テーマ : 教育・子育て

地産地消やロス減を 高校生が提言 静岡市内6校参加

 静岡市の高校生が脱炭素社会の実現に向けて提案する発表会(同市、静岡鉄道主催)が18日、同市駿河区のグランシップで開かれた。「カーボンニュートラルに向けて私たちにできること」をテーマに、市内6校の約30人が学校や家庭など身近な脱炭素の取り組みを紹介した。

脱炭素社会実現に向けた身近な取り組みを提案した発表会=静岡市駿河区のグランシップ
脱炭素社会実現に向けた身近な取り組みを提案した発表会=静岡市駿河区のグランシップ

 城南静岡高のチームは家庭でできる脱炭素として、食材の地産地消の推進を提案した。カレーの食材に全て県内産を使った場合、県外産と比べて輸送にかかる二酸化炭素(CO2)の排出量を大幅に削減できると説明。実際に県産の食材でカレーを作り、「味は変わらずおいしく、環境にもいいので(地産地消が)お勧め」と強調した。
 このほか、清水桜が丘、静岡市立、駿河総合、静岡サレジオ、静岡聖光学院の各校から生徒が参加し、文化祭で食品ロスや衣類ロスの削減を啓発する企画案などを披露した。
 子どもや若者対象の環境イベント「クールチョイス2023inしずおか」(同社主催)も同時開催された。県と静岡大、県立大、常葉大の学生が共同でブースを出展し、エシカル消費を啓発するパネル展やごみの分別ゲームなどを通じて来場者に環境問題への理解を促した。
 (政治部・池谷遥子)

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