6人が講師を務め、進路を決めたきっかけやこれまでの経験で得た気付き、モチベーションを保つ方法などを紹介した。将来のためにやっておけることについては「目的を達成するために正しい手段を選ぶ力を身に付けて」などと助言した。  講演は、メンバーのファンの中高生と保護者ら約200人が聴講した。企画

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  • 「天引き」活用しよう みずほ証券、浜名高で出前授業

     浜松市浜北区の浜名高で7日、みずほ証券による「自分とお金との付き合い方」の出前授業が始まった。同社の投資教育推進室や浜松支店の担当者が8日まで、1年生約360人を対象に各クラスを回って消費や貯蓄に関する講義を行う。  生徒たちは初日の講義で、お金をためるために「天引き」を活用するよう助言を受けた。得たお金で欲しいものを買い、余った分を貯蓄に回すのではなく、あらかじめ決めた額を最初に差し引いてためておく方が貯金額が増えやすいとの指摘に聞き入った。クレジットカードを使う際に買い物が増えすぎたり、現金を前借りする「キャッシング」を多用したりすると、多重債務に陥る危険性があるとの解説も受けた。  河

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  • モンゴル指導主事 3年ぶり教員研修 県教育長を訪問

     静岡県と教育や文化などの分野で交流しているモンゴルの指導主事2人が7日、教員研修に関する視察のため来静し、県庁に池上重弘教育長を訪ねた。2人は10日まで県総合教育センター(掛川市)や県内の学校を巡り、教員研修の在り方などを視察する。県教委は2016年度から同国と指導主事の相互交流を行っていて、モンゴルからの訪問は3年ぶり。  来静したのはモンゴルの教育・科学省で人材育成やマネジメントを担当するドンドブ・エンフトルガさんとツェベグジャヴ・ツァスツェツェグさん。ツァスツェツェグさんは「今後もモンゴルと日本の教員研修の事業拡大に期待したい」とあいさつした。池上教育長は「今回の交流を通じ、両国の友好

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  • 勉強のこつ教えて 伊豆・土肥小中一貫校 東京大院生と交流

     東京大大学院の学生が7日、伊豆市の土肥小中一貫校を訪問して児童生徒と交流した。9日まで土肥地区に滞在し、児童生徒の悩み相談を受けたり授業の支援をしたりして親睦を深める。  参加したのは教育学研究科教職開発コースに所属する博士課程、修士課程、外国人研究生の計13人。初日は3グループに分かれて児童生徒から勉強方法のこつや大学の授業の雰囲気などをテーマに質問を受けた。博士課程1年の千野陽平さんは「小中学校一体の学校がどうなっているのか関心があった。教育の現場を見られるのはとても貴重な機会」と話した。  県内初の義務教育学校として土肥小中一貫校が開校する際に、同大学院の藤江康彦教授がアドバイザーを務

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  • 超勤・多忙の教員 給特法から議論 「残業代」の概念希薄 「法廃止・見直しを」 静岡市葵区で学習会

     静岡県立の高校と特別支援学校の教職員による労働組合「県高校しょうがい児学校ユニオン」(高橋康一郎執行委員長)は4日、教員の超勤・多忙の解消を考える学習会を静岡市葵区で開いた。労務管理や教育関係法に詳しい第二東京弁護士会の北村智弘弁護士(39)が「教職員給与特別措置法(給特法)」をテーマに講演した。  給特法は1971年に制定された。月額給料の4%の「教職調整額」を支払う代わりに、教員に時間外・休日勤務手当を支給しないことなどを規定している。  北村弁護士は連合総研の2022年のデータで、公立学校教員の1カ月の時間外勤務は過労死ライン(80時間)を超え、平均約123時間だったと紹介。給特法によ

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  • 電動カートに発電機搭載 掛川高生、ハイブリッド車製作 走行中も給電 航続距離2倍

     掛川工業高機械科の3年生7人が、電動カートと発電機を組み合わせたハイブリッドカートを製作した。走行中も発電しながら給電できる機構を搭載し、航続距離を2倍以上に伸ばした。同校で2日、発表会を開き、電動カートを提供したヤマハモーターパワープロダクツ(掛川市)の幹部に成果を披露した。  1年間の課題研究の集大成。ゴルフ場などで使われる電動カートの後部にガソリン発電機を積んで改造を施した。充電プラグの位置や安全性への配慮に工夫を重ねた。同社の技術者が電動カートや発電機の構造などを指導して研究を支えた。  試験走行では、航続距離が改造前の2・16倍になり、目標の2倍を上回った。リーダーを務めた長津望人

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  • 伝統の持久走 歴史に幕 来年度で閉校の金谷高 2年生12人励まし合い力走

     来年3月に閉校する島田市の金谷高で3日、最後の持久走記録会が開かれた。2年生12人が励まし合いながら周回コースを力走し、60回目を迎えた同校の歴史ある行事が本年度で幕を閉じた。  生徒は年明けから体育の授業で本格的に練習に取り組み、持久力を強化して、本番に臨んだ。1周300メートルのコースを男子は25周(7・5キロ)、女子は20周(6キロ)走った。  男子1位でゴールした鈴木歩さん(17)は「目標タイムより3分早く完走できてうれしい。自分たちの代で記録会が終わるのはさびしいが、思い出に残る大会になった」と笑顔を見せた。脇谷成美教頭は「やり遂げたという自信を今後につなげてほしい」と生徒たちを

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  • 調理員、火にかけたまま釜離れる 富士市の中学火災、市教委が陳謝

     富士市の岳陽中で発生した給食室の火災について富士市教育委員会は3日、記者会見を開き、調理員が油の入った釜に火を付けた状態で釜を離れていたことを明らかにした。  火災発生は同日午前9時ごろ。調理員が釜の水気を取るため釜に火を付けていたことを忘れ、油を入れてふたをしたまま放置したという。調理員2人が腕にやけどをしたほか、調理員と生徒計21人が体調不良を訴えて病院で処置を受けた。  江村輝彦教育次長は、火災が調理の過程で発生したことや、当面給食を提供できないことを説明し「多大なる迷惑とご心配をお掛けしました」と陳謝した。市教委は今後、火災の検証を元に再発防止策を講じるという。避難指示や誘導は適切に

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  • 静岡北特別支援学校 老朽化で建て替え 県教委着手へ

     静岡県教委は2023年度、県立学校の老朽化対策の一環で、児童生徒の増加により狭隘(きょうあい)化が深刻な県立静岡北特別支援学校(静岡市葵区)の建て替えに着手する。23年度県一般会計当初予算案に設計費を盛り込む方針。3日までの関係者への取材で分かった。  静岡北特別支援学校の校舎のうち、主要な教室などがある2棟が建て替えの対象。同校は県立特別支援学校で最も古い1974年開校で、2棟とも旧耐震基準で建設された。児童生徒数の増加により、県教委が定めた施設規模の260人を大幅に上回る児童生徒約400人が通う。  県教委は同校の狭隘化解消の対応として、静岡視覚特別支援学校(同市駿河区)の敷地内に併設す

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  • 新校名案は「伊豆中学校」 準備委、市教委に答申

     2025年度に伊豆市内3中学を統合して誕生する新中学校の開校準備委員会は3日、新校名を「伊豆中学校」とする案を市教育委員会に答申した。市教委は27日の定例会で校名に関する意向を決定する予定。  新中学に統合する修善寺、中伊豆、天城の3中学の地域で1月、小中学生や保護者、教職員らを対象に校名投票を実施した結果、全5候補のうち「伊豆中学校」が全体の43%を占める最多の877票を集めた。これを受けて準備委員会で検討し、「シンプルで呼びやすく分かりやすい」「幅広い年代で支持されている」などとして全会一致で新校名案に決定した。  同市中伊豆支所で準備委の原京委員長から答申を受けた梅原賢治教育長は、「市

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  • はごろも教育研究奨励賞 77件の受賞決まる 

     公益財団法人はごろも教育研究奨励会(後藤康雄理事長)はこのほど、優れた教育研究を行い、顕著な実績を挙げた学校や教職員に贈る第37回はごろも教育研究奨励賞の受賞団体、個人を決定した。本年度は158件の応募の中から学校賞11件、グループ賞13件、個人賞53件を選んだ。  受賞団体、個人は次の通り。  【学校賞】伊東商高、富士東高、オイスカ浜松国際高、藤枝特別支援学校焼津分校、なかいず認定こども園、函南桑村小、静岡川原小、掛川日坂小、伊豆の国大仁中、三島南中、浜松北浜中  【グループ賞】浜松工高、静岡視覚特別支援学校、静岡北特別支援学校、東部特別支援学校伊東分校、浜松芳川幼稚園、三島東小、小山北郷

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  • 怒りの制御 研修を検討 県教職員コンプラ委 SNSルール周知も

     静岡県教委は2日、教職員の不祥事根絶の取り組みを検討する県教職員コンプライアンス委員会を県庁で開いた。2022年度に相次いだ教職員の逮捕や懲戒処分を踏まえ、23年度の重点対策として、教職員のSNS利用に関するルールの周知徹底や、衝動的な言動を予防する「アンガーマネジメント」の研修実施に向けた研究などに取り組む方針を決めた。  23年度の重点ポイントには、不祥事研修を他人事にしない▽児童生徒が被害者となる事案の根絶▽交通事犯・事故の削減―の3点を掲げた。22年度の懲戒処分の中に、教員がメールやSNSを通じた児童生徒との私的交流を禁止した県教委のルールを守らなかった事案があったため、各学校から児

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  • 教育旅行、静岡空港から 利用促進協PR 制限緩和で回復見込む

     官民でつくる富士山静岡空港利用促進協議会が、静岡空港を活用した教育旅行の利用拡大に向けた取り組みを強化している。新型コロナウイルス禍で低迷していたが、行動制限の緩和で回復が見込まれることから、地方都市をつなぐ空港の利点をアピールして利活用促進につなげる。  協議会が2022年12月下旬に開いた九州への教育旅行視察調査には、県内の高校などから校長や学年主任ら14人が参加した。2泊3日の日程で、福岡県の太宰府天満宮や長崎県の大浦天主堂、鹿児島県の知覧特攻平和会館などを訪ねた。  九州を縦断する視察調査は初めて。参加者からは「新しい教育的資源を知る機会になった」「空港を利用した行程は利便性が高い」

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  • 静大・浜医大再編 静岡市長が期成同盟会設立に疑問「自治を尊重」

     静岡大と浜松医科大の運営法人統合・大学再編を巡り、浜松市と地元経済団体などが期成同盟会の設立を計画していることに関し、静岡市の田辺信宏市長は1日の定例記者会見で、「大学自治の問題。期成同盟会をつくるのは、いかがなものか」と疑問を呈した。  期成同盟会は3月上旬にも発足し、両大学が1法人2大学を目指すとした合意書の早期実現に向けた活動を展開する。期成同盟会は県中部、東部の自治体にも参加を呼びかける方針だが、田辺市長は参加する考えはないとし、「静岡大が今後どうあるべきかを下支えしていく。大学の自治を尊重する」と強調した。  一方、田辺市長は2022年7月の記者会見で、1法人の下に1大学を置く統合

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  • 静大生を応援!夕食100円で提供 静岡・浜松両キャンパス 3日まで

     静岡大と同大生活協同組合はこのほど、物価高騰の影響を受けている学生に安価で食堂を利用してもらおうと「学生応援!100円夕食プロジェクト」を始めた。3日まで静岡、浜松の両キャンパスで行う。  同大卒業生や企業などからの寄付金でつくる「未来創生基金」を活用した。同大に通う学生を対象に日替わりの夕食メニューを100円で提供する。各キャンパス1日170食限定。  静岡市駿河区の静岡キャンパス生協第一食堂の前には初日、長蛇の列ができた。学生は受付で学生証を見せ「ヒレカツカレー」や「チキン竜田丼」など4品から選んで購入。午後5時の開店から約30分後には全て売り切れた。  同キャンパス近くで1人暮らしをす

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  • 私立高入試スタート 静岡県内39校、志願倍率2.42倍

     静岡県内の全日制私立高39校で1日、2023年度の入学試験が一斉に始まった。併設または付属中からの内部進学者を含む志願者数は計2万8207人で、平均志願倍率は2・42倍。各校では初日に学力検査などを行った。合格発表は10日。  沼津市の加藤学園暁秀高には、3コース210人の定員に339人が出願した。検温と手指消毒を済ませて会場入りした受験生は、チャイムの合図とともに国語の問題に取りかかった。同校では1日に5教科の試験を実施し、面接を1日と2日に分けて行う。受験生の密集を避けるため、初日の面接の人数を新型コロナウイルス禍の前より増やしている。  各校では、新型コロナ感染などを理由に本試験を受

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  • 複数のガラス破損 校庭にボール散乱 浜松の中学校

     31日午前7時半ごろ、浜松市南区飯田町の市立東部中で、校舎別棟1階出入り口のガラス戸2枚と窓ガラス1枚が割れているのを、出勤した教員が見つけた。別棟周辺に軟式野球用のボールが数個落ちていたことから、浜松東署が器物損壊事件として調べている。  30日午後7時半ごろに教員が校内を見回った際、異変は確認されなかった。同署や同校によると、校庭にはボールが散乱し、バットも落ちていたという。校庭の野球部倉庫から何者かが用具を持ち出したとみられる。

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  • 静岡県東部チアダンス アジア大会初優勝 小中高生ら知事に報告

     2022年9月にタイ・バンコクで開催された「ICUアジアチアリーディング選手権大会」のユースチームポン部門で初優勝した県東部のチアダンスチーム「C★STAR T―girl」のメンバーがこのほど、県庁を訪れ、川勝平太知事に喜びを報告した。  同チームは県東部の小中高生18人で編成。22年1月の日本代表選考を勝ち抜き、同4月の米国の世界大会に出場予定だったが、新型コロナウイルスの影響で断念せざるを得なかった。同9月のアジア選手権に日本代表として出場し、9カ国の争いを制した。  リーダーの青木あんずさん(星陵高1)は、年齢制限のため同学年の仲間が出場できなかったことを説明し、「出場できなかった仲間

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  • 顕微鏡開発 晝馬輝夫光科学賞 谷口教授(京大研究院)受賞

     浜松ホトニクスなどが設立した光科学技術研究振興財団(晝馬明理事長)は31日、第5回晝馬輝夫光科学賞の受賞者を発表した。候補者9人の中から、「3次元1分子蛍光イメージング技術」を開発した京都大高等研究院の谷口雄一教授(43)を選んだ。  岐阜県出身の谷口教授は、分子レベルの空間解像度を維持しながら、観察領域を従来型の数マイクロメートルから数百マイクロメートルへと大幅に拡大させた顕微鏡を開発し、製品化した。将来的に医療診断の発展や生命の分子メカニズムの解明が進むことが期待されるという。  審査委員長の上村洸東京大名誉教授は「革新的で、生命科学におけるポテンシャルは極めて高い」と述べた。  同賞は

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  • 沼商の林さん 全商検定9冠 不合格バネに難関突破

     沼津商業高(清水町)3年の林鈴菜さん(18)=沼津市=がこのほど、全国商業高校協会主催検定全9種目の1級に合格した。  昨年の全種目1級合格の達成者は県内でも1人。合格率約10%の種目もある難関の試験で、同校では初めてとなる。  林さんは本年度の検定のために、所属する会計実務部での学習以外に、毎日2~3時間の自宅勉強に励んだ。授業では履修しない内容の種目もあったが、自主的に先生や友人にアドバイスを求めた。  1年次から検定各種目の1級を受験していた林さん。あと1問正解できれば合格だった試験もあったという。「なぜ不合格になったかを振り返った。問題の暗記だけでなく解説を読み込み、先生に積極的に聞

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  • 常葉大常葉新体操部パワハラ 静岡県協会、指導内容を調査

     常葉大常葉中・高新体操部顧問の女性教諭が昨年12月に同校法人本部にハラスメント認定を受けた問題で、県体操協会が指導内容やハラスメントの詳細について、独自に調査していることが30日までに、関係者への取材で分かった。協会によると近年、同校の複数の部員から個別に、ハラスメントに関する相談が寄せられていた。  協会は今回の件について、学校側に必要な情報の共有を求めたが納得できる協力が得られなかった。協会は「1件や2件でなく数件(の訴え)が寄せられている。協会としても何とかしたい」と困惑する。  関係者によると、顧問は部員を大声で叱ることが頻繁にあり「ばか」「あほ」「おまえはいらない」などの罵声を浴び

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  • 横須賀・池新田高の統合白紙 地元中学生から意見聴取 

     静岡県教委の横須賀高(掛川市)と池新田高(御前崎市)を統合する県教委の再編計画が白紙になったことを踏まえて、掛川市の官民代表でつくる南遠地域教育環境整備推進協議会は30日、同市内で地元の中学生との意見交換会を開いた。県教委によると、小笠地区での協議の次回会合は3月27日。同協議会は意見を集約して会合で提起する。  同協議会の役員が、横須賀高に近い大須賀中の2年生12人から意見を募った。希望する進学先は掛川市内が突出し、磐田、浜松市と続いた。御前崎市内はゼロだった。  高校への要望については、きれいな校舎やトイレを挙げる生徒が目立った。教室や体育館のエアコン設備、スクールバスを期待する声もあっ

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  • 磐田南高 トキ剥製移管へ 地球環境史ミュージアムで展示

     磐田市見付の磐田南高は、国特別天然記念物「トキ」の剝製をふじのくに地球環境史ミュージアム(静岡市駿河区)に移管する。同ミュージアムの学芸員がこのほど、同校を訪れ、剝製の保存状態を確認した。今後、環境省へ移管手続きを行い、県民の目に触れるよう同ミュージアムに特別展示する。  剝製は高さ約55センチ、全長約65センチ。これまで同校生物準備室に保管され、生物の授業や文化祭の展示物として使用されていた。昨年11月に開かれた創立百周年記念式典でも、会場入り口に飾られた。  同校に保管されている資料によると、剝製は1935~44年に寄贈されたとみられ、傷もなく保存状態は極めて良好だったという。2022度

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  • 子ども芸術大学 実施団体募集 静岡県、2月13日まで

     静岡県は2月13日まで、静岡県内の小中学生を対象にした体験型講座「ふじのくに子ども芸術大学」の2023年度実施団体を募集している。講座の開催期間は7~11月。音楽、演劇、ダンスなど小中学生が文化芸術に親しむことができる内容とする。  応募資格は、県内に活動拠点を置いている文化団体や文化施設運営者、市町など。同講座の実行委員会が30万円を上限に実施経費の一部を負担する。書類審査とプレゼンテーションを通じて選考し、3月下旬に講座内容を決定する。  募集要項はふじのくに子ども芸術大学と県文化政策課のホームページに掲載している。問い合わせは同課内の実行委事務局<電054(221)2252>へ。

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  • 清水町立中教諭逮捕受け 静岡県教育長「おわび」

     池上重弘県教育長は30日、清水町立中教諭(24)が28日に自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで三島署に現行犯逮捕されたことを受け、「非常に重く受け止め、深くおわび申し上げる。教職員の綱紀の厳正保持に努める」とコメントした。

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  • 西伊豆町 こども園と小中一貫校建設 8年議論の計画白紙に

     西伊豆町は27日、2027年度以降の早期開校を目指してきた認定こども園と小中一貫校の建設計画を中止すると明らかにした。同町では再編案や建設地について約8年にわたって議論されてきたが、最終案が白紙になり、計画の大幅な見直しを迫られる。  星野浄晋町長は町役場で会見し、「子どもの安全確保を第一に考えてきたが、保護者以外の地元住民の同意が得られなかった」と述べ、「一区切りして違うアプローチをした方が良いと判断した」と吐露した。今後は現行の校舎や園舎の防災対策を進める方針。再編統合については、近隣町に連携を呼びかける考えを示唆した。  今回の計画白紙化については、町が1月中旬に5地区で開催した住民懇

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  • 学校のブラック校則、謎ルール、見直しませんか② 関係者インタビュー【賛否万論】

     ブラック校則や学校の謎ルールについて考えています。校内暴力などが社会問題化していた時代は学校の秩序を保つために厳しい校則が必要とされていましたが、今は時代にそぐわなくなっている校則もあるようです。静岡新聞社にもこれまで、校則に悩む多くの生徒から投稿が寄せられてきました。非合理的なルールが、不登校の子どもを増やしているという指摘も聞こえてきます。積極的に校則の見直しを進める静岡市立西奈中で、生徒指導主事を務める大村悠紀教諭(34)に今後の校則の在り方について話を聞きました。 意見や考え 発信する力養いたい 静岡西奈中・生徒指導主事 大村悠紀さん 大村悠紀さん 大学卒業後、清水第六中に5

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  • 志願者2万8218人 平均倍率2.42倍 静岡県内私立高入試

     静岡県私学協会は26日、県内私立高の2023年度入試の志願状況を発表した。公募を行わない不二聖心女子学院、静岡雙葉、静岡聖光学院を除く全日制39校の志願者は2万8218人。募集定員1万1640人に対する平均志願倍率は2・42倍で、前年度から0・01ポイント下がった。  倍率が最も高いのは聖隷クリストファー・普通の5・26倍。磐田東・普通の4・97倍、星陵・英数の4・40倍が続いた。学校別の志願者数は磐田東が最多の1639人で、次いで星陵の1456人、藤枝明誠の1406人だった。  ▼志願倍率一覧表/県内公立高募集計画 等  狭域通信制のキラリは願書受け付け期間中で、同日までに425人が志

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  • SNSで生徒にセクハラ 静岡県教委、男性教諭に停職4カ月懲戒

     静岡県教委は26日、女子生徒に通信アプリ「LINE(ライン)」でセクシュアルハラスメント(セクハラ)をしたなどとして、県中部の県立高に勤務する30代の男性教諭を停職4カ月とする懲戒処分を発表した。  県教委によると男性教諭は2022年8月上旬から中旬にかけて、勤務校の女子生徒1人に対しLINEで複数回にわたり性的な内容を含む不適切なメッセージを送信したほか、校内でそのやりとりを思い出させるような発言をし、生徒に不快な思いをさせた。20年3月にも、他校の女性教諭に不適切な言動をしたとして県教委の指導を受けていた。 22年11月に被害生徒が学校関係者に相談して発覚し、教諭を自宅待機として聴取を行

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  • ランドセルと下敷き寄贈 静岡の交通安全財団

     一般財団法人市川交通安全財団(静岡市駿河区)は25日、交通安全を啓発する下敷き3万1500枚とランドセル1個を県教委に寄贈した。  下敷きは各市町を通して来年度の新入学児童全員に、ランドセルは保護者が交通事故により死亡または負傷した児童1人に届けられる。県庁で開かれた贈呈式で、同財団の市川聡康副理事長(58)は「未来を担う子どもが交通事故に遭わないように役立てて」と話した。  同財団による寄贈は1981年から毎年行われ、今回で43回目。市川副理事長から目録を受け取った県教委の塩崎克幸教育監は「下敷きを使うことで児童一人一人の交通意識が高まる」と感謝した。

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  • 静岡県内私立高の志願状況発表

     静岡県私学協会は26日、県内私立高の2023年度入試の志願状況を発表した。  

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  • 掛川市の部活動地域移行 23年度に具体検討着手 教育長「最終的に学校と切り離す」

     中学校の部活動を地域団体に委ねる地域移行で、掛川市と同市教委は25日、2023年度に地域クラブ連絡協議会と種目検討部会を設立し、全体の枠組みや設置クラブ数など具体的な検討に着手する考えを明らかにした。市は26年度までに移行する方針を示している。佐藤嘉晃教育長は「実質、部活動を廃止する。最終的に学校と切り離す」と述べた。  同日の市総合教育会議で説明した。教育委員からは、保護者の送迎負担や指導者確保に対する懸念の声が上がった。久保田崇市長は「直接的な指導者だけでなく、大勢の人の力が必要。地域のみんながやれる範囲で関わっていく仕組みを作りたい」と協力を求めた。  市が掲げる部活動改革「かけがわ地

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  • 命の大切さ伝える 死亡事故の遺族が講話 浜松聖星高

     浜松市中区の浜松聖星高校は24日、規範意識の向上などを目的とした「命の大切さを学ぶ教室」を校内で開いた。約4年前に三女を交通事故で亡くした築地秀将さん(56)=静岡市葵区=が講師を務め、1、2年生約460人が交通安全意識の大切さを学んだ。  築地さんの三女みのりさん=当時(16)=は2019年4月、葵区豊地の交差点で大型トラックと衝突し、亡くなった。築地さんは事故の状況や当日のみのりさんの様子を振り返り、大切な娘を失った心境を涙ながらに語った。「交通事故は殺意がなくても尊い命を奪うことには変わりない。加害者への罰則を強めるべきだ」と現在の胸の内を明かした。  事故以来、秀将さんは悲しみに暮れ

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  • eスポーツ部全国初舞台 28日「1位目指す」 沼津・誠恵高

     沼津市の誠恵高のeスポーツ部が28日、人気シューティングゲーム「エーペックスレジェンズ」の高校生全国大会に出場する。同部は昨年4月に発足し、全国大会出場は初めて。部員らは「全国を目標に取り組んできた。やるからには1位を目指したい」と意気込んでいる。  3人でチームを組み、キャラクターを操作して敵チームを倒すバトルロイヤル方式のゲーム。いずれも2年の高槻燿太部長(17)、志村隆佑斗副部長(17)、高田一生さん(17)の3人が出場する。  最大20チームが一つのフィールドに入り乱れる中、シューティングの正確さや攻守の判断速度が求められる。チームでは高槻さんが攻めや後退を指示する指揮官。「常に相手

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  • 部活動維持へ地域連携 裾野市改革案、外部指導者増員

     裾野市は25日の総合教育会議で、将来的な中学校の部活動改革案を示した。外部指導者の増員や地域クラブの整備など学校と地域の連携を進め、活動の場の確保と教職員の負担軽減につなげる。  市内の中学校は5校。少子化で生徒数が減り、部活動の数にも影響が出ている。学校によっては生徒の希望する種目がない、教職員が専門外の活動を担当しているなどの課題があり、教職員の働き方改革と連動した取り組みを進める。具体的な改革案としては外部指導者の確保に向けた人材バンク設置、運動と文化活動の地域クラブ整備などを挙げた。人数の少ない競技は他校との合同部活動を推進し、学校に希望する種目がない場合は隣接指定校での活動を保障。

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  • 市立中学の制服、検討会設置へ 浜松市教委 市民からの要望受け

     浜松市の宮崎正教育長は25日、市立中学の制服の在り方に関する市教委の検討委員会を近く設置する考えを示した。多様な性自認への対応やリユースしやすい全校統一化など、生徒や家庭の悩み、負担の実情を踏まえて幅広く議論する。  市教委に検討会設置の要望書を同日提出した市民グループ「ミライ制服すすめ団」の関係者に伝えた。宮崎教育長は「詳細は今後詰めるが、私服の選択などを含め、制服の在り方をフラットに検討したい」と述べた。  同グループのメンバーは中学入学時の制服、ジャージー、かばんなど一式の購入費は約10万円に上り、保護者の負担が過重だとしてリユース活動に取り組んでいる。昨秋から市内で行ったアンケートで

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  • 東海大翔洋中、男女で最優秀 県中体連、県総体成績を表彰

     静岡県中体連は25日、2022年度県中学総体総合成績優秀校への教育長杯授与式(静岡新聞社・静岡放送後援)を静岡市駿河区のグランシップで開いた。男女で最優秀校に輝いた東海大翔洋中の生徒に賞状や優勝旗を贈った。  同校は男子が軟式野球で優勝、柔道と剣道で準優勝した。女子は剣道を制し、柔道で3位に入った。代表して男子の佐野一颯(軟式野球)が「厳しく練習に取り組み、全国2位、県内公式戦無敗で終えることができた」とあいさつ。女子の窪田咲姫(剣道)が「コロナ禍の3年間は制限が多かったが、精いっぱい努力を重ねた」と述べた。  男子の2位は浜松開誠館中、3位は浜松修学舎中、女子の2位は長泉北中、3位は浜松北

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  • 5団体19個人表彰 全国大会で優勝 静岡県高体連

     静岡県高体連は25日、全国選抜大会(2021~22年度)や22年度の全国総体、国体などで優勝した11競技の5団体19個人の計60人を静岡市駿河区のグランシップで表彰した。  選手を代表し、レスリング男子フリースタイル51キロ級で選抜、総体、国体の高校3冠を達成した菊地優太(飛龍)は「優勝は監督やチームメート、保護者のおかげ。日本、世界で活躍できるよう精進していく」と述べた。ボート女子シングルスカルで選抜、総体を制した高橋莉子(浜松北)は「次のステージでも感謝と競技を楽しむ気持ちを忘れず、恩返しをしていきたい」と決意を新たにした。  宮本宗明会長(浜松江之島高校長)は「皆さんの活躍は県民に希望

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  • 農業関係高校生ら独創的な研究披露 掛川で大会

     「県学校農業クラブ連盟プロジェクト発表県大会」(同連盟主催)がこのほど、掛川市富部の県総合教育センターで開かれた。県内の農業関係高校11校が参加し、日頃の調査研究を披露した。  I類(生産流通経営)、2類(開発保全創造)、3類(ヒューマンサービス)の3部門から計29チームが出場。若者ならではの独創的な発表の中から、各部門1チームが最優秀賞に選出された。  最優秀賞は次の通り。  1類 富岳館(「SDGsから見る、人も自然も豊かな街」~地域に根ざした持続可能な農業~)▽2類 磐田農業高(「糀ベジあん」で持続可能な社会を目指す 第2報)▽3類 浜松湖北高(地域でつながる農業の魅力~GAPを生かし

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  • 教員確保へ官学タッグ 仕事の魅力、高校生に発信 静岡県内大学×教委

     公立学校の教員採用試験の倍率が低下している現状を受け、静岡県内の教員養成大学と地元の教育委員会が連携して教員志望者を増やす試みが始まっている。静岡大教育学部は2022年度、県教委などと共に高校生対象の教職セミナーを開催した。少子化で高校生の全体数が減少傾向にある中で、教員を志して教育学部に進学する生徒を増やすため、教員という職業の魅力発信に力を入れている。  21日、静岡大教育学部が県教委と連携して沼津市で開いた高校生向け教職セミナーには、教員の仕事に関心を持つ県東部の高校1、2年生とその保護者の約30人が参加した。県教委事務局の職員が教員免許の種類や採用試験の仕組みを説明したほか、県東部

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  • 演劇専攻設置へ改修 静岡県立清水南高、定員10人予定

     静岡県教委は2024年度に静岡県内初となる演劇専攻を設置する予定の県立清水南高(静岡市清水区)について、23年度中に演劇教育に対応した施設改修を行う方針を固めた。県の23年度一般会計当初予算案に関連経費を盛り込む方向で調整している。24日までの関係者への取材で分かった。  関係者によると、体育館2階の格技場を改修し、鏡や舞台用照明装置を備えた稽古場として整備する。芸術科は定員40人で、演劇専攻の定員はそのうち10人となる見込み。24年度の開設に向け、演劇教育を専門とする教員の配置も検討する。  同校は21年度に県舞台芸術センター(SPAC)と協定を結び、芸術分野で活躍する人材育成を目指した演

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  • 優良公民館に3施設 静岡県教育委員会が表彰

     静岡県教委はこのほど、2022年度の優良公民館として、静岡市西奈生涯学習センター(静岡市葵区)と同市高部生涯学習交流館(同清水区)、浜松市高台協働センター(浜松市中区)の3施設を表彰した。  社会教育や生涯学習の拠点としての取り組みを評価する表彰。西奈生涯学習センターは地域の歴史を紹介する地図を地元住民らと共に作り小学校に配るなど、郷土の歴史文化に触れ合う機会を提供した。高部生涯学習交流館は不登校をテーマに当事者や医師を交えた講座を企画した。高台協働センターは敷地内の畑を子どもの「居場所」として開放し、地域住民との交流の場をつくった。  3施設には、静岡市内で開いた公民館職員らの研修会に合わ

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  • 書き初め 202点審査 吉田町教委、小中学生力作展示へ

     吉田町教委はこのほど、本年度の町書き初め展の審査会を町役場で開いた。  町内の3小学校、1中学校から硬筆、毛筆の計202点が寄せられ、各校の教諭が審査を行った。出品作品は26日~2月6日、吉田町立図書館で展示する。  主な入賞者は次の通り。  【町長賞】糸川希優(自彊小1)斎藤莉桜(中央小2)杉山波菜(自彊小3)原田璃々亜(中央小4)水野心鼓(住吉小5)大塚心彩(中央小6)本間美咲(吉田中1)杉本藍(同2)小林来瞳(同3)

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  • インフル感染で学年、学級閉鎖 伊豆、牧之原の小学校

     静岡県は23日、県内の小学校2施設でインフルエンザに感染したとみられる患者計16人が確認され、学年閉鎖や学級閉鎖を行ったと発表した。  市区町別の施設と患者数は次の通り。  伊豆市の小学校6人、牧之原市の小学校10人

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  • 全中冬季「頑張る」 出場予定選手意気込み 浜松市教委が激励会

     浜松市教育委員会は23日、長野県で2月に開催される全国中学校体育大会冬季大会のスケート、スキ-競技に出場する選手対象の激励会をオンライン開催した。  スピードスケート男子500、1000メートルには矢崎雅登さん(積志2)と熊谷颯介さん(蜆塚1)が出場。フィギュアスケート女子は稲勝莉子さん(西部2)が挑む。アルペンスキーの女子回転と大回転は小西莉朴さん(積志2)、男子同種目は串田有さん(静岡大付属浜松1)が全国切符をつかんだ。  激励会には矢崎さん、熊谷さん、稲勝さんの3選手が出席した。生徒を代表して矢崎さんが「自分の中で満足のいく結果が残せるよう頑張る」と抱負を述べた。  宮崎正教育長は「静

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  • 悩み相談 タブレットでいつでも受け付け 2月開始、富士の全小中学生対象

     富士市教育委員会は2月から、全小中学生に配布しているタブレット端末で悩み相談を受け付けるシステム「ほっとデジタル相談・ふじ」を導入する。デジタル化で周囲を気にせず困り事を打ち明けられる環境を整え、情報を関係機関と円滑に共有して対応をより適切に行う狙い。  デジタル相談窓口の開設は県内3例目。相談窓口のバナーは、端末の学習系サイトリンク集の画面に表示される。学校名や氏名を入力した上で、いじめや学習、家庭生活などの分類を選んで詳細を伝える。内容を伝えたい相手がいる場合は明示してもらう。  投稿は市青少年相談センターで受け取り、学校現場に事実関係の確認を求める。投稿内容は市教委や児童相談所などに即

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  • 国公立大2次試験 願書受け付けが開始 締め切り2月3日

     国公立大の2次試験の願書受け付けが23日、各大学で始まった。受験生は14、15の両日に実施した大学入学共通テストの結果を基に志望校を選んで願書を提出する。締め切りは2月3日まで。  出願を受け付けるのは国立82校395学部、公立92校206学部で、募集人員は計約9万8千人。共通テストの結果で門前払いする「二段階選抜」は、国立49校141学部、公立21校53学部で実施を予告している。  2次試験の日程は前期が2月25日から、後期が3月12日以降。中期日程は3月8日以降に実施される。  静岡大静岡キャンパス(静岡市駿河区)では23日朝、23通の願書が届いた。同大の担当者が願書を開封し、記入漏れや

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  • 学校のブラック校則、謎ルール 見直しませんか【賛否万論】

     「ブラック校則」や「学校の謎ルール」というワードが盛んに使われるようになったのは、2017年の校則を巡る裁判がきっかけでした。生まれつき茶髪の女子高校生が黒染めを強要されて不登校になったとして大阪府を訴え、大きな社会問題となりました。以降、静岡県内でも校則見直しの動きは少しずつ広がってきましたが、指導現場では「緩めれば学校が荒れる」という声も根強いようです。多様性への理解が進み、LGBT(性的少数者)への配慮も当たり前になる中、これからの校則はどうあるべきか考えてみませんか。 「時代に合わない」教諭も戸惑う  ブラック校則が社会問題化して以降、静岡新聞社にも校則に悩む多くの中高生から投稿が

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  • 石原教諭が最優秀 運動に「共生の視点」 湖西市教育研究

     湖西市教委はこのほど、優れた研究を行った教職員をたたえる本年度教育研究奨励賞の表彰式を同市白須賀の南部地区構造改善センターで開いた。最優秀賞には白須賀中教諭の石原諭さんが選ばれた。  石原さんの研究テーマは「生涯にわたって運動に親しむ基礎を培う授業づくりの工夫」。体力や性別、障害の有無にかかわらず、運動の多様な楽しみ方を実践することで、将来も運動を取り入れた生活を送ることができるとした。ニュースポーツの導入や生徒たちによるルール調整、「単元振り返りカード」の活用を手段に挙げ、「共生の視点」が重要と指摘した。  本年度は市内の公立幼稚園や小中学校の12人が応募した。その他の受賞者は次の通り。

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  • 新年度から給食費値上げ 掛川市方針 物価高騰で改定

     掛川市は20日、2023年度から学校給食費を12%値上げする方針を示した。物価高騰が主な理由。給食費の改定と同時に就学援助費の算定基準を見直し、低所得者層への支援枠を拡充する。  保護者負担額の増加は消費税率が引き上げられた14年度以来、9年ぶり。1食当たりの給食費は幼稚園が253円(27円増)、小学校296円(32円増)、中学校353円(38円増)。年間で約4千~7千円の負担増になる。  経済的な理由で学用品費や給食費などの支払いが困難な家庭をサポートする就学援助費は、基準額の算定を世帯収入額から世帯所得額に変更する。対象になる児童・生徒数は約100人増えると試算している。

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  • 東伊豆の小中一貫校設立構想 答申受けさらに議論

     東伊豆町総合教育会議は19日、町役場で会合を開き、町教委が町学校教育環境整備委から2022年12月に受けた「現在の小中4校を一貫校1校とするのが望ましい」とする答申を議論した。岩井茂樹町長は「答申は尊重しつつ、さらに議論を深める」との考えを示した。小中一貫校設立の流れは維持し、引き続き23年度も議論する方針。候補地の選定が焦点になるとみられる。  答申では出生数の急減を考慮し、早急な統合の必要性を訴えている。「一貫校の適地は現在の熱川小か熱川中」と指摘していて、早期設立が困難な際は中学の先行統合も視野に入れるよう添えていた。  岩井町長は「人口減の中、学校の統合をまちづくりと併せて考える」と

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  • 事務局機能の強化「急務」 焼津市総合教育会議 特別支援児童の対応増加

     焼津市は18日、市長と市教委が教育行政について協議する総合教育会議の本年度最終会合を市役所で開いた。市教委は、特別な支援を要する児童生徒に対する相談要望が増加している現状を挙げ、専門的知識を有する人材配置といった事務局機能の強化が急務だと訴えた。  市教委は、特別な支援を要する児童生徒の巡回相談の本年度状況について、相談希望者が12月末時点で335人と前年度分を上回ったと説明した。うち56人が年度内実施できずに来年度分に回る。  担当課はこの増加傾向は今後も続くとし、「相談員の増員は急務」とした。さらに相談内容の困難化も進むとした上で、福祉的な支援や専門的知識を有する人材が必要だと指摘。事務

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  • 中学の校則見直し 生徒が実践発表 静岡市教委、意見取り入れ

     静岡市教育委員会は17日、市立中学校での校則見直しに関する実践発表会を同市葵区の教育センターで開いた。末広中と西奈中の生徒がオンラインで参加し、生徒自らが変更に取り組んだ校則の内容や見直し後の変化などを市内小中学校の生徒や教諭に紹介した。  末広中は2021年度に、生徒による「校則見直し委員会」を発足させ、「安心安全で、誰もが気持ちよく過ごせる環境をつくる」をテーマに見直しに着手した。全校生徒へのアンケートで変更すべき校則を調査。色が限定されていた雨具や靴、靴下は複数の色を選べるようにし、登下校時に防寒着の着用を認めるルールに変えた。  発表会では、生徒会メンバーが動画を使って経緯を説明し

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  • 長泉2中学制服案を議論 町総合教育会議 25年度めどに変更へ

     長泉町は17日、本年度第2回の町総合教育会議を開き、2025年度をめどに変更を予定している長泉中、長泉北中の制服案に関して初の意見交換を行った。少子化に伴う統合も視野に入れて制服を統一すべきか、異なるデザインで各校の特性を出すべきかなどが議論の中心となった。  2校はそれぞれ検討委員会を本年度設置し、新制服導入に向けて準備を始めている。池田修町長、石井宣明教育長、教育委員、町職員、中学校長ら18人が出席。2校の制服検討案や近隣市町の状況を確認したほか、LGBTQや機能性、気候変動への配慮などの観点から新制服の課題を検討した。  前任校でも制服変更に関わったという長泉北中の小林浩之校長は「女子

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  • 性自認で選択、校区越えた再利用 中学制服、見直し求め団体設立 浜松

     浜松市内48中学校の制服の在り方について考えようと、同市の保護者や中学生、制服リユース活動をする関係者らがこのほど、任意団体「ミライ制服すすめ団」を設立した。制服による金銭的負担の軽減や性自認に沿った制服の選択などの観点から、私服を含めた選択可能な制服の実現を目指す。  同団体によると、中学入学時に制服一式をそろえるのには現在、10万円ほどを要する。デザインなどは各校が独自に採用しているため、校区を越えた再利用が難しく、中には譲り受けを禁止している学校もあるという。また、出生時に割り当てられた性別に違和感を持つ生徒を含め多様性を考慮し、市内でも制服の見直しが進められているが学校ごとに取り組

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  • 長ネギ、大根、ほうれん草… 磐田野菜たくさんの給食、児童が考案 岩田小、磐田農高と協力

     磐田市匂坂中の岩田小で16日、地元食材を採り入れた児童考案の給食「IWATA献立」が同校で提供された。全校児童や職員など計約140人が、栄養バランスや地産地消に考慮したメニューをおいしく味わった。  5年生20人は約8カ月間、磐田農業高(同市中泉)生徒と協力して地域の食材や野菜の栄養価などを学び、それぞれ献立作りに取り組んだ。その中から、最優秀賞に輝いた匂坂楓琉さん(11)の「旬がたくさん新鮮食材給食」が採用された。  メニューは磐田市産の長ネギや大根などが入った「だご汁」やほうれん草のおひたし、地元の農園で採れたイチゴなど計5品が並んだ。匂坂さんは「旬の野菜や地域の食材をたくさん入れるよう

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  • 高校生演劇 観客を魅了 志太地区5校が研究発表会

     志太地区の高校演劇研究発表会が15日、島田市のプラザおおるりで開かれ、5校の演劇部が日頃の練習の成果を披露した。  参加したのは島田工、焼津水産、藤枝東、榛原、島田樟誠の各校。既存の脚本や生徒のオリジナル脚本などさまざまな作品に挑戦した。焼津水産高演劇部は、友人グループの1人を突然亡くした中学生が、願いがかなう代わりにその友人との思い出を失うマッチを手にする-という物語で観客を魅了した。  上演後には批評も行い、演出の意図について質問したり、演技や舞台照明などの良かった点を評価し合ったりした。

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  • 海洋体験 「囲い網」で誰でも楽しく 障害があっても、不自由でも 三ケ日青年の家(浜松)導入へ

     浜松市北区の県立三ケ日青年の家は2023年度、障害やけがなどで配慮が必要な子どもたちに向けて、浜名湖の魚などの捕獲を楽しむ新プログラム「囲い網」の運用を開始する。施設内のマリーナに特製の網を仕掛けて“追い込み漁”を体験する取り組み。カヌーやカッターボートなど青年の家が従来行ってきた活動と同様、幅広い参加者に視覚や触覚を通じた海洋体験の機会を提供する。  「魚を傷つけずに取って湖に戻すことが大前提」。2022年12月下旬、所員向けの説明会。特注の網を製作した村上漁網店(同区細江町)の村上学さん(74)が強調した。マリーナの湖底をたたいて魚を追い、仕掛けた網を岸側に移動さ

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  • 大学入学共通テスト 静岡県内などで不正、2人失格 全日程終了

     大学入学共通テストは15日、理科と数学を実施し、2日間の日程が終了した。身近なテーマを題材にしたり、図表や実験結果を基に考察したりする設問が随所に盛り込まれ、思考力や判断力を問う出題となった。新型コロナウイルス流行の「第8波」の中、各会場では感染対策を徹底した。  大学入試センターによると、数学で定規を使う不正行為があったとして、東京都と静岡県の会場の受験生計2人が失格となった。昨年の問題流出を受けて試験開始前に電子機器の電源を一斉に切らせるといった不正防止策が取られ、スマートフォンを使用した不正は確認されなかった。  15日は東京都目黒区の東京大教養学部試験場で「数学1」「数学1・A」の試

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  • 大学入試が幕開け 共通テスト始まる 静岡県内は21会場

     本格的な大学入試シーズンの幕開けとなる大学入学共通テストが14日、全国679会場で始まった。15日までの2日間の日程で、出願者は全国で51万2581人。静岡県内の出願者は前回より341人少ない1万4880人で、大学や高校の21会場で実施された。  初日は地理歴史と公民、国語、英語のリスニングを含む外国語を実施。大学入試センターによると、県内で試験を受けたのは地歴公民が県内出願者のうち82・1%の1万2218人、国語が90・8%の1万3516人、外国語のリーディング(筆記)が92・6%の1万3773人、英語のリスニングが92・1%の1万3702人だった。  出題内容は全体として複数の資料を分析

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  • 高校生、起業家精神学ぶ ロボット開発企業社長招く 浜松城北工高

     文部科学省の「マイスター・ハイスクール事業」指定校で、ロボット・デジタル人材の育成を目指す浜松城北工高は13日、浜松市中区に支店を置く「ロボ・スタディ」(東京)の福地三則社長(70)を招いた講演会を同区の同校で開いた。起業家精神を学ぶ市の「浜松みらい塾」との連携事業。  1995年に教育ソフト会社を立ち上げた福地社長は、大手企業の教育教材の人気コンテンツ制作などを数多く手がけた実績を披露し、「技術力や能力があれば、浜松でこうした仕事ができる」と強調した。人工知能(AI)など急速な技術進化に伴う社会の変革を見据え、「世界を変えるIT技術を本気で勉強し、ITを作り出す側になってほしい」と呼びかけ

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  • 高校生 ICT業界の「リアル」学ぶ 松崎で講座

     西伊豆、松崎両町、日本ユニファイド通信事業者協会(JUSA)は13日、松崎町桜田の松崎高で「ICT業界で働くリアルな姿」と題して講座を開いた。生徒らは情報通信技術(ICT)業界の働き方を学び、進路について考えた。  JUSAはテレワークなどを推進する事業者団体。会員企業の8氏がICT業界に向いている人物像や、リモートワークが普及した理由を紹介した。通信販売業などを行う「Enjoy(エンジョイ)」(西伊豆町)の土本直矢社長は「自分が楽しいと思えることを仕事にしてほしい」と話した。  西伊豆、松崎両町とJUSAが2022年に結んだ包括連携協定に基づいて開催。会員らもオンラインで聴講した。

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  • 大学共通テスト 静岡県内1万4880人志願 14、15日

     大学入学共通テストが14、15の両日、全国で実施される。静岡県内の出願者数は前年度より341人少なく、1万4880人が21会場で臨む。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、大学入試センターは罹患(りかん)した際や濃厚接触者になった際の対応について、送付資料やホームページでの確認を呼びかけている。  新型コロナの無症状の濃厚接触者は、地域の実情で行政検査が受けられない場合、検査なしでも別室受験が認められる。別室受験は13日午前10時までに受験票記載の問い合わせ大学に電話し、書面提出が必要になる。公共交通機関を利用しないことが条件(タクシー会社に事情を申し出て予約した場合に限り、タクシー利用は可

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  • 初の夜間中学 入学予定16人 静岡県教委、磐田と三島に4月開校

     静岡県教委は12日、4月に開校する県内初の夜間中学「県立ふじのくに中学校」について、入学予定者が2教室で計16人になったと発表した。磐田市の複合商業ビル「天平のまち」に開設する磐田本校に10人、三島市の県立三島長陵高内に設置する三島教室に6人が入学する予定。  義務教育課によると、入学予定者の7~8割が外国にルーツのある人だという。池上重弘教育長は県庁で同日開かれた総合教育会議のあいさつで「生徒が抱える多様な課題に対応できるよう、充実した準備を進めたい」と意気込みを語った。

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  • 新特別支援校 磐田で正式決定 静岡県教委、旧豊田北部小に設置

     静岡県教委は12日の定例会で、2027年4月の開校を目指す新たな県立特別支援学校の本校について、磐田市加茂の旧豊田北部小に設置することを正式決定したと報告した。昨年12月21日に市から設置場所として提案を受けていた。  新たな本校は知的障害や肢体不自由重複障害の児童生徒が対象で、小学部と中学部、高等部を設置する。県教委は23、24年度に設計や一部校舎の解体工事を予定し、25、26年度に校舎の建築工事を行う見通し。  決定を受け、同市の草地博昭市長は「特別支援学校との連携を深め、誰もが安心して暮らせるまちを引き続き目指していく」とのコメントを発表した。

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  • 中学教諭逮捕受けカウンセラー常駐 浜松市教委

     浜松市教委は12日の市議会市民文教委員会で、市立中教諭の男が県青少年環境整備条例違反の疑いで逮捕されたことを受け、男の勤務する学校にスクールカウンセラーを派遣したことを報告した。  市教委教職員課によると、普段は同校を含む複数校を担当しているスクールカウンセラーが当面の間、同校に常駐し、生徒の心のケアに努める。市教委指導課の職員も同校に派遣し、対応に当たっているという。  市教委は現在、教諭と面会できておらず、事件の詳細について把握できていない。警察の捜査状況を確認するとともに、市教委としても教諭に事情聴取を行い、懲戒規定に基づいて処分するという。

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  • 公立高入試の追試 計3回の日程に コロナ対応で静岡県教委

     静岡県教委は11日までに、3月2、3日に行う公立高の2023年度入学者選抜で、新型コロナウイルスへの感染や濃厚接触のため本試験を受けられない生徒の対応として行う追加検査の日程を決めた。22年度入学者選抜と同様、本試験から約1週間ごとに計3回の受験機会を設ける。  コロナ以外の体調不良を含め、本試験を受けられなかった生徒の追検査は3月9日に実施する。このうち、コロナを理由に9日も受験できない生徒のための追加検査は16日に行い、16日も受験できなかった生徒を対象とする2次の追加検査を22日に行う。いずれも所属する中学校を通じて申請する。

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  • 掛川市の小中学校再編計画 「原野谷学園から検討」 市と市教委

     掛川市と市教委は11日、小中学校再編計画を2023年度中に策定し、中学校単位で再編に着手する順番を明示する方針を明らかにした。1校目の新校建設に向けた検討委員会を年内に設立する。同日の定例記者会見で、久保田崇市長と佐藤嘉晃教育長は「順当に行けば1校目は(原野谷中校区の)原野谷学園になる」との認識を示した。  市などは市内9中学校区で、校区を一つの学園と見立てて小中一貫教育を推進する学園化構想を進めている。17年度、先行的に城東、原野谷の両中学校区に検討委員会を設置して研究を始めた。原野谷中校区の住民代表は22年12月、小中施設一体型の学校整備を早期に実現するよう求める要望書を市に提出している

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  • 未来のビジネスリーダーに 商業科高校生30人 育成セミナーを通年受講

     未来のビジネスを担う県内の高校生が1年を通して、地元企業からマーケティングなどについて手ほどきを受けている。商業科設置校と総合学科ビジネス系列の2年生約30人がビジネスリーダー育成セミナーに参加。第一線の現場に立つビジネスマンが講師で、生徒らは将来の仕事に役立つ実践的な内容を学んでいる。  昨年12月17日の5回目の講義は「消費者に求められる価値を持った自社商品をどうやって届けるか」をテーマに、伊藤ハム米久ホールディングスマーケティング部の塙平昇さんから販売戦略を聞いた。生徒らはスーパーの売り場でハムやウインナーのラインアップなど現場の様子を調査した上で臨んだ。富士宮北高(富士宮市)の界おと

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  • 全国PTA広報紙コンクール 静岡市の西奈中と西豊田小が入賞

     静岡市の西奈中(同市葵区)と西豊田小(同市駿河区)のPTAが2021年度に発行した広報紙がそれぞれ、第44回全国小・中学校PTA広報紙コンクールで入賞した。全国的にPTA活動の見直しや省力化が進む中、仕事や家事育児の合間を縫って取材編集に力を注いだ両PTAは「やるからには親子に役立つ内容にしたかった。受賞は予期せぬ朗報」と喜び合った。応募した中学校1099校、小学校2233校のうち、西奈中と西豊田小はそれぞれ上位12校に入った。県PTA連絡協議会に記録のある第33回以降、県勢の小中同時入賞は初。 知りたい情報追求 西奈中 日本PTA全国協議会会長賞  西奈中PTAは2年ぶりに再び日本PTA全

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  • いじめ問題克服、今年こそ【尾木ママの今日も笑顔で】

     昨年12月、「本気でいじめを抑え込む-いじめ対策サミット」と銘打ったイベントが、市長のリーダーシップによる対策を行っている大阪府寝屋川市で開かれました。私はパネルディスカッションと基調講演に登壇しました。  サミットには、寝屋川市長のほか、岐阜県可児市、大阪府八尾市、北海道旭川市の各市長らが参加しました。何と言っても、今回の企画の目玉は、いじめ問題に積極的に取り組んでいる市長たちからの報告とディスカッションでした。  行政が積極的に介入する「寝屋川モデル」として全国的な注目を集めている寝屋川市や、全国初のいじめ防止条例をつくり成果をあげてきた岐阜県可児市など、自治体首長の強力なリーダーシップ

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  • へき地・小規模校の教育活動 “他者”との関わり創出 市街地校と交流/異学年の縦割り

     少子化を背景に、学級数が適正規模に達しない公立小中学校は全国の半数を超える。特に中山間地やへき地での学校は児童数の減少が顕著で、児童生徒は特定の顔触れで過ごすため意思疎通しやすい半面、多様な意見に触れたり、語彙(ごい)を増やしたりする機会の創出が課題になっている。人数の少なさを意識的に補い、対話のきっかけを創出する学校の取り組みを取材した。  JR静岡駅から24キロ北上した中山間地にある大河内小中学校(静岡市葵区)は2020年度から、「教員の関わり」「ICT機器の活用」「地域連携による体験の創出」を3本柱に掲げる。児童生徒数は20人で、1学年当たり数人ほど。話し合いで思考が偏った際などには

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  • 静岡県内 受験シーズン始まる 公立高中等部と私立中

     静岡県内の公立高中等部と私立中で7日、2023年度の入学者選抜試験が始まった。全国的に新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行が警戒される中、県内の子どもたちが受験シーズンを迎えた。3月まで、高校や大学の入試も続く。  県教委などによると、公立高中等部の志願倍率は清水南1・18倍、浜松西2・70倍、沼津市立1・25倍。初日は総合適性検査と作文を行い、最終日の8日に面接を実施する。結果は18日に郵送で通知する。  静岡市清水区の県立清水南高中等部では105人の定員に対し、124人が受験した。7日朝、検査室に入ったマスク姿の受験生は背筋を伸ばし、試験官から受験上の注意事項について説明を受ける

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  • 東京の「富士寮」 入寮学生を募集

     首都圏の大学や大学院、専門学校に通う静岡県出身者のための学生寮「富士寮」(東京都文京区)は、2023年度の入寮者を15人程度募集している。受け付けは3月10日まで。  1年契約で希望により延長が可能。寮費は月額6万5千円(月曜日から金曜日まで朝夕2食付き)。入寮時に施設維持費などの7万円が別途必要となる。  問い合わせは富士寮<電03(3941)0584>。メールは<fujiryo3941@gmail.com>へ。ホームページでも紹介している。

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  • そろばん副教材を静岡市教委に寄贈 珠算2団体

     日本珠算連盟静岡支部と全国珠算教育連盟県支部はこのほど、小学3、4年生向けの算数副教材「たのしいそろばん」を静岡市教育委員会に寄贈した。両団体のメンバーが同市役所清水庁舎を訪れ、赤堀文宣教育長に教師用も含めて計5815冊を届けた。  そろばんの使い方や計算方法を優しく解説した冊子で、市内83校の小学3年生に配布する。

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  • 水泳授業、市営プールで 施設老朽化、維持費削減 袋井市の4小学校で来年度から

     老朽化に伴う学校施設の維持管理費の負担が全国的に課題となる中、袋井市教育委員会は来年度から、小学校の水泳授業を学校プールから市営プールに移行する。三川、高南、浅羽北、浅羽南の4校で調整が進められている。コスト削減に加え、民間人材を活用することで児童の泳力向上や教員の負担軽減にもつなげる。  同市の公共施設「月見の里学遊館」のプールで昨年6月、一般の利用客に混じって三川小の5、6年生を対象とした水泳の授業が試行的に行われた。インストラクターが授業を支援し、児童はより専門的な指導を受けられた。6年生の担任の三坂悠太教諭は「環境面だけでなく、教える側も指導方法についてアドバイスをもらえるのは大き

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  • 気持ち新たに新年初登校 浜松の小学校で始業式

     静岡県内の多くの公立小中学校で6日、冬休みが明けた。児童生徒が新年を迎えてから初めて登校し、学年末や進級に向けて気持ちを新たにした。  浜松市東区の蒲小では、全校児童約1050人が2週間ぶりに顔を合わせ、各教室からリモート形式で始業式に出席した。鈴木竜一校長は干支(えと)のウサギの絵を掲げ、「飛躍や向上の象徴とされる動物。新しいことに挑戦するのにいい年とされる。いろいろなことを感じ、考えて新たな年を進んでほしい」と呼びかけた。  式の後、5年生の教室では児童が冬休みの課題の冊子や書き初めを提出した。祖父母らと初詣に行ったという天野莉結さん(11)は「おみくじを引いたり、屋台でリンゴあめを買っ

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  • 静岡県内私立中学 27校に2594人志願 7日から入試

     静岡県私学協会は5日、県内私立中の2023年度入試の志願状況を発表した。4日時点で全27校の募集定員2140人に対し、2594人の志願があった。一部の学校は願書受け付け中のため確定数ではない。複数の試験日を設けている学校では志願者が重複している場合もある。  入試は西遠女子学園を除く26校が7日から実施し、2月中旬までに全ての試験が行われる。各校の志願状況の最新情報は県私学協会のウェブページに掲載している。7日は公立高中等部(清水南、浜松西、沼津市立)も入学者選抜を行う。

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  • 高校生、新事業拡大担う 浜松の薮さん TikTokで企業運営支援

     職業紹介会社の「週休3日」(浜松市中区)は、新たに動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を使った企業への運営支援事業を始めた。運営・マーケティング担当には、同事業を企画し、2022年11月に入社したばかりの現役高校生薮美有さん(17)=南区=を抜てきした。  薮さんは22年春に「自分のやりたいことを探したい」と全日制から通信制の高校に転校した。就職活動のために求人サイトを利用した際、「もっと会社の内部を知りたい」と情報量に物足りなさを感じ、自らTikTokで会社を紹介する企画を考案した。県内数社にメールで売り込むと、同社の目に留まり、採用された。  音楽に合わせた短時間の動画と短い

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  • 清水南高に「演劇専攻」 SPACと連携、人材育成 静岡県教委、24年度新設方針

     静岡県教委が県立高に初の演劇専攻コースを設置する方針を固めたことが、4日までに関係者への取材で分かった。県立清水南高(静岡市清水区)の芸術科に専攻を新設し、2024年度から入学者を受け入れる方向で調整している。21年度に協定を締結した県舞台芸術センター(SPAC)との連携を生かした専門教育を行い、芸術分野で活躍する人材の育成を目指す。  同校は21年度以降、中等部の独自科目「表現」や高校の総合的な探究の時間でSPAC俳優の指導を受け、演劇教育のカリキュラム研究に取り組んできた。県教委は今後、演劇専攻設置に伴う定員の在り方や教員配置などを検討していく。  県立高における演劇教育の導入は、県教育

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  • 公立小中給食費 助成拡充を検討 川勝知事会見、物価高騰対策

     川勝平太知事は4日の新春記者会見で、物価高騰対策に関連して「給食をなるべく無償に近い形で提供できるシステムを作り上げることができないか」と述べ、公立小中学校の給食費の助成拡充を検討する考えを明らかにした。  川勝知事は「まだ十分関係者と話し合っているものではない」と構想段階と断った上で「(構想を)何とか前に進めたい」と話した。「母子世帯や父子世帯は年収が厳しい」として、助成の拡充を検討する対象は所得が少ない世帯と示唆した。  学校給食費の援助を巡っては、生活保護受給世帯(準ずる世帯を含む)の経費を市町村と国が全額補助する制度があるほか、県内の複数市町が、物価高騰により給食費が上昇した分を独自

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  • 静岡・井川の湧水もっと知って 地元中3生ホームページ開設 4年かけ研究

     「地域の大切な宝を多くの人に知ってもらいたい」。静岡市葵区の井川小中9年(中学3年)海野要さん(14)が、4年前に調査を開始した井川地区の湧水の特徴などをまとめた「井川湧き水MAP」を完成させ、自作のホームページ(HP)で公開を始めた。湧き水が出る場所をはじめ、お勧めの使い方、調査結果から考察したランキングなども掲載。閲覧者に、より興味を持ってもらえるよう内容に工夫を凝らしたという。  海野さんの祖父が遠くまで出かけて湧き水を汲み、家で焼酎の水割りを楽しんでいたことが調査のきっかけだった。6年時に始めた研究では、地区内10カ所ほどの湧水を選び出して水質を調査したほか、湧き水と水道水でご飯を炊

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  • 学生の感性CNF商品に 静産大生と静岡県内企業が開発 デザインで付加価値

     静岡産業大経営学部3年の16人が、静岡県内企業2社が進める植物由来の次世代素材「セルロースナノファイバー(CNF)」を活用した商品開発に携わっている。企業の技術力と学生ならではの感性や視点を生かしたデザインの力を融合し、商品の高付加価値化を目指す。  富士市の大昭和加工紙業(田中博邦社長)がCNFを添加した接着剤を用いて製品化した板紙「ICBボード」を活用する。同社は従来の板紙よりも強度が高く、より細かい加工が可能な特性などを生かし、プラスチックや木製の製品の代替素材として需要創出を図っている。  清水町のアッパーズ(須田安里代表)は商品化を進めるあんどんで使うICBボード製サイドパネルのデ

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  • 演劇触れ仕組み学ぶ 「静岡あたらしい学校(あた小)」、3月舞台へ準備

     静岡市葵区牛妻のオルタナティブスクール「静岡あたらしい学校(あた小)」は3月に披露する、地元の人的・物的資源を活用した「あるもんで演劇」に向けた準備を進めている。  出演者や舞台道具の制作など役割分担のある演劇を作り上げることで、誰もが主人公になれることを子どもに実感してもらうのが目的。昨年12月下旬、日常に演劇を届ける団体「テーブルシアター」(同市駿河区)を同校に招き、子どもたちが民話「三びきのやぎのがらがらどん」の演目を鑑賞。1~6年生約15人がセットの仕組みや絵本を劇にする表現の仕方を学んだ。  岩崎瞭太さん(11)は「迫力があった。椅子のようなたたいて音が出る道具はまねできると思った

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  • 新校舎「土木工学科棟あーすつりー」お披露目 静岡理工科大

     静岡理工科大(袋井市豊沢)はこのほど、4月に開設した理工学部土木工学科の新校舎「土木工学科棟あーすつりー」の完成披露会を同大で開いた。関係者に向けて新しい学びの拠点をお披露目した。  新校舎は鉄筋コンクリートの4階建てで、延べ約3400平方メートル。普通教室や研究室のほか、図面演習などに取り組む多目的作業室などを備える。コンセプトとして、隣接する建築学科棟との一体性を表現。消費エネルギーを削減し、環境にも配慮した。  名称のあーすつりーには「学生と教員が融合し未来の地球環境を支える学問の発展と学生を育てる場所」などといった思いが込められているという。  披露会には同市や近隣市町の首長、学術関

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  • 友達の「聞こえづらさ」知って 難聴児の学校生活を動画に 耳鼻科医ら理解、協力呼びかけ

     人工内耳や補聴器を装用して普通学級で学ぶ難聴児が少しずつ増える中、日本耳鼻咽喉科・頭頸(けい)部外科学会静岡県地方部会と県耳鼻咽喉科医会が難聴児の聞こえについて紹介する動画を作成し、学校生活での理解や配慮を求めている。  医学の進歩により、これまで聞こえなかった人が人工内耳や補聴器の装用によって音声言語が獲得できるようになっている。だが、「聞こえづらさ」があるため、動画では早口やはっきりしない話し方などが苦手だとして「ほんの少しだけゆっくり、はっきり話してね」と伝えている。  声を難聴児に直接届かせるために、話者が首に掛けたり近くに置いたりして使う補聴システムについても取り上げる。「(教室な

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  • 静岡県教育長に喜び報告 発表や作文 全国入賞の2生徒

     生活体験の発表や税を題材にした作文コンクールの全国大会で入賞した県立高の生徒2人が26日、県庁に池上重弘教育長を訪ね、受賞の喜びを語った。  訪問したのは、全国高校定時制通信制生徒生活体験発表会で文部科学大臣賞を受賞した科学技術高定時制4年の漆畑美広さん(19)と、「税に関する高校生の作文」のコンクールで国税庁長官賞を受賞した浜松東高3年アメコ・カロリーネさん(18)。  漆畑さんは、電気工事士の資格取得を後押ししてくれた恩師との出会いで学習への意欲が変わった経験や、病気で亡くなった恩師を目標に電気工事の分野で活躍を誓う思いをスピーチした。アメコさんは、日本生まれのブラジル人として母親の通訳

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  • スポーツ分野で教育交流 静岡産業大と浜松医療学院 人材育成へ県内初協定

     静岡産業大(堀川知広学長)と浜松市浜北区の専門学校浜松医療学院(遠藤進学院長)は27日、教育研究交流協定を結んだ。両校が持つスポーツ分野の教育資源を生かした人材育成に取り組む。大学と専門学校の教育研究交流協定は県内初という。  静産大は磐田キャンパス(磐田市)にスポーツ科学部を、浜松医療学院はアスレティックトレーナーを養成する学科をそれぞれ置いている。教育連携を進め、地域のスポーツ振興や健康づくりに貢献できる人材の育成を目指す。  大学の部活動などを専門学校生の実習機会として提供したり、大学生のアスレティックトレーナー資格の取得を支援したりするほか、教員や学生同士の交流を促す。  磐田キャン

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  • LINE開設 登録呼びかけ 富士宮高校会議所

     富士宮高校会議所がこのほど、LINE(ライン)の公式アカウントを開設した。地域活性化に向けた日頃の活動紹介や告知を配信し、地元住民らとの接点を増やしていく。同高校会議所のメンバーが企画したイベント情報やコンテストの募集告知のほか、ボランティア活動や各プロジェクトの経過報告などを配信。入会希望者からの問い合わせなども受け付ける。2年生リーダー勝亦海吏さん(富岳館高)は「活動をもっと身近に知ってもらいたい」と呼びかける。  高校会議所のアカウントはラインの友だち検索でID「@769fhina」と入力すると登録できる。

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  • 医師確保へ「地域枠」拡充 静岡県、日大と協定 県外9大学、全国最多53人分

     静岡県は26日、医師不足解消を目的とした医学部の地域枠について、新たに日本大(東京都)と協定を結んだ。本県の地域枠は3人分が新たに増え、2023年度は10大学計68人分に拡充される。県外大学に限ると9大学計53人分で全国最多。  本県の地域医療を担う人材を発掘、養成するのが狙いで、一般の入学枠とは別枠で選抜する。県は医学生向け奨学金「医学修学研修資金」を貸与する。  県は2014年度に近畿大(大阪府)、川崎医科大(岡山県)と初めて地域枠設置に関する協定を締結。浜松医科大(浜松市)や順天堂大(東京都)、関西医科大(大阪府)などにも設置が広がり、学生数も増加している。  県地域医療課によると、医

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  • 待ってたアイススケートリンク、児童歓声 静岡・水見色小、保護者手作り【動画あり】

     静岡市葵区の水見色小の敷地内にこのほど、保護者が手作りしたアイススケート場「山ばとリンク」が完成した。冬休みに入った児童が早速利用し、白い息を吐きながら大きな歓声を上げてスケートを楽しんでいる。  スケート場作りは同校で45年以上続く真冬の恒例行事。今年は台風15号の記録的な大雨で、近くの川からスケート場予定地に大量の泥が流れ込む被害があったが、地域住民が協力して整備した。氷を張る作業は23日夜から始まり、氷の厚さが1センチほどになった25日に無事、“オープン”を迎えた。  同校で気温が氷点下を観測した26日朝も、厚着をした児童や保護者、教諭ら15人ほどが、学校に用意

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  • 医学部受験へ対策セミナー 静岡の高校生向け 進学情報も

     静岡県は26日、医学部を目指す高校生向けの冬期フォローアップセミナーを静岡市駿河区のグランシップで開いた。医師を目指す県中部の高校生30人が医学科受験に向けて教科対策や進学情報に関する講義を受けた。27日は沼津市、28日は浜松市でも開催する。  講師を務めた大手進学塾講師は少子化の影響で医学科の入試倍率が減少傾向にあるとした一方、「医学科受験生は1%でも入りやすい大学を求めて全国に流れる。入試も難しいが大学を決めることも難しい」と説明した。他学部に比べて浪人生のライバルが格段に多い点も特徴に挙げた。  不二聖心女子学院高2年の竹下歩佑さん(16)=静岡市葵区=は「定期テスト対策中心の勉強だけ

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  • 県立高飛び降り「教諭を懲戒免に」 元生徒、静岡県教委に申し入れ

     静岡県中部の県立高校2年生だった2016年、男性教員による執拗(しつよう)な叱責(しっせき)で急性ストレス反応が起き、校舎3階から飛び降りて負傷した女性(22)が26日、男性教員を懲戒処分するよう静岡県教育委員会に申し入れた。女性側は「免職が相当」と主張し、再発防止のため他人の目の届きにくい場所や手段での指導や叱責が行われないよう対策を求めた。  県庁で記者会見した女性は「一方的に人格を否定された。今でもあの恐怖が忘れられない。楽しみにしていた修学旅行や研修に参加できなかった。今まで通りの生活を送っている教諭を一生許せない」と述べた。  県教委は「今後、対応を検討したい」としている。  女性

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  • 日タイの高校生交流 静岡でスタディツアー 海洋汚染など意見交換

     静岡県ボランティア協会と静岡リバティライオンズクラブは26日、オンライン形式の研修会「海外でのボランティア活動に学ぶ高校生スタディツアーINアジア」を静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開いた。県内の高校生9人がタイの高校生と対話し、国際理解や社会課題について学んだ。  研修は全3回で今回が最終回。生徒は、これまでの研修で学んだタイ語であいさつし、富士山やシラスといった静岡の魅力を動画で紹介した。日本文化に関するクイズや、タイの伝統的な踊りも披露され、交流を深めた。  海洋汚染や食品ロス、スマホ依存といった互いの国が抱える社会問題についての意見交換では、異文化による着眼点の違いに活発な質問が飛び

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  • 宇宙飛行士を幸せにしたい! 静岡の小6が挑む夢の宇宙食 熱意に共感、大学生協力

     静岡大付属静岡小6年の増田結桜(ゆら)さん(11)=静岡市清水区=が、静岡県産食材を生かした宇宙食開発に熱意を注いでいる。国際宇宙ステーションで宇宙飛行士に提供されるための基準となる宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「宇宙日本食」認証取得に向け、県内大学生6人らと「チームゆら」を結成。4年計画で取り組み、夢の実現を目指す。  増田さんは以前から天文や宇宙に関心を持ち、宇宙に関わる仕事を紹介する本を読んだ際、宇宙食開発の仕事を知った。「宇宙飛行士を幸せにする宇宙食を作る」。そう心に決め、1年前から試作を重ねる。持ち前の行動力と周囲の協力で、宇宙日本食の認証を取得した実績がある石田缶詰(焼津市)

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  • 学校現場に黙想のススメ 暴力、いじめ予防に 西部で定着、全域普及へ 静岡県教委が動画

     児童生徒間の暴力行為やいじめの予防策として、静岡県教委は新たに授業前などに目を閉じる「黙想」の普及に取り組む。浜松市の中学校など県西部を中心に長年実施されてきた取り組みで、教育に関する県の会議で外部委員が「呼吸が整い、自分を客観視できる」と取り上げ、賛同した川勝平太知事らが県内全域での実施を求めた。県教委は12月中に研修動画を作成し、実践例を学校現場に紹介する。  契機となったのは、川勝知事が県総合教育会議に臨むため外部委員から意見を聞く場として設置した諮問会議「地域自立のための『人づくり・学校づくり』実践委員会」。民間企業やスポーツ関係者ら約20人が集まる同委員会で、静岡ユネスコ協会副会長

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  • 静岡大、三井住友信託銀行と連携協定 遺贈受け入れ強化

     静岡大と三井住友信託銀行(東京都)はこのほど、大学への遺贈寄付の受け入れ強化に向けた連携協定を締結した。日詰一幸学長と、同銀行の小泉健二静岡支店長が静岡市駿河区の静岡大静岡キャンパスで協定書に署名した。  同大にはこれまで卒業生や地元住民から金融資産などの遺贈寄付について相談があったが、手続きの専門性が高く実現しなかった。  協定では同大に相談があった際、同銀行を紹介。遺贈希望者が承諾すれば、同銀行が相続や遺言書に関する一連のサービスを提供する。  日詰学長は「地域や社会に貢献できるのが遺贈の良さ。今後も受け入れ体制を強化していきたい」と話した。

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  • 地域の先輩が学習支援 島田市初倉地区、中学生対象に寺子屋

     島田市の初倉公民館で24日、地元の中学生を対象にした「冬季はつくら寺子屋」が開かれた。地域の学習支援員や高校生、大学生が講師役を務め、中学生の学習を手助けした。  初倉中の1~3年生14人が参加した。生徒は教材を持参して、分からない問題を質問した。高校生や大学生の身近な先輩から受験の相談やアドバイスも受けた。25日も同校の生徒を対象に行われる。  冬季はつくら寺子屋は学校の長期休み期間を活用して行われる企画で、夏休みは地元の小学生を対象に開催している。寺子屋コーディネーターの大塚政浩同公民館長は「かつて教わった生徒が今度は教える立場で参加するケースも増え、学びの循環が生まれている」と手応えを

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  • 成人式→「はたちの集い」に 静岡県内全市町 名称変え開催へ

     静岡県教委は23日、2023年1月9日の成人の日を前に、県内35市町が1月上旬に実施する記念式典の予定を公表した。民法改正で22年4月に成年年齢が18歳へ引き下げられたが、全市町が22年度内に20歳を迎える人を対象とし、これまで一般的に使われた「成人式」の名称を変えて「二十歳(はたち)の集い」などの名称で開催する。対象者は前年比579人減の3万4199人。  市町別の対象者は浜松市が最多の7451人。静岡市の6216人、富士市2341人、沼津、磐田両市の1610人が続いた。少ないのは川根本町の27人、松崎町40人、河津町55人など。  式典の名称は「はたちの集い」や「二十歳の集い」と表記する

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  • 全国体力テスト静岡県内 小5男女、中2女子 最低更新 コロナ影響か、肥満割合も上昇

     スポーツ庁が全国の小5と中2を対象に実施した2022年度全国体力テストについて、静岡県教委は23日、県内公立学校分の結果を公表した。体力合計点の県平均は小5男女と中2女子が21年度調査を下回って08年度の調査開始以来最低を更新し、小5男子は全国平均も下回った。新型コロナウイルスの影響による運動機会の減少など生活習慣の変化が背景にあるとみられる。肥満の児童生徒の割合は中2女子以外で過去最高になった。  種目別では小5男子のボール投げが過去最低だった21年度をさらに29センチ下回る19・52メートルだった。小5男子は計5種目で全国平均を下回った。小5女子は体力合計点が全国平均を上回ったが、握力と

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  • 静岡市の中2、全国平均上回る 市教委「積み重ね花開く」 体力テスト

     静岡市教委は23日、4~7月に小学校5年生と中学2年生の男女を対象に実施した本年度全国体力テストの同市分の結果を発表した。全8種目の体力合計点で小5男女は全国平均を下回ったが、中2男女は全国平均以上だった。  8種目の内訳は握力、上体起こし、長座体前屈、反復横跳び、20メートルシャトルラン(中学は持久走も選択可)、50メートル走、立ち幅跳び、ボール投げ(小学はソフトボール、中学はハンドボール)。小5男女は反復横跳びとシャトルラン、50メートル走の3種目で全国平均を超え、走る能力で良好な結果を得た。中2男女は握力以外の7種目で全国平均を上回った。  中2男女が2019年に小5男女として受けた体

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  • わくわく冬休み 静岡県内小中学校で終業式

     静岡県内の多くの公立小中学校で23日、終業式や冬休み前の集会が開かれた。児童生徒は心待ちにしていた冬休みに期待を膨らませた。  静岡市葵区の伝馬町小は、各教室でテレビを通したリモートでの集会を行った。見城秀明校長は、サッカーワールドカップ(W杯)での日本代表チームによるロッカールームの整頓や、サポーターによる観客席の清掃を紹介した。「皆さんも相手のことを考えてあげる思いやりを大事にして、気持ち良く楽しい冬休みにしてください」と約300人の児童に話した。  3年1組の教室では、細川歩未教諭がクラスの冬休みの約束として「冬休みにしかできないことをしよう」と呼びかけた。  3年の長峯成生君(9)は

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  • 静岡県内一部の学校給食 「黙食」緩和でも戸惑い コロナ禍習慣、感染リスク… 子ども切り替え難しく

     新型コロナウイルス対応で徹底されてきた学校給食の「黙食」を緩和する動きが県内で出始めた。コロナとの共生に向けた前向きな変更だ。ただ、約2年半続いた習慣からの“解放”に、子どもたちには戸惑いが見られる。感染急増が懸念される時期でもあり、年明けまで様子見という学校もある。  「うれしいけれど、慣れない感じ」  静岡市駿河区の森下小で20日、5年1組の梅野百花さん(11)は率直な思いを口にした。  同校が給食時の会話を再開したのは前日の19日。市教委が国の方針を踏まえ16日に「大声でなければ会話してもよい」と通知したのを受け、土日を挟んで速やかに対応した。児童や保護者にコロ

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  • 教授ら3人査読不正 福井大調査委、論文6本で認定 浜松医大元教授関与

     福井大「子どものこころの発達研究センター」の友田明美教授が自らの論文の「査読」に関わったとされる問題で、福井大の調査委員会は20日、友田教授ら3人の論文計6本で「不適切な行為」があったと認定する調査結果報告書を発表した。これまでに撤回された論文2本を除く4本について友田教授に取り下げを勧告、福井大は教授らへの処分を検討する。  報告書によると、友田教授は、学術誌に投稿した論文の査読者3人からメールで依頼を受け、教員ら2人に指示して査読コメント案を作成させた。査読者は返信されたコメント案を利用して学術誌出版社に提出、論文が学術誌に掲載された。友田教授はコメント案の提供について「(査読者が)自分

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  • 不登校を生まない学校づくり考えて 書籍で実態など紹介 スクールカウンセラーの蔭山さん(静岡)

     国語教師として静岡高などで教壇に立ちながらスクールカウンセラーを務め、退職後も悩みを抱える子どもに寄り添う静岡市葵区の蔭山昌弘さん(75)が、この2年間に自費出版した2冊の書籍で、不登校で苦しむ子の実態や、周囲の人たちの関わり方を伝えている。不登校の児童生徒数は年々増加する一方、現場の多忙化によって一人一人への細やかな対応は困難を極めている。蔭山さんは「不登校となる児童生徒を生まない学校づくりを皆で考えてほしい」とメッセージを送る。  蔭山さんは、初任地の池新田高(御前崎市)で相談室の設置に関わったことをきっかけに、精神分析を学び始めた。1996年には城内カウンセリング研究会を立ち上げ、カウ

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  • 南小の北校舎改築へ 清水町議会、設計業務予算を可決

     清水町議会12月定例会は20日の最終本会議で、南小の北校舎改築に向けた設計業務費8025万円を盛り込んだ2022年度一般会計補正予算案を賛成多数で可決した。北校舎は建て替える方針。  築50年以上経過し、老朽化などが問題になっている南小の北校舎について、町は22年度当初予算で調査費を計上した。調査結果などを踏まえ、町として建て替えが必要と判断した。早急に取りかかりたいとして、債務負担行為補正で対応した。国の方針に基づいて21年3月に策定した「学校施設長寿命化計画」では、大規模改修予定としていた。  反対討論には5人、賛成討論には3人が登壇した。反対意見として「地域の住民と十分議論を尽くすべき

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  • 静岡県教委職員逮捕 教育長「深くおわび」 強制わいせつ容疑

     富士市内で10代女性にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつ容疑で静岡県教育委員会教育施設課主任(36)が富士署に逮捕されたことを受け、池上重弘県教育長は20日、「深くおわびする」などとコメントを発表した。  池上教育長は「不祥事根絶に取り組んでいる中で逮捕されたことは重く受け止める。事実関係を確認し、速やかに厳正な処分をする」とした。  県教委によると、容疑者は逮捕された19日は午後から有給休暇を取っていたという。同署によると、女性の110番を受けて現場周辺を調べていた署員が容疑者を発見した。

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  • 県立高入試検証委 現行制度巡り初会合 静岡県教委

     静岡県教委はこのほど、県立高入学者選抜の課題を検討する検証委員会の初会合を県庁で開いた。学校関係者や大学生など12人の委員が、2008年度から続く現行制度のうち一般選抜の共通枠などについて意見交換した。本年度は計2回の会合を開き、年度末にも検証結果をまとめる予定。  検証委は、中高の校長、学識経験者、大学生、PTA代表、県民代表、私塾代表の12人で構成し、榛原高の鈴木安雄校長が委員長を務める。初会合は冒頭以外非公開で、県教委事務局が現行制度の仕組みを説明した後、一般選抜共通枠の選考における調査書と学力テストの評価バランスの在り方などについて意見交換した。23年3月に第2回会合を開き、各学校が

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  • 強制わいせつ容疑 静岡県教委職員を逮捕 富士署

     富士署は19日、強制わいせつの疑いで富士市本市場町、静岡県教委職員の男(36)を逮捕した。  逮捕容疑は同日午後5時ごろ、同市内の路上で、県東部に住む10代の女性にわいせつな行為をした疑い。同署によると、2人に面識はなく、容疑者は女性が1人でスマートフォンを操作している隙に接近したとみられる。

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  • 平馬教育長 就任あいさつ「一燈照隅」紹介 松崎町

     松崎町は19日、平馬誠二教育長(61)の就任式を同町宮内の町環境改善センターで行った。集まった職員の前であいさつし、教育を通じたまちづくりに意欲を示した。  平馬氏は18日付で就任した。同町出身で、下田市立稲梓小、西伊豆町立賀茂小、同町立田子小の校長を歴任。就任式で、平馬氏は「一燈照隅(いっとうしょうぐう)」という四字熟語を紹介。「改革や改善は自分が起こす行動の先にしかない」と強調し、職員一人一人のまちづくりへの協力を呼びかけた。  深沢準弥町長は「教育に貢献してきた手腕を生かしてもらい、松崎を元気にしていこう」と激励した。

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  • 平山小「学校保健表彰」を報告 浜松、心の健康づくりを推進

     浜松市北区三ケ日町の平山小が文部科学相から本年度の「学校保健表彰」を受けた。石山知義校長と山田志保養護教諭が16日、中区の市教委に宮崎正教育長を訪ねて喜びを報告した。  同校はストレスマネジメント講座を通じた児童の心の健康づくり、児童同士が互いの長所を認め合う授業の実施、ボランティアの地域住民と連携した学習支援など特色ある活動を展開。自転車部は、安全運転に関する技術や知識を競う交通安全子供自転車県大会で優勝するなど強豪として知られる。同表彰を受けたのは15校で、静岡県からは同校のみだった。  石山校長は「表彰を地域の方に報告し、より良い学校をつくっていきたい」と述べた。宮崎教育長は「多方面に

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  • 教育研究奨励賞 北浜中校長ら表彰 浜松市教委

     浜松市教育委員会は16日、教育研究奨励賞の表彰式を中区の市教委で開き、優秀賞3組と優良賞2組の教職員に宮崎正教育長が賞状を贈った。  優秀賞は北浜中の渥美竜三校長、与進北小の磯部真代教諭、可美小の南谷由香・石倉康子・小出千恵(現気賀小)3教諭のグループ。渥美校長は校長のリーダーシップと組織づくりの考察、磯部教諭は学校図書館と家庭や地域を結ぶ試み、可美小のグループは通級指導教室で児童の挑戦を支援する活動について、それぞれ研究した。  優良賞は中郡小の浅野慶太郎教諭と、芳川幼稚園の林壱哉教諭が選ばれた。  日頃の実践を基にした研究論文を、市内の幼稚園や学校の教職員から公募した。

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  • 優秀教職員47人を表彰 浜松市教委

     浜松市教委はこのほど、2022年度優秀教職員表彰式を北区の市教育センターで開いた。指導や学校運営などで特に顕著な成果を上げた47人を選出した。  被表彰者は次の通り。  【幼稚園】三宅奈美(初生)伊藤江里(光明)屋舗千安紀(上阿多古)  【小学校】鈴木由香(相生)大庭聡文(曳馬)秋定宏子(富塚)野口万希子(白脇)金子よしみ(蒲)中安大(上島)山口泰子(新津)長尾美和(船越)安藤清子(和田)外山恵子(与進)新村純代(豊西)坂田祐子(三方原)平賀晶子(豊岡)坪井玲子(積志)池谷麻利子(和地)村松道子(村櫛)内山智子(泉)河村誠(中郡)名倉香居(有玉)片岡京子(可美)新村朋子(大平台)木下利恵(浜

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  • 困窮家庭の高校進学を支援 浜松の団体、クラウドファンディングで入学準備金

     浜松市中区の一般社団法人「みらいTALK(トーク)」は2023年1月3日まで、学習支援を行っている困窮家庭の中学生に高校入学準備金を提供しようと、クラウドファンディング(CF)で資金を募っている。  みらいTALKは、市内の医療従事者や教育関係者らを中心に組織。大学生ボランティアと協力し、市内4会場で小中学生や高校生約70人に学習支援を行うほか、障害のある子どもと家族向けの防災キャンプ事業などにも取り組んでいる。  高校入学の際は入学金を支払い、制服や教科書、文房具などを購入するため20万円程度が必要という。家庭で費用が捻出できず、子どもが進学を断念するケースもあるため、同額の提供を目指して

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  • PTAどう変える?⑦ フォーラム詳報【賛否万論】

     学校単位のPTA「単P」が改革を進めるには、その上部組織にあたる各市町のPTA連絡協議会やPTA連合会(市町P)のサポートが欠かせないという声が聞こえてきます。こうした中、先進的な市町Pが事例発表する「京都PTAフォーラム」(実行委主催)が10日にオンラインで開催されました。静岡市PTA連絡協議会の大石修会長のほか、松山市や奈良市、神奈川県横須賀市など全国の市P関係者が登壇し、それぞれ独自の取り組みや、上部組織の理想像について語り合いました。主な発言を紹介し、賛否万論「PTA どう考える?」のテーマを締めくくります。 松山市 負担や還元に疑問 県P脱退  【松山市小中学校PTA連合会元会長 

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  • 給食時の「黙食」緩和を通知へ 静岡市教委 会話可能に、各校で状況判断

     新型コロナウイルス対策として小中学校で実施している会話を控えた給食の「黙食」について、静岡市教育委員会は16日午前にも、市内の小中学校に制限緩和を通知することが分かった。市教委によると、新型コロナ禍で現在は黙食が一般的になっていて、通知により多くの学校で給食時に子どもたちの会話が戻ることになる。  文部科学省は11月、給食中について「会話は可能」と全国の都道府県教委などに通知した。静岡市教委は子どもの健全な成長には、コミュニケーションを通じた楽しい給食の形がふさわしいとして制限緩和を決めた。  従来は「会話を控える」としていた指導内容を、「座席配置の工夫や適切な換気の確保などの措置を講じたう

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  • 湖西と浜松に特支高等部分校 各1校以上 静岡県教委が方針

     静岡県教委は15日の県議会文教警察委員会で、県立特別支援学校施設整備基本計画に基づく浜松地区の対応を問われ、湖西市と浜松市に少なくとも1校ずつの高等部分校を新設する方針を明らかにした。特に浜松市内の設置場所について高橋和彦特別支援教育課長は「2023年度中か、遅くとも24年度には決定したい」と述べた。  同計画は、知的障害を対象とする既存の特別支援学校が児童生徒数の増加で狭隘(きょうあい)化していることを踏まえ、計画後期(22~26年度)に本校1校の新設と、高等部分校5校の新設または定員増を行うとした。このうち浜松地区は分校3校分の対応を予定している。  同委員会で県教委は、浜松地区のうち浜

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  • 東伊豆町「小中一貫校1校に」 町教委に答申 熱川小か熱川中が適地

     東伊豆町の小中学校の再編を検討してきた町学校教育環境整備委員会は15日、現在の小中4校について「小中一貫校1校が望ましい」とする答申を町教委に提出した。町は元々一貫校2校とする構想だったが、予想を上回る急速な少子化で再検討を余儀なくされていた。  答申は出生数の急減を念頭に「早急な統合が望まれる」と強調。その上で、通学距離などを考慮し現在の熱川小か熱川中が適地とした。早期の設立が困難ならば、中学校の先行統合も視野に入れるよう添えた。  同町では2019年度に43人だった出生数が21年度には20人に急減した。22年4月に整備委を設け、保護者代表や学校関係者ら19人が10回の会合で答申をまとめた

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  • 将来の学校施設 整備構想案を提示 浜松市の教育会議

     浜松市は15日、鈴木康友市長と教育委員が直接協議する市総合教育会議を市役所で開き、「新しい時代の学びを実現する学校施設の在り方」などをテーマに議論した。市教委側は、将来の学校施設整備に関する基本構想の骨子案や、整備する学校施設空間の「標準モデル」案を示した。  骨子案では、学校の基本的な考え方として①児童や生徒の学習・生活の場②地域の共生の場③教職員の働く場―を3本柱に据えた。80年間の使用、社会の変化に対応可能な施設整備を前提にする。  「標準モデル」案は改築・改修に要する多大なコストや少子化を見据えて策定した。普通教室や職員室などの「教育専用施設部分」、運動場や図書室、体育館などの地域と

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  • ICT活用 課題を議論 浜松で「移動教育委員会」

     浜松市教委はこのほど、東区役所で「移動教育委員会」を開いた。「ICT(情報通信技術)を活用した教育の現状と今後について」をテーマに、宮崎正教育長や市教育委員、保護者、教諭らが意見を交わした。  議論に先立ち、市教委の担当者が「GIGAスクール構想」に基づく児童、生徒向けタブレット端末の導入状況や1人1台のメリットを生かした授業展開などを説明した。保護者からは「オンラインの活用に学校間で差がある」といった指摘が出た。不登校や校内適応指導教室に通う子ども向けのオンライン学習の導入、利用した場合の成績評価への反映実現を求める意見もあった。教諭の1人は、授業で対面とオンラインを並行してこなす難しさな

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  • 給食で「するが牛」提供 静岡市の児童生徒 地元自慢の味堪能

     静岡市産の食材を使った特別メニューを提供する「わくわく給食」が8~15日、市内の公立小中120校で行われている。県の品評会で最優秀賞を受賞したブランド牛「するが牛」を使ったのり巻き約5万食分が、児童、生徒らに振る舞われる。  「給食を通じて地元に愛着を持ってもらえたら」という同市の取り組み。するが牛の育成施設が学区内にある葵区の水見色小では14日、児童3人が生産者の勝山佳紀さん(50)や教諭らと、細く切ったするが牛を具にしたのり巻きをおいしそうに頬張った。  「どんな調理の仕方で出されるか興味があった。貴重な経験をした」と勝山さん。娘で同校2年の翠夏(すいな)ちゃんは「この日を楽しみにしてい

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  • 11メートルのXマスツリー輝く 浜松・聖隷学園

     浜松市北区の聖隷学園は13日、同区三方原町の聖隷クリストファー大で高さ約11メートルのクリスマスツリーの点火祭を開いた。大学の5号館前の庭にそびえるヒマラヤスギに飾り付けられたおよそ1万個のLED電球が輝きを放ち、クリスマスシーズンの訪れを告げた。  点灯前に行った礼拝では、聖書の朗読や聖隷クリストファー中・高ハンドベル部による演奏、聖隷クリストファー小児童による賛美歌の合唱などが行われた。電球と星形の装飾に明かりがともると、会場から「メリークリスマス」などと歓声が上がり、訪れた児童生徒、学生らが写真撮影を楽しんだ。クリスマスツリーの点灯時間は午後4~9時。2023年1月6日まで。

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  • インフルで学級閉鎖 磐田の小学校 静岡県内2例目

     静岡県は14日、磐田市の小学校1施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が9人確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。  県内の学級閉鎖は今シーズン2例目。県内139の定点医療機関における直近1週間(11月28日~12月4日)の平均患者数は0・12人で、シーズンの起点となる9月以降、最も高い。一方で流行期入りの目安である1人からは開きがある。

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  • 体験活動で自立支援 不登校の児童生徒受け入れ 静岡県立三ケ日青年の家 

     浜松市北区三ケ日町の県立三ケ日青年の家が本年度から、不登校の児童生徒を対象にした支援活動に取り組んでいる。学校に通えなくなった子どもの居場所をつくるとともに、自然体験などを通じて自己肯定感やコミュニケーション能力を高め、学校復帰や社会的自立を支えていく。  「ウナギは見たことがあります」。13日、小学校高学年の男子児童が、同施設で浜名湖の生き物についての環境学習に臨んだ。児童は10月中旬から週2日のペースで同施設に通っている。座学だけでなく、手こぎボートや釣りなどの海洋体験、卓球、粘土細工などにも取り組んできた。  子ども1人につき、所員と地域ボランティアの2人以上で指導に当たる。運動や工作

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  • 生まれつき敏感、繊細 HSC・HSPを知って 静岡の漆畑さん、長男体験きっかけに仲間と啓発

     生まれつき人の気持ちや環境に敏感で繊細な子ども「HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)」や成人「HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)」がいることを知ってほしい-。静岡市葵区の漆畑智子さん(42)が、仲間と啓発活動に取り組んでいる。自身の体験も伝えながら、「当事者や周囲が生きやすくなるように」と理解を求める。  HSC・HSPは米国の心理学者アーロン博士が提唱した概念で、5人に1人の割合でいると言われる。深く考え、過剰に刺激を受けやすいなどの性質を持つ。刺激の多い学校では、生徒同士の悪口や教員の大声などが過剰刺激となり、不登校になることもある。  漆畑さんが概念を知ったのは長男(1

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  • 新県立図書館 木材500立方メートル利用へ 静岡県教委、総事業費12億円増見込み

     静岡県教委は13日までに、JR東静岡駅南口に移転整備する新県立中央図書館を巡り、木材利用量500立方メートルを目指す方向で調整に入った。概算総事業費は想定の180億円から、約12億円増額の192億円となる見込み。脱炭素社会の実現や林業振興のため、県産木材の積極利用を求めた木材関係団体の要望などを受け、県が定めた公共施設の木材利用基準に対し2・5倍の利用量を設定した。  新図書館の延べ床面積は1万9600平方メートルで、県基準に照らすと木材利用量の目標値は200立方メートルとされる。県教委はこれに加えて、新たに300立方メートルの木材を活用する新方針を固めた。開会中の県議会12月定例会で説明す

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  • 平日の部活動改革、受け皿づくり活発化 沼津市内でクラブ・団体設立の動き

     沼津市の市立中学校は2023年度から、平日の部活動を週3日間、午後5時までとする取り組みを始める。国は25年度までに、少子化や教員の負担軽減を目的に休日の部活動を地域に移行する方向性を示していて、同市は先行的に平日の部活動改革にも乗り出す。学校側に呼応して、市内では今後の生徒の受け皿となるクラブや団体の設立の動きが活発化している。  11月中旬、沼津市の沢田小で開かれた学童野球9チームの合同練習会に、23年春の始動を目指す沼津中学軟式野球クラブ「沼津フェニックス」の内村義則代表の姿があった。内村代表が練習会を訪れた保護者に、新たなクラブの参加者募集のチラシを手渡すと、保護者からは活動時間や費

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  • 伊東商3年グループに優秀賞 ヤングケアラー支援策を発表 全国高校生ビジネスプランコンテスト

     伊東商高3年生のグループが11日、オンラインで行われた「全国高校生ビジネスプランコンテスト」(日本経済大主催)の本選で最優秀に次ぐ優秀賞に輝いた。ヤングケアラー(家族の世話や家事を大人に代わって担う子ども)をテーマに、課題解決に向けた支援策を発表した。  コンテストには556案の応募があり、予選を通過した8チームと海外学生2チームが本選に臨んだ。同校からはエントリーした2班のうち1班が本選に進んだ。日吉陽香さん、伊藤優希さん、横山亜紀さん、土屋黎緒さんのメンバー4人が同校で発表を行った。  「自分の時間がとれない」「勉強や宿題をする時間がない」といった問題を抱えるヤングケアラーの現状を踏まえ

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  • 清水南1.18倍 浜松西2.70倍 公立高中等部志願状況

     静岡県教委と沼津市教委は13日、県立清水南高と同浜松西高、沼津市立高の各中等部について、2023年度入学者選抜の志願状況を発表した。  清水南は募集定員105人に対し志願者は124人で倍率は1・18倍だった。浜松西は募集定員140人に対し志願者数は378人で倍率は2・70倍。沼津市立は募集定員80人に対し100人の志願があり、倍率は1・25倍だった。  清水南と浜松西は35人学級の導入で定員が減った一方、志願者数が増えたため前年度より倍率が高くなった。清水南は3年ぶりに倍率が1倍を超えた。  3校の入学者選抜は、23年1月7日に総合適性検査と作文、8日に面接を行い、18日に選抜結果を郵送で通

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  • 学校給食の黙食 緩和、見直し要望 浜松の保護者有志

     浜松市の保護者有志でつくる団体が13日、学校給食での「黙食」の緩和、見直しを求める要望書を884筆の署名を添えて鈴木康友市長と宮崎正教育長宛てに提出した。  要望書は学校給食について「好ましい人間関係を深め、豊かな人間性を育む心の健康づくりに大切な役割を果たしていく」と指摘。新型コロナウイルスの感染防止対策で行われてきた黙食の緩和、見直しを求めている。中橋辰也代表らが、中区の市教委で田中孝太郎学校教育部長に要望書などを手渡した。市教委側は国の方針に合わせ、適切な対策の下であれば会話も可能としていることなどを説明した。

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  • 給食のオーガニック化を 浜松の団体 市長に宣言提案

     浜松市はこのほど、鈴木康友市長と市民が昼食を取りながら懇談する「チャット!やらまいか」を市役所で開いた。市内などで種を守る活動に取り組む任意団体「はままつ種ねっとわーく」の川田忍代表らが学校給食のオーガニック化や、地域ぐるみで有機農業に取り組む市町村を支援する国の制度「オーガニックビレッジ宣言」を行うよう提案した。  川田代表のほかに参加したのは各団体で食や健康などの活動に取り組む男女3人。「ヘチマおじさん」として啓発活動を行っている川田代表はオーガニック給食を取り入れた保育園などでの実績を紹介し「一度に全てをオーガニック食材に変えるのではなく、部分的でも子供の食の意識は変わる。子供の未来を

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  • モンゴル高校生 静岡県内で交流 ドルノゴビ県から3年ぶり訪問団

     静岡県と友好協定を結ぶモンゴル・ドルノゴビ県などの高校生訪問団が、3年ぶりに静岡県を訪問している。13日には生徒39人が県庁に池上重弘県教育長を訪ねたほか、静岡城北高(静岡市葵区)で県内の高校生と交流した。訪問団は19日まで日本に滞在し、県立高や県有施設を巡る予定。  県庁を訪れた訪問団を、池上教育長は「本県の自然や文化を堪能し、多くの友人をつくってほしい」と歓迎した。訪問団代表として日本語教師ボロルエルデネ・ノミンゲレルさん(23)が「日本に来て、日本の皆さんが素晴らしい心の持ち主だと実感している」とあいさつした。  高校3年生のラフガジャルガル・ジャブハランさん(17)は「(日本とモンゴ

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  • 優れた科学研究たたえる 富士市教委、小中生に戸塚賞

     富士市教育委員会は10日、小中学生の優れた研究に贈る「戸塚洋二奨励賞」の表彰式を同市の富士川楽座内「戸塚洋二ニュートリノ館」で行った。同市名誉市民で物理学者の故戸塚洋二さんの偉業をたたえ、未来の科学者輩出を願う賞。小学生124点、中学生71点の研究から選んだ。  2年連続で同奨励賞相当と評価され、同特別賞を受けた渡辺葵さん(広見小6)は、土砂災害が起こる状況を自作のモデルで実験した。さまざまな条件を試した取り組みを発表し「土の粒子と粒子の隙間にどれだけ水が入り込むかによって崩れ方が変わる」と報告した。  同奨励賞の菅原まどかさん(岩松北小5)は植物ごとの気孔の違いを整理。山本稜馬さん(岩松中

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  • 3部門18人、10校表彰 しずおか新聞感想文コンクール

     しずおか新聞感想文コンクール(静岡新聞社・静岡放送主催)の表彰式が10日、静岡市駿河区登呂の静岡 新聞放送会館で開かれた。小中高の3部門で入賞した18人と10校を表彰した。  本年度の応募数は6310点。最優秀賞の礒部葵衣さん(掛川市立第二小6年)、小野拓美さん(静岡大付属静岡中1年)ら各受賞者に、静新会の内浦正夫会長、池上重弘県教育長らが賞状や盾を手渡した。  受賞者の作品はロシアのウクライナ侵攻や新型コロナ禍、地球温暖化などをテーマに、自身の体験を交えながら意見や考えを主張した。審査員長の柴雅房県立中央図書館長は「疑問は納得できるまで調べ、さまざまな体験をすることで本当の知識になる。受賞

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  • プログラミング「桃鉄」で学ぶ 富士二小児童、独自ルートを作成

     富士市の「eスポーツ推進基礎調査事業」モデル校に指定されている富士二小4年生93人は8日、人気ゲーム「桃太郎電鉄」を使った地域発見型プログラミング教室を受講し、自らの手でゲームの世界を構築した。市は10月から実施した授業の成果と課題を調べ、活用策を検討する。  授業には、全国を巡って資金を競うすごろくゲームを題材に、プログラミング言語「スクラッチ」で独自のルートを作成できる教材を使った。  児童は10月から、さいころの数字を表示させる乱数の概念などを学習してきた。同日は2、3人チームで1マスずつ担当し、マスに止まると中身が表示される仕組みを入力した。資金を減らす貧乏神「ボンビー」の登場音や画

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  • 盛況「袋商ショップ」 20回記念のツナ缶も販売 11日まで

     袋井市の袋井商高で10日、全校挙げて取り組む販売実習「袋商ショップ」が始まった。20回目の今年は、3年ぶりに一般客の受け入れを再開。新たな試みにも挑戦し、社訓の“おもてなしの心”で来場者を迎えている。11日まで。  クラスごとに店舗を設け、農産品や海産物、衣料品、自動車などを取り扱う。商品は地元事業者など29社から仕入れた。20回を記念して生徒が考案したオリジナルデザインのツナ缶も100個限定で販売している。  茶道部のお点前披露や、同校と袋井特別支援学校の生徒の作品展示も実施した。初日から地域住民や生徒の保護者、近隣市町の中学生らでにぎわった。  実践の中で経営や販

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  • 特殊詐欺加担防止へ「後悔の証言」生かす 静岡県警、摘発少年インタビュー放映

     静岡県内で特殊詐欺に加担して摘発される少年が増加する中、静岡県警は少年院や学校などと連携し、加担した少年たちの後悔の思いや被害者の声などの資料を活用した非行防止教育に取り組んでいる。「一度足を踏み入れると逃げられない」「加害者、被害者の双方の人生を壊す」などと特殊詐欺の恐ろしさを伝え、加担防止につなげる。  「先輩に財布を取られて、身分証も全部取られていたのでやめられなかった」。11月30日に静岡市葵区の少年院「駿府学園」で開かれた非行防止教室。特殊詐欺に関与した少年たちのインタビューが放映された。勧誘役だった少年は、受け子の少年たちを「使い捨ての金稼ぎの道具」と見ていた非情な現実を証言。参

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  • 27年度開校の新特支校用地 磐田市、旧豊田北部小を提案へ

     磐田市は9日までに、静岡県教委が県西部で2027年4月の開校を目指している新たな県立特別支援学校の用地として、同市加茂の旧豊田北部小を提案する方向で調整に入った。地元の理解を得た上で、年内にも県教委に提案する方針。  豊田北部小は21年度、「ながふじ学府小中一体校」として開校した豊田中との一体型校舎に移転した。旧校舎や体育館には現在、市がコロナワクチン接種センターや担当部署を置き、集団接種に活用している。  県西部の特別支援学校を巡っては、袋井、浜北、浜松の3校などで児童生徒数が増加し、施設が手狭になっている。そのため、県教委は中東遠地区か浜松地区のどちらかに本校1校を新設する方針を示してい

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  • 発酵健幸弁当いかが 磐田農高食品研究部×知久屋(浜松)、軽トラ市で販売

     磐田市中泉の磐田農業高食品研究部は、総菜・弁当販売の知久屋(浜松市西区)と共同で、独自の野菜発酵食「糀(こうじ)ベジあん」を味付けに使った弁当の開発に取り組んでいる。第1弾として、磐田産の野菜などを使った「野菜いっぱいの発酵健幸弁当」が完成。11日にJR磐田駅北口のジュビロードで開かれる軽トラック市で販売する。  糀ベジあんは、通常は廃棄処分されている野菜の残渣(ざんさ)や規格外野菜を米こうじで発酵させ、ペースト状にした「サステナブル(持続可能な)食品」。発酵過程で甘みが出ることを生かし、これまでにサツマイモなどのベジあんのプリンを商品化した。  今回の弁当は12種類の野菜を使い、メインのき

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  • 新特別支援学校 27年度開校方針 静岡県教育長「磐田で調整」

     池上重弘静岡県教育長は8日、県西部に新設予定の県立特別支援学校の本校について「2027年4月の開校を目指し、設置場所の最終調整を進めている」と明らかにした。同日開かれた県議会12月定例会一般質問で、自民改革会議の野崎正蔵氏(磐田市)の質問に答えた。野崎氏が求めた磐田市内への設置については「(既設校の)課題解消につながる適地」との認識を示し、「現在、市が地元理解を得る説明会を行っている」と説明した。  県教委は3月、県立特別支援学校施設整備計画の後期期間(22~26年度)の整備箇所として、中東遠地区か浜松地区のどちらかに本校1校を新設する方針を決めた。両地区では知的障害を対象とする袋井、浜北、

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  • PTAどう変える?⑥ しずしんニュースキュレーター/読者の意見【賛否万論】

     「PTA どう変える?」をテーマにした読者投稿の紹介は今回で最後となります。役員経験者からは「やって良かった」「達成感でいっぱいになった」という声のほか、保護者の負担軽減につながるアイデアも寄せられました。「代行サービスに依頼するなどもってのほか」という意見も届いています。 読者 島田市立六合東小学校PTA会長・島田慎太郎さん  中学生と小学生の2人の子がいる父親です。今までは仕事第一主義で、子どものことはほとんど妻に任せきりでした。そんな時に声を掛けていただき、本年度PTA会長を務めています。どんな学校行事があるのか、PTAが何をするか分からない状態からのスタートでした。  新型コロナの

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  • 部活指導員新たに150人確保へ 静岡市総合教育会議、2026年度までの目標提示

     静岡市総合教育会議は8日、2022年度第2回会合を市役所静岡庁舎で開いた。23年度に開始するエリア制と地域指導員の導入を主軸とした中学部活動改革「シズカツ」について、改革が完了する30年度に向けたロードマップを示し26年度までに新たに指導員150人を確保する数値目標を掲げた。  田辺信宏市長と赤堀文宣教育長ら教育委員が運営体制などを協議した。会合では市教委内の事務局がシズカツ参加者や指導員からの相談対応、情報共有や業務管理を担当し、指導員をサポートする複数体制を整備するとした。参加費の将来的な公費負担の可能性について検討を求める声も上がった。  認定研修を通じてライセンスを付与することになる

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  • 湖西市長「学校統廃合は必要」 検討中の北部3小中について答弁

     湖西市の影山剛士市長は8日、市議会12月定例会一般質問で、市北部地域で検討している市立小中学校3校の統廃合について「子どもたちの教育環境を第一に考えて統廃合は必要」と見解を示した。  統廃合の検討を「いつまでもやっていいわけではない。具体的なスケジュール感を持って、手遅れになる前にやらないといけない」と述べた。市教委が5月から複数回開いてきた住民との意見交換会にも今後参加し、方針を説明する意向を示した。学校の跡地活用の必要性にも言及した。  一方、住民との意見交換を続けている途中のため、渡辺宜宏教育長は「具体的なことは決まっていない」との認識も示した。有識者らでつくる学校教育施設適正化検討委

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  • 給食費据え置き方針 富士宮市長答弁 上昇分は市が補塡

     富士宮市の須藤秀忠市長は8日の市議会11月定例会一般質問で、物価高騰の影響を受ける小中学校の給食食材費について、2023年度も上昇分を市が補塡(ほてん)し、給食費を据え置く方針を示した。村瀬旬氏(至誠)への答弁。  市は22年度、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して、2学期分から上昇分の食材費を補塡している。須藤市長は答弁で国からの交付金などがない場合にも、市単独事業として継続する考えを示した。市は小中学校のほか公立保育園でも補塡を継続し、保護者の負担軽減を図る方針。  同日は臼井由紀子(富岳会)、若林志津子(日本共産党議員団)、仲亀恭平(育成)、松永孝男(同)の各氏

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  • 川根本町長が教育支援要望 永岡文科相と面会

     川根本町の薗田靖邦町長は6日、文部科学省で永岡桂子文科相と面会し、2024年春に開校する予定の義務教育学校2校への支援などを要望した。  小中学生に1人1台の情報端末を配備する「GIGAスクール構想」の推進に必要な財政支援を求めた。24年度末に終了する県立川根高への地方創生交付金の延長も訴えた。  要望は冒頭を除き非公開。永岡氏は「できる支援は行っていく」と応じたという。薗田町長は終了後の取材に「小規模自治体の教育を推進し、ICT教育の充実も図っていきたい」と述べた。  自民党の井林辰憲氏(衆院静岡2区)が同席した。  薗田町長は農林水産省と国土交通省も訪ね、9月の台風15号で被害を受けた林

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  • 伊東商高、レトルト食品開発へ 来春統合、新高校の第1弾商品に

     伊東商高フロンティア部の1年生4人が県内でスーパーを展開する田子重(焼津市)と協同し、レトルト食品の開発を始めた。来年4月の統合で開校する伊豆伊東高として第1弾の商品になる企画で、生徒は「先輩の意志を受け継いだ商品を生み出したい」と意気込む。  新商品は来年4月の販売開始が目標。このほどオンラインで行った打ち合わせで、同社や商品開発に携わる石田缶詰(焼津市)の関係者と方向性を話し合った。  伊東商高生徒と地元産のトマト「アイランドルビー」を使ったケチャップを開発した、伊東市の飲食店「ごはん酒菜 そのに」の太田真矢店主の協力で開発を進めている。  同部では昨年、ニューサマーオレンジを使った菓子

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  • 障害者の雇用拡大 静岡県教委事務局に支援拠点設置へ 教育部長答弁

     水口秀樹教育部長は、障害者雇用率の向上に向け、静岡県教委事務局に障害のある職員が支援を受けながら働けるワークステーションを設置する方針を示した。伊丹氏への答弁。  教育総務課によると、ワークステーションは知事部局で既に導入されている制度で、会計年度任用職員として採用された障害者が、支援を行う指導員と共に事務処理などの作業を担う。県教委はこの取り組みをモデルに、事務局の各課で切り出せる業務を検討しているという。  同課によると、政令市を除く市町立学校と県立学校、事務局を合わせた障害者雇用率は6月1日時点で1・83%。障害者雇用促進法に基づく法定雇用率2・5%を0・67ポイント下回った。教員や事

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  • いじめ対策へ研修会 浜松市教委 基本方針改定の要点学ぶ

     浜松市教育委員会は6日、市立学校のいじめ対策を担ういじめ対策コーディネーター向け研修を北区の市教育会館で開いた。約150人が参加し、市が9月に改定したいじめ防止基本方針の要点や、本年度中に全校で完了させる学校基本方針見直しの要領を学んだ。  常葉大教育学部の太田正義准教授が国の定義に沿ったいじめの認知、重大化させない組織的対応などを解説した。被害相談がない、当事者に悪意がない、といった場合でも被害者が強いストレスを抱えていることがあるとして、認知し対応する重要性を強調した。グループ討議では各校の方針見直しの状況について意見交換した。  市教委はいじめ問題の再調査に当たった第三者委員から、調査

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  • 無線LAN機器 小中学校で更新 富士宮市教委計画

     富士宮市教委は6日の市議会11月定例会一般質問で、小中学校の無線LAN環境改善に向け、市内すべての機器の入れ替えを計画していることを明らかにした。望月則男氏(富岳会)への答弁。  同市では2021年2月に全小中学校で一人一台端末を配備。大規模校など一部で同時接続時につながりにくくなるなどの課題があった。業者によるアセスメントでアクセスポイントの改善が求められたことから市教委は全小中学校で機器の入れ替えを計画した。小学校は22年度中、中学校は23年度中の完了を予定しているとした。  同日の一般質問には植松健一(至誠)、諏訪部孝敏(育成)、細沢覚(同)、船山恵子(富岳会)の各氏も登壇した。

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  • 法教育推進へ静岡県弁護士会と協定 沼津市教委

     沼津市教委と県弁護士会(伊豆田悦義会長)はこのほど、子どもたちが法や司法制度を理解するための法教育の推進に関する協定を締結した。  市役所で行われた締結式で、奥村篤教育長と伊豆田会長が協定書に署名した。2人は「小学生のうちから教育に取り入れ、なぜその法が必要かというところまで知ってほしい」「成人年齢の引き下げもあるので、子どもたちがトラブルに巻き込まれないように啓発したい」と見据えた。

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  • 茶況(12月5日)茶など有機農産物 藤枝市、学校で提供の方針

     藤枝市の北村正平市長はこのほど、市議会11月定例会で、茶をはじめとした有機農産物の消費を学校や保育施設で拡大していく方針を示した。  市は12月から市内6小中学校で、給食時に有機茶の提供を始めた。やかんにティーバッグを入れて抽出する方式で、2月中旬までに計5680包を配布する。  来年度は有機米の導入のほか、保育園に対して有機茶を使用したおやつの提供を計画している。  北村市長は「若い世代をはじめ市民全体に有機農産物への理解を広げ、生産者の意欲向上につなげたい」と述べた。

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  • 飯塚選手が走り方指導 足運びや姿勢 御前崎の中学生学ぶ

     静岡県内ゆかりのスポーツ選手が中学生を指導する「ドリカムスタート事業」(静岡県主催)が3日、御前崎市池新田の浜岡総合運動場で行われた。同市出身の陸上選手で五輪3大会に出場した飯塚翔太選手(31)=ミズノ=が、小笠地区の中学生ら約90人に走り方を手ほどきした。  飯塚選手は基本的なストレッチやトレーニングを紹介した。自ら実践してお手本を示しつつ、走る際の適切な足運びや姿勢などを丁寧に教えた。  参加した掛川西中2年の横溝大貴さん(14)は「説明がとても分かりやすく、学びがたくさんあった。普段の練習に生かして来季にいい結果を残したい」と語った。

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  • 台風浸水も迅速対応 静岡農業高栽培8品目 静岡県版GAP取得

     静岡農業高(静岡市葵区)環境科学科の1年生がこのほど、校内で栽培する8品目全てで農産物の安全性を示す静岡県独自の認証「静岡県版GAP(ギャップ)」を取得した。9月の台風による浸水被害に対応しつつ、認証付きの秋冬野菜の収穫を進めている。  県版GAPは生産履歴の記録や保管、廃棄物の衛生管理といった、各種農作業の工程に関する約80の基準項目を満たすことで取得できる。  同科は2021年、「農業と環境」の授業で小玉スイカ、枝豆、スイートコーンの3品目で県版GAPを取得した。22年はキャベツ、ブロッコリー、白菜、大根、レタスの5品目で挑戦。朝のほ場観察や授業中での記録を通して、施肥や清掃などの各工程

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  • 中等部併設高 2023年度定員発表 静岡県教委

     静岡県教委は2日、中等部を併設する県内の公立高3校について、2023年度入学者選抜の定員を発表した。  中等部からの入学予定者を除く定員は、清水南普通科15人(中等部からの進学予定者を含む定員は120人)、同芸術科34人(同40人)、浜松西普通科86人(同240人)、市立沼津普通科133人(同200人)。

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  • PTAどう変える?⑤ しずしんニュースキュレーター/読者の意見【賛否万論】

     「みんながネガティブに向き合っている活動を一度リセットしたい」「断捨離やスリム化を進めよう」。半強制的な活動となっているPTAに対し、保護者からはこんな声が届いています。「嫌々活動している親の姿を、子どもに見せるのはよくない」という意見も少なくありません。煙たがられるPTAから、多くの保護者が積極的に関わろうとするPTAへ。変わっていくことはできるでしょうか。 戦後発足、目的は果たされた/おやじの会は積極的/保護者同士つながる場に   キュレーター 江口裕司さん(三島市) 製造会社で米国勤務後、設計、製造、調達、翻訳、社内教育など多様な業務に携わり定年退職。現在、求職活動

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  • 「いじめ重大事態」評価差異 浜松市教委と小中校現場

     浜松市教委は30日、小中学校から報告されるいじめ重大事態の件数に、いじめ防止対策推進法の定義と異なる案件が多数含まれていたため、10月から報告の様式を改善したと発表した。過去5年間に学校が市教委へ報告した重大事態が57件だったのに対し、市教委が定義に沿って認定したのは18件だった。  重大事態の認識で、市教委と学校現場で差異が生じていたことについて、田中孝太郎学校教育部長は「誤解を招く恐れがあり、不適切だった」などと述べた。県や国への報告には市教委の認定数を使用していたため、統計の修正が必要な状況ではないという。  学校が市教委に毎月提出するいじめ認知報告書に、重大事態に該当するかの記載項目

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  • 2年8カ月ぶり インフルエンザで学級閉鎖 静岡県が注意喚起

     静岡県は30日、県内で2年8カ月ぶりにインフルエンザによる学級閉鎖が報告されたと発表した。学級閉鎖が確認されたシーズンはここ数年、年末年始に注意報レベルまで感染が広がったとし、「大流行にならないよう感染対策を」と注意喚起した。  県感染症対策課によると、報告されたのは静岡市駿河区の高校の1学級。在籍者39人うちインフルエンザ陽性者または同症状が認められた生徒が計10人確認された。新型コロナウイルス感染者や濃厚接触者は含まれていないという。30日まで3日間閉鎖した。  インフルエンザは新型コロナ対策が徹底された2020年以降、発生数が激減した。今季は南半球で流行したことに加え、日本国内への入国

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  • よく知らない、処理が面倒...未利用魚を学校給食に 西伊豆の直売所「食料問題知って」

     知名度の低さや処理にかかる手間が理由で市場に出回らない「未利用魚」「低利用魚」を、西伊豆町仁科の産地直売所「はんばた市場」が、地元小中学校の給食メニューの食材として提供を始めた。「もったいない」を合言葉に認知度を向上させ、消費拡大に努める。  10月下旬、西伊豆町宇久須の賀茂小などでブダイを使った竜田揚げが提供された。ブダイは海中に海藻がなくなる「磯焼け」の原因とされるものの、あまりなじみがなく食べられていないという。栄養教諭の水口朋美さん(41)は「地元の魚を知ってもらう良い機会。社会問題についても考えるきっかけになる」と話す。初めて食べる児童も「歯ごたえがいい」「あっさりしていておいしい

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  • 高校生読書感想文 入賞24人に表彰状 静岡県庁

     静岡県高校図書館研究会(会長・国川淳子藤枝西高校長)は、県内の高校生を対象にした県青少年読書感想文コンクール高校の部の表彰式を県庁で行った。最優秀賞に選ばれた韮山高1年加藤舞さん、不二聖心女子学院高1年沓間あん有さんをはじめ入賞者計24人に表彰状を手渡した。  課題図書と自由図書の2部門で、県内78校から計2万9196点の応募があった。最優秀賞以外の入賞者は次の通り。  優秀賞 猿谷友琉(御殿場1)多々良和奏(富士2)濁沢美羽(静岡東2)石川珠英瑠(静岡雙葉2)石井元太(富士2)大竹心春(浜松西2)松本ひなた(清水東1)▽優良賞 西郷遙香(浜松学芸1)安来雁如(浜松市立3)菊地帆乃花(藤枝東

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  • いじめ「重大事態」なし 下田市対策会議、発生状況を確認

     2022年度の下田市いじめ問題対策連絡協議会と市いじめ問題対策専門委員会の合同会議が28日、同市の道の駅開国下田みなとで開かれた。事務局の市教委はいじめの「重大事態」は発生していないとの状況を説明した。  市教委は同年度は10月末までに、小学校で82件(前年度比14件減)、中学校で17件(同28件減)のいじめを把握していると報告した。小学校は解消済みが39件(同21件減)、中学校は0件(同12件減)。件数は減少傾向にあるものの解消案件も減っている点については、安易に解消とせず丁寧な見守りを続けている結果と強調した。  一方、スマートフォンを使った「ネットいじめ」や、感情を制御できずに衝動的に

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  • 高校生が掛川文学賞選考 議論重ね「共感できる作品」 「りぼんちゃん」(村上雅郁著)

     掛川市民の推薦図書5冊から高校生が最も共感を得た作品を選ぶ「掛川文学賞」の選考会議がこのほど、中央図書館で開かれ、村上雅郁さん著「りぼんちゃん」(フレーベル館)に決まった。2023年1月に村上さんを市内に招いてイベントを開く。  高校生の選考委員が集まり、多数決ではなく議論を重ねて決めた。進行役の杉田和弥さん=掛川工2年=らは選んだ理由を「表紙の印象と内容が違うのでおもしろい」「主人公が感情を整理するときに物語の中に入って考えるのでわかりやすい」などと発表した。  村上さんは「この度はありがとうございます。ぼくの作品が今を生きる高校生のみなさんの心に届いたのだという事実に励まされる思いでいま

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  • 適正規模6~8学級「限界」 静岡県立高検討委、PTが報告

     静岡県立高の再編案を含む第3次長期計画を再検討する「県立高の在り方検討委員会」(委員長・村山功静岡大教授)は25日、第2回会合を県庁で開いた。検討委内に設置したプロジェクトチーム(PT)の委員が議論の状況を報告した。現行計画が1学年6~8学級と定めた適正規模を「限界であり見直す必要がある」として、地域の実情に応じた弾力的な取り扱いなどを提案した。  PTは検討委の委員10人中3人と県立高校長や有識者の計6人で組織し、10~11月に非公開で会合を開いた。少子化の進行で適正規模を下回る学校が増えている傾向や、地域により状況が異なることを踏まえ、適正規模を下限のみ設定する方法や、35人学級導入に向

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  • 社説(11月26日)デジタル教科書 運用の環境整備怠るな

     全国の小中学生に1人1台の情報端末を配備する国の「GIGA(ギガ)スクール構想」が本格的な実践段階を迎え、2024年度から「デジタル教科書」が全小中学校の小5~中3の英語で先行導入される。25年度には算数・数学にも広げる方針だ。  パソコンやタブレット端末に表示するデジタル教科書は、動画や音声の利用、文字や図表の拡大など、新たな時代の教材として多くの長所がある。同時に手間をかけて調べることがおろそかになったり、教育現場の対応力にばらつきが出たりするなどの懸念や課題も指摘されている。効果的な運用のための環境整備を怠ってはならない。  デジタル教科書は法改正により19年4月以降、学校側の判断で正

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  • 再生プラ素材でサッカーボール、児童ら組み立て 浜松・中部日本プラスチック

     子どもの教育充実や廃棄物削減を掲げるSDGs(持続可能な開発目標)に呼応し、再生プラスチックを使い開発された組み立て式のサッカーボールがある。素材の一部を提供する中部日本プラスチック(浜松市東区)が寄贈活動と同時に、自社のエコ教育教室でこのボールを使った体験ワークショップを始めた。雪下真希子社長は「楽しみながらリサイクルやエコを学ぶきっかけになれば」と期待する。  名称は「マイフットボールキット」。3種類約50個のパーツを組み立てることで、直径約20センチの球体を完成させる。スポーツメーカーの「モルテン」(広島市)などが開発し、蹴り心地にもこだわったという。  一般発売はなく、取り組みに賛同

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  • 強要容疑で逮捕の男 伊豆の国市立中学教諭 市教委が公表

     伊豆の国市教委は24日、伊東市内で男性を脅迫し謝罪させるなどしたとして、23日に強要容疑で伊東署に逮捕された男が伊豆の国市立中教諭だと明らかにした。政令市を除く静岡県内公立学校の教職員の逮捕は、2022年度に入り6人目。  逮捕されたのは伊東市和田1丁目の男(25)。逮捕容疑は8月中旬ごろ、同市の自称左官の男(25)=強要と傷害容疑で逮捕=と共謀し、市内で東京都の男性会社役員(25)を脅迫して必要のない謝罪をさせた疑い。同署によると、容疑者は被害者とトラブルになった際、被害者が録音していたデータの削除を要求するなどしたという。  伊豆の国市教委は容疑者の勤務校を明らかにしていないが「生徒と保

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  • 賀茂、7割が地区内進学希望 高校再編協議会 3月にも「方向性」

     静岡県教委は24日、静岡県立高再編案を盛り込んだ第3次長期計画(2018~28年度)の再検討に向けて賀茂地区に設置した地域協議会の第2回会合を下田市の県下田総合庁舎で開いた。首長や教育関係者ら委員に中学生と保護者の約7割が賀茂地区内への進学を希望しているとの調査結果を示した。池上重弘教育長は「来年3月には第3回の会合で方向性のようなものを議論できると思う」と述べた。  調査は9月から10月にかけ中学2、3年生194人、保護者169人から回答を得た。生徒の高校の選択基準は「通学のしやすさ」が最多で3割超。学校規模については、過度な少人数では競争機会が失われることなどから一定規模が求められている

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  • 静岡県内企業を紹介 静岡新聞社が冊子発行、県教委へ寄贈 高校生のキャリア教育に

     静岡新聞社は22日、静岡県内の高校生に向けた地元企業のガイドブック「Futureしずおか」を県教委に寄贈した。  冊子はA4判116ページ。県内の企業や大学など約60団体の協力を受け、仕事の内容や若手社員からのメッセージを掲載している。冊子には高校生のキャリア教育に使えるワークシートを新たに導入し、自分自身の個性を省みたり、人生の目標を考えたりできるようにした。約4万部を発行し、県内の公立高、私立高の約140校で2年生を対象に配布する。  冊子を受け取った池上重弘教育長は「企業の仕事が視覚的に分かりやすい。県内の若者の活躍が伝わり、にこやかな気持ちになった」と話した。

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  • 静岡県内いじめ増 交信で誤解招きやすく 小中生の情報モラル教育急務

     2020年度以降、小中学校や高校で実施された新学習指導要領は情報活用能力を「学習の基盤」と位置付ける。新型コロナウイルス禍によるオンライン教育の後押しもあって子どもたちが学校や自宅で端末を活用する場面が増えた。静岡県内では21年度、「パソコンや携帯電話で中傷された」といういじめの件数は小中学校とも前年度の倍を超え、情報モラル教育は急務になっている。  言葉の伝え方  静岡大教育学部の塩田真吾准教授(教育工学)はLINEみらい財団と共同で情報モラル教材「GIGAワークブック」を作成した。県内をはじめ全国約30の市町で導入や検討を進めていて、児童生徒の各端末に配置し、授業で活用する自治体もある

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  • 大学推薦入試条件誤認、出願取り下げ 静岡県、科技高元生徒に解決金

     静岡県立科学技術高(静岡市葵区)で2021年、大学の指定校推薦入試の出願条件を学校が誤認し、当時3年生だった元生徒1人の出願を途中で取り下げていたことが22日、分かった。取り下げられた元生徒は進路選択の幅が狭められたとして損害賠償を求めて静岡地裁に提訴。静岡県は22年10月に、専決処分で解決金100万円を支払って和解した。  県は同日の議会運営委員会で、12月1日開会の県議会12月定例会に関連議案を提出すると報告した。  県教委高校教育課によると、同校は21年11月、出願先の大学から2人分の枠で異なる系統の学科を志願するよう条件を示されていたが、誤って同じ系統の学科に2人分の出願をした。大学

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  • 学校の簡単な修繕無償で 沼津の鉄工所SDGs参画 他社に呼びかけ信用向上へ

     鉄骨工事などの影山鉄工所(沼津市西間門、影山彰久社長)は、全国の同業他社と修繕が必要な教育機関とのマッチング事業に乗り出す。鉄工所が小中学校などの施設の簡単な修繕を無償で請け負い、業界と各社の信用度向上を図る。将来的には収益となる仕事につなげ、人材難などに直面する業界の存続を目指す。  修繕を依頼する教育機関と、応じる地元の鉄工所をつなぐ専用アプリを近く立ち上げる。教育現場の充実や企業の成長を示すSDGs(持続可能な開発目標)の一環ととらえ、SDGsを進めたい鉄工所を後押しする。教育機関は小中学校のほか、保育園や幼稚園、高校を想定している。  アプリはITグループ会社のクラフトーチが運営する

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  • 子どもの情報モラル教育急務 身体への悪影響も懸念 NPO法人子どもとメディア・豊泉行男さん

     学校では今、情報モラル教育とともに身体への影響を意識させる啓発活動も盛んに行われている。2020年の新型コロナウイルス禍の一斉休校後を契機に啓発の必要性を実感し、本年度は市内を中心に約40校で啓発授業を行う元校長の豊泉行男さん(NPO法人子どもとメディア)に聞いた。  ―どのような点を意識して児童生徒に伝えているか。  「生活リズムを整えて視力や学力を守るために何ができるか考えようと。この数年で情報端末の利用が日常生活に定着したためか、警鐘を鳴らしても届きにくくなっていて、子ども一人一人が自分ごとと捉える機会があらためて必要だ。訪問する学校との事前打ち合わせでは、テレビも含む端末の動画視聴時

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  • 静岡の小学校 給食に金属片

     静岡市教委は22日、同市清水区の清水岡小で同日提供された給食の中に、長さ約15ミリの細い金属片が混入していたと発表した。児童1人が口に含んだ際に異変を感じ、すぐに出したため健康被害などはないという。  市教委によると、当日の献立のいずれかに混入していたとみられるが、特定には至っていないという。学校併設の調理場で516食を用意したが、ほかに異物混入の報告はなかった。再発防止のため、調理場や食材の納入業者などに対して混入の可能性を調査している。24日から給食の提供再開を予定する。

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  • 小中体育館など利用手続き簡略化 浜松市、23年度本格稼働へ

     浜松市は市民スポーツ団体などの負担軽減や利便性向上に向け、小中学校の体育館やグラウンドを利用する際の手続きのスマート化を図る。市内137小中学校にスマートキーを設置し、ネット予約やキャッシュレス決済のシステムも導入する。市議会11月定例会に上程された11月補正予算案に、関連費用約1億円を計上した。  スマートフォンやパソコンでの施設予約が可能になる上、予約の際に送付された暗証番号をスマートキーに入力するだけで施設の扉などが解錠できるようになる。これまで手書きしていた予約や利用報告、課題だった鍵の受け渡しの手間を省く狙いがある。クレジットカードや口座引き落としでの支払いもでき、将来的にはスマ

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  • 進む教員の自己研さん 不登校対応、特別支援教育… 選択制研修参加で充実

     静岡県総合教育センター(掛川市)が実施する選択制の教員研修の中で、不登校対応や障害のある児童生徒に向けた特別支援教育、ICT(情報通信技術)活用をテーマにした研修の人気が高まっている。学校教育における課題の複雑・多様化が進む中、教員は現場で必要となる資質や能力を身に付けようと励んでいる。  「欠席や遅刻が増えてきた生徒にどのような支援ができるか」-。今夏、同センターで開かれた不登校対応の研修に集まった県内の小中高、特別支援学校の教員約30人が、校内の事例検討会議を想定した演習に臨んだ。  専用シートを活用しながら、生徒の見立てとして家族や学校、地域それぞれに考えられる要因などを議論。学校での

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  • 400人の校歌斉唱、動画に 卒業生も参加、地域みんなで思い出作り 2023年春統合の伊東市立西小

     2023年春の学校統合で127年の歴史に幕を閉じる伊東市立西小で20日、閉校記念動画に使用するための校歌斉唱の撮影が行われた。在校生や卒業生、地域住民ら約400人が参加し、新小学校でも継承される校歌をそれぞれの思いを込めて歌った。  グラウンドに集った参加者は2回、校歌を歌った。記念動画は来年3月18日に予定する閉校式典までに、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開するほか、DVDも制作する計画という。  西、東、旭の市内3小学校は東小を統合先に来年4月、伊東小としてスタートする。3校のルーツに当たる伊東尋常高等小学校(現在の西小)の校歌を引き継ぐ。作詞は同市出身の医学者で文学、芸術の分野でも

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  • へき地教育 課題を共有 東海北陸地区120校 静岡で研究大会

     東海北陸地区のへき地・複式・小規模学校による授業研究大会がこのほど、静岡市内で行われ、約120校が参加した。自然豊かで住民との結びつきが強い一方、子どもの数が少なく、授業で多様な意見に触れにくいといった共通課題を踏まえ、3校が事例発表した。  岐阜県大垣市の時小は異学年の縦割り班を設けて地域探究をし、国語と連動して魅力を文章化する作業をすることで「郷土愛を主体的な学びにつなげた」とした。石川県金沢市の内川小は、児童が幼少期から同じ顔ぶれで言葉が少なくとも意思疎通できる状況を課題とし、オンラインで他校と合同授業を行い、意見交換をすることで語彙(ごい)力を高める試みを紹介した。三重県松阪市の東黒

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  • 静岡大学の将来像は 創立100周年 OBの経営者らが討論

     静岡大の人文社会科学部と理学部の同窓会は19日、両学部の前身である旧制静岡高創立100周年を記念したイベント(静岡新聞社・静岡放送後援)を静岡市駿河区のグランシップで開いた。同大を卒業した経営者や専門家らが、大学の将来像などを題材に討論した。  登壇したのは、石橋秀一ブリヂストン代表執行役GlobalCEO、日色保日本マクドナルド社長兼CEO、須藤修中央大教授、岩田孝仁静岡大防災総合センター特任教授の4人。進行役は日詰一幸静岡大学長が務めた。  石橋氏はAIなどの技術革新について「活用するには教養や美意識といった総合知が必要」と述べ、文理融合型教育の重要性を強調。日色氏は「各学部が連携し、多

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  • 教員不祥事の要因を分析 静岡県教委「学習不足」「衝動」など6類型 研修に活用

     教職員の不祥事根絶に向けた新たな対策として、静岡県教委はこのほど、過去の懲戒処分を分析して不祥事の発生要因の分類をまとめた。児童生徒への性暴力や体罰、飲酒運転、横領などの不祥事の根底に当事者意識の薄さや衝動的な思考があることを示し、教職員一人一人や同僚間での意識啓発に活用する。12月の強化月間に県立学校や市町の教育委員会に資料を配布し、研修の実施を求める。  県教委が新たにまとめた研修資料は、過去約10年間の懲戒処分の事例をさかのぼり、処分を受けた教職員への聞き取り調査から不祥事の要因となった考え方の傾向を分析した。ルールを十分に理解していない「学習不足型」や、自分のいら立ちを児童生徒や同僚

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  • 魅力ある学校づくりへ 小中教頭ら 静岡で研究大会

     東海・北陸地区公立学校教頭会と静岡県公立小中学校教頭会はこのほど、研究大会を静岡市駿河区のグランシップなどで開いた。東海北陸地区7県の副校長や教頭約1300人が参加し、「未来を生きる力を育む魅力ある学校づくり」を主題に各学校の取り組みや課題について情報共有した。  参加者は子どもの発達や教育環境整備、教職員の専門性などをテーマに、6分科会に分かれて協議した。  教育課程に関する分科会では、静岡市葵区の藁科中の前田泰則教頭が登壇し、静岡型小中一貫教育の取り組みを紹介した。地域活性化イベントの実施などに触れ、「9年間の目標を共有するため、グループ校や地域住民と対話する場面を設定し続けることが重要

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  • 校庭のギンナン商品化 静岡・水見色小、小さな“社員”地域のため

     静岡市葵区の中山間地域「オクシズ」の水見色小5、6年生でつくる「MIZUMIかぶしき会社」が、校庭のイチョウの木から採れるギンナンを加工し商品化する取り組みを続けている。6年目を迎え、小さな4人の“社員”は「皆に喜んでもらおう」を合言葉に、互いに意見を出し合いながらさまざまな作業に熱心に取り組んでいる。  子どもたちは、総合的な学習の一環で2017年に活動を開始。本物の会社ではないが、教員らの手助けを受けながら農産物の栽培から商品出荷までを自主的に行う。売り上げは、地区の案内看板やバス停脇へのベンチ設置など、地域貢献活動の資金に活用してきた。  今年のギンナン加工は1

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  • 不登校児支援へ新施設 御殿場市 2024年4月、幼稚園跡地に

     御殿場市は17日までに、不登校の児童生徒と保護者を支援する教育支援センター(仮称)を2024年4月に開設する方針を市議会に示した。幼稚園の跡地を活用してスポーツや体験活動の機会を提供し、子どもの社会性を育み学校復帰を後押しする。  本年度末で閉園する市立原里西幼稚園(同市板妻)の土地建物を活用し、教員免許を持つ活動支援員3人を配置する。10~20人の子どもの受け入れを想定している。  現時点の計画では、開所時間は月~金曜日の午前9時半から午後2時半。学校のような時間割の目安を設けて学習やスポーツ、交流・体験活動の時間を組み込む。  同市では現在、富士山市民のサロン「けやきかん」の適応指導教室

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  • 教職員巡る通報報告 静岡県教委の第三者委が初会合

     静岡県教委は16日、教職員の児童生徒に対する不適切な言動への対策として新たに設置した「県公立学校第三者調査委員会」の初会合を県庁で開いた。外部委員5人に、県教委が4~9月に受け付けた全ての通報内容や対応状況を報告した。調査委は今後、年2回の定期報告を受けるほか、県教委の調査で事実認定が難航する案件があった場合は臨時の報告を受け、独自の調査を行って県教委に指導や助言をする。  調査委は静岡福祉大の上野永子准教授を会長とし、県医師会の斎藤昌一副会長、県社会福祉士会の安藤千晶さん、県弁護士会の白山聖浩弁護士、警察官経験者でスクールサポーターの今泉雅宏さんに委員を委嘱した。初会合は冒頭以外非公開。

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  • 静岡県立特支高等部 募集定員866人 2023年度

     静岡県教委は16日の定例会で、2023年度の県立特別支援学校高等部の生徒募集計画を可決した。募集定員は22年度から7学級75人減の125学級866人とした。  県教委は次年度の入学者の見込み数に応じ、毎年学則の一部を変更して定員を設定している。このうち知的障害対象の学校は、県立富士東高の敷地内に新設される富士・富士東分校で2学級18人を募集する。ほかに藤枝で2学級、東部・伊豆高原分校、静岡北・南の丘分校、袋井、浜松で各1学級増やす。静岡北、浜名、清水、御殿場、沼津、掛川、浜北の7校は1~5学級減る。肢体不自由の学級は東部が1学級増、西部が2学級減。  はり師などを養成する浜松視覚の高等部専攻

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  • 社会教育 アップデートを 静岡県委員会、教育長に報告書

     第37期静岡県社会教育委員会は16日、「誰もが共に学び合う生涯学習社会の形成に向けて」をテーマに、社会教育のあり方についてまとめた報告書を池上重弘教育長に提出した。孤立した人々も含む「全ての人」に学びの機会を届けるために、当事者に対する理解や地域人材育成などの大切さを強調している。  松永由弥子委員長(静岡産業大教授)、白木賢信副委員長(常葉大教授)が県庁を訪ね、県教育委員会の諮問を受けて2年間行ってきた議論の内容を説明した。  報告書は全3章で構成。障害者や外国人の生涯学習と地域活動に関するデータを例示し、現状と課題を分析した。これらの活動に参加できず孤立する人が生じる原因は本人ではなく社

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  • 地域で子ども育む活動 9団体表彰 静岡県教委

     静岡県教委は15日、「子供を育む地域活動団体」の教育長表彰に9団体を選出したと発表した。学校行事への協力や放課後の学習支援、自然体験、子ども食堂など、地域の教育活動の充実に取り組んだ団体を顕彰する。  22日に沼津市、29日に掛川市で開く地域団体の交流会に合わせ、表彰式を行う。受賞団体は次の通り。  三島市立学校地域学校協働本部(坂小、西小、沢地小、北中、北上中)、長泉町少年少女サークル実行委員会、亀城っ子学級実行委員会(藤枝市)、森地区更生保護女性会(森町)、NPO法人子育て支援の会(浜松市南区)

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  • 特別支援教育充実を 静岡市 計画策定委が初会合

     小中学校での特別支援教育の充実に向けた推進計画を策定するため、静岡市は16日、有識者や学校関係者らでつくる策定委員会(委員長・大塚玲静岡大大学院教授)の初会合を同市葵区の市特別支援教育センターで開いた。委員7人が市の特別支援教育の現状と課題を共有した。  市担当者は、同市では児童生徒数は減少している一方、特別な支援が必要な子どもは年々増加し、10年前と比べて2倍以上となっている現状を紹介した。特別支援学級の担任向けの研修など市の取り組みを説明するとともに、課題として就学前から小中学校への移行期の支援、人材育成などを挙げた。  委員からは「支援が必要な子が学区内の学校に通えるようにすることが大

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  • スポーツや芸術で功績 30個人15団体表彰 県教委

     静岡県教委は16日、スポーツや芸術、学術などの分野で活躍した小中高生ら30個人15団体を表彰した。県庁で表彰式を行った。  表彰を受けた個人、団体と主な成績は次の通り。  焼津水産高海洋科学科=全国水産・海洋高校生徒研究発表大会最優秀賞・文部科学大臣奨励賞・水産庁長官賞▽高塚彩夏(常葉大菊川中3)=全国中学生空手道選手権大会女子個人形優勝▽岩辺陸(静岡北高3)=全国高校総体自転車競技大会トラック男子スクラッチ1位▽橋本鈴江(御殿場西高3)=全国高校総体空手道競技大会女子個人組手優勝▽後藤直壮(同3)=全国高校空手道選抜大会空手道競技男子個人形優勝▽鈴木音生(東海大静岡翔洋高3)=全国高校選

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  • 学校給食費据え置きへ 富士市来年度 審議会が了承

     富士市学校給食運営審議会(会長・小野田清美天間小校長)はこのほど、本年度の第2回会合を開き、2023年度の学校給食費を本年度と同等に据え置くことを了承した。回数も本年度と同じ年間180回。  2019年度に改定した同市(旧富士市域)の1食あたりの給食費は、小学校299円、中学354円を家庭から徴収している。その後の物価上昇分を増額すると、小学校317円、中学375円になるという。本年度は国の地方創生臨時交付金を活用し、6月から約10%の補助金を各校に交付している。  審議では、物価変動に賃金の上昇が伴っていない現状から、家庭への負担が増える値上げに慎重な意見が出た。来年度に国庫補助があれば活

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  • 平和の輪、富士山麓から 富士宮・人穴小、キッズゲルニカプロジェクト

     富士宮市立人穴小児童が地域住民や保護者と協力し、キッズゲルニカを制作するプロジェクトを進めている。5、6年生の発案から地域を巻き込み、平和や明るい未来に向けたメッセージを富士山麓から世界に発信する。  今年9月に中村隼織さん(6年)が授業の一環で「学校をよくするために」をテーマに校内でアンケートを行ったことがきっかけ。同じく上級生の小笠原楽さん(5年)や丸山馨太さん(同)と3人で話し合う中で、キッズゲルニカの制作を発案した。15人の全校児童で作品のモチーフ案を出し合い、講師として迎えた市内在住の画家・長田佳代さんが1枚の下絵にまとめた。  校庭で手を取り合う15人とバックの地球が一つの輪にな

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  • 静大と聖光学院 生徒、教員交流へ 連携協定を締結

     静岡大(日詰一幸学長)と静岡市駿河区の静岡聖光学院中・高(工藤誠一理事長)は15日、相互の連携や教員、学生、生徒の交流に関する協定を締結した。同区の静岡大静岡キャンパスで協定書に署名した。  生徒の進路選択に向けた意識向上や、大学の教育活性化が目的。大学講義への生徒の参加、教育実習生の受け入れ、大学教員の派遣など計5項目について連携する。  工藤理事長は「大学の専門的な学びを体験し、知的探究心を満たせることは生徒にとって大きな喜び」と述べた。日詰学長は「静岡キャンパスと同校は距離も近い。ともに高め合い、地域社会に貢献したい」と抱負を語った。

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  • 子どもの読書推進 4校2団体を表彰 県教委

     静岡県教委は14日、子どもたちの読書活動推進に取り組んだ県内の4校と2団体を、「読書県しずおか」づくりの優秀実践校、優秀実践団体として表彰した。県庁で表彰式を行い、各学校や団体の代表者に池上重弘教育長が表彰状を手渡した。  優秀実践校に選ばれたのは、下田市立大賀茂小、牧之原市立榛原中、県立浜名高(浜松市浜北区)、県立浜名特別支援学校(湖西市)。優秀実践団体は函南町の「音読グループつくし」、静岡市葵区の「西奈おはなしはらっぱ」。朝読書や読み聞かせ活動、子どもたちが読書に親しみやすい環境整備などが高く評価された。  池上教育長は「皆さんの活動が継続し、読書県づくりの機運が高まってほしい」とあいさ

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  • シーフード料理コンクール 安池さん(駿河総合高)最優秀賞 たこやき風海鮮あんかけ

     静岡県おさかな普及協議会はこのほど、県内で水揚げされる魚介を使った「シーフード料理コンクール」の実技審査会と表彰式を静岡市駿河区の県男女共同参画センターあざれあで開いた。最優秀賞には駿河総合高2年の安池さくらさんが創作した「たこやき風海鮮あんかけ」が輝いた。  「ちょっと豪華なおうちごはん」をテーマにレシピを募集した。県内各地から寄せられた作品212点の中から、書類審査で入選した安池さんら高校生4人が実技審査会に臨んだ。審査員が見守る中、緊張した面持ちで調理し、オリジナルの魚料理を完成させた。  安池さんはごはんに乾燥サクラエビを混ぜて丸めてたこ焼き器で焼いた「おこげ」に、魚介のあんをかけた

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  • 金融・経済教育推進へ 野村証券沼津支店 沼津市教委と協定

     野村証券沼津支店(沼津市、大石顕志支店長)は14日、沼津市教委と金融・経済教育の推進に向けた協定を県内で初めて締結した。小中学校などで授業を実施する。金融リテラシーの普及を図り、金融・経済分野に対する次世代の理解促進につなげる。  対象は同市立の小中学校と高校。同社は授業を周知するとともに、学校からの要望に応じて授業を実施する。市教委も各校に啓発する。大石支店長と奥村篤教育長が市役所で協定書に調印し、連携することを確認した。  授業は最近、変動が激しい円相場やゲームを通じて学ぶプログラムなど世代に合わせて行う。  同社は1990年代から、全国の小中学校と高校に加え、大学や社会人向けに行い、延

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  • 沼津西・沼津城北高再編 池上県教育長「ゼロベース」

     静岡県教委は14日、県立高の再編案を盛り込んだ第3次長期計画(2018~28年度)を再検討するため、新たに設置した沼駿地区地域協議会の沼津部会の初会合を沼津市の沼津商工会議所で開いた。長期計画で示されていた沼津西、沼津城北の再編について、池上重弘県教育長は「現時点ではゼロベースで考えたい」と述べ、地域との意見交換を踏まえ再検討する意向を示した。  市教育長やPTA、地元商工会の代表者ら約20人が出席した。県教委の担当者は、少子化によりさらに生徒数の減少が見込まれるとし、参加者は同市周辺の県立高6校の教育環境整備や在り方について議論した。  池上教育長は「個別具体的な再編を議論する場ではない。

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  • 静岡の県立高退学訴訟 控訴審判決が確定

     静岡県教委は14日、部活動の合宿で女湯をのぞくなどしたとして2021年に県立高を退学処分になった元生徒3人が県に処分取り消しを求めた訴訟で、1人の処分取り消しを命じた控訴審判決が確定したと発表した。3日付。  池上重弘教育長は、「判決を真摯(しんし)に受け入れる。生徒指導案件で生徒の関わりの度合いや事実関係を丁寧に確認するよう、各学校に指導する」とのコメントを発表した。  高校教育課によると、退学処分が取り消された元生徒は21年10月に静岡地裁が退学処分の執行停止を決めたため、登校や学習指導を再開していた。今後、学校側が卒業認定を行う見込み。

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  • 焼津水産高100年祝う ゆかりのミクロネシアから来賓

     焼津水産高(焼津市)は12日、創立100周年の記念式典を焼津文化会館(同市三ケ名)で行った。同校とゆかりの深いミクロネシア連邦から特命全権大使が来賓として訪れたり、専門家が記念講演をしたりして、門出を祝した。  式典では、地元関係者らが出席した。大坪隆明実行委員長は100年間の歴史を振り返りながら「最高峰の学校」とたたえた。沼里智彦校長は「人材育成は本校の使命」とし、生徒たちに地域社会への積極的な参画を呼びかけた。  同校の実習先として関わり合いが深いミクロネシア連邦のジョン・フリッツ特命全権大使は、同校との交流をより深めていきたいと語りかけた。  このほか、NPO法人海辺つくり研究会の木村

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  • 陸上で全国2位 成長の経路、顧問と走破 TBSアナウンサー佐藤文康さん【富嶽から羽ばたく 富士高100周年④】

     全国高校総体(インターハイ)陸上800メートルに1年から出場し、20歳以下の全日本ジュニア大会1500メートルは2位-。全国の舞台で数々の記録を残した佐藤文康さん(46)は今、TBSアナウンサーとして実況席からトラックを見つめ、世界レベルの熱戦をお茶の間に伝えている。  サッカー部に所属しながら全日本中学陸上800メートル優勝という輝かしい実績を引っさげて陸上部に入った。全国で戦える手応えがありながらも、「海外選手と差がある800メートルでは世界に通用しない」と判断し、2年で種目の距離を伸ばした。実績を捨てる決断に周囲は否定的だったが、顧問の馬野真弘先生は好きなようにやらせてくれた。  しか

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  • 休日は内緒でオーディション 卒業から3年で朝ドラ主演 俳優の渡辺梓さん【富嶽から羽ばたく 富士高100周年③】

     夢見がちな女子高生は卒業から3年で朝ドラ主演女優へと駆け上がった。俳優渡辺梓さん(53)の代表作といえば、NHKの連続テレビ小説「和っこの金メダル」だ。バレーボール選手の和っこちゃんとして脚光を浴びて30年余、全国の舞台を飛び回りながら、美術家の夫と空間デザインにも携わる。  「制服をおしゃれに着こなす先輩たちに憧れました」。髪形や服装に気を使い、放課後は友達と痩せなきゃと言いつつ学校近くのパン屋に寄ったり、富士本町商店街でお茶したりと、青春を謳歌(おうか)した。俳優業には入学当初から興味があり、オーディション情報誌を眺めていた。  転機は2年の新体操部の大会で訪れた。演技中に音楽が止まるト

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  • 折り紙設計の第一人者「誰も見たことがない物を」 筑波大教授・三谷純さん【富嶽から羽ばたく 富士高100周年②】

     文理の研究棟が広がる筑波大(茨城県つくば市)に、不思議な形の折り紙が並ぶ一室がある。情報工学域教授の三谷純さん(47)の作品には、高校時代に培った探究心がこもる。「誰も見たことがない物を作れたら面白いでしょう」。紙のまちから巣立った研究者の語り口は折り目正しい。  富士高の理数科から東大に進み、各分野から注目を集める折り紙設計の第一人者。服飾デザイナーの故三宅一生さんのドレスに「折りたたむ視点」を提供し、ラグビーワールドカップ日本大会ではトロフィーのデザインを担当した。  機械の設計に携わった父親の影響で幼い頃から“理系肌”。「親もあぜんとするほど紙工作に熱中していた

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  • 胸騒ぎのエレキ 校内でバンド演奏、あふれた聴衆 作曲家・林哲司さん【富嶽から羽ばたく 富士高100周年①】

     富士高(富士市松本)は2022年、創立100周年を迎えた。校歌にある「霊峰富嶽(ふがく)の聳(そび)ゆるところ」での青春時代を、さまざまな分野で活躍する卒業生5人が振り返る。  シンガー・ソングライターとして来年デビュー50周年を迎える林哲司さん(73)は、作曲家として数々の名曲を世に送り出してきた。最近では「真夜中のドア」が発表から40年を経て各国の配信チャートで1位を記録するなど、世界的なシティーポップブームを巻き起こしている。  生まれ育ったのは父親が製紙工場を経営する家庭。アコースティックギターを貸してくれた社員や一回り離れた兄の影響で、子どもの頃から洋楽が身近にあった。  高校で待

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  • 今後の発展へ決意新た 磐田南高、100周年記念し式典

     磐田市見付の磐田南高は11日、創立100周年を記念する式典を同市上新屋の市民文化会館かたりあで開いた。1922(大正11)年に開校した前身の見付中学校時代から現在までの歩みを映像で振り返るとともに、今後の発展へ関係者が決意を新たにした。  全日制・定時制生徒のほか、同校関係者や周辺地域の学校長らが出席した。創立100周年記念事業実行委の浅羽浩委員長は「磐田南高の歴史は、生徒の願いと行動により創られ、卒業生や保護者が応援してきた」と振り返った。野村賢一校長は「先輩から継承したことを引き継ぐ作業が繰り返され、現在の磐田南高がある。先人への感謝の気持ちを胸に『共存共栄』の精神で物事に臨み、幸せの輪

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  • 湖東、富塚中の吹奏楽部 浜松市教委に大会での活躍報告

     10月に名古屋市で開催された「第70回全日本吹奏楽コンクール」に出場し、銅賞に輝いた浜松市西区の湖東中吹奏楽部の生徒らが9日、中区の市教委に宮崎正教育長を訪ねて喜びを語った。8月の「第77回東海吹奏楽コンクール」で最高賞を受賞した富塚中(同区)吹奏楽部の生徒らも結果を報告した。  湖東中は本番で課題と自由の2曲を披露した。山本陽奈子部長(3年)は「とても充実していた。自分たちのやりたい演奏ができた」と振り返った。大会後に挑戦した日本管楽合奏コンテスト全国大会でも、最優秀賞を獲得した。  富塚中は、30人以下で演奏するB編成の部に出場し、愛知県豊田市の会場で息の合った音色を響かせた。増井真子部

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  • 伊東市の3小学校統合 3月中旬に閉校式典 協議会で報告

     2023年春に統合する伊東市の3小学校(東、西、旭)に関する地域協議会は9日夜、市役所で会合を開いた。3校の閉校式典をそれぞれ来年3月中旬に予定していることなどを報告した。  統合する3校は現東小の敷地で、新たに伊東小としてスタートする。閉校式典は西、東の各小が3月18日、旭小が翌19日に予定している。西と旭は午前中に実施し、午後に校舎などの自由見学ができる学校開放を行う想定で準備している。  統合先の東小には式典開催までに、3校を記した記念碑(看板)を設置する計画という。

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  • 藤枝明誠高40周年・中学20周年 陸上飯塚選手が記念講演

     藤枝市大洲の藤枝明誠中・高は9日、高校の創立40周年、中学校の20周年を記念する式典を同校で行った。これまでのあゆみを振り返るとともに、今後の発展へ関係者が決意を新たにした。式典後、明誠高卒の陸上選手飯塚翔太さんが記念講演を行った。  学校運営役員や教職員、約1200人の全校生徒のほか、周辺地域の学校長、地元自治会役員らが出席した。学校を運営する藤枝学園の仲田晃弘理事長は「緩やかなあゆみだったが順調に成長してきた。地域からの共感と激励のおかげ」とあいさつ。塙博校長は「先輩が築いた伝統を引き継ぎ、期待に応えていきたい」と決意を語った。  生徒を代表して高校3年の伊藤慶将さんと中学3年の鈴木里桜

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  • 磐田「遠江国分寺の塔」で新発見 隣接寺手水鉢は四天柱の礎石

     磐田市の国指定特別史跡「遠江国分寺跡」に隣接する参慶山国分寺(同市見付)の境内にある手水(ちょうず)鉢が、遠江国分寺の塔の四天柱に使われた礎石だったことが9日までの市教委文化財課の調査で分かった。同課は「現在、塔跡に四天柱の礎石は残っておらず、重要な発見」としている。  同課によると、遠江国分寺は奈良時代に聖武天皇の勅命で建立され、高さ約66メートルの七重塔だったとされる塔には、国家安泰を願う貴重な経典が納められていた。塔や金堂は平安初期の819年に焼失した。四天柱は、塔の中心に据えられた心柱を囲っていた構造上重要な4本の柱。塔には計17本の柱があったが、塔跡には現在、礎石が心柱と側柱1本分

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  • 韓国高校生と交流 浜松工高生、静岡県の訪日教育旅行再開

     中高生年代が学校や企業訪問などを通じて国際交流を図る県の「訪日教育旅行」が、約3年9カ月ぶりに再開した。9日には、韓国の京畿機械工業高の生徒ら34人が浜松工業高(浜松市北区)を訪れ、工作や部活動見学などで親睦を深めた。  同校からは理数工学科の1年生約30人が参加した。両校の生徒は英語や日本語にジェスチャーを交えながら意思疎通を図り、ペーパークラフトやクイズに挑戦。茶道、剣道、柔道などの部活動見学も楽しみ、交流後は連絡先の交換や記念写真の撮影で盛り上がった。  久米柚嘉さん(15)は「しゃべる言葉が違って難しかったけど、表情や身ぶりでコミュニケーションがとれたのは新鮮」と振り返った。イ・ジュ

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  • 飛龍高自動車工業科 EVやPHEV学ぶ 分解や組み立て、試乗も

     沼津市の飛龍高自動車工業科は8日、専門家を招き電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)を学ぶ講習会を同校で開いた。主に自動車整備士を目指す1年生18人が参加し、実習を通して最新技術に触れた。  実習はEVとPHEVのグループに分かれて実施。EV班は、日本自動車教育振興財団(東京都)の清水譲二技術顧問が講師を務め、生徒は座学後に1人乗りの教育用EVの分解と組み立てに挑戦した。EVの構造や工具の使い方などに理解を深め、組み立てた車の試乗もした。  PHEV班は、東海三菱自動車販売(静岡市駿河区)の用意した2台を使って、自動パーキングの様子などを車内から見学した。  EVの分解を行

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  • 静岡県教委地域協議会 14日、沼津地区で初開催

     静岡県教委は9日、静岡県立高第3次長期計画の見直しについて議論する地域協議会を、14日に沼津地区で初めて開催すると発表した。同計画で沼駿地区の沼津西、沼津城北の2高が再編の対象になっていることを踏まえ、2022年度は沼駿地区の部会として沼津地区に協議会を設置する。  協議会には沼津市教育長のほか、市PTA連絡協議会長、県立沼津東高PTA会長、沼津商工会議所会頭、市商工会長と、再編対象の2校の同窓会長が出席する予定。初会合では沼津地区の児童生徒数の変化などを踏まえ、現計画の再編案を含めた県立高の在り方について意見交換する。  静岡県教委高校教育課は、沼駿地区の地域協議会を沼津地区に絞った理由に

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  • 公立高校入試 現行制度検証へ 静岡県教委、改善必要性を判断 調査書や裁量枠の扱い焦点

     静岡県教委は2022年度、県内公立高の入学者選抜について現行制度の検証に乗り出す。県議会などで調査書(内申書)の扱いや県独自の「学校裁量枠」に関する指摘があったことを踏まえ、08年度から続く制度を外部有識者と検証し、改善の必要性を判断する。  静岡県の公立高入試のうち全日制の一般選抜には、各学校が独自に重視する観点や選抜資料を決める「学校裁量枠」と、学力検査と面接、調査書の結果で段階的に選抜する「共通枠」がある。共通枠のうち75%程度は、第1段階として調査書の9教科評定と学力調査の合計点で選抜する。その上で10%程度を調査書と面接、残り15%程度を全選抜資料の総合的評価で選抜する仕組みになっ

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  • 伊豆中央高校 女子生徒の制服を一新 2023年度新入生から

     伊豆の国市の伊豆中央高は来年度の新入生から、女子生徒の制服を一新する。大幅なリニューアルは1979年の開校以来初めて。  色はグレーを基調にした。スカートかスラックス、リボンかネクタイを選択できる。エンブレムやブレザーの首元のラインには現在の制服の色に近い紺を使い、伝統や歴史の継承の意味を込めた。  夏服用にニット素材のグレーのベストを導入し、ブラウスは現在よりもストレッチが効く素材を採用して動きやすくした。男子生徒の制服は詰め襟の「学ラン」で変わらない。  昨年度から時代や生徒のニーズを反映した制服に変更しようと検討を始め、生徒らにアンケートも行った。試着した西村美咲さん(3年)は「明るい

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  • 静岡で留学応援フェア 12月18日、参加者を募集

     静岡県などは12月18日正午~午後4時15分、海外留学に興味がある高校生や大学生向けの「ふじのくに海外留学応援フェア2022」を静岡市駿河区のグランシップで開催する。同12日まで参加者を募集している。  各国の在日大使館職員らが個別の相談に応じるほか、留学経験者との交流会や、米国ミネルバ大の現役学生でユーチューバーとしても活動する「ゆじー」さんのオンライン講演会を開く。  一部の行事はオンラインでも参加できる。希望者はウェブ上の「ふじのくに電子申請サービス」から申し込む。問い合わせは県大学課<電054(221)3749>へ。

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  • 新県立中央図書館の整備費 膨張の可能性 JR東静岡駅南口、県産木材利用拡大検討で

     JR東静岡駅南口の静岡県有地に県教委が整備する新県立中央図書館を巡り、想定された総事業費が増額になる可能性が高まっている。脱炭素社会実現や林業振興のため県産木材の積極利用を求める川勝平太知事や木材関係団体の要望を受け、県教委が木材利用量の拡大を検討しているためだ。同所の施設整備は、過去に川勝知事肝いりの「文化力の拠点」構想が県議会の反対で図書館機能のみに縮小された経緯があり、再び論争となる可能性がある。  公共施設の木材利用基準を定めた県の「ふじのくに公共建築物等木使い推進プラン」に照らすと、新図書館(延べ床面積1万9600平方メートル)の木材利用量は約200立方メートルが目標とされる。県教

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  • 女子生徒にわいせつ行為 静岡県中部の県立高教諭を懲戒免職

     静岡県教委は4日、18歳未満の女子高校生にわいせつな行為をしたとして、県中部の県立高に勤務する20代男性教諭を懲戒免職処分にしたと発表した。本年度、児童生徒への性暴力で懲戒免職処分を受けた教諭は3人目。  県教委によると男性教諭は9月、県内で複数回にわたり被害者にわいせつ行為をした。県教委は被害者の権利保護のため教諭の氏名や所属、被害者との関係性などを公表していない。教諭の行為は「職務上の非違行為」と説明した。  保護者に被害者との関係を知られたことを覚知した教諭が9月下旬に校長に申告して判明し、県教委が10月に聴取を行い事実を認定した。同27日には教員による児童生徒性暴力防止法に基づき、「

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  • 学祭の秋 リアルに活気 静岡県内大学、3年ぶり一般公開

     大学祭シーズンを迎えた県内の大学は今年、新型コロナウイルス禍前の形態で3年ぶりに一般公開し、活気づいている。コロナ禍で中止やオンライン開催を余儀なくされた学生たちは、市民との交流を楽しみながら“リアル”の良さを体感している。  「想像以上の人が来場してくれた。学生が頑張る姿や来場者が楽しんでいる様子に感動する」。静岡市駿河区の静岡県立大の「剣(つるぎ)祭」実行委員長平田隆晟さん(21)は10月29日、にぎわう学内を見渡して3年ぶりの対面開催について感慨深げに語った。一昨年は中止、昨年はオンラインでの開催だった。  生徒たちは模擬店で楽しそうに飲食物を販売し、屋外ステー

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  • ミサンガ注意の教員へ保護者抗議→学校謝罪 「過剰では…」対応に疑問の声 教育現場の苦慮浮き彫り 浜松の中学

     浜松市の市立中学校で9月下旬、授業中に生徒のミサンガを外した教員が保護者から抗議を受け、その後の対応を巡って体調を崩し、授業やクラス担任、部活動指導を行えない状態が続いていることが3日までに、関係者への取材で分かった。学校は生徒と保護者に「行き過ぎた指導だった」と謝罪したが、事態を知った他の生徒の保護者は「謝罪は過剰な対応ではないか」と同校の姿勢を疑問視する。保護者対応に苦慮する学校現場の実態が改めて浮かび上がった。  関係者によると、20代の女性講師が体育の授業中、2年の男子生徒が足に付けていたミサンガをほどき、生徒に手渡した。これに対し、保護者が「ミサンガが駄目という規則はあるのか」「足

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  • 小中高生が研究成果発表 静岡、教授ら助言も

     静岡北中・高(静岡市葵区)はこのほど、県内の小中高生を対象とした「県児童生徒研究発表会」を同市駿河区のグランシップで開いた。同校の生徒を含む小中高生219人が自由研究や課題研究の成果をポスターにまとめ、他の参加者や保護者らに説明した。大学教授など研究者14人も加わり、助言や講評を行った。  発表会はスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受ける同校が、小中高生に研究発表や意見交換の機会を提供しようと開催し、今回で4回目。校外の参加者は公募で集まった。小中高生は自身がまとめたポスターの前で研究内容を紹介し、他の参加者や研究者らからの質問に答えた。  同じ会場では、女子高校生の科学研究を

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  • 静岡市立藁科中50周年祝う 三つの自慢「これからも」

     静岡市立藁科中(一言立弥校長)はこのほど、創立50周年記念式典を同校で開いた。在校生や卒業生、地域住民ら約100人が出席し、学校の歴史を振り返りながら節目を祝った。  生徒会長の杉山心都さんは「先輩方が築き上げてきた伝統の中でもあいさつ、芝生、合唱が藁科中の自慢」と強調し、「後輩たちにもしっかり伝え、次の50年も伝統が引き継がれることを願う」と、生徒を代表してあいさつした。  同校は1973年に当時の中藁科中と清沢中が統合して誕生した。74年に現在の校舎が完成した。

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  • 夜間中学2次募集 磐田本校に5人出願 静岡県教委公表

     静岡県教委は2日、2023年4月に開校する県内初の夜間中学「県立ふじのくに中学校」の2次募集で、磐田市の複合商業ビル「天平のまち」内に設置する磐田本校に5人の出願があったと公表した。  願書は10月17~28日に受け付けた。11月21~25日に入学資格などを確認する面接を行い、23年1月12日以降に入学者を決める。  ふじのくに中の1次募集では、磐田本校に5人、三島市の県立三島長陵高内に設置する三島教室に6人の入学が決まっている。

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  • 公立高校の生徒募集計画発表 静岡県教委、2023年度入試 全日制1万8930人【一覧表PDFあり】

     静岡県教委は2日、県内公立高の2023年度生徒募集計画を発表した。一般選抜を行う全日制90校(分校を含む)の募集定員は474学級、1万8930人。中学卒業予定者は22年度に比べ367人増える見込みだが、近年公立高の志願倍率が低下していることなどを踏まえ、22年度からさらに6学級、260人の定員減少となった。定員は9年連続で減少し、生徒数の減少が始まった1989年度以降の過去最低を更新した。  全日制で募集定員を変更したのは、2023年4月開校の伊豆伊東を含む8校。このうち下田・普通、伊豆中央・普通、御殿場・創造工学、清水西・普通、静岡西・普通は1学級ずつ減少する。天竜は総合科を1学級減らし、

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  • 私立高校募集定員 前年度比20人増、1万1640人 静岡県内2023年度入試【一覧表PDFあり】

     静岡県私学協会は2日、県内私立高の2023年度生徒募集計画を発表した。全日制39校の募集定員は前年度から20人増の1万1640人。中高一貫校で内部進学者のみの不二聖心女子学院、静岡雙葉、静岡聖光学院を含めると、前年度から8人増の1万1944人。  22年度から定員を変更したのは3校。常葉大菊川が普通科の定員を20人増の335人に変更する。飛龍は普通科を20人減の390人、自動車工業科を30人減の40人とする。桐陽が普通科の定員を50人増やし350人とする。  磐田東は英数科(22年度の募集定員90人)の募集を停止し、普通科の定員を90人増やし330人とする。狭域通信制のキラリは400人を募集

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  • 裾野の小学校でガス漏れ、3人救急搬送

     1日午前10時40分ごろ、裾野市立深良小の給食調理室でガス漏れがあり、作業中の調理員3人が救急搬送された。いずれも意識はあるとみられる。

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  • 斬新!アイデアパン「ブリュレこっぺ」「白玉入りこっぺ」 駿河総合高と店舗が開発

     駿河総合高(静岡市駿河区)家庭部は31日、同区丸子のファストフード店「淡路島バーガー×ふわこっぺ静岡丸子店」と共同開発したオリジナルコッペパンを、JR静岡駅南口近くの複合ビル「駿河スカイタワー」1階で出張販売した。同部の生徒が販売員などを務め、多くの客が次々と商品を買い求めた。  同部OGの大学生がアルバイトしていることをきっかけに、同店が学校側に連携を打診。同部の生徒と試作を重ね、商品化した。  販売した商品は、砂糖を香ばしくあぶり、カスタードクリームとイチゴのソースを入れた「ブリュレこっぺ」と、県産抹茶を小豆に練り込んだあんに、白玉を食感のアクセントとして加えた「和こっぺ」の

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  • 地球環境史ミュージアムと静岡大 人材育成や研究で協定

     ふじのくに地球環境史ミュージアムと静岡大はこのほど、包括連携協定を締結した。人材育成や調査研究、シンポジウム、講演などで協力を図る。  同ミュージアムが大学と協定を結ぶのは初めて。これまでは主に現場の理系の研究者同士で連携してきたが、今回の協定締結により、理系や文系の枠を超えた幅広い分野で、組織同士の安定的かつ継続的な連携が期待できる。  静岡市駿河区の同大静岡キャンパスで締結式が開かれ、佐藤洋一郎館長と日詰一幸学長が協定書に調印した。佐藤館長は「一つの機関でできなかったことができるのでは」と期待した。日詰学長は「より一層交流を深め、地域に貢献していきたい」と意気込みを語った。

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  • 角川ドワンゴ学園が学校説明会 N高とS高、静岡市内に4月開設

     2023年4月に静岡市内にキャンパスを開設する角川ドワンゴ学園N高とS高は29日、同市葵区で学校説明会を開いた。受験希望の生徒と保護者が参加した。  両校はインターネットを活用した通信制の私立校。担当者がオンラインや対面での学習、年度末のテストといった必修授業について説明したほか、プログラミングや声優、制作、大学受験などの課外授業についても動画などで紹介した。  静岡キャンパスはJR静岡駅周辺で開設を計画している。

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  • 英語での発信力どう強化 教員が授業見学 文科省の「研修協力校」清水町立西小

     文部科学省の研修協力校に指定されている清水町立西小でこのほど、発信力強化を目的にした英語の公開授業が行われた。1、3、6年生のクラスで開かれ、静岡県東部の英語を担当する教職員ら約70人が授業を見学し、改善点などを話し合った。  同校は児童の1割以上が外国籍で、多文化に触れている児童が多い。6年生のクラスでは、未来の友達に校区のすてきなところを紹介することをテーマにタブレットを用いて授業を行った。教員らは、子どもたちがペアになって自分のお薦めを英語で伝え合う姿を見学した。  全体会では授業を振り返り、教員らから「テンポ良く会話ができていた」「原稿に頼りすぎている」などの意見が出た。仏教大教育学

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  • 幼保の将来像、素案提示 浜松市の検討会 統廃合検討の目安など

     浜松市は28日、市立幼稚園・保育園適正化等検討会の第3回会合を市役所で開き、市の幼児教育や保育の将来像についての素案を示した。集団での学びの充実を図るため、3歳児以上のクラスで原則15人以上を確保することや、市民ニーズや地域の実情に合わせた認定こども園化の検討、園児数や施設状況に応じた統廃合検討の目安などを盛り込んだ。  目指す姿には「質の高い幼児教育・保育を官民が連携し、地域の実情に合わせ、持続的に提供する」を掲げた。実現に向けた具体的方策として、幼児教育・保育の提供体制の強化▽市立幼稚園・保育園の運営強化▽市立幼稚園・保育園施設の機能強化―の3点を設定。具体的方策の下には「集団での学びの

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  • 制服多様化で高まる主体性 浜松・佐久間中 学校課題話し合う契機に

     浜松市天竜区佐久間町の佐久間中は昨年11月、多様性を尊重するため、制服のスラックスやスカートの着用を性別に関係なく認めるなど新たな校則を導入した。校則を変えて1年を迎える中、一部の生徒から「学校生活が楽しくなった」と好評だ。  制服選択の自由化をきっかけに、生徒は新たな課題と向き合うようになったといい、学校側は「主権者教育につながっている」と手応えを示す。  1年女子の塩沢夢(ゆめ)さんは、スラックスで学校生活を送る。「スカートよりも過ごしやすくて助かる」と話す。ネクタイとリボンの着用も認められていて、昨年度の卒業式でも一部の3年生が着用した。  生徒会長の2年村田いち花さんは新たな校則を導

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  • いじめ7割増1万9917件 不登校も最多 21年度、静岡県内公立小中 行事・部活再開が一因

     静岡県教委は27日、2021年度に県内の公立学校が認知したいじめや不登校に関する調査結果を公表した。小中学校のいじめの認知件数は前年度より70%多い1万9917件。いじめが現在の定義になった13年度以降で最多を更新した。  小学校が1万5018件(前年度比65%増)、中学が4899件(87%増)と著しく増えている。県教委は「前年控えていた行事や部活動などが徐々に再開され、児童生徒が関わる場面が増加したことが一因」とする。発見のきっかけは校内アンケートや本人からの訴えが多く、全体の半分以上を占める。  いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」の件数は、小中高、特別支援学校の合計で16件あった。

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  • 社説(10月28日)「部活動ビジネス」 多様な論点示し検証を

     経済産業省の有識者会議が、中高の運動部活動の受け皿について、民間クラブを新たなサービス業として活性化させるための提言をまとめた。教員の長時間労働や少子化の問題から部活動の維持が困難な状況となっている。文部科学省は来年度から休日の「地域移行」を進める方針を示しており、そのために地域のスポーツ産業育成が欠かせない。  経産省は2020年に「地域×スポーツクラブ産業研究会」を発足。部活動の地域移行に伴う新たな事業がビジネスとなり得るか可能性を探ってきた。  提言では競技レベルや年代などに応じたスポーツ環境の提供を目指し、5本柱の改革案で「未来のブカツ」の在り方を示した。今後は文科省など

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  • 教職員応援ポスター製作 藤枝市校長会、小中学校などで掲示

     藤枝市校長会(会長・小林彰藤枝中校長)はこのほど、教職員応援ポスターを製作した。600枚ほど印刷し、市内の小中学校や公共施設などで掲示する。  コロナ禍で学校現場もマスク生活が続き、気分が落ち込みやすくなる中、教職員の意欲やチームワークを高めることを目的とした。「子ども・先生・あふれる笑顔!」のキャッチコピーとともに、明るい表情をした教員や小中学生の写真を掲載した。  小林校長は「教職員が一丸となり、藤枝型授業を充実させることにつなげられたら」と話した。

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  • 斎藤孝・明大教授「読書は月6冊以上」「本の話、あいさつ代わりに」 静岡・安倍川中70周年祝い講演

     静岡市葵区の安倍川中(片川宣彦校長)は26日、同区で創立70周年式典を開いた。静岡型小中一貫教育が本年度から始まったことも記念し、中学生のほかグループ校である駒形小と田町小の児童、地域住民らも招いて節目の年を祝った。  田町小出身の斎藤孝明治大教授が「後輩への応援メッセージ」と題して講演した。斎藤さんは母校や静岡市での思い出を紹介。生徒の笑いを誘いながら、聞く態度や伝え方のコツ、共感することの大切さを伝えた。  語彙(ごい)力を高めるために、友だちとのやりとりに限定せず、未知の言葉に触れることができる読書を勧めた。「月に6冊以上読んでほしい。あいさつ代わりに本の話をするようになって」と呼びか

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  • 佐藤教育長が私案「土曜の教育活動を推進」 掛川市総合教育会議

     掛川市総合教育会議は26日、2022年度の初会合を市教委で開き、社会情勢の変化を踏まえた教育現場の対応について意見を交わした。佐藤嘉晃教育長は私案と前置きした上で「民間や地域の力を借りて土曜日の教育活動を推進したい」と提起した。  佐藤教育長は、平日に働いている保護者への配慮から土曜に授業参観などを行う動きがあることを紹介した。その上で「参観はオンラインで対応できる。そのことよりも、子どもが学習活動を広げられるようにしていきたい」と述べ、地域との連携で学びを深める環境づくりを検討する考えを示した。  市と市教委は、中学校区を一つの学園と見立てて小中一貫教育に取り組む「学園化構想」を検討中。家

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  • 新制服をお披露目 静岡東高創立60年式典 伝統継承、発展誓う

     静岡東高(静岡市葵区)は26日、創立60周年記念式典を同区の静岡市民文化会館で開いた。全校生徒や教職員、PTA関係者らが出席し、“還暦”を迎えた学校の歴史を振り返りながら、次代の発展に期待を寄せた。  鈴木伸彦校長は「61年目以降も東高は大きく変わっていく。冷静なおおらかさを持ち、明日を希望に満ちた色にとらえてほしい」と在校生に式辞を述べた。生徒会長の鈴木理央さん(2年)は「人のつながりこそ東高の宝物。ひたむきさを受け継ぎ、充実した日々をつくることで伝統をつなげていきたい」と力強く宣言した。  式典では来年度から使用される新制服も紹介された。生徒がモデルを務め、スクー

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  • 浜松と湖西の公立高校を紹介 30日、浜松市中区でフェア

     浜松市と湖西市の公立高が一堂に会して各校の特色を紹介する第2回浜松地区公立高校合同フェア(浜松南部地区県立高校合同フェア実行委、県教委主催)が30日午前10時から午後3時まで、浜松市中区の市ギャラリーモール・ソラモで開かれる。  両市から計16校がブースを出展し、中学生や保護者を対象に、学校の説明や個別相談を行う。午前11時半と午後1時には、会場のモニターに学校紹介の動画を流す。

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  • 運動会のピストル、どうしても必要ですか?/統一ルールなし 笛や手旗で代用も可能【NEXT特捜隊】

         静岡市に住む小学生の母親(45)から静岡新聞社「NEXT特捜隊」に投稿が届いた。6年生の長女(11)はスタートのピストル音を聞くと気分が悪くなるため、運動会が大の苦手だったが、今年、ほぼ全ての競技で学校側が笛を代用してくれるようになったという。確かに、ピストルでなくても運動会は成立するような-。運動会でのピストル使用を巡る現状を調べた。   児童の特性に配慮  母親によると、長女には「HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド=人一倍敏感な子)」の気質があり、赤ちゃんの頃から花火や太鼓の音を聞くと激しく動揺したという。母親は毎年、面談で担任にその

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  • 不登校 まずは親をケア 交流団体、浜松で始動 自由な集いで悩み共有

     不登校の児童生徒が各地で増加する中、その保護者らのケアを目的に、創作活動などを通じて楽しく学び合う試みが浜松市内で始まった。中学生の娘が不登校という鈴木友加里さん(41)=同市西区=が主宰する交流団体「トーキョーコーヒー浜松」。主に保護者の居場所づくりとして活動し、子どもは必ずしも参加しなくていいという方針だ。鈴木さんは「親も子も自由に過ごす中で自信を取り戻していけたら」と期待する。  10月中旬、同市浜北区の自家焙煎(ばいせん)カフェ「タイニーシード」(旧すいーとまむ)。不登校の経験がある子どもを持つ母親らが、子どもたちと共に笑顔でタマネギをむき、鍋を囲んだ。団体初の本格的な活動はスパイス

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  • 学生服のやまだ 被災生徒に制服寄贈 静岡市教委が感謝状

     静岡市教委はこのほど、台風15号で被災し制服を汚損した生徒に代わりの学生服を寄贈したとして“学生服のやまだ”として知られる制服販売「やまだ」(山田進社長)に感謝状を贈った。  同社はこれまでも火事などで制服を失った生徒への無償提供の取り組みを続けており、今回は市教委が調査し被害が判明した同市清水区の中高生3人に制服を提供した。各校でサイズを測り、同社の備蓄から適合する物を集めたことで迅速な支援を実現した。  市役所清水庁舎で開かれた贈呈式で赤堀文宣教育長が「これからを不安に思う生徒を助けてもらった。子どもらに代わってお礼したい」と話し、山田社長は「万が一また被害があれ

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  • 沼津の中学部活動 平日週3日、午後5時まで 23年度から

     沼津市教委は25日、来年度から市立中学校の平日の部活動を週3日、活動終了を午後5時までとする方針を市総合教育会議で報告した。国は少子化で学校単位の活動が困難なことや、教員の負担軽減を目的に、中学校の休日部活動を2025年度までに段階的に地域移行する方向性を示していて、市教委は先行的に平日の部活動改革に乗り出す。  市教委によると、同市の市立中学校(市立高中等部除く)は現在、8校で平日週4日、9校で週3日と、既に半数の学校で週3日の活動となっている。市教委は来年度から市内2校で原則全員加入となっていた部活動を全18校で任意加入とし、平日の活動日も市全体で統一して地域移行に備える。奥村篤教育長は

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  • 磐田を住みやすい街に 南部中1年生 脱炭素へ学習発表

     2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現に向けて磐田市は本年度から、静岡県内初となる脱炭素に特化した中学生向けの環境教育「いわたゼロカーボンシティチャレンジ」を実施している。24日には、同市野箱の南部中生徒が、学習成果や磐田市の未来像を草地博昭市長に発表した。  1年生約150人はこれまで、市クリーンセンターやいわたエコパークなど計8事業所を6班に分かれて訪問し、環境に配慮した取り組みを調べてきた。  同日、各班の代表が事業所の取り組みについてそれぞれ披露。磐南浄化センターを調べた班は「水力発電が行われているが、将来的にはサツマイモを育ててメタンガスを

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  • 若手教員がやりがい語る 静岡県庁 中高生対象にセミナー

     静岡県教委は23日、中高生を対象とした教職セミナーを県庁で開いた。県内の公立学校で活躍する20代の若手教諭5人が仕事の魅力を紹介し、オンライン配信を含めて生徒や保護者約150人が参加した。  大学進学を目指す若者に、教職に関心を持ってもらおうと企画した。教員4年目で、富士市の富士二小で教壇に立つ石川茉由さんは、子どもの頃に出会った先生に憧れて教諭を目指したことを紹介した。授業研究に苦労している一方、「子どもたちの成長に寄り添えることが一番のやりがい」と伝えた。  討議では、参加者からの質問を受けて若手教諭が、職場としての学校の雰囲気や仕事での体験談を明かした。県教委の担当者は教員免許状の取得

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  • トランポリン、アーチェリー...スポーツに親しみを 磐田市が中学生対象の講座開講

     磐田市はこのほど、中学生を対象に、身近に触れる機会が少ないスポーツ種目を体験できる講座「i(アイ)スポ」を磐田市見付の市総合体育館で開講した。自分に合う種目を探る生徒の選択肢を広げ、将来を通じてスポーツに親しんでもらおうと企画。初回は静岡産業大トランポリン部による講座が行われ、参加した12人は元気よく跳びはねて楽しんだ。  同部の比嘉光コーチ(25)は「身体の重心がぶれると着地が安定しない」と述べ、顔の向きや目線、腕の動きなどの基本姿勢を伝えた。生徒らはジャンプが安定するまで練習を重ね、空中で横に半回転したり、開脚したりする技にも挑戦した。  豊田南中1年梶山友莉菜さん(12)は「想像以上に

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  • 「一貫教育が地域愛育む」秋田県立大・板垣教授 下田高同窓会総会で講演

     賀茂地区に中高一貫校の設立を求めている下田高同窓会は23日、2022年度の総会を下田市の同校で開いた。同校卒業生で、少子高齢化が進む地域の教育問題に詳しい秋田県立大の板垣直行教授が基調講演した。  賀茂では近年高校入学者の定員割れが続く。板垣教授は秋田県の中学校卒業者がこの20年ほどで半数近く減っていると解説。高校入試の倍率やボーダーラインが低下し、競争意識の低下が懸念されていると説明した。  少子高齢化が著しい秋田県における地方創生の取り組みを紹介し、地域の存続へ「地域愛を育むためには、中高のみならず小学校や大学とも連携した一貫教育が必要だ」との見解を示した。  構想案では現在の下田高の学

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  • 小中学校10校を2校に再編 牧之原市、計画策定へ初会合

     牧之原市は21日、市内の小中学校10校を2校に再編し、2030年度の開校を目指す小中一貫校(義務教育学校)の整備に向けた具体的な計画を議論する「市新しい学校づくり検討会」の初会合を市内で開いた。  学校施設の基本構想・基本計画策定に多様な意見を反映させることを目的に設置し、各自治会の区長、学校関係者や保護者ら計46人が委員として参加した。検討会では学校再編計画に関するこれまでの経緯や目的、他市町での先進事例を市職員が説明し、「新たな学校で重視する点」をテーマに委員らがグループワークを実施した。  検討会は今後、先進地の視察などを実施し、議論を深めていく。会長に就任した静岡大教育学部の島田桂吾

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  • 登校しやすい環境を 公立中制服、選択制へ提言書 富士宮市議会

     富士宮市議会(鈴木弘議長)は19日、公立中学校の制服選択制導入についてまとめた提言書を須藤秀忠市長と池谷真徳教育長に提出した。総務文教委員会(斎藤和文委員長)が政策課題として調査して、提言にまとめた。  提言書では「防寒対策や自転車通学時の利便性に配慮するため、生徒の制服にスカート・スラックスの選択制を導入すること」とした上で「トライアル制度や中古服の活用などスムーズな導入ができるような仕組みを取り入れていくこと」と指摘。このほか性差に影響されない制服制の導入検討や、進学時に制服などジェンダーに関する悩みの相談体制整備、小中学校や関係機関で連携した対応、ジェンダー教育の推進などを提言にまとめ

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  • 速度超過で摘発 2教職員を戒告 静岡県教委

     静岡県教委は20日、運転中に速度超過で摘発された県中部の中学校に勤務する男性教諭(55)と、県東部の県立高で事務室に勤務する男性主事(28)の2人を、戒告の懲戒処分にしたと発表した。  県教委によると中学校教諭は6月26日、私用で乗用車を運転中、藤枝市岡部町の国道1号岡部バイパスを制限速度を43キロ超過する時速103キロで走行し、取り締まり中の警察官に摘発された。8月に免許停止30日の行政処分を受け、9月に道交法違反の罪で、島田簡裁で罰金8万円の略式命令を受けた。  県立高の主事は7月11日、通勤で乗用車を運転中、伊東市の国道135号を制限速度を30キロ超過する時速80キロで走行し、警察官に

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  • 静岡県教委「わいせつ事犯 校名非公表」 懲戒免の基準で見解

     教職員の懲戒処分を巡り、県教委が懲戒免職の場合に所属校名を原則公表する基準を定めたのにもかかわらず、9月に発表した懲戒免職処分2件で校名を非公表とした問題で、県教委は19日に会見し「被害者の特定につながるかどうかにかかわらず、わいせつ事犯は原則校名を公表しない」と新たに説明した。  9月に発表した教諭の懲戒免職処分は、宿泊施設での盗撮やSNSで出会った未成年者の買春など校外での行為が理由だったが、県教委は「(教諭の)所属校の生徒が傷つく可能性がある」として校名公表を拒んだ。  渡辺靖乃教育委員は「校名が報じられると校外からの誹謗(ひぼう)中傷で児童生徒が安心して学べなくなる可能性がある。教職

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  • 高校生、数学で目指せ“頂点” 浜松で初のコンテスト、21日から予選会

     浜松市は21日から11月18日まで、本年度初開催となる高校生対象の「数学コンテスト」のオンライン予選会を実施する。次世代のスタートアップ(新興企業)経営者やトップ技術者育成を目指す市の取り組みの一環。参加無料。  参加生徒は特設サイトから申し込み、送付された問題に解答する。採点結果の上位30人は、12月に浜松科学館(中区)で行う本選に出場する。  このほか、11月5日午前10時半から、プレスタワー(中区)で数学の特別講座も開く。講師はソフトウエア開発のエリジオン(同区)開発部マネジャーで、国際数学オリンピック銅メダリストの足立潤さんが務める。  問い合わせは事務局(SBSプロモーション浜松支

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  • あかりの日ポスター 尾林さん(御殿場朝日小3)が最優秀賞 全国コンテスト

     第22回「あかりの日」全国小学生ポスターコンテストで、御殿場市立朝日小3年の尾林芽衣子さん(8)の作品が最優秀賞に選出された。このほど、都内の東京スカイツリーで表彰式が行われた。  尾林さんは夏休みに制作した。電球をモチーフに「10月21日はあかりの日」の文字も力強く入れた。審査員から「にじみとぼかしの表現が印象的で、色調も独特な魅力を持っている」と評価された。  表彰状を受け取った尾林さんは「なめらかに光っているあかりをイメージして描きました。とてもうれしいです」と笑顔を見せた。  コンテストは正しい照明知識の普及と啓発を目的に、電気や電球の業界でつくる「あかりの日」委員会などが毎年主催。

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  • 若年者ものづくり入賞 静岡県立工科短期大沼津 高橋さんと篠崎さん

     沼津市の静岡県立工科短期大学校沼津キャンパスの情報技術科2年高橋樹成さん(20)=同市=と電子情報技術科2年篠崎空斗さん(19)=同市=がこのほど、第17回若年者ものづくり競技大会で入賞を果たした。高橋さんはITネットワークシステム管理で銅賞、篠崎さんは電子回路組み立てで敢闘賞を受賞した。  高橋さんはネットワーク関係の仕事に就く兄の影響でものづくりに興味を持った。授業で扱っていない範囲でも過去問題などを参考に勉強に励んだという。来春にはアプリ開発の企業に就職が決まっていて、「建設業の現場で使われるものを作れたら」と意気込んだ。  篠崎さんは受賞が決まって家族に報告した時、言葉にならないほど

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  • 横須賀・池新田高再編「一度白紙に」 池上県教育長、撤回を表明

     静岡県立高の第3次長期計画を再検討するため、県教委が新たに設置した小笠地区地域協議会の初会合が18日、菊川市の県立小笠高で開かれた。小笠地区はこれまで、同計画に基づく横須賀高(掛川市)と池新田高(御前崎市)の再編協議が難航していて、池上重弘県教育長は「一度白紙に戻して在り方を考えたい」と再編案の撤回を表明した。掛川、御前崎、菊川各市の市長や教育長、PTA、地元商工会の代表らが集まり、地区内の県立高6校の現状や地域人材育成への期待について意見を寄せた。  会合後、池上教育長は、有識者らによる「県立高の在り方検討委員会」が本年度中に同計画の見直しに関する基本方針を策定することを踏まえ、各地区の具

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  • 静岡の県立高退学訴訟 双方の控訴棄却 東京高裁

     静岡県教委は17日、部活動で訪れた宿泊施設で女湯をのぞいたり盗撮したりしたとして2021年に県立高を退学処分になった元生徒3人が、静岡県に処分取り消しを求めた訴訟の控訴審について、東京高裁は1人の処分取り消しを命じた静岡地裁の判決を支持し、県側と元生徒2人の控訴を棄却したと発表した。  22年2月8日の一審判決は、元生徒1人について退学処分が違法として取り消しを命じた一方、損害賠償は認めなかった。ほか2人の退学処分は適法とした。県は同月21日に控訴し、元生徒のうち2人も控訴した。控訴審で県側は、退学処分を判断した校長は「裁量権の範囲内で教育上やむを得ない措置を行使した」などと主張した。  判

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  • 静岡県高総文祭 ウェブで公開 作品や成果、幅広く発信

     静岡県高校文化連盟(高文連)は、9月16~18日の県高校総合文化祭(総文祭)で発表された高校生の作品の画像などを公開するウェブページ「WEB SOUBUN(ウェブ総文)」を開設した。文化部活動の成果を、ウェブを通じて幅広い層に紹介する狙い。  本年度の全国総文祭「とうきょう総文」に出品した写真、書道、美術・工芸の優秀作32点など、県総文祭で展示した優秀作品を公開した。それぞれの作者コメントも読むことができる。  ステージ部門参加校による演奏動画や、総文祭ポスターコンクールの入賞・佳作作品も紹介している。  新型コロナウイルスの感染拡大で総文祭を開かなかった昨年度、初めてウェブページを設けた。

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  • 長期入院生徒に遠隔授業 静岡県教委、県立高で学習支援開始

     静岡県教委は2022年度、病気療養中の生徒に対するオンラインの遠隔授業による学習支援を県立高で本格的に開始した。学校現場のICT機器の普及に合わせ、文部科学省が遠隔授業の条件を緩和したことへの対応。小児がんの治療を行う県内の医療機関を中心に、長期入院が必要な生徒の学びを保障する取り組みが始まっている。  オンラインの遠隔授業について、文科省は15年4月の通知で、同時双方向で配信側と受信側の双方に教員を置くことを条件に定めた。19年11月に病気療養中の生徒の場合は受信側の教員配置が不要になったが、留意事項として全課程の修了要件74単位のうち36単位までとする上限があった。文科省は20年4月、さ

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  • 沼津市教委の科学研究表彰 稲村さん(大平小)、原口さん(金岡中)優秀賞 

     沼津市教委はこのほど、本年度の小中学生科学研究奨励賞の表彰式を市水道庁舎で開いた。優秀賞には大平小6年の稲村風音さんの「アリの生態について」と金岡中3年の原口優来さんの「風車の研究パート3~サボニウス風車について」を選んだ。  奥村篤教育長が優秀賞2人と優良賞6人に賞状を手渡した。稲村さんはアリの巣作りや好きな食べ物について根気強く観察した。原口さんは小6から取り組む風車の研究で、円筒を縦に切り、左右にずらした形をした「サボニウス風車」の羽根をずらす割合や風力を変えて効率的な発電方法を考察した。小学生61点、中学生36点の応募があった。  優良賞は次の通り。  奥田叡(第五小6)飯野絢愛(金

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  • 浜松市南区「江南教室」 外国籍中学生ら学び支える拠点 高まるニーズ、増設課題

     浜松市教委は今春、外国にルーツを持ち、日本の学校に初めて通う中学生を対象に初期の日本語指導を行う拠点校「江南教室」を、遠州灘海岸に近い同市南区の江南中に開設した。拠点校設置は市内で初めて。就学後に週4日のペースで10週間にわたり、基礎的な日本語指導と数学や社会科の授業を行う。日本の学校生活に円滑に適応できるように、集中的に支援する。  9月下旬、江南教室では数学の授業が進められていた。テーマは「正負の数」。生徒は「マイナス3+プラス2」などの計算問題に真剣に取り組んだ。授業は日本語で進めるが、日本語が十分ではない生徒には通訳が補足説明する。休み時間には、生徒同士が日本語や英語で会話を楽しむ

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  • どうぶつの絵コンクール 網野さん(富士宮・富士見小)最高賞 静岡で審査会

     第41回どうぶつの絵コンクール(静岡新聞社・静岡放送主催、富士サファリパーク協賛)の審査会が11日、静岡市駿河区の静岡新聞放送会館で開かれた。最高賞の県知事賞には、富士宮市立富士見小6年の網野実璃さんの「夏の牧場」が輝いた。  県内外の児童や園児が描いた約2万7440点の中から特別賞12点、金賞40点、銀賞60点などが選ばれた。審査委員長を務めた白井嘉尚静岡大名誉教授は「動物に対する思いが出ている作品ばかり」と評価した。  銀賞以上の作品は12月1日から2023年3月末まで、富士サファリパークで展示する。  知事賞以外の特別賞受賞者は次の通り。  県教育長賞 堀内まい花(浜松双葉小5)▽県私

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  • 特別支援学校生の後遺症訴訟 東京高裁判決確定 静岡県教育長「緊急対応の手順、再確認」

     静岡県立東部特別支援学校(伊豆の国市)の男子生徒=当時(13)=が校内で意識を失った際の学校の対応を巡り、静岡県に損害賠償を命じた東京高裁の判決が確定したことを受け、県教委の池上重弘教育長が7日に記者会見を開き、「二度と同様の事故が起きないよう、緊急時の対応マニュアルを再確認する」と述べた。  判決などによると、男子生徒は2014年12月、歩行訓練中に体調を崩して一時心肺停止となり、低酸素脳症を発症して遷延性意識障害などで寝たきりとなった。訴訟で、県は現場の状況から、教諭らに事後措置を執る義務がなかったなどと主張したが、東京高裁は救急車の要請や心肺蘇生措置をする義務があったとした一審判決を支

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  • 全ての公立校で授業再開 台風被害の静岡県内 天竜高、実習教科は実施困難

     台風15号による浸水で休校が続いていた浜松市天竜区の天竜高が6日、授業を再開した。同日で、台風被害で休校していた小中学校を含む県内の全公立学校の授業が再開した。ただ、同高は実習施設の機械類などの多くが水没し、実習教科の実施は困難な状況。同高と県教委が復旧に向けた対応を進めている。  約2週間ぶりの授業となった3年生の教室で袴田貴満教諭は、自ら撮影した24日午前の被災状況の写真をスクリーンに映し出した。袴田教諭は泥出しや清掃など、生徒が復旧作業に熱心に取り組んだことに触れ「君たちが頑張ってくれたおかげでこうして授業を再開することができた」とねぎらった。  床や教材が泥に浸かった体育館の片付けを

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  • 下田高同窓会「中高一貫校を下田に」 静岡県教委に要望へ 賀茂の再編議論に影響も

     伊豆の賀茂地区で、下田高同窓会が他地域からの生徒受け入れも視野に入れた中高一貫校設立を求める活動を始めた。静岡県教委は高校再編案を盛り込んだ「県立高第3次長期計画」を再検討する地域協議会を同地区に設置しており、議論に影響を与える可能性がある。  同窓会は8月、中高一貫校設立を検討する委員会を設置した。年度内にも具体構想をまとめた要望書を県教委に提出する意向という。  県の統計によると、賀茂地区の全日制高校の定員充足率は2017年度に9割を下回り、22年度は80・8%(速報値)。長田育郎同窓会長は「少子化による生徒の減少に加え、地域の将来を担う人材が外に出て行っている。子供にとって魅力的な教育

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  • 中学部活動地域移行へ 富士、年度内に検討会議

     富士市の森田嘉幸教育長は、中学校部活動の地域移行について年度内にも検討会議を開設する方針を示した。遠藤盛正氏への答弁。  市教委によると、会議は庁内の担当部局や中体連などの関連機関でつくる。国のガイドラインについて意識共有した上で、地域の実態に沿った実施方法を検討するほか、競技の選考や指導者の保証など課題を探る。  地域移行は、生徒と教職員の双方にとって持続可能な活動を目指す全国的な取り組み。市は3年前に指導や引率を担う部活動指導員の配置を始め、現在は9人が7校で教職員をサポートしている。

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  • 公立教員540人合格 23年度採用、倍率4・0倍 静岡県教委

     静岡県教委は5日の県議会文教警察委員会で、2023年度の公立学校教員採用選考試験の結果を公表した。最終合格者は540人で、前年度より63人減少した。倍率は4・0倍で、前年度から0・2ポイント上昇した。障害者を対象とした選考では高校で1人が合格した。  県教委によると、受験者数は2151人で前年度比157人減。最終合格者の内訳は小学校187人(倍率3・1倍)、中学校112人(同5・0倍)、高校134人(同4・6倍)。特別支援学校の小学部が47人(同2・0倍)、中学部が47人(同3・1倍)、養護教員9人(同14・8倍)、栄養教員4人(同4・8倍)だった。

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  • 校則見直しに理解深める 静岡市教委、校長対象に研修会

     静岡市教育委員会は5日、校則の見直しに関する研修会を葵区の市教育センターで開いた。認定NPO法人カタリバ(東京)の山本晃史さん(32)が講師を務め、市立小中高校の校長約120人が参加した。  市教委は2021年11月に施行した「校則の策定および見直しに関するガイドライン」を踏まえ、本年度は各学校で児童生徒が主体となり、校則の細かすぎる規定やあいまいな規定などの見直しを図ることを目標にしている。  研修会で山本さんは、児童生徒が中心となって教員や関係者と対話しながら校則見直しに取り組む他の自治体の実践例を紹介した。「校則の見直しは目的ではなく、子どもたちの自己肯定感や社会参加への意欲、当事者意

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  • 県立9校で台風被害 静岡県教委報告 浸水や設備損傷

     静岡県教委は5日の県議会文教警察委員会で、台風15号の影響により、県立高と県立特別支援学校の計9校で床上浸水や土砂の流入、落雷による消防設備の損傷など、建物や設備への被害が確認されたと報告した。  特に被害が大きかった天竜高(浜松市天竜区)は最大1メートル程度の床上浸水で実習用機器が故障するなどの影響が出た。県教委は同校と、製茶工場の浸水や農業用散水ポンプの故障が確認された静岡農高(静岡市葵区)について、災害対応の協定を結ぶ業者に対応を要請した。  被害があったのはほかに、遠江総合(森町)、磐田農(磐田市)、富士(富士市)、清水西(静岡市清水区)、藤枝西(藤枝市)、川根(川根本町)の6高と静

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  • 天竜高再開へ職員派遣 静岡県教委方針、復旧急ぐ 台風被害視察

     台風15号による浸水の影響で休校が続く天竜高(浜松市天竜区)で4日、県教委幹部による視察が行われた。授業は6日に再開の予定だが、実習施設の機械類の大半が水没したため、実習科目の授業は再開時期が見通せない状況。県教委は職員を派遣するなどして早期の復旧に努める考えを示した。  水口秀樹教育部長らが同校を訪れ、飯田寛志校長から被災状況の説明を受けた。同校によると、校舎裏の川が氾濫し、校舎1階や木材工作室などの実習施設が浸水被害を受けた。製材機などの機械類の多くが使用できないとみられ、農林・建築系の実習授業は開講が困難という。  水口教育部長は「特に実習棟の被害が大きい。事務職員を手配し、連絡を取り

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  • 18日 小笠地区で初会合 静岡県立高再編

     静岡県教委は3日までに、県立高第3次長期計画の再検討のため、本年度県内3地区に設置する「地域協議会」について、小笠地区の初会合を18日に菊川市の小笠高で開くと決めた。掛川、菊川、御前崎3市の市長と教育長をはじめ、同計画に盛り込まれた横須賀高(掛川市)、池新田高(御前崎市)の再編を巡って発足した二つの協議会の代表を含む15人で構成する。  初会合は小笠地区の児童生徒数の推移や今後の見込みを踏まえて、県立高の課題や将来への期待について意見を交わす。  参加する二つの協議会は、2校の統合反対と横須賀高の存続を訴えてきた「南遠地域教育環境整備推進協議会」と、御前崎市内への新構想高誘致を目指してきた「

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  • 宇宙の不思議に迫る 焼津で「子ども教室」 リュウグウの石、橘教授講演

     焼津市田尻のディスカバリーパーク焼津天文科学館で1日、小惑星探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星リュウグウの石を分析するチーム統括を務める東京大大学院の橘省吾教授を講師に招いて「子ども宇宙教室」が開かれた。橘教授は最新の調査結果を紹介しながら、宇宙の不思議について講演した。  橘教授は小惑星の石について「地球誕生の歴史といったいろいろなことを教えてくれる」と指摘し、成分を分析することで宇宙の謎を解き明かすことができると強調した。  統括するチームで分析したところ、石の中にわずかな量の水が残っていたことを紹介した。橘教授は「リュウグウの声を聞く作業はまだまだ続く」と締めくくった。  

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  • 連詩創作、高校生が挑戦 詩人野村さんから手ほどき 浜北西高

     静岡県文化財団は2日、詩人野村喜和夫さんを講師に招いた連詩のワークショップを、浜松市浜北区の浜北西高で開いた。同高と浜松学芸高の文芸部員計16人が連詩の方法論を学び、創作に挑戦した。  11月に静岡市駿河区のグランシップで実施する「しずおか連詩の会」(静岡新聞社・静岡放送共催)の関連企画。1999年から続く「しずおか-」の中で、生徒に本格的な連詩の手ほどきをするのは初めてという。  参加した高校生16人は4グループに分かれ、野村さんが作った3行詩に続ける形で、グループごとに4人のリレー形式で創作した。それぞれの価値観と美意識に基づいた3行詩が連なり、「空を見つめて」「物語」「時」「生きる」と

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  • 自由研究成果パネルに 浜松科学館、秋の学園祭

     浜松科学館(浜松市中区)の秋の企画展「科学の学園祭」が1日、同館で始まった。23日まで。同市内の小中学生が、夏休みに同館の実験機器を使うなどして行った自由研究の成果をパネルで展示している。  「感染対策と不織布マスク」や「納豆菌大発見」、「くもの糸のひみつを見てみよう」などの研究テーマを詳細にまとめた作品が並ぶ。同館の加藤香名子マネジャーは「本格的な視点を持って研究している子どもが多かった」と話す。15日には浜松医科大の針山孝彦特命研究教授が審査員を務め、「探究賞」を決める。  8日からは県西部の中学、高校8校の科学部や生物部などによる活動発表や展示、実験・工作体験、サイエンスショーが始まり

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  • 浜松の少年「小学校時いじめ」被害訴え 市教委が調査機関設置へ

     浜松市在住の少年(17)が市立小学校在校時にいじめを受けたと訴え、市教育委員会が事実関係を調査する第三者調査機関を設置する方向で調整していることが30日、関係者への取材で分かった。  少年の母親は9月中旬、「生命に関わる深刻ないじめを受けた」と、市教委に調査委設置を求める要望書を提出した。母親によると、2015年7月、当時小学4年の少年が校内のプールで同級生に頭を押さえつけられて沈められたり、水着を脱がされそうになったりした。学校や市教委に相談したが、解決に向けた対応が取られなかったという。  市教委は11月中の設置をめどに、準備を進めているとみられる。

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  • 道路寸断で通えぬ児童向け 島田・伊久美小が遠隔授業

     台風15号による静岡県道の通行止めで児童の通学に支障が出ている島田市の伊久美小は30日、市街地の島田第二中の教室を使ったオンライン授業を開始した。学区外から通う児童や、被災して一時的に学区外で生活する児童ら12人が参加した。  子どもたちはそれぞれ割り当てられたタブレット端末を使って自分のクラスとつなぎ、算数や国語などの授業を受けた。伊久美小はこれまで他校との交流などでオンライン会議ツールを活用してきたが、本格的な授業の実施は初めて。同校の支援員らがサポートしながら進めた。  児童の様子を見守った亀山泰弘校長は「本来の校舎に早く通えるよう、バスや徒歩で安全に登校できるルートを確保したい」と道

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  • 適正な学校規模、地域と議論 沼津市教委が11月から懇話会

     沼津市教委は29日、市内の児童生徒数の減少を受け、11月下旬から17の中学校区ごとに学校規模・配置の適正化や部活動の地域移行などについて住民らと意見交換する「地域懇話会」を開催する方針を、市議会文教産業委員会で報告した。市教委は児童生徒数の推移予測も示し、5年後にはピーク時(1982年度)の3分の1を割り込むとみて、懇話会では推移予測を議論のたたき台とする。  10月25日に開かれる総合教育会議で出た意見も踏まえて協議する。現在5中学校区で導入している「コミュニティ・スクール」の取り組みの市全域導入について検討も進める。23年度初頭までに全校区で第1回を開き、必要に応じて複数回開く予定。  

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  • 静岡県議会一般質問 南アルプス環境学習・継承へアプリ開発/障害者ICT教育、積極的に/社会のデジタル格差解消へ支援制度拡充

     静岡県議会9月定例会は29日、前日に続いて一般質問を行い、自民改革会議の飯田末夫氏(浜松市南区)、坪内秀樹氏(清水町・長泉町)、ふじのくに県民クラブの伊藤和子氏(袋井市・森町)が登壇した。川勝平太知事は、世界的に希少な生態系が残る南アルプスの自然を次世代につなげる取り組みとして環境学習アプリを開発し、小中学校などで活用する考えを示した。伊藤氏への答弁。  県自然保護課によると、開発しているのはアプリ型のホームページで、誰でも無料で利用できる。南アルプスの自然や動植物に関する問題100問や、現地でのフィールドワークにも応用できる環境教育プログラム10テーマを用意する予定で、文部科学省の定める学

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  • 不祥事再発防止へ第三者委報告書 沼津市教委、対策も公表

     沼津市教委は29日、市内小中学校の教職員の不祥事を受けて設置した再発防止第三者委員会からの報告書を市議会文教産業委員会で示した。市教委は未然防止だけでなく、不祥事が発生した場合の教職員のリスク管理能力育成など5項目の対策も公表した。  委員会は昨年12月、静岡大大学院の武井敦史教授を委員長に有識者5人で発足し、今年8月まで計4回議論した。報告書では相談窓口の設置、教職員間のコミュニケーションの活性化、管理職の育成など7項目を提言している。  市教委は学校ごとに不祥事の事前リスクと、発生後の児童生徒へのリスクマネジメント研修を行うほか、同年代の教職員とパートナーとなり相談し合える仕組みづくり、

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  • 感染防止と活動充実両立へ 高校文化部「ウィズコロナ」模索

     高校の文化部活動に大きな影響を及ぼしている新型コロナウイルス禍。今夏、東京都内で開かれた全国高校総合文化祭(全国総文祭)は3年ぶりに有観客になったが、生徒が感染防止を意識した活動を強いられる状況は続く。充実した部活動にするため、関係者は「ウィズコロナ」の方策を模索している。  7月末~8月初めの「とうきょう総文2022」には、県内から19部門に計約360人が参加した。全国総文祭は多くの文化部員が参加を目指す晴れ舞台だ。全国で高く評価された生徒同士が交流する貴重な場でもある。  感染拡大防止のため、2020年(高知県)はウェブ開催。21年(和歌山県)は一般観覧を大きく制限した形で開催された。東

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  • いじめ防止へ基本方針改定案 浜松市と市教委、重大事態の対応強化

     浜松市と市教委は27日の市議会厚生保健・市民文教合同委員会で、市のいじめ防止基本方針の改定案を報告した。市内の10代女性が小中学校で受けたいじめを巡って再調査委から受けた指摘を踏まえ、市長部局に「いじめ調査委員」、市教委に「市いじめ問題第三者委員会」を設けて重大事態への対応を強化する。対策を点検し、見直す仕組みも盛り込んだ。  いじめ調査委員は学校と市教委が認知したいじめのうち、重大事態につながる恐れのある事案を調査する。専門知識のある第三者が担当することで、いじめを受けた子どもや保護者の信頼と公平・中立性の確保を目指す。  対策の点検と見直しはPDCA(計画、実行、検証、改善)サイクルを柱

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  • 27~30日臨時休校 清水区の小中29校 断水、週内復旧見込めず

     静岡市は26日、断水被害で清水区の市立小中学校29校(小学校17校、中学校12校)を27~30日に臨時休校すると明らかにした。週内の復旧が見込めないため。休校する小学校では児童クラブも臨時休所とする。  こども園については27日に同区の17園を休園とし、28日以降の対応は随時決めるという。  市によると、26日は断水のほか、道路被害や停電の影響で清水区と葵区の小中学校42校とこども園22園が休校となった。このうち被害が解消した小中学校13校とこども園5園は27日から再開する。  高部東小については学校は再開するが、児童クラブは浸水被害を受けたため、引き続き休所とする。

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  • 県立6校 浸水や断水で休校 台風15号の影響

     静岡県教委は26日に開かれた県の災害対策本部員会議で、県内の県立学校6校で断水や床上浸水の被害があり、臨時休校を余儀なくされていると報告した。6校は27日も休校を続ける。  断水で休校したのは静岡市清水区の清水東、清水南、清水西の3高と清水特別支援学校、川根本町の川根高。床上浸水で休校したのは浜松市天竜区の天竜高。天竜高は校舎1階が浸水し、実習の設備などが破損した。  26日には静岡、島田、磐田の3市と川根本町で小中学校計50校も休校した。

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  • 清水区中心に休校・休園 64施設、断水影響

     静岡市は25日、大規模断水の影響を受ける清水区を中心に64施設の市立小中学校とこども園について、26日は休校・休園にすると発表した。トイレや手洗い場が使用できないため。県教委によると、清水区の県立高3校と清水特別支援学校でも生徒の受け入れが困難になるとみられる。断水が長期化した場合、いずれの施設も再開が遅れる可能性がある。  市立小中学校は蒲原・由比地区を除く清水区の計38校(24小学校、14中学校)が休校する。このうち浸水被害を受けた3小学校(清水入江、清水有度二、清水)と3中学校(清水六、清水庵原、清水興津)は断水が解消した場合でも「運営を再開できるかどうか見通せない」(市学校教育課)と

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  • 台風15号で校舎浸水 磐田の小学校、児童や保護者ら清掃活動に汗

     台風15号の大雨で校舎が浸水した磐田市下野部の豊岡北小では25日、学校再開に向けて児童や保護者、卒業生ら計約100人が清掃活動に汗を流した。  一部道路が決壊し、越水した上野部川近くの同校は大量の水が押し寄せ、校舎1階と体育館が床上約60センチ浸水した。1階には教室や職員室があり、児童の教材や鍵盤ハーモニカ、備品などが水に漬かった。  参加者は机や棚を洗って乾かしたり、算数で使うおはじきなどを拭いたりした。母親と参加した1年鈴木菜央くん(6)は「教室の床をきれいに拭いた。早く学校に行きたい」と話した。  体育館や倉庫など床上約3センチ浸水した同市合代島の豊岡中でも、生徒や教職員など約30人が

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  • 100周年祝し万歳三唱 静岡大浜松キャンパス「世界に輝く大学に」

     浜松市中区の静岡大浜松キャンパスの100周年記念式典(同実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が24日、同区のアクトシティ浜松で行われた。日詰一幸学長は100年の歩みを振り返りながら「浜松の地から世界に輝ける大学になるように前進したい」と式辞を述べた。学生や卒業生、教職員らが万歳三唱で節目を祝った。  浜松キャンパスは工、情報の2学部8学科と大学院、電子工学研究所などで構成し、学生約4500人、教員約250人が在籍している。喜多隆介工学部長は100周年記念事業としてノーベル賞級の研究開発者の輩出や、ものづくり産業をリードする人材育成に取り組むと紹介。「地域から頼りにされる大学として発展してい

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  • 鉄板焼甲子園V 磐田農高「糀ベジあんのオムライス」商品化

     高校生が鉄板焼きのレシピを競う「鉄板焼甲子園」(静鉄ストア主催)の最終審査会が23日、静岡市駿河区のツインメッセ静岡で開かれた。磐田農業高の食品研究部が考案した「腸活!サスティナブル料理!糀(こうじ)ベジあんのとろとろオムライス」が優勝した。  同メニューと、準優勝した京都・福知山淑徳高の「京野菜のミルフィーユ仕立て」は商品化し、しずてつストアで11月上旬から販売予定。  今大会から募集規模を全国に広げ、21校126チームから、2度の審査を通過した10チーム28人が最終審査会に出場した。「共食」の推進と野菜不足解消をテーマに、それぞれの地元食材を使用した独自レシピを競った。静鉄ストア役員や県

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  • 中藁科、清沢4校 施設一体型再編を要望 両地区自治会連合会

     静岡市葵区の中藁科地区と清沢地区の両自治会連合会が22日、両地区にある中藁科、水見色、清沢の3小学校と藁科中の計4校を、施設一体型の学校に再編するよう求める要望書を田辺信宏市長と赤堀文宣教育長に提出した。田辺市長は「要望に最大限寄り添って、市教委と共同作業していきたい」と応じた。  中藁科地区の永野正義会長(68)は、藁科地域の少子化の現状から、将来的に学校ごとの子どもたちの集団活動が困難になると指摘し、「1人でも多くの児童の中で子どもたちに学習をさせたいという願いがある」と強調した。中藁科小と藁科中の児童生徒の保護者らを対象にしたアンケートでは9割近くが施設一体型の教育を「進めてほしい」と

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  • 制服見直し済み27校 市立中学校、性多様性など配慮 静岡

     静岡市議会9月定例会は22日、総括質問を行い、青嶋浩義教育局長は性の多様性確保などに向けた市立中学校の制服見直しについて、全43校のうち27校が実施済みだと明らかにした。このほか8校が見直し途中で、残る8校が2023年度までに検討を開始するという。平井正樹氏(自民)への答弁。  制服見直しを実施済みの学校では、生徒の意向に沿ってスカートやスラックスを選択できたり、動きやすい伸縮性のある生地を使った制服を導入したりしたと説明した。現在、制服見直しを実施中の学校では性の多様性に加えて、機能性や購入費の負担軽減にも配慮しているとした。  青嶋局長は制服見直しについて「校風や環境の特色を十分に踏まえ

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  • 小中学校の再編 市民意見を募集 10月3日から裾野市

     裾野市は10月3日から、「市学校教育施設再編基本計画案」のパブリックコメントを開始する。少子化に伴う小中学校の再編について、市民から意見を募る。  2023年度から15年間の中長期的な学校再編計画で、22年度中に策定する予定。パブリックコメントでの意見を参考に、有識者らでつくる審議会で検討する。素案は市の公式サイトや市役所、各支所で公開し、市内在住、在勤、在学者から11月1日まで意見を募る。公式サイト上での直接入力も可能。  問い合わせは市教育総務課<電055(995)1837>へ。

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  • オイスカ国際高 通信制協力校開校へ 2023年度

     浜松市西区和地町のオイスカ浜松国際高は2023年4月、長崎県の広域通信制「こころ未来高」の協力校として、「オイスカ夢未来高等学院浜松校」を校舎内に開校する。  自宅での学習が中心の在宅コース、オイスカ浜松国際高に週1~3日登校する通学コースに分かれ、定員は60人。通信制高の卒業に必要な面接指導やテストを同校で受けられる。同校の教員が通信制の生徒の学習や進路の指導にもあたる。  通信制高に通う生徒が全国的に増加傾向で、多様な学びの機会を地域に提供しようと開校を決めた。JR浜松駅周辺にある通信制協力校・サポート校に交通事情で通いづらい、郊外の生徒の通学を見込む。同校の鬼石貞治校長は「社会の要請に

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  • 社会課題に独創的解決策 生体認証に「爪」 西垣正勝教授/超臨界でプラ分解 岡島いづみ准教授【(イ)創造の100年 静岡大浜松④】

     工、情報学部を擁する静大浜松キャンパスは近年、社会課題の解決に向けた独創的な研究を加速させている。  「爪は生え替わる。もし偽造されても、なりすましは数カ月でできなくなる」。こう強調するのは、情報学部情報科学科でセキュリティー分野が専門の西垣正勝教授(55)。指先を拡大したモニター画像を示し、「爪」を使った生体認証の利用可能性を説明した。  生体認証はパスワードに代わり、指紋や顔など体の一部を検知してなりすましを防ぐ仕組みだ。西垣教授は凹凸のある爪の表面をカメラで拡大して捉え、高い精度で人物を特定できることを明らかにした。「一時的にしか必要のないコインロッカーの鍵などとして、“使

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  • 2校の校章発表 2023年春開校 公募案から選定

     静岡県教委は21日、2023年4月に開校する県立伊豆伊東高(伊東市)と、県内初の夜間中学「県立ふじのくに中学校」の校章を発表した。どちらも公募で集まったデザイン案の中から、両校の開校準備委員会などが選定した。  伊豆伊東高の校章は、伊東市の鳥「イソヒヨドリ」をモチーフとしたデザイン。再編される伊東高と同校城ケ崎分校、伊東商高を3枚の青い翼で表現し、将来に向かい飛躍する生徒像を示した。静岡市葵区のグラフィックデザイナー天野穂積さんの考案で、全体の応募総数は290点だった。  ふじのくに中の校章は、「F」の文字を基調に富士山に吹くさわやかな風を表現した。大地と青葉を示す緑色、海と大空を表す青色、

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  • 志榛地区新構想高 県教委が校名募集

     静岡県教委は22日、2024年4月に島田市の金谷高所在地に開校する志榛地区新構想高の校名募集を開始する。締め切りは10月21日。はがきかふじのくに電子申請サービスで受け付ける。  新構想高は県立高で初の「国際バカロレア教育」の導入を目指し、多様性や自由を尊重する単位制の「フレックスハイスクール」となる。校名案の由来などを踏まえて選考し、22年度中に県議会に県立高設置条例の改正案を提出する予定。  はがきでの応募は①校名案とふりがな②校名案の由来③住所④氏名⑤電話番号を記し、〒420―8601 静岡市葵区追手町9の6、県教委高校教育課学校づくり推進班に送付する。当日消印有効。問い合わせは同課<

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  • 静岡市 ヤングケアラー支援強化 コーディネーターを配置へ

     大人に代わって家族の世話をする「ヤングケアラー」の支援強化に向け、静岡市は2023年度から、家庭の状況に応じたサポートにつなげるコーディネーターを市若者相談センターに配置すると明らかにした。21日の市議会9月定例会総括質問で、大長義之副市長が宮城展代氏(自民)の質問に答えた。  大長副市長は、県が小学5年~高校生を対象に22年度実施した実態調査で、市内に1942人(4・8%)のヤングケアラーがいることが分かったと説明。このうち7割程度は家族の世話を当たり前と捉えていることも明らかになり、ヤングケアラーの潜在化の解消や当事者の負担軽減が課題となっているとした。  コーディネーターの配置は厚生労

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  • 教諭2人懲戒免職 静岡県教委 児童ポルノ製造など

     静岡県教委は21日、入浴中や着替え中の女子中学生を盗撮したとして児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪に問われ公判中の裾野市立中教諭と、別の事件で同法違反容疑で逮捕され不起訴処分となった県立高教諭の2人を、懲戒免職処分にしたと発表した。  処分を受けたのは裾野市立中教諭の被告の男(35)と、県東部の県立高に勤める男性教諭(35)。被告は2019年に県内、21年に山梨県の宿泊施設で女子中学生を盗撮し、児童ポルノを製造したとされる。静岡地裁の公判で被告は起訴内容を認め、検察側が懲役2年を求刑した。10月6日に判決が言い渡される。  被告は4月に未成年者誘拐容疑で県警に逮捕され、この事件は不起訴処分と

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  • 校名は公表せず 「生徒も被害者」 教諭懲戒免職

     静岡県教委は8月、教職員の懲戒免職処分の際に「被害者の権利利益を侵害するおそれのある場合を除き、学校名を原則公表する」とする公表基準を定めたが、21日の記者会見ではいずれも校名を公表しなかった。県教委は「直接的な事件の被害者のみならず、教諭が在籍する学校の生徒も(2次的な)被害者と考えられる」との見解を示した。  県教委は会見で裾野市立中に勤める教諭の被告の男の逮捕後に不安を訴えた生徒がいたとして、「再度不安を与えることを避けるため」と説明した。県立高の男性教諭の被害者はSNS経由で知り合った女子高生だったが、同様の理由を挙げて校名公表を拒んだ。

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  • 裾野市教育長謝罪 「信頼を損なった」 教諭懲戒免職

     裾野市教委の風間忠純教育長は21日、県教委が市立中教諭の被告の男の懲戒免職処分を発表したことを受け、「今回の行為は教育関係者が積み重ねた不祥事根絶の取り組みを覆すもので、痛恨の極み。不祥事の発生で児童生徒や保護者、市民の信頼を大きく損なったことをおわびする」とのコメントを発表した。

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  • GIGAスクール「基本的な操作問題なく」 森町教育長報告

     森町の比奈地敏彦教育長は21日の町議会9月定例会一般質問で、町が実施するGIGAスクール事業の現状を報告した。児童生徒の様子について「技能は順調に向上し、基本的な操作は問題なく行っている」とした。岡戸章夫氏への答弁。  町では1人1台のタブレット端末を整備し、2021年度から活用を開始している。現在は教員間の活用レベルの平均化、家庭学習での活用などに取り組んでいる状況という。  ICT機器を活用することで深い学びにつながっているとする一方、教員間の活用度合いに差があること、今まで以上に情報の扱い方などの指導が必要になっていることを課題に挙げた。比奈地教育長は「教員の活用能力の底上げを図るとと

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  • 不登校や障害児の進学について助言 学而会、浜松で説明会

     発達障害や不登校の児童生徒向けの学習塾を運営する浜松市の一般社団法人学而会はこのほど、高校進学を考える子どもたちの保護者らを対象に「グレーゾーンの子どものための進学説明会」(静岡新聞社・静岡放送後援)を中区の市福祉交流センターで開いた。  寺岡勝治代表理事が進路の選択肢や情報について紹介した。全日制、定時制、通信制など高校の種類を挙げながら、卒業率や就職のしやすさなどの特徴を示し、「子どもの意思を尊重し、特性に合った進路を考えることが重要」と呼び掛けた。  高校に進学する前の準備として、自立性を育むことや同世代の子どもと関わることの重要性も説いた。

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  • 地域の歴史や文化財に関する図書、市内全小中校へ 伊豆の国市教委

     伊豆の国市教育委員会はこのほど、地域の歴史や文化財に関連した書籍を市内全小中学校9校に配架した。児童生徒の調べ学習に役立て、郷土愛を育むのが目的。  市にゆかりがあり、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公の北条義時や市内の世界遺産・韮山反射炉などに関連した書籍903冊400万円分を購入した。専門書や小説、図鑑、まんがなどさまざまなジャンルをそろえ、児童生徒数や図書室の規模に応じて分配した。  増田貴史雄教育長や市教委の担当者が21日、141冊を配架した大仁中を訪れ、図書室の特設コーナーの様子を視察した。図書委員長の川口陽咲稀さん(3年)は「読みやすそうな本があり、いろいろなことを学べそう。生

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  • いじめ問題 対策連絡協議会を設置へ 菊川市総合教育会議

     2022年度の第1回菊川市総合教育会議が21日、同市中央公民館で開かれた。長谷川寛彦市長や松本嘉男教育長、教育委員4人が出席した。市や学校、警察、児童相談所などの代表者でつくる「いじめ問題対策連絡協議会」を設置するための条例制定について意見を交わした。  全国的にいじめの重大事案が発生しているとし、いじめ防止対策推進法に基づき、同協議会と、調査委員会、再調査委員会を設置する方針。関係機関が連絡調整を図り、問題に迅速かつ組織的に対応する狙いがある。市は条例案を23年の市議会2月定例会に提出し、4月の施行を目指す。  このほか、教育大綱の中間見直しについても協議した。「豊かな学びで歩み続ける人づ

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  • 夜間中学に11人入学決定 磐田と三島、2023年春開校 静岡県教委、2次募集を開始

     静岡県教委は20日の定例会で、2023年4月に開校する県内初の夜間中学「県立ふじのくに中学校」について、11人の入学予定者が決まったと報告した。磐田市の複合商業ビル「天平のまち」に置く磐田本校に5人、三島市の県立三島長陵高内に置く三島教室に6人。両教室合わせて1学級を全体の定員と設定し、新たに2次募集を開始した。募集定員は20人程度。  1次募集では、7月の入学願書受付時に両教室で計13人が願書を提出したが、面接の際に入学対象者ではないと判断した人や、本人の意向で辞退した人がいたという。入学予定者11人のうち、磐田本校の3人、三島教室の3人は外国人。  県教委は2次募集のため、支援者対象の説

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  • 県立校弔意表明 要請せず 静岡県教委、27日の安倍氏国葬

     都内で27日に営まれる安倍晋三元首相の国葬を巡り、静岡県教委は20日までに、所管する県立学校などの教育施設や市町の教育委員会に対し、半旗掲揚などによる弔意の表明を要請しないことを決めた。  20日の定例会冒頭で池上重弘教育長は「文部科学省から特段の通知がないため」と理由を説明した。  国葬当日の対応については、川勝平太知事が知事部局所管の県有施設で半旗を掲げるなどの対応を取る方針を示した一方、知事自身は参列しないと表明した。県議会の薮田宏行議長は参列する予定。

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  • 小さく正確、世界が驚いた! クオーツ式腕時計を設計 下平忠良さん(1961年度卒)【(イ)創造の100年 静岡大浜松①】

     静岡大浜松キャンパス(浜松市中区)が今年、創立100周年を迎えた。開校間もない1926年、教員だった高柳健次郎が世界で初めてブラウン管にイロハの「イ」の字を映して以来、幾多の人材を輩出し、ものづくりの現場や地域を支えた。画期的な製品開発に携わった卒業生や、未来への技術革新を生み出そうと奮闘する研究者を紹介する。      ◇   高度経済成長期の1969(昭和44)年12月、東京銀座の服部時計店(現・セイコーウオッチ)で一つの商品が発売された。世界初のクオーツ式腕時計「セイコークオーツアストロン35SQ」。月差プラスマイナス5秒という当時としては圧倒的な正確さ。技術力の評判は業界にとどまらず

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  • うんこドリルの自転車マナー版 安協藤枝、小学生に配布

     交通安全協会藤枝地区支部はトヨタ・モビリティ基金の協力を受け、「うんこ交通安全ドリル」を藤枝市内全ての小学5年生に配布する。子どもにとって分かりやすく、興味が湧きやすいドリルを活用し、自転車での事故防止を呼び掛ける。  子どもから人気の「うんこドリル」シリーズの交通安全版。同支部は、発行元である同基金から寄贈を受けた。市内17校の児童1500人に配る。  危険が多い道路や、正しいマナーなどについてカラフルな絵柄で解説している。ドリル内のQRコードからゲーム形式の問題にも挑戦できる。同支部は各児童に配布された端末を活用した学習も勧めている。同支部が作成した「自転車交通安全10問テスト」も合わせ

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  • 静岡・両河内小中、新校舎完成 記念式で門出祝う

     静岡市清水区両河内地区の小中学校4校を統合し4月に開校した施設一体型小中一貫校の両河内小中学校(服部亘顕校長)は17日、工期延長していた小学生用新校舎が8月に完成したことを受けて「開校記念式」を同区和田島の同校で開いた。  同校と市教委、同地区連合自治会が共催した。同校の門出を祝おうと全校児童生徒108人と保護者、地域住民ら計200人以上が同校体育館に集まった。服部校長は「さまざまな支流が集まり流れる興津川のような学校ができた。輝く未来に向けて全力で教育活動を行っていく」とあいさつした。  児童生徒が校歌に合わせダンスを披露したり、地元住民らがミニコンサートを開いたりして、祝賀ムードを盛り上

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  • SDGs「自分たちにできる行動は」 浜松・新津中 企業、施設から聞き取り

     浜松市南区の新津中は16日、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて取り組む施設や企業を訪問する校外活動を行った。1年生約100人が6グループに分かれて、市内企業などから取り組み内容を聞き取った。  中区の市市民協働センターには18人が訪れた。市民団体と企業のマッチング支援や、市民活動の担い手育成など市民と行政、企業の橋渡し役を担う同センターの役割を学び、SDGsの中の「パートナーシップで目標を達成」について理解を深めた。イベント開催などで連携する浜松いわた信用金庫の担当者の講話も聴いた。  「浜松市への提言」をテーマに3年間をかけて進める総合学習の一環で、1年生はSDGs達成に向けた身

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  • 「好きなこと」育み社会と結ぶ 静岡大・小森さんら小中生教室

     静岡大人文社会科学部2年の小森史靖さん(21)ら大学生が11月から静岡市駿河区で、子どもの好きなことを社会につなげる個別型の学習教室「あむラボ」を始める。分野は問わず「好きなこと」であれば何でも可。小学3年~中学3年の10人程度を定員とし、大学生は関心事の掘り下げ方を一緒に考えたり、企業との接点を設けたりと応援する。  これまでの試行的な活動では、創作好きな小学生が考案したキャラクターをLINEスタンプにしたほか、日本発の海外アニメ「トランスフォーマー」が好きな中学生は日米での同アニメの流行比較や、SNSを通じてファンにアンケートなどを行った。  教室の試行体験に参加した藁科中(同市葵区)2

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  • 69校から力作154点 静岡県高校総合文化祭が開幕

     静岡県高校総合文化祭(県高校文化連盟など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の展示部門が16日、静岡市駿河区のグランシップで始まった。美術・工芸、写真、書道など10部門で、延べ69校の生徒による作品計154点を展示している。  新型コロナウイルス禍の影響で合同の発表は3年ぶり。展示会場には全部門の秀作が勢ぞろいし、日頃の活動の成果を見せた。  今夏の全国高校総合文化祭に出品した作品も展示。書道部門で入賞した秋野友那さん(浜松学芸高3年)の臨書、美術・工芸や写真の大型作品が目を引く。新聞部門で優秀賞だった韮山高、沼津東高の活動も紹介した。  孫の絵画を見に来た同市清水区の望月昭男さん(70)は「家

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  • 小規模校の課題探る 静岡市議会志政会 葵区・北沼上小を視察

     静岡市議会会派の志政会(後藤哲朗代表)は16日、葵区の市立北沼上小を訪れ、複式学級を編成している同校の授業を視察した。市議5人が2学年合同の授業や少人数の授業を参観し、小規模校の魅力や課題に理解を深めた。  同校の全校児童は28人。児童数が市の基準を満たしておらず、2学年を一つの学級として編成している。体育や図工などは合同で行うが、主要5科目は進度に合った教育をするため「複式解消講師」を配置し、学年ごとに授業を行っている。  見学したのは1、2年生合同の体育や3~6年生の算数や社会、英語の授業。教員が児童全員を指名してコミュニケーションを取ったり、児童が黒板の周りに集まって問題を解いたり、少

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  • いじめ防止推進法理解を 浜松市教委、小中高校長に研修

     浜松市教委は16日、市立の小中学校と高校の校長を対象に臨時の「いじめ対策研修」を北区の市教育会館で行った。市内の女性(18)が小中学校で受けたいじめを巡り、再調査委員会が学校や市教委の対応が不適切だったと判断したことを踏まえ、いじめ防止対策推進法の理解を徹底するために実施した。  弁護士資格を持つ市職員が同法の条文を基に、いじめの防止や認知などで学校側が取るべき対応を解説した。その上で「子どもに一番身近な学校現場が法律を理解し、早期対応する必要がある」と指摘した。  日本大文理学部の藤平敦教授による「いじめ事案への対処、校長としてどうする?」と題した事例紹介とグループワークも行った。  研修

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  • 伝統的漁の様子描く 沼津市教委 絵馬22点を市文化財指定

     沼津市教委はこのほど、同市沿岸の伝統的な漁法の様子を描き、神社に奉納された「沼津沿岸の漁撈(ぎょろう)に関する奉納絵馬」22点を市有形民俗文化財に指定した。指定は8日付。  指定された絵馬は1892(明治25)年~1953(昭和28)年に同市の三浦(さんうら)地区を中心にした計11の神社に豊漁や漁の安全を祈願して奉納された。伝統的な漁法や、かつて同地区で盛んに取られたカツオやマグロ漁の様子を今に残す貴重な史料として評価された。  大きさは絵馬によって違い、縦30~90センチ、横50~120センチほど。素材は木やブリキで、中には和紙やキャンバスを貼って描かれた物もある。指定された絵馬の一つ、0

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  • 悩み隠さず打ち明けよう 函南東中生、SOS出し方学ぶ

     函南町立東中は15日、多感な思春期を迎える生徒が精神的なストレスへの対応や助けを求める方法を学ぶ「SOSの出し方講座」を同校で開いた。  エムオーエー奥熱海クリニックの佐久間哲也院長が講師を務め、人によって異なるストレスの原因と自ら解決しようとする耐性について説明した。心にはストレスを受けてへこんだゴムボールが元に戻ろうと反発するような作用がある一方、限界を超えると破裂して自力での回復が困難になってしまうという。自分を責めたりネガティブな部分を過大に受け止めたりする「ゆがみ思考」が一因で、支えてくれる人、時間、環境が心を修復する「三つのくすり」になると述べた。  特に自分の気持ちを吐露する大

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  • 学校HP未更新に対処 掛川市議会 教育長答弁「現場負担大きい」

     掛川市議会9月定例会は14日、一般質問を行った。佐藤嘉晃教育長は、長期の未更新が見受けられる市内小中学校のホームページ(HP)について「全校のHPを確認して対処する。教育委員会で(形式や作成ソフトを)統一する方法があるかどうか研究していく」と述べ、情報発信と現場負担軽減の両立を目指す考えを示した。安田彰氏(創世会)への答弁。  山梨実教育部長は、年間行事予定や教育方針などを掲載するHPと日々の活動を発信するブログの両方が現場に負担を掛けていると指摘した。担当教員の入れ替わりで運用が難しくなるケースがあるとした上で「学校が困らないように市教委が積極的に支援していく」と説明した。  富田まゆみ氏

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  • 静岡英和学院大 次期学長に永山氏 初の女性

     静岡英和学院は14日までに、静岡英和学院大・同短期大学部の次期学長に、同大人間社会学部の永山ルツ子教授(54)を選出した。柴田敏学長(64)の任期満了に伴う就任で、女性の学長は初めて。任期は28日から2027年3月31日まで。  永山氏は1999年、広島大大学院博士課程後期修了。専門は認知心理学。2004年から静岡英和学院大専任講師、助教授、准教授を経て12年から人間社会学部教授。18年から同学院理事を務めている。

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  • 新中学校校舎どんなところ? 伊豆の6小学校 模型を巡回展示

     伊豆市は11月下旬まで、3中学校を統合して2025年4月に開校する新中学校の模型を市内6小学校で巡回展示している。新中学校に通う児童が新しい校舎のイメージを膨らませるのが目的。  新中学校は修善寺、中伊豆、天城の3中学校を統合して日向地区に新設する。校舎は2階建てで、ICTの活用など多様な学習様式に対応し、通常の教室や特別教室のほかに「コモンズ」と呼ばれる多目的スペースを各所に設ける。校舎と一体化させる体育館は有事の際、地域防災拠点として活用する。  16日まで展示している中伊豆小では、開校時に3年生として通学予定の6年生が模型を見て「広い校舎で勉強がはかどりそう」「クラスの数がどれくらいに

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  • 市教委、関係者の処分なし 浜松市の小中学校でいじめ被害

     浜松市の女性(18)が小中学校時代にいじめを受け、いじめの再調査委員会が当時の学校や市教育委員会の対応が不適切だったと指摘した問題で、市教委は13日、女性の母親と面会し、質問を受けていた当時の関係者の懲戒処分について、基準に該当しないことなどから行わず、厳重注意にとどめるとの考えを伝えた。関係者への取材で分かった。  女性の母親らは当時女性に「おまえが悪い」といった趣旨の発言をしたとされる教員らをはじめ、市教委や学校教員らが懲戒処分に相当すると主張していた。市教委はこれらの発言が懲戒要件の「不適切な言動」に当たる可能性があるものの、この人物が現時点で市教委の組織内におらず、処分権限がないと説

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  • 探究学習の実践広がる 高校新指導要領 主体性重視

     2022年度の高1から適用された高校の新学習指導要領は、主体的な学びとして探究的な学習を重視している。県内でも移行期間の19年度以降「総合的な学習の時間」の名称を変えた「総合的な探究の時間」を中心に、学校や地域の特色を踏まえた探究学習の実践が広がっている。  ■市まちづくり課に〝高校生職員〟 富士市立  吉原商高の再編で11年度に開校した富士市立高は、当初から探究を教育の柱に位置付けてきた。探究の授業で生徒は1年次に課題設定や分析の手法を学び、プレゼンテーションやディベートを経験。2年次には地域課題や持続可能な開発目標(SDGs)に関するテーマを選んで学び、最終学年で自身の将来像を考えて発

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  • 生徒主役に設計 〝自走〟が理想 井上美千子・しずおか共育ネット代表理事

     県内の高校9校でコーディネーターとして探究学習の伴走型支援を行うNPO法人しずおか共育ネットの井上美千子代表理事に、現状と課題を聞いた。  ―県内の高校での探究学習の状況は。  「NPOでは2018年度から、高校と行政や民間企業などをつなぎ、キャリア教育や探究学習をカリキュラムづくりから支援してきた。多くの高校は地域とのつながりが小中学校よりも薄く、最初は担当になった教員が孤軍奮闘する姿を見てきた。これまでは学校や教員ごとに探究に対する関わり方が異なり、移行期間は関心が高い学校が意欲的に取り組んできた。一方、22年度からは新課程の下で全学校で行う必要があるため、教員や生徒が“やら

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  • 掛川市の小中学校再編計画 2023年度初頭にも策定 市議会答弁

     掛川市議会9月定例会は13日、一般質問を行った。佐藤嘉晃教育長は市と市教委が進める小中学校の再編について、2022年度末か23年度初頭をめどに学校再編計画を策定する考えを示した。草賀章吉氏(志誠会)への答弁。  佐藤教育長は、再編を急ぐ理由として教育環境整備と少子化対応、学校施設の老朽化への対応―の3点を挙げた。23年度に優先度の高い中学校区から基本構想と基本計画の策定に向けた協議に着手する。複式学級になる可能性がある小規模校の統合についても「しっかり地域との協議を進めていく」と述べた。  市は7~9月、全9中学校区で意見交換会を開き、各校区の意向や要望を聴取した。校区ごとに関心や理解度に差

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  • 3小学校再編 学校設置条例を一部改正 川根本町議会可決

     川根本町が町内の小中学校を再編して、2024年春に義務教育学校を2校開校する計画を巡り、町議会は13日の9月定例会で町立学校設置条例の一部改正案を原案通り可決した。  町は9年制の義務教育学校を中川根地区と本川根地区にそれぞれ開校する方針。中川根地区はまず、3小学校(中川根第一小、中川根南部小、中央小)を再編して来年4月に新しい小学校の開校を予定しているため、条例の改正が必要だった。小学校は24年に中川根中と再編し、義務教育学校が始まる計画だ。  改正では、3小学校を再編した新しい小学校の呼称を中川根小(仮称)とした。来年開校予定の同小学校は中央小(上長尾)の校舎を活用するため、所在地を中央

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  • 地場産業学ぶ冊子 静岡市教委に寄贈 しずおか焼津信金

     しずおか焼津信用金庫はこのほど、静岡市の地場産業についてまとめた冊子「しずおか特産品解体新書」約7千部を同市教委に贈った。市は市内の小学4年生に既に配布し、社会科学習などに活用していく。  市役所清水庁舎を同信金の山本達訓常務理事らが訪れ、赤堀文宣教育長に目録を手渡した。山本常務理事は「児童が地場産業に興味を持ち、市内の活性化につながることを期待している」と話し、赤堀教育長は「地元の産業について知れる優れた内容でありがたい」と謝意を述べた。同冊子の寄贈は今年で23回目。

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  • 共産党「弔意強制を懸念」 安倍氏国葬、静岡県教委に申し入れ

     共産党静岡県委員会は9日、安倍晋三元首相の国葬について、県教育委員会の関係機関や市町教委に弔意表明を要請しないよう池上重弘県教育長に申し入れた。  要請書は「国葬を行うことで弔意を国民に事実上強制することにつながる懸念がある」と指摘し、政治的中立性の確保を求める教育基本法の理念を貫くべきだとした。  政府は自治体や学校に弔意表明の協力は求めないとしている。

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  • 安倍氏国葬 県有施設で半旗掲揚へ 学校対応は「検討中」

     川勝平太知事は8日の定例記者会見で、9月27日に予定される安倍晋三元首相の国葬を巡り、弔意を示すために県有施設で半旗を掲げるなどの対応をする方針を示した。  県によると、対象となるのは知事部局所管の県有施設になる見込み。県教育委員会所管の学校などでの対応について、県教委は「検討中」としている。  会見で、国葬への参加の意向を問われた川勝知事は「まだ出席案内が届いていない。答える時ではない」としつつ、「(奈良市の銃撃現場で)哀悼の誠をささげた」とも述べた。  国葬に賛否が出ている状況については「さまざまな意見が出るのは当然」との見解を示した。

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  • 修善寺、天城、中伊豆統合 新中学校名を募集、26日まで伊豆市

     伊豆市は26日まで、修善寺、天城、中伊豆の3中学校を統合する新中学校の校名を募集している。  応募は児童生徒を含めた市内在住・在勤者と、市外在住の3中学校の卒業生。①呼びやすさ②地域全体が愛着を持てる③校名を介して未来に希望が持てる-などの視点で選定する。応募の中から開校準備委員会が案を絞り込み、児童生徒や保護者、教職員、市民らの投票を経て選定し、市教委に答申する。  市役所や市内各学校に応募用紙と回収箱を設置している。ファクスや郵送、市ホームページのフォームでの応募も可。問い合わせは市学校教育課<電0558(83)5470>へ。

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  • 富士高100周年 机、いすを一新 古いセットはカンボジアへ

     富士高(富士市松本)の創立100周年記念事業実行委員会はこのほど、在校生たちの学習環境の向上を願い、校内の各教室で使う机といすを新調した。実行委員会が卒業生の寄付で計1300セットを用意し、在校生が総出で入れ替え作業に当たった。古いセットはカンボジアの学校に贈り、同世代の学習に役立ててもらう。  古い机といすは、色あせたり細かな傷が見られたりするものの、日々の使用には問題ない状態。「処分するのはもったいない」(同窓会関係者)ことから、学校の整備を進める新興国への寄贈を決めた。  いすの背面などには、富士から届いた品と伝わるように、日の丸と富士山のマークをデザインしたステッカーを貼った。机の中

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  • 教育の現状や課題探る 静岡市内小中学校の元校長ら 有志団体が勉強会

     静岡市内の小中学校の元校長が、同市内の教育の現状や課題を学ぶ有志の会「静岡の未来を拓く会」を7月に立ち上げ、同市葵区で勉強会を続けている。  発起人は番町小の元校長寺谷正博さんと、大里中の元校長山下由修さん。障害者支援団体やフリースクールの関係者ら20人が入会している。  2日は「共生社会」をテーマに、インクルーシブ教育を取り上げた。寺谷さんが、市内で通常学級に通う発達障害児の数が10年で3倍に増えたことを説明し「対応が求められる」と問題提起。その後、参加者はグループごとに話し合った。医療的ケア児を通学させている母親もオンラインで参加し、意見を述べた。  同会は「不登校」や「貧困」「主体的な

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  • 特色化や適正規模議論 県立高の在り方検討委が初会合

     静岡県教委は6日、県立高の再編案を含む第3次長期計画を再検討するため、本年度新たに設置した「県立高の在り方検討委員会」(委員長・村山功静岡大教授)の初会合を県庁で開いた。学校の魅力化や適正規模の在り方、小規模校の役割などを巡り、委員10人が意見を交わした。  県高校長協会長の小関雅司静岡高校長は、長期計画が適正規模とした1学年6~8学級の基準について、学校の活性化に効果的だと指摘した。一方、「県内のどこに住んでいても高校教育を受けられる環境が重要」と小規模校の役割も強調し、「地域に応じた基準が必要では」と問題提起した。  Z会中高事業本部の窪田雅之マーケティング部長は「高校時代に多様な価値観

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  • 静大情報学部プログラムのAI教育 文科省の応用基礎水準認定

     静岡大情報学部が取り組む「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」がこのほど、文部科学省の同プログラム認定制度の応用基礎レベルに認定された。文系学科を持つ情報系学部の認定は全国で少なく、理工系や文科系まで幅広い学生が能力を身に付ける教育課程などが評価された。  認定は8月24日付。同レベルについて、文科省は情報技術で得る膨大なデータについて人工知能(AI)などを活用する実践的な能力を身に付けることを掲げている。同認定は本年度が初めてで、全国で68件を選定した。文系学科を持つ学部が認定されたのは静大を含めて4学部だった。認定を受けると、履修した学生に同プログラムの修了証を発行できるようにな

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  • わたしの主張県大会 影山さん(浜松与進中)最優秀 

     静岡県教委はこのほど、8月27日に森町で開催した中学生のスピーチコンテスト「わたしの主張2022」県大会の結果を発表した。最優秀賞には浜松市立与進中3年の影山夏希さんを選出した。影山さんは全国大会に向けた候補者として、関東・甲信越静ブロックの選考に推薦された。  中学生が日頃の生活の中で感じたことを発表する大会。県内143校1万1464人の応募の中から、事前審査で選ばれた13人が県大会に出場し、スピーチを披露した。  影山さんは職場体験で学んだ食品ロスの問題を取り上げ、一人一人が意識と行動を変える必要性を訴えた。  そのほかの入賞者は次の通り。  優秀賞 松永悠伽(静岡蒲原3)勝間田陽妃(裾

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  • 学部長ら将来展望 2大学制、早期実現を 静岡大浜松キャンパス100周年

     静岡大浜松キャンパス(浜松市中区)は今年、設立100周年を迎えた。24日の記念式典を前に工学部の喜多隆介、情報学部の笹原恵両学部長と木村雅和電子工学研究所長が5日までに、静岡新聞社の取材に応じた。3氏は浜松キャンパスの将来像について「浜松医大との運営法人統合と両大を再編した静岡、浜松両地区の2大学制への移行実現、医工情の連携強化が必要」との考えを強調した。  喜多学部長は国内の人口減が進む中、輸送機器や電子に続く新しい地域産業育成が不可欠と指摘。浜松地区の新大学では、医工情を組み合わせて超高齢化や高度な情報化に対応し、よりよい生活を具体化する「人や社会のウエルネス実現」を柱に据え、各学部の

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  • 二俣の教育者 建部新八郎の功績に光 浜松・有志が顕彰会

     明治時代に旧豊田郡鹿島村(現浜松市天竜区二俣町鹿島)にあった二俣尋常小学校鹿島分校の初代分校長として教壇に立った建部新八郎(1856~1899年)。これまで地元でも知られざる教育者だったが、石碑や墓の発見から地元の有志が足跡をたどり、その功績に光が当たり始めた。地元有志が9月10日の命日に合わせ顕彰会を立ち上げ、ゆかりある人々の輪を広げていく。  建部新八郎の「慕徳碑」は、西鹿島の椎ケ脇神社の境内にひっそりと立っていた。全て漢文で書かれた碑文。顕彰の対象や内容は地元住民にも知られていなかった。2年前、神社の氏子総代で地元史を研究する鈴木悟さん(71)が関心を持ち、歴史ガイドを務める同郷の先輩

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  • 学校の備品譲ります 今春閉校、下田稲生沢中学校 市民へ思い出に

     今春閉校した下田稲生沢中で23、24の両日、廃校に伴う備品の譲渡会が開かれる。市民や卒業生が対象。  譲渡品はいすや机、ロッカーに加え、家庭科で使っていた食器類や、ドライバーとのこぎりといった技術工具など。閉校に伴い統合先の下田中や市内の小学校、幼保育園などにも譲ったが、「数え切れないほどの備品」(担当者)が残っているという。残った備品は廃棄することから、再利用を推進し、廃棄コストの削減を図る。  校舎は市役所新庁舎として活用される予定で、2023年度から改修工事が始まる。市企画課主事の小沢太紀さん(38)は「購入年度が刻まれている品もある。卒業生の思い出にしてもらい、ここに学びやがあったと

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  • 国公立大受験の経験語る 静岡・科学技術高卒業生「専門知識、強み」

     静岡市葵区の科学技術高で3日、国公立大に進学した同校の卒業生が生徒たちに進路に関するアドバイスを送る講習会が開かれた。国公立大進学を目指す工業科の1~3年生約90人が参加し、先輩の話を参考にして今後の研究活動や受験勉強の方針などについて考えた。  講師役を務めたのは4月に国公立大に進学した卒業生9人。受験勉強のこつや高校生活でなすべきこと、大学生活などをテーマにそれぞれが経験を語り、等身大の助言を送った。  同校物質工学科で豚骨の放射性物質の吸着能力について研究を進めていたという大長勇登さん(18)は、研究を継続できる秋田大理工学部物質科学科に進学したと説明。「専門知識を深めることは進路選択

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  • 地元愛で転身 J1清水→匠宿 杉山さん講演 静岡・藁科中

     静岡市葵区の市立藁科中で3日、同校区の青少年健全育成大会が開かれ、サッカーJ1清水エスパルスの元選手杉山浩太さん(37)が地域貢献をテーマに講演した。引退後、エスパルスの営業職を経て駿河区の伝統工芸体験施設「駿府の工房匠宿」の責任者に転身した杉山さんが、転職のきっかけや地元への熱い思いを語った。  杉山さんは静岡学園高を卒業後にプロ入りし、リーグ戦に180試合以上出場した。組織をマネジメントする側に立ちたいなどの思いから32歳で引退を決め、2018年から会社員としてのキャリアをスタートさせた。エスパルス社員としての初めての営業先が、後に匠宿の指定管理を担うことになる建築・設計業の創造舎(葵区

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  • 静岡大の新学部「総合知」重視 学長が狙い強調

     静岡大の日詰一幸学長が2日、静岡市駿河区の静岡キャンパスで記者会見を開き、来年4月の開設が認められた新学部「グローバル共創科学部」について「複眼的な観点から社会課題を捉えて未来社会を構想できる人材、国際社会で主体的に活躍できる人材を育成する」と意気込みを述べた。  グローバル共創科学部は静岡キャンパスに置く。新学部設置は1995年の情報学部以来となる。募集定員は115人で、3年生から国際地域共生学、生命圏循環共生学、総合人間科学の3コースに分かれる。  日詰学長は会見で、複雑化する社会問題を解決するために「人文社会科学から自然科学に至るまで広範囲で多様な知を結びつけながら取り組むことが必要」

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  • 「家具」で子どもを笑顔に 性同一性障害を公表、安池中也さんに聞く【NEXTラボ】

     木製家具の産地として知られる静岡市葵区で、子ども家具メーカー「えて」を経営する安池中也さん(52)。30歳の時、「子どもたちの笑顔をつくろう」と起業した。3年前、新たに始めたことがある。生まれた時の性別と自認する性が異なる「性同一性障害」であると公表し、静岡県内外の学校などで講演するようになった。「笑顔の少ない子ども時代を送った自分だからこそ、きっと伝えられることがある」。今、安池さんが届けたい思いとは。  ■小さな行動、その先に変化  ロボット型の収納家具や大きな古時計。まるで絵本から飛び出したような家具が「えて静岡基地」に並ぶ。地元の木工職人の技術を生かした家具は、全国にファンがいる。

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  • 静大新学部 2023年4月に開設

     静岡大が計画を進めてきた新学部「グローバル共創科学部」が2023年4月に開設されることが1日までに決まった。入学定員は115人で、国際地域共創、環境科学、人間科学の3コース制を予定している。  静岡市駿河区の静岡キャンパスに置く。国際社会や地域社会の課題と向き合い、新しい価値観や社会の仕組みを創造できる人材を育成する狙いがある。  静大は今年3月、文部科学省に設置を申請。大学設置・学校法人審議会が8月31日付で「可」とした。静大の新学部設置は1995年の情報学部以来となる。

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  • 静岡県立高再編検討委 6日に初会合

     静岡県教委は1日の県総合教育会議で、県立高の再編案を含む第3次長期計画を再検討するため、本年度新たに設置する「県立高の在り方検討委員会」の初会合を、6日に県庁で開くと明らかにした。学識経験者や教育関係者ら10人で構成する。  検討委には、学識経験者として静岡大教育学部の村山功教授、静岡産業大経営学部の永田奈央美准教授ら3人、教育関係者として県高校長協会会長の小関雅司静岡高校長、県私学協会の仲田晃弘理事長(学校法人藤枝学園理事長)を招く。県民代表として県内の企業関係者のほか、子どもの支援に関わるNPO法人代表、県公立高PTA連合会会長の計5人も出席する。  初会合では、新しい学びの在り方や多様

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  • 理数横断「STEAM教育」 富士駅北口構想、企業など協力見通し

     富士市は31日、理数教育を横断的に捉える「STEAM(スティーム)教育」をJR富士駅北口の公益施設で計画する「STEAMラボ」について、学校や企業の協力が得られる見通しを示した。JR富士駅北口都市機能整備構想について協議した市議会建設消防委員会協議会で説明した。  市によると、構想案に盛り込んでいる公益施設にSTEAMラボを開設した場合、約30の大学や高校、市内の事業所などが協力できると回答した。教員向けのプログラミング講座や、市民に対する人工知能(AI)入門講座などに関心が示されたという。一方で、「デジタルテクノロジーを活用」の言葉を冠した施設のコンセプトについては、デジタルを駆使したスペ

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  • 高橋雄幸教育長再任 伊東市、辞令交付

     伊東市は30日、同市教育長の任命の発令を市役所で行った。再任の高橋雄幸氏(63)に小野達也市長が辞令を交付した。任期は9月1日から3年間。  2016年9月から現職を務める高橋教育長は「学校統合やコロナ対応など教育課題は多々ある。オール伊東で取り組んでいけたら」と述べた。小野市長は「市の子どもたちのために教育の礎を築いていただきたい」とあいさつした。

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  • 浜松の競技力見せた! 全中上位入賞生徒が報告 市教委

     今年の全国中学校総合体育大会で上位入賞した浜松市の6中学校の生徒が31日、中区の市教委で宮崎正教育長に報告した。  男子サッカーで浜松開誠館中が、男子バレーボールで浜松修学舎中がそれぞれ優勝した。卓球の男子団体で浜松修学舎中が3位、男子バスケットボールでも与進中が3位に入った。  陸上は女子100メートルで積志中3年小池雛さんが2位、女子1500メートルで細江中3年大谷芽以さんが3位、男子3000メートルで浜松南部中3年佐藤瑞城さんが8位に入賞した。  選手たちはそれぞれ大会を振り返り、周囲の支援への感謝を語った。2競技の全国制覇をはじめ輝かしい成績を収めた選手たちに、宮崎教育長は「市として

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  • 浜松の伝統行事「30分間回泳」 皆さんから寄せられた思い出やご意見【NEXT特捜隊】

     小学生が30分泳ぎ続けることに挑む浜松の伝統行事「30分間回泳」。NEXT特捜隊では今夏、回泳の思い出やご意見を募集しました。このページでは、皆さんから頂いた投稿をご紹介します。 ⇒浜松伝統「30分間回泳」を知っていますか? 「子どもが大変そう」という投稿を受け現地へ㊤ ⇒浜松伝統「30分間回泳」を知っていますか? 「子どもが大変そう」という投稿を受け現地へ㊦ ◆泳いでいる時はつらかった。終わった時は何か達成感があった。(浜松市東区、会社員の浜松の若親爺さん、60歳) ◆小学5年生当時、クラスメイトと江之島水泳場に行った際、本番前に50メートルのプールで深さを体感しま

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  • 成人年齢引き下げ、消費相談72件 静岡県が対策強化、高額な契約トラブルも

     成人年齢が18歳に引き下げられた4月以降、静岡県内の消費生活相談窓口に寄せられた18、19歳の相談件数が72件に上ったことが30日、静岡県への取材で分かった。前年同期の81件を下回ってはいるものの、高額な契約を結びトラブルになったケースがあった。静岡県は「今後も悪質業者のターゲットになる恐れがあり、予断を許さない」として若者向けの消費者被害防止対策に力を入れる。  4~7月に県と市町の窓口に寄せられた相談件数をまとめた。主な内容は「脱毛エステで約50万円の契約を結んでしまい、解除したい」「SNS(交流サイト)やマッチングアプリで知り合った人と金銭トラブルになった」「アダルトサイトの登録料とし

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  • 学校の机、自分で修理 物を大切にする気持ち養う 沼津の公立小学校「体験型教育プログラム」導入へ

     沼津市内の全公立小学校で、普段使用し、傷ついている学校机を改修する「体験型教育プログラム」を導入することが30日までに決まった。素材メーカーなど市内外の企業が協力する。児童自らが直すことで、物を大切にする気持ちを養う。  7月に沢田小で実施し、対象とした6年生約60人の反応が良かったため全小学校でも取り組む方向となった。日程などは今後詰める。  今月29日、机の天板改修に使うメラミンシートの国内シェアトップのアイカ工業(名古屋市)の玉木利之静岡支店長と代理店の不二高(沼津市)の高島弘光社長、プログラムを運営する大志建設(同市)の杉沢教人社長が市役所を訪れ、成果と今後の方針を報告。頼重秀一市長

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  • 小中生いじめ発見 タブレットを活用 浜松市、23年度にも開始

     浜松市は、いじめの未然防止や早期発見に向け、全児童生徒に配備しているタブレット端末を活用したインターネットによるアンケートや相談事業を始める。2022年度一般会計の9月補正予算案に関連費用2200万円を計上し、23年度の開始を見込んでいる。  アンケートは市立小中学校の全児童生徒が対象。月に1回程度、タブレット端末を使ってアンケートを行う。市教委や各小中学校は人工知能(AI)による回答の分析結果から、被害に遭っているリスクが高い児童生徒の把握につなげる。  相談事業は毎週木曜と、夏休みなど長期休暇前後の午後5~9時に行う予定。タブレット端末に加え、各自のパソコンやスマートフォンなどからチャッ

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  • アドレス一部と氏名479人分 静岡東高が誤送信

     静岡県教委は30日、静岡東高が高校の合同説明会の参加者にアンケートフォームの案内メールを送った際、誤って478人分のアドレスの一部と1人分の氏名を送信したと発表した。メールを受け取った418人に削除を依頼した。  高校教育課によると同校は29日午後、静岡・清水地区の公立高合同説明会に参加した中学生や保護者に、アンケートフォームのURLを案内するメールを送った。既に送信したメールの本文をコピーして新たなメールを作成する際、誤って元のメールの送信先もコピーしてしまい、メールアドレスのうち「@」より前のユーザー名と1人分の漢字氏名が見える状態となった。受信者から指摘を受け発覚したという。

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  • 清水東高生 援助のアイエイアイ訪問 米国での学習成果報告 今夏4週間「世界広がる」

     「ジョン&ミヨコ・デイビー奨学金基金」と産業用ロボットのアイエイアイの援助で今夏米ペンシルベニア州で4週間のサマースクールに参加した清水東高2年の5人が同社を訪れ、お礼と報告をした。石田徹社長は「世界が相手のビジネスを通じ、日本が豊かになるよう力を貸してほしい」などと述べた。  高校生らは、ドイツ人や中国人など世界各国の同世代と一緒に過ごした日々を振り返り、価値観の違いや流ちょうな英語に圧倒されつつ「世界観が広がった」と述べた。普通科の森凜奈さん(16)はロシアからの侵攻を受けるウクライナ人と友人になったことを報告し、戦争を身近に感じた体験を話した。  石田社長との自由なやり取りでは生徒らは

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  • 沼津に中学生楽団 部活の地域移行見据え新設、初練習

     学校の枠を超えた公立中学校の部活動の地域移行に向け、沼津市で活動する吹奏楽団が市内中学生を対象にした楽団「沼津ブラス・フィールド」を新設した。初練習が28日行われ、8校の14人が「地域部活動」として始動。11月3日予定の発表会へ連携を深めるほか、今後は楽団の運営や企画も自主的に手掛ける。  吹奏楽団「沼津ブラス・フロンティア」が今回の結成に尽力した。技術指導や中学生による演奏会の企画面での取り組みを支える。地域部活動の本格移行を見据える市教委と連携し、先進事例と想定。今後の活動から成果と課題を探るという。  初練習は沼津市民文化センターで行い、木管と金管の楽器別に分かれて実施。「フロンティア

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  • 南伊豆の中学2校 統合準備委始動 学校名や校歌など検討

     南伊豆町の町立中学校2校の第1回統合準備委員会が26日、町役場で開かれた。2026~28年度をめどに統合方針が固まっている。  委員会では、学校名や校歌、校章に加え、通学方法なども検討する。今後は委員会内での議論のほか、学校関係者や外部の識者も交えた部会を設置する見込み。個別に防災計画や部活動などについて意見を交わす。同日は委員5人を委嘱した。会長には南伊豆東小の高橋政弘前校長を選出。市教委がこれまでの経過を説明した。準備委員会の町教委への答申時期は未定という。  町内の中学生は5月時点で152人。31年度に初めて100人を割り込むと想定されている。町教委は21年に諮問機関から速やかに1校へ

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  • 文化部高校生 夏の活躍報告 総文祭など入賞13校、教育長に

     第46回全国高校総合文化祭「とうきょう総文2022」など、今夏行われた文化部の三つの全国大会で優秀な成績を修めた高校生の報告会が26日、静岡県庁で開かれた。3位以上に入賞した13校の計23人と顧問らが、池上重弘県教育長らに受賞を報告した。  都内で開かれた総文祭は書道、放送、新聞、日本音楽、将棋、百人一首の各部門で県内高校の団体や個人が入賞した。  百人一首は県選抜チームで臨み、準優勝した。浜松西の佐藤颯星さん(3年)は「大会開催に感謝している。普段はライバル同士だが、力を合わせて戦えた」と振り返った。  日本音楽で優秀賞・文化庁長官賞だった三島北箏曲部の川口晴花さん(3年)は「良い緊張の中

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  • ヤングケアラー4.6% 静岡県調査の浜松分、市が報告

     市は厚生保健委員会で、大人に代わって家族の世話をするヤングケアラーに関する静岡県の実態調査の同市分を報告した。家族の中に「ケアしている人がいる」と答えた子どもの割合は4・6%で、県全体と同じだった。  調査は小学5、6年生と中学、高校生が対象。同市では5万3101人が回答した。ケアの相手(複数回答)は兄弟姉妹が48・8%で最も多く、母親が40・1%で続いた。ケアの内容は「家事」(45・2%)、「兄弟姉妹の世話や保育所等への送迎など」(29・2%)などが並んだ。  ケアに伴う影響を尋ねる設問では「宿題や勉強をする時間が取れない」(7・3%)といった回答のほか、「学校に行きたくても行けない」(1

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  • 静岡大に新修士課程 山岳流域研究に特化 2023年4月設置

     静岡大は25日、山岳流域の自然生態系の喪失や過疎化に伴う産業衰退などの課題を解決する人材を養成する修士課程「山岳流域研究院」を来年4月に設置すると発表した。日本初となる「修士(流域学)」の学位を取得することができ、自然科学を中心に経済・社会を含めた幅広い分野を横断的に学ぶ。  2023年度の定員は7人。筑波大や信州大などと連携し、県内外の流域で生態系に関するフィールドワークを行う。エコツーリズム、防災教育、中山間地の地域デザインなどの専門知識を身に付け、山間部が抱える課題の解決を目指す。  2019年の大学院設置基準の改正で可能になった分野横断型の教育組織「研究科等連係課程実施基本組織」を静

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  • 小学生最少18万387人 学校基本調査、40年前の半数以下

     静岡県が24日に公表した学校基本調査(5月1日現在、速報値)によると、県内の小学生は前年同期より3227人少ない18万387人(男9万2375人、女8万8012人)だった。14年連続の減少で、1948年の調査開始以降の最少値を更新した。直近のピークだった82年の36万1582人に対しては49・9%と5割を下回った。=関連記事27面へ  中学生は前年同期比1009人減の9万7183人(男4万9675人、女4万7508人)で2年ぶりに減少し、こちらも調査開始以降最少だった。このほか、県内で伊豆市に1校のみ設置されている義務教育学校には107人(男57人、女50人)が在籍する。  小中学生全体では

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  • 部活動の地域移行議論 函南の教育会議、ALT活用方法も探る

     函南町総合教育会議が24日、同町役場で開かれ、教員の負担軽減に向けて国が提言する部活動の地域移行、外国人指導助手(ALT)の効果的な活用などについて現状と課題、今後の方針を話し合った。  町内の中学2校では1、2年生のみで試合が成立しない部活動もある中、地域への移行により複数校のチーム編成が可能になる、専門的なコーチの指導が受けられる―などのメリットが考えられるという。一方、部活動の顧問と外部コーチで認識が異なる場合も想定され、教育委員は「真逆の指導があった場合に中学生が対応できるのか」などと指摘した。勝利至上主義による過剰な指導や保護者の経済的な負担なども課題に上がり、町教育委員会は今後精

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  • 幼保こども3園統合へ 御前崎市、2025年の開園目指す

     御前崎市は白羽幼稚園、白羽保育園、御前崎こども園の3園を一つのこども園に統合する。園児数の減少と園舎の老朽化が進んでいるため。新こども園の建設と管理運営は民間事業者に委託し、2025年の開園を目指す。  園舎は築17~33年が経過している。3園の合計園児数は2017年の263人から22年4月には208人まで減り、今後も減少が見込まれている。新こども園の建設地は白羽幼稚園と、同園に隣接する旧御前崎学校給食センターを解体した跡地を活用する方針。9月から保護者と地元町内会への説明を始める。  市は他の公立園についても再編と民営化を検討するとしている。

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  • ALTや国際交流員15人 浜松市に着任報告

     国の外国青年招致事業(JETプログラム)で浜松市の外国語指導助手(ALT)や国際交流員(CIR)として来日した外国人15人が24日、市役所に鈴木康友市長を訪ね、着任報告を行った。  訪れたのは、2021年9月~22年8月に来日した米国やイギリスなど6カ国出身の男女。13人がALTとして小中学校で活動するほか、残る2人はCIRとして市教委指導課と市国際課で行政文書の翻訳や国際交流活動などに携わる。  鈴木市長は「浜松の子供が英語や国際感覚を身に付けられるよう活躍するとともに、浜松での生活も楽しんでほしい」と激励した。  21年11月に来日し、南部中で勤務しているカナダ出身のトーマス・ジアンフラ

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  • 継続的、迅速な対応重要 浜松市長、いじめ問題で強調

     浜松市の鈴木康友市長は24日の定例記者会見で、市立中学校在籍時にいじめを受けた女性(18)への不適切な対応を当時の学校関係者や現在の市教委幹部らが謝罪したことについて、「家族から『納得できない』との発言もあったようだ。引き続きご本人や家族に寄り添い、希望に応じた支援をするよう担当に指示した」と述べた。  当時の学校関係者らは23日、再調査委員会が不適切と指摘した配慮のない言動、公平中立を欠いた調査方法などを女性に謝罪した。鈴木市長は「ご本人や家族にとって、1回でこれまでの不信感をぬぐうのは難しい。謝罪まで時間がかかったことも申し訳なく思っている」と強調し、市や市教委による継続的で迅速な対応が

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  • 野球部教員らのNPO 部活の地域移行見据え、他競技にも活動の輪

     浜松市内の中学校で野球部を指導する教員らが、部活動の地域移行を見据えて2019年に立ち上げたNPO法人浜松中学野球育成・強化プロジェクトが発足4年目で新たな局面を迎えている。名称を静岡ジュニアスポーツアカデミー(理事長・藤田裕光浜松北星中校長)と改称。野球に限らずソフトボールなど他競技にも活動の輪を広げている。  教員の労働環境改善などを目的に、休日の運動部指導の地域移行が国主導で進む中、同NPOは「部活動の指導をしたい」という教員の熱意の受け皿として発足。市内の教員有志らが公立中の野球部員を対象にした週末の軟式野球教室や、部活動を引退した3年生向けの硬式野球教室などを開いて、部活動のあり方

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  • 夏休み満喫、元気に登校 静岡県内一部の小中学校で始業式

     静岡県内一部の公立小中学校が24日、夏休み明けの始業式や授業再開を迎えた。3年ぶりに新型コロナウイルスによる行動制限のない夏休みを過ごした児童生徒は、日焼けした元気な姿で登校し、休み中の思い出を話したり、学校での目標を語り合ったりした。  沼津市では公立の小中、小中一貫校40校が始業式を行った。金岡小では、新型コロナや熱中症対策として4年2組からの中継を、全校児童約670人が各教室の大型テレビで視聴した。  プールや魚釣りで夏を満喫した代表児童の4年真覚(まさめ)渉君(9)は「学級委員になって、みんなが平等で仲良くできるクラスにまとめたい」と2学期の目標を発表。飛田直和校長は「各学年さまざま

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  • 「重大事態の意識欠如」 浜松市教委、いじめ被害女性に謝罪

     浜松市の女性(18)が市立中学在籍時にいじめを受け、当時の学校や市教委の対応が不適切だったと再調査委員会に指摘された問題で、担任や校長、現在の市教委幹部ら10人が23日、市役所で女性と両親に対面し、謝罪した。女性は「いじめを早く見つけて、周りがすぐ助けてあげる学校をつくってほしい」と再発防止への強い願いを改めて訴えた。  現在の市教委幹部3人は報道機関に公開した場で謝罪した。宮崎正教育長は「長い間つらい思いをさせてしまった。心よりおわびする」と述べ、いじめの防止や早期発見、対応の体制構築を誓った。  当時の担任ら7人の謝罪は非公開で行い、各自用意した謝罪文を読み上げた。「気持ちに寄り添った対

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  • 地域部活動の運営協議 焼津市教委 来年度実施8種目

     焼津市教育委員会は23日、来年度から実施予定の地域部活動8種目について、運営方法などを話し合う委員会を大井川商工業研修センター(同市宗高)で開いた。休日の中学校部活動について、市は本年度から段階的に地域への移行を進めている。委員会では、来年度の対象種目である陸上やソフトテニス、eスポーツなどの関係者らが参加した。  委員会では、市教委の担当者が地域部活動への移行について、市の考え方や初年度の動向を説明した。出席者からは「教職員や外部指導者に地域部活動参加の希望調査はしたのか」「運営費用に公的補助はあるのか」「練習場所の確保はどうするか」といった質問が出た。  その後、競技ごとに分かれて、活動

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  • 田方農高生 町政に質問、町長らが答弁 函南で高校生議会

     田方農業高(函南町)の生徒による「町高校生議会」が23日、同町議場で開かれた。町政に対する疑問や思いに基づいて高校生が質問し、仁科喜世志町長ら町幹部が答えた。  生徒5人が議員席に座り、町民の健康維持や図書館の利用促進などについて質問を寄せた。小中学生に貸与しているタブレット端末の目的外使用を防ぐ対策や、ICTを活用した他市町の学校との連携などを尋ねると、久保田浩子教育長らが「カテゴリー別に使用をブロックし、履歴は確認できる」「西伊豆町の学校と地域を紹介し合う取り組みを行った」などと答弁した。  特定健診の無償化については、仁科町長が「減額も含めて効果を確かめ、他市町の状況を踏まえて考えてい

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  • 市立幼保の質確保へ 浜松市検討会が将来像議論

     浜松市は22日、市立幼稚園・保育園適正化等検討会の会合を市役所で開いた。市立の幼稚園と保育園の今後の在り方を定める方針策定に向けて協議を行い、市側は将来像の基本的な考え方について「質の高い幼児教育・保育を官民が連携し、地域の実情に合わせ、持続的に提供する」との案を示した。  市側は将来像実現のポイントとして▽一定規模の確保による「集団での学び」の充実▽施設の機能向上▽市立、民間園の役割の整理▽中山間地域の特例―などを挙げ、定義や数値基準の検討が必要とした。  委員を務める幼・保の職員や保護者の代表、学識経験者からは「過疎地の幼児教育を支え、さまざまな支援を要する子どもを受け入れているのが公立

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  • 科学者を目指そう! 高1、2スクール開講 静大教員が指導

     静岡大の教員が中学3年生~高校2年生を対象に高度な科学教育と研究指導を行う「未来の科学者養成スクール(FSS)」の入校式が21日、静岡市駿河区の同大で行われた。県内外の高校1、2年生43人が受講する。  FSSは科学技術振興機構の助成事業で、2017年度に始まった。本年度は農業や水産など実業系の高校に通う生徒の応募枠を新設した。入校式で同大の塩尻信義理事は「多様な皆さんがつながり、良い成果、効果が出ることを期待している」と述べた。  受講生は12月までに全8回の講義やワークショップを通して研究者の心構えなどを学ぶ。研究提案書も作成し、研究分野の近い同大教員から指導を受ける。その後、選抜に残っ

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  • 藤原紀香さん 紛争地支援語る 静岡・マリナートで講演

     世界の紛争地で子供たちを撮影する活動を続ける女優の藤原紀香さんが20日、静岡市清水区のマリナートで講演した。20年前から続ける活動のきっかけや2002年のアフガニスタン訪問を写真で振り返った。  県教職員互助組合の主催。藤原さんはデビュー前の大学生のころ阪神大震災に直面した際、俳優などが炊き出しなどで被災者を励ましていた姿を見て芸能界に飛び込むと同時に、支援活動を志したことを紹介した。  アフガニスタンでは地雷で指などを失った子供に多く遭遇。リハビリする姿や学校で学ぶことを希望する姿に胸を打たれたという。藤原さんは「子供の笑顔に希望が見え、夢中でシャッターを押した」と話した。  会場では20

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  • オイスカ浜松国際高3位 フラガールズ甲子園

     全国の高校生がダンスの日本一を競う「フラガールズ甲子園」が21日、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに福島県いわき市で開かれ、横浜市の関東学院高が初の最優秀賞に輝いた。浜松市西区のオイスカ浜松国際高が総合第3位優秀賞に選ばれた。  東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興を願い2011年に初めて開かれ、第10回となる今回の大会には11都県から22校、約200人が参加した。  赤や黄色の色鮮やかな衣装に髪飾りなどを身にまとい、フラを踊る「課題曲の部」と、フラかタヒチアンなどを選ぶ「自由曲の部」で息の合った舞を披露。詰めかけた約千人の観客を魅了した。  表現力や演舞力などの合計得点を争っ

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  • 生徒発案の新制服お披露目 着こなし自在に1000通り オイスカ浜松国際高、2023年度導入

     浜松市西区のオイスカ浜松国際高は20日、2023年度に一新する学校制服のお披露目ファッションショーを校内で開いた。生徒主導で決めたデザインで、好みや寒暖に応じて自分の着こなしを考えられる、選択肢の多彩さが特徴。モデル役の生徒が特設のランウエーを歩き、学校見学に訪れた中学生に魅力をアピールした。  創立40周年を迎えるに当たり、学校が20年ぶりの制服変更を生徒会に相談。生徒たちがデザインや機能性のアイデアを多数提案し、学校の理解、メーカーの協力で形にした。  冬服はブレザーにカジュアルなフード付きカーディガンやベストを組み合わせられる。ネクタイ、リボンはそれぞれ2色あり、スラックス、スカートを

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  • 高校生150人 英会話漬けの5日間 静岡で5校合同プロジェクト

     静岡県中部地区の五つの高校(静岡、清水東、清水南、静岡城北、焼津中央)は19日までの5日間、静岡高(静岡市葵区)とグランシップ(同市駿河区)で英会話への意欲を高める合同プロジェクト「エンパワーメントプログラム」を実施した。  1、2年生の約150人が参加し、講師はエジプトやネパールなどから日本の大学に来た外国人留学生30人が務めた。生徒5人と留学生1人でグループを作り意見交換をしながら授業を進めた。授業中の会話は全て英語で行った。  最終日の19日は「架空の国」をテーマにグループごとに発表した。生徒は身ぶりや目線を意識しながら、模造紙に絵などを描き、自分たちが考えた国の食べ物や文化などを伝え

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  • 高校生「ゆめ授業」始動 イベント企画、主体性学ぶ

     静岡県教委はこのほど、高校生の主体性を育むことを目的に本年度初めて実施する「ゆめ授業(ドリーム・プロジェクト)」の実行委員会を県庁で開いた。県立高を中心に公募に応じた県内18校の生徒27人が、実行委員として企画や運営を担う。初顔合わせをした生徒は東部、中部、西部の3グループに分かれ、企画のテーマや開催方法を話し合った。  地域や学校の枠を超えてつながった高校生が講演会やイベントなどを企画立案し、自ら学びの機会創出を実現する事業。各グループの生徒は中高生に人気の著名人や本県ゆかりのスポーツ選手などを講師の候補に挙げ、会場の確保や役割分担の方法を話し合った。自分たちが取り組む企画の目的についても

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  • ハナエモリ 静岡県内学校の制服も 三島南高、21年前に導入

     ファッションデザイナー森英恵さんは、中高生の日常着である学校制服のデザインも手がけた。訃報が届いた18日、21年前から「ハナエモリ」の制服を使う県立三島南高(三島市)の関係者は、世界的デザイナーの偉業に思いをはせた。  同校は現在の校舎への移転に合わせて2001年度、現在の制服を採用した。冬服は男女とも紺地に金ボタンのブレザータイプで、高級感を漂わせるデザイン=写真(学校案内から)=。胸のエンブレムには校名とともに「HANAE MORI」の文字もある。  同校によると、生徒たちの満足度は高いという。鈴木久美子副校長は「すてきなデザインの制服をいただいたと思っている。これからも大事にしていきた

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  • 川根本町の学校再編 2校案軸、校舎改修を一部縮小 新設計案

     川根本町は計画の見直しが迫られていた学校再編と義務教育学校の開設を巡り、従来の2校案を維持した上で校舎改修を一部縮小する新たな設計案をまとめ、18日の町議会全員協議会で説明した。同日の臨時会で再設計業務委託料を計上した2022年度一般会計補正予算案が可決され、新設計案を軸に事業を進める。町は22日から9月3日までに住民説明会を計8回開くとしている。  町は24年度までに6小中学校を再編し、南北地域にそれぞれ9年制の義務教育学校を開設する方針だったが、多大な事業費や町民への説明不足などから、22年度当初予算案に計上した校舎改修などの事業費5億1800万円を全額削除する修正案が3月定例会で可決さ

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  • 持続可能な中学部活 学校単位超えたエリア制「シズカツ」へ移行協議 静岡市総合教育会議

     静岡市総合教育会議は18日、2022年度初会合を市役所静岡庁舎で開いた。少子化が進む中で市教委が計画する中学部活動改革モデル「シズカツ」について田辺信宏市長と赤堀文宣教育長ら教育委員が協議した。  市によると、本年度の市内中学生の中で部活動に参加しているのは1万1329人。少子化による減少が進んでいて、6年後には部活参加人数が8500人を下回ると想定されている。市内中学校では部活の種目数減や競技経験のある顧問の不足も深刻化し、従来型の学校部活動は持続困難になっている。学校単位を超えたエリア制と市が認めた地域指導員の参画が特徴の「シズカツ」に移行することで、中学生がスポーツや文化芸術に親しめる

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  • 高校「探究学習」で討議 静岡県教委、事例発表や講演

     静岡県教委は16日、高校で本格化している探究学習をテーマにしたシンポジウムを、静岡市駿河区のグランシップで初めて開いた。県内の高校教員や教育関係者らが集まり、事例発表や有識者による講演を通じて、生徒の主体的な学びを深める探究学習の在り方について情報交換した。  事例発表には公私立の8校が参加し、担当教員が導入の過程を説明したり、生徒が実際に体験した探究学習の感想や成果を紹介したりした。富士市立高は担当教員が探究学習を継続するポイントとして校内での合意形成の重要性を指摘し、「校長が生徒や教員に『探究の学校を目指す』というメッセージを出している」と話した。湖西高は全ての教科や教育活動に探究学習を

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  • 中学生 住民から地域の実情学ぶ 下田で「ドリーム授業」

     中学生が学識経験者や近隣で活躍する住民から地域の実情などを学ぶ講座「未来を切り拓(ひら)くドリーム授業」(県教委主催)の「賀茂版」が18日、下田市の県下田総合庁舎で始まった。地域への愛着の醸成や人材育成が狙いで、19日まで。  1市5町の中学1、2年生約30人が受講。初日は遊休地を活用したキャンプ場運営などに取り組む「ヴィレッジインク」(下田市)の営業企画チームマネジャー梅田直樹さん(50)らの話に耳を傾けた。梅田さんは、観光地で余暇と仕事を楽しむ「ワーケーション」が近隣で活発化していると説明。「制約に縛られない時代が来ている。科学が発達し、『賀茂だからできない』ことはどんどん減っていく」と

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  • シュワッと爽快、サイダーかん 富士の学校給食で愛され50年 高校生が改良挑戦

     富士市の学校給食で半世紀にわたり愛され続けている、サイダーを寒天で固めた冷たいデザート「サイダーかん」に富士らしさを新たに加えようと、同市の富士見高コミュニティ研究会が改良に挑んでいる。地元産の果物を使った試作品を作り、元栄養士でサイダーかん開発者の紺野祐子さん(84)からアドバイスを受けた。生徒たちは「富士の青春の味を広く発信したい」と、レシピの研究を重ねる。  サイダーかんは、口に入れると炭酸の爽快感が広がる子どもたちに人気の逸品。市教育委員会によると、1960年代後半、吉原一中の栄養士だった紺野さんが給食で提供した事をきっかけに市内各校に広まった。  地域貢献活動を展開する同研究会の生

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  • SDGS子どもに希望を サレジオ高3年・星野さん 小中学生向けに情報誌

     静岡市清水区の静岡サレジオ高3年星野杏奈さん(17)=同区=が、SDGs(持続可能な開発目標)の認知度向上に向けた小中学生向けの情報誌「Smile(スマイル)」を制作した。構成から取材、執筆まで手掛ける“編集長”となり、SDGsに積極的に取り組む市内の企業や団体を取り上げる。来年1月まで毎月発行予定で、制作費をクラウドファンディング(CF)で募っている。  「静岡市の好きなところは」「パートナーとの連携にはどんな力があるか」―。星野さんは9日、全国の自治体でもいち早くSDGsの取り組みを始めた同市の田辺信宏市長にインタビューした。約30分、星野さんはメモを取りながら熱

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  • 子どもとの関わり「信頼関係構築を」 浜松市中区で講座

     浜松NPOネットワークセンター(浜松市中区)は7日、生きづらさを感じている子どもとの関わり方や支援策を紹介する講座(静岡新聞社・静岡放送後援)を同区の市民協働センターで開いた。オンラインを含め、保護者や学校関係者ら約30人が参加した。  横浜市のNPO法人「パノラマ」の石井正宏代表理事が講師を務め、神奈川県の高校で取り組む校内居場所カフェを紹介した。学校内で教師や保護者以外の大人と関わることができる居場所をつくり、卒業後も継続して悩み相談などを行っていると説明した。  石井代表理事は学校の相談室について、子どもたちは家庭の問題などが周囲に知られることを心配して利用を避ける傾向が強いと指摘。「

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  • 地域ならではの学校行事 城落とし/砂丘マラソン/サンゴ養殖/遠泳/いずみ運動…【NEXT特捜隊 投稿特集】

     小学生が泳ぎ続けることに挑戦する浜松伝統の「30分間回泳」の取材をきっかけに、LINEでNEXT特捜隊とつながる「N特通信員」の皆さんに地域ならではの学校行事を募集したところ、多くの投稿が寄せられました。寄せられた情報と追加取材した内容を紹介します。 ◆運動会の城落とし (浜松市西区、会社員のようこさん、47歳)(静岡県外、清水おもちさん、30代)(磐田市、ちいさん、40代) 「運動会の城落としがありました」   浜松などで行われる運動会種目「城落とし」(2019年9月23日 静岡新聞朝刊) (城落としは、浜松などで盛んな運動会種目です。過去の新聞記事によると、二つの軍

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  • 6大学共同講座 教授らリレー解説、高校生学び深める 藤枝

     藤枝市と包括連携協定を結ぶ静岡県内6大学でつくる「市大学ネットワーク会議」は12日、6大学による共同講座「しずおか中部 未来学」を同市のBiViキャンで開いた。同市を中心にした県中部の高校生ら約40人を対象に、各大学の教授らがリレー講義を行った。  参加大学は静岡大、静岡福祉大、常葉大、静岡産業大、静岡理工科大、県立大。静岡理工科大は、野崎孝志教授とシステム工学専攻の大学院生鈴木晴空さんが講師を務め、「空飛ぶクルマ」の研究内容を解説した。  このほか「地域課題解決プロジェクト」「スポーツボランティア」「持続可能な農業」といった分野の研究紹介もあった。昼休みや講義後に合同オープンキャンパスを行

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  • 夏休みの自由研究支援 富士宮でボランティア、小中生に特別講座

     富士宮市で小中学生を対象に無料学習塾を開くボランティア団体「クローバー」(斎藤葉月代表)は11日から特別講座「夏休み自由研究・工作学習会」を市内で始めた。富士根南公民館で13、20日に、大富士交流センターで16日にも開く。  初日は大富士交流センターで四つの講座を展開し、計22人の子どもたちが参加した。斎藤代表ら無料塾スタッフとともに、富士宮東高や富岳館高から集まった有志の高校生計6人が指導に当たった。「つまめるカラフルな水ビーズを作ろう」の講座は水にアルギン酸ナトリウムを溶かした水溶液に絵の具で色を付けた後、スポイトに取り、乳酸カルシウム水溶液に垂らして柔らかい水ビーズを作る方法を解説した

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  • 全国中学校体育大会 出場選手にエール 浜松市教委が激励会

     浜松市教委は12日、北海道と東北各県で15日から開催される全国中学校体育大会(全中)の出場選手の激励会を中区の市教委と各校などをオンラインで結んで開いた。  市教委によると本年度、市内からは標準記録を突破したり、県や東海大会を勝ち抜いたりした陸上や水泳、バスケットボール、サッカーなど11競技の計35個人9チームが出場する。  激励式には、宮崎正教育長と出場選手約30人らが出席。選手紹介に続き、鈴木康友市長のメッセージ動画を放映した。鈴木市長は「最高のパフォーマンスを発揮し、浜松市、静岡県、東海の代表として正々堂々とプレーしてほしい」と選手たちにエールを送った。

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  • 「魅力ある学校」提案にかじ 横須賀・池新田高統合 南遠教育整備協が方針

     横須賀高(掛川市)と池新田高(御前崎市)の統合を盛り込んだ静岡県教委の再編計画で、統合に反対する南遠地域教育環境整備推進協議会は10日夜、掛川市内で役員会を開き、2022年度の事業計画を決めた。従来の存続要望活動を発展させ、魅力ある学校づくりに向けた提案に軸足を移す。  水野幸雄会長(84)は「存続を願う活動に努めてきたが、視点を変える。学校の魅力を高めるにはどうするべきか前向きに検討し、提案していく」と説明した。これまでは横須賀高の学校運営と距離を保ってきたが、今後は同校や保護者を巻き込み、一体となって活動していく姿勢も確認した。  県教委が計画再検討に向けて8月以降に設置するとした地域協

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  • SDGs教職員学ぶ 加藤学園高、生徒に還元へ

     沼津市大岡の加藤学園高はこのほど、教職員向けの持続可能な開発目標(SDGs)を学ぶ研修会を開いた。  担当教科の学習にSDGsの内容を取り入れ、生徒に還元することを目的として、20人が参加した。全国の学校にSDGsの学びを提供する「TOKYO EDUCATION LAB(トーキョーエデュケーションラボ)」(東京)の金井隆行社長を講師に講義を受けた。  参加者はSDGsの理念や具体例を確認したほか、SDGsの学習用のボードゲームを使い、世界各国で発生している環境問題や貧困問題の理解を深めた。白嶋卓教諭は「教科横断型学習の必要性が高まっているので、内容を生徒へ還元できれば」と話した。

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  • 市立中学5校の制服統一 性差なくし夏はポロシャツ快適に 裾野市

     裾野市は10日、市立中学校5校の制服を2023年度から統一すると発表した。市町内の複数の中学校が同じ制服を採用するのは静岡県内初という。  社会的・文化的な性差をなくすジェンダーレスが進む中、多様性や機能性、猛暑などの気候変動を考慮して全市的に見直した。市内の転校は制服の買い替えが不要になり、学区外の親類や知人から制服を譲り受けて着用できるようになる。学校間であった制服の価格差もなくなる。  現在は詰め襟の学生服とセーラー服で、各校が独自の制服を採用している。今後はブレザーを基調とし、夏は紺色のポロシャツを着用。スラックスとスカート、ネクタイとリボンの選択は性別に関係なく自由にできる。保護

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  • 公立中学の部活動指導 文化系も休日は地域で 北山静岡大名誉教授ら有識者会議提言

     文化庁の有識者会議は9日、吹奏楽や合唱、演劇など公立中学の文化系部活動の指導を、2025年度末までに休日は地域団体へ委ねるべきだとの提言をまとめた。運動部改革と足並みをそろえる。文化庁は自治体による指導者確保や会費補助の後押しをするため、来年度予算の概算要求に関連経費を盛り込む。  提言は、少子化で学校単位での運営が困難になることや、部活が教員の長時間労働の要因になっていると指摘。スポーツ庁の有識者会議が6月に公表した運動部の移行スケジュールと同じ23~25年度を「改革集中期間」に設定し、自治体に推進計画の策定を求めた。問題点を洗い出し、将来的に平日の部活も学校から切り離す検討を進める。  

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  • 円滑な「幼小接続」 小1プロブレムの解消へ  静岡県教委研究

     小学校入学後の児童が学校生活になじめない「小1プロブレム」が教育現場で課題となる中、県教育委員会は本年度、幼稚園などから小学校への円滑な接続を目指す幼児教育支援充実事業に乗り出した。モデル地区に指定した沼津市教委と連携し、3年間かけて市内の幼稚園などで質の高い幼児教育を研究する。「幼小接続」に向けて子どもや保護者、園への支援の在り方を探る。  同事業は静岡県内初の取り組み。就学前の子どもが通う幼児教育施設は公立、私立などさまざまな違いがあり、教育内容も多様化している。研究は施設形態の垣根を越え展開。県内では多くの幼児が、地域の公立小学校に進学することから、幼児教育の平準化も課題となっている。

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