運動部 山本一真
やまもと・かずま 1985年、浜松市生まれ。2008年入社。整理部、東部総局、運動部、伊東支局を経て、2021年秋から運動部。高校総体や国体を通じ、スポーツ選手の頑張りやエピソードを取材。伊東支局では、東京五輪に向けて自転車競技の取材にも力を入れました。趣味はヘラブナ釣り。
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県東部、若手育て復権 御殿場市と長泉町Ⅴ【市町対抗駅伝】
声援が戻ってきた駿河路で古里を代表するランナーが疾走した。2日に静岡市内で行われた第24回県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催、県、県教委、県スポーツ協会共催)は新型コロナウイルス禍による沿道応援の自粛要請などがない4年ぶりの通常開催。市の部を4年ぶりに制した御殿場市、町の部で11年ぶりに頂点に立った長泉町は、ともに地道に選手を育てて王座に返り咲いた。 御殿場市 「小学生から発掘」チームに好循環 地域一丸で育ててきたジュニア世代が、御殿場市に4年ぶりの栄冠をもたらした。滝口兼光監督(70)が就任して6年。「前回の優勝は前任監督の力。小学生の発掘から始めた」と手塩
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浜松勢止めた! 御殿場6区で逆転 宮原が区間新で一気首位 10区依田も区間賞【市町対抗駅伝】
「浜松市に勝てるのは御殿場市しかない」。5年前、浜松勢の連覇を「8」で止めた東部の雄が、再び王者の前に立ちはだかった。個々のトラックタイムは劣っても粘って流れを生み出し、勝負どころで強力エースが決定的なアドバンテージを奪った。「二度と勝てないと思っていた」と明かす滝口監督が、満面の笑みを浮かべた。 浜松市北部を30秒差で追う中盤でレースを動かした。まずは5区村木(御殿場西高)が「5、6区で先頭に出るのがプラン」と、県高校男子5000メートルランク4位の岡元(浜松開誠館高)を相手に15秒を短縮。区間賞で逆転への布石を打つと、決定打は6区宮原(滝ケ原自衛隊)だ。 日本最強のトレイルランナー
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静岡県市町対抗駅伝 展望 精鋭ぞろい 競り合い必至 市の部/浜松勢軸に御殿場、富士が追う
静岡市内で2日に行われる第24回静岡県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催、県、県教委、県スポーツ協会共催)の各市町のオーダーが1日、発表された。同市葵区で監督会議が行われ、出席した35市町37チームの代表者が当日のレースの注意点などを確認した。 市の部は4連覇を狙う浜松市北部と、2年連続準優勝の浜松市南部の競り合いになりそうだ。御殿場市、富士市が浜松勢の牙城を崩せるか。静岡市静岡、湖西市も上位を狙う。 浜松市北部が盤石の布陣を組んだ。県内高校女子で歴代トップクラスの1区沢田(浜松市立高)で主導権を握り、勝負どころの5区を県高校男子5000メートルランク4位の
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スノボ三木(掛川)「挑戦者」で 世界女王 新シーズンへ 「V2度、4強6割」目標
2月のスノーボード世界選手権で女子パラレル大回転を制し、日本アルペン界初の世界一になった三木つばき(20)=浜松いわた信用金庫、掛川市=が1日、滞在先のイタリアからオンライン取材に応じた。新シーズンの開幕を前に「自分が世界チャンピオンという意識はない。挑戦者として臨んでいく」と意気込みを語った。 今季は夏場のトレーニングで筋力がアップ。9月下旬の渡欧後は雪不足に悩まされながらも、昨季より格段にスピードが増し「同じコースで滑った男子選手とのタイム差を縮められている」と進化を実感している。ワールドカップ(W杯)は来年3月までに15~16戦に出場予定。初戦を14日に控え「思い切りが必要な急斜面で
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卓球Tリーグ静岡ジェード加入 静岡学園高・福光凌大「目標とされる選手に」
卓球Tリーグ男子の静岡に、初の地元選手として静岡学園高主将の福光凌大(2年)が加入した。これまでは静岡の練習パートナーを務めてきたが、同校初のTリーガーとなった。「目標とされる選手になり、日本一を目指す静学にプロから得た刺激を還元したい」と意気込む。 愛知県出身の左シェークハンドで、中学時代は東海大会で優勝。もともと受けが強い守備型の卓球だったが、高校ではレベルの高い先輩にもまれる中で「守りだけでは勝てない」とフォア、バックとも威力を高めた。 夏の全国高校総体シングルスは2回戦敗退。寺島大祐監督が「打球に対してラケット角度を合わせる技術が高い。当てれば(台に)入る」と評するラケットさばき
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平野6位、伊藤7位 パリ五輪選考34・5ポイント差で最終決戦へ 卓球・全農杯
卓球のパリ五輪シングルス代表選考対象大会、全農カップ大阪大会最終日は26日、大阪市のAsueアリーナ大阪で行われ、女子順位決定戦で、伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)が4-3で横井咲桜(ミキハウス)に競り勝ち7位に入った。平野美宇(木下グループ、沼津市出身)はフルゲームで大藤沙月(ミキハウス)に敗れ6位だった。男子は戸上隼輔(明大)、女子は張本美和(木下アカデミー)が優勝した。 2枠を争う代表選考の女子は今大会、準優勝で790・5点に伸ばした早田ひな(日本生命)の1位が実質的に確定。2番手の平野は486点となり、3番手の伊藤との差は大会前から10ポイント開いて34・5点差となった。選考対象
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卓球「みうみま」対決、平野が制す パリ五輪懸け大一番
卓球のパリ五輪シングルス代表選考対象大会、全農カップ大阪大会は25日、大阪市のAsueアリーナ大阪で開幕した。女子で選考ポイント2番手の平野美宇(木下グループ、沼津市出身)、24・5ポイント差で3番手の伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)はいずれも準々決勝で敗退。5~8位決定戦の初戦で直接対決し、平野が4-0で伊藤を下した。 ▶写真特集 詳細はこちら 平野は1回戦を完勝したが、準々決勝は長崎美柚(木下グループ)にストレート負け。1回戦をフルゲームで勝ち上がった伊藤も準々決勝で張本美和(木下アカデミー)に2-4で競り負けた。 平野 伊藤にストレート勝ち 思わぬ形ながら、
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女子相撲の山下 技で世界3位 焼津中央高2年の軽量級 アジアではV
今秋、開催された女子相撲の国際大会で、焼津中央高2年の山下寧々(17)が軽量級(65キロ未満)で傑出した活躍を見せた。いずれも都内で行われたアジア選手権を制し、世界選手権は3位。世界コンバットゲームズ(サウジアラビア)も銅メダルを手にした。シニアを相手に奮闘し「多くの経験ができた。アジアでの金メダルは手応えがある」と充実感をにじませた。 焼津小川小1年で相撲を始め、5年から焼津市の兼平道場で腕を磨く。166センチの身長は海外勢と比べ小柄だが、右四つから、相手の力も利用した「技」の相撲が持ち味。かつて同じ道場に通い、今や幕内最軽量の115キロで渡り合う翠富士(飛龍高出、伊勢ケ浜部屋)に憧れる
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⛳木部 雪辱の初優勝 静岡県ミッドアマチュア選手権
第2回静岡県ミッドアマチュアゴルフ選手権(県ゴルフ連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)は22日、葛城ゴルフ倶楽部宇刈コース(6853ヤード、パー72)で行われ、昨年プレーオフで2位だった木部正己(サザンクロスCC)が2アンダーの70で優勝した。 昨年POで敗れた50歳 悲願県タイトル 昨年プレーオフで初代王者を逃した木部が雪辱した。2バーディー、ノーボギーでただ1人のアンダーパー。50歳は、初の県タイトルに「今季最終戦で、何としても勝ちたかった」と破顔した。 10番スタートの17、3番でバーディー。残り3ホールは「優勝を意識してばたばたした」というが、1打目を林に入れた8番パー4も好ショ
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⚽Uー22代表大岩監督「コンセプト出す」 アルゼンチンと真っ向勝負 18日にアイスタ
来夏のパリ五輪でメダル獲得を目指すサッカーU―22(22歳以下)日本代表は18日、IAIスタジアム日本平(静岡市清水区)でU―22アルゼンチン代表と対戦する。17日は大岩剛監督(清水商高出)が会見し、「守備は前からボールを奪う、攻撃はボールを支配するというチームのコンセプトをしっかり出したい」と真っ向勝負を強調した。 このチームでは初めて国内で開催される国際親善試合。同区出身の大岩監督にとっては故郷での一戦になる。会見前には高校時代の恩師、大滝雅良氏と言葉を交わし「パワーをもらった」と士気を高めた様子だ。 アルゼンチンはA代表が国際サッカー連盟(FIFA)ランク1位。ただ、U―22世代は
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記者コラム「清流」 ヒジャブとアジア大会
2014年に韓国・仁川で開催されたアジア大会を取材した際、中東の女子選手が頭を覆う布「ヒジャブ」をかぶって競技に臨む姿が印象的だった。 戒律の厳しいイスラム圏では、スポーツへの女性進出が遅れがちとされる。当時の彼女たちも感情を押し殺してプレーしているように映った。だが今秋、中国・杭州で行われたアジア大会では、ヒジャブ姿の選手が力強く動き、雄たけびを上げる光景を目にした。個人差かもしれないが、9年の時を経て何かが変わっている気がした。 「アジアのオリンピック」は次回で20回目。競技数は五輪を上回り、開催地の負担は増す。存続の危機や大会の意義が問われる時が来るかもしれない。ただ、この大会が今
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バスケB2・ベルテックス静岡 橋本、大塚のベテランコンビ チームに新風
バスケットボールBリーグ2部(B2)昇格初年度をここまで7勝6敗と健闘する静岡で、新加入のベテランコンビが効果的な働きを見せている。SG橋本尚明(31)は平均6・9点を挙げ、PG大塚勇人(33)も状況に応じたゲームメークが光る。ともに開幕前は故障が長引いていたが、きっちり状態を上げてきた。 橋本 流れ変える切り札 橋本は昨季B2福島で全60試合に先発したが、今季は「シックスマン」として途中出場が中心。求められるのは「悪い流れを変えること」だ。激しい守備でボールを奪い、速攻の先頭を駆けてリングにアタックする。 大塚 臨機応変な司令塔 大塚は「試合の流れの中で最善の選択をし、気持ちよくシュー
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⚽サッカーU-22代表 18日アイスタでアルゼンチン戦 攻撃的スタイル表現
来夏のパリ五輪でメダル獲得を目指すサッカーU-22(22歳以下)日本代表は18日、IAIスタジアム日本平(静岡市清水区)でU-22アルゼンチン代表と対戦する。アルゼンチンはA代表が国際サッカー連盟(FIFA)ランク1位の最強国。14日までに静岡新聞社の取材に応じた大岩剛監督(51)=清水商高出=は「追求してきた攻撃的なスタイルをいかに表現できるか。それを26人全員が理解して勝利につなげたい」と、五輪への試金石となる一戦へ決意を語った。 パリ五輪 試金石の一戦へ決意 大岩監督(清水商高出)インタビュー 2022年春のチーム発足から、大岩監督は一貫して「攻守でアグレッシブに主導権を握る」ことを
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⚾広島育成2位の佐藤啓介内野手 「まずは静岡大初の支配下」 指名あいさつに抱負
プロ野球ドラフト会議で広島から育成2位指名された静岡大の佐藤啓介内野手は14日、松本有史担当スカウトら球団関係者の訪問を同大で受けた。広角に長打が打てる打撃に期待する新井貴浩監督の言葉を伝え聞いた佐藤は「まずは静大初の支配下に上がり、新井監督にさらに期待されるようになりたい」と意気込みを語った。 佐藤は181センチ、92キロの大型内野手。目標の選手には今季、日本一になった阪神のリードオフマン近本光司外野手を挙げ「タイプは異なるが、一つ一つの動きに意味がある。自分も頭を使える選手を目指す」と語った。 1月の新人合同自主トレに向け「もう勝負は始まっている。筋力アップや体の可動域を広げ、思い通
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バスケ全国高校選手権・静岡県予選 女子、浜松開誠館が8年連続V
バスケットボールの全国高校選手権静岡県予選は12日、県武道館で女子決勝を行い、浜松開誠館が69―57で沼津市立を下し、8年連続8度目の優勝。静岡県内高校公式戦141連勝、静岡県大会(新人、総体、選手権)21連覇を果たした。 ▽女子準決勝 浜松開誠館 79―63 浜松学院 沼津市立 89―61 浜松聖星 ▽同決勝 浜松開誠館 69(20―15 14―10 19―15 16―17)57 沼津市立 (11、12日実施分) 競り勝つも球際で後手、女王に危機感 1度もリードを許さず8連覇しても女王に危機感が漂う。浜松開誠館は今季圧倒していた沼津市立に競り合いに持ち込まれた。地力で押し切
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男子は藤枝明誠優勝、準優勝の浜松学院も全国へ バスケ全国高校選手権・静岡県予選
バスケットボールの全国高校選手権静岡県予選は12日、県武道館で男子決勝リーグ最終戦を行い、藤枝明誠が108―61で浜松学院を破り、3戦全勝で2年連続8度目の優勝を果たした。2勝1敗で準優勝した浜松学院も、東海高校総体優勝県に与えられる2枠目で7年ぶり15度目の全国出場を決めた。 ▽男子決勝リーグ 藤枝明誠 116―63 浜松開誠館 浜松学院 77―64 飛龍 飛龍 83―47 浜松開誠館 藤枝明誠 108(28―9 36―18 31―13 13―21)61 浜松学院 ①藤枝明誠3勝②浜松学院2勝1敗③飛龍1勝2敗④浜松開誠館3敗 (11、12日実施分) 堅守速攻に磨き 最
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卓球Tリーグ男子の静岡ジェード ホーム初勝利わずかに届かず 彩たまに2―3
卓球のノジマTリーグ男子に今季参入した静岡は11日、静岡市駿河区のグランシップで彩たまと対戦し、2-3で敗れ、先日に続きホーム初勝利を逃した。 第1試合のダブルスを落として迎えたシングルスで森薗政崇が高木和卓を、坂井雄飛が英田理志(島田商高出)をいずれも3-1で破って逆転したが、第4試合で三木隼が曽根翔に1-3で敗れて2勝2敗。1ゲーム制のビクトリーマッチは坂井が高木和を追い上げたが、8-11で競り負けた。 静岡は12日に同会場で岡山と対戦する。 ▽男子 彩たま(11) 3―2 静岡(18) 琉球(29) 3―2 東京(28) ▽女子 神奈川(28) 4―0 九州(3) 善戦も
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卓球Tリーグ男子 今季参入の静岡ジェード、ホーム初勝利ならず 東京に1-3
卓球のノジマTリーグ男子に今季参入した静岡は10日、静岡市駿河区のグランシップで東京と対戦し、1-3で敗れてホーム初勝利はならなかった。 第1試合のダブルスで森薗政崇・龍崎東寅組が大島祐哉・篠塚大登組に0-2で完敗し、第2試合のシングルスも坂井雄飛(愛知・愛工大名電高)が世界ランク6位のリン・ユンジュと打ち合いながら1-3で競り負けた。第3試合は森薗がストレートで及川瑞基を退けたが、第4試合で三木隼(山口・野田学園高)が0-3で篠塚に敗れた。 静岡は11日に彩たま、12日に岡山と同会場で対戦する。 ▽男子 東京(27) 3―1 静岡(17) 高校生・坂井 格上に果敢 静岡のホーム初
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岩崎亜久竜(清水町出身)、凱旋で好プレー 太平洋マスターズゴルフ 国内メジャー初Vでたくましく
25歳の新鋭がメジャータイトルを引っさげて静岡に帰ってきた。10月に男子プロゴルフ国内三大大会、日本オープン選手権でツアー初優勝を飾った岩崎亜久竜(清水町出身)が、9日に御殿場市の太平洋クラブ御殿場で開幕した三井住友VISA太平洋マスターズ(静岡新聞社・静岡放送後援)で凱旋(がいせん)。快挙の余韻が残る中での地元戦で好プレーを見せ、ギャラリーを沸かせた。 ルーキーイヤーの昨季に賞金ランク3位に入って挑戦権を得た欧州ツアーは15戦で予選通過3度だけ。時差や芝、食事の違いに苦しみ、海外勢のプレーに打ちのめされたが、「攻め方や技術で足りない部分が分かった」と泥くさく自己を見つめ直した。昨季は2位
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岩崎亜久竜(清水町出身)、2勝目狙う 太平洋マスターズゴルフ、御殿場で開幕
男子プロゴルフツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」(静岡新聞社・静岡放送後援)は9日、御殿場市の太平洋クラブ御殿場コース(7262ヤード、パー70)で開幕した。10月に国内三大大会の日本オープン選手権でツアー初優勝を飾った岩崎亜久竜(25)=清水町出身=が凱旋(がいせん)し、地元で2勝目を狙う。 岩崎はスタートの10番でラフからきっちりパーセーブ。11番では豪快なティーショットを見せてギャラリーを沸かせた。 粘って4バーディ― 首位と5打差 国内メジャー「日本オープン」でのツアー初優勝から初めて迎えた地元戦。岩崎はショットが安定せず5ボギーと苦しみながらも、4バーディーを奪った。首
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静岡県勢力士、飛躍の1年締めくくり 2人の富士、賜杯今度こそ 12日から大相撲九州場所【しずスポ】
霊峰「富士」をしこ名に抱く2人の県勢力士が、角界の頂に迫っている。ともに飛龍高出身で伊勢ケ浜部屋の翠富士(本名・庵原一成)が春場所、熱海富士(本名・武井朔太郎)が秋場所で優勝争いを演じた。そろって番付を上げて迎える九州場所は12日が初日。飛躍の1年を締めくくる土俵で県勢初の賜杯に手を掛けるか。 技と闘志光る小兵 翠富士 出身地焼津での大相撲秋巡業で大声援を受けた翠富士=市総合体育館(写真部・坂本豊) 幕内最軽量115キロながら卓越した技術と闘争心で大型力士と渡り合う。小兵・翠富士の相撲は好角家の心をつかむ。進化を示したのが春場所だ。初日から破竹の10連勝。そこから5連敗で優勝には
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卓球Tリーグ 静岡「地元戦初勝利を」 プレーオフ圏3位以内へ 10日から3連戦
卓球Tリーグ男子の静岡は10~12日、グランシップ(静岡市駿河区)で東京、彩たま、岡山との3連戦に臨む。チームはここまで5勝5敗、3位岡山と同じ勝ち点17の4位でシーズン前半を折り返した。8月の開幕週以来となるホーム戦へ、監督兼任の森薗は「勝って(上位3チームが進む)プレーオフ戦線に食い込んでいく」と地元初勝利を誓う。 参戦初年度は3連敗スタートから4連勝。その後2連敗したが、5日に金沢を下して勝率を5割に戻した。「前半戦は想定以上。今後もこの戦いを続けられるかがポイント」と森薗。シーズン後半の幕開けにもなる地元戦は試金石になる。 鍵を握るのは森薗・龍崎のダブルス。ここまで7勝1敗。フッ
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バスケB2・ベルテックス静岡、越谷に延長競り負け 83ー89
バスケットボールBリーグ2部(B2)は5日、静岡市中央体育館などで行われ、静岡は延長の末に83―89で越谷に連敗し、通算6勝5敗となった。 静岡は粘り強い守備で競り合いに持ち込んだが、インサイドの攻防で後手に回って押し切られた。53―59の第4クオーター(Q)にトーマス・ブロープレーの3点シュートなどで追い上げ、岡田雄三のブザービーターで延長に持ち込んだ。延長は岡田、加納誠也の3点シュートなどで一時リードしたが、ゴール下で連続失点した。 ▽2部 越谷 8勝3敗 89(20―19 18―21 21―13 16―22 延長 14―8)83 静岡 6勝5敗 攻守に死力も あと一歩 インサイ
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決めた、都大路! 男子は浜松日体9度目V 女子は浜松市立が2年ぶり頂点 静岡県高校駅伝
第74回、女子第36回県高校駅伝は4日、袋井市のエコパスタジアムを発着点に行われ、浜松日体と浜松市立が都大路(京都)への切符を手にした。 男子(7区間42・195キロ)の浜松日体は1区古井海成が2位発進。2区佐藤瑞城で先頭に出て、5区竹下諒の区間新でリードを広げ2時間10分4秒で2年ぶり9度目の優勝を飾った。韮山は1区片岡晴哉ら3人が区間賞で2年連続2位。浜松開誠館が3位だった。 女子(5区間21・0975キロ)の浜松市立は3区鈴木しえるで首位に立ち、4区鳥居夕里佳、5区沢田結弥の連続区間新でエコパコース初の1時間11分台(1時間11分46秒)で2年ぶり2度目の頂点に立った。浜松工は1
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シャンソン、地元連勝 バスケ女子Wリーグ
バスケットボール女子Wリーグは30日、県武道館で行われ、シャンソン化粧品が78-60で三菱電機を下し地元戦を2連勝で飾った。 シャンソンは内外を使い分け着実に得点を重ねた。第1クオーター(Q)は吉田舞衣、白崎みなみ、鷹のはし公歌(沼津市立高出)の3点シュートなどで先行し、第2Q以降は188センチのイゾジェ・ウチェがゴール下で確実に決めて競り合いを抜け出した。57-45で迎えた第4Qは開始から吉田、白崎、ウチェの連続得点で試合を決めた。 シャンソン化粧品 5勝1敗 78(18―15 19―17 20―13 21―15)60 三菱電機 1勝5敗 多彩な攻撃で圧倒 新加入の白崎けん引
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シャンソン、2季ぶり地元白星 バスケ女子Wリーグ
バスケットボール女子Wリーグは29日、県武道館などで行われ、今季初の県内開催となったシャンソン化粧品は79-48で三菱電機を下し、地元で2季ぶりの白星を挙げた。 シャンソンは前半で大量リードを奪った。第1クオーター(Q)からイゾジェ・ウチェのインサイドプレー、吉田舞衣の3点シュートなどで26-15と主導権を握り、第2Qは強度の高い守備で13-0と圧倒した。初の地元戦となった鷹のはし公歌(沼津市立高出)は3点シュート2本を含む8得点。守っても三菱電機のエース渡辺を自由にさせなかった。 シャンソンは30日も同会場で三菱電機と対戦する。 シャンソン化粧品 4勝1敗 79(26―15 13―
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決勝は東海大翔洋-聖光 全国高校ラグビー静岡県大会
第103回全国高校ラグビー静岡県大会(静岡新聞社・静岡放送後援)は28日、袋井市のエコパ補助競技場で準決勝を行い、聖光と東海大翔洋が決勝に進んだ。 聖光はWTB戸倉星多のハットトリックを含め12トライを挙げて80―12で清水南に快勝した。昨年覇者の東海大翔洋はCTB高野準が3トライを挙げるなど40―26で浜松工に競り勝った。 5年続けて同じ顔合わせとなる決勝は11月12日午後1時半からエコパスタジアムで行われ、SBSテレビが生中継する。 ▽準決勝 聖光 80(33―7 47―5)12 清水南 東海大翔洋 40(26―7 14―19)26 浜松工 新スタイルで12トライ 聖光 聖光が
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鷹のはし(沼津市立高出)V奪還へ新戦力 Wリーグ・シャンソン静岡県内2連戦
バスケットボール女子Wリーグのシャンソン化粧品は29、30日、静岡県武道館で三菱電機と今季初の地元戦を行う。ここまでアイシン、羽田に3勝1敗。羽田の第2戦こそ落としたが、大型補強の成果も現れ始めた。2季連続ベスト4の壁を越え、18季ぶりの王座奪還へ、昨季プレーオフで死闘を繰り広げた三菱電機との2連戦は序盤のポイントになる。 シャンソンは今季、鷹のはし(沼津市立高出)、白崎の両SGを獲得。鷹のはしは羽田の5シーズンで平均11・52点、白崎は昨季新規参入の姫路で平均23・15点を挙げ得点王と新人王に輝いている。2人の加入で、得点力は確実にアップした。主将で司令塔の小池も「5人でバランス良く点を
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バスケットボール・B2 ベルテックス静岡 愛媛下し、連勝
バスケットボールBリーグ2部(B2)は25日、静岡市中央体育館などで行われ、静岡は99-72で愛媛を下し2連勝で、通算4勝3敗とした。 ▽2部 静岡 4勝3敗 99(30―21 31―13 18―17 20―21)72 愛媛 2勝5敗 静岡は序盤から高い守備強度で主導権を握った。前半だけで61-34。岡田雄三を起点にハイプレスを仕掛け相手のパスワークを寸断。加納誠也やトーマス・ブロープレーの3点シュート、ジョン・ハーラーのインサイドプレー、山田安斗夢の速攻など内外自在に得点を重ね、後半も追い上げを許さなかった。 静岡は28、29日に沼津市総合体育館で福島と対戦する。 愛媛を圧倒 99―
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⚾藤枝明誠4強 堅守と集中力 秋季高校野球東海大会
第76回秋季高校野球東海大会は22日、岐阜県で準々決勝を行った。藤枝明誠(静岡1位)は平口貴一に適時三塁打、一瀬友希に適時打2本が飛び出し、県岐阜商(岐阜2位)に勝利。2年ぶりの選抜を目指した日大三島(静岡3位)は愛工大名電(愛知1位)に競り負けた。大会第3日は28日、長良川球場で準決勝を行い、藤枝明誠は愛工大名電と対戦する。 ▽準々決勝(長良川第1試合) 藤枝明誠(静岡1位)010310100―6 県岐阜商(岐阜2位)001200000―3 ▽三塁打 平口(藤)寺前(県)▽二塁打 皆川2、梶田(藤) ▽試合時間 2時間3分 【評】藤枝明誠は投打がかみ合い、県岐阜商に競り勝った。
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藤曲14位、木村17位 MGC、パリ五輪マラソン代表選考会・静岡県勢
来年のパリ五輪日本代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」は15日、東京・国立競技場発着で行われ、静岡県勢は藤曲寛人(トヨタ自動車九州、加藤学園高出)の14位が最高。35キロまで2位集団で粘った木村慎(ホンダ、浜松日体高出)は17位だった。大石港与(トヨタ自動車、富士東高出)が33位、山口武(スズキAC)が36位、下田裕太(GMOインターネットグループ、加藤学園高出)が45位。浜松市で活動するプロランナーの神野大地(セルソース)は56位だった。 木村 35キロまで粘る パリ五輪切符には届かなかったが収穫はあった。木村(ホンダ、浜松日体高出)は35キロ過ぎまで、川内(A
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岩崎亜久竜(清水町出身)メジャー初優勝 ゴルフ日本オープン選手権
ゴルフの国内三大大会、日本オープン選手権最終日は15日、大阪府茨木CC(7315ヤード、パー70)で行われ、岩崎亜久竜[あぐり](25)=清水町出身=が通算8アンダーの272でツアー初優勝を飾った。6バーディー、1ボギーの65で回り、首位と3打差の7位から逆転した。 岩崎は8歳でゴルフを始め、日大を卒業した2020年にプロ転向。国内ツアー初参戦の昨季は賞金ランク3位と活躍し、今季は欧州ツアーにも参戦していた。
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翠富士と熱海富士が凱旋 地元に感謝、来場所へ意欲 大相撲巡業焼津場所
4年ぶりに焼津市で開催された12日の大相撲巡業焼津場所には、幕内の翠富士(伊勢ケ浜部屋、焼津市出身)、熱海富士(同、熱海市出身)が参加した。熱海富士が静岡県勢初優勝に迫り、翠富士も10勝を挙げた秋場所直後の凱旋(がいせん)とあって2700人のファンが来場。両関取は「声援が多く、地元の温かさを感じた」と喜んだ。 熱海富士は平幕ながら千秋楽まで優勝を争った先場所を「一番一番いろいろな経験をさせてもらった。これからにつながる」と振り返った。稽古では優勝決定戦で敗れた大関貴景勝に胸を借りて力強くぶつかり、来場所へ「目の前の相手に集中しながら結果が付いてくれば」と意欲を示した。地方巡業では、中学時代
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静岡県勢24のメダル 自転車や団体競技で奮闘 パリ五輪へ期待感 杭州アジア大会
【杭州=静岡新聞社臨時支局・山本一真】パリ五輪の前年開催となった杭州アジア大会が8日、閉幕した。静岡県勢は金14、銀5、銅5の計24個のメダルを獲得。選手層の底上げを図った団体競技や静岡県東部が拠点の自転車競技が活躍し、来夏への期待を感じさせた。 男女とも若手主体で挑んだサッカーは女子が金、男子が銀メダルを獲得。女子はワールドカップ(W杯)組から唯一、参戦した千葉玲海菜(千葉、藤枝順心高出)がチーム最多タイの7得点。ともに高校生でJFAアカデミー福島に所属する谷川萌々子、古賀塔子も存在感を示した。 【サッカー女子】 金メダルのサッカー女子 金メダルのサッカー女子 U―22(22
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⚽サッカー 日本男子、銀 韓国に1―2 杭州アジア大会
【杭州=本社臨時支局・山本一真】杭州アジア大会は7日、中国浙江省杭州市でサッカー男子決勝を行い、日本は1―2で韓国に敗れ、3大会ぶり2度目の優勝はならなかった。日本は1―1の後半11分に勝ち越された。 静岡県勢は松村優太(鹿島、静岡学園高出)、吉田真那斗(鹿屋体大、浜松開誠館高出)、関根大輝(拓大、静岡学園高出)が出場した。 最強韓国と互角 松村 ドリブルで好機 U―22(22歳以下)の日本が、U―24にオーバーエージも加えた最強の韓国と渡り合った。パリ五輪予選に出場した主力組と完全別編成のチームが“2軍”との評価を一蹴。アジアを戦い抜いてたくましさを増し、来夏に向
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レスリング男子山本(自衛隊、飛龍高出)準々決勝敗退 杭州アジア大会
男子フリースタイルで74キロ級の木下貴輪(クリナップ)は4試合を制して進んだ決勝でイラン選手に敗れ、銀メダルだった。 86キロ級の白井勝太(クインテット)は準々決勝で敗れ、敗者復活戦も屈した。97キロ級の石黒峻士(新日本プロレス職)と125キロ級の山本泰輝(自衛隊、飛龍高出)はともに準々決勝で敗退。 ▽男子フリースタイル125キロ級1回戦 山本泰輝(自衛隊) 7―5 サレム(シリア) ▽同準々決勝 ラヒモフ(ウズベキスタン) 5―0 山本泰輝 世界の壁 越えられず 【杭州=本社臨時支局・大沼雄大】国内で無類の強さを誇る男子フリースタイル125キロ級の山本(自衛隊、飛龍高出)の前に
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サッカー女子 2大会連続「金」4―1で北朝鮮を破る 杭州アジア大会
杭州アジア大会は6日、中国浙江省杭州市でサッカー女子決勝を行い、日本が4―1で北朝鮮を破り、2大会連続3度目の金メダルに輝いた。 静岡県勢は千葉玲海菜(千葉、藤枝順心高出)、山本柚月(日テレ東京V、掛川JFC出)ら5人が先発出場。前半10分には山本のロングパスに中嶋淑乃(広島)が走り込んで先制し、1―1の後半21分にCKから大沢春花(千葉)のヘッドで勝ち越した。
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池田(島田高出)、苦い代表デビュー 男子マラソン6位 杭州アジア大会
男子マラソンの池田耀平(花王、島田高出)は2時間15分4秒で6位だった。先頭集団でレースを進めたが、残り5キロから優勝した何傑(中国)らに突き放された。 ラスト5キロ「踏ん張れなかった」 【杭州=本社臨時支局・山本一真】初めて日の丸を背負った42・195キロで国際大会の厳しさを知った。男子マラソンの37キロ過ぎ。池田(花王、島田高出)は中国勢の仕掛けに食らい付けなかった。「誰もが国の威信を懸けて走る中で、自分には一番きついところで踏ん張る力がなかった」。2時間15分4秒の6位に沈み、ふがいなさをかみしめた。 5キロラップが16分台で推移するスローペース。初マラソンで2時間6分53秒をマー
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レスリング 鈴木(飛龍高出)「銀」/ボクシング 坪井(浜松工高出)「銅」 杭州アジア大会
【杭州=本社臨時支局・山本一真】杭州アジア大会は4日、中国浙江省杭州市で行われ、レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級の鈴木絢大(レスターホールディングス、飛龍高出)が銀メダル、ボクシング男子51キロ級の坪井智也(自衛隊、浜松工高出)が銅メダルを獲得した。 鈴木は決勝で、世界選手権2連覇のジョラマン・シャルシェンベコフ(キルギス)に敗れた。坪井はリオデジャネイロ五輪「金」のハッサンボーイ・ドゥスマトフ(ウズベキスタン)との準決勝に敗れ、今大会でのパリ五輪内定はならなかった。 非五輪種目のソフトテニスで、尾上胡桃(日体大、浜松市出身)が女子団体の金メダルを手にした。
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沸かすぜB2 ベルテックス静岡 10月5日初戦
より激しく より速く 止まらぬ進化で旋風起こす より激しく、よりスピーディーに-。築き上げた「堅守速攻」と「全員バスケ」をさらに進化させ、バスケットボールのベルテックス静岡がBリーグ2部(B2)に乗り込む。5日に昨季3位の神戸を静岡市中央体育館に迎えて始まる新たな挑戦。ワールドカップ(W杯)で高まったバスケ熱も追い風に、日本人最年長34歳の主将加納誠也は「ベルテのスタイルは不変。B2の舞台で戦っていけることを示すのが使命」と静岡を沸かせる決意だ。 昨季の平均失点はB3で3番目に少ない70・37点。体を張った守備から速攻に転じて準優勝した。ただ、そのままで勝てるほどB2は甘くない。最大の課題
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斉藤、悔しい4位 杭州アジア大会陸上・女子やり投げ
1投目61メートル10には手応え 【杭州=静岡新聞社臨時支局・山本一真】7月のアジア選手権に続く2冠とはならなかった。杭州アジア大会第11日の3日、陸上女子やり投げの斉藤(スズキAC)は1投目に61メートル10を投げて首位に立ったが、その後は記録を伸ばせず4位。予選敗退の世界選手権からは立て直したが、「1投目が良かったので、さらに伸ばそうと気持ちばかりが前に出てしまった」と悔しさをにじませた。 世界選手権は規定内のスパイクピンを運営側のミスで取り換えられた。動揺があったか1投目はファウル。最後の3投目も58メートル95と伸ばしきれなかった。 「絶対に勝つ」と雪辱を期した今大会。2投目以降
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陸上女子やり投げ斉藤真理菜(スズキAC) 世界一の北口を「突っ走らせない」 杭州アジア大会4位
【杭州=静岡新聞社臨時支局・山本一真】けがを乗り越え、4年ぶりに代表復帰した陸上女子やり投げの斉藤真理菜(27)=スズキAC=が充実のシーズンを送っている。7月にアジア選手権を制覇。3日の中国・杭州アジア大会は4位だったが、北口榛花(JAL)に次いでパリ五輪に手が届く位置につける。「北口さんだけを突っ走らせない」。日本人で初めて世界選手権を制した第一人者を追う 6年ぶりに挑んだ8月の世界選手権。規定内のスパイクピンを取り換えられるハプニングに見舞われ予選敗退した。後に運営側のミスと分かっても結果は変わらない。「言い表すことができない」悔しさをかみしめ、北口の快挙を見届け、闘志を燃え上がら
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ボクシング坪井(自衛隊、浜松工高出)が4強入り パリ五輪に王手 杭州アジア大会第11日
杭州アジア大会第11日の3日、ボクシング男子51キロ級の準々決勝が行われ、坪井智也(自衛隊、浜松工高出)はキルギス選手に5―0で判定勝ちした。4日の準決勝に勝てばパリ五輪代表に決まる。 大一番への仕上がりを確かめるように、男子51キロ級の坪井(自衛隊、浜松工高出)がきっちり4強に進んだ。長身サウスポーのキルギス選手に戦いにくさを感じながらも5―0の完勝。パリ五輪切符を懸けたドゥスマトフ(ウズベキスタン)との世界王者決戦へ駒を進め、「明日が本番」と表情を引き締めた。 5人全員のフルマークを確信した第1ラウンドで、2人が相手を支持。だが、「そういうこともある」と笑みを浮かべ、第2ラウンドで勝
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アーチェリー リカーブ女子団体、8強入り/杉本、個人でも準々決勝へ 杭州アジア大会第10日
杭州アジア大会第10日の2日、静岡県勢は、アーチェリーの女子リカーブ団体に杉本智美(ミキハウス、浜松商高出)、山内梓(近大職、浜松商高出)が出場し、決勝トーナメント1回戦でモンゴルを下して8強入りした。杉本は個人でも準々決勝に進んだ。陸上男子800メートルの川元奨(スズキAC)は1分52秒93で予選3組5位に終わり決勝進出を逃した。 【杭州=本社臨時支局・山本一真】リカーブ女子団体の日本が順当に8強入りした。ともに浜松商高出身の杉本(ミキハウス)と山内(近大職)に同じ近大の後輩、野田(ミキハウス)を加えた布陣でモンゴルに快勝。杉本は個人でもきっちり準々決勝に進んだ。 団体のパリ五輪枠を
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陸上女子七種 山崎メダル届かず/サッカー男子4強、松村が決勝PK アジア大会第9日
杭州アジア大会第9日の1日、静岡県勢は、陸上は女子七種競技の山崎有紀(スズキAC)が5616点の5位で、2大会連続の表彰台はならなかった。サッカー男子は2-1で北朝鮮との準々決勝を制し4強入り。松村優太(鹿島、静岡学園高出)、吉田真那斗(鹿屋体大、浜松開誠館高出)が先発し、松村が決勝点を挙げた。 女子七種・山崎 最終種目「800メートル」で猛追も5位 【杭州=静岡新聞社臨時支局・山本一真】アジアでは安定してメダル圏内で戦ってきた女子七種競技の山崎(スズキAC)が思わぬ結果に終わった。5616点の5位。パリ五輪出場を見据え、自身の日本記録更新を狙っていた一戦で力を発揮できず「一番いい状
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バスケ男子 韓国下し3連勝、予選首位通過 アジア大会第8日
杭州アジア大会第8日の30日、静岡県勢はバスケットボール男子が予選リーグ最終戦で韓国を83―77で破り、3連勝で首位通過を決めた。市川真人(B2静岡)は競り合いの第3クオーター(Q)に立て続けに3点シュートを沈めるなど9得点した。卓球男子ダブルスの松下大星(Tリーグ静岡)・及川瑞基(木下グループ)組は準々決勝でイランペアにストレート負けしメダルを逃した。 ▽男子1次リーグD組 日本(6) 83(23―17 20―20 18―16 22―24)77 韓国 (5) 日本―韓国 第1クオーター、ゴールを決める川島=中国・杭州(本社臨時支局・二神亨) 【杭州=本社臨時支局・大沼雄大】互
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卓球 男子ダブルス準々決勝へ、女子平野は敗退 杭州アジア大会第7日
杭州アジア大会第7日の29日、卓球男子ダブルス3回戦で松下大星(Tリーグ静岡)・及川瑞基(木下グループ)組が、3-0で韓国ペアに完勝して準々決勝に進んだ。女子シングルスの平野美宇(木下グループ、沼津市出身)は2-4で北朝鮮選手に敗れ8強入りを逃した。長崎美柚(木下グループ)と組んだ女子ダブルスも2回戦で世界ランク2位の陳夢・王芸迪(中国)組に敗れた。 ▽男子シングルス3回戦 張本智和(智和企画) 4(11―9 12―10 11―8 5―11 10―12 12―10)2 No・アラミヤン(イラン) 黄鎮廷(香港) 4(11―7 13―11 11―13 5―11 3―11 11―5 11―7)3
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バスケ日本男子が連勝 杭州アジア大会第6日
杭州アジア大会第6日の28日、バスケットボール男子の1次リーグD組で日本はインドネシアに70-57で勝ち、韓国はカタールを76-64で下し、ともに2連勝とした。日本は準々決勝進出が決まる1位突破を懸けて30日に韓国と対戦する。 静岡県勢2人 効果的3点シュート 32点差で大勝した初戦から一転、インドネシアと競り合う展開で県勢2人の3点シュートが効いた。52-50と競り合った第3クオーター(Q)までに細川(B1三遠)が5本、市川(B2静岡)が3本。苦しい時間帯に日本の得点を支え、予選リーグ連勝に導いた。 今大会が代表デビューの市川が持ち味を発揮した。206センチながらシュートエリアが広
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ボクシング坪井(自衛隊、浜松工高出)が難敵撃破 杭州アジア大会第6日
【杭州共同】杭州アジア大会第6日の28日、静岡県勢はパリ五輪予選を兼ねたボクシングで男子51キロ級の坪井智也(自衛隊、浜松工高出)が初戦の2回戦に臨み、今年の世界選手権3位ディーパク(インド)に4-1で判定勝ちした。 悲願の五輪へ加速 【杭州=静岡新聞社臨時支局・山本一真】悲願の五輪切符を懸けた戦いが始まった。男子51キロ級の坪井(自衛隊、浜松工高出)は、初戦から今年の世界選手権3位ディーパク(インド)との打ち合いを制し4-1。世界王者のドゥスマトフ(ウズベキスタン)より「勢いがある」と警戒した難敵を退け、上々の滑り出しを見せた。 1ラウンド(R)から手数とスピード、上下への細かい打ち
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自転車団体追い抜き、男女で「金」女子ケイリン佐藤も 静岡県東部拠点の選手活躍 杭州アジア大会
杭州アジア大会は27日、中国浙江省杭州市で自転車競技トラックを行い、三島市に拠点を置くブリヂストンの松田祥位、窪木一茂、橋本英也、児島直樹で組んだ男子4000メートル団体追い抜き決勝で3分52秒757をマークして金メダルに輝いた。 女子4000メートル団体追い抜き(梶原悠未、池田瑞紀、内野艶和、垣田真穂)も中国に0秒061差で競り勝ち優勝。女子ケイリンは佐藤水菜(日本競輪選手会)が頂点に立った。トラックの日本代表はいずれも静岡県東部で活動している。
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卓球女子団体 日本、王国に粘り「銀」 杭州アジア大会
杭州アジア大会第4日の26日、卓球女子団体は決勝で中国に0-3で敗れ、銀メダルだった。平野美宇(木下グループ、沼津市出身)は2番手で世界ランク2位の陳夢と対戦し、一時はゲームカウント2-1とリードしたが逆転負けした。 ▽女子団体決勝 中国 3―0 日本 ○ 孫穎莎 3(11―6 12―10 8―11 11―9)1 早田(日本生命) ○ 陳夢 3(12―10 8―11 7―11 11―8 11―5)2 平野美(木下グループ) ○ 王曼〓 3(6―11 11―4 11―7 13―11)1 張本美(木下アカデミー) 平野 攻防進化 【杭州=本社臨時支局・山本一真】中国の背中はまだ遠い。だが、
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心をつかむ“日本食”【記者コラム 杭州小話】
大会の取材拠点になる杭州市中心部のメインメディアセンター(MMC)。選手の活躍を伝えようとせわしなく行き交う報道陣の空腹を満たすため、施設内に設けられた食堂で、意外な“日本食”が各国メディアの心をつかんでいる。 杭州の特徴を際立たせた本場中華をはじめ、東、南アジア、西洋など各国料理がずらりと並ぶ傍らにあるのは見慣れたソフトクリームの看板。北海道産生クリームとラングドシャ素材のコーンでおなじみの「クレミア」だ。 日本で500円超の高級ソフトもここでは20元(約400円)の食事代を払えば食べ放題。濃厚でありながら、すっきりとした後味が受けるのだろう。多くの人が、ビュッ
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卓球女子団体、中国に善戦も「銀」 平野逆転負け 杭州アジア大会
杭州アジア大会第4日の26日、卓球女子団体は決勝で中国に0―3で敗れ、銀メダルだった。平野美宇(木下グループ、沼津市出身)は2番手で世界ランク2位の陳夢と対戦し、一時はゲームカウント2―1とリードしたが逆転負けした。 バレーボール男子は3―1でカタールとの3位決定戦に競り勝ち銅メダル。先発出場した難波尭弘(東レ)は10得点した。 その他の静岡県勢は、県東部で活動する自転車競技トラックの長迫吉拓、中野慎詞、小原佑太、太田海也が男子チームスプリントで優勝。セーリング混合470級の岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)・吉岡美帆(ベネッセ)組も金メダルを手にした。 バスケットボール男子は1次リーグ初
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アジア大会、柔道男子73キロ級の橋本が銀 静岡県勢で今大会初のメダル
杭州アジア大会第3日の25日、柔道男子73キロ級でパリ五輪代表に内定している橋本壮市(パーク24、浜松市中区出身)は、決勝で世界選手権(5月、ドーハ)3位のムロジョン・ユルドシェフ(ウズベキスタン)に敗れて銀メダルだった。今大会の静岡県勢メダル第1号。 その他の静岡県勢では、ライフル射撃の男子25メートルラピッドファイアピストルに出場したリオデジャネイロ五輪代表の森栄太(自衛隊、浜松工高出)と市川広義(警視庁、修善寺工高出)が、ともに決勝進出を逃した。平野美宇(木下グループ、沼津市出身)が出場した卓球女子団体は準決勝で韓国に3―1で競り勝ち、中国との決勝に進んだ。 一瞬の隙突かれ「悔しい
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卓球女子 メダル確定 平野美宇(木下グループ、沼津市出身)出場 杭州アジア大会
杭州アジア大会第2日の24日、柔道は女子48キロ級でパリ五輪代表内定の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)が今大会で日本の金メダル1号となり、前回大会の52キロ級に続く2階級制覇を飾った。男子66キロ級の田中龍馬(筑波大)も優勝した。 競泳は女子50メートル平泳ぎで32歳の鈴木聡美(ミキハウス)が30秒14の日本新記録をマークし、男子100メートル背泳ぎの入江陵介(イトマン東進)とともに銀メダルを手にした。 体操は男子団体総合決勝を実施した。ローイング(旧ボート競技)の女子かじなしフォアで日本が2位に入った。近代五種の日本は男女ともパリ五輪の出場枠を獲得した。 卓球は女子団体が準々決
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杭州アジア大会が開幕 過去最多の日本選手団 水鳥副団長ら行進
【杭州=静岡新聞社臨時支局・山本一真】第19回アジア競技大会は23日、中国浙江省杭州市の主会場「杭州オリンピックスポーツセンタースタジアム」で開会式を行い、アジア最大のスポーツの祭典が開幕した。10月8日までの16日間、杭州などで40競技481種目を実施し、45カ国・地域から選手約1万2千人が参加する。 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う1年延期を経ての開催。世界選手権などが重なり、一線級が出場しない競技もあるが、日本オリンピック委員会(JOC)は来夏に迫ったパリ五輪に向け、国際経験を積む貴重な大会として1100人を超える過去最多の選手団を編成した。 中国での開催は10年の広州以来3度目
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アジア大会 超大国のスケール感【杭州小話】
中国八大古都の一つに数えられる杭州市。マルコ・ポーロが東方見聞録で「世界一美しい都市」とたたえた水の都を象徴する銭塘江のほとりに、巨大な“ハスの花”が咲き誇る。大会のメイン会場となる「杭州オリンピック・スポーツ・センタースタジアム」だ。 着工は2009年。自国開催の北京五輪を終えた直後に、日本の国立競技場を上回る観客収容数8万人超のスタジアムを建ててしまうところに、コロナ禍でも成長を続けたとされる中国経済のすさまじさがうかがえる。スタジアム周辺の高層ビル群は広大な大地のかなたまで連なり、今なお多くが空に伸び続けている。 杭州市の人口は東京都にも匹敵する1200万人
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杭州アジア大会 サッカー日本が初戦完勝 カタール戦、静岡県勢コンビ攻撃活性
▽男子1次リーグD組 日本(3) 3(2―0 1―1)1 カタール(0) ▽得点者【日】谷内田(前2分)内野(前25分)山崎(後43分)【カ】アルスライチ(後34分) 【杭州=静岡新聞社臨時支局・山本一真】2010年中国・広州大会以来13年ぶり2度目の優勝へ、若き日本代表の戦いが始まった。カタールとの初戦は前半で2ゴール。中東の難敵を相手にきっちり主導権を握った。 主力で臨んだパリ五輪1次予選を兼ねたU―23アジアカップ予選とは完全別のメンバー編成。大学生が半数を占める国内組中心の布陣は「Bチーム」とも映るが、大岩監督(清水商高出)は「その都度、選ばれた選手が代表。経験を積みにいく
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杭州アジア大会 バレーボール男子白星発進 アフガニスタンに3―0
【杭州共同】中国の杭州が舞台となる夏季アジア大会は19日、一部の競技が23日の開幕に先立って始まり、バレーボール男子で1次リーグF組の日本はアフガニスタンを3-0で退けて白星発進した。県勢は先発出場した難波尭弘(東レ)が、21-23で迎えた第1セット終盤に速攻を決めるなど要所で得点した。サッカー男子には北朝鮮が登場し、前回2018年ジャカルタ大会以来、5年ぶりに国際総合大会に復帰した。 大会は10月8日まで40競技を実施し、テニスやボクシングなどは来夏のパリ五輪の予選を兼ねる。45カ国・地域から約1万2千人がエントリー。日本選手団は過去最多1137人で編成するが、新型コロナウイルス禍で1
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B2ベルテックス静岡、島田で初試合 プレシーズンゲーム、新戦力が存在感
バスケットボールBリーグ2部(B2)静岡は17日、島田市のローズアリーナでプレシーズンゲームを行い、66-72でB3東京Uに敗れた。新外国人トーマス・ブロープレーが11点を稼ぐなど前半を31-30で折り返したが、一進一退になった第4クオーター(Q)に競り負けた。 静岡は敗れはしたが、ブロープレーが立ち上がりの連続3点シュートを含む18得点、B2福島から加入した橋本尚明も要所で鋭いドライブを決めるなど新戦力が可能性を示した。チーム全体でターンオーバーも目立ったが、橋本は「トーマス(ブロープレー)を起点に攻められたのは収穫。連係してもっと生かしていきたい」と振り返った。ファクンド・ミュラー監督
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新ステージへ「気合十分」 B2・ベルテックス静岡が必勝祈願 静岡浅間神社
バスケットボールBリーグで今季から2部(B2)に初参戦するベルテックス静岡が15日、静岡市葵区の静岡浅間神社を参拝し、必勝を祈願した。松永康太社長とファクンド・ミュラー監督、加納誠也主将ら選手、スタッフが新たなステージで迎えるシーズンへ決意を新たにした。 昨季はB3で準優勝し、クラブ創設5年目で悲願のB2昇格を果たした。今季は新外国人2人を含む5人が新たに加入。4季目を迎えるミュラー監督の下、築いてきた「堅守速攻」「全員バスケ」にさらなる磨きを掛ける。加納主将は「いよいよシーズンが始まる。クラブにとって初のB2。フロントも含めて気合が入っている」と語った。 チームは17、18日に今季初め
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スノボ・三木つばきが練習公開 26年ミラノ五輪「金」へ前進を
2月のスノーボード世界選手権で女子パラレル大回転を制し、日本アルペン界初の世界一になった三木つばき(20)=浜松いわた信用金庫、掛川市=が12日、自身が通う日体大(東京都世田谷区)で練習を公開した。2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪まで3年となる新シーズンに向け「ワールドカップ(W杯)総合優勝が目標。五輪で金メダルを取るために、ワンステップ上に行きたい」と意気込んだ。 三木はジャンプやランニングなどで体の動きを確認。夏場は全身を連動させた筋力強化に力を入れた成果もあり「普段はいい状態にならないと雪上に立ちたいと思わないが、今は申し分ない感じ」と、手応えを口にした。 昨季終盤
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静岡人インタビュー「この人」 鹿児島国体で県選手団の旗手を務める 山本みなみ(掛川市)
「国体」の名称では最後の開催になる大会の総合開会式で県選手団を先導する。7人制女子ラグビークラブ「アザレア・セブン」の単独チームで構成する県代表の主将を務めるフッカー。2016年に正式種目になったラグビー成年女子で本県として初めて本大会出場を決めた。鈴与所属。北海道出身。25歳。 -旗手としての意気込みを。 「まさか自分が務めるとは思わなかったので光栄。初出場ということもあったと思う。経験のない大役だが、堂々と行進してチーム静岡を引っ張りたい」 -本大会出場の喜びを。 「昨年も国体チームの主将だったが、体調不良で欠場したので東海ブロック大会を含め初出場。前週にクラブでウイメンズセブン
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世界体操(9月30日開幕)初代表 22歳三輪哲平、雌伏の美技 世界に立つ【しずスポ】
「天才」-。体操男子の三輪哲平(セントラルスポーツ、城南静岡中出)は、自身を評する声を苦々しく思ってきた。決まって「でも、代表になれていない」と続くからだ。だが、ようやく真価を示す舞台に立つ。30日開幕の世界選手権(ベルギー)で初の日の丸を背負うオールラウンダーは「リオ五輪の日本代表は、前年の世界体操制覇を団体金につなげた。ここでの優勝がパリの金への近道」と頂点しか見ていない。 故障越え ようやく真価の舞台 大阪・清風高3年夏に全国高校総体3冠。順大の1年後輩で、五輪王者の橋本大輝が「ポテンシャルは計り知れない」と一目置く逸材は大学時代、度重なる故障に苦しんだ。 「自主性が問われる中でど
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B2ベルテックス静岡 壮行会で決意「感動、ワクワク届ける」
バスケットボールBリーグ2部(B2)静岡は2日、静岡市葵区のマークイズ静岡でB2初陣となる新シーズンに向けた壮行会を行った。約500人のファンを前に、最年長34歳の加納誠也が新主将に就任したことを発表。加納は「皆さんに感動、ワクワク、(驚きを意味するチームスローガンの)WOWを届ける。会場で一緒に勝利を味わいたい」と宣言した。 選手12人とファクンド・ミュラー監督、昨季限りで現役を引退した大石慎之介アシスタントコーチらが登壇。昨季主将を務めた岡田雄三と来日2季目のケニー・ローソンが副主将を務めることも紹介された。個人目標も発表し、選手一人一人が「プレーオフ進出」「3点シュート成功率40%」
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パリでも「比江島タイム」を ベルテックス静岡の加納、大塚が祝福 バスケ日本が五輪切符
バスケットボール男子ワールドカップ(W杯)で日本がパリ五輪出場を決めた2日、日本代表戦士とゆかりがあるBリーグ2部(B2)ベルテックス静岡の選手からも歓喜の声が上がった。特に加納誠也(34)と大塚勇人(33)は、五輪切符を大きく引き寄せた比江島慎(宇都宮)と同年代。「この年齢であの活躍は刺激になる。パリでも『比江島タイム』を見せてほしい」と期待を寄せた。 比江島が極限まで集中した時に得点を量産する「比江島タイム」。同級生の大塚は中学、高校の全国大会、早大時代のリーグ戦ですさまじさを体感した。それだけに、6本の3点シュートを決めた2日前のベネズエラ戦も「普段通り」。交流サイト(SNS)に「比
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卒業しても「静岡」選んで バスケ・B2静岡 学生コミュニティー「ベルカレッジ」スタート
バスケットボールBリーグ2部(B2)のベルテックス静岡が、学生コミュニティーによる地域活性化事業「ベルカレッジ」をスタートさせた。試合運営やイベント開催などを通じて大学生に地域の魅力を知る機会を提供し、卒業後の選択肢として「静岡」をアピールする。静岡大、静岡英和学院大、常葉大などから20人が参加し、このほど発足式を開いた。 静岡市の人口減少率は全国20の政令市でワースト2位。年間4千~5千人ペースで減少し、20~30代の流出が目立つ。クラブ運営会社ベルテックススポーツエンタープライズで同事業担当の畠山祐輔さんは「前職で関わった学生アンケートに『静岡に残りたくなる思い出がない』との回答があっ
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⚽千葉、榊原ら静岡県勢選出 杭州アジア大会サッカー女子
日本サッカー協会は29日、杭州アジア大会(9月23日開幕・中国)に臨む女子日本代表を発表し、塩越柚歩(三菱重工浦和)ら21人を選出した。20日に閉幕した女子ワールドカップ(W杯)で8強入りした「なでしこジャパン」のメンバーは千葉玲海菜(千葉、藤枝順心高出)のみ。来年のパリ五輪を見据えて選手層の底上げを目指し、WEリーグの若手を中心に構成した。 千葉以外の静岡県勢は、常葉大橘高出身のMF榊原琴乃(ノジマ相模原)と掛川JFC出身のFW山本柚月(日テレ東京V)、いずれもJFAアカデミー福島出身のGK浅野菜摘(ちふれ埼玉)、GK大場朱羽(ミシシッピ州立大)、DF佐々木里緒(マイナビ仙台)、MF石田
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川野(御殿場南高出)が銅 世界陸上35キロ競歩 2大会連続メダル
陸上の世界選手権は24日、ブダペストで男子35キロ競歩を行い、川野将虎(旭化成、御殿場南高出)が2時間25分12秒で銅メダルに輝いた。準優勝した昨年に続く2大会連続メダルで、今大会の日本勢第1号となった。 川野は30キロ過ぎから、20キロ覇者のアルバロ・マルティン(スペイン)、ブリアン・ピンタド(エクアドル)と三つどもえの優勝争いを繰り広げた。残り2キロ手前で突き放されたが、後続の追い上げは許さず3位を死守。優勝まで1秒差の銀だった前回に続く2大会連続のメダルを手にした。 出身地の小山町 込山正秀町長コメント 町民が喜びと(町への)誇りを強く感じ、町全体が勇気づけられたように感じる。世
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不屈の柔道家・橋本 浜松発“柔の旅”パリへ 32歳でつかんだ集大成の舞台
不屈の柔道家がついに五輪の畳にたどり着いた。男子73キロ級でパリ五輪代表に内定した橋本壮市(32)=パーク24、浜松市中区出身=は、階級変更を乗り越えてゼロから世界一になり、東京五輪を逃して一度は引退を考えながら再起した。「五輪は夢ではあったがゴールではない。金メダルを取る」。柔道人生の集大成となる戦いが始まる。 東京五輪落選で引退決意も… 170センチの小柄な体で世界王者になるため、東海大3年で81キロ級から73キロ級に転向。強化指定を外れながら、5年後の2017年に世界選手権を制した遅咲きの男は、決死の覚悟で東京五輪の代表争いに臨んだ。 「稽古、私生活とも信じられないほ
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男子柔道の橋本壮市 パリ五輪内定 浜松市出身、静岡県勢第1号
全日本柔道連盟(全柔連)は23日、強化委員会を開き、来年のパリ五輪代表に男子73キロ級の橋本壮市(32)=パーク24、浜松市中区出身=の内定を決めた。静岡県勢のパリ五輪代表第1号。柔道の代表入りは1992年バルセロナ大会銀メダリストで、96年アトランタ大会にも出場した溝口紀子氏(浜松西高出)以来7大会ぶり。男子では初めてとなる。32歳で五輪開幕を迎えるのは、柔道の日本男子で史上最年長となる。 橋本は2017年の初出場優勝を皮切りに、世界選手権で5度メダルを獲得。強豪が集うマスターズ、グランドスラムで計10度の優勝経験がある。東京五輪の出場は逃したが、五輪2連覇で今春、第一線を退いた大野将平
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男子20キロ競歩 池田向希 19日開幕 世界選手権で頂点つかみパリへ【しずスポ】
メダルの色を最高の輝きに変える準備は整った。陸上男子20キロ競歩の池田向希(旭化成、浜松日体高出)が19日開幕の世界選手権(ブダペスト)で満を持して「金」を狙う。2021年東京五輪、22年世界競歩チーム選手権、世界選手権とも銀。「もう一つ上に行くための歩型は完成しつつある」。頂点に立てば、来夏のパリ五輪切符はほぼ手中だ。 池田向希(旭化成、浜松日体高出身) 21年東京五輪 22年世界選手権 銀 見えた金の歩型 2月日本選手権 レース運び盤石 168センチの小柄な体を生かした高速ピッチを、いかに違反を取られず維持するか-。進化の一端が表れたのは雨と強風が吹き荒れた2月の日本選手権だ。
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⚽サッカー 少年男女、全国切符 男子は52大会連続 国体東海ブロック大会
鹿児島国体の出場権を争う国体東海ブロック大会は12日、三重県鈴鹿市の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿でサッカーを行い、静岡県は少年男子がPK戦の末に愛知との第1代表決定戦を制し、52大会連続(出場権を得ながらコロナ禍で本大会が中止された2021年大会を除く)で本大会出場を決めた。 昨年の栃木国体で準優勝した少年女子も2-0で愛知を下し、第1代表に決定。出場1枠を争う成年男子は1-0で三重に競り勝ち、13日の決勝に進んだ。 ▽少年男子第1代表決定戦 静岡 1―1 愛知 (PK7―6) ▽少年女子第1代表決定戦 静岡 2―0 愛知 少年男子 GK宮崎 〝神セーブ〟 決定機阻止 PK5人止め
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陸上 辻本(開誠館) 男子3000障害 東海高校新で4位/松田(浜松商) 6位入賞 全国高校総体
全国高校総体(インターハイ)は6日、北海道で行われ、静岡県勢は陸上男子3000メートル障害で辻本桜寿(浜松開誠館)が自身の持つ東海高校記録を塗り替える8分46秒85で4位入賞した。男子110メートル障害は浅井惺流(東海大翔洋)が14秒38で6位、宮本皓寿(浜松市立)が14秒41で7位だった。男子走り高跳びの松田央(浜松商)は1年生でただ1人決勝に進み、2メートル00で6位に食い込んだ。剣道男子団体の浜名は決勝トーナメント1回戦で三養基(佐賀)を破って8強入り。準々決勝は大社(島根)に惜敗した。ソフトボール男子の飛龍は7-0で京華(東京)との2回戦に勝った。 男子3000障害 高速レース 辻本
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陸上 貴家(伊豆中央) 入賞あと一歩 女子七種 2年連続を目指すも10位 全国高校総体
全国高校総体(インターハイ)は5日、北海道で行われ、県勢は陸上女子七種競技の貴家ありさ(伊豆中央)が4730点の10位で2年連続入賞はならなかった。男子3000メートル障害で東海高校記録を持つ辻本桜寿(浜松開誠館)は6日の決勝に進んだ。200メートルで出場者ランクトップだった男子の成川倭士(東海大翔洋)、女子の小針陽葉(富士市立)はともに欠場した。剣道男子団体の浜名は決勝トーナメントに進出。ソフトボール男子の飛龍は順当に初戦を突破した。弓道団体は男子の田方農、女子の富士宮西とも決勝トーナメント1回戦で敗れた。 「全力は出し切れた」 静岡県勢22年ぶりの2年連続入賞こそ逃したが、女子七種競技
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弓道女子 富士宮西1位で決勝T 全国高校総体
全国高校総体(インターハイ)は4日、北海道で行われ、県勢は弓道の女子団体予選で初出場の富士宮西が、全体トップの16中で5日の決勝トーナメントに進んだ。男子で昨年8強の田方農も13中で通過した。 修正力養い「日本一の弓取り」へ 白井の個人準Vで勢い 弓道女子の富士宮西は、白井が個人戦で準優勝した勢いをそのまま持ち込んだ。初出場の団体予選で白井と秋山が皆中、三村と木村が3中し、目標通りの16中で1位通過。主将日野は「県大会も(白井の)個人2位から団体初優勝。チームも盛り上がり、いい流れ」と手応えを口にした。 下級生からの主力が多いチームは昨年の全国出場を逃して変わった。1日平均80射の練習
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記者コラム「清流」 「声」に感じる日常
「声援が力になった」。コロナ禍が始まってから、かつてスポーツ取材で当たり前だった言葉を聞かなくなっていた。「声援」という2文字を書くことをためらっていた覚えもある。 北海道で開催中の全国高校総体で4年ぶりに声出し応援が解禁された。スタンドでは両校の応援団が個性的なエール交換を演じ会場の笑いを誘う場面も目にした。勝負どころでの「声」は間違いなく選手の背中を押したはずだ。 大会を特別協賛する大塚製薬は今回「声の出番だ」というキャッチフレーズを打ち出した。活動を制限されてきた高校生の感情爆発を応援するという。5類移行後の感染拡大もあって一部で批判的な意見もあったようだが、選手も応援団も完全燃焼
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⚽前十字靱帯損傷から復帰の千葉 女子選手に大きな勇気 サッカー女子W杯 5日決勝T1回戦
右膝の前十字靱帯(じんたい)損傷の大けがから復帰し、サッカー日本女子代表としてワールドカップ(W杯)に出場したFW千葉玲海菜[れみな]選手(24)=藤枝順心高出、ジェフユナイテッド市原・千葉レディース=。特に女子に多いとされる故障からの復帰は、同じけがで苦しむ女性選手に大きな勇気を与えている。「私が復帰して活躍した姿を見せられるようにリハビリを頑張ってきた」。5日、ノルウェーとの決勝トーナメント1回戦に臨む。 千葉選手がけがを負ったのは昨年9月下旬の練習試合。いつもとは違う右サイドバックに入り相手と競り合っている最中だった。「戻りながら守備をして球を取る時、着地でひねった感じ」。全治8カ月
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陸上 磯貝(浜松市立)7位 女子400 全国高校総体
全国高校総体(インターハイ)は2日、北海道で行われ、陸上は女子400メートルの磯貝唯菜(浜松市立)が55秒94で7位入賞した。女子の臼井千晴(静岡雙葉)、男子の植田壮太(富士東)はともに準決勝で敗退した。女子1500メートルで高校歴代2位の自己記録を持つ沢田結弥(浜松市立)は予選を欠場した。 ペース制御 成長の証し ライバル存在 原動力に 確かな成長を全国のトラックに刻んだ。女子400メートルの磯貝(浜松市立)は、昨夏敗退した準決勝を自己記録より0秒27速い55秒15で突破した。周囲を意識してオーバーペースになった1年前とは違う。予選から55秒台を3本そろえ「しっかり自分をコントロールし
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ボクシング坪井智也 拳に誓う、日本人未踏の頂 五輪でアマ2冠へ【しずスポ】
日本アマチュアボクシング界に世界王者は5人いる。だが、世界選手権のベルトと五輪の金メダルをそろえた選手はいない。2021年世界選手権覇者の坪井智也(自衛隊、浜松工高出)が見据えるのは未踏の頂。「あと欲しいのは五輪の金だけ」。拳の先に集大成のパリがある。 技術を磨き アウトボクサーに 海外勢をなぎ倒す 大きな転機になった一戦がある。19年日本選手権。勝てば東京五輪が決まる決勝で判定負けした。日大時代の14~17年に国内無敗、大会4連覇した第一人者は「ボクシングをやめようと思った」。 救いは、20年からコロナ禍で大会がなくなり、冷静に自己と向き合えたこと。それまで好戦的なインファイトで国内
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卓球Tリーグ 静岡ジェード、参戦元年から「旋風を」 森薗中心に実力者そろえ 5、6日 地元で開幕2連戦
静岡県初のプロ卓球チームとしてTリーグ男子に新規参戦する静岡ジェードの初陣が5、6日からスタートする。開幕カードは昨季覇者の琉球と、同じ新規参入組の金沢を地元に迎えての2連戦。監督兼任の森薗政崇(BOBSON)を中心に実力者をそろえ、1年目から旋風を巻き起こす。 森薗に加え、ペンハンドの繊細な技術が光る松下大星(クローバー歯科カスピッズ)、身体能力の高い横谷晟(愛工大)、ラリーに強い龍崎東寅(三井住友海上火災保険)が主軸。そこに将来性のある高校・大学生3人を加えた若いチームだったが、世界選手権団体銅の経験がある42歳の小西海偉(旧姓吉田)が加入したことで「選手層が厚く、バランスのいいチーム
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飛龍 8強逃すも全国舞台で2勝 高校総体女子ソフトボール
全国高校総体(インターハイ)は31日、北海道で行われ、静岡県勢はソフトボール女子3回戦で飛龍が1-5で千葉経大付に敗れたが、過去6大会で優勝2度の強豪に終盤まで競り合った。 ▽女子3回戦 千葉経大付(千葉) 0001004―5 飛龍 0000100―1 (千)菅野、北村―小林 (飛)兵働、朝比奈、兵働、朝比奈―松永 ▽本塁打 小林(千) (共同) 闘病の仲間とつかんだ2勝 ソフトボール女子の飛龍は8強こそ逃したが、過去2年初戦敗退の全国舞台で2勝を挙げた。ナインの胸にあったのは、大会直前に病気でチームを離れた小宮山への思い。約1000キロ離れた静岡
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⚽藤枝順心 完勝で頂点 プレーで圧倒 全国高校総体サッカー女子
▽女子決勝 藤枝順心 3(2―0 1―0)0 聖和学園(宮城) ▽得点者【藤】辻沢、高岡、久保田 【評】藤枝順心が強力攻撃陣で3得点。盤石の試合運びで聖和学園に完勝した。 前線と中盤が連動してボールを奪って攻め続けた。前半3分に辻沢がゴール前のクロスに頭で飛び込み先制。14分はCKから高岡が2点目を挙げた。 相手にほぼ好機をつくらせず被シュートはわずか4本。後半26分に、こぼれ球に反応した久保田がドリブル突破から3点目を奪って試合を決めた。 「狙い通り」辻沢3試合連続弾 圧倒的な完成度で夏の女王に君臨した。サッカー女子の藤枝順心は、かつて夏開催だった全日本高校女子選手権初代覇者の聖
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⚽藤枝順心が日本一 選手権に続きV 全国高校総体サッカー女子
北海道を舞台にした全国高校総体(インターハイ)は30日、帯広市でサッカー女子決勝を行い、藤枝順心が3-0で聖和学園(宮城)を下し、7年ぶり2度目の優勝を飾った。1月の全日本高校女子選手権に続く冬夏連続優勝で両大会合わせ通算8度目の日本一。今大会の県勢金メダル第1号となった。 藤枝順心は前半3分にFW辻沢亜唯がゴール前のクロスに頭で飛び込んで先制すると、14分にもFW高岡澪がCKに合わせた。後半26分にはMF久保田真生がドリブル突破から3点目。いずれも昨年のU-17(17歳以下)ワールドカップ(W杯)に出場した3選手のゴールで圧倒した。 今大会は大阪学芸との1回戦を土壇場でPK戦に持ち込ん
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藤枝明誠4強逃す 東山に11点リード守れず 全国高校総体バスケット
全国高校総体(インターハイ)は28日、北海道で行われ、県勢はバスケットボール男子の藤枝明誠が準々決勝で東山(京都)に79-89で敗れ、2年連続の4強入りを逃した。 赤間頼み 攻め手欠く 今季公式戦無敗だったバスケットボール男子の藤枝明誠が全国で悔しい初黒星を喫した。東山(京都)に最大11点をリードしたが逆転負け。金本監督が敗因に挙げたのは、攻撃の選択肢が赤間だけになったことだ。エースは40得点と大爆発したが、勝負どころで守られた。 45-39で折り返しながら、第4クオーター(Q)残り5分で71-81。この間の26得点の内20得点が赤間に集中した。「シュートが当たっていた分、周りが赤間を
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サッカー女子 藤枝順心、大勝で4強 バスケ男子藤枝明誠、準々決勝へ 全国高校総体
全国高校総体(インターハイ)は27日、北海道で行われ、静岡県勢はサッカー女子の藤枝順心が6-0で東海大福岡との準々決勝に快勝し、4強入りを決めた。バスケットボールは3回戦を行い、男子の藤枝明誠が107-66で大院大高(大阪)を圧倒し準々決勝に進出。女子の浜松開誠館は46-59で精華女(福岡)に敗れた。空手女子形個人で江藤凪沙(御殿場西)が3位に入った。 ▽女子準々決勝 藤枝順心 6(1―0 5―0)0 東海大福岡(福岡) ▽得点者【藤】下吉、辻沢、久保田、柘植、宮路、望月 エンジン全開 中盤制圧 藤枝順心 呪縛から解き放たれた藤枝順心イレブンが躍動した。九州王者の東海大福岡に大量6発。
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Tリーグ・静岡の松下大星 日の丸背負い初の国際大会へ【しずスポ】
望みの環境「ペンドラの星」研さん 卓球Tリーグに参戦する静岡ジェードの松下大星(クローバー歯科カスピッズ)が、9月開幕の中国・杭州アジア大会に出場する。国内では希少なペンハンドの使い手で「ペンドラの星」とも称される26歳。森薗政崇(BOBSON)選手兼監督らトップ選手がそろう静岡のハイレベルな練習で力を磨き、「中国のトップ選手と対戦したい」と、日本代表として臨む初の国際大会を待ち望んでいる。 2022年春の代表選考会で団体メンバーを勝ち取った大会がコロナ禍で1年延期になる中、新規参入した静岡の環境に魅力を感じた。所属する大阪の実業団チームでは代表クラスと打ち合う機会は少ないが、Tリーグで
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藤枝明誠が初戦快勝 全国高校総体バスケット 女子・浜松開誠館も3回戦へ
全国高校総体(インターハイ)は26日、北海道で行われ、県勢はバスケットボール男子で昨年3位の藤枝明誠が97-59で美来工科(沖縄)との2回戦に完勝した。女子の浜松開誠館も71-64で日本航空(山梨)に逆転勝ちし、そろって3回戦に進んだ。サッカー女子の藤枝順心は1点を追う後半終了間際に追い付き、PK戦の末に大阪学芸を破った。ハンドボール男子の御殿場は33-23で野辺地(青森)を破り全国初勝利を挙げた。 ▽男子2回戦 藤枝明誠 97(32―10 18―15 21―22 26―12)59 美来工科(沖縄) 38点差にも妥協なし 藤枝明誠 盤石に見えた初戦突破にも笑顔はなかった。バスケッ
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アーチェリー世界選手権へ 杉本智美(ミキハウス)・山内梓(近大職) 狙う夢は一つ【しずスポ】
同郷コンビでパリを決める。ベルリンで31日に開幕するアーチェリーの世界選手権で、ともに浜松市出身の杉本智美(ミキハウス)、山内梓(近大職)が五輪出場枠獲得に挑む。在学期間は重ならないが、いずれも浜松商高時代にエースとして全国制覇を成し遂げ、近大で日本を代表するアーチャーに成長した。夢は同じ。「パリでメダル」だ。 浜松商高エースで全国制覇→近大でも躍進の2人 東京の悔しさバネに照準は五輪表彰台へ 東京五輪の代表選考で2人の明暗は分かれた。後輩の山内が急成長で代表に滑り込んだ一方、日本のエースだった杉本は強風が吹き荒れた2020年春の2次選考で落選。「努力は否定したくない。ただ、方向
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浜松開誠館が初戦突破 全国高校総体・バスケット
全国高校総体(インターハイ)は25日、北海道で行われ、県勢はバスケットボール女子1回戦で浜松開誠館が58-54で東京成徳大高に競り勝ち、26日の2回戦に進んだ。日本航空(山梨)と対戦する。男子で昨年3位の藤枝明誠は2回戦から登場する。ソフトテニス男子団体の富士宮北は1回戦で松江工(島根)に敗れた。 ▽女子1回戦 浜松開誠館 58(23―10 13―17 5―14 17―13)54 東京成徳大高(東京) 鍛えた堅守光る 東京成徳大高下す 浜松開誠館は開始2分で築いた11点リードを逆転された。「入りが良すぎた分、脚が止まった」と三島監督。それでも耐え切れたのは、鍛えた堅守があったから。強豪
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⚾東海大翔洋 ノーシード進撃 全国高校野球静岡大会4回戦
▽4回戦(清水庵原第2試合) 東海大翔洋 3020130―9 1000000―1(7回コールド) 常葉大橘 ▽本塁打 米倉(東)渡辺(常) ▽二塁打 土方(東)長谷川(常)▽野選 市川(常) ▽試合時間 1時間38分 【評】東海大翔洋が16安打で常葉大橘から大量9得点した。初回に米倉の3点本塁打で先制し、三回も米倉、磯部の適時打で2得点。六回は赤尾の適時打など打者9人で3点を奪った。左腕小根沢は7回1失点の好投。 常葉大橘は渡辺の初回先頭打者本塁打による1点だけ。杉田、市川の二枚看板が打ち込まれた。 米倉 強烈先制パンチ 主砲の強烈な先制パンチで東海大翔洋が一気に主導権を握っ
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東海高校総体・競泳 男子/松田(静岡市立)自己新で優勝 女子/鈴木(飛龍)県高校新V3 50メートル自由形
東海高校総体の競泳第2日は22日、浜松市総合水泳場で行われ、静岡県勢は50メートル自由形の男子を松田隼人(静岡市立)が23秒13の好記録で制した。女子は鈴木月渚(飛龍)が自身の県高校記録を100分の1秒更新する25秒82の大会新記録で3連覇した。 男子1500メートル自由形は大木優瑠(飛龍)が15分29秒21で2年連続優勝。男子200メートル背泳ぎは奥大輝(飛龍)が2分5秒81で制し、鶴田虎太朗(浜名)が2位に入った。男子200メートルバタフライの太箸隼翔(浜松商)は1年ながら2位で全国出場を決めた。 長身生かし後半ギア 大型スイマー 開花の予感 松田 193センチの大型スイマーが本
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吉田(三島中郷西)男子400大会新V 女子100は河村(浜松天竜)好記録で制す 静岡県中学総体・陸上
静岡県中学総体陸上は15日、エコパスタジアムで開幕し、男子共通400メートルは、2日の県中学選抜大会で全国中学校体育大会の参加標準記録(51秒60)を突破していた吉田明仁(三島中郷西)が49秒37の大会新記録で優勝した。女子3年100メートルは河村彩(浜松天竜)が12秒35の好記録で勝った。 男子3年100メートルは佐野莱夢(富士宮一)が10秒96で頂点に立った。1500メートルは男子3年を市川太羅(藤枝葉梨)、女子共通を河合柚奈(浜松天竜)が制し、いずれも県中学選抜との2冠を達成。女子共通走り幅跳びは既に全国出場を決めている渡辺裕衣(清水六)が5メートル43で優勝した。 吉田「県記録
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望月絹子「パリでも泳ぐ」 世界水泳女子800リレー出場【しずスポ】
失意の東京から2年 静岡への恩返し誓う 初めて背負う日の丸の重みに武者震いがした。14日に福岡で開幕する競泳の世界選手権で女子800メートルリレーに出場する望月絹子(鈴与)は「代表ユニホームに袖を通した瞬間、鳥肌が立った」。主戦場は400メートルと800メートルの自由形。個人種目にこだわり、これまでリレーは視野になかったが今は違う。「日の丸を付ければ同じ。日本の五輪出場枠に貢献し、パリでも自分が泳ぐ」 まずは五輪出場枠 そして本番 メンバー入りだ 東京五輪を逃した失意の2021年、社会人として「結果が全て」と空回りした苦闘の22年を経て今春、24歳に光明が差した。4月の日本選手権200
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バスケB2静岡「最強の挑戦者に」 新体制発表、PO進出目標
バスケットボールBリーグ2部(B2)の静岡は11日、静岡市内で新体制発表会見を開いた。松永康太社長は昇格1年目での勝率5割、プレーオフ(PO)進出を目標に掲げ「最強のチャレンジャーとして、Bリーグにサプライズを巻き起こす」と決意を新たにした。 ハイレベルなB2を戦い抜く体制を強化するため、ゼネラルマネジャー(GM)に新たに麻生卓志氏を招聘(しょうへい)。ファクンド・ミュラー監督が4季目も続投し、引退した大石慎之介がアシスタントコーチとしてパイプ役になることで、攻撃的な守備からの速攻をベースにした「全員バスケ」をさらに進化させる。強化費も「昨季の1・2~1・5倍」(松永社長)に増額した。
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⚾清水東、遠江総合から逃げ切る 創立100周年に3年ぶり夏1勝 高校野球静岡大会1回戦
▽1回戦(清水庵原第1試合) 清水東 000200100―3 遠江総合 000100001―2 ▽三塁打 岩辺(清)▽二塁打 豊田、佐野皓(清)名越、山崎(遠)▽暴投 加茂(遠) ▽試合時間 2時間20分 【評】清水東が逃げ切った。四回に豊田の適時打などで2点を先行し、2-1で迎えた七回2死満塁も再び豊田の左前打で突き放した。主戦小林は2失点完投。九回は自らの失策で1点差に迫られたが後続を断った。 遠江総合は四回に山本の適時打で1点を返し、九回も1死満塁とサヨナラの好機をつくったが決定打を欠いた。 両脚けいれんも 豊田7回千金打 両脚をつりながら放った執念の一打が、創立100周年
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アジアからパリ五輪へ 2大会の日本代表 陸上、スズキAC5人が決意
陸上のアジア選手権(12日開幕、バンコク)や杭州アジア大会(9月開幕、中国)の日本代表に選出されたスズキACの選手5人が5日、浜松市の同社で取材に応じ、大会への意気込みを語った。女子やり投げで日本選手権を5年ぶりに制した斉藤真理菜は「アジア選手権で世界選手権の参加標準記録63メートル80を突破し、アジア大会は来年のパリ五輪につなげたい」と決意をにじませた。 その他の選手は男子800メートルの川元奨、男子三段跳びの伊藤陸、男子やり投げの新井涼平、女子七種競技の山崎有紀。アジア選手権は代表78人のうち所属別で最多の5人が選ばれ、川元、斉藤、山崎の3人はアジア大会にも出場する。 2大会はパリ五
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⚽サッカー女子W杯、20日開幕 杉田、千葉ら 世界一奪還へ
サッカー女子ワールドカップ(W杯)はオーストラリアとニュージーランドの共催で20日に開幕し、県勢7人が選出された日本代表「なでしこジャパン」は22日から1次リーグに臨む。ザンビアを皮切りに26日にコスタリカ、31日にスペインと対戦。3大会ぶりの世界一奪還を狙う。 藤枝順心高出身の杉田妃和(ソーンズ)は中盤の左サイド、千葉玲海菜(千葉)は攻撃の切り札として期待される。その他の県勢はいずれもJFAアカデミー福島出身の平尾知佳(新潟)、三宅史織、守屋都弥(以上神戸)、遠藤純(エンゼルシティー)、石川璃音(三菱重工浦和)が名を連ねた。 14日に仙台でパナマ代表と大会前最後の試合に臨む。
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アーチェリー日本代表 山内、世界選手権へ闘志 練習公開 杉本「最大限の力を」
アーチェリーの世界選手権(31日開幕、ベルリン)に臨む日本代表の山内梓(近大職、浜松商高出)、杉本智美(ミキハウス、浜松商高出)ら4選手が4日、奈良・生駒市で練習を公開した。同選手権でのパリ五輪出場枠獲得に向け、山内は「東京五輪の悔しさを胸に練習してきた。パリでのメダルにつなげられるよう頑張ってきたい」と意気込んだ。 同選手権は男女とも団体3位以内の国に個人戦3枠も含めた五輪出場権が付与され、日本は出場枠を獲得した選手がそのまま五輪代表に内定する。女子はここまでワールドカップ(W杯)3戦で6位が最高だが、杉本は「一戦一戦着実に成長している。五輪はアーチェリーを始めた時からの夢。1カ月後に最
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瀧口(静岡西奈)好記録V 女子100障害 陸上・静岡県中学選抜
静岡県中学選抜陸上は2日、エコパスタジアムで行われ、女子100メートル障害は2年瀧口瀬奈(静岡西奈)が14秒37で優勝し、全国中学校体育大会の参加標準記録(14秒80)を突破した。男子800メートルは予選の1分59秒59で参加標準記録(2分0秒50)を切った神谷幌(浜松蜆塚)が、決勝も2分0秒61で制した。 男子100メートル、200メートルの伴野智星(静岡由比)は決勝を欠場したが、予選でいずれも全体トップの10秒97、22秒04をマークし全国出場の権利を得た。女子走り幅跳びは印牧涼香(清水七)は5メートル55で優勝し、全国切符を手にした。 【男子】 ▽100メートル ①佐野莱夢(
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森川(沼津三中出)無念 代表逃す レスリング代表選考プレーオフ
レスリングの世界選手権(9月、ベオグラード)代表選考プレーオフは1日、東京・ドーム立川立飛で五輪階級7試合を行い、女子68キロ級は明治杯全日本選抜を制した森川美和(ALSOK、沼津三中出)が1-2で全日本選手権優勝の石井亜海(育英大)に敗れ、代表を逃した。石井は昨年の世界選手権同級2位。今年の世界選手権は3位以内で来夏のパリ五輪代表に内定するため、森川の五輪出場は厳しくなった。 県勢は男子フリースタイル125キロ級の山本泰輝(自衛隊、飛龍高出)が代表入りを決めている。 プレーオフは、昨年12月の全日本選手権と今年6月の明治杯全日本選抜選手権の優勝者が異なる階級で実施。女子は57キロ級で昨
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バスケB2静岡の大石引退 創設メンバー、クラブ支える
バスケットボールBリーグ2部(B2)に昇格する静岡は30日、クラブを2018年の創設から5季にわたって支えたPG大石慎之介(35)=沼津市出身=の現役引退を発表した。アシスタントコーチに就任する。大石はクラブを通じて「本当に幸せなプロキャリア。明日から第2章になる。コーチとして成長し、経験を次世代につなげていきたい」とコメントした。 大石は飛龍高、浜松大(現常葉大浜松)を経て、旧bjリーグ時代の浜松・東三河で優勝を経験。B1三遠でも主力として活躍した。18年に静岡の前身、静岡エスアカデミアスポーツクラブに移籍。県社会人リーグからスタートしたクラブをけん引した。昨季は19試合の出場にとどまっ
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卓球Tリーグ静岡 元日本代表 小西を獲得
卓球Tリーグ男子に参戦する静岡は26日、世界選手権で2度の団体銅メダルを獲得した元日本代表の小西海偉(42)=グローバルアスリートプロジェクト=の加入を発表した。 中国出身の右ペンハンドで、世界ランクは最高20位。旧姓は吉田で、青森山田高時代に全国高校総体シングルスを3連覇し、全日本選手権連覇の経験もある。昨季はポーランドのスーパーリーグでプレーした。小西はクラブを通じ「42歳になってやっとTリーグに参戦できてうれしい。静岡のために全力で頑張る」とコメントした。
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鈴木(飛龍)が県高校新V 女子50自 静岡県高校総体・競泳
静岡県高校総体の競泳は24日、県富士水泳場で男女16種目の決勝を行い、女子50メートル自由形の鈴木月渚(飛龍)が自身の持つ県高校記録(25秒93)を更新する25秒83の大会新記録で3連覇を達成した。男子200メートル自由形は増田莉蔵(浜松市立)が、大会記録に100分の3秒に迫る1分51秒71の好記録で優勝。400メートルリレーの1泳では51秒14で100メートル自由形の大会新もマークした。 男子200メートル背泳ぎは鶴田虎太朗(浜名)が全国大会参加標準記録を突破する2分8秒73で制した。男子1500メートル自由形は大木優瑠(飛龍)が15分34秒12で大会記録を2年連続で塗り替え連覇。女子2
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小針だけじゃない!!佐野(静岡市立)高校女子スプリンター 11秒8台連発、全国へ
陸上の高校女子100メートルで静岡市立2年の佐野釉梨が存在感を見せている。今月はU20日本選手権、東海総体の全5レースを11秒8台で走り、自己記録の11秒81は全国ランク上位に付ける。中学時代は、今や世代トップになった小針陽葉(富士市立)と競い合ったスプリンター。故障に苦しんだ1年を乗り越えて全国出場を決め「少しずつ近づけている。今は陸上が楽しい」と充実感をにじませる。 結果にこだわった中学時代。11秒台をマークしたことで「やりきったかなと勝手に区切りを付けてしまっていた」。陸上を辞めようか迷いを抱えたままスタートした高校での競技生活。望月勇志顧問の「結果は3年の総体までに出ればいいよ」と
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男子200/成川(東海大翔洋)大会新記録でV 5000競歩/静岡県勢トップ3独占 東海高校総体・陸上
東海高校総体は18日、静岡県内で陸上、サッカー、バスケットボールなどを行い、陸上の男子200メートルは成川倭士(東海大翔洋)が県高校記録(20秒86)に迫る20秒87の大会新記録で優勝した。走り幅跳び、400メートルリレーとの3冠を達成。女子200メートルは小針陽葉(富士市立)が23秒92で勝ち、100メートル、走り幅跳びと合わせて3種目を制した。 三段跳びは男子の山城海来(浜松北)が14メートル63、女子の山田亜胡(田方農)が11メートル99で頂点に立った。女子走り高跳びの加藤那奈美(浜松聖星)は1メートル73の好記録で優勝。男子5000メートル競歩は渡辺優斗(伊豆中央)、小桐宏太(浜松
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土屋(富士見)最速の称号 男子100メートル 東海高校総体・陸上
東海高校総体陸上第2日は17日、エコパスタジアムで行われ、男子100メートルは2年土屋太陽(富士見)が10秒54で制し、100分の1秒差で森川皓喜(浜名)が続いた。4~6位に望月結夢(東海大翔洋)、大桑大河(磐田東)、神谷雄太(清水東)が入り、全国総体出場6枠中5枠を静岡県勢が占めた。 女子100メートルは準決勝で11秒73の大会タイをマークした小針陽葉(富士市立)が決勝も11秒75で完勝。佐野釉梨(静岡市立)が11秒83で2位に入った。男子棒高跳びは鈴木健心(浜松商)が4メートル70で制した。女子七種競技は貴家ありさ(伊豆中央)が4802点の好記録で準優勝し、2年連続の全国出場を決めた
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男子400/静岡県勢上位独占 男子110障害/宮本(浜松市立)大会新連発 東海高校総体陸上
東海高校総体陸上は16日、エコパスタジアムで開幕し、男子400メートルは植田壮太(富士東)が47秒29で制した。2位に47秒30で大石亮太(浜松開誠館)、3位に48秒00で宮本櫂(富士東)が入り2年連続で静岡県勢が上位を独占した。男子110メートル障害を制した宮本皓寿(浜松市立)は準決勝で14秒11の大会新をマークし、決勝はさらに14秒08に縮めた。走り幅跳びは男子を成川倭士(東海大翔洋)が7メートル50の好記録で制し、女子の小針陽葉(富士市立)は1本目の6メートル18で頂点に立った。 【男子】 ▽400メートル ①植田壮太(富士東)47秒29②大石(浜松開誠館)47秒30③宮本(富士
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アーティスティック水泳日本選手権 高沢、畑中(イール浜松) 静岡県勢入賞 正反対の持ち味で高め合う
アーティスティックスイミング(AS)日本選手権(5月、東京)で静岡県勢が久々の入賞を果たした。テクニカルルーティンのソロでイール浜松の畑中愛梨(浜松日体高2年)が4位、高沢希輝(浜松商高3年)が5位に入り、デュエットも8位に食い込む大健闘。次は国体出場を目指し、7月に激戦の東海ブロック大会に臨む。 高沢が「水泳と踊りが好き。練習を見て面白そうだった」と小1でクラブに入ると、器械体操と水泳に通っていた畑中が「個別では全国レベルになれないけど両方なら」と小4で加入。高沢は豊かな表現力、畑中は巧みな技術という正反対の持ち味を生かし、互いに高め合ってきた。 特に今季は、技ごとに難易度を設定して採
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金森 歓喜の初タイトル 27歳前田2位、3位に松井 ゴルフ県社会人選手権
第5回県社会人ゴルフ選手権大会(県ゴルフ連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)決勝は7日、袋井市の葛城ゴルフ倶楽部山名コース(6960ヤード、パー72)で最終日を行い、首位で出た金森祐介(富士チサンCC)がイーブンで回り、通算145の1オーバーで初優勝を飾った。 初日首位タイの前田高志(朝霧ジャンボリー)は76と崩れ4打差2位。初日4位の松井桂佑(森町)が75と粘って通算150で3位に入った。 5位までが第6回大会の決勝シード権、15位までが第52回県アマチュアゴルフ選手権の決勝シード権を獲得した。 2日目の重圧 耐え抜いた 県内きっての実力者が待望の初戴冠だ。首位発進の金森が「何度も崩れ
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男子十種競技・中村(スズキ) 最後の挑戦 10日から陸上日本選手権・混成
陸上の日本選手権・混成競技は10、11日、秋田県営陸上競技場で行われる。男子十種競技で2016年リオデジャネイロ五輪に出場した中村明彦(スズキ)は今季限りでの引退を表明していて、最後の日本選手権に臨む。 中村は中京大時代の12年に400メートル障害でロンドン五輪に出場。スズキに入社後、十種競技で14年に日本人2人目の8000点台(8035点)をマークし、16年に現在も日本歴代2位の8180点で日本選手権を制した。リオ五輪は22位になっている。 今大会はかつて同じスズキに所属した日本記録保持者の右代啓祐(国士舘ク)もエントリー。日本のキング・オブ・アスリートを争ったライバル対決もラストを迎
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金メダル記念 石碑お披露目 卓球・伊藤選手と祖父健一さん 母校磐田北小訪問も
東京五輪卓球混合ダブルス金メダリストの伊藤美誠選手(22)=スターツ、磐田市出身=が5日、同市で祖父健一さん(79)が建立した記念石碑の除幕式に臨んだ。伊藤選手は「人生は夢を実現する為にある-」との碑文を眺め、「金メダルと石碑建立という、自分と祖父2人の目標を達成できてうれしい」と喜びをかみしめた。 伊藤選手は同市出身の水谷隼さん(33)とのペアで日本初の快挙を果たした。2016年リオデジャネイロ五輪の団体銅メダルに合わせ石を用意していたという健一さんは、5年越しの悲願に「東京で金メダルになった。待っていて良かった」と感慨深げに語った。 伊藤選手は同日、母校の北小も訪れ、全校児童780人
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男子は明誠連覇/女子は開誠館V7、県内136連勝 静岡県高校総体バスケット
静岡県高校総体は4日、バスケットボールの決勝を行い、男子の藤枝明誠が89-58で浜松開誠館を下し2大会連続8度目の頂点。女子は浜松開誠館が83-50で沼津市立に勝って7連覇、県内高校公式戦136連勝で県大会(新人、総体、選手権)の連続優勝を20に伸ばした。 【男子】 ▽5位決定戦 沼津中央 47―45 静岡学園 ▽3位決定戦 浜松学院 71―53 飛龍 ▽決勝 藤枝明誠 89(29―9 20―10 17―17 23―22)58 浜松開誠館 【女子】 ▽5位決定戦 藤枝順心 88―68 常葉大常葉 ▽3位決定戦 浜松聖星 66―55 浜松学院 ▽決勝 浜松開誠館 83(
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女子団体、翔洋初制覇/甲斐(磐田東)男子個人制す 静岡県高校総体・剣道
静岡県高校総体は3日、剣道、バスケットボールなどを行い、剣道女子団体は東海大翔洋が2-0で昨年覇者の浜名を破り初優勝を果たした。男子個人は甲斐叶大(磐田東)が制した。バスケットボールは男子の藤枝明誠と浜松開誠館、女子の浜松開誠館と沼津市立が4日の決勝に進んだ。 ▽女子団体 ①東海大翔洋②浜名③磐田東③浜松湖北 ※1位は全国大会、上位4校は東海大会へ ▽男子個人 ①甲斐叶大(磐田東)②下田(磐田東)③藤江(浜名)桜井(池新田)⑤石附(磐田東)加藤(磐田東)原(磐田東)鈴木(浜名) ※2位までが全国大会、上位8人が東海大会へ 流れ決めた片手メン 翔洋・天野 剣道女子団体の東海大
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夏を駆ける16歳 世代トップのスプリンター 小針陽葉(富士市立高2年)【しずスポ】
爆発的なスピードは同世代の追随を許さない。今季の陸上高校女子短距離が小針陽葉(富士市立)を中心に回ることに誰も異論はないだろう。進化の途上にありながら、昨季の100メートル11秒65、走り幅跳び6メートル19は現役高校生トップ。今季は200メートルで日本高校記録23秒45に肉薄する。だが、高校2年生が見据えるのはさらなる高み。「高校タイトルは今年で全て取る。来年はパリ五輪に挑みたい」 5月3日の静岡国際陸上。女子200メートル予選でエコパスタジアムがどよめいた。日本高校記録に100分の7秒に迫る歴代3位の23秒52。ルーキーイヤーが序章だったことを印象付けた。 入学時から特別な練習はして
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男子は御殿場、女子は清水桜が丘がV 静岡県高校総体ハンドボール
静岡県高校総体は28日、ハンドボールの男女決勝を行い、男子は御殿場が35-25で富士を下して11年ぶりの優勝。女子は清水桜が丘が22-13で3連覇を狙った静岡農を破り、5年ぶりに頂点に立った。 御殿場、変幻自在の速攻 「全国で歴史を」 ハーフコートの攻防が主体のハンドボールで男子の御殿場が変幻自在の速攻を繰り広げた。巧みな連係に大胆なロングパスも交え敵陣になだれこむ。「スピーディーハンドボール」を掲げて就任20年目の鈴木監督も「一、二を争う」と目を見張る完成度で11年ぶりの頂点に駆け上がった。 開始直後からGK林のロングスローで好機を演出。特に「絶対に来ると分かっている」と先頭を走
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全国ワンツー狙う 静岡県勢ハードラー 8月全国高校総体【しずスポ】
陸上の高校男子110メートル障害で今夏、県勢ハードラーが全国トップクラスの争いを繰り広げそうだ。宮本皓寿(浜松市立3年)が今季、高校生最速の14秒27をマークすれば、昨夏1年生で唯一、全国入賞した浅井惺流(東海大翔洋2年)も追い風参考ながら14秒19を出した。「先輩と『全国総体でワン・ツーを決めよう』と話している」と浅井。2年間、しのぎを削ってきた2人が8月の大舞台を盛り上げる。 宮本は身長192センチというスケールの大きさが魅力。冬場の練習で「坂道を下るように走れるようになった」と、スタート、ハードリングとも体重移動で推進力を生み出す感覚を身に付け、長身をしっかり操れるようになった。西部
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成川(東海大翔洋)雪辱の21秒03/加藤(浜松聖星)大台1メートル70/山城海(浜松北)ツインズ東海へ 静岡県高校総体・陸上
静岡県高校総体陸上最終日は21日、エコパスタジアムで男女16種目の決勝を行い、男子200メートルは成川倭士(東海大翔洋)が21秒03の好記録で優勝した。女子走り高跳びは加藤那奈美(浜松聖星)が1メートル70を跳んで優勝。男子三段跳びは山城海来(浜松北)が14メートル64で頂点に立った。女子200メートルは小針陽葉(富士市立)が23秒84で制し、短距離2種目を大会新で連覇した。女子3000メートルの沢田結弥(浜松市立)も1500メートルに続き2年連続2冠を手にした。 成川 筋力アップ、進化の2冠 前日100メートルでミス 100メートルの手痛いミスを取り返すように、2年生スプリンターが疾
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橋本(静岡雙葉)V 成長の6メートル05 静岡県高校総体陸上・女子走り幅
静岡県高校総体陸上は19日、エコパスタジアムで開幕し男女11種目の決勝を行った。女子走り幅跳びは橋本詩音(静岡雙葉)が1本目に6メートル05を跳んで優勝した。400メートルは女子の磯貝唯菜(浜松市立)が55秒97で競り勝ち、男子は大石亮太(浜松開誠館)が47秒86の好記録で制した。 1500メートルは男子の辻本桜寿(浜松開誠館)が3分50秒80の大会新記録をマーク。女子は沢田結弥(浜松市立)が4分25秒52で連覇した。男子110メートル障害は宮本皓寿(浜松市立)が14秒52で優勝。女子100メートル障害は西村ほの夏(浜松市立)が14秒09で頂点に立った。 女子走り幅 大舞台での弱さと決別
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「オール静岡で勝利」B2昇格を知事に報告 バスケ・ベルテックス静岡
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)のベルテックス静岡は16日、松永康太社長と選手3人が県庁に川勝平太知事を訪ね、来季のB2昇格を報告した。松永社長は「静岡市だけでなく、県内全体から声援をもらい、オール静岡で勝ち取れた」とあいさつ。さらなるクラブの成長と、B1への決意を示した。 訪れたのは松永社長と岡田雄三、大石慎之介、加納誠也の3選手。岡田選手は昇格を懸けたプレーオフで敵地に多くのファンが駆け付けたことに感謝し、「この熱をなくさないようB2でも結果を出す」と意気込んだ。川勝知事は「プロの試合は子どもたちの刺激になる」と活躍を期待した。 松永社長は今後、クラブがB1を目指す上で新アリ
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全国トップクラスの争いも 静岡県高校総体陸上19日開幕 小針(富士市立)全国3冠へ発進
静岡県高校総体陸上は19~21日、エコパスタジアムで行われる。地区大会の上位とシード選手が出場し、各種目6位までの選手、チーム(競歩は5位、混成、女子棒高跳び、女子三段跳び、女子ハンマー投げは4位まで)が6月16~18日の東海総体(エコパスタジアム)の出場権を得る。 男子短距離 2年成川(東海大翔洋)今季急成長 【男子】短距離の2年成川倭士(東海大翔洋)が急成長した。今季は100メートルを昨年から0秒36縮め10秒41。200メートルも向かい風2・9メートルで21秒47と好記録を連発している。 110メートル障害は全国トップクラスの争いとなりそうだ。西部大会で宮本皓寿(浜松市立)が今季
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川崎(浜松西)起死回生隅返し/男子90キロ級 笠間(加藤学園)延長制し初頂点/女子70キロ級 静岡県高校総体・柔道
静岡県高校総体は13日、柔道、サッカーなどを行った。柔道は男女各7階級の個人戦を行い、男子90キロ級は川崎隼矢(浜松西)が延長の末に隅返しで技ありを奪って頂点に立った。静岡学園が3階級、加藤学園が2階級、東海大翔洋が1階級で優勝した。女子70キロ級は笠間芽伊(加藤学園)が延長で払い腰を決めて一本勝ち。東海大翔洋と藤枝順心がそれぞれ3階級で勝った。 ▽男子60キロ級決勝 粟田昊輝(静岡学園) 上四方固め 渡辺誉一(加藤学園) ▽同66キロ級決勝 岡本篤弥(静岡学園) 優勢 山本蓮心(日大三島) ▽同73キロ級決勝 宮本壮(東海大翔洋) 優勢 長沢拓海(静岡学園) ▽同81キロ級決勝
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ベルテックス静岡、初V逃す 王手から岩手に連敗 バスケ男子Bリーグ3部
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は8日、盛岡タカヤアリーナでプレーオフ決勝第3戦を行い、すでに来季のB2昇格を決めている静岡(リーグ3位)は72-81で岩手(リーグ1位)に敗れ、初のリーグ優勝はならなかった。第1戦に勝って王手をかけたが、そこから2連敗を喫した。 静岡は立ち上がりの悪さが最後まで響いた。第1クオーター(Q)で12-22。第2Qは岡田雄三の3点シュート、加納誠也の4点プレーなどで追い上げる時間帯もあったが、フリースローが入らず攻めきれなかった。それでも、12点を追う後半はアレクシス・エールセネル、吉田健太郎の3点シュート攻勢で一時は4点差に詰め寄った。 ▽決勝第
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ベルテックス静岡、優勝持ち越し バスケB3プレーオフ決勝第2戦
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は7日、盛岡タカヤアリーナでプレーオフ決勝第2戦を行い、静岡は60-77で岩手に敗れ、1勝1敗で第3戦にもつれ込んだ。 静岡は攻守でリズムをつかめなかった。岩手の激しい守備に攻撃が停滞。第1クオーター(Q)から9-21と後手に回った。第3Qを終えて35-62と大勢は決したが、第4Qは大石慎之介、駒水大雅ジャックの3点シュートなどで17点差に追い上げる粘りは見せた。 第3戦は8日、同会場で行われる。 ▽決勝第2戦(盛岡タカヤアリーナ、3021人) 岩 手(リーグ1位)1勝1敗 77(21―9 15―13 26―13 15―25)60 静岡(リーグ
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ベルテックス静岡、初優勝王手 バスケBリーグ3部プレーオフ決勝
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は6日、盛岡タカヤアリーナでプレーオフ決勝(2戦先勝)第1戦を行い、静岡(リーグ3位)は72-65で岩手(リーグ1位)に先勝し、初優勝に王手をかけた。 静岡は粘り強く守って勝機を呼び込んだ。前半で10点リードされたが、第3クオーター(Q)は相手を12得点に抑えて山田安斗夢の3点シュート、岡田雄三のドライブなどで43-46。一進一退となった第4Qは、残り5分からアレクシス・エールセネルの3点プレーで流れをつかみ、新川敬大、加納誠也の3点シュートで突き放した。 第2戦は7日、同会場で行われる。 ▽決勝第1戦 静岡(リーグ3位)1勝 72(12―1
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ベルテックス「優勝で昇格」へ決戦 岩手の堅守打開なるか Bリーグ3部、6日からPO決勝
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は6日から、盛岡タカヤアリーナでプレーオフ決勝(2戦先勝)を行う。準決勝で埼玉との死闘を制してB2昇格を決めた静岡(リーグ3位)が、優勝を懸けてリーグ戦1位の岩手に挑む。 今季の対戦成績は2勝2敗。平均失点は岩手がリーグ1位の65・96点、静岡が同3位70・36点と堅守同士で、決定機をどれだけ生み出せるかが鍵になる。 今季、大きな得点源になっているのが山田とミラーの連係。ミラーの巧みなスクリーンから、山田が相手守備に応じてドライブ、3点シュート、ミラーへのアシストを使い分ける。埼玉戦も警戒されながら要所でホットラインが開通。第3戦残り44秒で勝負を
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高瀬、金丸 1600リレーで“レジェンド”対決 陸上・静岡国際
陸上の日本グランプリシリーズ第6戦、第38回静岡国際陸上競技大会(静岡陸上競技協会主催、静岡新聞社など共催)は3日、エコパスタジアムで男女12種目を行った。男子オープン種目の1600メートルリレーで、日本選手権400メートル11連覇の金丸祐三ら1987年生まれの元トップ選手をそろえた「金丸世代」(大阪)が3分17秒93でマスターズM35(35~39歳)日本新記録をマークした。 大会ムード盛り上げ 男子短距離で五輪2大会を経験し、2021年に引退した高瀬慧=富士通、静岡西高出=が、1600メートルリレー(オープン種目)に1988年世代の「静岡チーム」で出場。400メートル日本選手権11連覇の
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女子200小針(富士市立高)4位 高校歴代3位 予選23秒52 陸上・静岡国際
陸上の日本グランプリシリーズ第6戦、第38回静岡国際陸上競技大会(静岡陸上競技協会主催、静岡新聞社など共催)は3日、エコパスタジアムで男女12種目を行い、女子200メートルは予選で日本高校歴代3位の23秒52をマークした小針陽葉(富士市立高)が、決勝も23秒85の好記録で4位に入った。男子200メートルで3連覇を狙った飯塚翔太(ミズノ、藤枝明誠高出)は20秒45(追い風参考)で5位だった。 その他の県勢は、女子400メートルで岩田優奈(スズキAC)が54秒16の3位、臼井千晴(静岡雙葉高)が54秒97の7位に入った。女子走り幅跳びの橋本詩音(静岡雙葉高)も5メートル98(追い風参考)で8位
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ベルテ静岡B2へ 「故郷にプロバスケ」情熱は実った 創設メンバー大石選手(沼津出身)安泰捨てた挑戦
ベルテックス静岡を象徴する背番号「1」が歓喜の瞬間を迎えた。1日のバスケットボールBリーグ3部(B3)プレーオフ準決勝第3戦。大石慎之介(35)=沼津市出身=は試合終了と同時に拳を突き上げた。埼玉に競り勝ち悲願のB2昇格。クラブ創設メンバーでただ1人残るリーダーは「4年間は長かった。でも、すぐに上がるより、積み重ねて上がれたことがうれしい」と感慨に浸った。 2018年6月、B1三遠ネオフェニックスを退団した大石は、静岡の前身で、同年春に発足した静岡エスアカデミア・スポーツクラブに入団した。Bリーグを目標に掲げてはいたが、県社会人リーグからのスタート。長年プレーしたトップリーグから、はるかに
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静岡スタイル貫き悲願 埼玉に86-81 バスケBリーグ 3部プレーオフ準決勝
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の静岡(リーグ3位)は1日、埼玉県の浦和駒場体育館でプレーオフ準決勝第3戦を行い、86-81で埼玉(リーグ2位)を破って2勝1敗で初のB2昇格を決めた。 静岡は前半、アレクシス・エールセネル、ケニー・ローソンを軸に39-37で折り返した。第3クオーター(Q)は最大11点リードを一度は逆転されたが、タバリオ・ミラーのダンクなどで再逆転。第4Qは残り5分から岡田雄三のドライブ、山田安斗夢の3点シュートなどで振り切った。 静岡は6日から、岩手との決勝に臨む。 守備、リバウンド、速攻 ラスト5分 真骨頂 運命を決めるラスト5分の攻防に静岡の強さが凝縮さ
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ベルテックス静岡、初のB2昇格 B3プレーオフ準決勝第3戦
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)のベルテックス静岡は1日、さいたま市の浦和駒場体育館でプレーオフ準決勝第3戦を行い、86-81で埼玉ブロンコスを下して初のB2昇格を決めた。 静岡は2018年発足の静岡エスアカデミア・スポーツクラブが前身。当初は県社会人リーグ3部に所属したが、19年からのB3参入が認められ、静岡市初のプロバスケットボールチームになった。 4季目の今季はレギュラーシーズン3位でプレーオフに進出。準々決勝第1戦で17点差を逆転して勢いに乗り、埼玉には2勝1敗で競り勝った。
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ソフトボール NEC 地元連勝逃す ニトリJDリーグ
女子ソフトボールのJDリーグは30日、掛川球場などで第3節2日目を行い、NECプラットフォームズ(掛川市)は1-3で日立(横浜市)に惜敗した。大垣ミナモ(岐阜県)に3-2でサヨナラ勝ちした29日に続く連勝はならなかった。 勝率5割維持 一定の手応え NECプラットフォームズは今季最初の地元戦を1勝1敗で終えた。連勝こそ逃したが、大差で連敗した前週の悪い流れは断ち切り勝率5割をキープ。溝江監督も「苦しんだ昨シーズンの経験を生かし、負けを引きずらず戦えている」と一定の手応えを口にした。 日立戦は初回から3イニング続けて絶好機を生かせず、四回に連投のエース大場が2本塁打で3失点し降板。それで
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静岡、B2昇格は第3戦へ 埼玉に70-82で敗れる B3プレーオフ準決勝
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の静岡は29日、埼玉・浦和駒場体育館でプレーオフ準決勝第2戦を行い、70-82で埼玉に敗れて1勝1敗となり、第3戦に回った。 静岡は序盤の連続失点が最後まで響いた。攻守で後手に回って開始7分半で5-21。14点を追う第3クオーター終盤に岡田雄三、ケニー・ローソンを軸に7点差に詰め寄るなど流れをつかみかけた時間帯もあったが、勝負どころで攻めきれなかった。 第3戦は5月1日に同会場で行われ、勝ったチームがB2に昇格する大一番になる。 立ち上がり 動き硬く あと1勝への重圧か、静岡は立ち上がりが硬かった。後がない埼玉の攻勢に受け身に回り、4-3から5
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静岡、B2昇格へあと1勝 埼玉に先勝77-73 B3プレーオフ準決勝
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の静岡(リーグ3位)は28日、埼玉・浦和駒場体育館でプレーオフ準決勝第1戦を行い、77-73で埼玉(リーグ2位)に先勝し、B2昇格にあと1勝とした。 静岡は高い守備強度で主導権を握った。前半はリバウンドで競り勝ち、タバリオ・ミラーの内角プレー、吉田健太郎の外角シュートなどで36-30。第3クオーター(Q)に13点リードを一度は逆転されたが、第4Q中盤から山田安斗夢、岡田雄三、ケニー・ローソンの3点シュートなどで試合を決定付けた。 第2戦は29日、同会場で行われ、静岡は勝てばB3参戦4季目で初の昇格が決まる。 【B3プレーオフ】 ▽準決勝第1戦
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記者コラム「清流」 バスケを観戦する週末
「4年前まで静岡にバスケットボールを観戦する週末はなかったんです!」。B3プレーオフ準々決勝第2戦。沼津市総合体育館の大歓声に感極まるように、ベルテックス静岡のアリーナMC、DJケチャップさんが叫んだ。 実際はB1三遠が旧bjリーグ時代から浜松市をホームにしている。ただ、Bリーグ参入後は県内開催が減少。「バスケのある週末」を定着させたのはベルテックスに他ならない。 今季のホーム観客数は28試合で3万4103人。1試合平均1200人超がアリーナに足を運んだ。第2戦の取材に向かう道中、前を走る浜松ナンバーの車にチームのマスコット「ベルティ」のぬいぐるみが飾られていたのが印象的だ。県内全体を巻
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卓球Tリーグ参入の静岡ジェード 「おらが町のチームに」 森薗、選手兼監督に決意
卓球Tリーグ男子に今季から参戦する静岡ジェード(運営会社・静岡オクシズUU、河村水稀代表)は28日、静岡市内で会見し、2017年世界選手権代表の森薗政崇(BOBSON)の入団と監督就任を発表した。リーグ初の選手兼監督となる。森薗は「新しいことに挑み『ゼロからイチ』にこだわる。地域に根付いた『おらが町のチーム』にしたい」と意気込んだ。 森薗はダブルスを得意とする左シェークハンド。大島祐哉とのペアで17年世界選手権を準優勝し、世界ランク1位にもなった。20年には、社長を務める卓球総合会社FPCを市内に移転するなど本県との縁も深い。エースと指揮官というリーグでは前例のない挑戦に「選手として優勝を
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加藤学園陸上部に五輪イズム 「東京」男子3000障害 山口浩勢氏、高校指導者に【しずスポ】
オリンピアンが異色の挑戦をスタートさせた。陸上男子3000メートル障害で東京五輪代表の山口浩勢氏(31)が今春、加藤学園高陸上部の副顧問に就任した。一線級の力を残しての指導者転身。県高校駅伝3連覇、全国入賞の経験もある名門再建に挑む。 愛知・惟信高で全国総体8位。城西 大、愛三工業で活躍し、昨夏の世界選手権に出場した。ラストレースでもハーフの自己記録を更新。実力は健在だが「最後に五輪と世界陸上を経験できた。これ以上の終わり方はない」と引退を決めた。 学校職員で勤務する傍ら、通信制大学で教員免許取得に向けて勉強に励む。高校指導を選んだのには自身の経験がある。高1時は5000メートル15分5
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バスケ静岡 B2へ「あと2勝」 加納が導く! 難敵埼玉とPO準決勝
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の静岡(リーグ3位)は28日から、埼玉(リーグ2位)とのプレーオフ準決勝(2戦先勝)に臨む。今季2戦2敗の難敵を破れば、B2昇格が決まる大一番。B3屈指の攻撃陣をいかに止めるかが勝負を左右する。キーマンは前回対戦をけがで欠場した34歳の加納。ミュラー監督も全幅の信頼を置く守備の要が悲願に導く。 加納は1月に左膝外側半月板を断裂。復帰までの2カ月間、チームは埼玉を含む上位対決に大きく負け越し、指揮官も加納不在の影響に言及した。 持ち味は個人成績に表れない貢献度。特にリバウンド数は平均2・3ながら「自分で取れなくても、相手に取らせなければいい」と外国人
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静岡でリレーカーニバル 小中学生が9種目で力走 中学400はSTFC(男子)、静岡東A(女子)がV
陸上の第52回静岡リレーカーニバル(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)は23日、草薙陸上競技場で小中学生のリレーなど9種目を行った。中学生の400メートルリレーは男子のSTFCが44秒98、女子の静岡東Aが50秒75でそれぞれ優勝した。 小学5・6年の400メートルリレーは男子を静岡吉田AC、女子を沼津陸上が制した。男女混合はスポウエルAC富士が勝った。 リレー種目は予選、小学生5・6年の男子1500メートル、女子800メートルは決勝の記録上位16チーム・選手が静岡国際陸上(5月3日、エコパスタジアム)の出場権を得た。 【男子】 ▽小学5・6年1500メートル ①原恭一
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Bリーグ・3部 プレーオフ ベルテ連勝、PO準決勝へ
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の静岡(リーグ3位)は22日、沼津市総合体育館でプレーオフ準々決勝第2戦を行い、85-82で東京U(リーグ6位)に連勝し準決勝進出を決めた。 静岡が最終盤まで続いた競り合いを制した。前半は42-42。第3クオーター(Q)も一進一退の攻防が続いたが、終盤に吉田健太郎の3点シュートなどで5点を先行した。 第4Qは加納誠也の3点シュート、ケニー・ローソンの内角プレーなどで中盤に11点をリード。最後は3点差まで迫られたが、残り4・5秒から相手の攻撃をしのいだ。 B2昇格を懸けた準決勝は28日から始まり、静岡は敵地で埼玉(リーグ2位)と対戦する。 【B
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バスケBリーグ 静岡17点差逆転で先勝 3部プレーオフ準々決勝
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の静岡(リーグ3位)は21日、沼津市総合体育館で2戦先勝方式のプレーオフ準々決勝第1戦を行い、68-65で東京U(リーグ6位)に先勝した。 静岡は前半に許した17点差を逆転した。第3クオーター(Q)の立ち上がりにタバリオ・ミラーのインサイドプレーで流れをつかみ、ケニー・ローソン、アレクシス・エールセネルを軸に一気に詰め寄った。第4Qは残り4分半で57-63とされたが、岡田雄三のドライブや山田安斗夢の3点シュートなどでひっくり返した。 第2戦は22日に同会場で行う。 守備でギア 後半本領 劇的な大逆転でプレーオフの幕を開けた。25―42で迎えた第
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堅守対決、速攻が鍵 B3静岡、21日からPO準々決勝
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の静岡(リーグ3位)は21日から、沼津市総合体育館で東京U(同6位)とのプレーオフ準々決勝(2戦先勝方式)に臨む。リーグ戦の総失点数は静岡が3位、東京Uが2位と堅守同士。静岡は攻守で速い展開に持ち込めるかが鍵を握る。 リーグ戦の対戦成績は2勝2敗だが、シュート制限時間(24秒)をフルに使う東京Uにより、いずれもロースコアの展開になった。「失点を防いでも24秒使われるとリズムに乗れない。相手の攻撃を手詰まりにさせ、走って勝つのが理想」と加納。守備で前線から圧力をかけ、ミスを誘って速攻につなげたい。 相手は登録選手が12人の上、ガード陣に負傷者がいて、
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静岡県高校体育連盟会長に就任した 丹生敬人(におはやと)さん【時の人】
指導者として水球一筋29年。静岡県高体連での役職や、県教委勤務経験はなく、「顧問目線に立てるのが唯一の強み」と言い切る。新型コロナウイルス禍から正常化に向かう節目の就任に「教員がやりがいを感じ、生徒が“ばか”になって部活動に打ち込めるようにしたい」と熱い思いを口にする。 大阪府岸和田市出身。筑波大時代の1988年、先輩に「指導者がいないから」と誘われ、全国高校総体を3年後に控えた本県で教員になった。初任地の磐田南高を20年間で7度の全国総体に導き、袋井商高でも9年間指導。当時の教え子が指導者として地元に戻り、今では小、中学生の県選抜チームも活動する。昨年は高校生が全
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バスケB3静岡 プレーオフ 4強へ東京U戦 上位2チームB2へ
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は、リーグ戦上位8チームによるトーナメント方式(2戦先勝)のプレーオフが開幕した。リーグ戦を3位で終えた静岡は21日から沼津市総合体育館で、東京U(リーグ6位)との準々決勝に臨む。 静岡は2月まで、レギュラーシーズンを35勝5敗で首位を走ったが、その後は上位との6連戦に1勝5敗と負け越すなど、3月以降の12試合で6勝6敗。一時は4位まで後退した。それでも最終節で連勝し、4位鹿児島を得失点差で振り切って3位に食い込んだ。 今季はプレーオフを勝ち抜いた上位2チームがB2に昇格する。東京Uとの準々決勝に勝てば、すでに準々決勝を突破している埼玉(リーグ2位
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35キロ競歩 川野(御殿場南高出)が世界陸上内定 日本選手権で3位
陸上の世界選手権(8月、ブダペスト)とアジア大会(9月、中国)の代表選考会を兼ねた日本選手権35キロ競歩は16日、石川県輪島市で行われ、男子で昨年の世界選手権銀メダリストの川野将虎(旭化成、御殿場南高出)は2時間26分51秒の3位に入った。参加標準記録(2時間29分40秒)を突破し、世界選手権の代表に内定した。野田明宏(自衛隊)が2時間23分13秒の日本新で優勝し代表内定。2位には丸尾知司(愛知製鋼)が入った。 女子は岡田久美子(富士通)が2時間44分11秒の日本新で優勝し代表に決まった。2位は園田世玲奈(NTN)。立見真央(田子重)が5位に入った。オープン参加の劉虹(中国)が2時間38分
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川野(御殿場南高出)連覇と世界陸上代表へ自信 16日、日本選手権35キロ競歩
陸上の日本選手権35キロ競歩は16日、石川県輪島市で行われる。15日は有力選手が前日会見に臨み、昨年覇者の川野将虎(旭化成、御殿場南高出)は「どんな展開にも対応できるスピードを身に付けてきた。代表権を獲得したい」と、連覇と世界選手権(8月、ブダペスト)の代表内定へ自信を見せた。 昨年の世界選手権で銀メダルに輝いた川野は、順位に関係なく参加標準記録(2時間29分40秒)を突破すれば代表に内定する。2月に出場した20キロの日本選手権はスピードを意識した分、終盤に持ち味の粘り強さを欠いた。今回は修正を重ねていて「1キロが4分5秒ペースでも楽に押していけるし、3分40秒になっても恐れず付いていける
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Tリーグの静岡ジェード 静岡学園高卓球部とスポンサー契約 選手育成、競技力向上へ
静岡市北部の中山間地「オクシズ」を拠点に卓球Tリーグに参戦する「静岡ジェード」(運営会社・静岡オクシズUU、河村水稀代表)と、静岡学園高卓球部が15日までに、パートナーシップ(スポンサー)契約を結んだ。同校は全国屈指の強豪で、静岡県内の競技力向上や卓球を通じた地域活性化が期待される。 契約では、同校卓球部から静岡オクシズUUへ協賛金が支払われ、競技ウエアへのロゴマークの相互使用、生徒のチーム練習への参加などが可能になる。ホームゲームやイベント開催でも協力する。 同校は2021年夏の全国高校総体で団体ベスト4、今春の全国高校選抜でも8強入りした。寺島大祐監督は「静岡で卓球をする子どもたちの
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三木選手に静岡県知事顕彰 日本人初スノボ世界選手権V モーグル杉本選手と訪問
スノーボード世界選手権(2月、ジョージア)女子パラレル大回転で優勝した三木つばき選手(19)=キャタラー、掛川市=が14日、県庁を訪れ、アルペン種目として日本人初の快挙を川勝平太知事に報告した。知事顕彰を授与された三木選手は「素晴らしい表彰をいただいた。ミラノ五輪でも金メダルを持ち帰ってきたい」と意気込みを語った。 三木選手は今季、ワールドカップ(W杯)で苦戦が続いたが、世界選手権は決勝で北京五輪2位のダニエラ・ウルビング選手(オーストリア)を下した。“雪なし県”静岡からの世界女王誕生に「どこに住んでいても楽しめるスポーツ。自分の滑りで面白そうと思ってもらえれば」と
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飯塚 男子200、3連覇へエントリー 5月3日 静岡国際陸上
5月3日にエコパスタジアムで行われる陸上の日本グランプリシリーズ第6戦、第38回静岡国際陸上競技大会(静岡陸上競技協会主催、静岡新聞社など共催)の選手エントリーが13日までに発表された。男子200メートルは3連覇を狙う飯塚翔太(ミズノ、藤枝明誠高出)、昨年2位の犬塚渉(静岡陸協)、同3位で世界選手権代表の上山紘輝(住友電工)らが名を連ねた。 男女200メートル、400メートル、800メートル、400メートル障害に加え、男子の走り高跳びとハンマー投げ、女子の走り幅跳びと円盤投げの計12種目を実施する。 男子は400メートルの川端魁人(中京大ク)と佐藤風雅(ミズノ)、400メートル障害の黒川
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雪なし静岡県で開花 19歳三木つばき スノボ女子パラレル大回転で世界女王に
暴れるボードを全身で押さえ込み、19歳の新星が世界一のループを描いた。スノーボード世界選手権(2月、ジョージア)女子パラレル大回転。三木つばき(キャタラー、掛川市)は決勝のスタートゲートで「滑りたいように滑ろうと吹っ切れていた」。大荒れのコースも意に介さず、北京五輪2位のダニエラ・ウルビング(オーストリア)を追い込む。“雪なし県”静岡から日本アルペン界初の世界女王が誕生した。 滑るアイデア 静岡から生まれる 目標は3年後五輪で金 長野県で生まれ、5歳で掛川市へ。単身で山ごもりするなど雪を求めた時期もあるが、今は「雪から離れなければいけない時間が長いから、雪のありが
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山内、杉本(浜松商高出)代表内定 アーチェリー 五輪懸け世界選手権へ
アーチェリーの世界選手権(7月、ベルリン)兼アジア大会(9月、中国)日本代表最終選考会は9日、東京・夢の島公園アーチェリー場で行われ、女子で東京五輪代表の山内梓(近大職、浜松商高出)が総合1位、杉本智美(ミキハウス、浜松商高出)が同2位で代表に内定した。3位は野田紗月(ミキハウス)。男子は古川高晴(近大職)、中西絢哉(シーアール物流)、斉藤史哉(日体大)が代表入りした。世界選手権やアジア大会でパリ五輪の出場枠を獲得すれば、五輪代表に内定する。 選考は7~9日の3日間で72射(720点)のランキングラウンドとトーナメント方式の決勝ラウンドを繰り返し、獲得ポイントを競った。 山内「自分のリ
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シャンソン決勝逃す トヨタ自動車に連敗 バスケ女子Wリーグプレーオフ
バスケットボール女子Wリーグのプレーオフは9日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで準決勝第2戦を行い、シャンソン化粧品(リーグ7位)は56-66で3連覇を狙うトヨタ自動車(リーグ2位)に連敗し、14季ぶりの決勝進出はならなかった。ENEOS(同4位)は61-59でデンソー(同1位)に連勝し決勝に進んだ。 シャンソンは最大17点差を1度はひっくり返したが競り負けた。第1クオーター(Q)中盤で5-22とされたが、イゾジェ・ウチェの内角プレー、小池遥のドライブなどで第3Qを終えて47-48。第4Q序盤に金田愛奈の3点シュートなどで先行したが、中盤の連続7失点が痛かった。 激動の1年 見せた
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シャンソン初戦落とす 女王トヨタ自動車に64-78 バスケット女子Wリーグ プレーオフ準決勝
バスケットボール女子Wリーグのプレーオフは8日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで準決勝第1戦を行い、レギュラーシーズン7位から勝ち上がったシャンソン化粧品は64-78で2連覇中のトヨタ自動車(リーグ2位)に敗れた。ENEOS(同4位)は71-67でデンソー(同1位)に先勝した。2戦先勝方式で、第2戦は9日行われる。 シャンソンは第2クオーター(Q)の攻防で流れを失った。イゾジェ・ウチェの内角プレー、吉田舞衣の3点シュートなどで26-19と先行したが、中盤から球際で競り負けて連続13失点。45-63で迎えた第4Qに金田愛奈の3点シュートなどで一時は9点差まで追い上げたが、押し切られた。
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シャンソン大逆転 4強入り バスケット女子Wリーグ プレーオフ準々決勝
バスケットボール女子Wリーグは2日、新潟市東総合スポーツセンターでプレーオフ準々決勝を行い、シャンソン化粧品(7位)は78-76で三菱電機(3位)を破って2季連続の4強入りを決めた。ENEOS(4位)は76-69で富士通(5位)を下した。 シャンソンは第4クオーター(Q)の猛攻で大逆転した。前半は攻守とも三菱電機の連係に苦しんで後手に回り31-51と大量リードを許した。第3Qはイゾジェ・ウチェの内角プレー、知名祐里の3点シュートなどで詰め寄り15点差。第4Qは水野妃奈乃、小池遥、吉田舞衣が計5本の3点シュートを決めて残り29秒で逆転した。 ▽準々決勝 シャンソン化粧品(リーグ7位) 7
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シャンソン4強へ王手 Wリーグ プレーオフ
バスケットボール女子Wリーグは1日、新潟市東総合スポーツセンターでプレーオフが開幕し、レギュラーシーズン5~8位によるセミクオーターファイナルを行った。シャンソン化粧品(7位)は70-62でトヨタ紡織(6位)を破った。2日の準々決勝で三菱電機(3位)と対戦する。 シャンソンは最大11点差を逆転した。前半は相手に主導権を握られながらも金田愛奈の19得点などで食らい付き31-36。第3クオーター(Q)にリードを広げられたが、10点を追う第4Qはイゾジェ・ウチェが内角で得点を重ね、主将小池遥がドライブと3点シュートでひっくり返した。 セミクオーターファイナルのもう1試合は富士通(5位)が91-
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静岡県相撲番付 磯辺(一般)が初の横綱 高校生 菅原2年連続
静岡県相撲連盟はこのほど、2022年度県相撲番付を発表した。連盟が主催、後援する県内大会のうち、番付編成対象大会の成績をポイント化し1年間の合計をランキングした。 小学生は県内大会で常に上位に入った佐々木久継(沼津今沢)が初横綱。中学生は根上航平(静岡高松)が小学生時代を含め3度目、高校生は菅原悠翔(飛龍)が2年連続で最高位となった。一般の磯辺郁弥(イカイアウトソーシング)は安定した成績で初の横綱に就いた。女子の山下寧々(焼津中央高)は2年連続のトップとなった。 2022年度静岡県相撲番付 ◇一般の部◇ 横 綱 磯辺郁弥(イカイアウトソーシング) 大 関 久保正博(凸版印刷)
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渡辺4打差22位の好位置、アマ勝亦粘って5オーバー ゴルフ・ヤマハ・レディース
女子ゴルフのヤマハ・レディース葛城第1日(30日・葛城GC=6480ヤード、パー72)は、ささきしょうこが6バーディー、1ボギーの67で回り、鈴木愛と首位で並んだ。岩井千怜、蛭田みな美、原江里菜が1打差の3位。前週優勝の山内日菜子や吉田優利ら8選手がさらに1打差の6位。昨年覇者の西郷真央は70で14位スタート。 静岡県勢は渡辺彩香(大東建託、熱海市出身)が71で回って首位と4打差の22位と好位置に付けた。森岡紋加(葛城GC)と高橋しずく(朝霧CC)はともに3オーバーの86位。アマチュアの勝亦令奈(暁秀高)は5オーバーの103位だった。(賞金総額1億円、優勝1800万円、出場120選手=アマ
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シャンソン 苦難越え、連続4強へ 女子バスケWリーグ 鍵握る金田「速攻で先頭走る」
バスケットボール女子Wリーグは4月1日、新潟市東総合スポーツセンターでプレーオフが開幕する。レギュラーシーズン7位のシャンソン化粧品は、5~8位による初日のセミクオーターファイナルでトヨタ紡織(6位)と対戦。勝てば2日の準々決勝で2季連続の4強を懸けて三菱電機(3位)に挑む。ともに2戦先勝方式になる準決勝は8日、決勝は15日から行う。 主力の大量退団に揺れた今季は、7~8人で試合に臨む苦しい時期を乗り越えプレーオフ圏内を死守した。ベースは昨季と同じく運動量を生かした堅守速攻。早期登録ながらリバウンドのタイトルを獲得した188センチのウチェの高さはあるものの、鵜沢監督は「ボールを動かすことで
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山本(浜松北)2回戦進出 全国高校選抜大会アーチェリー
アーチェリーの全国高校選抜大会は27日、掛川市のつま恋リゾート彩の郷で開幕し、男女個人の予選と決勝トーナメント(T)1回戦を行った。県勢は女子の山本奈那子(浜松北)が予選を549点の39位で突破。決勝T1回戦も逆転勝ちで28日の2回戦に進んだ。予選を591点の29位で通過した男子の渡辺隼斗(知徳)は決勝T1回戦で惜敗した。 ▽男子予選 (29)渡辺隼斗(知徳)591点=決勝トーナメント進出(82)近藤寛山(浜松北)545点=落選(88)杉本迅(知徳)538点=落選(93)服部光流(知徳)533点=落選 ▽同決勝トーナメント1回戦 鈴木海瑠(宮城・仙台工) 6―2 渡辺隼斗(知徳)
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翠富士 “春”沸かす大相撲 破竹10連勝、迫った静岡県勢初賜杯
本県出身力士初の優勝には届かなかったが、幕内最軽量117キロの小兵が春の大阪を沸かせた。大相撲春場所千秋楽(26日、エディオンアリーナ大阪)。焼津市出身の翠富士(26)=本名・庵原一成、伊勢ケ浜部屋=は正代に敗れ、10連勝からの5連敗で今場所を終えた。チャンスを逃した悔しさはあるが、土俵で間違いなく主役の一人になった。 これまで、必殺の「肩透かし」を武器に業師のイメージが強かったが、今場所は大型力士の当たりを受け止め前に出る正攻法。終盤こそ出足が鈍ったものの、生来の負けん気と卓越した技術に、地道に鍛えた肉体がついにかみ合ってきた。 14日目に大栄翔に敗れ優勝の可能性が消えた直後、「単独首
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翠富士 体の強さ光る 大相撲春場所で快進撃 飛龍高恩師栗原監督、静岡県勢初V願う
大相撲春場所(エディオンアリーナ大阪)で焼津市出身の翠富士(26)=本名・庵原一成、伊勢ケ浜部屋=が本県出身力士として史上初の幕内最高優勝に迫っている。幕内最軽量117キロの小兵は初日から10連勝。12日目(23日)を終えて、10勝2敗で小結大栄翔に並ばれたが、なおも首位に立つ。快進撃の要因は何か-。 飛龍高相撲部の恩師・栗原大介監督は「前に出ていることが全て。持ち前の闘争心と幼少期に培った技術に、今場所は体の強さが融合している」と心技体の充実ぶりを挙げる。 多彩な決まり手を持つ業師のイメージが強いが、今場所の翠富士は重量級力士の当たりを受け止め、真っ向から押し込む正攻法の取り口が光る。
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牧園羽菜(藤枝順心)初V 女子48キロ級 柔道・全国高校選手権
柔道の第45回全国高校選手権は20日、日本武道館で開幕し、個人戦男女各5階級を行った。女子48キロ級は牧園羽菜(藤枝順心)が決勝でゴールデンスコア方式の延長戦の末、大腰で畑山凜(長崎明誠)に一本勝ちして初優勝を飾った。 その他の県勢は、女子63キロ級の永田りん子(東海大翔洋)が3位入賞。男子60キロ級の粟田昊輝(静岡学園)、女子57キロ級の小山結愛(藤枝順心)は5位だった。 牧園 8分超の大熱戦制す 豊富なスタミナ 8分43秒に及ぶ大熱戦でもスピードはみじんも鈍らない。女子48キロ級決勝。藤枝順心の牧園は「練習量はどこにも負けない。加賀谷監督から『10分でも20分でもやってこい』と言わ
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女子48キロ級で牧園(藤枝順心)が優勝 全国高校柔道選手権
第45回全国高校柔道選手権は20日、日本武道館で個人戦を行い、女子48キロ級で牧園羽菜(藤枝順心)が優勝した。
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全国高校選抜バドミントン 加藤学園(男子団)初挑戦 実力者集い勢力図塗り替え 主将「兄の思い胸にけん引」
バドミントンの全国高校選抜大会(24~28日、岩手)男子団体に加藤学園が初出場する。県内では無名の存在だったが、3年前から有力選手が集結。昨秋の県新人大会で団体初優勝を果たし、東海大会も岐阜、三重代表とのリーグ戦を制して勢力図を塗り替えた。 女子高時代の1953年創部。共学化に伴い男子も活動を開始した。ただ、女子が2016~18年に団体、個人で全国出場した一方、男子は目立った実績はなかった。 転機は20年春に前主将の勝又夢斗(今春卒業)が入学してから。中学時代に所属したSBCスクールの住吉勇人代表が同校の外部コーチも務める縁で、「初めて全国を目指すレベルの選手が入部した」(加藤恭平監督)
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「世界一のセッター」 ファンが感謝と涙 バレー東レ、沼津のホーム戦 藤井直伸選手に惜別
バレーボールVリーグ男子の東レは18日、セッター藤井直伸さん(享年31歳)が闘病の末に他界してから最初のホームゲームを迎えた。心はひとつ-。沼津市総合体育館に駆け付けた2千人超のファンは、誰からも愛された背番号「21」との別れを惜しみながら、声援を送った。 藤井さんは昨年2月、SNSで「胃がんのステージ4」と診断されたことを公表。闘病生活を送っていたが、10日に死去した。 会場にはメモリアルコーナーが設けられ、ユニホームや等身大パネルを展示。チームの呼びかけで集まった藤井さんの写真もモニターで映し出された。ファンは往年の勇姿に涙をこぼし、「世界一のセッター」「感動をありがとう」などとメッ
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卓球Tリーグ「静岡ジェード」 旧足久保小を活動拠点に 3区自治会連合会など市に要望
静岡市の3区(葵、駿河、清水)と足久保学区の各自治会連合会は14日、来季から卓球Tリーグに参戦する「静岡ジェード」が旧足久保小校舎を活動拠点として使用できるよう支援を求める要望書を市に提出した。各連合会長が市役所で田辺信宏市長に手渡した。 足久保小は2022年度から市立美和中構内に移転し、空き校舎になっている。同市北部の中山間地オクシズを拠点に地域密着型チームの運営を掲げる静岡オクシズUUと市はこれまで、体育館などの利用について協議を重ねてきた。 要望書はチームが同校舎を拠点に社会貢献にも取り組む意向であり、活動がオクシズの活性化につながることを踏まえ、使用に「特段の配慮」を求めた。葵区
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静岡人インタビュー「この人」 日本学生野球協会表彰を受けた 木川静さん(静岡市駿河区)
静岡大硬式野球部で副主将を務めた巧打の左打者。4年春は4番中堅手として同大初のリーグ連覇を果たし、東海選手権でも活躍して全日本大学野球選手権出場の原動力になった。静岡学生野球リーグでは2度のベストナインを獲得。茨城県出身。22歳。 -受賞の喜びを。 「ベストナインのように狙って獲得できるものではないので素直にうれしい。3年秋に1学年上の先輩が多く残ってリーグ優勝し、東海大会に出場できた経験が4年春の全国につながった。自分も後輩たちに同じことをしようと、同級生の多くが引退する中、4年秋までプレーしたことも評価されたと思う」 -4年間を振り返って。 「同級生は控え選手を含めて意識が高く、
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Bリーグ 静岡3連敗、3位後退
バスケットボールの男子Bリーグ3部(B3)は11日、沼津市総合体育館などで行われ、2位静岡は83-91で3位埼玉に敗れて3連敗。通算35勝8敗の3位に後退した。=関連記事21面へ 静岡は終始リードしながら逆転負けを喫した。岡田雄三のドライブから流れをつかみ、守備も機能して前半は41-36。第3クオーター(Q)終盤にはリードを9点に広げた。だが、第4Q出だしに連続9失点。吉田健太郎の3点シュートなどで食らい付き、残り53秒で82-82と追い付いたが、直後に3点シュートで勝ち越された。 静岡は12日も、同会場で埼玉と再戦する。 ▽3部 埼玉 35勝8敗 91(15―17 21―24
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丸山(静岡北)序盤快走で頂点 自転車 全国高校選抜1000TT
自転車競技の全国高校選抜大会は11日、北九州メディアドーム(福岡)で行われ、県勢は男子1000メートルタイムトライアルで丸山留依(静岡北)が1分6秒359で優勝した。男子スプリントで昨秋の栃木国体を制した大塚城(星陵)は12日の決勝に進んだ。 1次リーグA組▽観衆7077人 ▽男子1000メートルタイムトライアル決勝 ①丸山留依(静岡北)1分6秒359 ▽男子スプリント準々決勝 「1組」①大塚城(星陵)12秒260=準決勝進出 ▽同準決勝 大塚城(星陵) 2―0 田中衛太(長崎・鹿町工) ▽男子ケイリン1回戦 「4組」⑦大石晴展(静岡北)=タイムなし、1回戦敗者復活戦へ
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卓球Tリーグ・静岡ジェード 活動拠点は旧足久保小で調整 静岡市初、民間事業に空き校舎活用
静岡市北部の中山間地オクシズを本拠地に来季、卓球Tリーグに参戦する「静岡ジェード」の拠点施設として、市とチーム運営会社静岡オクシズUUが旧足久保小校舎(同市葵区)を使用する方向で調整していることが9日、関係者への取材で分かった。現在は使用料などを協議していて、合意すれば市内初の民間事業者による学校跡地の再活用になるとみられる。 足久保小は2022年度から市立美和中構内に移転し、現在は空き校舎になっている。関係者によると、市が「行政財産の目的外使用」として、体育館と一部校舎、駐車場をオクシズUUに有料で貸し出す方向で協議を重ねているという。 同校は災害時の避難所に指定されているが、同社は練
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三木(掛川)「五輪でも必ず金」 スノボ世界選手権パラレル大回転V 19歳、3年後に照準
スノーボード世界選手権(2月19日、ジョージア)の女子パラレル大回転で初優勝した三木つばき(19)=キャタラー、掛川市=が1日夜、練習拠点のスロベニアからオンライン取材に応じた。アルペン種目では五輪と世界選手権で男女を通じて日本勢初の快挙を成し遂げた新星は「ここ一発の大舞台で力を出し切れた」と喜びつつ、「3年後のミラノで必ず優勝したい」と2026年冬季五輪の金メダルへ決意を語った。 世界選手権の決勝は雪面が激しく荒れた不利なコースに回ったが、序盤のミスを立て直し滑りきった。当時の心境を「スタートに立った時、すごく落ち着いて『滑りたいように滑ろう』と思えた」と振り返る。昨年12月にあったワー
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バスケB3静岡 天王山6連戦へ 初の沼津開催 大石、岡田 凱旋心待ち
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)で首位を走る静岡が天王山を迎える。2位岩手との首位攻防戦(4、5日)を皮切りに、3位埼玉(11、12日)、5位横浜EX(17、18日)との6連戦。特に埼玉戦は沼津市総合体育館のこけら落としゲームにもなる。オフコートキャプテンで同市出身の大石慎之介は「生まれ育った町でプロとしてプレーするのが夢だった」と、初の地元凱旋(がいせん)を心待ちにする。 静岡は現在35勝5敗。岩手とのゲーム差はないが、前回ホーム戦で連勝し直接対決の成績で首位に立つ。今回は岩手・宮古市での東日本大震災の復興祈念試合でもあり、主将の岡田雄三は「相手は並々ならぬ思いで向かってくる。受
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⚾夢の舞台〝旋風〟再現へ決意 選抜高校野球出場、常葉大菊川主将ら
第95回選抜高校野球大会(3月18日開幕)に出場する常葉大菊川高の平出奏翔[かなと]主将、石岡諒哉監督らが28日、静岡市駿河区の静岡新聞 放送会館を訪れ、谷口智康静岡放送代表取締役、横山秀雄静岡新聞社取締役に甲子園での活躍を誓った。同校の選抜出場は10年ぶり5度目。 同校は2007年の選抜で優勝。犠打なしのフルスイング打線は当時の高校野球界に強烈なインパクトを残した。この優勝を捕手として経験した石岡監督は「チームのまとまりは当時と似ている。突出した選手はいないが、必死に戦う自分たちの野球で勝ち上がりたい」と抱負を語った。平出主将は「監督の現役時代と同様、夢の舞台で最高の景色を見られるように
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卓球熱、フェスで盛り上げ オクシズ拠点「静岡ジェード」誕生を記念 講習会や音楽ステージ
静岡市北部の中山間地「オクシズ」を拠点に来季、卓球Tリーグに参戦する「静岡ジェード」の誕生を記念したイベント「静岡オクシズ卓球フェスin藁科」が26日、同市葵区の藁科中で開かれた。トップ選手による講習会に音楽ステージと地場産品の販売を組み合わせ、卓球熱の盛り上げと地域活性化を図った。 講習会は県内外の小学生から一般まで約110人が参加。1月の全日本選手権男子ダブルス優勝の森薗政崇選手(BOBSON)、日本リーグ1部の日野キングフィッシャーズで活躍する船本将志選手が講師を務めた。 アドバイスを受けた奥川愛菜さん(静岡サレジオ小5年)は「世界で活躍する選手に細かく教えてもらいすごく練習になっ
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バスケットボールBリーグ 静岡9連勝、首位キープ
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は26日、清水総合運動場体育館などで行われ、静岡は94-78で豊田合成を下して9連勝で首位をキープした。 静岡は最大19点リードを一時2点差まで迫られながらも競り勝った。第1クオーター(Q)はアレクシス・エールセネル、新川敬大を軸に27-12と主導権を握りながら、その後は攻めきれず第3Qを終えて62-58。第4Qも先手を取られたが、駒水大雅ジャックの3点シュートや岡田雄三のドライブなどで流れを変えて振り切った。 静岡は次節に敵地で2位岩手との首位攻防戦に臨む。 静岡 35勝5敗 94(27―12 17―23 18―23 32―20)78 豊田合成
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バスケットボール 7選手と指揮官が途中退団、再出発 シャンソン完敗
バスケットボール女子Wリーグは25日、神奈川県の平塚総合体育館などで行われ、22日に李玉慈前監督と選手7人の退団を公表したシャンソン化粧品は64-104で富士通に敗れた。通算成績は10勝9敗。 シャンソンは20本の3点シュートを被弾するなど今季最多失点を喫した。第1クオーター(Q)に7本を決められ19-31。第2Q中盤までにパレイ紀子が内角で得点を重ねて一時は3点差に迫ったが、後半は守備が機能しなかった。 富士通(32) 104(31―19 15―19 28―15 30―11)64 シャンソン化粧品(29) ■今季最多失点も前向く 日本代表クラスを含む7選手と李玉慈前監督がシーズン
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新星・永嶋(静岡西高1年)リード初挑戦 クライミング、高校選抜V 積極姿勢で飛躍 25日からジャパンカップ
静岡県スポーツクライミングに期待の女子クライマーが現れた。昨年12月に全国高校選抜大会で優勝した静岡西高1年の永嶋美智華(16)=焼津市=。得意のボルダリングは日本一を決めるジャパンカップで2年連続準決勝進出。25、26日には高校女王に輝いたリードでもジャパンカップに初挑戦する。 「遊具に登るのが好きだった」のをきっかけに小学3年でクライミングジム「クライミングジャム」に入会。今は国際大会の優勝経験もある是永敬一郎さん(27)=同ジム静岡店店長=の指導を受ける。ホールドを保持する指の腱(けん)に天性の強さがあり、判断力や柔軟性も高い。さらに、今季は高校で陸上部に入ったことも飛躍を後押しした
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池田(浜松日体高出)初Vで世界切符 陸上・日本選手権20キロ競歩 川野は5位
陸上の世界選手権(8月、ブダペスト)の代表選考会を兼ねた日本選手権20キロ競歩は19日、神戸市で行われ、男子は昨年の世界選手権銀メダリストの池田向希(旭化成、浜松日体高出)が高橋英輝(富士通)との一騎打ちを制して1時間18分36秒で初優勝した。池田は世界選手権の参加標準記録(1時間20分10秒)も突破し、代表に決定。2位の高橋も1時間19分7秒で代表に決まった。35キロで世界選手権銀メダルの川野将虎(旭化成、御殿場南高出)は1時間20分37秒で5位だった。 完璧な歩型、盤石のレース 王者山西に挑戦状 盤石のレース運びで世界王者への挑戦権を手にした。池田は冷たい雨が吹き付ける悪条件でも1時
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池田(浜松日体高出)が初優勝、世界陸上代表決定 日本選手権20キロ競歩
陸上の世界選手権(8月、ブダペスト)代表選考会を兼ねた日本選手権20キロ競歩は19日、神戸市で行われ、男子の池田向希(旭化成)が1時間18分36秒で初優勝した。世界選手権の参加標準記録(1時間20分10秒)を突破し、代表に決まった。
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池田、世界陸上内定へ意欲 日本選手権20キロ競歩
陸上の世界選手権(8月、ブダペスト)代表選考会を兼ねた日本選手権20キロ競歩は19日、神戸市で行われる。18日は有力選手4人が同市内で前日会見に臨み、昨年の世界選手権銀メダリストの池田向希(旭化成、浜松日体高出)は「昨秋からけがなくトレーニングを積めた。世界陸上内定は絶対条件」と自信をにじませた。 世界選手権は2連覇した山西利和(愛知製鋼、静岡西豊田小出)にスパート勝負で惜敗。最大のライバルはすでに世界選手権の出場を決めていて今回は不在だが、池田は「ここではなくブダペストでリベンジしたいと思っている。まずは挑戦権を獲得したい」とむしろ士気を高める。 冬場は歩型の技術やスピード、スタミナ面
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藤枝明誠が7度目東海制覇 バスケット男子 東海高校新人大会
バスケットボールの東海高校新人大会最終日は12日、エコパアリーナで行われ、男子決勝は藤枝明誠が67-63で美濃加茂(岐阜)に競り勝ち、新型コロナウイルスによる2年連続中止を挟んで2大会ぶり7度目の優勝を飾った。その他の静岡県勢は男女とも11日の2回戦までに敗退した。 赤間封じに周囲奮起 藤枝明誠が留学生を擁する東海の難敵に3連勝した。全6戦を100点ゲームで圧倒した県大会のようにはいかなかったが、高い守備強度で失点はいずれも60点台以下。エース赤間が徹底マークされても周囲が奮起し、再び全国の強豪と渡り合う下地はできた。 美濃加茂との決勝は留学生同士の力が拮抗(きっこう)。赤間に加え得点
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藤枝明誠7度目優勝 67―63で美濃加茂下す 東海新人バスケ
バスケットボールの東海新人大会最終日は12日、エコパアリーナで行われ、男子決勝は藤枝明誠が67―63で美濃加茂(岐阜)に競り勝ち、新型コロナウイルスによる2年連続中止を挟んで2大会ぶり7度目の優勝を飾った。その他の県勢は男女とも11日の2回戦までに敗退した。 藤枝明誠が留学生を擁する東海の難敵に3連勝した。全6戦を100点ゲームで圧倒した県大会のようにはいかなかったが、高い守備強度で失点はいずれも60点台以下。エース赤間が徹底マークされても周囲が奮起し、再び全国の強豪と渡り合う下地はできた。 美濃加茂との決勝は留学生同士の力が拮抗(きっこう)。赤間に加え得点源の小沢もマンマークされる中
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静岡、首位堅持 PO進出王手 バスケットボール男子Bリーグ
バスケットボールの男子Bリーグ3部(B3)は11日、静岡市中央体育館などで行われ、静岡は100-83で金沢を下して4連勝で首位を守った。 静岡は第1クオーター(Q)こそ競り合ったが、第2Qは吉田健太郎の3点シュート、タバリオ・ミラーのインサイドプレーなどで突き放した。アレクシス・エールセネルが最多20得点。新加入のアブラハム・ダマー・グラヒタも約21分間の出場で8得点を挙げた。 静岡は12日も同会場で金沢と対戦し、勝てば上位8チームによるプレーオフ進出が確定する。 ▽3部 静岡 30勝5敗 100(18―14 29―20 31―22 22―27)83 金沢 10勝25敗 新戦
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アーチェリー全日本室内 白井賢治(磐田城山中2年)中学王者、シニアに挑戦
アーチェリーの中学王者がシニアの全国大会に初挑戦する。磐田城山中2年の白井賢治(14)が、日本代表チームの大半がエントリーした全日本室内選手権(11、12日・高知)一般男子の記録選考を突破した。前回大会は中学生部門で優勝、昨夏の全日本中学生選手権も制した逸材がステップアップを狙う。 昨年末の大会で室内(18メートル)自己新となる572点(600点満点)をマーク。申請記録上位63人の出場枠に滑り込んだ。県アーチェリー協会理事で県ジュニアアカデミー代表の小笠原康二さんによると、中学男子の出場は県内初という。 磐田市で行われた体験会に参加した父康雄さん(50)に連れられ、小学3年でアーチェリー
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静岡県プロスポーツクラブ 競技の枠越え連携 脱炭素へ「宣言」
静岡県内プロスポーツ6クラブが脱炭素社会の実現のため連携するネットワークが7日、活動をスタートさせた。競技やリーグの枠を超えた全国初の試みで、県地球温暖化防止活動推進センターの取り組みの一環。各クラブの代表者が同日、県庁で「しずおかプロスポーツ・ゼロカーボン推進宣言」を行った。 ネットワークは、注目度や発信力が高いプロクラブが積極的に脱炭素に取り組むことで地域の機運を高めるのが狙い。サッカーJリーグ2部の清水エスパルス、ジュビロ磐田、藤枝MYFCと同3部のアスルクラロ沼津、バスケットボールBリーグ3部のベルテックス静岡、ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズが参加した。 今後は、公共交
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記者コラム「清流」 卓球界に化学反応起こるか
静岡は全国有数の“卓球王国”だ。日本協会の登録者数は2020年度が全国1位、21年度は2位。東京五輪で伊藤美誠選手、水谷隼さんの磐田市出身ペアが初の金メダルを手にした。ただ、ともに高いレベルを求め中学から県外に出た。その後、2人に比肩する選手は現れていない。 静岡市を拠点にしたプロチーム「静岡ジェード」が来季、Tリーグに参戦する。もともと好選手を輩出してきた土壌はある。プロが身近になればジュニア世代の士気が高まり、県内卓球界に大きな化学反応が起こる可能性はある。 チームの運営会社「静岡オクシズUU」の河村水稀代表は参入会見で「1年目から優勝争い。将来は日本代表を輩
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苦境の伊藤逆襲へ 全日本複プレーに光明 卓球女子シングル五輪争い 国内重視で過密日程
日本卓球女子のエース伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)が、パリ五輪シングルス代表2枠を争う国内選考レースで苦境に立たされている。折り返しとなった1月の全日本選手権は高校生に敗れて8強を逃し、2位から4位に後退。国際大会の合間を縫って選考大会が組まれ、心身ともにコンディション調整に苦しむ。勝負の2023年に、五輪金メダリストが逆襲を期す。 「何のために戦っているのかな」。昨年3月の第1回選考会。5位に終わった伊藤はつぶやいた。1カ月前の全日本選手権で2冠に輝いた時の笑顔も圧倒感もない。東京五輪の激闘からまだ7カ月。早くも始まった代表争いに戸惑っているようだった。 もう一つ、伊藤を困惑させた
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クラブ参加の基準公表 中学総体のチーム競技、別途予選 静岡県中体連
静岡県中学校体育連盟は3日までに、2023年度の県中学校総合体育大会から学校部活動に限定していた参加資格を、地域スポーツクラブに拡大することに伴う参加基準を公表した。バレーボール、サッカー、陸上など18競技が対象。特にチーム競技では、部員不足などによりクラブで活動していた生徒にも中学総体への門戸が開かれる。 クラブチームの参加は、スポーツ庁が進める中学部活動の地域移行に伴う措置。受け皿となる民間団体の選手も大会に出場できるよう、参加要件の緩和が決まっていた。県中体連は日本中体連の各競技部が定める参加条件に基づき、競技ごとに詳細を検討していた。 バレーボールや軟式野球などチーム競技は、地域
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卓球Tリーグ新チーム名は「静岡ジェード」 静岡市拠点に来季参戦
静岡市北部の中山間地「オクシズ」を拠点に来季から卓球Tリーグに参戦する男子チームのチーム名が1日、「静岡ジェード」に決まった。同市の鳥「カワセミ」がモチーフで、一般公募・投票により決定した。県庁で会見した運営会社「静岡オクシズUU」の河村水稀代表は「カワセミのように鋭く羽ばたいていくイメージ。静岡の代表に恥じないチーム運営をしていきたい」と意気込んだ。 チーム名はカワセミの漢字表記でもある宝石「翡翠(ひすい)」の英訳「jade(ジェイド)」が由来。石言葉を基に「繁栄、長寿、幸福」などの願いが込められている。500件超の応募の中から選ばれた五つの最終候補に約1000票の一般投票があり、僅差で
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浜松開誠館が6連覇 静岡県高校新人バスケットボール女子
静岡県高校新人大会は29日、バスケットボールの女子決勝を行い、浜松開誠館が6連覇し、県大会(新人、総体、選手権)の連続優勝を19に伸ばした。 開誠館5人で戴冠 インフルなど主力離脱も127連勝 どんなにチーム事情が苦しくても女子の浜松開誠館は止まらない。2勝同士で迎えた沼津市立との決勝リーグ最終戦。故障とインフルエンザで主力の離脱が相次ぐ中、5人で40分間を走り切った。一時は1点差に迫られながら最後は78-49。県内の高校公式戦連勝を127に伸ばした。 多くの選手が病み上がりという苦境で、今大会が公式戦デビューの2年渡辺が光った。要所で鋭いドライブを決めて10得点。178センチの1年後
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藤枝明誠 圧巻の再出発V 新戦力台頭、6連続100点ゲーム 静岡県高校新人バスケット男子
静岡県高校新人大会は29日、バスケットボールの男子決勝を行い、藤枝明誠が3大会ぶり8度目の頂点に立った。 208センチ ロードプリンス 内角に君臨 全国高校選手権の激闘から1カ月。悲願の日本一へ再出発した男子の藤枝明誠が、最初の県大会を6試合全て100点ゲームで制した。「チーム作りはゼロから」(金本監督)と手探りながら新戦力も台頭。新チームも期待感を抱かせた。 浜松開誠館との決勝リーグ第3戦は、208センチのロードプリンスが62得点と内角に君臨し、エース赤間はアシストに回りながらも14得点。前チームから主力が計算通り働いた上で、引退した3年生の穴を埋めているのが主将の小沢だ。 「ロー
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伊藤・早田組 女子ダブルスで史上最多5連覇 卓球全日本選手権
卓球の全日本選手権第6日は28日、東京体育館で男女のシングルス準々決勝、ダブルスの準決勝、決勝を行い、女子ダブルス決勝で伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)・早田ひな(日本生命)組が3―0で成本綾海・井絢乃(中国電力)組を下し、史上最多の5連覇を達成した。 女子シングルスの平野美宇(木下グループ、沼津市出身)は0―4で早田にストレート負けし4強入りを逃した。鈴木李茄(トップおとめピンポンズ名古屋、静岡市出身)も木原美悠(エリートアカデミー)に敗れたが、自己最高タイのベスト8。
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静岡県高校新人バレーボール 1月28日開幕、決勝は2月5日
バレーボールの県高校新人大会は28日、開幕する。男女とも地区大会を勝ち抜いた31校と、全日本高校選手権に出場した男子の聖隷クリストファー、女子の富士見が出場する。決勝は2月5日、清水桜が丘高で行い、上位4校が東海大会の出場権を得る。
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オーダー決定 静岡県1区杉浦、5区は野中 全国都道府県男子駅伝
第28回全国都道府県対抗男子駅伝は22日、広島・平和記念公園前を発着点とする7区間48キロで争う。新型コロナウイルス拡大による2年連続中止を経て2020年以来の開催。21日は広島国際会議場で監督会議と開会式を行い、47都道府県のオーダー(走順)が決まった。 他チームに選手変更や主力の欠場が相次ぐ中、本県は2大会連続入賞へ予定通りのオーダーを組んだ。5000メートル13分台の高校生が集う1区は全国高校駅伝の雪辱を期す杉浦柊人(藤枝明誠高)で勝負。5000メートル県高校ランク1位14分11秒の野中恒亨(浜松工高)は高校生最長8・5キロの5区に置いた。 2区の佐藤瑞城(浜松南部中)は全国中学校
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卓球・静岡オクシズUU×島田樟誠高 地域活性化へタッグ スポンサー契約締結
静岡市北部の中山間地「オクシズ」を拠点に卓球男子チームを創設し、来季Tリーグに参入する静岡オクシズUU(河村水稀代表)と、島田樟誠高(杉本寿久校長)はパートナーシップ(スポンサー)契約を締結し、20日に同校で調印式を行った。競技力向上や地域活性化へ連携する。Tリーグによると、私立高とのスポンサー契約は珍しいという。 同校の卓球部は昨秋の県高校新人大会で男女とも団体3位の強豪。契約には同校から静岡オクシズUUへの協賛金のほか、チームのユニホームや練習着、部活動ウエアなどへの掲出を想定した校章、チームロゴマークの相互使用、生徒のチーム練習への参加などが盛り込まれた。ホームゲームやイベント開催な
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静岡県、連続入賞狙う 22日号砲 都道府県対抗男子駅伝
全国都道府県対抗男子駅伝は22日、広島市の平和記念公園を発着点とする7区間48キロで行われる。新型コロナウイルスによる2年連続中止を経て3年ぶりの開催。前回5位の静岡県は序盤でレースの流れに乗れるかが2大会連続入賞の鍵を握る。 6位までが大会記録を上回った2020年の前回大会からさらなる高速化は必至だろう。特に5000メートル13分台の高校生エースがひしめく1区(7キロ)が浮沈を左右する。本県は同14分10秒台の杉浦(藤枝明誠高)か野中(浜松工高)が食らい付きたい。全国高校駅伝は1区で30位だった杉浦は「先頭争いをして、都大路(京都)のリベンジをしたい」と雪辱に燃える。8・5キロの5区の可
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全国都道府県女子駅伝 静岡19位 2区沢田9人抜きも流れに乗りきれず 清水は引退レース欠場
第41回全国都道府県対抗女子駅伝は15日、京都市のたけびしスタジアム京都発着の9区間、42・195キロで行われ、大阪が2時間15分48秒で8年ぶり4度目の優勝を果たした。 静岡県は2時間21分28秒の19位で3大会ぶりの入賞はならなかった。33位で出た2区沢田結弥(浜松市立高)が区間4位、9人抜きの快走で追い上げ、4区町碧海(スズキAC)、5区田島愛理(静岡サレジオ高)、6区赤堀かりん(日体大、浜松市立高出)も区間13位以内と好走したが20位前後を抜けられなかった。7区を終えて23位。8区藤田紅良(富士宮北山中)が区間12位で3人を抜き、アンカー9区の竹山楓菜(センコー、浜松湖東高出)が粘
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シャンソン、トヨタ自に惜敗 今季初の地元戦 バスケWリーグ
バスケットボール女子Wリーグは14日、県武道館などで行われ、シャンソン化粧品は延長の末に65-71でトヨタ自動車に惜敗した。 シャンソンは前半、イゾジェ・ウチェのインサイドプレーで食らい付き、第3クオーター(Q)は吉田舞衣が3本の3点シュートを決めて43-46。第4Q終盤にウチェ、パレイ紀子、小池遥の連続6得点で逆転したが、残り52秒で追い付かれ、延長で競り負けた。 15日は静岡市中央体育館でトヨタ自動車との第2戦が行われる。 トヨタ自動車(29) 71(14―18 15―10 17―15 14―17 延長 11―5)65 シャンソン化粧品(23) ウチェ躍動 22得点 22リバウ
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Sフライ級全日本新人王の佐野 多彩なパンチで圧倒「静岡から世界王者に」 平石ジム所属
プロボクシングの全日本新人王決定戦(2022年12月17日、東京・後楽園ホール)スーパーフライ級で、平石ジム(静岡市葵区)の佐野遥渉[あゆむ](19)=富士宮市=が優勝した。西軍代表決定戦では全階級の中でMVPに輝いたボクサーは、多彩なパンチで東軍代表の五十嵐春輝(湘南龍拳)を3-0で圧倒した。 52・16キロ制限の同階級では長身の173センチ。長いリーチを生かして距離感を支配し、「持ち味の(パンチの)当て勘もさえた」。序盤から右のフック、ストレートをクリーンヒット。技術だけでなく、最終5回にはノーガードの打ち合いにも応じる闘志を見せた。 飛龍高で全国選抜3位など、アマチュア時代から実績
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卓球新チームPR 2月26日 オクシズ藁科でフェス
静岡市立藁科中で11日、市北部の中山間地「オクシズ」を拠点にした卓球Tリーグ男子チームの創設に合わせて2月26日に同校で開催されるイベント「静岡オクシズ卓球フェスin藁科」の第1回実行委が開かれた。フェスは現役選手による講習会に音楽イベントや飲食・物販のマルシェ(市場)をコラボし、チーム誕生をPRするとともに地域のにぎわい創出を図る。 チームは「静岡オクシズUU」(河村水稀代表)が運営会社となり、来季からリーグ戦に参戦する。近くチーム名も決まる予定で、今回はリーグ参入決定後初のイベントとして、同社と連携する卓球事業会社「FPC」が主催する。講習会には国内トップ選手を招き、経験者向けの技術講
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都道府県女子駅伝 静岡県、3大会ぶり入賞へ 序盤にエース3枚
全国都道府県対抗女子駅伝は15日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点とする9区間42・195キロで行われる。昨年14位の静岡県は3大会ぶりの入賞を狙い、序盤3区間に各年代のエースを投入して勝負を懸ける。 1区はふるさと出場枠の清水(ヤマダホールディングス、静岡由比中出)。今季限りでの引退を表明しているが、全日本実業団女子駅伝2区6位と実力は健在だ。「花の1区」でラストランに臨む。 中高生の選手層は近年トップクラス。4キロの2区が有力な沢田(浜松市立高)は1500メートル高校歴代2位。昨年は高校1年ながら同区間で大学、実業団と渡り合った。「長距離への対応も積んできた。目標は区間賞」と意
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Bリーグ 静岡圧倒9連勝 年明け初戦、岐阜に96―67
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は7日、静岡市中央体育館などで行われ、静岡は96-67で岐阜を下して連勝を9に伸ばした。 静岡は立ち上がりにタバリオ・ミラーが内角で得点を重ねて先行し、第2クオーターは吉田健太郎らが5本の3点シュートを沈めて42-32。後半もケニー・ローソンのインサイドプレー、アレクシス・エールセネルの3点シュートなど多彩な得点パターンでリードを広げた。 静岡は8日も同会場で岐阜と対戦する。 ▽3部 静岡 22勝3敗 96(19―13 23―19 25―20 29―15)67 岐阜 11勝14敗 内外から得点 理想の攻撃体現 静岡が理想的な展開で岐阜を
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バスケ男子B3 静岡、攻撃進化に手応え 単独首位で7、8日新年初戦 昇格へ「リーグ1位狙う」
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の静岡は7、8日、ホームの静岡市中央体育館で8位岐阜との2023年初戦に臨む。22年を8連勝で締め、現在21勝3敗の単独首位。悲願のB2昇格へいよいよスタートする勝負の年に向け、主将の岡田雄三(沼津中央高出)にここまでの戦いぶりと新年の決意を聞いた。 -シーズン前半を振り返って。 「岩手、岡山という強豪との4連戦もあった中では予想以上。ただ、好調だっただけに下位の山口に1敗したのがもったいなかった。昨季も取りこぼしで(B2昇格の可能性がある)2位を逃している。順位にとらわれず、岐阜戦から一戦一戦勝っていきたい」 -どこからでも得点できる新たなスタ
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レスリング森川美和に静岡新聞社・静岡放送「スポーツ大賞」
スポーツ界で優秀な成績を収めた静岡県関係の選手、指導者や、スポーツの振興に尽力した功労者をたたえる第71回静岡新聞社・静岡放送スポーツ賞が決まった。本年度から新設された「スポーツ大賞」に、レスリング世界選手権女子65キロ級で初優勝を飾った森川美和(23)=ALSOK、沼津三中出=を選出した。15日に表彰式を行う。 森川 殻破ったホープ パリ五輪へ再挑戦 日の丸を掲げてマットを走り回った。昨年9月のレスリング世界選手権。女子65キロ級の森川美和(ALSOK、沼津三中出)は初めて世界の頂点に立った。「試合内容は納得できないけど、優勝できたことは本当にうれしい」。2021年大会は2位。20年は
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競歩世界選手権V山西ら8個人 静岡新聞社・静岡放送スポーツ賞
スポーツ界で優秀な成績を収めた静岡県関係の選手、指導者や、スポーツの振興に尽力した功労者をたたえる第71回静岡新聞社・静岡放送スポーツ賞は、レスリング世界選手権女子65キロ級を制して「スポーツ大賞」に選出された森川美和(23)=ALSOK、沼津三中出=をはじめ8個人に決まった。15日に表彰式を行う。 森川は同階級で、シニアとU23(23歳以下)の世界選手権を制覇。新設された大賞の第1号に輝いた。優秀賞には陸上の世界選手権男子20キロ競歩優勝の山西利和(26)=愛知製鋼、静岡西豊田小出=と同2位の池田向希(24)=旭化成、浜松日体高出=、35キロ競歩準優勝の川野将虎(24)=旭化成、御殿場南
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箱根駅伝 静岡県勢主将3人激突 中高からライバル「負けられない」 順大・西沢/早大・鈴木/明大・小沢
中学、高校と静岡でしのぎを削った同級生が名門の主将として最後の箱根駅伝(2、3日)に臨む。順大の西沢侑真、早大の鈴木創士(ともに浜松日体高出)、明大の小沢大輝(韮山高出)は、箱根で一時代を築いた強豪を1年間、引っ張ってきた。西沢が「負けられない」と闘志を燃やせば、鈴木は「いい意味で意識しない」と冷静。小沢は「同郷の3人が主将で箱根にそろうのは誇り」と、ライバル対決を心待ちにする。 高校2年時は西沢、鈴木が浜松日体の全国高校駅伝6位入賞に貢献し、3年時は小沢が韮山を67年ぶりの全国に導いた。高3シーズンの県高校男子5000メートルランクは鈴木を筆頭に小沢が2位、西沢が4位。大学でも下級生から
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名城大5連覇 米沢(北浜中出)区間新 全日本大学女子選抜駅伝
全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)は30日、富士山本宮浅間大社をスタートし、富士総合運動公園陸上競技場でフィニッシュする7区間43・4キロで行われ、名城大が2時間21分56秒で5年連続5度目の優勝を飾った。大阪学院大が準優勝し、日体大が3位だった。 名城大は1区から首位発進し、3区米沢奈々香(浜松北浜中出)が10分3秒の区間新でリードを広げた。大阪学院大は2区依田来巳(東海大翔洋高出)が区間7位と力走した。日体大は4区斎藤みう(伊豆中央高出)が区間2位。アンカーの7区赤堀かりん(浜松市立高出)も粘って昨年と同じ3位に入った。 その他の主な県勢は、城西大の兼子心晴(浜松市立高出)が1
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全日本高校バレー 1月4日開幕 静岡県代表チーム紹介
バレーボールの第75回全日本高校選手権(春高バレー)は来年1月4日、東京体育館で開幕する。本県代表は2年ぶり出場の男子の聖隷クリストファーが開智(和歌山)、女子は10年連続出場の富士見が松山東雲(愛媛)と、それぞれ4日の1回戦で対戦する。 女子 富士見 中央連係で両翼生かす 女子の富士見はエース渡辺、ライト八田の2年生が得点源。県決勝は計57得点した。ただ、全国で勝ち上がるには小柄なミドル陣の働きも不可欠だ。 初戦の相手はU18(18歳以下)日本代表ミドルの北川を擁する。まずはエース同士の打ち合いで優位に立てるか。同じU18代表の渡辺は「相手ブロックをプラスに考えられるように」とブロ
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バスケット女子 浜松開誠館中が全国準V bjカップU14
14歳以下の中学バスケットボール日本一を決める「bjカップU14」最終日は28日、草薙このはなアリーナで行われ、女子の浜松開誠館中が決勝に進み、29-81でJ.sphere(愛知)に敗れて準優勝だった。男子は浜松学院中の7位が最高だった。 試合重ね成長 頂点こそ逃したが、女子の浜松開誠館中に大きな手応えがあった。全国の強豪と渡り合い、2018年の優勝に次ぐ準V。コロナ禍で遠征などができず、大舞台の経験が少なかったチームが試合を重ねるごとに成長した。 予選リーグ2試合を競り勝つと、決勝トーナメントは1回戦から準決勝まで3試合を全て20点差以上で快勝した。「こぼれ球の競り合いやリバウンド
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長距離界の18歳ホープ 米沢奈々香(浜松北浜中出)目の前を一歩ずつ 陸上女子【Focus】
10月の全日本大学女子駅伝。杜(もり)の都・仙台の観衆の視線を1人のルーキーがくぎ付けにした。名城大の1区米沢奈々香(浜松北浜中出)。スタート直後に集団の大外を回って一気に先頭に出ると、ハイペースで次々と後続をふるい落としていく。「大学初駅伝。チームに勢いを付けたかった」。2位に19秒差の区間賞。史上初の6連覇をぐっと引き寄せた。 中学3年の全国中学校体育大会1500メートルで優勝。名門の宮城・仙台育英高に進むと、3年夏に全国高校総体1500メートル、3000メートルとも日本人1位になり、冬の全国高校駅伝は1区を独走して頂点に導いた。誰もが認める世代トップランナーだ。 ただ、本人はいたっ
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森川まさかの逆転負け 女子68キロ級/悔しさ噛みしめ3位 男子・高橋 レスリング全日本選手権
レスリングの全日本選手権第2日は23日、東京・駒沢体育館で行われ、女子68キロ級の森川美和(ALSOK、沼津三中出)は、石井亜海(育英大)に敗れて準優勝。65キロ級を合わせた連続優勝が3年で止まった。男子フリースタイル74キロ級の高橋海大(日体大、焼津市出身)は3位。同86キロ級の高橋夢大(日体大、焼津大富中出)は決勝に進んだ。 今大会と来年6月の明治杯全日本選抜選手権で連勝すれば同9月の世界選手権代表となり、勝者が異なる場合はプレーオフを実施。世界選手権で3位以内に入れば、パリ五輪代表に決まる。 ■重かった3キロの階級差 女子・森川 思わぬ逆転負けがパリ五輪への険しい道のりを物語
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王者・山本が3連覇 91秒決着 レスリング全日本選手権
レスリングの全日本選手権は23日、東京・駒沢体育館で行われ、男子フリースタイル125キロ級の山本泰輝(26)=自衛隊、飛龍高出=が3年連続5度目の優勝を飾った。来春の全日本選抜でも優勝すれば、パリ五輪の出場権が懸かった世界選手権の代表に内定する。 ■圧巻Tフォール 大学生を一蹴 けがの不安など感じさせない圧倒的な勝ちっぷりだった。男子フリースタイル125キロ級の山本(自衛隊、飛龍高出)はわずか1分半で藤田(日大)を一蹴した。2度のタックルからポイントを取り切り12-0のTフォール勝ち。5度目の天皇杯を手にした絶対王者は、涼しげな表情で定位置の表彰台の真ん中に仁王立ちした。 開始17秒
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全国高校駅伝25日号砲 男子・藤枝明誠/女子・日大三島が出場
全国高校駅伝は25日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われ、都道府県代表の男女各47校が参加する。県勢は7区間42.195キロの男子に藤枝明誠、5区間21.0975キロの女子に日大三島が出場する。 男子・藤枝明誠 杉浦、水野で序盤に流れ 男子の藤枝明誠はエース杉浦、主将水野の1、2区で勝負を懸ける。チーム上位7人の5000メートル平均記録は47校中34位だが「駅伝はタイム通りにはいかない」と清監督。適性に応じた区間配置で2時間5分台を目標に、県最高記録(2時間5分9秒、2015年加藤学園)更新も狙う。 出場は13年ぶりだが、コースは毎年試走してきた。最長10キロの1区は「7キ
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女子/浜松細江18位 男子/浜松開誠館33位 全国中学駅伝
第30回全国中学校駅伝大会は18日、滋賀県野洲市の希望が丘文化公園で行われ、静岡県代表はいずれも初出場となった男子の浜松開誠館が1時間1分28秒の33位、女子の浜松細江が45分6秒の18位だった。男子は酒井根(千葉)が初優勝し、女子は稲美(兵庫)が連覇を達成した。 浜松開誠館は序盤から出遅れ一時は37位まで順位を下げた。アンカーの6区鈴木光誠が区間12位で35位から二つ上げたが、最後まで30位台を抜けられなかった。浜松細江は1区大谷芽以、2区太田里菜で8位と8秒差の13位。その後は22位まで後退したが、アンカーの5区太田美香が区間9位で4人を抜いた。 手応えも「壁は厚く」 浜松細江 手
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全国中学駅伝直前 主将意気込み 男子/浜松開誠館「全員が笑顔で」 女子/浜松細江「区間賞と入賞を」
全国中学校駅伝大会は18日、滋賀県の希望が丘文化公園で行われる。男女とも各都道府県代表と開催地枠の各48校が男子6区間18キロ、女子5区間12キロで争う。17日は監督会議と開始式を行い、静岡県代表でいずれも初出場する男子の浜松開誠館、女子の浜松細江のオーダーが決まった。 両校とも県大会からオーダーを入れ替えて初陣に挑む。浜松開誠館は直前練習の好調順に選手を配置。1区関口海翔から下級生を4人並べ、5、6区は主将小松凜大、エース鈴木光誠の3年生で締める。小松は「個人的にも調子が上がってきた。1人でも多く抜いて、鈴木を楽に走らせたい。全員が笑顔で終わることができれば」と意気込んだ。 浜松細江は
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全国中学駅伝18日号砲 浜松開誠館と浜松細江、両校とも初挑戦
全国中学駅伝は18日、滋賀県の希望が丘文化公園で行われる。静岡県代表は男子(6区間18キロ)が浜松開誠館、女子(5区間12キロ)が浜松細江。ともに新型コロナウイルスで全国大会が中止された2020年の県優勝校が、初の全国に挑む。 男子 浜松開誠館 「総合力」で食らい付く 男子の浜松開誠館は3000メートル8分台の強力エースはいないが、6番手でも9分40秒台と穴がない総合力で初陣に臨む。 起伏がある芝生コースに対し「残り500メートルからの坂に力を残しておくことが重要」と主将小松。昨年9位の浜松細江の区間タイムが、3000メートルのトラック記録より平均28秒遅かったことなどを目安に、袴田監
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女子・清水真帆“ラストラン” 男子は太田智樹ら選出 1月の都道府県駅伝静岡県代表
静岡陸上競技協会は2023年1月に行われる全国都道府県対抗駅伝の静岡県代表男子12人、女子13人を発表した。男子一般は、1万メートル27分30秒台の太田智樹(トヨタ自動車、浜松日体高出)をふるさと出場枠で選出した。女子一般のふるさと出場枠の清水真帆(ヤマダホールディングス、静岡由比中出)は今季限りでの引退を表明していて、大会“ラストラン”に臨む。 女子は1月15日に京都(9区間、42・195キロ)で行う。新型コロナウイルスの影響で2年連続中止された男子は同22日に広島(7区間、48キロ)で3年ぶりの開催となる。 2020年の前回大会に続く入賞を狙う男子は、一般に創
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静岡オクシズUU「卓球で地域に貢献」 Tリーグ参戦を正式表明
静岡市北部の中山間地「オクシズ」を拠点に卓球Tリーグの男子チーム創設を目指し、7日に新規入会が承認された「静岡オクシズUU」(河村水稀代表)は8日、県庁で記者会見し、2023年シーズンからの参戦を正式表明した。チーム名は一般公募し来年2月に決定する。河村代表は「1年目から優勝争いを目指すとともに、選手育成や地域活性化でも静岡に貢献したい」と意気込んだ。 会見にはTリーグの坂井一也理事長も同席し、7日の理事会で満場一致により入会が承認されたことを説明。「地元との連携などはこれまでで最も整っている。男子リーグがさらに盛り上がることを期待している」と、リーグ6季目で初となる待望の新たな男子チーム
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卓球Tリーグ男子 オクシズUUの入会承認 静岡市拠点、2023年シーズンから参入
卓球のTリーグは7日の理事会で、静岡市北部の中山間地「オクシズ」を拠点に男子チーム創設を目指してきた運営会社「静岡オクシズUU」(河村水稀代表)の新規入会を承認した。2023年シーズンからリーグに参入する。男子新チームの誕生はリーグ発足6季目で初めてとなる。 リーグによると、理事会では、スポンサー獲得が順調で、地元や行政との協力態勢も構築されているなどとして全会一致で承認された。坂井一也理事長は「すでに地域と連携して(事業を)進めている実績もある。地域と一体となったチーム運営に期待している」と話したという。 同社は8日に同市内で会見し、リーグ参入を正式に表明するとともに、チーム運営やオク
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静岡オクシズにTリーグ新チーム 次代育成、中山間地活性化に期待
静岡に卓球Tリーグの新チームが誕生する。7日のリーグ理事会で、運営会社「静岡オクシズUU」(河村水稀代表)の新規入会が認められた。同社は静岡市北部の中山間地「オクシズ」を拠点にした地域密着型チームを創設し多様な事業展開を構想する。競技人口で全国屈指を誇る県内卓球界の発展と、人口減少が進む同地域の活性化が期待される。 2021年度、本県の日本卓球協会登録人数は全国2位の1万5939人。東京五輪では水谷隼さん、伊藤美誠選手(スターツ)の磐田市出身ペアが史上初の金メダルを獲得した。もともと好選手を生み出す土壌がある中で、Tリーグチーム誕生はさらなる競技力強化につながりそうだ。 新チームは選手が
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浜松北部 定石破りの逆転 3連覇果たす【市町対抗駅伝】
第23回静岡県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催、県、県教委、県スポーツ協会共催)は3日、県内全35市町37チームが静岡市内の12区間42.195キロで争った。市の部は浜松市北部が2時間11分30秒で3連覇を果たし、町の部は清水町が2時間14分25秒の大会新で2年ぶり3度目の優勝を飾った。 浜松市北部は5区野中恒亨(浜松工高)が浜松市南部との28秒差を逆転。再び首位を明け渡したが、8区大谷芽以(浜松細江中)、11区須田光星(浜松日体高)の区間賞でひっくり返し、12区杉保滉太(スズキAC)がアンカー勝負に競り勝った。浜松市南部が2位、御殿場市が3位。 清水町は
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オクシズUU入会申請 卓球Tリーグ男子 静岡市北部拠点
静岡市北部の中山間地「オクシズ」を拠点に、卓球Tリーグ男子への新規参入を目指してきた「静岡オクシズUU」(河村水稀代表)が1日までに、Tリーグへ入会申請を行ったことが、関係者への取材で分かった。近く理事会で審議される。承認されれば、2023年シーズンはリーグ発足6季目で初めて男子の新チームが誕生する。 同社はチーム創設に向けスポンサー獲得やオクシズ地域、関係機関との協議を行ってきた。関係者によると、健康食品販売などのAFC-HDグループ、ハラダ製茶などとスポンサー契約で合意したという。活動拠点には現在使われていない同市の公共施設を利用できるよう協議を進めている。リーグ側とも事前調整を重ねて
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⚽両国にとって大事な初戦 ドイツ出身ワルター・クリーゲルシュタイナーさん(伊豆)
いよいよ開幕した4年に1度のサッカーの祭典ワールドカップ(W杯)。日本は23日からドイツ、コスタリカ、スペインとの1次リーグに臨む。静岡県内に住むそれぞれの国の出身者に試合への期待やお国柄、サッカー熱などを語ってもらった。 ◇ やはりサッカーはドイツで1番人気のスポーツ。W杯となればカタールへ観戦に行く人も多いでしょう。国内でも試合中は仕事を中断して応援しますし、レストランではビールが大量に飲まれます。 ただ、ドイツは前々回の優勝から一転、前回は1次リーグで敗退しました。私もショックでしたし、国内では批判や失望感があったといいます。ドイツにとっても負けられない大会です。
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静岡完敗、連勝止まる 東京Uに59―78 バスケットボールB3
バスケットボールの男子Bリーグ3部(B3)は20日、静岡市中央体育館などで行われ、静岡は59-78で東京Uに敗れて連勝が11で止まった。通算成績は12勝2敗。得失点差により首位と同率の3位に後退した。 静岡は攻守がかみ合わなかった。5点を追う第2クオーター(Q)に6本の3点シュートを被弾。第3Qもケニー・ローソンや大友隆太郎が3点シュートを決めたが攻めきれず40-62と大量リードを奪われた。第4Qは最大28点差からアレクシス・エールセネルの連続得点などで追い上げたが及ばなかった。 ▽3部 東京U 9勝5敗 78(21―16 22―13 19―11 16―19)59 静岡 12勝2敗
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ベルテックス静岡 耐えて11連勝 バスケットBリーグ3部
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は19日、静岡市中央体育館などで行われ、静岡は74-65で東京Uを下し、連勝を11に伸ばした。 静岡はロースコアの展開を耐えきった。前半はタバリオ・ミラー、ケニー・ローソンを軸に内角を攻めて33-31。第3クオーター(Q)中盤に勝ち越されたが、加納誠也、山田安斗夢の3点シュートなどで逆転し、第4Qは粘り強く守って競り勝った。 静岡は20日も同会場で東京Uと対戦する。 ▽3部 静岡 12勝1敗 74(16―13 17―18 18―15 23―19)65 東京U 8勝5敗 加納 攻守で光る 互いに攻めきれない難しい一戦で静岡の堅守がものをいっ
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男子は浜松開誠館、女子は浜松細江V 静岡県中学駅伝
静岡県中学駅伝(静岡新聞社・静岡放送後援)は13日、エコパスタジアム周辺コースで行われ、6区間18キロの男子は浜松開誠館が58分3秒、5区間12・9キロの女子は浜松細江が45分3秒でともに2年ぶり2度目の頂点に立った。前回優勝時は新型コロナウイルスの影響で全国中学駅伝が中止されたため、いずれも初の全国大会(12月18日、滋賀)に進む。 男子の浜松開誠館は、4区斎藤操汰が首位の浜松細江との14秒差を逆転し逃げ切った。2位は浜松南部、連覇を狙った浜松細江は3位だった。女子の浜松細江は3区沢田梨織の区間賞などで先頭集団に付け、5区大谷芽以が御殿場との5秒差を逆転した。昨年覇者の浜松北浜が2位、御
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ゴルフ 三井住友VISA太平洋マスターズ第1日 岩崎(清水町出身)粘り32位
ツアー未勝利の中西直人が1イーグル、6バーディー、2ボギーの64をマークし、首位に立った。大堀裕次郎が1打差の2位。 ■岩崎 地元参戦「応援が力に」 ツアー参戦1年目で迎えた初の地元凱旋(がいせん)。会場にほど近い清水町出身の岩崎が、ホームの雰囲気に背中を押され苦しい展開を耐えた。4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーのイーブン。6打差32位と上位を狙える位置で2日目につなげた。 10番スタートの出だし5ホールで3オーバー。特に14番は1打目を右の林に入れてダブルボギーをたたいた。それでも15番で1打取り返すと、少しずつショットを修正して安定飛行に乗る。難関の17番パー3を3メートル
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静岡県中学駅伝13日号砲 男子/三島南と細江2強 女子/地区上位軸に混戦
静岡県中学駅伝(静岡新聞社・静岡放送後援)は13日、袋井市の小笠山総合運動公園で行われる。男女ともエコパスタジアム周辺の周回コースで、男子は6区間18キロ、女子は5区間12.9キロ。男女とも地区予選上位8校の計24校が出場し、優勝校が全国大会(12月18日、滋賀)の出場権を得る。 【男子】連覇を狙う浜松細江と東部覇者の三島南に力がある。浜松細江は竹下、柘植哲の昨年Vメンバーに1500メートル県小学記録保持者の柘植源が加わった。三島南は伊東、戸塚を軸に6人とも3キロ9分台の走力がある。追うのは鈴木らに力がある浜松開誠館か。地区2位以下も強力エースの配置次第で上位争いに顔を出しそうだ。 【
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男子・藤枝明誠9度目V 女子・日大三島が初頂点 静岡県高校駅伝
静岡県高校駅伝競走大会は6日、袋井市のエコパスタジアムを発着点に行われ、7区間42.195キロの男子は藤枝明誠、5区間21.0975キロの女子は日大三島が優勝した。藤枝明誠は14年ぶり9度目、日大三島は初の頂点。男女の優勝校は12月25日に行われる全国高校駅伝(京都・都大路)に出場する。 ◇男子◇ ①藤枝明誠(杉浦、千々岩、村松、木村、鈴木、加藤、水野)2時間9分7秒②韮山(松田、杉山、片岡、舩生、長谷川、漆原、藤田)2時間9分33秒③浜松日体(須田、原田、柘植、小川、小野、古井、原)2時間11分47秒④御殿場西2時間11分55秒⑤浜松開誠館2時間13分5秒⑥島田2時間13分9秒⑦東
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バスケットボール 静岡、岩手に競り勝つ Bリーグ3部
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は5日、静岡市中央体育館などで行われ、静岡は73-66で岩手を破り、連勝を7に伸ばした。 静岡は同点の第2クオーター(Q)立ち上がりに吉田健太郎、山田安斗夢、ケニー・ローソンが立て続けに決めて主導権を握り、前半は40-33の7点リード。第4Qに一時逆転されたが、65-66の残り1分3秒から山田の3点シュートで勝ち越し、押し切った。 静岡は6日も同会場で岩手と対戦する。 ▽3部 静岡 8勝1敗 73(17―17 23―16 17―21 16―12)66 岩手 7勝2敗 点取り屋 山田存在感 B2昇格を争うライバルとの今季初戦。互いに平均失点
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東レ、地元で連勝 パナ破る バレーボール・Vリーグ
バレーボールのVリーグは30日、三島市民体育館などで行われ、V1男子の東レは3-1でパナソニックを破って今季初の地元戦を2連勝で終えた。 東レは1-1で迎えた第3セットを競り勝ち主導権を握った。中盤に最大5点リードを逆転されたが、高橋健太郎の速攻などで粘り、31-30から難波尭弘が相手エースのクビアク・ミハウのスパイクをブロックした。 第4セットは11-14からパダル・クリスティアン、小沢宙輝の強打などで逆転。最後はパダルがサービスエースで決めた。 ■流れを変えた 高橋のブロック 第4セット24-21。東レのエース、パダルのサーブが相手コートに突き刺さると、三島市民体育館に大歓声が
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東レ 地元初戦、パナに逆転勝ち バレーVリーグ
バレーボールのVリーグは29日、三島市民体育館などで行われ、V1男子の東レは3-2でパナソニックに逆転勝ちし、今季の地元初戦を白星で飾った。 第1セットを落とした東レは、競り合いとなった第2セットをパダル・クリスティアン、小沢宙輝の強打を軸に取り返した。再び先行された第4セットは上條レイモンド、西本圭吾が要所で速攻を決めるなどしてフルセットに持ち込んだ。第5セットは7-8からパダルにトスを集めて押し切った。 東レは30日も同会場でパナソニックと対戦する。 ▽男子1部 東レ 2勝1敗 3(19―25 25―22 21―25 25―20 15―11)2 パナソニック 2勝1敗 若き大
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⚽全力エール「誇り」と「残留」 アイスタに1万8182人 52度目の静岡ダービー
サッカー王国静岡を象徴する二つのトップクラブはJリーグ1部(J1)に残れるか-。17位の清水エスパルスと最下位18位のジュビロ磐田は22日、IAIスタジアム日本平(静岡市清水区)で激突した。ともにJ2自動降格圏で迎えた52度目の静岡ダービー。「勝つしかない」「一緒にJ1に残って」。オレンジとサックスブルーに染まったスタンドでサポーターの思いが交錯した。 今季最多1万8182人が詰めかけたアイスタは異様な緊張感に包まれた。引き分けではどちらも残留が遠のき、史上初めて静岡からJ1クラブがなくなりかねない。「勝てば残留が見える。勝ち点3しかいらない」と磐田ファンの会社員佐藤健斗さん(25)=袋井
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⚾ドラフト 奈良間、ハム5位「新球場で輝く」 常葉大菊川高出
ど派手なガッツポーズで喜びを爆発させた。立正大の奈良間(常葉大菊川高出)は日本ハムから5位で指名され、「(指名を待つ時間は)呼吸ができないくらい不安だった。大卒プロという最初の目標は達成できた」。ともにテレビ中継を見守った野球部の仲間に向け、何度も拳を突き上げた。 174センチ、74キロと小柄ながら、豪快なスイングとスピード感あふれる走塁、守備が魅力の遊撃手。高校時代も甲子園で躍動してプロの注目を集めたが、あえて大学に進み大きく成長した。「戦国東都」の強豪で突き詰めたのは「勝利への執念」。3年春には2部降格も経験し「技術以上にチームを勝たせるために何ができるかを考えてきた」という。 今季
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75歳上村さん(沼津)再び世界に挑む ホッケー1968年メキシコ五輪代表
静岡県勢では唯一となるホッケーのオリンピアンが半世紀を経て、再び日の丸を付ける。1968年メキシコ五輪代表の上村幸夫さん(75)=県ホッケー協会顧問、沼津市=。19日に都内で開幕する60歳以上の国際大会「マスターズホッケーワールドカップ(W杯)」に、75歳以上の日本代表として出場する。 沼津東高で競技を始め、「当時のOBに『五輪を狙えるぞ』と言われその気になった」。明治大に進み1年から日本代表でアジア大会に出場。同大会3位でメキシコ五輪の切符をつかみ、本大会はFWとして白星にも貢献した。日本男子の五輪出場はその後、昨年の東京五輪まで53年間の時を要することになる。 大学で現役に一区切りを
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スポーツ施設復旧に力 募金活動スタート ベルテックス静岡
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)のベルテックス静岡は、9月の台風15号で被害を受けた公共スポーツ施設の復旧支援を目的とした「ベルテックス静岡スポーツ募金」活動をスタートした。17日は静岡市葵区のJR静岡駅北口地下広場で選手有志が通行人に協力を呼びかけた。 台風15号では、同市の安倍川河川敷スポーツ広場が冠水によりグラウンドの複数箇所が削られたり、西ケ谷総合運動場の野球場とテニスコートが大量の雨水流入により人工芝が隆起したりして使用できなくなっている。 クラブは1日の開幕戦に合わせてサッカーJ1清水エスパルスと協働で同市への災害義援金の募金活動を行ったが、今回は「スポーツで日本一ワ
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3年ぶり国体開催 大会に変革の波 意義は不変【解説・主張しずおか】
新型コロナウイルス禍で2年連続中止された国民体育大会が、栃木県を舞台に3年ぶりに開催された。大会は今年で第77回となったが、中止を契機に、開催地の財政負担など現行方式での継続に多くの課題が指摘された。日本スポーツ協会は2024年までに新たな大会像を打ち出す方針だ。だが、競技力強化において大会が代え難い役割を担ってきたのも事実。静岡県スポーツ界も久々の開催を通じて現状を分析し、国体の意義を改めて考えたい。 国体は近畿で開催された1946年の第1回以降、数回を除いて47都道府県が持ち回り開催し、現在は2巡目の終盤にある。開催に合わせ競技場を建設するケースが多く、2003年静岡国体は県富士水泳
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記者コラム「清流」 「番付」という生き物
「番付は生き物」とは大相撲の有名な格言。力士同士の昇進・降格や成績が相対的に作用する番付は、時に驚きの編成になることがある。現在はコロナ禍による休場も相まって、焼津市出身の翠富士は一気に10枚も上がった西前頭筆頭で秋場所を迎えた。 相手が大関ら三役ばかりになるため、兄弟子の勝敗予想は「3勝12敗」だったという。だが、結果は7勝8敗。強敵との取組が潜在能力を引き出したのかもしれない。 同場所で東十両3枚目の熱海富士(熱海市出身)は8勝7敗と勝ち越した。確実とまでは言えないが、新入幕となれば16年ぶりに複数の県勢力士が同時に幕内に在位することになる。運、不運の要素も多分に含む番付が来場所はど
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静岡人インタビュー「この人」 栃木国体の総合開会式で県選手団の旗手を務める 鈴木音生さん(焼津市)
初の国体で大役を務める。小学2年冬に家族で登った八ケ岳連峰の赤岳(長野ほか)でアイスクライミングに触れ、その後、地元にオープンしたジムで本格的にスポーツクライミングを始めた。中学から大会に出場し、昨年12月の全国高校選抜男子リードで優勝した。東海大翔洋高3年。18歳。 -団旗の重みを。 「まさか自分が旗手に選ばれるとは。緊張感と責任を感じている。開会式では県選手団を先導し、堂々と行進したい。国体のスポーツクライミングはペア競技。相方とのチームワークを深め、リードとボルダリングの2種目で決勝に進みたい」 -クライミングの魅力とは。 「登れない壁のほうがはるかに多い。ルートを考え、何度も
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ベルテックス静岡、昇格へ「全員バスケ」 Bリーグ3部 1、2日開幕戦
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は30日開幕し、16チームがリーグ戦で争う。静岡は10月1、2日に静岡市中央体育館で行う横浜EXとの2連戦から、B2昇格に向けスタートする。 5人が加入した今季のテーマは「全員バスケ」。築き上げた堅守速攻を軸に、攻撃パターンを増やし、誰が出ても得点できるスタイルを構築する。昨季は特定の選手に攻め手が偏ったことを受け、「5人でボールを共有することで相手守備に的を絞らせず、好不調の波も小さくしたい」と主将のPG岡田。練習試合では格上のB1三遠に勝利。今月の天皇杯2次ラウンドでは開幕戦を戦う横浜EX、第4週で当たる三重を下し勢いに乗る。 新戦力で鍵を握る
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1年佐野(静岡市立)女子200制す 陸上静岡県高校新人大会
陸上の静岡県高校新人大会は25日、日程を1日開催に短縮して草薙陸上競技場で男女39種目の決勝を行い、女子200メートルは1年佐野釉梨(静岡市立)が24秒81の好記録で優勝した。男子100メートルは1年大桑大河(磐田東)が10秒82で制した。女子800メートルは武田亜子(日大三島)が2分13秒05で2年連続優勝し、1500メートルとの2冠。男子800メートルと1500メートルの石沢空武(浜松市立)、女子走り幅跳びと三段跳びの橋本詩音(静岡雙葉)、女子砲丸投げと円盤投げの森脇百那(浜松工)もそれぞれ2種目を制した。男子3000メートル障害は辻本桜寿(浜松開誠館)が連覇した。 ■復活の快走 自
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増田(浜松市立)大会新V 男子100メートル自由形【競泳静岡県高校新人大会】
競泳の県高校新人大会は23日、県立水泳場で開幕し、男女14種目のタイムレース決勝を行った。男子は100メートル自由形の増田莉蔵(浜松市立)が51秒55、100メートル背泳ぎの奥大輝(飛龍)が57秒89でそれぞれ大会新記録を樹立して優勝した。女子400メートル自由形の高遥香(城南静岡)も4分20秒12の大会新で頂点に立った。 ■増田、伸び伸び記録更新 伸び伸びと大会記録を塗り替えた。男子100メートル自由形で浜松市立の2年増田は「大会の雰囲気を感じ、楽しもうと思った」。自己記録には届かなかったが、大会記録51秒75を更新する51秒55に納得の表情を浮かべた。 今季は大会のたびに自己記録
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B2昇格へ必勝祈願 「今季こそ」躍進誓う ベルテックス静岡
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)のベルテックス静岡は21日、静岡市葵区の静岡浅間神社を参拝し、必勝を祈願した。松永康太社長とファクンド・ミュラー監督、岡田雄三主将ら選手、スタッフ23人が今季の躍進を誓い、神事に臨んだ。 B3参戦3シーズン目の昨季は過去最高の3位で、B2昇格にあと一歩に迫った。今季は新外国人3人を含む5人の新戦力が加入。堅守を武器に、練習試合では格上のB1三遠に勝利するなど、目標のB3優勝、B2昇格に向け着実にチーム力を高めている。 松永社長は「今年こそはという思い。一戦一戦に全力を尽くした積み重ねの先にB2がある」と、今季に懸ける思いを語った。岡田主将も「いよい
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無観客と応援自粛確認 オンライン担当者説明会【市町対抗駅伝】
12月3日に静岡市で開催される第23回県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の第2回担当者説明会が21日、開かれた。新型コロナウイルス対策として、引き続きスタート地点の県庁本館前と、フィニッシュ地点の草薙陸上競技場を無観客とし、沿道応援も自粛を呼びかけることなどを確認した。 説明会は例年、東中西部の各地区で行っていたが、感染対策のため昨年に続いてオンライン形式で一斉開催した。35市町37チームの担当者が参加し、大会事務局から選手登録や大会運営上の注意事項などの説明を受けた。 2年続けて中止した前夜祭は、出席者を各市町2人に限定した上で3年ぶりに開催することも
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大会要綱など確認 静岡で実行委【市町対抗駅伝】
第23回静岡県市町対抗駅伝競走大会(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の実行委員会が9日、静岡市駿河区のグランシップで開かれ、12月3日に同市内で開く大会の要綱を確認するとともに、来年の大会運営について協議した。 今大会は参加資格が一部変更され、人口7万人未満の市町チームは一般女子区分にその市町在住の中学生(2年生以上)、高校生の出場が可能になる。新型コロナウイルスの影響で過去2年中止された前夜祭については、感染状況を踏まえながら開催する方向で検討していることが報告された。 事務局からは第24回大会の要綱案として、人口減少でチーム編成が難しい市町が増えていることを踏まえ、選手が
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185センチ中学生、ジャブ磨き頂点 杉本(静岡服織) ボクシング全日本UJ男子64キロ級
ボクシングの全日本UJ(アンダージュニア)王座決定戦(8月、水戸)の男子64キロ級で、静岡服織中3年の杉本翔也(14)=平石ジム=が優勝した。大会は小学5、6年と中学生の各年代でチャンピオンを決める。杉本は県、東海、東日本代表決定戦を勝ち抜いて出場し、4人によるトーナメントで春の全国大会上位のシード選手2人に連勝した。 杉本は身長185センチの長身を生かしたアウトボクサー。2試合とも遠い間合いから鋭い左ジャブで主導権を握り、得意の右ストレートを打ち込んだ。初戦の準決勝は5-0の判定で完勝。決勝も3-2で競り勝った。 小学6年春に「テレビでボクシングを見て、自分も強くなりたいと思った」と何
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児童、自己新目指し力泳 静岡で県小学生水泳 男女38種目挑む
第58回静岡県小学生水泳競技大会(県水泳連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)は28日、静岡市葵区の県立水泳場で行われ、児童が男女38種目で自己記録更新を目指して力泳した。 5・6年生の部では戸塚晴喜選手(伊東SS)が男子50メートル、100メートル自由形、田中遥斗選手(磐田カルチャ)が男子50メートル、100メートル平泳ぎでともに2冠を達成した。 女子は自由形の岡田朱純選手(とこはSS)、背泳ぎの中山愛子選手(セイシン千代田)、バタフライの中村朱里選手(アケアクラブ)がそれぞれ50メートル、100メートルの2種目を制した。 4年生以下の部では、女子の高橋彩月選手(レオリブレ)が50メートル
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なぎなた(浜松市立)決勝トーナメント進出ならず ボート/新体操/セーリング 全国高校総体
全国高校総合体育大会(インターハイ)は13日、四国などで行われ、なぎなた団体(5人制)の浜松市立は3校による予選リーグで鯖江(福井)、盛岡二(岩手)に敗れ、決勝トーナメント進出はならなかった。ボートはかじ付きクオドルプルで男子の浜松北と女子の浜松湖南、男子ダブルスカルの新居(河野大翔・高部侑汰組)、シングルスカル女子で全国高校選抜覇者の高橋莉子(浜松北)、男子で選抜5位の佐々木吾滝(沼津工)がいずれも14日の準決勝に進んだ。新体操個人は男子の八木太一(島田工)が総合20位、女子の糠谷葉月(城南静岡)が同11位だった。 ■3年生14人で取った1本 浜松市立 3年生14人で取った1本だった
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安竹(翔洋)堂々5位 柔道女子70キロ級 全国高校総体
全国高校総合体育大会(インターハイ)は10日、四国で行われ、柔道女子個人70キロ級の安竹克海(東海大翔洋)が5位入賞を果たした。同63キロ級の清水琴莉(浜松商)、同78キロ級の飯塚玲生良(沼津市立)、同78キロ超級の石塚さつき(藤枝順心)はいずれも1回戦で敗れた。 ▽女子63キロ級1回戦 柏珀(茨城・水戸啓明) 優 勢 清水琴莉(浜松商) ▽同70キロ級1回戦 安竹克海(東海大翔洋) 合わせ技 玉城美桜(沖縄・沖縄尚学) ▽同2回戦 安竹克海 内 股 古川亜聖(京都・京都共栄学園) ▽同3回戦 安竹克海 優 勢 滝川七花(鹿児島・鹿児島南) ▽同準々決勝 滝本稟夏(福岡・敬愛) 合わせ
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男子円盤 藤岡(浜商)、入念準備実り3位 全国高校総体・陸上
大けがを乗り越え、完全復活を遂げた。男子円盤投げで浜松商の藤岡が3位。4月に左足小指付け根を骨折し、一度はあきらめかけた全国で自己2番目の47メートル01を投げた。 銅メダルの裏には入念な準備があった。7月の県外記録会は夕刻の試技で体に重さを感じた。全国は昼前後の予選を経て、決勝は午後3時半スタート。大会前の練習は「予選後のアイシングや食事の時間、1投ごとの間隔も想定した」という。 予選は44メートル00の通過ラインを一発クリア。決勝は1投目の46メートル69で4本目に進める8位以内を確実にした。その後は46メートル台を2投そろえ、5投目に47メートル台へ。「イメージ通り」の試合運びだっ
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全国高校総体・陸上 女子100障害、永井(翔洋)が3位
競技生活ラストレースで、東海大翔洋の永井にいい風が吹いた。女子100メートル障害決勝は1・5メートルの向かい風。「スピードが乗ってハードル間の歩幅調整が難しくなる追い風よりも得意。それに、ホームの草薙はいつも強い向かい風」。中盤から伸びて、100分の5秒差で「銅」をつかんだ。 出場者ランクでは入賞圏外。まずは決勝進出を目標としたが、準決勝を全体2番目の13秒86で通過して手応えをつかんだ。決勝はスタートの反応タイムこそ8人で最も遅かったが、滑らかなハードリングで立て直す。向かい風で周囲が伸び悩む中、フィニッシュ寸前で差しきった。 将来の夢は看護師。幼少期、入退院を繰り返していた母方の祖母
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佐野、藤本選手 中日本新人王決勝へ 静岡市・平石ボクシングジム
静岡市葵区の平石ボクシングジムに所属するスーパーフライ級の佐野遥渉(19)=富士宮市=、バンタム級の藤本翔大(19)=函南町=の両選手が14日、中日本新人王トーナメント決勝(愛知)に臨む。昨年プロになり初挑戦。「全日本を取って日本ランカーになる」と声をそろえる。 新人王戦は中日本の優勝者が西部日本(九州ほか)と対抗戦を行い、勝者が西日本(関西)代表と戦う。勝てば西軍代表として東軍代表(東日本)との全日本決定戦に進む。 2人は昨秋デビュー戦に臨んだが、佐野選手が引き分け、藤本選手はKO負けだった。悔しさを胸に、佐野選手は全体的な筋力アップ、藤本選手は体力強化に取り組んだ。 中日本では佐藤
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男子やり投げ 増田(掛川西)会心2位 全国高校総体・陸上
男子やり投げで掛川西の増田が大勝負に打って出た。自己記録の60メートル23は入賞圏外。「県大会のような記録を残す戦い方では勝てない。一発だけを狙った」。6位で迎えた4本目に64メートル07。渾身(こんしん)のビッグスローで銀メダルをさらった。 6月の東海総体後は助走スピードを上げた全国仕様の形を追求。1本目に自己新の61メートル62を投げて感触をつかみ、4本目は「下半身の力がスムーズに上半身に伝わった」。電光掲示板の記録表示に驚きを隠せなかった。 掛川大浜中では野球部で強肩外野手として活躍。県中学総体ベスト8に入り、高校でも続けるつもりだった。だが、入学後に同級生や先輩のレベルの高さを
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望月(磐田東) 男子八種6位 全国高校総体・陸上
磐田東の望月が男子八種競技で大会に出場したのは春の西部総体が初めて。それから実質4戦で全国の表彰台に立った。5544点は県高校記録(5562点)にあと18点に迫るハイスコア。2日間を戦ったライバルたちと満面の笑みで記念写真に収まった。 高校から始めた陸上競技。昨季まで走り幅跳び専門ながら、「キング・オブ・アスリート」と称される混成競技に「憧れていた」。一つ一つの種目の練習時間は限られる中、110メートル障害は冬場に集中して技術を習得し、その他は持ち前の身体能力を生かす。特に投てきは、中学まで野球部で鍛えた地肩で得点源にした。 最初の100メートルを皮切りに4種目で自己新をマーク。県高校
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陸上女子100メートル 1年小針(富士市立)2位 全国高校総体
■準決11秒72 県高校新 決勝は女王に肉薄 高校最速女王を懸けた一戦でスーパールーキーが輝きを放った。女子100メートル決勝。先行する世代最強の3年蔵重(愛知・中京大中京)を、富士市立の1年小針が追い込んだ。最後はほぼ並んでフィニッシュ。11秒88は100分の3秒届かなかったが、「全国の強い先輩方に勝ててうれしい」と誇らしげだ。 昨年の全国中学校体育大会2位のスプリンター。上級生が強い今夏は、まだ伏兵と見られていたが、準決勝まで完全に主役の座を奪った。予選で自己新の11秒77をマークし、準決勝は全体トップの11秒72。高1歴代4位の好記録で16年間破られていなかった県高校記録(11秒
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全国高校総体(3日)競技結果まとめ
全国高校総合体育大会(インターハイ)は3日、四国で行われ、陸上男子400メートルで中道大貴(東海大翔洋)が48秒01の4位、長葭遥斗(浜松開誠館)が48秒53の6位でそれぞれ入賞した。男子1500メートルの杉浦柊人(藤枝明誠)は3分50秒93で予選4組2着に入り、4日の決勝に進んだ。女子400メートルは、いずれも2年生の臼井千晴(静岡雙葉)、磯貝唯菜(浜松市立)、西村海琴(浜松西)が予選を通過したが準決勝で敗退した。レスリング男子個人は、51キロ級の菊地優太(飛龍)、55キロ級の勝目大翔(飛龍)、125キロ級の丸山政陽(沼津城北)が4日の準々決勝に進出した。60キロ級の秋山大和(焼津水産)ら
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静岡人インタビュー「この人」 竹内哲雄さん 県中体連理事長に就任した
清水四中や静岡服織中でバスケットボール、軟式野球を指導した。県中体連では事務局長を経て4月から現職。休日の部活動指導を地域や民間団体に委ねる「地域移行」への過渡期にあって、実務役として本県の実情に合わせた中学スポーツの環境構築に注力する。静岡市清水区出身。45歳。 -就任の所信を。 「部活に育てられたという思いが強く、事務方として恩返ししたい。部活を通じて生徒の成長する姿を見るのが教員の喜びで、学校指導にも生きる。地域移行は働き方改革の側面があるが、教員側がやりがいを保てるようにもしていきたい」 -県内部活動の現状は。 「少子化により各競技で部員は減少している。特に野球、サッカーは著
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全国高校総体 四国で24日開幕 静岡県30競技、606人参加
四国を中心とする5県(徳島、香川、愛媛、高知、和歌山)で24日から開催される全国高校総体に出場する静岡県選手(水泳除く)が決まった。30競技に74校から606人(男子338人、女子268人)が参加する。学校別では飛龍が56人で最多。 3月の全国高校選抜で優勝した相撲団体の飛龍やボート女子シングルスカルの高橋莉子(浜松北)、6月の陸上U20(20歳以下)日本選手権を制した男子400メートルの長葭遥斗(浜松開誠館)、女子走り幅跳びの秦くるみ(伊豆中央)らの活躍に期待が懸かる。 24日のサッカー男子から競技が始まり、総合開会式は28日、徳島県で開催される。 ◆陸上 【男子】100メートル
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B3静岡 新共同オーナーに2社 社長「必ずB2昇格を」
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)の静岡は1日、静岡市内で新体制発表会見を開き、アルミプロファイル大手のSUS(同市駿河区、石田保夫社長)と鋼材加工のアイ・テック(同市清水区、大畑大輔社長)が新たに共同オーナーとしてクラブ経営に加わることを発表した。 2社はこれまでもスポンサーとして支援してきたが、今季からは株主としてB2昇格を目指す。株主は運営会社のベルテックススポーツエンタープライズを含め計5社になり、経営規模は約1・5倍になる見込み。同社の松永康太社長は「強いだけでなく、地域に愛されるクラブを目指しタッグを組めるのは光栄」と感謝した。 静岡は昨季35勝10敗で過去最高の3位。
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マスク外せず部活ジレンマ 試合で濃厚接触、棄権リスクも 高校バスケ
新型コロナウイルス「第6波」が落ち着き、屋外のマスク着用などが緩和される一方、学校スポーツは今も厳重な感染対策を続けている。感染対策をコロナ以前の生活の再開にどのようにつなげていくかは、参院選の争点の一つにもなっている。教育現場として「生徒の健康」は最優先。ただ、対策が本来の趣旨や社会情勢にそぐわない場面も増え始めた。ジレンマを抱えたままコロナ禍は3年目の夏を迎える。 今月上旬の県高校総体バスケットボール会場では、多くの選手がマスク姿でコートを走り回っていた。屋内で身体接触を伴うとはいえ、持久力が必要な競技では異例。県バスケットボール協会の関係者によると、特に第6波が拡大した昨冬以降は着
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転向1年余で急成長 200V銭田(袋井) 東海高校総体・陸上
静岡県総体5位の伏兵がフィニッシュと同時に勝利を確信して拳を握った。男子200メートルの銭田は滑らかにコーナーを抜け、「周りに誰もいない。先頭だと思った」。最後まで加速し、向かい風1・6メートルの悪条件で自己新の21秒51。県タイトルにも無縁だった3年生が、一気に激戦の東海で頂点に駆け上がった。 小学校時代に地域の大会で優勝したのをきっかけに、中学で陸上競技を始めた。高校1年までは400メートルランナー。全国中学校体育大会出場など結果も出ていたが、花形の「100メートルと200メートルで勝負したかった」と、2年春に転向した。 当初はスピードの切り替えに苦労したが、今では400メートルで
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東海高校総体 陸上競技(18日)
東海高校総体陸上第2日は18日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われ、男子棒高跳びの三浦温隼(磐田南)が4メートル80で優勝した。女子七種競技は貴家ありさ(伊豆中央)が4635点で2位に入り、同種目の県勢としては5年ぶりの全国総体出場を決めた。400メートルリレーは東海大翔洋が男子3位、女子2位で全国切符をつかんだ。女子の浜松市立も5位通過。 男子3000メートル障害は辻本桜寿(浜松開誠館)が9分4秒71で制し、男子円盤投げは藤岡広樹(浜松商)が45メートル94で頂点に立った。女子100メートルは1年の小針陽葉(富士市立)が11秒80の好記録で準優勝した。 【男子】 ▽100
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男子400リレー 深沢復帰で翔洋3位 東海高校総体・陸上
愛知勢が40秒台を連発した男子400メートルリレーで、東海大翔洋が3位に割って入った。右足首のけがにより、昨年全国総体2位の走り幅跳びは県総体で敗退した深沢が3走に復帰。「リレーに懸けてきた」と、全国切符をもぎ取った。 県は深沢不在で3位。「何としても(深沢)瑞樹を全国に連れて行く」(2走の余吾)と仲間がバトンをつないだ。深沢も東海では自分の走りが必要になるとけがの回復に努め、決勝は果敢に追い込んで40秒77の好記録につなげた。 ハイレベルな東海を勝ち抜き、全国へ勢いは増す。深沢は「みんなのおかげで全国に行ける。決勝に残りたい」と、満面の笑みを浮かべた。
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陸上男子400 静岡県勢トップ3独占 東海高校総体
東海高校総体陸上は17日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場で開幕し、男子400メートルは長葭遥斗(浜松開誠館)が47秒15で制した。2位に中道大貴(東海大翔洋)、3位に鈴木智也(浜松西)が入り県勢が上位を独占した。 走り幅跳びは男子の山下然(浜松西)が7メートル42で準優勝。女子は秦くるみ(伊豆中央)が5メートル98で優勝し、1年の橋本詩音(静岡雙葉)が5メートル77の3位に入った。女子砲丸投げは昨年の全国総体3位の村瀬にこ(浜松工)が13メートル96で連覇し、ハンマー投げも3位。女子1500メートルを制した沢田結弥(浜松市立)は4分20秒17の大会新記録を樹立した。 ■浜松ライバ
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静岡県高校総体、柔道、相撲、バドミントンなど(28日)
静岡県高校総体は28日、柔道、相撲、バドミントンなどを行い、柔道団体は男子の加藤学園が5連覇を飾った。女子の藤枝順心は3年ぶりの頂点。相撲団体は飛龍が6年連続29度目の優勝を果たし、全国切符を獲得した。個人総合も連覇した桑原哲平をはじめ、全国出場権のある1~3位を飛龍勢が独占した。バドミントンダブルスの男子は地区大会1位通過の遠藤友峻、小沢勇斗組(富士見)、女子は同2位の平岡萌、平岡遥組(伊東)が優勝した。サッカーは4強が決まり、29日の準決勝は静岡学園-磐田東、藤枝明誠-藤枝東の対戦となった。
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静岡県高校総体陸上 20~22日、エコパで開催
静岡県高校総体陸上は20~22日、エコパスタジアムで行われる。地区大会上位とシード選手が出場し、各種目6位までの選手、チーム(混成、競歩、女子三段跳び、女子ハンマー投げ、女子棒高跳びは4位まで)が6月17~19日の東海総体(岐阜)の出場権を得る。 【男子】走り幅跳びの深沢瑞樹(東海大翔洋)に好記録の期待が懸かる。昨夏の全国総体は7メートル63で2位。県高校記録7メートル81の更新も視野に、日本一へ弾みを付けたい。100メートル、200メートルは昨秋の県新人2冠の大田琉聖(富士宮西)が今季も好調を維持する。3000メートル障害は昨秋、高1歴代最高の9分2秒82をマークした辻本桜寿(浜松開誠館
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静岡学園高&民間クラブ 卓球、小中年代育成へタッグ
卓球の小中学年代育成へ、愛知県の卓球クラブ「アシュラ」(小林修平代表)と、昨夏の全国高校総体4強の静岡学園高(寺島大祐監督)がタッグを組んで新たな挑戦をスタートさせた。今春、静岡市葵区にオープンしたクラブの新店舗と同校が連携。地元の小中学生と全国トップレベルの高校生の交流を通じて、東京五輪で日本初の金メダリストを輩出した静岡の卓球界のさらなる活性化を図る。 アシュラは2013年に小林代表が地元の愛知で設立した。寺島監督とは大学時代から親交があり、指導者として互いに底辺拡大やトップ選手の育成を目指す中で今回の取り組みが実現した。卓球で民間クラブと部活動が連携するのは全国的にも珍しいという。
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高校総体バスケ21日開幕 男子は飛龍、明誠など混戦 女子は開誠館V6へ
静岡県高校総体バスケットボールは21日、開幕する。男女とも地区大会を勝ち抜いた32校が4組に分かれてトーナメントを行い、各組1位が29日、6月4、5日に決勝リーグを戦う。優勝校が全国総体、3位までが東海総体に出場する。上位2校は初開催のU-18(18歳以下)東海ブロックリーグの出場権も得る。 新型コロナウイルスの影響で県新人大会が中止。男女とも勢力図は未知数だ。その中で男子は5連覇を狙う飛龍や優勝6度の藤枝明誠の選手層が厚い。昨年の全国高校選手権県予選を制した浜松開誠館も好選手がそろい優勝争いは混戦模様だ。 女子は県内公式戦の連勝を110まで伸ばし、大会6連覇が懸かる浜松開誠館が頭一つ抜
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女子相撲伝統の地に新星 焼津中3年の平口 国際選抜堺大会V
女子相撲で多くの好選手を輩出してきた伝統の地、焼津にまた楽しみな新星が現れた。国際選抜堺大会(4月10日、大阪)の超軽量級(50キロ未満)で優勝した焼津中3年、15歳の平口幸芽(こうめ)。決勝では幼少時から指導を受ける松浦みな美(31)=焼津大井川西小教=との同門対決を制し、県相撲連盟の下村勝彦会長=焼津市=は「相撲で言う『恩を返した』ということ」と目を細める。 平口は小学2年で「やいづ少年相撲クラブ」に入門。研究熱心で、めきめきと上達した。身長は150センチと小柄ながら「相手を土俵に付ければ勝ちという駆け引きが相撲の魅力」と、高い運動能力を生かしたスピードと多彩な技を磨いてきた。 特に
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静岡国際陸上 飯塚(藤枝明誠高出)、豪華メンバーと激突 松本「52秒台狙う」
陸上の日本グランプリシリーズ第6戦、第37回静岡国際陸上競技大会(静岡陸上競技協会主催、静岡新聞社など共催)は3日、エコパスタジアムで開催される。男女200メートル、400メートル、800メートルなどグランプリ計13種目が行われ、一部は杭州アジア大会(9月、中国)の選考種目になる。 男子200メートルは東京五輪代表の飯塚翔太(ミズノ、藤枝明誠高出)をはじめ、小池祐貴(住友電工)や鈴木涼太(スズキAC、浜松工高出)ら昨年の日本選手権ファイナリストがずらりと並ぶ豪華布陣。今季3走目の飯塚は3月の初戦は20秒85と上々の滑り出しだったものの、まだ調整段階という。2日は前日練習を行い「前半に力まず
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静岡 過去最高3位 最終戦、岡山に93―83 Bリーグ3部
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は1日、静岡市中央体育館などで今季最終戦を行い、静岡は93-83で岡山を下した。通算成績は35勝10敗。参入3季目で最高の3位でシーズンを終えた。 静岡はムッサ・ダマが26得点、アレクシス・エールセネルが21得点と爆発。2人を軸に主導権を握って前半で10点をリードし、後半は加納誠也の3点シュート、吉田健太郎のドライブなどで得点を重ねて逃げ切った。 ▽3部 静岡 35勝10敗 93(24―22 27―19 21―20 21―22)83 岡山 29勝14敗 ■シーズン後半、猛チャージ 連係にリズム 自信深まる 静岡は最終戦をホームで快勝し、過去
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中学400 掛川A、富士JAC優勝 静岡リレーカーニバル
陸上の第51回静岡リレーカーニバル(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)は24日、草薙陸上競技場で小中学生のリレーなど9種目を行い、中学男子400メートルリレーは掛川陸上Aが44秒70で優勝した。女子は富士JACが49秒63で制した。リレー各種目の上位16チームと小学生男子1500メートル、同女子800メートルの上位16人が、5月3日にエコパスタジムで開かれる第37回静岡国際陸上の出場権を得た。 ■完璧バトン 失格から一転 富士JAC 中学女子400メートルリレーを独走した富士JACの4人に笑みがはじけたのはレース後30分以上たってから。1、2走間でオーバーゾーンがあったとして
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静岡国際陸上、5月3日開催 飯塚、小池、デーデー激突 男子200混戦必至
5月3日にエコパスタジアムで行われる陸上の日本グランプリシリーズ第6戦、第37回静岡国際陸上競技大会(静岡陸上競技協会主催、静岡新聞社など共催)の選手エントリーが15日、発表された。男子200メートルは東京五輪短距離代表の飯塚翔太(ミズノ、藤枝明誠高出)、小池祐貴(住友電工)、デーデー・ブルーノ(セイコーAC)らが名を連ね、ハイレベルな争いが予想される。 杭州アジア大会(9月、中国)の代表選考対象となる男女の200メートル、800メートル、円盤投げ、男子走り高跳び、女子400メートル障害に加え、男女400メートル、男子400メートル障害、棒高跳び、女子三段跳びの計13種目を実施する。 男
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競艇・本田愛 浜松5月デビュー スポーツ一家の運動能力生かす
浜松市中区出身の本田愛(20)=浜松商高出=が今春、競艇の女子選手としてデビューする。父哲也さんがモトクロス、母真弓さんがバレーボールの第一線で活躍したスポーツ一家。自身も高校までバレーボールに打ち込んだ運動能力を生かし、ボートレーサーの夢を実現させた。 小学4年の時、哲也さんと行ったボートレース浜名湖で女子選手が1人、男子5人に挑む姿が「格好良く、魅力的に感じた」。3度目の挑戦で福岡にある選手養成所の試験を突破。1年間の厳しい訓練を乗り越えた。 体の使い方のうまさは両親譲り。全速ターンの姿勢や体重移動のこつもスムーズに習得した。最初は全く分からなかったエンジン整備は、モトクロス選手だっ
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マイナー競技サポート 静岡のビル管理「サン」 地元選手受け入れ
静岡県内を中心にビルメンテナンスを手掛ける「サン」(本社・静岡市駿河区、斯波幹和社長)が新たなアスリート支援に乗り出した。2020年の創立50周年を機に新部門「ウェルネス事業部」を設立。柱の事業に地元選手のバックアップとマイナー競技の発展・普及を打ち出し、所属選手第1号として今春、トランポリンの海野大透(ひろと)選手(22)=同区=が入社した。 同社はビルの総合管理や警備業務などを手掛ける傍ら、従業員の健康管理や女性の社会進出などに積極的に携わってきた。それらの活動から生まれた企業主導型保育園や食育・健康関連の事業を集約する部門としてウェルネス事業部を新設。スポーツ関連事業にも取り組むこと
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東レ、POへ痛恨 JTに2-3 バレーボール・Vリーグ
バレーボールのVリーグは27日、草薙このはなアリーナなどで行われ、男子V1の東レはJT広島とのレギュラーラウンド最終戦に2-3で逆転負けし、連勝は5で止まった。通算成績は25勝11敗(勝ち点76)。 東レは第1セットを先取されたが、第2、3セットはパダル・クリスティアン、富田将馬(沼津市立高中等部出)の両サイドを軸に、ミドルブロッカーの高橋健太郎、李博も効果的に得点して連取した。第4セット以降は一進一退の攻防となったが、最後はJTの強打に押し切られた。 他チームが試合を残しているため、最終順位は4月3日に確定する。3位までが同9日から草薙このはなアリーナで開幕するプレーオフに進む。
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東レ 競り勝ち5連勝、JTに3-2 Vリーグ男子
バレーボールのVリーグは26日、草薙このはなアリーナなどで行われ、V1男子の東レは3-2でJT広島に競り勝って連勝を5に伸ばした。 東レは序盤からパダル・クリスティアン、富田将馬(沼津市立高中等部出)が高い決定率で得点を重ねて2セットを先取。第3、4セットはともに26-28で競り負けたが、第5セットは西本圭吾の速攻、小沢宙輝の強打などを織り交ぜて粘るJTを振り切った。 東レは27日も同会場でJTとレギュラーラウンド最終戦を行う。 ▽男子 東レ 25勝10敗 3(25―18 25―17 26―28 26―28 15―10)2 JT広島 14勝19敗 ■最終セット総力戦 ねじ伏せ
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静岡人インタビュー「この人」 浦田直也さん(静岡市清水区)県高校新人剣道女子団体初優勝の東海大翔洋監督
大阪・東海大仰星高から母校に戻り、恩師の大儀見薫氏から監督を引き継ぎ6年目。中等部で全国大会に出場した世代を中心に悲願の頂点に導いた。長野県出身。34歳。 ―優勝の喜びを。 「中等部からいい選手が集まった世代だが、高校では一層のレベルアップが必要。過去の栄光は忘れて稽古に打ち込んできた。好選手が分散する静岡は強豪校が多く、初戦から気が抜けなかった。男子も県大会2位で全国に同時出場できるのが何よりもうれしい」 ―指導のモットーを。 「一人一人の特徴に合わせた指導を心掛けている。特に試合や稽古の動きに対し、その意図や狙いを聞く機会を増やした。相互の意思疎通に加え、生徒が自分の考えを言葉に
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陸上への「引き金」に 渡辺さん(藤枝明誠高出)ら、長距離記録会立ち上げ
さまざまな形で陸上競技にのめりこむきっかけを生み出そうと、静岡県内外の若手ランナーが新たな長距離記録会「TRIGGER(トリガー=引き金)」を立ち上げた。発案者は山梨学院大4年の渡辺晶紀さん(22)=藤枝明誠高出、富士市=。東海大で2019年箱根駅伝の優勝メンバーになった中島怜利さん(24)=埼玉県=と共同で5日、裾野市陸上競技場で第1弾を開催する。 渡辺さんは同大2年で関東学生連合、3年で予選会を突破し箱根駅伝を走ったが、そこで「燃え尽きた」ようになり、4年夏に駅伝チームを離脱。その後は中距離部門で走りながら、幅広い世代が楽しめる記録会の開催を在学中の目標にした。中島さんとは親交があり、
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静岡、品川に連勝 初の袋井開催 バスケットB3リーグ
バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)は27日、袋井市のさわやかアリーナなどで行われ、静岡は103―70で品川を下して連勝を3に伸ばした。 静岡が後半、着実にリードを広げて完勝した。45―34で迎えた第3クオーターに一時6点差に迫られたが、岡田雄三の連続ドライブを皮切りに飛田浩明、ライアン・ステファンらの連続11得点で突き放した。 ▽3部 静岡 21勝9敗 103(21―15 24―19 26―21 32―15)70 品川 3勝33敗 ■完勝 100点ゲーム 静岡が初の袋井開催を2試合連続100点ゲームで飾った。出場12人中5人が二桁得点、10人で計33アシストをマークする
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シャンソン手痛い黒星 最下位アイシンに66-78 バスケ女子Wリーグ
バスケットボールの女子Wリーグは20日、静岡市中央体育館などで行われ、シャンソン化粧品は66―78でアイシンに敗れ、連勝が6で止まった。 シャンソンは最後まで攻守がかみ合わなかった。立ち上がりが悪く、第1クオーターだけで10-26。18点を追う第3クオーターに佐藤由璃果、小池遥らの連続得点で反撃し、第4クオーターの出だしで6点差まで詰め寄ったが、直後にミスが絡んで突き放された。 シャンソンの通算成績は12勝10敗で残り2試合。26、27日に日立ハイテクとの2連戦に臨む。レギュラーシーズンは上位8チームがプレーオフに進む。 ■コロナ禍影響「脚動かず」 新型コロナ感染による活動休止を経
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シャンソン 地元戦白星、連勝6に伸ばす 女子バスケWリーグ
バスケットボールの女子Wリーグは19日、静岡市中央体育館などで行われ、シャンソン化粧品は78―73でアイシンを下して連勝を6に伸ばした。 シャンソンは前半終了間際に吉田舞衣、小池遥の3点シュートで逆転し、第3クオーター中盤に最大16点をリード。第4クオーター終盤で4点差に迫られながらも逃げ切った。 シャンソンの県内での試合は2季ぶり。地元静岡市での開催は2016―17年シーズン以来5季ぶりとなる。20日も同会場でアイシンと対戦する。 シャンソン化粧品 12勝9敗 78(20―24 22―14 23―18 13―17)73 アイシン 4勝11敗 ■ルーキー吉田25得点 耐えて好機待つ
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雪なし県静岡で育て冬季の星 4大会連続五輪出場 逆境挑む選手たち
連日、日本勢の活躍に沸く北京冬季五輪。静岡県からもフリースタイルスキー男子モーグルの杉本幸祐(27)=デイリーはやしや、袋井市出身=、スノーボード女子パラレル大回転の三木つばき(18)=CATALER、掛川市=が入賞に迫った。雪が降らず、通年スケートリンクもない中で県勢の出場は4大会連続。温暖県のハンディをはねのけようと選手や関係者が奮闘を続けている。 県スキー連盟によると、現在の登録選手数は約60人と最盛期の半数以下。国体の最後の入賞は2013年までさかのぼるが、夏季は陸上トレーニング、冬季は国体や中学、高校の全国大会に合わせて県外のスキー場で合宿を行うなど、根気強く強化を継続する。
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新星★伊熊、伊藤組V 男子シンクロ板 飛び込み・翼ジャパン杯
世界選手権(6月、ブダペスト)やアジア大会(9月、中国)の代表選考を兼ねた飛び込みの翼ジャパン・カップ第3日は12日、浜松市総合水泳場で行われ、男子シンクロ板飛び込みは伊熊扇李(JSS宝塚、浜松学院中出)、伊藤洸輝(JSS宝塚)組が389・40点で優勝した。同種目で東京五輪代表の寺内健、坂井丞組(ミキハウス)が2位。 男子高飛び込みは玉井陸斗(JSS宝塚)が474・15点で制し、萩田拓馬(静岡ビル保善)は351・50点の8位だった。柳沼凌士(浜松開誠館高)は予選11位で決勝に進めなかった。 ■世界水泳 代表候補に名乗り 結成3カ月の新星ペアが、一気に世界水泳代表候補に名乗りを上げた。
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羽生結弦フリー登場 静岡県内スケート界、銀盤ヒーローに声援 フィギュア普及契機に 北京冬季五輪
銀盤を舞う国民的ヒーローに“暖国”静岡のフィギュアスケート界も声援を送っている。北京冬季五輪男子シングルの羽生結弦(27)=ANA=が10日、大逆転での3連覇を懸けフリーに挑む。静岡県唯一のスケートリンクで活動する浜松市のクラブの関係者は「羽生選手の活躍は、競技環境が厳しい静岡でもフィギュアを始めるきっかけになる」と期待を寄せる。 県スケート連盟の石塚正晃事務局長によると、現在三つのクラブに小、中、高校生ら約30人が所属する。10月下旬~翌年6月は浜松スポーツセンター(同市東区)のスケートリンクを使えるが、夏も氷上で練習するためには通年リンクがある愛知県まで通う必要
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遅咲き27歳 杉本幸祐(袋井出身)夢舞台へ 男子モーグル、3日予選 北京冬季五輪
“暖国”静岡から長野に渡って15年。遅咲きの27歳がついに夢のゲレンデにたどり着いた。3日の北京五輪フリースタイルスキー男子モーグル予選に出場する杉本幸祐(デイリーはやしや、袋井市出身)は、一時は代表チームから外されるどん底からはい上がった。「応援してくれる人たちに最高の滑りを届けたい」。メダルへの決意をにじませる。=関連記事14面へ 水泳や野球、空手と多くのスポーツで非凡な才能を見せながら、杉本は幼少期から両親に連れられて行ったスキーにのめりこんだ。理由は「一番うまくできないスポーツだったから」。当時から負けず嫌いな性分をのぞかせていた。中学1年夏、本格的に競技に
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みまひな 最多タイV4 21歳ペア変幻自在 卓球全日本選手権
卓球の全日本選手権第6日は29日、東京体育館で行われ、女子ダブルス決勝は伊藤美誠(スターツ、磐田市出身)早田ひな(日本生命)組が3―1で宋恵佳、成本綾海(中国電力)組を下し、歴代最多に並ぶ4連覇を飾った。 ▽女子ダブルス決勝 伊藤(スターツ、磐田市出身)/早田(日本生命) 3(12―10 7―11 14―12 11―5)1 宋/成本(中国電力) ■女王の風格 止まらない進化 打倒中国に最も近い日本最強ペアには勝負どころでもう1段上のギアがある。女子ダブルス決勝で伊藤、早田組は第1ゲームを5―10からの7連続得点で逆転し、第3ゲームも相手のゲームカウントを2度しのいで奪った。「苦し
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静岡県代表、2大会ぶり入賞狙う エース級を序盤投入へ 全国都道府県対抗女子駅伝16日号砲
全国都道府県対抗女子駅伝は16日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点とする9区間42・195キロで行われる。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止されたため、2年ぶりの開催。前回の2020年大会で16位だった本県は2大会ぶりの入賞を狙う。 序盤にエース級をつぎ込み高速化の流れに乗る。1区はふるさと出場枠の清水(ヤマダホールディングス、静岡由比中出)。実績十分のスピードランナーで昨秋の全日本実業団女子駅伝は2区3位で区間記録も更新した。2区は今季好調な町(スズキAC)、3区は3000メートル9分44秒の世古(町清水中)とつないで先頭が見える位置でレースを進める。世古は「区間賞を取りたい」
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コロナ禍の自転車競技 伊豆で報告会 五輪パラ「無事開催」感謝
静岡県は9日、本県が会場になった東京五輪・パラリンピック自転車競技の大会報告会を伊豆市の伊豆ベロドロームで開いた。出場選手と大会を振り返るとともに、都市ボランティアや関係市町の首長らに新型コロナウイルス禍の下で無事に開催できたことを感謝した。 五輪トラック女子オムニアム銀メダリストの梶原悠未選手(24)=筑波大院、伊豆の国市=や、パラロードレース2種目で金メダルに輝いた杉浦佳子選手(51)=楽天ソシオビジネス、掛川西高出=ら14人が登壇。川勝平太知事が「選手には1年延期を乗り越え、最高の姿を見せてもらった。ボランティアの方々には(感染対策に)苦心の上で2万人以上の観客を迎えてもらい、感動を
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駒大の鈴木芽吹選手 故郷熱海に勇気を 箱根駅伝、区間投入有力
未曽有の大災害に見舞われた故郷に勇気を届ける。熱海市出身で大学長距離界の名門、駒沢大2年の鈴木芽吹選手(20)が、連覇を狙う箱根駅伝(2022年1月2、3日)に臨む。29日の区間エントリーでは補欠に登録されたが、当日変更で勝負区間に投入されることが有力だ。地元は大規模な土石流があった伊豆山に隣接する泉地区。3日に発生から半年を迎え、復興に立ち上がる地元に「元気を与える走りがしたい」と誓う。 熱海市立泉中から強豪の佐久長聖高(長野)に進み、主将を務めた。駒大でも1年から主力になり、5月の日本選手権(エコパスタジアム)は日本人学生歴代3位の27分41秒68をマークした。 土石流が発生した7月
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浜松与進中 男子5位 バスケットbjカップU-14
バスケットボールの中学全国大会「bjカップU-14(14歳以下)」(静岡新聞社・静岡放送特別協力)最終日は28日、草薙このはなアリーナで行われ、男子は横浜ビー・コルセアーズU-14が65-56でU-14島根スサノオマジックを下して優勝した。県勢は5位決定戦に回った浜松与進中が45-43で京都ハンナリーズU-14を下した。SWAGGA BALLERSは9位だった。 女子は選手の発熱が確認されたため、静岡市保健所の指導に従い同日予定していた準決勝と決勝、順位決定戦を全て取りやめた。県勢は浜松丸塚中が8強入りしていた。=決勝と県勢記録 ▽男子決勝 横浜ビー・コルセアーズU―14(神奈川)
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男子・浜松日体 壁痛感、高速化に対抗できず【全国高校駅伝】
全国との差を突きつけられた。男子の浜松日体は浮上のきっかけをつかめず36位。6位入賞した前回出場から4年で一気に進んだ高速化に対応できず、北條監督は「練習を大きく見直さなければ」と課題を口にした。 「自分たちとは基準が違った」。1区児玉の言葉が全国レベルを物語る。日本人エースが集う1区は中位で粘るつもりだったが、20人以上が5キロを14分30秒台で通過する大集団を形成するのは想定外。集団からこぼれて36位で発進すると、そのまま最後まで30位台を抜けられなかった。 その中で意地を見せたのが4区桂と6区鈴木。ともに区間20位で順位を上げた。桂は出場した3年生4人の中で唯一、高校で競技を終える
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全国高校駅伝26日号砲 男子・浜松日体/県新へ得意ロード 女子・浜松市立/入賞へ強力エース
全国高校駅伝は26日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われ、都道府県代表の男女各47校が参加する。静岡県勢は7区間42.195キロの男子に浜松日体、5区間21.0975キロの女子に浜松市立が出場する。 ■男子 浜松日体 男子の浜松日体は前回出場した2017年の6位に続く入賞と、都大路の県最高記録2時間5分9秒(2015年、8位加藤学園)の更新を狙う。 5000メートルの平均タイム14分39秒13は全体31番目だが、上り下りやロードへの対応などトラックの記録では計れない「駅伝力」(児玉)に自信を見せる。 高速化を想定し、序盤に5000メートル14分20秒台の古井、児玉を投
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都道府県対抗駅伝静岡県代表 男子は伊藤選出 女子は清水、スズキ勢
静岡陸上競技協会は13日、来年1月に行われる全国都道府県対抗駅伝の静岡県代表の男女各13人を発表した。男子一般は、東京五輪男子1万メートル代表の伊藤達彦(ホンダ、浜松商高出)をふるさと出場枠で選出し、いずれも早大の主力の鈴木創士、太田直希(ともに浜松日体高出)も選んだ。女子一般のふるさと出場枠には、全日本実業団女子駅伝2区3位の清水真帆(ヤマダホールディングス、静岡由比中出)らを充てた。 2021年大会が新型コロナウイルスの影響で中止されたため、2年ぶりの開催。女子が1月16日に京都(9区間、42・195キロ)、男子が同23日に広島(7区間、48キロ)で行われる。 2大会連続入賞を狙う男
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鈴木(星陵高出)初優勝 女子オムニアム 自転車トラック全日本
自転車競技トラック種目の全日本選手権第2日は11日、伊豆市の伊豆ベロドロームで5種目の決勝を行い、女子オムニアムは鈴木奈央(チーム楽天Kドリームス、星陵高出)が初優勝を飾った。 男子マディソンはブリヂストンの今村駿介、山本哲央組が優勝した。今村はスクラッチも勝って今大会4冠目。スプリントは男子を寺崎浩平、女子を梅川風子(ともにチーム楽天Kドリームス)が制した。 ■最終周回ねじ伏せる 梶原不在「負けられない」 女子オムニアムの鈴木(チーム楽天Kドリームス、星陵高出)が意地のスプリントで初優勝をもぎとった。ポイントレース最終周回。同点で競り合っていた内野(チーム楽天Kドリームス)を地力
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自転車の聖地、興奮再び 伊豆で全日本選手権 五輪パラ後初の大会
東京五輪・パラリンピック自転車競技トラック種目の会場になった伊豆市の伊豆ベロドロームで10日、トラックレース全日本選手権が開幕した。東京五輪・パラ後初の大会開催で、13日まで。真夏の祭典をほうふつとさせるスピードレースは、レガシー(遺産)に掲げてきた「自転車の聖地」創出につながることが期待される。 五輪・パラの閉幕から3カ月。会場となった国際基準の250メートル木製バンクでの大会は競技力強化に加え、高まった注目度を低下させないためにも意義は大きい。日本連盟の松村正之会長(66)=県自転車競技連盟理事長、富士市=は「関係者の協力に感謝。パリ五輪のメダルにつなげるとともに、静岡での五輪・パラ開
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男子団体追い抜き/チームブリヂストン圧勝 女子エリミネーション/鈴木(星陵高出)が頂点 自転車トラック全日本選手権
自転車競技のトラックレース全日本選手権は10日、伊豆市の伊豆ベロドロームで開幕した。東京五輪・パラリンピック後、初の大会開催。初日は6種目の決勝を行い、男子団体追い抜きを三島市で活動するチームブリヂストンサイクリング(橋本英也、河野翔輝、今村駿介、兒島直樹)が制した。今村はエリミネーションも優勝。女子エリミネーションは鈴木奈央(チーム楽天Kドリームス、星陵高出)が頂点に立った。 大会は13日まで行い、パラサイクリング種目も実施する。 ■「設定以上のペース」ブリヂストン 男子団体追い抜き(4000メートル)は三島市で活動するチームブリヂストンサイクリングが圧勝。わずか1500メートルで
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伊東市、飲食店向け商品券計画 消費喚起と業者支援両立を【湧水】
新型コロナウイルスの「第5波」の影響を受ける飲食店の支援策として、伊東市が30%プレミアム付き商品券の発行を計画している。事業費5千万円で1億5千万円規模の経済効果を見込む。ただ、市内業者の7~8割が観光業に関連し、緊急事態宣言の影響は幅広い業種に及んでいる。事業継続と雇用維持のため、当面の運転資金を補助できるような施策を両立できないだろうか。 8月19日までのまん延防止等重点措置期間、その後の宣言期間とも、時短営業や休業の要請に応じた飲食店には売り上げに応じて1日当たり最大10万円が支払われる。また、県は業種を問わず売り上げが減少した事業者に応援金を給付する。ただ、申請数や時期によって支