テーマ : 教育・子育て

部活地域移行、段階的に 休日28年度、平日31年度 沼津市教委

 沼津市教育委員会は4日、中学校の部活動について、休日は2028年度、平日は31年度を目標に、地域移行を段階的に進める方針案を市議会文教産業委員会で示した。目標年度を示すことで、活動の受け皿になる団体や指導者の準備を加速させる。

沼津市の地域クラブ活動「ヌマカツ」の大枠
沼津市の地域クラブ活動「ヌマカツ」の大枠

 学識経験者や教育関係者で組織した改革検討協議会で案をまとめた。方針案によると、地域移行後のクラブ活動の名称は「ヌマカツ」。民間、または地域移行されたクラブで本格的に競技に取り組む「競技志向」と、平日は学校単位、休日は他校と合同のクラブで活動する「生涯志向(エンジョイ)」の2区分を設ける。生涯志向は、スポーツ、文化芸術の掛け持ちや複数種目の選択もできる。
 クラブ活動を統括する事務局や体制づくり、指導者や活動場所の確保、受け皿となる団体の育成などの課題も9項目にまとめた。15日から1カ月間市民の意見を募り、5月に策定する。
 国や県の動向、中体連など大会との調整も必要なため、当面は実証事業として課題を検証し、詳細な計画は26年度に策定する。
 市議会2月定例会は4日、総務、文教産業の両委員会を開き、委員会付託された計15議案を審査した。
 (東部総局・菊地真生)

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