2023年10月1日(日)

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沼津市の記事一覧

  • 自宅で男性の死体放置 76歳の男逮捕 沼津署

     70代男性とみられる人の遺体を1カ月近く放置したなどとして、沼津署は30日、死体遺棄の疑いで自称沼津市本郷町、無職の男(76)を逮捕した。  逮捕容疑は9月上旬ごろから同月30日までの間、自宅で同市在住の70代無職男性とみられる人の遺体を放置し、遺棄した疑い。  同署によると同日午前、容疑者の自宅のポストに新聞がたまっていることに気づいた新聞配達員が、交番に相談。署員が居宅内で亡くなっている男性と容疑者を見つけ、発覚した。目立った外傷はないが、遺体の腐敗が進んでいるという。同署は男性の身元の確認を急ぐとともに、死因や容疑者との関係性などを調べている。

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  • 清水東(男子) 加藤学園(女子) V 囲碁 東海地区高校県予選 団体戦

     静岡県高校総合文化祭囲碁部門兼第43回東海地区高校囲碁選手権大会県予選大会(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の団体戦が30日、浜松市中区の浜松北高記念館で行われた。男子は清水東(静岡市)、女子は加藤学園(沼津市)が優勝した。 東中西の地区予選を勝ち抜いた男子の9校11チーム、女子の3校4チームが出場した。生徒は真剣な表情で碁盤に向かい、対局に臨んだ。上位2チームが11月に岐阜県で開かれる東海大会の出場権を手にした。個人戦は7日に実施する。 主な結果は次の通り。 ▽男子 ②浜松湖東A③加藤学園A ▽女子 ②浜松北A③浜松北B

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  • 富士山写真コンテスト 宮崎さん最優秀賞 静岡中央銀 入賞者表彰

     静岡中央銀行(沼津市)は30日、主催する富士山フォトコンテスト(静岡新聞社・静岡放送協力)の表彰式を同市のサンフロントで開いた。応募654点の中から最優秀賞に選ばれた宮崎泰一さん(47)=富士市=ら入賞者を表彰した。 芦川哲也常務は「素晴らしい作品ばかりで審査に苦労した。自信を持って世界の宝、富士山を紹介できる作品を選んだ」とあいさつし、入賞者に賞状を手渡した。 雲海に浮かぶ霊峰と満開の桜を撮影した作品「幻想桜富士」で2度目の最優秀賞に輝いた宮崎さんは「桜が咲く時期に雲海が出るのを初めて見た。幸運だった」と顔をほころばせた。同行の2024年カレンダーに採用される。 静岡、神奈川両県で撮影され

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  • 黄瀬川「仮橋」10月末開通 沼津市と清水町境 新橋は2026年度

     2021年の豪雨で一部損壊し、架け替えが決まっている黄瀬川大橋(沼津市・清水町境)の迂回(うかい)路となる仮橋が10月末に開通することが、29日までの県沼津土木事務所への取材で分かった。大型車や二輪車を含む全車両が通行できるようになる。新橋は26年度中の開通を目指す。  現橋の約10メートル下流(南)側に架かる仮橋は長さ96メートル、幅9メートル。下流側に幅2メートルの歩道を設けた。同事務所は開通日について「関係者と調整中」としている。10月5日に両市町でそれぞれ開く説明会で明らかにするとみられる。  仮橋開通後、11月から現橋の撤去を始め、年度内に新橋の建設工事に着手する予定。河川管理者の

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  • スマイル全開 熱海富士が母校飛龍高に凱旋 後輩ら大歓迎 大相撲秋場所で優勝争い

     大相撲秋場所で千秋楽まで優勝争いを繰り広げ、敢闘賞を受賞した熱海市出身の幕内熱海富士(21)=本名・武井朔太郎、伊勢ケ浜部屋=が29日、場所後初めて母校の飛龍高(沼津市)を訪れ、恩師や後輩から歓迎を受けた。  体育館に集まった生徒約750人が、熱海富士を拍手で迎えた。生徒から高校時代の思い出について質問された熱海富士は「購買のシュークリームを買うのが楽しみだった」と明かし、笑いを誘った。ファンという人気バンド「バックナンバー」の「水平線」を歌ったり、求めに応じて影山椋馬生徒会長(3年)を投げたりする一幕もあった。  熱海富士は「優勝したかった」と本音を明かしつつ、「自分の高校時代は新型コロナ

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  • 沼津最古「海瀬家住宅主屋」修繕へ 25歳、21代当主が継承へCF挑戦

     現存する沼津市内最古の住宅建築とされ、8月に国の有形文化財に登録された「海瀬家住宅主屋」(同市西浦河内)が10月20日まで、大規模修繕に向けたクラウドファンディングを実施している。伝統工法の職人の減少や修繕費の大きさから、伝統住宅は各地で姿を消しつつある。21代当主のみかん農家、海瀬陽奈さん(25)は「先祖代々、苦労しながらつないだ主屋を守りたい」と力を込める。  海瀬家は江戸から明治にかけて、旧河内村の名主や戸長を務めた旧家。屋号は「仲屋」で、先祖は武田家家臣の兄弟との言い伝えがある。文化財登録前に木造平屋建ての主屋を調査し、使用されたくぎから江戸後期(約160年前)に建てられたことが分

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  • 記者コラム「清流」 フェンサーと市の未来

     「会場に入ったときの雰囲気がすごかった」。9月中旬、沼津市で開かれた全日本フェンシング選手権個人戦に訪れたフェンシング部の高校生は目を丸くしていた。「自分もいつかこの舞台に立ちたい」  記者はテレビ越しにフェンシングを見たことはあるものの、じかに見るのは初めてだった。7月の世界選手権で活躍し、来年のパリ五輪でメダルが期待される選手らが集結。目で追えないほどの早さで剣を振り、1点を取るごとに雄たけびを上げる姿に圧倒された。  市は「フェンシングのまち」を掲げ、将来的には世界規模の大会を誘致し、そこで勝負できる選手を育成することが目標という。高校生と「その時には取材させてね」と笑いながら交わした

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  • 熱海富士「課題直して勝ちたい」九州場所へ抱負【一問一答】

     大相撲秋場所で優勝争いを演じ、初の三賞となる敢闘賞を受賞した熱海市出身の熱海富士(伊勢ケ浜部屋)が29日、母校の飛龍高(沼津市)を訪れ、報道陣の取材に応じた。「今場所の課題を直して一番でも多く勝ちたい」と11月の九州場所への抱負を語った。  主なやりとりは次の通り。  ―九州場所は番付も上がる。  「今場所での経験を生かしたい。一番でも多く勝って15日間頑張りたい」  ―新入幕も昨年の九州場所だった。  「新入幕ではね返され、悔しかった。今場所勝ち越した勢いで行ければと思う」  ―地元ファンへの思いは。  「本当は優勝して帰ってきたかった。熱海だけでなく、静岡の皆さんの応援に応えたい」

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  • 市議提訴案を可決 沼津市議会建設水道委 市有地貸し出し問題で

     沼津市の市有地を山下富美子市議(70)が有料駐車場として貸していた問題で、市議会建設水道委員会は29日、委員会付託された市が山下氏に駐車場利益の返還を求める提訴案を審査、採決し、全会一致で可決した。市は発覚当初、山下氏側が問題の土地の払い下げを求めた経緯などから、山下氏側に「市の土地との認識があった」との見解を改めて示した。  長嶋晃令道路建設課長は、昨年9月に現地の状況を双方で確認した際、市有地との境にある敷地境界くいを確認したことや、山下氏側から市の土地が存在しているとの認識があるとの発言があったと述べた。その上で、同年11月にも山下氏側が問題の土地の払い下げを求めたことからも、市有地と

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  • 国際ロボット競技大会で準優勝 加藤学園暁秀小生 静岡県庁で報告

     8月に大阪市内で開催された国際ロボット競技大会「ユニバーサル・ロボティクスチャレンジ」のレギュラー部門で準優勝した沼津市の加藤学園暁秀小チームの5年生5人がこのほど、県庁を訪れ、村松毅彦スポーツ・文化観光部長に成果を報告した。  同競技会には、2部門に7カ国・地域の23チームが出場。組み立てたロボットに動作をプログラミングし、時間内にブロックを積み上げる高さを競った。  小学生のみのレギュラー部門は6カ国・地域の11チームが参加した。1個ずつ積み上げるチームが多い中、暁秀チームは横一列に並べたブロックをアームでつかんで90度回転させ、一気に縦に積み上げる仕掛けで優勝に迫った。もう一つのアドバ

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  • タケノコ発言を懲罰審議へ 沼津市議会、江本市議

     27日の沼津市議会9月定例会本会議で、「市有地のタケノコを採って売っている」などとした江本浩二市議(62)の発言を巡り、市議22人が29日、高橋達也議長に「議会の権威と品位を汚した」として懲罰動議を提出した。市議会は懲罰特別委員会を設置。今後、10月16日までの9月定例会中に本会議を開いて委員会の構成を決め、江本氏への懲罰について審議する見通し。  問題の発言は、27日の本会議で、市が山下富美子市議に市有地を駐車場として貸していた利益の返還を求める提訴案の質疑中にあった。江本氏は「私も市有地に生えたタケノコを採っている。これも不当利得か」などと述べ、市有地でタケノコを採取、販売していると明か

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  • 水中音響計測、効率的に 沖電気 沼津の洋上施設更新

     沖電気工業は29日、33年ぶりに更新した国内唯一の水中音響計測施設「シーテック ネオ」の開所式を沼津市で開いた。同市の内浦湾に係留する船の形をした固定式施設。従来に比べて内部面積を広げ、大型機材の計測試験などを効率的に作業できる環境を整えた。  メーカーや防衛省庁、大学・研究機関の委託を受け、研究開発中の水中音響機器の性能評価と検査、水中ロボットの動作・性能確認などを行う。海とつながる内部の試験用開口部は縦8・5メートル、横4メートルで、従来より1メートルずつ広げ、天井も60センチ高くした。  総工費は約4億円。施設の全長30メートルと幅13メートルは従来と同じだが、総トン数は50トン増えて

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  • 山下沼津市議 提出資料 市「別の土地契約書」

     沼津市の市有地を駐車場として貸して利益を得たとして、市から利益の返還を求める提訴案を提出されている山下富美子市議(70)は、29日の市議会建設水道委員会に自身の土地と主張する資料を提出した。市は委員会で、山下氏が提出した資料は「別の土地の契約書」などとして、山下氏の土地と証明する文書には当たらないとの認識を示した。=関連記事27面へ  長嶋晃令道路建設課長は、山下氏が提出した契約書と確約書、計算書のうち、契約書と確約書は、市も同様の文書を保管しているとした。ただ、契約書は山下氏の父(故人)が市に売却した別の土地の物と説明。また、確約書は市が問題の土地を山下氏側に払い下げる場合の価格のみを示し

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  • アジやマダイ観賞「おさかなってスゴイ」 沼津の園児、静浦漁港で教室

     沼津市漁業協同組合青壮年部連絡協議会は29日、子どもたちに魚介類に親しんでもらう「おさかな教室」を同市の静浦漁港で開いた。市内の幼稚園児約130人が参加し、漁師が事前に捕獲したアジやサバなど活魚の観賞、マダイのさばき方の見学を通して知識を深めた。  漁師が園児の前でマダイを処理すると「すごい」「まだ心臓が動いている」など驚きの声が上がった。アオザメやエイ、シュモクザメ、メンダコなど、普段の食卓ではなじみが薄い種類も展示した。同会の大木高幸会長は「子どもたちに喜んでもらえて良かった。魚に興味を持ってたくさん食べてほしい」と話した。

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  • 静岡県内14施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ

     静岡県は29日、小学校など計14施設でインフルエンザに感染したとみられる患者150人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。  市区町別の患者数は次の通り。  【幼稚園】浜松市西区11人  【小学校】富士市14人、静岡市葵区5人、掛川市12人、浜松市南区7人、同市北区7人、同市浜北区7人  【中学校】沼津市11人、浜松市中区8人、同市東区13人、同市北区8人  【高校】御殿場市9人、湖西市25人、浜松市東区13人

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  • 大自在(9月29日)リール

     子どもの頃から魚釣りに親しんでいる。道具の進化は著しく、糸を巻き取ったり、出したりするリールもその一つ。以前に比べ、信じられないくらい滑らかに回転するようになった。  日本のリールの輸出額は昨年、前年比49・7%増の227億円と比較可能な1988年以降で最高だった。新型コロナをきっかけに、人と離れて楽しめる釣りの人気が高まったことが主因のようだ。  国別の輸出先のトップは中国で、全体の3割以上を占めた。経済発展によるレジャーの多様化もあり、中国では若者を中心に釣りブームが起きているという。品質が高い日本製の釣り具は特に人気だ。  釣りに通じていた文豪・幸田露伴の作品に「釣車考[ちょうしゃこう

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  • 富士彦さん「沼津への恩返し」 駅周辺のごみ拾い9年 静岡県住みます芸人

     吉本興業の「静岡県住みます芸人」として2014年に沼津市に移住したタレントの富士彦さん(50)が約9年間、JR沼津駅周辺の清掃活動に取り組んでいる。「温かく迎えてくれた沼津への恩返し」と始めた活動は、6月に市自治会連合会の関連団体から表彰も受けた。「楽しみながら街をきれいにしたい」と清掃イベントの開催も思い描く。  大阪市出身の富士彦さんは、漫才コンビや新喜劇メンバーとしての活動を経て、14年7月の「沼津ラクーンよしもと劇場」の開場と同時に移住した。開場から半年ほど過ぎた頃、「地域のためにやれることは何かないか」と始めたのが、沼津駅前の劇場周辺のごみ拾い。法被を着て劇場のPRも兼ねながら「ご

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  • 静岡県内5施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ

     静岡県は28日、小学校など計5施設でインフルエンザに感染したとみられる患者96人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。  市区町別の患者数は次の通り。  【幼稚園】沼津市7人、浜松市西区12人  【小学校】富士市10人  【中学校】掛川市16人  【高校】浜松市浜北区51人

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  • 富士山フォトコンテスト 富士・宮崎さん最優秀 静岡中央銀行主催

     静岡中央銀行(沼津市)は28日までに、主催する富士山フォトコンテスト(静岡新聞社・静岡放送協力)の入賞作品11点を発表した。富士市のはたご池から満開の桜と霊峰を写した宮崎泰一さん(同市)の「幻想桜富士」が最優秀賞に選ばれた。同行の2024年カレンダーに使われる。  受賞作品は10月2日以降に同行ホームページで紹介する。13回目となるコンテストには県内外209人から654点の応募があった。  他の入賞者は次の通り。  優秀賞 落合正和(静岡市清水区)峰岸昭子(埼玉県)小栗進(浜松市北区)▽静岡新聞社賞 竹内桂子(沼津市)▽静岡放送賞 植松宥二郎(富士宮市)▽佳作 山本武正(同)上野祐司(神奈川

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  • 地域課題解決へ協定 沼津信金と静岡大

     沼津信用金庫(沼津市)と静岡大はこのほど、持続可能な地域社会構築に関する連携協定を結んだ。両者が持つ資源を活用して県東部の地域課題解決や人材育成を図る。静岡大が地域づくりを主眼にした協定を金融機関と結ぶのは珍しいという。 企業など地域のパートナーとともに課題解決を目指すためのプラットフォームを構築する。その担い手となる若者を育成する。医療、福祉、介護態勢を充実させて住民の心身の健康増進につなげる。具体的な手法や形は今後詰める。 伊豆市の同大東部サテライトで調印式を開いた。日詰一幸学長は「沼津信用金庫が有する地域情報と人的資源、本学が持つ知の資産を融合させ、一層活力があり次の世代に引き継がれる

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  • エアコンの設置 理科室から着手 沼津市教委

     沼津市教委は28日の市議会文教産業委員会で、設置率が2割台にとどまっている小中学校の特別教室のエアコンについて、今後の設置方針を明らかにした。近年の酷暑を踏まえ、使用頻度の高い理科室への設置を2023年度から順次着手し、優先的に進める。 23年度は中学校3校と小中一貫校1校の理科室に設置。今後も計画的に進める。その他の特別教室は児童生徒数の減少で使用頻度が低くなったエアコンの転用も検討する。 同市では、20年度までに全ての普通教室と学校図書館、音楽室でエアコン設置を完了したが、特別教室の設置率は昨年9月時点で23・3%にとどまっている。

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  • 最善の一手へ熟考 加藤学園で県高総文祭囲碁

     静岡県高校総合文化祭囲碁部門(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の東部地区大会個人戦がこのほど、沼津市の加藤学園高で開かれた。最上位クラスの男子Aは太田拳斗さん(同校1年)が優勝した。 同校と富士宮西高の生徒9人が、レベル別の3ブロックでリーグ戦を行った。真剣な表情で盤上を見つめて最善の一手を考え、激しい攻防を繰り広げた。 男子Bは岩井祥恭さん(富士宮西1)、男子Cは辻村一貴さん(同)が優勝した。東海地区高校囲碁選手権県予選の東部地区予選を兼ね、9人全員が県予選出場を決めた。

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  • 「『足』がそろそろ休ませてくれと言うので」 小野が引退表明 J1札幌 清水商高出

      日本サッカー史上、唯一と言える「天才」だろう。44歳の誕生日に今季限りでの現役引退を決めた小野は「39年間もの間、僕の相棒として戦ってくれた『足』がそろそろ休ませてくれと言うので」と説明。ボールを扱うのではなく、優しいタッチで自在に操ってみせた小野らしい言葉だった。  沼津市出身。同郷で中学時代から小野を知る山本昌邦さん(日本協会ナショナルチームダイレクター)は、「小さい頃から有名で、桁違いに上手だった」と懐かしむ。その名を一気にとどろかせたのは、強豪の清水商高時代。相手を手玉に取るドリブル、あとは決めるだけの完璧なラストパス、上から見渡すような広い視野で試合を支配する能力は同世

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  • 「交渉解決のめど立たず」 有料駐車場の問題で沼津市 市議提訴議案巡り説明

     沼津市有地を山下富美子市議(70)が有料駐車場として貸していた問題で、市議会9月定例会は27日に本会議を開き、山下氏に返還を求めて提訴する議案の質疑を行った。市は山下氏側が当初、問題の土地の払い下げを申し出ていたと明らかにし、「途中で変節した。交渉で解決を目指したが、めどが立たないことから裁判所に判断を委ねることにした」と経緯を説明した。  質疑には3氏が登壇した。杉山泰彦建設部長は昨年10月の発覚後、11月に山下氏側から土地の払い下げ申し出があり、駐車場利益の扱いを市で協議した上で12月に山下氏の弁護士を通じて最初の請求をしたと述べた。その後、今年7月になって弁護士が交代し、請求に応じない

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  • 沼津の鉄道高架化実現する会 来年度、「推進する会」に 

     沼津市のJR沼津駅付近鉄道高架化を推進する官民の組織「実現する市民の会」(会長・紅野正裕沼津商工会議所会頭)は、このほど商議所で開いた総会で、市民の会を解散して来年度に新組織を設立することを決めた。「鉄道高架化とまちづくりを推進する会(仮称)」とする方向。高架事業に加え、駅周辺の中心市街地での再開発を視野にまちづくりを進めることを柱に据える。 市民の会は1988年に当時の渡辺朗市長が事業化を表明し、官民で後押しすることを目的に発足。事業の意義や現状に関する情報発信、セミナーなどを重ねてきた。昨年1月、新貨物ターミナルが着工し、今年3月には事業主体の県とJR2社が工事協定を結んだことを受け、所

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  • 「私も市有地のタケノコ採っている」 市議発言 問題視の動き 沼津市議会

     27日に開かれた沼津市議会9月定例会本会議で、市有地を駐車場として貸した利益を山下富美子市議(70)に求めて市が提訴する議案の質疑中、山下氏と同じ会派の江本浩二市議(62)=5期=が「私も市有地に生えたタケノコを採っている。これも不当利得か」と自身の所有地に隣接する市有地に生えたタケノコを販売し、利益を得ていると明かした。不適切行為を市議が容認する発言として、議会で問題視する動きがある。  江本氏によると、言及した市有地は20~30年ほど前、江本氏が雨水貯留ダム用地として市に売却した。ダムは現在まで建設されず、放置されているという。「あまり悪いこととは思わない。公図上の公有地を耕作している

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  • 空きビル舞台に まち活性化を 沼津で事業始動

     沼津市の2設計事務所と市は今月から、JR沼津駅南口に近く利便性が高い商業エリアの添地町のまちづくりに向け始動した。近年地元で課題の空きビルを舞台に、ワークショップやイベントを来年3月まで定期開催し、活用法や地域の未来を模索する。 空きビルを利活用して地域活性化を目指すプロジェクト「_for now」の一環。拠点となる築42年の「大興ビル」前の公共スペースも使って、活用法を探るイベントを開く。 同町は幹線道路のさんさん通りや沼津仲見世商店街からは少し外れた場所にあり、ビルの3階以上は空き物件が多いなどの課題がある。25日の初回ワークショップでは、地元住民ら約20人が町の魅力について議論した。「

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  • ⚽J3アスルクラロ沼津 黒星続くホーム 粘り強い勝負を 10月1日、岩手戦

     サッカーJ3アスルクラロ沼津は10月1日、ホームの愛鷹広域公園多目的競技場で12位のいわてグルージャ盛岡と対戦する。今季残り10試合と終盤戦に入り、現在6位の沼津。勝ち点3をもぎ取り、連敗中のホームでサポーターの期待に応えたい。  前節の鳥取戦は先制を許したが、交代で入ったMF森夢真選手が後半途中にループシュートで同点に持ち込んだ。しかし、90分を過ぎてから失点して敗北。MF菅井拓也選手は「互いに決定機がある中で決めきれなかった。5月の鳥取戦でもロスタイムで追いつかれた」と悔しさをにじませつつ「勝負はここから。強さを取り戻したい」と力を込めた。  27日はパス回しの確認やゲーム形式の練習を沼

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  • 歴史探訪いざ!! 静岡県東部スタンプラリー第4弾 9月29日から

     静岡県は29日、県東部・伊豆地域に点在する歴史スポットを巡る「伊豆・富士山歴史絵巻ウェブスタンプラリー」を始める。過去実施した3回は鎌倉時代中心だったのに対し、今回は江戸時代まで対象を広げた。武家社会だった全時代に関わるスポットを「順番に巡り、それぞれの時代の人々に思いをはせてほしい」と担当者は話す。11月30日まで。  源頼朝が挙兵した三嶋大社(三島市)、豊臣秀吉による小田原征伐の舞台の山中城跡(同市)、初代米国総領事ハリスが領事館とした玉泉寺(下田市)など68カ所がラリーポイント。県中西部を訪れた人に東部まで足を延ばしてもらおうと、静岡市と浜松市の大河ドラマ館も含めた。  県公式観光アプ

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  • 釣り場ガイド 東部/中部/西部

     東部  熱海 22日はカサゴやイシダイ、ワカシ(ブリの幼魚)。23日はカンパチや小マダイなど。24日は小マダイや小メジナ、トウゴロウイワシなど。ソウダガツオやイサキ、サバ、タカベは連日釣れた。  ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 伊東港周辺や川奈いるか浜では餌釣りや弓角仕掛けでソウダガツオとサバ。サビキ釣りは早朝と夕方にアジ。カマスサビキではカマスも揚がった。  ▽伊東市静海町稲七つり具店・電0557(37)0177   沼津・船 23日夜の沼津沖船釣りは指2本半~4本幅のタチウオが15匹前後。スルメイカは多数、カマスなども交じる。24日午後の船は

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  • 記者コラム「清流」 遠いデジタル化

     沼津市をはじめ静岡県東部の自治体で、亡くなった人に関する手続きをワンストップでできる「おくやみコーナー」の設置が進んでいる。多くは予約制で、正直にいえば「予約してまで依頼する人はいるのだろうか」と思っていた。  ところが、先日浜松に住む母が亡くなり、その必要性を痛感した。市役所の窓口を何カ所も巡り、何枚も手書きで書類を書いて出すのは、葬儀を終えたばかりで疲れた身にこたえた。死亡届を出して戸籍に記載されるまで数日かかるため、必要な書類を後日請求する手間も出た。確かに日を置いて一度にできれば楽だ。  だが、そもそもこんなに書類を手書きして出す必要はあるのだろうか。人の死に関する手続きは慎重さも必

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  • SPAC「秋→春」シーズン 10月幕開け 「伊豆の踊子」演出 多田淳之介

     静岡県舞台芸術センター(SPAC)の「秋→春のシーズン」は10月、川端康成の小説を原作とした「伊豆の踊子」で幕開けする。物語の舞台である伊豆地域の映像を取り入れ、観客がその地を訪れたくなるよう脚色した作品。演出を手がけた多田淳之介は「地元の方々が知っているようで知らない景色を盛り込んだ。地域の魅力の再発見につながれば」と期待する。 現地映像加え新鮮な印象  孤独から逃れるために伊豆へ一人旅に出た青年が、道中で出会った旅芸人一座の踊り子に淡い恋心を抱き、心がほぐされていく―。川端が伊豆を旅行した際の実体験が下敷きになっている。単行本や文庫本が複数社から出版され、美空ひばりや吉永小百合

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  • 静岡県内21施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ

     静岡県は26日、小学校など計21施設でインフルエンザに感染したとみられる患者247人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。  市区町別の患者数は次の通り。  【幼稚園】湖西市5人  【小学校】裾野市7人、磐田市7人、浜松市中区13人、同区24人、同市東区16人、同区9人、同市西区10人、同市南区14人、同区8人、同市北区6人、同区20人、同市浜北区18人  【中学校】熱海市13人、三島市11人、同市12人、裾野市7人、島田市11人、  【高校】沼津市8人、静岡市葵区17人、浜松市中区11人

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  • 浜松学芸高の鈴木さん大賞 岐阜女子大全国書道展

     第22回岐阜女子大全国書道展の入賞者がこのほど決まり、静岡県内から大賞1人、準大賞6人が選ばれた。 45都道府県や台湾の751団体の幼児、小中学生、高校生から計1万9336点の応募があった。17点が選ばれた大賞は、県内から鈴木虹心さん(浜松学芸高2)が受賞し、67点選ばれた準大賞は大場みわさん(同)、新村優月さん(浜名高2)、立川留杏さん(静岡商高1)、稲葉実友さん(下田高1)、鈴木さくらさん(藤枝高洲中3)、大石穂香さん(吉田中2)が受賞した。 このほかの主な受賞者は次の通り。 静岡県教育長賞 是村帆香(沼津市立高3)鈴木梨理夏(同2)川田涼子(静岡大付属島田中3)築地悠生子(焼津大井川東

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  • 戸田地区への移住者が増加 沼津市議会

     沼津市は26日、2022年度に市外から戸田地区に移住した15~64歳の人が、前年度比25人増の66人だったと明らかにした。市議会9月定例会での川口慶氏(共産党市議団)への答弁。  山田晃良政策推進部長は、21年度に策定した戸田地区過疎地域持続的発展計画で定めた15~64歳の移住者目標とする年間40人を超え、「(移住定住施策の)取り組みの成果が表れた」と述べた。22年度の観光交流客数も前年度比約7万8千人増の29万4922人だったとした。  市政策企画課によると、22年度の戸田地区への世代別移住者は20代が最も多く28人、次いで40代の15人。宿泊施設の従業員として移住した例があるという。

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  • 沼津市 事務職員 非正規23% 4月時点 市議会答弁 図書館職員 割合高く 

     沼津市は26日、4月時点の事務職員に占める非正規職員(会計年度任用職員)の割合が23%に上ると明らかにした。このうち、図書館職員の非正規率は74・5%と高い割合を占めた。市議会9月定例会一般質問での平野謙氏(虹の会)への答弁。 杉山康総務部長は、4月1日時点に会計年度任用職員として採用されている事務補助員はいずれもパートタイムの212人で、そのうち、フルタイムに近い時間の7時間30分勤務の職員は188人と説明した。市立保育園の保育士の会計年度任用職員は22・8%と述べた。 図書館職員について、山本貴史教育次長は全職員55人のうち41人が相当し、そのうち約4割の17人が図書館司書の資格を持って

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  • 名古屋土産「ぴよりん」 沼津駅ビル初登場 10月28日限定、開業50周年企画 170セット販売

     沼津市のJR沼津駅ビル「アントレ」は10月28日、開業50周年企画の一環として、名古屋土産として人気のひよこ型プリン「ぴよりん」を一日限定で販売する。通常の商品と、同市で生産する戸田塩を使った「沼津塩キャラメルぴよりん」との2個セットで170セット限定。  ぴよりんは、JR東海の関連会社が販売する名古屋コーチンの卵を使ったプリン。将棋の藤井聡太七冠が対局中のおやつとして選び、話題になった。沼津では初めての販売となる。  価格は1200円で、2個入りのみ。当日は午前10時からアントレ1階で整理券を配布、午後1時からの販売。問い合わせはアントレ<電055(963)4141>へ。

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  • 沼津の風景、絵はがきに 市民憲章50周年記念 9月30日に先行販売

     沼津市市民憲章推進協議会は、市制100周年・市民憲章制定50周年を記念した絵はがき「感動の風景に出会えるまち・ぬまづ」を千部製作した。一般公募した市内の風景写真を用いた9枚1組で、30日に同市のサンウェルぬまづで開く市民憲章制定50周年記念式典で先行販売する。  写真は今年4~6月に募集し、76点の応募があった。狩野川花火大会や夕暮れの沼津港、千本浜や狩野川と富士山など、沼津の四季を撮影した写真を採用した。  価格は1組500円。10月2日から市役所地域自治課でも一般販売する。問い合わせは同課<電055(934)4807>へ。

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  • 科学の面白さ 高校生ら発信 沼津で体験イベント 子どもが芳香剤作り

     科学の楽しさや面白さを伝えるイベント「体験!科学実験2023inぬまづ」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が24日、沼津市大手町のプラサヴェルデで開かれた。 県東部にある高校の科学系の部活やボランティア団体などが22のブースを設け、工夫を凝らした体験プログラムを用意した。手順や原理を分かりやすく説明し、子どもたちを奥深い科学の世界に引き込んだ。 県立吉原高総合文化部は、水を吸収して膨らむ超吸水樹脂を使った芳香剤作りを行った。参加者は粉状の樹脂、好みのアロマオイル、水を順番にカップに入れた。ジェル状になった水の上に飾りを載せて完成させた。 体験した岩田莉世ちゃん(5)=沼津学園第一幼稚園

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  • ラブライブ!×東海キヨスク 新キャラクターグッズ4種発売 JR沼津駅で9月29日から

     東海キヨスク(名古屋市)は29日から、沼津市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」の新たなキャラクター商品4種類を同市のJR沼津駅南口ベルマートキヨスク沼津店で販売する。  商品と価格は、トレーディングミニアクリルキーホルダーが770円、トレーディングミニ色紙が550円、パスケースが1760円、B2判タペストリーが3300円。このうち、キーホルダーは同店限定で販売する。 ​  いずれもアニメに登場するアイドルグループ「Aqours(アクア)」のメンバー9人がJR東海の制服を身にまとったイラストが描かれている。タペストリーは2種、その他は9種販売する。キーホルダーとミニ色紙は中身が

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  • 翠下奏城の家(サン工房)最優秀 静岡県住まいの文化賞 住宅部門

     静岡県や県建築士会などでつくる県住宅振興協議会はこのほど、第28回県住まいの文化賞の受賞者を発表した。住宅部門では、最優秀の知事賞にサン工房(浜松市西区)が設計、施工を手がけた「翠下奏城(すいかそうじょう)の家」(同市中区)が輝いた。  同賞は県内住宅に関わる産業・文化の振興を目的に、住宅建築や功労者を2年に1度表彰している。  翠下奏城の家は木造2階建て148平方メートル。東西に高低差があり、北側に擁壁が横たわる宅地の制約条件を巧みに解決して優れた住空間を創出したことなどが評価された。  功労者部門は、企業組合針谷建築事務所の鳥居久保会長、一般社団法人プレハブ建築協会中部支部県分会の宮本明

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  • 三島北・井原が男子800大会新V 陸上・静岡県高校新人大会

     陸上の県高校新人大会は最終日の24日、草薙陸上競技場で男女20種目の決勝を行った。男子800メートルは井原蒼太(三島北)が1分53秒29の大会新で優勝した。女子三段跳びは橋本詩音(静岡雙葉)が大会記録を塗り替える12メートル14で、走り幅跳びとの2冠を達成。女子800メートルを制した鈴木しえる(浜松市立)も1500メートルとの2冠を果たした。  【男子】  ▽200メートル ①間木悠喜(浜松工)21秒61②松尾(富士宮北)21秒71③鈴木(富士宮西)21秒75④杉山(富士東)⑤高橋(浜松聖星)⑥大石(浜松開誠館)  ▽800メートル ①井原蒼太(三島北)1分53秒29=大会新②江島(韮山)1

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  • 日本一の喜び 川勝知事に報告 ⚾女子中学硬式野球スルガマリンガールズ

     7月下旬から8月初旬にかけて神奈川県秦野市で行われた第9回全国中学生硬式野球選手権大会で、2年ぶり4度目の優勝を果たした静岡県唯一の女子中学生の硬式野球チーム「スルガマリンガールズ」の選手28人がこのほど、県庁に川勝平太知事を訪ね、日本一の喜びを報告した。  大会は19チームによるトーナメント戦で行われた。スルガマリンは決勝までの全5試合のうち4試合でコールド勝ちを収め、頂点に立った。岩見正樹監督(57)は勝因について「チーム力に尽きる。控えの選手や応援してくれた保護者を含め、みんなの力のおかげ」と語った。金子実玲主将(15)=沼津市立金岡中3=は「全員が全力で、最高のパフォーマンスをした。

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  • ハザードマップ更新 年度内、対象地域全戸に配布 沼津市

     沼津市は25日、2023年度中に、災害時の津波避難ビルを記した地震・津波避難ハザードマップを更新し、対象地域の全戸に配布する方針を示した。市議会9月定例会一般質問での小沢隆氏(志政会)への答弁。  真野正実危機管理監は現時点で市内226棟を津波避難ビルに指定しているとし、最新の状況を反映したハザードマップに更新するとした。  市危機管理課によると、全面改訂は14年以来。今回の改訂では今年3月に県が指定した「津波災害警戒区域(イエローゾーン)」の区域や、新たに指定された津波避難ビルなどを盛り込む。ホームページに掲載しているマップは、必要に応じて更新しているという。  市議会9月定例会は同日、一

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  • 大相撲・熱海富士準V 「来場所も頑張って」 母校飛龍高校で後輩ら声援

     大相撲秋場所で優勝決定戦に進んだ幕内熱海富士の母校飛龍高(沼津市)では、相撲部員や教職員ら約60人がテレビで観戦し、横断幕を手に声援を送った。大関貴景勝の注文相撲に優勝を逃すと、どよめきが起きたが、再入幕した場所での大健闘に「力を付けた」「来場所頑張ってほしい」と今後の活躍に期待した。  相撲部3年の国次晃輔副主将(17)は大関の変化に「まさかと思った。でも大関にそこまでさせた」と先輩の力強さをたたえた。角界入りを目指す3年白坂湧人さん(17)は見学に赴いた伊勢ケ浜部屋で熱海富士の胸を借りた。「けがをしやすい癖を直すよう指導してくれ、本当に優しい先輩。自分も関取のようになりたい」と誓った。

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  • 卓球女子 メダル確定 平野美宇(木下グループ、沼津市出身)出場 杭州アジア大会

     杭州アジア大会第2日の24日、柔道は女子48キロ級でパリ五輪代表内定の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)が今大会で日本の金メダル1号となり、前回大会の52キロ級に続く2階級制覇を飾った。男子66キロ級の田中龍馬(筑波大)も優勝した。  競泳は女子50メートル平泳ぎで32歳の鈴木聡美(ミキハウス)が30秒14の日本新記録をマークし、男子100メートル背泳ぎの入江陵介(イトマン東進)とともに銀メダルを手にした。  体操は男子団体総合決勝を実施した。ローイング(旧ボート競技)の女子かじなしフォアで日本が2位に入った。近代五種の日本は男女ともパリ五輪の出場枠を獲得した。  卓球は女子団体が準々決

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  • 政府の少子化対策 静岡県内28首長「評価」 増税賛否 27人 明言避ける

     共同通信が24日までに全国の自治体の首長を対象に実施した少子化問題に関するアンケートで、静岡県と県内35市町の計36自治体のうち、28自治体(78%)が政府の少子化対策を評価すると回答した。対策の財源に充てるための増税に対する賛否は、27自治体(75%)が「どちらとも言えない」とし、明言を避けた。自治体単独で対策に取り組む限界や安定した財源の確保を課題に挙げる首長が多く、国主導による施策の推進の必要性を求めた。  調査では全1788自治体の首長のうち、1681人から回答を得た。県内は全36人が答えた。  本県の首長の回答を見ると、政府の少子化対策を「評価する」としたのは3自治体、「どちらか

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  • 高架化や再開発 沼津市長が解説 さんしん同友会勉強会

     三島信用金庫の取引事業所の経営者らでつくる「さんしん同友会」の沼津支部と幸町支部はこのほど、沼津市のまちづくりに関する勉強会を同市内で開いた。頼重秀一市長を招き、JR沼津駅付近の鉄道高架化や再開発について理解を深めた。 頼重市長は鉄道高架化の進行状況を紹介。新貨物ターミナルの造成が完了したことや、新車両基地周辺道路の整備状況を説明した。市中心部の沼津仲見世商店街やアーケード名店街周辺で進む再開発事業は「市制100周年のタイミングで、さまざまな事業が動き出している」と強調した。 駅周辺で道路の車線規制などを実施する社会実験「オープンヌマヅ」にも言及し、「にぎわいづくりのアイデアが本当に沼津にマ

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  • 伊豆市、民間の力生かす 三島信金と人事交流協定

     民間活力を導入し市政活性化や効率的行政運営を図ろうと、伊豆市はこのほど、三島信用金庫と人事交流協定を結んだ。協定に基づく1人目の実務研修員として、10月1日から同金庫人事課付の職員深沢香織さん(37)=沼津市=が伊豆市企画財政課へ派遣される。同金庫が市町の行政機関へ職員を派遣するのは初めて。  同市役所で開かれた調印式で、菊地豊市長と高嶋正芳理事長が協定書に署名した。協定では期待する効果として、民間企業側は「自治体の立場を踏まえた調整提案能力を高めることができる」、市側は「民間企業のノウハウや人材を取り入れ、市民サービス向上を図る」などを明記している。  高嶋理事長は「地域のベストパートナー

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  • 人権や交通安全啓発 J3沼津ホーム戦会場 擁護委員協議会や警察

     沼津人権擁護委員協議会や沼津署は24日、沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場で開かれたサッカーJ3アスルクラロ沼津のホーム戦で、人権や交通安全の啓発活動を行った。 同協議会のメンバー約30人がのぼり旗を掲げ、啓発品を手渡した。篠崎輝和選手ら選手5人がマスコットキャラクターの「人KENまもる君」や「人KENあゆみちゃん」と試合前のステージに登場し、いじめに関する紙芝居を披露した。クイズも行い、回答者には選手のサイン入り色紙を贈った。 沼津署は秋の全国交通安全運動期間に合わせて、パトカーや白バイを展示したほか、反射材や特殊詐欺被害防止の啓発チラシなどを配った。来場者には「午後4時から早めのライトオン

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  • パリ五輪への前哨戦、火ぶた 杭州アジア大会開幕

     杭州アジア大会は23日夜の開会式で開幕した。選手団の入場前には最新技術による華やかなアトラクションが行われ、アジア最大のスポーツの祭典の幕開けを彩った。  大会は新型コロナウイルスによる1年延期を経て開催される。一部競技は主要国際大会を優先して一線級が出場しないため、日本オリンピック委員会(JOC)はメダル目標を掲げていないが、アジア圏に強豪が集う競技は来夏のパリ五輪への前哨戦になる。  静岡県勢はパリ五輪切符が懸かるボクシング男子の坪井智也(自衛隊、浜松工高出)、アーチェリー女子で東京五輪代表の山内梓(近大職)と、前回ジャカルタ大会の混合リカーブ金メダリスト杉本智美(ミキハウス)の浜松商高

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  • 3人が大会新V 男子100/男子110障害/女子走り幅 陸上静岡県高校新人大会

     陸上の静岡県高校新人大会は23日、草薙陸上競技場で開幕し、男女19種目の決勝を行った。男子100メートルは小栁光智人[みちと](東海大翔洋)が10秒45の大会新で優勝した。男子110メートル障害では、準決勝、決勝で大会記録を更新した浅井惺流[せいら](東海大翔洋)が14秒25で制した。女子走り幅跳びでも、6メートル07を記録した橋本詩音(静岡雙葉)が大会新で頂点に立った。  24日の大会最終日は男女20種目の決勝を実施する。各種目6位までの選手が東海大会(10月28、29日)の出場権を得る。 混戦の決勝 小栁、差し切る  混戦の男子100メートルの栄冠に輝いたのは、準決勝を3位タイで通過し

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  • 大自在(9月24日)「モズの高鳴き」

     静岡市ではおととい、きのうと最高気温が30度を下回った。雨の影響もあるだろうが、2日連続は今月初めてだ。9月に真夏日でなかったのはその2日を含め4日だけ。「暑さ寒さも彼岸まで」というのに、来週も気温が高くなりそうな予報に閉口する。  夏草が青々と茂る川沿いを歩いた。秋の初まりを告げるという「モズの高鳴き」を期待したのだが、「キイキイキイ」という鳥の声はまだ聞こえてこない。  自然の中で木々や草花、小鳥などを愛した歌人の若山牧水は、沼津市で晩年を過ごした。千本松原の地続きの土地に居を構えた。  7月に公益社団法人沼津牧水会が出版した「牧水 鳥」に収められた随筆に〈沼津に越して来て七年。唯[た]

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  • 沼津の桃中軒 選手の体づくり、弁当でサポート アスルクラロ、聖隷と開発

     弁当製造・販売を手がける桃中軒(沼津市)が、サッカーJ3アスルクラロ沼津と連携し、アスリート向け弁当の商品化を目指している。試食会がこのほど、同市の愛鷹広域公園で開かれた。聖隷福祉事業団(浜松市)の管理栄養士がメニューを考案。練習を終えた9人の選手らが、栄養面や体づくりなど目的別の弁当3種の特徴を見極めた。  弁当は、カロリーの高い「筋力アップ」と、脂肪が少なく野菜が中心の「体脂肪を減らす」、消化に良くエネルギーを取る「試合前日」。サバのハンバーグや駿河湾のシラスのツナスパゲティなど豊富な地元素材で仕上げた。DF附木雄也選手は「ヘルシーで、どれだけきつい練習の後でも食べられる」と喜んだ。  

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  • 詐欺容疑者摘発に貢献 矢田さんに感謝状 沼津署

     沼津署はこのほど、特殊詐欺事件の容疑者摘発などに貢献したとして、沼津市の会社役員矢田真美さん(50)に感謝状を贈った。  矢田さんは6月中旬、前の日から会社周辺で見かけていた県外ナンバーのレンタカーを不審に思い、警察に通報した。「スピードを出して荒い運転をしていて、マナーも悪かったので怪しく感じた」という。  通報を受けた同署が2人を調べると、5月に東京で発生した強盗事件の容疑者であることが発覚。レンタカーで逃げ、沼津市では高齢男性から現金とカード1枚をだまし取る特殊詐欺事件の受け子をしていたとみられることが判明した。  吉田光広署長から感謝状を受け取った矢田さんは「とにかく驚いた。詐欺事件

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  • 秋告げる宮神輿行列 沼津・日枝神社 100人超練り歩く

     平安時代に山王社と称され、地元住民から「お山王(さんのう)さん」と親しまれる沼津市平町の日枝神社で23日、御鎮座927年を祝う祭典が始まった。今年で奉納300年を迎えた宮神輿(みこし)を中心に100人超の行列が市街地を練り歩き、沼津に秋を知らせた。24日まで。  新型コロナの影響で開催は4年ぶり。宮神輿は1723年に奉納され、神社の宝物殿で保管していた。白丁に身を包んだ氏子有志らが、和太鼓の音に合わせて宮神輿を担ぎ、沿道を埋めた多くの市民の注目を浴びた。境内隣接の山王公園には出店が並んだ。  宮司の内海守さん(70)は「地域の繁栄を願った祭り。秋晴れの日に形にできてよかった」とほほえんだ。近

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  • Sea級グルメ全国大会PR ららぽーと沼津 地元の味集結

     10月に沼津市の沼津港で開かれる「Sea級グルメ全国大会」のPRイベントが23日、同市の大型商業施設ららぽーと沼津で始まった。港町を代表する人気の「沼津グルメ」が集結し、買い物客が足を止めて立ち寄った。24日まで。 市と同施設が企画。「みなとオアシス沼津」の深海エビとアジの干物の「小判めし」、市制100周年を記念したふるさと納税の返礼品コンテストで入賞した砂干しのサバ、鯛ごま茶漬け、西京漬けなどを販売する全6ブースが並んだ。県内の港を紹介するパネルを展示し、○×クイズで来場者を楽しませた。24日は沼津の伝統産業を体験するワークショップを行う。 全国の港から自慢の海の幸を使ったグルメが集まる同

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  • 卓球男女連勝 貫禄の突破 杭州アジア大会

    平野 上々の初戦「中国戦まで勝ち上がる」  打倒・中国へ上々の滑り出しになった。女子団体の平野(木下グループ、沼津市出身)はモンゴルとの予選リーグ初戦に出場し貫禄の3-0。大会初日の状態を確認し「緊張感なく、脚を動かせている」と順調な仕上がりだ。  午前10時開始の第1試合で1番手を志願。最も早い時間帯の試合感覚を確かめたかったという。格下相手ではあったが、3ゲームとも11-1の圧勝には手応えがあった。今大会のテーマは緊迫した場面でどう戦うか。団体、シングルスとも中国勢に完敗したアジア選手権より「ラリー中やサーブからの3球目攻撃で自分から動くことを意識している」という。  7月の国際大会で世

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  • 「ヤナギダー」黄色い声援 ピンバッジの交換に平野笑顔 アジア大会、国境越える人気選手【記者コラム 杭州小話】

     男子バレーボールの試合会場。観客席の中国人とみられる女性グループから「ヤナギダー」と黄色い声援が飛んだ。  熱視線の先には日本チームの主将を務める柳田将洋選手。試合後に感想を尋ねると「国境を越えてつながる強さがスポーツにはある。それは僕らのプレー一つに懸かっている」と、31歳のベテランらしい答えが返ってきた。  中国で注目の卓球会場では、平野美宇選手(沼津市出身)が海外メディアの質問に応じていた。平野選手のIDカードのストラップには、スポンサー契約を結んだサンリオのキャラクターピンバッジがずらり。取材陣からバッジの交換を求められ、笑顔で快く応じる姿に、人気の理由の一端がうかがえた。  (静

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  • 静岡人インタビュー「この人」 呼音楽パフォーマンス大会「KING OF FLIP」で優勝した 佐々木優さん(沼津市)

     東京・渋谷で7月に開かれたリズムマシンを用いた音楽大会で優勝した。20代から「Doramaru(ドラマル)」名義で音楽活動を始め、7年前に夫婦で沼津市に移住。市内で居酒屋「魚鳥木(ぎょちょうもく)」を営む。東京都目黒区出身。45歳。  -大会の内容は。  「昨年から始まったトーナメント形式の大会で、前回は4位だった。16人が出場し、リズムマシンを用いて2分間のパフォーマンスをする。事前にサンプリングしたり、作ったりした音楽を組み合わせ、ビートを作る。今年は台湾からの出場もあった」  -リズムマシンでの音楽作りの面白さは。  「AKAIプロフェッショナル製の『MPC』と呼ばれるリズムマシンを愛

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  • 沼津新貨物駅ターミナル、10月本体着工 車両基地は2024年度

     沼津市のJR沼津駅付近鉄道高架事業に伴う新貨物ターミナル(同市原地区)の本体工事が10月に始まることが22日、関係者への取材で明らかになった。工事は2027年度末までの見通し。これに合わせて、片浜地区に移転する新車両基地の工事も24年度に始まる予定となり、事業の具体的な工程がほぼ固まった。  現在の貨物ターミナルは沼津駅から西に約1キロの所にあり、新貨物ターミナルはさらに西へ移る。原新田と一本松、桃里の各地区にまたがり、東海道線原駅と東田子の浦駅(富士市)の間に位置する。昨年1月に基盤や調整池などの造成工事が始まり、今年3月に完了していた。現場は線路やコンテナホームとなる部分が造成されている

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  • 手作り丸木舟で 狩野川20キロ旅 写真家西野さんら、撮影作品発表へ

     沼津市戸田にアトリエを持つ写真家西野壮平さんはこのほど、伊豆周辺の林業関係者らと丸木舟を共同製作した。22日、伊豆の国市の神島橋から沼津市我入道浜までの狩野川約20キロを下り、駿河湾を目指した。  西野さんは、山林整備や山を生かしたコンテンツ提供に取り組む合同会社アラハラスヤッホ(伊豆市、吉田泰志代表)やボランティアの協力を得て、4月に河津町で直径約80センチのスギを伐採。丸太をくりぬき、長さ約4メートル、重さ約100キロの丸木舟を完成させた。  22日早朝、伊豆市の貴僧坊水神社で丸木舟を清めた。西野さんや吉田さん、林業の後藤哲也さん(同市)ら5人が交代で狩野川をこぎ進め、約6時間かけて駿河

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  • 英語弁論 裾野西・小林さん優勝 沼津で中学生対象県東部大会

     静岡県教育研究会英語教育研究部は20日、中学生対象の県東部英語弁論大会を沼津市の第五地区センターで4年ぶりに対面開催した。東部9地区の予選を突破した20人が出場し、小林麻帆さん(裾野西)が優勝した。  生活の中での気づきや大切なこと、家族への思いなどを英語でまとめ、5分以内でスピーチした。県東部の高校の英語教諭やALT(外国語指導助手)が英語力や内容、表現力などを審査した。小林さんを含む上位6人は29日に静岡市で開かれる県大会に出場する。2~6位は次の通り。  2位 樋口美優(三島錦田)▽3位 柄谷陽万莉(不二聖心女子学院)▽入賞 吉田花音(富士宮大富士)市川桃彩(富士宮二)鈴木心春(沼津門

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  • 静岡県立美術館の名作、沼津で 移動展「旅する人生」 10月1日まで

     静岡県立美術館の所蔵作品を紹介する移動美術展「旅する人生」(県立美術館、沼津市振興公社主催)が22日、同市民文化センターで始まった。10月1日まで。  同センターでの移動美術展は3年ぶり。雄大な富士山と愛鷹山を描いた歌川広重の浮世絵や、焼津市出身の石田徹也さんがサラリーマンの姿をユーモアたっぷりに表現したアクリル画など、多様な約30点が並ぶ。江戸幕府最後の将軍徳川慶喜による風景画もある。  23日には、来館者先着100人までを対象にしたシルクスクリーンの体験講座を開く。同センターの担当者は「これだけの作品を沼津で見られる機会はあまりないので、ぜひ足を運んでほしい」と話した。

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  • スケボーの公園利用ってありなの? 高まる人気、自治体に聞いてみた【NEXT特捜隊】

     読者からの疑問に答える「NEXT特捜隊」に、磐田市在住の30代男性から「近所の公園から暗くなる時間帯まで鳴り響くスケートボードの滑走音に悩まされている」という声が寄せられた。公共の公園におけるスケボーの利用についても課題を感じているようだ。静岡県内の公共施設で練習できる環境や、自治体ごとの公園のルールなどについて取材した。   本質はストリート  9月中旬、静岡市駿河区の公園の一角。ブランコなどで遊ぶ子どもやベンチで談笑する大人が過ごす中、20代の男性が「ゴーゴ、ガッガ」とコンクリートをこする無機質な音を立てて、黙々とスケボーに取り組んでいた。  滑り始めてから8年という男性は「スケボ

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  • 静岡県内13施設で学級・学年閉鎖 インフルエンザ

     静岡県は21日、小学校など計13施設で、インフルエンザに感染したとみられる患者240人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。浜松市中区の幼稚園は全園閉鎖した。  市区町別の患者数は次の通り。 【幼稚園】沼津市18人、浜松市中区25人。 【小学校】清水町23人、富士市12人、静岡市清水区48人、同区7人、焼津市11人、藤枝市31人、島田市19人。 【中学校】裾野市12人、清水町9人、藤枝市9人。 【高校】浜松市中区16人。

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  • 個人客専用支店 沼津に初導入 スルガ銀行

     スルガ銀行は19日、沼津原町支店(沼津市)の業務内容を一部変更し、個人客専用店に改めた。法人と個人事業主について、すでに取引のある顧客の業務は続けるが、口座開設や借り入れなどの新規申し込みは受け付けず、近くの沼津セントラル支店を紹介する。  個人客専用店の導入は初めて。地域の実情などに合わせ、行員が受け持つ業務の選択と集中を進める。生活様式が多様化する中、沼津原町支店は資産運用をはじめとする個人客の相談と支援業務を強化する。  同銀行は店舗網再編を進めながら、顧客との対話を重視する次世代型店舗や、現金を取り扱わないキャッシュレス店舗など新しい運営方式を取り入れている。個人客専用店も同支店の利

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  • インド友好議連 自民静岡県連が発足 関係深化 目的に

     自民党静岡県連は21日、インドとの友好関係の加速を目的に、インド友好促進議員連盟を発足した。  自民県連の県議で構成し、県議会会派自民改革会議に所属する議員全41人が発足時に会員として名を連ねた。会長に杉山盛雄氏(沼津市)、副会長に植田徹氏(富士市)、幹事長に良知淳行氏(焼津市)が就いた。  今後、講演会や勉強会の開催のほか、視察なども計画し、静岡空港の利活用促進や海外企業の活力の取り込み、県内企業の人材確保などに役立てる。  県庁で同日開かれた設立総会で、幹事長の良知氏は「県内企業がインドに進出し、交流が進む。人口流出が続く本県でもインドとの友好を促進することで、県民の生活向上や本県の発展

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  • 空手全国大会で好成績 沼津の道場所属選手が報告

     沼津市の空手道場養正館に所属する小学生の2チームと選手2人がこのほど、市役所を訪れ、7、8月の全国大会で上位入賞を果たしたことを頼重秀一市長に報告した。 日本武道館で7月末に開かれた団体戦の全日本少年少女武道錬成大会では、小学3、4年の部で3位に、5、6年の部で2位に輝いた。8月上旬の東京武道館での全日本少年少女空手道選手権大会では、2年男子形の部で山田龍聖君(裾野南小)が5位、3年女子組手の部で大木あゆなさん(門池小)が5位の好成績を収めた。代表選手が頼重市長に演武を披露した。 頼重市長は「皆さんの存在は市民の誇り。子どもたちが羽ばたけるような環境を行政でつくっていく」とたたえた。 8月に

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  • 廃材でカラフルパンダ 沼津特支で「みらーと」出前講座

     静岡県障害者文化芸術活動支援センター「みらーと」は21日、廃材を使ったアートを作る出前講座を沼津市の沼津特別支援学校で実施した。美術の授業の一環で、みらーとの東部地区支援コーディネーター伊藤享子さんとアートディレクター遠藤次朗さんが講師を務め、中学部1年生14人が共同制作に取り組んだ。  生徒は牛乳パックや空き箱にさまざまな色のアクリル絵の具を塗った。1・8メートル×0・9メートル大のボードに貼り付け、虹色で彩ったパンダの顔の絵を仕上げた。  文化芸術活動の普及を通じ、障害者の社会参加や理解推進を図るみらーとは、福祉施設などで出前講座を開いている。遠藤さんによると、就職対策などで

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  • 山下市議提訴 沼津市長「法の下で公平に」 市有地貸し出し問題

     沼津市が市有地を有料駐車場として貸していた山下富美子市議(70)に不当利得の返還を求めて提訴する議案を市議会に提出したのを受け、頼重秀一市長は20日の定例記者会見で「市が市議を提訴するのは、私も政治家の一人として重たい内容と認識している」とした上で、「市議だから、ということではなく、法の下に公平公正にやるべきと考えている。提訴に政治的な背景はない」と強調した。  山下氏側が14日に開いた記者会見で、問題の市有地は山下氏の父(故人)に市から払い下げられた土地との主張をしている点について、杉山泰彦建設部長はその土地に関して双方のやりとりはあったとしつつ、「最終的に市に払い下げの申し出がなかった。

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  • 兄の快進撃 刺激に猛稽古 熱海富士の妹・武井陽奈さん 飛龍高相撲部 来月、集大成の全国大会

     大相撲秋場所で快進撃を続ける幕内熱海富士関(21)=熱海市出身、伊勢ケ浜部屋、本名・武井朔太郎=の妹で、飛龍高(沼津市)相撲部の3年武井陽奈さん(18)が、高校生活最後の全国大会に向けて稽古に励んでいる。昨秋から全国でも珍しい女性主将として男女13人の部員を引っ張ってきた。兄の活躍に刺激を受けながら、自身も飛躍を目指す。  掲げられた優勝額から昭和の大横綱北の湖が見下ろす飛龍高の練習場。申し合いの稽古が始まる前に、陽奈さんは塩をまいて土俵を清める。始まると、男子部員とも立ち会いや突きの稽古を重ね、鍛錬を積む。  相撲との出合いは小学4年時。兄に憧れ、わんぱく相撲の大会に出場し、県大会2位。

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  • 沼津市の公園整備 具体案検討へ 貨物駅移転後跡地利用 市民から意見聴取 

     沼津市の鉄道高架化に伴うJR貨物駅の移転後の跡地利用について、市は想定する公園整備の具体案の検討に着手する。市民のニーズを最大限反映させようと会合を4回開くほか、無作為に選んだ市民や現場付近の住民、企業からもアンケート形式で要望を募る。高架化による中心市街地の再生を視野に沼津駅南で再開発の動きが見られ、跡地利用のあり方の議論も急ぐ。  市沼津駅周辺整備部の橋本大介部長は「より多くの人に聞いて基本計画をまとめたい」とし、9~10月に意見を集める。新貨物駅は2027年度末に供用開始予定で、公園は31年度末から32年度当初にオープンの見込みとされ、今後の流れが見通せる状況となった。  現貨物駅は

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  • 袋井市 本格稼働へ操作研修 荒廃農地のAI自動判定

     袋井市は19日、県内で先駆けて導入した荒廃農地管理システムの本格稼働に向けた操作研修会を市役所で開いた。人工知能(AI)が衛星写真で耕作放棄地を自動判定し、荒廃が進む農地を抽出して調査の効率化を図る。  導入したシステムは、衛星データ解析などを手がけるサグリ(兵庫県)のアプリ「アクタバ」。AIが衛星写真から農地の荒廃具合を識別し、デジタルの地図上で表示する。  毎年夏に農地を回って耕作放棄地の実態を調べる市農業委員会は、システムの情報を基に荒廃度が低い農地のパトロールを省略でき、調査の効率化や負担軽減が期待されるという。現地調査で得たデータはシステムに蓄積して管理し、翌年以降の解析精度向上に

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  • 夜の森林 駆け抜ける 静岡・水見色でナイトトレイル

     静岡市葵区水見色でこのほど、夜の森林を駆け抜ける走行会「ナイトトレイル」が開かれた。参加者は、約10キロの山岳コースを2時間ほどで走った。  地元有志でつくる「水見色トレラン実行委員会」が主催し、同市内や沼津市などからランナー12人が集まった。夕刻、水見色小学校をスタートした参加者は、頭に付けたライトの光だけを頼りに高山・市民の森を力走。レース序盤は、コースに霧が立ちこめ、悪化した視界が参加者を悩ませた。コースを走り抜け、静岡市内を一望できる高山(717メートル)山頂に到達すると霧も晴れ、参加者が美しい夜景を笑顔で楽しんだ。  同委員会は、10、11月にも走行会を予定している。日時やコース、

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  • 沼津茶飲んで応募しよう JAがスタンプラリー

     JAふじ伊豆と沼津市、市茶業振興協議会は19日、地元の沼津茶をPRするスタンプラリーキャンペーンを始めた。11月19日まで。 緑茶の需要や取引価格が低迷する中、消費拡大を目指して5月に開始した愛飲運動の一環。スマートフォンで参加するデジタルスタンプラリーで、取り扱い36店舗で沼津茶を1000円以上購入すると、スタンプがたまる。スタンプ数に応じ、抽選で「あしたか牛ステーキ」「地域ブランド米するがの極」「サッカーJ3アスルクラロ沼津の選手サイン入りグッズ」が当たる。 愛鷹山麓で栽培した沼津茶は鮮やかな水色で、深い渋みとさわやかな香りが特徴。JA担当者は「残暑が厳しいこの時季は冷茶で味わって」と話

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  • 沼津・エギング イカの大群が接岸 活性に合わせて誘う【魚影を追って】

     今年の夏の沼津はひと味違う。シイラや小型青物などの回遊はあまり良くなかったが、8月半ばからジンドウイカ、ケンサキイカの大群が接岸している。  沼津ではそれら全てをひっくるめて「マルイカ」「ジンドウ」と呼び、毎年船釣りで楽しむのが夏の風物詩。しかし今年は、このイカが大量に海岸に寄っているのだ。筆者も毎晩、沼津市周辺の各ポイントに足繁く通っている。  釣り方は通常のアオリイカ狙いの3~3・5号のエギを使ったエギングとは違い、より繊細なアジングロッドなどに1・5~2号の小さなエギを使って釣りを組み立ていく。  誘い方にはいくつかのパターンがある。一つは通常のエギングのように大きく誘うのではなく、細

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  • 五輪前哨へ日本加油(頑張れ) 杭州アジア大会9月23日開会式 静岡県勢52人出場へ

     【杭州=静岡新聞社臨時支局・山本一真、大沼雄大、二神亨】中国・杭州を舞台にした第19回アジア競技大会は19日に競技が始まり、23日の開会式を経て本格化する。45カ国・地域の選手が40競技483種目で争い、静岡県勢は17競技に52人が出場予定。新型コロナウイルス拡大に伴う1年延期により、パリ五輪まで1年を切って開催される「アジアのオリンピック」は出場枠争いや来夏の前哨戦になる。  五輪予選を兼ねるボクシングは上位2人が切符を手にする。男子51キロ級の坪井智也(自衛隊、浜松工高出)は2021年の世界選手権覇者。日本人がまだ手にしていない五輪との2冠を狙い「もう国内選考をやるつもりはない」と、最

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  • 静岡県人口355万7113人 前月比1343人減 8月1日推計

     静岡県がこのほど公表した8月1日現在の県の推計人口は355万7113人で、前月と比べて1343人減少した。推計人口の減少は14カ月連続。社会動態は4カ月連続で転入数が転出数を上回る社会増だった。  転入数から転出数を引いた社会動態は593人増(転入1万923人、転出1万330人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は1936人減(出生1630人、死亡3566人)だった。  市町別で人口が増加したのは御殿場市63人増、小山町48人増、菊川市45人増、長泉町41人増など8市町あった。減少は27市町で、最多の静岡市が348人減、浜松市188人減、沼津市131人減、三島市122人減などが続いた。  社

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  • 沼津の産廃業者 静岡県、許可取り消し

     静岡県は19日、廃棄物処理法に基づき、藤久(沼津市旭町)に産業廃棄物収集運搬業の許可取り消しの行政処分を行ったと発表した。14日付。同社は1日に静岡地裁沼津支部で破産手続き開始決定を受けたため、同法が規定する欠格要件に該当すると判断した。

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  • 三井住友信託銀の沼津支店 移転開業

     三井住友信託銀行沼津支店(前田昌俊支店長)が19日、新店舗に移転オープンした。「信託型次世代店舗」として、顧客との接点拡充や事務スペース縮小など従前から一新した。  JR沼津駅南のさんさん通り沿いから、駅寄りの「わたやすビル」(大手町)3階に移った。落ち着いた雰囲気で相談できる半個室のブースを設け、資産運用や相続、遺言といった幅広いニーズに対応する。次世代型は都内などの店舗で導入が進む。同日のセレモニーでは、前田支店長と高橋宜久常務執行役員がテープカットに臨んだ。  わたやすビルは昨年9月に完成した。寝具・インテリア商品販売の綿安商店(金井隆直社長)が手がけ、地上3階建ての建物に同社本店や証

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  • 静岡県内13校学級閉鎖 インフルエンザ

     静岡県は19日、小中学校、高校計13校でインフルエンザに感染したとみられる患者114人が確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の患者数は次の通り。  【小学校】沼津市8人、同市8人、静岡市葵区5人、藤枝市5人、掛川市17人、湖西市17人、浜松市中区2人、同区12人、同市南区11人。  【中学校】焼津市6人、同市8人。  【高校】磐田市7人、同市8人。

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  • インストラクター養成へ受講生募る GW三島、生態系テーマ

     三島市のNPO法人グラウンドワーク(GW)三島は、30日から始まる全10回の「松毛川・森のインストラクター養成講座」の受講生を募集している。 三島市と沼津市にまたがる松毛川を舞台に、20年にわたって「千年の森づくり」を進める環境再生活動の取り組みや水辺の生態系について学ぶ。講師はGW三島の渡辺豊博専務理事のほか、野鳥やトンボ、水生生物の専門家を招く。12月16日までに座学6回と現地実習4回を行う。 参加無料。問い合わせはGW三島<電055(983)0136>へ。

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  • 25日から一般質問 沼津市議会

     沼津市議会9月定例会は25~27日に一般質問を行い、12氏が登壇する。質問者と主な質問項目は次の通り。 渡部一二実(市民クラブ)男性市職員の育児休業取得率向上への戦略▽渡辺博夫(志政会)SDGs推進・企業誘致の取り組み▽小沢隆(同)防災・移住▽井原三千雄(同)中心市街地活性化▽佐野博一(同)自治会・コミュニティー活動の在り方▽片岡章一(公明党)高齢者の生活支援▽小泉宣子(同)小中学校の学校図書館・エアコン設置▽大川敬太郎(沼津志帥会)農業振興・女性の起業支援▽平野謙(虹の会)会計年度任用職員の運用▽川口慶(共産党市議団)地域振興と交流人口の活用▽山下富美子(未来の風)海岸漂着ごみ▽江本浩二(

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  • 沼津市 水道料金39%値上げへ 市審議会答申 下水道は20% 

     沼津市水道事業及び下水道事業経営審議会(松井泰樹会長)は19日、水道料金を平均39・5%、下水道使用料を平均20・5%、それぞれ来年7月1日から値上げすべきと頼重秀一市長に答申した。電気料金高騰による経費の増加や人口減による収入減を踏まえた。市は市議会11月定例会以降に関連議案を提出する。  改定は水道料金が約14年ぶり、下水道使用料は約5年ぶり。水道料金は標準モデル(給水管口径25ミリ以下、月使用量1カ月20立方メートル)で月額670円、下水道使用料は標準モデル(1カ月20立方メートル使用)で月額490円のそれぞれ値上げとなる。  松井会長は市役所で頼重市長に答申書を手渡し、「上下水道同

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  • 医療的ケア児ママ 当事者の思い表現 沼津で山本さん写真展

     静岡県東部の医療的ケア児のママサークル「ほっこりら」は18日、写真家の山本美里さん(東京都)の作品展「透明人間~インビジブル マム」を沼津市のキラメッセぬまづで開いた。医療的ケア児の母親でもある山本さんは会場で当事者の置かれた現状を報告した。  山本さんはこれまで、子どもの医療的ケアに対応するために学校で待機する必要があった。「教育現場だから気配を消して」と求められる母親の立場に違和感を抱き、自身を被写体にして作品を撮り始めた。今回の写真展では、19世紀の英国で母親が布で全身を隠す親子の写真が多く撮られたのを参考に、母親を透明人間に見立て、学校などで撮影した作品を展示した。  家族の離職を防

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  • 小規模保育所「3歳以上受け入れ」 静岡県内、検討の動きなし 定員、設備余裕なく

     原則0~2歳児を預かる小規模保育所で「3歳以上も受け入れることができる」とした4月の国の通知に対し、静岡県内は現時点でどの市町も新たな受け入れを検討していないことが18日までに、静岡新聞社の取材で分かった。施設の定員や設備面で余裕がないのが主な理由。保護者にとって転園せず同じ施設に続けて預けられる利点がある一方、実施にはハードルが高い状況が浮き彫りになった。  認可小規模保育所を有する27市町(4月1日時点)に電話で尋ねた。最も多い53施設がある浜松市は「0~2歳児の保育需要が大きいので(3歳以上を)受け入れる予定はない」(幼児教育・保育課)とし、48施設を有する静岡市も「保護者からニーズは

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  • 「フェンシングの沼津」形に 関係者手応え 地元拠点選手が全日本準V

     沼津市の香陵アリーナ(市総合体育館)で初開催された全日本フェンシング選手権は最終日の18日、決勝が行われ、沼津信用金庫(同市)所属の脇田樹魅選手(24)が、女子サーブルで準優勝に輝いた。官民連携で「フェンシングのまち」を掲げ、競技の普及に携わってきた関係者は「思い描いた姿が形になった」と沼津を拠点にする選手の躍動に、これまでの活動の手応えを口にした。  沼津市は2019年に日本フェンシング協会と連携協定を締結し、20年には官民で「フェンシングのまち沼津推進協議会」を発足。男子サーブル元五輪代表の長良将司さん(46)を市職員として採用し、21年にはJR沼津駅前に専用施設もオープンさせて選手の技

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  • 脇田(沼津信金)サーブル女子準V 全日本フェンシング個人戦

     フェンシングの全日本選手権個人戦最終日は18日、沼津市の香陵アリーナ(市総合体育館)で各種目の決勝が行われ、サーブル女子は静岡県勢の脇田樹魅(沼津信用金庫)が、2度目の優勝を狙う高嶋理紗(オリエンタル酵母工業)に惜敗し、準優勝だった。男子は吉田健人(警視庁)が2年ぶりに制した。  エペ男子は松本龍(日大)が初優勝、エペ女子は佐藤希望(大垣共立銀行)が女子史上最多の8度目の優勝に輝いた。  男子フルーレは船本誠志郎(ネクサス)が世界選手権団体金メンバーの敷根崇裕(同)を破り初優勝、女子フルーレは上野優佳(中大)が2年ぶり2度目の優勝を果たした。 脇田悔やむ「もう1点取れないのが、今の実力」

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  • 静岡県内精鋭集う「松崎卓球」 65歳以上の部で全国優勝

     松崎町を拠点に活動し、静岡県内各地のメンバーが参加する卓球クラブ「松崎卓球」が、8月下旬~9月上旬に広島市で行われた第42回全日本クラブ卓球選手権大会の男子65歳以上の部で初優勝した。6回目の同大会出場で初めて予選リーグを突破し、頂点に立った。選手兼監督の山本光信さん(68)=同町=は「小さな町の名を全国に知らしめることができたのではないか」と喜ぶ。  松崎卓球は1960年代に発足した歴史あるクラブで、県内の20~70代の愛好家15人で構成する。大会に出場したのは山本さん、立花信也さん(67)=静岡市駿河区=、古谷昭夫さん(67)=沼津市=、佐藤成生さん(64)=同=、石川猶章さん(64)=

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  • 自転車柱に連携 沼津と富士 周遊ツアーに市民ら30人 両市長も参加

     互いの特徴の一つ、自転車を柱にした連携が沼津と富士の両市で始まる。初めてのイベントとなるサイクルツアーを16日開き、関係者らが両市を自転車で周遊した。頼重秀一・沼津、小長井義正・富士の両市長も参加。今後も趣向を変えてイベントを重ねる方針で、小長井市長は「形にして、見える内容にしていく」と具体性を持たせて活性化につなげる考えを示した。  いずれもサイクルステーションを市内に擁し、県東部・伊豆を中心に活動するプロサイクリングチーム「レバンテフジ静岡」とも連携していることから一致。駿河湾を一望できる海岸沿いを走り、富士山や千本浜、伊豆半島などの豊富な自然を満喫する両市のコースは愛好家の間でも知られ

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  • 男子団体 加藤学園A優勝 静岡県高総文祭囲碁部門東部地区

     静岡県高校総合文化祭囲碁部門兼第43回東海地区高校囲碁選手権大会県予選大会(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の東部地区大会が17日、沼津市の加藤学園高で開かれた。男子団体の部は加藤学園Aが優勝した。  加藤学園と富士宮西の生徒が3人一組で構成する計3チームで、リーグ戦方式の団体戦を行った。生徒は真剣なまなざしで碁盤に向かい、対局に臨んだ。個人戦は24日に実施する。  結果は次の通り。  ①加藤学園A(太田拳斗、毛利夏碧、金丸育真)②富士宮西(岩井祥恭、小泉魁斗、辻村一貴)③加藤学園B(工藤優介、下山祐汰、石塚悠登)

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  • がんセンター山口氏が講演 まちづくり「おもてなしと連帯を」 沼津商議所青年部研修会

     沼津商工会議所青年部(中村謙介会長)はこのほど、会員とOBの合同研修会を沼津市の大手町会館で初開催した。県立静岡がんセンターの山口建名誉総長が講演し、沼津のまちづくりには「おもてなしと連帯が必要」と呼びかけ、同センターや全国の成功事例を紹介した。  演題は「沼津のまちづくりと医療田園都市構想」。山口名誉総長は風光明媚(めいび)で温暖、医療体制が充実しているなどと沼津を評価し、構想が目指す超高齢社会の理想郷の「7割は出来上がっている」と述べた。「関係者が連帯を意識して活動し、それぞれの店が工夫して行動を起こすと未来は開ける」と訴えた。超高齢社会の到来はビジネスチャンスを生むと強調した。  会員

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  • 60歳以上対象 沼津で話し方講座 10月から全8回 参加者募る

     ぬまづ話し方研究会は28日まで、60歳以上を対象に沼津市の片浜地区センターで開く「話し方講座」(10月5日から11月23日までの全8回)の参加者を募集している。受講無料。  講座は毎週木曜、午前9時半から11時半まで。良好な人間関係を作るためのあいさつや返事、自己紹介の仕方、緊張せずに話す方法を指導する。定員8人。申し込み、問い合わせは同会の八木隆雄さん<電055(934)1885>へ。

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  • 女子サーブル、脇田(沼津信用金庫)4強 フェンシング全日本選手権個人 男子フルーレ松山は敗退

     フェンシングの全日本選手権個人戦第2日は16日、沼津市の香陵アリーナ(市総合体育館)で行われ、男子フルーレは7月の世界選手権団体の金メダルメンバーで、個人で銅メダルを獲得した松山恭助(JTB)が準々決勝で同じ日本代表の永野雄大(ネクサス)に敗れ、4強入りを逃した。敷根崇裕(ネクサス)らが準決勝へ進んだ。  女子サーブルは脇田樹魅(沼津信用金庫)や高嶋理紗(オリエンタル酵母工業)らが準決勝に進出した。 2大会連続4強 地元初Vへ発奮  駆けつけた地元の同僚の声援を受けて、脇田が2大会連続の4強に進んだ。今大会、世界女王の江村美咲(立飛ホールディングス)が欠場。「ここで勝ちきる選手にならなくて

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  • 全日本フェンシング 沼津信金の脇田選手4強 同僚応援、勝利後押し

     沼津市の香陵アリーナ(市総合体育館)で開かれている全日本フェンシング選手権個人戦は16日、2日目を迎え、地元沼津信用金庫所属の脇田樹魅選手が女子サーブル予選に出場。同僚の応援を受け、4強進出を決めた。  脇田選手は日本女子体育大卒業後の2022年4月に同信金入り。人事課に籍を置き、市内のフェンシング施設「F3BASE」を拠点に練習を積んでいる。会場には鈴木俊一理事長、紅野正裕会長ら幹部や同僚ら約20人が詰めかけた。板橋香菜子選手との準々決勝では、ポイントを取る度に拍手を送り勝利を後押しした。  試合後、脇田選手は観客席に足を運び、応援に感謝の言葉を述べた。紅野会長は「プレッシャーのある中、よ

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  • 人手不足解消を市に要望書提出 沼津商議所

     沼津商工会議所はこのほど、商工行政に関する要望書を沼津市に提出した。市の2024年度予算編成を前に、人手不足の解消や観光振興につながる各種施策を求めた。  新規要望は5項目。高校卒業後に地元を離れる若者が多く、人手不足は「深刻な問題」として、移住・定住施策と連携した若手求職者のU、I、Jターン就職推進策を訴えた。交通・輸送事業者では人手不足の深刻化が懸念される2024年問題を控え、二種免許や整備士資格の取得に伴う助成制度創設を併記した。  JR沼津駅北口にイベント情報を紹介する電子掲示板を設置し、市内の公共トイレの環境を改善する交流人口拡大策も新規要望とした。継続要望には沼津駅周辺総合整備事

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  • 医療的ケア児の親 現状伝える写真展 9月18日 沼津

     静岡県東部の医療的ケア児の母親サークル「ほっこりら」は18日、日常的に医療的ケアを必要とする子の母親で写真家の山本美里さん(東京都)の写真展「透明人間~インビジブル マム」を、沼津市のキラメッセぬまづで開く。  「子の医療的ケアをするために、毎日学校に付き添う親」がテーマ。山本さんは、子の自立のために校内で気配を消す自らを透明人間に見立て、撮影した。特別支援教育における親の現状をユーモラスに表現している。  同会場で開催する「ふくseeぬまづ福祉まつり」のブース内で展示する。午前11時半~正午には、順天堂大保健看護学部の斉藤麻子准教授を迎え、山本さんが作品を解説する。

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  • 沼津の榊原さん 100万円市に寄付 市制100周年に合わせ

     沼津市の榊原公幸さんがこのほど、今年の市制100周年に合わせて100万円を市に寄付した。地元の大きな節目となる今年に向け、30年かけてためたという。市は記念事業に活用する。  市制70周年の年に、100周年で何らかの貢献ができればと思い立ったという。「毎年少しずつためてきた」と榊原さん。市役所を訪れ、頼重秀一市長に渡した。

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  • 鈴木4強逃す フェンシング全日本選手権個人女子エペ 東晟ら女子フルーレ、準決勝へ

     フェンシングの全日本選手権個人戦第1日は15日、沼津市の香陵アリーナ(市総合体育館)で行われ、女子エペの鈴木穂波(ネッツトヨタ静岡)が永井杏奈(中京大)との準々決勝で接戦の末に敗れ、ベスト4入りを逃した。  鈴木は第1セットを3―4とリードを許したが、第2セットで相打ちを含め、7連続得点を奪い逆転。10―7で迎えた最終セットは、相手の連続得点の猛攻で同点(両者とも14得点)とされ、延長で競り負けた。  女子エペは永井のほか、東京五輪代表の吉村美穂(アイヴァン)と佐藤希望(大垣共立銀行)、成田琉夏(新日本ウエックス)が準決勝に進んだ。女子フルーレは7月にイタリアで行われた世界選手権の団体で銅メ

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  • 空きビルが映画館に 沼津仲見世商店街 市、月替わりイベント

     沼津市などは17日まで、中心市街地の回遊性向上を狙い実施する社会実験「オープンヌマヅ」の月替わりイベントを、同市大手町の沼津仲見世商店街で実施している。今月は「シネマ」をテーマに、飲食出店や映画上映などを実施する。  初日の15日は、8月末に市内で開催した短編映画祭「みちくさ映画祭」の受賞作品上映会を開いた。旧夢屋の空きビル内にスクリーンを設置し、映像作家伊藤秀海さんが伊豆の国市で撮影したドキュメンタリー「ご縁で広がる笑顔の田んぼ」などを上映した。16、17日も午前11時、午後3時の各日2回上映する。  マルサン書店旧仲見世店では、市内で撮影された映像作品のロケ地を紹介するパネルを展示してい

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  • 沼津の違反盛り土4カ所 市が公表、改善命令に従わず

     沼津市は15日、土地の埋め立てなどの規制に対する条例に違反して造成された盛り土4カ所の事業者と土地所有者を公表した。内訳は許可内容に反した1件と、無許可3件。いずれの事業者と土地所有者とも、期限内に原状回復を求める市の改善措置命令に従わなかった。  市によると、リサイクル東海(同市青野)は市の許可を得て、男性が所有する同市一本松の田んぼに盛り土を行ったが、申請を大幅に上回る2万5千~3万立方メートルの土砂を搬入するなどした。盛り土の一部は大雨で崩れ、隣接する工場のフェンスを壊したという。  男性(同市西沢田)は、同市宮本の森林2カ所に無許可で盛り土を造成した。所有者は別の個人。男性(三島市長

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  • 32事業の効果 透明性を審議 静岡県事業評価監視委員会

     静岡県はこのほど、公共事業の効果や透明性を検証する県事業評価監視委員会(委員長・加藤裕治静岡文化芸術大教授)を県庁で開き、道路改良や地震・高潮対策など32事業について審議した。委員は事業効果を認め、いずれも「継続」や「改善の必要なし」との方針で一致した。  審議の内訳は、事業着手や前回の評価から5年が経過した「再評価対象」が26件、終了から5年たった一定規模以上の「事後評価対象」が6件。再評価対象事業は資材価格の高騰や、軟弱地盤の判明に伴う工法変更などで事業費が増加した工事が目立った。  計画期間を7年延長し、事業費が65%増の44億円となっている沼津市の西浦みかん東部生産基盤整備事業につい

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  • がん機器メーカーに出資 沼津信金などのファンド

     沼津信用金庫と信金キャピタル(東京)が設立したファンド「ぬましん未来応援ファンド」が、乳がん検査機器開発のアイグリット(仙台市)に出資したことが15日までに分かった。初めての投資。出資額は非公表。同社は主要技術の開発を既に終え、2025年内の製品販売を目指している。 撮影した超音波画像を合成して立体データをつくり病変などの有無を調べるスマートフォンサイズの機器を実用化する。同社によると、一度に広範囲が検査できる上にデータの保存が可能で、従来の検査方法に比べて見落としのリスクが減る。検査費用は安くなり、体の負担も軽減されるという。 同社は20年に設立。近藤真一社長が医療機器ベンチャーで従事した

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  • 戦略的なメニュー構成を 沼津信金など 飲食店向けセミナー

     沼津信用金庫などはこのほど、材料費高騰に直面する飲食店経営者向けのセミナーを沼津市で開いた。全国で飲食店支援を手がけるフードアカウンティング協会サービス相談員の遠山景子さんが講師を務め、「本当によい商品を提供する店が残る」と商品力強化を訴えた。戦略的なメニュー構成にするよう呼びかけた。 遠山さんは店側が情報発信する従来の集客から、客側がSNSで発信する「SNS集客」が主流になるとして、「(発信の)動機をつくる商品が最も重要で集客の近道」と指摘。原価率が高くても客を引き込む「集客・看板メニュー」▽注文されやすく原価率の低い「定番メニュー」▽飽きさせない「季節・イベントメニュー」をそろえるよう強

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  • 「フェンシングのまち・沼津」全国へ発信 注目選手集結 全日本選手権開幕

     全日本フェンシング選手権が15日、沼津市の香陵アリーナ(市総合体育館)で開幕した。個人戦は、初日から盛り上がりを見せた。今夏の世界選手権メダリストや来年のパリ五輪でメダルが期待される国内トップクラスの選手らが集結し、訪れた次代を担う地元フェンサーにハイレベルの試合を見せ刺激を与えた。18日までの4日間、「フェンシングのまち」として売り出す沼津が全国発信される。=関連記事10面へ  「会場に入った時、雰囲気がすごいと感じた」。学校帰りに訪れた沼津東高フェンシング部2年の田中希佳さん(16)はトップ選手のオーラに圧倒された様子。一緒に訪れた沢村ちひろさん(16)も「競技の勉強になると思って来た」

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  • ドウマン稚ガニ、安定生産なるか 30年来の悲願 沼津に新施設

     栽培漁業を推進する静岡県は本年度、沼津市の県温水利用研究センター沼津分場に新設した種苗生産の新施設で、浜名湖特産のノコギリガザミ(ドウマンガニ)の稚ガニ生産を始めた。細菌の侵入を防ぐシステムと4台の水槽で生育状況を比較できるのが特長。30年来の悲願の安定生産へ、関係者は執念を燃やす。  新施設「量産実証施設」は20トンの水槽4台を設け、電気を流して殺菌した海水を飼育水として循環させる閉鎖循環システムを採用。4月と6月、各水槽に約50万匹ずつ幼生を入れた。稚ガニになったのは約100匹と直近数年に比べ成果は乏しいが、佐竹顕一分場長(56)は「病気を抑える効果は大きい。これまであった水槽より小さい

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  • 「私の土地」と主張 提訴取り下げ要求 山下沼津市議

     沼津市が14日、市有地を有料駐車場として貸していたとして、不当利得の返還を求めて山下富美子市議(70)=5期=を提訴する議案を市議会9月定例会に提出したのを受け、山下氏が同日、市内で記者会見した。問題の土地について、1993年に市と山下氏の父(故人)が交渉していたとする書面を示し、「市に提訴される土地は私の土地。提訴を取り下げてほしい」と述べた。取り下げない場合は所有権を確認する訴訟を起こす考えも示した。  山下氏は問題が発覚した昨年9月の時点では「父が買い受けた土地だとの認識だったが、証拠もなく、確証は持てなかった」とし、市側の指導を受け入れ、駐車場としての利用も中止したと説明した。  そ

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  • 地元食材「沼津カレー」初のキッチンカーフェスで限定販売、販路を開拓

     沼津市市場町のじもとカンパニー(前田将大社長)はこのほど、地元産素材にこだわった「沼津カレー」を商品化した。当面、販売はキッチンカーに限定して希少価値を生み出し、販路開拓を図る。10月21、22の両日に同市の中央公園で初のキッチンカーフェスを開き、発信を強化する。  同社はタムラ食品(同市市場町)の関連会社として設立した。素材は地元業者の協力でマダイのアラとさば節を使用し、これを根幹に味などを調えた。「単なる商品化ではなく、地域貢献と就労支援も目指す」(前田社長)として、販促による働き口の確保で人口流出の歯止めにつながればという。幅広い世代に親しまれるとの考えでカレーを選んだ。価格は600円

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  • 富士急シティバスの値上げ申請を許可 国交省中部運輸局

     富士急シティバス(沼津市)は13日、6月に国土交通省中部運輸局に申請していた路線バスの値上げが許可されたと発表した。10月1日から平均13・2%値上げする。 同社が運行する全路線(コミュニティバス、市町運行委託路線を除く)が対象。現行160円の初乗り運賃は180円になる。高齢者の負担軽減のため、シルバー定期の値上げ幅は5・0%に抑えた。

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  • 国際ロボ競技会準V 加藤学園暁秀小5年生 沼津市役所で成果報告

     小中学生のための国際ロボット競技会「ユニバーサルロボティクスチャレンジ」で準優勝した加藤学園暁秀小5年生らが13日、沼津市役所を表敬訪問し、大会の成果を報告した。 「暁秀RSIスターフィッシュ」のチーム名で出場したのは岩崎翔馬さん、森岡斎さん、森岡稟さん、麸沢宙さん、金元陸人さん。5人はクラブ活動でブロックを動かす自動運搬ロボットを製作した。国内予選を経て日本代表の4枠に選ばれ、大阪市で10カ国27チームの代表と戦った。 大会では、制限時間以内にブロックを移動し、所定の枠内に積み上げて得点を競った。5人によると、高得点を出すために積み方を考えたり、ブロックをはさんでも落ちないように工夫を凝ら

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  • 沼津市議会 山下市議への提訴案上程 9月定例会開会

     沼津市議会9月定例会は14日開会し、会期を10月16日までの33日間と決めた後、市が提出した山下富美子市議への不当利得返還請求事件の提訴案や、2022年度各種決算案など27件を上程した。  市有地を有料駐車場として貸し出していたとして山下市議に不正利得を返還するよう提訴する議案は、建設水道委員会に付託し、29日に審議される見込み。  一般質問は25~27日に行い、常任委員会は28、29日と10月2~6日に開く。

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  • ホームゲーム沼津開催 報告 東レアローズ 新シーズン6試合

     バレーボールVリーグ男子東レアローズ(三島市)の篠田歩監督や峯村雄大主将らが13日、沼津市役所を訪れ、10月に開幕する新シーズンのホームゲームを新設した市総合体育館で開催すると報告した。  ホームゲームのうち、2024年1月20、21日(パナソニックパンサーズ戦)、3月2、3日(ジェイテクトSTINGS戦)、同16、17日(VC長野トライデンツ戦)の3節計6試合を同館で行う。篠田監督は「若い選手主体で、乗ったらどんどんいけるチーム。峯村や渡辺、4年目の選手に注目してほしい」とPRした。峯村主将は「3月はファイナル進出がかかる重要局面。沼津を盛り上げたい」と意気込んだ。  頼重秀一市長は「皆さ

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  • 静岡県内小中高13校 インフルエンザで学級・学年閉鎖

     静岡県は13日、小中学校と高校計13校でインフルエンザに感染したとみられる患者182人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。下田市の小学校は学校閉鎖を行った。  市区町別の患者数は次の通り。  【小学校】下田市9人、富士市21人、同市17人、藤枝市7人、焼津市15人、菊川市17人、浜松市中区24人、同市西区8人、同市南区6人。  【中学校】沼津市6人、富士宮市13人、磐田市8人。  【高校】森町31人。

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  • 沼津沖・船釣り 半夜で狙うマルイカ 一投1匹の至福の時間も【魚影を追って】

     9月初旬、沼津沖のマルイカが好調と聞き出向いた。半夜の釣りでこの日はトップが44匹、下で11匹、筆者は17匹だった。  台風13号が刻々と本州に近づきつつあるタイミングだったが、予定通りの釣行となった。釣り人は、山梨県からの3人、東京から5人。県内からは筆者のみだった。  午後5時半、沼津港を秀丸で出船。静浦漁港を過ぎ南部浄化センターの目の前に到着。アンカーを下ろし、船を固定した。  このマルイカ釣りは、釣り人が思い思いの釣り方で挑んで良く、この日も一つスッテ、ゼロテン、ブランコなどいろいろだった。  筆者はブランコの5本仕掛け。同じスッテを使う東京勢は直結仕掛けが多かった。  到着後20分

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  • 記者コラム「清流」 少年が駆け込んだ家

     6月の大雨で浸水被害を受けた沼津市原の住民の話を聞こうと先日、ある民家を飛び込みで訪れた時のこと。気のよさそうな年配の夫婦が現れ、日焼けした小学校低学年くらいの男の子も姿を見せた。  「お孫さんかな」。そう思いながら訪問の趣旨を伝えると、主人は「この子、さっきふらふらの状態でうちに来たんだよ」と意外な話をした。近くの公園で一人で遊んでいて、熱中症になり助けを求めたらしい。家に上げて休ませ、親の迎えを待っているという。  親ではなく、記者という“珍客”を見て少年はさぞがっかりしただろう。この家には「こどもかけこみ110番」の札がかかっていた。少年がそれを見て駆け込んだの

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  • 車いすラグビーを生徒が体験 静岡市葵区の中央特支校 若山選手による講演も

     東京パラリンピック車いすラグビー日本チームのメンバーで銅メダルを獲得した若山英史選手(沼津市出身)が11日、静岡市葵区の中央特別支援学校を訪れ、講演会やミニゲームを行った。同校高等部1~3年生約30人が参加し、障害者スポーツの魅力を学んだ。  若山選手は講演会で車いすラグビーのルールや魅力を解説した。「練習はつらいけど、勝つことで仲間や応援してくれる人と喜びを分かち合える瞬間が一番うれしい」と話し、来年パリで開催されるパラリンピックの出場に向けて意欲を示した。  車いす利用者を含む生徒たちはバトン代わりにバレーボールを使い、若山選手も交えてリレーに挑戦した。職員らが応援する中、全力でボールを

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  • 海岸を合同で清掃 静岡RC第2グループ

     静岡ロータリークラブの静岡第2グループに所属する12クラブの約210人がこのほど、県東部の海岸3カ所で合同清掃活動を行った。  沼津北、沼津、御殿場など6クラブは沼津市の千本浜海岸で活動を展開した。午前の約30分間、プラスチックごみなどを拾い集め、環境美化に汗を流した。  富士、富士宮など5クラブは富士市の田子の浦海岸で、沼津西クラブは沼津市の原海岸で実施した。

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  • アスルクラロ沼津 豪雨被災者へ 市社協に寄付金贈呈

     サッカーJ3アスルクラロ沼津は12日、6月上旬の豪雨で被害を受けた市民への寄付金35万9519円を沼津市社会福祉協議会に贈った。MF菅井拓也選手が、同市のサンウェルぬまづ内の市社協事務局を訪れた。  被害を受けた直後の同月11日~7月1日までのホーム戦で、ファンやサポーターから募った。菅井選手は「地域のために、自分たちがいち早く取り組むことが大切だ」と話した。社協の工藤達朗会長は「床上浸水が非常に多く大きな被害があった。心温まる寄付金を活用したい」と感謝した。今後、被災者の見舞金や支援に当てるという。

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  • 沼津LC、18日に献眼登録呼びかけ

     沼津ライオンズクラブ(LC)は18日午前10時15分から、献眼登録を呼びかけるPR活動を沼津市内3カ所で行う。 沼津駅の南北と、「福祉まつり」会場のキラメッセ沼津で実施。献眼登録も受け付ける。同LCのアイバンク・献眼運動事業は50年以上続く奉仕活動。献眼者を増やそうと街頭でのぼり旗を掲げてアピールする。 問い合わせは同LC事務局<電055(963)0250>へ。

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  • 「後悔ないよう感謝伝えて」 作家いぬじゅんさん(浜松) 桐陽高と加藤学園高で講演・沼津

     静岡新聞社と一ツ橋文芸教育振興会(東京)は13日、「高校生のための文化講演会」を沼津市の桐陽高と加藤学園高で開いた。作家でケアマネジャーとしても働くいぬじゅんさん(浜松市在住)が講師を務め、亡くなる直前に後悔を口にする高齢者が多いことを踏まえ「後悔を少しでも減らすために、周囲の人に『ありがとう』と伝えて」と呼びかけた。  いぬじゅんさんは「生きること死ぬということ」と題して講演。人の死に接する機会が多く、作品のテーマの根底に「生死」があると紹介した。  小説家になったのは就職後、失恋した友人を励ますために小説を書いたことがきっかけだったという。「介護の仕事も小説家も、偶然が重なって今がある。

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  • 創造性を地域に生かすには 伊東、未来ビジョン会議で講話

     高校生を含む伊東市の若い世代の市民らが参加する同市の「未来ビジョン会議」の第2回会合がこのほど、市役所で開かれた。デザイン事務所「カラーコード」代表取締役で京都芸術大大学院准教授の浅井由剛さん(沼津市出身)が講話し、創造性を地域に生かすヒントを伝えた。 浅井さんは創造性の必要性について触れ、アート思考の考え方を解説した。自分の思考の傾向や価値観を発見・自覚し、どう感じているかを常に確認した状態で住むまちを観察することを勧め、「よく言われる地域課題とは違った問題が見つかる可能性がある」と説いた。一定時間に思ったことを書く「ジャーナリング」や気になったことを写真で撮りためる「スナッピング」などの

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  • スマホ操作を気軽に相談 西伊豆で町民向け講座

     西伊豆町は11日、デジタルデバイド(情報格差)の解消を目指し、初心者向けスマホ教室を同町仁科の町福祉センターで始めた。2024年2月8日まで、仁科、宇久須、田子、安良里の各地区で開催する。  初回はソフトウエア開発などを行う「コサウェル」(沼津市)の社員が講師を務め、集まった町民9人が指導を受けた。参加者は普段使っているスマホを持参し、電話のかけ方やインターネットの使い方など基本的な操作方法について理解を深めた。  町は昨年、65歳以上の町民向けにスマホ教室を開いた。今年は年齢を問わずに参加者を募り、デジタル活用の支援体制を拡充した。担当者は「近くに携帯ショップがなく、使い方を相談できる場が

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  • 着物店にカラフル綿あめ 沼津の「マルト白壁本店」 創業102年目、姉妹の挑戦

     沼津駅南口、沼津仲見世商店街の老舗着物店「マルト白壁本店」の一角に綿あめ専門店がオープンした。着物店の入りにくいイメージを払拭し、誰もが気軽に立ち寄れる場所を目指す。「人が集まって商店街が盛り上がり、着物の魅力を広めるきっかけもできれば」。のれんを守る姉妹の、創業102年目の挑戦が始まった。  着物店の半分弱を改装した店舗「絹綿飴(あめ)イロドロボウ」には、赤い「完熟苺(イチゴ)」や薄い青の「駿河湾沼津深海塩」など色とりどりの綿あめが並ぶ。休憩スペースを設け、ラムネなどの飲み物も提供する。社長の白壁正子さん(63)と妹の富田美幸さん(60)が客を出迎える。  コロナ禍がきっかけの一つ。長年の

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  • インフルエンザ 静岡県内26校で学級・学年閉鎖 

     静岡県は12日、県内の小中学校と高校計26校でインフルエンザに感染したとみられる患者328人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。県によると、1日の患者数が300人を超えたのは2020年2月4日発表分以来。9月の1日当たりの閉鎖施設数としては過去最多となった。  県が発表している直近1週間(8月28~9月3日)の定点医療機関1カ所当たりの平均患者数は、前週比1・52倍の2・19人。今後の集計分でさらに増える可能性がある。  市区町別の患者数は次の通り。 【小学校】下田市7人、熱海市6人、沼津市11人、同市30人、三島市12人、長泉町10人、裾野市14人、富士市5人、静岡市駿河区2

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  • 御殿場の東京五輪レガシー高評価 室伏長官が視察 空手生かしたまちづくり「発展期待」

     スポーツ庁の室伏広治長官(沼津市出身)が12日、御殿場市を訪問し、同市が推進する東京五輪・パラリンピックのレガシー(遺産)や空手道を核としたまちづくりを視察した。地元の児童生徒やスポーツ団体と交流し、教育や健康増進などスポーツの多彩な魅力を生かしながら裾野を広げている取り組みを高く評価。同市が持つスポーツツーリズムの潜在力にも理解を深めた。  玉穂小では御殿場西高空手道部出身で東京五輪に出場した佐合尚人さん(31)による空手体験授業が公開された。五輪前から定期開催していて、礼節や精神面の教育としても役立っていることが紹介された。室伏長官は全国屈指の空手の強豪である同部の練習も訪れ、生徒の主体

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  • 「ソフトうなぎ」 誰でもかめる軟らかさが好評 味、見た目変わらず 沼津うなよし

     見た目と味は変わらず、舌と歯ぐきだけで食べられる軟らかさ。沼津市下香貫の「沼津うなよし」が昨年発売したかば焼き「ソフトうなぎ」が、かむ力や飲み込む力が弱い人と家族に喜ばれている。2代目店主の名古屋浩之さん(63)は「誰にでも優しい町を飲食店からつくりたい」と取り組みの広がりを期待する。  通常のかば焼きを冷ました後、専用カッターで小骨を切り、電気鍋で18分間圧力をかける。うな丼のご飯も同時に軟らかくする。真空パック入りの持ち帰り用も用意する。  福祉への関心が強い名古屋さんは「円滑に食べられない人も、他の人と同じように楽しめる飲食店を探している」と相談を受けた。福祉関係のイベントで知った電

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  • 卓球五輪代表争い大詰め 平野か伊藤か 女子シングルス2枠目

     卓球のパリ五輪シングルス代表男女各2枠を巡る国内選考レースは大詰めを迎えている。10日にアジア選手権(平昌=韓国)が閉幕し、男女の選考ランキング首位の張本智和(智和企画)と早田ひな(日本生命)の代表入りが確実な情勢となった。もう1枠の争いの行方に注目が集まる。  選考対象の残る主要大会は三つ。男女で選考ランク3位の田中佑汰、伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)は23日開幕の杭州アジア大会(中国)は出場せず、11月の国内選考会と来年1月の全日本選手権で優勝してもトップは上回れない。Tリーグでの勝利や、世界ランキングトップ3の中国選手からの白星で選考ポイントの加算はあるが、今後は実質的に2位争いが焦

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  • 静岡人インタビュー「この人」 サッカーJ2で選手として活躍する傍ら社会貢献のために会社を設立した 鈴木準弥さん(神奈川県)

     Jリーグ2部(J2)のFC町田ゼルビアの選手として活躍する一方、社長としての顔も持つ。故郷の沼津市に昨年、社会貢献を目的とした「準弥」を設立。サッカースクール開講のほかに、犬の殺処分ゼロに向けた活動や、流産・死産を経験した家族の支援、障害者の支援などを進める。27歳。  -選手生活を送る今、どうして起業したのか。  「設立したのは、移籍前のJ1FC東京にいたころ。知名度や影響力のあるうちに動くことに意味があると考えた。サッカーの合間に片手間で活動していると思われたくないし、同じ熱量で取り組むという本気度を示すため、会社を立ち上げた」  -なぜ犬の殺処分に着目を。  「コロナ禍でサッカーの練習

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  • 社説(9月13日)スポーツとアニメ 東部の連携 成果に期待

     沼津市や小山町、御殿場市でアニメとスポーツを連携させたまちづくりを官民が模索している。首都圏から来るアニメファンを取り込み、競技や選手のPRにつなげようとする試みは、全国的にも珍しい。一過性で終わらせるのでなく、息の長い取り組みにしなくてはならない。  沼津市では、地元が舞台のアニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」と、市が活性化の鍵としているフェンシング、サッカーの連携が進む。関連商品を販売したり、声優陣が試合会場に登場したりするほか、大会公式ホームページ(HP)にアニメキャラクターのイラストを活用するなど取り組みは多岐にわたる。  フェンシングは、市が2019年に東京オリンピック・パラリンピ

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  • 記者コラム「清流」 何もしないぜいたく

     「昭和すぎる」と話題になっている沼津市大手町のカフェ「ケルン」を取材した。その後、客として店を訪ねた。気取らない内装や備品、回転ダイヤル式の電話、ひっそりと広がる坪庭、穏やかな店主…。物心ついた時には平成だった記者も懐かしさを覚えた。  しばらく滞在すると、普段訪れるカフェとの大きな違いに気づいた。何もしない客が多いこと。スマホに目を落とす人は少数で、テレビを見たり、一点を見つめて物思いにふけったり。「ついでに原稿執筆を」とかばんに入れたパソコンは手に取らず、先客にならって静かな時間を満喫した。  忙しさが増し、コンテンツがあふれ、時間対効果「タイパ」が重要視される令和の社会。

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  • 沼津市議会100周年 議事堂で初イベント「関心持つ契機に」

     沼津市議会は10日、開設以来初めて市役所3階の議事堂を会場にイベントを開いた。ミニコンサートと講演会で迎え、約50人の来場者は市議の議席などに座りながら、厳かな議事堂の雰囲気も堪能した。  同市議会の歴史は1923(大正12)年9月に始まり、今回100周年を記念して行った。高橋達也議長は「議事堂でのイベントを通じ、市議会に関心を持ってもらうきっかけになれば」と意義を強調。28人の市議が定例会で着座する議席と報道関係者席を開放、貴重な体験とあってか先着順による募集は早々に埋まり、当日も満員となった。  ミニコンサートは地元出身のハープ奏者らによる演奏、講演は落語家の林家木久蔵さんが登壇した。

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  • 沼津自慢フェスタ 盛況で幕 中心街活性化へ可能性 官民で今後を模索

     沼津市中心市街地で9、10の両日、地元飲食店の特産品販売や、「BAR文化」として色濃く残るバーテンダーによるカクテル提供などを展開した「沼津自慢フェスタ」が開かれ、幅広い世代が地元の良さを満喫した。狩野川花火大会に次ぐ規模で毎回盛況だったが、今回で終了することが決定。中心市街地のにぎわい創出に貢献してきたイベントの終了を惜しむ声は多く、今後は官民で新たな模索が始まる。  「改めて地元の店が支持されていることと、中心市街地の集客力の高さを感じた」。実行委員会の植松史朗委員長は2日間の人の多さを挙げ、利便性の良さと魅力的な店の存在から中心市街地の可能性を強調。前身のイベントから数えて2010年

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  • 干物おいしく焼けます 沼津の有志が専用器具PR

     沼津市の干物加工・販売業者らが10日、新たに開発した地元特産の干物がおいしく焼ける専用器具を、市内で開かれたイベントで初披露した。七輪で実演し、絶妙な色づきやパリパリ感とふっくら感を保ったアジをPR。干物のおいしさを発信し、消費拡大を図る。  同日に中央公園で開かれた沼津自慢フェスタ会場で行った。沼津ひものブランディング推進委員会と沼津ひものの会が企画。器具は長期間かけて中堅・若手の干物業者らが商品化にこぎ着けた。七輪の上に回転式の網を乗せ、裏表を満遍なくあぶると5分ほどで食べ頃。魚型の網はアジの平均的な大きさだが、会場の直売コーナーで購入した人の要望で、ホッケも尻尾を少し切る程度で網に収ま

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  • 牧水の鳥の歌 掛け軸状で紹介 沼津の記念館

     沼津市制100周年記念の企画展「若山牧水 鳥の歌 いきとしいけるもののうた」(沼津牧水会主催)が12日、同市の若山牧水記念館で始まった。10月9日まで。  牧水が「うぐいす」や「かっこう」といった鳥を題材に詠んだ歌を紹介する掛け軸状のパネル14点が並ぶ。石川啄木や与謝野晶子などの歌人による作品もある。初日に関係者が集まる式典が開かれ、同会メンバーでつくる実行委の長沢靖夫委員長(85)は「牧水が鳥に自身を投影した歌や、憧れを表現した作品に分類した。牧水の自然観を感じてほしい」と話した。11月18日には、宮崎県の若山牧水記念文学館の伊藤一彦館長を招いた「記念講演会」を開く。

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  • 7~8月の船舶海難13隻 清水海上保安部が発表

     清水海上保安部はこのほど、管轄する湖西市から沼津市までの遠州灘と駿河湾で発生した今夏(7~8月)の海難事故件数(速報値)を発表した。  同海保によると、事故に遭った人は前年と同じ3人で、死者・行方不明者はいなかった。3人はいずれも成人男性で、マリンスポーツをしていた。  船舶海難は13隻で、昨年から5隻増えた。船種別ではプレジャーボートが10隻(前年比3隻増)と全体の8割を占めた。2014年と並んで過去10年で発生件数は最多。10隻のうち6隻が釣り目的だった。  プレジャーボートの海難事故が増加傾向にあり、同海保では講習会やパトロール時に安全確保の徹底を引き続き呼びかける。

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  • 福祉や防災に貢献、94個人58団体表彰 日本赤十字社静岡県支部

     日本赤十字社静岡県支部はこのほど、静岡市駿河区のグランシップで本年度の県赤十字大会を開いた。寄付やボランティア活動で県内の福祉や防災に貢献した94個人と58団体が表彰された。  金色有功章を受けた沼津市赤十字奉仕団の菅沼厚子さん(76)は「多くの仲間がいたから続けられた。これからも困っている人たちを救う活動をしたい」と語った。浜松市佐久間赤十字奉仕団と島田商業高ボランティア委員会による活動発表も行われた。  そのほかの主な受章者・団体は次の通り(かっこ内は所属)。  【金色有功章】社資功労受章者 生命保険協会県協会(静岡市)▽業務功労受章者 高木通世、河村フキ子(袋井市赤十字奉仕団)山岸松二

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  • 40周年記念賞に名古屋の稲葉さん 可睡ゆりの園フォトコン 袋井

     袋井市の可睡ゆりの園はこのほど、2023可睡ゆりの園フォトコンテスト(静岡新聞社・静岡放送後援)の入賞者を発表した。  毎年5~7月の開園時期に合わせて開催している恒例イベント。咲き誇るユリをはじめとした園内の風景を撮影した6266点が県内外から寄せられた。審査の結果、40周年記念賞に稲葉進さん(愛知県名古屋市)の「梅雨の晴れ間」、大賞には加藤恒夫さん(神奈川県平塚市)の「きらめく星座」が選ばれた。来年5月に表彰式を行う予定。  その他の主な入賞者は次の通り。  推薦 宮崎司郎(愛知県豊田市)▽特選 犬塚勝英(浜松市)加藤芳樹(同)佐藤美栄子(神奈川県茅ケ崎市)杉本昌弘(藤枝市)松浦昌(掛川

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  • プログラミングで海の現状知るイベント 沼津で9月18日

     海の現状を知るイベント「プログラミングでSDGs!」(イエローピンプロジェクト主催)が18日午前10時半から午後4時まで、沼津市大手町のプラサヴェルデで開かれる。  海で吸収される二酸化炭素「ブルーカーボン」をテーマにしたプログラミングワークショップや、海岸清掃で拾ったおもちゃ「シートイ」を使ったすごろくを行う。ほかに、海洋保全に取り組む伊東市の社団法人「サバーソニック&アジロックフェスティバル」の武智一雄代表(47)が藻場をテーマに講演する。  申し込みは15日正午までで、同イベントホームページの専用フォームで受け付けている。詳細はホームページへ。

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  • 沼津の女性2人 カード詐欺被害 計230万円引き出される

     沼津市の80代女性2人が11日までに、家電量販店員などを名乗る人物にキャッシュカードをだまし取られたとそれぞれ沼津署に届けた。2人の金融機関の口座からは計230万円が引き出されていた。同署は手口に共通点があるため、同一グループによる特殊詐欺事件とみて調べている。  同署によると、6日に各女性宅に家電量販店や銀行協会職員などを名乗る男から「女性があなたのカードを使って買い物をしようとしている」「キャッシュカードを封印する必要がある」と電話があった。その後、家を訪ねてきた男にカードを封筒に入れて手渡し、目を離した隙にすり替えて盗まれたという。

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  • 価値観や体験 英語で発表 富士で中学生弁論大会

     富士市英語弁論大会(市教育委員会など主催)がこのほど、同市の富士教育会館で開かれた。市内の各中学校から代表者16人が参加し、自身の価値観や体験を英語でスピーチした。 生徒は身ぶり手ぶりを交えながら1人5分以内で発表した。「推し活」、「ジェンダーレストイレ」といった社会的なトピックに対して意見したり、部活動など自身の体験から得た学びを振り返ったりした。 入賞した上位4人は、20日に沼津市内で開催する県東部大会への出場権を得た。入賞者は次の通り。 ①鈴木里歩(須津)②木村圭(富士南)③香月旺典(富士)④鈴木咲羽(大淵)

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  • “深海魚の聖地” トロール漁解禁 沼津・戸田漁港 本エビやタカアシガニ水揚げ

     深海魚の聖地とも呼ばれる沼津市戸田で9日、今季のトロール漁が始まった。特産のタカアシガニや深海に生息する魚、エビが水揚げされた。  同日午前3時ごろ、底引き網船6隻が戸田漁港を出発。午後3時ごろから続々と帰港し、本エビやミズダコ、タカアシガニなどの深海魚を水揚げした。  田子沖の深さ300メートル地点にいるエビを狙って漁をした日の出丸は、本エビ280キロ、タカアシガニ2匹、ミズダコ20キロ、アカザエビ15キロを取った。日の出丸の大村真史さん(46)は「禁漁期間を経て、エビが育っていてほっとした。今日の取れ高はまずまず。今後に期待したい」と話した。  トロール漁は、片側1400~1600メート

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  • スズキ大型バイク「KATANA」愛好家 全国から浜松に大集結

     スズキは10日、同社の大型バイク「KATANA(カタナ)」のユーザーやファンが集う「カタナミーティング」を浜松市北区のはままつフルーツパーク時之栖で開いた。カタナなどバイク約1100台が全国から集結した。  カタナに乗って会場入りした鈴木俊宏社長は「カタナファンの皆さんと話せる機会。短い時間だが楽しんでほしい」と開会宣言し、バイクで埋め尽くされた駐車スペースを巡って直接ユーザーの声に耳を傾けた。会場にはウエアやカスタムパーツなどのブース、記念撮影向けのモニュメントが設けられた。  トークショーは、小型軽量、長寿命の二輪車始動用リチウムイオン電池を開発するエリーパワー(東京)、麻の繊維を活用し

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  • 水辺の生き物 詳しく知ろう 沼津市が親子向け観察会

     沼津市は9日、市が実施した生態系調査結果を踏まえた自然観察会を同市の門池公園で開いた。市内の児童と保護者26人が、水辺の生態系や人と自然とのかかわりを学んだ。 市は2021年度から「ぬまづ生物多様性地域戦略」に基づき、市内で生態系調査を実施。担当する東海プラント分析センターの中野雄一さん、エビ専門家の大貫貴清さんが講師を務めた。 児童は網で池周辺の生き物を探し、ヨシノボリ、オニヤンマ、カワニナ、スジエビなど16種を確認。大貫さんが生態や分布などを説明した。 中野さんは農業用水のため池として池が作られた歴史を披露。「人の生活と生き物の自然が共生する場所だが、整備が難しくなっている。みんなが大人

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  • 1人暮らしの高齢者に花贈る 東静岡ヤクルト販売、敬老の日に 裾野など

     18日の「敬老の日」を前に、東静岡ヤクルト販売(沼津市三園町)は11日、社会福祉活動「『愛の訪問活動』敬老の日お花プレゼント」を始めた。  ヤクルトレディが伊豆の国市、裾野市、長泉町に住む1人暮らしの高齢者宅を訪れ、花やメッセージカードなどを手渡している。井之原結奈さんから受け取った裾野市の女性(80)は「うれしい。いつも訪問してくれるのを楽しみに待っている」と話した。  15日までに約620人に実施する予定。

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  • ⚾浜名4連打 沼津市立振り切る 秋季高校野球静岡県大会1回戦

     ▽1回戦(掛川第2試合)  浜名     100004111―8  011210100―6  沼津市立  ▽本塁打 武田(沼)  ▽三塁打 山本(浜)▽二塁打 中村、前園、原田、広岡(浜)、益山、栗田(沼)▽捕逸 広岡2(浜)、栗田(沼)  ▽試合時間 3時間14分  【評】浜名は中盤で勢いに乗り、沼津市立を振り切った。  浜名は4点のリードを許して迎えた六回、中村のセーフティーバントを皮切りに4者連続安打で同点とすると、七回以降も着実に加点した。九回には山本が三塁打を放ち、試合を決定づけた。  沼津市立は武田が二回に本塁打を放つなど見せ場をつくったが、及ばなかった。  エース中村 

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  • 初心者向け版画講座 30日、沼津

     沼津市教委は30日午前10時半から、版画初心者向けのワークショップを同市の千本プラザで開く。同市ゆかりの版画家山口源を顕彰する事業の一環。2007年度に山口源新人賞を受賞した東北芸術工科大専任講師で版画家の結城泰介さんが講師を務める。 対象は中学生から40代までの初心者。スマートフォンで撮影した写真から、写真製版技法を使って銅版画をつくる「フォトエッチング」を学ぶ。 定員10人で応募多数の場合は抽選。参加料は保険料として50円。20日までに電話で申し込む。問い合わせは市教委文化振興課<電055(934)4812>へ。

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  • 沼津で文学バスツアー 10月21日に 参加者募る

     沼津市芹沢光治良記念館は10月21日、同市出身の作家芹沢光治良と同市や伊豆市で少年時代を過ごした作家井上靖に関係する場所をたどる「沼津ゆかりの文学バスツアー」を実施する。  沼津市制100周年記念事業の一環。午前9時にJR沼津駅北口を出発。同記念館や、井上の自伝的小説「しろばんば」に登場する伊豆市湯ケ島の「上の家」、長泉町の井上靖文学館などを巡る。記念館や文学館の担当職員、ぬまづ観光ボランティアガイドが案内する。  定員35人で申し込み多数の場合は抽選。参加料は700円(施設観覧料、保険代)。住所、氏名、参加人数を記し、往復はがきで〒410-0823 沼津市我入道蔓陀ケ原517の1、沼津市芹

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  • 乳幼児の蘇生法 人形使い体験 沼津で「救急フェア」

     駿東伊豆消防本部と沼津北消防署は9日、救急車の適正利用などを促す「救急フェア」を、沼津市のららぽーと沼津で開いた。同日を含む「救急の日」週間にちなみ、企画した。 乳幼児用品店「アカチャンホンポ」店内では、保護者を対象にした乳幼児の救急蘇生法講座を初めて実施した。子どもが誤って飲み込んでしまった物を吐き出させる方法を学んだり、人形を使った心臓マッサージを体験したりした。 屋外では、消防職員による救急車や救急資器材の見学、ミニ救急車の乗車体験などを展開し、親子連れでにぎわった。

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  • 記者コラム「清流」 カメラマンのマナー

     最近では高性能スマートフォンやドローンなど、さまざまな撮影機材が誰でも安価で手に入るようになった。良識を持ち、ルールを順守して撮影したい。  お茶畑と富士山で有名な撮影スポットでは、一部のカメラマンが散歩していた一般客に対して「邪魔だ、どけ」などの怒号を浴びせていた。伊豆市の観光施設では施設関係者が許可を出していないにもかかわらず、所有者不明のドローンが飛んでいたことも。  マナーを徹底している団体もある。沼津市の写真愛好家グループ「お気楽写真会の仲間達」は、人の顔が写ってる場合はその都度本人に確認をして許可を得ている。周りの邪魔にならないように細心の注意を払っている。一人一人が規律を守り、

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  • 静岡人インタビュー「この人」 「昭和すぎる」喫茶店の店主 藤原美恵子さん(沼津市)

     父親が開業した沼津新仲見世商店街の喫茶店「ケルン」(沼津市大手町)を1人で切り盛りする。半世紀以上趣が変わらない店は過ぎた時代を懐かしむ中高年に加え、古さに新鮮さを感じる若者を引き付ける。85歳。  -これまでの歩みは。  「高校を卒業して洋裁学校に1年間通った後、父の手伝いを始めてからずっと働いている。当時は日付が変わる時間まで営業し、3交代勤務だった。1990年に父が他界し、夫と共に店の2階に移り住んだ。5年ほど前から1人で営業している」  -こだわりは。  「冷凍食品は一切使わず全て手作り。見た目はシンプルで家庭的な味にしている。愛を込めているからおいしい。お客さんから値上げしろと言わ

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  • 屋上から物置落下 通行中の車に衝突 沼津の民家、強風原因か

     8日午前、沼津市下香貫で、2階建て住宅の屋上から物置が道路に落下し、通行中の車に衝突した。けが人はいない。台風13号による強風が原因とみられる。  市危機管理課によると、このほか、同市内では屋根が飛ばされたりシャッターが破損したりと複数の被害が確認された。午前10時半の時点でいずれも人的被害の情報はない。

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  • 東名・沼津IC ETC出入り口 停電で一時封鎖

     8日午前8時半ごろ、沼津市の東名高速道沼津インターチェンジ(IC)のETCの出入り口が、停電により通行できなくなった。封鎖は約2時間半後に解除された。  中日本高速道路東京支社によると、停電直後からIC出口は封鎖され、渋滞が発生していた。ETC搭載車の出口では職員が通行券により対応に当たり、搭載車以外の車が利用する一般出口は通行できた。ICにつながる周辺道路で封鎖の表示をし、入り口に渋滞はなかった。  同支社が原因を調べている。

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  • 活性化へ模索 提言の場に 沼津商議所女性会 市長と語る会 直接意見交わし20年超

     地元の女性経営者らで構成する沼津商工会議所女性会(大田香奈子会長)は2001年度から、「沼津市長と語る会」を開いている。毎回の主テーマはまちづくり。市政トップと直接意見を交わし、地域活性化へどう貢献できるか模索を続けている。 「今後も意義のある会にしていきたい」。本年度の語る会が開かれた6日、大田会長は今回で23回目となった歴史と趣旨を強調し、来年度に30周年となる女性会として重要な位置付けと、参加した30人ほどに呼びかけた。同日は今年の市制100周年やJR沼津駅鉄道高架化への思いを披歴した頼重秀一市長に、駅の観光案内所の有効活用や一大観光地の沼津港までの整備などを提案した。 始まったのは斎

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  • 沼津港Sea級グルメ全国大会 交通対策で「パークアンドライド」実施へ

     沼津市は8日、10月28~29日に沼津港で開かれる「Sea級グルメ全国大会」の交通対策で、市北部と南部の臨時駐車場からバスで来場者を会場に運ぶ「パークアンドライド」を実施すると明らかにした。市地域公共交通協議会で報告した。明電舎沼津事業所、第二小、第三小、静浦漁港、静浦小中一貫校に計約1750台分の無料臨時駐車場を用意し、各駐車場と沼津港をつなぐ無料シャトルバスを20分間隔で運行する。大会は2日間で延べ10万人の来場を想定。沼津駅と沼津港を結ぶ路線バスを無料にし、公共交通機関の利用を促すという。  協議会では、自主運行バスの戸田・江梨線と戸田・土肥線の値上げを了承した。経路の一部が重複するバ

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  • 小斉さん 「ミズ・ブリリアントソウル」世界大会へ 準グランプリ報告

     三島市大宮町の薬剤師小斉結香さん(30)が8日、市役所に豊岡武士市長を訪ね、25歳以上の女性が美しさや品性、人間力を競う日本大会「ミズ・ブリリアントソウル」(7月、東京都)で準グランプリを受賞したことを報告した。日本代表として、来年5月にマレーシアで開かれる世界大会に出場する。  小斉さんは、市のジュニアリーダー研修実行委員会に所属。青少年育成研修の指導員として野外活動や地域活動などに携わっている。沼津市の薬局で働きながら2歳の長女を育てる小斉さんは「子育てしながら挑戦し続ける姿を見せることが社会貢献にもつながるはず。世界ではグランプリを取りたい」とさらなる活躍を誓った。  豊岡市長は「日本

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  • ⚾秋季高校野球静岡県大会 9日開幕、東海切符懸け熱戦へ

     来春の選抜大会につながる第76回秋季高校野球県大会が9日、開幕する。出場は予選を突破した39校に、全国選手権出場の浜松開誠館を加えた40校。決勝と3位決定戦は9月24日を予定している。上位3校が10月21日から岐阜県で行われる東海大会に出場する。  9、10日は1、2回戦が行われる。今春の選抜に出場した常葉大菊川は最激戦区。初戦の相手、科学技術の主戦安池は、予選で静清に4安打完封勝利を収めている。予選で静岡を破った常葉大橘、150キロ右腕小船擁する知徳なども同ブロックに入った。  浜松開誠館は清水桜が丘-富士の勝者と初戦でぶつかる。今春の東海王者の加藤学園は浜松日体-城南静岡の勝者が相手。浜

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  • 沼津市、山下市議提訴へ 市有地貸し出し 不当利得返還求める

     沼津市は7日、自宅敷地に隣接する同市大岡の市有地約46平方メートルを有料駐車場として貸していたとして、山下富美子市議(70)=5期=を相手に貸し出しで得た不当利得の返還を求め、静岡地裁沼津支部に提訴する方針を市議会議会運営委員会で明らかにした。関連議案を9月定例会に提出する。  使用は昨年8月下旬、議会への匿名の通報を契機に発覚。市もその時点まで駐車場としての利用を認識していなかった。市や山下氏によると、発覚後、双方の弁護士が協議してきたが、土地を市が取得した経緯に認識の違いがあり、山下氏側は返還する必要がないと主張。最終的に市は今年7月、10年間の利得として約200万円の返還を求めたが応

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  • 山下市議提訴方針 沼津市議会6会派が理解示す

     沼津市が7日、自宅隣接地の市有地を有料駐車場として貸し出していたとして山下富美子市議(70)=5期、未来の風=に不当利得の返還を求めて提訴する方針を受け、市議会7会派のうち、6会派の代表は市の方針に理解を示した。また、所管の建設水道委員会や本会議での議案審議の中で、市に丁寧な説明を求めるとの姿勢も強調した。  最大会派の沼津志帥会(植松恭一代表)と志政会(浅原和美代表)は、共に提訴に賛成の立場。植松代表は「放置すれば、市民から議員に忖度(そんたく)しているのかと疑念を持たれる」、浅原代表は「発覚後、速やかに返還すべきだった。ただ、市も長年放置していてしっかりと審議したい」と述べた。  市民ク

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  • 14日に定例会開会 沼津市議会

     沼津市議会は7日、議会運営委員会を開き、9月定例会の会期を14日から10月16日の33日間と決めた。 市は2022年度各種決算案のほか、山下富美子市議への不当利得返還請求事件の提訴案など、計27件を提出する。 一般質問は25~27日に14人が登壇する。

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  • 沼津自慢フェスタ 9月8日は中止

     沼津市中心市街地で開幕するイベント「沼津自慢フェスタ」(8~10日)は、台風13号の接近予想に伴い8日を中止すると決めた。  開催可否についてはイベントホームページやSNSでも発信している。

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  • 認知症の母 映画に 信友監督が講演会 10月16日、沼津

     沼津市などは10月16日午後2時から、認知症患者の在宅医療を考える講演会を同市のプラサヴェルデで開く。ドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」の監督の信友直子さんが講演する。参加無料。  信友さんは認知症となった母と老老介護する父を撮影したドキュメンタリー映画の制作を通じた体験を語る。来場者にはエンディングノートをプレゼントする。事前申し込みが必要で、9月11日午前9時から受け付ける。先着200人。申し込み、問い合わせは市基幹型地域包括支援センター<電055(934)4865>へ。

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  • 災害救助法の適用、国が基準明確化 6月台風2号、静岡県内混乱 「対策本部設置後」を例示

     自治体への災害救助法適用を巡り、国は6日までに基準を明確化した。静岡県や市町が災害対策本部を設置した上で、気象庁が特別警報を発令した場合や、自治体が緊急安全確保を発令した場合などとした。静岡県内では6月の台風2号で、市が緊急安全確保を発令したものの県への適用申請を見送ったり、別の複数の市が県に適用を求めたが認められなかったりした経緯があり、基準の明確化に県内自治体から歓迎の声が上がった。  救助法は、一定規模以上の災害が発生した場合のほか、多数の人々が生命や身体に危害を受ける恐れがあり、継続的な救助を必要とする場合に適用される。県が内閣府の意見を聞いて適用する。後者の要件は、規定している条

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  • 「沼津の干物、頂点見に来て」 水産加工業者、9月10日にイベント アジ焼く専用ギアもPR

     沼津ブランドを代表する地場の干物を発信しようと、地元の水産加工業者有志が10日、「ひものづくし」のイベントを沼津市の中央公園で初めて開く。業界は消費者の魚離れによる収益減や水揚げ量の漸減など逆風が続く。イベント内の品評会に出品された最高級の干物販売や干物に合う酒とのコラボ、その場で焼くバーベキューサロン、アウトドアなどでおいしく焼ける器具「アジ専用キャンプギア」のPRでファン開拓を図る。  業界の若手らでつくる沼津ひものブランディング推進委員会(間宮義登委員長)と沼津ひものの会(小松寛会長)が中心になって手がける。誰でもどんな環境でもおいしく調理でき、干物の良さを知ってもらおうと、加工業者

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  • 静岡県内10施設 インフルエンザで学級・学年閉鎖 

     静岡県は6日、幼稚園と小学校と高校計10施設でインフルエンザに感染したとみられる患者計176人が確認され、学級閉鎖や学年閉鎖を行ったと発表した。5日発表分から新シーズン(2023~24年)となったが、最初の月に100人を超えた例は過去10年間になく、感染が拡大している。  県によると、8月27日までの1週間で、定点医療機関1カ所当たりの患者数は1・44人(前週0・96人)だった。7月下旬以降は流行の目安値の「1人」をやや下回る状況が続いていたが、夏休み明け以降、各地で感染者が増えているとみられる。県は「今後各地で急拡大する恐れがある」として、対策を呼び掛けている。  6日発表分の市区町別の患

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  • 沼津市議見聞広める活動始動 防災や環境、交通インフラ…6業種代表者らと意見交換

     沼津市議会(28人、高橋達也議長)が全議員で見聞を広めようと始動した。市内各地や業界の現状認識の共有化へ関係者と初の意見交換会を開いたほか、周辺議会との合同研修も企画。地元に加えて防災や環境、交通インフラなど、広範にまたがる課題について理解を深め解決策を模索する。  「意外と知らないこともある」。4日、沼津市役所委員会室で開いた意見交換会。高橋議長は冒頭、活動の意義を強調した。議員は地元やつながりのある業界のことは精通しているが、専門外になると分からない点が多いとして、全議員で取り組むと明かした。  同日は地元を代表する水産業や観光業、商工業をはじめ、6業種の代表者ら11人を招いた。議員2

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  • 夢や考え英語で発表 沼津で中学生対象弁論大会 4年ぶり対面式

     沼津市は6日、市内の中学生を対象にした英語弁論大会を同市第五地区センターで開いた。コロナ禍の影響で昨年まではオンライン審査だったが、4年ぶりに対面式で行った。  19校から各1人の代表者が参加。将来の夢や自身の考えを英語でまとめ、身ぶり手ぶりを交えて1人5分以内で発表した。  入賞した上位3人は、20日に同所で開く東部大会の出場権を得た。入賞者は次の通り。  ①鈴木心春(門池3)②大橋真奈(沼津四3)③井上由衣(沼津一3)  (東部総局・菊地真生)

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  • J3アスルクラロの応援歌初披露 裾野のフルヤさん試合前にエール

     シンガー・ソングライターのフルヤトモヒロ(本名・古谷智浩)さん(41)=裾野市=がこのほど、3月から制作を進めていたサッカーJ3アスルクラロ沼津の応援ソングを沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場で初披露した。ホーム戦キックオフ直前のステージで、サポーターらとともに、選手にエールを送った。  楽曲名は「ASHITAKA」。外国人にもわかりやすいようにアルファベットの表記にしたという。サポーターから募集して作った歌詞には、チームの活躍を願う熱い応援や、「空と海青くつながるスタジアム」といった沼津の自然を表す言葉があふれる。  お披露目では、事前にサポーターと収録した合いの手を流し、ステージは熱気に包

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  • 静岡人インタビュー「この人」 清水町のふるさと大使を務める海洋生物写真家 峯水亮さん(清水町)

     沼津市の大瀬崎など国内外で海洋生物の写真を撮影する。7~8月に清水町で、町制60周年記念の一環として個展が開かれた。撮影対象は主に稚魚や幼生などのプランクトン。撮影した写真のパネルは、同町のふるさと納税の返礼品にもなっている。大阪府出身。52歳。  -なぜ清水町に。  「大瀬崎でダイビングガイドとして働いていたが、1997年にフリーの写真家として独立した。柿田川の美しさに引かれて、清水町に住み始めた。水がきれいで環境がよく、過ごしやすい土地だと感じる。仕事で東京に行くこともあり、アクセスがいいことも魅力」  -写真の道に進んだ理由は。  「ダイビングの仕事をしていたときに、もっとたくさんの人

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  • 卓球女子、中国に敗れ3位 平野(沼津市出身)、伊藤(磐田市出身)ら出場

     卓球のアジア選手権は5日、韓国の平昌で行われ、団体の女子準決勝で早田ひな(日本生命)平野美宇(木下グループ、沼津市出身)伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)がプレーした日本は中国に0-3で敗れて3位となり、2連覇を逃した。男子5~8位決定戦で日本はカザフスタンとイランに勝ち、5位となった。  混合ダブルス2回戦では張本智和(智和企画)早田組がインドペアに3-0で快勝した。

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  • 静岡県有権者301万3697人 6月から7458人減

     静岡県選管が4日に公表した選挙人名簿登録者数(基準日9月1日)は301万3697人(男148万1489人、女153万2208人)で、6月1日の前回登録時と比べて7458人減少した。  増加したのは3区町で浜松市中区254人、同浜北区52人、長泉町40人だった。  減少数が多かった市区は静岡市清水区575人、沼津市551人、御殿場市485人、富士市481人。町部は小山町211人、函南町127人など。  定時登録は毎年3、6、9、12月の各1日に行われている。

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  • 沼津市の新リサイクル施設、拡張計画 1日の処理能力8トン増加

     沼津市は5日、計画しているごみの新中間処理施設のうち、新リサイクル施設の規模を当初計画から拡張する方針を市議会民生病院委員会で示した。自治体に再資源化の努力義務を課した昨年4月のプラスチック資源循環促進法施行を受け、新施設完成時に「熱源利用プラスチック」として収集しているごみを焼却処理からリサイクルする形式に変更するため。  2029年度稼働開始を目指す新中間処理施設は、約2・5万平方メートルの予定地に焼却施設と、資源ごみなどを処理するリサイクル施設を建設する計画。このうち、リサイクル施設の1日当たりの処理能力を15トンから23トンに変更する。予定地は広げず、施設のみを拡張する。10月まで

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  • 水害発生想定 救命ボート訓練 沼津市消防団 浮島、原方面隊

     沼津市消防団の浮島、原の各方面隊は3日、水害時を想定した救命ボートの操作訓練を同市の浮島小プールで初開催した。  消防団員や地元自治会関係者など約40人が参加。団員複数人がボートに乗り、ほかの団員が水難救助用ロープで引っ張るなどして、操作方法を確認した。元市消防本部の水難救助隊長で、浮島地区連合自治会長の栗田武彦さん(69)は「緊急性の低い救助事案は消防団対応になる。使用機会は今後確実に訪れるため、使い方を共有したい」と話した。  浮島、原の両地区はたびたび洪水被害が発生するため、本年度各地区に救命ボートが1隻ずつ配備された。今年6月にも豪雨で一帯が浸水し、車の中に人が取り残される事案があり

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  • ポポー収穫始まる 滑らかな食感の果実 沼津・西浦木負の農家

     沼津市西浦木負の農家相磯武文さんの畑で、北米原産の果実「ポポー」の収穫が始まった。育てている8本ほどの木が150グラム前後の黄緑色の実を付けている。相磯さんによると、今年は例年より実の数は少ないという。収穫は9月下旬まで続く見込み。 収穫したポポーは、同市西浦木負の飲食店「海のステージ」でバニラアイスと一緒に味わう「ポポーアイス」として期間限定で販売している。カキとマンゴーを合わせたような滑らかな食感が人気を集めている。

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  • 記者コラム「清流」 高低差532メートルの一日

     沼津市の東部総局から赴任して約2週間の8月11日。この日は掛川の自然と魅力に触れた一日だった。  朝は「山の日」にちなみ、市内を一望できる粟ケ岳山頂を訪れた。富士山と茶畑の絶景に見守られながら、ハイカーから粟ケ岳愛を聞かせてもらい、地域の“霊峰”の存在を知った。麓の東山いっぷく処では名産の深蒸し茶を頂き、まろやかな舌触りに驚いた。  午後には、市南部の大須賀地域でのビアフェスタにお邪魔し、初開催とは思えないにぎわいと熱気に圧倒された。海岸に立ち寄ると、風力発電機と夕焼けの異質なコラボを目にした。  高低差532メートルの一日は発見ばかりだった。しかし、私が驚いた自然や

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  • 「脳の健康」テーマ 裾野で9月30日講座 沼津の西島病院

     西島病院(沼津市)は30日午前10時から11時半まで、市民公開講座「皆さんの脳を守ります」を裾野市深良の同市生涯学習センターで開く。受講無料。  脳神経外科の森谷圭佑医師が、脳の仕組みや健康について分かりやすく解説する。定員は先着200人。  問い合わせ、申し込みは同病院医療連携室<電055(922)3068>へ。

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  • 被災地福島の今 沼津・桐陽高生が学ぶ 広野町長が講演

     桐陽高(沼津市)は4日、東日本大震災以降、被災地訪問を通して交流のある福島県広野町の遠藤智町長を招いた講演会を同校で開いた。遠藤町長が町の現状と復興、創生へ向けた取り組みを説明した。  同校は2012年からボランティア活動に参加するなど被災地支援を開始。15、16年と福島県いわき市で訪問した仮設住宅に一時入居していたのが、広野町民であったことをきっかけに交流が始まった。町民が仮設住宅から町に戻ることができてからは、普通科コースの生徒が毎年訪問。これまでに、河津桜を駅周辺や沿道、公園などに約200本植樹してきた。  遠藤町長は道路が陥没し、河川が増水した被災の様子を写真で示し、約50人の町民が

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  • 企業のニーズ 一冊に 沼津信用金庫がマッチング本

     沼津信用金庫はこのほど、営業エリアの企業情報をまとめた「ビジネスマッチングガイドブック2023」を発行した。職員が聞き取った各社のニーズ(要望)を掲載するのが特徴で、人手不足を背景に人材を求める内容が増えているという。  2008年から毎年発行し、第16号となる23年度版は663社を掲載した。事業内容と強み、主要設備を伝える。  ニーズを紹介する欄には受発注したい業務に加え、「溶接技能を持つ方」(製造業)や「ウェブ系開発経験者募集」(IT)など即戦力を求める記述が目立つ。同信金によると、ガイドブックをきっかけに閉業した企業の従業員を同業他社が引き継いだケースがあるという。  3500部発行し

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  • リズムマシンの音楽パフォーマンス 佐々木さん(沼津)V 市長に報告

     東京で7月に開かれたリズムマシンを用いた音楽パフォーマンスの大会「KING OF FLIP2023」で、「Doramaru(ドラマル)」の名前で音楽活動をする沼津市の飲食店経営佐々木優さん(45)が優勝した。このほど市役所を訪れ、頼重秀一市長に結果報告した。  国内外の16人の出場者がリズムマシンを持ち込み、2分間のライブパフォーマンスをトーナメントで競った。佐々木さんは事前にサンプリングしたりリズムマシンで構成したりした音楽を、パッドをたたいて組み立てつつ、繰り返し機能も使いながら独特なビートを生み出した。  前回大会は4位だった佐々木さんは「お客さんが盛り上がってくれ、優勝できて良かった

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  • 沼津のジャズバンド競演 ピアノトリオやバンドがコンサート

     沼津市振興公社と市教育委員会は3日、地元のジャズバンドが集うコンサート「第10回沼津ジャズフェスティバル」(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市民文化センターで開いた。  ピアノトリオ、ボーカル入りバンド、ビッグバンドなど多様な編成の7組が出演し、息の合ったセッションを繰り広げた。  ロビーでは、軽食やクラフトビール、コーヒーなどの飲食出店が4年ぶりに復活。約800人の来場者が楽しんだ。  

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  • 理系学生対象に最先端技術を紹介 理研軽金属工業、静岡で科学講演会

     理研軽金属工業(静岡市駿河区)はこのほど、理科系の大学生や高校生らを対象にした「科学講演会」(静岡新聞社・静岡放送協力)を同市葵区の「しずぎんホールユーフォニア」で開いた。県内にゆかりのある3人の研究者が最先端の技術や展望などを紹介した。  沼津市出身で理化学研究所開拓研究本部の渡辺力也さんは、自身らのチームが開発した新型コロナウイルスの感染を世界最速で高精度に調べられる新たな検出法を説明した。同検出法はコロナウイルス由来のRNAを増幅させて調べる現在のPCR検査法と異なり、1分子レベルで識別して検出する。実用化に向けて全自動化や小型化、消耗品の低コスト化も成功させてきたという。  渡辺さん

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  • 沼津市自治会連合会 地域活動や施策、市に要望書 

     沼津市自治会連合会(小林昭会長)はこのほど、地域活動や市の施策に関する要望書を市役所で頼重秀一市長に提出した。  主な要望として、地区センター機能の充実と地域コミュニティー活動に対する支援強化、防犯灯のLED化などへの支援を求めた。6月の台風2号による大雨を踏まえ、防災訓練などへの女性の参画促進や児童生徒の防犯リーダー育成も求めた。自治会役員のなり手不足を念頭に、市からの依頼業務の軽減も要望した。  頼重市長は「さまざまな変革の時期。庁内で検討していく」と応じた。

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  • 東部各地で総合防災訓練 地域と命守る、意識新た

     「防災週間」期間中の3日、県東部の各市町で大地震の発生を想定した防災訓練が実施された。関東大震災の発生から100年の節目に、参加者は防災、減災への思いを新たにした。 裾野、アプリで避難所名簿  裾野市は同市の裾野高で総合防災訓練を行った。体育館に開設した避難所の受け付けでは携帯電話の防災アプリと、手書きによる名簿作成の時間を比較した。  アプリは事前登録が必要だが、QRコードを読み込むだけで手書きより早く受け付けが完了した。杉山美智江さん(63)は「避難所などに関する情報も受け取れるので便利」と話した。  会場型の本格的な訓練は4年ぶり。約300人が参加した。 沼津、会場と本部を中継  沼

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  • 東部公立7高校 沼津で合同説明会 10月1日

     沼津・裾野地区の公立高校7校は10月1日、中学生とその保護者を対象にした合同説明会を沼津市のサンウェルぬまづで開く。  裾野、沼津工、沼津商、沼津城北、沼津市立、沼津東、沼津西の順で、各校の生徒や担当者が教育活動の内容、特色、魅力や求める生徒像などを説明する。学校ごとのブースや就学支援制度などの相談ブースも開設する。  午後0時半~3時20分。予約不要。問い合わせは裾野高<電055(992)1125>へ。

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  • 沼津の特産や観光、名古屋でPR 栄「森の地下街」に情報発信施設

     都市再生機構(UR)は1日、名古屋市中区栄の「森の地下街」に、自治体と連携した初めての常設の情報発信施設「まちのたね」をオープンした。最初の自治体には沼津市が選ばれ、7日まで観光や移住定住のPRなどを行う。  まちのたねは、全国の自治体が特産品や観光情報の発信を通じて、地域課題の解決につなげる狙いで設置した。初日は記念式典を開き、URの中島正弘理事長と頼重秀一市長が出席した。中島理事長は「認知度向上や交流人口増加に寄与できるよう運営していきたい」と期待した。  頼重市長は「海の幸や山の幸、お酒など名産品がたくさんある」と述べ、月に沼津港で開かれる「Sea(シー)級グルメ全国大会」などをPR

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  • 特殊詐欺被害防止 コンビニに感謝状 沼津署

     沼津署はこのほど、特殊詐欺被害の防止に貢献したとして、セブン-イレブン沼津西沢田店と同店従業員の菖蒲一枝さん(59)に署長感謝状を手渡した。菖蒲さんは6月にも同様の被害を防いだことから、「特殊詐欺被害防止マイスター」の認定証も贈った。  菖蒲さんは8月2日、60代の男性が同店で3万円分の電子プリペイドカードを購入しようとしたことから声かけし、利用目的を確認。男性が「7億円の懸賞金が当たった」などと話したことから不審に思い、警察に通報した。  「マイスター」は、1年以内に2回以上詐欺被害を防止することで認定される。菖蒲さんは「被害を防ぐことができてよかった。今後も地域のために頑張りたい」と話し

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  • 歴史資源、観光にどう生かす 地域おこし担う人材育成に注力 静岡県東部地域局

     地元ゆかりの大河ドラマ放映を契機に、歴史・文化資源を活用して地域振興を図る県東部地域局の観光地域づくり事業が、最終年度の3年目に入った。過去2年間は地域資源の情報発信を続けてきたが、本年度は資源活用を担う人材育成に注力する。地域を挙げて資源を生かす動きの定着、持続を目指す。  伊豆市修善寺に伝わる和紙「修善寺紙」のランプ作り体験と修善寺紙の乗車券付き鉄道乗車体験をセットに-。6~7月に開いた観光関係者向けのワークショップ。観光施設従業員や行政職員が観光マーケティングの専門家の助言を受けて、資源の活用法を発案した。具体化は参加者に委ねられるが、同局は「知識や人脈を生かしてほしい。できることが

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  • 高原引退受け 中山雅史監督「理想のFW像、後輩というよりライバル」

     サッカー元日本代表FWで自ら創設したJFL沖縄SVで選手兼監督を続けていた高原直泰が8月31日、今季限りの現役引退を発表したことを受け、磐田時代にチームメートだったJ3沼津の中山雅史監督が1日、練習後に取材に応じ「お疲れさまの一言。今後も社長や監督として情熱を燃やし、サッカー界に刺激を与えてほしい」と明かした。  中山監督は、1998年に磐田入りした高原と2トップを組み、黄金時代を築いた。「後輩というよりライバル」と振り返り、シュートやボール扱いの技術など全てを兼ね備えた「理想のFW像」と話した。  性格については「シャイで寡黙な印象だったが、社交的になった」と驚いた様子。高原の誕生日を祝っ

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  • 沼津の旅館が休館日導入 従業員も満足 収益はプラス 観光庁の事例集に掲載

     沼津市戸田の旅館「AWA NISHI―IZU(アワ西伊豆)」が、生産性向上を目的に原則週1日の休館日を設け、従業員の満足度向上につなげた。先進的な取り組みとみられ、観光庁の「宿泊業における休日数増加の事例集」に取り上げられた。  施設は2022年3月にオープンした。客室は22室。パートを含む従業員13人で1日最大50人以上の客を迎える。同年6月ごろから繁忙期を除き休館日を設定している。  従業員の声がきっかけ。開業直後という事情もあり「休みを早く決めてほしい」などの要望が上がった。観光地という立地ゆえに曜日や時期によって稼働率の変動が大きく、稼働率や営業費用などを基に収支をシミュレーションし

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  • 我がまちの返礼品 知って 沼津市が魅力紹介 30日マルシェ ふるさと納税

     沼津市は30日、好調なふるさと納税の返礼品を紹介する「沼津ふるさとマルシェ」を同市のキラメッセぬまづで初開催する。居住地にふるさと納税できない市民が市内業者の魅力的な返礼品を知り、市内外にアピールしてもらう。午前10時~午後3時。入場無料。 31事業者が干物や削り節、クラフトビール、菓子など沼津の名産品の他、返礼品として人気を集めるトイレットペーパーなどを出品する。アウトドアグッズなど市内の事業所が製造する隠れた逸品も並ぶ。鉄工所や家具工房がワークショップコーナーを展開する。 返礼品が当たるスタンプラリーや事業者による商品のPRタイム、トークショーも実施する。SNS(交流サイト)投稿用に商品

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  • 沼津工高卒業生の作品展 絵画、写真、工芸品など60点

     沼津市の沼津工高の卒業生による作品展「第11回沼工同窓会美術展」が1日、同市大手町のしずぎんギャラリー四季で始まった。5日まで。 作品は絵画や写真、工芸品などさまざまなジャンルの約60点。細部までこだわった帆船模型や、小焼けの赤と空の深い青を色鮮やかに写した棚田の風景写真などが目を引く。 同窓会会長の野口繁明さんは「それぞれの作品にあるエピソードに感動している。熱量のこもった物が多い、ぜひ見て楽しんでほしい」と話した。

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  • 明治大法学会が沼津で無料法律相談 14日まで予約受け付け

     明治大法学会法律相談部は16日、沼津市の沼津商工会議所で無料の法律相談会を開く。要予約。 学生や弁護士が、離婚、相続、契約問題、賃貸借、消費者法、相隣関係、会社法、労働法、損害賠償などの民事系の相談を受け付ける。既に弁護士がついたり、訴訟中だったりする案件は扱わない。受け付けから回答まで2~3時間を要する。 午前10時半~午後3時。希望者は14日までに、同部のウェブサイトまたは電話<電080(2144)3463>から予約する。電話予約は平日午前10時~午後4時のみ可。

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  • 静岡県外からの避難者救援に力 広域連携、受け入れ迅速に【伝える 関東大震災100年と静岡⑤完】

     「静岡県は被災地でありながら県外からの避難者受け入れに努めました。東京や横浜などに拠点を設け、被災者救済に尽力したことはあまり知られてません」  7月下旬、三島市錦田公民館で開かれた市民講座で講師を務めた錦田郷土研究会の神山明久さん(60)=同市=は熱弁をふるった。  神山さんが調べた1924年の文献「静岡県大正震災誌」によると、関東大震災が起きた23年9月1日、県は午後8時に被災者の救護方針を決め、徹夜で準備。2日未明には県東部の被災地に派遣する救護班などを編成した。まだラジオ放送すらなく、家庭に電話さえ普及していない時代。「鉄道など交通網が寸断され、被害の全体像を把握するまで時間を要した

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  • 関東大震災の恐怖、若山牧水が随筆「地震日記」に残す 晩年過ごした沼津で被災

     晩年を過ごした沼津市で関東大震災を体験した歌人若山牧水(1885~1928年)の随筆「地震日記」を収録した短歌雑誌「創作 十月号」が、同市の若山牧水記念館に所蔵されている。津波を警戒して避難する住民や、神奈川県小田原市から九死に一生を得て避難した人々の様子などを生々しく描いている。  「創作 十月号」は関東大震災翌月の1923年10月に出版された。地震日記は1万2千字以上の長文で震災発生当日、牧水は伊豆半島西岸の古宇村(現沼津市西浦古宇)で宿泊していた旅館で昼食を食べ、横になっていた際に激しい揺れを感じた場面で始まる。  ゴオーッという音が空に響き、対岸の岬が土煙を上げて海へ崩れた。道路脇

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  • 農業機械や日用品 JAが展示即売会 2日、沼津で

     JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)は2日午前9時から午後3時まで、農業機械や日用品の展示即売会を同市平沼のあしたか山麓営農経済センターで開く。  メーカーが最新のトラクターや収穫機、田植え機、管理機などを紹介。会場で日用雑貨と食料品、ガス器具、農業資材も販売する。来場者には先着で地元産の緑茶をプレゼントする。  問い合わせは同センター<電055(967)8217>へ。

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  • 女性団員受け入れ本腰 沼津市消防団 トイレ、更衣室求める

     消防団員不足が全国的な課題になる中、沼津市民が女性団員の受け入れに向けた施設整備に向けて動き出した。同市の金岡中部地区連合自治会(土屋新一会長)の関係者らがこのほど、市役所を訪れ、市消防団24分団詰め所に女性用トイレと更衣室を設置するよう求める要望書を頼重秀一市長に提出した。 市によると、消防団員は年々減少傾向にある一方、分団に加入する女性は急増している。分団は2018年に女性が加入するまで男性のみだったが、22年以降に女性計10人が入団した。 同時に浮上したのが、老朽化が進む各消防団の詰め所に、女性用の更衣室とトイレがない問題だった。同自治会によると、女性が所属する市内計6分団のうち、第1

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  • ららぽーと沼津 開業後初、売り上げ300億円 2022年度

     ららぽーと沼津(沼津市東椎路)の2022年度の年間売り上げが、開業後初めて300億円を超えたことが31日までに明らかになった。2019年10月の開業時からコロナ禍の影響を受けた県東部最大の商業施設に収益改善の光明が差した。  6万4千平方メートルの店舗面積に約200店舗が入店する。開業時、初年度の年間売り上げ当初目標を320億円に設定したが、新型コロナウイルス流行に伴う長期自粛の影響で、21年度までは300億円を下回った。  同市片浜地区と近隣の事業所で構成する片浜産業クラブ(工藤政則会長)の会合で報告した、同店を運営する三井不動産商業マネジメントの井上光理さんは「本年度は312億円を達成す

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  • ⚽J3アスルクラロ沼津 3日、ホームで奈良戦 連敗阻止へ「ゴール前で工夫」

     サッカーJ3アスルクラロ沼津は9月3日、6位の奈良とホームの愛鷹広域公園多目的競技場で対戦する。前節のFC大阪戦では、0-2で敗れてホームでの連勝は5でストップ。連敗を阻止し、勝ち点をもぎ取りたい。  前節は相手のフリーキックから先制を許し、その後懸命に攻め込んだものの相手の堅守に阻まれてシュートにつなげられなかった。反攻の糸口をつかめず、後半にコーナーキックから追加点を決められた。  MF徳永晃太郎選手は「パスを出す側、受け取る側の意思疎通ができず、かみ合っていなかったのが課題」と振り返った。  30日の練習では、パス回しなどを確認した。中山雅史監督は「奈良も失点が少ないチーム。スペースを

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  • 記者コラム「清流」 “幻日と現実”の沼津港

     沼津市が舞台のアニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」の派生作で、放送中の「幻日のヨハネ」には、架空都市「ヌマヅ」を走る「ジャマツ軌道」が登場する。かつて沼津駅と沼津港を結んだ貨物線「蛇松線」がモデルだ。  休日の度に車であふれる沼津港。「もし、今も線路があれば、アニメのように客車が走れたかも」と想像はするが、貨物線を旅客線に転用して渋滞緩和につながったか、現実は難しかっただろう。首都圏から日帰りドライブ先として絶好の距離にある沼津港へのアクセスを公共交通にシフトするのは容易ではない。  10月には沼津港で「Sea(シー)級グルメ全国大会」が開かれる。市も対策を練っているが、大渋滞の不安は残る。

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  • 企業の課題、学生が解決策 静岡でワークショップ最終発表会

     静岡県は29日、採用や新商品開発など企業が抱える課題を学生が考えるワークショップ「企業と一緒に課題解決プロジェクト」の最終発表会を、静岡市葵区の静岡音楽館AOIで開いた。静岡県内の企業10社が提示した課題に対する解決策を県内外から参加した大学生や専門学校生約30人が発表した。  同プロジェクトは多くの学生に静岡県内企業の魅力を知ってもらい、インターンシップ参加や就職につなげてもらおうと開催した。参加者は10班に分かれ、17日から4回にわたり企業訪問やグループワークを重ねて解決策を考えてきた。最終発表会では班ごとに検討してきた課題の解決策を説明した。  和栗スイーツの販売促進に力を入れる春華堂

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  • 沼津市 SDGs官民で推進へ 10社・団体 地域けん引 製造業、金融機関、損保 成果を発信

     地元でのSDGs(持続可能な開発目標)推進に向け、沼津市で官民による取り組みが始動する。市内に拠点を置く10社・団体が、市の推進パートナーに登録した。目標達成に臨み、課題解決の方法や成果を発信するなど地元のけん引役として動き出す。 市は企業・団体の試みを「見える化」することで市域全体に広げるのが狙い。1日から推進パートナーの受け付けを開始し、製造業や金融機関、損保、コンサルなどの10社・団体が名乗りを上げ、市から登録を認められた。今後は市のホームページに取り組み内容を掲載し、SDGsの展開を考えている地元企業や団体に参考にしてもらう。 今回、多様な業種が率先して挑み、進み具合などを示すことに

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  • 音訳点訳図書作製 ボランティア養成 沼津で22日から講座

     視覚障害者支援団体の「沼津木星会」(露木広幸会長)と沼津市立図書館は9月22日から、視覚障害者のための音訳・点訳・拡大図書作製のボランティア養成講座を開く。 講師は同会の会員が務める。講座は拡大図書が9月22、29、30日と10月13、27日。音訳は10月11、18日。点訳は10月12、28日。定員は20人。 申し込み、問い合わせは同図書館<電055(952)1234>へ。

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  • 沼津の食、3テーマで紹介「JIMANFESTA」 9月8~10日 狩野川河川敷など

     沼津の食文化を発信する沼津自慢フェスタが9月8~10日、「NUMAZU JIMAN FESTA」(実行委主催)と名称を変え、4年ぶりに復活する。沼津中央公園、狩野川河川敷右岸の「かのがわ風のテラス」に加え、今年から左岸側も会場として活用。会場ごとに異なる3テーマで魅力を伝える。  同公園では「美酒美食の祭典」をテーマに、市内のバーや飲食店ブースが出店する「THIS IS NUMAZU」(8~9日)を開催。かのがわ風のテラスでは、クラフトジン蒸留所「沼津蒸留所」周辺に飲食ブースが並ぶ「ON THE TERRACE」(8~9日)を展開する。  狩野川左岸のあゆみ橋から御成橋付近で新たに実施するの

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  • 沼津に文学リヤカー 焼き芋店が古本行商、イモテリア改め「山仲」

     冬季に沼津市街地でリヤカー行商を行っている焼き芋専門店「イモテリア」は今夏、「山仲」に屋号を改め、古本行商を始めた。毎週火曜日、沼津市大手町のカフェ「チャトラコーヒー」前に出店し、沼津の本文化発信に力を入れる。  運営するのは、同市の後藤師珠馬[しずま]さん(33)と宮崎篤人さん(62)。サツマイモの収穫がない夏季もリヤカー行商を継続しようと、専用リヤカーを作って7月下旬に古本販売を始めた。軒先で小規模飲食店などの不定期出店を受け入れているチャトラコーヒーの店主古谷哲成さん(42)が本好きだった縁で、出店が決まった。  高さ約2メートルのリヤカーには古本600冊を収納可能で、地元有志が作るミ

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  • 交通誘導 AIで省人化 カメラが車検知、停止や進行指示 沼津の警備会社

     人手不足が深刻な警備業の現場で、静岡県内でもAI(人工知能)を使った交通誘導システム導入の動きが始まっている。県内初の導入を進める沼津市の警備会社トーセイコーポレーション(杉山喜乃社長)が28日、システムのデモ運用を行った。省人化を図り、人にしかできない現場に人員を振り分け、業務の効率化を目指す。  同社が導入を進めるのは、カメラで車の動きを検知し、片側交互通行の交通誘導をするシステム。山梨県昭和町の企業「KB-eye(ケイビーアイ)」が2017年に開発し、22年から実用化した。  システムはAIが車の動きを認識し、自動でLED式の画面に停止や進行の表示をする。通常3~4人必要な現場を1~2

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  • 米久の肉だんご てりやき味発売 ホテイフーズ監修

     食肉・加工品製造販売の米久(沼津市)はこのほど、「米久の肉だんご てりやき味」=写真=を発売した。肉だんごに絡めたたれは、缶詰メーカーのホテイフーズコーポレーション(静岡市清水区)が監修した。  「ご飯に合う」がコンセプトの肉だんごシリーズの新商品。ホテイフーズの看板商品「ホテイのやきとり」のたれと同じように、香ばしいしょうゆベースですっきりとした甘味のたれに仕上げた。弁当のおかずにも最適という。内容量250グラム(標準7個入り)。参考小売価格は税込み330円。

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  • 沼津出身の落語家三遊亭朝橘さん 10月に「秋の寄席」

     沼津市出身の落語家三遊亭朝橘さんの落語会「秋の寄席」(三遊亭朝橘ぬまづ後援会主催)が10月1日午後2時から、同市大手町のプラサヴェルデで開かれる。  朝橘さんは2004年に三遊亭円橘さんに入門し、17年に真打ち昇進した。秋の寄席には朝橘さんの他、姉妹漫才コンビのニックス、講談師の神田蘭さんが出演する。  入場料は一般2800円(当日3千円)、小中学生1500円(当日同じ)。予約、問い合わせは後援会<電055(964)5105>へ。

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  • ボウリング「沼津クラブ」50周年 愛好家ら記念大会楽しむ

     静岡県東部のボウリング愛好家団体「沼津クラブ」はこのほど、設立50周年記念大会を沼津市のボウリング場「ジョイランド原」で開いた。 クラブは50代以上で構成され、シニア大会に出場する会員も在籍。記念大会には約40人が出場し、3ゲームの合計得点で競い合った。会員らはストライクやスペアが決まると、互いに拍手をして「ナイス!」とたたえ合った。 小林一会長(69)は「仲間とボウリングをすると張り合いがでる。ゲームを楽しみながら、技の精度を磨きたい」と笑顔を見せた。

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  • 記者コラム「清流」 地元へ恩返しする先輩

     沼津市出身の人気俳優磯村勇斗さん(30)が、高校時代に所属した地元劇団と市内の学生らと一緒に舞台に出演した。市制100周年の記念事業。出演者らは和やかながらも真剣な表情で稽古に励んでいて、本番でも息の合った演技で会場を魅了した。  上演後、学生たちは「磯村さんの振る舞いや演劇と向き合う姿勢から多くを学んだ」と満足げ。磯村さんは「沼津は役者としての原点。一緒に盛り上がっていきたい」と熱く語った。  華やかな芸能界の第一線で活躍し、舞台に立つ磯村さんはもちろん輝いていたが、多忙な中でも沼津に恩返ししようとする懸命な姿はかなりまぶしかった。私も約4年前、地元を発信したいと記者の道を選んだ。得意分野

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  • かりがね橋と沼川、知事に整備を要望 2期成同盟会

     新々富士川橋(富士川かりがね橋)建設促進期成同盟会と沼川改修促進期成同盟会は28日、県庁に川勝平太知事を訪ね、かりがね橋の早期開通や接続道路の整備、沼川新放水路の早期完成などを要望した。  両期成同盟会の会長を務める小長井義正富士市長が川勝知事に要望書を手渡し、「かりがね橋は慢性的な交通渋滞を緩和し、南海トラフ巨大地震への防災対策強化に資する。沼川流域では大規模な浸水被害が頻発し、地域にとって治水安全度の向上は喫緊の課題」と整備の重要性を指摘した。  要望には須藤秀忠富士宮市長が同行し、富士、富士宮、沼津市の担当職員らも出席した。

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  • 気象と災害への備え 気象台職員から学ぶ 沼津で9月7日

     沼津市は9月7日午後1時半から、環境問題を学ぶ「ぬまづ環境教室」を市民文化センターで開く。静岡地方気象台気象情報基準評価係長の森野克彦さんが「静岡の気象特性と災害への備え」と題して講演する。聴講無料。  森野さんが気温上昇と地球温暖化、近年の災害や、災害への備えなどについて解説する。  対象は市内在住、在学、在勤者で定員50人。希望者は電話、ファクス、メールで受け付ける。締め切りは4日で応募者多数の場合は抽選。申し込み、問い合わせは市環境政策課ゼロカーボン推進室<電055(934)4741>へ。

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  • 再開発後の歩道イメージ議論 沼津のアーケード名店街、住民がワークショップ

     沼津市中心部のアーケード名店街の周辺住民が再開発後の公共空間デザインについて考えるワークショップがこのほど、市青少年教育センターで開かれた。2回目の今回は、再開発後の将来像を再度確認した上で、歩道や街路樹のイメージなどを話し合った。  名店街の商店主や住民ら14人が、先行して再開発が決まった南側街区のイメージ図を参考に意見を出し合った。住民からは名店街を取り囲む通りの照明は、使われ方に応じて通りごとに照度を変えるべきとの声や、維持管理しやすい街路樹や花壇にしたいという要望が上がった。  11月下旬に最終回を開いて最終的な案を取りまとめ、今後の再開発計画に生かす。

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  • ⚾沼津で学童軟式大会 金岡少年野球団が優勝 

     沼津野球連盟は27日、学童軟式野球大会「沼津ライオンズカップ」の決勝戦を沼津市の明電舎グラウンドで行った。金岡少年野球団が、門池小と沢田小の連合で構成する沼津ヒーローズを5対4で破った。  同市内の小学校を拠点とする少年野球8チームがトーナメントで争った。  決勝戦で金岡は、最終回の六回裏に2点本塁打で同点に追いつくと、延長タイブレークの七回表、長打になりそうな大飛球を中堅手杉本陽一君の好守で切り抜けた。同回裏には一杉大翔君が適時二塁打を放ち、サヨナラ勝ちした。  閉会式では、協賛した沼津ライオンズクラブの徳田和人会長らが両チームの選手にトロフィーや賞状を贈った。

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  • ドーピングの危険 カードでお勉強 沼津の薬剤師、子どもに啓発

     沼津市の香貫地区民生委員児童委員協議会はこのほど、子どもたちに薬の正しい使い方を学んでもらうゲーム型体験会を同市の第三地区センターで実施した。  薬剤師の毛塚友浩さん(同市)と清水雅之さん(島田市)が講師を務め、カードゲーム「ドーピングガーディアンゲーム」で薬に関する知識や、「うっかりドーピング」の防止などを啓発した。約20人の参加者は自分がアスリートと仮定し、禁止薬物を使わないようにトレーニングカードポイントを稼いで楽しく理解を深めた。  ゲームの考案者でもある清水さんは「薬を飲む前に薬剤師に相談してほしい。今回学んだ薬についての正しい知識を子ども同士でも広めてもらいたい」と話した。

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  • 水の中で「はい、ポーズ」! 沼津でスキューバダイビング体験会

     スキューバダイビングの無料体験会「ぷくぷく体験会」が26、27の両日、沼津市西浦平沢のらららサンビーチで開かれた。家族連れなどが水中散歩を楽しんだ。  参加者はインストラクターの指導を受けて水中マスクを調整し、呼吸器の使い方を練習した後、水深約50センチのプールに入った。初めは怖がっていた子どもも徐々に慣れ、水中で辺りをきょろきょろ見渡した。底に置かれた貝や魚のおもちゃに手を伸ばした。  水中カメラで撮影した写真がプレゼントされた。山田彩愛さん(6)=神奈川県愛川町=は「最初は怖かったけど水の中がよく見えておもしろかった」と笑顔を見せた。  安全な環境で楽しさを知ってもらおうと、器材メーカー

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  • 「わたしの主張」県大会 沼津・長井崎小中の大城さん最優秀賞

     中学生が日常生活で感じたことを発表する「わたしの主張」県大会(県教委など主催)がこのほど、長泉町文化センターベルフォーレで開かれ、沼津市立長井崎小中一貫校9年の大城柚稀さんが最優秀賞に輝いた。  大城さんは地元の小中学生が取材や編集に携わった情報誌「うらっち」で、過疎化が進む地域の魅力や仕事の発信に取り組んだ経験を発表した。11月に東京都で開かれる全国大会の出場候補者として推薦される。  県内の13人が出場した。会場の中学生が投票して決める「共感賞」は、浜松市立与進中3年の鈴木優菜さんが受賞した。アトラクションとして、長泉町立北中吹奏楽部と長泉新体操クラブスポーツ少年団がステージ発表した。そ

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  • スポーツ振興へ 下田市とJ3アスルクラロ沼津が協定

     下田市はこのほど、サッカーJ3沼津の運営会社とパートナーシップ協定を結んだ。スポーツ振興につなげる。市役所で締結式が開かれた。  選手を講師に迎えたサッカー教室や講話の開催、高齢者対象の健康増進イベントの実施などを想定している。ホーム戦でのPRブース設置などの構想もある。  運営会社のアスルクラロスルガ(沼津市)によると、自治体との協定は15例目。協定書に署名した松木正一郎市長は「スポーツの面から協力関係を結べるのは大変心強い」と強調。アスルクラロスルガの高島雄大社長は「少子化で競技環境がないとも指摘される。さまざまな活動を実現したい」と強調した。  

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  • 静岡ガス社員が還付金詐欺防止 沼津署が感謝状

     沼津署はこのほど、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、静岡ガス東部導管ネットワークセンターと、同社員の松本聖也さん(27)=沼津市=に感謝状を贈った。 同署によると、松本さんは5月中旬、市内の高齢夫妻の家をガス管工事のために訪問。高齢女性が夫妻宅にかかってきた電話に出た後、夫に「銀行に行ってほしい」などと話した。不審に思った松本さんが内容を尋ねると「市役所から還付金の戻りがあると電話があった」と女性が話したため、市に問い合わせて詐欺電話が発覚した。 同署で吉田光広署長から感謝状を受け取った松本さんは「電話の相手が当日中の振り込みや口座を指示し、名前や所属を名乗らなかったことに違和感を持った。失

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  • 統合医療の考え方紹介 沼津でフォーラム

     静岡県傾聴ボランティアネットワークはこのほど、「統合医療による社会モデルを目指すまちづくりフォーラム」を沼津市のプラサヴェルデで開いた。朝霧高原診療所(富士宮市)の山本竜隆院長と参院議員の橋本聖子氏が基調講演し、統合医療や健康づくりについて理解を深めた。 山本院長は「プラネタリーヘルスとしての統合医療」と題し、人類と地球の健康は切り離せないとする考え方を紹介した。健康の維持には病気の早期発見や治療だけでなく、社会的な環境も整えることが必要と指摘。西洋医学と伝統医学などを組み合わせる狭義の統合医療から広げ、社会や生活のモデルも踏まえた広義の統合医療を考える重要性を訴えた。 橋本氏は、組織委員会

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  • 沼津のおいしいお茶飲もう 市とJAキャンペーンJ3沼津も協力 関連イベント続々

     沼津市は9月から、沼津茶の消費拡大に向けて本格的に「愛飲運動キャンペーン」を始める。沼津茶応援大使に起用したサッカーJ3アスルクラロ沼津の中山雅史監督と伊東輝悦選手をPRポスターに採用。茶会や茶摘み会、デジタルスタンプラリーを通じて魅力発信を図る。  市は5月、JAふじ伊豆(同市)と共同で「沼津茶愛飲運動」をスタートさせ、大使にアスルクラロ沼津を任命。6月には、沼津の選手が参加した茶摘み会を実施してきた。8月までには新たにポスター150枚とのぼり旗44本を作製。沼津茶の販売店などに掲示も始めた。  9月には秋の夜長を生かした夜の「お茶イベント」を企画する。29日には沼津港大型展望水門びゅう

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  • 明治期運行の「蛇松線」跡地を歩く 沼津でイベント

     ぬまづ観光ボランティアガイドは26日、「夏の蛇松緑道ウオーク」を沼津市内で開いた。明治期に東海道線新設のための資材運搬用として敷設された鉄道「蛇松線」の跡地を巡り、線路などが残る沼津通運倉庫の構内も特別に見学した。 参加者42人はJR沼津駅を出発し、沼津通運倉庫、蛇松緑道を通って、かつて駅があった沼津港の魚市場まで約3.5キロを運行当時の様子をしのびながら歩いた。倉庫では運行当時のレールやプラットフォーム、沼津駅につながる鉄橋の橋脚などを撮影したり見学したりした。 蛇松線は1974年まで旧国鉄の貨物鉄道が運行。廃線後は市が線路跡を蛇松緑道として整備した。同市がモデルの「ヌマヅ」を舞台にした現

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  • 沼津市ドローン飛行計画 国土交通省への報告怠る 18件

     沼津市は25日、ドローンで広報映像や画像を撮影した際、飛行時に必要な国土交通省のシステムへの飛行計画の入力を怠っていたと発表した。義務化された1~8月で計18件の不備を確認した。  市広報課によると、公開した7月29日撮影の狩野川花火大会の動画を見た市民からの指摘で発覚した。ドローンで撮影して公開した動画や画像のうち、15件で撮影時に報告していなかったことが分かり、いずれも削除した。  ドローン撮影時は、同省のシステムに飛行計画を入力することが航空法で義務付けられていて、違反した場合は30万円以下の罰金となる可能性がある。  市は同省に報告した。飛行計画の入力を所属長が確認するなどの再発防止

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  • 全国茶品評会 静岡県内入賞者・団体【一覧】

    【普通煎茶10キロ】2等 丹野園丹野浩之(川根本町)▽3等 かわね山処苑小平史郎(同)春野茶振興協議会杉地域茶生産組合組合長藤盛秀行(浜松市)川根たっちゃん農園橋本立生(川根本町)天竜茶研究会太田昌孝(浜松市)天竜茶研究会丸芝製茶協同組合組合長大石顥(同)  【普通煎茶4キロ】1等 静岡本山茶小沢晃(静岡市)相藤農園相藤直紀(川根本町)つちや農園土屋鉄郎(同)丹野園丹野浩之(同)▽2等 春野茶振興協議会栗崎貴史(浜松市)相藤園相藤令治(川根本町)天竜茶研究会太田昌孝(浜松市)▽3等 天竜茶研究会太田勝則(同)春野茶振興協議会栗崎克之(同)山二園後藤裕揮(沼津市)荒井園新井智(御殿場市)静岡本山

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  • 「宿題がんばったよ」静岡県内小中で始業式 熱中症対策念入り

     静岡県内の一部の小中学校で25日午前、始業式が行われた。静岡県外で小中学生が授業や部活動の後に熱中症とみられる症状で死亡した事例を受け、各校では体育館に全員集まることを避けるなどの対策を取る動きがみられた。  沼津市の原東小は厳しい暑さによる熱中症予防と新型コロナウイルスの対策として、約190人の児童が校長室からの中継映像を冷房が入った各教室の大型モニターで視聴した。  大塚弘一郎校長は「さまざまな行事がある2学期、活躍する姿を期待している」と呼びかけた。  3年1組の教室では、児童が自由研究や絵日記などの夏休みの課題を提出した。コロナ禍で中止され、今夏再開した地域の祭りに参加した杉山瑞樹君

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  • スルガ銀行 加藤広亮社長 再成長へ失敗恐れず【トップ登場】

     6カ年の中期経営計画の後半となる第2フェーズが始まったタイミングで、重責を引き継いだ。「経営再建の色合いが強かった第1フェーズを経て、第2フェーズは再成長軌道を本格始動させる」と口元を引き締める。  人口減少や地域経済の縮小、先行き不透明な金融市場など地方銀行を取り巻く環境は厳しさを増す。営業本部制を改め、「静岡・神奈川県のコミュニティーバンク」「ダイレクトバンク」「首都圏・広域バンク」「市場ファイナンス」の自律型プロフィットセンターに組織を再編した。  特定の事業がけん引する「富士山型」ではなく、各事業領域が独自性を発揮して全体を底上げする「八ケ岳型」の成長戦略を推進。6年ぶりの増収となっ

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  • 沼津再開発、秋から議論 商工会議所特別委員会、委員27人内定

     沼津市の中心市街地で進む再開発を受け、情報共有や将来像を話し合う沼津商工会議所の「街なか活力創造特別委員会」が今秋から議論を開始する見通しとなった。25日に市内で開かれた常議員会で、特別委の委員が内定したことが報告された。先行する駅南の事業だけでなく、駅北の現状や今後についても広く意見を交わす。  今秋にはJR沼津駅鉄道高架化に向けた新貨物ターミナルの本体工事が始まる予定で、再開発に対する市民の関心が高まると想定。駅南の町方町のアーケード名店街や、大手町と仲見世の両商店街で具体化している事業の現状を把握するほか、別に構想されている再開発に関しても情報を共有する。昨年1月に新貨物ターミナル工事

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  • 沼津商工会議所 創立100周年へ4部会設置

     沼津商工会議所(紅野正裕会頭)は25日、2024年度(25年1月17日)に迎える創立100周年記念事業に向け、四つの専門部会を新設した。次の100年へ改めて会員同士の交流促進や活動強化を図るため、事業内容を検討する。  会員交流部会は業種や年齢の壁を超えて広く親交を深める。活動強化部会は会員事業所の今後のあり方や商議所の基盤構築へ将来ビジョンを練る。式典などを担う総務式典と、周年事業の広報を担当する年史広報の両部会も設けた。  市内で25日に開いた記念事業実行委員会で部会ごとに議論を開始。進め方などを確認した。記念のロゴマークとスローガンを公募し、100周年1年前の24年1月17日に公表する

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  • 新型コロナワクチン接種 沼津市、9月20日から開始

     沼津市は25日、新型コロナウイルスワクチンの1、2回(乳幼児は1~3回)の接種を終えた生後6カ月以上の市民を対象に、9月20日から秋接種を始める。  ワクチンは、市内40の医療機関での個別接種がファイザー社製、10月17~19日と同月23~26日にキラメッセぬまづで実施する集団接種がモデルナ社製。いずれも薬事承認申請中のオミクロン株XBB1・5系統対応ワクチンを使用する見込み。  接種券は8月31日以降順次発送する。未使用の接種券がある場合は送付しない。予約はウェブとコールセンター、市内5カ所の代行窓口で受け付ける。

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  • 「農業用排水機場」遠隔制御化を 東部3市町、農水省へ要望

     沼津市の頼重秀一市長と伊豆の国市、函南町の幹部が25日、農林水産省に勝俣孝明副大臣(衆院静岡6区)を訪ね、農業振興に関する要請書を提出した。豪雨の際、農地にたまった水をポンプで排出する「農業用排水機場」に、遠隔監視制御を導入するための支援を求めた。  農業用排水機場は市町が農家らに管理を委嘱するケースが多い。ただ、豪雨時は、操作員が現場までたどり着けず排水困難になる、到着してもその後、避難できなくなるといった課題が指摘されている。頼重市長は、遠隔監視制御の導入は「持続可能な農業、地域住民の安全に直結する」と強調し、防災を目的とした農水省の補助金事業への採択を要望した。勝俣氏は「現地視察で農地

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  • 医師志望の沼津東高生 静岡がんセンターの“裏側”見学

     沼津東高(沼津市)理数科の生徒9人が24日、県立静岡がんセンター(長泉町)を見学した。普段は立ち入れない診療室の裏側や治療法研究の現場に入って説明を受けた。最前線に立つ医師と交流し、医師を志す決意を強めた。  生徒は専用装置で腹腔(ふくくう)鏡手術のトレーニングを体験した。モニターを見ながら、長いはさみのような器具「鉗子(かんし)」を操った。四苦八苦しながら糸を結んだ。陽子線照射室の裏側やゲノム研究の現場も訪ねた。講義や質疑応答の時間もあり、「一生懸命やってうまく処置できた患者が再発すると落ち込む」と医師の苦悩を知った。  参加生徒の大半は医師志望。3年の田中久遠さん(17)は「病院で何をや

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  • 沼津街中4カ所で27日短編映画祭 監督らと交流会も

     JR沼津駅南口前の市街地で27日、市民が初開催する短編映画祭「みちくさ映画祭」(実行委、スキマcinema、ユリーカ・ラボ共催)の上映作品がこのほど決まった。来場者には協力店や史跡など「みちくさスポット」を載せたマップ付き冊子も配布し、街歩きと映画のコラボレーションを図る。  上映するのは、全国から公募で集まった短編映画166本の中から、同市にゆかりのある推薦委員が選んだ19作品。市内で開催した映画制作ワークショップの参加者が作った8作品も上映する。  会場は井草呉服店、大手町会館、マスターズブリューイング沼津駅前醸造所、沼津ラクーンの4カ所。上映後は、作品を出品した監督らを交えた交流会も開

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  • おいしいそば「楽しみ」 裾野・富岡二小児童が種まき

     裾野市の富岡第二小4年生9人が25日、学校近くの畑にソバの種をまいた。JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)による特産品を利用した食育活動の一環。11月に収穫し、12月にはそば打ちを体験する。  児童はJA職員の指導でくわを使って真っすぐな浅い穴を掘り、種の量が均一になるよう気を配りながら約500平方メートルの畑に種をまき、土をかぶせた。秋にはソバの白い花が咲き誇る見込みで、杉山怜穂奈さん(9)は「まいた種を足で踏んだりしないように気を付けた。滑らかなそばを食べるのがいまから楽しみ」と笑顔を浮かべた。  寒暖差のある富士山麓の裾野市は、ソバ栽培の適地として知られる。須山小の3年生も9月4日か

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  • 富士山写真審査、入選作11点選ぶ 静岡中央銀行

     静岡中央銀行(沼津市)はこのほど、主催する富士山フォトコンテストの審査会を同市のサンフロントで開き、入賞作品11点を選んだ。9月下旬に発表する。  清野真司社長や写真家らが審査に当たった。机に並べた応募作品を見比べ、気に入った構図や目新しさを感じる写真に投票した。  2022年以降に静岡、神奈川両県で撮影された写真が対象で、昨年より46点多い654点が寄せられた。インスタグラムで告知した効果で30~40代からの応募が増えたという。  最優秀作品は同行が発行する2024年のカレンダーに採用する。

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  • 親子で税金学ぶ ららぽーと沼津で教室

     沼津法人会女性部会は22日、夏休みの親子税金教室を沼津市のららぽーと沼津で4年ぶりに開いた。同会の大割克美副部会長と「税金博士」にふんした沼津税務署の山本一朗署長が、約570人に税金の活用方法を解説した。  クイズやビデオ映像を交え、税金が約50種類あることや、市役所などの建物に活用されていることを説明。食品ロスについても紹介し、廃棄食品の処分に税金が使われることを伝えた。  長泉南小5年の小長谷咲羽さんは「税金の使われ方がよく分かり、勉強になった」と話した。

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  • 世界マスターズ水泳で銀、銅 沼津の尾藤さん 地元に報告

     世界マスターズ水泳選手権九州大会(2~11日、福岡市など)の50~54歳の部で沼津市の尾藤紫野さん(54)が二つのメダルを獲得した。女子200メートル平泳ぎで銀メダル、同50メートルでは銅メダルに輝き、出場した同市の6人とともに23日、頼重秀一市長に結果を報告した。  尾藤さんは「久々の長水路で不安だったが、幸運にも好成績を収められた」と喜ぶ一方、「50メートルは目標タイムを超えられなかった。今季中に達成したい」と早くも気持ちを切り替えていた。  また高橋直樹さん(54)がルネサンス海老名ビナガーデンズチームの一員として、200メートルフリーリレー(200~239歳の部)で7位に入賞し、「世

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  • 地震想定し救助訓練 駿東伊豆消防本部 旧沼津市民体育館

     沼津市にある駿東伊豆消防本部の沼津北、沼津南の両消防署が、9月に取り壊される旧沼津市民体育館で壁などを壊し、実践的な救助訓練に取り組んでいる。  訓練は12~31日の日程。両署の高度救助隊と消防隊の計60人が複数日に分かれて臨み、17日は北署の8人が参加した。地震で鉄筋コンクリート造りの建物が倒壊し、中に人が閉じ込められた事態を想定。エンジンカッターなどの削岩機を使ってコンクリートの壁をくりぬき、救助隊の進入口を設けた。  取り壊しを前に、市が訓練場所として両署に提供した。同署高度救助隊の山本博副隊長は「コンクリートや建物を使える機会はあまりないのでありがたい。実際の災害の状況に近い訓練がで

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  • 学校と教科書の変遷たどる 沼津市立図書館で企画展

     沼津市立図書館は来年2月29日まで、沼津の教育に焦点を当てた企画展「沼津の学校と教科書のあゆみ」展を同館2階で開いている。市制100周年の記念企画。  学校の沿革や校歌、校区内の名所などを、前期後期に分けてパネルで紹介している。11月以降の後期展示では、静浦、長井崎、戸田の各小中一貫校が開校する前にあった小学校の歴史を掘り下げる。  学校教育、教科書、給食の変遷をたどるポスターを掲示し、給食の食品サンプルも展示。明治から昭和にかけての復刻版教科書や現代の教科書、文集は手に取って読むことができる。親子連れなどが足を止め、見入っていた。

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  • 沼津で還付金詐欺

     沼津市の60代の無職女性が23日、同市職員らを名乗る男らに現金約100万円をだまし取られたと沼津署に届けた。同署が特殊詐欺事件として調べている。  同署によると22日午後4時半ごろ、女性宅に市役所や金融機関職員を名乗る男らから「保険料の過払い金について封筒を送った。還付期限は過ぎているが今日なら受け取れる」と電話があった。その後、女性は市内の金融機関で男の指示通りにATMを操作し、他人の口座に振り込んだという。

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  • 大麻栽培2人起訴 2人は処分保留に 地検沼津支部

     沼津市内の別荘で指定暴力団山口組系組幹部らが大麻を栽培していたとされる事件で、静岡地検沼津支部は23日までに、会社役員の男(43)=伊東市宇佐美=と無職の男(27)=伊豆市土肥=の2容疑者を大麻取締法違反の罪で静岡地裁沼津支部に起訴した。22日付。  起訴状などによると、2人は共謀の上、2022年8月ごろから11月ごろの間、無職の男が所有する同市内の居宅で大麻草2本を栽培したとされる。  両被告と同容疑で逮捕、送検された、長野県内に拠点を置く山口組系組幹部の無職の男(46)=同県諏訪市=、同組員の無職の男(29)=同県下諏訪町=は処分保留で釈放した。捜査は継続する。山口組系組幹部の男、同組員

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  • 窃盗の疑い

     静岡中央署と静岡県警鉄道警察隊は23日、窃盗の疑いで神奈川県藤沢市生まれ、住所不定、アルバイト作業員の男(57)を逮捕した。逮捕容疑は2月1日午前、沼津市のJR東海道線片浜駅に停車していた下り電車内で、同市の男性団体職員(58)の現金約2万円が入ったかばん1個を盗んだ疑い。同署によると、容疑者は男性の隣に座っており、降車時に網棚に置いた自分のかばんと男性のかばんの両方を持って降りたとみられる。

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  • 外部調査組織の設置検討 沼津市教育長、備品不適切調達で

     沼津市文化財センターの職員が埋蔵文化財調査を請け負った業者にデジタルカメラなどの備品を買わせていた問題で、奥村篤教育長は23日の定例記者会見で、外部調査組織の設置を検討すると明らかにした。 奥村教育長は当面、人事などを担当する市教委教育企画課が詳細な調査を行うとする一方、「客観的に指摘してもらうことが筋だと思う」として、第三者委員会などの外部組織による調査が必要との考えを示した。 職員が業者に購入させた理由として、予算要求したデジタルカメラ購入費が計上されなかったことを挙げた点については、市の財務担当者は使用していたカメラのフィルムの在庫があり、当面は使用できると判断したためと説明した。 市

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  • 沼津市が宿泊支援 最大5000円クーポン発行 9~11月利用可

     沼津市は、市内の宿泊施設で9月23日~11月26日に利用できる最大5千円のクーポン券を発行する。観光需要が落ち込む時期の支援に加え、10月28、29日に沼津港で開かれる「Sea(シー)級グルメ全国大会」の誘客も図る。  旅行予約サイト「じゃらんnet」の登録施設で利用可能。9月15日午前10時からサイトで配布するクーポン券を取得し、予約する。宿泊料金8千円以上で5千円(利用2人以上)、同料金5千円以上(同1人以上)の場合は3千円を割り引く。  利用に居住地の制限は設けず、何度でも利用可能。予算額は3300万円で、発行枚数は計8千枚。

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  • ⚽J3沼津と児童「キャンプイン」 選手が企画、交流 刺激に

     サッカーJ3アスルクラロ沼津が24日まで、静岡県内外の小学生5人を迎えたサマーキャンプを開いている。選手数人が「サッカーの楽しさやプロ選手を身近に感じてほしい」と企画。練習を通して児童との交流の場にもなっている。  キャンプは3日間。児童は選手から直接指導を受けながら、練習に取り組んでいる。MF持井響太選手は「5月ごろから企画して、どう楽しんでもらおうか考えた。子どもたちは素直に質問し、吸収力がある」と話した。  23日の練習後には、児童とDF前川智敬選手が一緒に昼食を食べた。持井選手らからシュートやフェイントのこつを聞いたという東京都の橋本新君(9)は「試合を想像して練習するといいとアド

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  • 沼津工業高の3人「技術高める」 ロボット全国大会出場

     沼津工業高(沼津市)の2年生3人が27日、プログラミングによる自動制御技術を競う国際的なロボットコンテスト「WRO Japan 2023 エキスパート競技」の全国大会に出場する。3人はこのほど、市役所に頼重秀一市長を訪ね、意気込みを語った。  出場するのはプログラミング担当の浦田智希さん、機体担当の江本和希さん、菊池哲平さん。7月の沼津地区予選会で16チーム中1位となり、東京で開かれる全国出場を決めた。課題は当日午前に発表され、2時間でプログラムを書き換えたり機材を調整したりして本番に臨む。  成績優秀チームはパナマで開かれる世界大会の出場権を得る。浦田さんは「地区大会でうまく動かない場面が

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  • ぼくたちのまち沼津どう変わる? 鉄道高架の工事現場、親子で見学

     沼津市は23日、鉄道高架事業など沼津駅周辺のまちづくり現場を見学するバスツアーを開催した。  市内の親子連れなど約40人が参加。片浜地区から西沢田地区を結ぶ都市計画道路の工事現場や、JR貨物沼津駅などを巡った。工事の進み具合について説明を受けたり、ディーゼルエンジンで内部を冷やして冷凍食品などを運ぶクールコンテナに入ったりして理解を深めた。  家族3人で訪れた同市の第三小6年の佐野有俐くん(12)は「いろんな車両を見られて良かった。道路や鉄道の整備を進めて沼津市が都会になっていってほしい」と話した。

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  • 沼津市文化財センター学芸員 カメラを業者に買わせる 市教委が臨時会見

     沼津市教委は22日、市役所で臨時記者会見を開き、文化振興課文化財センターの学芸員が2019年から22年にかけ、発注した埋蔵文化財調査の受託業者にデジタルカメラなどを買わせ、業務で使用していたと発表した。市教委は「私的な使用はなかった」としているが、地方公務員法違反の可能性がある不適切な行為として、他にも同様の事例がなかったか調査を進める。  市教委によると、今月14日、市民が同課に相談し発覚。その後、職員に聞き取り調査し、行為を認めた。業者は市の中原遺跡の調査で下請けとして掘削作業を請け負い、職員の依頼で一眼レフのデジタルカメラ3台とプリンター1台、トナーの計76万円相当を購入した。課長補佐

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  • 「フェンシングのまち」沼津 徐々に浸透 一般市民の理解が鍵に

     「フェンシングのまち」を掲げ、交流人口拡大による地域活性化と、将来のオリンピック選手育成を進める沼津市。行政主導で始まった取り組みは地元企業など民間レベルにも徐々に浸透している。9月には同市で全日本選手権が初開催され、全国へ発信する好機。一方で課題は一般市民への浸透度で、将来の世界大会誘致に向け成果を拡充させる必要がある。  「ゲーム感覚でできそう」「これなら子供やお年寄りも楽しめる」。19日、同市大手町のフェンシングの拠点施設「F3BASE」。スポンジ状の棒を剣に見立てて戦うスマートフェンシングの講習会が開かれた。市とフェンシングのまち沼津推進協議会と、気軽にできるスマートフェンシングの

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  • 街を“冒険” 有志企画「沼住クエスト」9月始動 移住者確保 市民も一丸

     昨年度、静岡県外からの移住者が急増した沼津市で9月から、市民レベルで移住者確保や支援する取り組みが始まる。ゲーム感覚で先輩移住者らと交流する機会を得たり、ホームページとインスタグラムを設けて発信したりする。市による相談体制の拡充や情報提供とともに、官民挙げて移住希望者や移住後の市民のサポートに乗り出す。  始動するのは移住・定住サポートを担う地元企業や団体による「ぬまづ暮らしオススメ隊」の一つ「沼津未来クリエイティブ沼住(ぬまじゅう)プロジェクト」。人気ロールプレーイングゲームの要素を取り入れた企画「移住情報ハンティング 沼住クエスト」を考案した。携わった1人の原清人さんは「楽しみながら移

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  • Vチューバ-「西浦めめ」 沼津市公認広報大使に 市の若手職員 余暇使い制作

     沼津市の魅力を動画投稿サイト「ユーチューブ」で紹介するVチューバー(バーチャル・ユーチューバー)「西浦めめ」が、沼津の見どころを集めた市の「ぬまづの宝100選」を紹介する広報大使に選ばれた。西浦めめを手がけるのは市の若手女性職員。「沼津を活性化したい」との思いで私的な活動として3月から始め、市の“公認”Vチューバーとなった。  西浦めめは、駿河湾にすむ深海生物メンダコの女の子で、人間の姿になって沼津の街に遊びに来ているというキャラクター。アートクリエーター「千浜ちも」として活動する市職員が業務を離れて“プロデューサー”として手がける。  子ども

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  • 原田監督、郷土沼津でトーク 10月に映画「ヘルドッグス」上映会も 市制100周年記念

     映像作品のロケ支援を行う駿河湾沼津フィルムコミッションハリプロ映像協会(宇野秀彦会長)は10月1日、沼津市制100周年記念事業として、市内で撮影された映画「ヘルドッグス」の上映会と同市出身の原田真人監督のトークイベントを同市のシネマサンシャインららぽーと沼津で開く。同21日にはCMプランナーの中島信也さんのトークイベントも実施する。  協会のアドバイザー的役割を務めてきた原田監督と、沼津でロケされた映画「わが母の記」のプロデューサー石塚慶生さんが、「映画の舞台沼津『過去・現在』」と題してトークする。プラウドヌマヅCMコンテストの審査委員長も務めた中島さんのイベントは、映像を通じた観光誘致や情

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  • タイヤ窃盗の疑い 犯罪集団2人逮捕 三島署など

     三島署と静岡県警捜査4課は22日、窃盗の疑いで三島市生まれ、住所不定、無職の男(39)、三島市徳倉4丁目、無職の男(38)の両容疑者を逮捕した。  2人の逮捕容疑は4月下旬、共謀して沼津市の駐車場で、県東部に住む自営業の50代男性が所有する乗用車のタイヤ4本(40万円相当)を盗んだ疑い。  県警によると、2人は三島市の繁華街などを拠点に活動する準暴力団などの「匿名・流動型犯罪グループ」のメンバー。中枢幹部の39歳の男が指示し、38歳の男が実行役を務めたとみられる。  高額で転売可能なホイール付きの新品タイヤなどを狙って窃盗行為を重ね、同グループの活動資金にしていた可能性があるとみて、裏付け捜

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  • カード5枚詐取 370万円窃盗疑い 静岡中央署、男逮捕

     静岡中央署組織犯罪対策推進本部は22日、詐欺と窃盗の疑いで川崎市生まれ、住所不定、無職の男(30)を逮捕した。  逮捕容疑は6月27日、氏名不詳者と共謀し、沼津市の女性会社役員=当時(80)=宅に氏名不詳者が女性の息子をかたり「会社で使用する書類を間違えて送ってしまったので現金を用意してほしい」「現金がなければキャッシュカードを貸してほしい」などと電話をかけ、息子の会社関係者を装った容疑者が女性からカード5枚をだまし取った上、同日、沼津市内のコンビニエンスストア数店で、ATMから現金計370万円を引き出した疑い。  容疑者は同月23日、静岡市清水区の80代無職女性から現金150万円をだまし取

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  • スルガ銀、拠点施設再編 本部機能一部 県東部に回帰

     スルガ銀行は2025年度までに、拠点施設を再編する。東京の本部機能の一部を沼津市と長泉町に移して地元回帰を図るとともに、店舗網を再構築する。業務のデジタル化や効率化も推進。年間経費を現在の中期経営計画が始まる前の18年度実績に比べて約3割減らし、コスト構造改革を完遂して収益力を高める。 オンライン技術進展に伴い、東京の立地の必要性を改めて検証。市場金融部門やコンプライアンス部門を県東部に移転し、東京本部のオフィスを縮小する。同時にウェブ完結手続きの拡充やインターネットバンキングの普及など顧客の利便性を考慮しながら、支店の統廃合と、複数店舗を同じ建物で営業する店舗内店舗化を進める。 店舗数は2

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  • コロナ禍越え活動活発 しずおかランニングパトロール5年

     ランニングをしながら地域を見守る「しずおかランニングパトロール(SRP)」は今秋、開始から丸5年を迎える。登録ランナーの増加と活動拠点の拡充に加え、協賛企業や教育現場による協力態勢の構築が進み、認知度は県内各地で高まっている。新型コロナウイルスの5類移行もあってランナー同士の交流機会が増えつつある中、10月からは第5期がスタート。新たな仲間を加えた見守り活動の活発化が期待される。  (社会部・薬袋貴信、荻島浩太) 拠点拡充、地域に浸透 交流深め「輪」広げる 波楽しみながら地域を見守る袋井・掛川エリアの登録ランナーと活動をサポートする袋井署員ら=3月下旬、袋井市  「長続きするには、みん

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  • 記者コラム「清流」 ラブライブの後に

     新たなシリーズが始まった沼津市が舞台のアニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」。7月の市制100周年関連イベントには声優たちが参加し、県内外から多くのファンが詰めかけた。  放送開始から7年。沼津に“聖地巡礼”する人は途切れず、ファンの沼津詣では定着したとみていいだろう。彼らと、温かく迎え入れる地元の人たちの輪は広がり、作品がきっかけで移住する人も増えている。  しかし、いつまでもラブライブに頼るばかりではいけない。ラブライバーたちが「再発見」してくれた地域の魅力的なコンテンツを地元の人たちが認識し、違う文脈で発信できるかが鍵になる。作品で生まれた人の縁は大切にしつつ、い

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  • 詐欺の疑いで男を逮捕 男逮捕 沼津署

     沼津署は21日、詐欺の疑いで清水町伏見、無職の男(36)を逮捕した。逮捕容疑は3月22日、不正に入手した他人名義の電子マネー情報を使い、沼津市内のゲームソフト販売店で2回にわたり、ゲームソフトなど5点(計約4万円相当)を購入し、だまし取った疑い。

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  • 沼津でワークショップ 拝啓 大切なあなたへ 「ありがとう」手紙に

     植松グループ地域振興協会などは21日、大切な人に手紙で感謝を伝えると同時に地域活動に貢献する「手紙ワークショップ」を沼津市のららぽーと沼津で開いた。夏休み中の親子連れらが、普段は気恥ずかしくて言葉にしづらい家族や友人への思いを手紙に託した。 参加者は相手の顔を思い浮かべ、はがきやメッセージカードに思いの限りを書き記した。手作りの消しゴムはんこや押し花で彩り、会場のポストに投函(とうかん)した。山口快晟君(9)=長泉町立南小3年=と妹の望那さん(5)=沼津学園第二幼稚園年長=は神奈川県在住の曽祖父母に「また遊びに行くね」と書いた。「喜んでくれたらうれしい」とはにかんだ。 切手代は同協会が負担す

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  • 松城家住宅を周知 沼津でイベント

     沼津市教育委員会と戸田観光協会は21日、県民の日に合わせて同市の重要文化財「松城家住宅」を周知するイベントを開いた。 同施設の入館を無料にし、案内ガイドを増員した。地元のボランティアで構成する「戸田読み聞かせ倶楽部たちばな」による紙芝居も上演した。戸田地区の御浜岬にある諸口神社を舞台とした昔話「御浜の弁天様」を披露した。

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  • 夜の水族館 幻想的なショーも 伊豆・三津シーパラダイス

     沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイスで19日、貸し切りの夜間水族館イベントが開かれた。中小企業や個人事業所の従業員に行政の支援を受けながら福利厚生を届ける「さんさんゆうすい沼津市・清水町勤労者共済会」と、御殿場市など県東部2市2町の会員に福利厚生を提供するベネフィ駿東が企画した。 両団体の会員の家族ら約200人が来館した。普段は見ることができない夜の水族館内の様子や、照明を照らして幻想的な雰囲気で行われたイルカとアシカのショーなどを見て楽しんだ。 冬には伊豆箱根鉄道の車両を貸し切り、ビアガーデン仕様で飲食を楽しむイベントなどを予定している。ベネフィ駿東事務局長の神山雅彦さん(63)は「会

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  • “沼津産”海ブドウ出荷 廃校プール跡で陸上養殖 三島で21日販売

     沼津市の旧内浦小プール跡を活用した海ブドウの陸上養殖場「しずおか海ぶどうLABO.(ラボ)」で20日、苗から沼津市内で育てた〝沼津産〟の海ブドウの出荷が始まった。21日に三島市谷田のJAふじ伊豆直売所「みしまるかん」で20パック限定で販売する。  陸上養殖に取り組むのは、沖縄県宮古島市でも海ブドウ養殖を手がける長泉町の「Rカンパニー」。昨年7月にプール跡を沼津市から借り、ビニールハウスや養殖用の小さなプールを設置した。同年10月から本格的な養殖を始めたが、機器の不調などで出荷には至らなかった。これまでは宮古島市の養殖場で収穫した海ブドウを沼津に運び、一定期間プールに入れて出荷できる状態にして

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  • 子ども芸術大学で衣装作りなど体験 静岡・グランシップ

     さまざまな芸術分野で活躍するアーティストやクリエーターが小中学生を指導する「ふじのくに子ども芸術大学」(実行委員会主催)の特別講座が20日、静岡市駿河区のグランシップで開かれた。約160人の子どもたちがものづくりなどを通して、表現する楽しさを味わった。  ダンスや作曲、eスポーツなどをテーマにした5講座が展開された。沼津市出身のコスチューム・アーティスト、ひびのこづえさんを講師に招いた講座では、子どもたちが舞台衣装の一つとしてオリジナルの帽子を制作した。  動物やUFO、「人の心」など思い思いのテーマでデザイン画を描くと、色とりどりの生地を麦わら帽子に縫い付け、作品を完成させた。子どもたちは

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  • 創作家具作品 イラスト募集 3歳~小6、平成建設

     平成建設(沼津市)は9月18日まで、ものづくりへの興味を深める「キッズ創作家具コンクール2023」の作品を募集している。 県内在住の3歳~小学6年生が対象。専用フォームから応募用紙を印刷して創作家具のイラストを描き、特設サイトまたは郵送で応募する。グランプリ3作品と金賞6作品は9月下旬に特設サイトで発表し、グランプリに選ばれた作品は同社の大工が家具を製作して受賞者にプレゼントする。 問い合わせは同社<電055(964)0001>へ。

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  • 沼津の一、二中校区統合 組織設置 議論再始動 市教委

     沼津市教委は20日、2021年に白紙になった第一中、第二中校区の統合について、第二中校区で10月以降、新たに学識経験者や地域住民、保護者らで「学校の未来を考える会」を組織し、今後の方向性を議論する方針を示した。白紙から2年を経てようやく議論が再スタートする。 方針は同日第二地区センターで開かれた住民説明会で明らかにした。「考える会」は学識経験者の他、自治会や校区内の第二中、第二小、千本小のPTAの他、校区内の未就学児の保護者ら24人で構成する予定。学校統合の可否や、統合に第一中校区を含めるかなど形態も含めて議論、意見を集約する。市教委は集約した意見を基に方針を決定し、統合の場合は「地区推進委

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  • 伊プロチームが児童を指導 バレーボール 沼津でクリニック

     イタリア男子プロバレーボール1部リーグのチーム「パッラボーロ・パドバ」のアカデミーコーチを招いたバレーボールクリニック(実行委主催)が20日、沼津市の香陵アリーナで開かれた。県内では初開催で、小学生の児童約60人が参加した。 コーチのサバディン・ジョルジオさんが指導し、児童はレシーブやトス、スパイクの基礎や3対3のゲーム形式の練習に取り組んだ。サバディンさんは「コートの奥側も使って」「スパイクでは、助走やジャンプが大切」などと助言した。 パドバは、日本代表の石川祐希選手らが過去に所属したチーム。クリニックは21日も開催する。 

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  • 沼津の海の魅力 高校生ら語り合う ららぽーとでイベント

     沼津市教委は19日、市内12の高校・高専から生徒の代表が集まり、未来の沼津について語り合う「高校生しゃべり場inぬまづ」を同市のららぽーと沼津で開いた。沼津の海の魅力「うみりょく」について語り合った。  高校生の社会への意識を高める場として開催し、今年で11回目。今回は沼津の産業や文化の発展と関わる海について、自由な発想で発言した。沼津の海の特徴として生徒は「食やスポーツ、海の生物など海に関することが一度に体験できる」「海と山が同時に楽しめる」との意見を上げた。  市内外への情報発信が必要との共通認識から「SNS(交流サイト)だけでなく、身近な人にオフラインで伝えることも大切」「市外の人が多

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  • ギネス認定!けん玉「飛行機」1分間に57回 沼津の大川さん

     沼津市立金岡中3年の大川大和さん(14)が、7月末に広島県で開催されたウッドワンけん玉ワールドカップの企画「1分間でけん玉の飛行機を決めた最多回数」で57回を記録し、3度目のギネス世界記録に認定された。  大会には子どもから大人までのけん玉の達人が参戦。技の一つ「飛行機」は、玉を持って前方に振り出し、けん先を玉の穴に完全に入れて1回とカウント。大川さんは予選を3位で通過し、公式記録挑戦で本領を発揮して記録達成を果たした。「とにかくミスをしない、けん先をしっかり入れることに集中した。素直にうれしい」と振り返った。過去には4歳で初段、6歳で5段を取得し、いずれも当時最年少でギネス世界記録に認定さ

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  • 沼津の居酒屋「相棒」46年の歴史に幕 食器無償配布、思い次代へ

     地域で愛された居酒屋を次代につなげようとの動きが地元沼津市で始動した。18日、店で使っていた食器や道具などを常連客や新たに開業する人らへ無償配布する取り組みが行われた。一つ一つに込められた店主の思いや、店の雰囲気を継承する。  46年の歴史に幕を閉じたのは、中心街の同市大手町の居酒屋「相棒」。6月30日に店主宮本昌国さん(74)が急逝し、閉店した。昌国さんと妻の緑さん(75)が出迎え、地酒「白隠正宗」を提供する居酒屋として、多くのファンに愛された。「(昌国さんは)包丁を握れて味を維持できれば、80歳まで仕事を続けたいと話していた」と緑さんは振り返る。  店を次代にも知ってほしいと、常連客らが

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  • 6月台風2号 沼津市が救助法適用見送り判断 住民は疑問視「被害 真剣に考えて」

     6月2日の台風2号で、警戒レベルが最も高い「緊急安全確保」を一部地域に発令していた沼津市が、災害救助法の適用を見送っていたことが18日までに、市などへの取材で分かった。市は雨のピークが過ぎ、危険性が低下したためと説明する。当時一帯が冠水し、ゴムボートで避難した市民も見られたが、市には情報が入っていなかった。同市は床上浸水件数が静岡県内最多だった。熱海土石流が発生した2021年7月の豪雨時に続き、再び床上浸水した地域もあり、沼津市の関係住民からは市の判断に疑問の声も漏れる。  「被害を真剣に考えていないんですよ、市は」。同市西添町のダンス講師渋田ともかさん(35)は語気を強める。平屋の自宅は床

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  • 活動制約の生徒に光 高校生団体企画 沼津で19日ステージ発表

     沼津市内の高校生が日頃の活動成果を披露する「100SAI祭in numa summer」が19日、同市のキラメッセぬまづで開かれる。コロナ禍で多くの制限を受けた生徒に晴れ舞台をつくり、市制100周年を盛り上げようと、高校生団体「沼津ハイポート」が企画した。メンバーは18日、会場の準備に励んだ。  メインのステージでは、飛龍高和太鼓部と加藤学園高応援団、桐陽高軽音楽部、沼津市立高バトン部がパフォーマンスする。沼津ハイポートは子どもが楽しめる巨大迷路を用意する。代表の望月来夢さん(17)=飛龍高3年=は「イベント運営やパフォーマンスで高校生の力を感じてほしい」と来場を呼びかける。  沼津ハイポー

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  • 沼津二中の大庭さん テニス全国大会へ 市長に意気込み

     硬式テニスの全国大会「ユニクロ全日本ジュニアテニス選手権」(東京)のU-14男子シングルスに出場する沼津市立第二中2年の大庭嘉仁さん(14)が17日、市役所を訪れ、頼重秀一市長に初めての全国大会に挑む意気込みを語った。  大庭さんは小学2年生から硬式テニスを始め、同市のテニスクラブ「本日庭球日」で練習に励んでいる。22日からU-14の試合が始まる大会を前に、大庭さんは「筋トレに励んで、ミスが減ってきた。1回戦はまだ勝ったことのない相手。絶対に勝ちたい」と意欲を語った。  頼重市長は「自分を信じて大会を楽しんでほしい」と励ました。

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  • 指先が生み出す藍の模様 染色家 水口よお子さん(裾野市)【表現者たち】

     古くから日本人の暮らしに根を下ろし、愛され続けてきた藍色。染色家水口[みなくち]よお子さん(75)=裾野市=は、「ジャパン・ブルー」とも呼ばれるこの豊かな色相に、20年以上前から魅せられている。「身にまとっても爽やか。天然藍そのものが持つ力に支えられてきた」と実感する。  水や光、雲、植物の花。自然界の事象にイメージを重ね、独特の絞り模様を生み出す。連続する藍と白の対比は、万華鏡のように見る人を奥深くへ誘う。  小学校教員をしていた50歳のころ、沼津市内の展覧会で藍染めを気に入り、教室に通うようになった。「もともと手仕事が好きだった」。程なく教職を辞し、藍染めの創作活動に打ち込んだ。  名産

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  • ラブライブ! 沼津路線バスの学生パスにデザイン 18日から販売

     沼津市内を運行する路線バス3社(伊豆箱根バス、東海バス、富士急シティバス)は、18日から販売する学生限定フリーパス「サンシャインパス」のデザインに同市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」のイラストを採用した。  パスは名刺サイズのプラスチックカードで、アニメの主人公や富士山、ミカン畑を描いた市制100周年記念ポスターのデザインをアレンジして使用した。  価格は1万円。8月25日から12月24日まで、3社の市内バス路線(清水町の一部区間を含む)が乗り放題になる。通学や休日の買い物などに利用できる。  購入は市内在住、または市内の学校に在学する小中高生のみ可能。11月24日まで、バス

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  • 小さな芸術、静岡県内外から集結 静岡市葵区で25日まで

     サムホールサイズ(23センチ×16センチ)で表現した芸術作品を集めた「第13回サムホール展静岡」(静岡新聞社・静岡放送後援)が17日、静岡市葵区安西のギャラリー十夢で始まった。25日まで。  県内外の絵画愛好家が描いた油彩画など196点を展示。テーマや画材は自由で、水彩画や日本画のほか、写真や造形作品も並ぶ。大賞に輝いたのは、茨城県の金沢隆二さんの「サイレンが鳴る」。シャワー室にいる男性が、空襲のサイレンとみられる音を聞いて顔をこわばらせる状況が描かれている。  その他の主な受賞者は次の通り。  準大賞 北村康朗(沼津市)▽優秀賞 領家裕隆(兵庫県)▽静岡新聞社賞 うめだたかし(

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  • 生活雑貨や軽食 販売店が並ぶ 沼津・仲見世商店街 18日から社会実験

     沼津市などは18~20日、中心市街地の回遊性向上を狙い実施する社会実験「オープンヌマヅ」の月替わりイベントを同市大手町の沼津仲見世商店街で開く。今月は「ライフウェア」をテーマに、生活雑貨や軽食などを販売する店舗が並ぶ。  同商店街の旧マルサン書店仲見世店前と仲見世パーク2前に、3日間で古着や文具、植物などを販売する延べ26店が出店する。営業時間は午前11時~午後2時と午後5~8時。  マルサン書店内では、市内の店舗で出た不要品のリサイクルコーナーも設ける。

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  • 沼津・イーラde前 車道に休憩空間設置 10月下旬から社会実験

     沼津市は10月下旬から、JR沼津駅南口の商業施設イーラde前道路の1車線を規制し、車道を転用した休憩空間「パークレット」を設ける。社会実験「オープンヌマヅ」の一環として、当面は2025年3月末までの取り組みだが、市は鉄道高架化に向けて歩行者空間の拡大と回遊性の向上を狙い、恒久的な施設としての整備を目指す。  パークレットは4車線あるイーラde南側道路のうち、建物に面した1車線の長さ20メートル、幅2・4メートルに設置する。ベンチを3カ所置き、立ちながらパソコンなどで作業ができるカウンターも設ける。プランターを配し、植物で休憩空間を彩る。  市は22年4月にもイーラde前で同様の社会実験を行

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  • 富士の大村総業 大規模災害に備え、市に120万円寄付 

     富士市の総合物流業「大村総業」はこのほど、市に120万円を寄付した。大規模災害時に避難所などで使われる市のトイレトレーラーの維持管理や簡易トイレの備蓄に役立てられる。  創業120周年を記念した寄付。等々力けい子社長らが市役所を訪れ、長年にわたる地域への感謝を小長井義正市長に伝えた。トレーラーが県内外で被災地の復旧に貢献している実績に触れ「車両の明るいデザインも気持ちを前向きにしてくれる。被災者の生活環境改善に役立ててほしい」と話した。小長井市長は「災害が頻発する中、ますます必要な取り組みになる」と謝意を述べた。  同社は営業所を構える沼津市と、工場がある磐田市にも同額ずつ寄付した。

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  • 水路から男児保護 3人に感謝状贈呈 沼津署

     沼津署はこのほど、児童の保護活動に協力した功労者3人に署長感謝状を贈った。  感謝状を受けたのはいずれも沼津市の木内央夫さん(87)、白石佳孝さん(50)と妻幸子さん(58)。3人は協力して7月9日、市内の水路を歩いていた男児を引き上げて、警察に引き継いだ。  同署で開いた贈呈式で、木内さんは「一人だけでは助けることができなかった」と振り返り、白石夫妻は「(木内さんが)合図をしてくれたおかげで子どもが落ちていることに気づけた。助けられてよかった」と話した。  吉田光広署長は「勇敢な行動のおかげで、尊い命が一人助かった」と感謝した。

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  • そばすする所作伝授 沼津出身の三遊亭朝橘さん 子ども向け落語教室

     沼津子ども劇場はこのほど、子ども向けの落語教室「ぬまづ子ども寄席」を沼津市の第五地区センターで初めて開講した。小中学生6人が、同市出身の落語家三遊亭朝橘さんから指導を受け、12月の発表に向けて稽古を重ねる。  初回は朝橘さんが、座布団の上でのお辞儀や正座の仕方から指導した。扇子を箸に見立ててそばをすする所作なども教え、「目線で物の大きさを表現して」「少しオーバーなくらいがちょうどいい」などと演じる上でのこつを伝えた。同市の金岡小3年梶山千耀君(8)は「そばをすする音を出すのがとても難しかった。落語ができるようになりたい」と抱負を語った。  子どもたちは11月まで月1回、朝橘さんから直接指導を

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  • 沼工同窓会 第11回美術展【仲間と共に】

     今年のゴールデンウイークに訪れた沼津市の千本浜海岸で、打ち寄せる波と戯れる孫2人の様子を水彩で描きました。波しぶきの躍動感を、絵筆ではなく割り箸を使って細密に表現。藍色の海も色彩に気を配りました。  沼津工高卒業後から広告美術に携わり、看板製作会社を創業。これまでは顧客の要望に応じたモチーフを描いていましたが、一線を退いた5年前からは自分が思うままに自由な技法で描くようになりました。絵画は私の人生に潤いと安らぎを与えてくれます。  (野口繁明)  沼津工高の卒業生が出品する「第11回美術展」は9月1~5日、同市のしずぎんギャラリー四季沼津で開催。油彩やパステルなどの絵画のほかに帆船や建築模

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  • アイスイベント 来場者1万人達成 ボートレース浜名湖 湖西市

     湖西市新居町のボートレース浜名湖で開催中のイベント「HAMANAKO ice expo(ハマナコ・アイス・エキスポ)」が16日、来場者数延べ1万人を達成し、同所で記念セレモニーを行った。沼津市の会社員土屋友花さん(30)ら家族6人に対し、浜名湖競艇企業団の鈴木利享企業長が記念品を手渡した。  全国のご当地アイス約120種類を販売するイベント。友花さんは長男葵ちゃん(4)、次男樹ちゃん(1)と浜松市東区の実家に帰省中で、両親の竹村久生さん(66)、祥子さん(70)、弟の和哉さん(29)と共に来場した。  式典では家族を代表し、葵ちゃんが鈴木企業長からアイス10個分の引換券と保冷バッグを受け取っ

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  • 若山牧水の作品、「鳥」テーマにまとめる 沼津の顕彰会が出版

     沼津市で晩年を過ごした歌人若山牧水(1885~1928年)を顕彰する沼津牧水会はこのほど、牧水が鳥をテーマに詠んだ短歌849首をはじめ、童謡、詩、随筆、紀行文をまとめた作品集「牧水 鳥」を出版した。市制100周年事業の一環。  「白鳥はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふ」をはじめ、牧水の作品には鳥が頻出する。作品集では短歌を鳥の種ごとに分類して50音順に並べ、鳥のカラー写真や解説とともに掲載した。多様な鳥が生息する千本松原の伐採に反対する随筆「沼津千本松原」も載せた。  編集に携わった林茂樹理事長は「鳥と一体になっているのでは、と思うほどの愛情深さがある」と分析する。「自然ととも

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  • 磯村勇斗さんの舞台振り返る 沼津、24日まで企画展

     沼津市民文化センターは24日まで、7月に開催した同市出身の俳優磯村勇斗さんの舞台公演「きらり沼津。磯村勇斗と~新しい100年へ」を振り返る企画展を同センター展示室で開いている。入場無料。  磯村さんが脚本、主演を担当して上演したロシアの劇作家チェーホフの喜劇「プロポーズ」のセットの一部などを飾っている。静岡デザイン専門学校の学生が製作した舞台衣装や、劇中で使用したシャンパンの瓶など小道具も展示している。  磯村さんが展示会に向けて寄せたコメント映像を放映している他、同市の映画監督で写真家の横田光亮さんが撮影した舞台本番や稽古中の写真約30枚も並んでいる。

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  • 海の船釣り 手ぶらでOK! 西伊豆・親子向け体験に同行【しずおかアウトドアファン】

     釣り初心者にとっての憧れの一つが、遊漁船で沖に繰り出す船釣り。ただ、海上での釣りの様子を実際に見る機会が少なく、踏み切れない人もいるようだ。8月上旬、釣り具販売のイシグロ(浜松市中区)が「オーシャンプロジェクト」と題して実施している親子向け船釣りツアーの体験会に同行し、魅力を探った。 イサキやレンコダイに歓声 イサキ釣りに挑戦する鈴木優美さん(右)と杏奈さん   西伊豆町・安良里漁港  西伊豆町でのツアーに参加したのは、沼津市の鈴木優美さん(41)と杏奈さん(13)、木内郁奈子さん(43)と里茉さん(12)の親子2組。木内さん親子は船釣りは初めてという。午前6時過ぎに

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  • 「繰り返さない」誓う一日 戦禍記憶継げ、次代へ 静岡県内各地で追悼式典

     終戦から78年となった15日、静岡県内各地で戦没者の追悼式典が行われた。戦後の長い歳月とともに記憶の風化が進み、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化など世界情勢が混沌(こんとん)とする中、戦争の悲惨さをどのように後世に伝えていくべきか-。戦地で肉親を失った遺族らは平和の尊さをかみしめながら、改めて継承への決意を新たにした。  沼津市の戦没者慰霊法要と追悼式典には約200人が出席した。父親をシベリア抑留中に亡くした同市遺族会の岡本忠会長(79)は「シベリアにはまだ多くの遺骨が眠っているのに、現地での慰霊は難しくなってしまった」と語り、今も続くロシアのウクライナ侵攻に心を痛める。  遺族会は会員の

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  • 「ヒロシマ」で伝える市民たち 被爆国から願う平和【戦後78年 しずおか】

     8月15日、唯一の戦争被爆国である日本は78回目の「終戦の日」を迎えた。国外に目を向ければロシアによるウクライナ侵攻は長期化し、為政者は核兵器の使用をちらつかせる。混沌(こんとん)とする世界情勢の中で、被爆地広島から平和を願う人々の胸にいま、去来するものとは-。現地から市民の声を伝える。 平和記念公園の案内役 祖父母が静岡にゆかり 粟村智幸さん 混沌の世界 今こそ語り続ける 平和記念公園の慰霊碑の前を案内する粟村智幸さん。ピースボランティアになると伝えた日に自身の体験を語った母美智子さんは今春、90歳で亡くなった=7月29日、広島市中区  「核は一瞬で多くの人々の生を無にする。巻き添

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  • カラフルな犬や猫 新聞紙、紙粘土で工作 沼津でワークショップ

     沼津市庄司美術館(モンミュゼ沼津)は13日、富士市の造形作家あしざわまさひとさん(50)のワークショップ「おさんぽ犬をつくろう!」を沼津市の千本プラザで開いた。小学生と保護者19人が、新聞紙などを使ってオリジナルの犬や猫を工作した。あしざわさんの個展「たのしむアート展」の関連イベント。  参加者は丸めた新聞紙に粘着テープを貼り付け、動物の形に整えた。足に車輪を装着し、表面に色とりどりの紙粘土を貼り付けて、理想の犬や猫を完成させた。自宅でイメージ図を描いてから兄と参加した森山結月ちゃん(5)=同市=は「顔がピンクの猫を作りたかった。百点満点の出来栄え」と笑顔を見せた。  個展は27日まで、同美

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  • 社説(8月13日)静岡県東部の移住施策 広域で連携、深化図れ

     沼津、三島両市が移住者の増加に向けて連携し、初の取り組みとしてバスツアーを行った。企業や商業施設の誘致、子育て支援や福祉などの各施策で意識し合っている両市は、移住促進策でも競り合ってきた。タッグを組むのは異例で、静岡県東部のほかの市町が関心を寄せている。  山と海に囲まれ、人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」の舞台にもなった沼津市と、新幹線駅を擁して東京と行き来する利便性の高い三島市。バスツアーは互いの“売り”をそれぞれにPRできる上、隣接しているため移住希望者が1日で比較しやすいことから、共催が実現した。  取り組みは相乗効果を狙い、定期的に行っていく。人口減に

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  • 旧耐震基準の老朽住宅 住んでいても補強可能【東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える 第1章 危機意識の低下③/いのち守る 防災しずおか】

     いつ起きるか分からない南海トラフ地震に市民はどう備えるべきか。自治会・自主防災会会長の東海駿河[とうかいするが]さん(71)と妻の伊豆美[いずみ]さん(66)、長男の遠州[えんしゅう]さん(36)親子、長女の富士子[ふじこ]さん(33)の3世代をモデルに、自助、共助の取り組みを考える。  地域の公民館で開かれた自主防災会の会合後、東海駿河さんは副会長の大池将斗さん(70)から相談を受けた。築50年で老朽化した自宅の木造住宅を耐震補強したいが、費用や効果などがよく分からないという。  「高齢者世帯なので『家にお金をかけても』と思ってきたが、熊本地震などで住宅が倒壊した姿を見て心配で」と大池さ

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  • 高校生ラジオ オンエア! 視点生かした企画、機器操作まで エフエム御殿場 地元4校生 軽快に

     コミュニティーFMラジオ局「富士山GOGOエフエム(エフエム御殿場)」の企画でオリジナル番組の制作に取り組んできた御殿場市、小山町の4高校の生徒たちが12日、番組収録に臨んだ。高校生らしい視点から地域に物申したり人気店舗を紹介したりして、リスナーを楽しませた。 御殿場、御殿場西、御殿場南、小山の4高校の生徒12人が、番組の企画から進行、放送機器の操作まで全て担う実践的な体験。同日正午にディレクター役の生徒が「収録開始」の合図を出し、パーソナリティー役の生徒は緊張した面持ちで番組をスタートした。各校での独自調査を基にした高校の制服や校則、部活動、恋愛などの「あるある」を発表するコーナー、地域の

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  • J3沼津応援ソング 準備着々 歌手フルヤさん サポーターと収録

     3月ごろからサッカーJ3アスルクラロ沼津の応援ソングの制作を進めているシンガー・ソングライターのフルヤトモヒロ(本名・古谷智浩)さん(41)=裾野市=が12日、サポーターやファンを集めて、沼津市のスタジオ「ミュージック ラフェスタ」で歌のかけ声や手拍子を収録した。13日も行い、9月のホーム戦でのお披露目を目指す。 12日はサポーターら約10人が参加した。かけ声はチーム名など3種類。フルヤさんからは「言葉を鋭く発音してみて」「いつもの試合みたいに声を出して」と助言があり、参加者は気勢を上げて録音に臨んだ。 長年チームを応援しているという三島市の和泉隆弘さん(49)は「歌がスタジアムに流れるのが

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  • 全国高校総体 登山女子で富士、3度目頂点 男子は沼津東3位

     全国高校総体(インターハイ)は11日、北海道で行われ、静岡県勢は登山女子の富士が4年ぶり3度目の優勝を飾った。大友萌々佳、置田百香、松村陽菜、山田純伶の4人で100点満点中99・5点をマークし、2位千葉東と0・1点差で頂点に立った。男子で初出場の沼津東は3位だった。 4人一丸“満点”踏破  北海道の山々を力強く歩き回った。100点満点の減点方式で争う登山で、女子の富士が失ったのは初日の筆記の0・5点だけ。その後の3日間は十勝岳、黒岳、旭岳を4人一丸で“満点”踏破した。「筆記の減点で厳しいかと思ったが、あきらめず取り組んでくれた」と諸戸監督。4

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  • 屋台並び演奏、花火も 三島スカイウォークで祭り始まる

     三島市の大つり橋「三島スカイウォーク」で11日、「スカイウォーク夏祭り」が始まった。14日まで。 つり橋を渡った北エリアでは飲食や射的、ヨーヨー釣りなどの屋台12店舗が並ぶ。 沼津市の飛龍高和太鼓部の演奏や打ち上げ花火も披露された。東京都から観光で訪れた高橋潤君(11)は「射的が楽しくて、屋台の食べ物はおいしかった」と話した。 12日以降も手筒花火や三島市で活動するしゃぎり芝町青年会などによる演奏会を行う。お盆の期間中は早朝と夜間の入場料を割安の特別料金に設定して来場を呼びかけている。詳細は三島スカイウォークのホームページへ。

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  • 記者コラム「清流」 ハレの日 心の潤い

     沼津市中心街に威勢のいいかけ声と鳴り物の音色が響いた。7月の週末、県東部有数のイベント「沼津夏まつり・狩野川花火大会」が開かれた。コロナ対策を全廃した4年ぶりの通常開催で、市内のみこしが集まる「みこし渡御」も復活。法被をまとい軽快な足取りで担ぐ人々に心が躍った。  夜、花火の見物客でごった返した。ほとんどの人がマスクをせず、解放感と活気があり、外国人観光客も多く見かけた。花火が打ち上がり始め、あたりを見回すと全員が空を見上げていた。光に照らされた笑顔を見た時、この光景だけで祭りの意義があったと思えた。  物価高、猛暑、凶悪事件の発生などのニュースで気が重くなりがちな今夏だが、まさに「ハレの日

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  • ラブライブ「幻日のヨハネ」 10月までショップ開店 新東名上り駿河湾沼津SA

     沼津市の新東名高速道上り駿河湾沼津サービスエリア(SA)に10日、同市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」から派生した新作「幻日のヨハネ」のプレミアムショップがオープンした。10月29日までの期間、ショップ限定のグッズなどを販売する。  同SAでのラブライブ関連の店舗開設は4年ぶり。店舗には、アニメの主人公たちの缶バッジやアクリルスタンド、同SAをモチーフにした建物を描いたクリアファイルなど50種類以上が並ぶ。購入金額に応じ、特製のブロマイドをプレゼントする。キャラクターの等身大パネルを置いた撮影スポットも設置した。  SA内の飲食店「富士山高原いでぼく」と「家族庵~Family

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  • 議場がコンサート会場に 9月10日開催 沼津市議会100周年記念

     沼津市議会は9月10日、同市議会開設100周年を記念したミニコンサートと講演会を、市役所内の本会議場で初めて開く。通常は議員や市幹部しか入れない“聖域”に舞台を設け、市民に議会を身近に感じてもらう。  観覧募集は8日始めたが、初日に定員の50人が埋まる盛況ぶり。高橋達也議長は「市民に予想以上の関心を持ってもらい、ありがたい」と期待する。  コンサートは同市出身のハープ奏者久保直子さんらの音楽グループ「大和心(だいわしん)」が出演。講演会は落語家の林家木久蔵さんが「木久蔵の仕事と子育て」と題して講演する。  議場でのコンサートは県内で三島市や掛川市などで開催例がある。高

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  • 信金中央金庫に紺綬褒章を伝達 沼津市

     企業版ふるさと納税の制度を活用して沼津市に1千万円を寄付し、国から紺綬褒章を受けた信金中央金庫への褒状伝達式がこのほど、市役所で開かれた。頼重秀一市長が静岡支店の高木恵証支店長に手渡した。 同金庫は創立70周年に合わせて、2020年度、市の「リノベーションまちづくり事業」に寄付した。市が再開発に力を入れていることから沼津信用金庫が寄付先として同事業を推薦したという。頼重市長は「中心市街地の再開発に向けて、事業はこれからが重要になる。大変ありがたい」と感謝した。高木支店長は「空き家問題などの地域課題により一層取り組む」と話した。

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  • 商店街の共同施設 電気料増加分支援 沼津市

     沼津市は、電気料金の高騰を受け、市内の商店街が共同で利用する施設の電気代について、増加分を支援する。対象は市内の商店街振興組合と準ずる団体が管理する街路灯や駐車場、組合事務所などの電気料。2021年度と22年度それぞれの電気料の合計を比べ、千円未満を切り捨てた増加分全額を支援する。予算は250万円。 申請は9月15日まで、市役所に持参するか郵送で受け付ける。問い合わせは市商工振興課<電055(934)4748>へ。

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  • 沼津の戦争史跡 児童ら巡り驚き 明治史料館が催し

     沼津市明治史料館は10日、市内に残る戦争の痕跡を訪ねる「平和を考える戦争史跡めぐり」を開いた。小学生の親子連れら7人が学童集団疎開の受け入れ施設など6カ所を見て回り、戦争の悲惨さや当時の生活に思いをはせた。 同市は1945年に計8回の空襲を受け、7月17日の「沼津大空襲」では市街地の9割ほどが焼けた。一行は同館の学芸員木口亮さんの案内で、市中心部の御成橋にある空襲の被弾跡や同市下香貫にある海軍技術研究所跡地を訪ねた。東京都から約120人の児童が疎開した学園の建物(我入道)も見学した。 第五小4年の鈴木さくらさん(10)は「戦争の跡が沼津にこんなにあると思わなかった」と驚いた様子だった。

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  • 86歳で夢実現、画廊オープン 半世紀余の店閉じ再始動 沼津の梅野さん

     沼津市三枚橋町で半世紀余、時計・眼鏡販売店「水晶堂」を営んだ梅野郁夫さん(86)が11日、昨年末閉店した店をギャラリー「水晶堂画廊」として再オープンする。絵画が趣味の梅野さんや仲間が描いた作品を並べ、夢だった“第二の人生”の舞台が幕を開ける。  佐賀県出身の梅野さんは高校卒業後、兵庫県や三島市の時計店で修行後、1965年に28歳で沼津市内に水晶堂を開業。数年前から高齢もあって時計の修理など細かな手仕事の出来栄えに満足できなくなり、後継者もいないことから「もう潮時」と閉店を決断した。  「仕事はきちんとやってきた」と自負する梅野さんの息抜きだったのが、登山と絵画。画材

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  • ⚽元日本代表の川又「結果で返す」 J3アスルクラロ沼津に新加入

     J3沼津に新加入した元日本代表FW川又堅碁が9日、沼津市のセレステグラウンドで行った練習後、「チームに感謝の気持ちでいっぱい。結果で返したい」と胸中を明かした。1月の右足首手術を乗り越えての加入。術後の回復は順調で、チームの上位進出に貢献すると誓った。  川又は2015年に日本代表に初選出された。17年から3年間、磐田でプレー。20年に移籍した千葉を1月に退団し、3日に沼津入りした。  リハビリを続けてきた足の調子は「かなりよくなっている」と川又。中山雅史監督は「積極的に声を出してくれて、チームのカンフル剤的存在。自分を高めてほしい」と期待する。  背番号は磐田時代と同じ20。「同じくらい活

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  • 複合施設完成は2030年度 沼津駅南・大手町再開発 地上25階建て誕生へ

     JR沼津駅南口で調整が進んでいる大手町と仲見世の両商店街の再開発事業で、メインの複合施設が2030年度に完成する見通しになったことが9日までに、関係者への取材で明らかになった。住居や商業施設、駐車場などが入り、地上25階建て(高さ約90メートル)の計画。同駅南の複合施設「イーラde」(地下1階、地上20階)などを上回る県東部で最大規模の高さの建物が誕生する。  関係者によると、今秋にも都市計画の素案を市に提示する。26年度から建物の解体、翌年度から本体工事に着手する運び。都市計画決定の時期によって前後する可能性もあるという。  整備するのは駅南から沼津港へ延びる「さんさん通り」沿いの大手町商

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  • 沼津駅南口 再開発にコンセプト「商店街の面影生かす」

     JR沼津駅南口(沼津市大手町)の再開発は、老舗の大手町と仲見世の両商店街の面影や特徴を生かす方向で事業化を目指す。9日までに明らかになった概要では、歴史・文化の継承や未来へ向けた新たなにぎわいの拠点づくりなどをコンセプトにした。  概要をまとめたシティコンサルタンツ(東京)によると、「NUMAZU♡HEART♡SQUARE~ヒト・クラシ・ミライがつながる~」をキャッチフレーズとし、中心市街地にふさわしい街並み景観の共創、豊かな自然環境の中での街なか居住の実現を目指すという。  「ヒト中心の公共空間の創出」などを示した市中心市街地まちづくり戦略や、第2次市都市計画マスタープランを生かした。

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  • ⚽J3アスルクラロ沼津 持井選手「3試合連続得点へ」 13日ホームで相模原戦

     サッカーJ3アスルクラロ沼津は13日、20位のSC相模原とホームの愛鷹広域公園多目的競技場で対戦する。順位は5位と上位を維持するが、前節では、序盤押し気味に進めながらも勝利に結び付けることができなかった。前々節から2試合連続で先制点を決めたMF持井響太選手は「守備からどうやって攻撃につなげるかが課題。3試合連続得点を目指す」と意気込む。  前節の福島ユナイテッドFC戦は、前半5分に持井選手が先制するも、チャンスを生かし切れずに2点を奪われ、逆転負けを喫した。中山雅史監督は「立ち上がりは良いが中盤からボールを保持できなかった。チャンスをものにしていければ」と振り返る。  9日に行われた練習では

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  • 沼津市制100周年公演 9月、出身芸術家が“響宴”

     沼津市制100周年を記念した舞台芸術のコラボレーション公演が9月1日午後6時半から、市民文化センターで開かれる。国内外で活躍する同市出身のフラメンコ、和太鼓、バレエの芸術家たちが共演する。  公演は「スペシャルアートステージ~響宴(きょうえん)~」(市教委など主催)。フラメンコ舞踏家久保田晴菜さん、和太鼓奏者はせみきたさん、バレエダンサーで東京バレエ団所属の芹沢創さんが出演する。地元の奏者、ダンサーと共演するほか、ジャンルを超えたステージを繰り広げる。  このほど久保田さんとはせさん、城井二葉・開催委員長が市役所を訪れ、頼重秀一市長らにPRした。久保田さんは「公演を通じて他ジャンルとの芸術の

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  • オランダ飲食会社 静岡県農水産物を視察

     世界各国の水産物を欧州に輸入し、飲食店や食材宅配サービスなどを運営しているホッカイスイサン(オランダ)のノーデンボス・マリナス最高経営責任者(CEO)がこのほど、本県に滞在し、自社ブランド拡大に向けて県内各地の農水産物を視察した。地元行政や金融機関の関係者と静岡市のホテルで懇談し、今後のビジネス展開について話し合った。  マリナスCEOは水産物以外の自社ブランドを開発する方針で、本県ではお茶に注目した。オランダでは苦みの強いお茶は好まれず、「まろやかな味から提案し、食文化を育てていきたい。まずはお茶のアイスクリームも良いかもしれない」と語った。オーガニック茶に対するオランダの評判については「

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  • 台風2号義援金 13市町に488万円 静岡県

     静岡県は9日、6月の台風2号災害に伴う義援金の第1回配分額を公表した。被災した13市町に対して8月中に488万7千円を送金し、市町を通じて被災者に配分される。  市町別の配分額は浜松市が199万3千円で最も多く、全体の4割を占めた。沼津市139万2千円、磐田市65万3千円、富士市30万6千円と続いた。  配分単価は死者が11万3千円、軽傷者が2千円。住宅被害は全壊11万3千円、半壊5万6千円、床上浸水1万1千円などとした。  県や県社会福祉協議会などでつくる配分委員会が8日に会合を開き、義援金の配分額を決めた。県福祉長寿政策課によると、7月25日時点の受け入れ総額は569万8334円。  県

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  • JR沼津駅南口「実験広場」整備へ 24年度から 市街地にぎわい創出

     都市再生機構(UR)は2024年度から、所有するJR沼津駅南口の旧西武百貨店沼津店本館跡地(沼津市大手町)について、市街地のにぎわい創出の「実験広場」として整備を始める。同跡地は沼津が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」の公式カフェなどがあり、23年度末までに同地での営業を終了する。市が7日開いた市中心市街地まちづくり戦略会議で示した。  同跡地は約830平方メートル。13年の百貨店閉店後、14年から西側が「雄大フェスタ」、東側が日産レンタカー沼津駅前店として利用されている。「ラブライブ!」の公式カフェは「雄大フェスタ」に16年に開店した。同跡地は現在、鉄道高架事業に関連した暫定利

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  • ⚽J3アスルクラロ沼津「ラブライブ!」ユニホーム販売 伝統の「沼津垣」表現 10日から

     サッカーJ3アスルクラロ沼津は10日午後6時から、沼津市が舞台のアニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」とのコラボレーションユニホームの受注販売を始める。18日まで。  昨年に続き、2度目のコラボユニホーム。駿河湾からの強い西風と砂を防ぐために、江戸時代に盛んに作られた地域伝統の竹垣「沼津垣」の編み込みを、アニメに登場するアイドルグループ「Aqours(アクア)」のメンバーカラーで表現した。ボディーカラーは駿河湾や沼津茶をイメージしている。  鎖骨部分に「Aqours(アクア)」のロゴを入れたほか、背中に登場人物9人の名前と番号を入れたデザインも用意した。  11月5日と19日のホーム戦2試合で

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  • 世界の船員 山駆け巡る 沼津・伊豆でトレイルラン企画

     新型コロナ禍で入港や下船の拒否、船員のコロナ感染など厳しい状況に見舞われた世界中の船員を勇気づけようと、英国を拠点にする世界規模の支援団体が静岡県を舞台に取り組みを始動した。第1弾として開催したのは沼津、伊豆両市を舞台にした「トレイルラン」。コロナ禍で疲弊した仲間同士が富士山と伊豆半島の雄大な自然を満喫し、心を新たにした。  団体は世界各国で船員を支援する「ミッション・トゥー・シーフェアラーズ(MTS)」。5月下旬の開催当日は19カ国から20~60代の約190人の船員、海運従事者らが参加した。参加者らは3人一組のチームを作り、2日間にわたり山中を駆け巡る「トレイルラン」を楽しんだ。海上輸送を

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  • イタリアのプロフットサルチームへ 原川選手(沼津出身)活躍誓う

     7月まで日本女子フットサルリーグの「フウガドールすみだレディース」(東京)に所属した原川菜々子選手(24)=沼津市出身=が、イタリアプロリーグセリエAのアトレチコ・フォリーニョへ移籍する。セリエA唯一の日本人選手で、8日は市役所を訪れて頼重秀一市長に新天地での活躍を誓った。  原川選手は幼稚園時代にサッカーと出合い、アスルクラロ沼津ガールズで経験を積んだ。沼津三中から十文字高(東京)を経て、明治大在学中から日本女子フットサルリーグのチームで活躍した。8月24日から新チームに合流し、9月からのシーズンに備える。原川選手は「セリエAには強豪国ブラジルの選手が多い。互角に戦えるよう経験を積み、日本

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  • 地域農次代に継ぐ JAふじ伊豆組合長/梶毅氏【サンフロント21懇話会~熱き地域人】

     -合併後の事業進捗(しんちょく)状況は。  「組織再編を含め、合併前から計画していたことは着々と対応を進めている。一方、同じ信用、共済、経済事業でも各JAで独自のやり方があった。それぞれの特色を生かしながら、ふじ伊豆のスタンダードを作っていきたい」  -農業の現状と課題は。  「資材の高騰、サプライチェーン(供給網)の混乱、自然災害の激甚化など取り巻くリスクは大きくなっている。新たなリスクへの備えを強化し、売価に対して消費者に理解を求める努力が必要だ」  -地域活性化にどう貢献していくか。  「多種多品目生産がJAふじ伊豆の強み。安全で安心な農畜産物を消費者に届ける。同時に生産者も消費動向

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  • 「するがの極」 三島、函南でも 沼津、推進協議会が総会

     静岡県東部のブランド米「するがの極」の生産者や自治体でつくる推進協議会はこのほど、通常総会を沼津市で開き、本年度の活動計画を決めた。新たに三島市と函南町で試験栽培が始まり、本年度は前年度比18・0%増の186・9トンの収穫を見込む。  生産意欲向上と品質平準化を目的に独自の表彰制度を導入する。生産拡大のため三島市と函南町の生産者向けに説明会を開催する。  梶毅会長(JAふじ伊豆組合長)は、2026年度の収量目標400トンの達成に向けて「生産地拡大とブランド化を進める」とあいさつした。降水量増加や日照不足によって例年より1週間生育が遅れているものの、収量に影響する状況ではないと報告された。  

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  • 材料三つ混ぜたら… スライムできた!! 高校生ら先生に寺子屋 沼津・門池

     沼津市の門池コミュニティ推進委員会は8日、地域の子どもたちを対象とした「夏休み門池ワクワク寺子屋」を同市の門池地区センターで開催した。夏休み期間中に実施した4日間のプログラムの最終日で、23人が地域の高校生らと交流を深めた。  高校生と地域住民がボランティアを務め、児童の夏休みの宿題を解説したり、沼津東高科学部化学班による人工イクラ作りなどの体験型化学実験をしたりした。児童が熱心に取り組んだのはスライム作り。生徒から材料となる洗濯のりと水、ホウ砂の適正分量を教えてもらいながら箸で混ぜて形を作り、好きな色の食用色素で色を付けた。  門池小4年の宮村悠輝君(9)は「説明も分かりやすく、勉強した後

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  • 大自在(8月8日)つかみどころ

     沼津市で勤務していた時、狩野川の河口で鵜[う]と大ウナギの壮絶な格闘を目撃したことがある。獲物を飲み込もうとする鵜と、そうはさせじと首に巻き付くウナギ。いったんは逃れたウナギを追いかけ、再びくわえて水面に顔を出す鵜。そんなことが何度か繰り返され、結局はウナギが逃げ切った。  「鵜が飲み込むのに難儀したので『鵜難儀』、だからウナギ」。命名の由来を説く落語が、思わず頭に浮かんだ。細長いニホンウナギの稚魚が他の魚に食べられても、エラのすき間から脱出することができたという研究報告もある。  シラスウナギの不漁が続く中、官民が完全養殖を試行錯誤している。ウナギの生態は近年解明が進んだとはいえ、いまだ謎

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  • 沼津・花いっぱいコンクール 塩満倶楽部 地域団体V 100周年賞も

     沼津市はこのほど、市制100周年を記念し、地域で花壇作りに努めた個人や団体を表彰する「花いっぱいコンクール」の入賞作品を決定した。地域団体部門の最優秀賞には、塩満倶楽部・しおみちエコ運動推進会を選んだ。同団体は、市制100周年を記念した要素を盛り込んだ花壇を選ぶ「100周年賞」も受賞した。  地域団体、個人、学校・公共施設の3部門に計42件の応募があった。このうち、23件は100周年部門にも重複して応募があった。表彰式は23日に市役所で開く。  その他の受賞者は次の通り。  【地域団体部門】優秀賞 花華の会(上本通り自治会・上本通り商店街振興組合)▽奨励賞 岡宮自治会  【個人部門】最優秀賞

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  • 「育成する人物像」 教育関係者が議論 沼津、静岡県立高再編地域協議会

     静岡県教委は7日、県立高の再編案を盛り込んだ第3次長期計画を再検討する沼駿地区地域協議会の沼津部会を沼津市の県東部総合庁舎で開いた。地域の教育関係者ら約20人が、地域の公立高校の将来像を念頭に、育成したい人物像や必要な教育内容について議論した。  人物像については、地域に関わる人材や、変化する時代に対応できる人物を求める意見が出た。教育内容については、地元研究機関との連携で特徴を出すべきとの声や、特別な支援の必要な生徒の公立高校での受け皿を求める要望が出た。  池上重弘県教育長は「地域とのつながりが必要との声が多かった。次へのイメージが共有されてきた」とし、11月以降に開く次の会合で、グラン

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  • あしたか訓練校 学生4人PR隊員 沼津

     静岡県立あしたか職業訓練校(沼津市宮本)はこのほど、学生4人をPR隊員に任命した。活動状況を母校の教員に伝え、新入生確保につなげる。  山脇和哉校長が委嘱状を手渡し「皆さんの成長した姿を見せれば母校の先生は喜んでくれ、本校のPRになる」と呼びかけた。4人は「アビリンピックの県大会で1位になったことを報告する」などと決意表明した。  訓練校は障害のある人に1年間の職業訓練を行う。コンピュータ科と生産・サービス科の2科4コース。障害者法定雇用率上昇を背景に、企業が特別支援学校などの卒業生を直接採用することが増えた影響で、近年は定員割れが続く。山脇校長は「生活と技能の両面で社会人としての基礎が身に

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  • 沼津商高生が税務署業務体験 模擬調査や差押調書作成

     沼津商高(清水町)の2年生4人がこのほど、沼津市の沼津税務署で業務を体験した。2日間、模擬税務調査や差押調書の作成に取り組み、山本一朗署長から決裁をもらうなど実践に即した作業をこなした。  1日目は職員から国税庁について説明を受け、仕事内容を動画で確認した後、署内を見学。窓口業務の税務手続きを学び、確定申告書の作成を体験した。2日目は演習を中心に行い、最後に山本署長へ報告した。  国税局への就職を目指しているという石黒瑛さん(16)は「具体的にどんな仕事をしているのか、イメージの解像度が上がった」と振り返った。山本署長は「正義感を持ってできる仕事。興味を持ってくれるとうれしい」と話した。

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  • 海の魅力 SUPで満喫 沼津、児童向け体験会

     子どもたちに海の魅力を伝える沼津市のボランティア団体NPO法人東駿河湾マリンスポーツ振興会(大川瞬代表)は6日、同市の牛臥海岸でスタンドアップパドルサーフィン(SUP)の体験会を開いた。沼津第三小校区のサッカースポーツ少年団「FCテルセーラ」を招待した。  同少年団の児童約20人が参加した。大川代表らインストラクターがボードの立ち位置やパドルの動かし方などの操作方法と、海での危険の対処法を伝授。児童はボードをすいすいとこいだり、上に寝そべったりして海のアクティビティーを満喫した。  (東部総局・菊地真生)

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  • 文字通りの地獄 父が見た広島 次代に継ぐ 伊豆の荻沢さん、19年ぶり式典【戦後78年 しずおか】

     広島は6日、「原爆の日」を迎えた。静岡県遺族代表として広島市の平和記念式典に参列した伊豆市の荻沢はるみさん(63)は、父の稔さん(享年74)が旅立った翌年2004年以来の出席を果たした。原爆の悲惨さを語り続けた父の思いを継ぎ、核なき世界へ祈りを込めた。  1945年8月6日、旧制中学1年だった16歳の稔さんは広島市南部の造船所にいた。爆心地から約4・5キロ、午前8時15分。勤労動員で海上で作業中、鉄板の下にいたところに「ドーン」という大きな衝撃とともに閃光(せんこう)が飛び込んできた。キノコ雲が立ち上り、見渡す限り何もなくなっていた。恐怖でガタガタと震える稔さんの体。光が遮られ「まるで夜のよ

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  • 国1で死亡事故連続 沼津署など、深夜中心に対策強化

     沼津署などは、7月に沼津市の国道1号で交通死亡事故が連続発生したことを受け、深夜時間帯を中心に事故防止対策に力を入れている。  同市岡宮の共栄町交差点では7月下旬に、速度や信号などルールが守られているかを確認する交通指導取り締まりを実施した。別の日の深夜には、可搬式速度違反自動取締装置を使った速度取り締まりを同市原で行った。8月以降も定期的に取り締まりを継続する。  同市の国道1号では7月中旬の1週間で、2件の交通死亡事故が発生した。道幅が広く、同署の斎藤幸治交通官は「深夜は信号無視や法定速度の大幅超過が多い。大事故につながるリスクも大きい」と話した。

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  • 金魚「ランチュウ」泳ぎは、姿は… 愛好家 掛川で研究会

     金魚の品種「ランチュウ」の愛好家でつくる「遠州らんちう会」(鈴木順治会長)が6日、当歳魚の研究会を掛川市の邦和工業で開いた。  今年の冬から春にかけて生まれた当歳魚約60匹を出展。審査員は白いたらいに1匹ごと入れられたランチュウの泳ぎ方や色、体のバランスなどを審査した。  1位に当たる東大関は山ノ内勝巳さん(沼津市)、2位の西大関は杉浦邦彦さん(浜松市)が選ばれた。

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  • 姉妹都市提携60年祝う 沼津市と米国・カラマズー市 中学生が互いの町PR

     沼津市は5日、米国・カラマズー市との姉妹都市提携60周年を祝う記念式典・交流会を同市のプラサヴェルデで開いた。オンライン形式で実施し、両市の中学生が互いの町の文化や魅力を紹介し合った。  計24人がグループごとにプレゼンした。沼津の観光地を題材にしたグループは、新鮮な魚を食べたり釣りを楽しんだりすることができる沼津港や、市内を一望できる大型展望水門「びゅうお」、特産品の寿太郎ミカンを取り上げた。カラマズー市の中学生は、図書館や公園をPRした。  両市は1963年7月に姉妹都市提携を締結。以来、市民訪問団や交換留学生の派遣など、活発な交流を続けてきた。沼津市の頼重秀一市長は「言葉や文化の違いを

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  • 郷愁漂う昭和の喫茶 評判 “古くて新鮮”若者も魅了 沼津のケルン

     「昭和すぎる」「ザ・昭和」と評判の店が沼津市にある。沼津駅南口、沼津新仲見世商店街の喫茶・軽食ケルン(大手町)。50年以上ほとんど変わらないという店内は郷愁が漂う。過ぎた時代を懐かしむ中高年に加え、“古くて新鮮”な世界に引かれて若者も集う。  トンネルのような通路を通り抜け、重いガラス扉を開くと、洋風の名前に似つかない和風空間が現れる。年季の入ったテーブルと椅子。障子の奥には、坪庭がひっそり。客が土産として持ち込んだ日本人形やこけしが、そこかしこに並ぶ。  「実家に帰ったように感じて落ち着く。一日中いられる」。近くに住む石田美智枝さん(69)は毎日のように訪れ、オム

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  • 沼津と三島、移住促進ライバルが初タッグ “先輩”との交流会やバスツアー

     静岡県東部の雄を巡り競い合う沼津と三島。このライバル同士が移住者確保へ初めてタッグを組み、5日、先輩移住者との交流会やバスツアーを開いた。移住を希望する首都圏や関西方面などのシニア夫婦や幼児を持つ若夫婦など15人を両市に案内。互いの良さを発信するとともに、定期的に重ねて広く県東部への移住促進に発展させる考えだ。  「長所感じて」 合同でツアー  「生活圏は同じ。一緒にできないかと提案した」と沼津市移住定住推進室の前原正樹室長。三島も同じ県東部で連携するのは必要と応じ、参加者が1日で両市を巡って特徴を感じてもらう企画にこぎ着けた。昨年度の移住者数は、沼津が県内3位、三島は5位。相談体制の充実に

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  • 花火千発 夏空彩る 原・浮島の夏まつり 沼津市

     「第46回原・浮島ふるさと夏まつり」(実行委主催)が5日、沼津市の原地区センターで開催された。4年ぶりにコロナ禍前の規模で実施し、フィナーレの花火などで多くの地元住民らの歓声が響き渡った。  地域の店や団体が、フルーツジュースや焼きそば、輪投げなど約20店舗を出店した。ステージイベントでは、ボランティア出演したパフォーマー信号(しんご)さんによる水晶玉を使った大道芸や、もち投げ大会などで盛りあがった。  花火は約千発打ち上げられ、夏の夜空を飾った。

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  • “熟成30年” カプセル開封 「沼津を次代へ」思い新た 市民憲章推進協が市制70周年で埋設

     沼津市市民憲章推進協議会(竹村喜次会長)は4日、1993年の市制70周年を記念して同市千本浜公園に埋めたタイムカプセルを開封した。当時、今年の100周年に合わせて取り出そうと決めていた。広報誌や協議会の活動をまとめた資料、市勢要覧などの記録類が収められていて、関係者は当時を想起しつつ、古里に対する市民の思いを次代へ引き継ぐ気持ちを新たにした。  タイムカプセルはステンレス製の円筒形。94年7月、園内の市民憲章碑の前に埋設した。関係資料のほか、憲章碑建立の募金協力者の芳名録と当時の桜田光雄市長のメッセージも同封。保存状態は良好で、関係者は手に取って懐かしんだ。竹村会長は「節目に立ち会い、大変誇

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  • 静岡人インタビュー「この人」 スルガ銀行の「営業本部温泉部長」寺田聡さん(横浜市)

     スルガ銀行公式サイトで静岡、神奈川県と伊豆諸島の温泉やグルメ、観光名所を紹介する「井伊部長の温泉グルメ探訪」。井伊湯種(いいゆだね)のペンネームで連載リポートを担当する。コロナ禍で休止していたが、今年5月、2年半ぶりに連載を再開した。普段は横浜市内の支店に勤務する。59歳。  -連載を始めたきっかけは。  「スルガ銀行の主要営業エリアには伊豆、箱根、湯河原などの温泉地がある。行内で地域活性化につながる貢献事業を考えていた時、後輩が各地の素晴らしい温泉や食べ物を多くの人に伝えたい、と発案した。温泉マニアだった自分が担当に決まり、2013年にスタートした」  -いつから温泉好きに。  「沼津市の

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  • 男女共同参画で知事褒賞を報告 沼津のNPO

     NPO法人Woman’sサポート(沼津市、曽根原容子理事長)は4日、女性の起業支援などが認められ、本年度の県男女共同参画社会づくり活動で知事褒賞を受賞したことを頼重秀一市長に報告した。 曽根原理事長ら5人が市役所を訪れた。同NPOは先輩起業家による座談会を通して起業や社会進出に関心のある女性を後押ししたり、市と連携してセミナーを開いたりしている。今回は男女共同参画推進の部(団体)での受賞となった。 曽根原理事長は活動の意義を強調した上で、「意欲のある人たちを今後もサポートしたい」とした。 

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  • 防災情報 SNSで若者へ 関東大震災100年で強化 県東部地域局 積極発信

     静岡県東部でも大きな被害を受けた関東大震災発生から100年の節目に合わせ、県東部地域局がSNSで防災情報の発信を強化している。主に20~30代の防災意識の向上につなげたい考えだ。 8月1日から連日、X(旧ツイッター)に投稿している。まずは県内外の被害状況を写真も交えて伝えている。インスタグラムやネット投稿サイト「note」も今後活用する。 同局によると、1923年9月1日に発生した関東大震災では県内の建物2298軒が全壊し、死者・行方不明者は443人。熱海市と伊東市には津波が襲い、御殿場市と小山町では建物の倒壊が相次ぐなど県東部に被害が集中した。 津波到達地点を示す石碑や供養塔などが各地に残

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  • 幼児や小中生 ピアノ演奏披露 沼津でコンクール

     39回PTCピアノコンクール(実行委主催、丹沢楽器店共催、静岡新聞社・静岡放送後援)が3日、沼津市の千本プラザで開かれた。 県東部を中心に幼児から中学生まで約50人が出場した。5部門に分かれて、ショパンやブルグミュラーの楽曲を情感豊かに奏でた。 各部門の結果は次の通り。 A部門(幼児) 金賞 金刺明日香(沼津市)銀賞 市瀬瑛茉(長泉町)銅賞 加藤壮真(裾野市)▽B部門(小学1、2年) 金賞 中山心結(富士宮市)銀賞 和藤沙奈(清水町)銅賞 望月陽葵(富士宮市)、吉川侑輝(裾野市)▽C部門(小学3、4年) 金賞 佐野妃崎(富士市)銀賞 池原舞(沼津市)銅賞 本間陽乃(裾野市)▽小学生部門(小学

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  • 沼津市、商議所、三井住友海上 SDGs推進へ包括協定

     沼津市と沼津商工会議所、三井住友海上火災保険はこのほど、SDGs(持続可能な開発目標)に関する包括連携協定を結んだ。市が掲げる脱炭素社会実現をはじめ、SDGsの推進に向けて3者が協力する。 連携事項には市民や事業者への啓発や中小事業者への支援などを盛り込んだ。協定に基づき、三井住友海上は二酸化炭素(CO2)排出算定ツールを商議所加盟事業所に提供するほか、市が創設したSDGs推進パートナー登録制度に関するセミナーに講師を派遣する。 市役所で開かれた締結式で、商議所の紅野正裕会頭は「個々の企業が協定を実行に移すことが大切」と強調。三井住友海上の谷口健一静岡支店長は「当社の経営支援部門での経験を基

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  • 熱中症2人重症、16人搬送 3日の静岡県内

     静岡県内で3日、熱中症とみられる症状で少なくとも16人が救急搬送された。うち、浜松市西区の男性(58)と沼津市の男性(71)の2人が重症。  浜松市消防局によると、西区の男性は自宅駐車場で倒れてけいれんを起こしているのを通行人が発見した。駿東伊豆消防本部によると、沼津市の男性は親族の家にいたところ、脱水症状で体調が悪化したとみられる。  県内は浜松市天竜区佐久間と三島市で35度を超える猛暑日となった。4日の予想最高気温は静岡と三島などで34度の見込み。環境省と気象庁は熱中症警戒アラートを発表し、注意を呼びかけている。

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  • SBS杯ユースサッカーPR 県協会長ら静岡市長訪問 大会見どころ紹介

     17日に開幕するSBSカップ国際ユースサッカー(日本サッカー協会、県サッカー協会、静岡新聞社・静岡放送主催)を前に、県サッカー協会の大石剛会長ら関係者が3日、静岡市役所静岡庁舎を訪れ、難波喬司市長に大会の見どころを紹介した。 大会は日本、韓国、パラグアイの各U―18代表と県内選抜の静岡ユースが出場し、総当たりで優勝を争う。大石会長は「海外の選手と戦う貴重な機会。日本代表も静岡ユースもモチベーションが高い」と説明した。難波市長は「歴史があり価値のある大会。継続して開催してもらい、ありがたい」と述べた。 同市では大会初日の17日に草薙総合運動場陸上競技場で「静岡―パラグアイ」(午後2時55分キッ

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  • 沼津市 小規模河川 土砂除去進む 台風備え 渇水期の作業前倒し 

     台風2号による大雨から3日で2カ月を迎えた。各地で浸水被害が出た沼津市は、管理する小規模河川に堆積した土砂の除去作業やポンプの復旧作業を進めている。通常、冬の渇水期に行う作業を前倒しして、本格的な台風到来期を前に被害の軽減を図る。 6月2~3日の大雨で同市では、床上浸水116件、床下浸水76件の被害が出た。特に浸水の大きかった原地区の住宅地を流れる沼川水系の東部前川では7月上旬、当初の予定を繰り上げて沼川第2放水路との合流部に近い720メートルの区間で、草刈りや、吸引車を使って約70立方メートルの土砂を除去した。市によると、水位が下がる効果があったという。 周辺の道路が一時冠水した浮島地区で

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  • 広域道路網整備促進 事業計画を決める 熱海・函南推進協

     熱海市と函南町の議員や首長らでつくる熱海・函南広域行政推進協議会は1日、2023年度初会合を同市役所で開いた=写真=。観光経済の活性化と防災面の強化を目指し、広域道路網の整備促進に関する要望活動などを盛り込んだ事業計画を決めた。 沼津市と神奈川県小田原市を結ぶ高規格道路「伊豆湘南道路」や、伊豆縦貫道大場・函南―函南インターチェンジ間(1・9キロ)の早期整備に向け、協調して関係機関への要望活動に取り組む。両市町の地場産品をそろえた日曜朝市を開催するほか、県道の熱海・函南線と十国峠・伊豆山線の改良整備を要請する。 役員改選も行い、会長に函南町議会総務建設委員会の野田哲郎委員長、副会長に熱海市議会

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  • スポーツなどで優秀成績 9個人と2団体 長泉町が表彰

     長泉町青少年問題協議会は2日、部活動や地域貢献活動に尽力した児童生徒をたたえる町善行模範者表彰式を町役場で行った。 2022年度にスポーツや文化活動で優秀な成績を収めた9個人と2団体が受賞した。池田修町長が表彰状を手渡し「目標に向かってひたむきに活動する姿は他の児童生徒の模範。飛躍を期待している」と激励した。 受賞した個人・団体は次の通り(所属と学年は22年度)。 【個人】宮口かほ(長泉小5)、関口楓花(日大三島高1)、永島美羽(飛龍高1)、木村優希(同3)、山田妃葡(静岡大成高1)、貴家ありさ(伊豆中央高2)、小林恵愛(同3)、田代由樹(沼津市立高2)、丸山政陽(沼津城北高3) 【団体】長

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  • 干物や唐揚げ 沼津ブランド認定 5品の事業者に商議所が認定証

     沼津商工会議所(沼津市)は2日、第13期沼津ブランドに選んだ5品を販売する事業者に同商議所会館で認定証を授与した。 認定を受けたのは、「炭室熟成ひもの」(かねせい水産)、「四代目弥平西京漬け」(マルヤ水産)、「沼津からあげ」(お弁当からあげの王様=三十飛)、「あおやまさおりのしんかいソーセージ」(SHINKAI)、「水口園自家煎(い)りほうじ茶」(水口園)。紅野正裕会頭は「商議所としても多くの方にPRしていきたい」と述べ、代表者に認定証を手渡した。 沼津ブランドは市内で生産、加工、水揚げした商品。今回はこだわりの水産加工品や、沼津産のサバ節などをだしに使った唐揚げ、未利用魚のソーセージ、沼津

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  • 冷却療法で社員の健康増進 沼津のイズラシ 地元製造業開発 「超低温」設備導入

     特殊ナットなどの製造・販売を手がけるイズラシ(沼津市大岡、堤親朗代表取締役)は今月から、社員の健康増進を目的に、全身を冷やして血行を良くするなどの効果が見込める超低温設備を社内の一角に設置した。設備は市内の製造業が開発し、プロスポーツ選手らの使用が増えている。イズラシは、自社で運営するトレーニングジムの利用者にも体験を促し、地元製造業の技術の発信も目指す。 設備は冷凍庫の形をし、マイナス120度近くに及ぶ。設備名は「クライオバス」。温度調節機器を製造するエイディーディー(同市宮本、下田一喜社長)が手がけた。新陳代謝の向上や筋肉疲労の回復などが期待でき、サッカー選手の間で広まっているという。着

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  • 自動運転高度化図る 静岡県、10月から公道走行実施へ

     静岡県は2023年度に計画している自動運転の実証実験について、10月に松崎町、11月に沼津市、12月に掛川市でそれぞれ公道走行を実施する方針を固めた。特定の条件下での無人走行を視野に入れた「レベル4」の実験は見送るものの、自動運転の実用化に向けて技術の高度化を図る。  自動運転は技術レベルによって5段階に分かれ、レベル4は完全自動運転の一歩手前となる。改正道交法の施行に伴って4月から解禁されたが、23年度の実験は22年度と同様に乗務員が運転席に座り、状況に応じて手動運転に切り替える「レベル2」を継続する。  国土交通省との協議などを踏まえ、「レベル4の実験は一般車両が混在する空間での手続きや

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  • 月川、金沢川の土砂除去へ 沼津市浮島地区 9月上旬から作業

     沼津市は9月上旬から、6月の大雨で土砂が堆積したいずれも浮島地区を流れる沼川水系の月川と金沢川で土砂を除去する。  月川は約740メートル、金沢川は約360メートルの区間で行い、それぞれ千立方メートル、770立方メートルの土砂を重機で取り除く計画。  両河川は6月2~3日の大雨で、木や竹などが入り込み、川の流れが悪くなっていた。応急措置として流木などを撤去したが、今後の大雨で河道がふさがるのを防ぐため、生い茂っている草や土砂を取り除く。  青木栄一農林農地課長は「水田が長期間冠水した場合に被害が大きくなる稲の収穫期前に土砂を除去し、河川機能の回復に努めたい」とした。  (東部総局・尾藤旭)

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  • 水辺清掃をたたえ 加藤さん父子ら表彰 国土交通省沼津河川国道事務所

     国土交通省沼津河川国道事務所はこのほど、河川や海岸の美化活動を長年続ける2個人2団体を表彰した。  沼津を世界一綺麗(きれい)にする会(宮崎大代表)と、加藤龍さん(47)・嘉人さん(12)親子=伊豆の国市=は2019年から、定期的に狩野川を清掃する。小さな親切運動県本部富士中央支部(三浦剛支部長)は年1回、約150人規模で富士海岸を清掃する。  両団体の代表者と加藤さん親子が辛嶋亨所長から表彰状を受け取った。嘉人さんは「活動中、ありがとうと声をかけられることがある。人から感謝されるのはうれしい。これからも続けたい」とはにかんだ。

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  • バスやタクシー事業者補助へ 沼津市が支援金

     沼津市は2日、燃料費高騰や新型コロナウイルスの影響を受ける市内のバス、タクシー事業者に対して支援金を交付すると発表した。  対象はバス145台、タクシー240台。車両1台当たりの給付額はバスが10万円、タクシー5万円(福祉タクシーは除く)。予算額は2500万円。  市によると、2022年度の市内路線バスの売上額は19年度に比べ約15%、タクシーは約35%減少している。コロナ禍からの売り上げ回復が緩やかで、路線維持や運転手確保が困難となっていることから、22年度に続き運行経費の補助を決めた。  申請期間は4~18日。問い合わせは市まちづくり政策課<電055(934)4759>へ。

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  • 沼津市役所の改革着々 若手職員 ICTなど5分野提言 市長「実現へ先頭に立つ」

     沼津市が進めている市役所改革が進捗(しんちょく)している。若手職員のプロジェクトチーム(PT)が職員意識や採用など五つの分野についてまとめた改革案を、市幹部に報告した。肝いり事業として後押しする頼重秀一市長は「実現へ先頭に立つ」と約束。現場レベルでの導入に向け、全職員間の浸透と理解の深化を急ぐ。  1日の報告会。頼重市長のほか、吉沢勇一郎、塚本秀綱の両副市長、〓谷明正理事を前に、5月から話し合ってきた職員意識と人事評価、職員採用、広報、ICTの分野ごとに説明した。いずれも提案の柱を設け、職員の士気向上と市民サービスの改善につなげて好循環を生み出すことを狙いとした。  隊長として仕切った政策

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  • 裾野市特産そば のどごし爽やか JA出荷検査始まる

     JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)は2日、裾野市特産「あしたか山麓裾野そば」の出荷検査を同市のそば工場で始めた。国内他産地に先駆け、4日から同市佐野のJA直営そば店「五竜庵」で新そばの提供を始める。  今年は梅雨期の長雨に見舞われたものの、7月中旬以降は好天に恵まれ、順調に収穫できたという。初日は実に殻のついた玄そば約1.3トンが集まり、JA職員が実のつまり具合と含まれる水分量を専用機で測定した。担当職員は「爽やかなのどごしの新そばを味わい、暑い夏を乗り切ってほしい」と呼びかける。  寒暖差のある富士山麓の裾野市はそば栽培の適地で、JAと市が遊休農地の有効活用策として2010年から産地化

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  • 34港の海の幸楽しんで! 10月28、29日にSea級グルメ全国大会 沼津市など ポスター、チラシ製作

     沼津市などは市制100周年を記念して10月28、29の両日沼津港で開く「Sea(シー)級グルメ全国大会in沼津」(実行委主催)の準備を進めている。ポスターとチラシをこのほど製作した。今回は大会史上最多の全国34港の出展が決まり、自慢の海の幸を使ったグルメを販売し、来場者の投票で“全国一”を競う。  大会は、国土交通省が登録したにぎわいを創出する港「みなとオアシス」が、「Sea級グルメ」とともに出展する。14回目の今回は、北海道から鹿児島まで海産物を使ったグルメが集う。沼津港は深海エビとアジの干物の「沼津小判めし」で挑む。当日は燦々(さんさん)ぬまづ大使のタレント間寛平

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  • 暑さ吹き飛ぶ川遊び人気 静岡県内のスポットを訪ねました【しずおかアウトドアファン】

     いよいよ夏本番。猛暑が続く中、「涼」を体感できる水辺は連日、多くの人たちでにぎわっている。近年は、身近な場所で自然に親しむことができる川遊びが人気だ。親子連れが気軽に楽しめるように整備された、静岡県内の遊び場を訪ねた。  「冷た~い」。河川敷の池に入った子どもたちの声が響く。安倍川の河口から16キロ上流の左岸。静岡市葵区牛妻で夏場に開かれる「うしづま水辺の楽校[がっこう]」には連日、大勢が詰めかける。安倍川の伏流水をためた池の水温は20度ほどで、この時季の水遊びに最適だ。 水路で魚の姿を追う親子連れ=7月中旬、静岡市葵区のうしづま水辺の楽校  河川敷には、石積み護岸で水をせき止めた池

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  • 新幹線「ドクターイエロー」 ヒマワリとの共演 フレームいっぱいに黄色の景色

     新幹線の点検用車両「ドクターイエロー」が1日午前11時15分ごろ、ヒマワリが見頃となっている沼津市平沼の「浮島ひまわりらんど」付近を通過した。多くの写真愛好家らが訪れ、フレームいっぱいに広がる鮮やかな黄色の景色にシャッターを押した。  毎年撮影に来るという地元のカメラマン鈴木順一さんは「今日がヒマワリがきれいに咲いてるタイミングで共演する数少ないチャンスだった。撮影できて良かった」と話した。

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  • 健康マージャン 練習熱心に 9月沼津市制100周年記念大会へ

     9月に開く「沼津市制100周年記念健康麻将(マージャン)Nリーグ大会」を前に、NPO法人健康麻将倶楽部(同市)は7月31日、市民文化センターで県東部のマージャン愛好家を招いた練習会を開いた。  50~80代の初心者から上級者約45人が参加。初心者らはパイの組み合わせと点数の付け方が明記された点数早見表を確認し、上級者は真剣な面持ちで楽しんだ。同倶楽部の藤田麻里代表(60)は「試合になると普段の実力が発揮できない人がいる。場慣れして大会に挑んでほしい」と話した。  健康マージャンは高齢者の居場所作りと認知症予防効果が期待され、全国健康福祉祭(ねんりんピック)の正式種目。

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  • 沼津夏まつり 35万人が来場 実行委まとめ

     29、30の両日に沼津市中心部で開かれた「沼津夏まつり・狩野川花火大会」の実行委員会は31日、2日間の来場者が前年比5万人増の計約35万人だったと発表した。実行委は両日共に好天に恵まれたことや、市制100周年記念の関連イベントが来場者数を押し上げたとみる。  2日間共に晴れと天候が同じ条件だったコロナ禍前の2017年よりも5千人の増。実行委は4年ぶりに新型コロナウイルスに関する規制を緩和して通常開催としたことや、30日に大相撲夏巡業沼津場所が開かれたことも影響したとみる。  29日は約20万人、30日は約15万人が来訪したと推計した。このうち、人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」の声優や

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  • アイスミルク回収 2事業者に命令 静岡県東部保健所

     静岡県東部保健所は31日、武井牧場(沼津市駿河台)と大美伊豆牧場(伊豆の国市田中山)が製造したアイスミルクが、食品衛生法に基づく規格基準違反に該当するとして、両社に商品の回収を命じた。  武井牧場の商品は「うちだけの味 武井牧場 牛乳アイスキャンディー」。回収の対象は20日に製造された633個で、大腸菌群陽性だった。  大美伊豆牧場の商品は「ちちもなか」。4日に製造された16個が回収の対象となった。検査品から1グラム当たり84万の細菌が検出された。  県は25日に抜き取り検査を行った。いずれも県内の販売店などで売られたが、健康被害の報告は入っていないという。

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  • 記者コラム「清流」 コロナ禍明けの神楽

     新型コロナウイルスの影響で中断していた各地の祭りが今夏、復活の兆しを見せている。沼津市内浦河内地区では、住民が4年ぶりに伝統の獅子舞神楽を奉納した。  神楽は幕末期にコレラが流行した際、疫病除けとして始まった。舞台は、築160年以上の海瀬家住宅主屋の座敷。笛や太鼓に合わせて男性が獅子舞を踊り始めると、生活の場だった座敷は異空間へ変わった。獅子の姿を得た男性は、上下左右に激しく動いて悪魔をはらう。コレラが流行した当時と現在の状況が重なり、トリップしたような奇妙な感覚に襲われた。  都市部は画一化が進む一方、地域に足を踏み入れれば独自の文化が今も息づいている。コロナ禍を経た新鮮な目で各地の祭りを

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  • ネッツトヨタ静岡 緑の募金に28万円 県庁で贈呈式

     ネッツトヨタ静岡(本社・沼津市)はこのほど、県グリーンバンク(鈴木一雄理事長)の「緑の募金」に28万円を寄付した。  オイル交換の売り上げの一部と各販売店で行った募金を浄財に充てた。寄付は2003年に始め、今回で計862万円となった。緑の募金は森林整備や森林環境教育に活用される。  県庁で開かれた贈呈式で梨本幸博社長が鈴木理事長に目録を手渡した。梨本社長は「環境に優しい車を客に届けると同時に、地域の自然を守るのが販売店の使命」と思いを込めた。

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  • ヤングケアラー理解 伊豆で学校職員ら研修

     大人に代わって子どもが家事や家族の世話をする「ヤングケアラー」について正しく理解し、早期発見と適切な支援につなげる職員研修(伊豆市主催)がこのほど、同市の修善寺生きいきプラザで開かれた。 障害や病気を抱える人の兄弟姉妹をサポートする「静岡きょうだい会」(富士市)の沖侑香里代表(33)は障害のある妹にケアラーとして接した自身の経験談を語り、信頼関係を築いた上で個々に必要な支援につなげる大切さを強調した。「ヤングケアラーは見えにくい存在」とし、自分自身の思いや困りごとを言葉にしにくい側面もあるという。ヤングケアラーがいるかもしれないという前提を持つことが重要といい、「言葉の捉え方は人それぞれで、

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  • 沼津で子ども芸術大学 キャンプ用照明 デザインしよう 5日浜松、20日静岡でも 

     第一線で活躍するクリエイターが小中学生を指導する「ふじのくに子ども芸術大学」(実行委主催)の特別講座が29日、沼津市のプラサヴェルデで開かれた。約100人の子どもが多彩な芸術に触れ、プロの技術を間近で学んだ。 作曲家三枝成彰さんの基調講演の後、参加者は映画監督やイラストレーターらによる4講座に臨んだ。デザイナー金子武明さんによるプロダクトデザイン体験では、ペットボトルを活用し、キャンプ用の照明作りに挑戦。金子さんは「プロダクトデザインは問題解決の手段。用途や便利な形を考察し、材料の特質を考えて作ろう」とアドバイスした。セロハンやクリップ、スプーンなど身近な材料を切り貼りして、オリジナルの照明

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  • 熱海富士「大きい」力士と交流楽しむ 大相撲沼津場所

     沼津市の香陵アリーナ(市総合体育館)で30日行われた大相撲沼津場所は、コロナ禍の行動制限がなくなってから初めての県内巡業となった。詰めかけたファンは力士と記念撮影したりサインをもらったりと、巡業ならではの交流を楽しんだ。  会場の一角や控室につながる通路では、出番前後の力士にサインや握手を求める人の列ができた。名古屋場所で十両優勝した熱海富士(飛龍高卒)は初の地元巡業で、行く先々には、とりわけ大きな人だかりができた。  妹の実愛さん(4)と一緒に熱海富士と記念撮影し、ハイタッチした高橋愛依さん(7)=函南町立西小2年=は「テレビで見ていた熱海富士関に会えてうれしかった。体も手も大きくて強そう

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  • 「みこし渡御」威勢良く 沼津夏まつり 4年ぶり練り 声弾ませ

     沼津市の夏の風物詩「第76回沼津夏まつり・狩野川花火大会」は30日、市中心街で市内の神輿(みこし)が集結する「みこし渡御」が繰り広げられた。4年ぶりに法被姿の担ぎ手が威勢の良い声を響かせた。 JR沼津駅から南に延び、歩行者天国となった「さんさん通り」には市神輿連合会に加盟する団体を中心に11基のみこしが勢ぞろい。上本通り商店街なども練り歩いた後、再びさんさん通りに集まった。神輿の担ぎ手800人超は最後の力を振り絞り「わっしょい」と声を上げ、通りに集まった地域住民や観光客を盛り上げた。 同会の渡辺浩一会長(61)は「4年ぶりにみこしが復活できてうれしい」と声を弾ませた。祖父のみこしを担ぐ姿を家

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  • 地域課題解決へ 包括協定を締結 沼津市と静岡ガス

     沼津市と静岡ガス(静岡市)はこのほど、地域課題の解決に向けた包括連携協定を結んだ。市民の健康増進や環境保全などの分野で連携、協力する。 移住定住の推進や子育て支援、地域のデジタル化なども合わせて10項目を盛り込んだ。今後、市の特産品の地産地消推進につながる共同イベントなどを企画する。 同日市役所で開いた締結式で、岸田裕之社長と頼重秀一市長が協定書を交わした。岸田社長は「協定を通じて、住民生活の質の向上につなげていきたい」と述べ、頼重市長は「脱炭素など官民一体の取り組みをする中で心強い」と期待した。 

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  • 食肉加工、収穫体験 9日に食育ツアー 沼津市が募集

     沼津市は8月9日、市内の小学5、6年を対象に農畜産物の生産現場を見学する「食育体験ツアー」を開く。収穫体験などを通じ、食や地産地消への理解を深める。  午前8時20分に市役所に集合。午前は西浦、門池、愛鷹の3コースに分かれ、それぞれミカン畑の見学とジュース作り、ソーセージ作り、夏野菜の収穫など。午後は全員が合流し、県の先端農業技術研究拠点「AOI-PARC(アオイパーク)」で研究の現場や食育について学ぶ。  参加費500円で、定員は各コース10人。締め切りは8月1日。申し込み、問い合わせは市農林農地課<電055(934)4751>へ。

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  • ラブライブ!声優ら行進 沼津でパレード 市制100周年記念

     沼津市制100周年を記念するパレードが29日、同日開幕した沼津夏まつり・狩野川花火大会に合わせて行われた。JR沼津駅から南に延びる「さんさん通り」を、市民のほか同市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」の声優3人と力士らが進行し、花火大会開催と100周年に花を添えた。  パレードは静岡県警音楽隊による演奏でスタート。地元高校生によるバトンや自衛隊、消防車両の凱旋(がいせん)、よさこいチームによる演舞も披露した。最後に小宮有紗さん(黒澤ダイヤ役)、斉藤朱夏さん(渡辺曜役)、高槻かなこさん(国木田花丸役)らラブライブ声優と、30日の大相撲沼津場所に臨む鶴竜親方(元横綱鶴竜)と枝川親方(

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  • 大輪の花 沼津の夜空彩る 狩野川花火 4年ぶり通常開催

     第76回沼津夏まつり・狩野川花火大会(実行委主催)が29日、沼津市の中心街で開幕した。飲食スペースを設置するなど新型コロナウイルス対策の規制を取りやめ、4年ぶりの通常開催。メインイベントの花火大会会場の御成橋付近は、開放感に包まれた市民らで混み合った。  午後7時15分、開始を告げる花火が打ち上げられると、来場者の歓声が響き渡った。市制100周年の記念プログラムでは「きらり沼津次の100年へ」の文字入り仕掛け花火や「百寿」にちなんだピンク色の光が夜空を彩った。  久しぶりに訪れたパート山田陽子さん(60)=同市=は「孫と一緒に見られて良かった。心に響いた」と笑顔を見せた。

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  • 沼津夏まつり開幕 バスケやステージ イベント目白押し

     沼津商工会議所青年部(中村謙介会長)は29日、沼津夏まつり・狩野川花火大会に関連した「中央公園イベント」を、沼津市の同公園で開いた。30日も行う。 コロナ禍などで中断していたイベントを復活。家族連れが楽しめるようにと初めて巨大プールを特設したほか、バスケ体験やステージイベントなど多彩な催しを展開した。 中村会長は「コロナ禍でリセットされたので、新たな取り組みを行った。子供から大人まで楽しんでほしい」と呼びかけた。

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  • 沼津夏まつり開幕 夜空に大輪 きらめく海 児童、船上で夏の思い出

     子ども食堂や学習支援の活動に取り組む三島市の一般社団法人「おたまちゃん食堂」(押田智子代表)に通う親子は29日夜、静浦漁港を出発し、船の上から沼津夏まつり・狩野川花火大会を楽しんだ。夜空を彩る色とりどりの大輪を海の上から見上げ、「夏の思い出になった」と喜んだ。 未就学児から高校生とその親約35人が、花火を心待ちにしながら、2隻の船に乗り込んだ。三島市立東小1年生の沖洋臣君(6)は「友達と花火が見られる。船の上から見るのは初めてだから楽しみ」と笑顔を見せ、妹の玲衣ちゃん(4)は「虹色の花火を見たい」と声を弾ませた。 花火が打ち上がると、親子は一斉に歓声を上げ、目を輝かせた。「海が光ってきれい」

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  • プロ野球新球団創設へ協定 運営会社「ハヤテ223」と静岡県、静岡市

     静岡市を本拠地とするプロ野球の2軍球団創設構想に絡み、運営会社のハヤテ223(ふじさん)と県、静岡市は28日、全県を挙げた応援態勢の構築や県営施設の優先使用などを盛り込んだ連携協定を締結した。杉原行洋社長と川勝平太知事、難波喬司市長が県庁で協定書を交わした。  新球団は市清水庵原球場(同市清水区)を本拠地とし、2024年シーズンからイースタン・リーグへの新規参入を目指している。協定により、同社、県、市の3者が保有する知見や資産を活用し、県民や企業・団体、県内市町との連携を図る。草薙球場(同市駿河区)、愛鷹球場(沼津市)といった県営施設を優先使用するほか、山梨県などを含めた近隣の自治体に応援協

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  • 狩野川花火大会 市街地で交通規制 29日から2日間

     静岡県東部有数のイベント「第76回沼津夏まつり・狩野川花火大会」が29、30の両日、沼津市の中心市街地で開かれる。会場周辺は交通規制が敷かれる。  JR沼津駅から南に延びる「さんさん通り」の駅南口から通横町交差点は各種イベントが行われるため、午後1~9時に歩行者専用となる。花火開催時間帯(7時15分~8時15分)に合わせ、あゆみ橋と御成橋、永代橋、市役所周辺、さんさん通りの一部は6時半~9時、車両通行止めにする。  花火大会終了後の混雑が予想される8時~9時半、駅南口の地下道を通行禁止にする。  花火大会の開催可否は、両日午後3時までに発表する。悪天候の場合は31日または8月1日に延期する。

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  • 大相撲沼津場所 30日開催 鶴竜親方らPR

     沼津市で大相撲の巡業「大相撲沼津場所」(実行委主催)が30日に開かれるのを前に、鶴竜親方(元横綱鶴竜)と枝川親方(元幕内蒼樹山)が28日、沼津署を訪れ、同市で9年ぶりの巡業をPRした。  コロナ禍で中断していた巡業は昨夏に再開後、県内では初開催。当日は幕内力士をはじめ約200人が、3月に開業した市総合体育館に集結。取り組みの他、公開稽古や相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する「初切(しょっきり)」などの催しで盛り上げる。  鶴竜親方は「赤ちゃん抱っこや面会など触れ合いイベントが今回から再開するので楽しみ。翠富士や熱海富士など地元力士も来るので、足を運んでほしい」とPR。枝川親方は「撮影会など、本

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  • バスケット 沼津市立高中女子3冠 男子は浜松開誠館が連覇 静岡県中学総体

     静岡県中学校総合体育大会(静岡新聞社・静岡放送後援)は28日、バスケットボールなどを行った。バスケットボール女子は沼津市立高中等部が浜松開誠館に53-36で快勝し、1月の県新人と6月の県会長杯との3冠に輝いた。男子は浜松開誠館が66-58で城南静岡に競り勝ち、初の連覇を達成した。 技と速さ 杉山も躍動 沼津市立高中  バスケットボール女子は、152センチのポイントガード杉山ももが得点とアシストで大車輪の活躍を見せ、沼津市立高中等部を4年ぶり(2020年は中止)の王座奪還へ導いた。「絶対に県3冠すると決めていたのでうれしい」。県新人、県会長杯に続く戴冠に達成感をにじませた。  浜松開誠館との

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  • 沼津ポンプ停止 原因は電気系か 市、動作確認

     沼津市は28日、6月上旬の大雨で水路から狩野川に排水するポンプが停止した白滝排水機場(同市大岡)の通電動作確認を行った。電気を通してポンプを動かしたところ正常に作動した。ポンプ自体の故障はないと分かり、電気系統のトラブルが停止原因との見方を強めた。有識者の見解を聞きながら原因を調べる。 点検業者やポンプメーカーの担当者を立ち会わせて実施した。2台のポンプをまずは1台ずつ、最後に2台同時に動かした。いずれも問題なく作動し、水路の水位は下がった。 6月2~3日の大雨で、ポンプは2台とも停止した。周辺では冠水が発生し、市はポンプ停止が冠水の範囲を広げたと認めている。市によると、周辺住民から補償に関

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  • 西伊豆の幸ごっつぁんです 飛龍高相撲部が全国総体向け合宿

     西伊豆町の主婦らでつくる「まちづくり協議会食部会」のメンバーが27日、合宿で訪れた沼津市の飛龍高相撲部の生徒に地元食材を生かした料理を同町の旧田子中で振る舞った。1~3年生13人が、海や山の幸をふんだんに使った“お母さんの味”を楽しんだ。  夏野菜カレーや潮かつおの炊き込みご飯、シカ肉やエビイモのコロッケなどを用意した。生徒は何度もお替わりして食事を楽しんだ。食部会の手塚みづほさん(75)は「地元食材を味わってもらおうと腕を振るった。全国大会で頑張ってほしい」と話した。  町職員が同部のOBだったつながりで合宿が実現した。8月に北海道で行われる全国高校総体前に砂浜で

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  • 世界マスターズ水泳 2日開幕 沼津8選手が抱負

     沼津市の8人が8月2~11日、福岡、熊本、鹿児島の3市で開かれる世界マスターズ水泳選手権九州大会(世界水泳連盟主催)に出場する。8人は28日、市役所を訪れ、頼重秀一市長にそれぞれ抱負を述べた。 篠沢慶也さん(55)は「国内開催を知り、出場しようと仲間と声をかけあっていた。諸外国の方と一緒にレースや交流ができるのが楽しみ」と期待した。塩川敏子さん(69)は「50歳を過ぎてから水泳を始めた。最初は泳げなかったが、続けていれば出場の機会が得られると実感した」と感慨深げに語った。 大会は2年ごとに、世界水泳選手権後に開催する。このほか秋本孝之さん、尾藤柴野さん、高橋直樹さん、佐藤正芳さん、中野智章さ

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  • 沼津茶×ラブライブ! JAコラボ商品 水出しティーバッグ1日発売

     JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)は8月1日、暑い夏にぴったりな缶入りの水出し用ティーバッグを発売する。同市が舞台の人気アニメ「ラブライブ! サンシャイン‼」とのコラボ商品。 愛鷹山麓で生産された「沼津茶」を冷水でゆっくり抽出すると、緑茶のさわやかな香りとまろやかな甘み、うま味を楽しめる。缶にはアニメ主人公の高海千歌が富士山を背景に、浴衣姿で茶葉の香りをかぐ姿をデザインした。5グラムのティーバッグ10個入り。税込み1300円。 高海千歌の誕生日の8月1日に合わせ、数量限定で直営4店舗と緑茶館ぬまづ(同市)、ネットサイトで販売。購入者にはアニメのオリジナルコースターをプレゼントする。 

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  • 狩野川で灯籠流し 800個 故人の冥福祈る 「沼津夏まつり」に合わせ

     29、30の両日に沼津市中心街で開かれる「第76回沼津夏まつり・狩野川花火大会」に合わせ、市民らによる灯籠流しが28日夜、狩野川御成橋付近で行われた。狩野川に約800の灯籠が流され、幻想的な雰囲気に包まれた。 市民らは柔らかな光を見つめながら、故人を弔った。市内から初めて訪れたという渡辺まつ子さん(71)は「昨年、夫と母を亡くした。さようならという思いで流した」と話した。 灯籠流しは1958年に発生した狩野川台風の被害者の供養がきっかけで始まった。 (東部総局・山本萌絵佳) 

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  • 時論(7月28日)学校図書館に文学賞作品を

     永井紗耶子さんの「木挽町[こびきちょう]のあだ討ち」が第169回直木賞に決まった。5月の第36回山本周五郎賞に続く“2冠”である。  本人による略歴に「生まれは駿河の島田宿」とある。受賞会見では島田大祭・帯まつりに言及していた。人生の大半を県外で過ごしたにもかかわらず「静岡」を特別な存在として扱ってくれた。県民の一人としてうれしかった。  決定から1週間余。今、この作品を手に入れるのは至難の業だ。主要書店には姿がない。「月末に新潮社が増刷するようだ」。独立系書店店主の言葉が頼りなく響く。  巡り合わせだろうか。店頭をにぎわせているのは、2021年の第164回で芥川賞に

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  • 災害連携対応など事業計画を決定 駿豆地区商工懇話会

     静岡県東部・伊豆の商工会議所と商工会で構成する駿豆地区商工振興懇話会(会長・紅野正裕沼津商議所会頭)はこのほど、御殿場市内で定例会を開き、相次ぐ自然災害へ連携して対応していくことなどを盛り込んだ本年度事業計画を決めた。 台風や大雨による被害は地域経済への影響大として、防災・減災について研修を行う。紅野会長は「連携して事業所のサポート、相談体制を充実させたい」と強調した。 定例会では同市の勝又正美市長の講話も行った。 また、任期満了に伴う役員改選もあり、紅野会長と石渡浩二副会長(三島商議所会頭)が再選され、新監事には御殿場市商工会の杉山芳三会長と小山町商工会の小野寛幸会長が選ばれた。 懇話会に

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  • SDGs推進企業 沼津市が登録 1日から

     沼津市は8月1日から、SDGs(持続可能な開発目標)達成へ意欲的に取り組む市内の企業や団体を登録する「SDGs推進パートナー登録制度」を始める。登録した企業や団体の取り組みを可視化して、相互の活動促進を図り、市が掲げる「ゼロカーボンシティ」や男女共同参画の推進につなげる。 登録は、市が示す経済、社会、環境の3分野にまたがる17のチェック項目のうち、10項目で具体的な取り組み(実施予定含む)があり、かつ3分野全てで設定していることが条件。登録された企業や団体は、オリジナルロゴをPRに活用できる他、市がホームページで取り組みを紹介。登録者限定の講演会や交流会を開催する。 申請は同日から市ホームペ

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  • ケヤキの木寄贈 沼津千本LC 市制100周年記念

     沼津千本ライオンズクラブ(相良優太会長)は26日、沼津市制100周年を記念し、高さ9メートルのケヤキの木を市に寄贈した。木は整備中の市民文化センター(御幸町)西側広場に植えた。 記念樹の前で開かれた寄贈式で相良会長は「市民の皆さんの目に留まる場所に植えていただき光栄。次の100年に向けてクラブとしても活動していきたい」と話した。頼重秀一市長がクラブに感謝状を送った。 木が成長して木陰ができる場所には今後、休憩用のベンチを設置する予定。

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  • B&Gセンター 8月から改修 沼津・戸田

     沼津市は8月から来年1月まで、市戸田B&G海洋センター(戸田)の改修工事を実施する。照明のLED化やトイレの洋式化を行い、環境改善と利用促進を図る。1400万円の工事費のうち、1千万円をB&G財団(東京)が助成する。  センターはボートレースの収益金を基に1992年、同財団が建設。95年に旧戸田村に無償譲渡され、2005年の合併で同市が引き継いだ。財団は運営状況に応じて全国の海洋センターに助成していて、今年は44施設に交付を決定した。  25日は市役所で財団の朝日田智昭常務理事が頼重秀一市長に助成決定書を手渡した。頼重市長は「改修を通じて施設のさらなる活用につなげたい」と謝辞を述べた。  セ

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  • 米カラマズー市と姉妹都市60周年記念 沼津市が8月式典

     沼津市と沼津国際交流協会は8月5日午前9~11時、米国カラマズー市との姉妹都市提携60周年記念式典と交流会を同市大手町のプラサヴェルデで開く。オンラインでも視聴できる。  両市をオンラインでつなぐ交流会には、沼津市の3中学校の生徒とカラマズー市の中学生が参加し、互いの町を紹介する。会場ではパネル展も開く。  オンライン視聴は、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」で参加でき、28日までに市ホームページから事前申し込みが必要。会場参加は申し込み不要。問い合わせは市地域自治課<電055(934)4717>へ。

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  • 知事賞に永田さん(浜松) 静岡で県版画協会展

     第87回県版画協会展(静岡新聞社・静岡放送後援)が26日、静岡市駿河区の県立美術館県民ギャラリーで始まった。最高賞の県知事賞に選ばれた永田寿治さん(浜松市)の作品をはじめ、会員や一般の121点を展示している。30日まで。 永田さんの作品「街とアダムとイブ」は、木版の技法を駆使した2画面からなる抽象画。高い構成力とすりの豊かな表現力が評価された。杉山彰会長は「木版を中心に、見応えある作品がそろった。作品から何かを感じ取ってもらえたら」と話す。 その他の主な受賞者は次の通り。 県教育長賞 鈴木宏明(浜松市)▽静岡新聞社・静岡放送賞 高橋泰嗣(下田市)▽山口源の会賞 飯田与一(同)▽会員奨励賞 中

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  • 持続可能な農業へ 4市町に要望書 JAふじ伊豆

     JAふじ伊豆(沼津市)は26日、沼津、裾野、長泉、清水の4市町にそれぞれ農業行政に関する要望書を提出した。農業資材価格の高騰による農家の経営状況逼迫(ひっぱく)を踏まえ、持続可能な農業構造の実現を求めた。 同JAによると、農機メーカー各社は原油高騰と急激な円安で、トラクターや田植え機などの値上げを相次いで発表し、新規就農を見送るケースが現れている。このため、新たな要望として農業機械、ハウス新設費用助成を盛り込んだ。障害者や高齢者などが活躍でき、農家の担い手不足解消につながる体制づくりも求め、有害鳥獣被害対策強化などを継続要望とした。 長泉町役場を訪れた藤沼和明専務は、池田修町長に対し「農業を

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  • イルカの水しぶきで涼 沼津・三津シーパラダイスでイベント

     沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイスで夏限定の特別イベントが開かれ、多くの家族連れでにぎわっている。  イルカが放つ爽快な水しぶきで涼を感じる「ドルフィンざぶーん」が人気を集めている。ショースタジアムのガラス越しに並んだ子どもたちに向かって、バンドウイルカやカマイルカが、あごに乗せたサーフボードや尾びれを使って豪快に海水をかける。  夏休みの家族旅行で訪れた東京都の唐沢杏梨さん(9)は「近くでイルカを見ながら海水を浴びられてとても楽しかった。夏休みの絵日記にしたい」と話した。  初心者でも安全に釣りを楽しめる「うきうきフィッシング」も盛況。駿河湾に面した園内の桟橋からさおを出し、浮き釣り

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  • 静岡学園と順心が連覇 静岡県中学総体・柔道男女団体

     静岡県中学校総合体育大会(静岡新聞社・静岡放送後援)は25日、柔道などを行った。柔道は男女団体戦を行い、男子は静岡学園、女子は藤枝順心がそれぞれ優勝し、連覇を飾った。 エース高岡 豪快に一本 男子 静岡学園  柔道男子団体は去年から主力として全国を経験してきたエース高岡、山田主将を擁する静岡学園が安定した試合運びを見せた。高田監督は「一人一人が自分の責任を自覚し、持ち前の団結力を発揮してくれた」とたたえた。  浜松笠井との決勝。先鋒(せんぽう)高岡は「必ず一本で勝つ」と気迫の表情で畳に立った。1分もかからず得意の背負い投げを豪快に決め、狙い通りチームを盛り上げた。  次鋒(じほう)は引き分

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  • 沼津駅高架 区画整理加速 第1期建物解体終了

     沼津市のJR沼津駅付近鉄道高架事業に関連する区画整理に向けた作業が、駅周辺で加速している。昨年末に始まった対象物件の解体が進行。25日までに第1期工事となる建物の取り壊しが終了し、約3千平方メートルが更地となった。順次、残りの建物の解体に着手する。 全対象は建物15棟と工作物などで、敷地面積は約9千平方メートル。同市富士見町のJR東海の旧社宅で、JR東海道線と御殿場線に挟まれた車両基地周辺。2階建て旧社宅が複数並んでいた辺りは更地化され、次の作業に向け囲いを組み立てるなどの準備が進んでいる。 2007年、市が主体の「静岡東部拠点第二地区土地区画整理事業」として開始。昨年6月に事業エリア内の土

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  • 中学生が米姉妹都市に沼津の魅力発信 カラマズーと交流60周年

     沼津市と米国カラマズー市の姉妹都市提携が今年60周年を迎え、8月5日にオンラインで交流会を開く。参加する沼津市の中学生が本番に向け、沼津の魅力を伝えるプレゼンの準備に力を入れている。市制100周年事業の一環。  両市は1963年7月に提携した。以来、訪問団の相互受け入れや留学生の派遣などを重ねてきた。今回の交流会では、両市の中学生代表が互いの町を紹介する。沼津からは、市内12チームから動画審査で選抜された沼津市立中、沼津一中、沼津五中の3チームが参加する。  一中からは、いずれも2年生の塩入詩恩さん、寺内心美さん、萩原万里奈さんが臨む。3人は25日、同校でミカンなどの特産品や駿河湾の深海生物

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  • SBS杯国際ユースサッカー 開催地の沼津市長に見どころPR

     8月17日に開幕するSBSカップ国際ユースサッカー(日本サッカー協会、静岡県サッカー協会、静岡新聞社・静岡放送主催)を前に、県サッカー協会の遠藤文朗専務理事らが25日、開催市の沼津市を訪れ、市役所で頼重秀一市長に大会の見どころを説明した。  日本、パラグアイ、韓国の各U-18代表と県内選抜の静岡ユースの計4チームが総当たりで戦い、優勝を争う。同市では4年ぶりの開催。18日に愛鷹広域公園多目的競技場で、パラグアイ対韓国(午後4時開始)、静岡ユース対日本(同6時半開始)の2試合を行う。17日は静岡市、20日は袋井市で開催する。  遠藤専務理事はJ3アスルクラロ沼津の中山雅史監督を例に「この大会で

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  • 「手ぶらでBBQ」再始動 沼津・門池公園内 コロナ5類移行で定員拡大

     沼津市の門池コミュニティ推進委員会が22日、同市の門池公園内の門池地区センターで気軽にバーベキューが楽しめる本年度の「手ぶらでBBQ」を始めた。市とのパークマネジメント協定に基づいた事業で、新型コロナウイルス禍でも工夫を凝らして続けてきたが、新型コロナの感染症法上の5類移行も踏まえ、本格的に再始動する。  手ぶらでBBQは2019年から同委員会が、地域資源を活用しながらビジネス的手法で課題解決する「コミュニティービジネス」の一環として始めた。食材費や機材のレンタル料込みの値段でバーベキューが楽しめる。コロナ禍の3年間は受け入れ人数を減らすなど規模を縮小して続けてきた。  再始動に合わせ、定

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  • 静岡人インタビュー「この人」 短編映画祭を初開催する映画監督 藤木裕介さん(沼津市)

     短編映画制作の傍ら、国内外で活動する現代アートチーム目[mé]の制作サポートなどに関わる。8月27日、沼津駅近辺で短編映画祭「みちくさ映画祭」を初開催する。39歳。  -企画のきっかけは。  「昨冬、市内で短編映画を作るワークショップを開いたが、関係者以外に上映する機会がなかった。参加者の一人で、映画上映会『スキマcinema』を主宰する大木真実さんが、より多くの人に見てもらえる場所をつくろうと映画祭を提案した」  -映画祭の概要は。  「公募で集まった20分以内の短編映画を複数の会場で上映する。上映作品を選考する「推薦委員」も沼津に関わる人を対象に公募した。推薦理由をプレゼン

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  • 「沼津に沼ろう!」29日から キャンプや金融など実践講座

     沼津市教育委員会生涯学習課は29日から、青年教養講座「沼津に沼ろう!」を開講する。市内在住、在勤の18~39歳が対象。来年3月まで、市内各地を会場に全15講座と参加者の交流会を開く。 広告やマーケティングを手がけるシード(三島市)が、「健康増進」「趣味を見つける」「沼津を楽しむ」の三つをテーマに企画した。トレッキング、カレー作り、キャンプ、金融などの実践講座で、受講料は講座によって異なる。 詳細は「沼津に沼ろう!」のホームページで公開している。問い合わせはシード<電055(988)0705>へ。

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  • 商都の往時しのぶ 郷土資料を展示 清水銀沼津支店

     清水銀行沼津支店は8月4日まで、沼津市大手町の同支店で市制100周年を記念した郷土資料展を開いている。戦前期の市中心部を描いたイラストマップや地図、県内銀行の定期預金証書など、貴重な資料が並んでいる。 展示品は取引先の市民が提供した。マップには当時の店の名前が記され、商都として繁栄した沼津の往時をしのばせる。精肉店など市中心部の店の江戸時代から昭和初期までの領収書も展示している。同行の前身の一つ、岩渕銀行が配った鉄瓶など地元金融機関にまつわる品々も並んでいる。 久保田倫生支店長は「沼津のにぎやかな時代を知るきっかけにしてほしい」と話した。

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  • 夏野菜を収穫・販売 沼津 児童が農業体験

     JAふじ伊豆なんすん地区本部は22日、子どもたちに農業体験を通じて食の大切さを知ってもらう「あぐりスクール」を沼津市大平の畑で開催した。 小学3~6年生約60人が参加した。トマトやピーマン、トウモロコシなどを収穫。保護者らに購入してもらう販売体験もした。 児童は5月に苗を定植し、芽かきや草刈り、鳥よけビニールの設置などをして農作業を学んできた。 畑仕事が大好きな大平小6年の金井美桜さん(11)は「ハクビシンや害虫対策は大変。おいしい野菜を提供してくれる農家さんはすごい」と話した。 (東部総局・田中秀樹)

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  • 夏の伊豆観光にぎわい戻る 「明るい兆し」高まる期待 まだ不透明感も

     静岡県内有数の観光地、伊豆半島は新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行後、初めてとなる夏の観光シーズン本番を迎えた。各地でイベントがコロナ禍前の状態になり、にぎわいが戻りつつある。観光関係者の間ではインバウンド(訪日客)を含めた来客数の増加に期待感が高まる一方、物価高や猛暑、感染者増などの懸念材料もあり、先行きは見通せないとの声もある。直前の宿泊予約や少人数での利用といった傾向も見られ、関係者は動きを注視する。  3連休中日の16日、沼津市西浦江梨の大瀬海水浴場は一時、駐車待ちの車が出るほど混み合い、多くの家族連れが海水浴やダイビングを楽しんだ。宿泊施設を営む大瀬海浜商業組合の

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  • 和菓子屋跡にパン屋 沼津「いせや本店」 店名継承、おいしさ届ける思いは変わらず

     大正時代から100年近く親しまれ、惜しまれながら閉店した沼津市幸町の和菓子店「いせや本店」の跡にパン屋がオープンして1年半が経過した。店主は「にぎやかだった場所をもう一度復活させたい」と店名を引き継ぎ、こだわりのパンを販売する。その思いに心を打たれ、商品PRを買って出る和菓子店元従業員がいる。  趣味でパン作りを始め、伊豆の国市の自宅で知人に販売していた渡辺裕美さん(45)が、2021年11月にオープンした。1週間かけて起こした酵母とフランスパン専用の粉、富士山の湧水、沼津市戸田地区の塩を混ぜて60時間発酵した「サワードウブレッド」が評判だ。  1924(大正13)年に創業した和菓子店は、沼

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  • 市長に活動方針説明 沼津市内の5ライオンズクラブ

     沼津市内の五つのライオンズクラブ(沼津、沼津千本、沼津香陵、沼津中央、沼津駿河)の代表者らがこのほど、市役所に頼重秀一市長を訪ね、今月始動した本年度の活動方針などを説明した。地域貢献や次世代の人材育成を柱に活性化に寄与していくとした。  5LCのまとめ役の井上孝喜ゾーンチェアパーソン(沼津LC所属)ら7人が訪問。減少傾向のメンバー確保や活動の意義の継承に努めるとしたほか、地域活性化へ各LCと市との連携も挙げた。  頼重市長は「行政だけでは限界がある」と協調する考えを示した。  

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  • 事業者課題解決へ 沼津信金が相談会

     沼津信用金庫はこのほど、事業者対象の新たな個別相談会を沼津市の沼津トラストビルで始めた。講師と対話しながら相談者自身が課題を明確化し解決策を探る「パーソナルコーチング」を取り入れた。 大手IT企業でマーケティングや事業立ち上げを経験し、都内から同市に移住してパーソナルコーチング事業を展開する岩崎あゆみさん(40)が講師を務めた。中小企業の経営者らが相談に訪れ、約1時間にわたって対話を重ねた。同信金の担当職員が同席した。 同信金はコンサルタントによる相談会を定期的に開いている。経営課題が明確でなかったり、方向性に迷いがあったりする事業者に適した手法としてパーソナルコーチングに着目した。岩崎さん

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  • 白熱!海上段ボール船レース 沼津・戸田港まつりで5年ぶり復活

     沼津市戸田地区最大の祭り「戸田港まつり」(同実行委主催)が22日、戸田中央桟橋前で開かれた。新型コロナウイルス禍前のプログラムに戻し、「海上ダンボールレース」などのイベントが5年ぶりに復活した。  レースは子どもの部に5組、一般の部に6組が出場。段ボールで手作りした船に2人一組で乗り込み、耐久時間を競った。子どもの部は、ともに戸田小中一貫校6年の大野依央さんと長島光希さんでつくる「かにや幸徳丸チーム」が優勝した。長島さんは「ぶっつけ本番で挑戦した。声を合わせて頑張ったら意外と速く進んだ」と喜びを語った。  このほか、地元住民による太鼓やダンスなどのステージや、船上餅まきなども5年ぶりに開催。

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  • マダイの餌やり、放流を体験 沼津で親子イベント

     ネッツトヨタ静岡(沼津市)は23日、県内の親子を対象にしたマダイ稚魚放流親子体験イベントを同市の内浦漁業協同組合で開いた。駿河湾の海洋資源を守る活動に役立ててもらおうと、公益財団法人県漁業振興基金に30万円も贈った。  12組の参加親子は、マダイの鼻の数が養殖だと一つ、天然物は二つあると見分け方を学んだ後、乗船していけすまで行き、餌やりを体験。稚魚を捕獲すると、鼻の数を観察しながら駿河湾に放流した。  富士市立大淵一小4年の門脇由依さん(9)は「餌をやったり、放流したりするのが楽しかった」と笑顔を見せた。  

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  • 夏彩るヒマワリ一面 沼津・浮島ひまわりらんど 23日、農産物販売も

     沼津市平沼の「浮島ひまわりらんど」でヒマワリが見頃を迎えている。浮島地区センター近くにある約3500平方メートルの休耕田一面に黄色い花が広がっている。  8月中旬ごろまで、敷地の南側から北側へと順に咲いていく。高さ150センチほどに咲くハイブリッドサンフラワーや、赤黒い花びらが特徴のクラレットなどを植えている。  23日には浮島地区コミュニティ推進委員会などが同所で「浮島ひまわり祭り」を開く。地元の農産物の販売や、音楽ライブを行う。

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  • 磯村勇斗さん地元公演 沼津市制100周年記念 「原点」の劇団、演目で挑戦

     沼津市出身の俳優磯村勇斗さん(30)が主演する市制100周年を記念した演劇公演(市振興公社主催)が22日、市民文化センターで開かれた。沼津西高時代に所属した劇団「沼津演劇研究所」のメンバーらと当時演じた演目を再演。終演後は市内の若者らとのトークイベントにも臨んだ。  磯村さんは、13年前に自身の初舞台で演じたロシアの劇作家チェーホフの喜劇「プロポーズ」を選び、脚本を再構成した。初舞台でも共演した武田典子さん、細沼賢一さんの他、オーディションで選ばれた市内の高校生野田幸之介さん、梁世姫さんら4人の学生が出演し、3役を7人で演じた。磯村さんは隣家の女性にプロポーズする主人公をユーモラスかつ情感豊

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  • 松毛川の伐採竹 チップに 肥料に活用 河畔林再生へ GW三島など

     三島市のNPO法人グラウンドワーク(GW)三島と松毛三日月会は22日、沼津との市境を流れる松毛川沿いの河畔林で伐採した竹をチップ化する作業を行った。 「千年の森づくり」と題した森林再生プロジェクトの一環。チップ化した竹は3カ月ほど発酵させ、毎年冬から春にかけて行う植林時の肥料として活用する。 ボランティアら約15人が参加し、2~3月に刈り取って乾燥させた竹を粉砕機2台に入れて細かく砕いていった。 松毛川は狩野川流域に残る三日月形の止水域。GW三島などは約20年にわたって約3・2キロの放置竹林を伐採し、8千本の苗を植樹している。

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  • プロ野球球団創設で協定 静岡市と県、運営会社調整 応援態勢構築へ

     静岡市を本拠地とするプロ野球の2軍球団創設構想に絡み、静岡市と県、運営会社の「ハヤテ223(ふじさん)」が月内にも、3者による連携協定を結ぶ方向で調整していることが21日までの関係者への取材で分かった。全県を挙げた応援態勢の構築や県営施設の優先使用などを盛り込む方針で、創設に向けて相互連携を強化する。  新球団は同市清水区の市清水庵原球場に本拠地を置き、2024年シーズンからのイースタン・リーグへの新規参入を目指している。近く日本野球機構(NPB)に参入を申請する見通し。  関係者によると、3者が保有する知見や資産を最大限に活用し、県民や企業・団体、県内市町との連携を図る。具体的には、草薙球

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  • 記者コラム「清流」 ホームページ

     沼津市役所で取材中、詳細を尋ねると、職員から「それはホームページに載せています」と返されることがある。近年は催しの告知だけでなく、かつては役所でしか閲覧できなかった市の事業計画や審議会の議事録など、詳細な資料が数多く公開されている。  ただ、日常的に市のホームページを見る市民は少ないだろう。新聞やテレビ、ウェブメディアなど、何かきっかけがあって検索し、たどり着く人が大半ではないだろうか。市がSNS(交流サイト)で発信しても、大量の投稿に見逃されてしまうことも少なくない。  6月の大雨取材で災害ごみの集積場所を聞いた際も、冒頭の答えが返ってきた。市民生活に関わる情報は「載せて終わり」にせず、さ

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  • M&Aで技術守る 影山グループ方針

     影山鉄工所(沼津市)などで構成する影山グループは21日に開いた経営方針発表会で、積極展開しているM&A(買収・合併)について、2027年まで毎年1社のM&Aを続ける方針を示した。影山彰久代表は製造業の担い手不足で技術継承が危ぶまれているとして、「素晴らしい技術が失われるのを防ぐ」と意義を強調した。 グループ6社の担当者が直近の事業成績を報告し、今後の方向性を示した。2月にグループ入りした小出鋳造所(愛知県碧南市)は主力の自動車用部品に加え、ロボット部品分野の受注獲得を目指すとした。創設3年を迎えるIT企業クラフトーチ(沼津市)は日報アプリ「ニッピー」の強化を打ち出した。 各社の従業員、金融機

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  • 沼津の100年伝える 写真 絵はがき 明治史料館、歴史民俗資料館 企画展

     沼津市の2カ所の歴史資料館(明治史料館、市歴史民俗資料館)が9月24日まで、市制100周年を記念した企画展を開いている。それぞれ写真と絵はがきで100年の歩みや町並みの変化を紹介している。 西熊堂の明治史料館は幕末期から現代までの写真を展示する「写真にみる沼津のあゆみ」を開催。明治初期の沼津兵学校の教授が写った貴重な写真や終戦直後の空襲を受けた市街地の様子など、約550点が並んでいる。特別展に合わせ、写真集(3千円)やポストカード(全50種、1枚100円)、クリアファイル(全3種、1枚300円)も販売。9月9日午後2時からは、「村と町と市と 町村合併にみる近代沼津のあゆみ」と題し、慶応大の松

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  • 丁寧にサンゴ植え付け 沼津・静浦小中一貫校生徒

     静浦小中一貫校(沼津市)は19日、同市獅子浜でサンゴの植え付け体験を行った。  シーマンズ獅子浜ダイビングサービス(同市)の協力で実施。中学生に当たる7年生24人が、9年生時の沖縄修学旅行に向けた総合学習の一環として臨んだ。  生徒らは事前にヒメエダミドリイシというサンゴの一種が地元の海で失われつつある現状を学んだ。実習は職員からロープの間にサンゴを挟む植え付け方法を確認した後、同種のサンゴを丁寧に差し込んだ。  サンゴを植え付けたロープは海中に運ばれた。杉山優星さん(13)は「地球温暖化が影響してサンゴが減っていると聞いた。植え付けたサンゴが増えて、きれいな海になってほしい」と話した。

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  • 河内神楽 獅子舞 勇壮に 沼津・海瀬家住宅で「天王祭」

     沼津市西浦河内の住民がこのほど、4年ぶりに天王祭を営んだ。登録有形文化財に今春答申された海瀬家住宅主屋のほか、御崎神社と子聖神社で、伝統の河内神楽舞を奉納した。 海瀬家は江戸から明治期にかけて、旧河内村の名主や戸長を務めた旧家。住宅を管理する一般社団法人「仲屋」によると、江戸末期に当時の海瀬家当主が三津から妻をもらった縁で、みこしと獅子神楽が伝わった。河内神楽舞は、県内でも類例の少ない獅子舞の神楽。コレラの大流行により、疫病除けの祭りとして確立されたという。 神事とみこしの奉納後、獅子の面をかぶった消防団の新入団員の男性2人が「下がり葉」「神拍子」「日立」の3演目を披露した。笛や太鼓、「切れ

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  • 古代生物の模型 迫力満点 沼津港深海水族館 夏の特別展示

     沼津市の沼津港深海水族館で夏の特別展示「古代生物とシーラカンス~絶滅したもの、生き残ったもの~」が行われている。10月中旬までの予定。 約5億4千万年から2億5千万年前の「古生代」に生息していたとされるダンクルオステウスやアンモナイトなどの模型を設置した。巨大ザメ「メガロドン」の本物の歯や、アメリカカブトガニの生体なども展示している。 シンガポールから家族4人で訪れた井ノ久保幸多朗君(7)は「飛び出してくるような模型で、図鑑で見るよりも大迫力。いろいろ気になる生物がいておもしろい」と話した。

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  • 沼津夏まつり パレード ラブライブ!声優3人参加へ

     沼津夏まつり・狩野川花火大会実行委員会は19日、花火大会初日(29日)に沼津市のさんさん通りで実施する市制100周年記念パレードに、同市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の声優3人が参加すると発表した。  訪れるのは、小宮有紗さん(黒澤ダイヤ役)、斉藤朱夏さん(渡辺曜役)、高槻かなこさん(国木田花丸役)。花火大会も観覧し、インターネットライブにも出演する。  パレードには、30日に同市で開かれる大相撲の巡業を前に訪れる鶴竜親方(元横綱鶴竜)と枝川親方(元幕内蒼樹山)、燦々(さんさん)ぬまづ大使のモデル藤木由貴さんも参加する。  パレードは午後2時15分から3時まで。通横町交差

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  • 異業種連携成功の鍵は 沼津でAOIフォーラム総会

     先端技術を農業分野に応用して新商品や新サービス創出を目指す県のAOIプロジェクトの中核組織「AOIフォーラム」の会員総会がこのほど、沼津市のプラサヴェルデで開かれた。「異業種連携によるオープンイノベーション」がテーマ。オンラインを含めて100人超が参加し、先進事例を学んで今後の事業展開の参考にした。 日清紡ホールディングスと連携し、都心のカフェや書店にイチゴを栽培する植物工場を設置して注目を集める日本出版販売の山元佑馬さんが講演した。メーカーとサービス業という畑違いの両社の連携が成功した要因として、互いの強みやビジョンを共有したことと、社員同士が共に過ごす時間を増やしたことを挙げた。前向きな

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  • ⚾掛川西コールド勝ち 沼津市立に9-2 全国高校野球静岡大会3回戦

     ▽3回戦(草薙第2試合) 掛川西  11310111―9 沼津市立 00011000―2  (8回コールド) ▽三塁打 渡辺(沼)▽二塁打 落合、堀(掛)▽暴投 泉(沼) ▽試合時間 2時間17分  【評】掛川西が小刻みに加点し、沼津市立に快勝した。  掛川西は2点リードの三回、小原光の2点適時打などで3点を追加。四回には堀の適時二塁打で加点した。小原光は六回にも、この日3打点目となるバント安打を決めた。  沼津市立は四、五回に1点ずつ奪ったが、相手打線を抑えられなかった。   ▶高校野球しずおか 特設ページ イニング速報/日程・結果/トーナメント表/関連記事

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  • マッチ箱で巡る 昭和初期の沼津 市制100周年記念 市立図書館で展示

     沼津市立図書館は8月3日まで、昭和初期の市街地にあった飲食店や映画館のマッチ箱ラベルを同館4階で展示している。同館の職員が、親族のコレクションを借り受け、図書館の郷土資料などからラベルに描かれた店の当時の所在地を特定。地図に落とし込み、およそ90年前のモダンで華やかな街並みがマッチ箱を通して浮かび上がった。  展示品は、同市の故土井正路さんが所蔵していたコレクション。職員の山本晴望さん(65)が、親族に土井さんのひ孫がいる縁で借り受け、市制100周年を機に展示を企画した。1万点におよぶラベルのうち、約60店が沼津市内の店舗で、保存状態が良く、色あせずに残っていたという。  展示しているラベル

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  • 保育士 地元でキャリア研修 中東遠5市町が広域開催【届かぬ声 子どもの現場は今】

     保育士らの処遇改善につながる「キャリアアップ研修」の受講を後押ししようと、中東遠地域の5市町(掛川、袋井、菊川、磐田市、森町)が本年度から同地域を会場に研修を開講している。業務が多忙で職場を離れるのも難しい保育士のため、より近い場所で受講機会を増やす目的。関係者によると、近隣自治体が連携して広域的に開講する事例は全国的にも珍しいという。  「気持ちの切り替えが難しい子に、どう対応したらいいか」。19日、袋井市役所東分庁舎コスモス館で行われた研修に5市町の保育士や幼稚園教諭ら95人が集まった。テーマは「障害児の発達の援助」。個々の特性を理解した上でどのように支援をするべきか、参加者は講義内容を

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  • 「触れあいの場に」 沼津でマーケット 下香貫地区社協

     沼津市の下香貫地区社会福祉協議会はこのほど、地元店舗などが出店する「しもかぬきマーケット」を同市の第3地区センターで開いた。 地域住民の触れあいの場にしようと、年に2回ほど開催している。野菜やわさび漬け、カフェなど15ブースを設けた。高齢者が外出する機会になればと、健康チェックや介護用品の体験会も行った。 キッズスペースでは駄菓子を販売。子どもから大人まで幅広い年代の住民でにぎわった。

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  • 後世に残したい陶芸作品128点 沼津の美術館

     故人の陶芸作品展「記憶に刻む」が沼津市東椎路の静岡陶芸美術館で9月24日まで行われている。 館長の植松弘行さんが、作家の死後も後世に語り継ぐべきとした作品128点を厳選した。3~5種類の色が異なる粘土を練り込んで作った湯飲みや、室町時代の焼き物をイメージした花入れなどが並ぶ。京都府出身の陶芸家沢田痴陶人(ちとうじん)の没後20年にして発見された遊び心あふれる大皿が目を引く。 植松さんは「将来に残すべき多種多様な作品を見て楽しんでほしい」と話した。

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  • 島田から直木賞 吉報に沸く 永井さん親族や書店、作家グループ 豊かな着想、人の優しさ描く

     第169回直木賞に19日、島田市生まれの永井紗耶子さん(46)の「木挽町(こびきちょう)のあだ討ち」が選ばれた。同市初の直木賞作家。「地元でさらに応援を」。親族や関係者らは喜びに沸き、今後の活躍に期待を込めた。  永井さんの母洋子さん(74)=横浜市=は「ノミネートされてから『通らなかったらどうしよう』とばかり思っていた。本人から電話を受けてほっとした」と弾んだ声で話した。故郷の島田市には家族でたびたび訪れた。「紗耶子の名は(同市の)大井神社が名付け親だった。今も地元の人が応援してくれている」と感謝した。  同市に住む永井さんの伯母、田中直子さん(76)は「帰省する度に本好きのおじいさんに司

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  • 沼川新放水路工事「着実に」 沼津で移動知事室最終日

     川勝平太知事は県東部地域を巡る移動知事室最終日の19日、沼津市西部地域の水害防止のため県が整備している沼川新放水路(仮称)の工事現場を訪ねた。工事は順調との認識を示し、「慎重に着実に進めて予定通り竣工(しゅんこう)を迎えたい」と述べた。  工事は2017年度に始まり、沼川から駿河湾に至る下流工区0・9キロは28年度、高橋川を起点とする上流工区1・4キロは32年度に完成する予定。川勝知事は放水路となるトンネルに入り、工事の進捗(しんちょく)や工法について説明を受けた。「東海道線の下を通る難工事。時間がかかるのは仕方ない」と述べた。  知事は住民代表との意見交換に臨み、酒づくりが盛んな「酒のまち

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  • 記者コラム「清流」 お茶を入れる余裕

     沼津市の愛鷹山麓には茶畑が広がる。取材に出かけると、目の前の豊かな緑色に癒やされた。  ただ、地元農家には晴れやかな景色とは対照的な悩みがあった。若い世代を中心とするリーフ茶離れだ。「みんな忙しい。農家も時代に合わせないと」と生産者。共働き世帯や会社員が昔と比べて増え、急須でお茶を入れる余裕がないと分析した。  自身を振り返ってみると、確かに1人暮らしを始めてから急須に触っていない。これを機に、と棚の奥から出し、改めてネットで入れ方を検索。5分ほどかけて1杯を入れた。  湯飲みを温めたり蒸らしたりと手間はあるが、お茶を入れるためだけの時間はぜいたくで気が休まる瞬間だった。リーフ茶を日常に取り

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  • 沼津の小中高生対象 路線バス乗り放題パス販売 8月から3社

     沼津市内で路線バスを運行する3社(伊豆箱根バス、東海バス、富士急シティバス)は8月から、市内在住か市内の学校に通う小中高校生を対象に、市内の路線バスが乗り放題となるフリーパスを販売する。学期に合わせて2種類を用意し、少子化やコロナ禍で利用客が落ち込む中、利用促進を図る。  4カ月券(8月25日~12月24日に利用可能)が1万円、3カ月券(来年1月1日~3月31日まで)が7500円。JR沼津駅と沼津東高や沼津工高間の通学定期券と比べても大幅に割安となる。4カ月券は8月18日、3カ月券は12月18日から3社の案内所、営業所で販売する。市の自主運行バスは対象外。市が市制100周年記念として経費3

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  • 自治会活動推進へICT 島田 リテラシー向上「デジタル塾」

     島田市自治会連合会は自治会のICTリテラシー向上に向け、18日から全4回の講座「デジタル塾」を始めた。自治会活動の効率化や役員の負担軽減などが見込まれるデジタルツールの実務研修を実施する。 自治会活動にデジタルツールを導入する技術を身につけてもらうことが狙い。全68のうち22自治会の代表者が参加する。 同連合会と島田市、TOKAIケーブルネットワーク(TCN、本社・沼津市)の3者協定に基づくDX推進事業の一環。市役所を会場に27日まで、LINEやLINEWORKSを活用した連絡網の使い方、ZOOMによるオンライン会議のやり方などを学ぶ。 初回はオリエンテーションとして、市DX推進課職員による

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  • 沼津の養殖業視察 勝俣農水副大臣

     勝俣孝明農林水産副大臣(衆院静岡6区)が19日、沼津市西浦地区のタイ、ハマチの養殖場を視察し、海面養殖業に携わる地元の漁業者や漁協、行政担当者と意見交換した。漁業者からは、昨年から2割以上価格が高騰する餌や、燃料代への対策を要望する声が上がった。 勝俣副大臣は同市の足保港沖にあるタイ、ハマチの養殖いけすを見て回り、給餌器で餌を与える様子などを見学した。内浦漁協では、県かん水養魚協会の真野幸正会長から、餌の高騰対策のほか、マアジの人工種苗研究などを求める要望書を受け取った。勝俣副大臣は「海洋環境の変化が大きい中、安定供給できる養殖業は期待の大きい産業」とし、国としても高効率飼料や種苗の開発など

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  • 農機具と日用品 JAが販売会 裾野22、23日

     JAふじ伊豆なんすん地区本部(沼津市)は22、23日、農機具と日用品の展示即売会を裾野市で開く。 同市御宿のすそのプロパンガスセンターとすその営農経済センターが会場。農機具メーカー9社が出展するとともに、農業用資材と園芸品、食料品、ガス器具を販売する。あしたか山麓裾野そばやあしたか牛カレー、ぬまっちゃなどの特産品も並ぶ。両日とも午前9時から午後2時まで。 問い合わせはすその営農経済センター<電055(997)1249>へ。

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  • 全国 高校総体 総文祭 出場生徒が抱負 フェンシング 書道、箏曲 沼津西高生、市役所訪問

     今夏の全国高校総体や全国高校総合文化祭(総文祭)に出場する沼津西高の生徒が18日、沼津市役所を訪れ、頼重秀一市長や奥村篤教育長に意気込みを語った。 訪れたのは、8月に北海道で開かれる高校総体のフェンシングフルーレ女子個人と同学校対抗に出場する関谷百萌さん(3年)と、学校対抗メンバーの長与紗弥奈さん、林優来さん、遠藤真綾さん(いずれも2年)。7~8月に鹿児島県で開かれる総文祭に出展、出場する書道部の遠藤輝子さん(3年)と、箏曲部(菅野杏香部長)のメンバー11人も出席した。 関谷さんは「今までの成果を出し切りたい」と語り、古典「雁塔聖教序」を楷書でしたためた遠藤さんは「苦手な分野に挑戦し、自分を

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  • 運動習慣定着でフレイル防止を 県理学療法士会 長泉で講座

     静岡県理学療法士会はこのほど、介護予防を目的とした公開講座「シルバーリハビリ体操」を長泉町のコミュニティながいずみで開いた。町民ら約40人が参加した。 医師が考案したシルバーリハビリ体操は運動療法に基づき、日常生活に必要な動きを訓練する体操。沼津リハビリテーション病院(沼津市)の理学療法士西島勇さんが全92種類の動きのうち、膝、肩、転倒予防に重点を置いた8種類を実演した。 リハビリテーション中伊豆温泉病院(伊豆市)の理学療法士藤原潤さんは講演で、コロナ禍で高齢者が引きこもりがちになり、身体的機能や認知機能の低下が見られる「フレイル」が進行していると指摘。「地域の人々が集まって取り組むことで、

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  • 保護犬・猫の譲渡推進 静岡県が動物愛護センター基本計画策定

    ドッグラン新設  静岡県は2025年度中の開所を目指し、富士市大淵に整備する県動物愛護センター(仮称)の基本計画を策定した。「動物の命をつなぐための拠点」をコンセプトに掲げ、保護した犬や猫の収容機能を拡充して新たな飼い主への譲渡を推進する。ドッグランの新設も明記し、県民が利用しやすい施設につなげる。  老朽化が進む県動物管理指導センター(浜松市西区)を、富士市大淵の障害者支援施設「県立富士見学園」跡地に移転する。富士見学園は民営化に伴い24年度に沼津市に移る予定で、学園の移転によって空いた施設を改修する。  感染症のまん延防止や動物福祉に配慮した飼育室を整備し、飼い主のいない猫の不妊去勢手術

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  • サンゴ増えきれいな海に 静浦小中一貫校、沼津で植え付け体験

     静浦小中一貫校(沼津市)は19日、同市獅子浜でサンゴの植え付け体験を行った。  シーマンズ獅子浜ダイビングサービス(同市)の協力で実施。中学生に当たる7年生24人が、9年生時の沖縄修学旅行に向けた総合学習の一環として臨んだ。  生徒らは事前にヒメエダミドリイシというサンゴの一種が地元の海で失われつつある現状を学んだ。実習は職員からロープの間にサンゴを挟む植え付け方法を確認した後、同種のサンゴを丁寧に差し込んだ。  サンゴを植え付けたロープは海中に運ばれた。杉山優星さん(13)は「地球温暖化が影響してサンゴが減っていると聞いた。植え付けたサンゴが増えて、きれいな海になってほしい」と話した。

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  • ⚾全国高校野球静岡大会 20日から3回戦16試合

     第105回全国高校野球選手権記念静岡大会は20、21日、草薙など4球場で3回戦計16試合を行う。加藤学園-静岡商、飛龍-日大三島などの好カードが予定されている。  20日に登場する加藤学園は、初戦で左腕吉川が好投し無失点のコールド勝ち。投打で順調な仕上がりを見せている。静岡商は主戦太田が浜松学院との2回戦で完投。伝統校らしい堅実な野球を強豪相手に発揮したい。  浜松開誠館は韮山と対戦。初戦で接戦をものにした開誠館に対し、韮山は2戦連続コールド勝ちと勢いがある。第5シードの藤枝明誠、掛川西も3回戦に臨む。  21日は東部の強豪対決で好ゲームが期待される。第2シード日大三島は初戦で先発関野が1安

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  • 3Dプリンター活用 金属積層造形事業を強化 東金属産業(沼津)

     金属加工業の東金属産業(沼津市大岡、田中健太郎社長)は、「金属3Dプリンター」を活用して、切削や溶接なしで複雑な形状の金属部品を形作る「積層造形事業」を強化している。高機能化や軽量化を実現できるのが特徴。次世代自動車や航空宇宙など多様な業界で金属3Dプリンター活用への注目が集まる中、現在は全体の1割程度にとどまる関連事業の売上高を、5年後までに4倍以上に増やす。  試作品や最終製品向けの受託加工から、設計や生産工程見直しといったものづくりの付加価値を高める提案まで、事業の幅を広げている。航空や宇宙業界、レース用二輪、企業や大学との研究案件などを通じて経験を蓄積し、現在は金属3Dプリンター5台

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  • 川勝知事「東部へ県庁機能分散検討」 スポーツ・文化観光部有力

     川勝平太知事は18日、移動知事室で訪れた伊豆市内で取材に応じ、東部・伊豆地域の振興を目的に県庁の一部の機能移転を検討する考えを示し、最有力としてスポーツ・文化観光部を挙げた。「実現可能性は50%」としながら、富士山の存在や東京五輪・パラリンピック会場となったことを踏まえ、調整を始めるとした。  川勝知事は20市町が所在する東部・伊豆には「広域的な観点が必要。それを担うのが県」と強調。「分庁も兼ねて東部地域に注力したい」と述べ、「(スポーツ・文化観光部が)一番可能性がある。役に立つ部局」との認識を示した。  移動知事室では、新設した量産実証施設でノコギリガザミ(ドウマン)の稚ガニ生産を始めた県

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  • 空き店舗にお試し出店 富士・吉原商店街 街づくりの可能性探る

     富士市の吉原商店街にある空き店舗で、さまざまな事業者が試行的に出店するプロジェクト「紙内田ビル_fornow」が始まった。事業希望者に期間限定の店舗として活用してもらい、街のにぎわいづくりの可能性を探る。 6年前に文具・印刷店が閉店した同ビルの1階部分を9区画に区切った。12月までの常設となる6区画には、クラフトビールのバーや、服と雑貨の工作室、パソコン修理店、本の閲覧スペースなどが入った。ペン画などのアトリエを設けた中嶋潤美さん(37)は「今後の創作活動につながる出会いがあればうれしい」と出店理由を語る。 別の3区画は1日から1カ月で借りる短期ブース。平日昼間などは500円、休日の昼間や金

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  • ららぽーと⇔駿河湾沼津SA⇔沼津駅 平日限定シャトルバス運行

     富士急シティバス(沼津市)は18日から、新東名高速駿河湾沼津サービスエリア(SA)とJR沼津駅北口、ららぽーと沼津をそれぞれ結ぶ平日限定の「お出かけシャトルバス」の運行を始めた。同市内の主要集客施設をつなぎ、回遊性を高めて観光促進を図る観光庁の補助事業で、12月28日まで(8月14~18日除く)実施する。  沼津駅と同SAを結ぶ1日3往復と、ららぽーと沼津と同SAを結ぶ1日5往復を設定する。料金は大人1乗車200円。既存の沼津駅-ららぽーと沼津を結ぶ路線バスと合わせ、同駅を起点に両施設を回遊できる。  バスは同SAを運営する中日本エクシス駿河支店と連携し、昨年度も運行。昨年度は延べ約1500

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  • 和楽器の魅力紹介 裾野・不二聖心女子学院 卒業生ら演奏会

     不二聖心女子学院(裾野市)はこのほど、和楽器演奏会を同校講堂で開いた。中学生約240人が三味線や鼓、笛が奏でる音色に耳を澄ませた。  同校卒業生の堅田喜代さんら6人が演奏した。堅田さんは江戸末期から明治の三味線名人、三代目杵屋正次郎が作曲した長唄「松の翁」について沼津市の帯笑園が題材であることを証明するリポートを作成した。  堅田さんは「松の翁」は富士市内の庭園で詠まれたと伝わっていた名曲だが、同園の当主が直筆本を発見したことをきっかけに沼津市が題材だった可能性が高まったと解説。演奏者らと和楽器の魅力を音色で生徒に伝えた。

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  • 船のスクリューで男性が太もも切る 沼津・大瀬崎沖

     17日午前11時25分ごろ、清水海上保安部に駿東伊豆消防本部から「船のスクリューに右大腿(だいたい)部を巻き込まれて負傷者が発生した」と通報があった。清水海保によると、栃木県の40代男性が右太ももに約13センチの切り傷を負い、伊豆の国市の病院に搬送された。命に別条はないもよう。  同海保によると同日午前11時ごろ、沼津市の大瀬崎沖で、プレジャーボート「HIROCHAN‘S」がえい航する浮輪「トーイングチューブ」に乗り遊走していた男性が、海面に落ちた船長の帽子を拾い、帽子を返そうとボートに近寄ったところ同船のスクリューに巻き込まれたという。同海保が事故原因などを調べている。

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  • 心肺蘇生で男性救命 伊東のダイビング店経営大石さんらに感謝状

     伊東市でダイビング店を営む大石惣一さん(37)ら6人が沼津市の大瀬海水浴場で4月、ダイビング中に意識を失った60代男性を救助した。駿東伊豆消防本部と清水海上保安部はこのほど、感謝状を贈り、「1人の命が救われた。多くの方の模範となる行動」とたたえた。  感謝状を受けたのは大石さんと、店の従業員杉田貴充さん(28)=伊東市=、ダイビング研修生の小林稜典さん(27)=群馬県=と櫻井海喜さん(28)=埼玉県=、客で居合わせた村下未知さん(24)=浜松市=と井上乃愛さん(24)=千葉県=の6人。  4月16日に同海水浴場でダイビングライセンスを取得中の男性が意識を失い、ガイドのインストラクターが浜から

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  • 娘看病で活動休止 砂森選手の支援へ J3沼津が募金活動

     サッカーJ3アスルクラロ沼津と同選手会は16日、かつて同クラブに所属し、急性白血病と診断された娘の看病に専念するため、活動を休止している砂森和也選手(AC長野パルセイロ)の支援募金活動を沼津市の愛鷹広域公園で行った。 砂森選手は2018年に沼津に所属。鹿児島ユナイテッドFCを経て、長野に移籍した。沼津の選手らは同日のホーム戦前に協力を呼びかけ、沼津と対戦相手の鹿児島の両サポーターが善意を寄せた。 看護師の伊藤妙子さん(66)=同市=は「応援していた選手。大変だが、がんばってほしい」と募金した。今後のホーム戦でも募金活動を行う予定。 

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  • サッカー全国大会へ抱負 アスルクラロ沼津U15

     8月15日から北海道で開かれる日本クラブユースサッカー選手権U-15大会に、沼津市のアスルクラロ沼津U15チームが東海地区代表として出場する。選手22人がこのほど、市役所を訪れ、頼重秀一市長に抱負を語った。 チームは県大会で優勝。東海大会では32チームのうち5位となり、全国への切符を手にした。息の合ったカウンターが持ち味だが、ゴール前での決定力不足が課題で、克服のため選手同士の連係を強化しているという。 主将の塩崎丈さん(15)=清水町立南中3年=は「チームワークを生かして一戦一戦全力でプレーする」と意気込んだ。 

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  • 送迎バス安全装置「あくまで補助」 人の目での確認徹底 義務化に現場の思い複雑【届かぬ声 子どもの現場は今】

     昨年9月に牧之原市で起きた送迎バス園児置き去り死事件を機に、幼稚園やこども園などで義務化された安全装置。国の点検結果によると、6月末時点の設置率は全国で55・1%、県内で62・8%にとどまる。国や県は早期の設置を促すとしているが、現場を訪ねると複雑な思いで義務化を受け入れつつ、人の目による確認を改めて徹底する保育者らの姿が見えてきた。  「ピピピッ、ピピピッ」。7月中旬、静岡市葵区の麻機幼稚園駐車場。午前9時過ぎ、園児の送迎を終えたバスのエンジンが止まると、車内最後部から確認を促す安全装置の電子音が鳴り響いた。運転手の男性は忘れ物がないか、座席の下も含めて車内をくまなく見回した後、装置の停

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  • 社説(7月17日日)沼津再開発新組織 次世代へ新都市像示せ

     沼津市で市民も交えた中心市街地の在り方を模索する新たな組織が始動する。JR沼津駅南口で複数の再開発計画が進行する中、情報と現状認識を共有し、今後、駅周辺で本格化する鉄道高架化が完了した後を含めた広範な将来像を考えるのが狙いだ。  県東部・伊豆地域の商都として栄えた沼津市だが、現在は郊外の大規模店に押されて衰退が激しく、かつてのにぎわいは見る影もない。既成概念にとらわれず、10年後、20年後を見据えた再開発や活性化策の実現を目指し、復権の足掛かりにしてほしい。  新たな組織を主導するのは沼津商工会議所。商議所内に「街なか活力創造特別委員会」を新設した。市も加わり、再開発計画の進展や見通し、高架

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  • 河合柚(浜松天竜)雪辱2冠  青嶋(東海大翔洋)自己新V 静岡県中学総体・陸上

     静岡県中学総体陸上(静岡新聞社・静岡放送後援)最終日は16日、袋井市のエコパスタジアムで行われ、女子共通800メートルは河合柚奈(浜松天竜)が2分14秒30で優勝し、女子共通1500メートルとの2冠を手にした。男子共通110メートル障害は青嶋桂太朗(東海大翔洋)が14秒98、共通男子走り高跳びは小池創介(浜松江西)が1メートル85で制し、ともに全国中学校体育大会(全中)の参加標準記録を突破。共通400メートルリレーは男子の沼津五、女子の浜松天竜が勝って全国出場を決めた。  序盤温存 スパート勝負 河合柚 地区での悔しさばねに  女子共通800メートルは河合柚(浜松天竜)が、前日に共通150

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  • ⚾沼津市立 守り勝つ 全国高校野球静岡大会2回戦

     ▽2回戦(草薙第2試合)  掛川東   011020000―4  04001001×―6  沼津市立  ▽三塁打 今坂(掛)工藤(沼)▽二塁打 川田、今坂(掛)杉山(沼)▽暴投 川田(掛)泉(沼)▽捕逸 高津(掛)  ▽試合時間 2時間29分  【評】沼津市立は主戦泉が走者を背負っても粘り強く守り、掛川東の反撃をしのいだ。  沼津市立は二回、2死満塁の場面で工藤が走者一掃の三塁打を放つなど4点を挙げた。後半は小技や足を絡めて好機を広げ、着実に加点した。  掛川東は六、七回に先頭が出塁したが得点につなげることができず、10残塁に泣いた。    沼津市立 工藤が走者一掃打  沼

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  • 月下美人 甘い香り 一晩限り、例年より多く開花 沼津

     一晩限りの真っ白な花を咲かすとして知られる月下美人(ゲッカビジン)が15日夜、沼津市下香貫の笹原弘さん(76)と節子さん(76)宅の庭で咲いた。 サボテン科の多年草で、夏から秋にかけて開花する。夜に花を咲かせ、日が昇るころにはしぼんでしまうのが特徴。笹原さん夫婦は約15年前に1株を植え、例年5~8輪の開花を楽しんでいたが、今年は同日だけで14輪もの花を咲かせた。午後9時過ぎに満開となり、強烈な甘い香りを放った。 弘さんは「花の数に驚いた。小さなつぼみもたくさん残っているから8月の開花も楽しみ」と話した。 

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  • 沼津夏まつりに計10万円寄付 シラカベ歯科医院など

     企業経営者の育成に取り組む大嶋啓介講演会実行委員会(白壁啓之委員長)とシラカベ歯科医院(沼津市)はこのほど、沼津夏まつり実行委員会に計10万円を寄付した。 実行委員会は4万円、同医院は6万円を寄付した。市役所での贈呈式で、白壁委員長は「花火を見たら勇気がもらえる。安心安全に狩野川花火大会を開催してほしい」と話し、夏まつり実行委員会の紅野正裕委員長(沼津商工会議所会頭)と頼重秀一名誉実行委員長(市長)に目録を手渡した。

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  • 原・浮島の夏まつり 明治安田生命が助成 沼津

     明治安田生命保険はこのほど、沼津市で8月5日に開かれる「原・浮島ふるさと夏まつり」の実行委員会に助成金26万5千円を贈った。同社沼津支社(同市)で贈呈式を開き、松尾洋支社長が山本幸平委員長に目録を手渡した。 助成は3回目。松尾支社長は「地元と祭りを盛り上げたい」と話し、従業員がまつりのボランティアとして参加すると伝えた。山本委員長はまつりの規模を今年は通常に戻すとし、「協力は大変ありがたい」と謝辞を述べた。

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  • 草生い茂り避難路使えない...南海トラフ想定犠牲者「8割減」に疑問符 高齢化も加速、実効性に課題 静岡県地震・津波対策AP推計

     静岡県第4次地震被害想定で推計される南海トラフ巨大地震の犠牲者約10万5千人のうち津波による犠牲は約9万6千人に上る。静岡県は地震・津波対策アクションプログラム(AP)の2022年度までの10年間の取り組みで、防潮堤整備や早期避難意識の向上が進み、想定犠牲者の「8割減」を達成したとする。一方で、高齢化が加速し、過去に整備した津波避難施設の維持管理や改修などの課題が浮かび上がる。専門家は「人口構成の変化を踏まえた検証や点検が必要」と避難の実効性に疑問を呈する。  6月下旬の沼津市戸田大浦地区。傾斜地に設置された非常階段を上るとさらに高台へと避難する通路があった。草木が生い茂り、手すりの上部だ

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  • 川崎さん(沼津出身)木彫り展開幕 駿府博物館 アスパラや板チョコ、本物そっくり

     沼津市出身の木彫り作家川崎誠二さんの創作を一堂に集めた「川崎誠二のちいさな木彫り展」(駿府博物館、静岡新聞社・静岡放送主催)が15日、静岡市駿河区の同館で開幕した。9月3日まで。  創作を始めてから9年間の作品約300点が並ぶ。最小7ミリの柴犬など生き物をかわいらしく装飾した作品や、アスパラガス、板チョコレートなど実物大の形状や着色で本物そっくりに仕上げた作品がテーマごとに展示され、来場者の目を引いていた。  初日はギャラリートークを行い、川崎さんが創作への思いを語った。その後、参加者と館内を巡り、創作を始めるきっかけとなった「トースト」などの作品について、制作の裏話を紹介した。参加者は「か

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  • 吉田(三島中郷西)男子400大会新V 女子100は河村(浜松天竜)好記録で制す 静岡県中学総体・陸上

     静岡県中学総体陸上は15日、エコパスタジアムで開幕し、男子共通400メートルは、2日の県中学選抜大会で全国中学校体育大会の参加標準記録(51秒60)を突破していた吉田明仁(三島中郷西)が49秒37の大会新記録で優勝した。女子3年100メートルは河村彩(浜松天竜)が12秒35の好記録で勝った。  男子3年100メートルは佐野莱夢(富士宮一)が10秒96で頂点に立った。1500メートルは男子3年を市川太羅(藤枝葉梨)、女子共通を河合柚奈(浜松天竜)が制し、いずれも県中学選抜との2冠を達成。女子共通走り幅跳びは既に全国出場を決めている渡辺裕衣(清水六)が5メートル43で優勝した。  吉田「県記録

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  • 静岡市シェアサイクル3年 事業も人も「快走」 日常の足として定着

     静岡市が展開する官民連携のシェアサイクル事業「PULCLE(パルクル)」は事業開始から3年が経過し、順調に成長を続けている。全国的には苦戦する地域が多い中、5月の月間利用回数は、事業が始まった2020年6月の約9倍に増加。運営関係者は「市民の新しい公共交通インフラとして定着した」とみて、さらなるサービスの展開、拡大を目指す。  「待ち時間なく乗れ、バスやタクシーより安い。電動なのですいすい走れるのもうれしい」。6月下旬、JR静岡駅北口。大学へ向かうためパルクルを利用した静岡大4年の長井大陸さん(21)が笑顔をみせた。  開始初月に約3200回だったパルクルの月間利用回数は、今年5月には約2

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  • 沼津港-戸田港 17日まで限定復活 千鳥観光汽船が運航

     2014年に定期便が廃止された沼津市の沼津港と戸田港を結ぶ航路が15~17日の3日間限定で復活する。沼津港などで遊覧船を運航する千鳥観光汽船(同市)が企画。同社は試験的な運航と位置付け、市内有数の観光地の沼津港と公共交通機関でのアクセスが不便な戸田地区を直接結び、観光活性化を狙う。  同社の創業70周年記念事業の一環。同社が夏に季節運航する沼津港-大瀬崎(同市)便を延長する形で実施する。各日往復計6便で、定員200人の大型遊覧船「ちどり」が両港を約70分で結ぶ。大瀬崎にも寄港するが、1便は戸田-沼津の直行便にする。  戸田地区へのバスでのアクセスは伊豆箱根鉄道修善寺駅(伊豆市)経由が一般的

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  • 沼津・戸田湾の夜満喫 23日から「納涼船」 16日まで先行運航

     沼津市の戸田渡船組合は23日から8月19日まで、「戸田湾納涼船」を運航する。飛びはねるトビウオを網ですくうなどして夜の海を楽しめる。7月15、16の両日は先行運航する。  期間中毎日、午後8時に同市戸田の中央桟橋を出港。約1時間、戸田湾周辺を周遊する。要予約で料金は中学生以上1200円、5歳~小学生は600円。戸田観光協会加盟の宿泊施設などを利用する場合は割引する。予約は戸田観光協会のホームページから。問い合わせは同協会<電0558(94)3115>へ。

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  • 伊豆・小土肥の海岸きれいに 沓間水産と加藤学園高生が清掃

     「沼津魚がし鮨」を展開する沓間水産(裾野市)は12日、加藤学園高(沼津市)の生徒有志と合同で、伊豆市の小土肥海水浴場周辺を清掃した。  同社が小土肥産の海産物を取り扱っていることから、海水浴シーズンに合わせて毎年実施し、今回で5年目となる。同社社員約30人と同高生徒約30人が海岸を歩いて回り、プラスチックごみや空き缶、ペットボトルなどを拾い集めた。防波堤の隙間に流れ着いてたまったごみも回収した。  2年の斉藤啓太さん(17)=沼津市=は小さなことでも協力したいと思い参加したといい、「魚、海を守ることができて良かった」と話した。同社営業部の虎岩芳樹さん(54)=長泉町=は「地元への貢献を続けて

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  • 音楽や食 沼津仲見世商店街で一息 市が社会実験、テーブルと椅子設置

     沼津市などは14日、JR沼津駅付近高架化に伴う中心市街地の回遊性向上に向けた社会実験「オープンヌマヅ」の第3弾を沼津仲見世商店街で始めた。12月下旬までの長期間、路上に休憩スペースを設け、日常的な利用状況を検証する。  実験は旧マルサン書店仲見世店と駐車場「仲見世パーク2」前にテーブルや椅子を設置。16日までは「ミュージック」をテーマに、市内の音楽グループが路上で演奏し、飲食店4店が軽食を販売する。12月まで月替わりでテーマを決め、月1回週末にテーマに沿った市内の店舗が出店する。  市などから委託を受け、イベントを企画運営するまちづくり会社「レイバー」(同市)の鈴木智博代表は「毎月違うテー

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  • 沼津出身川崎さん 動物など木彫り300点展示 15日から静岡の駿府博物館

     駿府博物館(静岡市駿河区)で15日、「川崎誠二のちいさな木彫り展」(同館、静岡新聞社・静岡放送主催)が始まる。開幕を間近に控えた13日、関係者が同館で展示作業を行った。  川崎さんは沼津市出身の木彫り作家で、自作を一堂に集めた個展は初。トーストやピーマンなどをモデルに形状と着色の工夫で本物そっくりに仕上げた作品、愛らしい見た目が印象的な生き物をかたどった作品など約300点を出品した。  食べ物や恐竜、海辺の動物といったテーマ別に、来場者の目線を意識しながら一つ一つ丁寧に並べた。作品原画や創作風景のパネル写真も展示した。川崎さんは「作品それぞれに物語があり表情がある。世界観を楽しんでほしい」と

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  • 妻を感電させ殺害 男に懲役15年判決 地裁沼津支部

     2021年、同居する妻を感電死させたとして殺人の罪に問われた沼津市寿町、トラック運転手の男(66)の裁判員裁判判決公判で、静岡地裁沼津支部は13日、懲役15年(求刑懲役18年)を言い渡した。  野沢晃一裁判長は、被告に電気工事の知識があったことや感電死についてウェブ検索していたこと、被害者の身体に複数回通電させたことなどを踏まえ、「殺意を持って通電させた」と、弁護側が否定していた被告の殺意を認定。量刑については「妻から離婚や退去を求められたことへの不満が動機とみられるが、被害者に落ち度はなくくむべき事情はみられない。殺害を決意したのが事件当日でも、突発的犯行ではない」と断じた。  判決による

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  • 静岡人インタビュー「この人」 幼稚園で外国籍の子どもたちの通訳をする アガラノ娃肥さん(沼津市)

     外国籍の園児が約35%を占める清水町立清水西幼稚園で、昨年からフィリピン語と英語での通訳を担当している。保育の補助も行っている。フィリピン・アンティポロ出身。33歳。  -仕事内容は。  「年少のクラスをメインに外国籍の子どもたちの通訳をしている。保護者とコミュニケーションもとっていて、お便りの翻訳や先生との通訳、保護者用メール登録の仕方の案内も行う。職員や保護者には、来てくれて助かる、と言ってもらえた。子どもたちと関わるのは楽しく、お母さんたちが安心している姿を見るとうれしい」  -仕事の難しさや感じることは。  「保護者の中には、日本の教育を受けさせたいというよりも、預かってもらえればい

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  • 記者コラム「清流」 市民のアイドル 

     大きな体で優雅に浮かぶハクチョウは沼津市民のアイドルのようだ。6月末、コブハクチョウとみられる2羽が沼津の西浦の海にも飛来した。  2羽の容姿は、5月上旬に市内の門池にいた個体と酷似していた。案の定、門池にコブハクチョウの姿はなかった。池周辺を散歩する人たちの会話は「昨日から姿が見えない」「猫に食われたのかな」などとコブハクチョウ一色だった。孫を思う祖父母のような表情で、スマホに収めた写真を見せ合って懐かしんでいた。  コブハクチョウは外来種で、生態系を乱す危険性もあり住み着くことは喜ばしくないが、人々の心に癒やしを与える特別な存在でもあった。2羽はどういう経路で沼津に飛来したのか、何を食べ

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  • ラブライブ「ヨハネ」誕生日 ファンがお祝い 声優小林さんサプライズ登場

     沼津市が舞台のアニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」の新作シリーズ「幻日のヨハネ」の主人公ヨハネが13日、誕生日を迎え、恒例の誕生祭(沼津あげつち商店街主催)が同市のリバーサイドホテルで開かれた。  応募した800人のファンの中から、当選した約360人が訪れた。ヨハネ役の声優小林愛香さんがサプライズで登場し、ファンとハッピーバースデーコールで誕生日を祝った。沼津市制100周年のお祝いなどファンから寄せられた頼重秀一市長へのメッセージの読み上げや、小林さんを中心にしたトークショーなども行われた。  小林さんは「『幻日のヨハネ』はヨハネと彼女を取り巻く沼津の人の暖かさであふれている作品。いろんな人

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  • 「実装」へ発信強化 沼津版スマートシティ実現プロジェクト 市民参画促進

     沼津版スマートシティ実現プロジェクト「X-Tech NUMAZU(クロステックヌマヅ)」に取り組む官民協議会は13日、本年度初会合を沼津市で開いた。新設の「産業」と「健康・福祉」を含む5部会が活動計画を報告した。生活やまちづくりに役立てる「実装」段階に入った事業が多く、情報発信を強化し市民の主体的参画を促すことを確認した。 モビリティ部会は昨年度実施した車番調査のデータを応用し、大規模イベント時の交通計画をつくる。健康・福祉部会は人工知能(AI)でフレイル対策が必要な人を探し、福祉サービス提案を試みる。情報の一元化部会は支払いを伴う手続きの電子申請を拡大し、転入手続きの書類を書かない「スマー

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  • 狩野川放水路活用 沼津市が国に要望 台風の浸水被害受け

     台風2号による浸水被害を受け沼津市は13日、水害防止のため狩野川放水路の積極活用を国土交通省沼津河川国道事務所に要望した。頼重秀一市長が事務所を訪ね、辛嶋亨所長に要望書を手渡した。 降水量増加を踏まえ、狩野川放水路ゲートの柔軟な運用を求めた。狩野川水系河川整備基本方針変更と整備計画の検討を急ぎ、狩野川放水路の機能強化や、狩野川の適切な管理による河川機能維持も要望した。川沿いの大岡地区連合自治会と大平地区連合自治会、狩野川を守る会と共同で行った。 頼重市長は「本格的な台風シーズンを前に被害が発生した。雨の降り方も今までとは違う」と治水対策の重要性を指摘した。辛嶋所長は地元関係者と検討し解決に向

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  • 沼津「らららサンビーチ」 砂“一新” 夏は目の前

     養浜のために新たに砂約1400トンを投入した沼津市西浦平沢の海水浴場「らららサンビーチ」が15日、リニューアルオープンする。  ビーチは2003年に人工の浜辺に整備され、多くの市民らが利用。砂が流されて浜がやせてきたことを受け、市が約10年ぶりに投入した。  施設長の清水周一さん(53)は「新しい砂が盛られてきれいになったビーチで正しくアウトドアを楽しんでほしい」と話した。  ライフガードを配置した上での運営は8月27日まで。  (東部総局・田中秀樹)

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  • 伊豆のテングサ守れ! ところてん消費拡大で一石 静岡県東部の製造業者ら

     風呂上がりに、ところてんはいかが-。県東部・伊豆地域の製造販売業者らでつくる伊豆ところてん倶楽部が、新たなところてんの消費拡大策に挑んでいる。風呂上がり専用のたれを試作し、年内に発売する予定。ところてんをPRし、その原料で日本一良質とされながら減退が続く伊豆のテングサを守ろうと意欲を示す。  語呂合わせから「ところてんの日」と定めた6月10日、沼津市の温泉施設で開いた試食会。同市戸田地区のタチバナのピューレを麺つゆに混ぜたたれを、水分たっぷりのところてんにかけて振る舞った。来店客の若林司さん(32)=富士市=が「さっぱりしておいしい」と話すなど評判は上々。寄せられた意見を参考に改良して製品化

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  • 部活地域移行10月試行 沼津市、協議会新設 5校・5種目 課題洗い出し

     沼津市は中学校の部活動の地域移行に向け、事業を加速させる。5校・5種目を選んで10月から試行し、課題などを洗い出す。在り方を考える改革検討協議会をこのほど新設し、部活動の受け皿と想定する地域やスポーツクラブの代表、現状を知る学校長らが「沼津方式」を模索する。  11日に市役所で開いた協議会の初会合で、市教委の山本貴史教育次長は「課題が山積。関係機関が連携して最良の方法を見いだしたい」と12人の委員に呼びかけた。年度内に計5回ほど会合し、部活動の実態把握や指導者の発掘、民間クラブの動向などを調べるとした。  協議会では、子供のニーズの把握や学校卒業生を指導者として起用することなどの意見が出た

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  • 不二家2店フランチャイズ運営 マックスバリュ東海 函南、沼津南店

     マックスバリュ(MV)東海は12日、洋菓子販売「不二家」を函南店(函南町)と沼津南店(沼津市)内でフランチャイズ(FC)運営すると発表した。  両店内にあり別会社が運営していた既存店舗について、新たにMV東海がFC契約を結んだ。函南店では19日、沼津南店内では8月1日に運営を開始する。  MV東海はこのほか、「ミスタードーナツ」23店を本県と愛知の両県でFC運営している。不二家とともにFC事業の拡大を図る。

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  • ⚽J3沼津 ブラウンノア選手好調 16日ホームで鹿児島戦

     サッカーJ3アスルクラロ沼津は16日、2位の鹿児島ユナイテッドFCとホームの愛鷹広域公園多目的競技場(沼津市)で対戦する。FC今治との前節は、試合終了間際にFWブラウンノア賢信選手の4試合連続得点となる同点弾で勝ち点1をもぎ取った。チームの得点源となっているブラウンノア選手は「自信になり思い切ったプレーにつながっている」と手応えを語る。  前節は一進一退の攻防の中、後半12分にセットプレーを決められ、先制を許した。守備を固める相手に対し、ブラウンノア選手が跳ね返ったボールに反応。「イメージ通りのシュートが打てた」と振り返る。  12日に裾野市内で行った練習ではゴール前の流れなどを確認した。ブ

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  • アビリンピック「全力で臨む」 あしたか訓練校出陣式 沼津市

     沼津市の静岡県立あしたか職業訓練校は12日、15日に静岡市で開かれる静岡障害者技能競技大会(アビリンピック静岡大会)に出場する選手団の出陣式を開いた。  木工やビルクリーニングなど6種目に全学生17人が出場する。生産・サービス科機械操作コースの佐々木葉さんが「あしたか職業訓練校の訓練生としての誇りを持ち全力で臨む」と宣誓した。「頑張ろう」を三唱して気合を入れた。  山脇和哉校長は「競技の直前に深呼吸し、始まったら無心になる。練習の成果を存分に発揮して」と激励した。  昨年度は24人が出場し、4人が全国大会に進んだ。

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  • 会長に湯原氏 沼津香陵LC

     沼津市の沼津香陵ライオンズクラブはこのほど、2023~24年度の役員を決めた。会長に湯原健太郎さんが就いた。 他の主な役員は次の通り。 直前会長 三田昌宏▽第1副会長 清谷登▽第2副会長 大嶽正泰▽幹事 小畑哲也▽副幹事 勝又直人▽会計 藤田直子▽副会計 間野吉幸▽ライオン・テーマー 大内章二▽テール・ツイスター 八木宏樹▽会員委員長 森育夫▽会員副委員長 森公孝▽2年理事 熊谷健太郎、後藤環樹▽1年理事 加藤修一、後藤譲二▽監査委員 坂東功一、芹沢忠久

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  • 会長に徳田氏 沼津LC

     沼津市の沼津ライオンズクラブはこのほど、2023~24年度の役員を決めた。会長に徳田和人さんが就いた。 他の主な役員は次の通り。 前会長 服部厳一郎▽第1副会長 清水英一郎▽第2副会長 橋本賢一▽幹事 長岡重弘▽会計 小沢敦広▽ライオン・テーマー 小林太郎▽テール・ツイスター 竹内智香子▽会員理事 大川祐輝▽2年理事 芹沢明寛、小野弘人▽1年理事 前田利定、榊原晃▽監査委員 中村信、大城一真

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  • インタビュー深掘りを 沼津城北高 企業訪問に向け講座

     沼津市の沼津城北高は10日、インタビュー講座を開いた。1年生83人が夏休みに行う企業訪問で役立つスキルを身につけた。 静岡放送のプロデューサー・リポーターの鈴木俊夫さん(67)が講師を務め、代表生徒を相手にインタビューを実演した。事実関係の確認より相手の考えや気持ちを聞くことが重要で、そのためには答えの中身から次の質問を探し、深掘りすることが大切だと説いた。インタビューを受けた中村友咲さん(15)は「言葉選びや口調から相手を敬う姿勢が感じられた」と話した。 総合学習の一環。生徒は近隣の企業の従業員にインタビューし、キャリア形成の参考にする。

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  • 自転車事故防止へ 高校生に反射材 清水町の企業

     高校生の自転車事故防止に役立ててもらおうと、清水町の学生服販売会社「静岡菅公学生服」は10日、沼津市内の12高校でつくる「市高校生自転車マナー向上委員会」に新入生3千人分の反射材ステッカーを贈った。 沼津中央高で開いた贈呈式で、藤本良文社長が同会の責任者を務める加藤学園高の河本秀昭教諭にステッカーを手渡した。同社の寄贈は12回目。藤本社長は「少しでも事故が少なくなれば」と話した。河本教諭はお礼の言葉を述べ、反射材の効果を写真付きで説明した。

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  • 釣り場ガイド 静岡県東部/中部/西部

     東部  熱海 5日はメジナやネンブツダイ、小イサキ、タカベ、アジ。6日はメジナやネンブツダイ、クロダイ、小イサキ、タカベ、アジ。7日は豆アジやタカベ、クロダイ、スズメダイ、ネンブツダイ、カサゴ、小メジナ。8日はタカベやスズメダイ、ネンブツダイ、小ムツ、小イサキ、小アジ。9日はタカベやスズメダイ、ネンブツダイ、小アジ、小イサキ、小ムツが揚がった。  ▽熱海市和田浜南町熱海港海釣り施設・電0557(85)8600   伊東 伊東港周辺は投げ釣りで18センチ以上のシロギスが揚がっている。餌は青イソメ。サビキ釣りでアジやコノシロも釣れた。7月下旬から十数回の花火大会が予定されているため、一部入れな

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  • 「そっくり」「かわいい」 川崎誠二のちいさな木彫り展 静岡の駿府博物館

     木彫り作家川崎誠二さん(38)=沼津市出身=の創作を一堂に集めた「川崎誠二のちいさな木彫り展」(駿府博物館、静岡新聞社・静岡放送主催)が15日、静岡市駿河区の同博物館で開幕する。本物のような形状と着色が特徴的な「そっくり」作品、木彫りの風合いを残した「かわいい」生き物の作品は、見た人の笑顔を誘う。開幕を前に、川崎さんが創作に込めた思いや作品の特徴を語った。   ▶▶【写真特集】川崎誠二のちいさな木彫り展はこちら    木彫りのきっかけは9年前。当時中学生だっためいが、夏休みに工作の宿題で木を素材にトーストを作ろうとしていました。木片の状態で放っておかれていたそれに&l

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  • 長年の地区活動 ねぎらい感謝状 沼津市自治会連合会

     沼津市地区委員・自治会連合会の総会がこのほど、市民文化センターで開かれ、自治会長をはじめ長年地区の役員を務めた人への感謝状贈呈などを行った。 地区委員感謝状は頼重秀一市長が手渡した。自治会連合会表彰状は小林昭会長(第五地区南連合自治会長)が贈った。 本年度も地域の活性化や各地の実情に合った防災・減災対策を進めることを確認した。

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  • マリンレジャー新拠点 戸田漁港 海の駅に認定 交流人口拡大に期待 沼津

     沼津市の戸田漁港がこのほど、ヨットなど海路から来た人が利用する「海の駅」として認定され、11日、戸田浮桟橋周辺で式典が行われた。県内13カ所目、市内では江浦、沼津港に次ぎ3カ所目。  全国でマリンレジャーの拠点を定める海の駅ネットワーク事務局が認定した。「ぬまづ・へだ海の駅」として観光客を受け入れ、交流人口の拡大を目指す。  海の駅はプレジャーボートなどの係留施設▽情報発信基地▽トイレ―があることが条件。  係留施設となった戸田浮桟橋は2014年の定期便廃止に伴い、活用されなくなっていた。観光促進につなげようと、戸田観光協会(川合健次会長)は20年から、地元漁協などの協力を得て浮桟橋活用の

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  • 分野さまざま 働く魅力聞く 沼津城北高でキャリア講座

     沼津市の沼津城北高はこのほど、全校生徒324人を対象にしたキャリア形成プログラムを実施した。メディア、広報企業、移住観光など社会の第一線で活躍する10人の大人が働くことの魅力を伝えた。 妊産婦と女性を守る国際協力NGO「ジョイセフ」(東京)事務局次長の小野美智代さん(三島市)は、ジェンダー平等に関する自身の取り組みと現状を紹介。タンザニアでの妊産婦支援のほか、アフガニスタンの女子教育が直面する人権問題を説明した。 小野さんは、若い世代に自分の体について自分で決めることの大切さを伝える活動「I LADY.」を展開する。子宮頸(けい)がんで亡くなる女性が先進国で唯一増加傾向にあること、性教育が公

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  • 記者コラム「清流」 拓いて創るアーケード 

     沼津市で正午に同報無線から流れるメロディー。沼津市歌だというのは知っていたが、先日の市制100周年記念式典でフルコーラスを初めて聴いた。  市歌は1955年、沼津市と愛鷹村など4村との合併時に策定した。市民公募で選ばれた歌詞を補作したのは、名誉市民でもある作家の芹沢光治良、作曲は「めだかの学校」で知られる中田喜直だ。3番の歌詞には「拓(ひら)いて創(つく)る アーケード」とあり、当時先進的な商店街として注目されたアーケード名店街が盛り込まれている。  アーケード名店街は、再開発の動きが始まっている。住民たちが地域全体の今後の姿を考えるワークショップも始動した。市歌の「拓いて創る」という歌詞を

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  • 俳優磯村勇斗さんインタビュー 故郷・沼津は「初心に戻れる場所」 PR大使就任

     沼津市出身の俳優磯村勇斗さん(30)が9日、同市を訪れ、先日任命された市のPR役「燦々(さんさん)ぬまづ大使」の認証式に臨んだ。本紙のインタビューに応じた磯村さんは、多忙な中でも度々訪れる沼津を「初心に戻れる場所」と表現。故郷への熱い思いを語った。  同市中心部の沼津仲見世商店街で育ち、18歳まで沼津で暮らした。「上京後、番組や映画の撮影で沼津に来ることが多くなる中で恩返ししたいと思っていた。子どものころと比べて寂しくなった商店街に、若い人たちで新しい風を吹かせたい」と大使としての抱負を口にする。  沼津西高時代に地元劇団「沼津演劇研究所」に所属。自身の初舞台で演じたロシアの劇作家チェーホフ

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  • 商店街回遊実験実施へ 沼津市が第3弾 14日から

     沼津市とUR都市機構は14日から、JR沼津駅付近鉄道高架化に伴う中心市街地の回遊性向上を目指した社会実験「オープンヌマヅ」の第3弾を実施する。12月下旬まで、沼津仲見世商店街の路上にテーブルや椅子を置いた休憩スペースを設け、日常的な空間の使われ方を検証する。 休憩スペースは旧マルサン書店仲見世店前と駐車場「仲見世パーク2」前の2カ所に設置。希望した周辺の店舗にも椅子などを貸し出し、利用してもらう。毎月1回、週末にイベントを開き、7月は14~16日に音楽をテーマに路上ライブなどを行う。秋以降は駅南口の商業施設「イーラde」前にも同様のスペースを設ける。 昨年4月と10月にも同様の社会実験を実施

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  • フェンシング東京五輪金 宇山さんと市民対決 沼津市制100年

     前夜祭から3日間にわたって沼津市のキラメッセぬまづで開かれた市制100周年イベント(市主催)が9日、閉幕した。最終日は東京五輪フェンシング男子エペ団体金メダリストの宇山賢さんが来場し、市民とフェンシングで対決した。市のPR大使「燦々(さんさん)ぬまづ大使」に任命された同市出身の俳優磯村勇斗さんらへの認証式も開かれた。  市民とトップスポーツ選手が対決する「プロバトNUMAZU」には、宇山さんと鈴木穂波選手(ネッツトヨタ静岡)、脇田樹魅選手(沼津信用金庫)が参加し、スポンジ製の剣を使うスマートフェンシングで来場者と戦った。鈴木選手、脇田選手とそれぞれ対戦した大岡中1年の大島真澄さん(13)と

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  • 東部特支高等部生徒が手作り野菜や陶芸品販売 沼津でマルシェ

     沼津、三島、田方地区の県立特別支援学校の高等部生徒が製品を展示販売する「ふれあいマルシェ」がこのほど、沼津市のららぽーと沼津で開かれた。分校を含む7校がそれぞれブースを構え、作業学習で作った野菜や陶芸品、木工製品などを販売した。 開校3年目の伊豆の国特別支援学校は畳のへりを加工した雑貨を並べた。生徒は来店客に製作手順や製品の特長を説明した。 特別支援学校の理解促進も目的。近くの大型ビジョンで各学校の教育活動を紹介した。 

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  • 水の循環と浄化槽の仕組み解説 加藤学園暁秀小で常葉大准教授講座

     静岡県生活科学検査センター(焼津市)はこのほど、水環境と浄化槽講座を沼津市の加藤学園暁秀小で開いた。常葉大社会環境学部の山田建太准教授が講師を務め、4年生39人は浄化槽と水の循環の仕組みを学んだ。  山田准教授によると、人は1日で2リットル分のペットボトル約120本分の水を使っている。「使った水は下水処理場、または各家の浄化槽できれいにして、川や海に戻される」と解説した。浄化槽のミニチュアモデルを示して微生物が汚れを分解する仕組みも紹介。児童は顕微鏡を使って浄化槽の中にいる微生物を観察した。  

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  • 磯村さん「燦々ぬまづ大使」念願の就任 寛平さんと「かいーの」披露 沼津市制100周年記念

     沼津市のキラメッセぬまづで3日間開かれた市制100周年記念イベント。最終日の9日は、沼津市出身の俳優磯村勇斗さんらを任命した市のPR大使「燦々(さんさん)ぬまづ大使」の認証式が開かれた。磯村さんは、同じく大使に就任したタレントの間寛平さんと、間さんのギャグ「かいーの」を一緒に披露。大使としての凱旋(がいせん)に市民の大歓迎を受けた。  ドラマや映画で活躍中の磯村さんは「5年くらい前から燦々ぬまづ大使になりたいと思っていた。できる限りのことを大使としてやっていきたい」と念願の就任だったと明かした。  間さんは2021年から沼津市で開催している「寛平アメマナイトマラソン」の発起人を務める縁で就任

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  • 【Web限定】逢田さん、降幡さん あふれる「沼津愛」語る 市制100周年でラブライブ!声優陣

     沼津市が舞台のアニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」に出演する声優で、桜内梨子役の逢田梨香子さん、黒澤ルビィ役の降幡愛さんが8日、同市の市制100周年イベントに登場した。アニメの主人公のアイドルグループ「Aqours(アクア)」として任命された市のPR大使「燦々(さんさん)ぬまづ大使」の認証式に臨んだ後、頼重秀一市長と〝沼津愛〟あふれるトークを繰り広げた。 2人は市制100周年記念Tシャツの上に、沼津市で創業し、90年以上前に「日本最古」とされる国産デニムを製造した山本被服(清水町)製のオーバーオールを着て登壇した。「小柄な私たちでも着やすくてちょうどいい。かわいい」と降幡さん。逢田さんも「イ

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  • ⚾8日の結果 高校野球静岡大会1回戦

     第105回全国高校野球選手権記念静岡大会は8日、1回戦が始まり、草薙など県内10球場で22試合を行った。島田工が井上悠の4安打の活躍などで静岡農を退け、8年ぶりの勝利を挙げた。磐田農は延長十回タイブレークに柘植裕斗の適時打などで3点を奪って掛川工を下し、14年ぶりの初戦突破。静岡商は終盤に突き放し、粘る藤枝東を振り切った。浜松商は堅実な攻撃で得点を重ね、城南静岡を破った。  9日に草薙など10球場で1回戦の残り21試合が予定されていたが、天候不良のため15日に順延した。2回戦は16、17日に実施する。 8日の結果(1回戦) ▽あしたか球場 桐陽3―1三島北 韮山9―1御殿場 (7回コールド

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  • ⚾沼津市立 相良を振り切る 高校野球静岡大会1回戦

    ▽1回戦(島田第1試合) 相良   000000001―1 沼津市立 01000020×―3 ▽二塁打 石川2(相)杉山、垣内(沼)▽暴投 石川(相)泉(沼) ▽試合時間 2時間11分  【評】沼津市立が粘る相良を振り切った。  沼津市立は二回、杉山と泉の連打で先制。相良の主戦石川の巧みな投球術に何度も好機を逸したが、七回に4番垣内の適時二塁打で2点を加点した。泉、芹沢祐の継投で相良打線を最少失点に抑えた。  相良は勝負どころで1本が出ず、石川を援護できなかった。 主砲垣内の一打 初戦の難しい空気を吹き飛ばす  六回までに1点をリードしながら、追加点の決定打を欠いていた沼津市立

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  • ラブライブ!声優一問一答 逢田さん「ヨハネの成長見て」降幡さん「一緒に仕事する姿妄想して」

     沼津市制100周年記念イベントに訪れたアニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」の声優逢田梨香子さん(桜内梨子役)と降幡愛さん(黒澤ルビィ役)が8日、イベント終了後に報道陣の取材に応じ、SBSテレビで放映中のスピンオフ作品「幻日のヨハネ」や沼津への思いを語った。  放送が始まった「幻日のヨハネ」の見どころは。  逢田「(主人公)ヨハネの成長に注目してほしい。また違った沼津や(主人公の)彼女たちの魅力が詰まっている。初心に返って、新たな気持ちで見てほしい」  降幡「『幻日のヨハネ』では(主人公が学生の『ラブライブ!サンシャイン‼』とは違い)みんな仕事に就いている。沼津で一緒に仕事する姿を妄想しながら

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  • ⚽J3沼津 今治と1―1のドロー

     J3リーグは8日、各地で第17節の6試合が行われ、今治-沼津は1-1で引き分けた。ともに勝ち点27。9日に試合のある首位の富山とは3差。 ①里山S▽観衆2485人 今治 7勝6分け4敗(27) 1(0―0 1―1)1 沼津 7勝6分け4敗(27) ▽得点者【今】ドゥドゥ(8)【沼】ブラウン(5)

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  • 自転車プロ選手とスピード対決 沼津市制100周年催し 9日まで多彩に

     沼津市制100周年記念イベント(市主催)が8日、同市のキラメッセぬまづで始まった。初日は沼津市で活動するプロスポーツチームの選手とゲーム対決を行ったほか、出店した市内飲食店の地元グルメを味わう家族連れらでにぎわった。9日まで。  ゲーム対決「プロバトNUMAZU」には静岡県東部を拠点に活動するプロサイクリングチーム「レバンテフジ静岡」の夏目天斗選手が参加。自転車を30秒間こぎ、一般参加者とスピードを競った。時速58キロを記録した東京都の会社員大野純さん(37)は「見た目以上に大変だった」と息を切らせながら話した。  ステージでは市内中学生の吹奏楽団「沼津ブラス・フィールド」や、ご当地シンガー

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  • 「沼津は第二のふるさと」ラブライブ!声優 逢田さんと降幡さん登場 市制100周年トークイベント

     沼津市が舞台の人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」に出演する声優の逢田梨香子さんと降幡愛さんが8日、同市のキラメッセぬまづで開かれている市制100周年イベントに参加し、頼重秀一市長とトークショーを繰り広げた。県外や海外からも来訪したファン約千人を前に、沼津との交流で育んだ〝沼津愛〟を語り合った。  2人は市制100周年の記念Tシャツを着て登場。お気に入りの場所や沼津への思いを明かした。逢田さんは三津浜の風景を挙げ、「第二のふるさと。沼津に〝帰ってきた〟という感じがする」と語った。降幡さんはファンや地域との人たちとの交流にも触れ、「『ラブライブ!サンシャイン』の舞台が沼津で本当に良かった」

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  • ミニコミ誌「月刊イヌ時代」“100号”発刊 沼津市制100周年 キラメッセでも販売

     沼津市の丸谷良さん(36)が編集長を務めるミニコミ誌「月刊イヌ時代」が7日、市制100周年を記念した「第100号」を発刊した。沼津にゆかりのある16人を執筆者に迎え、エッセーや詩などを掲載。9日まで同市のキラメッセぬまづで開催中の市制100周年イベントで販売している。 2020年2月に創刊した同誌は「月刊」とあるが、不定期でこれまでに10号まで発刊。市制100周年にあやかり、100号を先取りしたという。丸谷さんは「市外で経験を積みUターンした人、沼津に移住して楽しいことを仕掛ける人など、コラムを通じて地元の面白い人を紹介したい。今後寄稿したい人も募っている」と話した。谷島屋書店ららぽーと沼津

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  • 沼津市制100周年イベント前夜祭 バー文化でお祝い 記念カクテルも披露

     沼津市は7日、市制100周年記念イベントの前夜祭を同市のキラメッセぬまづで開いた。会場にバーカウンターが設けられ、市制100周年を記念したカクテル「百寿(ももじゅ)の輝き」を初披露した。来場者はジャズの生演奏が流れる中、カクテルを試飲し、沼津の夜の「バー文化」に触れた。  百寿にちなみ、鮮やかな桃色の記念カクテルは、「トムズ・バー」(同市大手町)のバーテンダー坪田智さんが考案。頼重秀一市長が命名した。ウオッカをベースにピーチシロップとクランベリー、レモン、グレープフルーツのジュースとトニックウオーターを入れた甘くすっきりとした味わいのカクテル。坪田さんと「バー・ザ・パイン」(同市高島町)の

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  • くまモン観光イベントPR 静岡県庁訪問 沼津で8日から開催

     熊本県や熊本国際空港の関係者が7日、静岡県庁を訪れ、8、9の両日に沼津市のららぽーと沼津で開催する熊本県観光PRイベントへの来場を呼びかけた。熊本県のPRキャラクター「くまモン」も登場し、ご当地グルメや観光名所の紹介に一役買った。  静岡空港と熊本空港の定期便再開2周年を記念した取り組み。くまモンは本県のイメージキャラクター「ふじっぴー」とともにPR合戦を繰り広げ、互いの県の魅力を発信した。くまモンはコミカルな動きを交えながら熊本城や特産の馬肉などを紹介し、“通訳”の女性を介して「みなさん遊びにきてはいよー」と訴えた。  PRイベントでは球磨焼酎や熊本ラーメンなどの物

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  • Bリーグ選手が指導 ベルテックス静岡、8月沼津でバスケ教室

     沼津市は8月5日午前9時半から、バスケットボール男子Bリーグのベルテックス静岡の選手が講師を務める「トップアスリート教室」を同市の香陵アリーナ(市総合体育館)で開く。参加無料。  対象はバスケット経験のある市内の中学生で、定員50人。応募者多数の場合は抽選。講座内容は申込時のアンケートで決める。  参加希望者は市ホームページの電子申請フォームから申し込む。締め切りは7月18日。問い合わせは市ウィズスポーツ課<電055(934)4875>へ。

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  • 「ぬまづの宝100選」一新 パネル展で選出項目紹介 沼津市制100周年、記念イベントで発表

     沼津市は歴史や景観、農水産物など地元の魅力をまとめた現行の「ぬまづの宝100選」を一新した。7日、同市のキラメッセぬまづで開いた市制100周年記念イベントで発表した。  100選は2011年に決定。22年に実施した新100選の候補応募には498件、投票には約1万票が市内外から集まった。公募による委員を含めた選定委員会を設け、投票結果も参考にして選定した。  新100選には、伊豆半島ジオパーク、阿野全成と大泉寺、アスルクラロ沼津、ラブライブ!サンシャイン‼の聖地、深海魚など24項目が加わった。発表に合わせてウェブサイトも一新した。  新100選を紹介するパネル展を9日まで同会場2階で実施して

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  • 未来に伝えたい自慢 市民カレンダー掲載写真募集 沼津市 

     沼津市は市内各世帯に配布する2024年度版の市民カレンダーに掲載する写真を募集している。締め切りは24年1月12日必着。  募集のテーマは「未来に伝えたい沼津の自慢」。市内で撮影した四つ切り、またはA4サイズのカラー写真で、未発表の物。表紙用を含め13点を採用する。  応募は市役所に直接持ち込むか、郵送、電子メールで。応募用紙は市広報課で受け取るか、市ホームページからダウンロードできる。問い合わせは同課<電055(934)4703>へ。

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  • 沼川新放水路の早期完成 沼津市が静岡県に要望

     沼津市はこのほど、6月の大雨被害を受け、県に沼川新放水路の早期完成などを求める緊急要望書を提出した。  頼重秀一市長や市商工会の飯田太志副会長、地元自治会の代表らが県庁を訪れ、森貴志副知事に手渡した。市は沼川第2放水路と駿河湾の合流部の閉塞(へいそく)対策、沼川や高橋川などの浚渫(しゅんせつ)なども求めた。  森副知事は予算の確保に努めるとし、本年度に予定している沼川などの浚渫は時期を前倒しして進める方針を伝えた。

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  • 地域活性化へ 芋焼酎「千年の念」販売開始 沼津門池地区、市制100周年

     沼津市門池地区の自治会員でつくる門池コミュニティ推進委員会が、地域活性化を目的に地元産のサツマイモを使い、商品化を目指してきた芋焼酎「千年の念(おもい)」が完成した。商品は7日、同市のキラメッセぬまづで開かれた市制100周年記念イベントの前夜祭で初披露し、9日まで同イベントで販売する。  同委員会は2021年3月から取り組みを始めた。小学生らとサツマイモを栽培、クラウドファンディングで資金を募った。醸造は杉井酒造(藤枝市)が担当し、静岡酵母を使った豊かな香りと素朴な味わいの酒となった。商品名は竜が池に落とした玉が千年後に光ったという伝説「門池の竜」に由来。門池地区連合自治会の福田和男会長は「

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  • 大平江川と狩野川の合流部に仮設ポンプ 沼津市、2台設置

     沼津市はこのほど、過去に浸水被害があった大平地区を流れる大平江川と狩野川の合流部に仮設のポンプ2台を設置した。増水時に大平江川から狩野川に流す水の量を増やし、被害軽減を図る。  ポンプは毎秒計0・17立方メートルの排水能力。大平江川流域は6月の大雨で冠水被害があった他、2019年の台風19号では、床上・床下浸水計58戸の被害が出た。  合流部には現在、大平徳倉排水機場があるが、排水機能を高めるために26年度までに新たな排水機場を設置する計画。

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  • 台湾中学生と異文化交流 沼津西高 ゲーム通して共通点発見

     沼津西高生の17人は7日、日本文化などを学びに来日した台湾の中学生と同校で交流した。ゲームや歌で互いの異文化に触れた。  訪れたのは台北市立内湖高級中の生徒15人。両校合同で8~10人ずつ3チームに分かれ、代表者が「スイカ」や「警察」といったお題の絵を白板に書いて、チームのメンバーがお題を当てるゲームなどに興じた。  ゲームを考えた2年高田凜香さん(16)と桜井ななさん(16)は「言葉は理解しきれなかったかもしれないが共通の話題で盛り上がれてよかった」と声をそろえた。

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  • ウナギ 見て食べて元気に 伊豆・三津シーパラダイス 「土用の丑の日」合わせ装飾

     沼津市内浦長浜の伊豆・三津シーパラダイスは30日の「土用の丑(うし)の日」に合わせ、ウナギの常設展示水槽を特別装飾している。  飼育しているニホンウナギ24匹とオオウナギ1匹、ナマズ1匹が入った水槽の周囲に、県内のうなぎ店を紹介するパンフレットや豆知識を書いたパネルを新たに置いて発信している。夏休みの8月末まで。  飼育マネジャーの春日保さん(40)は「生きたウナギを見て魅力を感じ、土用の丑の日には味わって食べて夏を乗り切ってほしい」と話した。

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  • 最高齢アプリ開発者 若宮さん講演「老いてこそデジタル」 沼津

     世界最高齢のアプリ開発者として知られる若宮正子さん(88)が6日、沼津市で講演した。58歳でパソコンを購入し、81歳で高齢者向けゲームアプリを開発したいきさつを紹介し、「インターネットで世界が広がった。老いてこそデジタル」と力説した。  市社会福祉協議会が主催し、約110人が耳を傾けた。お札を数えるのが苦手な銀行員だった若宮さんは、紙幣計数機の登場で「足りないところを補ってくれる」と機械に関心を持った。介護していた母親が他界した後、ネット上でつながる友人の存在が支えになったと語った。  高齢者が楽しめるアプリがなく、若い人に作るよう頼んだが断られたと開発の動機を明かした。「日本人は手順を学ぶ

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  • 会長に山岡氏 沼津駿河LC

     沼津市の沼津駿河ライオンズクラブはこのほど、2023~24年度の役員を決め、新会長に山岡史明氏を選出した。このほかの主な役員は次の通り。 前会長 宇戸光行▽幹事 神尾孝之▽副会長 坂部貴則▽会計 小川清史▽GM・会則 佐野英行▽テールツイスター兼ライオンテーマー 船越隆二▽MC・L情報委員長 芹沢一幸▽出席・大会委員長兼計画・国際関係委員長 神部勝▽三献特別委員長 芹沢正人▽監査 大嶽元英、八木隆雄

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  • ⚾高校野球静岡大会、8日1回戦 加藤学園など軸に優勝争いか

     第105回全国高校野球選手権記念静岡大会は8日、県内10球場で1回戦が始まる。108校107チームが出場し、全国選手権(甲子園)の出場権を懸けて戦う。日程が順調に進めば27日に準決勝、29日に決勝を行う。  春季県、東海大会優勝の加藤学園、昨年春夏連続甲子園の日大三島、今春選抜出場の常葉大菊川などが優勝争いの軸になりそうだ。昨年準優勝の静清、昨秋県準優勝の常葉大橘などノーシードの強豪の初戦が注目される。3校の統合で誕生した伊豆伊東は9日に湖西との初陣に臨む。  今大会から4年ぶりに声出し応援が解禁される。入場料は一般700円、高校生100円、中学生以下は無料。 8日の試合(1回戦) ▽あし

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  • スルガ銀行 定期金利100倍に 沼津市制100周年を記念

     スルガ銀行は本店のある沼津市の市制100周年を記念して、定期預金金利100倍キャンペーンを開始した。同市内の店舗で対象の「スーパー定期」を作成すると、店頭表示金利に100倍を上乗せした特別金利を適用する。  預入金額は10万~1000万円、期間1年。個人客が対象。6月28日時点の店頭表示金利0・002%で試算した場合、適用は0・202%になる。  キャンペーン期間は12月29日まで。総額100億円に達した時点で終了する。

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