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「多死社会」備え検討会議 掛川市長が施政方針 市議会定例会

 掛川市議会2月定例会は19日開会し、久保田崇市長が施政方針を表明した。高齢化で死者数が増える多死社会への対応が急務との認識を示した上で、部局横断の庁内組織「多死社会対策検討会議」を設置する考えを示した。
 本格化する多死社会の影響として、空き家の増加や介護現場の逼迫(ひっぱく)、地域交通の衰退などを挙げ「いま対策を取らなければ5年後、10年後にさらに大きな問題になる。柔軟に、スピード感を持って取り組む」と強調した。都市政策課に新設する建築・空き家対策係の役割にも触れた。
 教育・文化や健康・子育て・福祉など7分野の重点施策を説明した。4月に木造天守復元30周年を迎える掛川城については「価値を再確認、再発見し、未来のまちづくりにつなげていく」と述べ、多彩なイベントで魅力を市内外に発信する姿勢を示した。
 本会議は2024年度一般会計当初予算案や市地域振興基金条例案など33議案を上程した。会期は3月22日までの33日間。一般質問は3月4~6日に行う。

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