テーマ : 防災対策

耐震シェルター設置費用助成 非耐震の高齢者木造住宅 短期間で整備完了 焼津市

 焼津市は2024年度、高齢者のみが居住する耐震性が確保されていない木造住宅を対象に、地震発生時に住宅の倒壊から人命を守る耐震シェルターなどの設置費用を助成する。耐震改修に比べて整備が短期間で完了し、工事費も抑えられることから、住宅の強度化を迅速に進める狙い。
 関係者によると、対象は1981年5月以前の旧耐震基準で建てられ、65歳以上の高齢者のみが居住する木造住宅約500棟。家屋が倒壊しても、壊れにくい小部屋を設置する。整備する場所は高齢者が逃げにくい就寝時の地震発生に備え、寝室を想定している。
 助成額は最大41万円。高齢者が耐震工事をためらう理由に資金面を挙げる声が多かったことから、市では対象費用の全額補助に踏み切った。上部の強度なフレームで落下物から身を守る防災ベッドの設置も助成対象に入れる。
 24年度当初予算案に関連事業費2050万円を計上する。

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