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南海トラフ地震想定し避難訓練 駿河湾沼津SA

 中日本高速道路東京支社は13日、南海トラフ地震などの大規模災害を想定した総合防災訓練を沼津市根古屋の新東名高速道駿河湾沼津サービスエリア(SA)上りで実施した。同社員やテナント従業員、利用者約50人が避難順序などを確認した。

救護用テントや仮設トイレの組み立ての方法を確認する従業員ら=沼津市根古屋の駿河湾沼津サービスエリア上り
救護用テントや仮設トイレの組み立ての方法を確認する従業員ら=沼津市根古屋の駿河湾沼津サービスエリア上り

 震度7の地震で高速道が全線通行止めになり、利用者や近隣住民がSAに一時的に避難する事態を想定して行った。建物内からの避難誘導や、屋外の一時避難場所での救護用テントや仮設トイレの組み立て、放水など一連の流れを確認した。
 同社によると、能登半島地震発生時は、北陸道のSAに利用者や住民が一時避難した。駿河湾沼津SA上りは標高132メートル地点で津波の恐れはないが、道路の通行止めで孤立する可能性があるため、850人が3日間過ごせる分の備蓄品があるという。
 中日本エクシスの山崎直樹駿河支店長は「SAは災害時の防災拠点になる。夜間でも全従業員が動ける必要がある」と話した。

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