テーマ : 教育・子育て

端末活用し学習障害児指導 焼津市教委が論文表彰式 桐原教諭(小川小)優秀賞

 焼津市教育委員会は11日、教職員教育論文表彰式を市役所で開いた。優秀賞には、クラスを離れた学びの場「通級指導教室」で端末を活用した学習障害(LD)児童への指導を実践した桐原亜希子教諭(小川小)の論文が選ばれた。

優秀賞を受賞した桐原教諭(中央)=焼津市役所
優秀賞を受賞した桐原教諭(中央)=焼津市役所

 桐原教諭は年々増加傾向にあるLD児童への従来型の指導に行き詰まりを感じ、市内学校で導入されている端末で使える表やイラスト、音声機能といったオリジナルの教材を作った。それぞれのつまずきに応じた教材を提供することで、これまで以上に個人レベルの指導が可能となり、読み書きの力や学習意欲の向上につながったという。
 式では、羽田明夫教育長が桐原教諭と奨励賞を受賞した4人に表彰状を手渡した。桐原教諭は端末のいつでもどこでも使える利点を強調し、「通級と在籍学級で同じ支援が可能になった」と成果を示した。
 本年度は市内の幼稚園、小学校、中学校に勤務する教職員から計31点の応募があった。

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