テーマ : 教育・子育て

模擬会社で事業企画 駒形商店街の活性化テーマ 静岡・安倍川中で公開授業

 静岡県金融広報委員会(会長・水野裕央日銀静岡支店長)の指定を受け、2022年度から金融教育の研究に取り組む静岡市立安倍川中で24日、公開授業が行われた。3年生が数人のグループに分かれて地元の駒形商店街の活性化を見据えた模擬会社を設立し、事業計画や収支見通しなどを発表した。

模擬会社の事業計画などについて説明した公開授業=静岡市立安倍川中
模擬会社の事業計画などについて説明した公開授業=静岡市立安倍川中

 商店街で託児所を手がける新会社を企画したグループは「ゆっくり買い物を楽しめる環境を提供したい」とコンセプトを示したほか、地元の高齢者を講師とする料理教室で商店に売れ残った食材を活用してフードロス削減につなげる事業も紹介した。
 気軽に食べられる手持ちサイズのパンケーキを販売するグループは、キッチンカーで市内のビジネス街を回って商店街の割引券を配り、地元に誘客するアイデアを発表した。それぞれ収支と利益を計算し、株主への配当や優待も説明した。
 同校はこれまで、地元の信用金庫などから講師を招いた金融教育を行ってきた。公開授業には金融機関の関係者も参観し、生徒の発表に耳を傾けた。

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