テーマ : 防災対策

静岡県内6市の沿岸部 イエローゾーンに 津波災害警戒区域

 静岡県は7日、県内6市の沿岸部を避難対策の強化を促す「津波災害警戒区域(イエローゾーン)」に指定したと発表した。津波ハザードマップや福祉施設の避難確保計画の作成などを求める。
 対象は沼津、熱海、伊東、富士、湖西、御前崎の6市。これで沿岸21市町のうち12市町が指定済みとなり、半数を超えた。
 津波災害警戒区域は東日本大震災を教訓に2011年に始まった制度。都道府県が浸水による人的被害の恐れがあるエリアを指定し、建物の立地状況などを加味した精度の高い水位を示す。これを基に市町村がハザードマップを作成し、学校、病院は避難計画をつくる。指定する際は市町村の同意が必要になる。県は6市で9回の説明会を開き、計約300人が参加した。
 県は24日に静岡市も津波災害警戒区域に指定する方針。河川企画課は「残りの市町についても引き続き早期指定を働きかけていく」としている。

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