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災害対応の救急車を配備 磐田市消防署東部分遣所 放射線防護も想定

 磐田市消防本部は1日、災害対応特殊救急車1台を同市岩井の市消防署東部分遣所に配備した。救急救命士が行う気管挿管や薬剤投与などの高度救命処置用の資機材を備える高規格救急車で、国内で大規模災害が起きた際には緊急消防援助隊として被災地に派遣される。

新たに配備された災害対応特殊救急車の配属式=磐田市岩井の市消防署東部分遣所
新たに配備された災害対応特殊救急車の配属式=磐田市岩井の市消防署東部分遣所

 老朽化した高規格救急車の更新に伴う配備。新たに心臓マッサージシステムを導入したほか、原子力災害を想定した放射線防護用資機材も搭載する。運用の安全性を高めるため、衝突安全装置や車線はみ出しアラートなどの先進機能を備える車両にした。購入費は資機材を含め約3300万円。
 同分遣所で開かれた新車両の配属式で、伊藤秀勝消防長は「昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、市内の救急出動件数は過去最多になった。安全と健康に留意して運用してほしい」と述べた。

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