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楽しい思い出 つくって ねむの木学園(掛川) 始業式 本年度から英語授業も

 女優の故宮城まり子さんが創設した国内初の肢体不自由児のための養護施設として知られる「ねむの木学園」(掛川市上垂木)で8日、始業式が行われた。約70人が出席し、全員で「アメージング・グレース」を合唱して新学期のスタートを切った。

全員で合唱して節目を祝う児童ら=掛川市上垂木のねむの木学園
全員で合唱して節目を祝う児童ら=掛川市上垂木のねむの木学園
新1年生にランドセルを贈った始業式=掛川市上垂木のねむの木学園
新1年生にランドセルを贈った始業式=掛川市上垂木のねむの木学園
全員で合唱して節目を祝う児童ら=掛川市上垂木のねむの木学園
新1年生にランドセルを贈った始業式=掛川市上垂木のねむの木学園

 学園を度々訪れている米グラミー賞受賞アーティストのスキップ・マーティンさんも同席した。梅津健一学校長は、マーティンさんを講師に迎えて月1回、音楽を通した英語の授業を展開することを明らかにした上で「大きな病気やけがをせず、元気に過ごしてほしい」とあいさつした。
 社会福祉法人ねむの木福祉会の熊谷三樹雄理事長は「つらいことや悲しいことの記憶は薄れても、楽しい思い出は何十年たってもずっと残る」と述べ、充実した毎日を送るよう呼びかけた。小学1年生になった児童にランドセルを贈って祝福したほか、新任職員2人に辞令を交付した。
 ねむの木学園は創立57年目。ねむの木福祉会と学校法人ねむの木学園の2法人で運営し、入所施設や特別支援学校のほか、ねむの木こども美術館や吉行淳之介文学館などの施設を備えている。
 (掛川支局・高林和徳)

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