テーマ : 防災対策

東北被災地の学び 静岡県内高校生が発表 静岡市で報告会

 静岡県ボランティア協会はこのほど、静岡県内の高校生が東日本大震災の被災地を訪問した「東北スタディツアー」の体験報告会を静岡市葵区の県地震防災センターで開いた。約20人のツアー参加者が8班に分かれ、班ごとに設定したテーマに基づいて意見交換した。

被災地で学んだことを報告する参加者=静岡市葵区
被災地で学んだことを報告する参加者=静岡市葵区

 「震災の教訓を静岡の災害対策にどう生かすか」について発表した班は、被災地は対策をしていたにもかかわらず想定を超える津波の襲来により甚大な被害が出た-と説明。静岡県民も南海トラフ地震などへの意識を改め、既存の対策を見直す必要性を指摘した。
 ツアーは次世代に東日本大震災を学んでもらうことを目的に2021年から開催。今回の参加者は8月に岩手県内を2日間訪ねた。三島北高2年の加藤万里愛さんは「震災当時は3歳で記憶があまりない。実際に被災地を歩き、津波の大きさや被災者の思いを肌で感じることができた」と振り返った。

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