富士宮市の記事一覧
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110戸が停電、すでに復旧 富士宮で6日午後
6日午後2時55分ごろ、富士宮市北山地域の一部で約110戸の停電が発生した。東京電力パワーグリッド静岡総支社によると高圧電線に樹木が接触したことが影響した。1時間50分後に復旧した。
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参院選静岡選挙区 主な遊説日程(6日)
変更の可能性あり。 【舟橋夢人氏】未定 【鈴木千佳氏】午前11時、富士山本宮浅間大社(富士宮市)▽午後3時45分、セブン-イレブン富士市富士川駅前店(富士市)▽同7時、中野台区公民館付近(同市) ◇選挙事務所<電054(245)2244> 【山本貴史氏】午後5時、JR御殿場駅前▽同7時、JR三島駅前 【山崎真之輔氏】午前11時40分、掛川バロー前(掛川市)▽午後4時、島田消防署金谷出張所近く▽同6時、しずてつストア岡部店前(藤枝市) ◇選挙事務所<電054(204)2802> 【若林洋平氏】午前10時、遠鉄ストア桜台店前(浜松市西区)▽午後0時半、浜松北高東交差点(同市中区)
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大自在(7月6日)富士の女神
富士山は1日、山開きした。10日には静岡県側の3登山道も開く。ところで、富士はいつから「フジ」なのだろう。福慈、不盡、不尽、不二などと書くが、知りたいのは漢字が伝来する前の呼称である。 「縄文人の言葉はアイヌ語によって引き継がれた。よって日本中にアイヌ語系の言葉がある」とする説がある。富士はその一つで、アイヌ語で火を意味する「フチ」に由来するという。周知の通り、富士山は活火山である。 伊豆は「神々がいつも(霊峰を)見張りしている岬」と解くことができるという。富士山本宮浅間大社(富士宮市)は「せんげん」と読むが、主祭神の浅間大神[あさまのおおかみ]の読みは「あさま」。「あさま」は、(神が)
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記者コラム「清流」 富士宮やきそば愛届け
富士宮市の富士宮やきそば鉄板焼き店「うるおいてい」と富士宮発キャンプギアブランド「ANCAM」の異色コラボで新たな富士宮やきそばが生まれた。「キャンパー向け」との新しい切り口でアレンジを加えたソースが大きな特徴だ。 キャンプブームの中で市内でもキャンパーは増えているが、キャンプ場で富士宮やきそばを食べる人はまだまだ少ないという。パンチの効いたブレンドソースは店秘伝のソースを基にお酒に合うよう濃いめの味と食欲をそそる香りに仕上げた。地域を富士宮やきそばを愛する人だからこそ生まれた「うま味」があった。 個人の情熱に“共感”が広がる時代。キャンパーだけでない、多くの人の
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息ぴたり!テニス全国へ 富士宮・土屋さん親子ペア 「一つでも多く勝ちたい」
富士宮市黒田の「富士宮ファミリーテニスクラブ」所属の土屋和子さん(54)と珠美さん(30)親子がこのほど、「ピンクリボンレディーステニス大会県大会」の女子ダブルス一般の部で優勝を果たし、全国大会への“切符”をつかんだ。 親子で組み始めたのは2、3年前。地元大会などに出場し、「いつか2人で全国大会に出たいね」と話していた。2人は5月に開かれた地区大会を準優勝し、6月22日に開かれた県大会に臨んだ。決勝は過去に敗れたペア。互いに譲らない試合展開で迎えたマッチポイントは数分間にも及ぶラリーの末、後衛の珠美さんが相手の前衛をすり抜けるストレートを放ち、決めた。 「イチかバ
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富士宮で530戸停電
4日午後10時20分ごろ、富士宮市貴船町、中島町、穂波町、淀川町、淀師地区の一部で約530戸の停電が発生した。東京電力パワーグリッド静岡総支社によると、貴船町付近で発生した高圧ケーブルの火災が影響した。10分程度で復旧した。
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マスクでも映えるメーク 新聞販売店が講座 富士宮
富士宮市の中野新聞舗はこのほど、SBS学苑講師を務めるメーキャップアーティスト望月真理子さん(富士市)を招いた講座を富士宮市万野原新田のアコレ本社で開いた。講座は新聞購読者限定企画。 望月さんはマスクをした際のメークのこつを解説した。目元や眉の描き方など自分の顔の骨格やパーツに合わせ、若々しく見えるテクニックを伝授した。眉を太く長めに描くことなどのポイントを紹介した。ベースメークのみで来場した参加者にデモンストレーションを交えながら指導した。中野新聞舗はSBS学苑と連携した講座を定期開催している。
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議長に鈴木氏 富士宮市議会
富士宮市議会は4日、6月定例会最終本会議で議長選を行い、鈴木弘氏(65)=至誠=を選出した。 鈴木弘氏(すずき・ひろむ)製材業、[元]副議長。4期。内房
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富士宮市議会が閉会 常任委と特別委の一部委員を変更
富士宮市議会6月定例会は4日、最終本会議を開き、議長選に続いて常任委員会と特別委員会の一部委員の変更を決めて閉会した。 議長選は小松快造前議長の辞任に伴い実施された。有効投票数20票のうち、鈴木弘氏(至誠)が16票、松永孝男氏(富岳会)が4票だった。新議長に就任した鈴木氏は「さらに信頼回復を求めて、頑張っていかなければならない。公正公平な運営を心掛ける」と述べた。前議長の小松氏(富岳会)が総務文教委員会に入り、鈴木氏が委員長を務めていた政治倫理条例制定特別委員会には植松健一氏(至誠)が加わった。同委員会の委員長は次回会合で決める。同日行われた一般質問には辻村岳瑠(育成)、望月芳将(無会派)
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まさに生乳 朝霧高原「あさぎり牛乳ソフト」【道の駅 食探訪①】
静岡県内有数の酪農地帯にある富士宮市の「朝霧高原」。生乳を使った「あさぎり牛乳ソフト」=写真=は、年間10万個以上売れる看板商品だ。 標高500~1千メートルの朝霧高原でのんびり暮らす牛から搾った「あさぎり牛乳」で作られる。隣接する「あさぎりフードパーク」内の朝霧乳業の工場から届く。広報担当の望月舞さん(33)は「濃厚だが後味はすっきり。まさに生乳を食べている感覚です」と薦める。とろける味わいにリピーターが多いのも納得。天気が良い日は、そびえ立つ富士山を望みながら食すと格別という。 周辺にキャンプ場が多いことから、まきやバーベキューにぴったりの地元食材も販売している。1個400円。
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富士宮出身作家 横関大さんサイン会 富士
テレビドラマ化、映画化された小説「ルパンの娘」シリーズなどで知られる作家横関大さん(47)=富士宮市出身=が3日、富士市の書店「谷島屋富士店」で自身初のサイン会を開き、地元ファンとの交流を楽しんだ。 新刊「忍者に結婚は難しい」(講談社)のキャンペーン活動の一環。店舗入り口付近に設けた特設コーナーで、さまざまな年代の来場者が差し出す書籍に次々サインした。 横関さんは富士高の卒業生。富士宮市役所勤務時代の2010年に「再会」で第56回江戸川乱歩賞を受賞した。なじみ深い地域での初サイン会に「作品を読んでくださっている方々と会えるのが楽しい」と述べ、担当編集者らを交えてファンと言葉を交わした。
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自転車盗難防止へ 高校生が作戦会議 富士宮
富士宮市内の公私5高校の生徒でつくる自転車盗被害防止対策チーム「B・B・5作戦本部」がこのほど、作戦会議を富士宮署で開いた。自転車盗被害防止ポスター作成や駅周辺駐輪場のパトロール実施時期など今後の活動について確認した。 5月の任命式に続いて2回目の会合。本部長の一瀬侑叶さん(富士宮北)があいさつした後、同署生活安全課の秋山友昭課長が管内状況を報告した。5月1~31日には5件の被害があり、そのうち4件の被害者が高校生だったほか、駅での被害が集中したことなどの状況を説明した。本部員は各校での駐輪場点検や注意喚起の強化を確かめ合った。
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サギ電話注意メモ作成 富士宮署
富士宮市で特殊詐欺被害の発生が増加していることを受け、富士宮署はこのほど、巡回連絡時に住民らに配布するサギ電話・注意メモを新たに作成した。 サギ電話・注意メモは同署地域課の天野芳樹課長が巡回連絡の際に使うパトロールメモから着想を得て発案した。サギ電話で頻繁に使われる「還付金」「手術」「会社の書類」との注意ワードを示したほか、「被害者の9割以上が65歳以上、うち8割が女性、独居・昼間1人で家にいる人が狙われている」と注意を呼び掛ける内容。生活安全課と内容を相談しながらデザインは地域課員で考案した。 管内では、6月27日までに7件計646万円の特殊詐欺被害が発生している。昨年1年間の被害額を
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盲導犬協会に100万円寄付 浜松の松川電気
松川電気(浜松市東区)はこのほど、日本盲導犬協会に100万円を寄付した。7回目の寄付で、浄財は盲導犬育成事業などに充てられる。 中区ホテルで行った贈呈式で小沢邦比呂社長が、協会を運営する日本盲導犬総合センター(富士宮市)の佐野智浩センター長に目録とドッグフードを手渡した。小沢社長は「育成には時間も労力も掛かる。継続して支援したい」と語った。
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博物館基本構想 議事録全開示へ 富士宮市教委が方針転換
富士宮市教育委員会は1日の市議会6月定例会一般質問で、大部分を非公開とした仮称・郷土史博物館基本構想検討委員会の議事録について、新たに申請があれば全部開示することに方針を改めた。渡辺佳正氏(日本共産党議員団)への答弁。 同議事録を巡っては今年3月の全員協議会の場で渡辺氏らが資料請求していた。5月、情報公開制度の運用に準じて開示された議事録は、各委員の発言が黒塗りの状態だった。 植松宏幸教育部長は開示を原則とする情報公開制度に立ち返り再検討したとして「発言内容の多くは目指すべき博物館の姿についての意見だったことから、率直な意見交換が不当に損なわれる具体的なおそれがあるとまでは言えないとの結
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知人宅で100万円 窃盗の疑いで女逮捕 富士宮署
富士宮署は1日、窃盗の疑いで富士市横割5丁目、無職の女(31)を逮捕した。逮捕容疑は同日午前9時ごろ、富士宮市の女性派遣社員(39)宅で現金約100万円を盗んだ疑い。同署によると2人は知人関係という。
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富士宮信用金庫人事(1日、地名は支店)
総務部総務課長代理(総務課推進役)榊原一仁▽業務部長(お客さま相談部副部長兼営業店サポート課長)望月賢司▽融資部副部長(万野店長)松戸豊▽融資部顧客支援課長(顧客支援課主任推進役)平林昭宏▽事務部副部長兼事務管理課長(事務管理課長)上村則幸▽監査部副部長兼監査課長(監査課長)土井康志▽本店兼東町店長(融資部顧客支援課長)岩崎勲▽万野店長(万野店長代理)木本謙正▽万野店長代理(総務部総務課係長)井出ひろ美
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キッズゾーン市内初導入へ 富士宮市
富士宮市は30日の市議会6月定例会一般質問で、幼稚園や保育園付近の道路でドライバーに注意喚起する「キッズゾーン」の設置について、市内1カ所で準備を進めていると明らかにした。市内の導入は初めて。斎藤和文氏(公明会)への答弁。 キッズゾーンはスクールゾーンに準じたもので、国が2019年に創設した。原則として幼稚園や保育園の施設の半径500メートル以内が対象区域。市は道路に舗装を施すなどして近くに幼稚園や保育園の施設があることをドライバーに知らせる形を検討している。 昨年、市内の複数園からキッズゾーンの設置希望があり、そのうち設置に適している1園での設置準備を始めた。市は園側と設置位置や表示方
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富士宮駅 高校生発表の場「MIてYAっ展 宮の小さな美術館」に
JR富士宮駅はこのほど、駅構内で始めた地元高校生の作品展示コーナーの名称を「MIてYAっ展 宮の小さな美術館」に決めた。高校生が考案した名称が入ったのぼり旗を新たに作製し、展示コーナーに掲げた。 コーナーは駅職員が今年1月、高校生が日頃の成果を発表できる場をつくろうと、始めた。富士宮市内6校が参加し、黒板アートや書道、写真、イラストなどの作品を入れ替えながら展示している。 コーナーの名称は6校計88人から応募があり駅職員で選考した。名称のうち「MIてYAっ展」は富士宮東の川端沙奈さん(2年)が、「宮の小さな美術館」は富士宮北の渡辺蒼太さん(2年)がそれぞれ考案した。 同駅担当者は「今後
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明星山公園を再整備 富士宮市答弁 利用増、老朽化も
富士宮市は29日の市議会6月定例会一般質問で、市南端に位置する明星山公園の再整備を計画していることを明らかにした。細沢覚氏(育成)への答弁。 市によると明星山公園は1980年に供用開始された風致公園。山頂の展望台からは市内のほか、富士山や駿河湾が一望できる。コロナ禍で豊かな自然環境を求めてハイキングやピクニック、バードウオッチング、希少植物の観察などを目的に利用者が増えているという。40年以上が経過し、園内施設の老朽化が進んでいることから再整備を計画した。園路の配置や安全柵の設置、トイレの増設などについて整備計画作成の中で検討していく。 須藤秀忠市長は答弁で「既存の登山コースはあまり念頭
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新聞データベース活用を 富士宮北高で静岡新聞社講座
富士宮市の富士宮北高は29日、新聞データベース活用講座を同校で開いた。1年生約200人が参加し、探究学習や就職活動などへの生かし方を学んだ。 静岡新聞社読者プロモーション局の担当者が講師を務めた。担当者は「効率よく情報を集めて、その活用に時間をかけてほしい」と語り、同校が2021年度から導入した静岡新聞データベースplus日経テレコンの操作方法を解説した。統計資料やトレンドなどが調べられるデータ&ランキングの機能についても紹介した。生徒はキーワード検索や企業検索を使った課題に挑戦し、「富士宮やきそば学会」が発足した年などについて、データベースで調べた。 講座はオンリーワン・ハイスクール事
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地域盛り上げへ団結 富士宮 まちづくり部門初総会
富士宮市のまちづくり団体でつくる一般社団法人富士山フォーラムのまちづくり部門の第1回総会がこのほど、同市中央町の市観光協会で開かれた。地域を盛り上げてきた各団体が一つにまとまり、連携を確認した。 同部門は環富士山名物グルメグランプリや田貫湖まつりなどの恒例行事を企画してきた7団体で組織。総会では部門トップを務めるやさしいまちづくりの会の稲葉美津恵代表が「皆さんで力を合わせて大きな活動にしていきたい」とあいさつした。各団体代表者ら約10人が集まり、事務局長や監事、SNSなど、それぞれの役割分担と2022年度の活動計画を確認した。事業は実行委員会形式で各担当が中心となって準備を進めていく。
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議長選に2氏立候補 富士宮市議会 所信表明公表
富士宮市議会の小松快造議長が辞意を表明したことに伴う議長選で、市議会は28日までに立候補者の届け出を締め切り2氏が立候補した。6月定例会最終日となる7月4日に新たな議長を選出する。 届け出があったのは鈴木弘氏(至誠)、松永孝男氏(富岳会)。所信表明をホームページに公表した。両候補者ともに、所信表明では昨年相次いだ市議の不祥事を踏まえて信用・信頼回復に言及した。 鈴木氏は政治倫理条例制定特別委員会委員長を担ったことに触れ「引き続き信用回復を求めて努力していく必要性を感じ、先頭に立つべく立候補を決めた」と説明した。議決権や監視機能、政策提言の堅実な実行が「信用回復の道筋」とした。 松永氏は
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着物姿で茅輪くぐり 無病息災祈る 富士山本宮浅間大社
富士山本宮浅間大社の夏越大祓(なごしのおおはらい)式を前に、富士宮市大宮町のみなみ呉服店は28日、店の着付けや茶道教室生と浅間大社を参拝し、茅輪(ちのわ)くぐりを行った。 生徒ら10人が夏の着物姿で浅間大社を訪れた。境内に設置された茅輪を8の字を描くように3回くぐり、半年間のけがれをはらうとともに心身をリフレッシュさせ、無病息災を祈った。 茅輪は25日に設置した。夏越大祓式は30日に神職のみで営まれる。
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富士宮市と松崎町 都市提携目指す方向で一致 木花咲耶姫と磐長姫 「姉妹」の伝説、縁に
松崎町の深沢準弥町長と商工観光関係者がこのほど、富士宮市を訪れ、須藤秀忠市長や富士宮商工会議所の河原崎信幸会頭らと懇談した。交流を深めてきた両市町はそれぞれをつなぐ“姉妹”の伝説を縁に、都市提携を目指す方向で一致した。 深沢町長のほか、町観光協会の本多正弘会長や町商工会の関唯彦会長らが訪問した。町観光協会が出店した同市中心部の駅前通り商店街の定期市「十六市」の様子を視察した後、市役所を訪れた。 会談で、富士山本宮浅間大社(同市)の祭神「木花咲耶姫(このはなさくやひめ)」と雲見浅間神社(同町)の祭神「磐長姫(いわながひめ)」が姉妹とされる伝説が話題となり、これまで民
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富士宮市の青少年センター長不起訴 暴行疑い 静岡地検沼津支部
静岡地検沼津支部は25日までに、暴行の疑いで逮捕、送検され、処分保留で釈放されていた富士宮市青少年相談センター長の男性(65)=同市北町=を不起訴処分にした。23日付。同支部は理由を明らかにしていない。 男性は4月中旬、県東部在住の10代女性に対し、県東部で身体を押し付けるなどの暴行を加えたとして富士宮署などに逮捕された。 男性の担当弁護士は処分理由について「暴行罪には該当しないと検察が判断した」と説明し、「逮捕時やその後の捜査でも検察はわいせつ目的について認定していない」と述べた。
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誘拐予告相次ぐ 富士宮市HPに投稿、焼津市にもメール
富士宮市は24日、市ホームページ問い合わせフォームに、下校中の女子小学生や園児334人を誘拐することなどを予告する投稿があったと発表した。 市によると、投稿は21日午後8時6分に届いていた。送り主は実在する神奈川県内の住所とともに、氏名を名乗っていた。子どもたちを28日に誘拐する予告のほか、市役所など市の施設に毒ガス散布機を設置したとする内容。市職員が22日朝に投稿を確認し、富士宮署に届けた。 市は同署などと連携し、子どもの見守り活動とパトロールを強化する。市内の小学生や園児の保護者に対して通知するとともに、施設の警戒も継続している。 焼津市に「下校中の市内の女子小学生を誘拐する」など
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女性特有の悩み解消 看護専門学校生が講座 伊豆の国
静岡県立看護専門学校助産学科(清水町)の学生10人は23日、女性特有の心身の悩みを解消する方法を紹介する健康講座を伊豆の国市長岡のボディーメンテナンススタジオ「BODYアーチ」で開いた。 学生はスタジオの会員や一般市民に対し、脳をリラックスさせるストレッチを紹介した。参加者は椅子に座りながらリズムに合わせて太ももをゆっくりと押し、ストレッチ前後の体の変化を確かめた。 講座は昨年に続き2回目。小野田凜さん(22)=富士宮市=は「幅広い年代の参加者に対し、自宅でもストレッチを継続してもらえるように伝え方を工夫した」と話した。
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富士宮市 郷土史博物館構想を説明 維持費など市民ら質問も
富士宮市はこのほど昨年度末に策定した「仮称・市立郷土史博物館基本構想」に関する地域説明会を始めた。7月6日まで計13回、各地で開催する。市内文化財の特徴や市が目指す博物館のあり方を市民に説明していく。 初回の西公民館で開かれた説明会は約20人の市民や市議が参加した。文化課の担当者は構想策定経緯を説明し「収蔵施設がないため資料散逸や流出の危険性が非常に高い。文化財保護法改正で保護保存から地域資源としての活用に重点が置かれた。拠点がないとなかなか次に進めない」などと必要性を語った。 参加した市民からは「観光にも生かせないか」「維持管理費は」「箱物をつくらないエコミュージアムは」などと、さまざ
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県消防救助技術大会で優勝 関副士長(富士宮市中央消防署)が報告
静岡県消防救助技術大会ロープブリッジ渡過の部で優勝した富士宮市消防本部中央消防署の関翔太消防副士長(28)がこのほど、須藤秀忠市長に大会結果を報告した。8月に東京都内で開かれる全国大会に出場する。 県大会は14日に静岡市内で開かれた。富士宮市消防本部にとって全国出場は14年ぶり。ロープブリッジ渡過の部では初めて。同種目は水平に張られた20メートルのロープを往復するタイムを競う。22人が出場し、平均タイムは24・2秒。関消防副士長は16・8秒と、2位に差をつけて優勝した。関消防副士長は「普段の訓練成果が発揮できて優勝につながった。全国でもベストを尽くす」と活躍を誓った。優勝報告を受けた須藤市
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富士宮やきそばキャンプ用に 鉄板焼き店×ギアブランド
富士宮市淀師の富士宮やきそば・鉄板焼き店「うるおいてい」がこのほど、富士宮発キャンプギアブランド「ANCAM(アナキャン)」とコラボし、キャンプ客向けにアレンジした富士宮やきそばの持ち帰りセット商品を開発した。店内のみで提供してきた特注麺を初めて持ち帰り商品化し、キャンパー目線でこだわり抜いたブレンドソースを詰めた。 新商品は近年キャンプブームが続く中、市内でも増えているキャンプ客に、富士宮やきそばをもっと味わってもらおうと企画。うるおいていの松永治正店長(43)が昨年末、アナキャンを手掛ける土屋鋭二さん(45)に相談し開発が始まった。 持ち帰り商品は麺5玉、ソース、肉かす、イワシ粉、青
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富士川水系の劇物 富原橋で最高濃度 静岡県調査
富士川水系雨畑川に高分子凝集剤が混じった汚泥が不法投棄された問題で、県は21日、富原橋付近の富士川の流水から、凝集剤成分が変化してできる劇物アクリルアミドモノマー(AAM)を比較的高濃度で検出した、と発表した。県はこの検出結果を受けて再調査したが、再びAAMを検出した。 検出したのは富士宮市と富士市にかかる富原橋付近。県が5月11日実施の調査で1リットル当たり350ナノグラムのAAMを検出した。昨年7月以降、県などが計4回実施した調査では最高で、環境省の2007年度全国調査の最大値同49ナノグラム(香川・高松港)の7倍に当たる。24日の再調査でも、同61ナノグラムを検出した。 11日の調
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日本高校会議所、カイロ大生と交流 静岡県内3団体が活動発表
地域振興を目指す高校生の全国組織「日本高校会議所」(第5代会頭=吉村未夢富士宮高校会議所会頭)はこのほど、総会をオンラインで開催した。静岡県内三つの高校生の団体が日ごろの活動や意気込みを発表したほか、エジプト・カイロ大の学生らと交流を深めた。 3団体は伊豆半島高校会議所、オイスカ高校環境SDGsプロジェクト、富士宮高校会議所。吉村会頭は「全国各地の高校生団体のプラットフォーム的存在になろうと努力している。今日が皆さんのハートに火をつけるきっかけになれば」と語った。 進行役を務めた富士宮高校会議所は、新たに始めた「ベビーカーの2R」の取り組みを発表し、オイスカ高は海岸の環境保全活動などを紹
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海外対面交流再開へ 8月、副知事が韓国会議出席【静岡県議会】
静岡県議会6月定例会は20日、自民改革会議の杉本好重氏(浜松市中区)、望月香世子氏(静岡市清水区)とふじのくに県民クラブの沢田智文氏(磐田市)、四本康久氏(富士宮市)が一般質問を行った。山本東地域外交担当部長は新型コロナウイルスの影響で中断している県幹部の海外での対面交流を8月に再開する方針を示した。友好協定を結ぶ韓国・忠清南道が開催する国際会議に副知事が出席する。望月氏への答弁。 知事、副知事レベルが海外を訪問するのは2019年11月以来、約2年半ぶり。山本部長は「海外との往来再開の兆しが見え始めている」と対面交流の再開理由を説明。「これまで築いた各国・地域とのネットワークを活用し、富
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富士山麓の自然 専門家と歩こう 富士宮で7月2日
富士山で活動する自然科学分野の研究者でつくる「富士山自然誌研究会」は7月2日、合同フィールドワークを富士宮市の富士山スカイライン途中の高鉢山周辺で開く。24日まで参加者を募集している。 テーマは「富士山南斜面の自然」。植生、昆虫、アリ、地質、鳥類などの専門家が講師を務める。講師を含むグループで山麓を歩き、自然観察する。 参加費は千円(学生など無料)。悪天候の場合は7月3日に順延する。問い合わせは菅原久夫会長<電090(6077)2129>、滝道雄幹事長<電090(4468)9725>へ。
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自宅に監禁、暴行など加えた疑い 富士宮市の男を逮捕
富士宮署と県警機動捜査隊は19日、暴行、逮捕監禁致傷、強制性交の疑いで富士宮市三園平、飲食業の男(43)を逮捕した。 逮捕容疑は18日午前10時半ごろ、容疑者の自宅で、県東部の30代女性の顔を殴った上、監禁して傷害を負わせ、性的暴行を加えた疑い。同署によると2人は知人関係で同居はしていない。何らかの手段で部屋から出られないように監禁した際に軽傷を負わせたとみられる。19日に女性から届けがあった。
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223個の「夢風船」空へ 富士山世界遺産9周年、3年ぶり記念祭
富士山世界遺産登録9周年記念祭(富士宮市、富士宮商工会議所青年部主催)が19日、同市の富士山本宮浅間大社の大鳥居前で開催された。飲食ブースや演奏会、「夢風船」などの企画のほか、会場周辺の商店街でもイベントが開催され、大勢の家族連れで中心市街地に活気があふれた。 記念祭は3年ぶり。“ドレスコード”は富士山カラーとし、白や青の服装で訪れた来場者に富士山グッズをプレゼント。セレモニーではリーチェル幼稚園園児が合唱を披露した後、来場者で富士山憲章を唱和した。須藤秀忠市長は「来年は登録10周年。世界文化遺産富士山にふさわしいまちづくりを一層進める」と力を込めた。 会場には富
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富士森林組合が総代会 「脱炭素追い風」経営基盤強化に力
富士森林組合(佐野和義組合長)はこのほど、通常総代会を富士宮市で開き、2022年度の事業計画などを決めた。役員や総代ら約100人が出席し、世界遺産富士山にふさわしい森林づくりや次世代への継承に向け、決意を新たにした。 佐野組合長は「脱炭素社会の実現など森林による災害防止や二酸化炭素(CO2)吸収への期待が高まる中、追い風をしっかり受け止め、森林の適切管理と林業の成長産業化につなげることが求められる」とした上で、「安全管理を第一に、カーボンニュートラルや経営基盤強化につながる事業に積極的に取り組む」と力を込めた。 22年度事業計画では親子参加の林業体験開催による森林環境教育の推進のほか、急
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小松議長が辞意表明 富士宮市議会
富士宮市議会の小松快造議長が17日までに開かれた会派代表者会議で辞意を表明した。 昨年9月に当時の現職議長が逮捕され、議員辞職したことに伴う正副議長選で、小松氏は議長に就任した。昨年相次いだ市議の不祥事を発端に検討してきた議員定数については現状維持との結論が出たほか、議会の信頼回復に向けた政治倫理条例は素案が固まり、9月定例会の上程予定となっている。小松議長は取材に「信頼回復に向けた取り組みにめどが立った」と辞意表明の理由を語った。 小松議長の辞意表明を受け、市議会は27日正午に議長選立候補者を締め切り、所信表明を公表する。議長選は6月定例会最終日の7月4日となる見通し。
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建造物損壊疑い 男性教諭不起訴 静岡地検富士支部
静岡地検富士支部は17日までに、JR富士宮駅のアクリル板を損壊させた建造物損壊容疑で逮捕・送検された静岡県西部の県立高校の男性教諭(61)=富士宮市=を不起訴処分とした。13日付。同支部は処分理由を明らかにしていない。 男性は4月4日、同駅切符売り場窓口のアクリル板を傘で殴って壊したとして、富士宮署に現行犯逮捕された。
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将棋竜王戦盛り上げへ、実行委が決意 10月に第3局 富士宮
富士宮市で10月28、29日、第35期竜王戦七番勝負(日本将棋連盟など主催)の第3局開催が決まったことを受け、地元関係団体で組織する実行委員会は6月16日、対局場となる同市野中の割烹(かっぽう)旅館たちばなで初会合を開いた。竜王戦の盛り上げに向けて決意を新たにした。 今回の竜王戦は藤井聡太竜王にとって初の防衛戦。須藤秀忠市長は「藤井竜王と挑戦者に富士山に育まれた豊富な食材を使った料理やおやつを味わってもらい、富士宮の魅力を全国発信する絶好の機会にしたい」と力を込めた。初会合で実行委会長に就任した日本将棋連盟県支部連合会の中村洋会長は「富士宮を将棋のまちにできれば」と意気込んだ。 実行委は
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19件を上程 富士宮市議会開会
富士宮市議会6月定例会は17日開会し、会期を7月4日までの18日間と決めた後、2022年度市一般会計補正予算案や人事案など19件を上程した。 補正額は2億5千万円の追加。4回目の新型コロナウイルスワクチン接種の事業費などを盛り込んだ。人権擁護委員や固定資産評価審査委員の人事案計6件を同意した。 休会を挟んで、21日に本会議を再開する。一般質問は29日~7月1日、4日。
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事業計画など決定 富士宮職域防犯協会
富士宮市内に拠点を置く事業所でつくる富士宮地区職域防犯協会(高橋伸忠会長)は15日、2022年度総会を市内で開いた。役員や会員、富士宮署員ら約30人が出席し、地域安全活動の推進などを目指す22年度の事業計画を決めた。 高橋会長はあいさつで「富士宮から一人も犯罪被害者を出さない環境をつくり上げていきたい」と強調。顧問の佐野信浩署長は空き巣や車上狙いなどの被害防止に加え、特殊詐欺の被害防止について周囲への注意喚起を求めた。事業計画では子ども安全対策の推進や職場防犯管理意識の高揚などを盛り込んだ。
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美術家望月さん 故郷で初の個展 富士宮
富士宮市出身の国内外で活躍する美術家望月厚介さん(東京都在住)による個展「熔融-相変化」がこのほど同市中央町のARATAギャラリーで始まった。色鮮やかな1点物のシルクスクリーン作品など大小約30点を並べた。7月23日までの期間中、前・後期で作品を入れ替える。 町田市立国際版画美術館やカイロ美術館など国内外で作品が収蔵されている望月さん。今回生まれ故郷の富士宮市での初個展となった。木製パネルに土佐和紙を張って、シルクスクリーンの技法で三原色(赤青黄)を刷り重ねた大型の作品を数多く並べた。一見フラットに見えるパネルにも凹凸があり、その形状が3色の層とともに浮かび上がっている。 望月さんは「偶
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“デジタル展示”で富士山発信 世界遺産センター、自宅で疑似観覧も
富士宮市の県富士山世界遺産センターがこのほど、館内の音声ガイドシステムやホームページを拡充した。ウィズコロナ時代に合わせ“デジタル展示”を広げ、来館時だけでなく自宅からも楽しめるコンテンツを導入。今年で開館5年の節目を迎える同センターが世界遺産富士山の研究発信拠点として新たな楽しみ方を提案する。 音声ガイドシステムは館内に掲示されたQRコードを読み込み、来場者のスマートフォンから専用サイトに入り利用できる。これまではフロアの概要説明のみだったが、展示内容や見どころの解説音声を充実させたほか、火山噴火の空振、マグマ噴出音、富士参りの歌など貴重な音声資料や映像を新たに盛
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20日午前9時に冬季閉鎖解除 富士宮口6合目まで
静岡県は16日、富士山富士宮口5~6合目の冬季閉鎖(通行止め)を20日午前9時に解除すると発表した。登山道の積雪がなくなり、案内標識の設置や誘導ロープの補修など安全対策が整った。 県道路保全課によると閉鎖解除は昨年より11日早い。5合目周辺を巡るハイキングコースの散策や宝永山へのアクセスが可能になる。6合目から山頂までの登山道は冬季閉鎖を継続する。
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東部ブロックにサギ電話注意報 18日まで静岡県警
静岡県警は16日、東部ブロック(大仁、三島、沼津、裾野、御殿場、富士、富士宮各署管内)にサギ電話の多発注意報を発令した。期間は18日まで。東部ブロックでは11~13日に注意報を発令したばかり。市役所職員や親族をかたる手口の特殊詐欺被害が複数確認されていて、今後も発生する恐れがあるとして注意を呼び掛けている。 県警生活安全企画課によると、市役所職員を名乗り「還付金がある」「口座番号を教えてほしい」などと聞いてくる不審電話が15日、富士市で6件、富士宮市で4件あった。 富士宮市では同日、親族をかたって「郵便物が届かない」「トイレに荷物を忘れてしまった」などと現金やキャッシュカードを要求しよう
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富士宮 自転車盗防止へ補助錠
富士宮署などはこのほど、自転車盗被害の防止に向け、市内小学校の代表として市立東小の4年生に自転車の補助錠を贈呈した=写真=。同市では、公道を自転車で走行できるのは4年生からがルール。補助錠計1150個を市内全小学校の4年生に届けて、ツーロックを呼び掛けていく。東小で開いた贈呈式には富士宮署の佐野信浩署長や秋山友昭生活安全課長らが訪れた。出席した4年生約100人に向けて佐野署長は、交通ルールやマナーの順守に加え「自転車降りたら錠かける」とのフレーズを伝えて盗難被害防止の重要性を印象付けた。秋山課長は効果的な錠の掛け方を指導した。代表児童は「自転車を盗まれないように必ず錠を二つ以上かけます。友達
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「富士富士宮道路」期成同盟会 早期実現へ活動推進 初総会
富士市と富士宮市を結ぶ一般広域道路「富士富士宮道路」建設促進期成同盟会(会長・須藤秀忠富士宮市長)は14日、発足後初となる通常総会を富士宮市役所で開いた。両市関係者や役員に加わる国会議員らが早期実現に向け、国や県に対し、強力な要望活動を推進することを決めた。 富士富士宮道路は両市にまたがる南北交通の慢性的な渋滞の解消や東西主要幹線道路へのアクセス向上などが期待される。須藤市長は「われわれの熱意や結束の強さが国土交通省や財務省の心を動かし未来の岳南都市圏の発展に寄与する」と述べ、富士市の小長井義正市長は「総会によって富士富士宮道路を一日も早い早期実現に向け、大きな一歩を踏み出すことができるこ
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富士宮の60代男性 50万円詐取被害
富士宮市の配達員の60代男性が16日までに、市役所職員を名乗る男らに現金約50万円をだまし取られたと富士宮署に届けた。同署は還付金詐欺事件とみて調べている。 同署によると15日午後3時半ごろ、男性宅に市役所や金融機関職員を名乗る男らから「余分に保険料を支払っているので還付する手続きをとりたい」などと電話があった。男性は市内のスーパーマーケットに行き、現金自動預払機(ATM)で男の指示に従って他人の口座に現金約50万円を振り込み、だまし取られたという。
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粘土さんと仲良くなろう 富士川第一幼稚園 素手、素足感触楽しむ
富士市の富士川第一幼稚園で14日、特別授業「こどもアートプロジェクト」が行われ、園児が素手や素足で粘土に触って、普段はできない大胆な遊びを楽しんだ。 同市の芸術家や音楽家の派遣事業の一環。元教員の細野麻樹さん=富士宮市=が講師を務め、「粘土と仲良し、粘土で仲良し」をテーマに陶芸用粘土に触る体験を提供した。 床全面にブルーシートを敷いた教室に汚れても良い格好をして集まった園児21人に、細野さんは「粘土さんと仲良くなろう」と呼び掛けた。粘土を額や頬で触れたり、足で踏んで覆ってみたりして感触や温度、においなどを感じた園児は新鮮な体験に笑顔を見せた。 自由創作で、初めは自分の好きな動物や昆虫を
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危険物安全週間 施設を特別査察 富士宮市消防本部
富士宮市消防本部はこのほど、鈴木英之消防長による特別査察を同市外神東町のヤマザキクリーンサービスで行った。危険物安全週間に合わせた啓発。 鈴木消防長や予防課職員が同社を訪れ、危険物を取り扱う工場内施設や消火設備の維持管理状況、違反の有無などを見て回った。調査の結果、管理は良好だった。市消防本部は同安全週間の期間中、特別査察のほか、市内約20カ所の危険物施設を立ち入り検査した。
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富士宮 国道469号建設促進に力 22年度通常総会
静岡、山梨両県の4市2町でつくる「国道469号建設促進期成同盟会」(会長・須藤秀忠富士宮市長)はこのほど、2022年度通常総会を富士宮市内で開いた。構成市町全ての首長や議長がそろい、国道469号(富士南麓道路)の建設促進に向け、国や両県関係機関に対する強力な要望活動の継続を誓った。 国道469号は国道246号中島インターチェンジから国道138号を経て富士山南麓地域などを横断し、国道52号に接続後、中部横断自動車道と結ぶ構想道路。両県の地域活性化や交流基盤として期待されている。会長の須藤市長はあいさつで「役員全員の出席は富士南麓周辺市町の結束の強さを表すもの。要望活動の強力な支援となる」と強
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スカート内を盗撮 容疑の専門学校生逮捕 富士署
富士署は15日、県迷惑防止条例違反の疑いで富士宮市の男子専門学校生(19)を逮捕した。 逮捕容疑は6月1日、同市のJR新富士駅構内で県東部在住の10代女性のスカート内を盗撮した疑い。同署によると、専門学校生はスマートフォンを使用したとみられる。
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新設法人14%増 2021年、2653社 コロナ禍地方回帰傾向
民間信用調査会社の東京商工リサーチ静岡支店がこのほどまとめた県内新設法人動向調査によると、2021年に本県で新たに設立された法人数は前年比14・0%増の2653社だった。増加率が10%を上回ったのは10年以降で初めて。 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、人口が密集する首都圏を避けて地方に回帰する動きが、新設法人の動向にも影響したと分析。調査担当者は「コロナ禍が既存のビジネスモデルや商流に変革を迫り、新ビジネスが芽生えつつある。地域経済活性化にどう結び付くか、今後に注目したい」と述べた。 全10産業のうち8産業で増加し、特に卸売業は39・1%増、農・林・漁・鉱業37・9%増、建設業35・
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南伊豆の海底ワイン アマゾンのご当地賞 知事に受賞報告
南伊豆町の沖合で海底熟成ワイン「サブリナ」の醸造に取り組む関係者が14日、県庁に川勝平太知事を訪ね、通販サイトアマゾンの「出品者アワード2021」で、「ご当地の魅力発信賞」を受けたことを報告した。 訪問したのはワイン輸入販売会社コモンセンス(横浜市)の青樹英輔社長と、同社と連携して「海底熟成酒」をつくる富士錦酒造(富士宮市)の清信一社長、岡部克仁南伊豆町長ら。コモンセンスは約16万の全出品者の中から、22の入賞者の一つに選ばれたという。 ワインは同町のふるさと納税返礼品になっていて、岡部町長は「地域の特産品として大きな経済効果をもたらしている」と話した。 水深15メートルほどの海底に貯
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新理事長に小池氏 富士宮信金
富士宮信用金庫は13日、新理事長に小池孝治前常務理事(65)が就任したと発表した。就任は8日付。2018年から理事長を務めた山本勝則氏(68)は同日付で代表権のない常勤理事となり、25日の総代会で退任する。 理事長の交代は、山本氏から辞任届が提出され、8日の理事会で決まった。自身の健康上の理由に加え、コロナ禍における事業者支援態勢が軌道に乗ってきたことから辞任を判断したという。山本氏は事業性評価に重点を置き、財務内容を大きく改善し、預金や貸出量を伸長させた。 新理事長に就任した小池氏は取材に「地域の成長と前進を求め、皆さまとともに歩むことをモットーに全力で取り組む」と語った。 小池孝
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危険物安全週間 児童が啓発活動 富士宮
富士宮市消防本部はこのほど、大宮小少年消防クラブ員とともに、ガソリンや灯油など危険物の安全な取り扱いを呼び掛ける啓発活動を市内のガソリンスタンドで実施した。 全国一斉の危険物安全週間(5~11日)の一環。市消防本部職員と4、5年生の同クラブ員5人が参加し、同市淀平町の池田油店朝日町SSでのぼり旗を手に安全週間をPR。給油に立ち寄ったドライバーに向けては安全なセルフスタンドでの給油方法を説明した冊子など啓発品を配った。
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健全育成活動に協力 少年警察ボランティア 富士宮署が感謝状
富士宮署はこのほど、少年非行防止や健全育成活動に尽力した富士宮市の少年警察ボランティアに生活安全部長感謝状と県少年警察ボランティア連絡協議会会長表彰状を伝達した。 生活安全部長感謝状は佐野光さん(少年指導委員)と深沢昌彦さん(少年警察協助員)が受け、県少年警察ボランティア連絡協議会会長表彰状は竹内大介さん(少年警察協助員)と田中利実さん(同)に贈られた。多年にわたり街頭補導やパトロール活動などの活動に尽力した功労が認められた。佐野信浩署長は受賞者らに賞状と記念品を手渡し、「活動の積み重ねが高く評価された結果」とたたえ、活動継続に協力を求めた。
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現金詐取未遂疑い 富士宮署が男逮捕
富士宮署と静岡県警捜査4課は13日、詐欺未遂の疑いで神奈川県大和市南林間6丁目、自称アルバイト作業員の男(29)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午前10時半ごろ、何者かと共謀し、富士宮市の無職女性(86)宅に孫を装って「明日返すから500万円貸してほしい」と電話し、現金をだまし取ろうとした疑い。同署によると、不審に思った女性が警察に相談し、現金を受け取りに訪れた容疑者を捜査員が逮捕した。
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警察官の太もも蹴る 公務執行妨害の疑いで男逮捕 富士宮署
富士宮署は12日、公務執行妨害の疑いで富士宮市淀師、自称トラック運転手の男(34)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午後7時半ごろ、自宅に隣接する空き地で、口論をしているとの通報で駆けつけた同署刑事課の男性巡査部長(31)の左太ももを蹴るなどの暴行を加えて職務を妨害した疑い。
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静岡県高校囲碁選手権 団体 富士宮西が男女連覇
第46回静岡県高校囲碁選手権大会(県高校文化連盟、県高校囲碁連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)の団体の部と初心者対象の十三路盤の部が11日、沼津市の加藤学園高で行われた。団体男子は富士宮西A(岡崎隼也、辰己広幸、立花仁)が、団体女子は富士宮西(佐野蒼依、笠井里奈、野田愛美)が制し、男女ともに連覇を果たした。十三路盤は浜松西高1年の小林真大さんが優勝した。 団体男子は地区予選を通過した8校12チーム、団体女子は4校5チームがトーナメント戦で競った。男女の団体優勝チームは、8月に都内で開かれる全国大会に出場する。 富士宮西Aの岡崎主将(3年)は「先輩たちを目標に練習に励んできたので全国切符をつ
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50%プレミアム券販売へ 富士宮市、7月6日から
富士宮市は10日までに、独自の50%プレミアム付き商品券「元気わく湧くーぽん」を7月6日から販売すると発表した。同商品券販売は3年連続。長引くコロナ禍や物価高騰の影響を受ける地域経済の活性化につなげる。 1万円で1万5千円分(千円券15枚)の商品券が購入できる。1世帯1セットまでとし、5万セットを販売する。1セットの内訳は今回から、全店共通券5枚と中小事業者専用券10枚の2種類。昨年まで発行していた飲食店専用券の発行はない。総発行枚数は7億5千万円分となり市は経済波及効果を約11億円と試算した。 購入引換券のはがきを6月中旬に市内全世帯に発送する。商品券の販売期間は7月6~20日(日曜祝
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富士宮市社協へ 在庫商品67箱分 セブン-イレブン
セブン-イレブン・ジャパンは8日、富士宮市内店舗の食料品などの在庫商品計67箱分を同市社会福祉協議会に寄贈した。同社協を通じ、生活困窮者らに向けた「ふじのみやフードサポート事業」に活用される。 同社は2019年から改装や閉店する店舗から在庫品を買い取り地域に寄贈している。市内では初めて。市総合福祉会館で開いた贈呈式に同社富士地区ディストリクトマネジャーの栢岡弘典さんらが訪れ、食料品や衣類、生活雑貨などが詰まった段ボール箱を届けた。受け取った同社協の松永昌人事務局長は「コロナ禍や国内外の情勢が今までにないほど大きく変化する中、状況に対応することが困難であるために生活に困窮している方がいる。大
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静岡人インタビュー「この人」 佐野翔平さん パリ出展が決まった「伝統屋暁」代表
日本の伝統文化や技術の継承を目指し、伝統技術を用いたアクセサリーや日用雑貨の企画・販売を手掛ける「伝統屋暁」。7月にパリで開かれる日本文化の総合博覧会「ジャパンエキスポ」への出展が決まった。渡航費などを募ったクラウドファンディング(CF)は目標金額を初日に達成。火縄銃射撃競技の国内大会で優勝経験も。31歳。 -活動に懸ける思いは。 「伝統技術を日本のアイデンティティーとして継承したい。時代とともに技術が本来の用途では使われなくなったとしても『歴史』や『文化』の大きなくくりで見ると存在意義はある。技術からこそ育まれる日本人としての感性や価値観がある。技術を新しい形で消費し職人さんたちにお金
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川口さん最高賞 静岡で女流美術協会展
第31回県女流美術協会展(静岡新聞社・静岡放送後援)が8日、静岡市駿河区のグランシップで始まった。12日まで。最高賞の県女流美術協会賞に、川口智美さん(神奈川県平塚市)の油彩画「吉報」が選ばれた。 平面、立体の2部門に、同協会会員や一般公募から絵画、版画、彫刻、工芸など81点が集まり、美術家の柳澤紀子さん(掛川市)が審査した。 画面中央に女性像を配した川口さんの作品は、女性の顔の表情が豊かで緊張感があり、巧みな画面構成と筆力が評価された。同協会の林のぶ代表は「出品数が例年より増え、各自が長年描いてきたテーマをさらに掘り下げた力作が多い」と話した。 主な入賞者は次の通り。 県知事賞 か
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ひき逃げの疑い 会社員の男逮捕 富士宮署
富士宮市で7日夜に発生したひき逃げ事件で、富士宮署は8日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで同市小泉、会社員の男(34)を逮捕した。 逮捕容疑は7日午後9時ごろ、同市小泉の県道交差点で乗用車を運転し、停止中の山梨県南部町の男性会社員(28)の乗用車に追突し、そのまま逃走した疑い。男性と同乗の富士宮市の女性会社員(23)の2人が頸椎(けいつい)捻挫などの軽傷を負った。同署によると、目撃情報などから容疑者を特定した。
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富士宮でひき逃げ 乗用車に追突、女性が軽傷
7日午後8時55分ごろ、富士宮市小泉の県道交差点で、山梨県南部町の男性会社員(28)の乗用車に車が追突し、そのまま逃走した。乗用車に同乗していた富士宮市の女性会社員(23)が首に軽傷を負ったもよう。富士宮署がひき逃げ事件として捜査している。 同署によると、車は信号待ちをしていた乗用車に追突した後、追い抜いてそのまま逃げたという。
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富士宮の産廃業者 静岡県が許可取り消し
静岡県は7日、廃棄物処理法に基づき、優栄土木(富士宮市北山)に産業廃棄物収集運搬業の許可を取り消す行政処分を行ったと発表した。処分は同日付。 県廃棄物リサイクル課によると、同社の元役員が在任中に同法違反の罪で罰金刑を受けて2020年8月に刑が確定していたことが分かり、同法が定めた欠格要件に該当すると判断した。県は今年3月に許可更新の申請を受けた際、元役員の本籍地の市町に照会をして把握したという。
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カード詐取疑い 受け子の男を再逮捕 富士宮署
富士宮署と県警捜査4課は7日、詐欺の疑いで東京都東久留米市中央町6丁目、塗装業の男(29)=別の詐欺容疑で逮捕済み=を再逮捕した。 再逮捕容疑は4月5日正午ごろ、何者かと共謀し、富士宮市の無職女性=当時(83)=宅に市役所や金融機関職員をかたり「還付金があります」などとうその電話をかけた後、金融機関職員になりすました受け子の男が女性宅を訪れ、キャッシュカード1枚をだましとった疑い。
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初夏の富士山、自転車で1周 富士宮市やスルガ銀など企画
スルガ銀行と富士宮市、東京電力パワーグリッドがこのほど、同市役所を発着に自転車で富士山を1周するイベントを開いた。静岡県内外から自転車愛好家ら30人が参加し、山麓の景色とともにサイクリングを満喫した。 同市とコラボした富士山1周イベントは初めて。参加者は同市役所を午前6時半ごろから順次出発し、計117キロのコースに向かった。村山浅間神社や道の駅すばしり、えいちのむらファーマーズキッチンなど8カ所のチェックポイントに立ち寄り、写真や地域情報を「#宮ぽた」「#スルガサイクリング」のハッシュタグを付けてSNS(交流サイト)で発信した。参加者全員が完走した。 アテネ五輪自転車ロードレースに出場経
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水路に身元不明男性遺体 富士宮市羽鮒
6日午前7時半ごろ、富士宮市羽鮒のJR芝川駅付近の水路で、男性の遺体を通行人が発見した。富士宮署によると、男性は50~60代くらいで、身長は175センチほど。中肉で白髪まじりの短髪。黒色長袖パーカ、黒色半袖ポロシャツ、黒色長ズボン、黒色ひも靴を身に着け、あおむけで倒れていた。同署が身元を調べている。
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孫の首絞める 殺人未遂の疑いで男逮捕 富士宮署
同居する孫の首を絞めて殺害しようとしたとして、富士宮署は6日、殺人未遂の疑いで富士宮市の無職の男(72)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午前6時半ごろ、自宅で同居する孫の女児(6)の首を絞めて殺害しようとした疑い。同署などによると、女児に目立ったけがはなく、命に別条はないという。男が自ら「孫を殺そうとした」などと110番して発覚した。 同署は被害者特定の恐れがあるとして、容疑者を匿名で発表した。
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ひき逃げ容疑 富士宮署が男を逮捕
富士宮署は4日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで住所不定、無職の男(61)を逮捕した。 逮捕容疑は5月4日午後2時45分ごろ、富士宮市野中の県道で軽乗用車を運転中、対向車線を走行していた富士市のパート従業員の女性(62)の軽乗用車に衝突してけがを負わせ、逃走した疑い。同署によると、女性は首を打つ軽いけがをした。
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富士宮高校会議所 「富士宮の良さ」写真や動画募る
富士宮高校会議所は15日から、「宮フォトコンテスト」と「宮PV(15秒動画)コンテスト」の募集作品の受け付けを始める。テーマは「あなたの思う富士宮の良さ」とした。 このほか現在、SDGsコンテストの応募を受け付け中。SDGs17項目の目標達成に向けたアイデアや実践例を募る一般部門と、同高校会議所が開発したリサイクル堆肥「マスマス元肥」を活用した実践例を募る部門を用意した。同堆肥を使った野菜や花、果樹の栽培実践例などに加え、今年は新たに耕作放棄地への同堆肥の活用実践例を募集している。 いずれも応募は11月30日まで。表彰式は12月19日。賞品は図書カードや「麺財符」(お宮横丁で焼きそばを食
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給食費据え置き 富士宮市、品質や量維持へ補正予算計上
富士宮市は3日、物価高騰の影響が懸念される小中学校などの給食費について、据え置く方針を決めた。食材費の値上げ分に相当する額を9月補正予算案に追加し、給食の品質や量を維持していく。 従来通り給食の栄養バランスなどの品質や量を保ったまま給食費を据え置き、子育て世代の負担軽減につなげる。小中学校のほか市立保育園やあすなろ園が対象。不足する予算額については、今後の食材費上昇状況を見ながら決定していく。国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用する。 私立の市内保育園や認定こども園、幼稚園などに対しては給食費と実際にかかった食材費の差額を市が園側に助成する。市は同日、園側に方針を伝え
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ノババックス製 21日に接種開始 富士宮市
富士宮市は3日、4月に承認されたノババックス製の新型コロナウイルスワクチンについて、21日から接種を開始すると発表した。 同ワクチンは18歳以上で1~3回目の接種が対象。21日から週2日の頻度で1日当たり60人の接種枠を設けていく。接種場所は同市原のフジヤマ病院。7日から予約を開始し、インターネットまたはコールセンターで受け付ける。同ワクチンは米バイオテクノロジー企業ノババックスが開発し、技術提供を受けた武田薬品工業が国内で製造している。
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行政相談で貢献 17人表彰、感謝状 静岡で全体会議
総務省静岡行政監視行政相談センターはこのほど、行政相談委員全体会議を静岡市駿河区のグランシップで行った。業務に貢献した行政相談委員5人に表彰状、12人に感謝状を贈呈した=写真=。 行政相談委員は市民の要望や苦情を聞き取り行政とのパイプ役を担う民間のボランティア。全国に約5千人、県内には128人が配置されている。 表彰を受けた委員は次の通り。 中部管区行政評価局長表彰 飯田昌義(長泉町)滝口正(小山町)瀬本豊久(静岡市葵区)▽静岡行政監視行政相談センター所長感謝状 平川和代(河津町)山本秀樹(松崎町)藤井すわ子(西伊豆町)青山美貴(沼津市)佐野文紀(富士宮市)小林洋(藤枝市)杉原啓子(同
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親子でハマる野外音楽フェス♪ 心と体に開放感【NEXTラボ】
開放的な空間で多彩なアーティストの演奏が楽しめる野外音楽フェスティバル(フェス)が、本格的なシーズンを迎えた。若者向けのイメージもあるイベントだが、近年は参加者の年齢幅が広がり、静岡県内会場でも家族連れの姿が増えている。新型コロナウイルス禍の中でも、主催者は世代を超えて愛されるフェスを目指し、子ども向け企画や過ごしやすさに配慮した運営に力を注ぐ。 増える家族連れ 過ごしやすく 5月中旬に富士市の「富士山こどもの国」で開催された「FUJI&SUN(フジ・アンド・サン)」は、子ども向けの広大な遊び場が会場。イベントとしての企画に加え、動物への餌やり体験や大型遊具の開放など、既存の設備を使った
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GW人出483万人 静岡県内、本格回復ほど遠く
静岡経済研究所がまとめたゴールデンウイーク(4月29日~5月8日)の集客動向調査によると、県内観光レジャー施設や主要イベント(計254カ所)の人出は延べ483万人で、前年より22・5%増加した。新型コロナウイルス感染拡大後、3年ぶりに移動制限のない大型連休だったが、コロナ前の2019年と比べると人出は半数程度に落ち込んだままで、観光・レジャーの本格回復にほど遠い結果となった。 地域別では、首都圏からの観光客増加で東部が19年比24・6%減だったのに対し、西部は浜松まつり(浜松市)が12万3千人と大きく落ち込んだ影響で同70・3%減となり、明暗が分かれた。 期間中のイベントやレジャー施設で
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ラジオ難聴解消 静岡放送に補助 総務省
総務省は2日、静岡放送に民放ラジオ難聴解消支援事業の補助金約3000万円の交付を決定した。 同社は、補助金を活用してFM中継局を整備する。地理的要因などでAM放送の受信環境が厳しい富士市、富士宮市と周辺地域のラジオの受信環境を改善する。8万1千世帯が対象。
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アサガオで地域笑顔 100種以上生育 富士宮・妙心寺と花の会
富士宮市粟倉の日蓮宗妙見山妙心寺と富士宮花の会・四ツ葉グループがこのほど、100種以上のアサガオを境内で育てる「朝顔de笑顔プロジェクト」をスタートさせた。 「明るい話題を地域に提供しようと考えた」と同寺住職の久保田倫生さん(53)。今回用意した100種以上のアサガオの中には、国内や西洋の珍しい品種も取りそろえた。「花はみんなを幸せにする。珍しいアサガオを見に、地元住民や遠方からも来てもらえたらうれしい」と語る。このほど、同寺で開いた団結式には四ツ葉グループメンバーや檀家(だんか)の16人が集まり、種まきや苗植え作業に汗を流した。 アサガオは境内駐車場に並べる。7月中旬ごろから順次見ごろ
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認知症や写真題材 富士宮人づくりの会が講座
富士宮人づくりの会は6月15日と7月17日に、認知症や写真を題材にした講座を開く。15日は認知症疾患医療センター東静脳神経センターとキャラバンメイトが講師を務め、認知症で知っておきたいことなどを語る。7月17日は富士宮市内在住の写真家・報道カメラマンのビル・ライオンズさんが「写真道『瞬間をつかむ』」と題して、報道と芸術写真の違いや類似性などについて自身が撮影した写真とともに紹介する。 会場は市役所7階。各回ともに定員80人。申し込み、問い合わせは富士宮市教委社会教育課家庭・青少年係<電0544(22)1188>へ。
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鉄工所内の機械など焼く 富士宮市杉田
1日午後11時50分ごろ、富士宮市杉田の鉄工所から出火し、工場内の機械など約15平方メートルを焼いた。富士宮署などによると出火当時、工場内は無人で稼働中だった。金属を加工する機械から出火したとみられる。同署や市消防本部が出火原因を調べている。
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富士宮市制80年祝う 記念式典に市関係者ら さらなる発展誓い
富士宮市は1日、市制施行80周年記念式典を市民文化会館で開いた。市関係者や市民団体代表者、区長ら約600人で傘寿を迎えたまちの節目を祝い、さらなる発展を誓った。 同市は1942年、大宮町と富丘村の合併で誕生。富士根村、上野村、北山村、上井出村、白糸村、芝川町との合併を経て現在の市域になった。須藤秀忠市長は「90周年、100周年を見据えて市民が町への愛着と誇り、未来への希望を持ち、幸せに暮らすことができるよう夢と理想を持ってまちづくりを進める」と強調した。 大宮小6年生が壇上に上がり、出席者で市歌を斉唱。功労表彰、善行表彰、感謝状の贈呈式を行った。姉妹都市の米国サンタモニカ市長や友好交流関
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キッズゲルニカ 平和願い制作 式典会場で3作品お披露目
富士宮市の子どもたちが平和を願い描いたキッズゲルニカの作品3枚が1日、市制施行80周年記念式典に合わせてお披露目された。 市民文化会館内に大富士小、富士根南小、富士宮東高の児童生徒が描いた作品が並んだ。大富士小は富士山を中心に据え、虹や桜の花ふぶきが山麓にかかる様子を描いた。国の違いにこだわることなく誰もが一つになれるよう願いを込めた。 富士根南小は富士山麓の美しい景色の中で笑顔で遊ぶ生徒や虹を描き、デージーの花を全校児童数分ちりばめた。平和につながる笑顔と思いやりの心の大切さを訴えた。富士宮東高ではレオナルド・ダビンチの「最後の晩餐(ばんさん)」の構図をモチーフに対話で解決の糸口を探る
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盗撮の疑いで男逮捕 富士宮署
富士宮署は1日、県迷惑防止条例違反の疑いで富士宮市三園平、自称会社員の男(29)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後5時40分ごろ、市内のスーパーマーケット内売り場で10代女性のスカート内をスマートフォンで撮影した疑い。
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松崎高教諭を逮捕 児童買春、ポルノ製造疑い 掛川署
静岡県東部の女子高校生を買春し、裸の動画を撮影するなどしたとして、掛川署と静岡県警少年課は30日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で、松崎町江奈、教諭の男(35)を逮捕した。関係者によると、容疑者は県立松崎高の教諭という。 逮捕容疑は3月5日ごろ、富士宮市内の宿泊施設で女子高校生(16)が18歳未満であることを知りながら、現金を払う約束をして買春するとともに、裸体を撮影して児童ポルノを製造した疑い。同署によると容疑者と高校生は交流サイト(SNS)で知り合った。容疑者は5月9日、掛川市内で恐喝事件の被害に遭い、捜査の過程でスマートフォンから高校生の動画が見つかった。 県教委は容疑者の所属
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観光や地域資源活用支援 サンフロント21懇話会総会 活動方針を承認
静岡県東部・伊豆地域の活性化策を提言する静岡新聞社・静岡放送の「サンフロント21懇話会」は30日、三島市内のホテルで2022年度総会を開いた。本年度活動方針に観光面で新たな展開の提案や、地域資源を最大限に生かした取り組みを支援する考えを盛り込み、承認された。 地元での東京五輪・パラリンピック自転車競技開催を機に見込まれるスポーツ人口拡大や観光交流促進、サイクルツーリズム活用への機運醸成を図る。文化的価値の高いクレマチスの丘・ヴァンジ彫刻庭園美術館(長泉町)や、世界遺産に関する学習型観光として期待される富士山世界遺産センター(富士宮市)など官民一体の取り組みを支援する。伊豆半島の食と温泉とい
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暴力団組員に中止命令
富士宮署と県警捜査4課は30日、暴力団対策法に基づき、富士宮市小泉、指定暴力団山口組藤友会、無職の組員(52)に中止命令を出した。同署によると組員は4月下旬、県東部在住の配送業従業員の30代男性に対し、暴力団の威力を示して過剰なサービスを要求したとされる。
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覚醒剤使用疑い 富士署が男再逮捕
富士署は30日、覚醒剤取締法違反の疑いで富士宮市生まれ、住所不定、無職の男(43)を再逮捕した。再逮捕容疑は5月中旬から同24日までの間、静岡県内またはその周辺で覚醒剤を使用した疑い。容疑者は富士市内のパチンコ店への建造物侵入容疑で24日に逮捕、送検され、処分保留となっていた。
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う宮茶売上金一部 富士山基金に寄付 JAふじ伊豆富士宮
JAふじ伊豆富士宮地区本部はこのほど、富士宮市世界遺産富士山基金に12万8310円を寄付した。寄付金は同JAが販売している富士宮産茶葉100%緑茶飲料「う宮茶」の売上金の一部を充てた。 寄付は同地区本部がJA富士宮だった2020年から続け、今回で3回目。売り上げたう宮茶1本につき1円を寄付金に充てている。市役所には深沢俊光地区本部長らが訪れた。深沢地区本部長は須藤秀忠市長に目録を手渡し「地域のために使ってもらえたら」と語った。 須藤市長は「来年度は富士山世界遺産登録10周年の節目。皆さんの気持ちにかなうよう有意義に活用していく」と語った。
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富士山SDGs推進へパートナー制度 富士宮市など5者協定
富士山を守り未来につなぐ「富士山SDGs」の推進に向け、富士宮市はこのほど、地元経済団体や金融機関の4者と包括連携協定を締結し、「富士山SDGs推進パートナー制度」を新たに立ち上げた。市内に拠点を置く事業者や団体、教育機関から富士山SDGsに関わる取り組みをまとめた宣言書を募る。募集開始は6月1日。 同制度では宣言書を提出した事業者などに登録証を交付し、それぞれの富士山SDGs推進に向けた取り組み内容を市ホームページに掲載していく。掲載のほかイベントなどを企画して、パートナー同士で異業種での連携や交流の促進につなげたい考え。 市役所で開いた締結式には須藤秀忠市長、富士宮信用金庫の小池孝
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放置竹林のタケノコでピザ 富士宮・朝霧高原あおぞらピッツァ
富士宮市を拠点にキッチントレーラーで本格ピザを販売する「朝霧高原あおぞらピッツァ」(大塚祐介代表)がこのほど、市内の放置竹林で採れたタケノコを使ったピザ「宮のたけのこペペロンチーノ」を新たに開発し、メニューに加えた。放置竹林整備やタケノコ販売に取り組む市民有志らでつくる「竹遊(たけあそび)」とのコラボで実現した。 新商品はマルゲリータピザをベースにニンニクオリーブオイル漬けにしたタケノコを乗せ、ペペロンチーノ味に仕上げた。タケノコのシャキシャキ食感がピザで楽しめるほか、チーズやトマトとの相性も抜群だ。唐辛子も富士宮産を使用した。 商品開発は2021年6月ごろ、竹遊の代表者と知り合ったこと
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デフサッカーに挑戦! 聴覚障害の子ども、楽しさ体感 富士
富士市立高でこのほど、「デフサッカー教室」が開かれ、聴覚障害のある未就園児から中学生までの約20人が人工芝グラウンドでボールを蹴る楽しさを味わった。 同教室は聴覚障害のある子どもが体を動かせる場を提供するため、昨年度から同校や静岡FIDサッカー連盟などが協力して始めた。本年度は3月までに計10回ほど開催する。 子どもたちはボールを投げたり弾ませたりと、ボールに慣れることから始め、パスやドリブルなど基本的な動きに挑戦した。得点数を競うミニゲームでは、力いっぱいゴールに蹴り込んだ。富士宮市立大宮小2年の岡村碧大君(7)は「ゴールを決められて楽しかった」と笑顔で話した。 富士市立高のサッカー
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地域安全功労者ら表彰 富士宮
富士宮防犯協会(会長・須藤秀忠富士宮市長)と富士宮署地域安全推進協議会(石川滋会長)はこのほど、2022年度総会をそれぞれ市役所で開いた。両総会では地域安全活動に貢献した功労者らを表彰したほか、22年度事業計画などを決めた。 表彰を受けた個人や団体は次の通り。 【防犯功労】個人表彰 小野田早代子、石川昭雄、高野美知子▽団体表彰 杉田3区防犯会 【地域安全活動功労者】佐藤雅美、佐野勝巳、長村浩伸、寺田隆彦、塩谷光俊
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洋服、雑貨…集まれ水玉 富士宮でイベント、次回は6月4日
水玉模様の洋服や雑貨を展示、販売するイベント「水玉のきぶん」(nicoli主催)が富士宮市のあさぎりフードパークで開かれた。“ドレスコード”も水玉模様。親子連れらが洋服や靴下、バッグなど、思い思いにコーディネートして買い物を楽しんだ。 nicoliの中村めぐみ代表(富士市)が「子どもの頃から水玉が好きだった。大人になっても好きな人は多いのでは」と3年前に企画し、今回が3回目となった。 県内外から30店舗が出店し、ブースを水玉模様の敷布やガーランドで装飾。中村さんは、水玉模様の端切れでてるてる坊主を作るコーナーを設け、人気を集めた。飲食ブースにはマフィン、ドーナツな
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ひき逃げの疑い 80歳の男を逮捕 富士宮署
富士宮署は25日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで富士宮市淀平町、自動車修理業の男(80)を逮捕した。逮捕容疑は24日午後7時15分ごろ、同市万野原新田の県道交差点で、乗用車を運転中に前方で信号待ちをしていた同市小泉の男性会社員(44)の車両に追突してけがを負わせ、そのまま逃走した疑い。同署によると男性は首を打ち、軽傷という。
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全日本大学女子硬式野球 望月さん(富士宮出身) 両親にV報告
5月14~15日に高知県で開かれた「第8回全日本大学女子硬式野球選手権」で優勝した尚美学園大の投手望月音羽さん(2年)=富士宮市出身=がこのほど、市内の実家に帰省し、両親に喜びを報告した。望月さんは大会で投手として1回戦と決勝に先発出場し、女子大学野球・春の全国大会優勝に貢献した。 小学生でソフトボールを始めた望月さんは6年時に野球に切り替えた。地元芝川中の野球部や女子硬式野球部のある岐阜第一高を経て埼玉県の尚美学園大に進学。170センチの身長を生かした直球を武器に同大では投手2枚看板の一人となった。 決勝の相手は日本大国際関係学部。互いに譲らない緊迫した試合展開だったが、望月さんは「前
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コロナ禍アウトドアブーム 盗難や事故未然防止を【湧水】
年始の特集紙面でソロキャンプの体験取材をしたのを機に、4月に初めてプライベートでキャンプに挑戦した。たき火を満喫し、充実した時間を過ごした。道具も安価でそろえやすく、アウトドアへの障壁は近年下がったと実感する。 アウトドア人口が増えるということは、トラブルも起こりやすくなる。「自粛明け」後初の夏を迎える今、リスクを知るべきだ。 富士宮署生活安全課は5月2日、キャンプ場で利用客の貴重品や高額なキャンプ用品が狙われる盗難被害が増えているとして、富士宮市の田貫湖キャンプ場で被害防止を呼び掛けた。同署は3、4月に連続で盗難を認知。担当者は「キャンプブームで高価格帯の機材のニーズが高まっており、転
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駐車場に尿13リットル不法投棄した疑い 男を逮捕 富士宮署
富士宮署は24日、廃棄物処理法違反の疑いで富士宮市小泉、警備員の男(46)を逮捕した。逮捕容疑は2021年11月6日、同市中原町の遊戯施設駐車場にペットボトルに入れた尿(約13リットル)などの廃棄物を不法投棄した疑い。同署によると、駐車スペースに大小計27本の尿入りペットボトルがダンボールに入った形で捨てられていたという。見つけた従業員の通報で発覚した。
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新聞の特徴や活用法学ぶ 富士宮・井之頭中で講座
富士宮市立井之頭中で23日、元中学校長の矢沢和宏さん(静岡新聞NIEコーディネーター)を講師に招いたNIEスタート講座が開かれた。生徒や教員約20人が参加し、新聞の特徴や学習への生かし方に理解を深めた。 矢沢さんは本紙掲載記事を例に新聞の特徴を解説し、読者に情報を伝える工夫として、記事の内容や重要性が一目で分かる見出しの役割や大切さを強調。朝刊全体で20万字以上とされる新聞を効率良く読むこつとしても、見出しを眺めるように読むことを勧めた。 記事や写真を題材にした問題でつくる「新聞ワークシート」の活用を呼び掛け、「読解力や語彙(ごい)力、思考力、表現力が身につく。普段体験できないことを間接
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熱海土石流踏まえ災害防止連携確認 治水砂防協県支部が総会
静岡県内35市町の首長らでつくる全国治水砂防協会県支部はこのほど、静岡市葵区で通常総会を開き、熱海市伊豆山で発生した土石流災害を踏まえ、関係機関が連携して土砂災害の防止に取り組む方針を確認した。 支部長を務める須藤秀忠富士宮市長は土石流災害を機に盛り土規制の議論が進んでいることに触れ「土砂災害の危険性や防災・減災対策の重要性を伝える支部の取り組みを一層発展させることが重要だ」と述べた。 砂防事業や地すべり対策事業の促進を求める国への要望、土砂災害被災地への視察研修の実施などを盛り込んだ2022年度の事業計画を承認した。 国土交通省の担当者らによる講演会もあり、土砂災害に対する最新の取り
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記者コラム「清流」 歴史のつながり
今作の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に登場する、伊東の礎を築いた武将・伊東祐親(すけちか)。歴史文化を継承する地元のNPO法人が続ける顕彰の祭りが先日、開かれた。温泉街の情緒漂う会場の水上舞台で行われた狂言や能の演出は圧巻だった。 祐親は八重姫の父、あだ討ち物語で知られる曽我兄弟の祖父に当たる。数年前まで勤務していた富士宮市では、折に触れて兄弟にまつわる逸話を聞いた。あだ討ちの舞台となった土地で、伝説に関連した場所があり、物語にちなんだ名品がある。 個々にみると点でしかない歴史が、地域を広げ、人と人の関係性をひもとくと「こんなつながりがあったのか」と気付かされる。県内にはほかにも多くの名所
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参院選啓発へ力強い書 富士宮西高生パフォーマンス
富士宮市の富士宮西高書道部は20日、夏の参院選啓発に向けた書道パフォーマンスを校内で披露した。投票行動を促す大型選挙啓発ポスターを仕上げた。 市選管が市内高校に協力を依頼し、高校生ら若年層に選挙をより身近に感じてもらおうと続けている企画。パフォーマンスにははかま姿の部員らが登場し、2年の南雲奏穂さん(16)が筆で大判用紙(縦155センチ、横180センチ)に「この一票 未来を創る 夢の種」との啓発標語をしたため、同じく2年の三浦凛桜さん(16)が作品に判を押した。 南雲さんは「少しでも多くの人に投票に行ってもらえるように気持ちを込めて書いた」と語った。三浦さんは「青春を大事に選挙についても
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走行中の乗用車から出火 富士宮市上井出の県道
21日午後1時10分ごろ、富士宮市上井出の県道で、名古屋市の男性会社員(39)の乗用車から出火し、エンジンルームなどを焼いた。けが人はいなかった。富士宮署と同市消防本部によると、男性は国道139号上井出インターチェンジ(IC)から県道に入った際、ボンネットからの煙を確認して停車した。同署などが出火原因を調べている。
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富士宮市防火協会 30周年で記念品 市消防本部に寄贈
創立30周年を迎える富士宮市防火安全協会(御宿冬樹会長)はこのほど、2022年度の通常総会を市民文化会館で開催した。22年度の事業計画を決めたほか、定例表彰などを実施した。 同協会は現在500事業所を超える会員が所属している。御宿会長はあいさつで「コロナ禍でもできる限りのことを行い、防火安全に向け皆さまのためになる活動を続けていきたい」と語った。30周年を記念して市消防本部に「AR火災煙体験アプリ」を寄贈した。 22年度の定例表彰は次の通り。 事業所表彰 JAふじ伊豆富士宮地区本部▽個人表彰 清昭広(富士宮通運)、小泉剛(フジ印刷)▽功労賞 杉野英昭(アサヒ飲料富士山工場)
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JAふじ伊豆富丘支店に署長感謝状 詐欺防止に貢献 富士宮署
富士宮署は18日、特殊詐欺被害の未然防止に貢献したJAふじ伊豆富士宮富丘支店に対する署長感謝状の贈呈式を同署で開いた。 功労者は対応した職員の大塚正代さんと依田恭子さん。同支店は功労店舗としてたたえた。同支店では4月12日、来店した高齢女性が「息子が会社の書類を違う所に送ってしまったので現金が必要」と語り、高額現金を引き出そうとしていたことから不審に思った職員や石川剛支店長が状況を確認したり、警察に通報したりして、被害を未然に防いだ。 贈呈式で佐野信浩署長は「ちょっとした配慮や声掛けで結果は大きく変わる。今後もちゅうちょなく確認をお願いしたい」と述べた。石川支店長は「これからも声掛けなど
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富士宮市青少年相談センター長 処分保留で釈放 10代女性に暴行疑い
静岡地検沼津支部は20日、暴行の疑いで逮捕、送検された富士宮市青少年相談センター長の男性(64)=同市北町=を処分保留で釈放した。任意で捜査を続ける。 男性は4月中旬、県東部在住の10代女性に対し、県東部の屋内で体の一部を性的な目的で押し付けるなどの暴行を加えたとして富士宮署などに逮捕された。
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田貫湖北側に広場 富士宮市が整備、供用開始
富士宮市は20日、市北部の観光拠点の一つ田貫湖北側に新設した「田貫湖畔広場」の供用を開始した。現地でオープニングセレモニーを開催し、市や地元関係者が北部地区のさらなる発展を願った。 田貫湖には釣り人やサイクリストら多くの地元住民が訪れ、週末はキャンプ客でにぎわう。同広場は老朽化に伴い2020年度に解体した市有施設・湖畔荘の跡地に整備した。 約千平方メートルの広場には子どもたちが遊べる複合遊具のほか、富士山や田貫湖をゆったりと眺められるハンモックやベンチを配置。サイクルラックを備え、サイクリストらの憩いの場としても利用を見込む。斜面にはイブキジャコウソウを植栽しし、桜や紅葉、雪化粧した富士
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将棋の竜王戦第3局 静岡県内初、富士宮で 10月28、29日
富士宮市は20日、第35期竜王戦七番勝負(日本将棋連盟など主催)の第3局が10月28、29日に市内で開催されることが決まったと発表した。市制施行80周年記念事業として市や駒作り愛好家でつくる富士駒の会が将棋のタイトル戦誘致を働き掛けてきた。竜王戦開催は県内初という。 今回の竜王戦は藤井聡太竜王にとって初の防衛戦。今後、各地で行われる予選や決勝トーナメントを勝ち抜いた挑戦者が藤井竜王との七番勝負に臨む。第3局会場は同市野中の割烹(かっぽう)旅館たちばな。共催者として日本将棋連盟富士宮支部や富士駒の会、市、商工業、観光団体の関係者らで実行委を組織する。主催者と前夜祭や大盤解説会など交流イベント
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チョウ舞う里へ「ガーデン」整備 富士宮、オーナー37人
富士宮市柚野地区を拠点に活動する芝川ギフチョウ保護の会(高瀬幹雄会長)はこのほど、バタフライガーデンを同市下柚野の興徳寺敷地内に整備した。市民有志ら協力者とともにガーデンを管理し多種多様なチョウを呼び込み、自然に親しめる場をつくっていく。 ガーデンは地元柚野中2年の平野真央さん(13)から「アサギマダラを柚野に呼びたい」と相談を受けたことがきっかけ。同寺から無償で借りた敷地約300平方メートルにガーデンを整備して37区画に分けた。フジバカマのほかチョウが好むさまざまな草花を植えて、ギフチョウやオオムラサキなど多様なチョウの呼び込みを目指す。管理はオーナー制を採用し、呼び掛けに応じた協力者ら
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フェラーリF355 富士山麓に集結 掛川の鈴木さん企画
スポーツカー「フェラーリF355」のオーナーらが集まる交流イベントがこのほど、富士宮市上井出の富士ミルクランドで開かれた。1994~99年に生産されたモデル計24台が富士山麓にそろい、オーナー同士で親睦を深めた。 県内や関東地方などからオーナーらが集まり、GTB、GTS、スパイダー、チャレンジの4種類のF355をアーチ状に並べた。 イベントは掛川市の鈴木彰さん(58)が10年ほど前から企画している。愛用歴23年目という鈴木さんは「コンパクトなスタイルと軽快なエンジンサウンドが魅力。操る楽しみがある」と語る。 参加者はエンジン音を確認し合ったり、情報交換や写真撮影をしたりして楽しんだ。
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富士宮発祥の古流武術継承 新たに「富士浅間真流」6月披露
富士宮発祥の古流武術「富士浅間流」(ふじせんげんりゅう)を受け継ぐ富士、富士宮地域の武道家が「富士浅間真流」(大河原剣芯宗家)を新たに立ち上げ、歴史ある居合術の継承や心身鍛錬に向け稽古に打ち込んでいる。6月19日には女性剣士6人が富士市総合文化祭の一環で居合や剣舞を披露する。 富士浅間流は幕末まで富士山本宮浅間大社の世襲大宮司を務めた富士氏が起源。江戸中期に富士亦四郎吉春が興して以降、富士宮発祥の武術として富士、富士宮地域で約300年にわたり継承されてきた。近年では後藤龍剣第16代宗家の死去に伴い宗家不在のまま2会派が活動していた。後藤宗家に師事した一人の大河原氏が富士浅間真流を新たに立ち
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自宅に放火疑い 富士宮署が男逮捕
富士宮署は18日、現住建造物等放火の疑いで富士宮市小泉、無職の男(89)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後3時ごろ、自宅に放火した疑い。関係者によると、男は自宅内に油をまいて火を付けたとみられる。現場で親族と何らかのトラブルがあったもよう。自宅は2階建てで、1階居間など一部を焼いた。市消防本部によると火災で50代女性が救急搬送されたが命に別状はないという。
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運営委員会の構成決定 富士宮市議会
富士宮市議会は18日の臨時会で議会運営委員会の構成を決めた。委員長に佐野和彦氏(富岳会)、副委員長に細沢覚氏(育成)が就いた。任期は2023年4月26日まで。このほかの委員は次の通り。 渡辺佳正(日本共産党議員団)近藤千鶴(キセキ)辻村岳瑠(育成)佐野寿夫(公明会)臼井由紀子(富岳会)村瀬旬(至誠)
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人気ビール3種缶に 全国、世界展開見据える 富士宮のブルワリーレストラン
富士宮市大宮町のブルワリーレストラン「マウントフジ・ブリューイング」がこのほど、同店人気のクラフトビール3種を缶ビールに商品化した。ビアソムリエ・ワインソムリエの両資格を持つ同店醸造責任者のレシピを元に、富士山の伏流水100%で高品質な缶ビールに仕上げた。 缶ビールにしたのはゴールデンエール「黄蘗富士(きはだふじ)」、IPA「柑子富士(こうじふじ)」、ヘーフェヴァイツェン「白茶富士(しらちゃふじ)」。醸造責任者の会森隆介さん(44)は「オリジナルの味や口当たり、香りなどが再現できた」と力を込める。同店は缶ビールにすることで全国、世界展開を見据える。中村直樹店長(36)は「富士宮に遊びに来て
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ロシア出身のイリーナさん、通訳でウクライナ避難者支援
ウクライナ人避難者2人が17日に富士市長表敬に訪れた際、通訳を務めたのはウクライナを侵攻するロシア出身で富士宮市在住のロシア語講師伊藤イリーナさん(50)だった。 来日15年のイリーナさんは「戦争」に心を痛めてきた。市から2人の通訳を依頼され、イリーナさんは「少しでも役に立てることがうれしかった」と話す。ただ、親子の心情を考え、ロシア人通訳でも良いか市職員を通じて事前確認を求めた。 この日の初対面でイリーナさんが「ごめんなさい」と事態について謝ると、2人は目に涙を浮かべたという。「ウクライナの人が発言を恐れる姿などを見てどんなにつらい体験したか実感した。避難者の支援に何ができるか考えたい
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J1清水選手と児童交流 実技披露や夢語る 富士宮・貴船小
サッカーJ1清水エスパルスの選手がこのほど、富士宮市立貴船小を訪問し、6年生約80人と交流した。クラブを身近に感じてもらうことを目的とした事業の一環。 同小には山原怜音選手と千葉寛汰選手が訪れた。両選手は自己紹介の後、児童にリフティングやシュートを披露した。サッカーを始めたきっかけ、今後の夢や目標などを語り、児童からの質問にも答えた。試合で心掛けていることを問われ、山原選手は「とにかく自信を持ってプレーすること」、千葉選手は「点を取ることしか考えていない」と答えた。 エスパルスは6月18日のJ1第17節アビスパ福岡戦に、県東部の小学生と保護者500組計千人を無料招待する(応募多数の場合は
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富士宮でGゴルフ大会 3市464人競う 静岡県民スポレク祭東部
「県民スポーツ・レクリエーション祭東部地区グラウンドゴルフ大会」がこのほど、富士宮市の外神スポーツ広場で開かれた。富士宮、富士、御殿場の3市から計464人が出場し個人戦で計24ホールのスコアを競った。 東部地区大会からは男女それぞれ上位2人が栃木県で10月に開かれる国体に出場する。例年は一括開催している県大会を、昨年に続き東部と中西部の2会場に分けて実施した。 東部地区大会の主な結果は次の通り。 【男子】①西山昇(富士市グラウンド・ゴルフ協会)②佐野典正(同)③伊東一(同)④武藤勇(御殿場市グラウンド・ゴルフ協会)⑤佐藤隆行(富士市グラウンド・ゴルフ協会)⑥望月近義(青木グラウンド・ゴ
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自転車盗難防止に高校生チーム任命 富士宮の公私5校
富士宮市の公私5高校の生徒でつくる自転車盗難被害防止対策チーム「B・B・5作戦本部」の本部員任命式が12日、市民文化会館で開かれた。自転車のツーロック呼び掛けや駐輪場点検など、被害防止対策を展開する。 チームは各校から5人ずつ選出された生徒25人で構成。富士宮防犯協会長の須藤秀忠市長が任命状を、富士宮署の佐野信浩署長が腕章などを手渡した。任命式に続いて本部員は第1回作戦会議に臨んだ。本部長に就任した一瀬侑叶さん(富士宮北高)はあいさつで「学校や地域に活動を広めて、市内の自転車盗難被害が無くなるように力を合わせていきましょう」と語った。 市内で高校生の自転車盗難被害が多かったことから200
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ヒマワリの種、心の復興に 東日本被災地へ袋詰め 富士宮・富岳館高
富士宮市の富岳館高でボランティア部員が中心となり、東日本大震災の被災地に送るヒマワリの種の袋詰め作業が進んでいる。10、11、13日の3日間は部員が校内に呼び掛け、計100人超の有志生徒が作業に加わった。東日本大震災復興・環境緑化支援民間プロジェクト「ひまわりプロジェクト」の一環。 富岳館高の参加は今年で7年目。同校は1200袋を用意し、うち700袋を宮城県に送る。6月中旬に同県内で開かれるイベントで配布される。残りは市内で配布するなど普及啓発に活用する。 ボランティア部員41人が手分けして袋詰め作業を進めてきた。今週3日間は昼休みを利用して生徒有志が部員の指導を受けながら種を約20粒ず
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道路整備9項目、決議案を採択 静岡県内市町3団体が総会
静岡県内市町でつくる県道路整備促進期成同盟連合協議会など3団体が13日、合同総会と意見交換会を富士市内で開いた。新東名高速道の早期全線開通や国道1号バイパスの4車線化促進など9項目を盛り込んだ国土交通省宛ての決議案を採択し、会長の小長井義正富士市長が篠田宗純静岡国道事務所長に決議文を提出した。 決議文には、大規模災害や設備更新のため料金徴収継続の特別措置や、通学路の安全対策強化と予算継続なども新たに盛り込んだ。総会では2024年度総会までの会長に北村正平藤枝市長を選任する役員案も承認した。 意見交換には23の市町長が出席し、県内の国道事務所長らに課題や要望を説明した。富士、富士宮市は国道
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富士宮に新児童館開所 図書室、遊戯室など完備 子育て相談も
富士宮市立児童館(愛称らっこ)がこのほど、同市若の宮町の旧児童館跡地に開館した。初日は現地で記念式典を開き、子どもたちの居場所や子育て支援の新たな拠点のオープンを祝った。大宮保育園児が踊りを披露して会場を盛り上げた。 旧児童館は老朽化に伴い2015年に閉館し取り壊しとなった。多くの市民の要望を受け、21年度、跡地に新設工事が行われた。建物は富士山の稜線(りょうせん)をイメージした屋根が特徴。鉄骨造り2階建て、延べ床面積約600平方メートル。 館内には約300冊を置いた図書室、吹き抜けで開放感ある遊戯室、オムツ替えコーナー、授乳室などを完備した。子育てコンシェルジュが常駐し相談を受け付け
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「心のケアに全力」 職員逮捕の富士宮市 教育長が謝罪
性的目的で10代女性に自身の体を押し付けたなどとして、9日に暴行容疑で富士宮市青少年相談センター長の男(64)=同市北町=が逮捕されたことを受け、池谷真徳市教育長は11日、臨時記者会見で謝罪した。「関係者の心のケアに全力を尽くすとともに、センターの業務に支障がないようにしていく」と語った。 市教委によると、逮捕後、保護者から「センターは運営しているか」「子どものケアをお願いします」などと問い合わせがあったという。 容疑者は小中学校の校長などを経て退職後、2018年からセンター長に就いた。相談業務のほか、不登校の小中学生に対する適応指導教室に携わっていたという。池谷教育長は「履歴を考えると
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暴力行為法違反の疑い 富士宮署が男を逮捕
富士宮署組織犯罪対策推進本部と県警捜査4課は10日、暴力行為法違反の疑いで富士宮市小泉、無職の男(52)を逮捕した。逮捕容疑は4月下旬、県東部在住のサービス業従業員の30代男性に対し、携帯電話で「ヤクザなめてんだろう」などと脅した疑い。
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林業の技術革新へ 静岡県と日本製紙協定
静岡県と日本製紙、日本製紙木材は9日、県内林業と木材産業の技術革新推進に向けた協定を締結した。地元の森林でデジタル技術やドローンを活用した実証実験を行い、先端技術の現場普及を図る。 両社が富士宮市や伊豆市などに所有する森林約2700ヘクタールを実験フィールドとして提供する。 従来作業の効率化に向けたドローンによる苗木や資材運搬の他、レーザー計測器を用いて樹木の高さや太さから資源量を計測する実験などを行う予定。 県森林計画課の担当者は「先端技術を幅広く紹介する場にすることで、林業の持続的な発展につなげたい」と話した。
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富士宮・日本プラスト 「はぐくみの森」始動 森林保全や環境教育実践
自動車部品製造の日本プラスト(富士宮市)は10日、県やNPO法人ホールアース研究所と連携して豊かな森づくりを実践する「はぐくみの森」のキックオフイベントを同市北山工業団地内の森林で開いた。3者の関係者らで新たな看板の除幕や記念植樹を行い、森林保全や環境教育の推進に向けた活動を本格的にスタートした。 3者は今年1月、しずおか未来の森サポーター協定を締結。同社の工場が隣接する北山工業団地内の森林(市所有)を「はぐくみの森」として同社が県や同NPOの協力を得て管理や活用していく。 現地では同NPOの山崎宏代表理事によるガイドウオークを実施し、森林の特徴を解説した。永野博久社長は「富士山の麓にあ
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議員定数、現状維持の22人 富士宮市議会議運で決定
富士宮市議会は10日の議会運営委員会で、市議の不祥事を発端に議論を進めてきた議員定数について現状維持(定数22)にすると決定した。 4月27日に開いた全議員による意見交換会で、意見を取りまとめた結果、現状維持が11人、現状維持または定数増が3人、削減が7人、保留は1人だった。議会運営委員会は、最も多かった現状を維持するとの決定に至った。 市議会は議員定数を巡る議論を昨年11月から始めた。同12月には市区長会から議員の質向上や信頼回復に向けて議員定数削減などを求める要望書が提出されていた。これまでに定数を議題に挙げた議会運営委員会は計6回開催し、意見交換会は2回実施した。 区長会の大河原
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10代女性に暴行疑い 富士宮市青少年相談センター長を逮捕
性的な目的で10代女性に自身の体を押し付けたなどとして、富士宮署と県警捜査1課は9日、暴行の疑いで富士宮市北町、同市教育委員会会計年度任用職員の男(64)を逮捕した。関係者によると、容疑者は同市青少年相談センター長。 逮捕容疑は4月中旬、県東部在住の10代女性に対し、県東部の屋内で、自身の体の一部を押し付けるなどの暴行を加えた疑い。同署によると、家族から相談があり発覚した。容疑者は女性と面識があったという。 逮捕を受け、市教委の池谷真徳教育長は「誠に遺憾。事実関係が確認できた場合には厳正なる処分を行う」とコメントした。関係者によると容疑者は市内の小中学校長などを経て退職後、2018年4月
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連休中の山岳遭難5件 静岡県警「低山でも計画書を」
大型連休中の4月29日~5月8日、県内で山岳遭難事故の発生が5件6人確認された。多くは標高2千メートル以下の低山への登山中で、いずれも装備は比較的充実していたにもかかわらず道に迷ったり、下山時に足を滑らせたりした。 コロナ禍で屋外レジャー人気が高まる中、初心者を含め夏登山を楽しむ人が増える可能性は高い。県警は「低山でも油断せず、登山計画書作成や天候変化の確認作業を徹底し、無理な登山は避けてほしい」と呼び掛ける。 県警地域課によると、6人はいずれも県警や消防が早期に発見、救助して無事だった。富士宮市の毛無山や静岡市葵区の大根沢山などで発生し、遭難者は42~66歳の男女だった。県外からの登山
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最高値の新茶を浅間大社に奉納 富士宮富士山製茶
富士宮市杉田の富士宮富士山製茶はこのほど、静岡茶市場の新茶初取引で同社が最高値(1キロ196万8千円)で仕入れた地元産の手もみ茶を同市の富士山本宮浅間大社に奉納した。茶業界発展や地域農業振興を祈願した。 同社の土井貴代表社員のほかJAふじ伊豆富士宮茶業委員会の佐野俊英委員長や同JA富士宮地区本部の深沢俊光本部長、須藤秀忠市長、茶業関係者らが参加。手もみ茶を神前にささげ、神事に臨んだ。土井代表社員は「繊細な栽培管理と手もみ技術の集大成。新茶の生々しい味を楽しんでほしい」と話した。 同社は最高値で仕入れた富士宮産手もみ茶の煎茶1杯分(3グラム)を抽選で100人にプレゼントする企画を実施中。1
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富士宮の毛無山で男性救助 左足を負傷
7日午後0時25分ごろ、富士宮市の毛無山(1964メートル)の山頂付近で、下山していたさいたま市北区の男性大学教授(59)が転倒し、左足首を負傷したと119番した。富士宮署山岳遭難救助隊と同市消防本部山岳救助隊が男性を救助し、県の防災ヘリコプターで静岡市内の病院に搬送した。同署などによると、男性は左足首を骨折した可能性があるが、命に別条はないという。
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子育てママに癒やし 富士宮の杉山さん ドライヘッドスパ体験会
富士、富士宮地域を拠点にドライヘッドスパスクールを運営している杉山かおりさん(44)=富士宮市=がこのほど、NPO法人母力向上委員会と連携し、託児付きドライヘッドスパ体験会を同市野中の「さぁどぷれいすSAN」で開いた。 髪をぬらさず頭部や周辺をマッサージするドライヘッドスパ。眼精疲労、首肩こり改善や自律神経の調整などに効果があるとされ、都心を中心に専門店が広がるという。自身もスクールのほかドライヘッドスパサロン「自分の時間」(富士市)や美容室「haru」(富士宮市)を営む。子育てで睡眠不足気味なママに癒やしの時間を届けようと託児付き体験会を初めて企画。7人の参加者が訪れ、杉山さんやスクール
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清水銀行大宮支店 特殊詐欺被害防ぐ 富士宮署が感謝状
富士宮署はこのほど、特殊詐欺被害の未然防止に貢献したとして、清水銀行大宮支店(大木秀元支店長)と対応した職員2人にそれぞれ署長感謝状を贈った。 功労者は三浦恵美子事務長(53)と海野彩有奈さん(27)。日頃から詐欺被害防止に向けた訓練や警戒に当たっている同支店も功労店舗としてたたえた。3月30日、女性客が携帯電話で通話しながらATMを操作していたことから女性の会話や様子を確認したり、声を掛けたりして被害を未然に防いだという。 佐野信浩署長から感謝状を受け取った三浦さんは「ATMの前で携帯で話している人は特殊詐欺被害の可能性が高い。日頃からみんなで警戒してきたことで被害を防げて良かった」と
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自転車事故防止へ 富士宮署が啓発
富士宮署はこのほど自転車事故防止を訴える広報啓発活動を富士宮市内2カ所で実施した。「自転車月間」に合わせた取り組み。 同市矢立町のエスポット富士宮店には署員や交通安全指導員、市職員が訪れた。買い物客に啓発チラシを配って県警が推進する「しずおか・自転車事故防止3つの柱+1」を呼び掛けた。店舗入り口に啓発ポスターも掲示した。 交通課の担当者は「この時期は傾向的に高校1、2年生の事故が増える。気を引き締めて運転してほしい」と語った。このほかイオンモール富士宮駐輪場でも広報活動を行った。
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富士山麓から平和祈る 富士宮東高、キッズゲルニカ制作進行中
富士宮市内で子どもたちが富士山麓から平和を祈って描く「キッズゲルニカ」の制作プロジェクトが進んでいる。秋ごろまでに小中学校や高校、公民館で5枚を制作する計画。うち3枚は6月1日の市制施行80周年記念式典でお披露目する。 先行して制作が始まった富士宮東高では芸術コース2年生23人が取り組んでいる。世界史担当教諭による特別授業を踏まえ、班ごとに出していた複数の原案を一つにまとめた。作品はウクライナ国旗に見立てて水色と黄色が基調。原案には長崎の平和祈念像を中心に据え、レオナルド・ダビンチの名画「最後の晩餐(ばんさん)」の構図をモチーフに各国が話し合うイメージのほか、ハトやオリーブの花などを盛り込
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U13年代育成 自転車競技スクール、レバンテ(富士)が開講
富士市で活動する地域密着型プロサイクリングチーム「レバンテフジ静岡」のユーススクールがこのほど、開講した。自転車競技の底辺拡大や将来の競技者育成を目指し、教室生が自転車技術以外に体力づくりなどを学ぶ。 レバンテはトップチームに9人、下部組織「レバンテホープ」に高校生約10人が所属。同スクールはU13年代を育成する。自転車競技のユーススクールは県内では珍しい。 県富士自動車学校(同市柚木)を会場に行われた初回には、面接を通過した富士、富士宮市の計6人が参加した。二戸康寛代表らがロードバイクに乗る前の準備や道具の扱い方を指導し、教室生がタイヤの空気圧の目安や安全なヘルメットの装着方法など基礎
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国立公園の魅力発信 エコロジック(富士宮)環境省と締結 市長に報告
世界でエコツーリズム開発支援を手掛けるエコロジック(富士宮市)の新谷雅徳代表がこのほど、須藤秀忠市長に、環境省と「国立公園オフィシャルパートナーシップ」を締結したことを報告した。国と連携して国立公園の魅力発信や地域活性化につなげていく。 パートナーシップは全国約100の企業や団体が結んでいる。パートナーの企業や団体は国立公園の魅力発信に関する取り組み案を環境相に提案できる。 エコロジックは富士宮市内でのインバウンドエコツアーやグランピング施設「マウントフジ里山バケーション」(同市狩宿)の運営を手掛けている。締結を受け、富士箱根伊豆国立公園内に位置する同グランピング施設を拠点に、環境教育や
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見事的中 古式流鏑馬、妙技に拍手 富士宮・富士山本宮浅間大社
富士宮市の富士山本宮浅間大社で5日、市無形民俗文化財に指定されている古式流鏑馬(やぶさめ)式が行われた。浅間大社流鏑馬保存会メンバーが伝承する射技を披露し、見事、的に命中させた。 1193年に源頼朝が富士の巻狩りを行った際、天下太平を祈願し流鏑馬を同大社に奉納したことが起源とされる。同大社楼門前に装束姿で登場した射手は馬上から天、地、四方をはらった後、的に向けて矢を放った。射手を務めた同保存会在籍5年目の会社役員望月永一さん(44)=同市=は「コロナを吹き飛ばせるような矢を放てたかな」と話した。 流鏑馬祭(4~6日)は新型コロナウイルスの影響で昨年に続き規模を縮小した。疾走する馬上から矢
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「ぶち殺されてえのか」 富士宮署、恐喝未遂の疑いで男逮捕
富士宮署は4日、恐喝未遂の疑いで富士市横割6丁目、会社員の男(23)を逮捕した。逮捕容疑は3日、富士宮市の男性会社員(48)に電話で「お前ぶち殺されてえのか」などと言い、現金を脅し取ろうとした疑い。
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キャンプ場の盗難被害増 高額用品など 富士宮署が注意喚起
富士宮市内のキャンプ場で盗難被害が発生していることを受け、富士宮署は2日、大型連休に合わせて、キャンプ場利用客に盗難被害防止を呼び掛けるキャンペーンを同市佐折の田貫湖キャンプ場で展開した。 同署によると近年、市内キャンプ場でテント内の利用客の貴重品や高額なキャンプ用品が狙われる盗難被害が増えているという。田貫湖キャンプ場を訪れた署員や防犯指導員、地域安全推進員が各テントを回って利用客に啓発チラシを配ったり、対策法を説明したりした。テントを離れる際にはキャンプ用品を中にしまってテントのジッパーに南京錠を取り付けることや、椅子やたき火台などのキャンプ用品に防犯ブザーを取り付ける対策を伝えた。実
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4回目の接種 7月13日開始 富士宮市計画
富士宮市は2日、新型コロナウイルスワクチン4回目接種の計画を発表した。接種開始は7月13日を見込む。 4回目接種は3回目から5カ月以上空けて打つ。対象者は60歳以上と、18歳以上で基礎疾患があるか重症化リスクが高いと医師が認めた人に限定。60歳以上には6月中旬以降、接種券を順次発送。そのほかの対象者には希望者にのみ接種券を届ける。7月13日~7月末は市民体育館を会場に集団接種で進め、8月以降は市内医療機関での個別接種で行う。ワクチンは米モデルナ製と米ファイザー製。
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こいのぼり見に来て 富士宮の潤井川沿い
富士宮市の淀師区9町内の穂波寄り合い処Qちゃんと子供会・穂波ストロングは2日、地域の潤井川沿いにこいのぼりを設置した。好天日は富士山を背にこいのぼりがすいすいと泳ぐ姿が楽しめる。5日までの日中の間、設置していく。 こいのぼり設置は昨年に続き2回目。家族の絆や郷土愛を育もうと企画している。場所は潤井川に架かるうるおい橋北側の広場。こいのぼりは地域住民らの提供を受けた。今年は設置数を増やして24匹を掲げた。寄り合い処の井上末男代表は「潤井川にこいのぼりをもっと増やしていきたい」と願いを語った。
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富士宮ユー・トリオでGW特別企画 コンサートや占い
富士宮市上稲子の新稲子川温泉ユー・トリオは3~5日、ゴールデンウイーク(GW)特別企画を同温泉で実施する。移住者らによる手作り市のほか、チャリティーコンサートや占い、整体など多彩な企画を展開する。2021年6月のリニューアルオープン後、初めて迎えるGWに地域を盛り上げようと企画した。3~5日の3日間は、小学生以下入場無料。問い合わせは同温泉<電0544(66)0175>へ。
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メール「殺してやるからな」 脅迫の疑いで男逮捕 富士
清水署は1日、脅迫の疑いで富士宮市淀平町、建設業の男(25)を逮捕した。 逮捕容疑は4月14日午後10時半ごろ、富士市の男性トラック運転手(25)に「殺してやるからな」などと書いた電子メールを送信し、脅迫した疑い。同署によると、容疑者と男性の間で仕事上のトラブルが続いていたという。
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毛無山で男性救助 富士宮
30日午後2時20分ごろ、富士宮市の毛無山の直登ルートで、登山中の同市の男性(66)が滑落して左腕を負傷し、富士宮署に電話で救助を求めた。同署の山岳遭難救助隊が捜索して救助した。同署によると、男性は頂上付近を1人で下山していたという。
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静岡県勢パフォーマー凱旋 サーカス世界大会で好成績 富士宮
米国ラスベガスで開かれたサーカスの世界大会「VIVA FEST(ビバ フェスト)」に出場した日本人パフォーマーの凱旋(がいせん)報告会が29日、富士宮市上井出の「富士山サーカスランド」で開かれた。県内出身の出場者3人も好成績を収め、地元関係者から祝福を受けた。 日本からは7個人・団体が挑戦した。県内出身の3人はニューパフォーマー部門グランドアクトで出場。富士宮市出身の森崇彰さん(ディアボロ)は3位、御殿場市出身の瞬時さん(ジャグリング)が4位、富士市出身のリューセーさん(けん玉)は7位の成績を収めた。 報告会では日本人出場者のうち5個人・団体が参加した。ディアボロやジャグリング、エアリア
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浜松市中区の高橋さん S級優勝 静岡で広津杯争奪将棋大会
静岡県内将棋文化の発展に尽力した故広津久雄九段の功績をたたえる第14回広津杯争奪将棋大会(日本将棋連盟県支部連合会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が29日、静岡市葵区の県総合社会福祉会館で開かれた。 小学生から80代までの113人が最善の一手を熟考し、白熱した対局を繰り広げた。参加者はレベル別の4部門に分かれ、最高クラスのS級は予選リーグと決勝トーナメントで争った。A~C級は5戦の勝敗数で順位を競った。小学生の部も行われた。 S級は高橋英晃さん(浜松市中区)が優勝した。高橋さんは9月開催予定の全国アマ名人戦に県代表として出場する。 その他の主な結果は次の通り。 S級 ②石垣毅(三島市
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火災のない家庭 地域へ活動40年 富士宮市婦人防火クラブ
創立40周年を迎える富士宮市婦人防火クラブ(遠藤初音会長)は28日、総会を市役所で開いた。メンバーや市消防本部関係者約30人が出席し、総会内で40周年の節目を祝った。 火災のない明るい家庭づくりと安全な地域社会を目指し、研修や消防イベントへの参加などの活動を展開してきた同クラブは6月で40周年を迎える。遠藤会長は「和気あいあいとやってこられてよかった。地域、家庭は自分たちで守るのがモットー。できる範囲で活動を続けたい」と語った。同クラブは40周年を記念して、市社会福祉協議会への寄付を決めた。会場では、同クラブ理事の赤池富子さんに対する県防火功労表彰・危機管理部長賞の伝達も行われた。
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女子高校生を救護 富士宮の吉田さんに署長感謝状
富士宮署は27日、歩道橋から飛び降りようとしていた女子高校生を救護した会社員吉田紘将さん(24)=富士宮市万野原新田=に、署長感謝状を贈呈した。 3月15日昼ごろ、JR富士宮駅を出て友人を待っていた吉田さんは、歩道橋の柵にまたがって飛び降りようとしている女子高校生を発見した。「どうしたの」「危ないよ」などと繰り返し声を掛け、落ち着かせて安全な場所に誘導。その後もベンチで話し掛け、警察に引き継ぐなど適切な保護活動に貢献した。 発見当時、高校生は靴を脱ぎ柵にまたがった状態だったといい、吉田さんは「状況で察した。考えるよりも体が先に動いた」と振り返る。贈呈式で佐野信浩署長は「若い命が無事救われ
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児童生徒の保護育成推進へ 学校や警察関係者らが初会合 富士宮
富士宮市の小中学校や高校、富士宮署の関係者らでつくる市学校警察連絡協議会はこのほど、2022年度の初会合を市役所で開いた。生徒児童を取り巻く環境について報告し保護育成の推進に向け連携強化を確認した。 佐野信浩署長はあいさつで同署管内の犯罪や交通事故の発生状況を説明した。成人年齢引き下げと少年法改正について触れ、「少年を取り巻く状況が大きく変化している。変化のある時代だからこそさらなる連携強化が必要不可欠」と呼び掛けた。生活安全課や交通課なども報告した。 22年度の同協議会会長には、富士宮西高の田中剛校長が就いた。田中会長は「健全な保護育成には教職員や保護者だけでは必ずしも十分とは言えない
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観光絵本で富士宮PRへ 信用金庫、作家、出版社連携
「富士山SDGs」推進に向け、富士宮信用金庫は27日、富士宮市出身絵本作家ふくだのぞみさん(35)=神奈川県=や市、旅行読売出版社と連携し、まちの魅力を伝える観光絵本「こめたの ふじのみや みーつけた」を制作する企画をスタートさせた。完成した絵本は市を通じて地元の0~5歳児に配って郷土愛醸成につなげるほか、絵本で富士宮の魅力を全国発信する。 観光絵本はふくださんを作者に旅行読売出版社が発行する「こめたの旅」シリーズ。主人公「こめた」らが地域の魅力を探しに出掛けるストーリー。青森県が題材の一作目が昨年冬に刊行され、富士宮版は二作目となる。市制施行80周年を記念して同信金が企画した。富士宮版で
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裾野の教員を再逮捕 女子中生盗撮しポルノ製造疑い
脱衣中の女子中学生を盗撮し、児童ポルノを製造したとして静岡中央署と県警少年課は27日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで裾野市麦塚、裾野市立富岡中の教諭(35)を再逮捕した。 再逮捕容疑は2021年11月中旬、山梨県の宿泊施設の脱衣場で、いずれも当時14、15歳だった静岡県外在住の女子中学生3人が18歳未満と知りながら脱衣中の様子を盗撮し、児童ポルノを製造した疑い。 容疑者は22年4月11日、富士宮市の消防隊員の男(39)と共謀し、静岡市内で10代の少女2人を誘拐したとして未成年者誘拐の疑いで同署に逮捕された。同署によると、押収したスマートフォンに女子中学生3人を盗撮した動画が保存さ
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夏山シーズンへ 富士宮署、出発式や訓練
富士山を管内に抱える富士宮署は25日、山岳遭難救助隊員の指名式と訓練出発式を同署で実施した。夏山シーズンを前に富士宮市佐折の長者ケ岳で訓練を行い、山岳遭難事故に備えた。 新たに地域課の沖谷光博巡査部長を隊員に迎えた。同署の山岳遭難救助隊は13人。佐野信浩署長は出発式で「昨年以上の登山者が見込まれる。二次災害の未然防止とともに迅速的確な救助活動をしてもらいたい」と訓示した。県警山岳遭難救助隊の武藤諭副隊長(同署地域課警部補)は「安全第一に困っている人を迅速に助けたい。広報活動にも力を入れる」と意気込んだ。 昨年、富士山では22件23人の山岳遭難事故があった。このうち10件10人は同署管内で
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耕作放棄地で野菜栽培 富士宮高校会議所が新プロジェクト 参加者募る
富士宮高校会議所はこのほど、リサイクル堆肥「マスマス元肥」を活用し、富士宮市内の耕作放棄地削減を目指す新プロジェクトを始めると発表した。耕作放棄地で同堆肥を使って農作物の栽培に挑戦したい市民を5月31日まで募集する。 同高校会議所がニジマス残さと畜産ふん尿で開発した同堆肥はリン、カリウムのほかアミノ酸が一般堆肥より豊富という。同堆肥で育てた野菜でのスイーツ作りやコンテスト、クラウドファンディングなど普及に向けた取り組みを重ねてきた。 同堆肥の製造を担う富士バイオテック松原通雄代表の紹介で、プロジェクト用に同市粟倉の耕作放棄地約千平方メートルを用意した。高校会議所が窓口となり耕作放棄地を紹
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救助尽力4個人1団体表彰 静岡県山岳遭難防止対策協議会
静岡県山岳遭難防止対策協議会は22日、本年度の総会を県庁で開いた。長年、登山者の遭難防止や遭難者の救助に尽力した4個人1団体を表彰した。 県危機管理部の加藤晃一部長代理がそれぞれに感謝状を手渡し、貢献をたたえた。 県警地域課の担当者が2021年の山岳遭難状況を報告した。遭難の発生件数は72件で前年比38件増だった。遭難者数は87人で同50人の増加。行方不明者は5人、死者は1人だった。無事に救助できたのは47人で重傷と軽傷が各17人だった。発生件数の増加は2年ぶりに富士山が開山したのが要因とみられる。 表彰を受けた個人・団体は次の通り。 個人 足立賢一(御殿場署)黒田和揮(富士宮署)坂
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新JA誕生記念 農産物13品販売 富士宮でイベント
JAふじ伊豆のファーマーズマーケット「う宮~な」は24日まで、管内から集めた旬の農産物を販売する「ふじ伊豆殿の13品」を富士宮市浅間町のイオンモール富士宮で開いている。 4月1日に県東部地域の8JAが合併したJAふじ伊豆の誕生を記念した企画。放送中の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にちなみ、管内8地区から13品の農産物を集めた。 「伊豆太陽ニューサマーオレンジ」や「沼津ねがた白ねぎ」、「内房たけのこ」などを並べた。う宮~なの中島恵一郎店長は「自慢の産品を存分に感じてもらえたら」と語る。 富士宮市外神の「う宮~な」店舗でも24日まで同様の販売ブースを設けている。
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富士宮で住宅全焼 23日昼、けが人なし
23日午前11時55分ごろ、富士宮市山宮、塾講師の女性(44)方から出火し、木造2階建て139平方メートルを全焼した。けが人はいなかった。 富士宮署によると、出火当時、住居内には女性と子ども3人がいた。玄関が燃えているのに気付いた女性が自ら110番した。同署などが詳しい出火原因を調べている。
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看板ミニブタ「さくら」ちゃん天国へ 24日から思い出振り返る写真展 沼津のつじ写真館
沼津市上土町のつじ写真館の看板ペットとして地域住民や観光客らに愛されたミニブタ「さくら」ちゃんがこのほど、死んだ。同館は24、25の両日、飼育した20年間の思い出を振り返る写真展を開く。 死んだのは15日で、19歳11カ月だった。ベトナム原産「ポットベリー種」の雄で、生後1カ月の2002年5月に富士宮市の農場からやってきた。お座りやお手、おかわりができ、スタジオの利用者と記念写真に収まるなど写真館の“スタッフ”として愛された。テレビなどのメディアにも取り上げられ、さくらちゃん目当てに県外から訪れる客もいたという。 写真展では、写真館で家族や客と過ごした時間を写した
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市長賞に「おやきそば」 富士宮名物推進委員会 名物コンペで表彰
富士宮名物推進委員会(事務局・富士宮市観光協会)は22日、「それ、みやげにして宮!名物コンペ2022」の表彰式を同市中央町の観光案内所で開催した。市長賞と奨励賞に輝いた計5件に認定証を贈った。市長賞には、新商品部門に応募した障害福祉サービス事業所にこにこサポートくれぱすの「おやきそば」が選ばれた。 同コンペは富士宮の名物となる新商品や既存商品の発掘、改良、情報発信の強化を目的に毎年開催している。6回目の今回は、新商品部門とパッケージリニューアル部門に計12件の応募があった。 市長賞に輝いた「おやきそば」は国産小麦の生地で焼きそばを包んだ新商品。定番のソース味のほか、ネギ塩味とナポリタン味
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ウクライナ大使に支援の動き伝える 富士宮市、義援金も
富士宮市職員と市内でミニコンサートを開いたウクライナ人オペラ歌手オクサーナ・ステパニュックさんがこのほど、東京都の在日ウクライナ大使館を訪れ、市民らから寄せられた義援金を届けた。 今回届けた義援金はミニコンサートの際にステパニュックさんがコアレックス信栄の黒崎昇会長から預かった100万円と、当日会場の募金箱に集まった約9万円。大使館でセルギー・コルスンスキー駐日大使に義援金を手渡した後、市職員はウクライナ支援に向けた市内での動きや市の取り組みを伝えた。
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⚾3校定期戦で熱戦 富士高、富士宮北高、富士宮西高
富士高、富士宮北高、富士宮西高の野球部による3校定期戦がこのほど、富士宮市の明星山球場で開かれた。 三つの定期戦「岩山杯・一ノ瀬杯」、「渡辺杯」、「山下杯」を2002年から統合した3校定期戦。今年は富士宮北高が幹事校を務め、中村真二校長が始球式を担った。選手たちは力のこもったプレーを繰り広げた。保護者やOB、地元住民が応援に駆け付けた。 ▽第1試合(山下杯) 富士宮北 9-3 富士宮西 ▽第2試合(渡辺杯) 富士宮西 7-4 富士 ▽第3試合(岩山杯・一ノ瀬杯) 富士宮北 10-0 富士(5回コールド)
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富士山麓名物グルメ 紹介動画を募集 静岡、山梨17市町村対象
富士山麓エリアの名物グルメをPRする動画コンテスト「環富士山名物グルメグランプリ」(実行委員会、一般社団法人富士山フォーラム主催)の作品募集が始まった。富士山麓に位置する静岡、山梨両県計17市町村を募集エリアに名物グルメを紹介する動画作品を集めて、グランプリを決定する。応募は5月31日まで。 グランプリは3回目の開催。今年から「名物グルメ」に特化する形で名称を一部変更した。新たなロゴマークも製作した。4月26日には、初心者向けに無料の動画作成講座をオンラインで開催する。 募集する名物グルメの動画は30秒。集まった動画を6月1日からユーチューブ上で公開し、同30日までの動画の再生数で競う。
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毎月20日は「子ども安全の日」 地域見守りへ出発式 富士宮
富士宮市が新たに制定した「子ども安全の日」(毎月20日)に関する見守り事業の出発式が20日、市役所で開かれた。制定後初めて迎えた「子ども安全の日」に、見守り事業への協力を申し出た新聞販売店3社や富士宮署、市の関係者が集まり防犯まちづくりに向けて気持ちを高めた。 出発式には須藤秀忠市長、佐野信浩署長、中野雄貴代表(中野新聞舗)、鈴木宏明代表(鈴木新聞店)、勝亦章司代表(ツタウェル)らが出席した。須藤市長の発声で、防犯ベストを着て集まった新聞配達員のバイク13台と青パトが市役所を出発し巡回に向かった。 新聞販売店3社は見守り事業への協力について市と協定を締結。配達業務中に一層積極的な見守り活
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鈴木さん(富士)利用第一号 富士宮市の農地取得要件緩和制度
農地の権利取得に関する面積要件を一部緩和した富士宮市農業委員会の新制度を利用し、造園業を営む富士市の鈴木祥也さん(32)がこのほど富士宮市山宮の遊休農地を権利取得(貸借)して新規就農した。友人の鈴木大輝さん(32)とブルーベリーの栽培を進める。新規就農促進や遊休農地解消を目的とした制度の利用者第一号となった。 同制度は遊休農地が相当程度存在する区域において、千平方メートル未満の遊休農地で新規就農する場合に、農地の権利取得の下限面積要件を3千平方メートルから100平方メートルに大幅に引き下げる内容。農業に興味があったという鈴木祥也さんはコロナ禍を契機に、本業だけでない収入源をつくろうと大輝さ
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縄跳び世界一報告 工藤さん(富士宮三中)市長訪問
ロープスキッピング(スポーツ縄跳び)の世界大会に日本代表として出場し、ジュニア部門個人戦フリースタイルや団体戦総合で優勝した富士宮市立富士宮第三中3年の工藤吉平さん(14)がこのほど、市役所で須藤秀忠市長に結果報告した。 世界大会は2021年8月の「IJRU バーチャル ジュニア ワールド チャンピオンシップス2021」。コロナ禍で動画提出による出場だった。今年1月に結果発表があり3月にメダルが届いた。フリースタイルは、1分15秒間に音楽に合わせてさまざまな技を組み合わせた演技を披露する種目。工藤さんは今回、バック宙しながら5重跳びする技を自身として初めて取り入れた。個人戦はフリースタイル
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処分業許可取得 朝霧バイオマスプラント、有料運転を開始 富士宮で本格稼働へ準備着々
畜産ふん尿の適正処理や再生可能エネルギーの地産地消を目指し試験運転中の「富士山朝霧バイオマスプラント」(富士宮市根原)がこのほど、廃掃法に基づく産業廃棄物処分業許可を取得し、有料運転を開始した。無料で受け入れていた畜産ふん尿を有料で受け付けていく。今夏をめどに見据える本格稼働に向け、準備が進む。 環境省モデル事業で運用されていた同プラントは昨年10月に民間事業として再稼働。集めたふん尿をプラント内で発酵させメタンガスを使って発電し、地元新電力会社に売電するほか処理過程で生じる消化液を肥料として販売するなどのスキームを組んだ。有料転換後も計9軒の酪農家から、1日当たり約12トンのふん尿を受
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満開「猪之頭のミツバツツジ」 富士宮、催しにぎわう
富士宮市猪之頭の民家敷地で県指定天然記念物の「猪之頭のミツバツツジ」が見頃を迎えた。満開になった17日は、敷地内で体験イベントや出店があり、にぎわった。 国内最大級で樹齢約400年とされるミツバツツジ。鮮やかな濃いピンクの花を広げ春の訪れを告げている。地元ではサトイモを植える時期に開花することから「イモウエツツジ」と親しまれているという。 民家では、猪之頭に暮らす野菜ソムリエ豊岡加奈子さんが野菜の手まり寿司(ずし)のワークショップを開いた。親子連れが参加して調理し、箱に詰めた手まり寿司とミツバツツジの撮影を楽しんだ。 場所は県水産技術研究所富士養鱒場近くの県道414号線脇。臨時駐車場を
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e-Bike勢ぞろい 朝霧高原にファン集う 富士宮
ヤマハ発動機販売は16日、富士宮市観光協会の協力でスポーツ電動アシスト自転車e-Bikeのファンイベントを同市根原のあさぎりフードパーク内で開いた。e-Bike試乗会や地元観光名所を巡るオリジナルツアー、ライダートークショーを実施し、自転車愛好家でにぎわった。 ロード、クロス、MTBなどヤマハ発動機が展開するYPJシリーズの歴代ラインアップを並べ、試乗会には同社過去最大規模の90台を用意した。新機種の「WABASH(ワバッシュ)RT」と「CROSSCORE(クロスコア)RC」などが人気を集めた。 YPJ開発ライダー鈴木健二さんや元MTBダウンヒル全日本チャンピオン増田まみさんが登場し、ラ
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富士山の麓で家業を継ぐ 石川雄紀さん(富士宮市) 新たなイチゴの栽培技術導入【自然の仕事人】
富士山の麓、富士宮市外神でイチゴやトウモロコシ、ラッカセイを生産する石川農園の代表、石川雄紀さん(32)を訪ねた。 長男の石川さんは、「いつか家業を継ぐだろう」との思いから大学は農学部に進学し、実験や実習を通じて農業の基礎について学んだ。進路に悩んでいた際、恩師から「いつか戻るなら早い段階から戻ってはどうか」と背中を押され、実家に戻る決意をしたそうだ。 「就農当初は仕事を早く切り上げて遊んでいた」と笑いながら当時を振り返る。しかし、作業を繰り返すうちに生産技術の向上に貪欲になり、農業にのめり込んでいった。意識をさらに変えたのは、県富士農林事務所主催の経営目標や経営計画を策定する「経営支援
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喜劇、祈りの歌 披露 NPOがチャリティーコンサート 浜松・中区
NPO法人夢プロジェクト・浜松(太田久美子理事長)はこのほど、チャリティー演奏会「第25回夢コンサート」(静岡新聞社・静岡放送後援)を浜松市中区のアクトシティ浜松で開いた。 いずれも市内出身のテノール歌手水船桂太郎さん、バリトン歌手竹内利樹さん、ピアニストの植村美有さんらが出演し、オペラ「リタ」を披露した。暴力を振るう妻リタを、夫と元夫が互いに押し付け合うストーリーで、来場者は軽快な喜劇に見入った。出演者は祈りをテーマに「死んだ男の残したものは」「アヴェ・マリア」などの歌も披露した。 このほか、障害者への理解を深めてもらおうと、日本盲導犬総合センター「富士ハーネス」(富士宮市)によるデモ
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富士宮高校会議所 多角的に評価 複数受賞を市長に報告
富士宮高校会議所メンバーはこのほど、富士宮市役所を訪れ、須藤秀忠市長に2021年度の受賞を報告した。リサイクル堆肥「マスマス元肥」に絡んだ取り組みのほか、新たに始めた「ベビーカーの2R」に関するアイデアなどが評価され、21年度中に表彰を受けた計6件を報告した。 同高校会議所はボランティアやビジネス、環境のさまざまな視点から評価を受け、多数の受賞を重ねている。昨年末に須藤市長に報告した環境省の気候変動アクションユース・アワード賞(奨励賞)以外の受賞を今回、伝えた。須藤市長は「地方創生に向けた持続可能なまちづくりを目指す市としても頼もしく誇り」とたたえた。 今回報告した受賞は次の通り。 高
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母国の平和願い熱唱 ウクライナ人オペラ歌手、富士宮でコンサート
東京都在住のウクライナ人オペラ歌手オクサーナ・ステパニュックさんによるミニコンサートが15日、富士宮市役所で開かれた。ステパニュックさんはウクライナ支援に対する感謝の思いや平和への願いを込めた歌を響かせた。 市役所1階に特設会場を設け、ウクライナの子どもたちが描いたキッズゲルニカや「富士山から世界平和を」「心はひとつ」などと記したボードを掲げて来庁者や市関係者が出迎えた。ステパニュックさんは胸に手を当てて国歌「ウクライナは滅びず」を力強く歌い上げた後、「見上げてごらん夜の星を」など2曲を披露した。「一日も早く平和になるように祈ってください」と呼び掛け、感謝の言葉を繰り返した。 ステパニュ
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新東名の開通効果紹介 10周年記念しパネル展 富士市役所
中日本高速道路東京支社富士保全・サービスセンターは27日まで、新東名高速道御殿場ジャンクション(JCT)―浜松いなさJCT間の開通10周年を記念したパネル展を富士市役所2階ロビーで開いている。 会場に並んだ12枚のパネルで、開通から3・2億台の利用があったことや、6車線化など10年間の取り組みを紹介している。東名高速道富士IC―清水JCTの高波での通行止めでも東西寸断されることが激減したことなど、開通による物流や企業誘致、渋滞緩和などの効果も示した。 新富士ICや富士高架橋などの建設当時の写真も展示している。 パネル展は富士宮市役所(5月10~26日)、沼津市役所(5月11~24日)な
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特殊詐欺被害防止を訴え 富士宮署、自治会区長と
富士宮署は15日、自治会の区長と連携し、特殊詐欺被害防止を呼び掛ける啓発活動を富士宮市内で行った。区長との連携は同署初の試み。地域全体で詐欺被害防止に向けた意識高揚につなげる狙い。 おれおれ詐欺被害発生ゼロの日キャンペーンの一環。JAふじ伊豆富士根支店での啓発に、大河原忠区長会長のほか、小泉4区の渡井務区長や同5区の清久夫区長が参加した。年金支給日に合わせて同支店玄関口で署員や地域安全推進員、防犯指導員とともに啓発チラシを配布して注意を訴えた。秋山友昭生活安全課長は「地元住民と連携した啓発を続けていく」と語った。
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お寿司やさんが出張 防犯「いかのおすし」伝授 富士宮署初企画
富士宮署と富士宮防犯協会は14日、寿司(すし)店の協力を得て新入学児童に対する防犯セレモニーを富士宮市立北山小で開いた。「沼津魚がし鮨」を運営する沓間水産の関係者が同小に出向き、イカの寿司をその場でにぎって、防犯標語「いかのおすし」を新1年生に呼び掛けた。 寿司店とのコラボは同署初の試み。実際に職人技を児童に見てもらいながら、防犯標語を効果的に印象付けようと企画した。体育館を会場に「おすしやさん」と張り出したカウンターが登場した。沓間水産の沓間大作社長や小野田直孝県東部・中部地区統括副部長らがその場でイカのほかマグロとエビの3種の寿司を手際よく握り、参加した新1年生23人が興味津々な様子で
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朝霧乳業とコラボ、ロールケーキを開発 沼津リバーサイドホテル
沼津市上土町の沼津リバーサイドホテルはこのほど、朝霧乳業(富士宮市)とコラボレーションしたスイーツ「あさぎりロール」の本格販売を始めた。担当者は「地元食材を使ってホテルの名物を開発することで、地域を盛り上げたい」と話す。 同ホテルがオープン10周年を記念して、名物となるお菓子を作ろうと企画した。ホテルのカフェラウンジで提供している朝霧乳業のソフトクリームのサンデーが人気なことに加え、首都圏の利用客が多いことから同地区で知名度の高い同社にコラボを打診した。 あさぎりロールはソフトクリーム風味のムースを白いスポンジで巻いたロールケーキ。牛乳の味と香りを大切にしパティシエらが2カ月、試行錯誤を
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男子は佐々木・木梨、女子は岩崎・篠木V ゴルフ・静岡県ダブルス
ゴルフの第11回静岡県ダブルス、女子ダブルス大会(県ゴルフ連盟主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が14日、富士宮市の小田急西富士ゴルフ倶楽部で行われた。ダブルス(6411ヤード)は佐々木清士・木梨雅夫組が3アンダーの69で優勝した。女子(5485ヤード)は岩崎志保・篠木貴子組が1アンダーの71で制した。 その他の主な成績は次の通り(マッチングスコアカード方式)。 ▽ダブルス ②清水道徳・阿部和生69③市川務・久能大紀70 ▽女子ダブルス ②平野範子・金〓子71③甲斐るみ子・市川直美74
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パリ博覧会出展へCF 渡航費など支援募る 富士宮の「伝統屋暁」
伝統技術を用いたアクセサリーや日用雑貨を販売する富士宮市の「伝統屋暁」(佐野翔平代表)が7月にフランスで開かれる日本文化の総合博覧会「ジャパンエキスポ・パリ」への出展計画を進めている。クラウドファンディング(CF)で15日午後7時から、渡航費などの支援を募る。 伝統屋暁は日本の伝統技術や文化を次世代に残す仕組みをつくろうと2020年3月に開業した。玉鋼や寄せ木細工、越前和紙など伝統技術を使ったアクセサリーや日用雑貨を全国の美術館や博物館で委託販売したり、オンラインで販売したりしている。 ジャパンエキスポは世界最大規模の日本文化の祭典。主催者側からのオファーで出展が決まっていたがコロナ禍で
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ウクライナ支援へ 富士宮市議会寄付
富士宮市議会は13日、ウクライナに向けた救援金として22万円を国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に寄付したと発表した。救援金は市議の積立金を充てた。
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詩×アート 春を表現 静岡でコラボレーション展【とんがりエンタ】
静岡市文化・クリエイティブ産業振興センター(CCC)の登録クリエーターによる、春をうたう詩とアート作品のコラボレーション展「Creation12×Poem12」が29日まで、同市葵区のCCCで開かれている。 詩人のたいいりょうさん(49)=静岡市=が「桜」「しずおかの春」など春を題材に12編を詠み、その詩に着想を得て美術家や書家ら12人がそれぞれ作品を創作した。 美術史家でもあるたいいさんは「人間の尊厳や悲しみなど内面に迫る詩は、美術表現にも通じる」と語る。詩「炎のように」から、造形家の白砂勝敏さん(49)=富士宮市=は、油絵の具と星砂を混ぜ、カラフルな渦を描いた作品「現と潜
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ウクライナ避難民 受け入れへ初会合 富士宮市、支援態勢構築へ
富士宮市は13日、ウクライナ避難民の受け入れに備えた準備会議の初会合を市役所で開いた。庁内関係各課で避難民の心に寄り添った温かい支援に向けた取り組みを確認した。 市は避難民受け入れに当たり民間団体と実行委員会を組織し、生活支援態勢を整えていく方針。初会合には実行委に入る民間有志団体「ペデカ」の土井正孝代表も出席した。関係各課や同団体で市営住宅の提供や外国人雇用管理アドバイザーにつなぐ就労支援、日常生活支援、毎日の安否確認など想定する取り組み内容を共有した。 須藤秀忠市長はあいさつで、「避難民の受け入れは簡単なものではない。大惨事の中を悔しく悲しい思いをしながら、ふるさとを後にし生活も文化
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「しずおか和牛」共励会 森町・武友さん最優秀
生産者団体と流通業者、県などでつくる県産牛肉普及推進協議会は11日、県産和牛ブランド「しずおか和牛」の第6回枝肉共励会を浜松市東区の市食肉地方卸売市場で開いた。最優秀の知事賞には武友沙千子さん(森町)が選ばれた。 県内畜産農家が肥育した出荷月齢26カ月以上の24頭を出品した。網の目状の脂肪「サシ」の入り方やロース芯の面積などを審査し、24点のうち22点が最高ランクの5等級だった。優秀賞は遠山畜産(掛川市)、平石武身さん(浜松市北区)、向陽肉牛牧場(富士宮市)。 しずおか和牛は2017年に立ち上げたブランド。県内黒毛和種飼育農家の約9割が参加し、2021年度は県内和牛出荷頭数の約3割に当た
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養鶏場で建物3棟焼く 富士宮
12日午後1時半ごろ、富士宮市根原の養鶏場「あさぎり宝山ファーム」から出火し、建物3棟を焼いた。うち1棟は全焼した。けが人はいなかった。建物内には飼料などがあり、鶏はいなかったもよう。市消防本部と富士宮署が出火原因を調べている。
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障害者手帳アプリ 静岡県有17施設で導入 利用者の負担軽減
静岡県は4月から、県有17施設でスマートフォン向け障害者手帳アプリ「ミライロID」を導入した。手帳の代わりとして使用でき、スマホの画面を提示すると利用料の割引などが受けられる。 ミライロIDはユニバーサルデザインの普及などに取り組むミライロ(大阪市)が提供するスマホアプリ。身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を登録すると、手帳の情報がスマホ画面に表示される。利用者は導入施設で手帳と同じように利用料の減免などを受けられる。手帳を持ち運ぶ必要がなく、手帳を提示する心理的な負担を軽減する狙いもある。 県立水泳場(静岡市葵区)や県立美術館(同市駿河区)、県富士山世界遺産センター(富士
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中学教諭と消防士逮捕 静岡で10代少女2人誘拐容疑
10代の少女2人を誘拐したとして静岡中央署は11日、未成年者誘拐の疑いで裾野市麦塚、裾野市立富岡中の教諭の男(35)、富士宮市淀師、富士市消防本部の消防隊員の男(39)を逮捕した。 2人の逮捕容疑は共謀して10日深夜から11日午前2時半ごろまでの間、静岡市内で県中部在住の10代後半の少女2人が未成年者であることを知りながら誘拐した疑い。同署は2人の認否を明らかにしていない。 同署によると、少女2人にけがはなかった。11日午前2時25分ごろ、同市内の屋内施設の一般客から「うるさい」などと騒音苦情の110番があり、現地を訪れた警察官が4人を見つけたという。両容疑者と少女2人に面識はなく、同署
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岳南Fモスペリオ決意「東海リーグ昇格目指す」 静岡県社会人サッカー
富士、富士宮市を拠点に、県社会人サッカーリーグ1部で戦う岳南Fモスペリオは10日、今季開幕を前に決起集会を富士市内で開き、リーグ連覇と東海リーグ昇格というチーム目標を発表した。 岳南は、昨季優勝など計4回リーグ制覇している。今季は新たに10人が加入し、選手29人体制で念願の昇格を目指す。 スポンサーらを前に選手が紹介された。キャプテンの川口弘太郎選手は「富士山のように強くたくましいチームを目指し、地域活動にも貢献していく。一丸となり今年こそ昇格を果たす」と決意を述べた。佐野勇樹GMは「選手は宝物。一緒に地域を盛り上げたい」と話した。
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市制施行80周年へ記念事業 富士宮市 概要、ロゴマーク発表
富士宮市の須藤秀忠市長は11日の定例記者会見で、市制施行80周年記念事業の概要やロゴマークを発表した。本年度、市は80の記念事業を展開する。市役所1階に関連ブースを設け、ロゴマークや主な事業を紹介している。 6月1日に市制施行80周年を迎える。キャッチコピーは「わがまち富士宮を活力ある元気なまちにそして未来につなぐ」。ロゴマークは刻印風デザイン。富士山とこのまちを未来につないでいくイメージで富士山と80周年の文字をリボンでつなぎ一筆書きで表した。 メイン事業として6月1日に記念式典を開催するほか、産業フェアやくらしフェスタなどを実施する予定。特別事業では、将棋8大タイトル戦や東京五輪空手
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酒飲まない人に運転任せよう 富士宮署呼び掛け
富士宮署などはこのほど、飲酒運転の根絶に向け、酒を飲まない人を決めて運転を任せる「ハンドルキーパー運動」を呼び掛ける活動を富士宮市の飲食店で実施した。春の全国交通安全運動の一環。 署員らが同市泉町の「焼肉じゅう兵衛」を訪問し、飯田達也代表に啓発ワッペンやチラシを手渡した。署員は「お酒が入ってしまうと、まともな運転はできない。周りでみんなで飲酒運転をやめようと呼び掛けてもらいたい」と依頼した。活動は飲食業生活衛生同業組合富士宮支部や市、交通安全協会富士宮地区支部と連携した。
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「鎌倉殿」クイズに挑戦 富士宮でまつり、家族連れにぎわう
「富士の巻狩り 狩宿さくらまつり」(富士山まつり推進委員会主催、富士の巻狩りまつり実行委員会主管)が9日、富士宮市狩宿の井出館周辺で始まった。源頼朝は富士の巻狩りの際に、この地に本陣を設けたとされる。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にちなんだクイズラリーや舞台公演などを展開し、多くの家族連れでにぎわっている。開催は3年ぶり。 井出館前にそびえる国特別天然記念物「狩宿の下馬桜(駒止めの桜)」が見頃を迎えている。下馬桜は国内最古級のヤマザクラで源頼朝が馬をつないだとされる。初日は晴天に恵まれ、咲き誇る菜の花や富士山とともに下馬桜を撮影する来場者の姿が多くみられた。 初日の会場では琴や居合道の舞台
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咲き誇るしだれ花桃や芝桜 富士宮・万野希望区のワクワク広場
富士宮市万野原新田の万野希望区ワクワク広場で、しだれ花桃、しだれ桜、芝桜などが見頃を迎えている。色鮮やかな花々や「オモシロ川柳」が来訪者の笑顔を誘っている。 今年は新たに地域住民で、じゅうたんのように広がる芝桜の範囲を拡張したほか、通路にアーチを整備した。風が吹くとブランコに乗ったハイジの絵がゆれ、濃淡のあるピンク色の花びらが通路を通り抜ける。区長の佐々木晃さんは「希望をつくるのが希望区。ここで少しでも元気になったり前向きになってもらえたら」と語った。広場は万野公園グラウンド付近に位置する。
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売店とカフェ新装 富士山世界遺産センター 地元企業と協力、新メニューも
富士宮市の静岡県富士山世界遺産センター内ミュージアムショップ・カフェが8日、リニューアルオープンした。同センターが今年5周年を迎えるのを前に空間デザインを一新し、新メニューやグッズを多数取りそろえた。 コンセプトは「楽しみやにぎわいを感じられる空間」。県産材の富士ヒノキを使った商品棚を取り入れ、アーチ状にレイアウト。温かみのある空間を演出した。商品は国土地理院測量データを使った3D富士山チョコレートなど計50種を新たに取りそろえた。 カフェでは運営事業者が地元企業と新メニューを開発した。「土井ファーム」と富士山をイメージしたジェラートとパンのスイーツをつくったほか、精肉店「さの萬」とは富
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ミツバツツジ見頃 鮮やか紅紫色 富士宮・村山浅間神社
富士宮市村山の世界遺産富士山構成資産・村山浅間神社で樹齢数百年とされる古木のミツバツツジが鮮やかな紅紫色の花を付け、見頃を迎えている。 境内の富士山興法寺大日堂前に植えられたミツバツツジは高さ約3メートル、枝張り約5メートル。蜜を求めて花々の間を蜂やメジロが飛び交っている。同神社によると現在8分咲き。今年は例年より2~3日ほど早い開花となった。今後、一週間前後は楽しめる見通し。同神社では3月末、新たな駐車場が供用を開始。カメラを抱えた参拝客らが次々と訪れている。 標高約500メートルに位置する同神社では平地よりも色の濃い花を咲かせるという。
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入園園児、横断歩道の渡り方学ぶ 富士宮
交通安全協会富士宮地区支部は7日、新入園児らに交通安全を呼び掛ける「入園おめでとうキャンペーン」を富士宮市の富士宮東幼稚園と富士宮北幼稚園で実施した。春の全国交通安全運動の一環。 東幼稚園では入園式に臨んだ18組の親子が参加し、交通安全指導員や富士宮署員の指導で、横断歩道の安全な渡り方を練習した。帰り道には新入園児が左右を確認し、手を上げて渡るなど教えを実践した。キャンペーンでは啓発品も贈られた。
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静岡人インタビュー「この人」 吉村未夢さん 富士宮高校会議所の7代目会頭に就任
富士宮市の高校生が集い地域振興を目的に活動する富士宮高校会議所。ニジマス残さと朝霧高原で過剰発生する乳牛ふん尿に着目したリサイクル堆肥「マスマス元肥」に絡んだ継続的な取り組みなどが評価され、数々のコンテストで受賞を重ねる。ことし2月に就任し、かじ取り役を担う。星陵高3年。17歳。 -高校会議所の魅力は。 「自分がやりたいと思ったことに協力してもらいやすい環境が魅力。もともと地域活性化に関わる仕事を目指す上で、高校生のうちに何かボランティア活動がしたいと思って入会した。メンバーにアイデアを伝えた時に一緒にやろうと言ってくれる空気がうれしかった」 -検討中のアイデアとは。 「ベビーカーを
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富士宮市と民間団体 ウクライナ避難民受け入れ 生活支援へ準備
富士宮市は7日、ロシアのウクライナ侵攻に伴う避難民の受け入れに備え、民間団体や同市で実行委員会を組織し、生活支援の準備を始めると発表した。市として同日、避難民の受け入れる用意があることを国に届けた。 実行委には東京五輪でスペイン空手チームの市内滞在を全面的に支援した民間有志団体「ペデカ」や市国際交流協会などが入る。通訳が可能な市民の協力も予定する。受け入れが決まった際には実行委で生活費として支援義援金を募り、機動的な支援につなげる。 市は避難民の滞在先に市営住宅5戸を提供する。庁内に準備会議を立ち上げ、具体的な態勢を検討していく。初会合を13日に開く。 市内に暮らすウクライナ人はいなく
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「純粋と無垢」テーマに個展 富士宮でちばえんさん
美術家・イラストレーター「ちばえん」さん(御殿場市)による個展「純粋と無垢(むく)」が23日まで富士宮市中央町のARATAギャラリーで開かれている。自身が引かれる「純粋と無垢」の世界をオブジェやコラージュ、描画などの作品を並べて表現した。 ひときわ目を引くのは、一角獣とそれをなだめる貴婦人の様子を段ボールを素材に表現した作品。詩人ウィリアム・ブレイクの「無垢の歌」を着想に「純粋だけど気が荒くてプライドが高い」という一角獣をメインモチーフに選んだ。「純粋や無垢があるのは裏にそうではないことがあるから際立つ」という。 ランドセルに羽や足を生やした作品「無垢をめぐる冒険」は純粋な子どもたちが羽
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犯罪被害者支援を強化 富士宮市、署、NPO 3者協定
富士宮市犯罪被害者等支援条例の制定を受け、同市はこのほど、富士宮署、認定NPO法人静岡犯罪被害者支援センターそれぞれと連携協定を締結した。犯罪被害者らの支援に向けた連携態勢を一層強化していく。 市犯罪被害者等支援条例は4月1日付で施行した。条例は見舞金についても盛り込み、遺族見舞金は30万円、重傷病見舞金は10万円を支給する。協定は、関係機関が積極的に連携協力することで切れ目のない支援態勢を構築し、犯罪被害者らの権利利益の保護を図ることを目的とした。市役所で開かれた締結式では、須藤秀忠市長が佐野信浩署長、白井孝一理事長とそれぞれ協定書を取り交わした。 市立中央図書館では4月末まで犯罪被害
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盗撮の疑い 富士の無職男を逮捕 富士署など
富士署と静岡県警人身安全対策課は7日、県迷惑防止条例違反の疑いで富士市今泉、無職の男(58)を逮捕した。逮捕容疑は2021年8月4日午前11時ごろ、富士宮市の営業所内で、県東部在住の20代女性のスカート内をスマートフォンで撮影した疑い。
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ベビ*ステサポーター認定 富士宮のNPO 子育て世代の応援団
富士宮市のNPO法人母力向上委員会がこのほど、子育て世代の応援団を認定する「ベビ*ステサポーター認定講座」を富岳館高で初めて開き、同校生徒31人を認定した。ベビ*ステサポーターが市内で初めて誕生した。 ベビ*ステ(ふじのみやベビーステーション)は市と同NPOが協働で進める子育て世代の外出支援事業。認定講座は「みんなで子育てみんなが仲間」の街づくり推進に向け、子育てをしていない世代の地元住民らにも、子育てを応援してもらおうと企画した。同法人の塩川祐子代表が講師を務め、子ども地域福祉系列の生徒がミルク作りや赤ちゃんの着せ替え、ベビーカーの散歩などを体験した。 同法人の小野麗佳さんは「未来の子
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毎月20日は「子ども安全の日」 見守り活動で防犯協定 富士宮市、新聞販売店3社連携
富士宮市は6日、市内新聞販売店3社と子どもの見守りに関する協定を締結した。市が新たに制定した「子ども安全の日」(毎月20日)の推進に向け、新聞販売店が見守り活動に率先して取り組む。 協定は子ども安全の日制定を受け新聞販売店から協力の申し出があり、締結した。各新聞販売店が配達業務中に子どもの安全に関する異変に気付いたときは速やかに関係機関に通報し、市に報告することなどを盛り込んだ。 調印式には中野雄貴代表(中野新聞舗)、鈴木宏明代表(鈴木新聞店)、勝亦章司代表(ツタウェル)が出席し、須藤秀忠市長と協定書を取り交わした。市は「毎月20日は子ども安全の日」と記した防犯ベストも各販売店に贈呈した
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ドライバーに安全運転訴え 富士宮市
富士宮市交通安全対策委員会は警察署南の交差点付近で、出発式と初日の街頭広報を実施した。ドライバーや登校中の児童らに交通安全を呼び掛けた。 同委員会会長の須藤秀忠市長や副会長の佐野信浩署長が信号待ちのドライバーに安全運転を訴えながら啓発品やチラシを配布した。須藤市長は出発式で「悲惨な事故を1件でも減らせるよう気を引き締めて運動に臨んでほしい」と述べた。
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キャッシュカードだまし取った疑い 都内の男逮捕 富士宮署
富士宮署と静岡県警捜査4課は5日、詐欺の疑いで東京都清瀬市竹丘2丁目、自称土木作業員の男(21)を逮捕した。逮捕容疑は同日正午ごろ、何者かと共謀し、富士宮市の無職女性(83)宅に市役所や金融機関の職員をかたり「還付金があります」などとうその電話をかけた後、金融機関職員になりすました容疑者が女性宅を訪れ、キャッシュカード1枚をだまし取った疑い。 同署によると、口座から現金50万円が引き出されていたという。容疑者は受け子、出し子役だったとみられる。
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卒業レースで成果披露 伊豆の日本競輪選手養成所 渡辺栞奈選手(富士宮出身)3着
日本競輪選手養成所は5日、121回生(男子)と122回生(女子)の卒業記念レースを伊豆市大野の同養成所で行った。約10カ月間の厳しい訓練をともに耐え抜いた仲間同士が競い合い、成果を堂々と披露した。 出場選手は男子が67人、女子が19人で、予選や決勝などで順位を競った。静岡県勢では日高裕太(19)=静岡市出身=、野寺楓(23)=伊豆市出身=、渡辺栞奈(25)=富士宮市出身=の3選手が出場。日高、渡辺両選手が決勝に進出し、渡辺選手は3着に入った。 卒業記念レースは2月28日、3月1日に開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で日程を1日に縮小し、無観客で実施した。レースの模様はライブ配信し
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起き上がりこぼし展示 富士宮市役所 友好都市・台南市(台湾)の作品など250体
富士宮市は4日、起き上がりこぼし富士宮展を市役所内2カ所でスタートした。友好都市提携を結ぶ台湾台南市の関係者と富士宮のアーティストや学生、世界の著名人らが制作した起き上がりこぼしを28日まで延べ250体超展示していく。4日の式典は台湾の駐日大使に当たる台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表らが出席した。 展示した起き上がりこぼしは東日本大震災復興支援を目的に故高田賢三さんと富士宮市の渡辺実さんらが立ち上げたプロジェクトとして国内外で制作・展示されてきた作品。富士宮市は昨年2月に須藤秀忠市長や高校生が描いた作品を台南市に送り、富士宮展では台南市の作品を並べた。展示会は市役所7階展望ロビー(8日ま
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建造物損壊容疑 県立高校教諭を逮捕 富士宮署
富士宮署は4日、建造物損壊の疑いで富士宮市羽鮒、静岡県西部の県立高校教諭の男(61)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午後8時ごろ、JR富士宮駅構内で切符売り場窓口のアクリル板を傘で殴打して損壊させた疑い。 同署によると駅員から通報があり発覚した。切符購入を巡るトラブルがあったとみられる。 静岡県教委の池上重弘教育長は「一丸となって不祥事根絶に取り組む中、教諭の逮捕が続いたことについて生徒や保護者をはじめ県民の皆さまに深くおわびする」とのコメントを発表した。
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脅迫容疑で組員の男逮捕 富士宮署
富士宮署は4日、暴力行為法違反の疑いで富士宮市生まれ、住所不定、指定暴力団稲川会系組員、自称建設作業員の男(39)を逮捕した。逮捕容疑は3月23日ごろ、県東部の30代男性に携帯電話で「刺し殺してやるから待ってろ」なとど言い、暴力団の威力を示して脅迫した疑い。同署によると2人は知人関係で、何らかのトラブルがあったとみられる。
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富士、富士宮の企業の就活情報配信 14日からガイダンス
富士、富士宮両市の企業情報を就活生に紹介する「富士地区合同企業ガイダンス」(同実行委主催)が14~28日、オンライン方式で開催される。2022年度卒業予定の大学生や専門学校生らと、92年度以降に生まれた既卒者が参加できる。 製造業やサービス業など両市に拠点を置く32社が参加する。採用担当者が事業概要や待遇を紹介する。 期間中の16、17の両日を除く13日間実施し、1日あたり5社程度が配信する。視聴希望者はガイダンスのホームページで日程を確認し、各企業の配信日前日の午前中までに申し込む。 問い合わせは富士商工会議所<電0545(52)0995>へ。
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タケノコ、桜…稲瀬川の春 3年ぶりの祭り盛況 富士宮・内房地区
「芝川日和 内房たけのこ・桜まつり」(富士山まつり推進委員会主催、内房たけのこ・桜まつり実行委員会主管)が3日、富士宮市内房地区の稲瀬川沿いで3年ぶりに開かれた。あいにくの雨天となったが、地区特産の新鮮な「内房たけのこ」を求めて多くの地元住民でにぎわった。 約400本の桜や菜の花が彩る稲瀬川周辺に五つの会場を設けた。まつり本部を置いた稲瀬会場では開会式やステージ発表を行い、内房小児童が同小キャラクター「たけピカくん」を紹介した。第10回の開催を記念してオリジナルエコバッグをプレゼントした。 内房産のタケノコはあくやえぐみが少ないのが特徴。今年は表年に当たり、収穫量は多め。内房小に直売所を
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富士宮で寺の倉庫全焼
2日午前9時55分ごろ、富士宮市下条の法善寺敷地内にある倉庫から出火し、木造平屋建て倉庫(約270平方メートル)を全焼した。けが人はいなかった。 富士宮署によると、倉庫内部には、はしごなどの道具が保管されていた。倉庫から煙が出ているのを近隣住民が発見し、通報した。同署などが出火原因を調べている。
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可搬式防犯カメラ設置で協議書 富士宮署と万野2区
富士宮署はこのほど富士宮市の万野2区と可搬式街頭防犯カメラの設置に関する協議書を締結した。同地区の区民館などに半年間、5台を設置し、犯罪抑止や防犯意識の高揚などに役立てていく。 同署で開かれた締結式で、万野2区区長(締結当時)の佐藤篤史さんと佐野信浩署長が協議書を取り交わした。佐野署長は「防犯意識のさらなる向上と防犯活動の活性化により、防犯カメラ設置後は犯罪が減ったという結果につながれば」と述べた。
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大型バス可 新駐車場整備 富士宮の村山浅間神社
富士宮市は世界遺産富士山構成資産・村山浅間神社(同市村山)南側に大型バスなどが止められる新たな駐車場を整備し、このほど、供用を開始した。新設した駐車場で式典を開催し、地元関係者や市関係者が完成を祝った。 これまで同構成資産周辺では、お山開きなどのイベント時に駐車台数が十分確保できず大型バスの駐車スペースもなかったことなどから、市が地元の協力を得て駐車場の新設整備を進めてきた。駐車場の面積は2500平方メートル。大型バス3台分(最大5台)のほか、小型乗用車33台分と障がい者用駐車スペース1台分を設けた。場所は、同構成資産南側の国道469号に面した位置に整備した。 現地では祭事に続いて、式典
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記者コラム「清流」 富士山、平和の力に
富士山世界遺産センター松島仁教授から電話が鳴った。「続報がある」。江戸幕府が外交に挑んだ徳川家茂の時代、欧米に贈った富士山の作品が今、次々見つかっている。 センターは1月、所蔵する富士飛鶴図が幕府から米国への贈答品だったと発表した。そして新たに、英王室が所蔵する日本の美術作品に幕府が英国に贈った富士山のびょうぶが見つかった。電話の続報はその件だった。松島教授は「欧米の武力に富士山の力で挑んだことが分かる」と語る。 同時期、富士宮市の渡辺実さんは保管するウクライナの子どもたちが5年前に平和を描いた絵を富士山麓に並べた。その後、全国や世界で展示する計画までになった。「富士山で広げたことに意味
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富士宮の女性 カード詐取被害 50万円引き出される
富士宮市の90代無職女性が31日、警察官を名乗る男にキャッシュカード2枚をだまし取られたと富士宮署に届けた。口座から50万円が引き出されていた。 同署によると同日午後3時半ごろ、女性宅に警察官を名乗る男から「あなたの口座から不正にお金が引き出されている」と電話があり、自宅を訪れた男にキャッシュカード2枚を手渡したという。
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富士宮らしく「地域おこし」 静岡県外在住者と意見交換
富士宮市はこのほど静岡県外在住者を対象に富士宮を疑似体験してもらう「地域おこし体験ツアー」をオンラインで実施した。県外に暮らす20~30代男女10人が参加し、富士宮ならではのまちづくりについて住民や移住者、市職員らと語り合った。市が新たに始める「地域おこし協力隊」の募集を見据えた初企画。 同市猪之頭地域に家族で移住した「虹ブックス」の古屋淳二さんや柚野地域にクラフトビール醸造所を構える「フジヤマハンターズビール」の深沢道男さんらが登場した。それぞれ現地の風景を画面越しに紹介しながら、自身の活動や地域の現状、移住の経緯や暮らしぶりを参加者に伝えた。 地域活性化をテーマに意見交換も行った。参
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新聞販売店企画の寄せ植え講座 富士宮で開催
富士宮市の中野新聞舗は30日、SBS学苑でナチュラルフラワーアレンジメント講座を担当する小森輝代さん(沼津市)を講師に招いた「季節の寄せ植え講座」を同市万野原新田のアコレ本社で開いた。講座は新聞購読者限定の企画。 講座には市内に暮らす購読者約20人が参加した。小森さんの指導を受けながら、マリーゴールドやラベンダーなど5種類の花を丁寧に植え、参加者同士の交流を楽しんだ。中野新聞舗はSBS学苑とも連携し、講座を定期開催していく。中野雄貴代表は「販売店として市民の皆さまが楽しめる時間を届けていきたい」と語った。
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夫婦で万引の疑い ホームセンターで29点 富士署が逮捕
富士署は31日までに、窃盗の疑いで富士宮市大中里、工員の女(44)と、夫の会社員(51)の両容疑者を逮捕した。2人の逮捕容疑は26日午前11時ごろ、富士市のホームセンターで電化製品や日用雑貨など計29点(計5万7千円相当)を盗んだ疑い。同署によると、2人はカートを使って電子レンジなどを店外に持ち出す所を警備員に見つかった。妻を残し、夫はその場から立ち去っていたという。妻は同日に現行犯逮捕され、夫は30日に出頭して逮捕された。
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商店街をアートで盛り上げ 富士宮・空き店舗活用 富士特支分校卒業生が活動
富士特別支援学校富士宮分校卒業生らでつくるアートクラブ「Atelier QUOKKA(アトリエ クオッカ)」がこのほど富士宮市中心部の西町商店街を拠点に、本格的な活動を始めた。商店街空き店舗などを活用し、美術制作を通じて地域を盛り上げる。 富士宮高校会議所の空き店舗活用西町商店街にぎわい創出プロジェクトの一環。アートクラブは2021年4月に結成し、現在約20人の卒業生らが参加する。同高校会議所の拠点・西町レトロ館や空き店舗2軒を活動拠点に毎月定期的に創作に励む。制作風景を見てもらったり、展示会を企画したりして地域とつながりを深める。同高校会議所とのコラボ活動を模索していく。 このほど商店
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販売戦略 少量多品目 地消に活路【JAふじ伊豆誕生㊥】
「富士宮産のアスパラガスが届きました。早い者勝ちです」―。3月中旬の土曜日、富士宮市のJA富士宮ファーマーズマーケット「う宮~な」に、中島恵一郎FM直販課長(55)の威勢のよいアナウンスが響いた。店内は、地元の野菜や畜産加工品を買い求める来店者でにぎわった。 同JAによると、う宮~なの年間来店者数は推計150万人。売上高は県内ファーマーズマーケットのうちトップで、2021年度は初めて13億円を超える見通しという。 「店だけでなく、生産者もお客さんに目を向けてほしい」。中島課長は時に生産者と衝突しながら、品質だけでなく、パッキングや陳列の見せ方まで指導を徹底し、売れる商品を用意する意識を生
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伊豆長岡舞台の絵本書籍化 富士宮の河原さん
富士宮市の理学療法士河原一剛さん(39)が人の命を題材に描いた絵本「ひかりを灯(とも)すしま」が4月5日に発売される。昨年7月にネット配信したが、書籍化は初めてで、河原さんは「絵本が部屋にあるだけで明るくなる。手にとって読む大切さが伝われば」と思いを語った。 勤務先の順天堂大静岡病院がある伊豆の国市の伊豆長岡地区が舞台。人の命をともしびに例え、日々病気と向き合う患者の様子や医療従事者の思いをまとめた。絵は、西伊豆の海と富士山、東伊豆の海と東京など伊豆地域の風景を描いた。 28ページ構成で2400円(税別)。書店やネットで販売する。文は日本語と英語を併記している。河原さんは「絵本、医療、伊
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富士宮市消防本部・消防団 市長が長官表彰を伝達
富士宮市役所でこのほど、消防庁長官表彰と日本消防協会定例表彰の伝達式が開かれた。長年にわたり合同訓練を積極的に行うなど連携強化を図っているとして市消防本部・市消防団が同長官表彰(竿頭綬)を受章。須藤秀忠市長が両機関や個人の受章者に伝達した。 個人の受章者は次の通り。 消防庁長官表彰(永年勤続功労章) 佐野誠一(団本部分団長・指導部長)▽日本消防協会定例表彰(精績章) 佐野秀和(団本部分団長・救急副部長)、鈴木充悦(同・警防副部長)▽日本消防協会定例表彰(勤続章) 依田勲(団本部副団長)、矢部一徳(3分団団員)
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華やか新メニュー「鎌倉殿の巻狩御膳」 富士宮・道の駅朝霧高原、地元のジビエや野菜使用
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」放送を受け、富士宮市根原の道の駅朝霧高原がこのほど新メニュー「鎌倉殿の巻狩御膳」を商品化し、食堂で販売を始めた。朝霧高原のジビエや野菜を多数盛り込み、当時の食事を再現した。 鎌倉殿の巻狩御膳は5種類の肉を使っている。鹿肉ソーセージやローストビーフ、メンチカツ、カモなどの肉料理が目を引く。卵焼きや炊き込みご飯、みそ汁を合わせ、菜の花やブロッコリーなど季節の野菜で彩った。食材の多くは、道の駅内の売店でも販売しているものを活用した。考案した太田照料理長は「当時の華やかさをイメージした」と語る。 朝霧高原はかつて源頼朝の富士の巻き狩りが行われた地。吉里正臣支配人は「巻
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富士山1周イベント5月開始 自転車でぐるり 富士宮市役所発着
スルガ銀行と富士宮市、東京電力パワーグリッドは5月から、同市役所を発着地とする自転車による富士山1周イベントを開く。 参加者はサイクリングアプリ「ライドフィールド」を使い、設定時間内に各自のタイミングでスタートする。コース上の8カ所のポイントで走行の様子をSNSに投稿し、現場から生の声を発信する。完走者にはサイクルキャップが贈られる。コースは117キロ。計4回(5月22日、7月23日、8月11日、9月3日)開く。1日に上り坂を登った高さの合計値「獲得標高」を2034メートルと設定した。 同行は市と2016年に地方創生連携協定を、東電とは21年に自転車振興に関するパートナーシップ協定をそれ
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ネギ生産法人「アドリ」(富士宮市) 小河麦人代表 栽培計画 数値化し管理【キーパーソン】
新規就農から5年で高品質なネギの安定供給を確立し、計10ヘクタールの作付面積で年間約200トンを外食産業などに出荷している。2021年にはブランドネギ・富士の雅ネギを新たに立ち上げ、産地化を見据える。土壌分析の知見を生かした農業経営の秘けつを聞いた。 -安定供給の狙いは。 「農業で組織的なビジネスを実現するため、BtoBの業務用ネギの生産を始めた。飲食業者の取引先からは本当なら国産を中心に使いたいが価格よりも安定供給がネックになっているとの課題を聞いた。高品質なネギの安定供給が解決できれば取引先との交渉も可能になり単価を上げていけるのではないかと考えた」 -生産上のポイントは。 「土
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「平成棚田」に認定証 「つなぐ遺産」 富士宮市が伝達
農水省が全国の優良な棚田を認定する「つなぐ棚田遺産」の一つに、富士宮市原に位置する“日本一富士山に近い棚田”の「平成棚田」が選定された。このほど、平成棚田の活動団体「ふじのくに美しく品格のある邑 白糸の里」の関係者が同市役所で認定証を受けた。 平成棚田では長年、多くの地域住民が関わり連携して積極的に保全に取り組み、棚田を活用した白糸コシヒカリや水かけ菜のブランド化が図られているとして、市が推薦した。同日、市役所を訪れた同活動団体の村松正章代表ら3人がオンラインで農水省の式典を視聴した後、市農業政策課の中野信男課長から認定証を受け取った。 村松代表は「もっと若い方々
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10代女性にわいせつ行為の疑い 男を3回目の逮捕 富士宮署
富士宮署は28日、準強制わいせつの疑いで富士宮市山宮、建設業の男(35)=強制わいせつ容疑で逮捕=を再逮捕した。逮捕は3回目。再逮捕容疑は2021年10月ごろ、静岡県東部地区で10代女性に対し、わいせつな行為をした疑い。同署によると児童相談所から報告があった。
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「県議会だより」 写真、題字コンクール入賞者を表彰
静岡県議会はこのほど、「県議会だより」の写真コンクールと題字コンクールの表彰式を県庁で開き、宮沢正美議長が入賞者に賞状を手渡した。 20年以上の歴史がある写真コンクールには219点の応募があり、特選4点と入選8点を選出した。高校生を対象に初開催した題字コンクールには488点の応募があり、8人が入賞した。 入賞作品は年4回発行する県議会だよりに掲載する。 入賞者は次の通り。 【写真】特選 松ケ下孝平(浜松市中区)望月正晴(静岡市清水区)山本寿子(富士宮市)小松原清(浜松市浜北区)▽入選 鈴木幸利(静岡市駿河区)加藤義昭(浜松市東区)塚本三千夫(袋井市)今野剛典(御殿場市)中沢力男(浜松
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サイバー被害防止、啓発動画など制作 静岡の専門生4人表彰 静岡県警
静岡県警はこのほど、「第1回サイバーセキュリティー作品コンテスト」の表彰式を県警本部で行った。サイバーセキュリティーの普及啓発強化につながる優れた動画・デザイン作品を完成させた静岡デザイン専門学校(静岡市葵区)の生徒4人に、北沢博生活安全部長が表彰状を手渡した。 県警の公式ユーチューブで配信する動画部門の最優秀賞に高橋真希さん(19)=富士宮市=の作品を選出し、啓発用クリアファイルで使うデザイン部門の最優秀賞は、フィッシング詐欺を念頭に「私は釣られない」と強調する相馬春香さん(20)=静岡市清水区=のデザインに決めた。 高橋さんは「初挑戦で長い時間悩んだが、達成感と感謝の気持ちでいっぱい
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宮廷芸術学ぶ 受講生を募集 富士宮市民文化会館
富士宮市民文化会館主催の宮廷芸術が学べる「ロイアルタティングレース講座」が、4月で5年目を迎える。世界の第一線で活躍する同市在住の聖光院有彩さん(元英国ディリントン・コレッジ講師)から直接指導が受けられる。新年度の開講は4月13日。同会館が受講者を募っている。 ヴィクトリア時代に英国王室などの女性たちに親しまれてきたというタティングレース。聖光院さんは自身が英国やルーマニアの王室で技術指導に当たるなどつながりがあるとして「ロイアル」を冠する。講座では王室で実際に使われていたタティングレースの再現にも挑戦することができる。聖光院さんは「ヨーロッパの王室のデザインや技術、物語に興味ある人は誰で
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消火協力者に感謝状 富士宮市消防本部
富士宮市消防本部はこのほど、消防協力者に対する感謝状贈呈式を同市の中央消防署で開いた。2月に共同住宅駐輪場で発生した火災で、迅速かつ的確な初期消火活動を行い被害軽減に努めた市民3人をたたえた=。 火災は2月12日午前10時50分ごろ、富士宮市光町の共同住宅駐輪場で発生し、バイクや自転車などを焼いた。感謝状を受けたのは火災現場近隣に暮らす相佐公昭さん、奈良部哲也さん、鈴木崇さん。火災に気付いた3人は迅速な通報のほか、駐輪場近くにあった消火器や自宅のホースで初期消火活動を行ったという。吉田昌弘消防長は「共同住宅に燃え移る可能性もあった。勇気あるすばらしい行動に感謝」と語った。
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笑いで、元気に 富士宮高校会議所 ダジャレ、大喜利募集
富士宮高校会議所が4月から新たに「富士宮を笑いで、元気に」プロジェクトを開始する。メンバーが26日、富士宮市の西町レトロ館で記者発表に臨み、宮ダジャレコンテストと宮大喜利コンテストの実施を発表した。両作品は4月15日から11月30日まで募集する。 宮ダジャレコンテストのテーマは「富士宮を元気にするダジャレを考えてください」。単語ではなくフレーズで募る。宮大喜利コンテストは「織田信長が現在高校生として、遠足で西山本門寺を訪れた。そこで一言なんと言ったでしょう」などと富士宮にちなんだ五つのお題を提示した。 審査員は同高校会議所メンバー。「高校生を笑顔にしてください」と呼びかける。対象者は「富
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店内放送、上手にできる? 富士宮で「こどもアナウンサー」審査会
小学生が聞き取りやすい話し方を競う「こどもアナウンサーコンテスト」(マキヤグループ主催)が26日、富士宮市のまかいの牧場で開かれた。事前に応募した県内の児童10人が滑舌良く原稿を読み上げた。 店内放送を想定した30秒ほどの文章に挑戦。SBSラジオのキャスタードライバーらから声の印象を明るくするための笑顔の作り方を教わった児童は「ご来店いただき、まことにありがとうございます」などと大きな声で審査員にアピールした。 静岡市清水区の清水駒越小4年の斎藤玲さん(10)が優勝した。静岡、藤枝の両市の量販店「エスポット」4店舗で4月中旬から半年間、斎藤さんの音声を放送する。後日収録に臨む斎藤さんは「
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木製車いす用体重計を製作 認知症、働ける場所提供 「木工房いつでもゆめを」代表/稲葉修氏【本音インタビュー】
認知症当事者が従業員として働く富士宮市の有限会社「木工房いつでもゆめを」。設立8年で、主力商品の木製車いす用体重計は累計販売500台を突破した。認知症になっても働き続けられる「居場所」のつくり方を聞いた。 -設立の経緯は。 「2011年ごろ、認知症の当事者の講演で『仕事がほしい。居場所がない』との言葉を聞いたことがきっかけ。その当時、経営しているグループホームに、考案して自作した車いす用体重計の基本形があった。車いす用体重計は介護用品の谷間。鉄製の既存製品は高額で場所を取る。小さい事業所ではなかなか買えないし、使いにくい。小型軽量の木製製品を作れば商売になると思った。車いす用体重計があっ
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帽子と防犯ブザー 新入学児童に贈る 明社協富士宮
明るい社会づくり運動県連合会富士宮地区協議会(河原崎澄雄会長)は24日、富士宮市内の全新入学児童に向けて、黄色い帽子1034個と防犯ブザー1010個を寄贈した=写真=。 子どもたちの交通安全や不審者対策に役立ててもらう取り組みで帽子は今年で50回目、ブザーは16回目。市役所で行った贈呈式に出席した同協議会の副会長が、須藤秀忠市長に目録を手渡した。 新1年生を代表して春から富丘小に入学する森竹紬ちゃんと井出涼晴君も出席した。名前を呼ばれた2人は大きな声で返事をした後、副会長から帽子とブザーを受け取った。
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凝集剤由来劇物、静岡県内でも 富士川水系4カ所で検出 県「影響指標下回る」【サクラエビ異変 母なる富士川】
日本軽金属が出資する採石業者が、サクラエビ主産卵場に注ぐ富士川水系雨畑川で高分子凝集剤入り汚泥(ポリマー汚泥)を投棄していた問題で、県は25日、凝集剤に含まれる成分が分解してできる劇物が本県内の富士川水系計4地点で初めて検出された、と発表した。山梨県側と合わせると流域6地点で検出され、いずれも流水から採取したサンプルだった。調査は3回目でことし1月に実施した。 静岡、山梨両県と国土交通省の3者が富士川水系計19地点を対象に、凝集剤成分として知られるアクリルアミドポリマー(AAP)が紫外線などで分解してできるアクリルアミドモノマー(AAM)の残留状況を流水と川底の泥から調べた。その結果、富
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ブッラータチーズ 七富乳業(富士宮市) 地元産にこだわり開発【静岡ものづくり最前線】
“幻のチーズ”と言われるブッラータを、富士宮産の高品質な生乳で仕上げたチーズとクリームで商品化した。モッツァレラチーズでクリームと短冊状のチーズを包んだ。イタリア語で「バターのような」を意味するといい、ナイフを入れると中身があふれ出す。 2021年1月に立ち上げたチーズ工房ではモッツァレラやボッコンチーニなど15種類を展開している。いずれもミルク感あふれるジューシーさと、とろける柔らかさが特徴。地元の酪農家と提携を結び高品質な生乳を個別に仕入れている。定番商品のモッツァレラチーズは1年で1万5千個を販売した。今年の「富士山名物グランプリ」では第1位に輝いた。 顧
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牧草地守る看板 卒業記念に製作 富士宮・井之頭中生
富士宮市立井之頭中を2021年度で卒業する3年生6人がこのほど、牧草地への進入禁止やポイ捨て禁止を伝える注意看板4枚を製作した。国道139号沿いの「朝霧さわやかパーキング」付近の牧草地に設置する。 製作に当たったのは磯野悠人さん、植竹真美さん、植松結音さん、川久葵さん、ヒラポマグラキ結衣さん、山崎夏生さん。朝霧さわやかパーキング付近に位置する植竹牧場の牧草地に観光客が入ったり、ごみを捨てたりすることが増えていたことから、植竹牧場の協力を得て卒業記念に看板を製作した。 看板は約2メートルで牛がモチーフ。6人でペンキを使って牛や人の表情などかわいらしいデザインを描いた。「ポイ捨てダメ!牧草
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静岡人インタビュー「この人」 佐野卓正さん 富士宮青年会議所第51代理事長に就任
2021年に50周年を迎えた一般社団法人富士宮青年会議所(JC)は今年、次なる100周年に向け最初の一歩を刻む。18年の入会以降、同JCの事務局長や副理事長を歴任。「刻め新たな一歩 For The Achievement」を掲げ、町や組織のさらなる発展を目指す。37歳。 -スローガンの狙いは。 「21年は目的意識の醸成をテーマに取り組み、学びを深めてきた。今年は目的を持った事業構築から、もう一歩踏み込んで目的達成の成果を求めていきたい」 -組織の現状は。 「転換期の真っただ中。自分も含め在籍期間が短いメンバーの比率が増えている。先輩方から受け継いでいるものもたくさんあるが、改めて全員
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富士宮の小中高生ら キッズゲルニカ制作へ 市制80年式典で展示
富士宮市は4月、地元の子どもたちが「キッズゲルニカ」を描くプロジェクトをスタートする。このほど、世界連邦運動協会富士宮支部から制作に必要な画材の寄贈を受けた。6月1日の市制施行80周年記念式典に合わせた展示に向け、市内小中高校などで5枚のキッズゲルニカ制作を進める。 キッズゲルニカはパブロ・ピカソ作「ゲルニカ」と同サイズのキャンバスに子どもたちが平和を描く国際的アートプロジェクト。世界連邦運動協会富士宮支部から同アートプロジェクトへの参加と画材寄贈の提案を受け、市が市制施行80周年記念事業として実施することを決めた。制作に向け実行委員会を組織し、委員長には東日本大震災復興支援などの一環でキ
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出張商店街で地域間交流 富士宮 上稲子の移住者ら
富士宮市はこのほど、企業組合富士宮・食のひらめき会や市社会福祉協議会の協力で、中心市街地から離れた地域に買い物や交流の場をつくる「出張商店街」を同市上稲子の新稲子川温泉ユートリオで初めて開催した。商店街で扱う商品を多数並べたほか、稲子地区に暮らす移住者らが出店し、幅広い世代の住民でにぎわった。 地域住民が主体となって移住者の受け入れを推進している稲子地区。移住者ら地域住民は藍染手ぬぐい、ガラス工芸品、パン、楽器のカリンバ、野菜、アユの塩焼きなどを並べて来場者や他の出店者との交流を楽しんだ。食のひらめき会の増田恭子代表は「今までになかった出張先の地域住民と一緒に交わって出店することができて良
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パラグライダー 藤枝の男性死亡 富士宮
23日午前11時50分ごろ、富士宮市猪之頭のパラグライダースクール「スカイ朝霧」付近で、パラグライダーで飛行中の藤枝市若王子1丁目、アルバイト従業員男性(70)が墜落した。男性は全身を強く打ち、ドクターヘリで救急搬送されたが、病院で死亡が確認された。 富士宮署によると離陸地点から約50メートル北側の山の上に機体と共に墜落した。上空で何らかのトラブルが発生し、数十メートル落下したとみられる。男性は同スクールの利用者。同署が事故原因を調べている。
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ジャグリングや綱渡り 世界大会出場者、富士山背に披露 富士宮
4月14日から米国ラスベガスで開かれるサーカスの世界大会「VIVA FEST」に出場する日本人パフォーマーの壮行会が23日、富士宮市上井出のキャンプ場「富士山ワイルドアドベンチャー」で行われた。日本人出場者のうち県内出身者を含む6個人・組が登場し、富士山を背にジャグリングやけん玉などの世界に挑む技を地元住民に披露した。 壮行会は富士山を中心とした芸術文化圏の創出を目指す「富士山サーカスランド構想実行委員会」が企画。同キャンプ場内にオープンする同構想の拠点施設・富士山サーカスランドを会場に行った。 県内出身者はディアボロを得意とするジャグリングパフォーマー森崇彰さん(富士宮市出身)、世界け
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「平穏約束された」 山口組2次団体と和解 富士宮市長コメント
富士宮市北山地区に指定暴力団山口組の2次団体「良知2代目政竜会」が事務所を構えた問題で、県暴力追放運動推進センターと政竜会との和解成立を受け、須藤秀忠市長は「北山地域の皆さまにとって待ちに待った平穏な生活を取り戻すことが約束された」とコメントを発表した。 政竜会側が北山地区内に事務所や連絡場所を開設しないと誓う内容で、違反した場合は1千万円の違約罰を課す。須藤市長は「暴力団のいない安全で安心な明るく住みよい富士宮市の実現に向けた大きな成果。今後の暴力団追放運動に大きな力を与える」と受け止め、「これからも暴力団のいない街づくりに、市民や関係者とともに力を合わせて全力で取り組む」とした。
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脱炭素都市実現へ 一体感を醸成 富士宮市が大会
富士宮市はこのほど、「ゼロカーボンシティオール富士宮大会」を市民文化会館で初開催した。同市は2021年1月にゼロカーボンシティを宣言している。地元事業者や市関係者ら約150人が出席し、同シティ実現に向けた機運醸成を図った。 須藤秀忠市長はあいさつで50年までの脱炭素の道筋を描いた市ゼロカーボン推進戦略を策定したことを紹介した。「パートナーシップによる地域循環共生圏の構築を通じたゼロカーボンシティの実現を将来像に掲げた。地域経済の活性化と両立した同シティの実現には、市民、事業者、行政が一体となってオール富士宮で取り組むことが必要」と強調した。 会場では、県地球温暖化防止活動推進センターの服
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息の合った演奏 地域を元気に 富士宮高校会議所
富士宮高校会議所は21日、音楽を通じたボランティアを富士宮市の貴船区公会堂で行った。「きぶね寄り合い処」に集まる地域住民にミュージックベルやキーボードの演奏を披露し、元気を届けた。 同高校会議所副会頭の塩坂優芽さん(星陵高2年)のほか、副会頭大木春菜さん(富士宮高等専修学校2年)が所属するミュージックサークルのメンバーの計7人が演奏した。キーボードで参加した塩坂さんは「小さいころから習ってきたピアノを生かしたボランティアがしたいと思っていた。実現できてうれしい」と語り、富士宮市歌、花、幻想即興曲などを奏でた。ミュージックサークルのメンバー6人はミュージックベルの息の合った演奏で、千の風にな
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商標法違反容疑で再逮捕 ベトナム国籍の女逮捕 富士署
富士署は22日、商標法違反の疑いで、ベトナム国籍、富士宮市淀師の無職の女(28)を再逮捕した。再逮捕容疑は2021年12月13日に「ルイ・ヴィトン マルチエ社」の類似商標を付けたマフラーを販売した疑い。容疑者は高級ブランドのロゴマークの入った商品を販売目的で所持したとして逮捕・送検されていた。
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富士宮の山口組2次団体と県暴追推進センター 完全撤退へ和解成立
富士宮市北山地区に指定暴力団山口組の2次団体「良知2代目政竜会」が事務所を構えた問題で、静岡県暴力追放運動推進センターは22日、政竜会との間で和解が成立したと発表した。政竜会側が北山地区内に事務所などを開設しないと誓う内容で、違反した場合は千万円の違約罰を課す。 違反対象を、該当する土地・建物だけでなく北山全域に拡大した。和解内容に包含されるため、同センター側は静岡地裁が決定している使用差し止めの仮処分決定と、土地・建物を使用した場合、1日100万円の制裁金を支払うよう命じた「間接強制」を取り下げる。 政竜会がかつての上部団体・後藤組(解散)の元組員が使う富士宮市の土地・建物に事務所を構
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戦争の“真実” 母国に届けたい SNSで情報収集し発信 ロシア出身の伊藤イリーナさん(富士宮市在住)
ロシアのウクライナ侵攻から3週間以上が経過した。現地では激しい戦闘が展開され、多くの市民が犠牲になるなど深刻な状況が続く。「一刻も早い終戦に向け自分にできることはないか」。ロシア出身で現在は富士宮市に住むロシア語講師の伊藤イリーナさん(50)は、世界各国の報道や会員制交流サイト(SNS)を通じて収集した情報を母国の友人らに伝えている。「真実を知ってほしい」との思いを込め、発信を続ける。 イリーナさんはロシア西部のサンクトペテルブルク出身で、歴史的、文化的にもつながりの深いウクライナ人と交友関係がある。ロシア軍による砲撃が続く東部ハリコフや侵攻部隊が迫っているとされる南部オデッサなどに住ん
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富士宮やきそば&静岡おでん 「ソウルフード」交流深化へ調印
地域の食文化の継承・発展をめざす「富士宮やきそば学会」(渡辺孝秀代表)と「静岡おでんの会」(海野秀樹会長)は19日、相互協力を宣言する調印式「ソウルフードでまちおこし」を静岡市葵区の青葉シンボルロードで行った。 文化庁の食文化醸成事業「100年フード」にそれぞれ認定されたことを契機にした宣言で、B級グルメを活用した一層の地域交流と観光振興を目指す。渡辺代表は「今後も交流を深め、双方の食文化を盛り上げたい」と述べ、海野会長は「コロナ後を見据えて協力したい」と語った。 会場周辺では18日から「静岡おでん祭」が開かれている。田辺信宏静岡市長と須藤秀忠富士宮市長が来場し、関係者を交えて互いの地域
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富士市街地で自転車高速レース 日本一懸け、157選手疾走
富士市の市街地にある「青葉通り」を舞台にした公道レース「第1回富士山サイクルロードレース 富士クリテリウムチャンピオンシップ」が19日、開幕した。初日は主要3団体別に予選3レースが行われ、全国から計157選手が出場した。有力選手が順当に決勝進出を決めた。20日の決勝レースで、クリテリウム(周回レース)日本一の初代王座が決まる。 全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)、ジャパンサイクルリーグ(JCL)、日本学生自転車競技連盟(JICF)が参戦するクリテリウムレースは全国初。沿道ではファンや市民が観戦し、平均時速40キロを超えるスピードを体感した。 予選は往復1・8キロの短距離コースを15周
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う宮~な(JA富士宮) 春の味「内房たけのこ」 あく少なく歯応えよし【直売・しずおかの幸】
JA富士宮ファーマーズマーケット「う宮~な」(富士宮市)は、同市産農産物をはじめ、国産農産物、駿河湾の鮮魚、手作り総菜、おみやげ品、地酒、調味料に至るまで1店舗で何でもそろうワンストップ型の直売所です。 年間約50万人が来店し、地元住民、観光客やキャンパーなど多くの皆さんで連日にぎわっています。売場面積は795平方メートル、駐車場は300台分を用意し、県内JAの運営する直売所としては最大規模です。2020年度は12億4400万円(税抜き)の売り上げを達成しました。 春の到来に合わせて店頭に並ぶ地元産農産物といえば「内房[うつぶさ]たけのこ」。静岡県が認定する「しずおか食セレクション」に認
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井之頭中、星陵中 文化活動で活躍 富士宮RC表彰
文化活動で活躍した富士宮市内の中学校を表彰する「富士宮ロータリークラブ杯(文化の部)」の表彰式がこのほど、優秀校に選ばれた井之頭中と星陵中の両校で行われた。 井之頭中(小規模校の部で選出)は16年目を迎えた生徒による模擬会社「井中屋(いなかや)」に係る一連の取り組みなどが評価された。星陵中(中・大規模校の部で選出)は高い演奏技術と表現力で多数の受賞を果たしてきた吹奏楽部のほか書道部や美術部の活躍などが受賞につながった。同ロータリークラブの望月和恵会長らが2校を訪れ、代表生徒に賞状とトロフィーを授与し、たたえた。
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青年経営者ら そば打ちに挑戦 富士宮
中小企業家同友会富士宮支部青年懇話会はこのほど、手打ちそば講習会を富士宮市田中町のツタウェル本社で開催した。メンバー11人が参加し、おいしいそばの作り方を学んだ。 会社経営するメンバーが家族に対し、そばを打って日頃の感謝を伝えようと企画。富士山手打ち蕎麦学会の勝亦章司会長と富士市でそば店を営んでいた小林孝さんが講師を務めた。メンバーは水を加えたそば粉を丁寧にこねたり、のし棒できれいに伸ばしたりして手打ちそばを仕上げた。 同懇話会では毎月1回、研修など交流の機会を設けている。渡辺卓部会長は「会員同士の結束の場にもなれば」と語った。
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富士宮市 環境部長に望月氏起用
富士宮市は18日、4月1日付人事異動を内示した。異動規模は例年に比べて小規模。部長級退職者の後任は課長級からの昇格者を充てた。環境部長は望月直樹秘書課長が、消防本部消防長は鈴木英之警防救急課長が就く。 主な異動は次の通り。 【行政職部長級】環境部長(秘書課長)望月直樹▽保健福祉部参事兼健康増進課長(健康増進課長)飯島卓▽水道部長(会計管理局会計管理者兼局長)小林博之▽会計管理局会計管理者兼局長(水道部長)渡辺文英 【行政職課長級】契約管理課長(デジタル推進課長)佐々木博▽企画戦略課参事兼地域政策推進室長(地域政策推進室長)佐野和也▽秘書課長(商工振興課長)赤池厚司▽広報課長(水道業務課
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ウォーキング写真コンテスト 焼津の大野さん最高賞 静岡市内の観光名所巡る
静岡市内の観光名所や旧跡を巡る指定のコースから見える景色などを収めた写真を審査する「2022勝手にウォーキングフォトコンテスト」(日本平ウォーク実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)の審査会が17日、同市葵区で開かれた。最高賞の日本平ウォーク大賞に大野剛さん(焼津市)の「石庭と富士山」が選ばれた。 コンテストには57点が寄せられた。入賞作品は28日から静岡市役所静岡庁舎新館1階フロアで展示される。4月14日まで。同委員長の林恵嗣さんは「すてきな写真がたくさんあった。ぜひ見て楽しんでほしい」と話した。 このほかの入賞者は次の通り。 【特別賞】静岡市長賞 阿部浩典(富士宮市)▽静岡商工
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強盗致傷と公務執行妨害の疑い 静岡の男を起訴 地検沼津支部
静岡地検沼津支部は18日、窃盗と公務執行妨害の疑いで逮捕、送検された静岡市清水区、無職の男(53)について、強盗致傷と公務執行妨害の罪で静岡地裁沼津支部に起訴した。裁判員裁判の対象になる。 起訴状などによると、被告は3月2日午後3時ごろ、富士宮市内の神社のさい銭箱から現金約6千円を盗み、逃げる際に富士宮署の男性巡査部長を殴るなどして約7日間のけがを負わせ、職務を妨害したとされる。
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エコツーリズムの意義語る 富士宮北高で講演会
富士宮北高は16日、世界中でエコツーリズム開発支援を手掛けている一般社団法人エコロジックの新谷雅徳代表(富士宮市)を招いた「夢を語る講演」を同校で開いた。新谷さんは同校1、2年生約400人に向けて「面白いと思うことをやって生きる方法 エコツーリズムで世界を変える」をテーマに語った。 新谷さんらが手掛ける各国でのエコツーリズム開発支援の活動や社会問題に触れ、エコツーリズムの意義を紹介。自身がエコツーリズム開発を始めた経緯を振り返り、「やりたいと思ったらとことんやり続ける。もう一歩前に行くと、必ず答えがある」と伝えた。 富士宮では富士山やそこに暮らす人々の素晴らしさを伝えるエコツアーを展開し
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けん玉世界大会「楽しむ」 富士の杉山さん、市長表敬
4月14日から米国・ラスベガスで開催される国際サーカスフェスティバル「VIVA Fest」ニューパフォーマー部門に出場する富士市のけん玉パフォーマー杉山颯星さん(23)がこのほど、市役所を訪ね、小長井義正市長に大会への意気込みを語った。 杉山さんは「リューセー」の芸名で活躍。2018年の世界けん玉道選手権大会で準優勝する実力者で、今年1月の動画審査を通過して同大会の出場権を得た。 玉と剣がひもでつながっていないけん玉で玉の上に剣を乗せるなどの技を披露した杉山さんは「海外での初パフォーマンスを楽しみたい」と話した。小長井市長は「ショーに慣れた現地の観客を魅了して来て」と激励した。 大会で
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英語漬けの旅 活動の成果発表 富士・吉原高生
富士市の吉原高国際科の2年生がこのほど、3日間のイングリッシュキャンプの最終まとめとして同校で、2日間の日帰り旅行の感想を英語で発表した。 例年夏に実施するオーストラリア語学研修の代替行事。生徒は外国人講師と一緒に2日間、富士宮市や山梨県への日帰り旅行を実施。生徒26人が8グループに分かれ、英語漬けの旅を楽しんだ。 最終日となった同日は、模造紙に写真や絵で旅をまとめ感想を発表した。忍野八海や都留文科大へ訪問した経験を英語で語り、クイズを入れて盛り上げるグループもあった。生徒は時折、英語での表現に苦戦しながら、恐れずに発言する勇気を学んでいた。
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強制わいせつ容疑 建設業の男を再逮捕 富士宮署
富士宮署は17日、強制わいせつ容疑で富士宮市山宮、建設業の男(35)を再逮捕した。再逮捕容疑は2021年10月ごろ、県東部の10代女児に対してわいせつな行為をした疑い。同署によると、児童相談所から通報を受け捜査を進めていた。22年2月24日にも同様の強制わいせつ容疑で逮捕された。
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富士で自転車ロードレース クリテリウム日本一決定戦 19日号砲
富士山を仰ぐ富士市街地を舞台に「富士山サイクルロードレース 富士クリテリウムチャンピオンシップ」(市実行委主催)が19日に開幕する。全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)とジャパンサイクルリーグ(JCL)、日本学生自転車競技連盟(JICF)の主要3団体の参戦で注目度は高い。五輪代表や全日本選手権覇者らトップ選手が多数出場し、クリテリウム(周回レース)日本一の座を巡る激しい攻防を繰り広げる。 レースは市中心部の「青葉通り」に1周1・8キロのコースを設置。19日の予選は各競技団体別に最大60人ずつが出場する15周(約27キロ)レースを3戦行い、上位各25選手が決勝に進む。20日の決勝は予選を通
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静岡で県工芸美術展 藤枝の佐藤さん、最優秀会員賞
第47回県工芸美術展(県工芸家協会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が17日、静岡市駿河区のグランシップで始まった。美術部門と実用部門に応募があった会員、準会員、一般の作品と招待作品の計約150点を展示している。21日まで。 最優秀会員賞は、佐藤文子さん(藤枝市)の染色作品「再生」が選ばれ、ハスの実が朽ちていくさまを深みのある色彩で表現した点が高く評価された。準会員と一般の最高賞となる県知事賞は、松浦洋子さん(掛川市)の陶芸「彩」が輝いた。会場には、デザインの独創性を追求した陶芸の花器やつぼ、細やかな図柄で染め上げた着物など、見応えのある大作が並ぶ。 その他の受賞者は次の通り。 【美術部
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当初予算案など18議案を可決 富士宮市議会閉会
富士宮市議会2月定例会は17日、最終本会議を開き、2022年度一般会計当初予算案や同補正予算案、市犯罪被害者等支援条例制定案など18議案を可決して閉会した。
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富士宮北高男子ソフトテニス 全国大会の活躍誓う
28~30日に名古屋市で開かれる全国高校選抜ソフトテニス大会に出場する富士宮北高男子ソフトテニス部の関係者がこのほど、市役所を訪れ、須藤秀忠市長に意気込みを語った。同高男子ソフトテニス部は昨年12月の県大会で団体戦優勝、続く今年1月の東海大会で団体戦2位で突破し全国出場を決めた。全国高校選抜には4年ぶり5度目の出場という。 市役所には東海大会を勝ち抜いた部員8人らが訪れた。キャプテン篠原貴哉さん(2年)は「全国大会では今までやってきた練習に誇りを持って臨む」と力を込めた。大会初戦は岡山理科大付属高。4年前の全国高校選抜で敗れた相手といい、多田聡哉顧問は「リベンジを果たしてせいせい勝ち上がり
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火縄銃射撃大会V 目指すは国際大会 富士宮の佐野さん
火縄銃射撃競技選手の佐野翔平さん(31)=富士宮市=がこのほど、市役所を訪問し、千葉県で2月下旬に開かれた中島流砲術射撃大会での優勝を須藤秀忠市長に報告した。 佐野さんは日本の伝統や文化、歴史を次世代に残す仕組みを作ろうと、火縄銃の射撃競技選手活動のほか、「伝統屋暁」として伝統工芸品を販売したり段ボール甲冑(かっちゅう)教室の開催したりしている。射撃競技選手としては、2019年にも同じ大会で優勝を果たしている。 大会では約27メートル(15間)先に置いた標的に向けて射撃し、その得点を競った。直径12センチの黒点内に持ち弾7発をすべて命中させた。満点は佐野さんとして初の快挙。佐野さんは「国
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小学生ひき逃げ事故で対策検討 富士宮署など
今月4日に富士宮市万野原新田の交差点で乗用車が小学生3人に衝突し、逃走したひき逃げ事故で、富士宮署などは15日、現場診断を実施した。署員や道路管理者、地元住民らで現場を見回り必要な安全対策を検討した。 事故現場は国道139号と市道が交わる横断歩道や信号機のない交差点。乗用車が市道から国道に左折侵入しようとした際に、歩いていた小学生3人に衝突したとみられる。参加者からは一時停止ラインの位置を検討することや注意看板の設置、歩道を明確にするグリーンベルト敷設などの意見が上がった。
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プラごみ一括回収 事業者と連携模索 富士宮市議会答弁
富士宮市は15日の市議会2月定例会一般質問で、2024年度からのプラスチックごみ一括回収開始に向けて市内事業者と連携し、再商品化計画の作成や一括回収の方法について検討を始めたと明らかにした。深沢竜介氏(無会派)への答弁。 同市ではプラスチックごみはトレーのみ分別回収していて、回収後は市内業者で圧縮処理され、固形燃料として利用されているという。24年度の一括回収開始に向けて、市は現在、市民の排出方法や一括回収のあり方などを調査している。プラスチックごみのリサイクル処理に積極的に取り組もうと研究を始めた地元事業者と連携して模索を進める方針。 同日の一般質問には佐野和彦(富岳会)、船山恵子(キ
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富士宮やきそば 100年フード認定、関係者ら市長に報告
「富士宮やきそば」が文化庁の新制度「100年フード」に認定されたことを受け、富士宮やきそば学会の関係者や地元製麺業者らが14日、須藤秀忠市長に認定を報告した。 同学会やNPO法人まちづくりトップランナー富士宮本舗、製麺業者4社の代表者ら10人が市役所を訪れた。同学会の渡辺孝秀代表は「これからの時代は素晴らしい町や食文化をいかに残していくかが大切。後世で、いい町を残してくれたと言ってもらえるように頑張りたい」と語った。須藤市長は「富士宮やきそばはまさに富士宮市の心であり魂であり精神。今は亡き渡辺英彦さん(同学会初代会長)もきっと喜んでおられる」と述べた。 県内からは、静岡おでんと大井川のお
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富士山噴火 庁内検討会議設置へ 富士宮市議会答弁
富士宮市は14日の市議会2月定例会一般質問で、2021年3月に改定された富士山ハザードマップを巡り、22年度新たに富士山噴火に係る検討会議を庁内に立ち上げる方針を明かした。同市における噴火時の初動態勢としての避難場所の設定や避難方法などを検討していく。植松健一氏(至誠)への答弁。 富士山ハザードマップ改定を受け富士山火山防災対策協議会で見直しが進む広域避難計画は市町が作成する個別計画の基礎になる。広域避難計画は当初、21年度内の取りまとめを予定していたが見直しに遅れが生じている状況。須藤秀忠市長は「地元のことは地元でしっかり対応していくことが市民の命と暮らしを守ることにつながる。市で独自の
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富士宮・黒田小6年の後藤君 闘茶会優勝 飲み比べて種類当てる
静岡県はこのほど、小中学生が茶を飲み比べて種類を言い当てる闘茶会「Cha-1(チャワン)グランプリ」をオンラインで開催した。県内16市町の計29人が参加し、富士宮市立黒田小6年の後藤藤生君が優勝した。 事前に送付した茶葉の外観を観察したり、飲み比べたりして茶種を言い当てた。お茶の歴史や効能などの知識を問うクイズも出題され、総合得点を競い合った。 他の上位入賞者は次の通り。 ②大塚梨衣奈(富士吉永一小6)③陸田紗希(掛川城東中2)④陸田悠里菜(掛川佐束小6)
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ほうじ茶ビール完成 富士市のブランド化へ 富士宮・フジヤマハンターズビール
富士宮市大鹿窪のクラフトビール醸造所「フジヤマハンターズビール」が富士市産のほうじ茶を使用した「富士のほうじ茶ビール」(税込み730円)を製造した。全国の取扱店にも好評で、ほうじ茶の香りのするまちを目指す、地域や農家の盛り上げに協力する。 富士市がほうじ茶のブランド化を図る中、利活用促進に取り組む市内の商店主らからのラブコールに応え、これまでも紅茶や番茶を使ったビールを得意としてきた深沢道男代表が初めてほうじ茶のビールを手掛けた。 麦汁の煮沸過程で茶葉をそのまま添加したほか、香りを残すため発酵段階でも茶葉を入れた。2月下旬に出来上がったビールは香ばしい香りと甘いを風味があり、ほうじ茶に似
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平和希求に絵の力 富士宮の渡辺さん 5都市にキッズゲルニカ
ロシアの軍事侵攻が続くウクライナへの支援を広げようと、富士宮市の渡辺実さん(65)が保管するウクライナの子どもたちによるキッズゲルニカ5作品が11日、全国5都市で展示された。東日本大震災発生から11年に合わせた。福島、広島、長崎、東京、京都で作品を掲げ即時停戦や核兵器使用禁止、人道的支援を訴えた。 5枚は東日本大震災復興支援活動の一環で2017年にキエフやスラブチチ市、東部ドネツク州とルガンスク州の子どもたちが描いた作品。ウクライナへの軍事侵攻を受け、富士宮市内に作品を並べた渡辺さんの元に福島市から作品を展示したいと連絡があった。渡辺さんが4都市の自治体やキッズゲルニカ運営団体に呼びかけて
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スポーツ流鏑馬 広がれ交流の輪 富士宮の障害者支援NPOが推進
馬を通じた障害者の就労支援などを手掛ける富士宮市のNPO法人「EPO」(エポ)がスポーツ流鏑馬(やぶさめ)の取り組みに力を入れている。このほどスポーツ流鏑馬の第一人者上村鮎子さん(青森県)を招いた講習会を市内で開いた。 ホースセラピーなど馬を通じた障害児者向けの就労支援や療育支援を展開している同法人。スポーツ流鏑馬は1年半前に上村さんとの出会いがきっかけで乗馬の経験を生かせる選択肢を広げようと、新たに取り入れた。療育支援を受けている子どもたちとそのきょうだいで活動を始めた。 練習場所は「スポーツビレッジ村山ジャンボ」が地域や福祉のために、と提供している敷地内に整備したフィールド「土のうえ
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文化庁「100年フード」 静岡県内3件認定
文化庁はこのほど、地域に根付く食文化を「100年フード」と名付けてPRする新制度で、全国各地のご当地グルメや郷土料理131件を認定したと発表した。県内からは3件が認定された。 認定された県内の3件は「大井川のお茶請け食文化」(伝統部門)「静岡おでん」(近代部門)「富士宮やきそば」(未来部門)。富士宮やきそば学会の渡辺孝秀代表理事(69)は「静岡の食文化を若い人にまで継承していくことが大事。PR活動などを見直して訴求していきたい」と話した。 100年フードは江戸期以前から伝わる「伝統」、明治・大正以降の「近代」、昭和以降で今後100年の継承を目指す「未来」の3部門で、全国から計212件の応
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備蓄食品を定期宅配 富士宮の3新聞販売店 管理栄養士監修
富士宮市内の3新聞販売店(中野新聞舗、鈴木新聞店、ツタウェル)は4月から地元の食料品卸売業「丸繁」と連携して、備蓄食品の定期宅配サービスを始める。新聞配達網を生かした定期宅配により、備蓄食品を日常的に消費して更新するローリングストックを推進する。地震や台風などの災害時、新型コロナウイルスで自宅待機となった際の備えのほか、アウトドアや日常的な活用を見据える。 大人2人3日分の備蓄食品をセットにした。主食や主菜、副菜をそろえた計24種類でメイプル薬局の管理栄養士が監修した。栄養バランスを考慮し、日常で使いやすい食品を選んだ。献立例やエネルギー量をまとめた資料を合わせて入れる。 昨年7月に熱海
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墨汁画 にじむ笑い 伊藤千史さん(富士宮)初の作品集
ふんどし姿の侍をはじめ、動物たちのユーモラスな墨絵漫画を描き、墨汁画家を名乗る伊藤千史さん(56)=富士宮市=の初作品集「ねこおち」が12日、子鹿社(伊東市)から発売される。 伊藤さんは15年前にイラストの下描きとして墨汁を使い始め、10年前からは毎日、ツイッターで作品を発表してきた。緩急のある墨線で描かれた「ふんどしのおじさん」は人気キャラクターに。異世界の生き物たちも登場し、こっけいなやりとりの末に猫が涼やかな表情で落ちを付ける。「16編を厳選した。笑い転げてもらえたらうれしい」と話す。 書籍は2021年設立の子鹿社にとっても初の出版物。「漫画の余白が俳句のように感じた」という編集担
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福祉団体に食料品贈る 静岡県東部の4信金、フードドライブ
静岡県東部の4信用金庫(沼津、三島、富士、富士宮)が、新型コロナウイルス禍で深刻な生活困窮者の支援を目的に、各地元の福祉団体に食料品を贈る取り組み「フードドライブ」を実施している。コロナ禍の収束が見通せない中、昨年に続いて今月から2回目となる取り組みを始めている。 昨年7~8月に1回目を行った。各信金の役職員が食料品を持ち寄り、営業エリア内の社会福祉協議会(社協)などに届けた。今回の寄贈先は、沼津は御殿場市社協、三島は伊東市と長泉町社協、富士は富士市ユニバーサル就労支援センター、富士宮は富士宮市社協。沼津信金はこのほど、250キロ分の食料品を用意。鈴木俊一理事長が御殿場市社協の三井米木会長
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民家敷地から出火 富士宮市大岩
8日午前11時45分ごろ、富士宮市大岩の民家敷地内から出火し、ごみや車など約100平方メートルを焼いた。富士宮署によると、敷地内に掘った穴で住民が朝からごみを燃やしていて、付近に止めてあった車に燃え移ったとみられる。
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国際協力の現状知って 沼津・門池小、推進員の黒柳さん講座
沼津市立門池小は8日、児童が日本の国際協力の現場や海外の人々の暮らしについて学ぶオンライン講座を同校で開いた。国際協力機構(JICA)静岡県デスク国際協力推進員の黒柳優里さん(28)=富士宮市=が西アフリカのベナンで青年海外協力隊として活動した経験を語り、6年生約130人が視聴した。 黒柳さんはJICAの活動内容やベナンの衣食住といった文化、衛生状況などの課題を説明。現地の教員を対象に体育の研修会を行ったり、子どもたちに折り紙を教えたりする様子を写真と動画で紹介した。 児童は画面越しに「ベナンに住んで良かったことは」「なぜ困っている人を助けたいと思ったのか」などと質問し、真剣な表情で耳を
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特支富士宮分校に教材用具を寄贈 富士マウントLC
富士市の富士マウントライオンズクラブ(LC)はこのほど、富士宮市の富士特別支援学校富士宮分校に作業学習で用いる教材用具を寄贈した。川久保好巳会長ら7人のメンバーが同分校を訪れ計40点以上の陶芸用・農芸用教材用具を届けた。 寄贈は「特別支援学校の生徒と職場あっせんの橋渡し」を目指した同LCの青少年奉仕事業の一環。贈呈式で川久保会長は「このような交流が皆さんの人生に少しでもプラスになれば」とあいさつ。メンバーで目録や教材用具を上村一成副校長や代表生徒に手渡した。上村副校長は「主体的に社会で生きていくための大切な学びである作業学習で有効に利用していく。生徒にとっても大きな励みになる」と感謝した。
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東部・伊豆20市町「推し」事業 22年度予算案
コロナ禍が続く中での編成となった東部・伊豆地区20市町の2022年度当初予算案。各市町は新型コロナウイルス対策を図りながら、地域の課題解決や活性化などにつなげる事業を盛り込んだ。「推し」事業のポイントを担当者に聞いた。 ■富士市 仮想空間に自転車コース プロチームと連携して自転車でにぎわいを創出します。遠隔地から仮想空間を走行できる「バーチャルライドコース」は海抜0メートルから富士山5合目を目指す絶景コースなどの魅力を発信し、コロナ後の誘客につなげます。市街地レースを通じて市民の関心も高め、自転車の利活用を進めたいです。(自転車関連整備事業=3560万円) ■富士宮市 やさしい日本
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藤友会幹部に中止命令 富士宮署など
富士宮署組織犯罪対策推進本部と県警捜査4課は7日、暴力団対策法に基づき、富士宮市星山、指定暴力団山口組藤友会、無職の幹部の男(49)に中止命令を出した。同署によると、幹部の男は2021年8月31日、富士市で歯科医院を営んでいた歯科医師の被告(詐欺などの罪で公判中)に対し、暴力団の威力を示して利息制限法に規定する制限額を超える利息を支払う約束で貸し付けた金銭の支払いを要求したとされる。
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歯科医恐喝容疑 2暴力団員不起訴 地検沼津支部
静岡地検沼津支部は7日、組織犯罪処罰法違反(組織的恐喝)の疑いで逮捕、送検された指定暴力団山口組藤友会の若頭の無職男性(52)=富士市=と、同幹部の無職男性(49)=富士宮市=を不起訴処分とした。同支部は理由を明らかにしていない。 2人は2021年8月下旬、富士市で歯科医院を営んでいた歯科医師の男性(歯科医師法違反と詐欺の罪で公判中)に対して、みかじめ料名目で現金10万円を脅し取ったとして富士宮署組織犯罪対策推進本部などに逮捕された。
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男性に車で衝突 殺人未遂の疑い 富士宮署、男逮捕
富士宮署は6日、殺人未遂の疑いで富士宮市貴船町、解体作業員の男(62)を逮捕した。 逮捕容疑は5日午後2時ごろ、同市内で自らが運転する乗用車を伊豆の国市の男性会社役員(34)に衝突させ、殺害しようとした疑い。 同署によると、容疑者は前方を歩く男性を車ではね、そのまま逃げた。男性は左足を打撲した。 容疑者と男性は親族。別の親族宅で遺産相続について話し合っていた際に口論になったとみられる。
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キャンプ場で出火、山林焼く 富士宮市猪之頭
6日午後1時20分ごろ、富士宮市猪之頭のオートキャンプ場敷地内から出火し、山林約800平方メートルを焼いた。けが人はいなかった。富士宮署や同市消防本部によると、場内でキャンプをしていた利用客のたき火が燃え移ったとみられる。
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医療現場で活躍誓う 富士市立看護学校で卒業式
富士市立看護専門学校の卒業式が5日、同校で行われ、卒業生41人が医療現場での活躍を誓って巣立った。 卒業証書を手渡した柏木秀幸校長は「学ぶ姿勢を持ち続け、心豊かで温かな感性の看護師になってほしい」と式辞を述べた。 卒業生代表の徳川寧々さんは仲間と励まし合った3年間を振り返り、「看護師を志す者として切磋琢磨(せっさたくま)した日々を胸に、それぞれの道へ新たな一歩を踏み出す」と答辞を述べた。 41人の卒業生のうち35人は富士、富士宮市の医療機関などで、5人は県中西部や県外で勤務する。1人は進学する。
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ウクライナへの救援金受け付け 富士宮市
ロシアによるウクライナ侵攻を受け、富士宮市は4日までにウクライナに向けた救援金の受け付けを始めた。市役所1階総合案内などに受け付け箱を設置し、“平和の象徴”富士山を持つ核兵器廃絶平和宣言都市としてウクライナへの支援を呼びかけている。 総合案内の受け付け箱の周りにはウクライナと富士宮市の関わりを示すパネルを掲示した。2020年11月にセルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ大使が市内を訪問し、須藤秀忠市長と会談した際の写真や、今年3月1日に市議会がロシアによるウクライナへの軍事侵攻を非難する決議を全会一致で可決した際の様子などをまとめた。ウクライナの子どもたちが平和を願
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児童ひき逃げ容疑 富士宮の会社員逮捕 3人軽傷
富士宮市で登校中の小学生3人に衝突する事故を起こし、逃走したとして、富士宮署は4日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで富士宮市宮原、会社員の男(31)を逮捕した。 逮捕容疑は4日午前7時半ごろ、富士宮市万野原新田の国道139号交差点で、乗用車を運転中に道路を渡っていた小学生3人に衝突する事故を起こしたにもかかわらず、逃走した疑い。同署によると、小学生3人は腕や膝を打撲するなどの軽傷。 事故に遭った児童は6年生2人と3年生1人。事故後、3人は登校した。目撃者から連絡を受けた学校が3人の児童に確認し、同署に届けた。 現場は国道139号と市道が交わる、横断歩道や
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手作りの将棋駒 小中学校に寄贈 富士宮の「富士駒の会」
将棋の駒作り愛好家らでつくる「富士駒の会」がこのほど、会員が手作りした将棋駒5組を富士宮市の小中学校に寄贈した。 富士駒の会の笠井敏雄会長、塚本隆夫副会長、駒師の大沢建夫顧問が市役所を訪れ、会員5人の作り手が思いを込めた味わい深い将棋駒5組を池谷真徳教育長に手渡した。池谷教育長は「手作りのものが子どもたちに与える影響は大きい。デジタル化が進む中、将棋のように触って頭で考えて駒を動かす体験は大切。どちらの良さも取り入れた教育を目指したい」と感謝した。 手作り駒の寄贈は6回目。今回は大宮小、上井出小、人穴小、富士宮第一中、富士宮第二中の5校でクラブ活動などに役立てられる。
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柚野山に山桜植樹 里山づくり進める 富士宮の住民有志
富士宮市上柚野の柚野山森づくりの会(遠藤佐十会長)はこのほど、地域内の柚野山で植樹を行った。駿河湾から富士山までの“日本一の標高差”が一望できる眺望を生かした里山づくりを進めていく。 同会は延命寺裏側の伐採跡地を活用し、人にも動物にも優しく四季折々を楽しめる里山づくりを進めようと、2021年3月に住民有志らで立ち上げた。設立後初となる今回の植樹には会員や市消防団23分団有志ら地元住民約70人が参加した。参加者一人当たり5本程の山桜を抱えて、山に入り、延命寺裏側の約3千平方メートルの範囲に計300本を植えていった。植樹した山桜は一本一本、獣害防止シェルターで囲んだ。
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富士宮市内の神社でさい銭盗むなどした疑い 男を現行犯逮捕
富士宮署は2日、窃盗と公務執行妨害の疑いで静岡市清水区興津中町、無職の男(53)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午後3時ごろ、富士宮市内の神社のさい銭箱から現金約6千円を盗み、逃げる際に同署地域課の男性巡査部長(42)を殴るなどして職務を妨害した疑い。同署によると、警戒中の巡査部長が窃盗行為を現認し、取り押さえようとした際に暴行を受けたという。
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ウクライナ侵攻に非難決議「キッズゲルニカ」掲げる 富士宮市議会
富士宮市議会は1日の2月定例会本会議でロシアのウクライナへの軍事侵攻を非難する決議を全会一致で可決した。議場では、ウクライナの子どもたちが5年前に描いた平和を願う「キッズゲルニカ」の作品を市議と市幹部で掲げ、核兵器廃絶平和宣言都市として強い決意を示した。 決議では「武力により一方的にウクライナの主権と領土を侵害する行為は明白な国際法違反であり許すことができない」と断じた。プーチン大統領による戦略核部隊特別態勢の命令について「人類の生存と恒久平和の願いに逆行するもの」と指摘し「平和の象徴富士山を持ち核兵器廃絶平和宣言都市である富士宮市として断じて看過することはできない」と批判した。ロシアに戦
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集団暴行疑い 清水署、男4人を逮捕
清水署は1日までに、静岡県中部の建設作業員の男性(19)を集団で暴行しけがを負わせた傷害の疑いで、県中東部の男4人を逮捕した。 逮捕されたのは沼津市西椎路の無職(20)、富士宮市小泉の建設作業員(20)、藤枝市大西町3丁目の建設作業員(23)、富士宮市の無職の男(21)。それぞれ1月29日から3月1日までの間に、同署が逮捕した。 4人の逮捕容疑は共謀して2021年11月上旬、清水港の埠頭(ふとう)で、被害者に殴る蹴るなどの暴行を加え右肩打撲などのけがを負わせた疑い。 同署によると、4人は男性と知人関係だった。同署は他にも暴行に加わった者がいるとみて調べている。
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集団暴行疑い 静岡県内4人逮捕 清水署
清水署は1日までに、静岡県中部の建設作業員の男性(19)を集団で暴行しけがを負わせた傷害の疑いで、県中東部の男4人を逮捕した。 逮捕されたのは沼津市西椎路、無職の男(20)、富士宮市小泉、建設作業員の男(20)、藤枝市大西町3丁目、建設作業員の男(23)の3容疑者と富士宮市の無職の男(21)。それぞれ1月29日から3月1日までの間に、同署が逮捕した。 4人の逮捕容疑は共謀して2021年11月上旬、清水港の埠頭(ふとう)で、被害者に殴る蹴るなどの暴行を加え右肩打撲などのけがを負わせた疑い。 同署によると、4人は男性と知人関係だった。同署は他にも暴行に加わった者がいるとみて調べている。
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富士山麓から「平和を」 ウクライナの子どもが描いた「キッズゲルニカ」展示 富士宮
ロシアによる侵攻が続くウクライナに向けた連帯を富士山麓から発信しようと、富士宮市の渡辺実さん(65)が28日までに、東日本大震災の復興支援の一環でウクライナの子どもが描いた平和を願う「キッズゲルニカ」の作品を同市上井出の草原に広げた。「あの子たちが爆撃を受けていると思うと、いてもたってもいられなかった」。渡辺さんは現地の友人と連絡を取り続けながら、反戦と無事を願い続けている。 キッズゲルニカはパブロ・ピカソ作「ゲルニカ」と同サイズのキャンバスに子どもたちが平和を描く国際プロジェクト。草原に並べたキッズゲルニカの5作品は、ファッションデザイナーの故・高田賢三さんと渡辺さんらが始めた東日本大震
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富士宮の2団体にパートナーシップ賞 エコツーリズム大賞
富士山と周辺でガイド事業や環境保全活動を展開する富士山ネイチャーツアーズ(岩崎仁代表)と富士宮市観光協会(小川登志子会長)が連名で、「第17回エコツーリズム大賞」のパートナーシップ賞に輝いた。代表者の2人はこのほど、都内で開かれた表彰式にオンラインで出席した。 エコツーリズム大賞は環境省と日本エコツーリズム協会の主催。富士山ネイチャーツアーズ(同市)では富士山5合目から下るエコツアー「富士下山」などを展開している。富士下山という、従来の富士登山の利用分散を図ることも可能にした新たな需要と価値観を創出した点や市観光協会とも連携した取り組みなどが評価された。 岩崎代表は市観光協会との連名受賞
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小山町長が復帰 「公務に支障ない」 憩室炎で治療
憩室炎の治療のため入院していた小山町の池谷晴一町長が24日、約4週間ぶりに公務に復帰した。取材に対し「体調はとても良い。激しい運動は控えるよう言われているが、日常生活や公務に支障はない」と話した。3カ月から半年後に再び入院すると明らかにした。 池谷町長によると、大腸にできた憩室が炎症を起こして痛んだ。1月28日に富士宮市立病院に入院し、同日に手術を受けて一時的に人工肛門を設けた。2月14日に退院した。次回の入院時に、患部の摘出と人工肛門閉鎖の手術を受けるという。 池谷町長は「これからも引き続き町の発展を目指し精いっぱい努力する」と述べた。
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食と文化で富士宮活性化 カルチャーバレー開幕 名物グランプリ表彰も
富士宮市北部地域の食と文化の活性化を目指す「カルチャーバレー」のキックオフセレモニー(カルチャーバレー実行委主催)が23日、陣馬の滝に隣接する猪之頭区の第2区民館「滝の家」で開かれた。カルチャーバレー行動計画の発表や井之頭小・井之頭中の児童生徒による作品展示のほか、「富士山名物グランプリ2021+1」の表彰式を合わせて実施し、盛り上げた。 実行委は市民団体など8団体で組織。田貫湖を起点に猪之頭や白糸地域の食と文化の活性化事業を展開していく。食と文化のPRや再発見、再創造活動を総称して「カルチャーバレー」と名付けた。 カルチャーバレーの一環で、23日から湧水に恵まれた猪之頭地域に焦点を当
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さくやちゃんPR 富士宮でグッズ販売 「富士山の日」各地で催し
富士山の日に合わせて富士宮市は23日、市公式キャラクター「さくやちゃん」と富士山のグッズ販売会を同市浅間町のイオンモール富士宮で開いた。 販売会には県東部の3事業者が参加した。富士宮市のアドラインは人気の富士山コーンのほか、同コーンステッカーやミニバッグ、マフラータオルなど富士山グッズを中心に並べた。富士市のオーティンは、さくやちゃんが描かれた懐中電灯やマンホールコースター、キーホルダーなど、さくやちゃんグッズを展開。沼津市のバンデロールは菓子パン「のっぽ」シリーズで、さくやちゃんとコラボした「あさぎり高原のミルクティーのっぽ」など3種類を販売した。 会場には限定グッズが当たる抽選ブース
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ママ目線で魅力投稿 富士、富士宮、長泉の市民記者 初の連動企画
富士、富士宮、長泉の3市町で、それぞれ魅力発信に取り組む団体が初の連動企画として富士山の日の23日、「わたしのまちでみつけた富士山」を一斉に公開した。ママ目線で地元の“富士山”を伝えている。 3市町の「ふじ応援部」「ふじのみやハハラッチ」「長泉ママラッチ」は子育て世代の女性らが市民記者として地域の情報を取材し発信している。 連携に向けた交流会に取り組む中で、各エリアに共通する「富士山」をテーマにそれぞれ視点でホームページなどに投稿した。 記事は午後2時23分に公開。ふじ応援部は、市内で撮影された富士山や富士山がデザインされたマンホール、富士山型グッズなどたくさん
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ウィズコロナ 新たな交流時代へ【2・23富士山の日特集】
新型コロナウイルスの感染対応は3年目に入った。人々の生活様式や社会経済活動に影響をもたらし、富士山とともに日々の営みを紡ぐ人たちも変化を余儀なくされている。 2021年夏、富士登山が2年ぶりに再開された。安全で安心な登山をいかに確保するか、関係者の懸命な追究と努力が続く。コロナ禍でダメージを受けた観光業や外食産業の回復は途上だ。 一方、富士山を囲む交通インフラの整備が進み、21年は中部横断自動車道の静岡-山梨間の全面開通や、国道138号須走道路・御殿場バイパスの供用開始のニュースが入ってきた。県境をまたぐ新たな人と物の流れができつつある。 ウィズコロナの時代、雄大な富士山の麓でいかに
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ワーケーション 富士宮市が「富士山SDGs」モデルツアー構築
富士宮市はこのほど、ジャルパックなど旅行会社2社と連携し「富士山SDGs」をテーマにした業務型ワーケーションのモデルツアーを構築した。富士山と向き合いながら事業展開する“人”に焦点を当てたツアー内容を取り入れ、行程の半分は仕事時間に充てる業務型。首都圏企業をターゲットに、ワーケーション誘致を加速する。 「企業を相手にしたワーケーション誘致は休暇よりも業務を中心に、仕事に役立つ何かがないといけない」。市地域政策推進室の佐野和也室長は業務型を採用した理由を語る。 「富士山を守り未来につなぐ」を掲げた。ビールの醸造所や酒蔵、チーズ工房、養鱒場など、富士山の恵みを生かして
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作家21人「変態女子展」 27日まで富士宮、ユニーク作品並ぶ
静岡県内外の女性作家21人による「2022年 変態女子展」が27日まで、富士宮市万野原新田のRYUギャラリーで開かれている。 ギャラリーを運営する山仲久美子さんが「変態女子」をテーマに作品提供を呼び掛け、約60点が集まった。女性を描いた平面や人形の他、親指や給水塔、菓子、ふんどしなど、作家が注目する物を造形化したユニークな作品が多い。 ドラゴンをテーマに平面2点を出品した富士市の井出ひかるさん(20)は「ドラゴンはゲームのキャラクターとしても人気。人間の姿に翼を合わせ、美しさを追求した」と話す。
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治療費払らず通院か 藤友会複数幹部 静岡県警、歯科医恐喝事件で捜索
指定暴力団山口組藤友会ナンバー2の若頭の男(52)=富士市天間=ら幹部2人が歯科医師からみかじめ料名目で現金を脅し取ったとされる事件で、複数の藤友会幹部らが、金を貸していた歯科医師の被告(詐欺などの罪で公判中)の歯科医院に自己負担額を支払わず通院を繰り返していたとみられることが16日、関係者への取材で分かった。富士宮署や静岡県警捜査4課は、借金を理由に長期間にわたり組織的な恐喝行為を続けていた可能性があるとみて、捜査を進める。 関係者によると歯科医師の被告は数年前から知人の紹介で、組織的恐喝容疑で若頭の容疑者とともに逮捕された藤友会幹部の男(49)=富士宮市星山=と付き合い始めた。2015
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メ~に入れても痛くない? まかいの牧場でヒツジの赤ちゃん誕生【動画】
富士宮市の「まかいの牧場」で、ヒツジが出産時期を迎え、続々と赤ちゃんが誕生している。1月末から2月11日までに、計13頭の赤ちゃんが生まれた。 牧場内の「羊の家」では、生まれたばかりの赤ちゃんヒツジが母親に寄り添ったり、母親のまねをして牧草をくわえたりしている。愛らしい姿が来場者の笑顔を誘っている。 このほか4頭のヒツジが出産を控えているという。“ベビーラッシュ”は2月末ごろまで続く見通し。同牧場では近く、赤ちゃんの名付け親になれる「めぇーめぇーの命名権」の販売を始める予定。
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7代目会頭に吉村さん(星陵高) 富士宮高校会議所が認証式
富士宮市内の高校生らでつくる富士宮高校会議所はこのほど、認証式をオンライン開催して、7代目の会頭に星陵高の吉村未夢さん(2年)が就任した。新体制のかじ取り役を担う。任期は2月12日から次の認証式まで。 吉村さんは同高校会議所に所属した経緯を振り返り、「より一層、富士宮高校会議所が率先してまちおこしをして、地域の皆さんに頼ってもらえる存在になれるよう努めていきたい」とした。須藤秀忠市長のメッセージも読み上げられた。 副会頭には、佐野愛花さん(富士宮東高2年)、籏持愛結さん(同)、蒔田光里さん(同)、佐野胡日さん(同)、小沢優美さん(同)、鈴木柊羽子さん(星陵高2年)、塩坂優芽さん(同)、大
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藤友会ナンバー2の男ら逮捕 歯科医恐喝の疑い 富士宮署など
歯科医師からみかじめ料名目で現金を脅しとったとして、富士宮署組織犯罪対策推進本部や県警捜査4課、機動捜査隊は15日、組織犯罪処罰法違反(組織的恐喝)の疑いで指定暴力団山口組藤友会若頭、無職の男(52)=富士市天間=と同幹部、無職の男(49)=富士宮市星山=を逮捕した。若頭の男は藤友会のナンバー2。 2人の逮捕容疑は2021年8月下旬、富士市で歯科医院を営んでいた歯科医師の被告(歯科医師法違反と詐欺の罪で公判中)に対して、みかじめ料名目で現金10万円を脅し取った疑い。 県警などによると被告は藤友会側に借金をしていた。2015年ごろから、同会若頭の男の指示で被告から同会幹部の男が現金を徴収し
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盛り土の規制強化へ 不正の芽摘む監視に力【22年度静岡県予算検証㊤】
富士山麓に位置する富士市桑崎。木々が生い茂る市道沿いに、見上げるほど積み上げられた盛り土が突如現れる。道を挟んだ向かいには、木を切り平らに造成した土地に重機2台が止められている。「警告 無許可での土砂の埋立等は条例で禁止されています」―。同市が設置した立て看板が現場の状況を物語る。 「県外の業者が無許可で数年前から運び込んでいる」。市土地対策課の増田圭佑主査は説明する。積み上げられた盛り土は高さ二十数メートル、土砂の推定量は6万立方メートル。熱海の土石流の原因とされる盛り土量約5万6千立方メートルを超える規模だ。市によると、市内には無許可の盛り土が計23カ所ある。市条例に基づき再三行政指導
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富士の産業発信へ 第一生命沼津支社 紙バンド名刺入れ使用
第一生命保険沼津支社は15日から、地元企業の支援と地場産業発信を目的に、富士市の紙加工会社が製造した紙バンドを編んだ名刺入れを使用する。営業担当の従業員らがカラフルで丁寧に仕上がった特産品を広くPRする。 同支社の富士ブロック(同市と富士宮市が担当エリア)の営業員約80人が使う。色やデザインなど営業員の好みを聞き、望月加工紙(富士市伝法)が運営する紙バンド教室「スタジオLAZO(らそ)」の生徒ら7人が年明けから作り始めた。このほど仕上がり、14日に同支社に届けた。 望月加工紙の望月良太専務によると、製品を全て同じサイズで作るのは難しい。複数人で担うとさらに困難だが、長年の経験を持つ生徒ら
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駐輪場で出火 富士宮市光町のマンション
12日午前11時ごろ、富士宮市光町のマンション駐輪場で、止めてあったバイクから出火し、全焼した。周囲の自転車6台も焼いた。辺りに火の気はなく、富士宮署は不審火の可能性もあるとみて調べている。
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堀口教諭(北山小)が優秀賞 富士宮市教委 教育実践記録で表彰
富士宮市教委はこのほど、市内小中学校教職員から募った教育実践記録と自作教材・教具・校具の表彰式を市役所で開いた。教育実践記録の優秀賞には、北山小の堀口拓矢さんが輝いた。 受賞した堀口さんは「児童の資質・能力の育成に向けた取り組みの充実に向けたICT活用」をテーマに教育実践記録をまとめた。教育実践記録は39点、自作教材・教具・校具には19点の応募があった。表彰式で審査結果を発表した後、池谷真徳教育長が入選者一人一人に賞状を贈った。 このほかの主な対象者や団体は次の通り。 【教育実践記録】優良賞 赤池直紀(貴船小)寺師泰代(富丘小)石川翠(北山小)後藤梓(内房小)井出貴洋(第二中)井之頭小
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富士宮81歳女性 カード詐取被害 250万円引き出される
富士宮市のパート女性(81)が11日までに、金融機関職員を名乗る男らにキャッシュカード2枚をだまし取られたと富士宮署に届けた。口座からは現金250万円が引き出されていたという。 同署によると10日午後4時ごろ、女性宅に「還付金があります。どちらに振り込めばいいか」などと市役所職員を名乗る電話があった。その後、金融機関職員を名乗る男が自宅に訪れた。女性が目を離した隙に、カード2枚を入れた封筒が別の封筒にすり替えられて盗まれたという。
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女性蹴りけがさせた疑い 富士宮の男逮捕
富士宮署は11日、傷害の疑いで富士宮市小泉、自称無職の男(26)を逮捕した。逮捕容疑は同日午前7時ごろ、同市内の自宅で静岡県東部在住の30代女性の腹を足で1回蹴るなどして、けがをさせた疑い。
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富士宮市3回目ワクチン 接種券発送前倒し 2回目接種から最短6カ月
富士宮市は11日までに、新型コロナウイルスワクチン3回目の接種スケジュールを前倒す方針を固めた。全体の接種券発送時期を前倒し、2回目接種から最短6カ月間隔での接種予約を可能にする。保育士や幼稚園教諭、学校教職員の早期接種にもつなげていく。 これまで市は予約時の混雑などを避けるため、月2回の頻度で、前回接種から7カ月が経過した人を対象に接種券を発送していた。市内でも感染が急拡大する中、全体の接種スケジュールを見直し、2月17日の接種券発送対象者を前回接種から6カ月半経過した人とし、同28日発送分以降は6カ月経過した人に前倒して届けていく。
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改札横に黒板アート、高校生の力作ずらり JR富士宮駅職員が企画
JR富士宮駅でこのほど、富士宮市内の高校生の作品展示が始まった。コロナ禍で文化祭などが縮小・中止となる中、地元高校生が日頃の成果を発表できる場を設けようと駅職員が企画した。迫力ある黒板アートなど、高校生有志らの力作が駅利用者を楽しませている。 星陵高美術部の5人は、県富士山世界遺産センターの水盤から飛び出る虎を「さくやちゃん」が捕らえようとする様子を黒板アートで表現した。部長の坪井香央梨さん(2年)は「駅に作品を展示することで、地域貢献になればうれしい。観光名所をアピールできたら」と話した。 卒業を控える富士宮北高の鈴木花菜さん(3年)と芦川真緒さん(同)は黒板に描いた白糸ノ滝に毛糸で作
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静岡県公共事業評価 監視委が意見「河川改修、環境に配慮を」
公共事業の方法や効果を検証する静岡県事業評価監視委員会(委員長・大石哲神戸大教授)はこのほど、事業を行う際に配慮すべき事項をまとめた2021年度の意見書を川勝平太知事に提出した。 意見書によると、河川の上流部で遊水池を整備する事業は、下流域で見込まれる浸水軽減効果を住民に周知するよう要請。治水と環境のバランスに配慮した河川改修も求めた。農地整備は農業の機械化や自動化への効果が大きいとして、県内全域での展開を促した。 同委員会は、事業着手や前回の評価から5年が経過した事業を全て再評価している。終了後5年以上たった事業は、一定規模以上を抽出して事後評価を行っている。 21年度は、太田川の広
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富士宮市長施政方針「未来へスタートの年」 市議会2月定例会開会
富士宮市議会2月定例会は9日開会し、須藤秀忠市長が2022年度の施政方針を述べた。22年度が第5次市総合計画後期基本計画の初年度に当たることを踏まえ、須藤市長は「確かな未来を次の世代に確実につなげていくための大事なスタートダッシュの年」とした。 同計画の重点取り組みでは、世界遺産のまちづくりに絡んで関係部署で構成する「(仮称)清流の美、空間の美、庭園の美推進会議」の設置方針を明らかにした。県富士山世界遺産センターから富士山本宮浅間大社周辺、白糸ノ滝周辺などの整備を加速させる。「粘り強く丁寧に決して諦めずに積み重ねていく事業との覚悟を持って取り組む」と述べた。 また、富士宮駅前周辺を「富士
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副市長再任に同意 4期目、富士宮市議会
富士宮市議会は9日の2月定例会本会議で、3月31日に任期満了を迎える芦沢英治副市長(71)=同市若の宮町=を再任する人事案に同意した。任期は4月1日から4年間で、4期目になる。
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モデルナ製「安心を」 富士宮市長が交互接種
富士宮市で新型コロナウイルスワクチン3回目接種の集団接種が始まった8日、須藤秀忠市長が集団接種会場を訪れ、モデルナ製ワクチンを接種した。1~2回目はファイザー製を打った須藤市長は「(交互接種でも)安心してモデルナ製を打ってほしい。3回打つことで重症化予防にも有効」と呼び掛けた。 同市では個別接種でファイザー製を、集団接種ではモデルナ製が接種できる態勢をとった。先に1月29日から個別接種を始め、2月8日から市民体育館を会場に集団接種を開始した。集団接種会場では1日最大千人規模の接種が可能という。
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富士富士宮道路期成同盟会発足 早期整備へ認識共有を【湧水】
富士市と富士宮市を結ぶ一般広域道路「富士富士宮道路」の早期実現を目的に富士富士宮道路建設促進期成同盟会が1月末に発足した。脆弱(ぜいじゃく)な岳南地域の南北交通網整備に向け、今後、要望活動が展開される。工場立地や観光地に恵まれた富士山西麓。同道路の実現は地域全体への波及効果が大きい。関係者が将来を見据え、認識を住民とも共有してほしい。 静岡国道事務所によると、現時点で富士富士宮道路の起点や終点、経路などは未確定。同事務所の資料などからは、富士市の国道1号バイパス付近から富士宮市の北山インターチェンジ(IC)までの国道139号付近の南北約16キロを結ぶことが推察される。 20~30年間の道
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ミルクティーのっぽ開発 朝霧高原イメージ 沼津のバンデロール
パン製造販売・バンデロール(沼津市)はこのほど、富士の国乳業(富士宮市)や同市の協力を受け、菓子パン「のっぽ」シリーズの新商品「あさぎり高原のミルクティーのっぽ」を開発した。3月末までの期間限定発売。地元住民らの人気を集めている。 地元酪農家らが立ち上げた「富士の国乳業」が生産する学校給食牛乳「ふじのくに富士山ミルク」を使ったミルクティークリームを挟んだ。パッケージは富士山を背景に牛柄のキリンやオーバーオールを着てミルクティーを注ぐ市公式キャラクター「さくやちゃん」を描き、朝霧高原をイメージしたデザイン。さくやちゃん作者の高柳順子さんが書き下ろした。 同市東町の東こども園は地元とのコラボ
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特殊詐欺被害防止 署長感謝状を贈呈 富士宮信金と職員に
富士宮署は3日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして富士宮市の富士宮信用金庫芝川支店(佐野要二支店長)と対応した職員に署長感謝状を贈呈した。 感謝状を受け取ったのは望月義文支店長代理と職員の小林知美さん。1月18日、同支店に来店した女性が高額な出金を申し出たことを不審に思い、出金理由を聞き取って警察に通報するなどして被害を未然に防いだ。同支店が日頃から特殊詐欺被害防止対策を推進していたことも未然防止に貢献したとして、たたえた。同署で開いた贈呈式で、佐野信浩署長は「今後も一件でも被害を防いでもらえたら」と感謝を込めた。
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ゼロカーボンシティー実現へ 富士宮市 8団体と協定
富士宮市は3日、ゼロカーボンシティー実現に向け、市内事業者など8団体と包括連携協定を締結した。それぞれが有するノウハウを最大限に生かし合いながら、持続可能な地域に発展を目指す。 締結に参加したのは市と静岡ガス、静岡銀行、芝川商工会、富士開拓農協、富士山エナジー、富士宮商工会議所、富士宮信用金庫、JA富士宮の8団体。いずれも市地域循環共生圏推進協議会に参加している。協定を交わした9者は▽エネルギーの地産地消▽再生可能エネルギー創出、導入、利用拡大▽地域資源を活用した事業の創出-などで連携する。 市は昨年1月にゼロカーボンシティーを宣言した。須藤秀忠市長は締結式で「市民、事業者、行政が一体と
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富士宮をスイーツ王国に 「たこまん長屋門」開業、レストラン併設
菓子メーカー「たこ満」(本社・菊川市)は4日、県東部初となる新店舗「たこまん長屋門」を富士宮市大宮町にオープンした。中心市街地に位置する市有施設「長屋門」とレストラン棟を活用し、官民一体となって「食のまちづくり」を進めていく。たこ満の平松季哲会長は「富士宮をスイーツ王国にしていきたい」と意気込む。 空き店舗だった長屋門とレストラン棟について、富士宮市は2021年夏から地産地消やにぎわい創出に結びつく飲食事業と出店者を募集し、10月のプロポーザルでたこ満が建物使用者に決まった。 店舗前で開いたオープンセレモニーで、前堀誠社長は「創業からの強みを富士宮でも生かし、地域に愛されるお店をつくって
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地域の課題 解決案を発表 富士宮西高生、市職員らに
富士宮西高でこのほど、地域課題の解決策を探る1年生によるグループ活動の中間発表が行われた。地域と連携したオンリーワン・ハイスクール事業の一環で、アドバイザーに招いた市職員や観光協会職員らに対し、取り組みの進展状況やアイデアを発表した。 グループ活動は1年生約160人が2年間かけて行っている。八つのゼミに分かれ、3~4人のグループがそれぞれ関心のある研究テーマを設定した。9月以降、調査やインタビューなど活動を進めてきた。 「富士宮の住みやすさについての発信」をテーマにしたグループは発表で「豊かな自然を生かしたワーケーション体験などを通し、魅力を感じてもらうことが効果的」と指摘した。「子育て
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エシカル身近に 静岡県内11団体出店 14日まで、新静岡セノバ
社会貢献や環境に配慮した「エシカル」な商品を集めた「プラス・エシカルストーリーショップ」(静岡県主催)が14日まで、静岡市葵区の新静岡セノバで開かれている。 エシカルな考えや活動は生産だけでなく、消費活動も含まれる。生産者の労働に見合った価格を設定したフェアトレード商品や地産地消、環境に優しい商品などを扱う県内の事業者や学生など11団体が商品を並べた。 就労継続支援B型事業所「konoka」(富士宮市)の利用者と協働して豆腐を製造販売する浅羽紀之さん(40)は「施設利用者のできることが増えていく姿に喜びを感じる」と話した。コスタリカ産のコーヒーの廃棄物を原料としたお茶を開発した静岡文化芸
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⚽岳南Fモスペリオ 静岡県1部の優勝報告 富士宮市役所訪問
岳南地域を拠点に活動する県社会人サッカーリーグ1部の岳南Fモスペリオ関係者はこのほど富士宮市役所を訪れ、2021シーズン優勝とメンバー新加入を須藤秀忠市長に報告した。選手らがサッカーを通じた地域貢献に意気込みを語った。 クラブは2015年に岳南Fモスペリオに改名して以降、県1部で優勝4回、3位2回の成績を上げている。2021シーズンは11勝1分け1敗で4回目の優勝を果たした。 ゼネラルマネジャー佐野勇樹さん(42)と選手兼営業マネジャー赤星貴文さん(35)に加えて、新加入となった理事兼スーパーバイザー深沢佑介さん(35)=元湘南ベルマーレ強化コーチ=と選手兼企画マネジャー斉藤晃義さん(3
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富士宮「自然豊か」「住みやすい」 移住者生活、市長が聞き取り
富士宮市はこのほど須藤秀忠市長と県外から市内への移住者との意見交換会を同市猪之頭地区で開いた。須藤市長が市内に移住した経緯や移住後の生活について聞き取り、今後の施策推進に生かす。 参加した移住者はキッチントレーラーで朝霧高原あおぞらピッツァを営む神奈川県出身の大塚祐介さん、昌美さん夫妻(同市猪之頭)と七富チーズ工房を営む北海道から移った高木宏昭さん(同市下条)。大塚さんは高木さんのチーズとコラボしたピザもメニューに取り入れている。 高木さんは「住みやすく商売もやりやすい土地。お客様は8割が地元の方。仕事からプライベートまで地元の方に助けられている」と感謝した。大塚さん夫妻は「ここに住みな
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傷害の疑い 富士宮署が女逮捕
富士宮署は3日、傷害の疑いでフィリピン国籍、富士宮市万野原新田、パートの女(32)を逮捕した。逮捕容疑は2日午後10時20分ごろ、市内で10代男性の背中などを殴打し、軽傷を負わせた疑い。
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富士宮市予算案 一般会計最高473億円 脱炭素、DXなど推進
富士宮市は1日の市長定例記者会見で、2022年度当初予算案を発表した。市制施行80周年を迎え、第5次市総合計画後期基本計画が始まる22年度の一般会計は、前年度当初比3・5%増の473億1千万円で過去最大規模。ゼロカーボンシティーやデジタルトランスフォーメーション(DX)推進、子育て支援などで新規事業を多数盛り込み、50%プレミアム付き商品券再発行や検査費助成など感染症対策事業についても継続措置した。 特別・企業会計を含めた総額は957億800万円。一般会計の歳入では、市税が4・4%増の205億5500万円、市債が14・3%減の32億9千万円。自主財源比率は1・2ポイント増の57・2%。
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富士市 新病院2036年度開院方針 建て替えへ基金設立
富士市は1日、老朽化などの問題を抱える市立中央病院の建て替えについて、当初の想定より4年ほど前倒しして2036年度に新病院開院を目指す方針を市議会全員協議会で示した。大規模事業が続く中、財政負担の平準化を図るため22年度に基金を創設する意向も表明した。 市は、現在と同規模の500床程度の病院を移転新築した場合、事業費は最大342億円と試算した。現在の場所での建て替えか、移転新築かは検討を継続するという。 29年度までに用地の選定取得、施設規模や運営方法を検討し、32年度までに基本構想や実施設計を策定、33~35年度に建設工事などを行うスケジュール案も示した。 同病院の本館は1984年に
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自転車事故防止へ 啓発チラシ配布 富士宮署
静岡県東部で自転車が絡む重大事故が多発したことを受け、富士宮署はこのほど、自転車の事故防止に向けた啓発活動を富士宮市の大型商業施設・イオンモール富士宮で実施した。 1月下旬に、裾野市と沼津市内で夕暮れ時に、自転車利用者の重傷事故と死亡事故が連続発生した。富士宮市内でも前年同期に比べて人身事故件数が急増し、自転車事故も26日時点で3件増という。大型商業施設の駐輪場付近で署員や交通安全指導員が立ち、事故防止アドバイスを記した啓発チラシを配りながら、ドライバーと自転車利用者双方に注意喚起を行った。
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花手水で参拝者おもてなし 富士山麓、4神社で展開
富士宮市村山の世界遺産富士山構成資産・村山浅間神社に29日、期間限定のフォトスポットが登場した。手水(ちょうず)に花を生ける「花手水」を境内にしつらえ、参拝者を迎えている。同神社では、2月1日まで。 花手水は県富士山世界遺産課が主催し、お勧めの観光スポットを紹介する観光促進キャンペーン「富士山ぐるっトリップ」の一環。全国各地の神社仏閣でフォトスポットとしても人気の花手水を富士山麓の4神社に設けていく企画。村山浅間神社では竹で囲んだ手水場に赤やピンク、黄、オレンジ、紫など色とりどりの花が華やかに浮かんでいる。参拝者はスマートフォンでさまざまな角度から撮影を楽しんでいた。 富士宮市の山宮浅間
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コロナ禍の夏、富士登山記録 写真絵図に 写真家/西野壮平氏【本音インタビュー】
コロナ禍の富士登山を記録した写真絵図を制作し、3月7日まで東京・品川のキヤノンギャラリーSで開催中の個展で初披露した。2年ぶりに開山した富士山を全4ルートから登頂したほか、周辺地域の祭事や東京五輪などを撮影し、地図のように配置した。近年の制作の裏側を聞いた。 -どのように作品を制作しているのか。 「世界中の地域を歩いて撮影し、膨大な写真を切って貼り合わせる『コラージュ』という手法。数メートル四方のキャンバスに下絵を描き、旅の記憶を思い出しながら地図のように配置する。東京やサンフランシスコなど各国の大都市などを映した『ジオラママップ』というシリーズに長年取り組んできた」 -近年のテーマ
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富士富士宮道路 早期実現へ決意 期成同盟会発足
富士、富士宮両市は29日、田子の浦港と富士山南麓をつなぐ一般広域道路「富士富士宮道路」の建設促進期成同盟会を立ち上げた。富士宮市役所で発足式を行い、両市の関係者や役員に加わる国会議員らが早期実現に向けて決意を新たにした。 国が2021年3月に策定した新広域道路交通計画で、富士富士宮道路は広域道路ネットワーク路線に位置づけられ、一般広域道路に分類された。田子の浦港から北山インターチェンジを結ぶ構想などを検討しているという。両市にまたがる南北交通の慢性的な渋滞の解消や東西主要幹線道路へのアクセス向上につなげ、岳南都市圏の発展や交流促進を見据える。同盟会として今後、国や県への要望活動に乗り出す。
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発展へ決意新た 富士宮商議所が新年賀詞交歓会
富士宮商工会議所(河原崎信幸会頭)はこのほど、新年賀詞交歓会を富士宮市内で開いた。役員・議員ら関係者約50人が出席し、コロナ禍を乗り越える決意とさらなる地域経済の発展を誓った。 河原崎会頭は市や富士宮信用金庫、同商工会議所、芝川商工会の4者で連携した中小企業の総合支援事業「ビジネスコネクトふじのみや」に触れ、「1年を経て本当に有効に動き始めている。うまく活用しながら決してコロナにへこたれない富士宮をつくる。心を一つに難局を乗り越えたい」と意気込んだ。 須藤秀忠市長は今年迎える市制施行80周年を踏まえ「節目の年を皆さんとともに祝い、富士宮市が元気になるように、さまざまな事業やイベントを展開
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文化財防火デー合わせ消防訓練 富士山本宮浅間大社
文化財防火デーに合わせて、世界遺産構成資産の富士山本宮浅間大社(富士宮市)でこのほど、消防訓練が行われた。神職で組織する自衛消防隊や市消防本部職員、消防団員らが参加して有事に備えた。 訓練は境内の倉庫で火災が発生したとの想定。鐘を打ち鳴らして参拝客や神職らに火災発生を知らせた。神職らは迅速な参拝客の避難誘導や通報、けが人の救護のほか、境内の放水銃で本殿や楼門などに水を放って文化財への延焼を防ぐ流れを確認した。浅間大社では本殿が国指定重要文化財に登録されている。市消防本部による立ち入り検査も行われ、境内の防火設備などを確認した。
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富士山題材に書き初め 受賞作品24点展示 世界遺産センター
認定NPO法人富士山世界遺産国民会議などが主催する書道コンクール「富士山書き初め2022」の優秀作品展示が2月7日まで、富士宮市の県富士山世界遺産センターで開催されている。 参加対象者は全国の小中高生。集まった1万点以上の作品から最優秀賞や県知事賞など24点の受賞作品が決まった。県内からは薮崎孝矩さん(藤枝東高1年)が静岡県知事賞に、鈴木博喜さん(韮山高2年)が毎日新聞社特別賞にそれぞれ選ばれた。同センター1階では「霊峰富士」「かさ雲」「初雪」などの課題に沿って丁寧にしたためた力強い受賞作が来場者の目を引いている。
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高級ブランド「富士の雅ネギ」 富士宮の農業生産法人が立ち上げ
富士宮市内でネギを生産する農業生産法人「アドリ」(小河麦人代表)が、新たに一般向け高級ネギのブランド「富士の雅ネギ」を立ち上げた。2017年に新規就農した小河代表は前職・農業アドバイザーの知見や富士山の恵みを生かして香り高いネギの安定供給を確立した。次のステップとしてブランドネギの産地化を目指す。 農業で稼げるビジネスモデルを構築し、さらに魅力的な業界に変えていこうと、この世界に入った小河さん。大学卒業後は農業資材販売店で約8年、アドバイザーとして農家を支援。「業界変革に向けてどうしたら大きな歯車が回るか」と考えた末、自分自身で成功事例をつくり広げようと、独立を決意した。 2017年に法
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強制わいせつなど 元富士宮市議の実刑判決確定
女児にわいせつな行為をしたなどとして、強制わいせつと県迷惑防止条例違反、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪に問われた元富士宮市議の無職の男(41)=同市万野原新田=に懲役2年4月を言い渡した静岡地裁沼津支部の判決が27日、確定した。控訴期限の26日までに、検察、弁護側の双方が控訴しなかった。
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静岡市、海洋文化施設整備再開 寄港増と周辺開発、地元に期待感
静岡市が26日までに新型コロナウイルス禍でストップしていた「海洋・地球総合ミュージアム(仮称)」の整備事業を再開する方針を決めたことで、官民による周辺地域の開発が進みそうだ。 建設地は外国の大型客船などが頻繁に寄港する日の出岸壁の目と鼻の先。寄港は2017年度に過去最多の42回を数えた。関係者によると、同ミュージアムの基本構想が策定された同年6月の時点で「客船の乗客が施設を訪れることを期待する声があった」という。 1990年2月の豪華客船「クイーン・エリザベス2」初寄港をきっかけに、同年4月にできた清水港客船誘致委員会。2代目会長に就任した山田英夫天野回漕店社長(69)は「欧米では海外ク
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尾崎バイパスが開通 新清水ICへ利便性向上 富士宮で式典
静岡県が整備を進めていた富士宮市内房の県道清水富士宮線の尾崎バイパスがこのほど、開通した。新たに尾崎バイパスの2期工区480メートル区間が完成し、関係者による記念式典が現地で行われた。同パイバス開通により国道52号や新東名新清水インターチェンジへの利便性向上が図られる。 清水富士宮線は静岡市清水区を起点に富士宮市猪之頭に至る延長約60キロの道路。内房地区の区間では道路が狭く歩道がないため、歩行者や車両の交通に支障があったという。沿道には家屋が連なり道路拡幅も困難だったため、一部を迂回(うかい)する尾崎バイパス整備を市や内房地区協議会期成同盟会の協力を受けて進めてきた。 尾崎バイパスの計画
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「富士山ヘルスツーリズム」 2月にオンライン講座
富士山麓の自然を生かした企業研修や体験活動の開発に取り組むNPO法人猪之頭振興協議会(富士宮市)は2月13日、「富士山ヘルスツーリズム」の可能性を探るワークショップをオンラインで開催する。 朝霧高原診療所(同市)の山本竜隆医師が基調講演し、自然を生かした従業員の健康づくりを提案する。同協議会が昨年12月に林野庁の補助事業で実施したモニターツアーの概要を報告する。 参加無料。健康経営に興味がある人や企業研修の担当者を対象にする。開催時間は午後1時半~4時。2月10日まで申し込みを受け付ける。問い合わせは事務局のNPO法人ホールアース研究所<電0544(66)0790>へ。
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記者コラム「清流」 和装を続ける意志
世間から正月気分が抜けた1月中旬、和風小物のチャリティー展ではかま姿の1人の若い男性が目に留まった。りんとした所作から、展示会のためにめかし込んだようには見えない。時代と逆行した姿が気に掛かり、理由を尋ねてみた。 富士宮市の佐野翔平さんは外出時は常に和装をしている。和服の着方を知らない同世代の多さに日本文化衰退へ危機感を抱き、脱サラして伝統工芸品の販売業を始めた。自分をモデルに着物の魅力を伝えている。どんな場面でも和装を貫くという。 「着物を着ると自然と気が引き締まる」との言葉は、落ち着きあるたたずまいも影響して説得力があった。気の緩みを正すために、和服の力を借りてみようか。
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倫理条例の議論本格化 富士宮市議会 自由討議で項目検討
相次いだ現職市議の不祥事を受け、富士宮市議会の政治倫理条例制定特別委員会は条例案作成に向けた議論を本格化させている。25日は政治倫理基準の項目などについて議論を進めた。 特別委の会合は4回目の開催。各委員の積極的な議論を可能にするため、自由討議の形式で進めている。毎回の会合までに各会派や番外議員が全国他市町の事例などを参考に、条例案に盛り込む内容や構成について意見をまとめて提出。議論を踏まえて正副委員長が意見を整理し、再び会合の場で協議していく流れを繰り返していく。 同日の会合では、政治倫理基準に盛り込みたい内容を各会派などが提示。地位を利用した金品の授受、人権侵害の恐れのある行為などの
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任意開催重ねコロナ対策推進 富士宮市、100回目会合
富士宮市新型コロナウイルス感染症対策本部会議は25日、100回目の開催を迎えた。市は2020年2月21日に任意の対策本部を設置して以降、任意の会議を59回、法律に基づく会議を41回開き、庁内横断的な新型コロナ関連施策の迅速な実施につなげてきた。 須藤秀忠市長は冒頭あいさつで「任意の会議を定期的に重ねてきたことが重要だったと思っている」とこれまでの約2年を総括。対策本部会議での議論を踏まえて打ち出してきた、保健所を持たない自治体による全国初のPCR検査場や無症状者に対するPCR検査費の補助制度などの独自施策を振り返った。 まん延防止等重点措置にも触れ、「多くの市民が生活に不安や恐怖を感じて
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新ビジネス考案の手法学ぶ モデル構築へ 富士宮高校会議所が講座
富士宮市内の高校生らでつくる富士宮高校会議所は22日、ビジネスモデルのワークショップに取り組んだ。市内の活動拠点・西町レトロ館に、デザインやマーケティングを手掛ける会社「くくり」の中野美保子代表を講師に招いて、メンバーが新たなビジネスを考案する手法を学んだ。 中野さんはビジネスモデル構築に向けた考え方やアイデアを可視化するツール、事例などを紹介し、「誰に対してどんな価値を提供するのか押さえて」とポイントを解説した。会議所メンバーはグループに分かれて地域活性化や課題解決に向けた意見を出し合った。中野さんが示したツールを用いて、顧客との関係や提供する価値、主な活動などの項目にアイデアを落とし込
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富士花鳥園に支援続々 暖房費や餌代募る 1月31日までCF
富士宮市根原の富士花鳥園がコロナ禍で客足が落ち込む中、厳しい冬を乗り越えようと暖房費や餌代支援を募るクラウドファンディング(CF)に取り組んでいる。21日現在で目標金額を上回る約840万円に到達。運営継続に向けて大きな支援が集まっている。 市北部に位置する同園周辺の冬は厳しく最低気温氷点下10度前後の日も。施設内約400羽の鳥たちや数千株の花には暖房が欠かせない。例年は3月から夏休みの時期に蓄えをつくり、冬の暖房費などに充ててきたが、コロナ禍で客足は半減。さらに原油高騰で、今年の冬越しが困難な状況にまでなっていた。 「鳥たちにつらい思いをさせないように」と、12月上旬にCFを開始。約1カ
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記者コラム「清流」 朝霧JAM 今年こそ
「10月は朝霧JAMで会いましょう」-。富士宮市で毎年秋に開催される音楽フェス・朝霧JAMのプレイベントで、地元住民らでつくる実行委の秋鹿博委員長は来場者にそう呼び掛けた。 朝霧JAMが台風やコロナ禍で3年連続中止になる中、地域でつくるフェス復活の一歩にしようと感染対策を徹底し、こぎ着けたプレイベント。地元和太鼓団体や人気アーティストが浅間大社や朝霧アリーナで収録した演奏を上映し、会場に3組を迎えた。地元ボランティア団体・朝霧ジャムズが運営に大きく入り、地域とフェスの一体感が強く伝わってきた。 今年こそ開催へ。プレイベントの取材は、朝霧JAMにかける思いを地元関係者と共有できた気がして、うれ
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女性の右腕殴り、けが負わす 傷害の疑いで男逮捕 富士宮署
富士宮署は20日、傷害の疑いで住所不定、無職の男(40)を逮捕した。逮捕容疑は2021年12月1日午前1時ごろ、富士宮市内の飲食店で経営者の女性(43)の右腕を殴り、けがを負わせた疑い。
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富士山世界遺産センター「富士飛鶴図」 江戸遣米使節の贈答品か
富士宮市の県富士山世界遺産センターが所蔵する狩野董川中信(1811~71年)が描いた掛け軸「富士飛鶴図」について、江戸幕府14代将軍徳川家茂から米国ジェームズ・ブキャナン大統領に向けた贈答品である可能性が極めて高いことが同センターの調査で20日までに分かった。日米修好通商条約批准書交換のために1860年に派遣された遣米使節団が携えた掛け軸10幅の一つで行方不明になっていた。10幅のうち現存が確認されるのは初めてとみられる。 掛け軸は富士山や鶴を中心に三保松原が連なる構図。金襴地の表装や精緻な蒔絵(まきえ)の軸先、本紙は高価な絵の具や金泥で彩られている。センター学芸課長の松島仁教授(美術史)
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完熟イチゴで静岡県農林漁業奨励賞 富士宮の稲葉さん受賞
2021年度の静岡県の「ふじのくに未来をひらく農林漁業奨励賞」を受賞した富士宮市杉田のイチゴ農家稲葉克仁さん(42)がこのほど、富士市の県富士農林事務所を訪れ、杉山厚吉所長に受賞を報告した。 稲葉さんは、富士宮市杉田で施設栽培に取り組み、賞味期限1日の朝採り完熟イチゴの生産販売をしている。12年前に自動販売機を導入し、500円ワンコインの値段や味の良さが評判となり午前中に完売する人気。現在は自販機9台で販売し、ことし夏には冷凍イチゴの販売も始める。 賞状とイチゴを持って来訪した稲葉さんは「22年間、仕事を頑張ってきた成果が評価され、ありがたい。これからもおいしい商品を届けたい」と述べた。
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富士宮JC 新体制へ抱負 市長訪問
1月から新体制が発足した富士宮青年会議所(JC)の理事役員らはこのほど富士宮市役所を訪れ、須藤秀忠市長に抱負を語った。 第51代の佐野卓正理事長はあいさつで、今年の新たなスローガン「刻め新たな一歩 For The Achievement」を紹介し、「昨年は目的意識の醸成を掲げて成長したわれわれがさらにもう一歩先の成果を求めていく。メンバーの成長を市民に還元し、富士宮市に貢献できるのではないかと考えている」とスローガンに込める思いを説明した。新体制の理事役員ら11人が出席し、昨年の活動を振り返った後、各委員長が活動方針や意気込みを語った。
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ミニバイクなど窃盗の疑い 富士宮の派遣社員を逮捕
富士宮署は17日、窃盗の疑いで富士宮市宮原、派遣社員の男(45)を逮捕した。逮捕容疑は1月初旬ごろ、市内の飲食店駐車場で、同市の男性会社員(48)のミニバイクやヘルメットなど(計2万円相当)を盗んだ疑い。
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新型コロナで臨時休園の保育園18日再開 富士宮
富士宮市は17日、複数の新型コロナウイルス感染者が確認され、臨時休園としていた公立保育園1園について濃厚接触者が特定され、施設の消毒も完了したとして、18日から再開すると発表した。
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新聞の読み方、活用学ぶ 富士宮北高で本社講座
富士宮市の富士宮北高で17日、静岡新聞社の社員による新聞講座が開かれた。1年生約200人が本社読者プロモーション局担当者の話を通じて、新聞の効率的な読み方や活用法を学んだ。同校のオンリーワン・ハイスクール事業の一環。 担当者は新聞紙面の構造や見出しの役割を解説し、「見出しの大きさや位置でニュースの重要度が分かる」などと特徴を説明した。新聞の効率的な読み方として、眺めるように見出しだけでも目を通すなどこつを伝えた。 新聞の探究学習への生かし方については、「思いやり読み」を提案。記事に出てくる事象を「なぜ、この人はこんなことをしたのか」「身近に似たようなことが起きているかも」などの視点で読む
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富士宮市出身の女優 渡辺梓さん 挑戦する姿を見せたい【とうきょうウオッチ/インタビュー】
20年以上在籍した俳優養成所「無名塾」を2021年に離れ、フリーで活動中。「人生の後半戦」と位置付け、興味あるテーマや題目に挑む。出演作はNHKの連続テレビ小説「和っこの金メダル」など。52歳。 ―無名塾を離れた理由は。 「本当にやりたいことをゼロに戻って探そうと思ったから。ただの『オバチャン』で終わるかもしれないが、役者を全うできる道を見つけたい」 ―若い役者やスタッフとの仕事も多い。伝えたいことは。 「せりふが膨大で覚えられず、ぶざまな姿を見せることもある。ただ、失敗したっていいし転んでも立ち上がればいい。若い人には大切だ。人生は何があってもおかしくない。だから必死にやってきた。
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朝霧JAM10月復活へ一歩 富士宮でプレイベント
富士宮市内で毎年秋に開かれている野外音楽フェスティバル「朝霧JAM」のプレイベント(同実行委、スマッシュ主催、市後援)が16日、市民文化会館で開かれた。台風や新型コロナウイルス感染拡大で3年連続中止となった。今年10月のフェス本開催に向け、感染対策を徹底したプレイベントでつなぎ、地域とつくるフェス復活を願った。 冒頭、地元の本門寺重須孝行太鼓保存会や人気アーティストが浅間大社や朝霧アリーナなどで事前収録したライブを上映した。会場には中納良恵、折坂悠太、ハナレグミの3組が登場し、来場者はアーティストの呼び掛けに拍手で応えた。 プレイベントは文化庁の補助金を活用した。座席を指定席として来場者
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小学校と保育園 複数コロナ感染 富士宮市と市教委発表
富士宮市と市教委は16日、市内小学校1校1学級と公立保育園1園で複数の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。 小学校1校1学級を17日から感染状況の調査結果が判明するまでの間、学級閉鎖する。保育園1園については17日を臨時休園とし、保健所との相談を踏まえて、その後の休園期間を決める方針。市教委と市は個人の特定を避けるため学校名や園名、感染者数の公表は控えるとした。いずれも5人未満という。
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⚽沢登氏 清水ユース監督 ミスターエスパルス、17年ぶり古巣復帰
J1清水は15日、元日本代表MFの沢登正朗氏(52)が清水ユースの監督に就任すると発表した。「ミスターエスパルス」と称されたクラブの象徴的存在が清水に17年ぶりに復帰する。 富士宮市出身の沢登氏は東海大一高から東海大を経て、1992年に清水に入団。14年間エスパルス一筋でプレーし、10番を背負って99年Jリーグセカンドステージ優勝、2001年天皇杯制覇などに貢献した。日本代表としても16試合に出場。引退後は13年から常葉大サッカー部の監督を務めてきた。 沢登氏は2005年、現役最後の試合後のセレモニーで、「指導者としてまたこのピッチに立てるように頑張っていきたい」とあいさつしていた。下部
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朝霧JAMプレイベントで移住定住施策PR 富士宮市
富士宮市民文化会館で16日に開催される音楽フェスティバル「朝霧JAM(ジャム)」のプレイベントに合わせて、後援に入る富士宮市は移住定住施策などの案内チラシを紙バッグに包み、来場者に配布する。各座席に配置し、シティープロモーションにつなげる。 移住定住施策のPR用に市が作成した紙バッグには、かわいらしい富士山のロゴや「ちょうどいい、富士宮」とのキャッチフレーズを記した。地元出身の文筆家・甲斐みのりさんが街中を取材した人気のパンフレット「みやめぐり」のほか、今年度から試行的に始めた「お試しテレワーク補助事業」などの案内チラシを包んだ。市地域政策推進室の担当者はプレイベントを重要なPRの機会と捉
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朝霧や白糸の観光活性へ実験 バス、タクシーで周遊
富士急静岡バスと石川タクシー富士は15日から富士宮市観光協会と連携し、富士山麓の朝霧高原や白糸の観光活性化に向け、バスやタクシーを使った周遊促進の実証実験を始める。観光庁や県の補助制度を活用し、4事業を展開する。今後の本格運行に向けた利用データの調査も行う。 あさぎり高原サイクルタクシーは、市が実施している電動アシスト付き自転車E-BIKEのレンタサイクル事業と連携し、観光客らと一緒に自転車をタクシーに乗せ、利便性を向上させる。あさぎり乗合周遊タクシーでは新富士駅と富士宮駅発の2ルートを設け、朝霧高原や白糸地区の観光施設や名所を定時・定路線で周遊する。 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも関
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静岡県農林漁業奨励賞 8個人2団体表彰
静岡県は14日、農林漁業の発展に向けて先進的な取り組みを行う事業体をたたえる「ふじのくに未来をひらく農林漁業奨励賞」の表彰式を県庁で行った。耕作放棄地解消や担い手育成、独自の経営ノウハウなどを実践する8個人・2団体に川勝平太知事が褒状を手渡した。 受賞した個人・団体は次の通り。 農業 高橋鉄兵(下田市)広瀬順一(三島市)稲葉克仁(富士宮市)三軒屋(静岡市)アグリネクスト(焼津市)早川大喜・早川ナナ(菊川市)鳥居英剛(浜松市)▽林業 高橋幸村(松崎町)尾崎友昭(牧之原市)▽漁業 本多龍介・本多明人(浜松市)
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コアレックスと福祉事業者、富士宮市連携 環境にやさしいトイレ紙製品化
富士市の製紙会社「コアレックス信栄」はこのほど、富士宮市や障害福祉サービス事業者と連携し、オリジナルデザインをあしらった富士宮市限定の「富士山SDGsトイレットペーパー」を製品化した。巻き紙の包装作業を市内障害福祉サービス事業所に委託し、市がふるさと納税返礼品として送り出している。 黒崎昇会長が須藤秀忠市長と懇談した際に創業地・富士宮市に何か貢献したいと始まった取り組み。富士山や牛を描いて朝霧高原をイメージした巻き紙は就労継続支援B型事業所「ラビット富士宮」利用者の「しぃこ」さんがデザインした。包装作業は市障害福祉サービス事業者連絡協議会を通じて市内7事業者に委託している。事業所の一つ社会
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「森サポーター」静岡県と2者が協定
静岡県と自動車部品製造の日本プラスト、NPO法人ホールアース研究所は13日、しずおか未来の森サポーター協定を結んだ。同社が富士宮市内で管理する森林1ヘクタールを活動拠点に、環境保全や啓発活動に協力して取り組む。 県庁で行われた締結式で、同社の豊田剛志経営企画本部長、同NPO法人の山崎宏代表理事、県の市川敏之くらし・環境部長が協定書を取り交わした。協定によると、樹木の剪定(せんてい)や下草刈りなどの手入れを行い、環境教育や生態系の保全も展開する。 森林での体験活動について、豊田本部長は「地域の絆、次代を担う子どもを育む機会にしたい」と話し、山崎代表理事は持続可能な開発目標(SDGs)の本質
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防火意識高揚へ 富士宮消防出初め式
富士宮市の消防出初め式がこのほど、同市の城山公園運動場など市街地で行われた。消防団員や消防職員ら約400人が参加し、防火意識の高揚を図った。 式典では吉田昌弘消防長や風間友明消防団長らの訓示に続き、表彰状や感謝状の贈呈を行った。富士山本宮浅間大社横の神田川沿いでは恒例の一斉放水を展開した。操法訓練やパレードを中止するなど規模は縮小した。 主な表彰対象者は次の通り。 【県消防協会表彰】特別功績章 依田勲(団本部副団長)矢部一徳(第3分団団員)▽功績章 佐野秀和(団本部分団長)渡部実智留(同)鈴木洋光(第1分団副分団長)鈴木秀孝(第5分団団員)原田純(第6分団分団長)加藤雄二(第9分団団員
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医師らの検査費用全額補助 富士宮市、医療ひっ迫防止へ
富士宮市は13日までに、医師や看護師らが新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者となった場合も勤務が継続できるよう、待機期間(現在14日間)の検査費用を全額補助する態勢を整えた。新変異株「オミクロン株」が急拡大する中、厚労省が12日に医師や看護師が濃厚接触者となった場合も毎日の検査で陰性なら勤務可能と再通知したことを受け、本格的な運用に乗り出す。 医療従事者の欠勤増による地域医療の逼迫(ひっぱく)を防ぐ狙い。市内の医療機関に務める医師や看護師ら(市外在住者を含む)を対象とし、▽検査当日に発熱外来やワクチン接種業務、感染者への訪問診療、市が実施するPCR検査等に従事する▽他の医療従事者による代替
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路上でスカートの中にスマホ向けた疑い 男を逮捕 富士署
富士署は13日、県迷惑防止条例違反の疑いで富士宮市山本、会社員の男(27)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前8時ごろ、富士市内の路上で、盗撮する目的で10代女性のスカートの中にスマートフォンを向けた疑い。
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版画家奥野さん 静岡県内で初個展 29日まで富士宮
国内外で活躍する版画家奥野正人さん(60)=埼玉県=の個展「モノクロームの世界 静謐紫翠」が29日まで富士宮市中央町のARATAギャラリーで開かれている。奥野さんのモノクロで表現した作品が映し出す“色彩”が来場者を楽しませている。 静岡県内で個展を開くのは初めてという。銅版画や木版リトグラフ、ドローイングなど35点を用意した。長年描き続けている「おんな」シリーズを多数並べた。最新作の「おんな〈森羅紫翠〉」は風景の中に自然の一部としてシルエットの女性が溶け込むように描かれている。個展では奥野さんが描き出す「おんな」の多彩な表現を楽しむことができる。 奥野さんは「モノ
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五輪の歴史刻む写真展 富士市中央図書館分館
富士市の写真愛好家で作る「フォトクラブ天間」の「27周年新春写真展」が12日、同市の中央図書館分館で始まった。16日まで。東京五輪・パラリンピックの様子を収めた作品などに来場者が見入っている。 会員が富士、富士宮市や山梨県などで富士山の風景や、人物を撮影した大作や組み写真など34点を出品した。統一テーマに掲げた「2020東京オリンピック」の作品は48点が並ぶ。会員がそれぞれの感性で自転車競技や聖火リレーなど歴史的行事を切り取った。 県内が舞台となった自転車ロードレースでは高速で駆け抜ける選手の姿や苦しそうな表情など熱戦がよみがえる。聖火リレーではランナーの笑顔だけでなく、リレーを盛り上げ
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軽乗用車と衝突 歩行者死亡 富士宮市小泉の県道
11日午後5時5分ごろ、富士宮市小泉の県道で同市小泉、運転手男性(48)の軽乗用車と道路を歩いていた同所、無職男性(92)が衝突した。歩行男性は搬送先の病院で死亡が確認された。富士宮署によると現場は緩やかなS字道路。同署が事故原因を調べている。
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アパートの3部屋焼く
12日午前8時40分ごろ、富士宮市貴船町の2階建てアパートの1階4号室から出火し、1、2階の計3部屋を焼いた。けが人はいなかった。富士宮署や地元住民によると、アパートは8部屋あり、4世帯が暮らしていたという。約1時間20分後に鎮火した。同署と市消防本部が出火原因を調べている。
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女児にわいせつ 富士宮元市議に懲役2年4月判決 地裁沼津支部
女児にわいせつな行為をしたなどとして、強制わいせつと県迷惑防止条例違反、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪に問われた元富士宮市議の無職の男(41)=同市万野原新田=の判決公判で、静岡地裁沼津支部は12日、懲役2年4月(求刑懲役3年6月)を言い渡した。 前沢久美子裁判官は判決理由で「女児を性欲のはけ口にした身勝手な犯行。市議としての信頼を裏切り、被告には小児性愛などゆがんだ性的嗜好(しこう)がうかがえる」と指摘した。その上で「被害女児の健全な育成に与える悪影響も懸念され、刑事責任は相当重い」と断じた。 判決によると、被告は2018年9月と19年7月、市内で当時9歳の女児2人にわいせつ行為を
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濃厚接触者の自宅待機 パンフレットで過ごし方紹介 富士宮市作成
新型コロナウイルス新変異株「オミクロン株」が急拡大する中、富士宮市は11日までに濃厚接触者の自宅待機の過ごし方についてまとめたパンフレットを作成した。ホームページ上に公開して、まん延期の保健所業務補完と在宅支援を目的に昨年9月に設置した専用相談窓口や医療機関などで紹介していく。 パンフレットは第6波に備えて、専用相談窓口で支援を行う専属看護師2人と市福祉企画課職員で作成した。同居家族や自身が濃厚接触者と判定され自宅待機となった場合に、戸惑うことなく、少しでも安心して生活を続けられる助けになるような情報を整理した。冒頭にはメンタルケアのアドバイスを紹介。自宅の共用部分の掃除・消毒方法や衣類の
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焼き肉店で牛肉希少部位など無銭飲食疑い 男を逮捕 静岡南署
静岡南署は11日、詐欺の疑いで富士宮市富士見ケ丘、職業不詳の男(54)を逮捕した。逮捕容疑は10日午後9時半ごろから午後10時ごろまでの間、静岡市駿河区の焼き肉店で飲食代約1万4千円を支払わず、無銭飲食した疑い。同署によると、容疑者は支払い能力がないのに1人で飲食をし、「シャトーブリアン」などの牛肉の希少部位や高価なワインを注文していた。店員に対し「知人が支払うから」などとうそを言い、店を出たという。
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不審者校内侵入 対応の流れ確認 富士宮・大宮小
富士宮署と富士宮防犯協会はこのほど、不審者侵入対応訓練を富士宮市立大宮小で実施した。同小児童や教職員ら約500人が参加して、校内に不審者が侵入した際の対応の流れを確認した。 訓練では不審者に扮(ふん)した署員が校舎に入ると、緊急の校内放送で合言葉を発信し児童や教職員に不審者の侵入を知らせた。警察官が到着するまでの間、各教室では出入り口を封鎖し、教職員は刺股や棒を使って、刃物を持った犯人の動きを封じた。訓練後、各教室のテレビを通じた放送で防犯教室も行った。
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「110番の日」前に啓発活動 “タケノコ王”も富士宮署一日署長
富士宮署は7日、“タケノコ王”として親しまれる富士宮市長貫の風岡直宏さんに一日警察署長を委嘱した。風岡さんは同市浅間町のイオンモール富士宮に出向き、啓発活動を展開した。 風岡さんは警察官の制服に身を包み、自身のイメージカラー・ピンクのマスクを着用して、イオンモール出入り口に登場。啓発チラシを配布しながら、利用客に110番の適切な利用を呼び掛けた。風岡さんは「通報の判断に迷ったときにタケノコ王の顔を思い出して冷静に考えてもらえたら」と語った。署員や地域安全推進員、交通安全指導員、防犯指導員らも一緒に並んだ。
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LINE教室で情報格差の実態調査 行政サービスデジタル化へ 富士宮市と静岡大研究室
富士宮市はこのほど静岡大理学部の植物生化学研究室と連携し、世代間の情報格差解消に向けた実態調査を市内で実施した。市中心部の駅前通り商店街の定期市「十六市」に来場した高齢者らに対して、スマートフォンでのLINE(ライン)教室を開催し、何げない会話やアンケート結果から、デジタル化に向けた課題を探った。 実態調査は「ふじのくに地域・大学コンソーシアム」が実施しているゼミ学生等地域貢献推進事業の一環。コンソーシアムが間に入って、富士宮市が寄せた情報格差解消に向けたテーマについて、手を挙げた同大の植物生化学研究室(天野豊己准教授)をつないだ。 理学部生物科学科の学生有志6人がオンライン参加し、大学
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美術館や博物館詳しく 富士山周辺38施設 マップで紹介
静岡、山梨両県の自治体や観光団体などでつくる日本富士山協会はこのほど、富士山周辺の13市町にある美術館や博物館の魅力を伝えるガイドマップを作成した。 県富士山世界遺産センター(富士宮市)や河口湖美術館(山梨県富士河口湖町)をはじめ、伊豆・三津シーパラダイス(沼津市)といった水族館や動物園を含めた計38施設を取り上げた。展示内容や施設情報を館内写真や地図とともに紹介している。学芸員らから寄せられた施設の魅力を基に完成させた。 ガイドマップはA1判(折り畳み式)で、3万部作成。富士山周辺の道の駅や観光案内所で無料配布している。 同協会の担当者は「魅力的だがあまり知られていない施設もある。思
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ストーカー規制法違反の疑い 富士宮市の男を逮捕
富士宮署は5日、ストーカー規制法違反の疑いで富士宮市人穴、無職の男(67)を逮捕した。逮捕容疑は2021年12月8日から同9日の間、拒まれていたにもかかわらず、50代女性の携帯電話に計42回にわたって連続して、電子メールの送信や電話をかけるなどのストーカー行為をした疑い。
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富士宮市仕事始め 市制施行80周年 市長、イベントに意欲
富士宮市の仕事始め式では、部課長ら約120人を前に須藤秀忠市長があいさつした。今年からスタートする第5次総合計画後期基本計画の着実な執行とともに、市制施行80周年を祝うイベントの実施に意欲を見せた。 須藤市長は「第6波に備えて十分な対策を進め、市民の皆さんの安全・安心を守っていくと同時に節目の年をお祝いし、元気になるようなさまざまなイベントを実施していきたい」と思いを込めた。 ゼロカーボンシティー富士宮大会を3月に予定していることも明かし、「富士山の麓で自然環境と共生した持続可能なまちづくりのため、省エネ対策の推進や地域エネルギーの地産地消など、ゼロカーボンシティーの実現に力を注ぐ」とし
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130戸停電 富士宮・外神地区 電柱に車両衝突が原因
2日午後3時40分ごろ、富士宮市外神地区の一部で約130戸の停電が発生した。同日午後4時5分までに復旧した。東京電力パワーグリッド静岡総支社によると、電柱に車両が衝突したことが原因という。
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上質コットンパフ人気 富士宮のメーカー製造 田中みな実さん絶賛
富士宮市の化粧用パフ専門メーカー「アコレ」が製造する上質コットンパフが、ビューティーアイコンとして名高いフリーアナウンサーの田中みな実さんが雑誌やSNSで絶賛したことで話題となり人気が広がっている。1970年の創業以来変わらない製法でつなぐコットンパフをみな実さんがきっかけで2021年にパッケージをリニューアル。「この肌さくやひめ」の商品名で一般販売を始め、問い合わせが増え続けている。 相手先ブランドによる生産(OEM)が中心の同社。みな実さん愛用コットンパフは元々、創業者で先代の国蔵さんが開発し、化粧品メーカーのノベルティ用に製造してきた商品だった。15年ほど前に自社製品として都内の問屋
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福袋200袋用意 富士宮のJAう宮~な 5日初売りで限定販売
富士宮市外神のJA富士宮ファーマーズマーケット「う宮~な」で5日、初売りイベントが開かれる。う宮~な担当職員は4日、初売りで限定販売する福袋の準備を進めた。 福袋は限定200袋を用意した。地元野菜と一緒に味わってもらえるように乾物や調味料、レトルト商品、ミカンやリンゴなどのフルーツ、同JAブランド米でつくった「う宮米せんべい」などを詰めた。定価2500円相当の商品が入った福袋を千円で販売する。 初売りは5日午前8時半から。例年、福袋は販売開始から1時間程で完売するという。
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店員の脇腹殴る 暴行容疑で富士宮の男逮捕
富士宮署は4日、暴行の疑いで富士宮市山本、自称アルバイトの男(68)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後3時ごろ、同市の携帯電話販売店で女性店員(39)=静岡市葵区=の脇腹を殴る暴行を加えた疑い。
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中世ビール再現へ 静岡大プロジェクト、春にも原料を試験栽培
中世の欧州で飲んでいたビールを、静岡県産の原料で再現しよう-。静岡大に今冬設置された研究組織「発酵とサステナブルな地域社会研究所」(所長・大原志麻人文社会科学部教授)が、産学官や大学の学部の壁を超えたプロジェクトを始めた。中世のビールに欠かせない植物「ヤチヤナギ」を北海道から取り寄せ、2022年春から富士宮市の醸造所が試験栽培する。 大原教授のゼミ生が21年夏に取り組んだ、中世の欧州の庶民が飲んでいた「グルートビール」の再現実験を発展させる。スペイン史が専門の大原教授ら文系学部の教員のほか、同大の理系学部教員、富士宮市のクラフトビール醸造所「フジヤマハンターズビール」の深沢道男代表、ふじの
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政治参画テーマに女性議員取材 富岳館高生徒会の2人 富士宮市議会を訪問
富岳館高の生徒会メンバー2人がこのほど、富士宮市議会を訪れ、女性議員4人に対して、女性の政治参画をテーマに取材活動を行った。生徒会副会長を務める佐野心羽さん(2年)と酒井萌衣さん(1年)が、議員になろうと思った理由や大変さ、ジェンダーレス社会に関する考えなど、現役女性議員の思いを聞き取った。 今後の生徒会活動に役立てようと女性議員への取材を依頼した。若林志津子氏、近藤千鶴氏、臼井由紀子氏、船山恵子氏の女性議員4人に対し、「家庭と議員の両立は大変か」「女性議員であることによる利点や不利点は」「議員になりたいと思う高校生を増やすためにできることは」などと10項目以上の質問を投げ掛けた。 取材
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高校生、自転車施錠を点検 富士宮
富士宮市内5校の高校生有志でつくる自転車盗被害防止対策チーム「B・B・5作戦本部」はこのほど、JR富士宮駅周辺の駐輪場の施錠点検を行った。 本部員の高校生や地域安全推進員、富士宮署員、防犯指導員らが参加し、駅周辺の市が管理する駐輪場2カ所の自転車の施錠状況などを1台ずつ確認した。新しいのぼり旗の設置やごみ拾いも行った。本部長の惟村健さん(星陵高)は「思ったよりも施錠はされていたが、ツーロックまでは少ない。盗難被害ゼロに近づけたい」と語った。
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計3人感染 静岡/富士宮/函南 31日の静岡県内【新型コロナ】
静岡県内で31日、新たに3人の新型コロナウイルス感染が確認された。静岡市、富士宮市、函南町で各1人。累計感染者数は2万6897人(再陽性者を含め2万6898人)。県によると、20日から28日に入国したオミクロン株感染者の濃厚接触者が県内に6人いることが新たに分かった。同じ飛行機に搭乗していた。オミクロン株感染者の濃厚接触者は累計253人で、うち80人は待機期間を終了した。
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心身清め新年へ 富士山本宮浅間大社で師走大祓式/除夜祭
富士宮市宮町の富士山本宮浅間大社で31日、師走大祓(しわすのおおはらい)式と除夜祭が執り行われた。新年を迎えるに当たり、「人形(ひとがた)」を使って、一年の災いや心身についた罪けがれをはらい清め、無病息災を祈願した。 師走大祓式は神職や巫女(みこ)ら約20人で執り行った。氏子や崇敬者が身代わりとして寄せた1万枚以上の人形を並べて大祓詞を奏上し、箱に収めた。続いて2021年最後の祭りとなる除夜祭を本殿で行い、一年の恵みに感謝をささげた。 1日には新年初めての祭典・歳旦祭と氏子安全祈願祭を神職のみで執り行い、一年の繁栄や安寧を祈願する。
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富士宮、韓国栄州 両市長オンライン対談、交流事業確認
富士宮市の須藤秀忠市長はこのほど、友好交流関係都市の韓国栄州市のチャン・ウッキョン市長とオンライン対談に臨んだ。2022年の両市における交流事業などについて意見を交わした。 対談では、栄州市で22年9月に開幕する高麗人参エキスポに富士宮市訪問団と中学生が参加することのほか、同年11月は富士宮市で両市の友好都市提携10周年記念行事を開いて栄州市関係者を招き、産業フェアにも参加してもらう方向を確認。いずれも新型コロナウイルス感染症に伴う状況を見極めていく。 須藤市長は「なんとしても新型コロナに打ち勝ち、両市の交流を再開できるように祈っている」と力を込め、チャン市長は「友好交流関係がコロナパン
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名城大4連覇 「全日本」と今年も2冠 大学女子選抜駅伝
全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)は30日、富士宮市の富士山本宮浅間大社前から富士総合運動公園陸上競技場までの7区間、43・4キロで争われ、10月の全日本大学女子駅伝で5連覇した名城大が2時間22分24秒で4大会連続4度目の優勝を果たした。拓大の1年生、不破聖衣来は最長5区(10・5キロ)で32分23秒の区間新記録を樹立した。 名城大は1区(4・1キロ)の谷本七星が序盤で抜け出すと、そのまま先頭を譲らずに逃げ切った。2分58秒差の大東大が4年連続の2位、日体大が3位。拓大は6位だった。 2大会ぶりの出場となった県選抜チーム(斎藤、中安、山本、朝日、吉田、米原、田中)は2時間39分4
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富士宮市「中止」誤報 全日本大学女子選抜駅伝
富士宮市は30日に開かれた全日本大学女子選抜駅伝競走(富士山女子駅伝)について、同日午前8時の同報無線で「コース不良のため中止」と誤った内容を放送し、その後訂正した。 同駅伝は富士山本宮浅間大社(富士宮市)前を午前10時にスタートし、富士総合運動公園(富士市)までの7区間43・4キロで争った。富士宮市は開催に伴う交通規制を案内する内容のほか、降雪などに伴う中止のパターンも想定して事前に録音していた。しかし、放送予約をした際、職員が誤って中止の内容を設定していたという。 同市では駅伝のスタートまでに、誤報を取り消す内容や本来放送の予定だった案内を計5回流した。市危機管理局の担当者は「確認が
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“高校生議員”が白熱の議論 教育や環境 富士宮市政に提案
富士宮市の高校生が“市議”となって一般質問に挑む「高校生議会」がこのほど、同市議会議場で開かれた。高校生ならではの視点で教育、商業、福祉、環境、道路インフラなど幅広いテーマを取り上げ、具体的な提案につなげた。積極的な再質問で市当局と白熱した議論を繰り広げた。 「高校生議員」は難関大学進学者への報奨金給付や保育士の配置基準の変更、SDGsポスターコンテスト開催、デジタル格差解消に向けたスマホ教室の開催、西富士道路・国道139号の渋滞緩和に向けた新バイパス建設、学生に向けた市内企業紹介ガイドブックの活用などに関する提案が上がった。自身の問題意識と絡めた具体的提案を須藤
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22年用地域安全カレンダー製作 富士宮防犯協など
富士宮防犯協会と富士宮署、富士宮地区職域防犯協会がこのほど2022年用の卓上の地域安全カレンダーを500部製作した。 カレンダーは月ごとに、防犯啓発イラストコンクールで入賞した詐欺被害防止を呼び掛けるイラストのほか、子供あんぜん隊ヨウチエンジャーの活動や“タケノコ王”として人気の風岡直宏さん(同署特別広報官)と実施した広報活動、年末特別警戒出発式の様子など1年の取り組みを掲載した。学校や関係団体などに配布し、注意喚起につなげる。
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ジャンボ門松がお出迎え 道の駅朝霧高原、従業員が手作り
富士宮市根原の道の駅朝霧高原は28日、従業員手作りのジャンボ門松を正面玄関に2個設置した。約20年前のオープン当初から続けている恒例行事。 ジャンボ門松の高さは約3メートル。竹は上野製菓から提供を受けた。道の駅周辺で採れたササや松、紅白のナンテンで彩ったほか、ダイダイを飾り付けた。従業員は「竹の節が笑顔のよう」と完成した門松を見上げた。今年新たに就任した吉里正臣支配人は「来年は新しいことに挑戦し、お客様や従業員が笑顔で過ごせる1年にしたい」と意気込んだ。大みそかの営業時間は午前8時~午後3時。元日は午前7時~午後4時。
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大しめ縄奉納 富士宮の浅間大社、地元住民ら新調
新年を前に、富士宮市の世界遺産富士山構成資産・富士山本宮浅間大社で26日、大しめ縄が新調された。地元の浅間大社大しめ縄奉賛会や青年会、西富士中生徒らが田植えや稲刈りから手掛けて、編み込んだ大しめ縄を浅間大社に奉納した。 奉納には奉賛会や青年会メンバーら約50人が集まり長さ約3・6メートル、直径約1メートルの丹精込めて仕上げた大しめ縄を浅間大社拝殿に設置した。境内の楼門や祈祷殿などにも長さ約4メートル、直径約15センチのしめ縄計4本を掲げた。 一時途絶えた大しめ縄の新調について、依頼を受けた佐野孜さんが6年前に北部地域の住民有志を集めて奉賛会を組織。佐野さんは「毎年どんどん進化している。奉
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警察犬3頭嘱託 富士宮署
富士宮署は24日、嘱託警察犬3頭と所有者・訓練者に対する嘱託書の交付式を同署で開いた。所有者兼訓練者の滝浪かほりさん(富士宮市)と所有者の小島孝一郎さん(同市)が佐野信浩署長から嘱託書を受け取った。 嘱託警察犬はヒュー・フォン・エーヴィクカイト号(9歳、雄)、ペラ・フォン・デァ・フェルシュタントハイム号(6歳、雌)、イルザン・フォン・エーヴィクカイト号(8歳、雄)。2022年1月1日から1年間、追及犬として捜査や行方不明者捜索などを行う。滝浪さんは「行方不明の発生が多いので体調管理を徹底して備えたい」と述べた。
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富士宮高校会議所が奨励賞 気候変動アクション環境大臣表彰
富士宮高校会議所がこのほど、気候変動アクション環境大臣表彰で、気候変動アクションユース・アワード賞(奨励賞)に輝いた。22日、メンバーが富士宮市役所を訪れ、須藤秀忠市長に報告した。 同表彰は環境省が気候変動対策推進の一環として実施している。ユース・アワードは未来の気候変動アクションを担うユース層から同表彰選考委員会が審査し、決定している。ニジマスの残さと朝霧高原の牛のふん尿で製造したリサイクル堆肥「マスマス元肥」を使った持続可能な社会づくりに向けた取り組みが評価された。堆肥は同高校会議所が開発した商品。本年度は堆肥普及を目指してクラウドファンディングにも挑戦し、成功させた。 市役所にメン
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遊休農地で加工用キャベツ 初の収穫 JA富士宮青壮年部
JA富士宮青壮年部が遊休農地解消や生産者の交流・団結などを目指して取り組む「加工キャベツ栽培出荷プロジェクト」の収穫作業が富士宮市内で進んでいる。12月までにキャベツ約1万キロを収穫し、年明け後も残る作業を進める。 同プロジェクトは同JAが推進するカット野菜向け加工キャベツの栽培出荷の取り組みに参加していた部員の発案がきっかけで2018年からスタート。遊休農地になっていた部員の牧草地約20アールを整備して、加工キャベツを栽培してきた。 青壮年部3支部が連携し、茶や酪農、野菜栽培など幅広い農家ら計約50人のメンバーで手入れを続ける。今季は8月に苗約7千株を植え付け農薬散布や追肥を分担してき
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議員定数巡り本格議論 今後の進め方一致 富士宮市議会
富士宮市議会は24日の議会運営委員会で、議員定数削減を巡る議論を本格的に始めた。委員は区長会から21日に提出された議員定数削減などを求める要望書や今後の議論の進め方などについて意見を交わし、区長会との協議や全議員での話し合いを行いながら進めていく方向で一致した。 委員会では「30~40代の意見を聴取する場が必要」(望月則男氏)、「全議員の思いを共有し合う場をつくってから次のステップに行くべきではないか」(佐野寿夫氏)などと議論の進め方に関連した意見が目立った。 区長会が議員の質向上や信頼回復に向けて議員定数削減などを求めた要望書について、松永孝男氏は▽定数削減のメリット▽議員の職務をどの
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高砂親方 相撲部員を激励 土俵締めに参加 富士宮北高
富士宮市の富士宮北高でこのほど、大相撲高砂親方(元関脇朝赤龍)が同校相撲部の本年度土俵締めに参加して部員らを激励した。 高砂親方は現役時代から富士山本宮浅間大社の節分祭にたびたび参加したり、富士市内で襲名披露祝賀会を開いたりするなど富士・富士宮地域とのゆかりが深い。高砂親方はあいさつで「富士・富士宮から将来の大関や横綱を育てたい」と力を込め、相撲部員や児童らの取り組みを見学した。8人が所属する相撲部の芦沢凜久部長は「相撲部はインターハイ出場という目標を掲げ、毎日努力している」と選手宣誓をした。
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飲酒運転根絶へ 飲食店に注意喚起 富士宮署
富士宮署などはこのほど、飲酒運転根絶キャンペーンとして、酒を飲まない人を決めて運転を任せる「ハンドルキーパー運動」を呼び掛ける活動を富士宮市内で実施した。 年末の交通安全県民運動の一環で飲食業生活衛生同業組合富士宮支部や市、交通安全協会富士宮地区支部と連携した。署員らが飲食店「志ほ川本店」を訪れ、店長に啓発チラシやワッペンを手渡して注意喚起を求めた。同署担当者は「社会全体で飲酒運転を根絶していきたい」と述べた。
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オミクロン株濃厚接触者 富士宮の男性「国と自治体、連携不十分」
新型コロナウイルスのオミクロン株の感染者と同じ飛行機に搭乗していたとして濃厚接触者に指定され、都内の自宅に待機している富士宮市出身の男性(37)が23日までに取材に応じ、国と自治体の連携の不十分さや情報提供の乏しさを訴えた。 「厚労省や保健所から同じような連絡が来た。連携していないと実感した」。赴任先の英国から11日に一時帰国した男性は振り返る。羽田空港到着後、待機施設に指定された横浜市内のホテルで、濃厚接触者となったことを厚労省と保健所から電話で告げられた。その前にも両者から、同乗者の感染に関する曖昧な内容の電話やメールが届いた。 入国者は、自宅や宿泊施設で14日間の待機が定められてい
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元議長と元市議に有罪判決 富士宮市議会議長選で贈賄申し込み 静岡地裁
2019年の富士宮市議会議長選を巡る贈賄申し込み事件で、贈賄申し込みの罪に問われた元市議会議長の男(79)=同市小泉=と元市の男(49)=同市淀平町=の判決公判で、静岡地裁は23日、元市議会議長に懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年)を、元市議に懲役10月、執行猶予3年(求刑懲役10月)を言い渡した。国井恒志裁判長は判決理由で「市議会や議員の職務の公正に対する市民の信頼を失墜させる悪質な犯行」と指摘した。 国井裁判長は、主導した元市議会議長を「議長の地位を金で買おうという動機は議員としての自覚を欠き、身勝手」と非難した。元市議についても「安易に加担して実行行為を担った。罰金刑を選択する余地
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ランプシェード 木の息遣い暮らしに 中矢嘉貴さん(富士宮市)【ものづくりびと 県内作家の小さな工房】
富士宮市の中矢嘉貴さん(49)が富士山麓で育った木で作るランプシェードは、使い続けると形や色が少しずつ変化するという。明かりをともせば滑らかな木肌が浮かび上がる。木の息遣いが聞こえてきそうだ。 中矢さんは、造船重機メーカーで設計の仕事をしていたが、「自然素材を使って一生続けられる職を」と、木工の道に飛び込んだ。飛騨高山で家具作りを学んだ後、妻の故郷である富士宮市の環境が気に入って白糸ノ滝近くに工房を構えた。 自然豊かな地で木工をなりわいにしていると、伐採されたり、台風で折れたりした木が持ち込まれる。家具には適さないこともあり、「生かせなくてどうする」と作り始めたのがランプシェードだった。
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農作業小屋焼く 富士宮
22日午後10時5分ごろ、富士宮市山宮の農業の男性(41)の農作業小屋から出火し、木造平屋建て約25平方メートルをほぼ全焼した。けが人はいなかった。富士宮署によると、男性が同日の日中に小屋付近で木の枝などを燃やしていたという。出火との関連を調べている。
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女子トイレ侵入の疑い 会社員の男逮捕 富士宮署
富士宮署は23日、建造物侵入の疑いで富士宮市東阿幸地、会社員の男(31)を逮捕した。逮捕容疑は22日午後1時半ごろ、市内の商業施設内の女子トイレに正当な理由なく侵入した疑い。
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元議長に有罪判決 富士宮市議会議長選の贈賄申し込み事件
2019年の富士宮市議会議長選を巡る贈賄申し込み事件の判決公判で、静岡地裁は23日、贈賄申し込みの罪に問われた元議長(79)に懲役1年、執行猶予3年、元市議(49)に懲役10月、執行猶予3年をそれぞれ言い渡した。
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人形やぬいぐるみを供養 富士の葬祭場
富士市日乃出町の葬祭場「かぐやの里メモリーホール富士」はこのほど、第7回人形供養祭を同所で営んだ。富士市や富士宮市の住民らから、日本人形やぬいぐるみなど計約100体が届けられた。 円妙寺の住職が読経した後、たくさんの人形を並べた祭壇に参列者がキャンドルを手向けた。住職の法話なども行われた。 長女の誕生祝いにいただいた日本人形を納めた富士市内の女性(60)は「なかなか手放しにくかったが、けじめとなった。癒やされた」と話した。 同葬祭場は思い入れの深い人形を供養する機会を年2回程度設けている。
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大自在(12月22日)ふもとっぱら
休暇に、キャンパーの聖地と称される富士宮市朝霧高原の「ふもとっぱら」を訪ねた。子育て中に活躍したテントを引っ張り出し、還暦間近の夫婦で1泊2日のアウトドア生活となった。 富士山の広大な裾野を一望できる眺望に息をのんだ。日が落ちるとテントの中も極寒。なかなか眠れず、「冬キャンプは重装備が欠かせない」との先輩の助言が骨身にしみた。テントからはい出して見上げると満天の星。圧倒される光景だった。 周囲は他県ナンバーばかりだった。軽自動車や二輪で訪れ、一人焼き肉を楽しむ人が目立った。皆が、ゆったりとした時間を過ごしていた。事務所で聞いたら、週末の予約はすぐに埋まってしまうと言う。 コロナ禍で旅の
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純米大吟醸「富士市育ち」お披露目 穏やかな香り、28日発売
100%富士市産の米を使い、富士高砂酒造(富士宮市)が醸造した純米大吟醸原酒「山中山屋 富士市育ち」(500ミリリットル、税込み1481円)が完成した。完成報告を兼ねた試飲会が21日、富士宮市の同酒造で開かれ、関係者が新たな特産品の誕生を祝った。富士市内のみで28日から販売を開始する。 富士市育ちは、同酒造と市農業振興推進協議会の開発プロジェクトとして製造した。市や農協などの関係者らがことし10月に収穫した、同市の農家山田悟さんの育てた「きぬむすめ」や、同市産の「山田錦」で醸造した。 同市生まれの杜氏(とうじ)小野浩二さんは「初めて使う米で気を使った。米のうま味が感じられ、食事に合うよう
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議員定数削減を要望 富士宮市区長会 不祥事「全体の責任」
富士宮市議会の相次いだ不祥事を受け、富士宮市区長会は21日、議員の質向上や信頼回復に向け、議員定数削減などを求める要望書を小松快造議長に提出した。議員定数について「欠員5人で議会運営ができていたことを踏まえ、それに近い定数を求める」とした。 要望書で「市議に対し不信感を抱かざるを得ない。議会全体の責任と言われても仕方ないこと」と断じ「質の向上を図るためにも、この機会に定数削減を実践するとともに少数精鋭で運営し、市民の信頼を取り戻すことが急務」と強調した。来年6月定例会までに検討審議結果を踏まえた定数改定のほか、市民から信頼され、プライドを持って活動することなども求めた。 区長会からは大河
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仲良く越冬中 富士宮にオシドリ飛来
主に北日本から冬季に飛来し、県内では低地の河川や湖沼などで越冬するカモ科のオシドリが21日までに、富士宮市内の沼で漂う様子が見られた。雌雄合わせて約10羽が飛来している。 朝日が差し込む中、木々の影に隠れて水面をゆったりと漂ったり、つがいとみられる雌雄が仲むつまじく寄り添ったりする様子も確認できた。 オシドリの体長は約45センチ。羽毛は雌が灰色。雄は繁殖期に向けて、秋ごろに赤、オレンジ、緑など鮮やかな色に生え替わる。
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子育てに優しいまちPR 富士宮のNPO法人 商店街でマーチ
NPO法人母力向上委員会はこのほど、富士宮市と協働実施している「ふじのみやベビーステーション事業」をPRする「ベビ*ステ」マーチを市中心部の富士宮駅前通り商店街で実施した。定期市「十六市」に合わせて商店街を練り歩き「みんなで子育てみんなが仲間」のメッセージを街頭の市民に発信した。 同事業では、粉ミルク用お湯の提供や紙オムツ販売、講習会への出席を満たすコンビニなどを登録し、子育てにやさしいまちづくりを進めている。定期市の会場では法人メンバー、市職員、商店街連盟や応援企業・アサヒ飲料関係者らがベビ*ステ登録コンビニ付近をのぼり旗を掲げて練り歩いた。オムツ替えスペースや授乳場所を提供する専用ブー
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観光ガイド20周年で記念誌 富士宮
富士宮市観光ガイドボランティアの会はこのほど、設立20周年記念誌を発行し、同会役員らが市役所を訪れて須藤秀忠市長に記念誌を届けた。 同会は2000年11月に夫婦都市・近江八幡市訪問がきっかけとなり富士宮市で発足検討が始まり、01年5月に設立総会が開催。1期生39人が加入し、02年7月1日の富士山山開きから本格的な活動がスタートした。記念誌では歴代会長やメンバーの富士宮市や活動に対する思いがつづられ、受賞歴など20年の歩みをまとめた。現在配布しているリーフレットも掲載した。市役所には花崎彰澄会長や記念誌編集委員長を務めた土橋充相談役(前会長)、山口義郎幹事が訪れ、須藤市長に記念誌の内容を紹介
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だるま作り大忙し 富士・毘沙門天大祭 2年ぶり開催
日本三大だるま市の一つ、富士市の毘沙門天大祭(2022年2月7~9日)に向けて、県内のだるま職人の作業が追い込みに入った。富士宮市の「杉山ダルマ店」(芦川博将代表)では年末年始の配達準備が重なり、忙しさに拍車が掛かっている。 作業場には真っ赤に色付けされた大小さまざまなだるまが並ぶ。20日は芦川代表ら職人が最終工程の顔部分を描く墨入れなどを行い、「手にした方々の願いがかなうように」と一つ一つ丁寧に仕上げた。 21年の大祭は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止になった。芦川代表は「これからの感染状況がどうなるかは分からないが、来年は大祭でお客さんに手渡すことができれば」と話した。
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防火戸開け閉め点検 富士宮市消防本部、大阪ビル火災受け緊急検査
富士宮市消防本部は20日、大阪ビル火災を受け、緊急立ち入り検査を市内で実施した。火災時の避難経路が確保できているかなどについて点検した。 緊急点検は大阪市で火災のあった雑居ビルと同様に、3階建て以上で屋内階段が一つしかないなどの市内の建物6カ所が対象。同本部予防課や中央消防署職員が分担して、市内の点検対象となるホテルや旅館、雑居ビルにおいて階段の通行や防火戸の閉鎖に支障となる物の有無などを確認した。 予防課担当者は「コロナ禍で換気のために防火戸を常時開けている場合がある。時間を決めて換気するなど、いざという時に使えるようにしてほしい」と語った。
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2年ぶりのにぎわい 宮町まつり&大神田楽市 富士宮の2商店街
富士宮市中心部で19日、2年ぶりとなる「宮町まつり」と「大神田楽市」が同時開催された。おはやしの音色が響く中、それぞれの通りに50店舗超の露店などが並び、多くの地元住民でにぎわった。 宮町まつりでは宮町商店街の店舗や地元事業者による飲食ブースが中心に並び、富士宮やきそばや唐揚げ、串焼きなどの地元名物や人気商品を販売。ステージのほか、射的やバギーカートなど遊べるコーナーも充実した。 神田商店街の定期市をスケールアップした「大神田楽市」は2回目の開催。市内外からクラフト作家らが中心に参加し、アクセサリーや木工品、雑貨、子供服などを並べた。神田商店街では伊勢のしめ縄の販売も行った。 宮町商店
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女優・渡辺梓さん 「無名塾」退団、フリーの立場で「本当の自分探し」 富士宮出身、都内公演で再出発
富士宮市出身の女優渡辺梓さん(52)が、長年在籍した俳優養成所「無名塾」を退団し、新たな道を歩み出した。自身の生き方を見つめ直した末の決断。「人生の後半戦。ゼロに戻り、自分の本当にやりたいことを探したい」と、フリーの立場で表現活動を続ける。 12月中旬。東京都武蔵野市のアトリエ戯曲組で、髪を短くした渡辺さんが稽古に励む姿があった。「自分の意思で髪形を変えられる。自由になり、思い切りもよくなった」。自転車で転倒し、額に負った傷痕も隠さない。ありのままの自分を受け入れ、22日から始まる公演の役作りに生かした。 渡辺さんは1987年に無名塾入り。89年にNHKの連続テレビ小説「和っこの金メダル
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工場侵入、窃盗未遂の疑い 自称大工の男逮捕 清水署
清水署は20日、建造物侵入と窃盗未遂の疑いで富士宮市城北町、自称大工の男(53)を逮捕した。逮捕容疑は19日午後3時50分ごろ、静岡市清水区谷津町1丁目の製紙会社の操業していない工場に、金品を盗む目的で侵入した疑い。同署によると、付近に住む製紙会社の元社員が侵入する容疑者を目撃し、発覚した。
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金属製パイプなど盗む 容疑の少年を逮捕 富士宮
富士宮署は18日、窃盗の疑いでフィリピン国籍、富士市の無職の少年(18)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後6時半ごろ、富士宮市の資材置き場で、金属製のパイプ5本と足場用資材など30点(計約6万円相当)を盗んだ疑い。同署によると、物音に気づいた所有者の建設業の男性(68)が軽トラックに荷物を積み込む少年を発見して警察に通報した。
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県境またぐ窃盗事件想定 富士宮署と山梨県警 犯人確保へ合同訓練
富士宮署や富士吉田署など静岡・山梨両県警はこのほど、窃盗事件を想定した合同緊急配備訓練を富士宮市などで実施した。両県警の通信指令課、静岡県警航空隊や自動車警ら隊、機動捜査隊も加わり県境をまたいで逃走する窃盗犯の秘匿追尾や確保の流れを確認した。 山梨県鳴沢村の「道の駅なるさわ」で自動車盗が発生し、静岡県内まで逃走するとの想定。通報を受けて、逃走車両に気付かれないように陸空で追尾し、富士宮市外神のファーマーズマーケット「う宮~な」駐車場で車から降りた運転手に声を掛けて確保し、車から逃げた同乗者も迅速に捕らえた。両県警から計約40人が参加した。 富士宮署の筑地倫之地域課長は「秘匿追尾と降車時の
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各種コンテスト表彰 マスコット愛称も決定 富士宮高校会議所
富士宮高校会議所は19日、富士宮のにぎわい創出を目指した各種コンテストの今年度表彰式を同市の西町レトロ館で開いた。同高校会議所マスコットキャラクター愛称募集は県内外から60作品が集まり、兵庫県在住者が考案した「みやわん・ミヤワン」が富士宮ゴールドグランプリ賞に輝き、愛称に決まった。 2回目のSDGsコンテストは17項目の目標達成に向けたアイデアや実践例を募る一般部門と同高校会議所が開発したマスマス元肥を利用した実践報告を募る部門に計230作品が集まった。学校からの応募が目立った。このほか「あなたの思う富士宮の良さ」をテーマに募った宮フォトコンテストは75件、宮PVコンテストは15件の応募が
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稲作学習 仕上げに餅つき体験 富士宮・北山小
富士宮市立北山小5年生は16日、JA富士宮北山地区運営委員会と北山支店の協力で、自身らが育てたもち米で餅つきを体験した。 同小では例年、5年生が授業の一環で田植えや稲刈り、餅つきを体験し、稲作について学習を進めている。今年10月に収穫した約30キロのもち米を同運営委員と職員がふかし、児童が「よいしょよいしょ」の掛け声でテンポよく餅つきを楽しんだ。女性部メンバーの指導で、きな粉やあんこの餅に仕上げた。 参加した松川奈々美さん(11)は一連の学習を通じて「農家の皆さんの思いや米作りの大変さを知ることができた。感謝しながら食べたい」と話した。
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静岡県選抜など復活 30日の富士山女子駅伝
全日本大学女子選抜駅伝競走(富士山女子駅伝)の実行委員会は17日、富士、富士宮両市で30日に開催する今年の大会の概要を発表した。昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からチーム編成を見送った全日本大学選抜と県学生選抜が復活し、2年ぶりに24チームで頂点を競う。 出場するのは10月の全日本大学女子駅伝対校選手権の上位12校、選手7人の今季5000メートルタイム上位10校に加え、全国8地区の学連から選んだ全日本大学選抜、県内出身・在学者で構成する県学生選抜。大会4連覇を狙う名城大を軸とした優勝争いが予想される。 県学生選抜は吉田千紘(新潟医療福祉大4年、浜松湖東高出)を主将に13人が登録
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SDGsの意識 富士宮大宮小が商店主を調査
富士宮市立大宮小6年生は17日、地域の商店街を対象にした持続可能な開発目標(SDGs)に関する意識調査を実施した。6年生約80人がグループに分かれて市内商店街の約90店舗を巡り、SDGsに対する理解や取り組みを聞き取った。 同小は昨年度から6年生が総合的な学習の時間でSDGsに関する学習を進めてきた。今年度の6年生は校外にSDGsの内容や学びの成果を広めようとパンフレットを作成した。地域と連携した取り組みを目指して、富士宮商店街連盟に加盟する6商店街の協力で、初の意識調査を実施した。 調査では6年生がまとめたパンフレットでSDGsについて説明したほか、目標達成につながる現状の取り組みや今
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村山ニンジンまつりで販売 復活10周年記念、JA富士宮北部
JA富士宮北部地区運営委員会と同JA北部支店はこのほど、村山ニンジン復活栽培10周年記念とJA合併前に地域に感謝を伝えようと、「JA富士宮北部支店まつり」を同支店で開いた。伝統野菜の村山ニンジン販売、投げ餅や抽選会など多彩な催しに、多くの地元住民でにぎわった。 村山ニンジンの栽培農家が減少していたところ、同運営委員と支店で10年前から地域の特産化に取り組んできた。長さ80センチほどまで成長し、香りと味が濃く栄養分が豊富な特徴があるという。会場では今年初収穫した村山ニンジンやタマネギなどの地元野菜のほか、正月飾りや雑貨、飲食など幅広いブースが並んだ。青壮年部北部支部はチョコバナナを販売し、女
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資源リサイクル業工場で従業員死亡 富士宮市
16日午前1時ごろ、富士宮市山宮の資源リサイクル業「エコネコル」本社工場で、ベルトコンベヤーの下で作業をしていた従業員男性(39)=富士市平垣=が頭を負傷して倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。 富士宮署によるとコンベヤーは高さ約1メートル。事故当時、男性はコンベヤーの脇に落ちた鉄くずなどを器具を使って集める作業をしていた。頭の骨が折れていたほか、顔に切り傷があったという。同署は労災事故とみて原因を調べている。
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23日に10万円一括給付 富士宮市が発表
富士宮市は15日、18歳以下への10万円相当の給付について、年内の23日に10万円の現金一括給付を始める方針を発表した。同日、追加分の補正予算約10億円を専決処分とした。 須藤秀忠市長は14日の記者会見で「年内一括給付は困難」との見方を示していたが、市は再度検討に入った。専決処分に対する議会への説明や金融機関の理解が得られたことなどから、年内の現金一括給付の見通しがたったという。市は児童手当対象者ら所得確認ができている約1万6千人に対して金額を書き換えた通知の再発送を急ぎ、23日に先行給付する。残る約4千人は年明けとなる見通し。 須藤市長は「まさに私自身、朝令暮改。しかし無理が通れば道理
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240年ぶりに鳥居再建 富士宮・人穴浅間神社
世界遺産富士山構成資産の一つ人穴富士講遺跡が位置する富士宮市の人穴浅間神社でこのほど、約240年ぶりに参道入り口の鳥居が再建された。宮司や氏子、携わった関係者らで「奉納奉告祭」を行い、完成を祝った。 神社境内の洞穴は民間信仰「富士講」の開祖・長谷川角行が修行し、入滅したとされる聖地。参道の入り口付近に残る碑塔に富士講御法家6代目・村上光清氏の意志を継いだ信徒たちが1784年に鳥居を修復立て直し、維持管理を地元住民に託したとの内容が記されているという。その後、長らく鳥居のない状態となっていたが、調査の結果、碑塔付近に痕跡が見つかった。 構成資産登録を契機に神社と人穴区第1町内会の氏子らが鳥
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万引防止を児童に訴え 富士宮・大宮小
富士宮市立大宮小の代表児童6人が任命されている万引防止活動の推進役「大宮M0(エムゼロ)広報官」が14日、同校内で下校する児童に向けた広報活動を実施した。 広報官を務める5年生の6人がベストを着用し、下校時間に合わせて校舎出入り口に立った。富士宮署員や富士宮防犯協会の防犯指導員とともに、のぼり旗を掲げて「万引は犯罪。絶対やめましょう」などと呼び掛けた。 広報官の任期は来年3月末まで。今後も感染拡大状況次第で商業施設に出向いたパトロール活動や校内掲示物の作成に取り組む。
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酒気帯び運転の疑い 富士宮市の男を逮捕
富士宮署は15日、道交法違反の疑いで富士宮市小泉、無職の男(58)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前10時ごろ、同市杉田の市道で軽乗用車を酒気帯び運転した疑い。同署によると単独事故を起こして発覚した。
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富士宮署と富士宮市消防本部 合同でパトロール出陣式
富士宮署と富士宮市消防本部は15日、年末の交通安全県民運動に合わせて、協働パトロール出陣式を同市源道寺町の中央消防署で開いた。歳末期における交通事故防止や防犯、火災予防の呼び掛けを両者で強化していく。 佐野信浩署長や石川博道消防次長らが見守る中、消防職員や署員が白バイやパトカー、消防車両に乗り込み巡回に出発した。佐野署長は「一件でも交通事故や火災を減らすことができれば」と述べ、石川消防次長は「相互に連携を図って市民の安心安全を確保していく」と力を込めた。 このほか市内では、交通安全県民運動と年末特別警戒の出発式も開かれ、交通安全や防犯意識高揚を訴える街頭広報が行われた。
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富士宮市議会再出発へ 存在意義 示せるか鍵【湧水】
「ようやく一歩踏み出した」-。富士宮市議会11月定例会の初日、小松快造議長はそう、力を込めた。わいせつ事件や議長選に絡んだ贈賄申し込み事件で現職市議3人の摘発に揺れた市議会は、補選で新議員5人を迎えて再出発を目指す。政治倫理条例の制定や議員定数削減を巡る議論が進む中、この町における議会議員のあるべき姿や存在意義をいかに市民に見せていけるかが鍵となる。 元議長の逮捕・辞職などに伴い10月24日に投開票が行われた市議補選で街頭演説を見つめた市民からは市議会に対し「不信感がぬぐえない」「誠意を見える形で示してほしい」などと厳しい声が上がった。約2800票が無効票だったことの意味は重い。11月25
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丸形ポストを新設 岳南富士岡駅、昭和レトロ感漂う
富士市の吉原郵便局が13日、同市の岳南電車(通称・岳鉄)岳南富士岡駅に昔懐かしい丸形郵便ポストを新設した。昭和の風情を残す駅舎に朱色のポストが加わり、昭和レトロ感がさらに増した。15日から郵便物の回収を開始する。 今夏、富士宮市上井出の研修施設から撤去された「郵便差出箱1号丸形ポスト」。製造が終了して希少価値のあるポストを廃棄するのはもったいないと考えた同郵便局がどこか人懐っこいたたずまいの継承と地域活性化を目的に富士岡駅への設置を岳鉄に提案した。 同郵便局によると、手紙などの取り扱い数減少や、たばこ売り場など私有地に設置されていたポストや切手類販売所の減少に伴い、郵便ポストの新設自体が
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10万円給付巡り国に苦言 富士宮市長「振り回されている」
富士宮市の須藤秀忠市長は14日の定例記者会見で、18歳以下の子どもへの計10万円相当給付について政府が年内現金一括給付容認の方針を示したことを巡り、「度重なる政府の方針変更に自治体は振り回されている」などと苦言を呈した。 富士宮市では子育て世帯への迅速な給付や利便性を考慮し全額現金給付の方針。23日から児童手当対象者ら所得確認ができている約1万6千人に対して先行給付を行う。残る約4千人は年明け以降となる見通し。須藤市長は会見で「年内に一括給付することはできないと考えている」との考えを示していたが、会見後、市は一括給付の検討を再度始めるとの見方に改めた。須藤市長は「自治体の苦労や立場、手順を
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静岡県警 警察官の定数増員を検討
静岡県警の水嶋春彦警務課長は14日の県議会文教警察委員会で、県民の安心・安全の確保や急増する児童虐待などの事案に対応するため、静岡県独自に警察官定数の増員を検討する方針を明らかにした。木内満氏(自民改革会議、富士宮市)への答弁。 静岡県警警務課によると、警察官定数は警察法の政令基準に従い、各都道府県条例で決定している。ただ、近年は地域の実情に応じて政令基準を超えた定数を条例で定めている都道府県がほとんどで、政令基準通りの定数としているのは静岡など5県のみという。 県警の警察官定数は6195人。警察官1人当たりの負担人口は597人と全国平均を約100人上回り、全国で8番目に負担が高くなって
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田貫湖まつり ライブ配信、花火打ち上げ 富士宮
富士宮市北部地域の活性化を目指す「田貫湖まつり」(同実行委主管、市など共催)がこのほど、オンライン上で“バーチャル開催”された。市内6カ所から「コロナ収束の願い玉花火」を打ち上げる様子をユーチューブでライブ配信した。 コロナ収束を祈願して市民に元気を届けようと初めてバーチャル開催を企画。花火打ち上げ前には富士山本宮浅間大社で執り行った祈願祭の様子や関係者の思いを動画配信。鈴木敦実行委員長は「夜空を見上げて一緒に花火を楽しみましょう」と呼び掛け、「来年は市制80周年。現地にて盛大に開催したい」と思いを込めた。当日午後6時半、田貫湖をはじめ猪之頭、白糸、北山、中心市街地
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児童下校見守り 小さな親切実行章 富士宮の佐野さん
「小さな親切」運動県本部はこのほど、下校時の見守り活動を続けてきた富士宮市大久保の佐野和夫さん(73)に実行章を贈った。 佐野さんは2016年から、地域の芝富小付近で下校時刻に合わせて児童の見守り活動を継続してきた。同小校長室で開かれた贈呈式で県本部富士宮地区支部の荻野貴広支部長(静岡銀行富士宮支店長)が佐野さんに実行章を手渡し、「温かい気持ちがなければこういう活動はできない。引き続き、地域の子どもたちを見守ってもらえたら」と述べた。 贈呈式の様子は校長室から全教室に配信した。佐野さんは「子どもたちが『ただいま』と返してくれることが一番うれしい」と語った。
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住民に事業計画提案 富士市創業塾が報告会
富士市の中心市街地で活躍する起業家を育成する「市まちなか創業塾」の最終報告会がこのほど、同市のコミュニティfで開かれ、3者が成果となる事業計画を地域住民らにプレゼンテーションした。 3者は合宿を含む計3回のセミナーに参加し事業計画を磨いた。 富士宮市のイベント空間「AERA」を運営してきた大楠翔一さん(39)は「文化創造発信拠点を設け、ライブハウスのイメージを覆す」と、ビル1棟に飲食店や宿泊場所を併設するライブハウスを提案した。イベント主催者の育成事業や50代のオヤジバンド出演など誘客手法を伝えた。地域住民からは歓迎の声が上がった。 睡眠専門サロンや一棟貸しのレンタルの事業計画も披露さ
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年末犯罪抑止へ「見せる警戒」展開 富士宮のタクシー
年末特別警戒(15~31日)を前に、富士宮署や富士宮防犯協会、同署管内タクシー事業者警察連絡協議会がこのほど、タクシー地域安全協力車両の出発式を同署で行った。 同協議会に所属する富士宮市内6社(岳南自動車、富士宮交通、ホンダタクシー、第一交通、須走タクシー、ミヤマタクシー)が事業に協力する。年末の犯罪抑止対策として、市内を走る6社のタクシー車両計107台が「特別警戒実施中」と記した啓発マグネットプレートを付けて「見せる警戒」を強めていく。出発式では佐野信浩署長と米山政司会長が代表車両にプレートを取り付け、号令で車両は市街地に乗り出した。
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ひき逃げの疑い 富士宮で男逮捕
富士宮署は12日、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで住所、職業、氏名いずれも自称の富士宮市小泉、塗装工の男(20)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は同日午前8時半ごろ、同市北町の県道で軽トラックを運転中、同市の男性会社員(39)の軽トラックに追突してけがをさせながら、逃走した疑い。 同署によると、男性は首に軽傷のもよう。
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富士山 魅力と課題 富士宮北高で講座
富士宮北高はこのほどオンリーワン・ハイスクール事業の一環で1年生を対象に富士山をテーマにした講座を同校で開いた。県富士山世界遺産センターの山崎喜之さんが講師を務め、クイズ形式で質問を生徒に投げ掛けながら富士山の魅力と課題について解説した。 山崎さんは富士山が世界文化遺産での登録となった経緯のほか、信仰様式の変遷や海外の有名作品にも富士山が登場することなどを説明し、「信仰の対象と芸術の源泉」たるゆえんをひもといた。 登山者のし尿処理、山麓の不法投棄など環境問題や、実施している課題への対応策を紹介し、「観光開発を優先させて遺産を損傷させるようなことがあってはいけない」と指摘。「富士宮の地に学
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狂言の世界堪能 富士宮北山中で鑑賞会
富士宮市立北山中でこのほど、狂言鑑賞会が開かれた。大蔵流狂言・山本家の能楽師2人が登場し、古来より継承される狂言の世界を生徒に紹介した。 講師を務めた山本則重さんと則秀さんは演目の一つ「柿山伏」を披露した。柿を盗み食いした山伏が木の持ち主に見つかり、さまざまな動物の鳴き声でごまかそうとする筋書きを滑稽に演じ、笑いを誘った。歩き方やお辞儀などの所作や声の出し方をレクチャーし、生徒たちも狂言の世界の一端を体験した。 「岳南地域の伝統文化を守る実行委員会」が本物の芸術に触れてもらおうと企画した。鑑賞を終えた代表生徒は「昔も今も笑うところは同じなんだなと思った」「動きの難しさが身に染みて分かった
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「富士富士宮道路」実現へ同盟会 市長、結成に意欲 富士宮市議会
富士宮市の須藤秀忠市長は10日の市議会11月定例会一般質問で、田子の浦港と富士山南麓をつなぐ一般広域道路・富士富士宮道路の具体化に向け、富士市など関係市町との期成同盟会立ち上げに意欲を示した。佐野寿夫氏(公明会)への答弁。 市によると富士富士宮道路では田子の浦港から西富士道路などを経て、北山インターチェンジ(IC)につながる構想が検討されているという。国が今年3月、20~30年先の広域的な道路の基本方針を策定した「新広域道路交通計画」で富士富士宮道路が構想路線として位置付けられた。富士宮市では現在、富士富士宮道路の実現に向けた調査の実施について財務省や国交省、静岡国道事務所に働き掛けている
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通学路で取り締まり 菊川ひき逃げ受け 富士宮署が強化
菊川市で登校中児童5人が重軽傷を負ったひき逃げ事件を受け、富士宮署は10日、児童の安全な登校に向けて通学路における街頭指導と取り締まりを富士宮市内で実施した。 署員や交通安全指導員約10人は登校時間に合わせて車通りの多い市立大富士小付近の交差点に立った。児童らに声を掛けながら交差点の安全な横断を見守り、運転手らの交通違反に目を光らせた。 同署などは毎月定期的に通学路の街頭指導と取り締まりを強化している。宮原健一交通課長は「運転手は時間にゆとりを持って速度を落とすなど歩行者の保護意識を徹底してもらいたい。歩行者には横断歩道を渡る際にも自己防衛意識を持ってほしい」と求めた。
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交通機関狙った犯罪対応へ訓練 富士宮署、バス会社
京王線特急の乗客刺傷事件を受け、富士宮署は9日、富士急静岡バスと連携し、公共交通機関を狙った凶悪事件に備えた対応訓練を富士宮市内で行った。富士急静岡バス従業員を中心にグループ内のバス運転手や運行管理者、営業所長、警察官ら約50人が参加し、乗客避難や不審者への対応の流れを確認した。 訓練では、刃物を持った不審者がバスに向かってきた際に迅速にドアを閉めて乗り込ませないようにする対応のほか、不審者が刃物を隠してバスに乗り込み他の乗客を威嚇したり、バスにペットボトル内のガソリンをまいたりするなど、複数のパターンを想定した。乗客や周囲の通行人がやじ馬となって現場から離れない状況も織り込み、緊迫感のあ
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ごみ処理で市長に提言 富士宮市議会
富士宮市議会は10日、市一般廃棄物処理基本計画に基づくごみ処理に関する提言書を須藤秀忠市長に提出した。提言書は、環境厚生委員会(渡辺佳正委員長)が政策課題として取り組んできた。 提言書では、プラスチックごみ・生ごみ・紙オムツの分別収集再資源化の完全実施に向けた分別収集処理事業者との協議連携状況や市民への分別に関する周知取り組み状況、清掃センターに搬入されるごみの削減状況や焼却灰の外部処理委託状況-などについて、市一般廃棄物処理基本計画実績報告書で議会に報告することとした。このほか同計画においてさまざまな手法による市民啓発活動について具体的に示すことなどの提言をまとめた。 須藤市長は、小松
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キャン×スポ@あさぎり ポッドキャストでメンバーの思い発信
富士宮市の若手農業者や移住者らが朝霧高原地域の活性化に向けて立ち上げた新プロジェクト「キャン×スポ@あさぎり」で、広報担当チームが音声メディア「ポッドキャスト」を活用して、参加事業者のプロジェクトや自身の事業、農業に懸ける思いを発信する番組を制作している。 ポッドキャストはキャンプやE-BIKE中にスマートフォンで“ながら聞き”で楽しめるコンテンツとして着目した。広報チーム4人をパーソナリティーとし、参加事業者をゲストに招き、企画から録音編集まで自前でこなしている。 コンセプトは朝霧高原の食・体験・自然などの魅力をつなぎ合わせて届ける番組。このほど行わ
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プラ容器分別収集 2024年度から実施 富士宮市方針
富士宮市は9日の市議会11月定例会一般質問で、プラスチック容器包装の分別収集と再資源化を2024年度から実施する方針を示した。渡辺佳正氏(日本共産党議員団)への答弁。 プラスチック容器包装の分別収集と再資源化について現在策定中の次期一般廃棄物処理基本計画に明記していく予定。計画通りに進めることができれば、市民への周知開始を23年度4月ごろから1年かけて実施していく。分別収集の頻度は富士市と同様、週1回を想定し、現在使用している市指定ごみ袋を使ってもらう予定。 同日の一般質問は佐野孜(富岳会)、若林志津子(日本共産党議員団)、望月芳将(無会派)の各氏が登壇した。
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詐欺被害防止でコンビニなど3事業所に感謝状 富士宮署
富士宮署は特殊詐欺被害を未然に防いだとしてコンビニ店や金融機関の計3事業所6人に対し、署長感謝状を贈呈した。 感謝状を受けた功労者は、ローソン富士宮粟倉店の宮川紀子店長と店員野村紘聖さん、セブン-イレブン富士宮上井出店の杉田知成店長と望月正喜営業部長、スルガ銀行富士宮支店の高橋賢支店長と職員岡本裕美さん。9月から10月末までの間に、それぞれ、電子マネー購入や還付金相談で来店した高齢者らの行動を不審に思い、詳しく状況を確認し、警察に通報するなどして被害を未然に防いだ。同署で開いた贈呈式で佐野信浩署長が功労者に感謝状を手渡した。 同署によると市内でも還付金名目の特殊詐欺被害が増えているという
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土の大切さミュージカルで 清水区の山根さん家族ら「やまねーず」
子どもたちに科学の面白さを紹介するイベント「サイエンスワールド」(富士宮市教育委員会、市民文化会館主催)がこのほど同館で開かれた。県内団体がサイエンスショーを繰り広げ、参加した親子連れが科学の魅力を味わった。 静岡市清水区の家族が中心となって科学ミュージカルを展開した「やまねーず」は、土と生き物のすみかを題材にした舞台を披露した。サイエンスコミュニケーターの山根真智子さん(45)がシナリオを作り、夫の悠介さん(44)が楽曲を作詞作曲。舞台では息子の智莉君(12)がドラムを、悠介さんがギターを演奏し、真智子さんや娘の杏莉ちゃん(6)は友人の親子と共にダンスを披露するなど、家族全員で会場を盛り
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富士宮市「子ども安全の日」制定検討 市長議会答弁
富士宮市の須藤秀忠市長は8日の市議会11月定例会一般質問で、「子ども安全の日」の制定を検討する方針を示した。船山恵子氏(キセキ)への答弁。 船山氏は、11月9日に発生した宮城県登米市の保育施設で刃物を持った男が侵入した事件や、大阪府池田市で8人の児童が犠牲となった池田小事件の発生から20年になることなどを契機に、「子ども安全の日」を制定し、子どもの見守りにつなげる取り組みを提案。須藤市長は「政府が子ども庁設置を検討する中、子どもに優しい町をつくっていくには、特別な日を決めるのも一つの案。素晴らしい指摘でしっかり検討したい」と前向きに捉えた。市は制定に向け、近く調査や検討を始める方針。 同
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新井満さんしのび 「富士山」歌碑清掃 富士宮市が追悼
「千の風になって」の翻訳と作曲で知られる芥川賞作家の新井満(あらい・まん=本名みつる)さんが亡くなったことを受け、富士宮市の職員は7日、新井さんが作詞作曲した「富士山」の歌詞が刻まれた市中心部に位置する歌碑を清掃した。 「富士山」の楽曲がきっかけで、新井さんとの交流をつないできた富士宮市。2013年の市制70周年には富士山の世界文化遺産登録を盛り上げるシンボルとして、市中心部の神田川広場に歌碑が設置され、市民に親しまれている。歌碑は隣接する音響設備のボタンを押すと新井さんが歌う「富士山」が流れる仕組みになっている。 須藤秀忠市長は「『富士山』の歌はこれからも歌い継がれ、市民の心に温かいも
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タケノコ王カレー 収益の一部を寄贈 富士宮・風岡さん
バラエティー番組で“タケノコ王”として親しまれる富士宮市長貫の風岡直宏さん(48)がこのほど、自身らが開発した「タケノコ王カレー」の収益から10万円を日頃から交流のある福祉施設・市地域活動支援センターバンブーに届けた。 風岡さんが営む直売所をバンブーの利用者が訪れ、タケノコ商品やサイン入り色紙を買ってくれていたことから、「いつか恩返しをしよう」とカレーの開発当初から収益の寄付を目指していた。風岡さんは「人のために何かやろうという気持ちがこんなに力になるとは」と振り返る。カレーは6月の販売開始から現在までに1万食以上を売り上げた。バンブーを訪れた風岡さんは利用者が見守
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証明書交付手数料 キャッシュレスに 富士宮市が導入準備
富士宮市は7日の市議会11月定例会一般質問で、市民課と収納課における証明書交付手数料について2022年度中にスマホ決済やクレジットカードなどキャッシュレス決済を導入する準備を進めていると明らかにした。松永孝男氏(富岳会)への答弁。 市民体育館ではトレーニング室などの自動券売機が電子マネー対応になっているほか、市は今年4月から市税と水道料金についてバーコード付き納付書を利用したキャッシュレス決済を始めている。市担当部長は本年度策定予定の第6次情報化計画をDX推進計画として検討を進めていく方針を答弁で示した。 同日の一般質問には植松健一(至誠)、佐野和彦(富岳会)、深沢竜介(無会派)、辻村岳
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自転車にツーロックを 富士宮の高校生考案 啓発ポスター完成
富士宮市内5校の高校生でつくる自転車盗被害防止対策チーム「B・B・5作戦本部」のメンバーが考案した自転車盗被害防止の啓発ポスターがこのほど完成し、市民文化会館で贈呈式が行われた。 ポスターでは自転車のツーロックを呼び掛ける「盗難にキー2けて!(気を付けて)」とのキャッチコピーやイラストをメンバーで考案。同署管内職場防犯管理協会や富士宮防犯協会、富士宮地区職域防犯協会の協力を受けて300枚作った。 贈呈式では、同職場防犯管理協会の河原崎信幸会長が「富士宮市を美しい良い町にするんだと、心掛けてもらえたらありがたい」とポスターを手渡した。本部長の惟村健さん(星陵高)は「各学校や市民の皆さんの目
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リニア水問題、JR環境アセス不十分 静岡県議会で副知事
静岡県議会12月定例会は6日、自民改革会議の木内満氏(富士宮市)と、ふじのくに県民クラブの伴卓氏(富士市)が代表質問を行った。リニア中央新幹線工事に伴う大井川の水問題を巡り、難波喬司副知事はJR東海の環境影響評価(アセスメント)に関し「当初の評価が不十分だった」と指摘した上で、現在のJRの姿勢では流域の理解を得られないとする見解を明らかにした。伴氏への答弁。 JRは2011年に環境影響評価法に基づく手続きを始め、14年に評価書をまとめた。難波副知事は当時のJRの評価について「環境影響を回避、低減する努力を十分に行っていない」とする認識を示した。その根拠として、JRが評価書をまとめた後にな
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視覚障害の生活、盲導犬の仕事学ぶ 浜松・鴨江小
浜松市中区の鴨江小はこのほど、4年生が盲導犬や視覚障害者について学ぶ授業を開いた。同区のNPO法人「夢プロジェクト・浜松」が進める「盲導犬学校キャラバン」の一環。 日本盲導犬協会「富士ハーネス」(富士宮市)の戸井口和生さんらが講師を務め、盲導犬PR犬のハイジ(3)も来校した。児童約50人が視覚障害者の生活のほか、盲導犬の訓練についてハイジの実演を見て学んだ。 戸井口さんは、街中で盲導犬を見掛けた時は「犬が仕事に集中するために、食べ物をあげたり、目を見つめたりしないでほしい」と注意点を紹介した。その上で「盲導犬のユーザーが困っている様子だったら、犬ではなくユーザーに声を掛けて」と説明した。
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富士宮市 日体大4年朝日選手、集大成の快走【静岡県市町駅伝】
富士宮市は区間上位に食い込む選手もみられたが、他チームの壁が厚く、3大会連続で8位に終わった。佐野友信監督(57)は「浮き沈みはあったが、個々の力を発揮できた」と振り返る。 10区の朝日春瑠選手(22)は日本体育大4年。今回は学生陸上の集大成として臨み、想定通りのペース配分で区間3位につけた。「思い出のある大会で、練習の成果を発揮できた」と話す。 19回目の参加となる大久保明彦選手(42)は6区で念願の区間賞を狙ったが、惜しくも3位となった。「序盤からペースを上げていったが、後半伸びを欠いた」と話し、次回大会に向けて意欲を燃やした。
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富士宮の自然、食満喫 首都圏の女性に向け、キャンプPR
富士宮市はこのほど首都圏在住の20~30代女性をターゲットにしたキャンプのモニターツアーを市内で実施した。「美(び)トリート」をテーマに、富士宮ならではのキャンプ体験を首都圏に向けて発信し、若い女性の関係人口創出を目指す。 テーマは市が発信するシティーセールスコンセプト「美守(びまもり)」と日常から離れて心と体を癒やす「リトリート」を合わせたもの。田貫湖キャンプ場を拠点に2泊3日の行程で、美しい自然環境に囲まれながらゆったりと富士宮の人や食材など魅力とつながる体験を通じ、心と体を癒やすツアーを組み立てた。「キャンプだけで終わらない提案をしたかった」と市担当者は思いを込める。 首都圏などに
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災害時停電早期復旧へ連携 東電、中電と富士宮市協定
富士宮市はこのほど、東京電力パワーグリッド富士支社と中部電力パワーグリッド清水営業所で、災害時における停電の早期復旧に向けた連携などに関する協定を締結した。 協定では重要施設リストや避難所情報、停電発生状況や復旧見込み、道路陥没・水没・土砂崩落の道路情報などそれぞれが有する情報を提供するとした。停電復旧に係る応急措置や支障となる障害物除去、施設利用などについて、相互協力することも盛り込んだ。 市役所で開いた締結式で、富士支社の加藤誠支社長は「情報共有や予防伐採など相互連携を一層深め、地域の防災力を高めていきたい」と語り、清水営業所の山崎博光所長は「協力関係が明確になってより迅速な停電復旧
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子どもの読書活動 4校2団体を表彰 静岡県教委
静岡県教委は「『読書県しずおか』づくり」に取り組んだ本年度の優秀実践校と団体に、4校2団体を選出した。このほど県庁で表彰式を行った。 表彰を受けた4校は学校図書館を活用した授業や探究活動を支える図書室の展示、生徒が企画して書評を発表する「ビブリオバトル」などに取り組んだ。2団体は子どもや保護者への読み聞かせなどを通じ、読書の機会づくりに力を入れた。 代表者に表彰状を手渡した木苗直秀教育長は「今後も活動を継続し、県内の読書活動の機運を高めてほしい」と述べた。 表彰を受けた学校と団体は次の通り。 静岡市立番町小、富士宮市立井之頭中、県立三島北高、県立沼津特別支援学校、藤枝子どもと本をつな
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鎌倉時代前後の史跡散策地図制作 富士山観光交流ビューロー
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放送開始を前に、富士山観光交流ビューローはこのほど、ガイドマップ「歴史に出会う 富士地域歴史散策ガイドマップ」を制作した。ドラマの舞台である鎌倉幕府成立前後の史跡やゆかりの地計20カ所を紹介している。 ガイドマップはA4判。源平合戦の際に源頼朝がよろいを脱いで体を洗ったとされる鎧ケ淵親水公園(富士市原田)、巻き狩りにまつわる「陣馬の滝」(富士宮市猪之頭)「狩宿の下馬桜」(同市狩宿)など頼朝ゆかりの地を紹介。頼朝の家来・工藤祐経への仇(あだ)討ちを果たした曽我兄弟の墓のある曽我寺(富士市久沢)など、日本三大仇討ち「曽我兄弟の仇討ち」にまつわる場所も多数、地図上に
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富士市サテライトキャンパス誘致 高校生、企業多数が「必要」
富士市が新富士駅南地区を念頭に検討を始めた、首都圏大学などのサテライトキャンパスの誘致に向けたアンケートで、地元高校生の7割超が「必要」と回答、理工系高等教育機関を必要とする企業が約8割と高い期待が寄せられていることが分かった。23日に開かれた田子浦地区の勉強会で市企画課が示した。市は年度内に誘致対象を絞り、次年度以降、誘致に向けた動きを進める。 同市は内閣府が進める「サテライトキャンパス設置に向けたマッチングのための調査・支援事業」に採択され、本年度は情勢分析や、地域特性、課題の分析を進めている。 ことし8から9月に富士・富士宮市の高校1、2年生約1700人が回答したアンケートでは、サ
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酒気帯び運転で衝突事故 道交法違反の疑いで男逮捕 富士署
富士署は2日、道交法違反の疑いで富士宮市宮原、会社員の男(23)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午前5時ごろ、富士市石坂の市道交差点で乗用車を酒気帯び運転し、山梨県南部町の男性会社員(57)の乗用車に衝突する事故を起こした疑い。同署によると、けが人はいない。
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富士宮市チーム壮行会「1秒でも早く」決意【静岡県市町駅伝】
静岡市で4日開催の県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の富士宮市チームは30日夜、市役所で結団式・壮行会に臨んだ。選手や役員らが大会に向けた決意を語った。 同市チームは前回大会で市の部8位(2時間17分)。須藤秀忠市長は「郷土の誇りを1本のタスキに思いを込めて走っていただき、昨年以上の結果を残してくれることを大いに期待」と激励した。渡辺徳一団長は「気持ちよく記録に挑戦できるようにサポートしていきたい」と述べた。須藤市長が渡辺団長に団旗を引き継いだ。 出席した選手らは「力を出し切って笑顔でゴールしたい」「昨年より1秒でも早く走れるように頑張る」などと意気込みを語った
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古民家再生 区民館「滝の家」完成 富士宮・猪之頭区
富士宮市猪之頭区(佐野順一区長)はこのほど、地域の観光名所「陣馬の滝」に隣接する古民家を改修し、第2区民館「滝の家」として完成させた。現地で開いた落成式で地元関係者が「憩いの場」として、地域活性化の拠点に期待を込めた。 より充実したコミュニティー施設の確保を目的に、猪之頭区は市から一部補助を受けて昨年1月に古民家を購入した。区議会でプロジェクトチームを立ち上げ、住民ボランティアや上井出財産区、地元建設業者、市の協力を得て改修を進めた。 改修工事では和室や廊下など内部構造の解体・撤去を行い、土間のコミュニティー室、畳を敷いた憩いの間、広々とした調理室などに整備。玄関横には地元石材店が寄贈
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わいせつ 元富士宮市議に3年6月求刑 静岡地裁沼津支部公判
女児にわいせつな行為をしたなどとして、静岡県迷惑防止条例違反と強制わいせつ、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪に問われた元富士宮市議の無職男(41)=同市万野原新田=の論告求刑公判が1日、静岡地裁沼津支部(前沢久美子裁判官)で開かれた。検察側は懲役3年6月を求刑した。 検察側は論告で、「市議という信頼された立場を悪用し、性的欲求を満たした卑劣で悪質な犯行」と指摘。「被害児童に与えた精神、肉体的苦痛や今後の成長における悪影響は甚大」と非難した。 弁護側は「職や家族など培ってきた全てを失った。内省を深めている」と執行猶予付きの判決を求めた。最終意見陳述で被告は「身勝手で愚かな行為により、支え
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静岡人インタビュー「この人」 小松快造さん 富士宮市議会の新議長に就任
わいせつ事件や議長選に絡んだ贈賄申し込み事件で計3人の現職市議が摘発された富士宮市議会。事件後議長不在時は副議長として先頭に立った。補選で新たな5人を迎え、市議会の再スタートを目指す。67歳。 -事件を振り返って。 「一つは議長の椅子に固執しすぎたことで起きた事件。いずれも資質の問題。副議長だった身として結末を付けるのは自分しかいないと、手を上げた。最終的には市民の皆さんに納得してもらえるところまで持っていきたい。区長会と落としどころを探っていく」 -政治倫理条例では。 「個人の資質を問える内容にしたい。やるべきことやってはいけないことを整理する。新人議員にも入ってもらい、外から見た
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土器や弓矢作り体験 富士宮・大鹿窪遺跡で「縄文まつり」
縄文時代をテーマにした「柚野の里縄文まつり」(富士山まつり推進委員会、芝川日和実行委員会主催)が27日、富士宮市の国指定史跡・大鹿窪遺跡で開かれた。動物の毛皮をまとった“縄文人”の登場や縄文時代にちなんだ体験ブースを展開し、約1万3千年前の歴史文化を紹介した。 土器作り体験ブースでは、参加した子どもたちが市内の陶芸家今野登志夫さんらの指導を受けながら、取っ手を付けたり、模様を描いたりして自由な発想でオリジナル作品を仕上げた。会場を盛り上げた“縄文人”はマスクまで鹿の毛皮をまとい、こん棒を片手に写真撮影に応じた。 弓矢や鹿皮アクセサリー作りな
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富士宮JC50周年祝う 中期ビジョンも発表
一般社団法人富士宮青年会議所(JC)はこのほど、創立50周年記念式典を富士宮市民文化会館で開催した。同JCのシニアクラブ会員や現役メンバーらが出席し、節目を祝って、100周年に向けた決意を新たにした。 第50代の前島靖勲理事長はシニアクラブや関係団体への感謝を述べ「誰のために何のためにやるのか一つ一つのことに目的を持って、まい進してきた。中期ビジョンを基軸とし今後5年、10年、100周年を目指しメンバー一同頑張っていく」とあいさつ。歴代理事長紹介や50年の歩みを振り返り、中期ビジョンも発表した。 同JCは近年の甚大化する災害を踏まえて市社会福祉協議会との災害応援協定を再締結した。事前収録
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富士宮・浅間大社に酒を奉納 メキキの会、新嘗祭で
一般社団法人メキキの会(東京都)はこのほど、新嘗祭(にいなめさい)に合わせて製造した酒「新嘗」などを富士宮市の富士山本宮浅間大社に奉納した。 メキキの会が取り組む新嘗祭再興プロジェクトの一環。英君酒造(静岡市清水区)の協力を得て五穀豊穣(ほうじょう)に感謝する新嘗祭に間に合うよう仕込んだ。和歌山県で新月の日に種をまき、満月に収穫した「新月米」を使った。メキキの会の山崎宏平理事ら県内会員4人が浅間大社に訪れ、神事に臨んだ。山崎理事は「実りに感謝する習慣を多くの人に思い出してもらえたら」と語った。
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富岳館、韮山高 最優秀に 「静岡魅力探究」プレゼン
静岡銀行とNPO法人しずおか共育ネットはこのほど、県内の高校生を対象にした地域人材育成事業「静岡魅力探究プログラム『アオハルし放題』」の最終コンテストを静岡市清水区で開いた。最優秀賞は富岳館高(富士宮市)と韮山高(伊豆の国市)が選ばれた。 「静岡ファンを増やすまちづくり企画」と「静岡茶・静岡抹茶とスイーツの商品開発」のそれぞれのテーマ部門に予選を突破した3校が参加し、オンラインでプレゼンした。同行行員や県教委の職員が審査した。 富岳館高は「まちづくり」の地域活性策として、高校生による図書館創設を考案。韮山高は「商品開発」で、地元ゆかりの八重姫にヒントを得た地産地消のエシカルスイーツを提案
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母親目線で情報発信 富士宮で養成講座 第6期生デビュー目指す
富士宮市公認の母親ライターが母親目線で情報発信を展開するハハラッチ事業で、新たに第6期の候補生7人がライターデビューを目指して技術習得に励んでいる。市役所でこのほど開かれた養成講座は候補生が市職員や地元の新聞記者らとグループワークに臨んだ。 グループワークは市民や行政、記者それぞれの目線を生かし、富士宮の新たなツアーの模擬企画を検討した。グループごとにターゲットやコンセプト、行程、キャッチフレーズの意見を出し合って模造紙にまとめた。各グループからは「あえて富士山を巡らない穴場ツアー」「都会の生活に疲れた人に…癒やしツアー」などユニークな企画が発表された。 ハハラッチ事業リー
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県警特別感謝状を報告 警察官友の会富士宮支部の横関さん
警察官友の会富士宮支部の横関陽好相談役はこのほど、富士宮署を訪れ、佐野信浩署長に県警本部長特別感謝状の受章を報告した。 横関さんは1992年に同会富士宮支部に加盟。副支部長を歴任した。特別感謝状は長年にわたり積極的に警察活動を支え、会の運営にも貢献をしたとして受けた。横関さんは出迎えた佐野署長ら署幹部に特別感謝状を示し「思ってもみなかったこと。ありがたい」と喜びを語った。富士宮支部には約50人の会員が加盟している。
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富士宮市議会 倫理条例案6月提出へ 議長「ようやく一歩」
富士宮市議会が政治倫理条例制定を目指す特別委員会を設置したことを受け、小松快造議長は25日の本会議終了後、報道陣の取材に、来年の6月定例会への条例案提出を目指す考えを示した。 市議会は同日、市議の相次ぐ不祥事に伴い10月に実施された市議補選で当選した議員5人を迎えて初の定例会を開会し、特別委の設置案を可決した。小松議長は「ようやく一歩を踏み出した」と捉えた。 特別委は新市議3人を含む各会派の代表計8人で構成する。市議会の政治倫理条例制定に向け、調査・検討を行う。条例案については「基本的には理念条例になると思う。新しい議員を含めて今後の議会が、どうあるべきか練ってもらいたい」と考えを口にし
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富岳館高 朝市でストラ~イク! 野球部参加で新企画 富士宮
富士宮市の富岳館高環境科学研究部が主催している定期朝市「岳市楽座」がこのほど同校敷地内で開かれた。野球部によるストラックアウトなどの新企画も導入し、地元の家族連れでにぎわった。 ストラックアウトは野球部員約20人で2つのブースを運営し、訪れた家族連れや子どもたちを盛り上げた。的に当てた数に応じて景品を配った。野球部は来月の岳市楽座にも参加予定で、次回はグラウンドで野球教室を開く計画を進めている。 運営を担う環境科学研究部は地元の事業者らから仕入れた有機野菜やニジマス商品、ヨーグルトなどを販売した。このほか幅広い部活や系列が参加し、文化祭で販売する学校伝統の手作りみそや農場で育てている花、
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縄文人の価値観 アートで表現 富士宮の三澤寺で28日まで開催
富士宮市大鹿窪の三澤寺で、28日まで「富士山のふもとのアートなおまつり 縄文DNA野外展」(同展おたすけ隊主催、市共催)が開催されている。約1万3千年前の大鹿窪遺跡近くに位置する三澤寺境内の自然に溶け込むように、地元作家ら46人が“縄文DNA”をテーマに制作した力作が並んでいる。 同展は日本人のルーツとされる縄文人の価値観や感性を自分の中から見つけ出し、作家それぞれの手法で表現しようと試みた企画。本堂周辺や参道など約3万平方メートルの敷地内に陶器や折り紙、木工、絵画、インスタレーションなど幅広いジャンルの計45点が点在。木陰にたたずむ折り紙の土偶や人毛で作ったキノコ
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倫理条例制定へ特別委設置 不祥事相次ぐ富士宮市議会が定例会
富士宮市議会は25日、市議の相次ぐ不祥事に伴い10月に実施された市議補選で当選した議員5人を迎え、初の定例会を開会した。市議会の政治倫理条例制定を目指す特別委員会設置案を原案通り可決し、設置した。 同市議会は信頼回復に向け、倫理条例の制定に向けた調査や検討を行う特別委の設置方針を決めていた。委員は新市議3人を含む各会派の代表計8人で構成し、議会閉会中も終了まで調査継続を可能とした。 設置案の可決後には特別委の初会合を開き、正副委員長を決めた。
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元富士宮市議会議長に懲役1年求刑 贈賄申し込み 静岡地裁初公判
2019年の富士宮市議会議長選を巡る贈賄申し込み事件で、ともに贈賄申し込みの罪に問われた元市議会議長(79)=同市小泉=と元市議(49)=同市淀平町=の初公判が24日、静岡地裁(国井恒志裁判長)で開かれ、2人は起訴内容を認めた。検察側は元議長に懲役1年、元市議に同10月を求刑し、即日結審した。判決は12月23日。 議長選当時の議員数は21人で、両被告は2人会派を組んでいた。検察側は冒頭陳述で、元市議らが一騎打ちとなった議長選を前に票読みしたところ「当選には、少なくともあと2票を得票する必要があった」と背景を指摘。同僚だった男(41)=強制わいせつなどの罪で公判中、辞職=が所属する2人会派の
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富士・富士宮の人権作品コンテスト 入賞者決定
富士人権擁護委員協議会(牧野哲会長)はこのほど、富士、富士宮両市の小中学生から募った人権作品コンテストの入賞者を発表した。小学生の人権書道は富士中央小6年の山本紗椰さん、中学生の人権ポスターは富士宮一中3年の杉山桃子さんがそれぞれ最優秀賞に輝いた。 書道は3365点、ポスターは154点、中学生人権作文は687点の応募があった。 富士宮市役所1階で11月29日~12月7日、富士市立中央図書館分館市民ギャラリーで3~5日に展示会を開く。 最優秀賞以外の主な入賞者は次の通り。 【書道】富士ニュース社賞 鬼丸友萌(岩松3)▽岳南朝日新聞社賞 大島妃代(富丘4)▽優秀賞 久保田圭(岩松4)久保
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縁起物の準備大詰め 富士宮の浅間大社、12月1日から授与開始
新年に向けて富士宮市宮町の富士山本宮浅間大社で、破魔矢や大鏑矢(おおかぶらや)など縁起物の準備が大詰めを迎えている。感染防止対策として年末年始の混雑を避けるため、例年より早く12月1日に授与を始める。 23日、浅間大社参集所では4人の巫女(みこ)が約1・3メートルの大鏑矢の調整作業を進めた。短冊や鈴などが付いた矢に、来年の干支(えと)の寅(とら)や富士山、宝船が描かれた絵馬を手際よく結びつけた。今年は大鏑矢や破魔矢、幸矢、熊手、宝船などの縁起物を計約1万5千体用意する。巫女の関谷奈津子さん(21)は「感染収束や皆さまが新年を健やかに過ごせますように」と願いを込め、丁寧に作業を進めた。
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剣武や詩吟、琴演奏 井出館で秋の祭典 富士宮
富士宮市狩宿の井出館でこのほど、神刀流居合道など伝統文化を披露する「狩宿井出家 秋の祭典」が開かれた。同市指定文化財の井出家高麗門前を会場に剣武や詩吟、琴の演奏を繰り広げた。 秋の祭典は井出館で開かれた菊花展に合わせた企画。神刀流雷神館、神尚館、神風館のほか、生田流宮城社富士二水会、岳心流富士宮愛吟国風会の5団体が登場した。東西南北にわらを置いて刀で清める「四方浄め」や、刀や扇子を持って詩吟に合わせて舞う「剣武」を力強く見せた。終盤には、琴の演奏や詩吟の歌声に合わせて剣武を舞う3流派によるコラボも行い、会場を湧かせた。神風館の土屋正直館長は「伝統文化を継承する身として由緒ある場所でコラボが
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新静岡セノバでコスメマルシェ 27、28日
静岡県産業振興財団は27、28の両日、静岡県内産の化粧品をPRするイベント「しずおかコスメマルシェ」を静岡市葵区の新静岡セノバ1階自由通路で開く。 出店するのは旭紙工所(富士宮市)、コーヨー化成(静岡市清水区)、GOLDBLUE(ゴールドブルー、静岡市葵区)、CITE(シテ、三島市)、メイルコーポレーション(伊東市)、藤枝市に工場があるシーク(東京)の6社。化粧水やハンドクリームなどの自社製品を販売する。
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富士市の新事業用地に6社 富士山フロント工業団地
富士市は22日、静岡県企業局と市が開発を進める富士山フロント工業団地(第2期)=6区画、約5・8ヘクタール=に県内外6企業の進出が決まったと市議会環境経済委員会協議会に報告した。11月中に基本協定を結び、2022年度内に引き渡す予定。 進出企業は、県外が4社で、エマナック(金属製品製造・加工業、大阪府守口市)、埼玉プレス鍛造(自動車部品製造、埼玉県川口市)、ミントハウス(食品製造、埼玉県八潮市)、高岡食品工業(同、兵庫県尼崎市)。特に、高岡食品工業は主力のチョコレート製造を予定し、工場見学や製造体験、直販なども検討するという。 県内は、コーチョー(ペットケア用品製造業、富士市)、太洋紙業
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焼津の東名事故 車と路線バス衝突
22日午後5時ごろ、焼津市八楠の東名高速道上りで富士宮市の男性(19)の乗用車と、しずてつジャストラインの路線バスが衝突した。けが人はいなかった。県警高速隊によると、バスの乗客は19人で、静岡空港から新静岡方面に向かっていた。追い越し車線を走行中、進路変更しようとした乗用車とぶつかったという。同隊が原因を調べている。
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持続可能な地域づくり学ぶ 井之頭小 富士宮市議会議長講話
富士宮市立井之頭小でこのほど、市議会の小松快造議長を招いた講話が行われた。「猪之頭地区の未来」と題して持続可能な地域づくりについて語った。小学4年生が取り組む総合学習の一環。 小松議長は「これからこの地域でどういう生活、どういう人生を送るのかを考えていくことが重要」と指摘。水力発電について解説した後、猪之頭区が地域内に設置検討を進めている水車について紹介した。「猪之頭には素晴らしいものがたくさんある。地域の良さを再認識して、守ってもらいたい。それが地域の将来の発展につながる」と伝えた。冒頭には児童が猪之頭の豊かな水をテーマにした発表も行った。
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紅葉の富士宮・白糸ノ滝 ライトアップ 好天日は富士山との共演も
富士宮市の世界遺産富士山構成資産・白糸ノ滝で20日夜、ライトアップが始まった。紅葉に包まれた白糸ノ滝周辺が闇夜に浮かび上がり、幻想的な雰囲気を演出している。 白糸ノ滝の土産物店や飲食店で組織する「白糸の滝観光組合」が主催した。滝つぼや岸壁、滝見橋などを柔らかな光で照らした。好天日は展望台から富士山との共演も楽しむことができる。ライトアップ期間中は各店舗で夜間営業を実施。初日から地元の家族連れなどでにぎわった。紅葉の見頃は12月初旬ごろまで続く見通し。ライトアップは23日まで。点灯は午後5~8時。
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小学生ソフト頂点争う SBSマイホームセンター杯 富士宮で決勝大会
第30回SBSマイホームセンター杯県小学生ソフトボール大会(静岡新聞社・静岡放送主催、富士宮市ソフトボール協会共催)の決勝大会が20日、同市の山宮スポーツ公園で開幕した。21日まで。 予選を勝ち抜いた24チームが決勝大会に進み、トーナメント方式で熱戦を繰り広げる。初日は2回戦までの計16試合、21日に準々決勝以上を行う。 大会は新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催。地区予選は男女合わせて54チーム約千人が参加した。決勝大会では試合開始前に始球式を行った。
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富士宮市「みや恋」参加者募集 27日と12月11日
富士宮市は27日と12月11日に、市内で開催するアウトドア恋活イベント「みや恋」の参加者を募集している。応募締め切りは27日分が24日、12月11日分が同3日。 みや恋では電動アシスト付き自転車E-BIKEで市内観光地を巡るほか、バーべキューやマッチングイベントなどを通じて親睦を深める。対象は20~45歳の独身男女で、男性は富士・富士宮市在住、女性は県内在住。E-BIKEに身長制限があり、身長154センチ以上がイベントの参加条件。定員は男女各8人。参加費は男性7500円、女性5500円。申し込みは市ホームページから電子申請で受け付ける。
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富士宮で27日開催 縄文まつりをPR 市長に実行委
富士宮市の大鹿窪遺跡で27日に開催予定の「柚野の里縄文まつり」実行委員会がこのほど、市役所を訪れ、須藤秀忠市長に今年のまつり開催を報告した。 国指定史跡の大鹿窪遺跡は約1万3千年前の定住集落跡。縄文時代をテーマにした同まつりでは土器・石器作りや火おこし、弓矢体験、鹿皮アクセサリー作りの体験ブースを設ける。会場では「名物おばちゃんの富士宮やきそば」や野菜、もつ煮込みなどを販売する地元事業者らも出店予定。開催時間は午前10時~午後3時。市役所を訪れた上柚野区長の稲葉英二実行委員長は「縄文まつりが地域の結束が深まる場になれば」と願いを込めた。 柚野地域では、同時期の23~28日に大鹿窪遺跡近く
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エコネコル 熱海土石流支援金100万円 富士宮
産業廃棄物のリサイクルなどを手掛ける富士宮市のエコネコルは19日までに、熱海市伊豆山の大規模土石流の支援金100万円を同市に寄付した。佐野文勝社長ら役員が市役所を訪れ、斉藤栄市長に目録を手渡した。
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子育て支援 広く展開 母力向上委員会、知事褒賞を報告 富士宮
静岡県男女共同参画社会づくり活動に関する知事褒賞(チャレンジの部)に輝いたNPO法人母力向上委員会(富士宮市野中)のメンバーがこのほど、市役所を訪れ、須藤秀忠市長に受賞を報告し、さらなる活動に意欲を示した。 法人はこれまで子連れで訪れやすい店舗を市と認定する「ふじのみやベビーステーション」事業のほか、地域限定オンラインコミュニティーサービス「エフコモ」や女性の創業支援事業など、幅広い活動を展開している。 ベビーステーション事業は現在、市内97%のコンビニを認定。同事業を市外や県外にも広げる準備を進めているほか、子育て世帯を応援するサポーターの養成講座の企画を進めている。塩川祐子代表は「パ
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さい銭箱、ひっくり返し現金盗んだ疑い 富士宮署、男を逮捕
富士宮署は17日、建造物侵入と窃盗の疑いで静岡市清水区宍原、契約社員の男(39)=建造物侵入未遂容疑で逮捕済み=を再逮捕した。再逮捕容疑は10月下旬、富士宮市内の神社に侵入し、さい銭約千円を盗んだ疑い。同署によると社殿内のさい銭箱をひっくり返して盗んだとみられる。
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ピアノ演奏会 園児飛び入り 小山、手拍子や歌
小山町の足柄駅前交流センターで17日、ピアノの演奏会が開かれた。散歩途中に立ち寄った「菜の花こども園」の年長児らが美しい音色に聞き入り、昼下がりの穏やかなひとときを過ごした。 同町出身のピアニスト池谷奈緒美さん(35)=富士宮市=が、芸術イベント「おやまアートビレッジ」の一環で設置されているアップライトピアノを弾いた。 テレビ番組やアニメでなじみの曲が流れると、子どもたちは「知ってる」と大喜び。手拍子をしたり、口ずさんだりした。最後に披露された「にじ」は、こども園の発表会で歌う曲。演奏に合わせて元気な歌声を響かせた。
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砂防事業促進など富士宮市長が要望 国交政務官に
富士宮市の須藤秀忠市長は17日、国土交通省に加藤鮎子政務官を訪ね、富士山麓の直轄砂防事業と国道469号(富士南麓道路)整備の促進に向けた2022年度予算の確保などを要望した。 災害の未然防止のため、富士山南西の渓流での砂防ダム、遊砂地といった施設の整備強化を重点的に訴えた。富士山噴火に備えた防災対策の推進、富士砂防事務所の人員体制拡充の必要性も伝えた。 国道469号に関しては、狭い道幅が続く桜峠区間のトンネル化実現に向けた国の後押しのほか、同市と山梨県南部町を結ぶ「富士宮富沢連絡道路」の調査も求めた。 須藤市長は面会後の取材に「いずれも住民の命と暮らしを守る重要な事業」と述べた。加藤氏
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富士宮市 ワクチン3回目 ファイザー中心にモデルナも接種へ
新型コロナウイルスワクチンの3回目の追加接種に向け、富士宮市は16日の定例記者会見で、市民体育館に大規模な集団接種会場を置き、ファイザー製を中心に、モデルナ製も接種できる環境を整えていく考えを示した。 職域接種で受けた人にも市から接種券を送付する。接種券にはファイザー製かモデルナ製かによって予診票の色を変えて同封する。集団接種会場ではワクチンの種類によって接種日を分けるなどの対応を検討している。 集団接種会場では1日千回、1週間当たり最大5千回の接種を見込む。医療従事者ら(約3500人)には3回目の接種券を12月から発送し、1月に接種を開始する。その他の対象者(約10万人)の接種時期は2