テーマ : 教育・子育て

若者の平和活動、意義強調 高校生大使がメンバー募集 静岡県庁

 高校生平和大使静岡派遣委員会は28日、県庁で記者会見し、4月1日から始まる第27代高校生平和大使と2024年長崎派遣代表メンバーの募集を呼びかけた。23年8月に国連欧州本部を訪問した高校生らも出席し、若者世代が平和活動を行う意義を強調した。

高校生平和大使の募集をPRする高校生=県庁
高校生平和大使の募集をPRする高校生=県庁

 第26代高校生平和大使の中野愛子さん(16)=静岡雙葉高1年=は、昨年8月にスイスのジュネーブにある国連欧州本部で、焼津港所属のマグロ漁船「第五福竜丸」が被ばくした「ビキニ事件」についてスピーチしたことを報告。「被ばく者の高齢化が進む中、私たちの世代が過去を知り、行動を起こすことの大切さを感じた」と力を込めた。23年長崎派遣代表の東井上遥華さん(17)=清水東高2年=は「自分の言葉や行動が他の人の価値観を変えることができることを実感した」と振り返り、渡辺楓花さん(17)=不二聖心女子学院高2年=は「平和についてしっかり学び、情報発信を続けてほしい」と次期メンバーへ期待を寄せた。
 募集は5月9日まで。問い合わせは県平和・国民運動センター<電054(282)4121>へ。
 (社会部・五十嵐美央)

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