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静岡から能登へ 石川県関係者メッセージ


 石川県能登半島地震は発生から3週間がたちましたが、被災地は依然厳しい状況が続いています。静岡県内に暮らす石川県出身者やゆかりのある方々から22日までに寄せられた古里へのエールを紹介します。

 能登町出身の会社員仙座夏子さん(33)=沼津市=「両親の実家や本家が能登町松波と珠洲市宝立町にあります。幼い頃から能登のキリコ祭りが大好きでした。帰省で私自身も被災し、怖い思いをしましたが、自分にできることをしつつ、能登の復興を願います」
 能美市出身の高校生中川詞文さん(17)=静岡市清水区=「石川県は思い出が詰まった場所。七尾市の和倉温泉運動公園多目的グラウンドではたくさんの汗を流し、うれしい思いも、悔しい思いも、たくさんの経験をしました。これからも僕は大好きな石川県のために一生懸命頑張ります」
 かほく市出身の飲食店主田向義和さん(54)=静岡市葵区=「思い出の土地や人があんなに大変なことになってしまい、とても悲しいです。今回の災害は『備えよ常に』と心から思わせてくれました。石川県の皆さんに何が出来るか、私なりに精いっぱい考えて力になりたい。がんばれ、私の生まれ故郷」
 小松市出身の飲食店主松波岩徳さん(50)=静岡市駿河区=「料理を教えてくれた親方や仲間が石川にたくさんいます。天ぷら塩として提供した珠洲の竹炭塩は静岡のお客さんに大好評でした。報道で見るふるさとの現状は心が痛みます。お客さんも巻き込んでより厚い支援を長く継続できるプロジェクトを模索しています」
 金沢市出身の主任児童委員清水久美子さん(48)=静岡市清水区=「崩落した道も海岸沿いも友達と出かけた思い出のある場所です。正月から、被災のことが頭から離れません。被災地にとって、個人の力が必要なときがいずれ来ると思います。そのときを待っています」
 金沢市出身の大学生恒田ともかさん(21)=静岡市清水区=「大学進学で静岡に移り、改めて地元の良さに気付きました。能登はとても自然豊かで人が温かい場所。募金活動などで少しでも復興の手助けができればと思います。一刻も早く日常に戻れるよう祈っています」
 金沢市出身の静岡放送アナウンサー堀葵衣さん(25)=静岡市=「地引き網体験、のとじま水族館、おいしい魚、温泉、ドライブ。どれも大好きな能登での大事な思い出です。時間がかかっても必ず一緒に取り戻しましょう」
 七尾市出身の会社役員浜田実さん(82)=静岡市葵区=「大恩あるふるさとの皆さん。一日も早く復興するよう、持ち前の優しさ、絆の団結やがいね。みいんな、やおち(親戚)やぞ。がんばらんかいね。静岡でも早い復興を願い、精いっぱいの支援をと奔走しています」
 浜田さんと何度も石川県を旅行で訪れているPTA仲間「くすの木会」メンバーで元教師の河村三樹雄さん(75)=静岡市葵区=「今ここから、勇気を奮い起こして負けじ魂で前進してほしいと思います。頑張れ!能登」
 主婦市川春代さん(83)=静岡市葵区=「よみがえれ石川。極寒の避難生活はさぞかし大変だと思います。一日も早い復興を祈ります」
 主婦志村洋子さん(80)=静岡市葵区=「ライフラインが断絶し、寒い中避難されている方々の健康も心配です。皆で協力し合って頑張ってください」
 主婦伊藤照代さん(80)=静岡市葵区=「2019年の能登半島の旅行で楽しい思い出ができました。七尾の町をまた歩きたいです」
 主婦鈴木真佐子さん(83)=静岡市葵区=「何度も行って、景色やおいしいものに感動した能登半島。復興を心より応援しています」
 主婦長吉芳子さん(82)=静岡市葵区=「毎日ニュースを見て心を痛めています。一日も早く笑顔が戻ることを静岡から祈っています」

 石川県出身の静岡県在住の方からの思いを募集しています。能登半島での思い出や、家族友人らへの思い、願い、エールなどをお寄せください。メッセージはおおむね100文字以内で、出身市町または能登半島とのつながり、氏名、職業、年齢、現住所(行政区まで)、電話番号を明記してください。
 送付先は編集局社会部FAX<054(284)9348>または、Eメール<shakaibu@shizuokaonline.com>。採用となった際には紙面とウェブ上で公開します。

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