テーマ : 教育・子育て

福祉型大学校「明光学館大学」 静岡市に開校、初の入学式

 特別支援学校高等部を卒業した障害のある人などが社会で必要なスキルを身に付ける福祉型大学校「明光学館大学」が1日、静岡市葵区の複合型福祉施設「レキシア鷹匠」に開校し、初の入学式が行われた。

寺田学長(左)から入学許可証を受け取る入学生=静岡市葵区の複合型福祉施設「レキシア鷹匠」
寺田学長(左)から入学許可証を受け取る入学生=静岡市葵区の複合型福祉施設「レキシア鷹匠」

 寺田亮一学長はあいさつで、茶人の千利休の和歌「その道に 入らんと思う 心こそ わが身ながらの 師匠なりけれ」を紹介。「決意しなければ何も始まらない」と入学生2人にエールを送り、入学許可証を手渡した。
 同校は社会福祉法人「明光会」が運営する。学校教育法で定める学校ではなく、障害者総合支援法の福祉事業を活用した4年制の学びの場。まちを歩いて生活に必要な能力を体得したりする自立訓練を2年、企業実習などに取り組む就労移行を2年行う。年度途中の入学も可能。
 障害のある人などが社会に出る前に、コミュニケーションや生活スキルを習得する福祉型大学校のニーズは近年高まっている。同校によると、浜松市などからも問い合わせがあるという。

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