テーマ : 教育・子育て

「おばあちゃん 助けよう!」 芳川北小(浜松)の4人 力合わせ行動 「小さな親切」実行章を受章

 浜松市内で倒れ、動けなくなっていた高齢女性を助けようと力を合わせて行動したとして、「小さな親切」運動県本部は10日、芳川北小(同市中央区)の6年生4人に「小さな親切」実行章を贈った。

高齢女性を助けようと行動したとして実行章が贈られた児童4人‖浜松市中央区の芳川北小
高齢女性を助けようと行動したとして実行章が贈られた児童4人‖浜松市中央区の芳川北小

 受章したのは荒岡大夢君(11)、粟野尊陽君(11)、百々将太朗君(11)、松永海和君(11)。2月2日午後5時ごろ、4人は歩行中の女性が転倒したのを目撃。女性はつまずいて頭を電柱に打ち付けて出血していたという。自宅が最も近かった粟野君が毛布を取りに戻り、全員で救急隊の現場誘導も担った。その後、女性は病院に搬送され、命に別条はなかった。
 同校で贈呈式が行われ、同本部名塚地区の堀池理絵支部長が実行章を手渡した。荒岡君は「倒れていて大丈夫かなと思った」、百々君は「みんながいたから行動できた」と振り返り、松永君は「おばあちゃんを助けたい一心だった」と述べた。粟野君は受章について「すごいことをやったんだなと実感した」と笑顔を見せた。
 高木宏康校長は「優しい学校を目標としている中で、実践してくれている子たちがいることは心強い。4人の行動を他の児童にも伝えていく」とたたえた。

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