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登記移転など求め山下沼津市議側が反訴 市有地貸した利益返還訴訟 地裁支部

 自宅に隣接する沼津市の市有地を有料駐車場として貸して利益を得たとして、市が山下富美子市議に約200万円の利益返還を求めた訴訟の第2回口頭弁論が17日、静岡地裁沼津支部(篠原絵理裁判長)で開かれた。山下氏側は問題の土地は自身の所有地として登記の移転を求めた上で、市の文書管理に問題があったと指摘。提訴などで精神的損害を受けたとして、計200万円の損害賠償を請求する反訴を提起した。
 反訴状によると、山下氏側は、問題の土地は父(故人)が市と売買契約を結んだとし、仮に契約が認められなくても時効取得されたとして移転登記を求めている。さらに、市が保存すべき文書を破棄したため山下氏側が対応を余儀なくされた他、市が現職市議を訴える裁判は「少数派議員をおとしめ、発言力をそごうとするもの」で違法と損害賠償を請求している。
 市は「本訴とは全く関係のない内容が損害として賠償請求されているようだ。弁護士と相談し、適切に対応する」と反論するコメントを出した。

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