テーマ : 教育・子育て

向陽学府小中一体校 磐田市、実施設計完了 学び促す開放空間

 磐田市は6日、市内の向陽中、大藤小、向笠小、岩田小を統合し、施設一体型で整備する「向陽学府小中一体校」の実施設計が完了したと発表した。現在の向陽中の敷地に建てる新校舎棟には図書館機能を持つ開放的なスペース「ラーニングセンター」を設け、児童・生徒の学びを促す。

図書館機能を持つ開放的なスペース「ラーニングセンター」
図書館機能を持つ開放的なスペース「ラーニングセンター」

 新校舎棟は鉄筋コンクリート4階建て、延べ床面積1万1530平方メートル。子どもたちの交流拠点と位置づけるラーニングセンターと27学級の普通教室に加え、多目的教室などを設ける。地域と学校の連携拠点として木造平屋建ての「みんなの家」を新設するほか、放課後児童クラブや地域、福祉の連携室も置く。一部の既存施設は改修して使う。
 一体校化で通学距離が長くなる児童のために運行する送迎バスや保護者の送迎車両用に、敷地の北側にロータリーを整備する。市教委教育総務課によると、バスは8台で約200人を送迎する見通しという。
 工事は2024年1月から開始され、26年4月の開校を目指す。

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