テーマ : 教育・子育て

トラやゾウとふれ合い!? 浜松視覚特支に「さわれる動物園」 本物そっくりぬいぐるみ「ふわっふわ」

 本物そっくりのぬいぐるみに触れて動物の顔や毛並みなどの特徴を体感できる「さわれるどうぶつえん」が15日、浜松市中央区の静岡県立浜松視覚特別支援学校で開園した。全国の盲学校で2校目で、県内では初めて。

本物そっくりの動物に触れる児童ら=浜松市中央区の県立浜松視覚特別支援学校
本物そっくりの動物に触れる児童ら=浜松市中央区の県立浜松視覚特別支援学校
本物そっくりの動物に触れる児童=浜松市中央区の県立浜松視覚特別支援学校
本物そっくりの動物に触れる児童=浜松市中央区の県立浜松視覚特別支援学校
本物そっくりの動物に触れる児童ら=浜松市中央区の県立浜松視覚特別支援学校
本物そっくりの動物に触れる児童ら=浜松市中央区の県立浜松視覚特別支援学校
本物そっくりの動物に触れる児童ら=浜松市中央区の県立浜松視覚特別支援学校
本物そっくりの動物に触れる児童ら=浜松市中央区の県立浜松視覚特別支援学校
本物そっくりの動物に触れる児童ら=浜松市中央区の県立浜松視覚特別支援学校
本物そっくりの動物に触れる児童=浜松市中央区の県立浜松視覚特別支援学校
本物そっくりの動物に触れる児童ら=浜松市中央区の県立浜松視覚特別支援学校
本物そっくりの動物に触れる児童ら=浜松市中央区の県立浜松視覚特別支援学校

 「盲学校にトラ・ライオンにさわれる動物園を作ろうプロジェクト」に取り組む埼玉県の田中博さんが同校に33体を寄贈した。小学部から高等部の児童生徒約10人が、顔や足をなでるようにして動物とのふれ合いを楽しんだ。
 同日の寄贈式には田中さんが出席。約7年間にわたって点訳ボランティアに携わる中で、全盲の男性から「犬というものがどういうものなのか分からない」と言われ、ショックを受けたことがきっかけでプロジェクトを立ち上げたという。
 寄宿舎の2部屋を活用し、トラやアフリカゾウ、ライオンなどの大型動物やシマフクロウ、レッサーパンダなどを並べた。児童らは〝動物〟に恐る恐る近づき、手やほおで動物の表情や体の大きさを確かめた。当初は緊張した様子だったが、時間がたつと「かわいい」「ふわっふわ」などと笑顔を見せた。動物の足などに、動物の名前の点字シールが張られ、教員らとクイズを楽しむ姿もあった。
 小学部6年の市川幸生君(12)はキングコブラが気に入ったといい、「平べったくて思ったよりも小さかった」と振り返った。田中さんは「熱心に触って形を覚えてくれようとする様子を見られた。〝動物園〟を作ってよかった」と目を細めた。
 動物園は同校を訪れた子どもや地域住民にも開放するという。園田一哉校長は「さまざまな経験が必要な中で、素晴らしい教材をいただいた」と話した。

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