テーマ : 教育・子育て

「踊り」架け橋 国際交流 清水南高・中 ウクライナのバレエ団と交流

 静岡市清水区の清水南高・同中等部は25日、1月7日に同市葵区の市民文化会館で行う公演などのため来日中のウクライナ国立バレエ団との交流会を開いた。同校の生徒計約50人が参加し、バレエ体験や座談会を通じて交流を深めた。

来日中のウクライナ国立バレエ団の演技を見る清水南高・同中等部の生徒=静岡市清水区の同校
来日中のウクライナ国立バレエ団の演技を見る清水南高・同中等部の生徒=静岡市清水区の同校

 冒頭、ダンス部が同バレエ団のニキータ・スハルコフさんとカテリーナ・ミクルーハさんの前でダンスを披露すると、2人から「そのままでバレエ団と一緒に世界を回れるよ」などと感想が送られ、会場は和やかな雰囲気に包まれた。バレエ体験では基本の動きを2人が実演を交え指導した。
 2人を囲み座談会も行った。ウクライナの文化やバレエについての質問が次々に飛び、2人が通訳を介して丁寧に答えていった。ダンス部部長の大谷撫菜さん(2年)は好きなバレエに人生をささげる2人の覚悟が印象に残ったと言い、「自分たちは部活だが、人に見てもらうことに変わりはない。ほかの部員とも意識を共有したい」と話した。
 交流会後、ニキータさんは「嫌いなことを続けるのは苦しい。ぜひ好きなことを見つけてやり続けてほしい」と生徒に向けてエールを送った。
 (清水支局・大村花)

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