松崎町の記事一覧
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石部棚田の小屋 住民の修繕支援 松崎町長答弁
松崎町の深沢準弥町長は5日開会した町議会12月定例会の一般質問で、経年劣化が進んでいる石部棚田のかやぶきの小屋について、地域住民主体の団体で進める修繕作業を支援していると明らかにした。藤井要氏への答弁。 石部棚田は駿河湾を一望できる眺望とかやぶきの小屋2軒が建つ農村景観が魅力の景勝地。町によると、2000年ごろ建てられ、約5年前から損傷が激しくなった。町は住民団体に資金確保のための支援などを行っている。小屋の一つの修繕は24年3月までの完了を目指すという。
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特殊詐欺を想定 合同緊急配備訓練 伊豆中央署と下田署
伊豆中央署と下田署はこのほど、特殊詐欺事件を想定した合同緊急配備訓練を行った。松崎町内で事件が発生し、容疑者が伊豆の国市へ逃走する想定で、県警本部の通信や発生時の両署員の連携を確認した。 容疑者2人が松崎町在住の高齢男性をだまし、現金300万円を受け取り乗用車で逃げたと仮定した。下田、伊豆中央の両署員や、本部の機動捜査隊、航空隊など約25人が、車両約10台、ヘリ1機を用いて臨んだ。連絡を取りながら、空と地上から追尾し、伊豆の国市の道の駅「伊豆のへそ」で容疑者役を取り押さえた。
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松崎の先生 大集合! 小中高など 自然や産業、学び共有
松崎町教育委員会はこのほど、町内の幼保園と小中高、特別支援学校の教職員らが交流する「先生大集合」の本年度の活動発表会を同町桜田の松崎高で行った。約40人が町内の産業や自然に親しんだ体験を共有し、親睦を深めた。 教職員らは7月に8グループに分かれて町内で農業や木工、ウオーキングなどを体験した。発表会ではグループごとに行った稲作や木工職人の作業に励んだ活動を振り返った上で、紹介し合った。 先生大集合は教育体制の拡充を目指して本年度に始まった取り組みで、「知り合う」をテーマに活動した。来年度は新たなテーマを設けて実施する。
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記者コラム「清流」 移住の決め手
松崎支局に異動してから「移住者」という言葉を聞く機会が増えた。別の地域ではあまり耳にしなかったので気になった。観光客は多いが、住民の流動が緩やかで多くは昔からの顔なじみ。そんな地域柄が表れているフレーズだと思う。 移住者と話すと、住民の人柄に引かれて選んだという人も多い。先日、松崎町の飲食店でランチを食べ終わると、サービスでデザートを提供してくれた。「試しに作っただけだからお代はいらないよ」と店主の男性。ちょっとしたことかもしれないがうれしかった。 過疎地において移住促進は人口減対策の一つだろう。幸い、伊豆は観光地という強みがあり、旅行が訪れるきっかけになる。移住先に選ばれるには滞在期間
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松崎町 悔しさバネに念願の初出場 小嶋選手、区間4位【市町対抗駅伝】
念願の初出場で区間4位に輝いた松崎町の9区小嶋悠太選手(12)=松崎小6年=は、安定した走りでチームに貢献した。 2021年、22年と練習会に参加したが、登録選手に選ばれなかった。その悔しさを胸に毎朝4キロ走り、出場をつかんだ。「レース前は緊張したが、楽しかった」と振り返った。 松崎小の同級生でライバルの2区福本遼真選手(12)や、3区飯野心結選手(11)が小嶋選手をたたえた。飯野選手は「前から頑張っていたことを知ってるので、小嶋選手が選ばれてうれしかった」と喜んだ。
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「貢献する走り」松崎町チーム壮行会【市町対抗駅伝】
松崎町は1日、町役場前で壮行会を開いた。出場選手一人一人が「チームに貢献する走りを見せる」「区間賞を狙いたい」などと意気込みを語り、集まった町職員や保護者らの声援を受けて静岡市に出発した。 木村仁副町長から団旗を手渡された土屋武彦監督は「選手が集まらず、一時は出場の辞退も考えたが、メンバーも集まり良い状態に仕上がった。特に小学生区間は上位を狙える」と応援を呼びかけた。
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景色楽しんで 松崎町内をてくてく「富士山ビューウオーク」
富士山や紅葉などの景色を楽しみながら歩く「富士山ビューウオーク」(松崎ポートクラブ主催)が、松崎町で開かれた。町内外の子どもからお年寄りまで約50人が山道や海岸沿いを巡り、気持ちの良い汗を流した。 松崎港を出発した参加者は、透明度の高い海が美しい岩地海岸や眼下に駿河湾を望む石部棚田を経由し、ゴールの雲見海岸を目指した。到着後には駿河湾越しに富士山を眺めながら、提供されたみそ汁や干物を味わって疲れを癒やした。
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静岡人インタビュー「この人」 空き店舗を活用して住民の交流拠点づくりを進める 藤井天汰郎さん(西伊豆町)
松崎町の空き店舗を活用し、地域の住民が集まる交流拠点づくりを行っている。取り組みを進める松崎高の生徒と静岡大の学生のまとめ役を務め、住民主体で運営できる仕組みの整備を目指している。松崎高3年。西伊豆町出身。18歳。 -活動のきっかけは。 「松崎町の住民や静大生がまちづくりに取り組む『2030松崎プロジェクト』への参加がきっかけで、自ら活動して地域の役に立ちたいと思うようになった。地域にはさまざまな課題がある。解決するには意見を述べるだけでなく、行動に移し、実現する力が必要だと感じた」 -取り組みについて。 「人口減少で増えている空き家を資源ととらえ、地域の活性化につなげる狙いがある。
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自然薯の出来栄え競う 松崎で品評会 稲葉さん最高賞
松崎町農業振興会自然薯(じねんじょ)部会(鈴木公康会長)は29日、第13回自然薯品評会を同町江奈のJAふじ伊豆松崎支店で開いた。町内外の農家22軒から出品された31品の中から、同町岩科南側の稲葉律子さん(72)が3度目となる最高賞の金賞に選ばれた。 品評会は自然薯の栽培技術向上のために毎年開催している。生産者は700グラム~1.2キロの自然薯を2本ずつ出品した。県賀茂農林事務所やJAの職員ら4人が審査員を務め、形や風味、粘り気を確かめた。審査員らによると、今年は雨量が少なく栽培が難しい天候の中でも、出来の良い品に仕上がっていたという。 そのほかの入賞者は次の通り。 銀賞 土屋正文(明伏)佐藤
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一般質問は5日 松崎町議会
松崎町議会は28日、議会運営委員会を開き、12月定例会の会期を決めた。決定した主な日程と事項は次の通り。 会期 5~7日◇一般質問 5日 5人◇当局提出議案 一般会計補正予算案など25件
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功労者ら表彰 静岡県薬物対策推進本部
静岡県薬物乱用対策推進本部はこのほど、本年度の県薬物乱用防止県民大会を静岡市駿河区のグランシップで開いた。功労者らの表彰や薬物依存研究の専門家による講演などを行った。 薬物乱用防止指導員やボランティアら約350人が参加した。薬物乱用防止功労者と中高生対象のポスター・標語コンテストの入賞者を表彰したほか、湘南医療大薬学部の船田正彦教授が「大麻乱用問題の現状とこれから」と題して講演した。 表彰を受けたのは次の通り。 【厚生労働省医薬局長感謝状】渡辺昌平(松崎町)大村和枝(静岡市)【県知事褒状】神成拓磨(小山町)高橋美敬(御殿場市)石川元之(静岡市)原川久(同)藤田忠男(同)米沢国雄(島田市
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2議案を可決 松崎町議会臨時会
松崎町議会は27日、臨時会を開き、町職員の給与に関する条例の一部改正案と町特別職の給料等に関する条例の一部改正案2議案を原案通り可決した。 町職員の給与については、人事院勧告による措置で引き上げる。若手職員に重点配分し、大卒の初任給を19万6200円(1万1千円増)とする。期末手当と勤勉手当は、0・1月分増の4・5月となる。 深沢準弥町長、木村仁副町長、平馬誠二教育長の3人の期末手当についても、職員の引き上げに合わせて0・1月分増の4・15月とする。町によると、同町の特別職の給料は引き上げ後も県内の他自治体と比べて低水準という。
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松崎の風景画 カレンダーに 町観光協会が製作
松崎町観光協会はこのほど、2024年版の町スケッチカレンダー3千部を製作した。町内の風景を描いた絵を審査する「第21回伊豆松崎スケッチコンクール」に応募があった51点から季節感のある6点を掲載し、美しい自然や街並みを紹介している。 同コンクール最高賞のスケッチ大賞に輝いた那賀川沿いの桜並木を描いた作品を表紙に採用し、波に削られてできたトンネル「千貫門」越しの夕日や、なまこ壁が特徴的な建物を表したスケッチを楽しめる。各月に町内で開催される主な行事も載せた。 1部350円(税込み)。同協会の窓口で販売する。問い合わせは同協会<電0558(42)0745>へ。
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松崎高生の絵画 福祉施設で見て 「十字の園」、展示開始
松崎町江奈の介護老人福祉施設「松崎十字の園」はこのほど、施設内のホールや廊下を活用して同町の松崎高美術部の生徒らが描いた絵画作品の展示を始めた。町内の風景画を中心に18点が並び、施設利用者らが楽しんでいる。 住民らが気軽に施設を訪れ、芸術に親しんでもらおうと、松崎高とともに「ギャラリー十字の園」と題して初企画した。伊那下神社や雲見海岸から見た富士山などを描いた作品を紹介している。同校によると、作品は3カ月をめどに定期的に入れ替える予定。 部長を務める2年の外岡樹奈さん(17)は「これまで地域の人に見てもらう機会は少なかったので、作品づくりにより一層力を入れたい」と話した。鑑賞は平日午前10時
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松崎町政 発展貢献 功労者3人を表彰
松崎町はこのほど、同町宮内の町環境改善センターで2023年度の功労者表彰式を行った。長年にわたって町政の発展などに貢献した3人=写真=に、深沢準弥町長が表彰状を手渡した。 地方自治の振興に尽力した元町議の土屋清武さん(82)=雲見=と犯罪予防や自立更生支援に努めた保護司の土屋公光さん(72)=同=の2人に有功章、児童生徒の登校時の見守りに励んだ山下直之さん(86)=江奈=に善行章を贈った。
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帯広からジャガイモ届く 松崎の園児ら 触り心地確かめ
松崎町の職員が20日、姉妹都市の北海道帯広市から同町に届いたジャガイモ約20キロを同町峰輪の聖和保育園に贈った。子どもたちはジャガイモを手に取って、重さや触り心地を確かめた。 北海道・十勝平野の開拓に貢献した依田勉三が同町出身である縁で、両市町は1978年に姉妹都市提携を締結し、特産品を贈り合っている。今年は北あかりとメークインの2種約200キロが同町に届いた。 今後、同園や町内の幼稚園、小中学校の給食のメニューとして提供される。
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松崎町民が交流都市富士宮を堪能
松崎町商工会は、富士宮市を巡るバスツアーを実施した。両市町の「ヒメの里交流都市」提携の締結記念企画で、同町の65人が富士宮市内の名所を堪能した。 ツアー一行は松崎からバスで3時間ほどかけて富士宮に入り、世界遺産富士山の構成資産・富士山本宮浅間大社や白糸ノ滝を回った。 浅間大社では地元の市観光ボランティアガイドの会から説明を受け、祭神のコノハナサクヤヒメなどに理解を深めた。
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静岡ガス杯学童軟式野球大会 松崎スポ少 初の県制覇
松崎町の松崎野球スポーツ少年団が、このほど浜松市天竜区で行われた「第18回静岡ガス杯スーパージュニア学童軟式野球大会」で初優勝した。小学1~4年の児童の県大会で、同少年団は下田支部と伊豆ブロックを勝ち抜いて出場した。同少年団の県制覇は初めて。 県内の16チームが熱戦を繰り広げた。同少年団は決勝で、浜松ドリームアローズスポーツ少年団と対戦した。1-1で迎えた二回、2連続の押し出しで勝ち越し、山下廉君(仁科小4年)が満塁本塁打を放って7-1。その後はエースの渡辺樹君(松崎小4年)が追加点を与えず、勝利に貢献した。 山田太一監督は「子どもたちがずっと目標としてきた県大会優勝。田舎の小さなまちでも力
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依田勉三題材に短編映画 24年3月公開へ 地域の魅力発信、松崎高生と静岡大生
松崎町の松崎高の生徒や静岡市駿河区の静岡大の学生が住民らとともに、地域の魅力を発信する短編映画の制作に取り組んでいる。北海道十勝平野開拓に貢献した地元の偉人である依田勉三を題材にした作品を仕上げ、2024年3月の公開を目指す。 町や静岡大などが持続可能な地域づくりを進める「2030松崎プロジェクト」の一環で、生徒や学生が中心となって5月に制作を始めた。タイトルは「BENBEN(ベンベン)」で、主人公の女子高生が依田勉三の功績を学び、自らの夢をかなえようと励むストーリー。生徒と学生が脚本作りや撮影、演技指導を行い、町内外の住民らが出演する。 11月中旬、同町の浜丁橋でロケが行われた。制作に
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松崎・雲見地区、砂防えん堤整備進む 軟弱地盤対応の工法 昨年台風で土砂流出被害
2022年の台風8号で土砂流出被害を受けた松崎町雲見地区で、県下田土木事務所が砂防えん堤整備に取り組んでいる。軟弱な地盤でも低コストで早期建設が可能な「EPルートパイル工法」を採用し、24年3月までの完成を目指す。 同事務所によると、現場は雲見川上流部に位置する支川の2カ所。不安定な土砂が上流に残存しているため緊急工事が必要という。現場は地盤が雨で軟化して緩くなるなどの特徴がある上に道幅が狭く、大型の重機が運び込めない。 従来の軟弱地盤の工事では、えん堤の基盤をコンクリートに置き換えるため、強固な地盤のある位置まで掘削する必要がある。同工法では鉄筋のくいを網目状に打ち込んで地盤を補強す
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育児の悩みは? 松崎を良い環境に 町民が定期座談会
松崎町の住民が子育てをテーマに語り合う「子育てあれこれ座談会」(運営事務局主催)が14日、同町松崎の交流拠点施設「ふれあいとーふや。」で初開催された。子育て世代や教育関係者ら約20人が、子育てしやすい環境づくりについて意見交換した。 参加者は遊び場や性教育についての悩みを共有したり、困りごとの解消法を提案したりした。「子どもの人数が少なくて友達と遊ぶ機会があまりない」「食事をしながら離乳食について相談できる場がほしい」などの意見があった。 運営事務局の神健一代表は「町民全員で子育て支援について考えるきっかけにしたい。子育てに関わる人だけでなく、さまざまな人に参加してもらいたい」と話した。 座
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滋賀→松崎 250キロ先から黄色の風船 発見の山本さん「幸せな気分」
松崎町岩科北側の主婦山本良子さん(70)が10月下旬、約250キロ離れた滋賀県近江八幡市の岡山紫雲こどもみらい園で飛ばされたメッセージ付きの風船を近所の永禅寺で発見した。山本さんは「こんなに遠くまで届くなんて。見つけられて幸せな気分」と感激している。 同寺の檀家(だんか)で定期的に境内を掃除しているという山本さんは10月20日、高さ約1メートルの木に引っかかっている黄色の風船を見つけた。風船のカードには同7日に園児が運動会で飛ばしたと記載されていた。その後、同園に連絡すると職員は「本当に静岡で見つけたんですか?」と驚いていたという。 山本さんは「元気で頑張ってねと子どもたちに伝えたい。
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静岡県内公立図書館 半数超に浸水リスク 想定区域の2割が対策「できていない」 静岡新聞社アンケート
静岡県内の公立図書館96館のうち、考えられる最大規模の降雨時に浸水すると国と県が想定する区域「洪水浸水想定区域」に位置している施設が51館あることが、11日までに静岡新聞社のアンケートで分かった。回答を寄せた94館の54・3%に上る。このうち、浸水対策が「できていない」「あまりできていない」と回答した施設が計10館(19・6%)あった。「十分できている」「ある程度できている」と回答した施設でも、館内にハザードマップを掲示していないなど、対策が不十分な現状が浮き彫りになった。 昨年9月の台風15号で静岡市立南部図書館の地下書庫が浸水し、約2万冊を廃棄する被害があった。図書館の浸水対策は喫緊
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石部棚田や岩地海岸巡り 26日、松崎でウオーキング
富士山や紅葉などの景色を楽しみながら松崎町内を歩く「富士山ビューウオーキング」(松崎ポートクラブ主催)が26日、開かれる。松崎港を出発して石部棚田や岩地海岸を巡り、ゴールの雲見海岸ではみそ汁と干物が提供される。 参加費は一般千円。高校生以下500円。小学2年生以下の参加は保護者の同伴が必要。当日参加も可能。問い合わせは町観光協会<電0558(42)0745>へ。
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景色満喫ウルトラマラソン 南伊豆発着、最長100キロ
風光明媚(めいび)な海岸線や山沿いなどの景色を楽しみながら走る「第10回南伊豆町みちくさウルトラマラソン」(実行委主催)が11日、同町を中心に開かれた。県内外から約800人が出場し、気持ちの良い汗を流した。 同町の青野川ふるさと公園を発着点に100キロ、78キロ、66キロの3コースを設定した。参加したランナーは沿道からの声援を受け、弓ケ浜や石廊崎を巡ってゴールを目指した。給水ポイントでは、地元住民らが伊勢エビやカメノテ、イノシシなどの地元食材を使った料理を振る舞った。 実行委によると、運営に携わるボランティアの高齢化により人員確保が困難になったため、今回で最後の開催となった。
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松崎の交流拠点 学生、生徒が整備 空き店舗活用
松崎町の松崎高の生徒や静岡大の学生が、空き店舗を活用して町民の交流拠点づくりを始めた。町内の元総菜店を整備し、町民主体で運営する仕組みを目指す。高校生や地域の住民が集い、多世代がコミュニケーションを取れる場所とする考え。 空き店舗の名称にちなんで「せんとを改修せんと!プロジェクト」と銘打って進める。10月下旬には、生徒や学生12人が近くの事業所や家庭を巡って交流拠点で活用できる不要品を回収した。椅子や本棚、書籍などが寄せられ、空き店舗で配置を考えた。 プロジェクトの中心を担う松崎高3年の藤井天汰郎さん(18)は「高校生や地域の人が交流できるカフェなどの居場所を目指したい」と話した。 今
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絵画や写真、書など 118人の力作並ぶ 13日まで松崎で芸術祭
松崎町文化協会の会員らが制作した作品を展示する「第43回町芸術祭」(同協会主催)が10日、同町の町環境改善センターで始まった。会員や町内外の住民118人が出品した絵画や写真、書などの力作293点を紹介する。13日まで。 松崎港を描いた水彩画や夕焼けで赤く染まる海を撮影した写真などが並ぶ。出品者で最高齢という100歳の女性が表した書も注目を集めている。石田博之会長(79)は「会員以外の出品もあり、レベルが高く出来栄えの良い品が多い」と話した。 午前9時~午後6時。最終日は午後3時まで。
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記者コラム「清流」 挑戦の場存続へ支援を
各地で議論されている部活動の地域移行。松崎町で唯一の中学校である松崎中にはバスケットボール、バレーボール、テニスの三つのみで、受け皿となるクラブどころかスポーツに親しめる環境があまり整備されていない。 少子化で子どもの選択肢が減る中、住民主体で運営する陸上競技クラブが立ち上がった。今年の春から元教員や競技経験者が、小中学生に投てきや幅跳びなどの技術をボランティアで教えている。徐々に参加人数も増え、大会で好成績を残した参加者もいる。 子どもの成長にとって、やってみたいことを実現できる機会は重要だ。スポーツに励んだ経験は、将来生きるはず。子どもが少なくなり人口が減っても、クラブの仕組みを維持
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街並み彩るフラワーブリッジ 草花30種装飾 松崎、12日まで催し
松崎町の那賀川河口付近の浜丁橋に設置する花飾りの制作がこのほど、町内で行われた。色とりどりの草花が橋の欄干に飾り付けられ、なまこ壁の建物が残る昔ながらの街並みを彩っている。 12日まで開催中の同町松崎地区を花々で彩る催し「松崎まちかど花飾り」の実行委が、「フラワーブリッジ」と題して初めて企画した。11月上旬に町内外の有志がオレンジ色のマリーゴールドや紫色のセンニチソウなど草花約30種を使って橋を飾った。 浜丁橋は同町松崎の旧依田四郎邸付近。
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障害者就労支援 11月8日から相談会 賀茂5町
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は8日から、障害者対象の就労相談会を賀茂郡5町で開く。参加無料。 毎月の恒例行事で、就労相談とともに障害者手帳の取得や医療費助成などの相談も受け付けている。開催時間は各会場いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 8日午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽16日午後1時半~ 南伊豆町役場▽21日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター
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詐欺被害未然防止 銀行、行員に感謝状 下田署
下田署はこのほど、特殊詐欺被害の防止に貢献したとして、静岡中央銀行松崎支店(松崎町松崎)と、行員の入江宝美さん(54)=西伊豆町田子=に署長感謝状を贈った。同署の田中俊行生活安全課長が藤井幸子支店長(49)と入江さんに感謝状を手渡した。 入江さんは、9月14日に来店した70代の男性が投資目的で高額な振り込みをしようと申し出たことを不審に感じた。LINE(ライン)のやりとりを見せてもらい、100万円を個人名義の口座に送ろうとしているなどの点から詐欺を疑い、説得したという。 入江さんは「素直に説明に応じてくれて良かった。支店内での連携もうまくとれた」と振り返った。藤井支店長は「今後もこまめに来店
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黄金色に輝く「焼きアユ」盛期 松崎で冬支度
松崎町大沢のアユ料理店「鮎の茶屋」で伝統の保存食「焼きアユ」づくりが盛期を迎えた。店内では黄金色のアユが香ばしい香りを放ち、一足早い冬の訪れを感じさせている。 アユは付近を流れる清流から引いた水で育てている。体長20センチほどの生魚をさばいて内臓を取り除き金串に刺し、一昼夜にわたり炭火で焼き上げる。その上でいろりの上につるした竹かごに入れて3日間いぶし、水分を飛ばしてうま味を凝縮させる。しみ出た脂が焼けることで、体表が黄金色に輝く。 今季は11月半ばまで約2500匹を焼き上げる見込み。気象の影響で例年より若干小ぶりだが、風味は豊かに仕上がった。 かつては個人で販売する町民もいたが、現在
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躍動の人形三番叟、観客魅了 西伊豆で五穀豊穣願い祭事
西伊豆、松崎両町の各地で2日、五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全を祈願する秋祭りが始まった。三番叟(さんばそう)や獅子舞など地区ごとに特色ある祭事が行われ、熱気に包まれる。3日まで。 西伊豆町中の海名野神明神社では、県指定無形民俗文化財の人形三番叟が4年ぶりに奉納された。地元の住民が太鼓や笛の音に合わせて、人形を巧みに操った。躍動感のある舞に、集まった観客から大きな拍手が送られた。三番叟が数多く伝わる伊豆半島でも人形三番叟は少なく、1人遣いとしては海名野神明神社が唯一。全国的にも類例がほとんどないという。 松崎町では、獅子舞や三番叟が行われた。3日には、太鼓台たたき合いが予定されている。
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日本語学校設立へ プロジェクト開始 松崎の民間事業者
松崎町内外の民間事業者がこのほど、町内に日本語学校の設立を目指すプロジェクトに乗り出した。町環境改善センターで会合を開き、参加した町議や町民18人に計画のアイデアや設立の意図を説明した。 事業者は、フィルムコミッション事業に取り組む松崎アーカイブ(松崎町)、日本語学校を運営するエムエムオフィス(東京都)、学校経営コンサルティングを行う高等教育総合研究所(同)。「三聖日本語学校プロジェクト」と題して外国人留学生を同町に呼び込み、日本語教育などに取り組むという。 会合では、プロジェクトメンバーが設立について、町内の廃校を活用する▽検討委員会を設置して協議する▽学校法人を立ち上げて民間で運営する-
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五穀豊穣願い各地で祭事 鮮やか衣装で練り歩き 西伊豆・田子で稚児行列
西伊豆町田子の伊豆海認定こども園の園児らが2日、七五三にちなんだ同地区の伝統行事「稚児行列」を行い、五穀豊穣(ほうじょう)などを願った。 女児は冠、男児は烏帽子(えぼし)をかぶり、鮮やかな稚児衣装を身にまとった。同町や松崎町の5歳児11人が保護者と手をつなぎ、1列になって地区内を練り歩いた。地域住民は、沿道から手を振って子どもたちを見守った。
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狩猟解禁日に合わせ 賀茂地域でパトロール クマへの注意喚起も
静岡県内で1日、イノシシとニホンジカのわな猟と銃猟が解禁され、賀茂地域6市町で一斉パトロールが行われた。下田署や県、各市町の職員らが狩猟における違反行為の確認や誤射などによる事故防止を呼びかけたほか、県内で目撃が相次いでいるクマへの注意を促すチラシも配布した。 松崎町では県、町、地元猟友会の4人が車で山地付近を巡回した。狩猟の許可証の携帯や銃の正しい使い方を確認し、「撃つ先に人がいないかの確認を最優先に」などとを呼びかけた。適切なわなのサイズや設置場所も説明した。 賀茂地域では今年10月に河津町の山中でクマが捕獲され、西伊豆町の山林で目撃された。県は「パトロールはわなや銃の適正利用の確認
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日展彫刻部門 2度目の特選 松崎の高橋さん
松崎町の彫刻家高橋忠さん(81)の作品「彩雲」が第10回日本美術展覧会(日展)の彫刻部門で2020年以来2度目となる特選に輝いた。3~26日に東京都の国立新美術館で展示される。 受賞作は、子どもの頃に浜辺で見た夕日を思い浮かべて制作した高さ約2メートルの裸婦像。繊維強化プラスチック(FRP)製で、両腕を頭上に挙げるポーズを取り、美しい景色に感動する様子を表した。 高橋さんは中学時代から彫刻の制作を始め、松崎高では「清水次郎長像」などの代表作がある西伊豆町の彫刻家、故堤達男氏から学んだ。卒業後も創作活動を続け、日展で何度も入選している。 「2度目の受賞はとても名誉なこと。やってきたかいがあった
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全日本卓球選手権マスターズ 石川さん親子(富士宮)健闘誓う 市長訪問
11月30日に千葉県で開幕する全日本卓球選手権大会マスターズの部に出場する富士宮市の石川猶章さん(64)と敏也さん(36)親子はこのほど、市役所に須藤秀忠市長を訪ね、健闘を誓った。 石川さん親子は8月に広島市で開催された全日本クラブ卓球選手権大会の年代別戦で、それぞれ所属するチームで躍動した。猶章さんは松崎卓球(松崎町)に所属し優勝。敏也さんはFEVER(沼津市)の一員として準優勝を果たした。11月のマスターズの部では年代別個人戦に出場する。 2人はチーム練習がない日は一緒に練習することが多いといい、「お互いに良い練習相手であり良いコーチでもある」とうなずき合った。須藤市長は「良い報告を
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アサギマダラ乱舞 松崎 園児じっくり観察
松崎町岩科北側の重要文化財(重文)岩科学校近くの花畑に、旅をするチョウとして知られる「アサギマダラ」が飛来した。畑を管理する「まつざき里山ファクトリー」(土屋武彦代表)によると、11月中旬まで見られそう。 花畑はアサギマダラを呼び込もうと、同団体や住民有志でつくる「松崎ポートクラブ」、松崎幼稚園の園児が3月に整備した。およそ200平方メートルの敷地にチョウが好むフジバカマ約400本を植え、チョウの観賞用に通路もつくった。 30日は同園の園児25人が訪れ、チョウが花の蜜を吸ったり、周辺を飛び交ったりする様子を見て楽しんでいた。 (松崎支局・太田達也)
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住民作詞「松崎町のうた」有志が合唱 歌手や作曲家も参加
松崎町民それぞれが作詞して完成させる「松崎町のうた」を楽しむコンサートがこのほど、同町宮内の町環境改善センターで開かれた。町民約300人が参加し、住民有志の合唱やソプラノ歌手のたえこさんの歌声に魅了された。 作詞した町民の解説の後にたえこさんが歌唱した。かつて町内で漁が盛んだった「キミゴ(キビナゴ)」や魚を捕るわな「もじりかけ」が歌詞に表された歌が披露されると、会場から拍手が送られた。メロディーを制作した作曲家の相沢洋正さんの演奏や参加者全員による合唱もあった。 松崎町のうたを育てる会(石田初恵会長)が主催した。松崎町のうたは、一つの曲に歌詞を付けて歌を作る取り組み。同会が普及に努めている。
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花で地域活性化 「テーマ設定重要」 松崎で講演会
松崎町や町観光協会などでつくる「松崎まちかど花飾り実行委員会」はこのほど、ガーデンデザイナーの徳原真人さん=栃木県=を講師に招いた講演会を同町の町環境改善センターで開いた。町民ら約50人が、花や植物などを活用した地域の活性化策を学んだ。 徳原さんは、これまでに手がけた花飾りや公園のデザインを紹介。花をまちのにぎわい創出につなげるにはテーマ設定が重要だと説き、「方向性を決めるとメッセージが伝わりやすくなる」と強調した。 住民団体の花壇の整備活動を評価する「花壇コンクール」と事業所が対象の「街角の花コンクール」の表彰式も行われた。
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都会の親子と稲刈りで交流 松崎、自然体験ツアー
松崎町と都市部の親子が交流し、自然に親しむ体験ツアー「伊豆まつざき 自然の恵みをいただきます!」(実行委主催)が、町内で開かれた。同町や東京都の親子ら7人が参加し、農業や林業を体験した。 参加者は、農業振興に取り組む「松崎稲作塾」が管理する同町岩科南側の田んぼで、鎌を使って稲の収穫に取り組んだ。慣れない作業に苦労しつつ稲を刈り取り、束ねて竹ざおに干した。 11月下旬にも都内で同じツアーを開催する。今回の参加者に新たなメンバーが加わり、収穫した米で餅つきをして味わう。 町教委や町内、都内の事業者が連携して初企画した。来年以降も開催予定。
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生活影響の調査書案にミス 南伊豆地域ごみ処理計画 住民に再縦覧へ
下田と南伊豆、松崎、西伊豆の4市町で組織する南伊豆地域清掃施設組合は25日、整備を計画する広域ごみ処理施設について市民町民向けに縦覧を実施した生活環境影響の調査書案に複数の誤りがあったと明らかにした。縦覧期間は既に終了しているため、再度縦覧を実施する見込みという。 組合によると、調査書案では1日に各市町からごみを収集してくる廃棄物運搬車両の平均台数を225台としていたが、正しくは270台だった。粗大ごみの破砕機の稼働時間帯は「夜間も稼働」としていたが、日中の稼働が正しかった。車両台数の誤りは、ある自治体が組合への報告段階で誤った。この自治体から間違いの報告を受けて調査書案を再確認した結果、
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介護給付費 初の3000億円超 21年度 静岡県内 制度開始から3.7倍に
静岡県が25日までにまとめた2021年度の介護保険事業年報によると、介護サービスの利用者負担を除いた介護給付費は前年度比1・5%増の3030億6300万円だった。高齢化の進展に伴って利用が拡大し、初めて3千億円を上回った。 給付費は01年度に1千億円、09年度に2千億円を突破。介護保険制度が始まった00年度と比べると3・7倍に膨らんだ。25年には団塊の世代が全て75歳以上の後期高齢者となり、さらなる増加が見込まれる。 介護費用は前年度から1・5%増えて3368億4千万円となり、こちらも過去最多を更新した。 65歳以上の1人当たり給付費は26万1963円で前年度から1・8%増えた。全国平
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菜種油採集へ菜の花種まき 松崎
松崎町の住民有志がこのほど、「菜の花エコプロジェクト」と題して菜の花の種まきを同町桜田の畑で行った。2022年に開始した取り組みで、耕作放棄地に菜の花畑を整備し、菜種油の採集を目指す。 住民有志は、町や静岡大などが持続可能な地域づくりを目指す「2030松崎プロジェクト」で農業振興に取り組むメンバー。昨年のよりも生育状況を向上させるため、今年は種まきの時期を1カ月早めた。 昨年は約30キロの種を収穫し、現在食用油として加工してもらう事業者を探している。食用油として使った後には、再活用してバイオディーゼル燃料とすることも構想する。 菜の花の開花は24年3月下旬以降で、6~7月に種の収穫を行う予定
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今夏の観光施設客5.1%増 静岡県内、猛暑と台風で伸び悩む
静岡県は24日までに、静岡県内主要観光施設の夏季期間(7、8月)の入り込み状況を2022年同期比5・1%増の433万7847人だったと発表した。増加要因に新型コロナウイルス感染症の5類移行を挙げた一方で、連日の猛暑や台風の影響で外出を控える傾向があり伸び悩んだと分析した。 42施設を対象に調査した。コロナ禍前の19年同期比は85・6%にとどまった。22年比の入り込み客で最も増加率が高かったのは掛川城(来場者数2・1万人)で178・4%増。続いて、44・5%増の富士山世界遺産センター(同2・9万人)、39・9%増の森町体験の里アクティ森(同2・1万人)、35・6%増の日本平夢テラス(同7・
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入江長八を顕彰 松崎でフェスタ 左官技術学ぶ体験も
松崎町出身の左官の名工・入江長八(1815~89年)を顕彰するイベント「フェスタ長八」(実行委主催)が22日、同町の松崎地区で開かれた。長八をしのぶ「長八追悼法要」や左官技術に親しむ「光る泥団子」の制作体験会があり、来場者は長八の功績や左官技術について学んだ。 長八追悼法要が行われた浄感寺では、本堂の天井に描かれた長八の代表作「雲龍」の下で、本多正弘住職らがお経を読み上げた。町関係者ら6人が出席し、献花や焼香を行った。 観光協会周辺では特設ステージや露店が設けられ、来場者は音楽や飲食を楽しんだ。伊豆の長八美術館では、伊豆長八作品保存会の近藤二郎会長(88)が「中国文化と長八作品」をテーマに講
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なまこ壁通りなど和の演出、夜の散策楽しんで 「松崎まち灯り」29日まで
松崎町の夜の街並みをライトアップで彩る「松崎まち灯り」が21日、同町の松崎地区で始まった。伊那下神社や浄感寺、なまこ壁通りなどの観光スポット10カ所を明るく照らし、和の雰囲気を演出している。29日まで。 点灯時間は午後6時~8時半。伊那下神社では、ライトアップされた色とりどりの和傘が境内に並び、幻想的な光景が広がる。同神社ではイベント期間限定で昇殿参拝も行っている。25~29日には伊豆の長八美術館でプロジェクションマッピングが開催される。 宿泊客に散策を楽しんでもらおうと、2022年に本格開始した取り組み。町まちフェス会議と松崎まちかど花飾り実行委員会が主催する。
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「前に進めてくれると信じている」 井端「侍」新監督にエール 栗山氏が松崎で講演
今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表を世界一に導いた栗山英樹前監督(62)が20日、松崎町で講演し、自身の後任に決まった井端弘和新監督(48)について「いい形で(チームを)前に進めてくれると信じている」と述べた。報道陣の取材に答えた。 井端新監督は4日に就任した。世界一の後任として重責を担うが、栗山前監督は「日本代表というのは野球にとってすごく大事(な存在)」とし、期待した。 松崎町環境改善センターで開かれた講演会には大勢の町民が詰めかけた。深沢準弥町長から熱烈な要請を受けたといい「とてもすてきな町で、もう少し年を取ったら住んでみたい」と聴衆を沸かせた。話の途中で
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20日から「まちかど花飾り」 松崎で準備進む
松崎町中心部を花々で彩る行事「松崎まちかど花飾り」(実行委主催)が21日から始まる。11月12日までの期間中、歴史的建造物が残る仲宿通りが飾り付けられるほか、多彩なイベントで来訪者をもてなす。 19日は地域有志ら約30人が集まり、準備を進めた。みそだるをはじめとした古民具にシクラメンやビオラを組み合わせた寄せ植えを約100点仕上げ、昭和初期に日本薬学会会頭を務め文化勲章も受けた近藤平三郎の生家周辺などに設置した。 「町花の会」会長の平野清子さん(76)は「花を楽しみながら、なまこ壁が残る周辺の町歩きを楽しんでもらいたい」と作業を進めた。 町によると、3年目の取り組みで、観光閑散期の誘客
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人物や動物、手縫いで表現 松崎 吉田さんが刺しゅう絵展
南伊豆町青市の吉田文恵さん(74)が制作した刺しゅう絵の作品展が11月27日まで、松崎町松崎の喫茶ギャラリー「海の駅丸平」で開かれている。手縫いでじっくりと時間をかけて描いた人物や動物などの力作23点を紹介する。 下地となる布に、鎖状に糸を縫い付けるチェーンステッチ(環縫い)で表したヨガのポーズを取る女性のシルエットや、色彩豊かな羽をしたチョウなどを展示する。吉田さんは針に糸1本を通して刺しゅうし、色の濃淡を緻密に表現。完成までに4カ月ほどかかった作品もあるという。 吉田さんは「刺しゅうならではの温かみのある作品を楽しんでほしい」と語った。ギャラリーは火~木曜定休。
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予約式乗り合いバス導入検討 松崎町 過疎地の移動手段探る
松崎町は2024年3月まで、過疎地の移動手段の確保を目指し、デマンド型交通の実証実験に取り組んでいる。同町では自主運行バスの利用者減少が課題となっている。自主運行バスのある区間に、予約式の乗り合いバスの仕組みを導入し、今後の公共交通の在り方を検討する。 町によると、実験は今年2月に開始した。運行区間は松崎バスターミナル-池代地区で、実験に伴い、同区間の自主運行バスを減便した。10人乗りのワゴン車を活用して予約のあった便のみ運行し、区間内の指定の乗降場所を回る。乗降場所は新たに8カ所を設け、既存のバス停と発着点を含めて31カ所とした。 従来のバス停以外の狭い道などでも乗降できるため利便性が高い
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松崎特産の桑葉収穫体験 住民ら工場見学も 企業組合取り組み理解
松崎町の住民有志らがこのほど、粉末茶として親しまれている町特産の桑葉を生産する同町の企業組合「松崎桑葉(そうば)ファーム」の視察を行った。町内外の13人が収穫体験や工場見学を通じ、同組合の取り組みについて学んだ。 町などが持続可能な地域づくりを進める「2030松崎プロジェクト」の一環で、農業振興に取り組むチームのメンバーが企画した。参加者は畑で枝を切って葉をそぎ落とす作業を行ったり、荒茶加工される工程を見学したりした。 同組合は桑葉栽培を通じた地域活性化を目指し、耕作放棄地の解消や雇用促進に取り組んでいる。
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伊豆産ワサビの葉、飼料に 「ダチョウ肉」定着へ 西伊豆の堀さん
西伊豆町で畜産や食肉加工業を営む堀浩一さん(43)が、環境に優しい畜産が可能とされるダチョウ肉を「わさびダチョウ」と名付け、ブランド化に取り組んでいる。飼料に必要な穀類の量が牛や豚と比較して少ないなどの特徴があるダチョウを、伊豆半島特産のワサビの葉を混ぜた飼料で飼育。自前の解体施設で処理した肉を料理人の経験を生かして飲食店で提供し、身近な食材としての定着を目指す。 静岡市清水区出身の堀さんは国内外のイタリアンやフレンチレストランなどでシェフを務めた後、自ら生産した食材のブランド確立を志し、2017年に地域おこし協力隊として西伊豆町で害獣駆除などを開始した。食卓にはまだ縁遠く、新たに参入し
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帯広名物「豚丼」いかが 姉妹都市連携の松崎 10月20日まで割安提供
10月10日は豚豚(トントン)の日ー。松崎町の道の駅花の三聖苑伊豆松崎で10日、姉妹都市の北海道帯広市名物の豚丼を安価で提供するキャンペーンが始まった。十勝平野開拓の祖とされる依田勉三(1853~1925年)が松崎出身の縁。20日まで(木曜定休)。 通常1520円の帯広豚丼とコーヒーのセットを期間中は1010(トントン)円で提供する。ご飯の上に千切りのキャベツを敷き、甘辛いタレで焼き上げた豚肉を載せた。白髪ネギとともにワサビ(別皿)も添え、爽快な辛みが豚肉の甘みと絶妙に調和する。 道の駅を運営する町振興公社などによると、依田が豚4頭を連れて入植したのが帯広における養豚の起源という。スタミ
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体育館の冷房進まず 避難所 熱中症対策急いで【東海さん一家の防災日記 南海トラフ地震に備える 第2章 学校の防災①/いのち守る 防災しずおか】
南海トラフ地震が起きれば、多くの小中学校体育館が避難所になる。空調やトイレなどの設備は十分か。南海トラフ地震臨時情報が発表された場合、学校活動は休止するのか。第2章では自主防災会会長の東海駿河さん(71)やその家族と共に、学校の防災課題を点検していく。 10月のある週末の晩。東海駿河さんと妻の伊豆美さん(66)は、同居している小学校教諭の長女富士子さん(33)と3人で食卓を囲んでいた。 「最近やっと少し涼しくなったけど、今年の暑さは異常だわ。県内も5月から真夏日(最高気温30度以上)が始まって5カ月近く。体育館も熱気がこもって、のぼせるほど暑いし」。富士子さんは長い夏の疲労がたまった表
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「石部の棚田」 実りの秋 静岡県内外オーナーら稲刈り作業 松崎町
駿河湾を望む絶景を見下ろす松崎町石部地区の棚田で7日、毎秋恒例の収穫祭(石部棚田振興協議会主催)が始まった。同地区の棚田はオーナー制度で運営されていて、静岡県内外から約330人が集まり、黄金色に染まった棚田で収穫作業に励んだ。8日も約230人が参加する予定。 2日間の参加者のうちオーナーとトラスト会員は約420人。4万2千平方メートルの棚田で鎌を手に手際よく収穫作業を進めた。田んぼのあぜ道には続々とうるち米の稲穂が積み上がり、参加者は天日干しにも取り組んだ。収穫米は11月にもオーナーらに届けられる。 町などによると、過去に稲作のために人力で石垣が建造された石部地区では、1950~60年代
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賀茂5町で障害者就労相談会 10月11日から
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は11日から、障害者対象の就労相談会を賀茂郡5町で開く。毎月の恒例行事で参加無料。 就労相談に加え、障害者手帳の取得や医療費助成などの相談も受け付ける。開催時間は各会場いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 11日午前10時~ 西伊豆町役場宇久須支所、午後1時半~ 松崎町役場▽17日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽19日午後1時半~ 南伊豆町役場
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花々など版画で情緒豊かに 下田で愛好団体「はんゆう」力作展示
賀茂地域の版画愛好団体「はんゆう」の第66回展示会が6日、下田市の道の駅開国下田みなとで始まった。8日まで。 団体は小中学校の元教師らで組織。年1回、展示会を開催している。今秋は10人が26点を出品。長野県の宿場を白黒で情緒豊かに表現した力作や、咲き誇るヒマワリと子どもたちの様子が印象的な1枚などが並ぶ。 河津町の河津バガテル公園のバラを丹念に再現した佐藤はまさん(79)=松崎町=は「絵画とは違った表現方法で制作できるのが版画の魅力」と語った。
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笑って走れば福来たる 松崎高100年式典 陸上 福士さん講演
松崎町桜田の松崎高で3日、創立100周年記念式典が開かれた。陸上女子長距離界の第一人者として活躍した福士加代子さん(41)が講師を務め、「笑って走れば福来たる-私が笑顔で走り続けてきた理由」と題して講演した。 福士さんは陸上競技を始めたきっかけや、高校卒業後に実業団のワコール女子陸上競技部を進路に選んだ経緯を紹介した。競技を続けられた理由については「チームのおかげ。ジョギング中の何でもない会話が楽しかった。大会で活躍すると社員が喜んでくれたのもモチベーションだった」と笑顔で振り返った。 福士さんは実業団時代に同期だった友人が同町に住んでいるという縁があり、昨年同町の雲見地区が水害に遭った際に
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松崎特産の桑葉 収穫始まる 特支生徒ら作業に汗
松崎町で2日、特産品の桑葉の収穫が始まった。同町伏倉の企業組合「松崎桑葉(そうば)ファーム」(土屋嘉克代表理事)の畑付近では、従業員や伊豆の国特別支援学校伊豆松崎分校の生徒が収穫作業に汗を流した。作業は1週間ほど続く。 桑葉は同組合の工場で荒茶加工し、外注先の牧之原市で粉末化して「桑葉茶」として販売されている。同組合によると、今夏は猛暑だったが、雨量が適切で生育状況は良好という。従業員らは、畑で桑の枝を切って近くの工場前に運び、枝から葉をそぎ落とした。 同組合は2014年に設立され、耕作放棄地を活用した桑葉の生産事業を本格化した。今年は桑葉を使ったスイーツの販売を始めるなど商品開発にも力を注
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新嘗祭への献上米、収穫 松崎町・山本さん
11月23日に皇居で行われる新嘗祭(にいなめさい)に献上する米の刈入収穫式が1日、松崎町伏倉の水田で行われた。献上米を育てた同町岩科北側の山本太美雄さん(73)や静岡県、町の関係者が約40人が出席し、稲刈りに汗を流した。 同町岩科南側の国柱命神社の壬生忠之宮司が神事を執り行った。祝詞が読み上げられた後、山本さんらが鎌を使って丁寧に稲を刈り取った。品種は「きぬ娘」で、6月上旬に田植えを行った。天日干しや精米の後、1升分を選定して10月下旬に送る予定。 山本さんは「猛暑や病害虫の影響もなく大きく育った。長らく農業をしてきたが、集大成として献上できるのは非常に光栄」と笑顔を見せた。 毎年県内
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介護保険自己負担 松崎町、設定ミス
松崎町は28日、特別養護老人ホーム(特養)などの介護保険施設の利用に対する負担軽減措置について、利用者が自己負担する金額の設定にミスがあったと発表した。対象者は利用施設に約25万円を支払う必要があるという。 町によると、2022年7月ごろ、町外の特養に入居する90代女性の同年度分の食費について、当時の担当職員がシステムへの入力を誤り、支払い額を少なく見積もっていた。23年8月18日、特養職員の連絡で発覚した。町は9月23日、女性の家族に経緯を説明して謝罪し、支払いの了承を得たという。 介護保険施設の利用者の食費や居住費は自己負担で、所得要件などに応じて自己負担の上限が設定されている。
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住民作詞 松崎町のうた 同じメロディー 思いはそれぞれ 有志が町内各地訪問、交流の場に
松崎町の住民有志が、一つのメロディーを基に町民それぞれが作詞する「松崎町のうた」を通じた地域活性化に取り組んでいる。9月下旬、町内各地を訪問して歌を披露する活動を始めた。音楽を通じて高齢者らの居場所づくりや健康増進などにつなげる。 松崎町のうたは、2017年に制作が始まった。豊かな自然や行事、地域への思いが歌詞に反映され、現在は120曲以上完成。住民有志でつくる「松崎町のうたを育てる会」(石田初恵会長)が月2回、集まって地域の住民らと歌唱して普及に努めている。集まりに足を運べない人にも親しんでもらおうと、各地区の訪問を企画した。 初回の訪問が同町江奈の公民館で行われ、同会のメンバーと同地区の
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70~80代男性 料理に挑戦 西伊豆で教室 元ホテルシェフが指導
西伊豆町の女性有志でつくる「賀茂女(かもめ)会」(手塚みづほ会長)はこのほど、町内の男性が料理に挑戦する「男の料理教室」を同町宇久須の町社会福祉協議会で開いた。70~80代の男性8人が、「夏の疲れをとるスタミナ料理」をテーマに調理に臨んだ。 下田市や松崎町のホテルでシェフの経験がある朝倉穂積さん(79)=同町仁科=が講師を務め、食材の切り方やおいしく作るポイントを指導した。参加者はポークソテーやスープ、サラダなど4品目を完成させ、談笑しながら味わった。 高齢者世帯が増える中、男性が一人で料理できるようになってもらおうと開く恒例企画。手塚会長(75)は「毎回楽しみにしてくれている人も多い。料理
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「尾瀬」題材 力作23点 松崎の写真愛好家・石田さんが個展
松崎町峰輪の写真愛好家石田博之さん(78)の個展「尾瀬幻想」が10月2日まで、同町松崎の俳句交流館で開かれている。群馬、栃木、新潟、福島の4県にまたがる本州最大の湿原「尾瀬」の風景を撮影した23点を紹介する。 25年前から写真を撮りに尾瀬を訪れ、撮りためた作品を飾る。朝霧でかすんだ湿地や沼に反射する夕景、黄色い花を咲かせるニッコウキスゲなどをとらえた力作が並び、来場者を楽しませている。石田さんは「幻想的な風景が広がる尾瀬の魅力が伝わればうれしい」と話した。
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記者コラム「清流」 物語の詰まった時報
決まった時刻に流れる同報無線の時報のメロディー。松崎町では1日3回「松崎町のうた」が響き渡る。美しい音色がまちをノスタルジックな雰囲気に包み、心を和ませてくれる。 松崎町のうたのメロディーは2017年、一つの曲を元に町民それぞれが作詞するプロジェクトの一環で、作曲家の相沢洋正さんがまちをイメージして制作した。住民有志が普及に努め、21年に時報に採用された。 ソプラノ歌手のたえこさんは、この取り組みで町を訪れたことがきっかけとなり、移住した。住民からの支援を受けてコンサートを開き、歌を通じた地域活性化に励む。新たに町に足を運ぶようになったファンもいて、人々が交流する機会を提供している。
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松崎の中学生7人が静岡県大会出場 住民運営、陸上クラブで成果
今春本格始動した松崎町の陸上競技クラブ「ウェルネスまつざきAC(アスレチッククラブ)」に所属する中学生7人が、9月上旬に行われた県東部地区新人陸上競技大会で好成績を収めた。クラブは少子化で地域の部活動数が減少する中、子どもが体験できるスポーツの選択肢の幅を広げようと住民主体で運営。住民有志の手厚い支援体制や多種目の練習経験が短期間での成果につながった。 同大会に出場した9人のうち7人が円盤投げや走り高跳び、走り幅跳びなどで県大会出場を決めた。クラブでは町内の小中学生約50人が週1~2回練習する。陸上競技部を指導していた元教員や競技経験のある町職員がボランティアでレベルに応じた指導や、大会に
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急激な少子化 統合議論長引く東伊豆 小中高の校舎一体化案浮上
急激な少子化の影響で小中学校の統合議論が長引く東伊豆町で、校舎を一体化させた上で小中学校と県立稲取高(同町)が連携して一貫性のある教育を目指す案が浮上している。運営主体が県と町で異なるものの、実現すれば独自の教育プログラム展開や校舎の更新費用削減につながる可能性がある。学識者も「過疎地のモデルケースになり得る」とみていて、町は今後県教委に対し実現を強く訴えかける方針。 町には稲取地区と熱川地区に小中1校ずつの計4校があり、もともと町は小中一貫校2校の整備を見込んだ。しかし、近年の出生数急減を受け、2022年末には第三者委が一貫校1校への4校統合案を町教委に答申し、再編計画は途上にある。町
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旅先でお手伝い、静岡県が連携 マッチングサイト「おてつたび」活用、働き手確保へ事業者支援
静岡県は今夏から、旅先での仕事の手伝いを盛り込んだ「旅」を提案する求人サイトの運営会社「おてつたび」(東京都)と連携し、人材不足に課題を抱える宿泊施設の支援を始めた。夏から秋にかけてピークを迎える繁忙期対策として事業者に活用を促す。 2023年3月時点の県内の宿泊者数は新型コロナウイルス感染拡大前の19年3月比で88・7%にとどまり、他県よりも回復が遅れている。県によると、宿泊施設が人手不足で予約増加に対応できない状況が背景にあり、業務内容や立地から住み込みで働く必要がある伊豆などの観光地で人材確保が課題になっている。 同社は働き手確保に苦戦する農家や宿泊施設などの事業者と、地方で旅を楽
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桜葉スイーツに舌鼓 松崎で敬老の日イベント
松崎町桜田地区の住民らは17日、敬老の日に合わせ、地域のお年寄りを招いた食事会を同地区の桜田公民館で開いた。75歳以上の住民23人が集まり、食事や会話を楽しんだ。 自治会役員らが4年ぶりに企画した。同町特産の桜葉を使ったスイーツなどのメニューを提供し、長寿を祝った。地元の子供会から日々の感謝を伝えるメッセージカードが贈られたり、景品が当たるビンゴ大会で盛り上がったりした。
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静岡県内精鋭集う「松崎卓球」 65歳以上の部で全国優勝
松崎町を拠点に活動し、静岡県内各地のメンバーが参加する卓球クラブ「松崎卓球」が、8月下旬~9月上旬に広島市で行われた第42回全日本クラブ卓球選手権大会の男子65歳以上の部で初優勝した。6回目の同大会出場で初めて予選リーグを突破し、頂点に立った。選手兼監督の山本光信さん(68)=同町=は「小さな町の名を全国に知らしめることができたのではないか」と喜ぶ。 松崎卓球は1960年代に発足した歴史あるクラブで、県内の20~70代の愛好家15人で構成する。大会に出場したのは山本さん、立花信也さん(67)=静岡市駿河区=、古谷昭夫さん(67)=沼津市=、佐藤成生さん(64)=同=、石川猶章さん(64)=
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松崎高校で生徒ら清掃活動 塑像きれいに 創立100周年に備え
松崎町桜田の松崎高の生徒や同窓会関係者は17日、10月3日に開かれる創立100周年記念式典に備え、同校周辺の清掃に取り組んだ。100人以上が参加し、敷地内の塑像の清掃や草刈り作業に汗を流した。 参加者はこれまでの卒業生によって制作された約30体の塑像の汚れを拭き取ったり、刈り取った雑草をまとめて袋に詰めたりした。 また、このほど行われた記念式典の会合では、実行委ら約20人が参加し、2部制の式典の流れや当日までのスケジュールを確認した。記念式典では、陸上女子長距離界の第一人者・福士加代子さんの講演などが行われる。 式典の問い合わせは実行委事務局<電0558(42)0131>へ。
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災害時に物資輸送 フェリー活用訓練 清水―松崎間
静岡県、国土交通省清水港湾事務所、松崎町はこのほど、豪雨による土砂災害で西伊豆地域への陸路が寸断されたことを想定し、駿河湾フェリーを活用して清水港(静岡市清水区)-松崎港(松崎町)間で救援物資の輸送訓練を実施した。県や国の職員ら約100人が参加し、海路を使った支援策について確認した。 災害時における海上からの支援体制強化が狙い。清水港を出港したフェリーが松崎港に入港すると、救援物資を積んだトラックなど9台が次々と下船し、クレーンで毛布などの生活必需品を荷下ろしした。被災した住民を小型の旅客船で西伊豆町堂ケ島から松崎港まで移送する訓練も行った。 訓練は2021、22年にも開催予定だったが、
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漆喰鏝絵審査会 野中さん最優秀 松崎
松崎町などはこのほど、第23回全国漆喰鏝絵(しっくいこてえ)コンクールの審査会を同町宮内の町環境改善センターで行った。全国から40点の出品があり、野中雅さん(栃木県足利市)の「陰と陽」が最優秀賞に選出された。 漆喰鏝絵は同町出身の左官の名工・入江長八が、なまこ壁建築の技術と日本画の手法を組み合わせて築いた芸術分野。なまこ壁の建築材であるしっくいを左官道具のこてを使って立体的な絵を描きあげる。 審査会では、竜やタコ、アサギマダラとなまこ壁などを緻密に描いた力作が並んだ。審査員長を務めた富山大の丹羽洋介名誉教授ら6人が、最優秀賞、優秀賞、入賞、佳作計27点を選出した。 審査会で上位入賞した
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思い出のガラス品 地元作家が“診察” 西伊豆で修理相談会
西伊豆町のガラス作家らでつくる西伊豆硝子舎は16日、「ガラスの町のお医者さん」と題し、ガラス製品の修理に関する相談を受けるイベントを同町宇久須の黄金崎クリスタルパークで開いた。町内に工房を構える作家が白衣を着て医者に扮(ふん)して〝診察〟し、修理作業に臨んだ。 函南町の中村真理子さん(59)は夫婦で訪れ、一部が破損してしまったワイングラスやオブジェなど思い出の詰まった品を持ち込んだ。作家2人が破損の原因や正しい保管方法を説明し、修復して後日受け渡すことになった。中村さんは「丁寧な説明でわかりやすく、安心して預かってもらえる。受け取りが楽しみ」と笑顔を見せた。 同町の宇久須地区がかつてガラ
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砂浜の“お宝”掘り出せ フリマ、特製ラーメン販売も 松崎でイベント
砂浜に埋められた“お宝”を探し出すイベント「史上最大の宝探し」(松崎町ロマンシール協同組合)がこのほど、同町松崎の松崎海岸で開かれた。子どもや親子連れ約150人が、商品券などの景品と交換できる札を夢中になって探した。 リサイクルフリーマーケット「第28回みなとでみんなと海のピカ市」(町商工会青年部主催)に合わせた催しで、昨年に続き2回目の開催。参加者はスタートの合図で一斉に駆け出し、砂の中から50円~1万円分の商品券など1000個の引換券を掘り出した。 フリーマーケットでは町内外の34事業者が古着やアクセサリー、飲食物を販売した。町商工会青年部が開発した特製ラーメ
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情報公開条例の運用状況公表せず 松崎町 2021、22年度分
松崎町が町情報公開条例で義務付けられている公文書開示請求の運用状況について、2021、22年度分を公表していなかったことが14日までの町への取材で分かった。三島市の市民団体の指摘で発覚したという。 町は20年にも同団体の指摘を受け、14~19年度の運用状況を公表したが、担当者が交代して以降は公表してこなかった。現在はホームページで公開済み。町総務課は「担当者が前任者から引き継ぎを受けたが、作業を失念していた」としている。 町によると、同条例は住民の知る権利や行政運営の透明性確保のために01年度に施行。公文書開示請求の件数などの運用状況を年1回公表することになっている。
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「松崎」題材のスケッチ審査 9月16日から作品展示
松崎町観光協会はこのほど、町内の自然や町並みを題材にして描いた絵を審査する「第21回伊豆松崎スケッチコンクール」の審査会を同町松崎の同協会で行った。小学生、中学生、高校生、一般の各部門に静岡県内外から51点が寄せられ、最高賞のスケッチ大賞には菅野光男さん(神奈川県川崎市)の「満開の桜の下で」が選ばれた。菅野さんの大賞受賞は2年連続。 コンクールは町が2002年に「スケッチの町」宣言を行い、翌年から毎年開催する。なまこ壁の建物や田園風景、港に並ぶ漁船などを表現した作品が並び、審査員の観光関係者ら6人が入賞作21点を選出した。今回は小中高生の各部門に力作が集まったという。 作品展示会は16日
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松崎高で移動教育委員会 意見交換
静岡県教委はこのほど、県内の高校などを視察し、各校の教員らと意見交換する「移動教育委員会」を松崎町桜田の松崎高で行った。県教委の職員ら15人が同校を訪れ、松崎、西伊豆両町の中学校と進める「連携型中高一貫教育」などの特色ある取り組みを確認した。 移動教育委員会は毎年実施している事業で、2023年度は2回目。松崎高の八代弘和校長が連携型中高一貫教育の一環として中高生が合同で美術を学んだり、部活動で交流したりしていると紹介した。 意見交換では、県教委側から「地域にUターンする生徒の割合は」「いじめ問題はどの程度あるのか」という質問があった。
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地元特産桜葉 高校生が研究 歴史や消費の多様化「取材」 松崎高と韮山高
松崎町の松崎高総合科学部サイエンス班の生徒が、韮山高(伊豆の国市)の生徒と共同で松崎町特産の桜葉に関する研究を進めている。13日、生徒2人が同町岩科北側の桜葉漬け製造工場を訪れ、製造過程や栽培の歴史を調査した。 同町は桜葉の生産量全国一の7割を占めるとされる産地。生徒は松崎桜葉商店の小泉邦夫顧問(81)にインタビューし、町内で桜葉の生産が始まった経緯や消費方法の多様化について学んだ。小泉顧問は「イタリアではチーズにも使われていて人気がある」と説明。生徒は桜餅以外の使い方を知り、驚いていた。 松崎高の生徒は、9月に桜葉に関する調査を開始した。今後、韮山高との合同研究としてまとめて発表する予定。
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プレミアム商品券 9月13日から受け付け 松崎町商工会
松崎町商工会は13日、町内の消費喚起を図るため、町民が商店など179店で使えるプレミアム商品券の申し込み受け付けを開始する。1冊5千円で販売し、7500円分の買い物に利用できる。21日まで。 発行総数1万6500冊を超えた場合は抽せん。希望者は町役場と商工会、観光協会に設ける受付箱に応募用紙を入れて申し込む。応募は一人6冊まで。 後日届く引換券を10月10~14日に商工会に持参して購入する。使用期限は2024年1月31日まで。 問い合わせは町商工会<電0558(42)0470>へ。
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松崎・西伊豆の魅力知ろう 長泉児童ら マリンスポーツなど体験
長泉町教育委員会はこのほど、小中学生らを対象にした「松崎町・西伊豆町体験事業」を行った。32人が伊豆半島西海岸でマリンスポーツなどを楽しんだ。 2013年に災害時相互応援協定を結んだのを機に、各町の魅力を知るために毎年実施している。松崎町ではシーカヤックやシュノーケリング、西伊豆町ではガラス工芸を体験した。 参加者から「海で遊べてよかった」「また参加したい」との声が寄せられた。
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7議案可決認定し9月定例会閉会 松崎町議会
松崎町議会9月定例会は11日、農村環境改善センター、伊豆の長八美術館、重要文化財(重文)岩科学校の指定管理者を町振興公社に指定する議案など7議案を原案通り可決、認定して閉会した。 委託期間はそれぞれ2024年4月1日~27年3月31日。岩地、石部、雲見の集落排水事業特別会計歳入歳出決算なども認定した。
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就労相談会9月13日から 賀茂障害者支援センター
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は13日から、障害者対象の就労相談会を賀茂郡5町で開く。参加無料。 毎月開催していて就労相談のほか、障害者手帳の取得や医療費助成などの相談にも応じている。開催時間は各会場いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 13日午前10時~ 西伊豆町役場保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽19日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽21日午後1時半~ 南伊豆町役場
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松崎で遺体収容所の運営訓練 有事備え自治体職員ら参加
松崎町と下田署は9日、遺体収容所の運営訓練を町勤労者体育センターで開いた。現時点では有事の遺体収容所に定められていない施設だが、危機意識を高めようと初めて開催。約70人が大規模災害に備えて対応を確認した。 静岡県や近隣自治体の職員、歯科医師会も参加した。参加者は署員の指導を受けながら、テーブルを活用して検視や遺体処置などを行う区画と遺体の安置場所に体育館内を二分。人形を使って収容所内での作業手順を確認したほか、歯型の符合で身元を特定する「歯牙鑑定」や納棺の流れを学んだ。迅速な対応に向けて、葬儀会社との事前協定の重要性にも理解を深めた。 深沢準弥町長は「眼を背けたくなるような事態になるかも
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4議案を認定 松崎町議会
松崎町議会9月定例会は8日、2022年度一般会計歳入歳出決算など4議案を原案通り認定した。 一般会計決算は歳入が42億9千万円、歳出が40億1千万円。23年度への繰り越し財源を差し引いた実質収支は1億3千万円だった。
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8議案を可決 松崎町議会
松崎町議会9月定例会は7日、本年度の一般会計に1億2千万円を追加する補正予算案など8議案を原案通り可決した。 一般会計補正には、町内の宿泊施設などで使える観光クーポンの発行費600万円を盛り込んだ。新型コロナウイルス5類移行後の観光振興が目的で、10月1日から町観光協会で販売する。1500冊を用意し、1冊1万円で1万3千円分の飲食や土産の購入に利用できる。 町内で実施しているデマンド型交通の実証実験を24年3月まで延長するための業務委託費500万円や、小中学校の情報通信ネットワーク環境の整備費500万円なども計上した。 一般質問には1氏が登壇した。
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松崎の公共交通 課題は 地元高校生、町の施策学ぶ
松崎町桜田の松崎高はこのほど、郷土について理解を深める「西豆学」の一環で、深沢準弥町長や町職員を招いた講演会を開いた。1年生64人が地域の課題や町が進めている取り組みについて学んだ。 深沢町長は人口減少に伴う問題を指摘し、町内で行われている公共交通の維持に向けた実験を紹介。町の主幹産業である観光業における先進的な誘客の取り組みも説明した。「新しい働き方が生まれ、皆さんにも実現できるチャンスがある」と呼びかけた。 町職員からは町などが進める持続可能な地域づくりを目指す取り組み「2030松崎プロジェクト」の説明を受けた。1年生は今後、同プロジェクトのメンバーとして活動する予定。
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松崎高の組合立化案 町長「選択肢の一つ」
松崎町の深沢準弥町長は6日開会した町議会9月定例会の一般質問で、8月に県教委の会合で西伊豆、松崎両町が示した県立松崎高を組合立高として両町で運営する案について「高校存続の選択肢の一つであり、ベストな選択肢であるとは考えていない」との認識を明らかにした。藤井昭一氏への答弁。 深沢町長は組合立高のメリットについて、独自で学校運営ができる点を挙げた一方、「運営に多額の費用がかかるなどデメリットがある」と説明した。 松崎高を組合立高とする案については、同会合で西伊豆町の星野浄晋町長が県教委に提案し、深沢町長も同提案について「視野に入れても良いのではないか」と述べていた。
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松崎港でフリマ 古着など販売 9月10日「宝探し」イベントも
松崎町商工会青年部は10日午前10時~午後3時、同町松崎の松崎港でリサイクルフリーマーケット「第28回みなとでみんなと海のピカ市」を開く。町内外の34事業者が出店し、古着やアクセサリー、飲食物などを販売する予定。 同日正午~午後1時、同港近くの松崎海岸で「史上最大の宝探し」と題したイベントも開催される。町内の事業者でつくる町ロマンシール協同組合が主催するイベントで、砂浜に埋められた紙製の札を探し出し、商品券などの景品と引き換える。参加費無料。
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「反省の言葉聞きたい」 京アニ元社員大村さん(菊川出身)の地元関係者、全容解明望む
アニメーターになる夢を目指した菊川市出身の大村勇貴さん=当時(23)=ら36人が犠牲になった京都アニメーション放火殺人事件。大村さんとゆかりのある地元関係者は、4年を経て開かれた5日の初公判を受けて「ようやく裁判が始まった」「反省の言葉を聞きたい」と全容解明を強く望んだ。大村さんを失った深い喪失感は癒えず、「事件を風化させてはいけない」との思いを強くしている。 大村さんは常葉大在学中、松崎町を舞台にした絵本「うーちゃんのまつざき」を創作した。菊川市の田んぼアート菊川実行委員会は事件後の2020年、絵本に登場する竜の絵柄を田んぼに描いた。実行委の池田正代表(79)は「起訴内容を認めたことは当
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西伊豆町、マイクロバス活用検討 放課後児童クラブ利用促進へ
西伊豆町の星野浄晋町長は5日開会した町議会9月定例会の一般質問で、同町仁科の仁科小で実施する放課後児童クラブについて、同町宇久須の賀茂小児童の利用を促すためにマイクロバスの活用を検討する考えを示した。高橋敬治氏への答弁。 町教委によると、放課後児童クラブは仁科小のみで実施。マイクロバスは、少子化に伴い同町田子の田子小が閉校して2024年度賀茂小に統合し、町内の小学校が2校となることを機に導入する。授業後、賀茂小から仁科小までバスで児童を送り、帰りは仁科小まで保護者が迎えに来る仕組みを想定する。 高橋氏の「統合後の賀茂小に放課後児童クラブは開設できないか」との提案に、星野町長は「支援員の確
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交通安全ポスター 小中生入賞作決まる 松崎
松崎町は31日、町内の小中学生が制作した交通安全ポスターコンクールの審査会を同町宮内の町環境改善センターで開いた。町職員や下田署員ら15人が審査員を務め、小学校低学年、中学年、高学年、中学生の4部門に応募のあった221点を評価し、入賞作品24点を選出した。 自転車乗車時のヘルメット着用や高齢ドライバーに免許返納を呼びかける作品などメッセージ性のある力作が寄せられた。審査員は色彩や構図、創造性などを確認した。入賞作品は9月中旬~下旬、町生涯学習センター2階の図書館前で展示される。 主な入賞者は次の通り。 【小学校低学年の部】最優秀賞 関結叶▽優秀賞 小林陽翔、八木颯士 【同中学年の部】最優秀賞
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松崎町議会 6日に開会
松崎町議会は30日、議会運営委員会を開き、9月定例会の会期を6~11日の6日間と決めた。2023年度一般会計補正予算案など19議案を審議する。一般質問は6、7の両日に行い、計6氏が登壇する。
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花の親睦会、馬場さんが最優秀賞 松崎で花壇コンクール
松崎町はこのほど、住民団体の花壇の整備活動を評価する「第46回花壇コンクール」と、個人や事業所が対象の「第31回街角の花コンクール」の審査会を同町で行った。花壇コンクールは花の親睦会(小杉原)、街角の花コンクールは馬場幸美さん(船田)がそれぞれ最優秀賞に輝いた。花の親睦会の選出は2年連続。 同町が進める「花いっぱい運動」の一環。審査員の深沢準弥町長ら6人が応募のあった16カ所を巡り、花の咲き具合や植栽のバランスを確認した。町によると、手入れが行き届き、例年よりもきれいな花を咲かせていたという。 このほかの入賞者は次の通り。 【花壇】優秀賞 松尾区(松尾)桜田女性会(桜田)▽努力賞 松崎
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松崎の風景 スケッチ作品募集
松崎町観光協会は31日まで、町内の自然風景や行事などを描いた絵を審査する「第21回伊豆松崎スケッチコンクール」の作品を募集している。入賞作品は同協会が製作するカレンダーなどに掲載される。 画材は自由で、作品の大きさは6号まで。1人1作品まで郵送で受け付けている。審査会は9月中旬に開く予定。 問い合わせは同協会<電0558(42)0745>へ。
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賀茂地区の野鳥写す50点 日本野鳥の会南伊豆下田で展示会
日本野鳥の会南伊豆の「第2回南豆の野鳥 夏休み写真展」が31日まで、下田市民文化会館で開かれている。28日は閉館。 この1年に賀茂地区近郊で撮影した写真を中心に約50点が並ぶ。河原で水面(みなも)に反射したキセキレイや、松崎町の雲見海岸で富士山を背景に飛行するアオサギを捉えた力作を展示した。ひなが餌をねだる様子が何とも愛らしいハクセキレイの親子の1枚も会場を彩っている。 例年5月の展示会とともに広く作品を見てもらう機会にしようと、昨夏から夏休み展も始めた。土屋恵一郎支部長(68)は「美しい鳥の姿だけでなく、背景や季節感にも注目してほしい」と来場を呼びかけている。
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色彩豊か 富士山と竜 日本画家栗原さん(北区)作品展 浜松市中区
浜松市北区の日本画家栗原幸彦さん(71)の富士山と竜が題材の作品を集めた「日本画の名匠 栗原幸彦の世界展」が30日まで、中区のギャラリー&フォト広沢で開かれている。 アートイベント会社「アートフォースM&K」(北区)を経営する亀岡光則さんが富士山世界文化遺産登録10周年を記念して企画した。赤富士や松崎町雲見から見た駿河湾越しの富士山の日本画など色彩豊かな約30点を展示。来年の干支(えと)の辰(たつ)にちなみ日本画の古典的なモチーフである竜を題材にした作品も並ぶ。 会場では賛助出展として西区の人形作家瀬川明子さんが手がけた富士山の祭神「木花咲耶姫(このはなさくやひめ)」や金の竜をかたどった
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中高生が児童の宿題お手伝い 松崎で「寺子屋」
松崎町教育委員会はこのほど、地元の中学生や高校生が小学生の学習を支援する「まつざき寺子屋」を同町宮内の松崎小で開いた。児童が持ち寄った夏休みの宿題を手伝い、問題の解き方を優しく教えた。 町教委が実施するジュニアボランティアクラブの中高生や元教員の地域住民、町がインターンシップで受け入れている静岡大の学生が先生役を務めた。子どもたちは丁寧な指導を受け、答えが分かると笑顔を見せていた。勉強が終わった後には、同校の体育館でボッチャ体験も行った。 児童同士や児童と地域住民との交流を図るため、2021年に開始した企画。今年は1日から10日までに全5回実施した。
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4市町に各100万円 西伊豆の堤さん寄付 サエツ冷機工業相談役
西伊豆町仁科のサエツ冷機工業相談役の堤栄助さん(77)が18日、河津、下田、西伊豆、松崎の4市町にそれぞれ100万円を贈った。堤さんの代理で西伊豆町役場を訪れた次男の健造代表取締役社長(48)や長女の千香代常務取締役(52)が、星野浄晋町長らに浄財を手渡した。 寄付金には堤さんの私財を充てた。長年仕事で関わり、恩義のある各市町に「地域活性化のために使ってほしい」という意向で寄付した。堤さんは体調の悪化を理由に2023年4月に同社の社長を退任。現在は自宅で療養を続けている。 贈呈式には岸重宏河津町長、深沢準弥松崎町長、松木正一郎下田市長も出席し、健造社長らに感謝の言葉を述べた。
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灯篭流しや花火 盆踊り楽しむ 松崎で夏祭り
松崎町の松崎地区で16日夜、夏祭りが開かれた。地域住民や観光客が灯籠流しや花火大会、盆踊りなどの夏の風物詩を楽しんだ。 灯籠流しは明治商家「中瀬邸」前の那賀川で行われた。昭和30年代に水害で亡くなった子どもの供養をするために始まった行事。灯籠約200個の放つ明かりが水面に揺らめき、幻想的な雰囲気に包まれた。 花火大会は松崎海岸で開催され、海上花火やスターマインなど約600発が次々と打ち上げられた。観客は夜空を鮮やかに彩る大輪に目を奪われ、拍手を送ったり、写真を撮ったりして満喫した。 台風の影響で延期となっていた「松崎盆踊り」も行われた。住民有志団体による「日本で一番地味な盆踊り」と銘
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歌で人をつなぐ ソプラノ歌手たえこさん 音楽交流で松崎を活性化
ソプラノ歌手のたえこ(本名・伏見妙子)さん(36)が松崎町で音楽を通じた地域の活性化に取り組んでいる。町民が作詞に参加する「松崎町のうた」の制作を機に同町と関わり移住し、住民有志と共同でコンサートを開く。突然声が出なくなったり、体が動かなくなったりする病を患いながら「歌で人の心を楽にしたい」と、住民や町外の人が交流する機会を提供している。 静岡市葵区出身のたえこさんは幼い頃から歌が好きで高校進学時に音楽で生きることを決意し、昭和音大で声楽を学んだ。同大3年の時に多忙で無理がたたり、原因や治療法の分からない病を発症。1日に何度も体の一部が動かなくなるなどの発作があり、半日動けない日も。現状
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狩野川台風被害を後世に 伊豆の青木さん 松崎で自作冊子の挿絵展
伊豆市土肥の青木直美さん(71)が狩野川台風の被災者の体験談を基に創作した物語「狩野川のシロ」の挿絵の原画を紹介する展示会が9月25日まで、松崎町の喫茶ギャラリー「海の駅丸平」で開かれている。1958年9月に伊豆半島で甚大な被害をもたらした台風の惨状を描いた作品で、主人公の男性が少年時代の被災体験を振り返る場面を表した14点を飾る。 物語では、飼い犬のシロや家族と暮らしていた主人公が台風の影響で濁流にのみ込まれてしまう。主人公は一人生き残り、助けてくれた漁師から1匹の犬のおかげで救助できたと聞かされる。主人公が流されながらシロと寄り添うシーンなどを色鉛筆の優しいタッチで表現しつつ、台風の悲
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お盆の伊豆 観光業に打撃 2年連続台風襲来 「満室予定」が「3分の1」に
台風7号接近の影響で伊豆半島の宿泊やレジャーのキャンセルが相次ぎ、書き入れ時を迎えている観光業に打撃を与えている。「またか」「なぜ、この時期なのか」。昨年に続くお盆休みの台風襲来に、関係者は落胆を隠せない。 松崎町雲見の民宿「太郎」は14、15両日の宿泊客の受け入れを見合わせた。「帰れなくなっては困る。お客さんの安全を第一に考えた」と女将(おかみ)の鈴木とし子さん(62)。 昨年のお盆に伊豆半島を直撃した台風8号で浸水被害に遭った。当時の宿泊客が今年の再訪を予定していただけに「心配してくれた感謝を込めておもてなししたかった」と残念がった。 同町江奈の宿泊施設「伊豆まつざき荘」は13日
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松崎町役場の業務理解へ 静岡大生が体験 16日までインターン
松崎町で町職員の業務を体験するインターンシップに参加している静岡大3年の松永理子さん(21)=横浜市出身=が15日、町役場で深沢準弥町長から同町の産業やまちづくりの方針について説明を受けた。インターンは16日まで。 深沢町長は主幹産業の観光業への考えなどを紹介した。「旅行に訪れた人が地域の人と関わりを持つことが重要になっている。旅のニーズの変化に応えられる体制を整備する必要がある」と強調した。 同町は6日から受け入れを始め、回覧で配布するチラシ製作や児童の学習支援などを体験した。松永さんは「地域の人の活力を感じた。今後も松崎と関わりを持ちたい」と話した。
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松崎の盆踊り 16日のみ開催 雲見の花火 17日に延期
松崎町や町観光協会などでつくる「夏まつり実行委員会」は台風7号の影響で、同町の松崎港で15、16日開催予定の盆踊りについて、16日のみ実施すると発表した。住民有志団体が行う「日本で一番地味な盆踊り」と銘打った恒例企画。 15日に予定していた雲見地区の花火大会は17日に延期する。16日の松崎地区の花火大会と灯籠流しの開催可否は当日に判断する。
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松崎5観光施設 きょう通常営業
松崎町振興公社は15日、台風7号の影響を見通し臨時休館する予定だった町内の観光施設5カ所を通常通り営業する。台風の進路が当初の予想より西側にそれる見込みのため。 施設は伊豆の長八美術館、重要文化財(重文)岩科学校、道の駅花の三聖苑伊豆松崎、旧依田邸、大沢温泉依田之庄。 同日に予定していた伊豆の長八美術館の光る泥団子作りなどの教室は中止する。重文岩科学校のまゆ玉人形教室は予定通り開く。
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住民集い サツマイモ畑手入れ 松崎 秋に園児の食育へ
松崎町の住民有志がこのほど、町内の園児に食育について学んでもらおうと管理する同町桜田のサツマイモ畑で草刈り作業に励んだ。町などが住民を交えて持続可能な地域づくりを目指す取り組み「2030松崎プロジェクト」の一環。 サツマイモは6月に住民有志の指導を受け、聖和保育園の園児が植えた。この日は、地元の園児や地域おこし協力隊、住民有志団体「松崎ポートクラブ」のメンバーら15人が、鎌や草刈り機で雑草を除去した。秋ごろ収穫する予定。
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泥団子 磨いてぴかぴか 松崎
松崎町振興公社は11日、光る泥団子作りの体験教室を同町の伊豆の長八美術館で開いた。親子連れが参加し砂やわらを交ぜた泥団子に赤や紫などの色の付いた漆喰(しっくい)を塗り重ねてぴかぴかに磨き上げた。 光る泥団子作りは、左官職人の技術を体験できるプログラム。参加者はフィルムケースや小瓶を使って泥団子の制作に取り組み、同館職員の「表面に沿って滑らかに塗る」「優しく磨く」などのアドバイスに従って完成させた。 同公社は16日まで、光る泥団子のほか、漆喰鏝絵(こてえ)や漆喰ストラップなどの制作体験教室を開いている。14、15の両日は台風接近に伴う臨時休館で中止となる。
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不適切事務処理 男性職員を戒告 松崎町
松崎町は10日、町営施設が主催する水泳教室の参加費などに関する不適切な事務処理があったとして、企画観光課主任主事の男性職員(39)を同日付で戒告の懲戒処分にしたと発表した。 町によると、男性職員は町教委事務局でB&G松崎海洋センターと海洋クラブの事務を担当していた2021~22年度、参加者から徴収した水泳教室と同クラブの参加費約100万円について出納室への入金処理を怠った。一般会計予算から支出すべき参加者の保険料を参加費から支出するなどの不適切な会計処理も見られた。 監督責任として、当時の町教委事務局長と現事務局長についても文書で厳重注意した。
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介護施設BCP策定 相談会で理解深める 西伊豆
松崎町・西伊豆町広域社会福祉法人等連携ネットワークはこのほど、町内介護保険事業所の事業継続計画(BCP)策定に関する個別相談会を西伊豆町仁科の町保健センターで開いた。6事業者が、自然災害や感染症発生の際にサービス提供を続けるための方法について理解を深めた。 BCP策定は、国が2024年3月までに各事業者に義務付けている。策定支援や策定後の活用方法について考えてもらおうと開催した。相談会では、同ネットワークの防災アドバイザーの園崎秀治さん(52)が助言した。 園崎さんは「BCPの策定は、災害時などのリスクを洗い出す機会。支援を求められる体制の構築が重要になる」と話した。
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灯籠製作 工夫凝らす 松崎の児童
松崎町の児童が10日、灯籠の製作に取り組んだ。同町の町観光協会で教室が開かれ、地元の小学生4人がプラスチック製のコップや障子紙に色付きのセロハンを貼り付けたり、ペンで絵を描いたりした。 灯籠流しは水害で亡くなった子どもの供養のため、松崎地区で行われている伝統行事。灯籠は発泡スチロールの上にろうそくを取り付ける構造で、子どもたちはろうそくを覆う障子紙などを装飾した。同町の雲見海岸から見た富士山やヒマワリなどを表現して完成させた。 教室は同協会や町などでつくる「夏まつり実行委員会」が開催した。灯籠は16日午後まで同協会で展示し、同日夜に那賀川で流す予定。
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観光客に事故防止呼び掛け 西伊豆と松崎で啓発 下田署など
下田署などは10日、水難事故防止の啓発活動を西伊豆町宇久須のクリスタルビーチで行った。署員ら16人が啓発品のティッシュを配ったり、のぼり旗を掲げたりして注意を喚起した。 同署松崎分庁舎と町役場、下田消防本部西伊豆消防署、下田海上保安部が連携し、西伊豆町と松崎町の海水浴場など計14カ所で実施した。クリスタルビーチ付近では、海水浴やキャンプに訪れた観光客らに事故防止の徹底を呼びかけた。西伊豆町では8月2日、1人が死亡する水難事故が発生している。
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練習用ボール100球 野球少年団に寄贈 松崎の土木会社
松崎町の佐藤土木(佐藤岩夫社長)がこのほど、練習用のボール100球を松崎野球スポーツ少年団に贈った。贈呈式が同町道部の町営総合グラウンドで行われ、佐藤社長が代表児童に品を手渡した。 少年団は同町や西伊豆町の子どもたちで構成し、同グラウンドを拠点に活動している。佐藤社長の息子が少年団のOBという縁で、寄贈した。
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障害者対象 就労相談会 賀茂地区、9日から
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は9日から、毎月恒例の障害者対象の就労相談会を賀茂郡5町で開く。参加無料。 就労相談のほか、障害者手帳の取得や医療費助成の相談なども受け付けている。開催時間は各会場いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 9日午前10時~ 西伊豆町役場宇久須支所、午後1時半~ 松崎町役場▽15日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽17日午後1時半~ 南伊豆町役場
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北海道帯広の児童 漆喰文化学ぶ 松崎に4年ぶり来訪
松崎町と姉妹都市提携を結ぶ北海道帯広市の小学生10人が7日、同町の伊豆の長八美術館を訪れた。漆喰(しっくい)ストラップ作りに挑戦し、左官の技術を学んだ。9日まで町内に滞在して松崎小の児童と交流したり、十勝平野開拓に貢献した同町出身の依田勉三の功績を学んだりする。 同市との交流事業の一環で、開催は4年ぶり。ストラップの漆喰部分の制作に取り組んだ。丸めた砂漆喰に青や赤色などの色漆喰を塗り重ねた後、表面を磨いてストラップにくくり付けて完成させた。館内の見学も行い、同町出身の左官職人・入江長八の漆喰鏝絵(こてえ)を楽しんでいた。
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助かる学生の「お手伝い」 繁忙期の松崎 民宿受け入れ マッチングサイト活用
松崎町雲見の民宿「彩雲 俺の家」が19日まで、「お手伝い」と「旅」を通じて事業者と旅行者を結ぶマッチングサイト「おてつたび」を利用して県内の学生2人を受け入れている。夏の繁忙期の業務を手伝いながら、伊豆半島の豊かな自然を楽しんでいる。 参加するのは、ともに日本大3年の森勇人さん(20)=静岡市葵区=と牧野心勇さん(21)=同=。卒業後の進路を考えるために参加したという。住み込みで施設の清掃などに取り組む。滞在中にドローンで撮影、編集した動画をSNSに投稿して地域のPRにつなげる。 牧野さんは「仕事や社会について学びながら、誘客につながる動画を制作したい」と意気込む。従業員の高橋謙太さん(
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桑葉活用ジェラート販売 幅広い世代に親しみを 松崎で10日から
松崎町の企業組合「松崎桑葉(そうば)ファーム」は10日、同町特産の桑葉を使った新スイーツ「くわ葉ジェラート」の販売を同町の直売店「くわや」で始める。お茶として親しまれる桑葉の粉末を練り込み、クリーミーな味わいと桑葉の爽やかな香りが楽しめる品に仕上げた。 同組合は町内の耕作放棄地を活用して食用桑の生産を続ける。若者を含む幅広い世代に桑葉に親しみを持ってもらおうと、町などでつくる「町桑葉健康協議会」と、乳製品販売の「いでぼく」(富士宮市)と共同開発した。店内とテイクアウトで提供する。 くわ葉ジェラートのほか、いでぼくオリジナルミルク味も販売する。各税込み400円。ミルク味用のトッピングのくわ
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14日から松崎盆踊り 「日本一地味」銘打つ
松崎町の住民有志でつくる「松崎ポートクラブ」(端山晋一代表)は14~16日、同町松崎の松崎港で「松崎盆踊り」を実施する。「日本で一番地味な盆踊り」と銘打った恒例行事で、「松崎音頭」「東京音頭」などの曲に合わせて踊る。 開催時間は午後7~9時。16日は午後8時から開催される花火大会が終わり次第実施する。焼きそばやかき氷などの販売や、各日小学生以下の来場者先着30人にヨーヨーのプレゼントもある。問い合わせは町観光協会<電0558(42)0745>へ。
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自動運転高度化図る 静岡県、10月から公道走行実施へ
静岡県は2023年度に計画している自動運転の実証実験について、10月に松崎町、11月に沼津市、12月に掛川市でそれぞれ公道走行を実施する方針を固めた。特定の条件下での無人走行を視野に入れた「レベル4」の実験は見送るものの、自動運転の実用化に向けて技術の高度化を図る。 自動運転は技術レベルによって5段階に分かれ、レベル4は完全自動運転の一歩手前となる。改正道交法の施行に伴って4月から解禁されたが、23年度の実験は22年度と同様に乗務員が運転席に座り、状況に応じて手動運転に切り替える「レベル2」を継続する。 国土交通省との協議などを踏まえ、「レベル4の実験は一般車両が混在する空間での手続きや
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連携型一貫教育 組合立高を提案 賀茂地域協議会 静岡の県立高再編巡り協議
静岡県教委は2日、県立高再編案を盛り込んだ第3次長期計画の再検討に向けて賀茂地区に設置した地域協議会の第4回会合を下田市の県下田総合庁舎で開いた。グランドデザイン(全体構想)策定の方向性を示し、各市町と意見交換した。 県教委は分校を含む1市5町の4校で複数校舎を活用し、1校として機能させる「サテライト制」の導入案を示している。全体構想案では、集団規模の確保や、学校間や地域、企業との連携体制構築、地域愛を育む教育の推進-などを掲げた。全体構想について、各自治体からさまざまな意見が出た。 西伊豆、松崎両町は、松崎高を両町で運営する組合立高とする可能性を探りたいと要望した。星野浄晋西伊豆町長は
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土肥金山 砂金探しに夢中 伊豆で小学生大会
伊豆市の観光施設「土肥金山」は7月30日、第8回小学生砂金採り大会を同施設で開いた。松崎町の菊池晃樹君(9)が9粒を獲得して優勝した。 県東部地域から30人が参加した。専用の皿を使って30分間で何粒採れるかを競った。 2位以下は次の通り。 2位 渡辺一平(伊豆市)3位 鶴原颯空(同)
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休耕田でビオトープ整備 松崎の有志
松崎町の住民有志がこのほど、同町南郷の休耕田でビオトープの整備作業を行った。近年の環境の変化によって減少しているトンボやカエルなどの生き物が集まる場所を目指す。町などが持続可能な地域づくりを進める「松崎2030プロジェクト」の一環。 作業を行ったのは、地域おこし協力隊の宇野満里加さん(28)ら地域資源の活用を進めるチーム。この日は、同町でホタルの保全などに取り組む土屋武彦さん(66)の指導を受け、泥をかき出して池をつくる作業に励んだ。同町を訪れているモンゴル人の技能実習生らも参加した。 近くの沢から水を引いて池をつくり、ビオトープを完成させた。今後、地元の子どもたちの見学などを受け入れる予定
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長八デザインの印半天 手拭いに 松崎
松崎町松崎の伊豆の長八美術館はこのほど、同町出身の左官の名工・入江長八が考案したデザインと伝わる「オ長(おちょう)の印半天(しるしばんてん)」の模様をあしらったオリジナル手拭いを製作した。約100年前、左官職人が着用して作業していたという半天の柄を再現した。 同館の開設39年を記念して製作した。オ長は、左官道具の「オ(こて)」と入江長八の「長」を組み合わせたとされる造語。手拭いは紺色を基調とし、中央に「オ」の文字を配置した。「オ長」の文字や伝統的な外壁工法「なまこ壁」の柄をデザインした。縦約35センチ、横約100センチ。税込み千円。100枚製作し、同館で購入できる。今後別の色の販売も検討する
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陸上クラブが始動 部活減の過疎地で 松崎・住民主体で指導
松崎町の総合型地域スポーツクラブ「ウェルネスまつざき」の陸上競技クラブが今春、本格始動した。住民有志が町内の小中学生に体力づくりや大会出場を見据えた技術向上などレベルに応じた指導を実施。少子化に伴う部活動数の減少で選択肢が狭まる過疎地域でも、活動に打ち込める環境づくりを目指す。 クラブは「ウェルネスまつざきAC(アスレチッククラブ)」。教員時代に陸上競技部の顧問を務めていた松崎中講師の平野明彦さん(67)らが中心となって4月に発足し、教え子や競技経験者がスタッフとして指導に当たる。年齢ごとに週1~2回、小学校や高校のグラウンドで1時間~1時間半の練習を重ねる。 6月中旬、同町桜田の松崎高
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食や買い物、ステージ楽しむ 松崎港で初マルシェ
松崎町内外の事業者らが集まるイベント「まつざきオハナ・マルシェ」が22日、同町の松崎港で開かれた。約60事業者が出店し、来場者は飲食や買い物、音楽などのステージパフォーマンスを楽しんだ。 主催したのは、町地域おこし協力隊と港周辺の活性化に取り組む住民有志団体「松崎ポートクラブ」。多地域多世代の交流の場を提供しようと初企画した。オハナはハワイ語で「家族」などを意味し、「花とロマンの里」が合言葉である同町のイメージにちなんで付けたという。 ハンバーガーやコーヒーなどの飲食物を販売したほか、地元のスイーツやジビエを提供した。歌や楽器の演奏披露や人力車などの体験もあり、家族連れでにぎわった。
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水害被災家屋の復旧手順を確認 松崎で2町社協が研修会 災害時活動「技術系ボランティア」
松崎、西伊豆両町の社会福祉協議会はこのほど、災害時に活動する大工技術や建設機器の知識を持つ「技術系ボランティア」の研修会を松崎町宮内の町環境改善センターで開いた。県東部の40人が技術系ボランティアの役割や具体的な活動について理解を深めた。 災害対応NPO「MFP」代表の松山文紀さんが水害後の家屋の復旧をテーマに講演。被害状況の確認方法や清掃作業の手順などについて解説した。松崎町防災アドバイザーの玉木優吾さんや、県中部の有志でつくる「しぞ~か・まめっ隊」による台風時の活動報告もあった。
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ソプラノ歌手と尺八奏者が共演 松崎で23日演奏会
ソプラノ歌手と尺八奏者が共演する音楽演奏会「夕涼みコンサート」(こころうたを支援する会主催)が23日午後5時半~6時半、松崎町松崎の伊那下神社で開かれる。 同町在住のソプラノ歌手たえこさん=本名・伏見妙子=と、宮城県亘理町在住の尺八奏者大友憧山さんが、ポップスや唱歌などの曲を披露する。入場無料。雨天時は町環境改善センターで開く。
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住民有志がいかだ製作 松崎海岸に係留 海水浴楽しんで
松崎町の住民有志でつくる「松崎ポートクラブ」はこのほど、松崎海岸沖に係留する竹製のいかだ作りに取り組んだ。海に浮かべ、遊具として海水浴客に楽しんでもらう。 クラブでは2014年からいかだを製作し、人気を集めている。この日はメンバー14人が集まり、竹を組み合わせて縦横約4.5メートルのいかだを完成させた。いかだ遊びは8月まで楽しめるという。
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松崎町チーム 結束高める 決起大会、26日から練習へ【市町対抗駅伝】
12月に静岡市で開かれる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する松崎町チームは19日、同町宮内の町環境改善センターで決起大会を行った。候補選手やスタッフが顔合わせし、一人一人抱負を述べて結束を高めた。 深沢準弥町長は「それぞれの役割を果たしてチームをつくってほしい」と激励した。候補選手たちは順に自己紹介し、「全力で走りたい」「選手になれるよう頑張る」と意気込んだ。土屋武彦監督は「精いっぱい練習し、本番で成果を出してほしい」と話した。 チームは26日から練習を始める。計3回のタイムトライアルなどを基にして10月中旬に登録選手を決める見通し。
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3泊4日で海洋学習 御前崎・松崎でサマースクール 23日まで参加者募集
御前崎市や牧之原市などで結成する「御前崎港開港50周年記念事業実行委員会」は7月31日~8月3日、県内の小中学生を対象にした3泊4日の海洋学習体験ツアー「OMAEZAKIサマースクール」を御前崎港や松崎町で開催する。23日まで参加者を募集している。 対象は県内在住、在学の小学4年~中学3年生。初日は御前崎港の物流施設見学や海洋体験を実施し、2日目以降は船「帆船みらいへ」で同町へ渡り、スノーケリングやキャンプを行う。講師は自然体験教室などを企画運営する御前崎市のNPO法人アース・コミュニケーションの川口真矢代表が務める。 定員は先着30人程度。活動費として1人4万3千円が必要。保護者同伴は不可
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学習法やキャリア形成 中高生に助言 松崎 ベンチャー役員が講座
松崎町出身で東京都のベンチャー企業の執行役員を務める浅井開さん(31)=横浜市=が7月から、地元の中高生に理工学や自然科学の魅力を紹介する「浅井理工塾」を同町で始めた。大学院での研究や企業勤務の経験を交えてものづくりの楽しさや進路の考え方について解説する。 浅井さんは慶応大大学院理工学研究科の博士課程修了後、都内で健康状態を計測するセンサーの開発に携わるほか、同大特任助教も務める。学ぶことや社会で働くことの意義を地元の子どもたちに伝えようと企画した。12月まで月1回開催し、全6回の予定。 初回の講座では、同町や下田市の生徒4人が参加した。浅井さんは自身の経歴などを紹介した上で、学習方法やキャ
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静岡人インタビュー「この人」 西伊豆町で防災体制の拡充に取り組む 山本新吾さん(松崎町)
内閣府が認定する「地域防災マネージャー」として、4月から西伊豆町防災課で業務に当たる。防衛大学校、陸上自衛隊幹部候補生学校を卒業し、初任地の陸上自衛隊板妻駐屯地(御殿場市)など全国で勤務し、災害派遣の経験もある。定年後、神奈川県大磯町危機管理課に在籍した後、現職。任期は2年。熊本県宇城市出身。57歳。 -防災マネージャーとは。 「豪雨災害や発生の懸念がある南海トラフ地震に対応するため、内閣府が創設した制度。自衛官の経験や知識を生かし、自治体の防災力向上に努める。前任地の神奈川県では自治体の多くが採用していたが、本県では事例が少なく感じる。有事の際に自衛隊を活用できる人材として必要になる」
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サザエ800人でつかみ取り 松崎・雲見海岸 合図で一斉に疾走
松崎町の雲見観光協会は17日、海水浴シーズンの幕開けを告げる恒例行事「雲見温泉サザエ狩り」を同町の雲見海岸で開いた。多くの家族連れや観光客が訪れ、波打ち際や浅瀬にまかれたサザエ約3000個(約300キロ)のつかみ取りに臨んだ。 子どもと大人の両部が開催され、町内外約800人が集まった。参加者は砂浜で横一列に並び、スタートの合図に合わせて一斉に走り出した。一つでも多くのサザエを拾おうと夢中になって探し回っていた。 高橋博幸会長は「参加者が大勢来てくれて良かった。昨年は水害に遭ったが、今年は穏やかに過ごせることを願っている」と話した。 (松崎支局・太田達也)
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草生い茂り避難路使えない...南海トラフ想定犠牲者「8割減」に疑問符 高齢化も加速、実効性に課題 静岡県地震・津波対策AP推計
静岡県第4次地震被害想定で推計される南海トラフ巨大地震の犠牲者約10万5千人のうち津波による犠牲は約9万6千人に上る。静岡県は地震・津波対策アクションプログラム(AP)の2022年度までの10年間の取り組みで、防潮堤整備や早期避難意識の向上が進み、想定犠牲者の「8割減」を達成したとする。一方で、高齢化が加速し、過去に整備した津波避難施設の維持管理や改修などの課題が浮かび上がる。専門家は「人口構成の変化を踏まえた検証や点検が必要」と避難の実効性に疑問を呈する。 6月下旬の沼津市戸田大浦地区。傾斜地に設置された非常階段を上るとさらに高台へと避難する通路があった。草木が生い茂り、手すりの上部だ
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地元振興会に桜葉の苗贈る 松崎の特支生徒
松崎町桜田の伊豆の国特別支援学校伊豆松崎分校の生徒はこのほど、同町特産の桜葉の苗約700本を伊豆松崎町桜葉振興会(佐藤雅文会長)に贈った。町と同振興会が桜葉生産の担い手確保を目指し、生徒に生産の過程を体験してもらう農福連携の取り組みの一環。 苗は同振興会から提供された種をまいて育てた。生徒17人が2月から協力して定期的に水をやってきたという。贈呈式が同校で行われ、代表生徒が佐藤会長らにケースを手渡した。 生徒は年間を通じて作業に携わっていて秋にも収穫を行う。
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認知症の予防方法 健康づくり秘訣は 松崎で講演会
下田市のNPO法人伊豆ヘルスケア(遠藤美和子理事長)はこのほど、松崎町宮内の町環境改善センターで健康づくり講演会を開いた。町民ら約30人が参加し、健康寿命を延ばす秘訣(ひけつ)について学んだ。 元静岡県健康福祉部理事で保健師の土屋厚子さん(64)が講師を務め、認知症と物忘れの違いや認知症予防の方法を説明した。「外に出かけて人と話すことが、脳の活性化につながる」などとアドバイスした。健康づくりに必要な肩や足腰の体操指導も行い、参加者は心地よい汗を流した。 同法人は2022年に設立され、賀茂地域の高齢者の健康増進に取り組んでいる。今年9月中旬には下田市でも講演会を開く。
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ほろよい気分で河川利活用法議論 松崎、「水辺で乾杯」
松崎町の那賀川周辺の活性化に取り組むミズベリング伊豆松崎会議はこのほど、交流イベント「水辺で乾杯」を同町の那賀川沿いで開いた。地元住民や町関係者約100人が、飲食を楽しみながら那賀川の利活用について意見交換した。 水辺の利活用を探る官民共同の取り組み「ミズベリング」の一環。参加者は和やかな雰囲気の中、イベントなどを通じた河川周辺のにぎわい創出や協議会の発足による活性化などの方法について語り合った。 7日午後7時7分に乾杯するイベントで、全国各地で開催された。
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障害者対象の就労相談 12日から 賀茂5町
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は12日から、参加無料の就労相談会を賀茂5町で開く。 同センターは月に1回、各町で障害者対象の相談会を開催している。就労相談に加え、障害者手帳の取得や医療費助成の相談なども受け付ける。開催時間は各会場いずれも2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 12日午前10時~ 西伊豆町役場保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽18日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽20日午後1時半~ 南伊豆町役場
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松崎町長「平時の連携強化重要」 下田で防災力向上会議
防災関係機関や自治体が防災力向上を図る賀茂指揮官会議が6日、下田市の静岡県賀茂危機管理庁舎で開かれた。講師から災害対応を学ぶとともに、各機関が活動を報告した。 断水被害が続くなど昨年8月の台風8号で被災した松崎町の深沢準弥町長は周囲の支援に謝意を示すとともに、「日頃から複数機関が連携して対策を重ねることの大切さを実感した」と語った。下田署の田代圭吾署長は継続的な訓練と連携の必要性を強調。災害時の不足物資の想定や、電源と水道確保の確認を平時から徹底するよう呼びかけた。 同年9月の台風15号で大きな被害を受けた川根本町の山田貴之総務課長による講演も行った。山田課長は特に山間地においては道路が
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個性的な絵画や彫刻35点 松崎で愛好家らの作品展
松崎町などの美術愛好家らでつくる団体「彩々会」の作品展が31日まで、同町松崎の喫茶ギャラリー「海の駅丸平」で開かれている。絵画や彫刻、書など会員6人が出展した個性が詰まった35点が並び、来場者を楽しませている。 夕日に照らされる灯台を描いた水彩画や、色鮮やかなバラの花を表した油彩画が飾られている。このほか、男性会員の自画像や少年少女を表現したFRP(繊維強化プラスチック)の彫刻も目を引く。 同会は西伊豆、河津、松崎各町の60~80代の会員が所属し、最近は年1回作品展を開催している。
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初の全国へ 陸上三段跳び「恩返しの跳躍を」 松崎高の田所さん
松崎町桜田の松崎高陸上競技部3年の田所歩武さん(17)が、三段跳びで8月に北海道で行われる全国高校総体に初出場する。静岡県内で最も人口が少ない約6千人の町の唯一の高校から、町の期待を背に全国の舞台に挑戦する。 田所さんは6月に袋井市で行われた東海総体で、自己記録を約30センチ更新する14メートル27センチで4位入賞し、初の全国への切符を得た。同校によると、同部では近年投てき種目での全国大会出場の事例はあったが、跳躍種目では1989年以来34年ぶりという。 田所さんは中学生までバレーボールなどに励み、高校生になって陸上を始めた。三段跳びには、同種目の現役競技者でもある顧問の杉山拓弥教諭(3
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景観保全へ“松崎 草刈り大作戦” 住民ら耕作放棄地を整備
松崎町の住民有志がこのほど、「松崎をきれいに 草刈り大作戦」と銘打ち、耕作放棄地の整備に着手した。景観保全のために集まった約20人が、同町江奈付近で生い茂った草の刈り取り作業に汗を流した。 作業に当たったのは、港周辺の整備を行う「松崎ポートクラブ」(端山晋一代表)や地域おこし協力隊。地域住民によると、同地区周辺の耕作放棄地は10年以上前から手付かずの状態で、茂みが広がり、景観の悪化が指摘されていた。 現場には背丈より高い雑草も見られ、住民らは草刈り機を使って少しずつやぶを切り開いた。端山さんは「この辺りは町内でも茂みがひどい場所。まちをきれいに保ち、訪れる人に喜んでもらいたい」と話した。
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デジタル活用事例 自治体職員ら紹介 静岡で情報通信セミナー
総務省東海総合通信局と東海情報通信懇談会はこのほど、情報通信セミナーを静岡市駿河区のホテルで開いた。デジタル技術を活用して事業を展開する自治体の職員や大学生らが事例を紹介した。 松崎町教委の斎藤一憲係長は仮想通貨などに用いられるブロックチェーン(分散型台帳)上で、世界中の人が協力して管理運営する分散型自律組織「DAO」を使った関係人口創出の取り組みを紹介した。同町は「日本で最も美しい村」連合の加盟自治体との共同事業に参加している。 斎藤係長は「デジタル村民証」を購入した人が、DAO内で地域資源を生かした企画提案やデジタル投票を通じて同町のまちづくりに関わる仕組みを説明し、「小さな町が生き
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桑葉の収穫始まる 松崎
松崎町で3日、特産品の桑葉の収穫が始まった。企業組合「松崎桑葉(そうば)ファーム」(土屋嘉克代表理事)の畑では、組合員らが桑の枝を切って近くの工場前に運び込み、枝から葉をそぎ落とした。作業は1週間ほど続き、収穫量は約5トンの見通し。 収穫した桑葉は、同町の工場で荒茶加工し、外注先の牧之原市で粉末化した後に「桑葉茶」として販売される。土屋理事(78)によると、雨量や日照時間が適度で生育状況は良好。この日は、松崎小の児童や組合員、パート従業員が作業に汗を流した。 同組合は2014年の設立以降、耕作放棄地を活用した桑葉の生産事業を本格化した。海外との取引など需要の増加により、24年には現在の耕作面
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海水浴シーズン控え観光客らの安全祈願 松崎海岸
松崎町観光協会(本多正弘会長)は4日、松崎海岸の海上安全祈願式を同海岸で行った。協会や町関係者ら約10人が、海水浴シーズン中に訪れる観光客らの安全を願った。 伊那下神社の森清人宮司が神事を執り行い、祝詞を読み上げた後に関係者が玉串をささげた。本多会長(65)は「ここ数年はコロナで観光業も落ち込み、町に覇気がなくなっている。今年の夏は、観光客が多く訪れてくれることに期待したい」と話した。 町内の海水浴場は、同海岸など4カ所で15日~8月20日に開設される。
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小学生野球 松崎少年団が優勝 賀茂地域のチーム熱戦
賀茂地域の小学生チームが出場する「第1回西伊豆ライオンズクラブ杯兼第30回県ジュニア軟式野球下田支部大会」(県野球連盟下田支部主催)の最終日となる2日目がこのほど、松崎町道部の町営総合グラウンドで開かれた。松崎野球スポーツ少年団が、河津ジャガーズを9-6で下して優勝した。 この日は、準決勝と決勝が行われた。1日目の予選で河津ジャガーズに敗れ、敗者復活戦で勝ち上がった松崎野球スポーツ少年団が決勝で再戦し、雪辱を果たした。優勝した同少年団は、8月11日に伊東市で行われる伊豆ブロック大会に出場する予定。 同大会は5月28日に開幕した。2日目は雨などの影響で延期になっていた。
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観光客の無事故祈る 松崎・雲見で海山開き
松崎町の雲見観光協会(高橋博幸会長)は1日、夏の観光シーズンを前に、雲見海山開き安全祈願式を雲見くじら館で行った。地元の観光関係者ら約20人が、雲見海岸と烏帽子(えぼし)山を訪れる観光客の無事故や安全を祈った。 烏帽子山にある雲見浅間神社の高橋清英宮司らが神事を執り行った。雲見地区は2022年8月、台風8号による被害を受けた。高橋会長は「昨年は大変苦しい思いをした。今年の夏は皆が穏やかに過ごせるよう祈っている」と話した。 町観光協会によると、同町の雲見、松崎、岩地、石部の各海水浴場の開設期間は15日~8月20日。
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茅の輪くぐり 身清め 松崎・伊那下神社で夏越の大祓
無病息災や疫病退散を祈願する「夏越(なご)しの大祓(おおはらい)」がこのほど、松崎町松崎の伊那下神社で行われた。氏子総代会のメンバー約20人が茅(ち)の輪をくぐり、身を清めた。 茅の輪は6月下旬、総代会が町内の耕作放棄地で集めたかやで製作した。14日まで境内に設置される。参拝者らに配るミニサイズの茅の輪も300個以上作ったという。神事では、無病息災を祈る言葉を唱える森清人宮司の先導で、左右に8の字を描くように輪を3回くぐり抜けた。 船津竹史総代長(74)は「神社の重要な儀式の一つ。これからも続けていきたい」と話した。
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裂き織り体験教室 14日まで参加募る 松崎
伊豆市のNPO法人修善寺総合研究所は7月14日まで、7月下旬~8月中旬に松崎町大沢の旧依田邸で開く裂き織り体験教室の参加者を募っている。 着なくなった浴衣や着物を使ってオリジナル作品を制作する。開催日は7月29、30の両日と8月9、11の両日で、各日とも午前10時~正午、午後1~3時の2回。参加費は千円。裁縫道具は持参する。 問い合わせは事務局のNPO法人伊豆学研究会<電0558(76)0030>へ。
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舩津さん100歳祝う 松崎町長が花束
松崎町の深沢準弥町長はこのほど、6月28日に100歳を迎えた松崎町の舩津ミス子さんを訪問し、長寿を祝った。舩津さんが通っている西伊豆町仁科の介護老人保健施設「しおさい」を町職員らと訪れ、花束を手渡した。 西伊豆町大沢里出身の舩津さんは、兵庫県の織物工場で勤務。結婚を機に松崎町に移り住み、農業を営んだという。長生きの秘訣(ひけつ)について聞かれると「よく食べ、よく寝て、よく話すこと」と話した。花束を受け取ると感謝の言葉を述べ、涙を浮かべて喜んでいた。
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MTBツアー評価 自転車推進で賞 松崎のベーストレス
マウンテンバイク(MTB)ツアーを展開する松崎町の「BASE TRES(ベーストレス)」がこのほど、国土交通省自転車活用推進本部の2023年度自転車活用推進功績者表彰を受けた。再生した山中の古道をMTBで巡るツアーを提供する取り組みなどが評価された。 ツアーは、町内の森林や古道などを整備して13年に開始。歴史ある古道のコースがインバウンド(訪日客)から人気を集めるほか、地元中学生の体験学習も受け入れる。整備で発生した木材は、同社が運営する宿泊施設のリノベーションや同施設で熱エネルギーとして利用している。 同社は22年、環境省の表彰なども受賞した。松本潤一郎代表(41)は「事業が10年目を
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イカやエイ、フグも捕れた 松崎 園児「よいしょ」 地引き網に挑戦
松崎町の聖和保育園と下田市の稲生沢こども園、ひかり保育園の園児約100人が28日、同町の岩地海岸で地引き網を体験した。地元の漁師らと力を合わせて「よいしょ、よいしょ」と声をかけながら、網を引き上げた。 園児は2カ所に分かれ、波打ち際で網を囲い込むように手繰り寄せた。網が岸に近づいてくると、ダツやアオリイカ、エイなどが現れ、子どもたちから歓声が上がった。フグやトビウオも見られ、手にとって感触を確かめたり、観察したりしていた。 海や生き物を身近に感じてもらおうと、3園と岩地観光協会が企画した。捕れた魚は給食で提供されるという。
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「無医」静岡県内11地区、解消見通せず 前回調査から減少も… 22年10月時点
周辺に医療機関がない「無医地区」が、2022年10月末時点で静岡県内に11地区あり、地区内の人口が計1570人に上ることが厚生労働省の調査で分かった。5年前の前回調査から4地区、1433人減少したものの、無医地区解消の見通しは立っていない。 県が26日のへき地医療支援計画推進会議で報告した。無医地区はおおむね半径4キロの区域内に50人以上が居住し、容易に医療機関を利用できない地区を指す。厚生労働省はへき地保健医療体制確立の基礎資料とするため、5年ごとに全国調査を実施している。 無医地区があったのは南伊豆町、松崎町、西伊豆町、島田市、川根本町、浜松市の計6市町。松崎町池代地区が新たに加わる
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町の現状や展望 松崎中生が学習 町長が講演
松崎町江奈の松崎中はこのほど、深沢準弥町長を講師に招き、まちづくりに関する講演会を同校で行った。1年生約30人が同町の歴史や現状、今後の展望について理解を深めた。 なまこ壁の建造物や石部棚田、桜葉の塩漬けといった地域資源を紹介し、保全の取り組みや課題を説明した。第6次町総合計画(2023~32年度)も解説し、今後のまちづくりについて「変化と挑戦を続け、世界の課題解決の最先端を目指す」と強調した。 郷土の歴史や文化について学ぶ授業の一環。各生徒は地域について調べてまとめ、発表する予定。
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十勝平野開拓の功績紹介 松崎で依田勉三生誕170年イベント
松崎町は25日、同町出身で北海道十勝平野開拓の先駆者依田勉三(1853~1925年)の生誕170年イベントを同町宮内の町環境改善センターで開いた。開拓が縁で、姉妹都市提携を結ぶ帯広市の帯広百年記念館の大和田努学芸員が講演し、勉三が開拓のために率いた団体「晩成社」の功績を説明した。 大和田さんは、当時の資料を見せながら開拓時の苦労や、牛肉やバター販売の事業展開について紹介。その後の世代が生産から流通までにかかるコストを軽減し、地域に農畜産業が根付いたという経緯を解説した。「勉三は地域の可能性にいち早く気付き、挑戦を続けた」と強調した。 イベントでは、晩成社に関する映画の上映や勉三のパネル展
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依田勉三の功績継承 松崎で25日イベント
松崎町出身で北海道十勝平野開拓の先駆者依田勉三の功績を継承する「依田勉三生誕170年イベント」(町主催)が25日午前9時半~午後4時、同町宮内の町環境改善センターで開かれる。歴史講演会や映画上映会、開拓が縁となり姉妹都市提携を結んでいる帯広市の物産販売を行う。 帯広百年記念館の学芸員の大和田努さんを招く講演会は午前10時から、勉三が率いた晩成社についての映画上映会は午後1時半から開催する。物産販売は午前9時半からで、同市の農産物や加工食品、スイーツを提供する。
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小説や参考書1500冊並ぶ 沼津の書店、松崎高でフェア
沼津市のマルサン書店はこのほど、書籍展示会「ブックフェア」を松崎町桜田の松崎高で開いた。生徒はさまざまなジャンルの書籍約1500冊が並ぶ講堂で、興味のある本を読んだり、友人と好みの本を共有したりして楽しんだ。 本に関心を持ってもらおうと、同社が県東部の学校で展開する取り組み。全国の出版社の協力を受けて高校生向けの小説や参考書、写真集などを設けた。社員らが同校を訪れ、図書館に置いてほしい本のリクエストができる用紙を配布した。生徒は、読みたい本を決めて用紙に記入した。同社は今年7月、長泉町に主に児童書を取り扱う出張所を構える予定。杉山孝常務執行役員(50)は「読書離れが進む中、少しでも本に触れ
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松崎の温泉施設 再開
松崎町振興公社は21日、ボイラーの故障で休業していた町の日帰り温泉施設「大沢温泉依田之庄」の営業を再開した。基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されたとして7日から休業後、18日午前に再開したが、正午から再び休業していた。
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松崎町観光協会 事務所を移転へ 本多会長は退任意向
松崎町観光協会は19日、同町宮内の町環境改善センターで2023年度通常総会を開き、同町松崎の同協会事務所を移転する方針を明らかにした。移転先は、同町松崎の町営観光施設・明治商家「中瀬邸」の離れを想定。24年11月までの移転を考えている。 同協会によると、現在事務所のある町の建物は、以前から老朽化による耐震強度の低さが問題になっていた。町が費用の問題で修繕が難しい考えを示し、同協会が移転先を検討していた。中瀬邸の離れは母屋の渡り廊下の先にあり、ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケで使用された道具などを飾る。町によると、今後は行政調査委員会の諮問答申の上、町議会に上程され、移転が正式決定する
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富士山を追った写真家・清水緑を紹介 富士で展示会
昭和期に富士山を追った写真家清水緑(1884~1971年、東京)の作品を集めた展示会「冨嶽(ふがく)真景」が7月2日まで、富士市の富士山かぐや姫ミュージアムで開かれている。26~30日は休館。 清水緑は、歌川広重などの浮世絵から影響を受け、富士山を撮り始めた。合成や着色をしない「ありのままの山」を捉えることに熱意を注ぎ、連日のように富士山周辺に通いフィルムカメラで撮影した。アマチュア写真家ながら出版社や政府などから多くの評価を受けたとされる。 展示では、同館が家族から寄贈を受けた昭和初期の23点を紹介している。箱根の山や松崎町の海岸から撮影した写真など、富士山の手前に置く景色にこだわった
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特支生徒、桜葉収穫に汗 担い手確保へ農福連携 松崎
松崎町桜田の伊豆の国特別支援学校伊豆松崎分校の生徒は19、20の両日、町特産の桜葉の収穫作業を同校近くの畑で行った。町職員から収穫方法の説明を受け、4人が葉を1枚ずつ手作業で摘み取った。 生徒たちは町が借りる約800平方メートルの桜葉畑で、作業に汗を流した。葉の生育度合いを見て枝の先端部の葉は収穫せず、穴の空いた葉と形のきれいな葉に分別して袋に詰めた。1年の鈴木優斗さん(15)は「葉を選びながらうまく採ることができて楽しかった」と話した。 町と伊豆松崎町桜葉振興会が生産者の減少に伴う将来の担い手確保を目指し、2018年から行う農福連携の取り組み。同校では桜葉の種を植えて苗を育てる活動も行
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ボイラー故障で再び臨時休業に 松崎の温泉施設
松崎町振興公社は、町の日帰り温泉施設「大沢温泉依田之庄」を18日正午から臨時休業にした。同施設は基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されたとして7日から臨時休業し、18日午前に営業を再開したばかりだった。 同公社によると、源泉を加温するボイラーの故障が原因。修理に必要な部品が20日に届き、23日までに再開する予定。
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子育て支援へアプリ 松崎町 予防接種の予定管理や健診、助成制度情報も
松崎町はこのほど、子育て支援アプリ「まっちー子育てナビ」の運用を始めた。町ホームページに掲載されている出産や子育て情報を集約し、予防接種のスケジュール管理などの機能を設けた。情報通信技術(ICT)を活用して住民サービス向上を目指す試み。 町のマスコット「まっちー」をあしらったデザインで、予防接種や健診、助成制度の情報を一覧できる。予防接種の予定日を通知したり、母子手帳の内容を書き込める機能を設けたりした。約100言語に対応する翻訳機能もある。 全国の自治体向けサービスを提供する「ミラボ」(東京都)と共同開発した。町担当者は「子育て世帯への普及を目指し、健康づくりに役立ててほしい」としてい
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学童野球写真コン 落合さん最優秀賞 静岡中央銀
静岡中央銀行(沼津市)は19日までに、第11回しずちゅう旗県学童軟式野球大会の予選会を対象にした写真コンテストの入選者を発表した。最優秀賞には藤枝市の落合陽子さんを選んだ。 「はつらつプレーフォトコンテスト」と題して作品を募り、県内から過去最多の374点が寄せられた。いずれも子どもたちのはつらつとした姿が収められている。落合さんの作品はハイタッチして喜び合う晴れやかな表情を捉えた。 入選作品をまとめたポスターを9月末まで本支店で展示している。 他の入選者は次の通り。 優秀賞 下山望美(伊豆市)青木麻美(沼津市)仁科恵子(焼津市)▽ブロック賞 山本翔太(松崎町)浜野祐子(三島市)西本陽
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菜種油活用へ 菜の花収穫 松崎の住民有志ら「エコプロジェクト」
松崎町の住民有志10人が17日、菜の花の種の収穫作業を同町桜田で行った。菜の花を休耕田で栽培し、採集した菜種を食用油として使った後に使用済みの油をバイオディーゼル燃料として活用する「菜の花エコプロジェクト」の一環。 作業したのは、町などが持続可能な地域づくりを進める「2030松崎プロジェクト」の農業振興に取り組むチームのメンバー。昨年秋に約5千平方メートルの休耕田に種をまき、今年4月下旬には満開の花が咲いて住民らが楽しんでいたという。 この日の収穫では、住民らが鎌などで菜の花を茎ごと刈り取った。広げたブルーシートの上で踏んだり、振ったりしてからふるいにかけて種を取り出した。今後は県内事業
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松崎の日帰り温泉施設、18日再開 レジオネラ属菌検出
松崎町振興公社は16日、基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されたとして、臨時休業していた町の日帰り温泉施設「大沢温泉依田之庄」の営業を18日に再開すると発表した。 同公社によると、原因は特定できなかった。検査時に採水した配管設備を洗浄した後に再検査した結果、安全性が確認されたという。源泉や浴槽にも問題は無かった。 施設は7日から臨時休業していた。利用者からの健康被害の報告はない。
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スマホ使い方 初心者向け教室 松崎で新聞販売店など
西伊豆町の新聞販売店「GAKU(ガク)」と静岡新聞社・静岡放送は16日、初心者向けスマートフォン教室を松崎町江奈の町商工会で開いた。町内外の高齢者ら25人が、貸し出されたスマホで電話のかけ方やアプリケーションの使い方の実践に臨んだ。 参加者は素早く文字入力ができるフリック入力や音声による文字入力の方法を学んだ。地図アプリを起動して東京都までの道のりを調べたり、QRコードを読み込んで県のホームページを閲覧したりもした。 静岡新聞社・静岡放送の格安スマホ「@S(アットエス)モバイル」を販売する「@Sストア」(静岡市)と、@Sストア西伊豆店を構えるGAKUのスタッフらが講師を務めた。 GAKUにス
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秋祭りに向け みんなで田植え 松崎・桜田の住民ら
松崎町桜田地区の住民らがこのほど、11月に実施予定の秋祭りで振る舞う餅づくりに向け、同地区の休耕田で田植えを行った。子どもからお年寄りまで約50人が、作業に汗を流した。 同地区が3世代の交流を図るために2011年から行う取り組み。地元住民や小学生、伊豆の国特別支援学校伊豆松崎分校の生徒らが参加し、約1000平方メートルの田んぼに列になって等間隔で苗を植えた。 松崎小6年の山本美月さん(11)は「毎年やっていて、田植えのコツが分かってきた。秋の収穫が楽しみ」と話した。 もち米は収穫した後、投げ餅などで住民らに提供されるという。
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山頂にやぐら、360度パノラマ 長九郎山(静岡県松崎町、西伊豆町)【山ある記】
長九郎山(996メートル)を目指して、松崎町の富貴野山宝蔵院から往復。21世紀の森駐車場から苔[こけ]むす石仏群が並ぶ参道を歩き、弘法大師をまつる開山堂の脇が登山口である。富貴野・長九郎山遊歩道の案内図があり、ヒノキ林の中の石段からスタートする。よく手入れされた植林帯の山脇を巻きながら緩やかに登っていく。所々番号が打たれたくいがあり、地図で現在地が確認できる。山裾を左に巻いたり右に巻いたりしながら大沢コースの分岐に出る。ここが出合である。 大沢コースは通行禁止の看板があり、ここからは自然林の中を登っていく。巻き道が見えるが黄色のテープがあり、健脚コースへと進む。途中、丸太の階段があり気を付
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サツマイモの苗植え付け おいしくなれ 松崎の園児
松崎町峰輪の聖和保育園の年長、年中園児25人がこのほど、同町桜田の畑でサツマイモの苗の植え付けに挑戦した。地元住民らの指導を受け、350本を丁寧に植えていった。 町などが地域住民を交えて持続可能な地域づくりを目指す取り組み「2030松崎プロジェクト」の一環。農業振興に取り組むチームが、耕作放棄地を活用し、子どもたちに農業や食育について学んでもらおうと初企画した。 園児は「おいしくなれ」などと声をかけながら、竹の棒で土に穴を開け、苗を一つ一つ丁寧に差し込んでいった。住民らは、サツマイモの種類や育ち方についての説明もした。 今後はサツマイモの生育過程の観察や除草作業を行う予定。秋に収穫した
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障害者対象の就労相談会を開催 14日から伊豆・賀茂郡5町
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は14日から、参加無料の就労相談会を賀茂郡5町で開く。 同センターは月に1回、障害者対象の相談会を各町で開催している。就労相談のほか、障害者手帳の取得や医療費助成の相談などにも応じている。いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 14日午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽15日午後1時半~ 南伊豆町役場▽20日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター
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名物巨大パネルお披露目 松崎高で文化祭
松崎町桜田の松崎高の文化祭「双獅(そうし)祭」が10日、同校で始まった。文化祭の名物で、画用紙200枚の絵をつなぎ合わせて完成させた縦4メートル、横10メートルの巨大パネル画がお披露目され、祭りの開幕を告げた。 同校美術部を中心に同校と伊豆の国特別支援学校伊豆松崎分校の生徒約200人が制作した。今回のテーマは、浮世絵師の豊原国周が描いた役者絵「曽我五郎 市川團十郎」で、赤を基調とした鮮やかな色合い。除幕式でパネル画が登場すると、生徒からは大きな拍手が送られた。 文化祭では、制限なしの一般公開が4年ぶりに実施された。9日からの予定だったが、雨の影響で延期になっていた。ステージ発表は13日に
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松崎高校文化祭が開幕 名物巨大パネル画披露 役者絵テーマに制作
松崎町桜田の松崎高の文化祭「双獅(そうし)祭」が10日、同校で始まった。文化祭の名物で、画用紙200枚の絵をつなぎ合わせて完成させた縦4メートル、横10メートルの巨大パネル画がお披露目され、祭りの開幕を告げた。 同校美術部を中心に同校と伊豆の国特別支援学校伊豆松崎分校の生徒約200人が制作した。今回のテーマは、浮世絵師の豊原国周が描いた役者絵「曽我五郎 市川團十郎」で、赤を基調とした鮮やかな色合い。除幕式でパネル画が登場すると、生徒からは大きな拍手が送られた。 文化祭では、制限なしの一般公開が4年ぶりに実施された。9日からの予定だったが、雨の影響で延期になっていた。ステージ発表は13日に
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森町の無形文化財「十二段舞楽」優雅 松崎・伊那下神社
森町の天宮神社の国指定重要無形民俗文化財「天宮神社十二段舞楽」がこのほど、松崎町松崎の伊那下神社で奉納された。天宮神社氏子の若衆でつくる「天社轂(てんしゃこく)団」が訪れ、太鼓や鐘、笛の演奏に合わせて優雅に舞った。 天社轂団のメンバーは、全12演目のうち4演目を舞殿で披露した。紙の面をかぶり天下太平や五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「安摩(あま)」や、暴れる獅子をおとなしくさせる所作を表し、悪霊退散の祈りを込めた「獅子」などの舞を見せた。観客は天宮神社舞楽保存会による舞の説明を受けながら、迫力ある舞踊を写真に収めていた。 2019年に改修された伊那下神社の舞殿完成を祝い、神社総代会が主催した
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松崎町 軽自動車税を12人から誤徴収
松崎町は9日、2023年度軽自動車税の徴収に誤りがあったと発表した。人為的な事務処理のミスにより、身体障害者等による減免申請を行っていた12人から計11万円を余分に誤徴収していた。 町によると、住民からの問い合わせで6日に発覚した。8日には電話で不備があったことを謝罪し、還付に関する文書を発送した。29日に還付する。職員らが申請者の減免処理をする前に、口座振替によって引き落とされてしまったという。町は職員間の連絡を徹底し、再発防止に努める。
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8~9日 静岡県内大雨 目立った被害なし
梅雨前線や低気圧の影響で、静岡県内は8日夜から9日午前にかけ、激しい雨が降った所があった。下田市などには土砂災害警戒情報が発表された。県によると、一部の道路で土砂崩れが発生したものの、人的、物的被害はなかった。 気象庁の観測で、9日午後3時までの24時間雨量は伊豆市天城山で209ミリ、御前崎市で156・5ミリ、東伊豆町稲取で135ミリなど。気象台と県は一時、下田、御前崎、南伊豆の3市町に土砂災害警戒情報を発表した。 2日からの記録的大雨で地盤が緩んでいる恐れがあるため、各市町は避難情報を発表したり、自主避難を呼びかけたりした。県のまとめでは下田市、浜松市、南伊豆町が避難指示、沼津、三島、
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記者コラム「清流」 女性視点の職場づくり
松崎町は、女性職員のキャリア形成やワークライフバランスを考えるため、女性同士で意見交換する「女性職員活躍推進ミーティング」を始めた。議論を重ね、誰もが働きやすい環境づくりを進めてほしい。 「子育てと仕事の両立が大変」「昇格に男女差を感じた」。初回に出た意見だ。町によると、これまでに管理職になった女性職員はいない。育児か出世かのどちらかを優先せざるを得ない職場は、いまだに多いように感じる。町では職員定着や人材不足が課題。それらを解消するには、女性の力は必要不可欠だ。 町職員はまちづくりの核となる重要な役どころ。女性の視点で働き方を考えることは、職員全員が働きやすい環境づくりにもつながるはず
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静岡県内高齢化率30.4% 最高更新 西伊豆、川根本町は50%超
静岡県が8日発表した4月1日時点の県内の65歳以上人口は110万2096人で、総人口に占める65歳以上の割合を示す「高齢化率」は30・4%だった。前年より0・2ポイント上昇し、過去最高を更新した。高齢化率は今後も上昇が続き、国立社会保障・人口問題研究所の推計では2040年に37・5%に達する見通し。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 市町別高齢化率と後期高齢化率(4月1日時点) 市町別では西伊豆町が52・6%となり、9年連続で高齢化率が最も高かった。川根本町が51・3%、松崎町が49・9%で続いた。県内35市町のうち10市町が40%を上回った。 高齢化率が最も低かったのは
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巧みな話芸 会場沸く 松崎で寄席
松崎町の住民有志らが主催する「まつざき寄席」が7日、同町江奈の旅館「一仙」で開かれた。落語家の立川こしらさんや立川かしめさんら5人が登壇し、しぐさや声の強弱を生かした巧みな話芸で会場の笑いを誘った。 落語家らはそれぞれ一席ずつ披露した。ともに古典落語の演目である「子ほめ」や「真田小僧」を演じ、軽妙な語り口で聴衆を沸かせていた。会場には町内外から90人が訪れた。 立川こしらさんが一時落語を休業し、同町で農業を営んでいた縁もあり開催に至った。
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ハンゲショウ 白色映える 松崎・旧依田邸
松崎町大沢の県指定有形文化財「旧依田邸」の庭のハンゲショウの葉が、白く色づき始めた。緑色の葉の表半分がおしろいを塗ったように白く染まり、観光客らを楽しませている。 ハンゲショウはドクダミ科の多年草。穂状の花が咲く頃に葉の一部が白くなり“半化粧”しているように見えることや、夏至から11日目にあたる「半夏生」の頃に開花することが名前の由来とされる。生育に適した湿地の減少に伴い、地域によっては絶滅危惧種に指定されている。 旧依田邸を管理するNPO法人伊豆学研究会によると、庭にある約300平方メートルの池に群生し、6月中旬に見頃を迎えると、一面を白く彩るという。7月上旬まで見られる見通し。
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補正予算案など可決 松崎町議会閉会
松崎町議会6月定例会は7日、8千万円を追加する2023年度一般会計補正予算案など16議案を原案通り可決し、閉会した。 補正予算には、緊急経済対策として発行するプレミアム商品券に関する事業費4千万円や、国の価格高騰重点支援給付金事業費3千万円を計上した。 このほか、一般質問には1氏が登壇し、火災で焼失した家屋の対策などについて当局の姿勢をただした。
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ミーティングで町の将来像共有 松崎町
松崎町はこのほど、第6次町総合計画(2023~32年度)で掲げている町の将来像について考える「コンパッションミーティング」を同町宮内の町環境改善センターで開いた。町内外の90人が、町が目指す「困難な課題を分かち合い、お互いに助け合うまち」(コンパッションタウン)の考え方を共有した。 深沢準弥町長、総合計画策定に関わった竹之内裕文静岡大教授、在宅医療に携わるめぐみ在宅クリニック(横浜市)の小沢竹俊院長の3人が講演した。深沢町長は「人口減少や高齢化は地方だけでなく、日本の課題。今後も地域の発展について考えていく必要がある」と強調した。 総合計画は、町の施策の方向を定める最上位計画。町は「ここでは
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ユニークな形 古代文字40点 松崎で作品展
西伊豆町の山本登与子さん(73)の甲骨文字や金文を表した書道作品展が25日まで、松崎町大沢の旧依田邸で開かれている。漢字の起源となった古代文字を筆でダイナミックに書き表した約40点が並ぶ。 元小学校教員の山本さんは退職後、元々趣味だった書道を再開。独学で古代文字を学び、作品の制作を行っている。「恋」や「亀」、「畳」などのユニークな形の文字を紹介する。「車馬」を表現した縦1メートル以上の作品も目を引く。 山本さんは「古代文字は決まりのない、自由でおおらかな形が魅力。文字の豊かな表情を見てほしい」と話した。
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防災拠点整備計画 平時も使える公園に 松崎町長答弁
松崎町の深沢準弥町長は6日開会した松崎町議会6月定例会の一般質問で、同町鮎川地区に整備予定のヘリポートと公園について「有事の際だけでなく、平時も活用できる公園を目指す」との考えを示した。菜野良枝氏への答弁。 町によると、整備計画は津波浸水区域外にある同地区に災害時に活用するヘリポートと公園を設置する内容。同地区では県の事業の一環で、農地の基盤整備を行っている。1万2千平方メートルの非農用地を町有地として秋以降に取得する見通しという。整備する公園の利活用に関する具体的な計画は決まっていない。 深沢町長は「公園として普段から使うことで、防災意識の向上に効果がある。具体的な計画については、地元住民
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三余の功績を紹介 書籍発行 町に寄贈 松崎の土屋さん
松崎町の土屋直彦さん(75)がこのほど、同町出身で私塾「三余塾」を開いて町内外の教育に尽力した漢学者・土屋三余の生涯や功績を紹介する書籍150部を自費出版した。地元の人に読んでもらおうと、町に書籍を寄贈した。 書籍は「三余土屋宗三郎とその脇侍(わきじ)達の底力」。三余の子孫にあたるという土屋さんが地元に残っている資料や史跡の写真を載せ、三余の生い立ちなどをまとめた。三余塾開設の経緯や門下生らの逸話について私見を交えながら解説している。 6月上旬、土屋さんが町役場を訪れ、深沢準弥町長らに本を手渡した。町は町内の小中高と図書館に提供し、子どもたちが閲覧できるようにする。 1100円(税込み)。旧
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田んぼで泥んこプロレス 松崎、お笑い芸人らが出演
お笑い芸人らが出演する「田植え泥んこプロレス」が3日、松崎町岩科南側の田んぼで開かれた。出演者ら約10人が田植え前の水田に設けたプロレスリングで泥にまみれながら技を披露し、会場を盛り上げた。 東京都杉並区を拠点に活動する「方南町プロレス」と松崎町小杉原のキャンプ場「へんな村」、農業振興に取り組む「松崎稲作塾」が共同開催した。格闘家に扮(ふん)したお笑い芸人らが、ブレーンバスターやラリアットなどのプロレス技を繰り出して泥の水しぶきが上がると、会場は笑いと拍手に包まれた。 子どもたちに農業に興味を持ってもらおうと、田んぼを会場にした。地元住民らによる田植え体験や尻相撲大会もあった。
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姉妹都市帯広からアスパラガス届く 松崎の園児笑顔
松崎町はこのほど、姉妹都市提携を結ぶ北海道帯広市から届いた特産品のアスパラガスを同町峰輪の聖和保育園に贈った。町職員が同園を訪れ、園児たちに手渡した。 両市町は毎年、特産品を贈り合って交流を続けている。町は5月にミカンを贈り、同市からはアスパラバス7・6キロが届いた。園児は町職員からアスパラを受け取ると手触りや大きさを確認し、互いに見せ合った。 アスパラガスは町内の幼保園と小中学校に届けられ、給食のメニューとして提供される予定。
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暗闇に浮かぶ ホタルの光 松崎
松崎町でホタルが舞い始め、見頃を迎えている。地元住民が整備する同町道部の町営総合グラウンド近くの沢では暗闇の中をゲンジボタルが飛び回り、幻想的な光を放っている。 住民有志が歩道などを整備し、鑑賞スポットとなっている同所では、観光客らが点滅しながら光の曲線を描くホタルを堪能している。午後7時~8時半ごろにかけて活発に飛び交う様子が楽しめそう。6月中旬~下旬には、ヘイケボタルが見られるという。 同町では、例年5月下旬から岩地や雲見などの各地でホタルが飛び始める。鑑賞スポットについての問い合わせは町観光協会<電0558(42)0745>へ。
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女性職員活躍へ 意見交換 松崎町
松崎町はこのほど、労働環境の改善やワークライフバランスの向上を目指して意見交換する「女性職員活躍推進ミーティング」を開始した。役場内の女性職員が定期的に集まり議論を重ね、2024年3月ごろ、意見や提案をまとめて深沢準弥町長に報告する。 町が3月に策定した男女共同参画推進計画に基づく取り組みの一環。女性職員のキャリア形成や育児と仕事の両立をテーマに話し合い、全職員が働きやすい環境を実現する。1回目の会合が町環境改善センターで行われ、女性職員9人が職場での悩みを共有したり、苦労した経験を振り返ったりした。 深沢町長は「これまでの常識を見直し、納得して働くことが重要。遠慮なく話し合える場にしてほし
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松崎高陸上3選手 東海大会へ 少人数の部から「全国目指す」 県大会で上位入賞
松崎町桜田の松崎高の陸上競技部の3年生3人が5月の県大会で上位入賞し、6月の東海大会に挑む。同校によると、メンバー21人という少人数の同部から、複数人が同時に東海大会以上の大会に出場するのはまれという。 出場するのは、三段跳びの田所歩武さん(17)、ハンマー投げの真野大地さん(17)、やり投げの山本駿人さん(18)。中学までバレーボール部だったという3人は高校入学後、陸上に打ち込んできた。5月の県大会では全員が自己記録を更新して6位以内入賞を果たす躍進を遂げた。 3人は「さらに記録を更新して全国を目指したい」と口をそろえる。顧問の杉山拓弥教諭(30)は「生徒が一丸となってこつこつ練習に励んで
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観光振興推進へ 松崎町、電通2社員受け入れ
松崎町は1日、観光振興推進に向けて職員として受け入れる広告大手電通(東京都)の社員2人の辞令交付式を町役場で行った。 山本顕作さん(41)を企画観光課参事兼商工観光係長、山路浩之さん(57)を同課参事で町振興公社事務局長兼総支配人に起用。2人は2025年3月31日までの任期の間、業務にあたる。 同町が民間企業の人材を登用するのは初めて。国の地方創生人材支援制度と地域活性化起業人(企業人材派遣制度)を活用した。山本さんは「役場内の横の連携を強化し、人が訪れたくなる価値づくりをしていきたい」、山路さんは「職員が明るく楽しめる組織づくりを進め、町の良さを発信できるよう努める」とそれぞれ意気込み
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ウクライナへのCF支援金寄付 稲葉さん親子
伊豆産のつばき油を活用した化粧品「伊豆椿スキンケアオイル」を販売する稲葉律子さん(松崎町)と次男の佳治さん(富士市)親子がこのほど、ウクライナ支援のクラウドファンディング(CF)で集まった支援金16万9千円を在日ウクライナ大使館(東京都)に寄付した。 CFは昨年に開始し、約10人から寄せられた。返礼品として新商品「伊豆椿スキンケアオイルEX」を開発し、協力者にお礼の手紙と合わせて送付。当初は資金の一部を開発費やCFサイト手数料に充てる予定だったが、稲葉さん親子で補って全額寄付した。
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松崎町議会 6日に開会 6月定例会
松崎町議会は31日、議会運営委員会を行い、6月定例会の会期を6、7の両日と決めた。2023年度一般会計補正予算案など9議案を審議する。一般質問も両日に行い、計6氏が登壇する。
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体成分分析装置で測定 筋肉量や脂肪量確認 松崎
松崎町桜田地区の地域住民らがこのほど、同町桜田の桜田公民館で体成分分析装置「InBody(インボディ)」を活用した測定に臨んだ。高齢者ら10人が筋肉量や体脂肪量を確認し、体の健康について考えた。同地区で実施する高齢者サロン「貯筋の集い」の活動の一環。 同町が所有するインボディを貸し出した。管理栄養士の資格を持つ渡辺裕晴主事(27)らの補助で、測定を行った。体幹部と四肢の筋肉量などを計って数値が示されたチェックシートを参加者に配布し、上半身と下半身、体の左右のバランスを確かめた。 渡辺主事は「数値を見て健康について考えるきっかけとし、こまめな運動や食事を心がけてほしい」と呼びかけた。 参
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軟式野球大会、松崎で開幕 賀茂地域の児童熱戦
賀茂地域の小学生が出場する「第1回西伊豆ライオンズクラブ杯兼第30回県ジュニア軟式野球下田支部大会」(県野球連盟下田支部主催)が28日、松崎町道部の町営総合グラウンドで開幕した。1~5年生の5チームが、優勝を目指して熱戦を繰り広げる。 初日は予選が行われ、1試合6回制のトーナメント形式で試合を実施した。児童は、保護者やチームメートの声援を受けて懸命に白球を追っていた。6月4日の決勝トーナメントで優勝チームが決定し、8月に伊東市で行われる伊豆ブロック大会に進出する。
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防災人材「活用なし」半数超 静岡県「マッチング急務」【いのち守る 防災しずおか】
新型コロナウイルス禍で3年間、訓練の中止や縮小が相次いだ地域防災活動。新型コロナの感染症法上の位置付けが5類になった本年度は活動が活発化している。昨年9月の台風15号で防災意識が高まっていることも相まって、実動訓練を積極的に取り入れようとしている自主防災組織(自主防)もある。一方で訓練の知識や経験の不足などの不安も否めない。静岡県は「ふじのくに防災士」などの防災人材を登録し、自主防の活動を支援する「地域防災人材バンク」を運営しているが、活用は低調だ。 自主防 台風で意識高まる 台風15号で浸水や断水の被害があった静岡市清水区の岡地区は12月の地域防災訓練で小中学生を交えたメニューを計画し
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石部棚田彩る ろうそくの灯り 松崎
松崎町石部の石部棚田をろうそくの光で彩る「石部の灯り」(石部棚田振興協議会主催)が27日、始まった。約1000本のろうそくが田植え後の田んぼ周辺をほのかに照らし、幻想的な雰囲気に包まれている。28日まで。 ろうそくは27日午後、町職員やボランティアら30人が設置した。日が沈み始めると、ろうそくの揺らめく炎によって田んぼの輪郭が浮かび上がった。来場者は沈む夕日や眼下の駿河湾、山々のシルエットと共演する棚田の風景を写真に収めていた。 石部の灯りは、石部地区がかつて火を燃やして海を行き交う船の目印としていたことにちなんで2012年に始まった。新型コロナウイルスの影響で、4年ぶりの開催となった。
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まつざき寄席観覧を 6月7日 住民有志が開催
松崎町の住民有志が6月7日午後7時から、立川流の落語家ら4人が登壇する「まつざき寄席」を同町江奈の旅館「一仙」で開催する。現在観覧希望者の申し込みを受け付けている。入場料は2千円。中高生千円。小学生以下無料。 開場は午後6時半。当日入場も可能で、当日の場合は2500円。中高生は千円。問い合わせは伴高志さん<電080(5389)8466>へ。
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昔ながらの町並み残そう 松崎、左官職人らなまこ壁修復
松崎町の左官職人らでつくる「松崎蔵つくり隊」が、伝統的な外壁工法「なまこ壁」が施された建物の修復に取り組んでいる。職人らは昔ながらの町並みを残そうと、同町松崎の明治期の旧呉服商「伊豆文邸」で作業に汗を流す。 町が1994年度から取り組む「なまこ壁技術伝承事業」の一環で、職人らが公共施設などのなまこ壁修復に取り組む。今回は16~27日、伊豆文邸の壁面40平方メートルを直す計画。25日には、4人がこてを使ってしっくいを塗り重ねて盛り上げる作業を行った。 左官職人の研修のために同町を訪れ、作業に励む職人見習いの黒田ちはるさん(22)=兵庫県宍粟市=は「なまこ壁の維持にはお金も手間暇もかかるため
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「地元パン」甲斐みのりさん新著 のっぽパンなども掲載
旅や菓子、建築、雑貨などを題材に執筆活動を行う富士宮市出身の文筆家甲斐みのりさんが、新著「日本全国 地元パン」(エクスナレッジ)を出版した。全国各地で出合った500個以上のパンの成り立ちや味わい、レトロなパッケージデザインの魅力を伝えている。 元々、地域に根付く菓子を求めて旅していた甲斐さん。かつてパンも販売していたという店が多いことに気づき、パンと菓子の関係を調べてみると、戦後の学校給食制度開始時にパン作りに参入する菓子店が多かったことなどが分かったという。「地域性や時代、店主の個性など、パンにはたくさんの物語が詰まっている」。研究を続け、主に1940~50年代までに創業した店が作り、素
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スマホ初心者 操作学ぶ 西伊豆
西伊豆町の新聞販売店「GAKU(ガク)」と静岡新聞社・静岡放送は26日、初心者向けのスマートフォン教室を同町仁科の町商工会で開いた。地域住民らが基本的な操作方法について学んだ。 静岡新聞社・静岡放送の格安スマホ「@S(アットエス)モバイル」を販売する「@Sストア」(静岡市)と、@Sストア西伊豆店を構えるGAKUのスタッフらが講師を務めた。参加者はスマホを操作しながら、電話やカメラ、インターネット検索の方法について説明を受けた。 午前と午後の2回開催し、計25人が参加した。6月16日にも松崎町商工会で教室を開く。
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重点事業など確認 松崎町商工会
松崎町商工会はこのほど、2023年度の通常総会を同町江奈の町商工会館で行った。会員ら40人が参加し、昨年度の事業報告や本年度進める重点事業の確認などを行った。 関唯彦会長は「会員に寄り添い、事業者を応援できる体制を強化していく。商工会を活用してほしい」とあいさつ。22年度に「ヒメの里交流都市」提携を結んだ富士宮市との連携を進める方針や、事業者を訪問して支援につなげる取り組みを拡充する考えを示した。 本年度の事業計画案など8議案を承認したほか、本年度の永年勤続優良従業員の表彰を行った。
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今秋、松崎―伊豆大島ツアーへ 東海汽船、高速船が運航テスト
東海汽船(東京)は24日、今秋に予定する松崎町と東京都の伊豆大島を結ぶ高速ジェット船による日帰りツアー開催のため、松崎新港などで運航テストを実施した。 同社によると、船は全没翼型水中翼旅客船「ジェットフォイル」。テストでは東京都の芝浦ふ頭から松崎新港に寄港後、伊豆大島を経由して都内に帰着したという。松崎新港では社員らによる船の概要説明や船内の案内を受け、深沢準弥町長らが視察を行った。 高速ジェット船による日帰りツアーは9月30日と10月1日の2回を予定する。同社は「高速船ならではの揺れがなく快適な旅を楽しんでほしい」とした。
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「ぬるぬるしてた!」「大きく育って」松崎の園児が稚アユ放流
松崎町岩科北側の松崎幼稚園の園児が25日、同町の那賀川中流の大沢橋付近で稚アユの放流を体験した。年中、年長児19人は手に持った器を傾けてアユを放ち、元気に泳ぐ姿を笑顔で見送った。 体験は、那賀川非出資漁業協同組合が那賀川と岩科川のアユ釣り解禁の時期に合わせて実施する。子どもたちは約12~13センチのアユを放流し、「元気でね」「大きくなってね」と声をかけた。渡辺琉仁君(6)は「アユはぬるぬるしているのが分かった。大きく育ってほしい」と笑った。 山本一詞組合長(74)は「子どもたちがアユについて知るきっかけになればうれしい」と話した。同組合は同日、那賀川と岩科川にアユ計80キロ(約3千匹)を
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松崎野球スポ少 喜び報告 島田の大会で初優勝 2町役場を訪問
5月上旬に島田市で開かれた「第42回島田ライオンズクラブ旗争奪学童選抜軟式野球大会」で初優勝した松崎町の松崎野球スポーツ少年団がこのほど、松崎、西伊豆の両町役場を訪れ、大会の結果を報告した。 大会には県内32チームが参加した。下田支部を代表して出場した同少年団は、決勝で沼津支部代表の金岡少年野球団と対戦。3-3の同点で迎えた最終回に1点を追加し、勝利を収めた。西伊豆町役場には6年生8人が訪れ、星野浄晋町長に優勝旗や金メダルを見せて喜びを語った。 キャプテンの関緑里君(11)は「チームが一つになって勝つことができた」と振り返った。山田太一監督は「レベルが高い大会だったが、粘り強く頑張ってくれた
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心を癒やす棚田 水たたえ七変化 松崎町/富士宮市/菊川市【TRY!ANGLE】
傾斜地を利用して階段状に作られた水田「棚田」。地形に沿って幾重にも重なる棚田群が、中山間地域の多い日本の原風景として多くの人の心を癒やす。 田に水が張られ、田植えが始まる5月は棚田の表情も豊かになる。水面に富士山が逆さに映る光景をはじめ、昼間は辺りが黄金色に包まれ、たそがれ時には赤色から青色の階調に染まる棚田の風景などが楽しめる。水田内に目をやるとオタマジャクシが無数に泳ぎ、カエルや虫の鳴き声がこだまし、生物の多様性を感じることもできる。 静岡県内では1999年に富士宮市の柚野の棚田群や、菊川市の千框(せんがまち)の棚田、松崎町の石部の棚田などが県棚田等十選に選定されている。  
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静岡県民の歯科受診半数以下 糖尿病患者、低い傾向 静岡県と社会健康医学大学院大が分析、施策に反映
静岡県と静岡社会健康医学大学院大(静岡市葵区)は国民健康保険の特定健診や医療、介護の情報を保管する「国保データベース」を活用し、歯科口腔(こうくう)の健康課題に関する分析結果をまとめた。1年間に歯科を受診した県民は半数以下にとどまり、糖尿病患者の受診割合はそうでない人に比べて低いことが判明。年代別や地域別のデータを県や市町の施策に生かし、受診率の向上を促す。 匿名化された静岡県内の被保険者約200万人のビッグデータから重複事例などを整理し、2015~19年度の5年分を解析した。 19年度に1回以上歯科を受診した人の割合は46・0%で、15年度の42・3%から年々増加した。19年度の受診
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田植え奮闘「大きく育って」 松崎・棚田会員集い作業に汗
オーナー制度を導入する松崎町石部の石部棚田で20日、県内外のオーナー会員らが集まる一大行事「田植え祭」が始まった。会員や地元の住民ボランティア約400人が、ぬかるむ田んぼに苦戦しつつも、秋の豊作を願って作業に汗を流した。21日まで。 参加者は地元の石部棚田保存会のメンバーによる手ほどきを受け、横一列に並んで竹ざおを使いながら等間隔で数株ごと苗を植えていった。20日は晴天に恵まれ、眼下に広がる駿河湾の景色も楽しんでいた。初めて作業を行った加藤学園暁秀初等学校3年の丸岡百合香さん(8)は「早く食べられるように大きく育ってほしい」と話した。 町によると、同棚田は2002年、県内で初めてオーナー
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教育体制拡充へ教職員交流 松崎
松崎町教育委員会はこのほど、教育体制の拡充のため、町内の幼保園と小中高、特別支援学校の教職員らが交流する「先生大集合」を開始した。教職員らに交流機会を提供し、これまでなかった横のつながりをつくることで教育に関する情報交換や相談ができる体制の構築を目指す。 町内の教職員ら55人が同町宮内の町環境改善センターに初めて一堂に会し、自己紹介をしたり、歌やレクリエーションを通じて仲を深めたりした。町教委から取り組みの目的や今後の計画の説明も受けた。7月には地域おこし協力隊と地域住民の指導で、農業や登山などの体験プログラムに臨む。 本年度は「知り合う」をテーマに活動し、来年度以降もテーマを変えながら交流
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町の課題 若手職員が解決へ 松崎町でチーム発足式
松崎町はこのほど、若手職員で組織し、町の課題解決に取り組むプロジェクトチームの本年度発足式を町役場で行った。係長未満の39人が2024年3月まで部署を横断してつくるチームに属し、住民サービス向上や業務効率改善に励む。 町が2022年度に始めた職員育成を図る取り組み。昨年度同様、町のPRや町内デジタルトランスフォーメーション(DX)推進など6チームで活動する。本年度はチームのアイデアなどを施策に反映できる体制整備を行うという。 発足式では深沢準弥町長が各メンバーに任命書を交付し「自分で考え、学ぶ機会にしてほしい」と激励。町PRチームの渡辺慶介主事(29)は「昨年の反省を踏まえた上で、新たな発信
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生産量全国一 松崎の桜葉収穫期 作業本格化
桜葉の生産量全国一を誇る松崎町で、桜葉の収穫期を迎えている。17日、地元住民ら5人が同町岩科南側の畑で青々と育った若葉の摘み取り作業に汗を流した。地元生産者らでつくる伊豆松崎町桜葉振興会によると、収穫の最盛期は6月以降の見込み。 住民らは茎が折れないように注意しながら、手のひらサイズに育った葉を選んで慣れた手つきで次々と摘んでいった。同振興会によると、今年は発芽が始まる春の気温上昇やまとまった雨があったことにより、例年よりも生育良好という。収穫は9月まで続く見通し。 町によると、桜葉は主に塩漬けにして桜餅などに利用される。生産量は約2千万枚で、国内生産7割を占める。耕作面積は約5ヘクター
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マルシェへ出店しよう 松崎の協力隊ら主催 31日まで募集
松崎町の地域おこし協力隊や住民有志が7月22日午前10時~午後3時、飲食ブースなどが出店するイベント「まつざきオハナ・マルシェ」を同町松崎の松崎港で開く。5月31日まで出店希望者を募っている。 主催するのは、グリーンツーリズム推進などに取り組む松谷あけみさんを中心とした地域おこし協力隊のメンバーや、住民有志団体「松崎ポートクラブ」。イベントでは町内外の事業者が、地場産品や雑貨を販売するほか、演奏などのステージも楽しめる。 松谷さんは「オハナはハワイで家族や仲間を意味する言葉。さまざまな人がつながる機会にしたい」と意気込みを語る。 雨天の場合は23日に延期する。出店希望者は町観光協会<電
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男性の家事育児は3時間未満 女性の4分の1 22年度県男女共同参画白書
静岡県がこのほど公表した2022年度の「県男女共同参画白書」で、初めて項目に盛り込まれた「週平均1日当たりの男性の家事・育児時間」は2時間50分で、女性の約4分の1にとどまった。県担当者は「固定的な性別役割意識に反対する人は増えているが、行動変容に結びついていない」と分析する。県は25年度までの目標値を3時間30分と定めて施策を展開する。 同白書は、01年に始まった県男女共同参画推進計画に基づく施策の実施状況や市町の現況、全国比較などを毎年公表している。 家事・育児関連時間は、隔年実施している男女共同参画に関する県民意識調査で、21年度に初めて設問に加わった。国による全国データはあった
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松崎町、電通社員2人登用 2年間、観光振興推進へ
松崎町は15日、観光振興の推進に向け、広告大手電通(東京都)の社員2人を受け入れる6月1日付の人事異動を発表した。山本顕作氏(41)を企画観光課参事兼商工観光係長、山路浩之氏(57)を企画観光課参事に起用する。同町の民間人材登用は初めて。 国の地方創生人材支援制度と地域活性化起業人(企業人材派遣制度)を活用した。任期は2025年3月31日までの2年間。山本氏は町役場に常駐し、業務にあたる。山路氏は町振興公社に派遣され、事務局長兼総支配人に就任する予定。町は「民間の力を生かしてもらい、町の活性につなげたい」としている。 民間人材登用などに伴い、6月1日付人事異動も内示した。 主な異動は次
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住民らと意見交換 西伊豆町政懇談会始まる
西伊豆町は15日、大沢里地区を皮切りに町政懇談会を始めた。星野浄晋町長ら町幹部が同町大沢里の祢宜の畑公民館で、町民ら23人と意見を交わした。26日まで仁科、田子、安良里、宇久須の各地区で開く。 町政懇談会は星野町政になって以降初開催で、2016年以来7年ぶり。町は、賀茂地域1市3町で進める広域ごみ処理事業▽松崎町と進める新斎場の建設▽認定こども園と小中学校の再編-などの懸案事項を報告した。こども園などの教育施設や防災対策に関する質問があった。 仁科(16日、福祉センター)、田子(23日、田子公民館)、安良里(24日、中央公民館)、宇久須(26日、住民防災センター)の各地区で開く。各地区と
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記者コラム「清流」 地域存続へ議論に期待
松崎町議選が4月に行われた。無投票の地域もあるなど地方自治体では議員のなり手不足が懸念される中、新人の出馬も一定数あり、選挙戦に突入。投票率は前回選よりも少し下がったが、70%を超え、町政への関心の高さを感じた。 明確な争点はなかったものの、町の課題は山積する。特に人口減少問題は深刻だ。同町の人口は県内で最も少なく、赴任した昨秋はかろうじて6000人を超えていたが、5000人台になった。高齢化率も高く、今後さらに自然減のスピードが加速すると考えられる。 地域存続のためには、町民が住み続けたい、帰ってきたい地域づくりと、町外の人が移住したいと思える地域づくりの両立が重要になる。町議選によっ
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浴衣リメーク 創作服並ぶ 松崎、29日まで
浴衣などをリメークした創作服の展示会が29日まで、松崎町松崎の喫茶ギャラリー「海の駅丸平」で開かれている。夏をテーマに制作した洋服やバッグなど多彩な作品約100点を紹介する。 作品は鹿児島県日置市の高江洌多津子さん(70)が手作りした。同県の伝統的な織物「大島紬(つむぎ)」と浴衣、ガーゼを生地にしたワンピースやシャツが並ぶ。アクリル絵の具を使って優しいタッチで描いたこいのぼりなどの布絵も目を引く。高江洌さんは「手作りの温かみを感じてほしい」と話した。 ギャラリーの定休日は火~木曜。
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伊豆南部の野鳥写真 下田のギャラリーに80点展示、14日まで
賀茂地域の野鳥愛好家らで組織する日本野鳥の会南伊豆の第7回写真展が下田市の旧沢村邸ギャラリーで14日まで開かれている。 会員のうち10人が80点ほどを出品した。河津桜に並んで止まる2羽のヒレンジャクや、下田市ペリーロードの仲むつまじいカルガモの親子を捉えた作品が並ぶ。松崎町の雲見海岸で富士山を背景に飛行するアオサギを撮影した1枚も展示。絶滅危惧種のカンムリウミスズメの撮影にも神津島近海で成功した。 土屋恵一郎支部長(68)=下田市=は「山から海まで多様な鳥たちを撮影できるのが伊豆南部の特徴だ」と魅力を語った。
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松崎町 町政懇談会開始 まちづくり展望 町民に説明
松崎町は9日夜、同町中川地区を皮切りに、町政懇談会を開始した。13日まで町内4カ所で開く。1回目の懇談会が同町峰輪の旧中川小で開かれ、集まった町民ら31人に今後のまちづくりの展望を説明した。 深沢準弥町長ら町幹部職員が出席した。深沢町長は「地域を次世代につなぐため、いろいろな方の力を借りてまちづくりを進めたい」とあいさつ。町は、本年度から進める第6次町総合計画(2023~32年度)や23年度一般会計予算の概要について報告した。 説明の後には、参加者との意見交換を実施した。町内の観光資源の活用方法や防災対策、各課の本年度の方針に関する意見や提案があった。 懇談会は10日、旧岩科小でも開催
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静岡人インタビュー「この人」 移住定住の促進に取り組む 神健一さん(松崎町)
松崎町や町商工会の住民有志らでつくる伊豆まつざき田舎暮らしサポート隊(松崎町移住定住促進協議会)の代表。4月には空き家の再生プロジェクトを始めた。広告代理店に勤めた後、2021年に横浜市から移住した。同市出身。46歳。 -移住のきっかけは。 「元々自然に憧れがあり、残りの人生をどう生きるか考えた末、移住に至った。伊豆半島南部の賀茂地域で移住を考え、松崎町で気に入った物件が見つかったため、現在は回覧板も回ってこない山中の家に住んでいる。ゆくゆくは自然豊かな伊豆の食材を使った飲食店の経営ができたらうれしい」 -サポート隊の活動内容は。 「ホームページなどで移住者のインタビュー記事や、空き
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桜葉スイーツ激戦 生産量日本一の松崎 ジェラート、大福が新登場
桜葉の生産量日本一を誇る松崎町で今春、桜葉を使用した新たなスイーツ「桜ジェラート」と「ジェラート大福」が発売され、注目を集めている。同町は20種以上の桜葉スイーツが楽しめる激戦区。販売する町振興公社は「町内の桜葉商品を一緒に盛り上げていきたい」と意気込む。 同公社は長年にわたって桜葉アイスクリームを販売してきたが、製造会社の機械の老朽化で2020年9月の販売を最後に製造中止になった。その後、桜葉を使った新商品の開発を模索し、同町の姉妹都市の縁で交流している北海道帯広市のアイスクリーム店「ウエモンズハート」と共同で仕上げた。 ジェラートには同市の牧場で搾った牛乳を使い、町内産の桜葉の塩漬け
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恒例 海のいかだ準備 松崎の住民有志
松崎町の住民有志でつくる団体「松崎ポートクラブ」のメンバーは4日、海水浴シーズンに合わせて松崎海岸沖で浮かべるいかだに使う竹材の調達を同町岩科南側で行った。15人が山中で、竹の切り出し作業に汗を流した。 いかだは海面に浮かべて海水浴客に楽しんでもらう遊具として、2014年から手作りしている。同日集まったメンバーは、チェーンソーを使って山中の竹30本を切り倒し、トラックの荷台に積んで海岸まで搬出した。 6月に組み立てる予定で、完成次第設置する。
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松崎プロジェクト ワークショップ 住民ら活動方針 意見交換
松崎町はこのほど、町などが地域住民を交えて持続可能な地域づくりを進める「2030松崎プロジェクト」のワークショップ(WS)を同町宮内の町環境改善センターで開いた。地域住民や学生ら約30人が、23年度の取り組みの方針について意見交換した。 参加者の拡大や活動の活性化策を議論。「別チームの活動が見えづらい」「活動自体が目的になっている」などの課題も挙がった。次回のWSは14日に開催し、各チームが本年度の目標を確認する。 同プロジェクトは20年に町、静岡大、町観光協会、伊豆半島ジオガイド協会の4者が開始し、観光や農業の振興などの目的ごと複数チームが活動する。
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石部棚田であぜ塗り 松崎高1年生 郷土文化学ぶ
松崎町桜田の松崎高の生徒がこのほど、同町石部の石部棚田であぜ塗りに挑戦した。1年生63人は2種のくわを使い田んぼの泥をかき集めたり、あぜを塗り固めたりする作業に励んだ。 郷土の文化について学ぶ「西豆学」の一環で、2008年から行う。あぜ塗りは水田の保水のため、田植え前に泥を盛る作業。石部棚田保存会のメンバーらの手ほどきで、泥にまみれながらも懸命に取り組んだ。初めてあぜ塗りを体験した鈴木那凰さん(15)は「思ったよりも力が必要だった。大きく育ってほしい」と笑みをこぼした。 オーナー制度を導入する棚田では、会員らが4月下旬にもあぜ塗りを行った。田植えは5月20、21の両日を予定する。
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松崎 海岸きれいに 中学生有志 地元住民と協力
松崎町江奈の松崎中の生徒有志がこのほど、同町松崎の松崎海岸で清掃活動を行った。1年生8人が、定期的に浜掃除に取り組む地元住民らに交じり、流木やごみをかき集めて撤去する作業に汗を流した。 生徒や住民有志団体「松崎ポートクラブ」のメンバーら約30人が早朝の海岸に集まった。熊手を使って集めた流木などを軽トラックの荷台に積み、効率良く片付けた。 1年の松原莉奈さん(13)は「きれいになった浜で気持ちよく過ごしてほしい」と話した。
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スポーツ少年団に軟式ボール贈る 松崎の住民有志
松崎町の住民有志でつくる「黒潮会」(端山晋一会長)がこのほど、同町で活動する松崎野球スポーツ少年団に軟式ボールを寄贈した。端山会長らが同町道部の町営野球場を訪れ、代表児童に5ダース(60球)を手渡した=写真=。 少年団には下田市、西伊豆、松崎両町の小学生24人が所属し、同野球場で練習を続ける。キャプテンを務める松崎小6年の関緑里君(11)は「練習の励みにして次の大会で優勝できるよう頑張りたい」と意気込んだ。 黒潮会は野球チームとして発足し、地域貢献活動に取り組む。
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松崎の大蛇伝説、動画で後世に 飲み込まれた男の娘姉妹が敵討ち 地元有志“現場”の大岩撮影
松崎町小杉原の住民らが、地元の大蛇伝説について発信する動画制作に取り組んでいる。4月下旬には、伝説にも登場し、地元の人が「50年以上存在を確認していなかった」という「蛇ケ挟(じゃばさみ)」の大岩を撮影した。動画制作を企画する一瀬薫さん(70)は「地域で受け継いできた伝説を知ってもらい、後世に残していきたい」と強調する。 小杉原など周辺地域に伝わる大蛇伝説は、松崎町史資料編第四集民俗編(下巻)によると、甲州(山梨県)の男性が、村人を困らせる大蛇退治に向かうが、のみ込まれてしまい、男性の娘姉妹が敵討ちに臨むという内容。蛇ケ挟は、姉妹に弓矢で射られた大蛇が巨石の間に挟まり、息絶えた場所とされる。
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淡い紅色 シャクナゲ見頃 松崎・長九郎山
松崎町北東部の長九郎山(995メートル)の山中にある八瀬峠付近で、キョウマルシャクナゲが見頃を迎えている。淡い紅色の花が山道沿いを彩り、登山客を楽しませている。シャクナゲは、ツツジ科ツツジ属の常緑広葉樹で房状に花を付ける。町によると、例年の開花時期は4月下旬で、今年は例年並みか数日早いとみられる。5月中旬からは、山頂付近に自生するアマギシャクナゲが楽しめるという。 登山口は大沢、池代、富貴野山宝蔵院の三つで、山頂までの所要時間は片道約2~3時間。町企画観光課の堤孝太主事(30)は「登山の準備をしっかりして、花々を楽しんでほしい」と話した。
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色鮮やかなヤマツツジ 松崎の高通山彩る
松崎町南部に位置する高通山(519メートル)に咲くヤマツツジが見頃を迎えている。鮮やかな赤色の花々が新緑の山を彩り、訪れる登山客を楽しませている。 町によると、山にはツツジ約2千本が自生する。開花は例年より1週間ほど早く、5月中旬まで見られそう。3日は晴天に恵まれ、登山客がツツジを観賞したり、駿河湾越しの富士山を眺めたりしていた。 高通山は2022年の台風8号の被害を受け、現在も波勝崎方面の登山ルートの通行止めが続いている。
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摘んだ花で色とりどりの冠 松崎でワークショップ 5日まで
松崎町那賀の農閑期の水田に花を咲かせるイベント「田んぼを使った花畑」の実行委員会は3日、花冠づくりのワークショップを開始した。親子連れや子どもが、花畑で摘んだ色とりどりの花を使って作品制作に臨んだ。5日まで。 花畑で花摘みが体験できる開放期間に合わせて、2022年から開催する。フラワーアーティストの大谷幸生さん(53)=東京都=が講師を務め、住民有志も作り方を指導した。参加者は思い思いの作品を完成させた後、頭にかぶり、記念撮影を行っていた。 花畑では、町のマスコット「まっちー」が登場したほか、自然薯(じねんじょ)などの地場産品が当たる抽選会もあった。 ワークショップの参加費は500円。
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10日から障害者の就労相談 賀茂5町
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は10日から、参加無料の就労相談会を賀茂郡5町で開催する。 同センターは月に1回、障害者対象の相談会を各町で開催している。就労相談に加え、障害者手帳の取得や医療費助成の相談なども受け付けている。いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 10日午前10時~ 西伊豆町役場宇久須支所、午後1時半~ 松崎町役場▽16日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽18日午後1時半~ 南伊豆町役場
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田んぼで花摘み 色鮮やか5種咲く 3~5日はイベント 松崎
松崎町那賀の農閑期の水田で色とりどりの花を咲かせる「田んぼをつかった花畑」で、花摘み体験ができる開放期間が1日、始まった。観光客や地元住民が訪れ、春の雰囲気を満喫した。5日まで。 花畑ではツマシロヒナギクやヤグルマソウなど黄や青など色鮮やかな花々5種が咲き、来客が花摘みを楽しんでいた。親子で訪れた相模原市の吉川昂佑君(6)は「いろいろな花があってきれいだった」と声を弾ませた。花畑はゴールデンウイーク明けに花を刈り取り、田植え期間を迎える。 花畑は町の事業として2000年に始まり、現在住民らでつくる実行委員会が主催。次回の費用に充てる協力金を募っている。 3日午前10時からは、地場産品が
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大蛇伝説、後世に 地元有志が動画制作 松崎・小杉原
松崎町小杉原の住民らが、地元の大蛇伝説について発信する動画制作に取り組んでいる。4月下旬には、地元の人が50年以上存在を確認していなかったという伝説に縁がある「蛇ケ挟(じゃばさみ)」の大岩を撮影した。動画制作を企画する一瀬薫さん(70)は「地域で受け継いできた伝説を知ってもらい、後世に残していきたい」と強調する。 小杉原など周辺地域に伝わる大蛇伝説は、松崎町史資料編第四集民俗編(下巻)によると、甲州(山梨県)の男性が、村人を困らせる大蛇退治に向かうが、のみ込まれてしまい、男性の娘姉妹が敵討ちに臨むという内容。蛇ケ挟は、姉妹に弓矢で射られた大蛇が巨石の間に挟まり、息絶えた場所とされる。 動
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議長に深沢氏 副議長は田中氏 松崎町議会
松崎町議会は1日の臨時会で正副議長選を行った。議長に深沢守氏(56)、副議長に田中道源氏(44)を選出した。どちらも無所属。 深沢守氏(ふかさわ・まもる)飲食業[元]副議長。3期。松崎 田中道源氏(たなか・みちもと)住職、花畑実行委副会長。2期。船田
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都内で全国わさび品評会 鈴木さん(伊豆)最高賞
第37回全国わさび品評会(全国わさび生産者協議会主催)がこのほど都内で開かれ、根茎の部に出品した鈴木昭弘さん(伊豆市)が最高賞の農林水産大臣賞を受賞した。 静岡県のほか、岩手、長野などの産地から根茎の部に133点、丸堀の部に4点の出品があった。 このほかの本県の主な受賞者は次の通り。 【根茎の部】特賞 浅田充康(伊豆市)山口長之(同)井上千明(同)▽優秀賞 伊沢昌隆(同)勝又京治(御殿場市)浅田憲太郎(伊豆市)安藤良孝(同)塩谷美博(同)塩谷修(同)浅田利哉(同)西川貴子(同)田代修二(御殿場市)高羽文隆(東伊豆町)▽奨励賞 望月佑真(静岡市葵区)石渡弘敏(伊豆市)稲葉泰助(東伊豆町)
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委員会の構成決定 松崎町議会臨時会
松崎町議会は1日、臨時会を開き、正副議長や各委員会の構成を決めた。このほか、監査委員の選任案や300万円を追加する2023年度一般会計補正予算案など4議案を原案通り可決し、閉会した。監査委員は小林克己氏が選任された。補正予算には子育て世帯生活支援特別給付金の事業費を計上した。 主な委員会の正副委員長は次の通り。(正副順) 総務常任 藤井要、小林克己▽議会運営 藤井要、小林克己▽議会広報編集 田中道源、藤井要
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北海道・帯広名物の豚丼販売 姉妹都市の松崎町 道の駅「花の三聖苑」で
松崎町振興公社は29日、同町の姉妹都市である北海道帯広市で親しまれている名物「帯広豚丼」の販売を同町大沢の道の駅「花の三聖苑」で始めた。同町出身の依田勉三率いる晩成社が十勝平野を開拓した縁で交流を続ける両市町。同社は「食を通じ姉妹都市のことを知るきっかけになってほしい」と期待する。 帯広市の養豚は、依田勉三が豚を連れて入植したのが始まりとされる。帯広豚丼は、昭和初期に同市でうな丼をヒントに誕生し、市民の間で定着。市内には豚丼を提供する店舗が数多くあるという。販売する豚丼は、しょうゆベースのタレと絡めて焼いた豚肉が特徴。ご飯の上に豚肉と刻んだキャベツを載せ、白髪ネギとワサビをトッピングした。
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部活地域移行 休日試行3市 23年度開始わずか2市 受け皿不足課題 市町教委
公立中学校の部活動を地域団体や民間事業者に委ねる「地域移行」。国は本年度から3年間を「改革推進期間」と位置付け、まずは休日の地域移行の環境整備を行うよう促しているが、静岡県内では、休日の地域移行を既に試行しているのは3市にとどまり、本年度始めるのは2市のみであることが、静岡新聞社が県内の全市町教育委員会に実施したアンケートで分かった。管理・運営を担う団体が少ないことや、運営や指導者確保に要する費用などが課題となり、一部の市町で計画が進んでいない現状が浮き彫りになった。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 休日の地域移行を試行しているのは静岡、三島、焼津の3市。静岡市は活動を近隣学校と
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松崎の文化に触れて GWに2施設で教室
松崎町振興公社はゴールデンウイークに合わせて、伊豆の長八美術館(松崎)と国指定重要文化財「岩科学校」(岩科北側)の2施設で光る泥団子や繭玉人形の制作体験教室を開く。同町の伝統文化に触れてもらうことが狙い。 光る泥団子は3~5日の各日午前10時から、漆喰鏝絵(しっくいこてえ)は2日午前10時から、漆喰ストラップは2日午後2時から、いずれも伊豆の長八美術館で、繭玉人形は2~5日の各日午前9時から岩科学校で開催する。 小学生以上が対象で、料金は500円~千円。問い合わせは美術館<電0558(42)2540>、岩科学校<電0558(42)2675>へ。
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西豆地域の教育関係者意見交換 松崎高で会合
伊豆半島西海岸の「西豆地域」の教育環境について考える「西豆地域教育研究協議会」の会合が27日、松崎町桜田の松崎高で行われた。西伊豆、松崎両町の関係者らが、今後の中学校や高校の在り方について意見を交わした。 少子化による松崎高の存続問題についての意見が相次ぎ、星野浄晋西伊豆町長は「地域の存続に関わる」、深沢準弥松崎町長は「子育ての流れにおいて必要」との認識を示した。また、23年10月に控える創立100年記念式典についての意見もあった。
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松崎の課題解決 大学院生が提案
松崎町の地域課題解消を目指すデジタルハリウッド大大学院(東京都)の院生がこのほど、同町宮内の町環境改善センターで成果報告会を行った。社会人経験のある院生4人が町関係者に新たなまちづくりの視点を提案した。 同大学院は、2022年から町の地域課題を解決する施策について模索してきた。報告会では、自然とテクノロジーを掛け合わせた「自然Tech(テック)」をテーマに、人手不足対策や地域活性策を説明。田んぼの除草作業へのカルガモ型ロボット導入や、独自のクラフトジン開発など町外からも注目される娯楽性を取り入れた案を示した。
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10市町議選トップ当選者が決意 議会改革、信頼回復へ意欲/発信方法や関心向上模索
統一地方選後半戦の県内10市町議選の当選者は現職123、元職9、新人56。各市町で投票率が低迷する中、多くの信任を得たトップ当選者からは、新型コロナウイルス禍を経た有権者の意識変化に伴う自身の変革や、最も身近な政治の舞台である市町議会の改革、住民の政治への関心を高めたいとの声が聞かれた。 コロナ禍を経た初の統一地方選では、これまでの選挙活動から変化を模索する中堅やベテラン議員も少なくなかった。沼津市の深田昇氏は「ただ投票をお願いするだけではいけない。政策や実績を直接発信しないといけない」とユーチューブを始めたと明かした。 富士市の下田良秀氏はコロナ禍で有権者との接触が少ない点を指摘しつつ
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空き家再生 田舎暮らし体験施設に 松崎の魅力 住民有志ら発信 年内開業目指し始動
松崎町の住民有志らが、田舎暮らしの魅力を発信する宿泊施設の開設を目指す取り組みを始めた。設計やデザインの技術を持つメンバーが集い、長年使われていなかった空き家を活用。自然豊かな同町での生活を体験できる施設として再生させる。 活動するのは、同町で移住定住の促進や空き家の利活用を進める神健一さん(46)=横浜市出身=ら4人を中心としたチーム「プロジェクトKAYU(かゆ)」。インドネシア語で「木」を意味する「KAYU」と名付け、木をテーマとした施設づくりに取り組んでいく。 活用する建物は、木造2階建て。山に近い場所に面していて、長らく倉庫として使われている。施設ではまきを燃料とするボイラーによ
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全10市町議選で期日前・前回比増 静岡県内統一地方選後半戦
静岡県選挙管理委員会は23日、統一地方選後半戦の期日前投票の最終結果を発表した。富士宮市長選は選挙人名簿登録者数の15・17%に当たる1万6419人が投票し、2015年の前回選に比べ1・14ポイント増。19年は無投票だった。清水町長選は13・78%で19年の前回比2・19ポイント増、小山町長選は15・86%で同0・46ポイント増加した。 10市町議選は合計で選挙人名簿登録者数の12・63%に当たる9万1785人が投票し、12市町議選が行われた19年の前回選を1・67ポイント上回った。 内訳をみると、7市議選の合計は12・40%に当たる8万2262人、3町議選は15・11%に当たる9523
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松崎町議選 当選者一覧(定数8/立候補者11)
統一地方選後半戦の静岡県内10市町議選は23日、投開票が行われ、未明までに全議席が確定した。市議選は沼津、熱海、三島、富士宮、富士、下田、湖西の7市。町議選は松崎、函南、清水の3町。約1カ月間に及んだ選挙戦が閉幕した。松崎町議選の当選者は次の通り。 得票数順。経歴は氏名、年齢(投票日基準)、党派、現元新別、当選回数、職業・肩書、略歴、現住所の順。元の後は全て、以前の職業・肩書。 松崎町議選 開票結果(選管最終) 当577 藤井 昭一 無新① 当413 菜野 良枝 無新① 当409 田中 道源 無現② 当396 藤井 要 無元④ 当391 高橋 良延 無新① 当340 高柳
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3市町長選平均47・50%、過去最低の投票率
23日に投開票された統一地方選後半戦の静岡県内投票率は、3市町長選が平均47・50%、7市議選は43・97%、3町議選は46・21%で、後半戦の全ての選挙で前回選を下回った。このうち、3市町長選はいずれも過去最低を更新し、富士宮市、清水町は首長選で初めて50%を切った。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 現職と新人による8年ぶりの選挙戦となった富士宮市長選は45・80%で、2015年の前回選を9・68ポイント下回り、1968年に記録した過去最低(54・45%)を大幅に下回った。 現新の一騎打ちとなった清水町長選は、48・62%(前回比1・45ポイント減)、前回選と同じ
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富士宮、清水、小山の3市町長選 23日投票 10市町議選も 深夜に結果確定
統一地方選後半戦の富士宮市長選、清水、小山両町長選と10の市町議選は23日、投票が行われる。市議選は沼津、熱海、三島、富士宮、富士、下田、湖西の7市。町議選は松崎、函南、清水の3町。選挙戦最終日の22日は各候補が街頭に立ち、最後の訴えに声を振り絞った。投票は一部を除き午前7時から午後8時までで、即日開票される。 各市町選管によると、富士宮市長選は23日午後11時ごろ、清水町長選は同10時半ごろ、小山町長選は同10時ごろに開票結果が確定する見通し。市町議選は松崎町が最も早く同9時ごろには開票が終わり、24日午前0時過ぎには大半の市町で大勢が判明するとみられる。富士宮市は同1時ごろ、富士市は同
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棚田のあぜづくりに汗 保存会メンバーや学生ら 松崎・石部
松崎町石部の石部棚田で22日、5月中旬に控える田植えを前に水田を整備するあぜ塗り作業が行われた。地元の石部棚田保存会のメンバーや常葉大(静岡市駿河区)の学生ら約100人が汗を流した。 あぜ塗りはモグラに穴を開けられたり、乾燥でひび割れたりした田の境目に泥を盛って水が漏れるのを防ぐ作業。保存会の高橋治会長は「秋の豊作のために重要な工程。けがをしないように気をつけて」とあいさつし、保存会メンバーとともに作業のこつを指導した。 参加者は慣れない作業に苦労しながらも、鍬(くわ)を使って田んぼの中の泥をすくって盛り、塗り固めた。同大1年の水上恵斗さん(18)は「水を含んでいて泥が重い。形を作るのに
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高齢者の居場所 在り方は 静大生 松崎で研究発表
静岡大農学部の学生らがこのほど、松崎町の高齢者らでつくる企業組合「であい村蔵ら」(青森千枝美代表)による高齢者の居場所づくりに関する取り組みを題材にした論文を発表した。プロジェクトリーダーの修士2年中込光穂さん(23)が同町を訪れ、青森代表ら関係者約30人に研究成果の報告を行った。 研究を行った園芸イノベーション学研究室(松本和浩教授)の学生ら延べ15人は、2018年~22年に定期的に施設を訪れ、アンケートや聞き取り調査を実施。論文は、客観的評価が高いという査読付き論文誌に掲載された。 であい村蔵らは、従業員自ら出資して経営に携わる「ワーカーズ・コレクティブ」で運営し、手芸品の展示販売や弁当
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静岡県3町議選の終盤情勢 松崎町/清水町/函南町
統一地方選の町議選は23日の投開票に向け、激しいせめぎ合いが繰り広げられている。静岡県東部各町の最終盤の情勢をまとめた。 松崎町 11人接戦 300票ラインか 松崎町議選は定数8に対し、計11人が立候補した。現職6、元職1人の地盤を新人4人が切り崩しを図り、接戦を展開。2011年以来の女性議員誕生にも注目が集まる。投票率は、議会解散に伴う前回選(75・83%)並みか、やや下回る可能性も。300票前後が当落線とみられる。 票田となる松崎、江奈では3人が出馬。松崎の深沢守氏は主に経済施策を発信し、票固めを急ぐ。早期に出馬意向を示した松崎の藤井昭一氏は地元や後援団体を中心に手堅く集票する。江
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東部2町長、3町議選 期日前投票スタート
統一地方選後半戦の2町長選(清水、小山)と3町議選(松崎、函南、清水)の期日前投票が19日、各町で始まった。22日まで。 町長、町議のダブル選となった清水町では町役場1階住民ホールに投票所が設けられた。19日午前に訪れた男性介護士(69)=伏見=は「若者が集まり、にぎやかな町にしてほしい」との思いを票に託した。 町選管によると、期日前投票者数は日を追うごとに増える傾向にある。昼から夕方までが比較的すいているという。 小山町は町役場本庁舎302会議室、松崎町は町生涯学習センター、函南町は町役場1階町民ホールで行う。いずれも午前8時半~午後8時。 投開票は23日。
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6町議選に83人立候補 東伊豆、小山、吉田は無投票 統一地方選後半戦
18日に告示された県内6町議選は定数計76に対し、83人が立候補した。4年前より3人少なく、全体の競争率は0・04ポイント下がって1・09倍。東伊豆と小山、吉田の3町が無投票となり、市部に比べて議員の担い手不足が顕著になった。 東伊豆は補選を除き2回連続で立候補者と定数が同じだった。前回より立候補者が2人減った小山は、電子データが残る1979年以降初めての無投票。吉田は1人減った。選挙戦になった清水は6町で唯一、前回より増加(1人)した。函南は前回と同数、松崎は1人減った。 女性候補者は15人で、全体に占める割合は18%と前回より6・4ポイント上昇した。新人に限ると20%だった。 党派
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自転車ルール 基本学ぼう 安協下田地区支部 松崎中生に教室
松崎町江奈の松崎中の生徒はこのほど、同町岩科南側の県自動車学校松崎校で自転車の乗り方について学んだ。新年度から自転車通学をする1、2年生10人が県交通安全協会下田地区支部の交通安全指導員2人の指導を受け、正しい運転方法に理解を深めた。 指導員が「自転車は乗ったら車の仲間」「道の左端を走る」などの基本ルールを教えた後、生徒は実際に自転車に乗って一時停止場所や信号機付きの交差点の走り方について説明を受けた。 自動車学校の職員が運転する車に一緒に乗り込み、ドライバー目線で自転車の危険な運転も確認した。
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松崎の佐藤さんら入賞者を表彰 西伊豆町フォトコン
西伊豆町はこのほど、町内の夕日や風景がテーマの写真を審査する「第18回夕陽のまち西伊豆町ふるさとフォトコンテスト」の表彰式を町役場で行った。夕陽部門で最高賞のグランプリに選ばれた佐藤和彦さん(松崎町)ら3人が町役場を訪れ、星野浄晋町長から表彰状を受け取った=写真=。 コンテストには、県内外41人から292点の応募があった。2月に審査会を開き、「夕陽」「ふるさと」「ドローン」の3部門で入賞作品35点を選出した。2024年3月ごろまで、西伊豆町宇久須の黄金崎クリスタルパークで入賞作品を飾っている。
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吉田町長選、無投票7選 清水、小山町長選は一騎打ち 3町長選と6町議選告示、23日投開票
統一地方選後半戦の県内3町長選と6町議選が18日、告示された。清水町長選は新人の元町議山本文博氏(65)と現職の関義弘氏(69)、小山町長選は現職の池谷晴一氏(73)と元職の込山正秀氏(75)=自民推薦=が立候補し、それぞれ一騎打ちとなった。吉田町長選は現職の田村典彦氏(79)以外に届け出がなく、出直し選を含む7選を無投票で決めた。 町議選は定数計76に対し、計83人が立候補。定数を松崎は3、函南と清水は2上回って選挙戦に入った。東伊豆、小山、吉田は定数と立候補者が同数となり、無投票で当選が決まった。選挙戦の2町長選と3町議選は、16日告示の富士宮市長選や7市議選とともに23日に投開票され
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松崎町議選 立候補者の一覧(定数8/立候補者11)【午前10時半現在】
18日告示された松崎町議選の立候補者は次の通り。 上から届け出順。経歴は氏名、年齢(投票日基準)、党派、現元新別、当選回数、職業・肩書、略歴、現住所の順。元の後は全て、以前の職業・肩書。 ※画像タップで拡大してご覧になれます ▶統一地方選後半戦の開票速報はこちら
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清水/小山/吉田の3町長選、6町議選 18日告示 統一地方選後半戦
統一地方選後半戦の静岡県内3町長選と6町議選が18日、告示される。清水、小山の両町長選は一騎打ちの見通し。吉田町長選は現職の無投票7選(出直し選を含む)の公算が大きい。 町議選のうち松崎、函南、清水は選挙戦が見込まれる。東伊豆、小山、吉田は無投票の可能性が高い。立候補の届け出は午前8時半から各町選管で受け付け、午後5時に締め切る。 16日告示の富士宮市長選、7市議選とともに23日に投開票される。 清水町長選 清水町は再選を目指す現職の関義弘氏(69)と町議の山本文博氏(65)の2人が、いずれも無所属で立候補する見通し。町を二分する大きな争点はなく、現町政への評価が問われる。関氏は財政
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行楽期備え海岸清掃 松崎の住民有志
松崎町の住民有志でつくる「松崎ポートクラブ」(端山晋一代表)はこのほど、観光シーズンに合わせて同町松崎の松崎海岸の清掃を行った。早朝に集まったメンバー8人が、打ち上げられた流木やごみをかき集めた=写真=。 清掃活動は毎年、散策やレジャーなどで観光客が多く訪れるゴールデンウイーク前に開始し、4月から10月ごろまでの間、定期的に実施する。端山さんは「海岸は観光客や住民にとっての憩いの場。きれいに保ち、楽しんでもらいたい」と話した。 同クラブは、松崎港周辺の環境整備や地域のにぎわい創出に取り組んでいる。
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地域おこし協力隊 尾崎さんを委嘱 松崎町
松崎町はこのほど、都市地域から過疎地域に移住して地域活性化に取り組む町地域おこし協力隊に尾崎早苗さん(27)=東京都八王子市出身=を委嘱した。任期は3年間で、移住や定住、ワーケーションの推進に取り組む。 尾崎さんは、子どもの頃、同町に住んでいた親族の元を訪れていたのをきっかけに同町で協力隊になることを決めた。「昔からゆかりがある自然が多く人の温かさを感じる町。地域の魅力を伝えていきたい」と抱負を語った。 委嘱式が町役場で行われ、深沢準弥町長が尾崎さんに委嘱状を手渡し、激励した。今回の委嘱で同町の協力隊は計8人となった。町は現在、石部棚田の保全に取り組む協力隊1人を募集している。
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松崎高で入学式 63人 新たな一歩
松崎町桜田の松崎高は10日、同校で2023年度の入学式を行った。新入生63人が新たな一歩を踏み出した。 生徒を代表し、鈴木和奏さん(15)が「自立した人間になれるよう何事も積極的に取り組む」とあいさつ。4月に就任した八代弘和校長は「仲間とともに乗り越える力を培ってほしい」と激励した。 同校は22年に創立100年を迎えた。記念式典は23年10月に開催する。
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デジタル版観光マップ 西伊豆で運用開始
西伊豆町観光協会がこのほど、同町のガイドマップ「ふらっとまっぷ」のデジタル版の運用を始めた。協会ホームページで公開する同マップは、スマートフォンなどでの使用を想定し、地図上で利用者の現在地が分かる仕組みを導入。観光地に関する最新情報を発信し、町内周遊の際の利便性向上を図る。 ふらっとまっぷは、町の観光名所や特産品を紹介する冊子。デジタル版では、冊子と同様の地図上に利用者の現在地を示すほか、飲食店の営業時間などの情報を載せ、随時更新する。観光スポット約50カ所を紹介し、「夕陽」「絶景」などのキーワードで関連スポットを検索できる。今後も機能を拡充し、イベントや松崎町の一部エリアの情報掲載も検討す
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四季折々の風景 写真展示を刷新 松崎の「あうん」
松崎町松崎のギャラリー&カフェ「あうん」はこのほど、店内の写真展示を刷新した。伊豆半島西海岸の四季折々の風景をとらえた作品など写真愛好家10人から寄せられた52点を紹介する。 同店は2018年の開店以来、毎年作品の入れ替えを行っている。松崎町で撮影した駿河湾越しの富士山や満開の桜を飾る。西伊豆町の鮮やかな紅葉や美しい夕日も目を引く。営業時間は午前11時~午後2時。火、水曜定休。
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障害者対象の就労相談 12日から賀茂5町
賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」(下田市)は12日から、参加無料の就労相談会を賀茂郡5町で開催する。 同センターは月1回、障害者対象の相談会を各町で開催している。就労相談に加え、障害者手帳の取得や医療費助成の相談などにも応じている。いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 12日午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽18日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽20日午後1時半~ 南伊豆町役場
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移住者、地元住民ら交流 松崎でイベント 花見しながら情報交換
松崎町や観光協会、商工会などの有志でつくる伊豆まつざき田舎暮らしサポート隊(松崎町移住定住促進協議会)はこのほど、移住者や地元住民らを招いた交流イベントを同町大沢の那賀川沿いで初開催した。約30人が参加し、桜の花を見ながら暮らしに関する情報交換をした。 参加したのは、同町への移住者や移住に興味がある町外居住者、大沢地区の住民ら。町内飲食店の弁当を片手に花見をしたり、まちの見どころについて語り合ったりした。東京都の会社員で、同町に移住予定という峰村信吾さん(44)は「松崎は自然が残る魅力あるまち。地域の情報を得られ、住民との接点もできた」と話した。 同隊は2022年4月に活動を始め、移住定住に
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松崎の境内に響く 美しい歌声 在住の歌手 たえこさんコンサート
松崎町在住のソプラノ歌手たえこさん(36)=本名・伏見妙子、静岡市葵区出身=のコンサートがこのほど、同町松崎の伊那下神社で開かれた。集まった観客は、竹明かりやあんどんの光に照らされた夜の境内で、美しい歌声を楽しんだ。 たえこさんは、同町で2017年から歌を通じた地域活性化に取り組んでいて、毎月町内でコンサートを開催する。この日は「さくらさくら」「翼をください」など11曲を披露した。幻想的な雰囲気の中、透き通った歌声で、聴衆を魅了した。 同町の住民有志でつくる「こころうたを支援する会」が主催した。同神社でのコンサートは22年から開始し、今回で3回目。
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松崎町議員選挙 町選管事前審査 11陣営出席
松崎町選挙管理委員会は4日、任期満了に伴う町議選(4月18日告示、23日投開票)の立候補届け出書類の事前審査を同町宮内の町環境改善センターで行った。定数8人に対して11陣営(現職6、新人4、元職1)が出席した。 選挙戦が確実視されている。各陣営の関係者が必要書類を持ち込み、町選管の職員による確認を受けた。
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決意新た各地で辞令交付式 新入団員が宣誓 松崎町消防団
松崎町消防団はこのほど、2023年度の入団式を松崎町宮内の町環境改善センターで行った。本年度は新入団員7人、再入団員5人を含めた198人(定員245人)での活動となり、初めて200人を下回った。 式では団員約100人が集まり、防災への気持ちを新たにした。新入団員を代表し、1分団所属の相田浩平さんが宣誓した。土屋宗三郎団長による訓示や辞令交付も行われた。 深沢準弥町長は昨年夏の豪雨災害について振り返った上で、「町民を守るために訓練を積み、万一に備えてほしい」と呼びかけた。
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お花見散策 汗心地よく 史跡や大野山巡る 松崎でイベント
桜の景色を楽しみながら松崎町を巡る「桜ビューウオーキング」(松崎ポートクラブ主催)が2日、同町で開かれた。町内外の約50人が参加し、春の雰囲気を感じながら心地よい汗を流した。 参加者は道の駅「花の三聖苑」を発着点として、史跡巡り、桜街道、大野山の3コースを選んでウオーキングに臨んだ。那賀川沿いの桜並木では、舞い落ちた花びらでできた桜のじゅうたんや、川を流れる花びらなどの景色を楽しんだ。 花の三聖苑では、住民有志による青空露店市も開かれた。約30事業者が参加し、地場産品などを販売した。
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記者コラム「清流」 かかし支える努力
松崎町那賀の農閑期の水田で色とりどりの花を咲かせる「田んぼをつかった花畑」。3月下旬になり、大勢の人が散策を楽しんでいる。その中に微動だにしない複数の人影が-。近づくと、人そっくりのかかしだと分かる。 町の住民有志が始めた恒例企画で、今年は「おめでとう」をテーマに結婚式や誕生日を表現した。手作りのリアルなかかしの表情やしぐさにクスッと笑ってしまう。毎回現れる青年のかかしは、当初独身だったが、年月を経て結婚し、子どもができたという設定のユニークな作品もある。 かかしの展示には苦労もあるという。雨の日は、新聞紙などでできたかかしをぬらさないようかっぱを着せる。住民の陰ながらの努力によって、か
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松崎中 依田佐二平文化賞 災害時のボランティア活動評価
松崎町の依田佐二平翁遺徳顕彰会はこのほど、災害時のボランティア活動に努めた松崎中に「第39回依田佐二平文化賞」を贈った。昨年8月の台風による豪雨災害時の活動が評価された。 同校生徒は、同町雲見地区などが被災した際に延べ84人が災害ボランティアとして現地で復旧作業を行った。募金活動も行い、町を通じて義援金を届けた。表彰状は、事務局の町教育委員会が同校に届けた。 同会は同町出身で実業家の依田佐二平を顕彰して設立。同賞は地域に貢献した賀茂地域の個人や団体をたたえて贈っている。
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アーツカウンシルしずおか 文化活動支援 27件内定
静岡県民のアート活動を支援する県文化財団内の組織「アーツカウンシルしずおか」は、2023年度の「文化芸術による地域振興プログラム」の対象27件を内定した。地域資源の活用や社会課題への対応を目指す取り組みに対し、経費の一部助成などを行う。 80団体から応募があり、審査会での審議を経て上限500万円の「地域クリエイティブ支援」19件、上限30万円の「地域はじまり支援」8件を決定した。 「地域クリエイティブ支援」は次の通り。 松崎まちかど花飾り実行委員会(松崎町)GAKKO PROJECT(伊東市)PROJECT ATAMI実行委員会(熱海市)熱海怪獣映画祭(同)熱海未来音楽祭(同)atam
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町の課題解決へ 活動成果を報告 松崎町若手職員
松崎町はこのほど、町の課題解決のために活動する若手職員でつくるプロジェクトチームの活動報告会を同町宮内の町環境改善センターで行った。6チームが深沢準弥町長や各課長らに1年間の取り組みを紹介した。 PR担当のチームは、交流サイト(SNS)を活用して町の知名度向上を目指した。反響のあったツイッターの投稿を紹介し、時事ネタやニッチな話題が重要になると分析した。「ハッシュタグ(検索目印)をうまく活用してみては」などの意見があった。 同町が2022年度に始めた住民サービス向上を目指す試み。職員39人が部署をまたいでチームを結成し、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進などに取り組んだ。23年度も
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古民家再生 居酒屋開店へ 松崎に移住 田代さん夫婦 地域振興「貢献したい」
三島市から松崎町に移住した田代啓さん(55)と妻の江里子さん(58)が4月1日、同町桜田で居酒屋「ICHIGO・ICHIE-いちごいちえ」をオープンする。古民家を再生した「隠れ家ビアバー」でクラフトビールを提供し、地域の人が集まる交流拠点を目指していく。 幼少期には同町の親族の元をよく訪れていたという啓さんと同町出身の江里子さんは、元々函南町で居酒屋を営んでいた。「自然豊かで、なじみのある松崎で店を開きたい」と移住を決意し、昨秋、拠点を移した。 10年以上放置されていた明治期に建てられた空き家を活用した。店内は元の造りを生かしたレトロで落ち着いた雰囲気。世界各国のビールの銘柄が施されたサ
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西伊豆の海描いたストリートピアノ 松崎高生がイラスト クリスタルパークに設置へ
松崎町桜田の松崎高の生徒がこのほど、西伊豆町宇久須の黄金崎クリスタルパークに設置するストリートピアノの作品制作に取り組んだ。美術部の1~2年生12人がアクリル絵の具を使って「西伊豆の海」をイメージした絵を描いた。 部員らは、黒が基調のピアノに白色の絵の具で魚などのイラストを描いた。4月にリニューアルオープン予定の同施設内のカフェに展示され、自由に弾けるようにする。 絵の原案を担当した同校2年の山地志歩さん(17)は「施設を訪れる人たちにこの地域を好きになってもらいたい」と話した。 この日は、地場産品や飲食物を販売するイベント「西伊豆クリパマルシェ」(実行委員会主催)も開かれ、訪れた地域住民ら
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夕焼けや河津桜 力作写真ずらり 下田で合同展
賀茂地区の写真愛好団体による第4回合同展が28日、下田市民文化会館で始まった。30日まで。 賀茂写真クラブと全日写連伊豆下田支部、松崎文化協会写真部、南伊豆写真クラブの36人が出展。この1年で撮りためた作品を中心に約50点を並べた。燃えるような松崎町の夕焼けを収めた力作や、河津町で咲き誇る河津桜を捉えた作品などが来場者の注目を集めている。
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松崎産ポンカンで発泡酒 都内醸造所 町内飲食店で販売
松崎町産のポンカンを使ったオリジナルの発泡酒「伊豆松崎ぽんかんエール」の販売が、町内飲食店で始まった。東京都の醸造所が、同町の農家から仕入れた市場に出回らない規格外のポンカンを活用。今後は季節ごとに旬のかんきつ類を材料に使って製造する予定で、新たな名産品化を目指していく。 製造するのは、東京都杉並区の方南銀座商店街振興組合などが開設したビール醸造所「方南ローカルグッドブリュワーズ」。同町小杉原でキャンプ場「へんな村」を展開する「i.h.s」(同区)代表で、同組合理事の斎藤優さん(46)の仲介で開発に至った。 ポンカンを皮ごと使用し、麦芽やホップと混ぜ合わせた。爽やかなポンカンの風味やビー
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春感じる花の便り 松崎・那賀川沿い1200本咲き誇る
松崎町の那賀川沿いの桜が見頃を迎えている。河口付近から大沢地区まで約6キロにわたって約1200本のソメイヨシノが咲き誇り、観光客や地元住民が散策や花見を楽しんでいる。 帯状に連なって植えられた淡いピンク色の桜並木が、近くの「田んぼを使った花畑」の色とりどりの花と共演し、春の雰囲気を醸し出している。27日には、カメラを手に散策する観光客らの姿が見られた。 町によると、今年の開花は例年並みとみられる。4月10日ごろまで、夜桜のライトアップも行われる。時間は午後6時半~9時。
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2400万円追加補正予算案を可決 松崎町議会臨時会
松崎町議会は27日、臨時会を開き、2400万円を追加する2023年度一般会計補正予算案1議案を原案通り可決した。 新型コロナウイルスのワクチン接種に関連する事業費を盛り込んだ。
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春感じる花の便り 俳句の竹短冊とソメイヨシノ共演 松崎・大沢地区
松崎町大沢地区の住民らがこのほど、全国から寄せられた俳句を揮毫(きごう)した竹短冊約300点を桜の木につるす作業を同地区で行った。4月ごろまで飾る予定で、那賀川沿いに咲き誇るソメイヨシノと共演する作品を楽しめる。 1946年に開始した「大沢温泉桜祭り竹短冊つるし」と題した春の恒例行事。ちょうちんやのぼり旗も設置され、風流な雰囲気を漂わせている。
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園児14人巣立ち 「花カップ」贈る 松崎花畑実行委が祝福
松崎町那賀で「田んぼをつかった花畑」を開催する松崎花畑実行委員会はこのほど、卒園記念の花を同町峰輪の聖和保育園の年長児に贈った。実行委執行部の2人が園を訪れ、花畑で摘んだ色鮮やかな花を生けた「花カップ」を手渡した。 実行委は地域の行事に親しんでもらおうと、2020年から町内幼保園や小中学校に寄贈を開始。卒園式に合わせ、園を巣立つ14人分を届けた。園児たちは、笑顔で花を受け取っていた。 (松崎支局・太田達也)
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WBC優勝記念 松崎の「アサイミート」でセール
松崎町松崎の精肉店「アサイミート」(浅井真店主)は26日、日本代表のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)優勝を記念し、国産黒毛和牛のサーロインステーキを割引販売する。 同店は2000年ごろから、五輪などのスポーツの国際大会に合わせてセールを企画する。ステーキは定価の半額に設定し、1枚当たり約200グラム、約1800円(税込み)。1家族3枚まで、なくなり次第終了する。
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小規模市町の空き家対策 他自治体や民間と連携を【統一地方選 地域課題を考える 記者からの提言㊥】
少子高齢化による人口減少に伴い、全国的に増え続ける空き家。空き家増加で起こりうる問題は老朽化による倒壊の危険だけでなく、景観や治安の悪化にもつながり、伊豆半島の主幹産業の観光に悪影響をもたらす可能性がある。また、伊豆半島南部の賀茂地域は高齢化率が高く、今後さらなる空き家の増加も懸念され、対策強化が喫緊の課題だ。 「人手不足で対策自体が難しい」。松崎町の空き家対策の担当者は嘆く。同町は空き家バンクを通じて情報を発信。町と協定を結ぶ不動産業者が所有者と利用希望者を仲介して売買や賃貸契約をする。しかし、同町の空き家は238軒(2020年調査)で、空き家バンクの登録物件は15軒(23年3月時点)に
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市境の東部地域活況/沼津 中心街引き合い強く/熱海【静岡県内公示地価 東部の取引状況】
沼津市 住宅地は1・3%下落した。地域による明暗が拡大している。大岡や岡宮などの東部は長泉町や三島市の代替地として求める動きもあり引き合いは強い。岡宮は10万5千~12万円が中心で、強気の価格設定も。供給が限られる中心部も売り手に優位な状況が続く。西部は下落が続くが、下げ幅は縮小傾向。沿岸部の南部は依然低調。実勢価格が公示地価の半分以下になるケースもあるという。 商業地は1・5%下がった。沼津駅に近い高島町で16万5千円の売買事例があった。再開発の余地が大きい駅南口への関心が高まっている。 三島市 住宅地は交通手段や買い物の利便性に優れた市街地で人気が高い。三島田町駅に近い南田町や
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松崎プロジェクト 1年間の成果報告 今後の方針 意見交換
松崎町はこのほど、町、静岡大、町観光協会、伊豆半島ジオガイド協会の4者が進める「2030松崎プロジェクト」の成果発表会を同町宮内の町環境改善センターで行った。チームごとに2022年度の取り組みを紹介し、今後の方針について意見交換した。 高齢化に対して取り組むチームは、松崎高の授業の一環で高齢者の生活について説明したと報告。誤嚥(ごえん)を防ぐための方法などを紹介し、「地域の人に高齢者支援について考える機会を増やす必要がある」と強調した。 同プロジェクトは20年に始まり、地域住民を交えて持続可能な地域づくりを目指す取り組み。現在7チームに分かれて活動を進めていて、6チームが取り組みを報告した。
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「田んぼをつかった花畑」開幕 色とりどりの春 松崎でイベント
松崎町那賀の春の風物詩イベント「田んぼをつかった花畑」(松崎花畑実行委員会主催)がこのほど開幕し、広大な水田に咲いた色とりどりの花が訪れた人を楽しませている。5月5日まで。 約3万平方メートルの農閑期の田んぼを生かした恒例行事。住民有志でつくる実行委が昨秋に6種の花の種をまき、現在、紫色のヒメキンギョソウや黄色のツマシロヒナギクの開花が始まっている。来客は写真撮影をしながら散策し、春の陽気を楽しんだ。 散策コースは約1キロで、花畑の間を通過する。足湯や花を飾り付けた「花畑神社」も設置され、写真撮影ができるスポットになっている。近くの那賀川河川敷に設けた臨時駐車場の利用を呼びかけている。
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花の三聖苑伊豆松崎 「桜もり」と「ミニ豚丼」 春の香り楽しむ【道の駅 食探訪⑯】
松崎町の「花の三聖苑伊豆松崎」は、地元ゆかりの偉人の功績を中心に、歴史や文化を紹介する複合施設。施設に近い那賀川沿いの桜とともに、食でも春を満喫してはいかが。 「桜もり」は、全国シェアの7割を誇る同町特産の桜葉を盛り込んだ盛りそば。隣の西伊豆町で製麺している。もえぎ色が鮮やかで、口に運ぶと甘い香りがふわり。施設を運営する松崎町振興公社の細田洋治さん(55)は「日本人にとって春を代表する香り。存分に楽しんで」と薦める。 そばとセットで注文する人が多いという「ミニ豚丼」は、同町の姉妹都市である北海道帯広市のご当地グルメ。キャベツを敷いたご飯に、しょうゆベースの甘辛いタレを絡めた豚肉が載り、食
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自動運転 無人走行視野の「レベル4」目指す 静岡県が方針 23年度、県内3市町で実証実験
静岡県は19日までに、県内の公道で2023年度に実施する自動運転の実証実験について、22年度の「レベル2」から、特定の条件下での無人走行を視野に入れた「レベル4」を目指す方針を固めた。自動運転は公共交通が手薄な地域の移動手段として期待され、実現すれば県が掲げる24年度の実用化へ大きく前進する。 自動運転は技術レベルによって5段階に分かれ、レベル4は完全自動運転の5の一歩手前。移動サービスのルールを定めた改正道交法の施行に伴い、4月1日から解禁される。実施には都道府県の公安委員会の許可が必要となる。 23年度の実証実験は10月以降に掛川市、沼津市、松崎町で実施する計画。いずれも22年度に実
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松崎で地域活性へ露店市 26日、飲食物や音楽提供
松崎町中川地区の住民有志は26日午前9時~午後2時、地元グルメの提供や音楽愛好家らが出演するイベント「青空露店市」を同町大沢の道の駅「花の三聖苑」で開く。 同日開催されるウオーキングイベントに合わせて開催する。町内外の約30事業者が参加し、地場産品や料理を販売するほか、ジャグリングや津軽三味線などのパフォーマンスを楽しめる。企画の中心を担う山本光信さん(67)は「地域のにぎわいにつながればうれしい」と話した。 問い合わせは、山本さん<電090(1099)0885>へ。
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松崎町人事 健康福祉課長に鈴木悟氏
松崎町は16日、4月1日付人事異動を内示した。新規採用や退職を含む対象者は33人。 【課長級】健康福祉課長(会計管理者兼管財係長)鈴木悟▽窓口税務課長(窓口税務課長兼納税係長)糸川成人▽教育委員会事務局長(教育委員会事務局長兼社会教育係長)松本利之▽企画観光課長兼美しい村推進係長(企画観光課長)八木保久▽会計管理者兼管財係長(健康福祉課長)舩津直樹 【課長補佐、係長級】窓口税務課長補佐兼納税係長(窓口税務課長補佐兼課税係長)土田克之▽教育委員会社会教育係長(企画観光課美しい村推進係長)斎藤一憲▽窓口税務課課税係長(窓口税務課課税係)斎藤裕太 【退職者】石田浩(教育委員会松崎海洋センター
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カンボジア支援 継続を 国際ボランティア理事の高井さん 松崎高で活動報告
松崎町桜田の松崎高は13日、NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)理事の高井洋季さんを招き、同法人が2月にカンボジアで実施した教育支援活動の報告を同校で行った。生徒約100人が、カンボジアの現状や支援の必要性を学んだ。 カンボジアでは内戦後、教育環境が整備されていない地域が残っていて、法人が学校を建設して交流を続けていることを説明。高井さんは「支援には大きな意味がある。今後も継続して行う必要がある」と訴えた。 同法人は西伊豆、松崎両町の地域活性化に取り組む。西伊豆町地域おこし協力隊も務める高井さんは1~2月に松崎高などで文房具や楽器を募り、2月に学生35人とともに、カンボジアの子ど
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生徒が模擬投票 選挙仕組み学ぶ 松崎高
松崎町桜田の松崎高は13日、同校で町選挙管理委員会の担当職員を招いて選挙出前講座を行った。2年生70人が投票の手順などを学び、選挙について理解を深めた。 生徒は選挙の仕組みについて説明を受けた後、架空の政党四つが主張する政策を見て、支持する政党に投票する模擬投票を実施。各生徒が、投票用紙に政党名を書いて投票箱に入れた。 同校は制度について知ってもらおうと、毎年実施している。
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満開の桜の下 ウオーキング 松崎、参加者募集
松崎町の住民有志でつくる「松崎ポートクラブ」(端山晋一代表)は、26日に開くイベント「桜ビューウオーキング」の参加者を募っている。端山代表は「満開の桜の下を気持ちよく歩いてほしい」と呼びかけている。 発着点は道の駅「花の三聖苑」。小学生向けの「史跡巡り」、那賀川沿いの桜並木を歩く「桜街道」、健脚者向けの「大野山」の3コースを設定した。 参加費千円、高校生以下500円、小学3年生以下は保護者同伴が条件。当日参加も可能。申し込みは町観光協会<電0558(42)0745>へ。
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地元の児童とスポーツで交流 松崎高生徒が企画
松崎町桜田の松崎高の生徒が12日、地元の小学生に体を動かす楽しさを知ってもらおうと「新世代スポーツ交流会」を同校グラウンドで行った。同町と西伊豆町の小学4~6年生約40人が参加し、ボールを使った遊びなどを楽しんだ。 生徒会執行部と生徒有志の1~2年生が主体となって企画運営した。鬼ごっこ、ドッジボール、玉入れの3種目を行った。生徒は遊びのルール説明をしたり、鬼役を務めたりして、児童と一緒に汗を流した。 須田勝生徒会長(17)は「若い世代の力で地域を盛り上げようと思い、動いてきた。実現できて良かった」と話した。
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トルコ・シリア支援へ義援金 松崎中生徒が寄託
松崎町江奈の松崎中の生徒が10日、トルコ・シリア大地震による被災者支援のため、義援金1万3千円余を同町に寄託した。生徒会執行部の3人が町役場を訪れ、深沢準弥町長に浄財を手渡した。 同部は2月下旬~3月上旬、校内に募金箱を設置して生徒や教員から寄付を集めた。2年の石田心愛副会長(14)は「町が被災した時はたくさんの人に助けてもらった。今度は私たちが協力しなければいけないと思った」と話した。 町は、日本赤十字社を通じて支援につなげるという。
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卒業記念し桜を植樹 松崎小児童「元気に育って」
松崎町宮内の松崎小の児童が11日、卒業を記念して桜の苗木の植樹を同町の牛原山町民の森で行った。6年生17人が住民ボランティアの協力を受けながら、ソメイヨシノの苗木6本を山の頂上付近に丁寧に植えた。 山を桜の名所にしようと、2019年から行っている。苗木を支えるため、支柱を立てて縄でくくりつけた。桜は4、5年後に咲き始めるという。 太田煌聖さん(12)は「大人になってから見るのが楽しみ。元気に育ってほしい」と願った。
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少子高齢、過疎化…高校生が課題と解決策発表 伊豆「サミット」
静岡大未来社会デザイン機構は11日、「伊豆半島探究学習サミット」を伊豆市の修善寺生きいきプラザで開いた。県東部9校の高校生70人12チームが、本年度の「総合的な探究の時間」で自治体や地元の関係団体から聞いた地域課題と解決策を、他校の生徒や同大教員の前で発表した。 サミットは初開催。生徒は伊豆半島の市町で深刻な課題の「少子高齢化」「過疎化」「資源の持続可能性」などに着目し、発表した。沼津市立高は「同市に人を呼び込み活性化させる方法」をテーマに、同市に住むUターン、Iターン経験者に職業インタビューを行って冊子にまとめた。御殿場西高は農家の後継者不足を知ってもらうため、共同で農業の魅力をSNS
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古布で制作したミニチュア人形展示 松崎
伊豆市土肥の藤井朝子さん(76)が古布で制作したミニチュア人形を紹介する作品展が5月1日まで、松崎町松崎の喫茶ギャラリー「海の駅丸平」で開かれている。華やかな衣装を着たかわいらしい人形などの手芸品約300点が並ぶ。 藤井さんは退職を機に約20年前から綿製の古布を生かした作品づくりを開始。知人から譲り受けた着物を活用した。人形の大きさは10センチほどで、ウサギのひな人形などの干支(えと)がテーマの作品や、人形で表現した花の絵を展示する。 ギャラリーは火~木曜定休。
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棚田の保全活動に尽力 「小さな親切」静岡県本部に感謝状 農水省
棚田地域の振興に貢献する企業や大学などに農林水産省が贈る「つなぐ棚田遺産」感謝状が9日、「小さな親切」運動県本部に贈呈された。農水省がオンラインで実施する贈呈式の様子を県庁で放映しながら、大畑佳彦事務局長が県職員から伝達を受けた。 同団体は2012年から松崎町石部棚田と菊川市千框(せんがまち)棚田の棚田オーナーとして保全活動を継続し、今年は両棚田での田植えや稲刈りに総勢100人以上の会員が参加した。 大畑事務局長は「これを励みにしてもっと盛り上げたい。情報発信にも力を入れ、活動を知ってほしい」と話した。
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知事賞に浜松パルス 静岡県SDGsビジネスアワード
静岡県は7日、環境課題解決に貢献する事業アイデアを表彰する「県SDGsビジネスアワード」の審査と表彰式を静岡市葵区で行い、最高賞の県知事賞に浜松パルス(浜松市北区)を選んだ。浜松パルスは光触媒を用いた農産物鮮度保持装置を紹介し、保存過程で腐敗する農作物の大量廃棄問題に貢献できるとアピールした。技術の革新性や事業の将来発展性が高い評価を受けた。 同社企画開発室の近藤正人室長と古橋亜紀さんが、県の高畑英治くらし・環境部長から表彰状を受けた。近藤室長は「4年かけて開発したかいがあった」と喜んだ。夏ごろの商品化を目指しているという。 同アワードは2021年度に始まり、2年目。22年度は公募で8団
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事業会計予算案など5議案可決 松崎町議会閉会
松崎町議会3月定例会は8日、町営宿泊施設「伊豆まつざき荘」の事業会計予算案など5議案を原案通り可決し、閉会した。このほか、議員発議2件も可決した。
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ノルディックウオーク、船で周遊… 旅行会社に賀茂地域満喫ツアー提案 静岡県グリーン・ツーリズム協
静岡県グリーン・ツーリズム協会伊豆支部は6日、賀茂地域の観光地や食文化などの見どころを紹介する体験型モニターツアーを行った。観光関係者に名所の案内や地元グルメの提供を通じて、ツアーのプランを商品化してもらうことが狙い。 旅行会社の社員ら3人が参加し、松崎町の田園に咲く花を見ながら、地元ガイドの案内でノルディックウオーキングを体験。西伊豆町では、クルージングやかつお節づくりに取り組んだ。参加者は美しい自然の眺望を楽しんでいた。 同協会は、春のツアーを皮切りに、季節ごとのプランも用意する予定。鈴木達志支部長(58)は「一年を通じた伊豆の魅力や楽しみ方を伝えていきたい」と話した。 7日は、下
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当初予算案など6議案を可決 松崎町議会
松崎町議会3月定例会は7日、39億2600万円を計上する2023年度当初予算案など6議案を原案通り可決した。当初予算案のうち、賀茂4市町の広域処理事業の焼却施設に関する事業費の削除を求める修正動議が提出されたが、賛成少数で否決された。 修正動議を提出したのは、鈴木茂孝氏と武田勝彦氏。修正理由については「現在ごみ処理施設がある雲見地区の住民が存続を求めている」「町民の費用の負担割合が多い」とした。一方、「既に事業の組合設置案は可決されている」などの指摘があった。
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「おめでとう」テーマに表現 「リアルかかし」松崎住民製作 18日から花畑へ設置
松崎町の住民有志らが、「リアルかかし」の製作に取り組んでいる。同町那賀の農閑期のイベント「田んぼを使った花畑」の名物企画の一つで、今回は「おめでとう」をテーマに誕生日や結婚式などの場面を表現した約40体を設ける。 作業を行うのは「かかしクラブ」(稲葉里き江代表)のメンバー。2015年に同団体の前身のまちづくり団体が開始した企画で、花畑を訪れる観光客がかかしに交じって写真を撮るのが恒例となっている。 かかしは木材やワイヤで骨組みをつくり、新聞紙などで肉付けして持ち寄った古着を着せて仕上げる。メンバーは2月から町観光協会を拠点に週2回ほど作業に励んでいる。18日から飾る予定。
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町営温泉 自宅でお試し 松崎町が無料配達、利用促す
松崎町はこのほど、町民の自宅に町営温泉の湯を無料で届ける「お試し温泉デリバリー」を行った。町職員が同町道部の個人宅を訪れ、浴槽にポリタンクからホースを伸ばして湯を供給した。 2016年度から実施する事業で、町営温泉の加入や利用のPRにつなげることが狙い。町によると、22年12月時点の加入状況は営業用30戸、自家用314戸。年間17万6千キロリットルを供給する。 同町は配管が整備されている松崎、江奈、桜田、伏倉、宮内、道部の6地区の家庭や事業者に温泉供給を行っている。自家用は1口200万円で供給が続く限りの権利を得ることができ、15年度からは30万円で10年間の限定契約を設けている。
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障害者対象に無料就労相談 8日から賀茂5町 下田
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は8日から、賀茂郡5町で就労相談会を開催する。参加無料。 同センターは月1回、各町で障害者対象の相談会を開催。就労相談のほか、障害者手帳の取得や医療費助成の相談にも応じている。いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 8日午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽14日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽16日午後1時半~ 南伊豆町役場
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Eバイクで松崎巡り 春の観光シーズンへ町観光協貸し出し
松崎町観光協会は3日、町内の観光地を周遊する新たな手段として、電動アシスト付き自転車「Eバイク」の貸し出しサービスを開始する。協会担当者は「車で訪れることが難しい場所にも足を延ばしてほしい」と呼びかけている。 春の観光シーズンに向け、バスやタクシーの運行が少ない同町を広く巡ってもらうことが狙い。スポーツタイプの自転車4台を導入した。貸し出しと返却については、町観光協会で受け付ける。 利用は18歳以上が対象で、18歳未満は保護者の同伴が必要。使用料金は3時間3千円、1日5千円、1泊2日7千円。町内で宿泊したり、飲食店を利用したりしたレシートを持参すると、最大2千円の割引となる。 同協会は
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熱海市 コミュニティー拠点整備【東部23年度予算案⑤】
2年前に閉校した熱海市立網代小。2月下旬、母校の前で地元出身の山崎明洋さん(40)と渡辺淳司さん(38)はつぶやいた。「古里が衰退していくのはやはり寂しい」「でも、住民だけで再生するのは厳しい」-。 網代地区の人口は1274人(1月現在)。15年間で3割減った。2006年に網代中が閉校し、17年に網代幼稚園が休園に。住民の心のよりどころが次々に閉鎖され、活力が失われつつある。 一方で、新型コロナウイルス禍を機に首都圏から移住してきたり、都心との2拠点生活を始めたりする人もいる。山崎さんたちはこうした人を巻き込んで地域再生を目指している。「今の網代には住民と移住者、企業をつなぐ場所が必要。
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高校生以下に一律3万円給付 松崎町議会可決
松崎町議会3月定例会は2日、1億4千万円を減額する2022年度一般会計補正予算案など18議案を原案通り可決した。 アマギシャクナゲの原生林がある長九郎山の展望台整備に500万円を計上したほか、物価高騰に伴い高校生年代以下の子ども1人当たりに一律3万円を給付する事業費などを盛り込んだ。
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松崎町 移住定住促進【東部23年度予算案④】
2月下旬、松崎町の木工工房「松崎工房」で古屋一成代表理事(50)が家具製作に取り組む職人や作家の作業を見守り、アドバイスをした。同工房は木工普及や職人育成のために施設を貸し出し、技術指導を行う。 古屋さんは2017年に地域おこし協力隊として移住。同年、隊員の山賀健司さん(50)と工房を開設し、20年に法人化した。退任後も伊東市の拠点と行き来しながら職人育成や商品の受注生産を行い、近隣市町から集まる職人も増えてきた。古屋さんは「町のサポートで起業にこぎ着けた。伊豆地域に木工産業を根付かせたい」と見据える。 都市地域から移住して過疎地域の活性化を図る地域おこし協力隊。同町は11年、県内で初め
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高齢者用タクシー 利用件数29.7%増 松崎町議会
松崎町の深沢準弥町長は1日開会した町議会3月定例会の一般質問で、高齢者らの買い物等支援タクシー事業の利用状況について、2022年4月~23年1月の利用件数は3042件(前年対比29・7%増)で、利用料金の累計は485万円(38・2%増)だったと明らかにした。鈴木茂孝氏への答弁。 町によると、タクシーは18年度から町内で運行し、利用者の増加で事業費も増えている。町外医療機関までの交通手段としての活用について「有効だが課題が多い」と述べ、実現の難しさを吐露した。道の駅「花の三聖苑」の整備については、22年度に実施した調査の結果を受け23年度に改装の方針を決めると説明。早ければ26年度にオープン
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グラウンドゴルフ 老若男女が腕競う 松崎で大会
グラウンドゴルフ愛好家らが腕を競う「松崎町B&G海洋センター杯グラウンドゴルフ大会」(同センター主催)が25日、同町道部の町営総合グラウンドで開かれた。子どもからお年寄りまで37人が参加し、スコアを競った。 開催は3年ぶり。一般男子、一般女子、中学生以下の3部門に分かれて8ホール3ラウンドの合計打数で競った。参加者はホールを回りながら交流し、親睦を深めていた。 入賞者は次の通り。 一般男子 ①増田豊(下田市)②鶴田勉(西伊豆町)③石垣実雄(下田市)▽一般女子 ①土屋幸子(同)②村井嘉代子(同)③渡辺美千子(同)▽中学生以下 ①勝呂悠月(松崎町)②渡辺瑠珂(同)③村松理応(同)
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松崎ブランド冊子に 町商工会 飲食店、グルメ追加
松崎町商工会はこのほど、地域資源を生かした町の特産商品として認定された「松崎ブランド」をまとめた冊子1万部を製作した。数年おきに刷新しており、今回は飲食店などの地元グルメを紹介するページを新たに追加した。 商工会の会員らでつくるブランド認定委員会が審査して認められた20事業所の36点を掲載した。特産品の桜葉や桑葉などを生かした品の特徴を写真付きで紹介する。QRコードを読み込むと事業所のホームページを閲覧できる。 冊子はA5判、23ページ。商工会や観光施設で配布している。
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アスルクラロ沼津の「マスコット」 2023年度中に完成へ
アスルクラロスルガの高島雄大社長は24日、現在不在のマスコットキャラクターを2023年度中に完成させ、クラブのPRにつなげる考えを明らかにした。 松崎町役場を訪れた際に発言した。同社は「クラブだけでなく、サポーターや地域と考えていく。身近に感じてもらえる存在を目指す」としている。
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富士宮から松崎へ ひなのつるし飾り 「伝説」縁で提携
富士宮市の本町通り商店街の女性らが22日、「ヒメの里交流都市」提携を結び交流を続ける松崎町の深沢準弥町長を訪れ、富士山本宮浅間大社祭神の木花咲耶姫(このはなさくやひめ)をあしらった手作りのひなのつるし飾りを届けた。 女性らは「本町商店街レディース会」のメンバーで、同町を訪れるツアーに帯同した。両市町は、雲見浅間神社(同町)祭神の磐長姫と木花咲耶姫姉妹にまつわる伝説が縁となり、2022年に提携を結んだ。 深沢町長は「富士宮との交流は心から望んでいた。縁を大事にしていく」と話した。町はお返しにポンカンを贈った。ひなのつるし飾りは町役場に飾る予定。
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J3沼津と松崎町が協定 スポーツ通じ観光や商業振興 河津町とも
松崎町とサッカーJリーグ3部(J3)アスルクラロ沼津を運営するアスルクラロスルガ(沼津市)は24日、スポーツを通じた観光や商業の振興に関するパートナーシップ協定を結んだ。同町がプロスポーツチームと協定を結ぶのは初めて。同社の自治体との協定締結は12例目。 締結式が町役場で行われ、深沢準弥町長と高島雄大社長が署名した協定書を交わした。子どもの健全育成や高齢者らの生きがいづくりに取り組む。町内の子どもたちをホームゲームに招待することも検討するという。 深沢町長は「スポーツに触れる環境が少ないのが実情。地域の活性化につなげる」と述べ、高島社長は「町のPRに協力し、東部地域を盛り上げていきたい」
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1日から開会 松崎町議会3月定例会
松崎町議会は24日までに、3月定例会の会期を3月1~8日の8日間と決めた。2023年度一般会計予算案など37議案を審議する。一般質問は1日に行い、計5氏が登壇する。
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金刺さん(西伊豆)に「小さな親切」実行章 歌で地域活性化
「小さな親切」運動県本部は22日、オリジナルソングを通じて地域活性化に取り組む金刺貴彦さん(64)=西伊豆町中=に実行章を贈った。贈呈式が松崎町江奈の静岡銀行松崎支店で行われ、林剛志松崎地区支部長(53)が表彰状を渡した。 金刺さんは教員時代に始めた趣味の音楽で地域を明るくしようと、2000年ごろ活動を開始。認定こども園や小学校でギターの弾き語りを披露したり、子どもたちと合唱したりしている。 金刺さんは「音楽には地域をつなぐ力があると思う。地元に貢献できるよう続けていきたい」と話した。
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磐長姫と木花咲耶姫 姉妹の仲直り祈る 松崎町有志が「神事」
松崎町の住民有志らでつくる「世界でいちばん富士山がきれいに見える町」宣言実行委員会(端山晋一委員長)は「富士山の日」の23日、雲見浅間神社(同町)祭神の磐長姫と富士山本宮浅間大社(富士宮市)祭神の木花咲耶姫(このはなさくやひめ)姉妹の伝説にちなんだ「仲直りの神事」を同町雲見地区で行った。 同地区の烏帽子(えぼし)山には、磐長姫が妹の美しさに嫉妬し隠れ住んだという言い伝えがあり、2013年から富士山の日に実施している。雲見浅間神社の高橋清英宮司らが神事を執り行い、行政関係者ら約50人が平和と繁栄を願った。 同地区は22年夏、台風による水害に見舞われた。雲見観光協会の高橋博幸会長は「今年は何
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民間人材活用で活性化 松崎町当初予算案 一般会計39億円
松崎町は21日、2023年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比5・3%増の39億2600万円。民間企業の人材活用や職員の育成に重点を置く予算編成で、深沢準弥町長は「自治体としての底力を付け、地域コミュニティーの活性化を図る」とした。 都市圏企業の社員を受け入れ、地域の価値向上に努めてもらう地方創生人材支援(派遣)制度負担金に2千万円を計上した。2人を受け入れる予定で、民間で培った知見や技術を活用する。職員育成に向けた調査や分析をする人材育成支援業務委託には、700万円を盛った。 津波浸水区域にあり、老朽化が進む学校給食の共同調理場整備に伴う地質調査には1700万円を投じた。現在、調
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元プロテニス選手 挫折克服経験紹介 沢松さん、松崎で講演
松崎町体育協会は19日、町ふれあいスポーツ講演会を同町宮内の町環境改善センターで開いた。元プロテニス選手の沢松奈生子さんが講師を務め、「テニスとわたし-教えられたこと、学んだこと」と題して講演した。 沢松さんは、テニスを始めたきっかけや長く続けることができた秘訣(ひけつ)を紹介。10代の頃、挫折を克服した経験を紹介し、「壁を乗り越えれば、成長につながる。成功体験の積み重ねで自信を取り戻すことができた」と話した。 同協会が2010年度から実施する事業の一環。町民ら約50人が参加した。
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伊豆縦貫道「天城越え」 国交相、23年度事業化言及 県東部首長要望受け
下田市の松木正一郎市長ら県東部、伊豆地域の首長が16日、国土交通省で斉藤鉄夫国交相と面会し、伊豆縦貫自動車道の早期全線開通を要望した。斉藤氏は未着手の「天城越え」区間について、2023年度新規事業化の可能性に言及した。松木市長らが終了後の取材に明らかにした。 斉藤氏は、事業採択には公共事業評価の手続きを経る必要があることを念頭に「このまま順序をしっかりと踏んでいけば、4月1日以降に事業化ができる」などと述べたという。整備には「技術的な課題がある」との認識も示し、部分的な着手も選択肢の一つに挙げた。松木市長は「期待の持てる言葉をもらった。建設発生土の取り扱いなど、地元でやるべきことをしっかり
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女優の美村里江さん 西伊豆地域で撮影 電子版雑誌「旅色」取材
電子版旅行雑誌「旅色」の撮影が13、14の両日、県内で行われ、俳優の美村里江さん(38)が駿河湾フェリーを利用して、清水港(静岡市清水区)周辺や、松崎町など西伊豆地域の観光地を巡った。 14日は松崎町で、昔ながらの雰囲気が残るなまこ壁通りを散策した。明治期に建築された「伊豆文邸」などで撮影を行った。美村さんは「釣りが好きで静岡は海が豊かという印象だったが、今まで知らなかった場所にも足を伸ばせて満喫できた」と話した。 取材内容は、俳優らが案内役で登場する特別号「旅色フォーカル」として3月27日に公開される予定。紙の冊子も用意し、3月下旬、県内などで2万部を配布する。
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元気に笑顔の100歳 平井さん、山本さん 松崎町長から祝福
松崎町の深沢準弥町長は13日、2月に100歳を迎えた平井マツエさんと山本久枝さんを訪れ、長寿を祝福した。2人が入所する同町江奈の特別養護老人ホーム(特養)松崎十字の園で花束や記念品を手渡した。 平井さんは東伊豆町片瀬出身で、養蚕業などに従事した。山本さんは松崎町那賀出身で、紡績工場に勤務した。特養の職員が手作りした人生の出来事をまとめた年表や寄せ書きも贈った。大勢に祝福され、2人は笑顔を見せていた。 町によると、2月13日時点で100歳以上の町民は11人(男性1人、女性10人)。
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バレンタインにハートハンバーグ 松崎の精肉店販売
松崎町の精肉店「アサイミート」(浅井真店主)がバレンタインデーに合わせてハート形のハンバーグを販売している。13日まで。 同店で人気の和牛入りハンバーグを基にした品で、10年以上前から販売する。肉の比率を変えるなどおいしさを求め、レシピの改良を重ねてきた。1個350円(税込み)。
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八幡神社例大祭 家内安全を祈願 松崎・桜田地区
松崎町桜田の八幡神社で11日、春の例大祭が行われた。桜田地区の役員や若衆ら11人が、家内安全や疫病退散、五穀豊穣(ほうじょう)を祈願した。 同町の伊那下神社の森清人宮司を招き、神事を執り行った。森宮司が祝詞を読み上げた後、参加者はおはらいを受けた。参加者は神前に獅子頭を供え、玉串をささげた。 例年は若衆が獅子神楽を披露するが、新型コロナウイルスの影響で中止した。
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つるし雛 松崎町に寄贈へ 富士宮・本町商店街 レディース会が手作り
富士宮市の本町通り商店街のおかみさんらの本町商店街レディース会が22日、富士宮市と「ヒメの里交流都市」提携を結んだ松崎町を訪問する。都市提携締結を受け、富士山本宮浅間大社の祭神・木花咲耶姫(このはなさくやひめ)をあしらったレディース会メンバーの手作りつるし雛(びな)「木の花さくや姫ひな飾り」を交流を続ける同町に届ける。 つるし雛の寄贈は、両市町での都市提携を記念して市内の旅行会社が企画した22日の日帰りツアーに参加する形で同町に届ける。用意した一対のつるし雛はメンバーが商売の傍ら班ごとにパーツを制作し、一つにつないで仕上げた。サクヤヒメや富士山、鳥居が描かれた絵馬も飾った。 7日、レディ
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「栄久ポンカン」始まりは? 紙芝居で歴史紹介 松崎の園児らに読み聞かせ
松崎町の三余、丸高両農園は7日、同町で唯一生産される「栄久(えいきゅう)ポンカン」を題材にした紙芝居の読み聞かせを同町の松崎幼稚園と聖和保育園で行った。子どもに地元の特産品に親しんでもらおうと、2022年に始めた。 松崎幼稚園では、三余農園の園主土屋人さん(34)が台湾から町に穂木が伝わり、2代目園主の土屋栄久さんが広めたという物語を紹介。園児23人は、かわいらしいイラストと優しい語り口でポンカンの歴史を学んだ。 土屋さんのほか、丸高農園の従業員の宇野満里加さん(27)と藤原真理さん(30)も幼稚園と保育園を訪れ、子どもたちにポンカンを味わってもらおうと計30キロを贈った。
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6次総合計画を可決 松崎町臨時会
松崎町議会は6日、臨時会を開き、2023~32年度の町づくりの指針となる第6次町総合計画基本構想など2議案を原案通り可決し、閉会した。 総合計画は、町の施策の方向を定める最上位計画。町の将来像は「ここでは、誇り高く、穏やかに、豊かに生きられる-コンパッションタウン松崎」とし、防災体制の拡充や産業振興などの重点施策を掲げた。 4800万円を追加する22年度一般会計補正予算案も可決した。焼却施設の有害物質除去設備交換や松崎小の電気設備改修工事に関する費用のほか、国の出産・子育て支援金による現金給付の事業費を盛り込んだ。
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障害者が対象 無料就労相談 8日から賀茂5町で開催
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は8日から、賀茂郡5町で無料の就労相談会を開催する。 同センターは月1回、各町で障害者対象の相談会を開いている。就労相談に加え、障害者手帳の取得や医療費助成の相談なども受け付ける。いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 8日午前10時~ 西伊豆町保健センター、午後1時半~ 松崎町役場▽16日午後1時半~ 南伊豆町役場▽21日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター
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漆喰鏝絵で商店PR看板 松崎高生がデザイン担当 左官職人と共同制作
松崎町桜田の松崎高美術部の生徒らが手がける漆喰鏝絵(しっくいこてえ)の地元商店のPR看板第2弾がこのほど、同町松崎の宮内金物店に設置された。伝統のしっくい文化継承や商店街の活性化につなげようと、高校生と町内の左官職人が共同制作する。 看板の大きさは、縦約70センチ、横約50センチ。同店で取り扱っているペンキやはけ、トンカチなどを描いた。生徒が絵のデザインを担当し、それを基に同町の左官職人の中村一夫さんが制作した。 店主の梅木左緒里さん(48)は「お客さんからかわいいと評判。他の店にも広まってくれたら盛り上がると思う」と話す。デザインを担当した2年の池野有紗さん(17)は「実際に店内を見て
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写真愛好家の多彩な力作並ぶ 2月8日まで沼津
静岡県東部の写真愛好家でつくる全日本写真連盟沼津支部(鈴木茂支部長)の作品展が8日まで、沼津市大手町のしずぎんギャラリー四季で開かれている。 支部員と講師計10人がポートレートや風景、スナップなど約70点を出品した。「伊豆」をテーマに龍宮窟(下田市)や千貫門(松崎町)などをモノクロで表現した写真も並び、来場者の目を引いている。支部員の若林茂さん(66)は「県や全国のコンクールで受賞した作品もある。バラエティーに富んだ展示になっているので見てほしい」と話した。
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絵画や立体、書など中高生作品を展示 松崎町で5日まで
西伊豆、松崎両町の中高生の作品を紹介する「中高合同美術・書道展」が4日から、松崎町宮内の町環境改善センターで始まる。部活動や授業で制作した絵画や立体、書などの力作約500点を飾る。5日まで。 西伊豆中、松崎中、松崎高、伊豆の国特別支援学校伊豆松崎分校の生徒200人以上が出品した。松崎町の町並みを描いたスケッチや、ポップスの歌詞を表した書などを展示する。近くの海岸で拾い集めた流木を生かしてカラスやウサギ、ペンギンを表現したオブジェも目を引く。 3日は、生徒や教員が搬入作業を行った。
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静岡市のとろろ汁食べ比べ 研究者らマップ作成へ
静岡県立農林環境専門職大の前田節子教授の研究室と、県内大学の研究者らでつくる静岡在来作物研究会は2日、ワークショップ「ふじのくに自然薯(じねんじょ)食べくらべ」を静岡市駿河区の老舗とろろ汁店「丁子屋」で開いた。 郷土料理のとろろ汁のだしは、松崎町ではサンマ、湖西市ではボラを使うなど地域によってさまざま。ワークショップでは生産者や観光事業者、研究者ら約40人が、在来の自然薯「農試60号」などで作った7種のとろろ汁を試食し、意見交換した。 前田教授は「食文化を身近に感じてもらい、地域の活性化や農業の醸成、(県産食材や食文化を観光に結び付ける)ガストロノミーツーリズムにつながれば」と話した。
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文具や楽器寄せて 西伊豆中と松崎高 カンボジアに贈ろう
NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)は9日まで、カンボジアの子どもに寄贈する学用品を西伊豆町の西伊豆中と松崎町の松崎高で募っている。 回収しているのは、使用できる文房具や楽器など。両校の昇降口に設置したボックスで集めている。寄せられた品は13~21日、学生らが教育支援活動のためにカンボジアを訪れる際に届ける。 同法人は全国の学生で組織し、両町の地域活性化に関わる。2008年から寄付を募り、これまでにカンボジアに8校の小中学校を建設してきた。
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風呂の日にタオル配布 6日、松崎の大沢温泉
松崎町振興公社は「風呂の日」の6日、町営日帰り温泉施設「大沢温泉依田之庄」で先着300人にオリジナルタオルを配る。近くの道の駅「花の三聖苑」の食事処「天城山房」で提供メニューの割引も行う。 大沢温泉郷は約250年前に開かれ、泉質の良さから湯治場として親しまれてきた。施設は、県指定有形文化財「旧依田邸」内に位置する。営業時間は午前10時~午後8時。食事の提供は午前11時~午後2時半。
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松崎で花の寄せ植えに児童が挑戦
松崎町宮内の松崎小児童が1日、同校で花の寄せ植えづくりに挑戦した。4年生31人は鉢に石や土を流し込んでキンギョソウやビオラの苗を華やかに飾り付けた。完成した寄せ植えは、同校の卒業式で飾る予定。 日本ハンギングバスケット協会の深本伊一郎副理事長(69)=藤枝市=ら7人が講師を務めた。子どもたちは「むらがないように全体に土をなじませる」「苗がまっすぐ立つようにする」などとアドバイスを受け、真剣に作業に取り組んだ。 寄せ植え教室は、子どもたちに花に親しんでもらおうと、町が2015年から開いている。開催は新型コロナウイルスの影響で3年ぶりとなった。
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災害ボランティア 受け入れ体制学ぶ 西伊豆で養成講座
災害時のボランティア受け入れや活動先の調整を行う「災害ボランティアコーディネーター」の養成講座が29日、西伊豆町宇久須の町住民防災センターで開かれた。地域住民ら14人が参加し、ボランティアの支援体制づくりを学んだ。 町社会福祉協議会と、住民有志でつくる町災害ボランティアコーディネーター連絡会が主催した。2022年夏、松崎町が被災したことを受けて台風による浸水被害を想定。参加者は災害ボランティア本部の運営訓練に臨み、受け付けや機材の貸し出しなどの進行を体験した。同町では13年、豪雨による土砂災害や浸水被害が発生した。同連絡会の仲田慶枝代表は「コロナで開催は久しぶり。平常時から災害に備える必要
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早春の西伊豆歩こう 駿河湾フェリーとJR東海、静岡駅でPR
一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーとJR東海は28日から3月31日まで、西伊豆地域への誘客キャンペーン「早春の西伊豆ウオーキング」を実施する。企画が始まるのを前に両社などは27日、関連イベントをJR静岡駅構内で行った。 伊豆市土肥や西伊豆、松崎の観光協会職員ら約15人が駅利用者に観光パンフレットやグッズなどを配布した。人気スポットも映像で紹介し、「ぜひ旅行先に伊豆西海岸を選んで」と呼びかけた。 キャンペーンでは清水港(静岡市清水区)-土肥港(伊豆市)を結ぶ駿河湾フェリーと電車の利用を推奨。土肥港を徒歩で出発し、土肥金山や恋人岬などを巡る「土肥コース」と、土肥港から無料バスで松崎町に移動し
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西伊豆地域へ誘客 静岡駅でキャンペーン関連イベント
一般社団法人ふじさん駿河湾フェリーとJR東海は28日から3月31日まで、西伊豆地域への誘客キャンペーン「早春の西伊豆ウオーキング」を実施する。企画が始まるのを前に両社などは27日、関連イベントをJR静岡駅構内で行った。 伊豆市土肥や西伊豆、松崎の観光協会職員ら約15人が駅利用者に観光パンフレットやグッズなどを配布した。人気スポットも映像で紹介し、「ぜひ旅行先に伊豆西海岸を選んで」と呼びかけた。 キャンペーンでは清水港(静岡市清水区)-土肥港(伊豆市)を結ぶ駿河湾フェリーと電車の利用を推奨。土肥港を徒歩で出発し、土肥金山や恋人岬などを巡る「土肥コース」と、土肥港から無料バスで松崎町に移動し
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ポンカン品評会 土屋さん最高賞 松崎
松崎町農業振興会果樹部会は26日、第34回ポンカン品評会を同町宮内の町環境改善センターで開いた。町内の生産農家12軒が30点を出品し、土屋人さん(那賀)が最高賞の金賞に輝いた。 町によると、ポンカンは、静岡市、浜松市に次ぐ生産量を誇る特産品。県賀茂農林事務所、JAふじ伊豆の職員が審査員を務め、形や糖度、味を確認した。加賀主(あるじ)部会長(74)によると、ここ数年は日照不足でやや小ぶりだが、生育は順調。審査後には販売も行われた。 このほかの入賞者は次の通り。 銀賞 船津正雄(船田)松本久(門野)▽銅賞 高橋江美(道部)斉藤さと子(中村)加藤豪一(小杉原)加賀主(八木山)清水美穂子(桜田
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地域発展へ祝賀交歓会 西伊豆、松崎
西伊豆、松崎両町の経済団体新春祝賀交歓会がこのほど、松崎町で開かれた。出席した商工や観光、行政関係者71人が地域の発展に向け、課題や施策の情報交換を行った。 松崎町商工会の関唯彦会長は「昨年は円安に陥り企業にとって大変な年だった」と振り返り、今年進める事業を紹介した。深沢準弥町長は昨年8月に台風被害に見舞われた町への復旧支援に感謝を示した上で、「再開に向け準備を進める宿も残っている。引き続き支援をお願いする」と呼びかけた。 新型コロナウイルスの影響で、開催は3年ぶり。出席者は各業界の景況感や今後の見通しについて意見交換し、交流を深めた。
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松崎町の委員会 第6次総合計画「妥当」と答申
第6次松崎町総合計画(2023~32年度)の策定作業を進めてきた町総合計画委員会は25日までに、計画を妥当とする答申を行った。小嶋博幸委員長(68)が町役場を訪れ、深沢準弥町長に答申書を手渡した。 計画は防災や産業振興、医療福祉などを重点施策として掲げる。有識者ら10人で構成する委員会は21年度以降、アンケートやワークショップを通じて策定を進めてきた。答申では、計画内容の周知や年度ごとの事業評価の徹底を求めた。 小嶋委員長は「より良い町を目指してほしい」と期待した。深沢町長は「住民と共同でまちづくりを進めていく」と話した。 町は3月までに、資料を全戸配布、ホームページで公開する。
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下田・河津間駅伝 32チーム力走 一般男子「梓友会と仲間達」優勝
河津町から下田市までたすきをつなぐ第51回下田・河津間駅伝競走大会(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が22日、開かれた。32チームが参加し、伊豆南部を駆け抜けた。 中学生から一般まで男女5部門、23・743キロの6区間で実施した。町立南小をスタートし内陸部のコースを経て、同市東本郷の伊豆急行線の線路沿いに設けられたゴールを目指した。 全体1着でゴールした「梓友会と仲間達」(一般男子)のアンカー山本大樹さん(24)=松崎町=は、日頃はやり投げに取り組んでいる。「最高の気分。本職でも頑張りたい」と胸を張った。同チームは1区の渡辺裕晴さんと2区の鈴木勝弓さんが区間新でけん引した。 その
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工場アトリエに大作 沼津に移住4年、画家の北見さん 絵画教室で地域交流も
沼津市の油絵画家北見美佳さん(36)が、地元住民の厚意で借りた市内の工場で、販売規格の最大サイズとなる縦3メートル超のキャンバスで制作に取り組んでいる。約1年半前に“オープン”した「工場アトリエ」では絵画教室も開かれるなど、今では住民が芸術に親しむ拠点に。「描くことは生きること」。北見さんは自身の表現を追究しながら、地域との交歓を重ねている。 北見さんは松崎町出身で、伊東市にアトリエを開いた野獣派(フォービズム)の画家山川茂さんの最後の内弟子。2018年、千葉県から沼津市に移住した。主に自宅で制作に励んできたが、広さが限られることで表現にも制限がかかっているのでは、
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絶景の富士山 褒めてはいけない 「世界でいちばんきれいに見える」宣言の松崎・雲見地区【わたしの街から】
伊豆半島西海岸に位置する松崎町。雲見地区では駿河湾越しの美しい富士山が望める。2012年に町民らでつくる実行委員会が「世界でいちばん富士山がきれいに見える町」を宣言。同地区には、雲見浅間神社祭神の磐長姫(いわながひめ)と富士山本宮浅間大社(富士宮市)祭神の木花咲耶姫(このはなさくやひめ)姉妹にまつわる伝説が残る。住民らは「世界一」と称する風景を見ながら、今も伝わる姉妹の物語に思いをはせている。 仲たがい姉妹の神話由来… 毎年2月23日「仲直り」の神事 松崎町 雲見地区 伊豆半島西海岸沿いの道を南下すると、山と海に囲まれた温泉街・雲見地区に着く。急勾配の岩山「烏帽子(えぼ
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土砂災害最多211件 22年、静岡県まとめ 台風15号被害大きく
静岡県は16日、2022年に県内で発生した土砂災害が前年比174件増の211件だったと発表した。統計が確認できる1988年以降で最多という。このうち台風15号による土砂災害は167件と全体の約8割を占め、被害の大きさを改めて示す結果となった。 過去10年の平均発生件数は48件で、例年を大幅に上回った。内訳は崖崩れ146件、土石流61件、地滑り4件。台風15号による被害は崖崩れ111件、土石流54件、地滑り2件だった。死者は1人。 静岡市葵区油山や藤枝市原など4カ所の土石流と、磐田市平松など2カ所の崖崩れは、緊急性が高いとして国の補助事業に採択された。 静岡市葵区内牧や松崎町雲見など15
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松崎町からポンカン100キロ届く 交流発展へ「気持ちつなぐ」 富士宮市と都市提携
富士宮市内の商店街に松崎町内からポンカン100キロが届いた。官民で交流を深めてきた両市町は昨年11月に「ヒメの里交流都市」提携を締結した。16日には富士宮市中心部の駅前通りで開催された定期市「十六市」で、来場した地域住民らにポンカンが配られた。 同町商工会が地元農家の協力で栄久ポンカン、今津ポンカン、太田ポンカンの3種計100キロを詰めて送った。都市提携締結後の交流第1弾として、季節の味を楽しんでもらおうと町内で最盛期を迎えたポンカンを選んだ。商工会の高橋良延事務局長は「いろんな分野で交流がもっと盛んにできたら」と願った。 十六市では富士宮商店街連盟の増田恭子会長らがブースで来場者にポン
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高校生 ICT業界の「リアル」学ぶ 松崎で講座
西伊豆、松崎両町、日本ユニファイド通信事業者協会(JUSA)は13日、松崎町桜田の松崎高で「ICT業界で働くリアルな姿」と題して講座を開いた。生徒らは情報通信技術(ICT)業界の働き方を学び、進路について考えた。 JUSAはテレワークなどを推進する事業者団体。会員企業の8氏がICT業界に向いている人物像や、リモートワークが普及した理由を紹介した。通信販売業などを行う「Enjoy(エンジョイ)」(西伊豆町)の土本直矢社長は「自分が楽しいと思えることを仕事にしてほしい」と話した。 西伊豆、松崎両町とJUSAが2022年に結んだ包括連携協定に基づいて開催。会員らもオンラインで聴講した。
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幻のポンカン栽培 土屋人さん(松崎町) 地域活性へ農家“育てる”【自然の仕事人】
なまこ壁の古民家が立ち並ぶ町並みで知られる松崎町で、100年以上続くかんきつ農家「三余[さんよ]農園」を訪れた。 5代目となる土屋人[じん]さん(34)は、会社員を3年経験し、県農林技術研究所果樹研究センターで1年間研修した後、2015年に就農した。現在、かんきつ180アールと水稲20アールを栽培している。 三余農園で40種類以上栽培しているかんきつのうち、主力は「栄久[えいきゅう]ぽんかん」と呼ばれるポンカンである。当農園2代目土屋栄久氏が栽培し始めたことから命名され、松崎町でしか栽培されていない幻のポンカン。濃厚な味と香りの強さが特徴で、21年「しずおか食セレクション」にも選ばれてい
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池谷さんら知事賞 「長寿祭美術展」表彰
静岡県すこやか長寿祭美術展(しずおか健康長寿財団など主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式が13日、静岡市駿河区のグランシップで行われた。 日本画、工芸、書など6部門に計212点が寄せられ、56点が入賞した。同財団の佐古伊康理事長や県福祉長寿局の浦田卓靖局長が受賞者に表彰状を手渡した。 出品作は15日までグランシップ6階で展示する。 主な入賞者は次の通り。 県知事賞 池谷千恵子(清水町)河原崎静子(菊川市)大場啓史(松崎町)大庭修二(長泉町)大橋松玲(浜松市)仁藤政孝(富士市)▽しずおか健康長寿財団理事長賞 藤井克治(浜松市)野嶋照子(同)吉田誠(藤枝市)彦根雅行(函南町)伊藤彩妙
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“幻のポンカン”収穫 松崎・三余農園「大玉で生育良好」
松崎町で唯一生産される「栄久(えいきゅう)ポンカン」が収穫期を迎えている。同町那賀の三余(さんよ)農園では、20日ごろの出荷に向け従業員10人が作業を進める。 同町発祥の栄久ポンカンは、市場流通量が少なく幻のポンカンと呼ばれる。濃厚な味と香りの良さが特徴で、市場向けに生産する同園と丸高(まるたか)農園に加え、町内数軒が栽培を続ける。 三余農園5代目園主の土屋人さん(34)によると、例年より約1週間色づき始める時期は遅かったが、大玉で生育も良好。同園では2月下旬までに約20トンの収穫を見込む。 2023年は、GABA(ギャバ)を含む機能性表示の取得を目指すという土屋さん。「新たな視点から
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障害者対象の無料就労相談 賀茂地区で11日から
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は11日から、賀茂郡5町で無料就労相談会を開催する。 同センターは月1回、各町で障害者対象に相談会を開催。就労相談のほか、障害者手帳の取得や医療費助成の相談なども受け付ける。 いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 11日午前10時~ 西伊豆町役場宇久須支所、午後1時半~ 松崎町役場▽17日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター▽19日午後1時半~ 南伊豆町役場
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プレミアム商品券 10日に販売開始 松崎町商工会
松崎町商工会は10日、物価高騰に伴う緊急経済対策として、町民が180店で使えるプレミアム商品券の販売を同商工会で始める。14日まで。 1冊7500円分の商品券を5千円で販売し、1世帯あたり6冊まで買うことができる。2022年12月下旬、全世帯に発送した引換券を商工会まで持ち込んで購入する。使用期限は23年2月28日まで。 問い合わせは町商工会<電0558(42)0470>へ。
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手作り弁当で高齢者応援 見守り活動の役割も 松崎「すみれ会」発足5年
松崎町の60~70代女性でつくる有志団体「すみれ会」が、岩科地区の高齢者世帯に弁当を届けるボランティア活動を続けている。発足5年を迎えた今も月1回、旬の食材を取り入れた手作り料理を振る舞い、高齢者の生活を支える。 同会は2017年に発足し、現在は8人で活動する。代表を務める大和みち子さん(73)が民生委員の経験を通じ、高齢の単身者や夫婦に対する食事支援の重要性を感じて立ち上げた。 献立は、季節感のあるメニューを使ったり、栄養バランスを考慮したりして決める。弁当は、各メンバーが食材を持ち寄って仕上げた後、民生委員を通じて配布している。 22年12月上旬、同町宮内の町環境改善センターで、
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松崎産米であんこ餅 老舗菓子店「西伊豆知るきっかけに」
西伊豆町仁科の老舗菓子店「飴(あめ)元菊水」が、松崎町産の米を使ったあんこ餅の販売を始めた。地域の活性化を目指して次々と新商品を考案する同店。荻田真理子代表(70)は「日本人に愛される餅を通じ、地域に興味を持ってもらいたい」と意気込む。 同店は2022年にかつての看板商品「長九郎餅」の販売を再開。餅の製造環境を整備したことを機に、地元産の米2種を活用した商品開発を構想した。松崎町の石部棚田で収穫されたもち米と、同町のとんび農園の古代米を材料にした。 商品は「月のうさぎ餅」。棚田のもち米を使った「棚田のそよ風」は弾力があり、昔ながらの素朴な味わいが特徴。古代米が原料の「古代の語り」は、きめ
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ウサギの繭玉置物贈呈 松崎・岩科学校、人形作り教室も
国指定重要文化財「岩科学校」(松崎町岩科北側)は1日、2023年の干支(えと)・ウサギにちなんだ繭玉の手芸品を配布した。職員は新年を祝い、元日から足を運んだ来館者に贈った。 かつて養蚕業が盛んだった町の歴史にちなんで2020年から毎年配っている。職員手作りの置物で、かわいらしいウサギの表情を表現。松ぼっくりや折り紙で飾り付けた。 岩科学校は、明治13(1880)年に完成した伊豆地区最古の小学校。繭に関する資料の展示も行っている。4日まで、繭玉人形の手作り体験教室を開いている。
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湯治場から憩いの場に 松崎・大沢温泉依田之庄開館2年
松崎町の町営日帰り温泉施設「大沢温泉依田之庄」は27日、オープン2年を迎えた。約250年前に開かれ、泉質の良さから古くから「化粧の湯」と呼ばれ湯治場として親しまれてきた大沢温泉郷。廃業したホテルの浴場を改修した施設は、新たな憩いの場として定着しつつある。 施設は、築300年の歴史がある県指定有形文化財「旧依田邸」内に位置する。同邸宅の歴史情緒を生かし、温泉郷の中心施設として営業していた旧大沢温泉ホテルを町が2017年購入。20年12月に開館した。 町によると、施設の知名度は徐々に向上し、21年度までは同町民と西伊豆町民の利用が多かったが、22年度は町外の利用客の割合が高くなった。 27
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左官歴65年の技 漆喰鏝絵 松崎の中村さんが作品展
松崎町の左官職人中村一夫さん(81)の漆喰鏝絵(しっくいこてえ)の作品展が2023年1月31日まで、同町松崎の伊豆の長八美術館で開かれている。職人歴65年の技術を生かして制作した14点を紹介する。 中学卒業後、職人の道に進んだ中村さんは、左官業の傍ら、町内のなまこ壁文化継承に取り組んでいる。00年から町などが開催するコンクールをきっかけに作品づくりを始め、これまでに約100点を手がけた。 漆喰鏝絵は、同町出身の左官の名工・入江長八がなまこ壁の技術と日本画の手法を組み合わせて築いた芸術分野。こてを使ってしっくいをもりあげ、立体的な絵を描く。 細部まで緻密に表現したなまこ壁の建物と、紅葉の
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宝蔵院周辺のコケ再生へ 標高550メートル、木漏れ日注ぐ石仏群 清掃し景観保全 松崎の住民有志
松崎町の住民有志が、同町門野の富貴野山宝蔵院周辺のコケ再生プロジェクトを始めた。標高550メートルに位置し、晴れた日には、立ち並ぶ石仏群に木漏れ日が降り注ぐ神秘的な場所。自生するコケの繁殖を促し、景観の保全や誘客を図る。 町などが進める地域活性化の取り組み「2030松崎プロジェクト」の一環。町などによると、宝蔵院は大同3(808)年に真言宗の開祖・空海(弘法大師)が密教の霊場として開いた古寺。参道を中心に100体以上の石仏が残り、ハイキングコースとしても親しまれている。 12月中旬、数年前から周辺の整備を続ける土屋武彦さん(65)の呼びかけで集まった12人が、約千平方メートルの森林で清掃
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開設2年記念 27日は入浴無料 松崎・大沢温泉依田之庄
松崎町振興公社は27日、同町大沢の日帰り温泉施設「大沢温泉依田之庄」のオープン2年記念イベントを開催する。1日限定で午前10時~午後8時の入浴料を無料にするほか、先着50人にオリジナルタオルを贈る。 同日には、付近にある道の駅「花の三聖苑」の食事処「天城山房」で提供メニューの割引も実施する。 同施設は2020年、県指定文化財「旧依田邸」内に開設。旧大沢温泉ホテルの浴場を改修して建設した。
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松崎町10大ニュース 台風8号で町内被災
松崎町はこのほど、2022年の10大ニュースを発表した。「台風8号の影響で雲見地区など町内各地で被災」(8月)が1位。2位は「富士宮市と姉妹都市提携締結」(11月)、3位は「松崎町副町長に木村仁氏就任」(4月)を選んだ。 このほかのニュースは次の通り。 ④町観光大使の白石康次郎氏が世界1周ヨットレース完走(1月)⑤前教育長佐藤みつほ氏が任期満了、平馬誠二氏が教育長に就任(12月)⑥松崎町花の会が全国コンクール入賞(11月)⑦長野県松本市安曇地区との親善交流を3年ぶりに開催(10、11月)⑧松崎町花の会が県コンクール最優秀賞(1月)⑨松崎高が2030松崎プロジェクトと共同で地域学習開始(9
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勇壮「火の舞」闇を照らす 秋葉山の神事、伝統脈々 浜松市天竜区春野町【わたしの街から】
浜松市天竜区春野町領家の秋葉山山頂に、火伏せの神社として信仰を集めてきた秋葉神社上社は立つ。標高866メートルの社殿からは浜松の街並みや遠州灘まで見渡せる。15、16の両日に行われた「秋葉の火まつり」には、全国から参拝者が訪れた。クライマックスを飾る「火の舞」は、長く一子相伝で受け継がれ、古来の信仰の姿を現代に伝えている。 16日午後11時前、神楽殿の照明が一斉に暗転した。本殿でたいまつに神火をともすまでの約10分間。身を切るような寒さの中、暗闇に包まれた境内が静まりかえる。その闇と静寂は、たいまつの火によって破られた。参拝者は、一年の厄を炎の筋に焼きはらわれることを願い、勇壮な舞を見つめ
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平馬教育長 就任あいさつ「一燈照隅」紹介 松崎町
松崎町は19日、平馬誠二教育長(61)の就任式を同町宮内の町環境改善センターで行った。集まった職員の前であいさつし、教育を通じたまちづくりに意欲を示した。 平馬氏は18日付で就任した。同町出身で、下田市立稲梓小、西伊豆町立賀茂小、同町立田子小の校長を歴任。就任式で、平馬氏は「一燈照隅(いっとうしょうぐう)」という四字熟語を紹介。「改革や改善は自分が起こす行動の先にしかない」と強調し、職員一人一人のまちづくりへの協力を呼びかけた。 深沢準弥町長は「教育に貢献してきた手腕を生かしてもらい、松崎を元気にしていこう」と激励した。
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松崎町商工会 LINE開設 経営やイベント情報発信
松崎町商工会はこのほど、LINE(ライン)の公式アカウントを開設し、活用を始めた。経営やイベントに関する情報を発信し、幅広い事業者へのアプローチを図る。 12月から発信を始めた。新型コロナウイルスや物価上昇で打撃を受けた事業者向けの支援制度のほか、プレミアム商品券をはじめとする消費喚起イベントの情報を提供する。 高橋良延事務局長(60)は「こまめに情報を発信し、新たな会員獲得にもつなげたい」と話した。
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榮太樓總本鋪の副社長 細田将己さん 静岡県特産使い商品開発【とうきょうウオッチ/インタビュー】
江戸時代の文政元(1818)年から200年以上続く老舗菓子店。東京・日本橋に本店を置く。県茶業会議所が主催した県産茶の魅力発信イベントに協力し、茶と和菓子の関係などを紹介した。東京都世田谷区出身。49歳。 -ゆかりのある静岡県産の茶とコラボした。茶と菓子の組み合わせをどう捉えるか。 「母が清水の三保出身という縁があり、個人的にも知っている土地の産物のイベントに参加できたのはうれしかった。茶があってこその菓子だ。洋菓子を含め、今は茶を使った菓子が多いが、茶と一緒に召し上がっていただく上では、菓子には茶を取り込まない方が望ましい。それほど、茶を尊重している」 -静岡の特産物を使ってどんな菓
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冬の夜空に大輪 ネッツトヨタ静岡 沼津、松崎、静岡で花火
沼津市のネッツトヨタ静岡は17日夜、地域を元気づけようと静岡県内3カ所で花火を打ち上げた。 静岡市葵区の田町緑地スポーツ広場と松崎町の松崎港、沼津市の千本浜公園でそれぞれ約5分間にわたり、鮮やかな大輪が夜空を彩った。同公園では約130発が打ち上げられ、地元住民らが冬の花火を楽しんだ。 同社は新型コロナウイルス収束を願い、約2年前から花火の打ち上げを行ってきた。今回は、県内各地で台風による被害が発生したことを受け、復興祈願の思いも込めて実施した。
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松崎のベース・トレス 環境省「森里川海賞」受賞 自然生かしたツアーや宿泊体験提供
伊豆半島の自然を生かしたツアーや宿泊体験を提供する「BASE TRES(ベース・トレス)」(松崎町)がこのほど、環境省グッドライフアワードで実行委員会特別賞「森里川海賞」を受賞した。松本潤一郎代表(40)が町役場を訪れ、深沢準弥町長に喜びを報告した。 松本さんは2012年、森林整備に着手。翌年には再生した古道を使ってマウンテンバイクツアーを始めた。17年には法人化し、釣り体験や宿泊施設の運営も行う。施設では、森林整備で伐採した木を燃料とするウッドボイラーを導入。暖房や給湯に活用し、二酸化炭素(CO2)の抑制に役立てている。 松本さんは「活動を知ってもらい社会がさらに良くなったらうれしい
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防犯功労者 管内1市5町17人を表彰 下田署
下田署はこのほど、防犯功労者への表彰伝達と署長感謝状の贈呈式を同署で開いた。管内1市5町の17人を表彰した。 防犯協会の関係者や検視に協力した医師らに田代圭吾署長が賞状を手渡した。田代署長は「長年にわたる地域への貢献に深く感謝したい」とたたえた。 受賞者は次の通り。 【県防犯協会連合会防犯功労者表彰】長田雅彦(河津町) 【署長感謝状】木田敏則(下田市)河井栄(同)高木洋行(西伊豆町)塩沢一志(同)浅井真(松崎町)大村敏之(西伊豆町)大石栄子(松崎町)大石延正(西伊豆町)藤井健仁(同)石井洋之(東伊豆町)高木徳一郎(西伊豆町)日吉美千子(下田市)河井文健(同)飯島孝明(南伊豆町)宮川栄
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第6次総合計画案 町政懇談会で説明 松崎町
松崎町は15日、同町宮内の町環境改善センターで町政懇談会を開いた。現在、策定作業を進める第6次総合計画(2023~32年度)の計画案の説明や町民約50人との意見交換を行った。 町は、人口減少や高齢化が進む状況を説明した上で、防災や産業振興、医療福祉などの重点施策を紹介。深沢準弥町長は「地方が存続するために意見を集約し、聞く機会を継続して設けていく」と強調した。 町民からは、防災や医療福祉に対する質問があった。岩科診療所開設の白紙化に伴い、現在進める医療体制の整備については「松崎にとって適したケアシステムの構築を目指す」と述べ、進捗(しんちょく)を随時報告する考えを示した。 町政懇談会の
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山田さん夫婦を委嘱 松崎の地域おこし協力隊
松崎町は15日、都市地域から過疎地域に移住して地域活性化に取り組む町地域おこし協力隊に山田恭暢さん(43)と妻の沙貴さん(37)の2人を委嘱した。任期は3年間。 恭暢さんは、以前住んでいた川崎市から松崎町に木工職人としての技術を学ぶために通っていたのをきっかけに地域おこし協力隊になることを決意。恭暢さんは木工産業の振興、沙貴さんはふるさと納税の推進に取り組む。恭暢さんは「スキルを生かして地域の役に立ちたい」と意気込んだ。 町役場で授与式が行われ、深沢準弥町長が2人に委嘱状を手渡した。今回の委嘱で、同町の地域おこし協力隊は計8人になった。
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佐藤教育長が退任 「成就感がある」 松崎町
松崎町の佐藤みつほ教育長(71)の退任式が16日、同町宮内の町環境改善センターで行われた。佐藤教育長は在職期間を振り返り「厳しかったけど楽しかった。そんな成就感がある。人に恵まれとても良い5年間だった」と感謝を伝えた。 佐藤氏は下田市立白浜小や同市立朝日小の校長を歴任し、2017年に就任。情報通信技術(ICT)や防災教育などの拡充に努めた。深沢準弥町長は「子ども目線で考え、幼児教育の大切さを教えてくれた。職員のことも気に掛けてくれた」とねぎらった。 佐藤氏は職員から花束を受け、多くの職員や町議が見送る中、笑顔で庁舎を後にした。 後任には、18日付で元西伊豆町立田子小校長の平馬誠二氏(6
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最後の別れ 救われる遺族 コロナ感染者の葬儀、制限緩和方針 静岡県内関係者「適正化へ前進」
厚生労働省が新型コロナウイルス感染で亡くなった人の葬儀や火葬の指針を早ければ年内にも改定し、遺体を包む「納体袋」を不要とするなど制限を緩和する方針が明らかになった15日、静岡県内の関係者は「ようやく遺族が故人と対面して最後のお別れができる」と前向きに受け止めた。 同省がまとめた改定案のポイントは原則として、納体袋の使用を不要とすることのほか、遺体に触れたら手指消毒する▽通夜や葬儀は執り行う▽濃厚接触者に当たる遺族も感染対策を条件に参列を認める-といった点。 今年になって新型コロナの重症化率や死亡率がインフルエンザ並みに下がり、県内の医師や葬儀社の社員からは「接触感染する可能性もウイルスの
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桜葉使ったプリン、桑の葉混ぜた塩 松崎特産品で商品 商工会女性部「町訪れるきっかけに」
松崎町商工会女性部が、地場産品を活用した商品の開発に取り組んでいる。12月上旬には、商工会関係者に試作品を披露した。土田明美部長(76)は「町を訪れるきっかけになるような商品を作りたい」と意気込む。 部員約40人が2022年4月、新型コロナウイルス禍で落ち込む町の景気回復を目指して開発を始めた。これまで勉強会などを行い、開発を進める漬物やスイーツなどの商品ごとにグループに分かれて試作品の準備を進めてきた。 試食会では、同町が全国一の生産量を誇る桜葉を使ったたくあんやプリン、青パパイアのニンニク漬け、桑の葉などを混ぜた塩5種を提供した。「桜葉の香りが良い」「町内の施設で提供してPRするのは
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帯飾りきらびやか 下田の山下さん 松崎で作品展
下田市の山下喜美子さん(72)の帯飾りの作品展が26日まで、松崎町松崎の喫茶ギャラリー「海の駅丸平」で開かれている。赤や緑色などきらびやかな帯を使って制作したタペストリーや置き飾り約40点を紹介する。 山下さんは着付け教室に通っていた経験を生かして帯を結んだり、花で飾り付けたりして作品づくりに励む。1本の帯を裁断せずに仕上げており、結び直して再利用できるのが特徴という。作品を通じて帯の新たな見方が楽しめる。 ギャラリーの定休日は、火~木曜。
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正月飾りづくり 地域住民と挑戦 松崎の小学生
松崎町の小学生がこのほど、同町宮内の環境改善センターで正月飾りづくりに挑戦した。小学4~6年生8人が、地域住民らの手ほどきを受けて新年を迎える準備をした。 町教育委員会の「緑の少年団」の活動の一環。同町の山本稲一さん(61)らの指導で、子どもたちはわらを編んでしめ縄をつくり、ウラジロの葉とダイダイを付けて完成させた。初めて取り組んだ児童が多く苦戦したものの、互いに見せ合って笑顔を見せていた。
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伊豆半島70キロ駆け抜ける 静岡県内外から1527人出場 トレイルラン大会
伊豆半島5市町の山道を駆け抜けるトレイルランニングレース「伊豆トレイルジャーニー2022」がこのほど、松崎町などで行われた。1527人が出場し、男子は近江竜之介さん(京都府)、女子は秋山穂乃果さん(長野県)が優勝した。 同町や西伊豆町、伊豆市でつくる伊豆トレイルランニングレース実行委員会(本多正弘会長)が主催。コースは69・1キロ、累積標高差は3242メートルに設定した。選手たちは松崎港を午前6時にスタートし、宝蔵院などを経由して修善寺総合会館まで力走した。28・9キロの無補給レース「アラウンド・アローン」も開催され、221人が参加した。 大会は2013年から開始。今大会は3年ぶりに外
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賀茂で一時停電 14日午前10時10分ごろ
14日午前10時10分ごろ、下田市と松崎町、南伊豆町で約1550戸が停電した。およそ1時間後にすべて復旧した。東京電力パワーグリッド静岡総支社によると、調査したものの原因不明という。
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神鳥さんに最高賞 自然薯の出来審査 松崎で品評会
松崎町農業振興会自然薯(じねんじょ)部会(鈴木公康会長)はこのほど、第12回自然薯品評会を同町江奈のJAふじ伊豆松崎支店で開いた。町内外の農家22軒から出品された31品の中から、神鳥忠一さん(90)=同町伏倉=が2年連続で最高賞の金賞に選ばれた。 品評会は、自然薯の栽培技術向上などを目的に毎年開催している。県賀茂農林事務所やJA職員ら4人が審査員を務めた。出品された700グラム~1・2キロの自然薯を2本ずつ並べ、形や粘り気、風味を確認した。 そのほかの入賞者は次の通り。 銀賞 菊池義一(指川)稲葉律子(同)▽銅賞 菅井志ず子(宮内)土屋美枝子(雲見)佐藤英臣(江奈)
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自転車で行く西伊豆の魅力 スルガ銀行と駿河湾フェリー、SNSで発信 共同事業「サイクリング223」
スルガ銀行(沼津市)とふじさん駿河湾フェリー(静岡市清水区)はこのほど、共同シティープロモーション事業「サイクリング223」を始めた。清水港とフェリーで結ぶ伊豆半島西海岸を同銀行職員らが自転車で訪れ、交流サイト(SNS)を通じてその魅力を発信する。 駿河湾を横断するフェリー航路「県道223(ふじさん)号線」にちなんだ企画。花見の季節になる来春にかけて撮影し、自転車で訪れる伊豆半島西海岸の観光名所、富士山と駿河湾を望む絶景スポット、おすすめ店舗、フェリー乗船者限定の御朱印がある神社仏閣などを紹介する。 公開を始めた第1弾は「夕日の町」として知られる西伊豆町。第2弾は23年2月に伊豆市土肥地
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障害者対象に無料就労相談会 賀茂5町で13日から
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は14日から賀茂5町で無料就労相談会を開催する。 同センターは月1回、各町で障害者対象に相談会を開いている。就労相談以外にも、障害者手帳取得や医療費助成の相談なども受け付けている。いずれの会場も開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。 日程は次の通り。 14日午前10時~ 西伊豆町役場、午後1時半~ 松崎町役場▽15日午後1時半~ 南伊豆町役場▽20日午前10時~ 東伊豆町役場、午後1時半~ 河津町保健福祉センター
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新教育長に平馬誠二氏 松崎町議会
松崎町議会12月定例会は8日、12月中旬で任期満了となる佐藤みつほ教育長の後任に元西伊豆町立田子小校長の平馬誠二氏(61)を充てる人事案など5議案を原案通り可決、同意、適任として閉会した。平馬氏の任期は18日~2025年12月17日の3年間。 平馬氏は松崎町在住。下田市立稲梓小や西伊豆町立賀茂小の校長を歴任。18年から同町立田子小校長を務め、22年3月に退職した。12月17日に退任する佐藤氏は、17年12月から2期5年務めた。 このほか、22年度岩地集落排水事業特別会計補正予算案などを原案通り可決した。
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静岡・長沼空襲は「気象偵察」 攻撃めぐる米軍資料発見 県内20回超、気流の調査か
太平洋戦争中、静岡市内で初の空襲となった長沼空襲に関する米軍の任務報告書が、全国組織「空襲・戦災を記録する会」(山口県)と静岡平和資料館をつくる会(静岡市葵区)の合同調査で見つかった。75年以上分からなかった米軍の飛来目的が「気象偵察を兼ねた攻撃任務」だったことなどが記されていた。 報告書などによると、1944年12月7日正午ごろ、B29が「Weather Strike Mission(WSM)」として単機でサイパンから出撃した。東京を目指したが、雲に覆われていたため目標を静岡市に変更し、午後6時10分ごろ、M18集束焼夷(しょうい)弾14個を投下。4カ所で大きな火災を確認し、8日未明に帰
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広域ごみ処理事業 組合設置案を可決 松崎町議会
松崎町議会12月定例会は7日、同町と下田市、南伊豆町、西伊豆町の4市町が進める広域ごみ処理事業の組合設置案など7議案を原案通り可決した。 広域ごみ処理事業は、下田市清掃センター敷地内の焼却施設の代わりに、付近に新たに焼却施設を整備する計画。南伊豆町議会12月定例会では、同事業の組合設置案は否決されていた。 このほか、1億円を追加する2022年度一般会計補正予算案も原案通り可決した。一般質問も行われ、1氏が登壇した。
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災害対策本部 設置訓練実施へ 松崎町長答弁
松崎町の深沢準弥町長は6日開会した町議会12月定例会一般質問で、8月の台風8号被害時における対応について「職員の配備体制や情報提供の方法について多くの教訓をもらった」と述べ、県と共同で毎年、災害対策本部の設置訓練を実施する考えを示した。田中道源氏への答弁。 同町では台風接近に伴い、雲見地区の民宿などが浸水や断水の被害を受けた。町は同月13日の土砂災害警戒情報の発令直後、災害対策本部を設置して情報収集などを行い、同月30日に閉鎖した。「災害時の対応を改めて検証する必要がある」と説明した。
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遊女普賢菩薩 松崎で展示中 鏝絵の傑作、触れる好機 伊豆長八作品保存会長/近藤二郎氏【本音インタビュー】
松崎町出身の左官職人・入江長八が築いた独自の芸術分野「漆喰鏝絵[しっくいこてえ]」。幻の作品「遊女普賢菩薩[ふげんぼさつ]」の展示が今秋、同町の伊豆の長八美術館で始まった。発見経緯や見どころを聞いた。 -作品の概要は。 「江口の里(現大阪市)の遊女が普賢菩薩に化身したのが、遊女普賢菩薩。能の謡曲『江口』の一場面を描いている。制作されたのは明治初期で、当時流行していた浮世絵に影響を受けている。長八と親交のあった男性の守り本尊・普賢菩薩の制作を依頼されたが、しゃれを効かせて遊女普賢菩薩にしたという逸話もある。長八研究のバイブル『伊豆長八』では、傑作と評された。江戸に住んでいた長八の作品の多
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伊豆産つばき油でウクライナ支援 松崎・稲葉さん親子がCF
伊豆産のつばき油を活用した化粧品を販売する稲葉律子さん(71)=松崎町=と息子の佳治さん(43)=富士市=が、ロシアの侵攻が続くウクライナを支援しようとクラウドファンディング(CF)を始めた。集めた資金の一部を在日ウクライナ大使館(東京都)に贈り、残りで新商品を製造して出資者への返礼品にする。 稲葉さん親子はニュースで流れるウクライナの悲惨な現状を目にしてきた。「何かできないか」。侵攻に苦しむ人たちの救済に自分たちの商品を役立てたいと考え、CFを始める決意をした。 稲葉さん親子が手がける商品は「伊豆椿スキンケアオイル」。かつて防風林として植えられ、地元ではなじみのあるツバキを生かして20
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松崎町 小鹿選手、快走で区間賞 雪辱を果たす【市町対抗駅伝】
松崎町3区の小鹿美羽選手(12)=松崎小6年=が、同町初となる小学生での区間賞の快走でたすきをつないだ。同区間3回目の出場で、昨年2位だった雪辱を果たした。 目標としてきた区間賞のため、序盤からペースを上げた。前の走者とは距離があったものの、一つ順位を上げた。「少しでも早くたすきを渡したいと思い、自分を信じて走った」と振り返った。 同町は補欠選手が不足し、一人でも欠けた場合、出場が難しかった。土屋武彦監督(65)は「チームを盛り上げてくれた。全員走りきってくれて良かった」と話した。
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「努力の成果 発揮して」 松崎町チームが壮行会【市町対抗駅伝】
静岡市で3日に行われる県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)に出場する松崎町チームは2日、町役場前で壮行会を行った。選手らが本番に向けて士気を高めた。 町職員ら見守る中、深沢準弥町長が土屋武彦監督に団旗を手渡した。深沢町長は「仲間や家族に感謝の気持ちを持って努力の成果を発揮してきてほしい」と激励。土屋監督は「一人でも欠けると出場が難しい状況だったので、選手がそろったことがうれしい。応援をお願いしたい」と話した。
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依田勉三の功績 パネルや書籍並ぶ 松崎で展示会
松崎町文化協会は17日まで、北海道の十勝平野開拓に貢献した同町出身の依田勉三の功績を紹介する展示会「ありがとう勉三さん」展を同町大沢の旧依田邸で開いている。開拓団「晩成社」を率いた依田勉三の業績を説明するパネルや書籍を飾る。 開拓が始まり今年で140年の節目を記念して企画した。姉妹都市・帯広市の学校法人「帯広葵学園」が提供した資料が並ぶ。同法人の園児が、同町伝統の「なまこ壁」の建築材・しっくいを使って制作した「光る泥団子」も紹介する。 同学園の上野敏郎理事長(75)は「松崎とは切っても切れない縁がある。依田勉三の功績を振り返るきっかけにしてもらいたい」と話した。
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富士山や紅葉を楽しみウオーク 松崎港から2コース、100人
松崎町の住民有志でつくる「松崎ポートクラブ」(端山晋一代表)はこのほど、紅葉や富士山の景色を楽しみながら町内を歩く「富士山ビューウオーキング」を開いた。子どもからお年寄りまで約100人が晩秋の遠足を満喫した。 参加者は松崎港を出発し、雲見海岸を目指した。15キロと25キロの2コースに分かれて石部棚田や高通山を巡り、駿河湾越しの富士山や紅葉の山々を楽しんだ。到着後にはみそ汁や干物が振る舞われ、参加者は疲れを癒やしていた。
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松崎町議会 6日から定例会 一般質問は6、7の両日
松崎町議会は1日までに、12月定例会の会期を6~8日の3日間と決めた。本年度一般会計補正予算案など10議案を審議する。一般質問は6、7の両日に行い、計6氏が登壇する。
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2議案を可決、承認 松崎町議会が臨時会
松崎町議会は28日、臨時会を開き、町職員の給与に関する条例の一部改正案と交通事故の損害賠償額決定と和解に関する専決処分の2議案を原案通り可決、承認した。 職員の給与は本年度分から、民間企業の平均給与に合わせて増額する。交通事故は今年6月、町職員の運転する公用車が交差点で軽乗用車に衝突した。相手方の運転手がけがを負ったが、既に和解したという。
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松崎海岸で長年清掃活動 「小さな親切」運動静岡県本部 ポートクラブに実行章
「小さな親切」運動静岡県本部は24日、長年にわたって松崎町の海岸で清掃活動を行う住民有志団体「松崎ポートクラブ」(端山晋一代表)に実行章を贈った。贈呈式が同町江奈の静岡銀行松崎支店で行われ、林剛志松崎地区支部長が端山代表に表彰状を手渡した。 クラブは2011年に結成。港の管理や活用に取り組む「ポートサポーター」に県内で初めて認定された。松崎海岸で定期的な清掃を10年以上続けるほか、地域のにぎわいづくりに貢献している。 端山会長は「小さな活動を見ていただき、ありがたい。章を励みに今後も続けていきたい」と話した。
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町の課題解決へ 半年間の成果報告 松崎プロジェクト
松崎町はこのほど、同町などが進める「2030松崎プロジェクト」の中間発表会を同町宮内の町環境改善センターで開いた。町の課題解決に向けて活動する複数のチームのうち、8チームが2022年の半年間の成果を報告した。 この日、活動内容を説明したのは農業振興や高齢者支援に取り組むチーム。エコツーリズムとサステナブルツーリズムの確立を目指すチームは、古道などを巡る新たな観光コースを紹介した。チーム同士で課題や今後の方針についての意見交換も行った。
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なまこ壁や棚田の魅力紹介 松崎小6年生、北海道の児童とオンライン交流
松崎町宮内の松崎小の6年生は24日、姉妹都市・北海道帯広市の帯広小の5年生とオンラインで交流を行った。両校をつなぎ、児童はイラストや写真を見せながら地域の特色を紹介した。 同町伝統の建築様式「なまこ壁」の特徴や、石部棚田の魅力を説明した。帯広小の児童から「水道からお茶が出るのは本当か」「短パンをはいているのは暑いからか」などの質問もあった。松村理応さん(12)は「まちのきれいな景色や自然の豊かさが伝わったと思う。いつか帯広に行ってみたい」と話した。 十勝平野開拓に貢献した依田勉三が同町出身という縁で姉妹都市提携を結び、小学生の相互派遣を行う。新型コロナウイルス禍のため、2021年からオン
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長野・安曇地区住民 なまこ壁原料のしっくいで「光る泥団子」作り 松崎町と姉妹都市
松崎町と交流を続ける長野県松本市安曇地区(旧安曇村)の訪問団がこのほど、同町松崎の伊豆の長八美術館で「光る泥団子」作りを行った。児童やお年寄り22人が、町伝統の建築様式「なまこ壁」の材料となるしっくいを使って輝く泥団子を制作した。 同町と旧安曇村は1981年に姉妹都市提携を結び、交流を続ける。同館職員の指導を受け、赤や青色のしっくいを塗り重ねた泥団子の表面を小瓶などで磨いた。作業を続けると、ぴかぴかに光る泥団子が完成した。 訪問団は町内に滞在し、観光地などを巡った。
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防災活動など貢献 本年度功労者表彰 松崎町
松崎町はこのほど、2022年度の功労者表彰式を町環境改善センターで行った。長年にわたり、防災活動や社会福祉の向上に貢献した3人を表彰した。 消防団副団長として町民の安全確保などに尽力した後藤育正さん(70)と民生委員・児童委員を務める斎藤チヅルさん(72)が功労章、保護司の関和則さん(70)が有功章を受けた。深沢準弥町長が表彰状を手渡し、感謝を伝えた。 後藤さんは「栄誉を励みに研さんを重ねていく」と話した。
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菜の花で休耕田活用 「松崎プロジェクト」開始 花畑整備へ児童ら種まき
松崎町や静岡大が進める「2030松崎プロジェクト」に参加する住民有志が19日、耕作放棄地の解消を目指す「菜の花エコプロジェクト」を始めた。休耕田に菜の花畑を整備して誘客を図り、収穫した種を食用油として提供。廃食用油をバイオディーゼル燃料として活用し、環境問題の解決につなげる。 2030松崎プロジェクトは2020年に開始し、チームごとに課題を定めて持続可能な地域づくりを目指す取り組み。19日には同町桜田で種まきを行い、小学生ら24人が約5千平方メートルの休耕田に菜の花の種をまいた。 菜の花エコプロジェクトのリーダーを務める土屋人さん(34)は「まずはきれいな花畑をつくり、食用油の販売も検
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松崎町の高橋さん、下田市の鈴木さんに交通表彰を伝達 下田
2022年度の関東管区警察局と関東安全運転管理者協議会の連名表彰を受けた松崎町の高橋孝一さん(73)と全日本交通安全協会の交通栄誉章緑十字銅章に輝いた下田市の鈴木雄一郎さん(55)がこのほど、下田署で表彰の伝達を受けた。 高橋さんは松崎地区安全運転管理協会の会長などを歴任。「受賞を機に、今まで以上に注意喚起に励みたい」と気持ちを新たにした。鈴木さんは下田地区安全運転管理協会の監事を務めていて、「飲酒運転の根絶を一層進めたい」と言葉に力を込めた。 田代圭吾署長は「表彰は長年の尽力の成果。引き続き事故防止に力添えしてほしい」とたたえた。
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富士宮市と松崎町が調印 「ヒメの里交流都市」提携
富士宮市は19日、交流を続けてきた松崎町との「ヒメの里交流都市」提携調印式を市民体育館で開いた。両市町の行政、教育、商工観光関係者らが出席し互いの発展に向け幅広い分野での交流と協力を誓った。産業フェアに合わせて実施した。 木花咲耶姫(このはなさくやひめ)=富士宮市・富士山本宮浅間大社の祭神=と、磐長姫(いわながひめ)=松崎町・雲見浅間神社の祭神=の2人の「ヒメ」が姉妹とされる伝説を縁に、官民で交流を深めてきた両市町。須藤秀忠市長は「富士山が持つさまざまな縁(えにし)をきっかけに結ばれたこの都市提携は両市町の発展につながると確信」と力を込め、深沢準弥町長は「本当の姉妹のように寄り添い、助け合
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石部棚田の新米 聖和保育園に贈る 松崎
松崎町の「石部棚田振興協議会」はこのほど、石部棚田で収穫した新米を同町峰輪の聖和保育園に贈った。棚田の保全活動に取り組んでいる町地域おこし協力隊の鎌田寛正さん(30)=横浜市出身=が同園を訪れ、4袋(計20キロ)を届けた。 園児は毎年田植えや収穫体験を行っている。今秋、収穫した米を協議会が精米した。園は10キロをおにぎりにして園児に提供する。残りは交流のある福島県南相馬市のこども園に贈る。
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記者コラム「清流」 進む冬支度
11月になり朝晩の寒さが増し、冬の足音が近づいてきた。最近、西伊豆と松崎で伝統的な冬の保存食の製造工程を目にする機会があった。季節の変わり目を迎え、伊豆西海岸では冬支度が進む。 西伊豆町田子の「潮かつお」。塩漬けにしたカツオを風にさらして乾燥させる製法を長年続けていて、大きなカツオが竹ざおにつるされる様子は迫力満点だ。松崎町大沢では、いろりがあった家庭で親しまれた「焼きアユ」づくりを見た。黄金色に焼き上がったアユが美しく香ばしい香りが食欲をそそった。 両方とも昔ながらの製法を続ける品で、なかなかお目にかかれない。厳しい冬を乗り越えるために先人から引き継いだ製法は、地域を象徴する文化だ。い
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漆喰鏝絵継承へ 左官職人が指導 松崎で体験講座
松崎町や観光協会、商工会関係者でつくる「町漆喰(しっくい)文化次世代継承事業実行委員会」は、漆喰鏝絵(こてえ)技術の継承を目指す体験プログラムを始めた。2023年1月まで講座(全5回)を開き、参加者は町内の左官職人の指導を受けて作品を完成させる。 漆喰鏝絵は、同町出身の左官職人・入江長八が、伝統的な外壁工法「なまこ壁」の技術と日本画の手法を組み合わせて確立した芸術作品。左官道具のこてを使ってしっくいを盛り上げて立体的な絵を描き、絵の具で色を付ける。 11月中旬には、町環境改善センターで町内外の7人が参加し、左官職人の中村一夫さん(81)と高橋恒彦さん(58)から、こつを学んだ。伊勢エビや
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松崎町花の会 全国審査で奨励賞 花のまちづくりコンクール
松崎町の住民団体「松崎町花の会」(平野清子会長)がこのほど、花を活用した環境づくりを行う個人・団体を表彰する「第32回全国花のまちづくりコンクール」(同推進協議会主催)で奨励賞に輝いた。奨励賞は大賞、優秀賞に次ぐ3番目の栄誉という。 同会は1988年に活動を開始して以来、全国コンクールでの受賞は初めて。町内2カ所の花壇で春と秋に季節の花を植えたり、寄せ植え教室を開催したりして、町内を花で彩っている。会員らはこのほど、町役場を訪れて深沢準弥町長にコンクールの結果を報告した。
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スケッチ作品掲載 23年版カレンダー 松崎町観光協会製作
松崎町観光協会はこのほど、2023年版の「松崎町スケッチカレンダー」を3千部製作した。第20回伊豆松崎スケッチコンクールの応募作品79点のうち季節にあった6点を掲載し、町の魅力を発信している。 表紙には、最高賞のスケッチ大賞に選ばれた伊那下神社のイチョウの絵を載せた。牛原山のアジサイや伊豆文邸を表した作品も選ばれた。各月に開催される町内の主要イベントも確認できる。 1部350円(税込み)。協会窓口で販売する。郵送も可。問い合わせは同協会<電0558(42)0745>へ。
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北海道帯広市→松崎 ジャガイモ届く 町内の園などで提供
松崎町はこのほど、姉妹都市の北海道帯広市から贈られたジャガイモを同町峰輪の聖和保育園に届けた。14日から町内の幼保園、小中学校の給食メニューに活用される。 十勝平野開拓に貢献した依田勉三が同町出身の縁で、1978年に姉妹都市提携を締結。現在も特産品を贈り合い交流を続ける。町には、男爵と大正メークイン2品種20箱(200キロ)が届いた。 町職員が園を訪れ、計60キロを届けた。園児は手にとって大きさを比べたり、手触りを確認したりして「長い」「ゴツゴツする」と笑顔を見せていた。
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松崎高生 中学生に鉛筆デッサン指導 ミロのビーナス題材
松崎町桜田の松崎高の生徒が12日、同校で地元の中学生に鉛筆デッサンの描き方の指導を行った。美術部の部員や生徒有志1~3年生8人が、松崎中と西伊豆中(西伊豆町)の生徒に基本技術やこつを教えた。 生徒はミロのビーナスを題材にしたデッサンに挑戦した。彫刻を囲んで座り、鉛筆の削り方や選び方、紙を分割してバランス良く描く方法を教えた。完成後には、作品を並べて出来栄えを講評し合っていた。 地域の美術振興のために開催する恒例行事で、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの実施となった。
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黄金の輝き「焼きアユ」最盛期 昔ながらの冬の味仕込む 松崎
松崎町で昔ながらの焼きアユづくりが最盛期を迎えている。貴重なタンパク源として、かつて多くの家庭で親しまれた冬の保存食。同町大沢の料理店「鮎の茶屋」では、黄金色に焼き上がったアユの香ばしい香りが店内に漂っている。 同店はおよそ50年、いろりを使う伝統の製法を続ける。内臓を取り除き、金串に刺して炭火で一昼夜焼いた後、いろりの上につるした竹かごに入れ3日ほどいぶして乾燥させる。11月末までに、約3千匹を焼き上げる。 アユは近くを流れる大沢川の水で育った。大きさは約20センチで、例年通りの成育状況。作り手が減り、めったにありつけない懐かしの味を楽しみに待つファンに届けようと、連日作業が続く。
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絵画や写真など 会員ら力作並ぶ 松崎町文化協会
松崎町文化協会は11日、会員らの作品を展示する「第42回町芸術祭」を同町の環境改善センターで始めた。絵画や写真、手芸などの力作269点が並ぶ。14日まで。 108人が出品した。同町のなまこ壁通りを飛び交うアサギマダラをとらえた写真や、色鮮やかなタペストリーを紹介する。着物姿の女性を表現した漆喰鏝絵(しっくいこてえ)も目を引く。 石田博之会長(78)は「意欲的に作品制作をしてくれている。見応えのある力作が多い」と話した。 開場は午前9時~午後6時。14日は午後3時まで。
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松崎高生 地域活性へ本腰、大人に交ざって活動 情報発信方法学ぶ
松崎町桜田の松崎高の生徒が今秋、町などが進める取り組み「2030松崎プロジェクト」への参加に本腰を入れ始めた。総合的な探究の時間「西豆学」の一環で、1年生57人が大人に交ざって活動し、地域活性化策を探っていく。 プロジェクトは町や静岡大など4者が2020年に開始した。町や大学関係者、地域住民がチームごとに課題を設定し、持続可能な地域づくりを目指す。生徒は22年9月から、授業の一環で6組に分かれて活動する。 11月4日には、同町松崎の交流拠点施設「ふれあいとーふや。」で、生徒5人が各チームの活動を紹介するチラシを発行する「メディア広報チーム」のメンバーからチラシの製作方法の指導を受けた。同
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日体大生 バレーの「先生」 西伊豆で教室、児童生徒に技術伝授
日本体育大(東京都)の女子バレーボール部の部員が5日、西伊豆町と松崎町の児童生徒を対象にしたバレーボール教室を西伊豆町内で行った。参加した子どもたちは、「先生」を務めた学生選手に技術を学んだ。 同部は2014年以降、同町に合宿に訪れていて地元の小中高生と交流を続けている。部員約30人がレシーブやスパイクの動きを2人一組になって指導した。参加者は学生選手のアドバイスに耳を傾けていた。 同部の根本研監督は「西伊豆は自然の中で練習できる良い環境。今後も交流を続けていきたい」と話した。松崎高2年の松本紬さん(17)は「学生の動きを手本にして次の大会では活躍したい」と笑顔を見せた。
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裂き織り教室生の衣類やバッグ展示 松崎・旧依田邸
松崎町大沢の旧依田邸で活動する裂き織り教室の生徒の作品展が7日まで、同所で開かれている。所属する賀茂地域の愛好家らが制作した衣類やバッグ約100点が並ぶ。 団体は、NPO法人伊豆学研究会が発足させた旧依田邸大人のくらぶ活動「裂き織り部」。毎月2回、12人が同所で活動する。メンバーが丹精込めたタペストリーやジャケットを紹介する。ヨモギなどを使って鮮やかな黄やピンク色に染めたバッグも飾る。
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松崎・雲見温泉街 台風被害の民宿、2カ月半ぶりようやく再開
8月の台風8号で大規模被害を受けた松崎町の雲見地区。特に民宿はかき入れ時に休業を余儀なくされ、大打撃を受けた。被害から2カ月半となる2日、床上浸水などの大きな被害を受けた民宿のうちの1軒「川端荘」がようやく再開した。主人の高橋英男さん(62)は「温泉街の夜が再び活気づくよう、地域に“明かり”をともしたい」と前を向いた。 川端荘を同日午後、宿泊者が久しぶりに訪れた。休業中には常連から連日のように連絡があった。「再開に向けて本当に励みになった」と語るのは、おかみの高橋みき子さん(61)。被害が大きかった太田川沿いの宿の中で先陣を切って再開を果たした。台風の襲来時、玄関の
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補正予算に災害復旧費 松崎町議会可決、1億4700万円追加
松崎町議会は2日、臨時会を開き、1億4700万円を追加する2022年度の一般会計補正予算案など4議案を原案通り可決した。補正予算には、8月の台風8号で被害を受けた地域の災害復旧の関連費1億3600万円などを計上した。
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松崎町 宿泊料金割引 効果的PRや旅行特別支援
松崎町観光協会は1日から、町内65の宿泊施設で使える旅行特別支援「まつざきわり」を始める。1人当たりの宿泊費が最大3千円割引になる。宿泊対象期間は2023年2月28日まで。 全国旅行支援の割引が適用されない施設が町内に多く、実施に至った。申し込みは先着順で各宿に電話予約する。他の割引との併用については、各宿で確認が必要になる。 問い合わせは町観光協会<電0558(42)0745>へ。
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東日本被災地 視察の様子報告 松崎の幼小中教員
松崎小はこのほど、松崎町内の幼小中の教員らを対象にした防災研修会を同校で行った。東日本大震災の被災地を訪れた教員らが視察の様子を報告し、教育現場での連携を改めて確認した。 視察に参加した教員らが、被災現場や当時の避難経路などを紹介。「災害の教訓を次につなぐ必要がある」「子どもが自ら考え実践できる力を育てなければならない」などと述べた。防災道徳の公開授業もあった。 町は2020年度から、文部科学省の学校安全総合支援事業のモデル地域指定を受けて防災教育の推進に取り組んでいる。
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入江長八を顕彰 30日にイベント 松崎
漆喰鏝絵(しっくいこてえ)を新たな芸術分野として確立した松崎町出身の左官職人・入江長八の顕彰イベント「フェスタ長八2022」(実行委主催)が30日午前10時~午後2時、同町松崎の観光協会周辺で開かれる。 小学生が対象の「長八クイズ」や、長八と漆喰にゆかりがある場所を巡るスタンプラリーを実施する。長八追悼法要のほか、漆喰壁塗りや光る泥団子の制作体験、松崎高吹奏楽部の演奏も行う。
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着物リメーク 洋服など並ぶ 松崎の愛好家斉藤さん
松崎町岩科の洋裁愛好家斉藤三千代さん(65)が制作した着物のリメーク作品の展示会が11月28日まで、同町松崎の喫茶ギャラリー「海の駅丸平」で開かれている。着物を洋服に作り替えた作品など140点が並ぶ。 同ギャラリーでの展示は2回目。2016年ごろから、友人から依頼されて洋服を作るようになった。毎日5時間ほど作業をしている。展示会では、黒色を基調にしたワンピースやコート、チュニックを飾っている。 斉藤さんは「リメークの魅力はデザインを考えること。作った服を着てもらえるのがうれしい」と話した。
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町民それぞれ作詞「松崎町のうた」 3年ぶりにコンサート
松崎町民が作詞して完成させた「松崎町のうた」を披露する「松崎町のうたコンサート-町民が紡ぐ歌語りPart2」(静岡新聞社・静岡放送後援)がこのほど、同町宮内の町環境改善センターで開かれた。園児やお年寄り240人が団体ごとに作詞した曲を披露し、聴衆を魅了した。 新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった。作曲家の相沢洋正さんがつくった「松崎町のうた」のメロディーをベースに町民それぞれが作詞し、現在100曲以上存在している。 コンサートでは、松崎幼稚園や聖和保育園の園児の歌唱や手話を交えたパフォーマンス、コカリナの演奏で盛り上がった。松崎町のうたを育てる会の石田初恵会長(64)は「一人
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記者コラム「清流」 繰り返してはいけない
牧之原市の園児が送迎バスに置き去りにされ死亡した事件を受け、9月末に松崎町の幼稚園で園児がバス内で助けを求める訓練があった。窓が閉まっていてもクラクション音が聞こえることが分かった一方、ハンドルに手が届かず音を出せない園児もいた。 最終手段として子どもがSOSのサインを出せるような備えは重要だ。防災訓練のように定期的に実施してもいいかもしれない。しかし、万が一の状況をつくらないのが大人の責任ではないか。 安全装置設置の議論は続いているが、人の目も優れた「安全装置」だ。同園ではマニュアルをまとめ直し、同乗する職員の乗降確認に加え園到着時に別の職員が再確認する体制になった。悲劇を繰り返さないよう
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行員が銀行強盗対処訓練 松崎町
下田署は24日、松崎町松崎の静岡中央銀行松崎支店で強盗への対処訓練を行った。男1人が銃を手に大声で金銭を要求して逃走する場面を想定し、行員3人は通報などの手順を確認した。 黒いジャンパーを着ていた、水色の袋に現金を入れて逃げたなど犯人役の署員の見た目や行動を確認。藤井幸子支店長(48)は「迫力に圧倒された。役割分担などを踏み込んで考える必要がある」と振り返った。 訓練後、特殊詐欺被害防止への協力も呼びかけた。青柳嘉泰松崎分庁舎担当次長は「来客への声かけなど行員間の連携が重要になる」と話した。
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幻の長八作品「繊細な描写」 150年間所在不明も2年前発見 漆喰鏝絵「遊女普賢菩薩」 松崎で公開
松崎町松崎の伊豆の長八美術館は22日、漆喰鏝絵(しっくいこてえ)を新たな芸術分野として確立した同町出身の左官職人・入江長八(1815~89年)の幻の作品「遊女普賢菩薩(ふげんぼさつ)」の展示を始めた。制作された明治初期からおよそ150年間所在が不明だった。 関東在住の所有者から2020年7月、同町の伊豆長八作品保存会に連絡があり、発見された。21年6月に同館に寄託され、保管していた。22年5月、作業中に一部が破損し、6月に静岡市の静岡文化財研究所に修復を依頼。10月中旬に作業を終え、公開された。 漆喰鏝絵は、なまこ壁をつくる左官の技術と日本画の手法を組み合わせた作品。遊女普賢菩薩は縦42
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黄色鮮やか 草木染体験 松崎で高齢者
松崎町桜田地区の地域住民らが22日、同町桜田の桜田公民館で草木染の体験を行った。 毎月1回開催される高齢者サロン「貯筋の集い」の活動の一環で、参加した60~80代の12人が布を鮮やかな黄色に染めて楽しんだ。 健康体操の指導などを行う菜野良枝さん(58)の手ほどきで、参加者は輪ゴムで布を縛ってタマネギの皮を煮込んだ鍋の中に入れるなどして着色した。椅子に座ってできる手指の体操やゲームも行った。
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花畑楽しみ 松崎の田んぼ、種まきプロジェクト開始
松崎町那賀地区の農閑期の田んぼ一面に色とりどりの花を咲かせる「田んぼを使った花畑」の種まきプロジェクトが23日、同地区で始まった。町民ら約20人が来春の美しい開花に期待を込め、作業にいそしんだ。 イベントは、住民有志でつくる「松崎花畑実行委員会」が主催する春の風物詩。約3万平方メートルの田んぼでアフリカキンセンカやヒメキンギョソウなど6種が咲く。2月中旬から順次開花が進む。 参加者は、土を耕しながら種を混ぜ込んだ土を丁寧にまいた。松崎小4年の斎藤心愛さん(10)は「たくさん咲くのが毎年楽しみ」と汗を流した。 実行委は種まきを29日、11月6日、12日にも行う。各日とも午前9時から。
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食品衛生に尽力で表彰 松崎の2事業者が喜び報告
食品衛生に関する取り組みが評価され、食品衛生功労者と食品衛生優良施設として表彰された松崎町の個人・事業者がこのほど、町役場を訪れ、深沢準弥町長に喜びを報告した。 訪問したのは、厚生労働大臣表彰を受けた和洋菓子店「エレーヌ釜之元」代表の土屋吉文さん(63)と、日本食品衛生協会長表彰を受けた民宿「太郎」のおかみ鈴木とし子さん(62)。 エレーヌ釜之元は1921年創業。土屋さんは3代目代表として食品衛生向上に貢献した。土屋さんは「うがい手洗いの徹底を続ける」と話した。太郎は1968年の開業以来、清潔な環境を保つための清掃を心がける。鈴木さんは「これからもお客さんが快適に過ごせるよう励みたい」と
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自転車通学「ルールを守って」 下田署、松崎高が啓発活動
下田署と松崎高は20日、自転車マナーアップキャンペーンと題して同校で交通安全の啓発活動を行った。署員や生徒約30人がのぼり旗を掲げたり、グッズを手渡したりして、通学する生徒に事故防止を呼びかけた。 同校では生徒の5割が自転車通学。2022年度の自転車マナーアップモデル校に指定され、啓発活動に取り組んでいる。 青柳嘉泰下田署松崎分庁舎担当次長は「事故を起こさない、遭わないために一時停止などの基本ルールを守ってほしい」と話した。 同日、下田市の下田高でも自転車マナーの向上を訴える啓発活動が行われた。
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レトロな松崎、花で彩り 中瀬邸、なまこ壁通りなどに寄せ植え
なまこ壁が施された歴史的な建造物が残る松崎町の街並みに季節の花を飾る「松崎まちかど花飾り」(実行委主催)が11月13日まで、同町松崎で開かれている。花の寄せ植え約100点がなまこ壁通りや中宿通り周辺を華やかに彩っている。 アーツカウンシルしずおか支援事業の一環。イベントは、町の景観を生かして新たな観光事業を創出しようと、2021年に開始した。町民が主体となって秋の草花などを飾り付け、和の雰囲気を演出している。 明治商家「中瀬邸」では、町内の60~80代の住民有志10人が飾り付けた生け花などを紹介する。コスモスやススキで飾った組み木や梅の木、コケを展示している。愛好家の土屋和子さん(86)
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夜の街並みをライトアップ 29日から「まち灯り」 松崎
松崎町の夜の街並みを照らす「松崎まち灯り」(松崎まちかど花飾り実行委主催)が29日、同町松崎の各所で始まる。2020年から実験的に実施し、今回から本格的に始まる。11月6日まで。 オレンジ色の発光ダイオード(LED)で11カ所をライトアップする。明治期の建物・駿河屋では、現代美術家の持塚三樹氏(藤枝市)と町民が共同制作したプロジェクションマッピングが見られる。開催は午後6時~9時。雨天中止。
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紅葉や霊峰望むウオーキング 松崎ポートクラブ、参加者募る
松崎町の住民有志でつくる「松崎ポートクラブ」(端山晋一代表)は11月27日に開くイベント「富士山ビューウオーキング」の参加者を募っている。紅葉や富士山を楽しみながら町内を歩く。 松崎港を出発し、石部棚田や岩地海岸を巡る15キロと高通山を経由する25キロの2コース。ゴールの雲見海岸ではみそ汁と干物を振る舞う。 端山代表は「美しい景色を見てリフレッシュしてほしい」と呼びかける。 参加費は一般千円。高校生以下500円。小学2年生以下は保護者の同伴が必要。当日参加もできる。問い合わせは町観光協会<電0558(42)0745>へ。
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バイオリンの演奏体験 松崎高で新日本フィル奏者指導
新日本フィルハーモニー交響楽団の演奏会が19日、松崎町桜田の松崎高で開かれた。同校と伊豆の国特別支援学校伊豆松崎分校の1年生が演奏鑑賞や楽器の演奏体験を通じて音楽に親しんだ。 バイオリン奏者の田村直貴さん(44)は、音が出る仕組みや弾き方を説明し「関節をうまく使うことが大事」と指導した。団員は「愛の喜び」などのクラシック曲を披露。生徒たちは美しい音色に耳を傾けていた。 文化庁共生プロジェクトの一環で、障害や年齢にかかわらず芸術に触れる機会を提供することが狙い。同楽団は18、19の両日、西伊豆町と松崎町を巡って演奏を披露した。
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漆喰鏝絵審査 入賞作を紹介 松崎・長八美術館
松崎町と町振興公社は11月6日まで、第22回全国漆喰鏝絵(しっくいこてえ)コンクール作品展を同町松崎の伊豆の長八美術館で開いている。全国から寄せられた54点のうち、9月の審査会で選ばれた入賞作品15点を紹介する。 漆喰鏝絵は、なまこ壁の建築材のしっくいを使ってこてで立体的に描く。同町出身の左官職員・入江長八が新たな芸術分野として確立した。コンクールは2000年から、芸術文化継承を目指して開催している。 ハクチョウの群れや犬と緑豊かな風景、惑星など技巧を凝らした絵が飾られている。
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教科書が台本、表現磨く 松崎高生、俳優を体験 SPAC講座
静岡県舞台芸術センター(SPAC)の俳優が講師を務める舞台芸術体験教室がこのほど、松崎町桜田の松崎高で開かれた。国語の教科書の評論文を戯曲としてまとめた台本を使って1年生約50人が表現力やコミュニケーション能力を磨いた。 SPAC演技部の俳優4人が講師を務めた。台本は「水の東西」を戯曲化した内容。生徒は2人組になり、修学旅行で京都府を訪れた高校生になりきった。空欄になっているせりふを考えながら、水に対する西洋と日本の考え方の違いについて話し合った。 SPACは毎年、希望校を募集して演劇などの出前講座を行っている。
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富士宮市と松崎町 都市提携へ 名称「ヒメの里交流都市」
富士宮市は17日の市議会9月定例会一般質問で、松崎町との間で締結を予定している都市提携の名称について「ヒメの里交流都市」に決めたと明らかにした。都市提携締結式は11月19日の産業フェア内で行う。望月則男氏(富岳会)への答弁。 木花咲耶姫(このはなさくやひめ)=富士宮市・富士山本宮浅間大社の祭神=と、磐長姫(いわながひめ)=松崎町・雲見浅間神社の祭神=の2人の「ヒメ」が姉妹とされる伝説を縁に、官民で交流を深めてきた両市町。深沢準弥町長と須藤秀忠市長が懇談した際に都市提携を目指す方向で一致し検討を進めてきた。都市提携により産業や観光、防災、教育、文化、スポーツなど幅広い分野での交流と協力を行い
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雲見地区を支援 松崎町に10万円 サエツ冷機工業
西伊豆町仁科のサエツ冷機工業(堤栄助社長)はこのほど、8月の台風8号の被害を受けた松崎町雲見地区の支援のため、同町に10万円を寄付した。 浄財は同社の売り上げ金の一部。贈呈式が町役場で行われ、堤健造専務取締役が深沢準弥町長に目録を手渡した=写真=。雲見地区にも直接、義援金20万円を届けた。
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ラグビーの楽しさ知って 静岡ブルーレヴズ 松崎で子どもたち指導
ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズと西伊豆町はこのほど、ラグビー体験会を松崎町の松崎高グラウンドで開いた。西伊豆町と松崎町の子どもたち15人が、現役選手やコーチからラグビーの楽しさを学んだ。 児童らは選手の指導を受けプレーを体験。ボールを蹴ったり、抱えて走ったりして汗を流した。山谷拓志社長は「将来スポーツを選ぶ時、ラグビーが選択肢の一つになったらうれしい」と話した。 田子小2年の山本留生君(8)は「初めてラグビーを体験した。選手が優しく教えてくれて楽しかった」と笑顔を見せた。 静岡ブルーレヴズと西伊豆町は10月上旬にパートナーシップ協定を結んだ。
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知事が松崎・雲見地区視察 太田川周辺の現状確認 台風8号被害
川勝平太知事は13日、8月に台風8号の被害を受けた松崎町雲見地区を訪れ、土砂で倒壊した空き家跡地や民宿などが浸水被害に遭った太田川周辺を視察した。政策課題や県政への要望を現場で確認する「移動知事室」の一環。 深沢準弥町長や民宿「太郎」の主人鈴木八十志さん(63)らが案内し、発生当時の被害状況などを聞いた。雲見地区でボランティア活動を行った地元中学生から説明も受けた。「地元の人たちの気持ちに応えて立ち直っている」と復旧作業で元の姿に戻りつつある現状を確認した。 川勝知事は12、13の両日、同町と西伊豆町を巡って視察や意見交換を行った。
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女性や建築物の彫刻 力作並ぶ 松崎で梅田さんが個展
松崎町出身の彫刻家梅田勝裕さん(63)=東京都=の個展が18日まで、同町松崎のギャラリー松崎(日本キリスト教団松崎教会)で開かれている。石こうや焼き物を素材にした彫刻28点が並ぶ。 梅田さんは松崎高を卒業後、都内の美大に進学。全国の展覧会に出品している。同町の道の駅「花の三聖苑」などに作品が置かれている。個展の開催は初めて。 女性やヤギの顔、建築物をかたどった彫刻を展示する。梅田さんは「ふるさとの温かさや優しさを作品に込めた」と話した。
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松崎特産の桑葉 収穫作業始まる 静岡県内唯一の生産地
静岡県内唯一の桑葉の生産地・松崎町で収穫作業が始まっている。同町伏倉の企業組合「松崎桑葉(そうば)ファーム」の工場では12日、組合員や臨時の従業員が収穫した枝から葉をそぎ落とす作業に励んだ。11日から開始し、およそ1週間続くという。 桑葉は食物繊維やミネラルを豊富に含み健康に役立つ効果が注目されている。同組合は7月と10月に収穫を行う。荒茶加工して外注先の牧之原市で粉末にし、「桑葉茶」として県内外で販売する。 現在組合員は5人で、桑葉の耕作面積は約1・5ヘクタール。土屋嘉克代表理事(67)によると、例年より生育は少し遅いが、順調という。
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西伊豆町、ブルーレヴズと協定 「伊豆半島にもラグビーを」
ラグビーリーグワン1部の静岡ブルーレヴズと西伊豆町はこのほど、地域のスポーツ振興や子どもの健全育成に関するパートナーシップ協定を締結した。クラブが県内市町と協定を結ぶのは8例目。同町のプロスポーツチームとの協定締結は2例目となった。 山谷拓志社長と選手4人が町役場を訪れ、星野浄晋町長と協定書を交わした。山谷社長は「県東部の市町との協定は初めて。伊豆半島にもラグビーが広まってほしい」と述べ、星野町長は「子どもたちがプロ選手と触れ合う機会は貴重。互いに良い部分を共有していきたい」と話した。 協定に基づき、9日には、同町と松崎町の小中学生が参加するラグビー体験会が松崎高で開かれた。
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プレミアム商品券 受け付けスタート 松崎
松崎町商工会は13日、町民が町内178店舗で使えるプレミアム商品券の申し込み受け付けを始める。21日まで。1冊7500円分の商品券を5千円で販売し、一人10冊まで買える。 応募は一人1回まで。発行総数2万5千冊を超えた場合は抽選。希望者は町役場と商工会、観光協会にある受付箱に応募用紙を入れる。後日届く引換券を11月8~12日に商工会に持ち込み購入する。使用期限は2023年1月31日まで。 問い合わせは町商工会<電0558(42)0470>へ。
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雲見復興願う花火 松崎、水上に450発
松崎町夏まつり実行委員会は8日夜、8月に台風8号の影響で浸水被害などに遭った同町雲見地区の海岸で花火大会を開いた。地域住民や宿泊客約300人は夜空を彩る花火を見上げ、一日も早い復興を願った。 新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催を8月に予定していたが、台風の影響で延期となっていた。同地区は現在も、宿泊施設30軒のうち被害が大きかった6軒の営業が再開できていない。 観客は次々と打ち上がる花火や海面で開花する水上花火450発を楽しんだ。東京都の会社員大出有志さん(55)は「台風の被害を受けたと知り、心配だった。泊まりに来て花火も見ることができて良かった」と話した。
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社会問題解決策を議論 静岡大、地域と連携プロジェクト
静岡大未来社会デザイン機構は8日、地域や企業との連携を深めるプロジェクト「チャレンジ2030」のキックオフミーティングを同大で開いた。 教職員や学生ら約15人が参加し、それぞれ将来に向けて解決したい社会問題や取り組みたい活動を紹介。テーマは過疎地の農業振興や女性の活躍推進など多岐にわたり、参加者同士で解決策を議論した。出された意見はプロジェクトの具体的活動に生かしていく。 同大は同プロジェクトの一環で2020年12月から、松崎町の地域活性化に携わっている。ミーティングに参加した同町の深沢準弥町長は「課題山積の過疎自治体にとって、大学の知見を生かせるのは大きい」と語る。 副機構長の竹之内
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黄金色の稲穂刈り取り 松崎・石部棚田 オーナーら352人
眼下に広がる駿河湾の絶景を一望できる松崎町石部の石部棚田で8日、収穫祭が行われた。参加した静岡県内外のオーナーやトラスト会員352人が秋空の下、黄金色に輝く稲穂を刈り取った。 棚田の敷地面積は約4.2ヘクタール。2000年に地元住民を中心に復元させた。02年からはオーナー制度を導入。現在は、県内外178組の会員が稲作体験に取り組む。 8月の台風の影響で、一部の田では土砂が流れ込むなどの被害があったものの、生育に問題はなく豊作という。参加者は鎌で稲を刈り取り、わらで束ねて天日干しする作業に汗を流した。米は精米した後、11月までにオーナーらに届く。
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松崎・雲見の土砂流出 国の砂防事業に採択
静岡県は6日までに、台風8号に伴う大雨で発生した松崎町の雲見川の土砂流出について、国の災害関連緊急砂防事業に採択されたと発表した。4日付。事業費は未定で、国が3分の2を補助し、残りを県が負担する。 県砂防課によると、高さ10メートル、長さ38・5メートルの砂防えん堤1基を新設するほか、別の砂防えん堤1基をかさ上げする。測量設計や用地補償を進め、速やかに工事に着手するとしている。
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高齢者の移動手段に 自動運転の公道実験 松崎、5キロを周遊
静岡県や松崎町などは5日、同町の公道で自動運転の実証実験を開始した。高齢者の移動手段としての活用や運転手不足の解消に向け、実用化を目指す。車両は21日までの計9日間、町内約5キロのコースを周遊する。 県が2019年度から県内市町や東急と取り組む。本年度の実験は掛川市に次いで2カ所目。松崎バスターミナルを出発し、町観光協会、町役場、宇野眼科クリニックの3カ所を巡り、ターミナルに戻る。各日とも午前10時~午後4時に時速19キロ以下で走行し、日本大(三島市)で遠隔監視する。 5日には、関係者や地域住民が試乗を行った。参加者は、なまこ壁の建物などが並ぶ景色を眺めながら、新技術を体験した。車両には
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松崎の中高生 海岸美化に貢献 下田海保、感謝状
下田海上保安部は4日、長年にわたって海岸の美化活動に努めたとして、松崎町ジュニアボランティアクラブに感謝状を贈った。同町江奈の松崎中で贈呈式が行われ、西山博部長が生徒代表の松原希実さん(3年)と杉浦朋香さん(同)に手渡した。 同クラブは町内の中高生で構成する。毎年夏休み期間中に松崎海岸の清掃を行っている。今年は生徒25人が参加し、流木やごみを拾い集めた。
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「なまこ壁」伝統技術継承 地元左官職人手ほどき 松崎で体験講座
松崎町や観光協会、商工会でつくる「町漆喰(しっくい)文化次世代継承事業実行委員会」は11月まで、外壁工法の伝統様式「なまこ壁」づくりの体験講座を開いている。町内の左官職人が講師を務め、全5回でなまこ壁をあしらったパネルを完成させる。 なまこ壁は、瓦を壁に貼り付け接ぎ目をしっくいでナマコのように盛り上げてつくる。西風が強い同町では防火のため発展した。講座は職人の減少に伴い、技術継承のため2021年に開始。町内外の10人が9月上旬から作業に励んでいる。 10月2日には町内で、コテなどを使い90センチ四方のパネルにしっくいを塗り重ねる「中塗り」を行った。参加者は、左官職人の中村一夫さん(81
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役場のDX推進へ 静岡県庁取り組み学ぶ 松崎町職員
松崎町職員はこのほど、静岡県職員から県庁でのデジタル化やペーパーレス化の取り組みを学んだ。研修会が県庁と町環境改善センターをつなぎリモートで行われ、町が推進するデジタルトランスフォーメーション(DX)のイメージを職員間で共有した。 県職員は、在宅勤務や固定席を設けずパソコンを活用するフリーアドレスの事例を説明。職員が実際に働いている現場の様子を生中継で紹介した。木村仁副町長は「デジタル化で在宅勤務ができるようになるなど職員の働き方の選択肢を広げたい」と話した。
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松崎町がDX推進へ 都内2社と協定締結
松崎町はこのほど、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進のため、東京都の企業2社と地域のデジタル化等に関する包括連携協定を結んだ。町のデジタル化を進めることで、住民サービス向上や職員の業務効率化を図る。 企業はニューホライズンコレクティブ合同会社(NH)と電通国際情報サービス(ISID)。NHの神健一プロフェッショナルパートナーが同町に移住したことなどを機に締結に至った。町はDX推進計画の策定や職員研修を実施する。両社は自治体の課題を把握し、ビジネスチャンス獲得につなげる。 締結式が町環境改善センターで行われ、深沢準弥町長、NHの神氏、ISIDの幸坂知樹執行役員らが協定書を交わした
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松崎・雲見に元気を 8日に花火大会
松崎町夏まつり実行委員会は8日、台風8号の影響で浸水などの被害を受けた雲見地区を元気づけようと、同地区で雲見海岸花火大会を開く。午後8時半から15分間で450発を打ち上げる。 地元の恒例行事。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となる。8月中旬に実施予定だったが、台風の影響で延期になっていた。水面で開花する水中花火が見どころ。 現在も被害が大きかった民宿6軒は、営業再開に至っていない。雲見観光協会の高橋博幸会長(58)は「復興までもう一踏ん張り。支援してくれた人たちに感謝が伝われば」と話した。
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松崎の地域おこし協力隊 新たに4人委嘱、あわせて6人に
松崎町はこのほど、都市地域から過疎地域に移住して地域活性化に取り組む地域おこし協力隊に20~50代の男女4人を委嘱した。今回の追加で、町内で活動する協力隊は6人になった。 委嘱したのは、東京都の荒井玲奈さん、埼玉県の杉山藍子さん、神奈川県の石川洋行さん、同県の松谷あけみさん。荒井さんはまちづくりや山を生かした産業、杉山さんは第1次産業、石川さんは獣害対策、松谷さんはグリーンツーリズムやアグリツーリズムに取り組む。任期は3年間。 授与式が町役場で行われ、深沢準弥町長が委嘱状を手渡した。同町は若者の定住促進などを目指し、2011年から協力隊の募集を開始。これまでに21人を受け入れた。
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記者コラム「清流」 自然の脅威
広大な山と青海原。晴れた日には海越しに富士山がそびえる。松崎町雲見地区までの道は、眺めの良さに何度通っても爽快な気分になる。 8月中旬の台風8号に伴う豪雨は、風光明媚(めいび)な温泉街に浸水や断水の被害をもたらした。赴任した9月上旬には氾濫した川底の土砂も撤去され復旧の早さに驚いた。しかし、被害が大きかった一部の宿は、壁や床をはがして浸水箇所の乾燥作業を行っていた。営業どころか生活も元には戻っていない。 9月下旬の台風15号による大雨では、県内など広範囲で影響を受けた。自然は時に人間に牙をむく脅威となることを改めて認識した。災害はいつ、どこでも起こりうる。自然と共存するためには、何が必要
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川根本町に恩返し 松崎町、支援物資届ける
松崎町は26日、台風15号の影響で断水などの被害を受けた川根本町に飲料水や消毒用アルコールを贈った。松崎町職員2人が川根本町役場を訪れ、薗田靖邦町長に支援物資を手渡した。 両町は、全国の自治体でつくるNPO法人「日本で最も美しい村」連合に加盟し、交流を続けている。台風8号で浸水や断水被害を受けた町に義援金を贈るなどの支援をしてくれた川根本町に恩返しをしようと、現在不足しているという飲料水などを届けた。 松崎町企画観光課の斎藤一憲係長(42)は川根本町で土砂が堆積し、通れなくなった道路を目の当たりにした。「ひどい被災状況だった。8月にはたくさんの人に支援してもらった恩がある。少しでも助けに
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自動運転実験 試乗希望者を募集 静岡県、松崎で10月実施
静岡県は10月5日から松崎町で実施する自動運転実証実験の試乗希望者を募集している。乗車無料。 5~7日、12~14日、19~21日の計9日間、同町中心部を周遊する。専用車両に一般客を乗せ、時速19キロ以下で走行する。 三島市の日大国際関係学部に遠隔コントロールセンターを設置し、運行状況をリアルタイムで監視する。運行時間は午前10時~午後4時。 希望者はLINE(ライン)で申し込む。問い合わせは県建設政策課未来まちづくり室<電054(221)2497>へ。
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バス内置き去り想定 園児がクラクションでSOS 松崎で訓練
牧之原市の園児が送迎バスに置き去りにされ死亡した事件を受け、松崎町教育委員会と松崎幼稚園は26日、園児がバス内で助けを求める訓練を行った。車内に取り残されたことを想定し、年少―年長児がクラクションの鳴らし方や乗り降りの仕方を確認した。 同園では園児27人のうち、24人がバスを利用する。保護者の要望を受け、毎月実施する防災訓練の内容を急きょ変更。子どもたちは運転席に座り両手でクラクションを押したり、ハンドルに座ったりして音を出した。体験後には「クラクションを強く押す」「長く音を出さないと」などと話していた。 園は2012年、東海バス(伊東市)に委託してバス運行を始め、これまで園児が取り残さ
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風景表す布絵 松崎で作品展 愛好家の鵜高さん
松崎町岩地出身の布絵愛好家、鵜高(うたか)美香子さん(84)=仙台市=の作品展が10月3日まで、同町松崎の喫茶ギャラリー「海の駅丸平」で開かれている。着物などの布を切り貼りした布絵の掛け軸など約30点を紹介する。 鵜高さんは20年ほど前、展示会で見た布絵に心を打たれて制作を開始。描く対象物の特徴に合わせて布の色や模様を選んで仕上げる。富士山と海が描かれた着物を台布にしたカサゴや色彩豊かなヒガンバナ、雲見の風景を表した作品が並ぶ。 同ギャラリーでの個展は3回目。「大好きなふるさとで地元の人に見てもらえるのはうれしい」と話した。
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松崎風景描いた作品展示 町観光協会のスケッチコンクール
松崎町観光協会は10月2日まで、第20回伊豆松崎スケッチコンクール応募作品の展示会を同町松崎の同協会で行っている。県内外から寄せられた、町内の自然や行事などの風景を描いたスケッチ79点を紹介する。 小学生、中学生、高校生、一般の各部と第20回を記念して募った特別部門で審査が行われた。最高賞のスケッチ大賞に選ばれた菅野光男さん(神奈川県川崎市)の伊那下神社のイチョウや、なまこ壁が施された建造物、松崎港を表した色彩豊かな作品が並ぶ。 このほかの主な入賞者は次の通り。 【最優秀賞】高校生の部 山本奈央(加藤学園)▽中学生の部 井山愛心(松崎)▽小学生の部 吉田美波(松崎) 【特別大賞】特別
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松崎・雲見支援 37万円寄付 松崎高と特支分校
松崎町桜田の松崎高と伊豆の国特別支援学校伊豆松崎分校はこのほど、台風8号で被害を受けた雲見地区支援のため、義援金37万9千円を町に贈った。両校の生徒5人が町役場を訪れ、現金を届けた。 募金活動は生徒会執行部役員を中心に企画し、生徒有志が校内や町内外5カ所で行った。贈呈式には、松崎高2年の山本知広生徒会長(17)と伊豆の国特別支援学校3年の佐々木葉生徒会長(17)らが参加し、深沢準弥町長に手渡した。 山本生徒会長は「自分たちに何かできることはないかと取り組んだ。宿が少しでも早く復旧してほしい」と話した。深沢町長は「これまでの活動は、雲見の人たちの心を支えていると思う」と感謝した。
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なまこ壁きれいに 松崎の児童生徒ら清掃 NPOと協力
松崎町の児童生徒や住民有志はこのほど、外壁工法の伝統様式「なまこ壁」が施された町内のブロック塀の清掃活動を行った。NPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)の学生らと協力し、コケやカビをきれいに洗い流した。 町や静岡大など4者が地域住民らと連携して地域活性化を進める「2030松崎プロジェクト」の一環。IVUSAは全国の学生らでつくる団体で、西伊豆町などでボランティア活動を行う。今回初めて松崎町内で活動した。参加した約70人はたわしで壁を磨き、水をかけて汚れを落とした。 (松崎支局・太田達也)
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園バス乗降手順 松崎幼稚園が確認
松崎町の松崎幼稚園はこのほど、牧之原市の園児が送迎バスに置き去りにされ死亡した事件を受け、PTA役員らが参加した園運営委員会で園バスの乗降マニュアルを確認した。園は登園時の職員らの対応を示し、職員間の連携を強化することを説明した。 園は2012年、民間に委託してバスの運行を開始し、これまで園児が取り残されたことはないという。一人一人確認しながら降車させる▽最後尾の子どもが降車後、座席を確認する▽名簿にチェック後バスの座席を確認する―などの項目をチェックした。 今月末には園児向けにバスの車内に取り残されたことを想定した訓練実施も予定する。
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災害義援金の配分方針決定 松崎町
松崎町は16日までに、台風8号で被害を受けた町民支援のため、災害義援金の配分方針を決めた。被災者には、被災当時居住していた家屋の被害状況に応じて最大50万円が支給される。 いずれも1棟当たりで、全壊50万円、床上浸水40万円、床下浸水25万円。ともに1世帯当たりで、長期間断水(8月14~29日)4万円、短期間断水(14~15日)1万円。5区分のうち、義援金の高い区分で配分する。 被害状況は、罹災(りさい)証明書などで確認する。9月20日に発送する申請書を町役場に持ち込むか、郵送する。雲見地区では10月上旬に出張申請窓口を設ける。町によると、義援金は9月13日時点で約1600万円が集まった
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伊豆駿河湾游泳協 台風8号被害の松崎町に義援金
伊豆駿河湾游泳協会(沼津市)はこのほど、台風8号の被害を受けた松崎町に義援金10万円を贈った。稲葉徳行理事長(66)が町役場を訪れ、深沢準弥町長に目録を手渡した。 同協会は2005年ごろから町内で県東部の競泳選手の強化合宿を行っている。新型コロナウイルス禍でできていなかったが、12月には3年ぶりに実施する。稲葉理事長は「合宿で長年世話になっている。地元の人たちに貢献できたらうれしい」と話した。
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松崎港でフリーマーケット「ピカ市」 地元農産物を販売
松崎町商工会青年部は11日、リサイクルフリーマーケット「みなとでみんなと海のピカ市」を同町松崎の松崎港で開いた。町内外の20団体が出店し、来場者は農産物や雑貨の買い物を楽しんだ。開催は3年ぶり。 出店者は町内で栽培されたワサビや飲食物などを販売した。的に当たるとくじ引きの挑戦権が与えられるダーツや、砂の中から見つけたくじに応じて景品が獲得できる「宝探し」も行われ、親子連れなどでにぎわった。 フリーマーケットは、港周辺の活性化を目的に開催する恒例行事。今回で27回目。
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掛川の書店主 義援金を松崎町役場へ ふるさとに恩返しを
台風8号の被害を受けた松崎町雲見地区を支援しようと、掛川市掛川で高久書店を営む高木久直さん(51)=同町出身=が店で集めた義援金を発生1カ月に当たる14日に町役場に届ける。「遠州の人たちが温かい言葉をかけてくれてうれしかった。みなさんの気持ちを直接届けたい」と話す。 高木さんは松崎町江奈出身。雲見地区には同級生や民宿を営む知人がいるという。「コロナ禍でようやく観光客が戻ってきたのに、かき入れ時のお盆に台風が直撃するとはいたたまれない」と発生翌日に手作りの募金箱を店内のレジに設置した。本を購入しておつりを寄付する人のほか、書店のツイッターで募金を知った人や、高木さんの地元と知っていた人が募金
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松崎・雲見地区 台風被害支援へ ユーチューバー・つつけんさん寄付
河津町観光協会の副会長でユーチューバーの「つつけん」さん(39)=同町=がこのほど、台風8号の被害を受けた松崎町雲見地区などの支援のため、町に義援金約24万円を届けた。町役場で贈呈式が行われ、深沢準弥町長に目録を手渡した。 9月上旬に開いたチャリティーイベントでの募金とグッズ販売収益、同協会から受けた支援金を充てた。つつけんさんは「『伊豆はひとつ』をテーマにイベントを開催し、SNSでつながった人たちに協力してもらった。少しでも力になれば」と話した。
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障害者対象の就労 14日から無料相談 賀茂5町
下田市の賀茂障害者就業・生活支援センター「わ」は14日から、賀茂郡5町で無料の就労相談会を開催する。 同センターは月1回、5町で障害者対象の相談会を開催している。就労相談とともに、障害者手帳の取得や医療費助成などの相談にも応じている。 いずれも開催時間は2時間。問い合わせは同センター<電0558(22)5715>へ。日程は次の通り。 14日=午前10時~西伊豆町役場、午後1時半~松崎町役場▽15日=午後1時半~南伊豆町役場▽20日=午前10時~東伊豆町役場、午後1時半~河津町保健福祉センター
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雲見の復興に力尽くす 松崎高生が街頭募金活動
松崎町桜田の松崎高の生徒は6日、台風8号の被害を受けた雲見地区復興支援のための募金活動を同町や近隣市町の5カ所で行った。生徒有志ら約40人が商業施設などで寄付の協力を呼び掛けた。 同町江奈の商業施設では、生徒5人が募金箱を手に「復興支援の協力をお願いします」と来客に声を掛けた。2年の小林夏綺さん(17)は「雲見地区の現状を見て活動に参加しようと思った。雲見には知り合いもいるので少しでも力になりたい」と話した。 募金活動は生徒会執行部役員を中心に企画した。同校の生徒はこれまでも伊豆の国特別支援学校伊豆松崎分校の生徒と共同で校内で寄付を募ったほか、現地でのボランティア活動に携わり、地域住民ら
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地域創生へ連携協定 松崎町と千葉の淑徳大
松崎町はこのほど、淑徳大(千葉市)と地域創生に関する連携協定を結んだ。同大が2023年度、埼玉県三芳町に開設する地域創生学部の学生を実習で受け入れ、若者世代の移住や定住につなげるほか、地域と多様な関わりを持つ「関係人口」の創出を目指す。 学生の受け入れは、25年度に開始する。学生は町内でフィールドワークを実施し、地域課題の解決策を提案する。町内の児童生徒が学生と交流したり、町民が大学の公開講座を視聴したりできるようにもなる。 締結式が町環境改善センターで行われた。山口光治学長がリモートで、地域創生学部長に就任予定の矢尾板俊平教授が訪れ、深沢準弥町長と協定書を交わした。
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松崎町議会が閉会 補正予算案など可決
松崎町議会9月定例会は8日、最終本会議を開き、2022年度一般会計補正予算案など23議案を原案通り可決、承認、同意、認定して閉会した。
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大自在(9月7日)「二百十日、二百二十日」
夏が未練たらしく居座っているかのような、日中の暑さだ。気象庁が発表した9~11月の3カ月予報では、9月も太平洋高気圧の影響が強く、平均気温は全国的に高い見込みという。 〈八月の末から九月のはじめへかけては、むずかしい季節だ〉。作家幸田文(1904~90年)の「二百十日」の冒頭である。季節の始まりを探ることはあっても、終わりを考えることはあまりしない、とも書いていた。 「二百十日」は立春から数えて210日目。「二百二十日」は220日目。ともに季節の移り変わりを示す雑節で、台風の襲来時期と重なる。昔から厄日として農家に警戒されてきた。今年はそれぞれ1日、11日。 沖縄の南で停滞していた大型
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水道料据え置き 松崎町長答弁
松崎町の深沢準弥町長は6日開会した町議会9月定例会の一般質問で、町内の水道料金に関し10立方メートルまでの現行料金1212円(1カ月)を据え置く方針を示した。小林克己氏への答弁。 町内の給水人口は、2020年度は6168人だったが、21年度は5999人(169人減)になった。収入の減少に伴い経営が難しくなる中、新型コロナウイルス禍やウクライナ情勢を加味し、深沢町長は「料金の改定は当分の間見送る」と説明。町民の負担を抑える考えを示した。
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松崎・雲見支援へ スルガ銀が寄付 台風被害
スルガ銀行(沼津市)は5日、台風8号の被害を受けた松崎町雲見地区の支援のため、町に寄付金100万円を贈った。贈呈式が町役場で行われ、戸谷友樹取締役(56)が深沢準弥町長に目録を手渡した。 戸谷取締役は「人的被害はなかったものの、観光のハイシーズンに地域経済は大きな打撃を受けたと思う。早期に復興できるよう少しでも役立ててほしい」と話した。
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台風被害支援 松崎町に義援金 LC334―C地区
静岡県内クラブでつくるライオンズクラブ国際協会334-C地区は1日、台風8号の被害を受けた松崎町雲見地区などの支援のため、義援金100万円を贈った。太田厚利地区ガバナー(72)らが町役場を訪れ、深沢準弥町長に目録を手渡した。 町が8月から受け付けている義援金は、被害を受けた住民に配分される。深沢町長は「雲見地区は観光をけん引している地域。有効活用したい」と感謝した。太田地区ガバナーは「地元の住民が少しでも早く安心安全に暮らせるようになってほしい」と話した。
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6日から定例会 松崎町議会
松崎町議会は1日までに、9月定例会の会期を6~8日の3日間と決めた。本年度一般会計補正予算案など23議案を審議する。一般質問は6日に行い、計2氏が登壇する。
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松崎の台風被害 支援活動を議論 静岡県社協など
台風8号による松崎町雲見地区の大雨被害で、県社会福祉協議会などは29日夜、今後の復旧支援活動について議論するオンライン会議を静岡市葵区の県総合社会福祉会館を主会場に開いた。県や各市町の社協が続けてきた同町への応援職員の派遣は8月末で終了するが、9月以降も復興を後押ししていくことを確認した。 県社協などが運営する災害ボランティア本部・情報センターをはじめ、各市町の社協が参加した。被害発生から2週間が経過し、同町ボランティアセンターは河川氾濫で民家に流入した土砂の撤去がおおむね終わったことを報告。ただ、家屋修繕や生活再建はこれから本格化するとして引き続き支援を求めた。参加者は、復旧活動に必要な
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松崎雲見地区、2週間ぶり断水解消 台風8号被害
台風8号の影響で断水被害が続いていた松崎町雲見地区に29日、およそ2週間ぶりに水道が復旧した。被災した全域で断水が解消した格好。風光明媚(めいび)な海辺の町を襲った豪雨災害は一区切りを迎えた。 この日断水が解消したのは雲見地区のうち、氾濫した太田川上流の入谷地域の約40世帯。土砂崩れによる水道管の破損などにより、既に断水が解消した約30世帯に後れを取っていた。消火栓で応急的に送水していたが、飲料水が使用できない状況だった。 町は仮設の給水装置や水道管を設置し、飲料水の復旧にこぎ着けた。同地域の主婦鈴木泰子さん(80)は給水車のほか、自宅の備蓄飲料も活用していたといい、「たくさんの支援に感
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松崎・雲見支援へ町に100万円寄付 富士・サンコー防災
消防設備の点検事業などを行うサンコー防災(富士市)はこのほど、台風8号の被害を受けた松崎町雲見地区の支援に向け、同町に100万円を寄付した。 鈴木文三社長らが町役場を訪れ、深沢準弥町長に目録を手渡した。鈴木社長は「雲見は顧客が多く、付き合いが長い地域。復旧や支援に役立ててもらいたい」と話した。町は寄付金を民宿など事業者の経済支援や土木工事などに充てるという。
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松崎雲見復旧へ 町に100万円寄付 静岡中央銀行
静岡中央銀行はこのほど、台風8号の被害を受けた松崎町雲見地区などの支援として、同町に寄付金100万円を贈った。伊豆エリア長を務める熱海支店の岡田康伸支店長らが町役場を訪れ、深沢準弥町長に手渡した。 岡田支店長は同地区の被害や復旧状況などについて深沢町長から説明を受けた。「松崎は静岡中央銀行の発祥の地でもある。少しでも町が元気になればと思い、支援を決めた」と話した。 町は寄付金を土木工事や民宿などの事業者支援などに充てるという。深沢町長は「生活再建に向け、有効に活用させていただく」と述べた。
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松崎 台風被害支援 雲見地区に義援金 三島信金
三島信用金庫はこのほど、台風8号の被害を受けた松崎町雲見地区などの支援に向け、同町に義援金を届けた=写真=。高嶋正芳理事長らが町役場を訪れ、深沢準弥町長に手渡した。 義援金は役職員や従業員組合の浄財など約150万円を集めた。三島信金は災害発生直後、従業員が同地区の現場に入り、復旧のボランティア活動にも携わった。高嶋理事長は「宿泊施設にとってはこれから頑張っていこうとする稼ぎ時に被害を受けてしまった。一日も早い復旧を祈り、少しでもお役に立てれば」と話した。
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ワサビ田復旧へ支援 JAふじ伊豆、スコップ手に作業 下田、河津、松崎の台風被害
伊豆特産のワサビが8月の台風8号で被害を受け、下田市などでJAふじ伊豆の職員が農地の復旧を手伝っている。手作業が必要な場所での人力不足の解消が狙い。 同JAによると、豪雨により少なくとも下田市の2カ所と河津町の18カ所、松崎町の6カ所のワサビ田が土砂の流入被害を受けた。ワサビ田は山間地のため重機の活用が困難。スコップなどを使って手作業で土砂をかき出す必要がある。25日も下田市の山間地でJA職員と県賀茂農林事務所の職員計10人が復旧作業に取り組んだ。25日の作業で一区切りがついたという。 同JA伊豆太陽営農経済センターの小沢純司地区営農販売課長(53)は「日常の農作業もあるため、少人数の農
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福士加代子さん 台風8号被害の松崎でボランティア 地元住民と縁
陸上女子長距離界の第一人者で、五輪に4度出場した福士加代子さん(40)=京都市=が25日、台風8号の被害を受けた松崎町雲見地区でボランティアに取り組んだ。地元住民とワコールの女子陸上競技部で同期だった縁があり、同地区を観光で今春訪れたばかりだった。早期の復旧を願い、住宅からの土砂のかき出し作業などに協力した。 今年1月に引退後、同地区を訪れて旅館に泊まったり、登山を楽しんだりしたという。「雲見は自然がとても豊か。ニュースでその自然が失われる様子を見て、何か力になりたい」と協力を決めたという。 休憩時間には他のボランティアや地元住民との会話を弾ませ、持ち前の明るさで場を和ませる場面も。「
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地域の学び高め人材育成 松崎町、立教大の研究所と覚書締結
松崎町はこのほど、持続可能な開発のための教育(ESD)の研究連携に関する覚書を立教大ESD研究所(東京都)と締結した。地域住民の学びの場を創出し、持続可能な社会の実現や人材育成に取り組むことなどが狙い。 同研究所が自治体と覚書を締結するのは全国で6例目。県内では西伊豆町に次いで2例目という。主に町内の団体などが同大の関係者や学生と交流したり、有識者によるオンライン講演を開いたりする事業を想定する。今後、地域住民を交えた核となる組織を立ち上げ、具体的な取り組みを検討する方針。 町環境改善センターで行った締結式で、深沢準弥町長と同研究所の上田信所長が署名を交わした。深沢町長は「大学の英知を借
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台風被害の松崎 復旧対策を要望 公明党県議団、県に
静岡県議会会派の公明党県議団は24日、台風8号の影響で土砂崩れや浸水被害を受けた松崎町の復旧対策などを県に緊急要望した。土砂の早急な撤去とともに、簡易水道施設の復旧に向けた災害復旧費補助金の申請支援を求めた。蓮池章平団長が太田博文交通基盤部長に要望書を手渡し、「観光客がようやく戻り始めた直後の被害。対策を早急に進めてほしい」と述べた。
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松崎の雲見地区に義援金10万円贈る 下田ロータリークラブ
下田ロータリークラブ(佐野晃一会長)はこのほど、台風8号の被害を受けた松崎町雲見地区への義援金10万円を同町に届けた=写真=。 佐野会長らが町役場を訪れ、深沢準弥町長に手渡した。佐野会長は「被害を受けた方々には心からお見舞い申し上げる。日常生活に戻るにはまだ時間がかかるかもしれないが、少しでも支援になれば」と思いを口にした。深沢町長は「住民の精神的な面も含め、復旧の下支えになる。本当にありがたい」と感謝した。
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雲見への義援金、新たに受付口座開設 松崎町
松崎町は23日、台風8号の被害を受けた同町雲見地区などの支援に向け、義援金の受付口座を新たに開設した。義援金は被害を受けた住民に直接配分し、生活再建に充てる。11月17日まで。 振込先はゆうちょ銀行、口座記号番号00140-6-364665、振替口座名「松崎町災害義援金」。すでに町役場出納室や、三島信用金庫松崎支店普通預金、口座番号1034163、口座名「松崎町災害義援金」でも受け付けている。町によると、これまでに約325万円(23日午後3時時点)が集まった。 このほか、町が災害復旧に充てる寄付金を町のふるさと納税などで受け付けていて、同日までに約200万円が寄付された。詳細は町ホームペ
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松崎町災害義援金 送金の手数料無料 ゆうちょ銀と日本郵便
ゆうちょ銀行と日本郵便は23日、松崎町で発生した台風8号による大雨災害の義援金の無料送金サービスを始めた。11月17日まで。 全国のゆうちょ銀行と郵便局の貯金窓口で「松崎町災害義援金」を払い込んだ場合、送金手数料が無料になる。ただし、ATMでの払い込みは有料。 松崎町では、大雨で雲見地区を流れる太田川が氾濫するなど町内の民家や旅館が約40戸が浸水し、断水が続いている。
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松崎町復興へ義援金を 川根本町役場などで受け付け
台風8号の影響で浸水被害などを受けた松崎町の復興支援に向けて、川根本町は9月中旬ごろまで義援金を受け付けている。「日本で最も美しい村」連合に加盟する同じ自治体として、志を持ってまちづくりを進める松崎町を応援しようと企画した。義援金箱の設置場所は、役場本庁舎窓口、役場総合支所窓口、文化会館、本川根B&G海洋センター、フォーレなかかわね茶茗館、奥大井音戯の郷、長島ダムふれあい館、資料館やまびこの町内8施設。 町企画課の担当者は「観光を強みとする同じ町として、少しでも力になれたら」と話している。
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29日にも全戸断水解消 松崎・雲見 温泉は全て復旧
松崎町は22日、台風8号の影響で同町雲見地区の約40世帯で続いている断水被害について、最短で29日に解消するとの見通しを示した。松崎三浦温泉によると、一部の民宿や住宅で停止していた温泉は22日までに全て復旧した。 同地区では14日に発生した土砂崩れなどの影響で約70世帯が断水したが、その後約30世帯は解消した。ただ、残る世帯は水道管の破損により、復旧が遅れている。消火栓で応急的に送水しているが、飲料水は使用できない状況が続く。同町は断水解消に向けて仮設の給水装置や水道管を整備していて、水質検査を進める。 町は全戸で断水が解消され次第、災害対策本部を閉鎖する方針。浸水被害で休業を余儀なくさ
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台風によるごみや流木、きれいに 松崎海岸で清掃活動
松崎町の松崎海岸で20日、台風の影響で打ち上げられた流木やごみの清掃活動が行われた。普段から海岸清掃に取り組む「松崎ポートクラブ」の呼び掛けで、住民有志約60人が参加した。 参加者は早朝から集まり、約1時間の活動に汗を流した。波打ち際や砂浜にたまった流木をかき集めたり、軽トラックでごみを運んだりする作業を手分けして進めた。同クラブメンバーの山本稲一さん(61)は「多くの人が参加してくれて、思ったよりもスムーズに進んだ。海水浴客に気持ち良く利用してもらえる」と話した。
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雲見地区の支援 松崎町に飲料水 ネッツトヨタ静岡
台風8号の被害を受けた松崎町雲見地区の支援に向け、ネッツトヨタ静岡(沼津市、梨本幸博社長)は19日までに、2リットル入りのペットボトル飲料水約900本を町に届けた。 ネッツトヨタ静岡松崎店の沢田和光店長ら3人が町生涯学習センターを訪れ、木村仁副町長に手渡した。沢田店長は「松崎は自分が育った町でもあり、普段からお世話になっている。少しでも役に立てれば」と話した。 同地区では水道管の破損などによって約40世帯で断水が続き、給水対応が進む。木村副町長は「被災した住民にしっかりと届ける」と感謝した。
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台風被害復旧へ 補正予算専決処分 松崎町
松崎町は19日、台風8号の被害が発生した同町雲見地区の復旧などに向け、5500万円を追加する本年度一般会計補正予算を専決処分した。 同地区の約40世帯で続く断水の解消に向け、給水施設の借り上げ料2千万円を盛り込んだ。残りの3500万円は同地区のほか、石部地区などで発生した台風被害への対応として、河川や道路の測量委託費に充てる。
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決意の一歩 民宿一部再開 台風8号被災の松崎町雲見温泉街
台風8号の影響で太田川が氾濫した松崎町雲見地区で18日夜、浸水や断水の被害を受けた民宿の一部が宿泊客の受け入れを再開した。依然として復旧作業が続く宿も多く「うちだけ始めていいものか」と葛藤しながらも、活気ある温泉街を取り戻そうと決断した。週末にかけて営業を再開する宿が増えてくる見通しだ。 同地区では被害発生当初、約30軒ある民宿の多くで温泉供給が停止したが、これまでに半数以上で復旧。浸水被害の対応も進む。営業を再開した60代の男性店主は「お客さんの要望に応えたい思いと他の宿に申し訳ない思いが交錯し、苦渋の決断だった」と明かした。 一方、浸水被害が大きかった民宿は営業再開のめどが立っていな
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記者コラム「清流」 3年目の防災教育
「いざという時は地域のリーダーとして避難を呼び掛けたいです」-。松崎町の松崎小で行われた下校時の避難訓練。炎天下でも児童は集中して取り組み、感想を聞くと頼もしい声が返ってきた。 町は本年度、防災教育を推進する文科省の事業で、3年連続のモデル地域に指定された。これまでも防災道徳や講演会など多彩な取り組みが実践され、取材の度に、今の子どもはこんなにも防災意識が高いのか。あるいは、松崎の教育が優れているのか。いろいろと感心させられてきた。 3年目は子どもと地域住民の連携を重点の一つに挙げた。つながりが希薄化する昨今だが、コロナ禍を理由に災害対応をおろそかにはできない。防災教育を地域とどう結び付
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灯籠流し厳かに 松崎で夏祭り 花火打ち上げも
松崎町の松崎地区で16日夜、3年ぶりの夏祭りが開かれた。松崎海岸での花火大会や那賀川での灯籠流しなど各種催しが行われ、多くの地元住民や観光客が夏の夜を満喫した。 花火大会は海中花火やスターマインなど約千発が次々と打ち上げられ、来場者から歓声が上がった。会場では台風8号の被害を受けた同町雲見地区への募金を呼び掛けた。 灯籠流しは水害で亡くなった子どもの霊を供養したことに由来し、昭和30年代から続く。町職員らが川に入って約200個を水面に浮かべた。周辺の橋などに集まった住民らは柔らかな光を見つめながら死者の冥福を祈った。
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雲見の復旧願い盆踊り募金渡す 松崎の住民有志
台風8号の被害を受けた松崎町雲見地区の支援に向け、同町の住民有志でつくる「松崎ポートクラブ」(端山晋一会長)はこのほど、町内で開いた盆踊り会場で募金活動を行った。17日、端山会長らが集まった募金を雲見地区に届けた。 盆踊りは14~16日に行い、地元住民や県内外の観光客が来場して約8万円が集まった。募金は雲見地区の高橋吉明区長に手渡した。端山会長は「全国の方の思いが詰まっている。少しでも早く元気な雲見に戻るのを願っている」と話した。雲見地区には義援金など支援の申し出も届いているという。高橋区長は「復旧活動の励みになる。本当にありがたい」と感謝を口にした。
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70世帯中30世帯で断水が復旧 松崎町雲見地区
台風8号の影響で太田川が氾濫した松崎町雲見地区では16日までに、一部の地域で断水が解消された。温泉管の修理も進み、民宿など一部で復旧。不便な生活を強いられてきた住民からは安堵(あんど)の声が広がった。 町によると、断水被害を受けた約70世帯のうち、約30世帯が復旧した。民宿「半右衛門」のおかみ高橋雅子さん(64)は「これまでお風呂を親戚に借りてきた。今晩は自宅でゆっくり入れる」とほっとした表情を見せた。各家庭のホースからも水が出るようになり、泥で汚れた家屋の後片付けや清掃作業のスピードが上がった。 残りの約40世帯は土砂崩れの影響を水道管が大きく受け、修理を進められない状況。町によると、
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富士宮で募金 台風被害の松崎町を支援
台風8号により松崎町雲見地区で太田川が氾濫し、温泉街に甚大な被害が出たことを受け、同町と官民で交流を続ける富士宮市内で16日、同町の支援に向けた動きが始まった。富士宮駅前通り商店街振興組合は、同日開いた定期市「十六市」に募金箱を設け、来場者に支援を呼び掛けた。 十六市には10年ほど前から今回の災害で被害が大きかった雲見地区のおかみさんたちが出店するなど、駅前通り商店街とも交流を続けていたという。同商店街振興組合の増田恭子理事長は「被害の大きかった温泉街は本当によく行った場所。募金だけでなく商売を通じた支援ができたら。一層交流を深めたい」と語った。朝市では1万8500円が集まった。今後も商店
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ボランティア募集開始 台風被害の松崎町
台風8号の被害を受けた松崎町雲見地区の支援に向け、町災害ボランティア支援センターは17日、一般ボランティアの募集を開始する。 参加者にはウェブシステム「kintone」で事前登録してもらい、その後、日程などをメールでやりとりする。 県や東部地域の社会福祉協議会の協力で運営を進める。ボランティア活動は主に、災害廃棄物の搬出や分別、土砂のかきだし作業などを想定する。 問い合わせは同センター<電090(3382)9942>へ。