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和栗プロジェクト 本格始動へ講演会 掛川 他県事例学ぶ

 地元企業や掛川市などでつくる「遠州・和栗プロジェクト」は28日、同市内で講演会を開いた。関係者ら約120人が、他県で地域資源の価値倍増に取り組んだ小原嘉元さんと栗の生産してきた松尾和広さんの2人から事例を学び、プロジェクトの本格始動への士気を高めた。

嬉野茶の価値創造について話す小原氏=掛川市内
嬉野茶の価値創造について話す小原氏=掛川市内

 佐賀県嬉野市の旅館「和多屋別荘」に関わる小原さんは、特産の嬉野茶を生かした「ティーツーリズム」を手がけた。茶畑などで茶農家が入れた茶を飲むことができる体験を取り入れ、単価を上げた例を伝えた。小原さんは「ティーツーリズムは1杯の茶を求めて旅が計画されること」と話し、嬉野茶の価値創造につながったとした。
 松尾さんは脱サラし、石川県能登町で栗生産に挑戦した経験を話した。住み込みのアルバイトを雇用し、作業の精度を上げて特別感のある焼き栗の製造に取り組んだことを伝えた。

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