テーマ : 教育・子育て

たくさんの思い出 さようなら学び舎 静岡市葵区の2校 清沢小・水見色小 明治以来の歴史に幕

 本年度末で閉校し4月から静岡市葵区の中藁科小に統合される同区の清沢小と水見色小は18日、閉校式をそれぞれの学校で行った。両校とも難波喬司市長や赤堀文宣教育長らが出席。児童や保護者、地域住民が見守る中、校旗が返還され長年の歴史に幕を下ろした。

閉校式で保護者らに合唱を披露する全校児童18人=静岡市葵区の清沢小
閉校式で保護者らに合唱を披露する全校児童18人=静岡市葵区の清沢小
思い出の詰まった校舎を背に笑顔を見せる全校児童4人(手前)や卒業生、保護者ら=静岡市葵区の水見色小
思い出の詰まった校舎を背に笑顔を見せる全校児童4人(手前)や卒業生、保護者ら=静岡市葵区の水見色小
閉校式で保護者らに合唱を披露する全校児童18人=静岡市葵区の清沢小
思い出の詰まった校舎を背に笑顔を見せる全校児童4人(手前)や卒業生、保護者ら=静岡市葵区の水見色小

 清沢小は1872(明治5)年に開校し、約4300人以上が巣立った。18人となった全校児童に向け、内山真路校長は「なりたい自分に向かってチャレンジしてきた皆さんは、新しい学校でもさまざまな場面で大活躍すると信じている」とエールを送った。清沢地区自治会連合会の前田万正会長は「これからも人生の節目で清沢小や清沢地区を思い出してくれたらうれしい」と話した。5、6年生が学校での楽しかった思い出や感謝の気持ちを込めて作詞した「ありがとう清沢小学校」も合唱した。
 1892(明治25)年に創立し、現在児童4人の水見色小では、橋口渉校長が「新しい学校でも学ぶ気持ちを持ち続け、一日一日を大切に過ごしてほしい」と激励した。児童代表の6年勝山雪希さん(12)は「たくさんの思い出や学びがあった。なくなることは寂しいが、感謝の気持ちでいっぱい」と話した。5年の楮原瑞樹君(11)は「新しい学校で勉強についていけるか不安だが、たくさんの友達と一緒に過ごせるのは楽しみ」と期待した。
 (社会部・五十嵐美央、写真部・坂本豊)

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