テーマ : 教育・子育て

ブレザーで男女区別なく 袋井4中学の制服、統一デザイン発表 24年度から

 袋井市はこのほど、2024年度から市内4中学校で統一する新制服のデザインを発表した。中学生と制服メーカーの意見交換や、小学生と保護者のアンケート結果などを踏まえて決定し、男女で区別をしないブレザータイプの制服を導入した。

2024年度から市内4中学校に導入される新制服を披露する袋井中の生徒ら=袋井市役所
2024年度から市内4中学校に導入される新制服を披露する袋井中の生徒ら=袋井市役所


 市内の袋井、周南、袋井南、浅羽の4校は現在、男子が詰め襟の学生服、女子がセーラー服を着用している。しかし、機能性の課題や性の多様性を踏まえ、21年度から4校合同で新制服の検討を開始。市内小中学校の保護者代表や教員らによる「市制服選考委員会」を立ち上げ、意見交換を重ねてきた。
 新制服は紺色が基調で、スラックスのみの「1型」とスカートとスラックスを選択できる「2型」を用意。男女で指定はないが、体格差を考慮して1型が主に男子向け、2型が女子向けとなっている。ネクタイやリボンのデザインは学校ごとに異なる。
 各中学校では新制服の運用について保護者に説明を行っているほか、参観の際の展示などを通じて周知を図っている。今後も入学説明会などで詳細を説明していくという。
 (袋井支局・北井寛人)

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