テーマ : 防災対策

静岡県内 道路、河川412カ所被害 1月から本復旧工事に着手 台風15号3カ月

 台風15号に伴う道路や河川など公共土木施設の静岡県内の被害は22日までに計412カ所確認され、台風1回の被害としては平成以降で最大規模となった。県によると、来年1月から本復旧工事へ着手する。

静岡県庁
静岡県庁

 被害は河川の護岸崩壊や道路の陥没など。さらなる崩壊を防ぐため、土のうの設置など応急工事が必要な被災箇所は181カ所あり、うち約9割が今月9日までに完了しているという。
 本復旧に向けた国による災害復旧事業の査定は、23日までに412カ所の大部分が終了する予定。県土木防災課は「次の出水期までに本復旧を完了させたい」とするが、磐田市の敷地川護岸など被害が大きかった場所は2023年度後半まで工事が続く可能性があるという。
 今回の台風では、住宅被害も多数発生した。県によると、災害救助法に基づいて応急修理の申請があったのは、1242件(13日時点)。このうち46件は修理の完了報告があった。借り上げ型応急仮設住宅の申請は45件あり、公営住宅には40世帯109人が入居している。

いい茶0

防災対策の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞