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茶況(11月10日)小笠流手もみ製茶保存会が技術磨く 袋井で講習会

 伝統技術「小笠流手もみ製茶法」の技術向上や継承を目的とした講習会がこのほど、袋井市岡崎の茶ピアで開かれた。

小笠流手もみ製茶法の技術に磨きをかける会員=袋井市岡崎の茶ピア
小笠流手もみ製茶法の技術に磨きをかける会員=袋井市岡崎の茶ピア

 小笠流手もみ製茶法は、同市や掛川市、菊川市などで継承され、遠州地方で現在普及している深蒸し製茶法の原点と言われている。講習会には、1977年に発足して技術の保存と普及に取り組む袋井茶手揉保存会員らが参加し、技法に磨きをかけた。手揉茶は1人当たりの生産量が1日わずか500グラム程度と希少。ベテランの会員を中心に、「葉振い」「回転もみ」など伝統の手揉みの工程を確認した。
 (袋井支局・北井寛人)

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