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自著テーマ「人生後悔なく」 作家いぬじゅんさん 掛川で講演

 掛川市掛川の市立中央図書館はこのほど、浜松市在住の作家いぬじゅんさんを講師に招いた講演会を開いた。主任ケアマネジャーとしても働くいぬじゅんさんは「静岡県の小説家」と題し自身の生活や執筆のエピソードを披露した。県内外から集まったファンら約80人を前に、小説には「(人生を)後悔なく過ごしてほしい」との思いを込めていると明かした。

執筆のエピソードなどを語るいぬじゅんさん=掛川市立中央図書館
執筆のエピソードなどを語るいぬじゅんさん=掛川市立中央図書館

 いぬじゅんさんは介護の仕事について「その人の物語の最終章に登場人物として出てこられることに喜びを感じる」と話した。また、亡くなる前に「後悔の言葉を口にする人が多い」とし、すべての作品のテーマを「生きるということ、死ぬということ」としていると語った。
 講演会はクイズを交えて行われ、小説ができるまでの過程や収入の仕組みなども解説。影響を受けた作家に赤川次郎さんがいることや、県内各地を舞台にした小説を構想中であることも明かした。来場者はいぬじゅんさんのユーモアあふれるエピソードの数々に笑い声を上げたり、気軽に質問をしたりして、和やかなひとときを過ごした。

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