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河井弥八の功績紹介 掛川で講演会 食糧増産運動たたえる

 掛川市南郷地区まちづくり協議会と区長会はこのほど、地区出身で元参議院議長などを務めた地元出身の河井弥八(1877~1960年)に関する講演会を同市上張の南郷地域生涯学習センターで開いた。大日本報徳社の鷲山恭彦社長が登壇し、河井が昭和初期に推進した食糧増産運動などを紹介して功績をたたえた。

河井弥八の功績を紹介する鷲山社長=掛川市の南郷地域生涯学習センター
河井弥八の功績を紹介する鷲山社長=掛川市の南郷地域生涯学習センター

 河井は1945年に大日本報徳社の社長に就き、自給自足を重視して食糧増産に取り組んだ。鷲山社長は、連合国軍総司令部(GHQ)に報徳の考え方を説明して共感を得たエピソードに触れ、「戦後の転換期に報徳運動を推進する基礎を築いた」と強調した。
 住民ら約80人が聴講した。龍谷大文学部の手嶋泰伸講師も講演し、河井が携わった文化財保護行政について解説した。

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