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スポーツ生かし地域連携 沼津で経済同友会東部協セミナー 焼津3人制プロバスケ代表登壇

 静岡経済同友会東部協議会は7日、公開セミナー(静岡新聞社・静岡放送後援)を沼津市のプラサヴェルデで開いた。「スポーツと地域」をテーマに講演や討論を行い、約200人がスポーツを通じた地域連携の方策を探った。

スポーツを通じた地域連携の方策を探った公開セミナー=沼津市
スポーツを通じた地域連携の方策を探った公開セミナー=沼津市

 法政大スポーツ健康学部の山本浩教授は、選手が失敗した時の反省や立ち直りには、身近で努力の過程を知る地域の人々の役割が大きいと指摘。「地域は多様性を発揮し、失敗に寛容な精神を持ち、かけがえのない空間になることが大事」と訴えた。スポーツの好き嫌いが決まる幼少期に「アクティブな環境を用意するのは地域の専権事項」と話した。
 元東京五輪・パラリンピック担当大臣の橋本聖子参院議員は、東京大会での医療や環境配慮の取り組み事例を紹介した。「スポーツと医療、観光、食などを組み合わせて新しい産業を生み出してほしい」と呼びかけた。
 3人制プロバスケットボールチーム「焼津CITYユナイテッド」代表の良知正浩さんは「経済の活性化ではなく、みんなで楽しむ方向に変えるとプロスポーツがもっと根付く」と提案した。

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