テーマ : 教育・子育て

夫婦げんかの子への影響は ストレスから暴力や暴言も【親子の相談室】

 
 小学2年生の子を持つ母親です。子どもは、1年生のころから落ち着きがなく、最近は自分の意見が通らないと大きな声で騒ぐことがあります。ここ半年ぐらいはささいなことで怒り出し、友達に暴力を振るうこともあります。父母は以前から夫婦げんかをすることが度々ありました。それが子どもに影響を与えているのでしょうか。親としてどのような関わりが必要でしょうか。
 お子さんの表れについて心配されているのですね。夫婦げんかの目撃による子どもへの影響ですが、大好きなお父さん、お母さんにちょっとした言い争いがあるだけでも、子どもは少なからずストレスを感じてしまいます。そのストレスから、自分の体や心を守るため、ささいなことに反応してしまい、暴力や暴言として表れるお子さんもいます。そのため、お子さんの前での夫婦げんかは避けなければいけません。

 
 お子さんの前で夫婦げんかをしてしまうことは、虐待の定義に当てはめれば、心理的虐待に当たります。お子さんへの影響を考えて、普段から夫婦の間でコミュニケーションを図って子どもの前で夫婦げんかをしないことが大切です。また、お子さんの表れは、お子さん自身の発達特性や学校などでの人間関係による影響も考えられるため、お子さんを取り巻く環境をいま一度見直すことも必要かもしれません。
 それでもお子さんが落ち着かない状況であれば、児童相談所や市町の担当窓口に相談する方法もあります。相談してみてはどうですか。
 (浜松市児童相談所)

子ども・家庭110番
 親も子も気軽に相談できます
 (平日9~20時、土日=9~17時、祝日は休み)
 賀茂地区<電0558(23)4152>
 東部・富士地区<電055(924)4152>
 中部地区<電054(273)4152>
 西部地区<電053(458)4152>

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