テーマ : 沼津市

頼重市政再度けん制 浅原沼津市議が文書

 沼津市議会最大会派で、頼重秀一市長の出身会派「志政会」代表の浅原和美市議=7期=が、市長の市政運営をけん制する文書を市幹部に渡していたことが11日までの取材で分かった。市長の初当選時、選対本部長も務めるなどつながりが深い浅原氏は「個人として渡したが、仲間に伝えた。思いは同じ」と強調した。
 浅原氏は2月定例会の代表質問で頼重市長を批判する一方、8日の一般会計予算決算委員会では2024年度予算案に賛成した。しかし、委員会終了直後に市幹部に渡された文書には、賛成したばかりの24年度予算案を「特徴が見えにくい」と再び批判。25年度予算も同様の場合は、再び厳しい質問をする可能性を示唆している。
 さらに、新年度に都市計画部内に公共建築や住宅施策を統括する建築住宅局を新設する案を認めるとしつつも、「行革に反する。今後は認めない」とくぎを刺した。浅原氏は「市長の足を引っ張るつもりはないが、ハッパを掛けた。議会に長くいる者として、市長や幹部に伝える責任がある」と語気を強めた。

いい茶0

沼津市の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞