テーマ : 沼津市

能登半島地震 修学旅行先を支援 旅館に恩返し募金 桐陽高3年 沼津市

 沼津市の桐陽高の生徒がこのほど、能登半島地震で被災した石川県七尾市の旅館「のと楽」に義援金37万円を寄付した。2022年秋の修学旅行で現在の3年生が宿泊したのが縁となり、生徒が自発的に募り、手紙とともに送った。

募金を呼びかける生徒=沼津市の桐陽高
募金を呼びかける生徒=沼津市の桐陽高

 地震発生後、インターアクト部と生徒会が中心となり校内で募金活動を実施。寄付先を話し合い、感謝の思いも込め修学旅行で宿泊したのと楽に決めた。昨年開催した文化祭の売上金と、生徒が集めたアルミ缶の売却益も加えたという。
 各クラスの代表生徒10人が、修学旅行の際の思い出をしたためた手紙も寄せた。旅館は現在休館中だが、「高校生活の良い思い出として心の中に残っておられることを拝見し、胸が熱くなる思い」との返信があったという。
 柴田泰之副教頭は「生徒から『コロナ禍で大変な時期に温かく迎え入れてくださったのと楽さんにお礼がしたい』との声が自然と上がった。少しでも役に立てていただければ」と話した。
 (東部総局・菊地真生)

いい茶0

沼津市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞