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掛川の観光農園で「循環型農業」学ぶ 中南米11カ国の省庁職員ら

 農業振興や中小企業支援に携わる中南米11カ国の省庁と非政府組織(NGO)の職員ら14人の視察団が16日、掛川市上内田の観光農園キウイフルーツカントリージャパンを訪れ、観光農園モデルや循環型農業の仕組みを学んだ。国際協力機構(JICA)が進める研修生受け入れ事業の一環。

観光農園のモデルを学ぶ中南米各国の省庁職員ら=掛川市上内田のキウイフルーツカントリージャパン
観光農園のモデルを学ぶ中南米各国の省庁職員ら=掛川市上内田のキウイフルーツカントリージャパン

 農園の平野耕志代表が、持続可能な無農薬キウイ栽培の取り組みを説明した。倒木や剪定(せんてい)した枝をバーベキューなどの燃料に使うことで発生した煙が、温室内の病害虫発生を防ぐ効果も紹介した。参加者からは、収穫時期や収穫物の流通経路、交流サイト(SNS)活用などに関する質問が上がった。
 一行は15日に来日した。17日は静岡市内で行政の中小企業支援策などを学ぶ。群馬県内の農業団体なども訪ねて、27日に帰国する。

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