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掛川市中心部の未来は 市民らが活性化策討論

 第三セクター「かけがわ街づくり」と掛川市は12日、空き家の増加やにぎわいの減少が指摘されている同市中心部の未来を考える「掛川まちなか勉強会」を同市城下の飲食店「ぺーザロ」で開いた。パネル討論や講演を行い、集まった市民約40人とともに市中心部の今後の姿を考えた。

掛川市中心部の未来を考えた勉強会=同市城下のペーザロ
掛川市中心部の未来を考えた勉強会=同市城下のペーザロ

 4月に迎える掛川城の天守復元30周年に合わせて開催した。パネル討論では市都市計画審議会の尾崎信会長が進行役を務め、久保田崇市長や市民団体代表、学生ら6人が登壇。掛川おかみさん会の山本和子代表は「街中の人口減少は顕著。居住者を増やすことが大事」と話した。
 尾崎会長は「街中自体の魅力を高めることが大切」とし、商店街の店舗に触れ「奥行き40メートルある長屋スタイルは掛川ならでは。特徴を生かし知恵を集結させるべき」と語った。久保田市長は、参加した市民からの「市中心部について語り合う場所がない」との声に応じ継続的な話し合いの場を設ける考えを示した。
 パネル討論に先駆け、尾崎会長が「ワクワクするまちなか再生」と題した基調講演を行った。

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