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空きビル活用 担い手養成へ 沼津で講座

 沼津市は、中心市街地の空きビル活用の担い手育成に乗り出した。今月上旬、建築と施工の関係者を対象に養成講座を開き、近隣市町で活動する13人が初期投資を抑えつつ魅力ある場を生み出す手法を学習。11日にはワークショップを開催し、空間作りのアイデアを提案しあった。

古物を使った内装やインテリアのアイデアを出し合う参加者=沼津市の循環ワークス
古物を使った内装やインテリアのアイデアを出し合う参加者=沼津市の循環ワークス

 空きビルを利活用して地域活性化を目指す取り組み「for now」の一環。3~4日の講座ではリノベーションの専門家が実例を紹介する座学を実施し、11日のワークショップは、古物回収を行うコミュニティースペース「循環ワークス」で行った。
 参加者は、額縁を使った鏡、陶器やガラスを使った外装など会場にある古物を活用。タイル施工業「シゲタコーポレーション」(同市)を父親から承継する作山知佐さん(44)は、「講師に『タイル施工は衰退業ではなく未来しかない』と背中を押された。新築の施工だけでなく、未使用タイルを販売するなど、元々あるものを使ってまちづくりに関わりたい」と話した。

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