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海守る「浜の観音さん」 大曼陀羅ご開帳 沼津・長谷寺で春の祭典

 海の安全などを守る「浜の観音さん」で知られる沼津市千本緑町の長谷寺(遠山元浩住職)で13日、恒例の春の祭典が始まった。今年で393年目となる「観音大曼陀羅(まんだら)」の開帳が行われた。14日まで。

開帳された観音大曼陀羅に手を合わせる参拝者=沼津市千本緑町の長谷寺
開帳された観音大曼陀羅に手を合わせる参拝者=沼津市千本緑町の長谷寺

 大曼陀羅は縦30メートル、横13メートルの帆布に、本尊の十一面福聚自在天観世音菩薩(ぼさつ)を写した。晴天の下、参拝者は境内の見物台から観音菩薩の表情を眺めて手を合わせた。
 祭典は航海の安全祈願や海難供養のため、1631(寛永8)年に松平康重が曼陀羅を寄進したことが始まりとされる。現在の大曼陀羅は1987(昭和62)年、地元出身の日本画家志賀旦山が手がけたという。

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