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掛川市 未指定文化財の調査重点 散逸、消滅防止 保存活用で計画案 

 掛川市は7日、文化財の保存と活用に関する基本方針「市文化財保存活用地域計画」の素案を示した。人口減少や世代交代に伴って個人所有の古文書など有形文化財が散逸、消滅の危機にあるとして、未指定の文化財の所在と価値を把握する調査などに重点的に取り組む。
 同日の市議会全員協議会で説明した。把握調査に加えて、埋蔵文化財の発掘調査記録を整理する情報管理デジタル化事業、和田岡古墳群と高天神城跡、横須賀城跡の整備にも力を入れる。歴史文化に興味を持つ市民が文化財の保存と活用に関わる「文化財サポーター」の養成も重視した。
 計画期間は2024~33年度の10年間。24年7月の文化庁認定を目指す。計画案では、文化財保護法で定められた文化財だけでなく、次世代へ伝えたい身近な伝説や方言などを含めて文化財と定義した。

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