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多世代交流拠点に改修 遊具やカフェ、休憩所設置 掛川の「たまりーな」

 掛川市は1日、22世紀の丘公園(同市満水)の多目的施設「たまりーな」の改修整備を手がける事業者が決定したと発表した。工事は川島組(同市二瀬川)と乃村工芸社(東京都)の共同企業体(JV)、指定管理は静岡ビル保善(静岡市葵区)と乃村工芸社のJVが担う。温水プールと温浴施設を改修し、未就園児から小学校低学年までを主な対象にした屋内遊び場を整備する。

(提供写真)新たに整備する屋内遊び場の「アクティブゾーン」のイメージ図
(提供写真)新たに整備する屋内遊び場の「アクティブゾーン」のイメージ図

 同市として初めて、設計と施工、管理運営を一括発注するDBO方式を採用する。高低差を生かした遊具を中心に据えた「アクティブゾーン」と積み木ブロックなどを配置する「クリエイティブゾーン」を設ける。誰でも利用できるカフェや売店、休憩スペースも設置し、多世代交流拠点につくり替える。
 施工期間は2024年8月~25年5月で、25年7月の開館を目指す。利用料金は市民400円、市外利用者500円で、いずれも1歳未満無料。改修工事費と36年3月までの11年間の管理運営費を合わせた総事業費は8億3200万円。
 市議会2月定例会は同日の本会議で、関連議案を可決した。施設の温水プールと温浴施設は老朽化で22年11月から休止している。
 (掛川支局・高林和徳)

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