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戸田の味、心に刻み巣立ち 卒業控えた小中一貫校生 タカアシガニやメヒカリ味わう

 沼津市の戸田小中一貫校9年生が12日、沼津法人会三浦・戸田支部主催の総合学習に取り組み、戸田港水揚げの海産物を提供する「丸吉食堂」で郷土料理を味わった。食後は学校に戻り、後輩の前で戸田の未来についての学習成果を発表した。

料理の説明を受ける生徒ら=沼津市戸田の丸吉食堂
料理の説明を受ける生徒ら=沼津市戸田の丸吉食堂

 卒業を機に地元を離れる生徒が多いことから、戸田の良さを再認識し、多くの人にPRしてもらうのが狙い。同食堂ではタカアシガニの蒸し上げやメヒカリの唐揚げ、深海エビの入った鍋などを食べた。勝呂浩弥さんは「タカアシガニは苦味の中にうまみがある。将来県外に出た後も戸田の良さを多くの人に伝えたい」と話した。沼津法人会の鈴木俊一会長は「ふるさとの魅力を舌で味わって心に刻んでほしい。自信を持って飛躍して」と願った。
 学習発表では高齢者向けスマホ講座や、空き家を生かした交流の場所を作るなどの活性化策を提案した。
 (東部総局・田中秀樹)

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