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家庭内防災一冊に 静岡県警、4000部配布 ダウンロードも可能

 静岡県警災害対策課は9日までに、県民に南海トラフ地震や富士山噴火など大規模災害へ備えてもらうため、家庭向け防災マニュアルを完成させた。持ち運びやすいA4判で丈夫な冊子に仕上げ、4千部用意して防災イベントなどで配る。希望者は県警ホームページからダウンロードすることもできる。

県警災害対策課が完成させた「家庭内防災マニュアル」=9日午後、県庁
県警災害対策課が完成させた「家庭内防災マニュアル」=9日午後、県庁

 東日本大震災発生から11日で12年が経過するタイミングを捉え、マニュアル配布で県民の防災意識と知識を改めて高めてもらう。イラストや写真を多用して電気・水・ガスの備えについて分かりやすく解説し、災害対策課の公式ツイッターで発信している防災豆知識も随所に盛り込んだ。
 昨年9月の台風15号により各地で発生した断水を教訓に、飲料水や生活用水の確保の方法や節水術は細かく掲載した。備蓄計算表や避難先、連絡手段が記入でき、情報の共有を家族間で徹底してもらう。
 冊子は11日午前10時から、静岡市駿河区の久能山東照宮参道で行う津波避難イベントの会場でも配る。真野義文課長は「家庭内の備えこそが大切だと伝えたい。内容は県民アンケートを通して随時改良していく」と話す。

 

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