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スノボ三木(掛川)「挑戦者」で 世界女王 新シーズンへ 「V2度、4強6割」目標

 2月のスノーボード世界選手権で女子パラレル大回転を制し、日本アルペン界初の世界一になった三木つばき(20)=浜松いわた信用金庫、掛川市=が1日、滞在先のイタリアからオンライン取材に応じた。新シーズンの開幕を前に「自分が世界チャンピオンという意識はない。挑戦者として臨んでいく」と意気込みを語った。

シーズン開幕に向け調整する三木つばき=イタリア(Shin watanabe提供)
シーズン開幕に向け調整する三木つばき=イタリア(Shin watanabe提供)
オンライン取材でシーズンへの意気込みを語る三木つばき
オンライン取材でシーズンへの意気込みを語る三木つばき
シーズン開幕に向け調整する三木つばき=イタリア(Shin watanabe提供)
オンライン取材でシーズンへの意気込みを語る三木つばき

 今季は夏場のトレーニングで筋力がアップ。9月下旬の渡欧後は雪不足に悩まされながらも、昨季より格段にスピードが増し「同じコースで滑った男子選手とのタイム差を縮められている」と進化を実感している。ワールドカップ(W杯)は来年3月までに15~16戦に出場予定。初戦を14日に控え「思い切りが必要な急斜面で得意なコース。優勝したい」と自信をにじませた。
 シーズン全体では優勝2度を含む3度の表彰台と、ベスト4進出率6割が目標。2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪での金メダル獲得を見据え「120%で勝つのではなく、80~90%でも勝てる力を身に付けていく」のがテーマだ。スノーボードとアルペンスキーの二刀流で五輪金メダリストのエステル・レデツカ(チェコ)を参考にした「ひねり」の要素も「シーズンを通じて習得したい」ともくろむ。
 地元・静岡のファンに向けては「雪が降らない土地柄なのに多くの方が応援してくれている。メダルを持ち帰りたい」と語った。
 (山本一真)

 

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