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「都市機能誘導」に岡宮地区周辺追加 沼津市の立地適正化計画案

 沼津市はこのほど、立地適正化計画の改定案をまとめた。区画整理事業が進む岡宮地区周辺を新たに「都市機能誘導区域」に追加し、生活利便性を高める機能を誘導する。都市再生特別措置法改正に伴い、水災害を対象にした防災指針を盛り込むほか、「津波避難困難地区」に指定されていた地域を市独自の「居住誘導候補区域」とし、津波避難対策を重点的に進める。
 同計画は2019年の策定から5年が経過することや、法改正を踏まえ、22年から有識者による検討委員会で見直し作業を進めた。改定案では、JR沼津駅と沼津港周辺など、3地区を定めていた都市機能誘導区域に、東名高速道沼津インターチェンジに近く、区画整理事業で人口増が見込める岡宮地区周辺を「北部地区」として加えた。
 新たな項目とした防災指針は、100年と千年に一度クラスの災害リスクに分けて、堤防整備や避難先確保など、それぞれ取り組むべき対策を示した。市独自の居住誘導候補区域は津波対策を進め、安全性向上が図られた場合は居住誘導区域に編入する方針も盛り込んだ。
 市は19日から1カ月間、改定案について市民の意見を募集する。29日と3月10日には市民文化センターで市民説明会を開く。

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