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ジヤトコ掛川工場、2025年に閉鎖 小型車CVT生産、富士へ

 ジヤトコ(富士市)は2024年7月、掛川市淡陽の掛川工場の生産業務を終了し、25年3月に閉鎖する。掛川工場が手がける小型ガソリン車用無段変速機(CVT)の生産機能は富士の工場へ移す。電気自動車(EV)用電動パワートレインの量産体制を築く中で、生産拠点の集約を図る。15日、関係者への取材で分かった。
 富士でのCVTの生産は24年11月に始める。掛川工場の生産業務終了後、従業員約140人の多くは富士工場に移る見通しという。約9万6千平方メートルの敷地と建物の扱いは未定。
 国内の生産拠点は富士をはじめ、蒲原(静岡市清水区)、富士宮(富士宮市)、南丹(京都府)の4カ所になる。同社はモーターや減速機が一体になった電動パワートレインの生産について、30年までに年間500万台分を掲げる。
 同社の担当者は「電動パワートレインは国内外向けに需要の拡大が見込まれ、25年にも量産がスタートする。今後も世界的なEVへのシフトを注視する」としている。

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